ダブルクロス3rd 目次
第十三話『ウロボロス』一覧
こんばんはー
結雲 悠
こんばんは!
八雲 乾風
こんばんは!
赤嶺 アンリ
こんばんはー!
GM
こんばんはぁー
結雲 悠
わー
GM
あれ、BGM
赤嶺 アンリ
無音
結雲 悠
今日も静かだ。
GM
失礼しました
さて
お待たせしました
さて
お待たせしました
結雲 悠
珍しい音楽が鳴ってる
赤嶺 アンリ
よろしくお願いします
GM

作戦の向きも決定し、あとは『通路』が開くゼロアワーを待つばかり
結雲 悠

腕のメンテナンスをしながら時を待つ。
八雲 乾風

思うところがあって甲板で雲を眺める
赤嶺 アンリ

そうなればすることはというと、剣を手入れし、足の具合を確かめ、そして甲板で酒を飲むことだ。
せっかく飲むなら見晴らしのいい場所がいい。
せっかく飲むなら見晴らしのいい場所がいい。
GM

それぞれが思い思いの時間を過ごす
赤嶺 アンリ

「ぷはぁ」
八雲 乾風

「うわ。
……ねえ」
……ねえ」
赤嶺 アンリ

「ありゃ、びっくりされた。どしたんさー?」
八雲 乾風

「足、どんな感じなの?」
赤嶺 アンリ

「ああ。んー、今んとこ普通に俺の足」
とんとん、とつま先で床をつついてみせる。
とんとん、とつま先で床をつついてみせる。
八雲 乾風

「なんか、出てきたりしないんだ」
赤嶺 アンリ

「最初んときは喋ってたんさけどねぇ。そっちの目は相変わらず、あっち見てんさ?」
八雲 乾風

「えっ喋るの!?」
結雲 悠
お、専用グラだ!
赤嶺 アンリ
おおおお!? すごい
八雲 乾風
まるぅい!
GM
ヘリからの画像、って言ったらヘリコプターって書いちゃうChatGPTくん
結雲 悠
あるあるー
八雲 乾風
わかりやすさ重点
赤嶺 アンリ
解釈できないもの文字で書いちゃいますよねぇ
赤嶺 アンリ

「喋ってたっつーか、雰囲気? なんか意思がある感じーだったんさ」
八雲 乾風

「……そっか」
赤嶺 アンリ

「八雲のは喋らんさ?」
八雲 乾風

「いや……」手を当てて
「ねえ、いるの?」と呼びかけてみたり
「ねえ、いるの?」と呼びかけてみたり
GM

より無垢な存在であるがゆえなのだろうか、明確な意思めいたものは感じられない
しかし、ただ衝動的な、あるいは好奇心からか
ベヘモトへと視線を向け続ける
それが求めるのは、回帰なのか、それとも同族嫌悪なのだろうか
しかし、ただ衝動的な、あるいは好奇心からか
ベヘモトへと視線を向け続ける
それが求めるのは、回帰なのか、それとも同族嫌悪なのだろうか
八雲 乾風

「……あの、さ。ちょっとはこっちのほう見てみない?
……もし、いるならさ。話してみたいんだけど」
……もし、いるならさ。話してみたいんだけど」
赤嶺 アンリ

「んー、頑固」その様子を見てくつくつと笑う。
八雲 乾風

「ねえ、あれが気になるの?」
結雲 悠
視線が左右でずれちゃってる?
GM
ウロボロス側の視界は、遠隔視のようにベヘモトを睨み続けている
肉眼の方は普通
肉眼の方は普通
八雲 乾風

「……はあ。経塚さん、話すコツとかあるの?」
赤嶺 アンリ

「こいつが喋ったんも、最初だけさからねぇ」こんこん、と踵で床を叩く。
「そのあとはさーっぱり、しらんぷり」
「そのあとはさーっぱり、しらんぷり」
八雲 乾風

「……足とか、目とかじゃなくて、生きてるんだよねたぶん」
赤嶺 アンリ

「ん。さねぇ。こいつがEXレネゲイドだとすりゃ、形は大きな問題でもねぇが。
こいつはこいつで、別個に生きてる」
こいつはこいつで、別個に生きてる」
結雲 悠
二つの生命体がくっついてる状態かー
ヴェロニカ

「ワケわからないモンに話し掛けて、アナジまでおかしくならないでね」
廃棄予定のコンテナを与えられて、それらをウォーミングアップとして叩き突きボコボコにしていたニーカがやって来る
廃棄予定のコンテナを与えられて、それらをウォーミングアップとして叩き突きボコボコにしていたニーカがやって来る
結雲 悠

メンテ終わって上がってきた。
八雲 乾風

「ニーカ。いや、俺はただ友達になれたらいいなって」
白岡 久喜

「そもそも、覚醒したオーヴァードにそんなもん後付けして平気なもんなんか?
それこそ、あの玉っころの中の女みたくならんのか」
それこそ、あの玉っころの中の女みたくならんのか」
ミノリ

「さあな。最初から分からない事だらけだろう」
ぬっと甲板に上がってくる。
ぬっと甲板に上がってくる。
八雲 乾風

「別に、襲ってくるような感じもないんだけど」
ミノリ

「今は大人しくとも、ここぞという所で暴れ出さないとも限らない。
それでも、他に手はなかった」
それでも、他に手はなかった」
結雲 悠

「そうか、仲良くなっとけばそんな時にも言うこと聞いてもらえるかも?
足はともかく、目って難しいな……」
足はともかく、目って難しいな……」
GM

皆がなんとなく集まりそう話していると
このホライズンに保護されていた、オーヴァードの一団が甲板上に現れ、作業員に誘導されながら輸送ヘリへと向かって行くのが見える
このホライズンに保護されていた、オーヴァードの一団が甲板上に現れ、作業員に誘導されながら輸送ヘリへと向かって行くのが見える
八雲 乾風

「あれ、あの人たち……」
GM

見ると、その中には一度戦った者の姿も見える
その中の一人が、こちらに気付き
「よぅ」
声を掛けて来た
その中の一人が、こちらに気付き
「よぅ」
声を掛けて来た
赤嶺 アンリ

「おー」手を振る。
八雲 乾風

「あ、うん」
結雲 悠

あ、新しい人たち。
GM

「お前ら、突入組だろ」
赤嶺 アンリ

「ありゃ、噂が速ぇさねぇ」
八雲 乾風

「うん、一応ね」
ミノリ

「ここを出るのか?」
GM

彼らは、衝動を抑えきれぬことを悩み苦しんでいた少年を含む一団だ
結雲 悠

「みんなはどこ行くの?」
GM

「いや――俺らは、アイツの周辺警戒だ」
彼はそう言ってから、自嘲するように小さく笑って肩をすくめ
「要は、お前らの露払いとケツモチだよ」
「俺らにできることなんざ、その程度ってことだろ」
彼はそう言ってから、自嘲するように小さく笑って肩をすくめ
「要は、お前らの露払いとケツモチだよ」
「俺らにできることなんざ、その程度ってことだろ」
八雲 乾風

「えっそうなの、なんかごめん……」
GM

「あやまんじゃねーよ! 余計に腹立つわ!」
赤嶺 アンリ

「まあまあ。役割がちげーってやつさー」
阿修雷

「どこにいるのかと思ったら……」
結雲 悠

「ありがとう、頑張ってくる」
GM

「へっ、外に漏らすんじゃねぇぞ」
結雲 悠

「うん!」
阿修雷

「漏れたら食われる前にとっとと逃げるアル」
鶴ヶ島 絢子

「アシュレーやめなよ」
タブレット端末を抱えた鶴ヶ島も秘書官と共にやって来る
タブレット端末を抱えた鶴ヶ島も秘書官と共にやって来る
赤嶺 アンリ

「お。鶴ヶ島。
背後は任せたぜってことじゃねぇーんさ?」
背後は任せたぜってことじゃねぇーんさ?」
ミノリ

「随分と集まってきたな」
鶴ヶ島 絢子

「私たちの戦力はまだまだ少ないんだから、みんながそれぞれに力を尽くしてあたらないと」
言いながら、タブレット端末を叩いている
言いながら、タブレット端末を叩いている
阿修雷

「私は任務より自分の命を優先しろといってるだけヨ」
鶴ヶ島 絢子

「言い方ー」
GM

「鶴ヶ島さん、草稿の首尾はいかがですか?」
秘書官が背後から声を掛ける
秘書官が背後から声を掛ける
鶴ヶ島 絢子

「あ、はい、大方のところは……」
結雲 悠
支部長sにいろいろツッコミ貰いながら作ったのかな……
GM

「念のため、共有してくださいね。我々の今後に影響するスピーチでもありますから」
鶴ヶ島 絢子

「うぅ……キンチョーさせるなぁ」
結雲 悠
そうではなかったらしい。
鶴ヶ島 絢子
これから色々言われる
八雲 乾風

「鶴ヶ島さん、自分でやるんだ」
結雲 悠

「すごいね!」
ミノリ

「自分で書き上げるのが、一番熱も入るだろうからな」
GM
そのつもり(鶴ヶ島スピーチ)だったけど、その辺りリチャードさんとか古賀さんはどう納得したんだろう
この小娘にスピーチさせるという展開を!
いい機会だから、ここで本人たちにこじつけてもらおう!
この小娘にスピーチさせるという展開を!
いい機会だから、ここで本人たちにこじつけてもらおう!
古賀 咲夜
うーん
古賀的にはそういうの大人がやった方がいいと思ったけどね。
矢面に立つのは大人であるべきだと思ってたからー
どうしたらいいかなぁー
古賀的にはそういうの大人がやった方がいいと思ったけどね。
矢面に立つのは大人であるべきだと思ってたからー
どうしたらいいかなぁー
GM
どうなんだろね
そうする?
政治的にはいたいけな少女が! みたいなプロパガンダ要素もありっちゃりな気もするが
そうする?
政治的にはいたいけな少女が! みたいなプロパガンダ要素もありっちゃりな気もするが
古賀 咲夜
プロパガンダとしてやるなら、今まで古賀が「やだなー」って思ってたやり方と同じだからね。
GM
そうなのよね
リチャード

「……伝えたいことがあるのなら、あなたの言葉で、あなたの声で届けるべきです」
赤嶺 アンリ

「自分でやって、自分で背負うのが、一番ボロが出ない」かな、アンリとしては>鶴ヶ島に自分でやらせる理由
古賀 咲夜
そこはやっぱり本人が程度はどうあれ「自分の言葉でやる!!」って言ったのがまるいかなと思ったり。
それくらいの意志力は欲しいかなって。
ごちゃごちゃとした大人の世界をぶち破って一本おったてるわけだから。
それくらいの意志力は欲しいかなって。
ごちゃごちゃとした大人の世界をぶち破って一本おったてるわけだから。
GM
ふむふむ
古賀 咲夜
その影でできる限りのアシストをするよってことで納得してんだ。
GM
ではとりあえず
鶴ヶ島 絢子

「リチャードさん、ありがとうございます。私に任せてくれて」
リチャード

「いえ……我々は失敗を認め、前に進まなければなりません」
古賀 咲夜

「あなたは私たちが守るから、胸張って行ってらっしゃい」
鶴ヶ島 絢子

「ありがとう、古賀さん。私の想いを、みんなに届けられるよう、頑張ります。
そして、みんな」
向き直る
そして、みんな」
向き直る
ミノリ

「ああ」
赤嶺 アンリ

「ん」
八雲 乾風

「うん」
結雲 悠

「うん」
阿修雷

頷く
鶴ヶ島 絢子

「本当は、私も行くべきなんだろうけれど……。うぅん、やめた。ベヘモトーーー蕨さんのことを、お願い」
阿修雷

「これは家族の問題ヨ、気にしないネ」
結雲 悠

「こっちは任せて」
ミノリ

「ああ。そっちは頼んだ。
戻った時に……、八雲が夢見た世界を、見たいんだ」
戻った時に……、八雲が夢見た世界を、見たいんだ」
ヴェロニカ

「え、アナジが?」
阿修雷

「サイレントシープ」
結雲 悠

目を閉じ、うつむいて、胸に手を当てる。
赤嶺 アンリ

「ああー。同姓の別人なんさ」
ヴェロニカ

「あ、そっちか」
八雲 乾風

「はは……俺もなんか夢みよっかな」
ヴェロニカ

キュピーン
ニーカの瞳が光った気がした
「じゃ、じゃぁアタシも――」
ニーカの瞳が光った気がした
「じゃ、じゃぁアタシも――」
GM

言いかけた時
八雲の瞳が、ぐり、ぎゅん、と蠢き、反転した
八雲の瞳が、ぐり、ぎゅん、と蠢き、反転した
八雲 乾風

「えっ」
赤嶺 アンリ

「わお」
GM

蠢いた眼球は、二転三転した後、再びベヘモトを捉える
そして、八雲のウロボロスを通じた視界の中、その表面を滑るリング状の力場が、加速した
そして、八雲のウロボロスを通じた視界の中、その表面を滑るリング状の力場が、加速した
結雲 悠

「それ大丈夫!?」
八雲 乾風

「……動いてる」
GM

「おい、何だありゃぁ――」
背後、状況把握のため、メディアのLIVE映像を映し出していたモニターを注視していた甲板作業員らが声をあげた
背後、状況把握のため、メディアのLIVE映像を映し出していたモニターを注視していた甲板作業員らが声をあげた
リチャード

モニターに注目する
GM

その映像の中、黒球の表面が、液体の波紋のように蠢く
同時に音声で、狼狽えるアナウンサーの声
モニターの向こうで、黒球の周囲の白砂がうねるように持ち上がり、触手めいてヘリへと迫る
同時に音声で、狼狽えるアナウンサーの声
モニターの向こうで、黒球の周囲の白砂がうねるように持ち上がり、触手めいてヘリへと迫る
結雲 悠

「うわっ!?」
GM

回避機動を行ったのか、視界が傾き、アナウンサーの悲鳴が聞こえ
しかしその直後、映像は途切れた
しかしその直後、映像は途切れた
結雲 悠

「……やられた?」
GM

即座に別のメディア映像へと切り替わるが、その中で、恐らくは撃墜されたのであろう、ヘリが一機炎と煙を上げて墜落して行くのが見える
リチャード

「なっ、P1応答してください! 応答……」
GM

その映像を撮影しているヘリも、狼狽える声と共に離脱を図るが、即座に映像が途絶えた
リチャード

「哨戒機をすべて撤退!」
赤嶺 アンリ

「あっちゃ、やられちまった……」
結雲 悠
ヘリに乗ってる人たち、オーヴァードだといいね……。
GM
ただの一般報道だからなぁー
結雲 悠
ベヘモトに触れて覚醒しちゃうかもしれないし!
GM

八雲の視界の中で、ウロボロスが脈打つように変形し、これまでの静寂が嘘であるかのように、体積を増し始めたことがわかる
八雲 乾風

「起きた……」
結雲 悠

「起きたって?」
ミノリ

「先を取られるとはな。前までそうだったからずっとそうとは限らない、か」
結雲 悠

「突入時刻はまだ!?」
GM

八雲の視界の中で、球を形作るリングは加速しているのがわかる
結雲 悠
計算狂っちゃわない?
GM
狂うだろうねぇ
八雲 乾風

「リングが、動いて早く、なって」
GM

その発言に、秘書官はは、と息を呑む
結雲 悠

「えっ、それって、まずいんじゃ」
阿修雷

「おい、すべてのリングがそうなのか?」
GM

全てがそうだ
八雲 乾風

「えっと、うん、そう」
赤嶺 アンリ

「って、そしたら計算狂うんじゃねぇんさ」
GM

「阿修雷さん、再計算をお願いできますか? 私もフォローします」
阿修雷

「なら道が通るのが早くなるだけヨ」
赤嶺 アンリ

「アシュレー、再計算!」
阿修雷

「八雲、一番外側のリングは何秒で回る」
八雲 乾風

「えっと、もう、2,3秒」
ヴェロニカ

「ストップウォッチ!」
ニーカがアプリを立ち上げて、アナジに渡す
ニーカがアプリを立ち上げて、アナジに渡す
八雲 乾風

「また早くなって、えっと今1.5秒で」
阿修雷

「加速度はわかった、それなら……」
GM

「1.5……」
思わず声を喪う秘書官
思わず声を喪う秘書官
結雲 悠

「通り抜ける時間、あるのかな……」
GM

再計算を行うと、本来10時間弱後とされていたゼロアワーは、わずか2時間余りに短縮することがわかる
甲板上には、映像の異常も受けて混乱が広がる
甲板上には、映像の異常も受けて混乱が広がる
阿修雷

「2時間後」
GM

先のオーヴァードたち一団も
「おい、どうすんだ。
今出ねーとヤバいんじゃねーのか」
と作業員に食って掛かり、作業員も
「あ、えっと、待ってとりあえず上に確認を――」
と混乱している
「おい、どうすんだ。
今出ねーとヤバいんじゃねーのか」
と作業員に食って掛かり、作業員も
「あ、えっと、待ってとりあえず上に確認を――」
と混乱している
ミノリ

「詰め寄るな。混乱するな。余計に出るのが遅くなる」
混乱の合間に割って入る。
混乱の合間に割って入る。
阿修雷

「おかげでもっと加速が必要ネ」
GM

秘書官は、端末を叩きながら
「通路が有効な直径を維持できる時間――。
ご……5秒……?」
「通路が有効な直径を維持できる時間――。
ご……5秒……?」
阿修雷

「早いな、正解ネ」
GM

「いえ、ベヘモト自体が肥大化し続けるならば、もっと早い可能性も――」
冷や汗のにじむ額の上、美しい金髪を握りしめるようにして、秘書官が呻く
冷や汗のにじむ額の上、美しい金髪を握りしめるようにして、秘書官が呻く
赤嶺 アンリ

「わーお」
結雲 悠
目視と口頭でタイミング合わせてんの凄いよな。
赤嶺 アンリ
確かに。
GM

「ひ、秘書官……」
そこに、別の作業員が声を掛ける
それに気付かぬようにぶつぶつと何かつぶやいている彼女に、作業員がなおも声を掛けると
「何ですか!? 今、忙しい――」
「……間に合いません」
「何が!?」
「……突入弾頭の搭載……です」
もはや半笑いの顔で、震える唇からなんとか声を絞り出す作業員
そこに、別の作業員が声を掛ける
それに気付かぬようにぶつぶつと何かつぶやいている彼女に、作業員がなおも声を掛けると
「何ですか!? 今、忙しい――」
「……間に合いません」
「何が!?」
「……突入弾頭の搭載……です」
もはや半笑いの顔で、震える唇からなんとか声を絞り出す作業員
結雲 悠
オヤ・マー
阿修雷

「ハハ。
どのみち燃料が足りないヨ」
どのみち燃料が足りないヨ」
GM

「そ、その通りです……。も、もともと……搭乗員の安全装備の設置を先行していたので……。それも間に合うかどうか……」
赤嶺 アンリ

「ありゃま。やっぱ中で潰れて戻るしかねぇ」
結雲 悠

「蕨さん!!
蕨さん、入れてよ!」
虚空に叫ぶ。
蕨さん、入れてよ!」
虚空に叫ぶ。
白岡 久喜

「云うて届くんなら苦労せんわ。……なんか他に手はないんか」
GM

「どうすれば……」
阿修雷

「入り方を変えればイイアルヨ。
古賀支部長」
古賀支部長」
古賀 咲夜

「……なあにっ!?」
阿修雷

「あなたの力でニューホライズンを制御することはできるアルか?」
古賀 咲夜

「できなくはないけど。
……やっちゃう?」
再生不能の人には脱出して貰わなきゃ。
……やっちゃう?」
再生不能の人には脱出して貰わなきゃ。
阿修雷

輸送機に向かうオーヴァードたちにも声をかける
「力自慢はどれだけいるネ」
「力自慢はどれだけいるネ」
GM

いくらかのオーヴァードが手を挙げる
阿修雷

「ニューホライズンの最高高度から急降下爆撃するネ。ランチャーはコイツらヨ。
この際箱はなんだっていいアル」
この際箱はなんだっていいアル」
鶴ヶ島 絢子

「や、やっぱりそんなことだと思った」
古賀 咲夜

「船体も責任も重すぎ~」
阿修雷

「ん、いや、そうか。
ヴェロニカ」
ヴェロニカ」
ヴェロニカ

「何よ」
阿修雷

「お前の髪で全員巻けば余計な重量が要らないネ、しかも頑丈アル」
ヴェロニカ

「アタシにぶん投げろって言うのかと思ったけど、それならやってやんなくもない」
結雲 悠

「むちゃくちゃだ……」
阿修雷

「2,3人潰れるくらいは気にしないヨ」
結雲 悠

「うん、まあ、もう潰れたことあるし……」
ヴェロニカ

「アタシなら、形も厚みも変えられるから、衝撃もある程度なんとかできるわよ。バカにしないで」
鶴ヶ島 絢子

「じゃぁ最初からニーカちゃんがやれば良かったんじゃ……」
古賀 咲夜

「……これ、任せて大丈夫?」
リチャードさんに。
リチャードさんに。
リチャード

「人間の乗組員は総員退艦」
古賀 咲夜

「……わかったわ」
GM

「待てよ」
先ほどのオーヴァードの彼が割り込む
先ほどのオーヴァードの彼が割り込む
阿修雷

「何か」
GM

「たった2時間で、ここに逃げ込んだ連中全部、退避なんてさせられるのか? それに降りたって、戦場のど真ん中だろ」
実際、それはタイトすぎるスケジュールである
少なからぬトラブルが予想されるだろう
実際、それはタイトすぎるスケジュールである
少なからぬトラブルが予想されるだろう
古賀 咲夜
色々なオーヴァードが乗っていることを考えると、何とかできそうな人員はいそうな気はすんのよね。
阿修雷

「ふむ、しかし何もしなければいずれあれに全員食われるヨ……多少の犠牲は仕方ないネ」最後のセリフは少し芝居がかって
GM

「……」
彼は、しばし、甲板を睨んでから
「俺がやってやる」
ぼそりと呟く
彼は、しばし、甲板を睨んでから
「俺がやってやる」
ぼそりと呟く
阿修雷

「ほう?」
GM

「か、勘違いすんじゃねぇぞ! ノーマル人なんぞ、どうでもいいんだぜ! 戦えないオーヴァードも乗ってんだろうが!
俺のシンドロームはハヌマーンだ。それと、こいつはキマイラ」
背後でおどおどと縮こまっていたのは、衝動が抑えられぬと言われていた少年だ
「どのみちただぶん投げて落としただけじゃ、的が外れっちまうかもしれねーだろ。
俺とこいつが一緒に落ちて、ギリギリまで加速と誘導をしてやる。
5秒? ……ハッ、俺の世界は音速だぜ。文句なしに叩き込んでやるよ。お前らはつぶれっかもしれねーけどな」
俺のシンドロームはハヌマーンだ。それと、こいつはキマイラ」
背後でおどおどと縮こまっていたのは、衝動が抑えられぬと言われていた少年だ
「どのみちただぶん投げて落としただけじゃ、的が外れっちまうかもしれねーだろ。
俺とこいつが一緒に落ちて、ギリギリまで加速と誘導をしてやる。
5秒? ……ハッ、俺の世界は音速だぜ。文句なしに叩き込んでやるよ。お前らはつぶれっかもしれねーけどな」
阿修雷

「………助かるヨ、アリガト」にぱー
GM

「礼なんて抜かしてんじゃねー! お前らのためじゃねぇかんな!」
唾を飛ばして真っ赤な顔で吠える彼を、あうあう言いながら背後のキュマイラの少年が抑える
唾を飛ばして真っ赤な顔で吠える彼を、あうあう言いながら背後のキュマイラの少年が抑える
阿修雷

「外したら100年笑ってやるネ」
赤嶺 アンリ

「そんなこと言われたら礼を言いたくなっちゃうんさ~」
そう言った直後に、不意に真顔になる。
「ありがとなんさ。助かる」
そう言った直後に、不意に真顔になる。
「ありがとなんさ。助かる」
結雲 悠

「ありがとう、お願い」
八雲 乾風

「ありがとう、無茶、しないでね」
GM

「ふん。
そうすりゃ、この艦もギリギリまで寄せなくてもいいだろ」
そうすりゃ、この艦もギリギリまで寄せなくてもいいだろ」
古賀 咲夜

「ええ、助かるわ」
赤嶺 アンリ

「無理はお互い様さけど、生きて戻るんさ。互いに」
阿修雷

「船の強度と降下距離の計算はそちらの女史に任せるアルヨ」
GM

「わ……わかりました……」
唐突に目の前で立ち上がった事態に、思わずぽかんとしてから
は、っと意識を取り戻し
「戦力の再編を! 活動を始めたベヘモトは危険です、包囲隊はより戦闘に特化した人員を、投擲部隊の人選と編成、それから……」
つながれたか細い希望の糸に、ようやくいくらかの冷静さを取り戻した彼女の指示が飛ぶ
唐突に目の前で立ち上がった事態に、思わずぽかんとしてから
は、っと意識を取り戻し
「戦力の再編を! 活動を始めたベヘモトは危険です、包囲隊はより戦闘に特化した人員を、投擲部隊の人選と編成、それから……」
つながれたか細い希望の糸に、ようやくいくらかの冷静さを取り戻した彼女の指示が飛ぶ
結雲 悠
この船ガーゴイルくんとかチェスニィも乗ってるんだよな。
GM

ゼロアワーまで、残り1時間45分――
GM
というわけで、本日はここまでに
結雲 悠
ありがとうございましたー!
GM
作った原稿は次回までお預け
阿修雷
お疲れ様でした!
赤嶺 アンリ
ありがとうございましたー! 突撃だ!
八雲 乾風
曲芸飛行する空中空母からのセンセーショナルな演説
赤嶺 アンリ
あらかっこいい
結雲 悠
今日の展開相談した上でやってたのかどーかは気になっておるw
GM
今日の展開?
結雲 悠
トラブルからのどうやって突入すんののあたり
GM
一応そういうイベントは起こす予定だったよ
阿修雷
前のアシュレーはあの2人気にかけてたし見せ場があるようでにこにこやでぇ
結雲 悠
人助けでも衝動を発散できるならいいな。
GM
彼らも大切な仲間だからね!
ダブルクロス3rd 目次
第十三話『ウロボロス』一覧
コメント By.結雲 悠
突入作戦が固まって、あとは時間を待つだけ……そんな時に突然の異変。
作戦を変更せざるを得ない!
突入作戦が固まって、あとは時間を待つだけ……そんな時に突然の異変。
作戦を変更せざるを得ない!
本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。






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