こんばんは
結雲 悠
こんばんはー
赤嶺 アンリ
こんばんは!
八雲 乾風
こんばんは!
結雲 悠
そうだ八雲くんが大変なことになったところだった。
GM
そうなんです
八雲 乾風
【精神】空間でニンジャとか名乗られそう
赤嶺 アンリ
そうそう
八雲くんがアクシデントしたところ
八雲くんがアクシデントしたところ
GM
俺様はウロボロス=ニンジャ
お前は今日から俺だ! オハヨ!
お前は今日から俺だ! オハヨ!
八雲 乾風
オヴァド殺すべし!
GM
そういうものだったんだなーウロボロスって
結雲 悠
逃げろー
GM
ではでは
GM

あれから少し時間がたちまして
連続した出来事、特に最後の八雲を襲った事態に、会議室には押し黙るような静寂が訪れていた
八雲とニーカの姿は無く、その中に秘書官がドアから戻ってくる
連続した出来事、特に最後の八雲を襲った事態に、会議室には押し黙るような静寂が訪れていた
八雲とニーカの姿は無く、その中に秘書官がドアから戻ってくる
阿修雷

「具合は?」
GM

「ひとまず、生命に別状は無いそうです。意識は失ったままですが……」
赤嶺 アンリ

「あいつが八雲に憑きたがった、ってことなんさねぇ……」
阿修雷

「義足もそうアルか?」
GM

「現在、医療班と技術版が診断と解析を行っています。……そばには、ロジェストヴェンスカヤさんが」
結雲 悠

ほっとしたように顔を伏せる。
阿修雷

「悠くん……」
結雲 悠

「良かった……」
赤嶺 アンリ

「義足は選んだのかどうかわからんさねぇ。こいつなんも言わんかったんさ」
ミノリ

「眼球か……」ぽつりと一言呟いて、その後に続けようとした言葉を呑み込んだ。
阿修雷

「……少し、似ていましたね」
結雲 悠

「同じ物に見えたよ」
白岡 久喜

「あの、何某いう女の目とか」
阿修雷

「相打ちでも狙っているアルか。だったら悠くんじゃなくてよかったかもしれないネ」
結雲 悠

「……そんな言い方、ないだろ。
心配してくれているのは分かるし、嘘を言わなくなった。うん……ありがとう。
だけどアナジは大事な友達なんだ」
心配してくれているのは分かるし、嘘を言わなくなった。うん……ありがとう。
だけどアナジは大事な友達なんだ」
阿修雷

「……悪かったアル」
白岡 久喜

「ありえん話では無いがのう」
赤嶺 アンリ

「まあまあ。……最初っからあいつがえり好みする奴だったんなら、最初っからこうなるしかなかったんさ」
赤嶺 アンリ

「他に手段もねぇーんさ。転がされてんのはあるけど」
白岡 久喜

「そういう意味では、アレじゃな。
そもそも、あの女の目ん玉はどこで拾ったものなんじゃ」
そもそも、あの女の目ん玉はどこで拾ったものなんじゃ」
結雲 悠

「僕がアルパインスタイルに配備されたときにはもう持ってたね」
阿修雷

「生憎それを知っていそうな博士は死んだヨ」
白岡 久喜

「あやつか……」
阿修雷の言葉に、忌々しそうに呻く
阿修雷の言葉に、忌々しそうに呻く
阿修雷

「赤嶺さんは何か知ってるカ?」
赤嶺 アンリ

「んー…………」
酒と戻った力で少しはっきりしてきた頭を探る。
酒と戻った力で少しはっきりしてきた頭を探る。
覚えてる?
赤嶺 アンリ
プレイヤー自身がだいぶん前で記憶が歯抜けなんですが、蕨さんがあの目について言及してたことありましたっけ>GM
GM
えーと
赤嶺 アンリ
妹の話はしてたと思うんですが、目のこと出てきたかなって
結雲 悠
してなかった気がするけど……
阿修雷
ヌケニンしたときにやられた目を新しくしてもらったとか言ってませんでしたっけか、勘違いかな
GM
実はちょっと私も記憶を探ってたんですが
もともと炎の力があって、アタッカーだったんだけど、その力がよくないってんで抜かれて、代わりに安定のために目ん玉入れられたという話があったような
もともと炎の力があって、アタッカーだったんだけど、その力がよくないってんで抜かれて、代わりに安定のために目ん玉入れられたという話があったような
結雲 悠
裏設定はあったけど、PCに話があったかなと
阿修雷
ミアキス博士がどうのって会話したような気がしなくも
GM
そう
そのくだり、一度あって、アンリさんの炎の力が与えられたものって話した時に
ちょうど蕨からも炎の力抜かれた、って話が出て、共通認識ではないけどアンリさんの中で『まさか?」みたいな話なかったっけ
(うろおぼえ
裏で話してたことと、表でかわされた内容がごっちゃになってるかな
そのくだり、一度あって、アンリさんの炎の力が与えられたものって話した時に
ちょうど蕨からも炎の力抜かれた、って話が出て、共通認識ではないけどアンリさんの中で『まさか?」みたいな話なかったっけ
(うろおぼえ
裏で話してたことと、表でかわされた内容がごっちゃになってるかな
結雲 悠
そうだと面白いね! ってPLで話したのは覚えてんだけどねー
赤嶺 アンリ
そうなんですよね、裏でかなりホットに話してたからごっちゃになっちゃって
結雲 悠
表にはまだ出ていなかったように思うんだよ。
GM
じゃぁまぁ
表では出ていなかったという体で進めます
表では出ていなかったという体で進めます
阿修雷
はーい
白岡 久喜

「何にせよじゃ。
今回これを持ち込んだのもコードウェル某。ウロボロスとやらの研究をミアキスめに指示しておったのもコードウェル。
となれば、あの女のそれも、今回の件と絡んであの優男が一枚噛んどってもおかしくはないのう」
今回これを持ち込んだのもコードウェル某。ウロボロスとやらの研究をミアキスめに指示しておったのもコードウェル。
となれば、あの女のそれも、今回の件と絡んであの優男が一枚噛んどってもおかしくはないのう」
結雲 悠

「都築さんが関与するようにしたのも、計算? だけど……」
赤嶺 アンリ

「けど?」
都築さん
結雲 悠
都築さんがウロボロぜったい殺すマンなのは悠知らないんだよねー
GM
でも話としては結構有名だよね
少なくとも、リチャードさんや古賀さんみたいな上層部は把握してそう
少なくとも、リチャードさんや古賀さんみたいな上層部は把握してそう
結雲 悠
そんな自分の邪魔されるようなヤツの関与許すか?
ってのと、
都築はなんでそれでヨシとしてるのか、どういうプラン立ててるのか、
って疑問はあるのだが
ってのと、
都築はなんでそれでヨシとしてるのか、どういうプラン立ててるのか、
って疑問はあるのだが
阿修雷
阿修雷は知らされてないまでも作戦をゼノスに知られるなみたいな注意はうけてそう
赤嶺 アンリ
じゃあもらしちゃえ
GM
ウロボロスかどうかはわからないけど、得体のしれないエフェクトを持ったオーヴァードが現れると神出鬼没に現れて潰して回るっていう
結雲 悠
ウロボロ死すべし
赤嶺 アンリ

「都築はウロボロスを憎んでんのに、関与させた理由がわかんねぇって?」
結雲 悠

「……ん……たぶん、そうかな? いまいちスッキリしないんだ。
……憎んでんの?」
……憎んでんの?」
阿修雷

「いま必要なのは制御不能になったウロボロスへの対抗手段、と考えれば一時的に協力することは考えられるアルね」
赤嶺 アンリ

「ん。都築は……、っつかゼノスは、わからんオーヴァードが出てくると潰しに回ってんさ」
阿修雷

「その噂は知ってるネ、『憎んで』いるという感情かどうかは知らないネ」
赤嶺 アンリ

「憎んでる、ってのはいーすぎたんさ。理由はわからん」
結雲 悠

「うーん、とにかく、都築さんが最後に触ってるんだから、都築さんの計画通り、ってことになるよね」
白岡 久喜

「どうかのう。
話を聞く限り、狐と狸の化かし合いじゃ。
協力というか、協力せざるを得ない状況に、コードウェル某が引きずり出したか。
はたまた、それすらもプランナーとやらの手の内か」
話を聞く限り、狐と狸の化かし合いじゃ。
協力というか、協力せざるを得ない状況に、コードウェル某が引きずり出したか。
はたまた、それすらもプランナーとやらの手の内か」
結雲 悠

「分かんないよ……」
阿修雷

「そこまで難しく考えなくても、ウロボロスはどういうわけだかオーヴァードを食うみたいアル、生きたレネゲイドである連中の天敵になることは想像できるネ」
ミノリ

「狙われて喰われる可能性がある、か」
GM

「オーヴァードを、食う?」
阿修雷

「阿修雷があれに呑まれたとき、FHのチルドレンを餌として与えられていたヨ。ああ、ここにいる人は赤嶺さんしか見てないか」
結雲 悠

「…………」
GM

「そんな、恐ろしいことを……」
阿修雷

「何、あそこにいれば食われて死ぬならまだ救いのある最後アルね」
ミノリ

「……」
白岡 久喜

「まぁ、そうじゃの」
ミノリ

「とにかく、だ。
そうだとすれば、敵視する理由は単純になる」
ひとつ咳ばらいをする。
そうだとすれば、敵視する理由は単純になる」
ひとつ咳ばらいをする。
赤嶺 アンリ

「コードウェルが何を考えてるかはわからんさねぇ……。
案外、『知見を得たい』って程度かもしれんさ。
色々やらかして、俺達に目をやって、ぶつけて、都築を絡ませて、そしたら何もせずに置いとくよりか色々分かる」
案外、『知見を得たい』って程度かもしれんさ。
色々やらかして、俺達に目をやって、ぶつけて、都築を絡ませて、そしたら何もせずに置いとくよりか色々分かる」
結雲 悠
とりあえず八雲君が起きるまでは待つしかない感じかなー
鶴ヶ島 絢子
皆さんの会話シーンが落ち着いたらカメラ回そうと思っております
白岡 久喜

「そこな娘のことを応援している、とか抜かしとったのう」
鶴ヶ島 絢子

「え、あ、うん……。そんなこと、言ってたね」
結雲 悠

「変えて欲しい、ってこと?」
結雲 悠
それともUGNボッコボコにしてくれたスキに乗っ取ろうってこと?
なんてのは悠思いつかないからいーわない
なんてのは悠思いつかないからいーわない
赤嶺 アンリ

「変えてほしいんだか、騒乱を見たいんだか」
阿修雷

「闇の王の姫、黄昏の君に何を望むか、ネ……」
鶴ヶ島 絢子

「ウロボロスを得ようと考えていた人が、ベヘモトになったウロボロスを駆逐するために、私たちにウロボロスを与えて……
私たちに期待もしている……」
私たちに期待もしている……」
結雲 悠

「育てようとしてる?」
だとしたって、これしか手はない。
だとしたって、これしか手はない。
鶴ヶ島 絢子

「どう、かな。というよりも。
ベヘモトの存在は、彼にとっても想定外で、本来ウロボロスを他の目的で投入したかった……? そしてその目的は私たちに近しいものだった……
好意的に捉えすぎか」
ベヘモトの存在は、彼にとっても想定外で、本来ウロボロスを他の目的で投入したかった……? そしてその目的は私たちに近しいものだった……
好意的に捉えすぎか」
阿修雷

「少なくとも人間の世界は終わらせるつもりだったネ」
結雲 悠
そんなことしてたなぁ
鶴ヶ島 絢子

「そもそもUGNはあの人が作ったんだよね?
なのに、突然そこを離れてFHに下った……というより、支配者として君臨した。
そして、同時期にプランナーは自らがリーダーとなっていたFHを離れてゼノスに……
いずれにしても、あの二人には浅からぬ因縁があるみたいだね」
なのに、突然そこを離れてFHに下った……というより、支配者として君臨した。
そして、同時期にプランナーは自らがリーダーとなっていたFHを離れてゼノスに……
いずれにしても、あの二人には浅からぬ因縁があるみたいだね」
赤嶺 アンリ

「そっか、同時期なんさねぇ。
……俺達痴話喧嘩に巻き込まれた?」
……俺達痴話喧嘩に巻き込まれた?」
ミノリ

「言い方が俗すぎる」
阿修雷

「同時期……はて」
結雲 悠

「ちわげんか……」
鶴ヶ島 絢子

「そんな単純な話かなぁ」
阿修雷

「赤嶺さんが熱の力を得たのはいつでした?
洋美さんが魔眼を得たのは……?」
洋美さんが魔眼を得たのは……?」
赤嶺 アンリ

「俺が火の力をもらったのは、小っさい頃にFHに拾われて……」
いつだっけ
GM
ストリートチルドレンの頃だったっけ
結雲 悠
もし間違ってたら、後から出た設定の方がシレッと真実になるのさ!
GM
青年の頃かな
としておこう
としておこう
赤嶺 アンリ
ストリートチルドレンの頃ですね>赤嶺が炎の力を得た
GM
ストリートチルドレンとして育って、青年になった頃
なので、ここで当人がいないのではっきりしませんが、同時期だったということに
>炎の力の移譲と魔眼の移植
なので、ここで当人がいないのではっきりしませんが、同時期だったということに
>炎の力の移譲と魔眼の移植
赤嶺 アンリ
では同時期だったということに
阿修雷

「奇妙なことに、洋美さんが失ったシンドロームは確か……」
赤嶺 アンリ

「……そういや、火の力を持ってた、っつって。
あれ? とられた俺の力、蕨のやつ?」
あれ? とられた俺の力、蕨のやつ?」
白岡 久喜

「元鞘に戻ったということか」
阿修雷

「二人に施術したのはまず間違いなくミアキス博士ネ」
白岡 久喜

「……なんでそんなことするんじゃ?」
>元鞘
>元鞘
結雲 悠

「力が戻された?」
阿修雷

「はじめは単なる興味本位の実験だったかもしれないアルが……」
結雲 悠

「ウロボロスを作るため?」
阿修雷

「二人の力はかなりのものアル」
鶴ヶ島 絢子

「蕨さんの能力……
シンドロームはサラマンダーですよね。そして氷……」
シンドロームはサラマンダーですよね。そして氷……」
阿修雷

「強力な攻撃と防御、それらウロボロスに食わせて、さらに制御できたのならば」
鶴ヶ島 絢子

「氷と炎……熱エネルギーを代謝し循環させる能力」
阿修雷

「ほう、おもしろい解釈アルね」
鶴ヶ島 絢子

「うん……そもそも、この二つを同時って、あまり見ないよね。
言葉にしてみると、なんかしっくり来るな、って」
言葉にしてみると、なんかしっくり来るな、って」
GM

「……推論は尽きませんね。
それらを基に、対策が立てられればいいのですが……」
それらを基に、対策が立てられればいいのですが……」
阿修雷

「少なくとも、赤嶺さんまで食われるのはまずそうアルね」
赤嶺 アンリ

「ありゃ。俺戦線復帰できねぇ流れさ?」
結雲 悠
そうなっちゃうんだよな?
白岡 久喜

「でも、もう返したんじゃろ?
だったら、これ以上は食われんで済むのと違うんか」
だったら、これ以上は食われんで済むのと違うんか」
阿修雷

「もう出涸らしアルか」
結雲 悠
要らん分ペッされたのかどうなのかわかんないのよね! (された)
白岡 久喜

「今のおぬしの力は、その脚からもらったものじゃそうじゃし。
これ以上喰ったら、栄養バランス崩して腹でも下したりしてのう」
これ以上喰ったら、栄養バランス崩して腹でも下したりしてのう」
阿修雷

「それなら食わせるアルか?」
赤嶺 アンリ

「いやん」
結雲 悠

「だ、ダメだよこれ以上は!」
阿修雷

「冗談ネ」
結雲 悠
酒漬けだしね!!
阿修雷
ヤマタノオロチ作戦するか
結雲 悠
なるほどな!?
GM

そう皆が話していると
「……私です。……何ですって?」
インカムに手を当てた秘書官の眉がひそめられる
「……私です。……何ですって?」
インカムに手を当てた秘書官の眉がひそめられる
ミノリ

「どうした、八雲に何かあったのか」
GM

「……わかりました。引き続き報告を」
通信を切り
「はい。八雲さんのバイタルに変動があったと」
通信を切り
「はい。八雲さんのバイタルに変動があったと」
結雲 悠

「どんな!?」
GM

「落ち着いて。ただちに生命に影響があるというわけでは無いそうです。覚醒の兆候かもしれませんので」
GM
では、そこでカメラを八雲くんに
八雲 乾風
すやぁ
GM

八雲は、ふと意識を取り戻した
いつの間に眠っていたのだろうか
しかし、どうにもふわふわとして落ち着かない
手足――いや、全身がしびれている様な、浮遊感
目の前には、天井
埋め込まれた照明が、まぶしい
いつの間に眠っていたのだろうか
しかし、どうにもふわふわとして落ち着かない
手足――いや、全身がしびれている様な、浮遊感
目の前には、天井
埋め込まれた照明が、まぶしい
八雲 乾風

「あれ……」
GM

八雲は、宙に浮いていた
周囲を改めると、そこは治療室であるらしい
周囲を改めると、そこは治療室であるらしい
八雲 乾風

「俺……確か……」
GM

近未来的とも見える、ホライズンの治療室
意識を巡らせると、体が勝手にくるりと宙で回った
意識を巡らせると、体が勝手にくるりと宙で回った
八雲 乾風

「ん……」
GM

視界に入ってくるのは
治療室の寝台に寝かされて眠る、自分自身の姿
それを天井間際から見下ろしているような状態であることに気付くだろう
治療室の寝台に寝かされて眠る、自分自身の姿
それを天井間際から見下ろしているような状態であることに気付くだろう
八雲 乾風

「……俺?」
結雲 悠
幽体離脱してらぁ
八雲 乾風
ほな……スゥー
赤嶺 アンリ
八雲くんの代わりに目さんが八雲くんボディで登場するのか
GM

眠る自分の傍らで、膝の上でスカートを握りしめて様子を伺うヴェロニカの姿や、経過を観察する医師や技師の姿も見える
八雲 乾風

「ニーカ……だいじょぶだって……」
GM

呟くが、その声は誰にも聞こえないのか、それ以前に今の自分に気付く者もいないようだ
ふと
ふと
GM

『――――――』
GM

八雲は、何か声のようなものを聴いた気がした
八雲 乾風

「えっ?」声のもとを探す
GM

意識を声の方へと向けた瞬間
八雲の体は急激に浮上し天井へと近づく
八雲の体は急激に浮上し天井へと近づく
八雲 乾風

「わわっ……ぶ、ぶつかる」
GM

激突するかと思われたが、衝突の感覚は無く、パネルに覆われた天井をすり抜け、更に上昇
ホライズン内部の様々な施設の床と天井、壁をすり抜けて
ホライズン内部の様々な施設の床と天井、壁をすり抜けて
八雲 乾風

「あれ、俺もしかしてこのまま天国いっちゃう!?」
GM

そら恐ろしい想像に怯えながらも、移動は止まらずやがて甲板上に飛び出すと
今度は横へと視線が滑る
今度は横へと視線が滑る
八雲 乾風

「外でちゃった……」
GM

甲板の上からはずれ、周囲には空の青と雲の白
そして、移動は更に加速してゆく
何もない空中を、すさまじい速度で滑り
しかし、感じるはずの風も受けることなく
一直線に八雲の意識は飛んで行く
やがて高度は下がり始め、雲海へと突入
白い白い濃霧のような空間を、水に潜るようにどこまでも深く
そして、移動は更に加速してゆく
何もない空中を、すさまじい速度で滑り
しかし、感じるはずの風も受けることなく
一直線に八雲の意識は飛んで行く
やがて高度は下がり始め、雲海へと突入
白い白い濃霧のような空間を、水に潜るようにどこまでも深く
八雲 乾風

「うわっぷ」何も支障ないが思わず
GM

思わず顔を覆う八雲の視界の中で、突然白は晴れた
雲海を抜けたのだ
眼下には、猛烈な破壊の痕跡に、茶色の広がる大地
そこがかつてのU市であることに、一瞬気付かぬほど
更に加速する八雲の意識は、更に高度を下げ、辛うじて残るビルの残骸の上を滑る
そして、見えてくる黒
その面すらも判別できぬほどの黒と、その足元に広がる白
雲海を抜けたのだ
眼下には、猛烈な破壊の痕跡に、茶色の広がる大地
そこがかつてのU市であることに、一瞬気付かぬほど
更に加速する八雲の意識は、更に高度を下げ、辛うじて残るビルの残骸の上を滑る
そして、見えてくる黒
その面すらも判別できぬほどの黒と、その足元に広がる白
八雲 乾風

「これって……
ドローンで見たとおりだ……って俺なんで」
ドローンで見たとおりだ……って俺なんで」
赤嶺 アンリ
ホライズンから飛び降りる人がまた一人
結雲 悠
蕨さんとゴツンするのか
GM

声は、その中から聞こえるように思える
巨大なその黒は、見る間に近付き
なおも緩まぬ速度のままに、八雲は黒球の中へと突入した
巨大なその黒は、見る間に近付き
なおも緩まぬ速度のままに、八雲は黒球の中へと突入した
八雲 乾風

「誰かいるの?」
GM

果たして、ドローンの断片映像で見られたような、出鱈目な街の破片の中を、苦も無くすり抜けつつ八雲は進む
その答えぬ声は、どこか女のような、子供のような
ただ気配として、それが伝わってくる、ような気がした
その答えぬ声は、どこか女のような、子供のような
ただ気配として、それが伝わってくる、ような気がした
八雲 乾風

「ここにいる、のは間違いないよな」
GM

黒い嵐が吹き荒れるような有様の中を飛ぶ八雲の視界に、やがてまた一つの黒球が見えてきた
八雲の体はそこへと一直線に向かい
八雲の体はそこへと一直線に向かい
八雲 乾風

「あそこか!」
GM

黒の中の黒
その中で、胎児のように身を丸めた女が見えた、気がした
その中で、胎児のように身を丸めた女が見えた、気がした
八雲 乾風

「あれは……!」
GM

そこへと向かい、やがて目の前にまで近づいた時
不意に八雲と黒球の間に割り込む黒
不意に八雲と黒球の間に割り込む黒
八雲 乾風

「わr……えっ」
GM

触手、あるいは蛇にも感じたそれは、大きく顎を開くと、八雲を一息に呑みこんだーーー
八雲 乾風

「うわわっやめ!」
GM

八雲は、そう叫んで飛び起きた
尻の下には、クッションの弾力
尻の下には、クッションの弾力
八雲 乾風

「………?」呆けた顔
GM

パネル材が張られた、一室の中、頭上には無影灯
周囲には、呆然と自分を見やる、顔、顔、顔
周囲には、呆然と自分を見やる、顔、顔、顔
赤嶺 アンリ
お、ちゃんと目さんと入れ替わらずに戻って来た
ヴェロニカ

「……アナジ?」
古賀 咲夜

「八雲くんっ!?」
八雲 乾風

「ニーカ、古賀さん……?」
ヴェロニカ

一番近くにあった、顔がぼんやりと呟く
「……!」
金色の少女が、首っ玉にしがみついてくる
「……!」
金色の少女が、首っ玉にしがみついてくる
古賀 咲夜

「私たちが分かるのね……良かった」
八雲 乾風

「俺、ちょっ」
ヴェロニカ

「アナジ……アナジ、大丈夫? アナジだよね?」
八雲 乾風

「ニーカ、大丈夫? 何言ってんだよ」
ヴェロニカ

すがりついた少女は、改めるように、八雲の顔や肩を撫で、問う
古賀 咲夜

「ニーカが揺すっても叩いても起きないから、心配してたのよ?」
ヴェロニカ

「アナジ、ウロボロスの義眼に襲われて……全然起きなくって……」
その両目から、雫がこぼれる
その両目から、雫がこぼれる
八雲 乾風

「あ……そうだ、俺さっきまで黒い玉の中にいて」
古賀 咲夜

「黒い玉?」
GM

「わ、わかりました。とりあえず落ち着いて」
医師が割って入る
医師が割って入る
八雲 乾風

「あ……」
GM

「大丈夫ですか? 意識ははっきりしてますか」
ペンライトを取り出した医師が、それで八雲のまぶたをめくりながら、照らす
ペンライトを取り出した医師が、それで八雲のまぶたをめくりながら、照らす
古賀 咲夜

「そうね。まずは検査を受けて、休んで。
ニーカ。あなたも少し休まなきゃ」
ニーカ。あなたも少し休まなきゃ」
ヴェロニカ

医師にひきはがされながらも、少女の頭から伸びた金の糸が、手に絡まっていた
「よかった……」
「よかった……」
八雲 乾風

「だ、大丈夫です、ニーカ、なんで泣いて……」
ヴェロニカ

その言葉に、少女の涙に塗れた目がかっと開き
古賀 咲夜

「…………」
(わかんないかなぁ)
(わかんないかなぁ)
ヴェロニカ

「馬鹿ッ」
平手一発
平手一発
八雲 乾風

「いって……」
ヴェロニカ

そのまま振り向いて、少女は医務室から出て行ってしまった
「あんな無茶なんかして、もう知らないっ」
ぷんすこ
「あんな無茶なんかして、もう知らないっ」
ぷんすこ
古賀 咲夜

「あーあ」
八雲 乾風

「なんなんだよ……」
GM

「えーと……
と、とりあえず、一度横になって……」
と、とりあえず、一度横になって……」
八雲 乾風

「古賀さん、俺どっか怪我してます?」
古賀 咲夜

「…………まあ、私から言うのも野暮ってもんだし。
ちゃんと休みなさい、ね?」
ちゃんと休みなさい、ね?」
八雲 乾風

「えっ、もしかして結構ヤバい……いきなり余命とかやめてほしいっす」
古賀 咲夜

怪我はしてないよ、とひらひら手を振って退室ー
GM

「ええ、まぁそういった点も含めて……いやいや、大丈夫ですよ、多分」
八雲 乾風

「多分て……」
古賀 咲夜

(そこについては、正直分からないところ、なのよね……)
GM

「いや、失礼」
私も少し混乱して、と言いかけて
「大丈夫。念のため精密検査をしてから」
私も少し混乱して、と言いかけて
「大丈夫。念のため精密検査をしてから」
八雲 乾風

「は、はぁ……」
GM

言いながら、医師は半ば強引に八雲を寝台に横たえさせると
部下の医師たちへと検査の指示を飛ばす
その中で、八雲は自身に起こった出来事や、これまでの経過を知らされるだろう
部下の医師たちへと検査の指示を飛ばす
その中で、八雲は自身に起こった出来事や、これまでの経過を知らされるだろう
八雲 乾風

「えっ、そうか、あのとき、俺の目どうなってんの!?」鏡鏡
GM

改めると、そこにはいつも通りの自分の顔と、そして目が映っていた
一見、どちらの目玉が襲われたのかも判別ができないほど
医師からは、それが左眼であることは教えられるが、見た目も違和感もなく、そこにはいつもの目があった
一見、どちらの目玉が襲われたのかも判別ができないほど
医師からは、それが左眼であることは教えられるが、見た目も違和感もなく、そこにはいつもの目があった
八雲 乾風

「はぁ、なんともない。よかった……」
古賀 咲夜
オッドアイにはならなかったかー
GM
蕨も目は普段普通だったからね
八雲 乾風

「でも、あれはなんだったんだろ」
GM

そう、八雲は寝台の上で呟いた
何にしても、しばしは精密検査の時間だ
その間に、反芻をしてみるのがいいだろう
そして、その後で仲間たちへと共有しなければ
そうして、慌ただしいホライズンの一日は暮れていった
何にしても、しばしは精密検査の時間だ
その間に、反芻をしてみるのがいいだろう
そして、その後で仲間たちへと共有しなければ
そうして、慌ただしいホライズンの一日は暮れていった
GM
ってところで、本日はここまでとしましょうか
八雲 乾風
お疲れ様でした!
古賀 咲夜
ありがとうございました!
赤嶺 アンリ
ありがとうございましたー!
GM
今回のことが何に影響するかはまた次回
赤嶺 アンリ
今回のハイライトは「馬鹿っ!」
GM
うましかッ
八雲 乾風
いきなり泣くなよ、びっくりするじゃんか
古賀 咲夜
鈍感が すぎる
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TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第十話『道なかば、嵐は来る』 1
本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。
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