ダブルクロス3rd 目次
第十三話『ウロボロス』一覧
こんばんは
赤嶺 アンリ
とうっ!
八雲 乾風
よいせ
GM
konbanha-
赤嶺 アンリ
こんばんは~
GM
ニポンゴ
八雲 乾風
こんばんは!
赤嶺 アンリ
ウボンゴ
GM
アンリさん、あの
あー……最近ほんと記憶がヤバいな
あー……最近ほんと記憶がヤバいな
赤嶺 アンリ
お?
結雲 悠
うぉー遅刻!
GM
チェスニィが立ち上げた組織、というか少年少女の集団の名前何でしたっけ
八雲 乾風
リノベーションズ!
結雲 悠
リベレーター
赤嶺 アンリ
第二話のリベレーターズ?
GM
ロノベーション
ろ
ろ
結雲 悠
リノベーションズのお陰で覚えてたなー
GM
リベレーターズ、そうそうそれ
ではでは
ではでは
赤嶺 アンリ
よろしくお願いします!
結雲 悠
よろしくおねがいしまーす
GM

鶴ヶ島の演説は終わった
それが、どれほどの効果、あるいは衝撃をもたらすかは、現時点では不透明だ
それが、どれほどの効果、あるいは衝撃をもたらすかは、現時点では不透明だ
サオリ

「アヤコ、がんばったな」
ミノリ

「ああ、頑張った。……頑張ったんだ。ここまで。俺達もだ」
「それがどうなるかは、今後次第だ」
半分ひとりごとのように、表裏一体の同一体の、その声の残滓に向けて言う。
「それがどうなるかは、今後次第だ」
半分ひとりごとのように、表裏一体の同一体の、その声の残滓に向けて言う。
GM

先行して降下したミノリ、サオリを含む地上部隊は、地上で散逸する混乱の最中にあるオーヴァードたちを束ねつつ
民間人の救護にあたる手筈となっている
ミノリの視線の先で、ノイズ混じりの演説を流していたシティビジョンが沈黙、あとはホワイトノイズを流すのみとなった
民間人の救護にあたる手筈となっている
ミノリの視線の先で、ノイズ混じりの演説を流していたシティビジョンが沈黙、あとはホワイトノイズを流すのみとなった
地上部隊
GM
そうだ、地上に降りたのは、サオリ、ミノリの他どなたでしたっけ
赤嶺 アンリ
アンリは突撃部隊だから、あと誰でしたっけ
結雲 悠
こっちのキャラにはいないんだよね
八雲 乾風
こっちもいないかな
GM
サオリミノリだけか
あとはNPCs
あとはNPCs
ミノリ
かな
結雲 悠
かなー
GM
OK
またご
忘れてもらっては困るンゴ
ミノリ
またごちゃん!
GM
いたなー
結雲 悠
忘れてるわけじゃないんだけどね
GM
ではまたごも
ミノリ
EXレネゲイドsだ>地上組
結雲 悠
そういえばそう。輝夜ちゃん……は戦闘はしないかな。
ミノリ
やるとしたら救護の手伝い?
古賀 咲夜
そういうものの方が似合いそうね。
使えるレネゲイドなんだったか忘れちゃった。
使えるレネゲイドなんだったか忘れちゃった。
ミノリ

「無駄にはすまい。無駄にはならない、無駄にはしない」
地上に下りて、状況を掴む。
地上に下りて、状況を掴む。
GM

ホライズンは古賀の操舵で以て、空を急行する
それが作戦空域に到達するまでに、少なくともその進路上の直下の地上からの妨害が起きぬよう、確保することもまた、地上部隊の任務だ
それが作戦空域に到達するまでに、少なくともその進路上の直下の地上からの妨害が起きぬよう、確保することもまた、地上部隊の任務だ
リチャード

「……私も空の警戒をしてきましょう。ここはおまかせします。ミス・コガ」
古賀 咲夜

「ええ。任せて」
GM

降下艇からラペリングして地上に降りたミノリ達を最初に出迎えたのは、静寂
しかし耳をすませば、空気を伝わり聞こえてくる銃声と砲声
オーヴァード同士の戦闘は比較的静かなものであることを考えると、この音の源は通常の人類の兵器だろう
その対象は――果たして
しかし耳をすませば、空気を伝わり聞こえてくる銃声と砲声
オーヴァード同士の戦闘は比較的静かなものであることを考えると、この音の源は通常の人類の兵器だろう
その対象は――果たして
ミノリ

「始まっているな。早速」
ロープを手放し、音の源を探る。その着弾点へと、遮蔽の間と間を伝って飛ぶ。
ロープを手放し、音の源を探る。その着弾点へと、遮蔽の間と間を伝って飛ぶ。
GM

ミノリが瓦礫の間を縫って走る
後続のオーヴァードたちもまた、それに続く
後続のオーヴァードたちもまた、それに続く
ミノリ

「十中八九、人間とオーヴァードの間の小競り合いだろうな。
巻き込まれた者を助ける所から始めよう。威嚇は必要だが、やりすぎると話がこじれる」
巻き込まれた者を助ける所から始めよう。威嚇は必要だが、やりすぎると話がこじれる」
GM

背後の仲間たちからは、了解の意が返る
ストレンジャーズ
GM
そういえば、人類側にも対オーヴァードの武力組織あったよね
すっかり影が薄いどころか、見えないけど
日本の警察組織の一部だったっけ
すっかり影が薄いどころか、見えないけど
日本の警察組織の一部だったっけ
八雲 乾風
自衛隊じゃなかったっけ
GM
自衛隊か
赤嶺 アンリ
「日本の軍事組織である防衛隊内部の対オーヴァード部隊、ストレンジャーズ」だそうです ルルブ1のP. 288
古賀 咲夜
防衛隊かな
GM
隊長がオーヴァードなんだよね
自衛隊はもはや無いのか
自衛隊はもはや無いのか
古賀 咲夜
黒崎さんだな P300
コードネームはペイント・イット・ブラック
32歳のいかついおっさんだ。
コードネームはペイント・イット・ブラック
32歳のいかついおっさんだ。
GM
ごめんなさいねぇ
あれ、その情報ルルブのどれだ?
あれ、その情報ルルブのどれだ?
古賀 咲夜
どっちも一巻にあったよ
八雲 乾風
上級の111にもおっちゃんのってる
GM
あ、いた
ありがとうございます
このおっさん、浸蝕率110%やんか
ありがとうございます
このおっさん、浸蝕率110%やんか
古賀 咲夜
みな矛盾と共に戦っているな
ミノリ

後続のオーヴァードたちに自らの考えを共有しながら、こういうのは初めてだな、と思う。
一人で走ることしかしてこなかった。以前は。
その後は、同じ立場の仲間だった。
一人で走ることしかしてこなかった。以前は。
その後は、同じ立場の仲間だった。
GM

無線で通信をつないだ別動隊のチェスニィからは、
『寄り道をして行く。先に行け』
とだけ返る
『寄り道をして行く。先に行け』
とだけ返る
ミノリ

「了承」
それだけ返す。今更信じるも信じないも無い。
それだけ返す。今更信じるも信じないも無い。
古賀 咲夜
人知れずネームドとやりあってるのかなチェスニィ
チェスニィもネームドだから負けてないけど
チェスニィもネームドだから負けてないけど
GM

やがて、銃声がはっきりと聞こえるようになる頃、前方で遮蔽に隠れて縮こまっている複数の若い男女と、それへ向けてアサルトライフルの射撃を行い、包囲を狭めつつある迷彩服にボディーアーマー、ヘルメットという武装した一団という光景
遮蔽に隠れて縮こまる者たちは、頭を下げて震える者が多く、その傍らには赤い血だまりに沈んでいる者も数名
遮蔽に隠れて縮こまる者たちは、頭を下げて震える者が多く、その傍らには赤い血だまりに沈んでいる者も数名
GM

やがて、その中の一人が、耐えられぬとばかりに自らの右腕を変じさせ、立ち上がる
それを必死で抑える仲間
その隙に放たれた縦断が、立ち上がった青年の肩を打ち抜き、彼は倒れた
それを必死で抑える仲間
その隙に放たれた縦断が、立ち上がった青年の肩を打ち抜き、彼は倒れた
だれか

おほほほオーヴァードなんていなくなれー
GM

『制圧射、継続! 左右より取り囲め! 榴弾は使うな、連中はその程度じゃくたばらん! 逆に逃亡のスキを与えるぞ!』
民間人にすら見える、彼らに対しては充分な脅しとしても機能するであろうことを、理解しているような拡声器を通じた音声
『腕でも足でもいい、露出した部分から削いでやれ!』
じわりじわりと鉄火を浴びせつつ、包囲が狭まる
統率された彼らは、交互にリロードを行い、弾幕を途切れさせることもない
その後詰で、拡声器のマイクを握った巨躯の男が戦況を見守る
民間人にすら見える、彼らに対しては充分な脅しとしても機能するであろうことを、理解しているような拡声器を通じた音声
『腕でも足でもいい、露出した部分から削いでやれ!』
じわりじわりと鉄火を浴びせつつ、包囲が狭まる
統率された彼らは、交互にリロードを行い、弾幕を途切れさせることもない
その後詰で、拡声器のマイクを握った巨躯の男が戦況を見守る
ミノリ

「案の定だな。
急襲はしない、目的は『対話』だ。
二方向からあの男を囲む。
まず対話を勧告し、恐らく聞かないだろうから制圧する。
可能ならだが、殺さずに行くぞ。一人でも殺せば、復讐の言い訳を与える」
そう指示し、男の背後に向かって飛び込む。
急襲はしない、目的は『対話』だ。
二方向からあの男を囲む。
まず対話を勧告し、恐らく聞かないだろうから制圧する。
可能ならだが、殺さずに行くぞ。一人でも殺せば、復讐の言い訳を与える」
そう指示し、男の背後に向かって飛び込む。
GM

ミノリが背後へと位置取る
男は腕組みをしたまま、前線を睨み立つ
男は腕組みをしたまま、前線を睨み立つ
ミノリ

「戦闘をやめて頂きたい。あなた達は敵同士ではないはずだ」
男の背後から不意打ちで声をかける。
男の背後から不意打ちで声をかける。
GM

ミノリが、そう告げようと口を開いた刹那、びり、という気配がその眉間を貫いた
殺気、陳腐だが、まさしくそれと認識できる気配
殺気、陳腐だが、まさしくそれと認識できる気配
ミノリ

「対話の用意はないか。開き直ったものだ」
GM

そう思考の電流が走る刹那の一瞬、男の迷彩服の背中が爆ぜた、のを灰色の視界で認識する
その下から覗く、剣呑な輝きが閃いた
その下から覗く、剣呑な輝きが閃いた
GM
あ、判定とかなく避けていいですよもちろん
せっかくですし、お二方も、適当な地上部隊オーヴァード要員として登場しませんか
せっかくですし、お二方も、適当な地上部隊オーヴァード要員として登場しませんか
ミノリ

一歩下がり、剣を抜く。自らそのものでもある剣の刀身で受け流す。
GM

一歩下がった、ミノリの眉間のあった空間を、音よりも速い何かが貫いていった
「ほう、躱したか。雑魚ではなさそうだな」
首だけで振り向く男の背中、迷彩服の避けたそこからは、悠のそれに似た銃口が覗いていた
口の端に、牙のような歯を覗かせて、男が笑う
「ほう、躱したか。雑魚ではなさそうだな」
首だけで振り向く男の背中、迷彩服の避けたそこからは、悠のそれに似た銃口が覗いていた
口の端に、牙のような歯を覗かせて、男が笑う
インペイラー

「あぶねぇ!」
GM
インペイラーきた
インペイラー
ぱっと目についたオーヴァードっぽい人これだった
ミノリ
確かに、ぽい
インペイラー……ビーストバインドトリニティの第一話ボス……の顔グラとなんとなくの属性を流用した。
GM

「お仲間を助けにきたか」
ミノリ

「否だ。戦闘を止めに来た。一方に味方するつもりはない」
インペイラー

「この人は死なせねぇ。俺たちの希望だからなァ! カカカッ」
GM

「そうか。だが俺は人類の味方というやつでな」
ミノリ

「その人類に、なぜ彼らを含まない?」
GM

「遺物だからだ」
インペイラー

「なんだとぉ!?」
ミノリ

「待て。事実だろう。遺物で、異物。
だが、それがどうした?
異物すなわち敵だというのは、論理が飛躍しているな。それとも、怖いだけか?」
だが、それがどうした?
異物すなわち敵だというのは、論理が飛躍しているな。それとも、怖いだけか?」
GM

「おめでたい頭だな。人類の世界、これまでの歴史を護り繋げるために、お前らが必要か? それこそ否。お前らは秘され、頭を出せば潰さなければならない地虫だ」
GM

「隊長!」
振り向く前線の兵士の声に
「構うな、斉射続け! こちらは俺一人で充分だ」
腕組みを解いた両腕が、二基の砲身に、肩からも同じく兵装が展開する
「奴を合流させるな! パターンB!」
その指令に従い、前線の兵士の幾人かがインペイラーへの威嚇行動に出る
振り向く前線の兵士の声に
「構うな、斉射続け! こちらは俺一人で充分だ」
腕組みを解いた両腕が、二基の砲身に、肩からも同じく兵装が展開する
「奴を合流させるな! パターンB!」
その指令に従い、前線の兵士の幾人かがインペイラーへの威嚇行動に出る
ミノリ

「インペイラー、彼らを頼む。こいつは俺が引き受ける」
インペイラー

「おらおら、てめぇらの相手はこのオレだぁ!」
GM

ミノリへ向けて、いくつもの砲が火を吹く
ミノリ

剣を振る。赤い軌跡を引き、順に銃弾を弾いてゆく。
元リノベータ―メンバー
「斥力障壁……自分たちだけ寄ってたかってなんてフェアじゃないと思うよ?」
GM

それらは光の粒子を纏い、ミノリの守りを、遮蔽物を容易く打ち抜く
エンジェルハイロウのエフェクトだ
逸らされた弾丸は、ミノリの身体を掠めるが決定打とはならない
インペイラーへと浴びせられる銃弾が、障壁によって逸らされる
エンジェルハイロウのエフェクトだ
逸らされた弾丸は、ミノリの身体を掠めるが決定打とはならない
インペイラーへと浴びせられる銃弾が、障壁によって逸らされる
インペイラー

「おっ、やるじゃねぇか若造」
インペイラー
ミノリさんカッケェよなァ。剣が赤いところが最高だよなァ
(赤好き)
オレと結婚してくれねぇかなァ!?
(赤好き)
オレと結婚してくれねぇかなァ!?
ミノリ
<生き残ったら考えてやろう
インペイラー
「やったぜ」
ミノリ

「なんだ、同類じゃないか」
身体を掠めた光の弾が、血の跡を頬に引く。その赤を指で拭き、舐める。
身体を掠めた光の弾が、血の跡を頬に引く。その赤を指で拭き、舐める。
GM

「そうだ、俺もお前と同じだ」
ミノリ

「自分達がそうされてきた意趣返しか? 自分の苦労は他人にもさせたい性分か? それともまさか、本気でそう思っているのか?」
GM

「だが、俺は人間だ。そのために、お前たちを潰し、最後に俺も消えよう」
GM
浸蝕率110%だから、思考力があってもジャームなんだよな
だからこんなに極端なんだろう
だからこんなに極端なんだろう
インペイラー
デフォルトジャームか。どっかのオバハンと変わらないな。
GM

「俺はオーヴァードだ。
だから、わかる。己が異物であることが、誰よりもな」
だから、わかる。己が異物であることが、誰よりもな」
ミノリ

「そうか。似ている。
自分を否定させられ、自分を否定する連中のために働くしかなかった子供達に」
自分を否定させられ、自分を否定する連中のために働くしかなかった子供達に」
元リノベータ―メンバー
「……違う、私達と一緒なんかじゃない。あなたと同じ未来は歩まない……来ないで! 化け物!」
GM

「抜かせ! 化物が!」
兵士たちは、興奮と怒りの視線で弾丸を浴びせる
その視線の中には、怯えも見える
兵士たちは、興奮と怒りの視線で弾丸を浴びせる
その視線の中には、怯えも見える
インペイラー

「くそ!」
かばいに入るわ。
かばいに入るわ。
元リノベータ―メンバー
障壁を展開して銃弾の勢いを殺す
インペイラー
オーヴァード側が人間に「来ないで、化け物!」言うのはなかなか熱い。
ミノリ
それは本当に思った ホット
元リノベータ―メンバー
いうほど彼人間じゃないけど……
インペイラー
でもまあ、リノベーターメンバー攻撃したのは人間だろうし
とはいえ
言った相手は結局オーヴァードって事になるか。
とはいえ
言った相手は結局オーヴァードって事になるか。
ミノリ

「否定するな。みんな同じようなものだ。敵なんてどこにもいない。
来い、力で対話しよう」
来い、力で対話しよう」
GM

「そうこなくてはな」
男の肉体から、更にいくつもの兵装が展開される
男の肉体から、更にいくつもの兵装が展開される
ミノリ

剣を自らの腕に巻きつける。触手のように張り巡らせ、自らを刃で包む。
GM

それらが同時に質量を伴った殺意として、ミノリへと放たれる
そして
仲間を庇うインペイラーの身体を、無数の銃弾が打ち抜く
叩きつけるような衝撃と熱が、インペイラーを穿つ
そして
仲間を庇うインペイラーの身体を、無数の銃弾が打ち抜く
叩きつけるような衝撃と熱が、インペイラーを穿つ
インペイラー
インペイラーがインペイルされてら
インペイラー

「ぐおぉぉぉぉぉ! まだまd」
元リノベータ―メンバー
「もうやめて! それをおろして!」兵士たちに重力を与える
GM

「うおっ……」
幾人かの兵士が膝を折る
「くそ……化物め!」
範囲から逃れた兵士が、更に銃弾を浴びせる
「死ね! 死ね!」
幾人かの兵士が膝を折る
「くそ……化物め!」
範囲から逃れた兵士が、更に銃弾を浴びせる
「死ね! 死ね!」
インペイラー

引きちぎられた体を次々と再生させながら壁になる。
「こんなんで死ねるかァ!」
「こんなんで死ねるかァ!」
ミノリ
カッケェ!
インペイラー
でも死亡フラグ立てたしね
GM

叫ぶインペイラーはしかし、見る間に自身の生命が、すり減って行くのを感じるだろう
インペイラー

「カッ、ハ……もうちょっと気張れよ、オレのウイルス共。再生間に合ってねぇぞ」
GM

これ以上浴びれば……そう思った時
GM

「これだけ痛めつければ充分だろう。総員、榴弾構え!」
インペイラーとメンバーを狙う兵士たちが、アサルトライフル下部にマウントされたグレネードのトリガーに指を掛ける
インペイラーとメンバーを狙う兵士たちが、アサルトライフル下部にマウントされたグレネードのトリガーに指を掛ける
元リノベータ―メンバー
「もうやめて! 私達は敵じゃない! 聞こえなかったの!?」
GM

「……!」
ほんの2人ほどの兵士の顔に、かすか、ほんのかすか、戸惑いが生まれたように見えた、が
「聞くな! 化物の戯言だ! 人の振りをした怪物だ!」
指揮官の叱咤に、改めて狙う
ほんの2人ほどの兵士の顔に、かすか、ほんのかすか、戸惑いが生まれたように見えた、が
「聞くな! 化物の戯言だ! 人の振りをした怪物だ!」
指揮官の叱咤に、改めて狙う
インペイラー

「鶴ヶ島よぉ、こんなのを何とかできるのかよ、おめーみたいなチビスケが……」
GM

指揮者が挙げた手を
インペイラーの眼前で、振り下ろされる
その刹那
ぱん、というこれまでの怒涛の銃声などよりも遥かに軽い、破裂音
同時、指揮者がのけぞり倒れた
その突然の出来事に、兵士らが固まる
斃れた指揮者は、肩口から出血し、呻いている
インペイラーの眼前で、振り下ろされる
その刹那
ぱん、というこれまでの怒涛の銃声などよりも遥かに軽い、破裂音
同時、指揮者がのけぞり倒れた
その突然の出来事に、兵士らが固まる
斃れた指揮者は、肩口から出血し、呻いている
GM

そこへ
『あー、あー。こちらは、U市警察R担、谷警部補だ』
別の拡声器の音声
見やると、いつの間に接近していたのか、いくつものパトカーが離れた位置に横づけされ、幾人もの警官がそれを盾に、銃を構えていた
『あー、あー。こちらは、U市警察R担、谷警部補だ』
別の拡声器の音声
見やると、いつの間に接近していたのか、いくつものパトカーが離れた位置に横づけされ、幾人もの警官がそれを盾に、銃を構えていた
インペイラー
予想外のとこ来た
ミノリ
おおう、まさかのR担
GM

『全員、ただちに戦闘行為を止め、投降せよ!』
彼らの構える銃は、ニューナンブ
兵士たちの携える銃器のどれよりも小さく、オモチャにすら見える
しかし、全員が恐れを見せぬ顔で戦場へと視線を向けていた
彼らの構える銃は、ニューナンブ
兵士たちの携える銃器のどれよりも小さく、オモチャにすら見える
しかし、全員が恐れを見せぬ顔で戦場へと視線を向けていた
インペイラー

「なんだ? 敵か?」
ミノリ

「敵じゃない。警察だ。
で、だそうだが。どうする」
襲い来る光の弾を弾きながら、目の前の男に呼びかける。
脇腹には被弾の痕、抉られた腹から血が景気良く流れている。
で、だそうだが。どうする」
襲い来る光の弾を弾きながら、目の前の男に呼びかける。
脇腹には被弾の痕、抉られた腹から血が景気良く流れている。
GM

戦場に、警察官が介入する
その非現実的な光景に、兵士らも思わず射撃を止めた後、慌てて銃口を向ける
男もまた、ミノリへと銃口を向けたままだが、攻撃を止め、そちらへと視線を送り
「R担ごときが、何のつもりだ、谷警部補」
その非現実的な光景に、兵士らも思わず射撃を止めた後、慌てて銃口を向ける
男もまた、ミノリへと銃口を向けたままだが、攻撃を止め、そちらへと視線を送り
「R担ごときが、何のつもりだ、谷警部補」
GM

「何――」
谷は口に咥えた煙草に、車用のシガーライターを押し当て、煙を一つ吐くと
「職務でしてね」
谷は口に咥えた煙草に、車用のシガーライターを押し当て、煙を一つ吐くと
「職務でしてね」
GM

「――職務?」
GM

「ええ――『市民』の安全を保障するのが、我々警官の職務でして。黒崎隊長――。
抵抗するなら、公務執行妨害だ」
抵抗するなら、公務執行妨害だ」
インペイラー

「『市民』」
元リノベータ―メンバー
「それって……」
ミノリ

「言いたい事を言ってくれたな。
彼らも、我々も、何ならあの兵士達も、『市民』だ。
お前の自滅に巻き込まれる謂れはない。お前もな」
彼らも、我々も、何ならあの兵士達も、『市民』だ。
お前の自滅に巻き込まれる謂れはない。お前もな」
インペイラー

「『市民』……へへ、『市民』か。
嬉しいこと言ってくれる」
嬉しいこと言ってくれる」
GM

「馬鹿が、安月給で命を張るか。
総員、敵性因子を排除!」
叫ぶ黒崎
戸惑いながらも、散発的に警官へと銃撃を開始する兵士
総員、敵性因子を排除!」
叫ぶ黒崎
戸惑いながらも、散発的に警官へと銃撃を開始する兵士
GM

「うわっと」
慌てて遮蔽に隠れる谷
慌てて遮蔽に隠れる谷
元リノベータ―メンバー
「敵じゃないって言ってるじゃない!」警官隊を庇う
GM

「あーあ、やっぱこうなるか」
呟いてから
『総員、『市民』を保護せよ!』
拡声器で叫ぶ
呟いてから
『総員、『市民』を保護せよ!』
拡声器で叫ぶ
インペイラー

「協力するのが『市民の義務』ってやつよォ」
ミノリ

「ああ、協力するぞ!」
GM

警官隊が拳銃で応戦する
銃器の威力は天と地だ
それでも、覚悟を持った警官隊と戸惑いの晴れぬ兵士たちとの気持ちの差が、その戦力差を辛うじて拮抗させる
銃器の威力は天と地だ
それでも、覚悟を持った警官隊と戸惑いの晴れぬ兵士たちとの気持ちの差が、その戦力差を辛うじて拮抗させる
ミノリ

男との『交戦』の構えをやめ、警官隊を庇いに入る。
GM

「待て。お前は俺がすりつぶしてやる」
ミノリの背後から、黒崎が再び砲火を放つ
ミノリの背後から、黒崎が再び砲火を放つ
GM

「いや? おっさんの相手は、俺だな」
新たな声
しかし、その姿は見えず、一陣の風が駆け抜けると、黒崎の銃身たちが弾かれたように逸れ、ミノリへと射撃が向かうことは無かった
新たな声
しかし、その姿は見えず、一陣の風が駆け抜けると、黒崎の銃身たちが弾かれたように逸れ、ミノリへと射撃が向かうことは無かった
GM

「く……何者だ!」
叫ぶ黒崎の前に、不意に、白い髪を逆立てた少年が現れる
叫ぶ黒崎の前に、不意に、白い髪を逆立てた少年が現れる
チェスニィ

「悪いな。速過ぎて見えなかったか」
インペイラー

「あいつはァ……」
元リノベータ―メンバー
「チェスニィ!」顔が綻ぶ
チェスニィ

「済まない、遅くなった」
ミノリ

「ようやく来たか」
バックアップに回ってくれていたのを承知の上で、そう言ってのける。
バックアップに回ってくれていたのを承知の上で、そう言ってのける。
チェスニィ

「散らばった連中を搔き集めるのに、ちと時間が要ってな」
GM

その言葉と同時、警官隊へと発砲していた兵士たちが次々と倒れる
現れるのは、幾人もの少年少女
現れるのは、幾人もの少年少女
チェスニィ

「お前ら殺すなよ? どっかの怖ぇ女に叩き潰されたくなきゃな」
GM

その言葉に、彼らは手を挙げて応える
インペイラー
圧倒的戦力差がないと「殺さずに無力化する」のは無理だからなぁー
ミノリ
それはそーう
割と無茶言ってる
割と無茶言ってる
インペイラー
登場キャラバランス的にインペイラーUGN側だったのかなー
こんな顔して身を潜めて守る側だったの。
こんな顔して身を潜めて守る側だったの。
GM

残るは、もはや黒崎のみ
投降した兵士らが、手を頭の後ろで手を組んで地に伏す
投降した兵士らが、手を頭の後ろで手を組んで地に伏す
元リノベータ―メンバー
「これでわかったでしょ、あたしたちは人間だ!」
GM

その言葉には、応えることもできず。
「貴様ら……」
黒崎が歯噛みする
「貴様ら……」
黒崎が歯噛みする
チェスニィ

「まだやるかい? 俺が見えないおっさんが、俺とそこの怖い嬢ちゃん相手に」
ミノリ

剣を下ろし、地面に突き立てる。
GM

黒崎は、銃を収め、膝を地につく――
と見るや、その腰部から猛烈な白煙を噴き出した
と見るや、その腰部から猛烈な白煙を噴き出した
インペイラー

「あっ!?」
ミノリ

「危ない!」
GM

視界はたちまち白に煙り
刺激的な臭気の煙幕が広がる中
『次は、過たず駆逐してやる――。それまで預けておく』
その声を残し、煙幕が晴れた時には、黒崎の姿はもはやそこに無かった
刺激的な臭気の煙幕が広がる中
『次は、過たず駆逐してやる――。それまで預けておく』
その声を残し、煙幕が晴れた時には、黒崎の姿はもはやそこに無かった
GM
あ、24時過ぎてら
すみませんでした
すみませんでした
元リノベータ―メンバー
いえいえ!
ミノリ
いえいえ!
インペイラー
おう。ちょうどいいとこで終わりそうだなと思ってた。
GM
主人公勢だけじゃなくて、こういうのはやっておきたくてさー
インペイラー
次回はオレとミノリさんの結婚式な。
GM
次回は冒頭で谷さんとのお話少ししてから、突入部隊の話に移ります
婚活だった
婚活だった
ミノリ
かっこよかったよインペイラー。考えてやろう。
インペイラー
やりぃ
元リノベータ―メンバー
コーラあげる!
GM
おっと、でもインペイラーに庇われたメンバーも、胸キュンしてそうだぞ
インペイラー
くっ。次回からそんな胸キュンストーリーが!
始まりません。
ガヤで入るの楽しいよね。ありがとうございました!
瓶ごとコーラは貰う!
始まりません。
ガヤで入るの楽しいよね。ありがとうございました!
瓶ごとコーラは貰う!
ダブルクロス3rd 目次
第十三話『ウロボロス』一覧
コメント By.結雲 悠
PCがひとりも登場しない激アツシーンだーッ!
こういう、スポットライトの影で戦っている人たちのドラマも、いいよね。
PCがひとりも登場しない激アツシーンだーッ!
こういう、スポットライトの影で戦っている人たちのドラマも、いいよね。
TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第五話『Blood Sword Girl』11(終)
子供みんなでタコパ&ホラー映画鑑賞会!
『会った人と友達になれるかもしれない世界』は、ごく狭い範囲ではあったが実現した……のかも、しれない。
本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。





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