TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第二話『World End Juvenile』1



注)このシナリオにおいて、あるNPC名を、PCと設定を合わせるため改変しています。
GM
── 人のうちに、オーヴァードとして生まれる者がいる。
生まれながらにして力を持つ彼らは、
生まれながらにして、日常から引き離されている。
ヴェロニカ
俺俺
八雲 乾風
あぁロジェストヴェンスカヤかい?
ヴェロニカ
会社のお金の入った鞄を電車に忘れちゃってさぁ
本人名義でオレオレ詐欺って新しいな
GM
UGNチルドレン。そう彼らは呼ばれる。
特別な力を持って生まれながら、多くは名すら与えられることなく。
見ず知らずの者たちの平穏のために、戦うことを運命づけられている。
彼らの多くは疑問をもたない。
そのようにして生まれ、そのようにして育てられるから。
── けれど、彼らは自由を望んだ。
自分たちが守っている平穏を、決して手に入らない平穏を、望んだ。
ゲームを遊び、スポーツに興じ、コーラを飲む。
そんな、あたりまえの若者の自由を。
 
だが、気づいてしまった。
自分たちは── いつまでも、バケモノだということに。
 
これは、
世界の終焉を望む少年少女たちの物語。
DoubleCross 3rd
『World End Juvenile』
ヴェロニカ
コーラ、待ってました
八雲 乾風
化け物だってコーラを求める
古賀 咲夜
コーラって魔法の飲み物なんだなぁ
ヴェロニカ
魔法のお薬入ってるからね(戦中
八雲 乾風
ちょっとコカがインしてるだけですって
ヴェロニカ
ジョルトコーラのキャッチコピーを間違えて
「コカイン10倍!」
って叫んでる同級生いたな(小学生
そんなこと言ってたら、本当にコカイン出てきた
GM
<オープニングフェイズ>
まず全員、HPと侵蝕率、財産ポイントを初期値に戻してください。
古賀 咲夜
OKだよー
ヴェロニカ
えらい子しかいない卓
古賀 咲夜
ナデナデシテー
八雲 乾風
モルスァ!!
ヴェロニカ
ぶるすこ

GM
OK。
さて、今回のオープニングフェイズは基本、指定されたPCしか登場できません。
シーン1: ヴェロニカ
ヴェロニカ
お、わっちか
お注射わっちか
GM
数年ほど、前のことだった。
あなたはUGNの訓練施設”ホーム”にて、他のチルドレンたちとともに、訓練に明け暮れる日々を送っていた。
ヴェロニカ
髪の剛腕で、段ボールをあっちからこっちへ動かす訓練
GM
よき支援者である親の理解と後ろ盾を得て、幸せに暮らしていたあなたではあるが、生まれながらのオーヴァードというものは、その異能に比して幼すぎる。
古賀 咲夜
この手の話観るとアーク・ザ・ラッド2の白い家を思い出してイカン
八雲 乾風
白い家……
ヴェロニカ
Welcome……to the WhiteHouse(第47代合衆国大統領)
GM
その力が無秩序な破壊を呼ばないため。あなたもまた他のチルドレンらと同様、UGNの訓練施設にあって過酷な訓練を受けていた。
この施設にて、彼らはその異能を示すコードネームで呼ばれていた。人の娘としての名を持つあなたも、この場では変わらない。
幼いオーヴァードは、ときにたやすくコントロールを失う。
生まれながらにして人々のために戦うことを意味づけられた彼らは、時にたやすくその意味を見失う。
彼らは日常を知らないのだ。
彼らはひとり減りふたり減り、また新しく増えては、また減っていった。
そんな中で、あなたはひとりのチルドレンと、短い休憩のあいだによく話をしていた。
心優しい少年だった。口調こそ乱暴ながら、増えては減っていく仲間たちのことを哀しみ、ときにその手を仲間の血に染めるあなたのことを気にかけていた。
“ライトニングボルト”
そのコードネームを、“ライトニングボルト”。
「くそっ……、与儀の奴、今日も馬鹿みたいな訓練しやがって。”ジンノーシェ”、大丈夫か?」
ヴェロニカ
ええと
GM
いまは訓練のあいまの短い休憩中だ。
ヴェロニカ
チルドレンは、一応本名は互いに知っているんでしょうか
それとも、“卒業“と共に外での名前をもらえる?
GM
彼らにはまだ名がありません。”ホーム”を出るとともに、外での名を与えられます。
八雲 乾風
「ホワイトハウスはどんなところ?」「白いよ」
(第43代合衆国大統領)
GM
コードネームで区別される彼らのあいだでは、ある遊びが流行っていました。
ヴェロニカ
ほほう
GM
それは、本やビデオでのみ与えられる外の〈知識〉から生まれた、外へのあこがれからくるものでしょうか。
コードネームや数字ではない、本で見るような人間の名前。教官に認められることはない、そういった名前を互いに付けあい、ひそやかに呼び合う、たわいのない遊び。
ヴェロニカ
彼に名前つけるタイミングは、これからですか?
GM
そうです。
“ライトニングボルト”
「そうだ、”ジンノーシェ”。俺の名前、考えてきてくれたか?」 そう言われて、過酷な訓練で少しぼんやりとしていたあなたの頭は、前に交わした会話を思い出す。
彼のために、名前を考えてくるという約束を。
ヴェロニカ
「ん……」
「ごめん、何だっけ」
口にしてから
「あ、そか」
“ライトニングボルト”
「……大丈夫か? 派手にやられてたろ、さっき」
ヴェロニカ
「うん、大丈夫や。みんな強くなったねぇ」
他のチルドレンに強かに打たれた頬に当てた氷嚢をじゃら、と言わせて
「いたた……」
呻く
“ライトニングボルト”
「ああ。みんな……、強くなったよな」 彼は、扉の開いたままの空きロッカーを、寂しそうに見やった。
ヴェロニカ
「あ……」
その内の決して少なくない数のものは、己の手で“空き“を作ったものだ
俯き、己の膝小僧を見つめる
“ライトニングボルト”
「……なあ、”ジンノーシェ”。俺たち、なんなんだろうな」
「誰かの日常を、大切なものを守るんだって」
「でも俺達は、その日常を手に入れられない」
「見たこともない」
「……」彼は、傷ついた自分の手と、あなたの腫れあがった頬を悲しげに見た。
ヴェロニカ
その言葉に、そっと左手首の花のブレスレットを右手で隠した
それは、母が外から差し入れてくれた土産だ
「う……ん……」
GM
あなたは日常を知っている。
あなたには名がある。
あなたは母の、父の愛を知っている。
……彼らにはそれがない。
古賀 咲夜
「ヴェロニカ」はお父さんお母さんに貰った名前なのかな?
ヴェロニカ
そうだよー
ヴェロニカ
自分には、彼らには無い守るべきものがある
「……でも」
「外に出たら、みんなだって、きっと」
受け入れてくれる日常も、あるいはあるのでは
そう考え口にしてしまうのは、幼いが故の無責任な励まし
“ライトニングボルト”
「そうかな……、そうだと、いいな」
ヴェロニカ
「だから、頑張ろう?負けないでいよう?」
己に負けないでいよう。
そうすれば、いつかきっと。
“ライトニングボルト”
「なあ……、”ジンノーシェ”。名前、考えてくれよ。お前の名前だって、ちゃんと考えてきたんだ」
「名前もない化け物のまま、死にたくないんだ」
「……残したいんだ」
その言葉は祈るようだった。
ヴェロニカ
化け物の名
己に与えられた金色の獣という名
己の能力を最大に発揮した、己の全てを覆い隠した、獣の姿
暴走し、力の全てを放出した同胞を狩るために発現した姿
処刑人の姿
「うん……私も、その名前で呼ばれるのは嫌だな……」
しばし沈黙し
「честный」
“ライトニングボルト”
「えっと……、なんて意味なんだ?」彼は分厚い辞典を持ち出してきて、その言葉をさがそうとする。
ヴェロニカ
「ふふっ」
いつも斜に構えたような態度のくせに、必死に本をめくる姿が何だかおかしくて、吹き出してしまう
「ナイショ」
「でも、良い名前じゃない?честный。チェスニィ」
チェスニィ
「内緒かよ! ひでーなあ……。外に出たら、絶対に意味を探して、見つけてやるからな!」
ヴェロニカ
「ふふ、チェスニィにわかるかなぁ?」
でも、きっと彼にふさわしい名。
だって、彼は暗く沈んだ私の気持ちに寄り添って、暖かくしてくれるもの
チェスニィ
「分かるさ。だってお前にもらった名なんだから。一生かけても見つけてやる」
ヴェロニカ
「答えがわかったら、教えてね。……まぁ、期待せずに待ってるよ」
八雲 乾風
名前のほかにお楽しみもあげるなんていい子だなぁ
チェスニィ
「なあ、”ヴェロニカ”。……花の名前なんだ。これ、綺麗で、可愛らしくて、でもすらりと伸びててかっこいい。
なんか…… お前の髪みたいで」 そこまで言って照れくさくなったのか、彼はあー、と髪を掻く。

彼が開いた辞典の1ページに、天を目指して細長く伸びる白い花の姿。ヴェロニカ・シャーロッテ。
ヴェロニカ
「……!」
「いきなり何言ってんの、もう」
照れくさいやら、嬉しいやら、恥ずかしいやら
不意の一言に、思わず顔に朱が差す
チェスニィ
「あー、悪ぃ、でもそれしか浮かばなかったんだよ……」彼は照れくさそうに鼻の頭を掻く。
ヴェロニカ
「……まったく」
「でも、ありがとう」
「その名前で呼んでくれて」
チェスニィ
「こっちこそ、ありがとう……、ヴェロニカ。なあ、俺の名、もう一回呼んでくれよ」
ヴェロニカ
「うん……チェスニィ」
呼び、隣に座る彼の手に己の手を重ねる
チェスニィ
彼は、あなたにそっと寄りかかる。
ヴェロニカ
「ずっと、そのままでいてね」
「外に出るまで……そして」
「外に出てからも、ずっと」
自らも、体重を預ける
チェスニィ
「ああ。 ……約束だ。俺も、お前も」
「ずっと、このままでいよう」
ヴェロニカ
その手に少し力を込めた。
GM
それは幼い日の、小さな約束。いつ失われるともしれない日々の中の。
……
ヴェロニカ
イイハナシダッタノニナー
これは間違いなく第二話中盤~終盤で
『あんなに一緒だったのに』
が流れる
八雲 乾風
何色になったんだ
ヴェロニカ
前回、髪に血を混ぜるとより獣形態が強化されることを学んだので、“緋色の獣“です
GM
その後、あなたたちは訓練課程を終えた。あなたが彼につけた“チェスニィ”の名は、そのまま彼の名として正式に認められた。もちろん、潜入のさいは目立たぬように別の名を名乗っていたが。
……その後、あなたと彼には、それぞれにUGNチルドレンとしての任務が与えられ。
そして。
彼がN市でのある任務で消息を絶ち、死亡したと聞かされた。
ヴェロニカ
チルドレンには、墓標ってあるんですか?
GM
彼らを管理する教官や、上司の主義にもよるだろう。彼の教官であった与儀という男は、彼のための小さな墓標を作ってくれていた。

……あなたはまだ、彼が死んだとは信じられないでいる。N市に潜入すると決まったとき、あなたは彼の痕跡を追うことに決めた。
ヴェロニカ
ええっと
彼のシンドロームとか、知っててもOKですか
GM
OKです。彼はブラックドッグ/ハヌマーンのクロスブリードだった。
ヴェロニカ
これはハヤイスギル
GM
“ライトニングボルト”のコードネームは、そのシンドロームから取られていた。光速の雷。
ヴェロニカ
自分は、今N市にいる
ある任務で、振り向けられた先ではあったが、きっと、これは何かの兆し
彼は、死んでいない
誰よりも速く、視線よりも疾く戦場を駆け抜ける彼に追いつけるものなどあるものか
何よりも
「一生かけても、って大見得切ったんだから……」
答えは、まだ聞いていない
「きっと」
きっと、彼は
あの時のままで、この地のどこかに
手の中のスマホを立ち上げる
チェスニィ
彼は、あなたと、約束したのだから。
──ずっと、このままでいると。
ヴェロニカ
壁紙には、いつか、みんなで撮った写真
己の隣で、はにかみながら、手を繋いで写る姿
「きっと、会えるんだから」
小さくつぶやいた
GM
──そして、現在。
ヴェロニカ
やばい、この待ち受けをうっかり八雲に見られたら、昔の男かと思われてしまう!
古賀 咲夜
今回は逆パターン?
八雲 乾風
えっ、この人えっ
ヴェロニカ
慌てて隠して
「違う違う!そう言うんじゃにゃーで!」
というイベントがあると、ラブコメ感倍増ですよ
八雲 乾風
いやゆーて俺別にニーカのこと、いや、その……なんだ?この、感情は!
ヴェロニカ
……と言う企画をご提案させていただきます
(大手プロダクション)
眼鏡クイッ
GM
あなたはある噂を耳にしていた。
この街の少年少女たちの間に、彼によく似た少年を見かけたという噂を。
あなたはその噂を追って、路地裏に足を踏み入れた。
ヴェロニカ
息を切らしながら、周囲に視線を走らせる
GM
饐えた臭いのする、柄の悪い連中がよくたまり場にしている路地裏。
ヴェロニカ
「おみゃーさんら、ちょっとええがや?」
怖気付くこともなく、声をかける
GM
あなたがそう声をかけようとした時。
チェスニィ
「よう、ヴェロニカ。久しぶり」
──あなたは、彼に出会った。
GM
シーン終了。侵蝕率上昇をどうぞ。
ヴェロニカ
衝撃!
1d10 (1D10) > 1
マータ上がらないんだこれが
[ ヴェロニカ・ロジェストヴェンスカヤ ] 侵食率 : 33 → 34
GM
あんまり衝撃ない
ヴェロニカ
鉄の侵蝕率

ヴェロニカ
チェスニィ
チェス
と来たと言うことは、これは八雲導入でもチェス絡めてくるんだろうなー
(ハードル設置
GM
偶然なのでそのようなハードルを設置しないでいただきたい
NPCの立ち絵も用意できてなくてサイゼで夕食食いながら「むりいいいいいい」ってなってたGMだからね
GM
シーン2: 古賀咲夜
古賀 咲夜
はーい
GM
あなたは、N市支部長として職務を果たすべく、執務室にいた。
古賀 咲夜
最近練習が実って新たな領域の支配力を身につけたわ……!
書類整理しながらでもティッシュもお茶もとれる! べんり!
ヴェロニカ
この人、その内コードネームがスロウスになりそうだな
GM
現在、N市では”リベレーターズ”と名乗る謎のオーヴァード集団が活動しているとの報告がある。
ヴェロニカ
紅蓮のリベレーター
古賀 咲夜
「また苦情と被害報告と……」
「まったく、頭が痛いわね……」
GM
あなたの頭痛の原因は、それだけではない。
その組織の調査任務に当たっていたチルドレンたちが、相次いで失踪しているのだ。
古賀 咲夜
殺されている、わけではないのか。
とはいえ、前回のことを考えると、死体が必ず出るとも限らないんだよなぁ。
割と生死は曖昧だ。
「無事でいてくれるといいんだけど……何より」
「面倒なことになっていそうで嫌だなぁ」
面倒。
例えば、ジャーム化する、とかはまあ、力業で何とかなる部類。
あんまり嬉しくはないけれど。
もっと困るのが、色々なことに疑問を持って、無軌道に歩き出してしまう場合。
普通の若者なら当然のことだし、大人として見守ってあげたいところではあるのだが……
あの子達にそれは、危険すぎるのだ。本人にとっても、周囲にとっても。
「これ以上増える前に
調査するしか
ないかぁぁぁぁ」
今動けそうなのは、ヴェロニカ。
「うーん、あんまり、あの娘向きではない気もするんだけど」
きっと、苦しむことになる。そんな気がしてならない。
ヴェロニカ
そいつなら路地裏で衝撃(侵蝕率1)受けてるとこだよ
GM
コンコン。あなたがクラビットの錠剤くらいでかい溜息をついた時に、外からノックの音がした。
古賀 咲夜
「はーい」
「開いてるよ」
「入ってるよ」
ヴェロニカ
コンコン
「入ってます」
「まぁまぁ、そう言わずに」
ガチャっ
ていうネタがあったな
八雲 乾風
「相席よろしいですか?」
ヴェロニカ
「狭いですが、どうぞどうぞ」
おいでラスカル♪僕の膝へ♪
GM
「与儀大介です。N市支部長、古賀さん」

その重く低い声と名を、あなたは知っている。UGNチルドレンたちの教官で、多くの優秀なチルドレンを輩出してきたことで評判が高い。
古賀 咲夜
「……あー、はい、何でしょう」
GM
「チルドレンたちの失踪の件について、状況を聞きたくてね」体格が大きく強面の彼は、その身体をのそりと執務室に滑り込ませる。
GM
与儀の立ち絵間に合わなかったのでしばらく SOUND ONLY です。
ヴェロニカ
イメージがゴールデンカムイの犬童 四郎助だ
八雲 乾風
ごっつい
霧谷雄吾
その後ろに、霧谷がいた。
古賀 咲夜
では淡々とあがってきた報告の内容を説明しよう。
「リベレーターズと交戦して倒された、との見方もできなくはないですが、痕跡がなさ過ぎます」
GM
「……」与儀はしばらくその説明を聞くと、重々しい溜息をついた。
古賀 咲夜
「彼らに拉致または……」
「共感した可能性もあります」
GM
「……私が訓練したチルドレンたちが、相次ぎ失踪している。しかも、この支部の損害が最も多い。正直、あなたの監督責任を疑いますよ」
古賀 咲夜
「ここはご存知の通り、多忙でして」
GM
「多忙、で済まされるものですか」彼の言葉には棘がある。
古賀 咲夜
「子供達への負担も大きいのは承知しております。もっと人員が居れば、彼らに十分な休息と余裕が与えられると思いますが」
人増やせよオラ。
なんで毎回私が出てんだよふざくんな。
GM
「……」彼は反論こそしなかったが、あなたをじろりと見た。
「まあ、いいとしましょう。今回は、残されたチルドレンらの精神面のケアを行いに来ました」
古賀 咲夜
「ブラックな環境では、精神の安定を保つのは大人でも難しいですものね」
GM
「彼らの元を訪ねても?」
古賀 咲夜
「どうぞ」
おら霧谷人よこせ。
GM
あなたの申し訳程度の許可を得ると、彼は小さく会釈をし、その場を去ってしまった。
古賀 咲夜
一応ついてくけどね。
強制退場かしら。
GM
おっと、霧谷がチルドレン失踪の件について説明をしたいそうだ。
古賀 咲夜
そうか、気になるが仕方ない……
じゃあ「人員増やしてぇ」って圧をかけつつ聞こう。
ヴェロニカ
こいつがニーカに処分命令下してたのかなぁ
GM
そうなりますねぇ
霧谷雄吾
「……彼の言葉が厳しくなっているのは、お許しください。彼にとってチルドレンは大事な子供のようなものです。そんな我が子が相次いで失踪していて、気が気ではないのでしょう」彼はあなたの圧を受け流しつつ、彼を擁護する。
ヴェロニカ
ほんとにぃ?
>大事な子供
ケアにしか興味が無いらしいが、具体的にどんなケアなんだろう
飴ちゃんくれるのかな
古賀 咲夜
「それは当然でしょう」
分かります。私も心配は心配だ。
余計なこと考えなきゃならないから心配するだけって訳にもいかないのだ。
八雲君がうちのエージェントじゃないなら積極的に巻き込みに行きたくはないなぁ。
でも人員不足はどうしようも。
霧谷雄吾
「さて、今回の件ですが──」 といって彼が説明を始めるというところで、本日は以上。

GM
お待たせしております、ちょっとOneDriveの同期でトラブっておりまして
八雲 乾風
はぁい
イ号-88番
やってまいりました
八雲 乾風
お引き取りください
ヴェロニカ
よりによって何という名前
八雲 乾風
コーラとピエロの争いに
ヴェロニカ
彼は喜んで応じそう
八雲 乾風
どう考えても相性悪いんだよなあ
古賀 咲夜
来ました
八雲 乾風
こんばんは~
GM
諸事情でアイコンが違いますが、こんばんはー!
ヴェロニカ
こんばんはーーー
八雲 乾風
光あれその他お疲れ様です!
古賀 咲夜
おつかれさまでーす
GM
はあ 失礼しました OneDriveがなかなか同期してくれなくて
ヴェロニカ
何があったんだ、OneDrive…
古賀 咲夜
OneDriveの反乱
GM
めちゃめちゃ御待たせしてすみません、開始させていただきます!
たぶんスーパー久しぶりに実家に帰ったので(だいたいコロナのせい)、同期量が多すぎたのかと
八雲 乾風
時間かかるのはしゃーなしですなぁ
GM
音声入っておきます
ヴェロニカ
最近はほとんどローカルに置いてないな……
GM
なんかファイル一覧そのものもなかなか落ちてこなくて
八雲 乾風
美白の麗人が現れた
ヴェロニカ
新ヒロイン
GM
見なかったことにしていただきたい
古賀 咲夜
何も見てない。
八雲 乾風
佳人薄命だった
ヴェロニカ
見えてないない
八雲 乾風
食べているおやつがまるバレである
ヴェロニカ
白玉団子食べたい
これは狡猾な飯テロ

古賀 咲夜
今回の件説明会の途中だった
GM
さて、与儀大介が出て行ったあと。
霧谷雄吾
霧谷雄吾は、あなたに今回の件を説明するというところからですね。
「今回の件は、周辺支部も含めた問題になっています。この支部だけではなく── 周辺の支部も含め、多くのチルドレンが失踪している」
古賀 咲夜
「全く、何が起きているのですかね」
「命に別状など無ければ良いのですが」
霧谷雄吾
「問題はそこです。何が起きているのか、我々はつかめていない。”リベレーターズ” という組織についても、まだその実態は明らかになっていません」
「チルドレンにしかできない任務、彼らにしかできないことは多くある。彼らを失ったことで、この地域全体が機能不全に陥りつつあります── その意味が分かりますね?」
古賀 咲夜
「ただでさえ人員が少ないのに……ということですよねわかります」
(失った、ダケならいいんだけど)
霧谷雄吾
「それだけではありませんがね。今回の件は、なんとしても、早期に解決せねばなりません」
「了承して下さいますね?」
圧。
古賀 咲夜
「(圧がすごい。)」
「せざるを得ないでしょう」
「放っておけば悪化の一途を辿るのは目に見えていますものね」
霧谷雄吾
「ええ」
古賀 咲夜
「はーーーーーーーー」
クソデカため息
この支部なんて名前なんだろ。N市支部?
GM
N市支部です
古賀 咲夜
「はーい、N市支部全力を挙げて解決に臨ませていただきます」
「つきましては人員が足りないので、日本支部から人を回していただけないかと」
「現在動けるのがジンノーシェのみです」
「彼女の立場上、単独で当たらせるのは不安がありますので」
ヴェロニカ
N市の実動戦力少なすぎ問題
八雲 乾風
でもこういうとき回されるのは大体新人さん
古賀 咲夜
八雲君巻き込むための布石はしといたぞ。
ヴェロニカ
バイト募集するしかない
『暖かなアットホームな職場です!』
数人で肩組み笑顔でピースサイン
八雲 乾風
『やりがいのある仕事です!』
ヴェロニカ
(個人の感想です)オノマトペテン師
八雲 乾風
※当人の経験、能力を考慮して支給されます
ヴェロニカ
研修期間3ヶ月(延長あり)
八雲 乾風
やはりこの組織ブラックでは?
ヴェロニカ
ミルクと砂糖が欲しいところ

霧谷雄吾
「この地域全体が機能不全に陥りつつあります。そして、FHはその機を突いてくる。わかりますね? 我々はここのフォローをせねばならない」
古賀 咲夜
「(分かってて言ってますけど???)」
霧谷雄吾
「……もう一人いるでしょう? 動ける人間が」
古賀 咲夜
「……彼ですか……」
「彼はまだ経験も少なく、今回の件にはヴェロニカ同様不向きだと思うのですけれど……」
霧谷雄吾
「……」 彼はその一瞬、少し口ごもった。
「……経験の少ない彼にこそ、頼める任務がひとつあります」
古賀 咲夜
「……? どういう意味でしょうか」
霧谷雄吾
「──”リベレーターズ” への潜入任務です」

ヴェロニカ
やはりアンダーカバーだった
八雲 乾風
フラペチーノくらい甘甘にしてください
ヴェロニカ
イタリアンコーヒーくらい、飲み終わりにジャリジャリするやつで
八雲 乾風
最近エスプレッソ飲んでないなぁ…

古賀 咲夜
「えーーーーー」
「うちブラックだなーって思ってましたけど大概ですね」
「それは命令ですかぁ?」
霧谷雄吾
「提案ではありますが、必然性はあると思いますよ」
圧。
古賀 咲夜
「うう……分かりました」
「ボーナス出ます?」
霧谷雄吾
「無事解決出来たら、考慮しましょう」
古賀 咲夜
「全力を挙げてあたらせていただきます」
ヤケである。
霧谷雄吾
「ありがとうございます」

八雲 乾風
”寸志”
ヴェロニカ
中身は商品券かビール券かおこめ券
しかも商品券は地元商店街のやつ
八雲 乾風
それならお米券がいいな……
ヴェロニカ
もはや江戸年間な給与体系
古賀さんの給料、禄高制になったらしい
八雲 乾風
大名名乗れるほどなさそう
ヴェロニカ
御家人レベル
しかも江戸中期~後期以上に米なんて換金できない現代じゃ、米に埋もれて死ぬしかなさそうな話だ
古賀さんクラウドファンディングするしかない
八雲 乾風
マンションの1室にうず高く積まれる米俵が!
ヴェロニカ
UGNが地方の休耕田で秘密裏に育てたお米!その美味しさを皆様に届けたい!』
All-in形式、目標金額30万円
八雲 乾風
UGN米!
ヴェロニカ
セカンドゴール達成追加リターン
サラマンダーシンドローム能力者が、ご自宅まで出張炊飯!
ご家庭では難しい、精密制御された火力でふっくら炊きたてのご飯をお届けします!
八雲 乾風
失敗してもポン菓子にできる!安心!

古賀 咲夜
「ところで、霧谷支部長」
霧谷雄吾
「はい」
古賀 咲夜
「与儀さんは、どのような方ですか?」
「チルドレンのことを心配してくださっているのは分かりましたが」
「いまいち、存じ上げなくて」
単に霧谷さんからの評価が聞きたいだけだよ。
霧谷雄吾
「彼は熱心な教官で、優秀なチルドレンを多く輩出しています。彼らのことをよく考えて下さってもいます。ですが……」
古賀 咲夜
「……(歯切れが悪いな)」
霧谷雄吾
「ひとつ、気になることがありましてね」
古賀 咲夜
「気になること、ですか」
「それは是非とも拝聴したいですね」
霧谷雄吾
「彼は最近…… チルドレンの教官をやめたがっているようなのです。あれほど熱心だったのに」
古賀 咲夜
「何かあったのですか」
霧谷雄吾
「理由は伺えていません」
古賀 咲夜
「なるほど……ありがとうございます」
可愛い子供達が戦場に行って命がけで戦うのだ。育成する立場としては色々辛いこともあるだろう。
霧谷雄吾
「よろしくお願いしますよ」
古賀 咲夜
「できる限り、やってみますよ」
「八雲君に連絡しないと……」
GM
了承したらシーンエンド。了承しなくてもシーンエンドだけど。
古賀 咲夜
はーい、どうぞ。
しない、なんて選択肢あるの?
GM
しなくてもなんしかさせられるだけですな。侵蝕率の上昇をどうぞ。
古賀 咲夜
1d10 【侵蝕率の上昇】 (1D10) > 9
[ 古賀 咲夜 ] 侵蝕率 : 34 → 43
霧谷支部長が来るとロクなことがない!!


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本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。