TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第十一話『嵐に告ぐ』 2


こんばんは
結雲 悠
待機中
またご
まつんご
結雲 悠
またごちゃん久しぶり
GM
失礼しました、こんばんはー!
あらお久し振り
またご
最近出番がないんご
結雲 悠
ないね
GM
鶴ヶ島さんまだかな?
結雲 悠
いるらしいよ
鶴ヶ島 絢子
あれ?
送れてなかった
またご
みえたんご
GM
おや
鶴ヶ島 絢子
失礼しました
GM
いえいえ、では差し支えなければジワッと始めて参ります
結雲 悠
ジーワジーワ
GM
夏かな?
またご
カナカナカナカナカナカナ….

結雲 悠
1d10 (1D10) > 5
[ 結雲 悠 ] 侵蝕率 : 40 → 45
GM
そうして、鶴ヶ島絢子は口火を切った。
一方、その頃……。
結城悠は彼らから離れて、ひとり与えられた居室に佇んでいた。
結雲 悠
ポツーン
呼ばれたけどいまいち気持ちの整理がつかなくて、動けなかった。
GM
居室の中にはテレビモニターなど、必要な物は一通りある。
モニターの中ではヒーローものの番組をやっていて、点けているなら勢いのよい声が室内に響くだろう。
結雲 悠
観てるけど、観てないな。ぼんやりしてる。
GM
手元にある炒飯は少し冷えてしまっている。
他のメンバーが一通りいないためか、あなたの居室の近くはすこし、静かだ。
結雲 悠
行った方がいいよな、と思いつつも、冷めた炒飯を延々とつついている。
やっと阿修雷のことが飲み込めてきたところだったっていうのに。
「はーーーー。帰りたい」
しかし店はもうない。
GM
店はもうない。N市の平穏ごと燃えてしまった。
それをしたのは彼女だと、彼女は背負いたがっていただろうか。
阿修雷
1dx+6 今日の炒飯 (1DX10+6) > 7[7]+6 > 13
まぁまぁ
結雲 悠
おいしい。
鶴ヶ島 絢子
カチカチ炒飯
結雲 悠
「……駄目だ」
ここでぼやっとしてても何も始まらない。
炒飯かき込んで、せめて情報収集にでも出よう、となんとか気持ちを切り替えようとする。
動きのないヒーロー番組なんか誰も観やしないのだ。
ご飯食べたら部屋から出ます。
GM
ヒーロー番組はモニターの中で、ワンパターンな爆発音を響かせていた。
鶴ヶ島 絢子
ヤオロズ忍法
阿修雷
そんな番組みちゃいけません
結雲 悠
女の子があんまり戦わない番組。
GM
部屋を出ると、廊下はやはり、少し静まり返っていた。
救出された一般の人々やUGNチルドレン、FHチルドレンらのいる区画とここは少し離れている。
結雲 悠
さてと。どこへ行こうか。
頭の中を整理する。
今のモヤモヤの原因は、「何をしたらいいか分からないこと」だ。
鶴ヶ島 絢子
マップ上の色んなとこに女子の顔アイコンが
結雲 悠
よーしフラグ拾うぞぉー!
結雲 悠
「何をしたら変えられる?
というより、何をしたら喜ばれるか? ってことかなぁ。
とりあえず、今ここにいる人は何をして貰いたがってるか、ってこと?
でもそんなの多すぎて分かんないよなー」
とりあえず歩き出す。
「アナジもいないのか……こんなふらふらしてるの僕だけだ」
サオリ
「ハルカ? 腹減ったのか?」
そうやって歩き出すと、サオリ…… の方だろうか。
何かの後片付けをしているのに出くわした。
ひさしぶり
鶴ヶ島 絢子
さおりん
GM
そういえばサオミノちょうど集会にいなかったので。
結雲 悠
何したらいいかなぁ僕。
お嬢様に会いに行ったらなんか情報あるかなぁ。
鶴ヶ島 絢子
お嬢様は何してるんだろう
GM
ここは基本、悠くんの中で思いを整理していただくシーンの予定です。
そのために人に話を聞きに行くのはアリ。お嬢様は独房でお休み中。
結雲 悠
じゃあこのふたりとちょっと会話したら丁度いいかな。
GM
ですね。

結雲 悠
「あー、サオリ、久しぶり。
お腹はすいてないよ。今食べた所なんだ」
サオリ
「久しぶり? 久しぶりかもしれない。久しぶりだな! 
じゃあ飲み水がたりないのか?」
結雲 悠
「そうだねー、ちょっとぱさぱさしてる。
水貰える?」
片付けてただけか。近くにサーバーとかあるなら自分で取りに行くよ。
サオリ
「わかった」
サオリはてくてくと近くの給湯室まで歩いていくと、白磁のカップにお茶を汲んできてくれる。
結雲 悠
「ありがとう」
受け取って飲む。
「……そういえばさ」
サオリ
「なんだ?」
結雲 悠
「サオリの……なんていうかな。
八雲。アナジじゃない方の。
あいつも、今の鶴ヶ島みたいな事言ってたよね」
サオリ
その名を久しぶりに聞いて、サオリは少し目を伏せた。
「ああ。今のアヤコは、少し似ている。
あの時までは、とても似ていた」
結雲 悠
「あの時って、剣に触ったとき?」
サオリ
「違う。がっくりして、全部話すって決めた時。
八雲は、ぜんぶ一人で背負っていたから。
そういうところが似てたと、サオリは思った」
結雲 悠
「ああ……そうか」
鶴ヶ島 絢子
一人で全部背負うのはもうやめたぜ
結雲 悠
「そうか。そうだよ。
あの時同じ事を言っていたはずのミノリと戦ったとき、僕は止めなきゃならないと思った。
それなのに、似た事を言う鶴ヶ島を、僕は応援したいと思ってる。
どうしてだろうと思っていたんだ。
チェスニィも前にそうやってみんな同じようにしようとした事があるって言ってた」
サオリ
「八雲は、全部なかったことにしようとしていた。
あの時のサオリは信じたくなかったけど、今は、すこしわかる」
サオリはぽつりと、どこか寂しそうに呟く。
それは片割れのミノリに似た、彼女には珍しい表情だった。
結雲 悠
「全部を、か」
サオリ
「そう、全部」
結雲 悠
「そりゃあ、そうだよね。
皆それなりに、この世界に気に入ってるとこもあるもんね……
気に入らないからって全部全部たたき壊すのは乱暴、だよね」
サオリ
「わからない、でもサオリはそれはいやだった。
だから、八雲もそれはいやだったって思いたかった」
結雲 悠
「そうだなぁ。
八雲は、『皆仲良くしたかった』だけなんだと思う」
サオリ
「仲良く」
サオリは手元でいじっていた何かのゴミを足下に置き、顔を上げた。
結雲 悠
「でも、その時は全部壊して全部なかった事にするしかない、って思ったんだ。
……今は、いっぱい人がいる。
考え方も違って、頭いい人もいて、FHUGNも、そうじゃない人も……」
水を飲み干して、サオリに微笑する。
「僕、行ってくるよ」
サオリ
「あ、待って。サオリも行く」
サオリはゴミをまとめてダストケースに放り込むと、掃除道具を用具入れにしまった。
結雲 悠
「ひとりで考えてたって、いい考え浮かばないもんね。うん、一緒に行こう。
サオリとミノリが仲良くなって一つになってるんだから、FHUGNだってできるんだよ、きっと」
サオリ
「ああ、そうしよう。……ハルカ」
結雲 悠
「なに?」
サオリ
「サオリは八雲に、何か残してほしかったと、ずっと思ってたんだ。
でも、違ったんだな。
相談してほしかった。
相談、してほしかったんだ」
結雲 悠
「今思えば僕に相談してくれていたんだと思うけど……
僕は、何も考えてなくて、何も言えなかったから。
もう友達をなくさないように、考えなきゃ。僕も」
サオリ
「そうだな、そうかもしれない。サオリもきっと、まだ何も受け取れなかったんだな……。

行こう、ハルカ。一緒に考えよう」
彼女はそっとあなたに手を差し出す。
結雲 悠
その手を取って皆がいる部屋へ向かおう。
結雲 悠
よし。いい象徴になるサオミノつれてこ。
お嬢様も連れて行ければ良かったけど、いまいち会いに行く理由……
白岡 久喜
仕方ないから牛タンでも齧って寝ていよう

GM
一方、全員が集まる室内。
鶴ヶ島絢子が口火を切ろうとした、そのとき。
部屋の外に誰かの気配がした。
阿修雷
「まず……おや」
蕨 洋美
「……ようやくかい」
結雲 悠
そーっとノック。
サオリ
その横でサオリが部屋の扉を、ココココとリズムよくノックした。
リチャード
ドアを開ける
結雲 悠
「わ。え、えと、遅くなりました」
サオリ
「たのもー」
ヴェロニカ
「ノックしすぎ」
結雲 悠
ソソソソ、と部屋の隅っこにサオリ引っ張って収まる。
サオリ
「引っ張られる」サオリはずるずると引っ張られて部屋の隅に収まった。
赤嶺 アンリ
「ありゃ、サオリも一緒さー」
鶴ヶ島 絢子
「悠くん、ミノリ、サオリも」
ミノリ
「ああ。後片付けがあってな、遅くなった」
結雲 悠
「話は聞いておかないと、いいもわるいも言えないなって思って。
どう協力していいかも、わかんないしさ」
サオリ
「アヤコが一緒に考えるなら、サオリは一緒に考えたかった。だから来た」
鶴ヶ島 絢子
「……ありがとう」
結雲 悠
「八雲と同じ事を言ってるんじゃないのか、ってちょっと考えたら、頭ゴチャゴチャになっちゃってたんだ。ごめん」
赤嶺 アンリ
「間違っちゃないさねぇ。基本一緒だし」
鶴ヶ島 絢子
「そうかも知れないね」
結雲 悠
「だから、こんどはちゃんと手伝おうと思って。
八雲が考えていた事は、たぶん全部が間違っていたわけじゃないから」
結雲 悠
よし。こんな感じで復帰。
ヴェロニカ
「アナジが?」
八雲 乾風
「えっ!?」
赤嶺 アンリ
「ありゃ。地味にややこしい」
結雲 悠
「アナジじゃない八雲が。
昔の友達だよ」
ヴェロニカ
「ややこしいな」
阿修雷
「サイレントシープか」
ミノリ
「っは。確かに苗字、同じなんだな」
ミノリが微かに笑った。
古賀 咲夜
「あー……」
鶴ヶ島 絢子
「そうか……」
赤嶺 アンリ
「友達、か。
友達、そうか、そうだったんさねぇ」
結雲 悠
「目茶苦茶年上なのに、『変な事』ばっか言う友達だったよ。
『皆仲良くできたらいい』なんて夢みたいな事。
今皆でそんな事言ってるって考えると、不思議な気分だ」
八雲 乾風
FHにもそんな人がいたんだ……」
鶴ヶ島 絢子
「そうだね」
ミノリ
「本当に人それぞれではあるからな。中々まとまりがない、FHは」
鶴ヶ島 絢子
「そして、ミノリとサオリが今ここにいてくれるのは、本当に嬉しい」
サオリ
「アヤコは一緒に考えてくれる気になった。それなら、サオリも一緒に考えたい。
八雲とはそうできなかった。ん? 違う、語弊がある? あるな。代わりじゃない。
むつかしい」
鶴ヶ島 絢子
「あはは……うん、ぜひお願い」
サオリ
「ああ、サオリもぜひそうしたい」
ミノリ
「言っておこう。こちらも同感だ」
蕨 洋美
「……ふ」
赤嶺 アンリ
「で、さっき何か言いかけたんさ? ケンカなっちゃったさけど」
なんだっけな
結雲 悠
なんだっけ。
阿修雷
誰宛てかしらん
ヴェロニカ
アシュレイでは
赤嶺 アンリ
あ、これは鶴ヶ島さんが口火を切ろうとしたことに対してですね。
結雲 悠
ああ
阿修雷
絢子じゃん?
鶴ヶ島 絢子
あれ、そうだったか
赤嶺 アンリ
分かりにくくて失礼
結雲 悠
前回ラストかな?
赤嶺 アンリ
ですね前回ラスト。
あ、詳しく聞かせての方が先だっけ
結雲 悠
腰を折ってスマナイねぇ
鶴ヶ島 絢子
遡ってみたら、ニーカとアシュレーが言い合いしてて、アシュレーが何か言いそうな感じだったから

ヴェロニカ
「そうそう、いっつも思わせぶりなんだから」
赤嶺 アンリ
アシュレーと鶴ヶ島に視線を傾け、水を向ける。
鶴ヶ島 絢子
「うん。
アシュレー、改めてあなたの考えを詳しく聞かせて」
阿修雷
「お前の落としどころはどこだ、どこまで妥協できる?
1つ、このままUGNを掌握して多少マシな箱庭を作る。お前の家のいうことを全て聞く必要はないだろう、お前の多少のワガママは許されるはずだ」
鶴ヶ島 絢子
「うん」
阿修雷
「2つ、UGNを掌握したのち、FHを壊滅させてオーヴァードの上位組織を作る。それで半分は救えるはずだ。だがお前の家の協力がなければ叶うまい」
鶴ヶ島 絢子
「うん、続けて」
阿修雷
「……3つ、持てる全ての戦力でお前の家に反旗を翻す。UGNだけでは到底敵わないだろう、ここにいる者も何人生き残るか……その先は白紙だ」
裏で色々まとめる
結雲 悠
UGN掌握して、半ばFHみたいな事言う組織作ろうってんだから大変だよな。割とごっそり入れ替えないと難しい。
UGNにそれなりに同意してくれる人はいるだろうけど。
あと都築さんも引き込もうぜ!!
鶴ヶ島 絢子
そこなんだよね
結雲 悠
っとそういえば僕その辺やる予定だったんだ。
またごちゃん糸口にして。
でも多分彼女は敵がウロボロスとなれば出てきてくれるだろうって話になってたよね。
GM
そうそう。
結雲 悠
連携とるための窓口になれればいい、って感じかな。
鶴ヶ島の実家の企みとウロボロスって関係ある事になってたっけ。
その辺固まってくれれば皆で叩けるよなー。
鶴ヶ島 絢子
そこはまだグレーだったような
阿修雷
ウロボロスってキーワードはまだでてないんだっけかな
結雲 悠
少なくとも僕たちは知らないかな?
古賀 咲夜
私やチェスニィは片鱗には触れたけど。
それがウロボロスだったかどうかまではよく分かってないわね。
まだUGNの過激なヤツがやべー実験してたわねって認識かなぁ?
GM
まだPC視点ではキーワードは見えていないですね。
今PC視点で分かっているのは、
 ・ユキさん達はアンリと蕨さんをぶつけて何かしようとしている。
 ・ユキさん達は「家」とは直接関係がない。
 ・アシュレーだけ、ユキさんたちが(鶴ヶ島さんが「家」とぶつかったタイミングで)漁夫の利しようとしているらしいことを知っている。
 ・「家」は鶴ヶ島さんの動きを利用するつもり。
 ・都築さんは別勢力。
くらいだったはず。
古賀 咲夜
纏め有り難うございます!
正直どこまでPC視点で情報出たかわかんなくなっちゃって。
GM
いえいえ、かなり期間を跨いでいるのでこれはややこしい。

鶴ヶ島 絢子
「……ありがとう、アシュレー」
3つの提案を受け、しばし目を閉じて、考える
阿修雷
「お前が当主になるまで待つというならそれでも構わんが、何百年先の話になるか」
鶴ヶ島 絢子
「流石に、そこまでのんびりするつもりはないかな」
小さく苦笑
「そうだね。その3つの中でなら、私が考えている……考えていたことは、2と3に近いものかも知れない。
私が考えていること、成し遂げたいこと。
その大前提は、オーヴァードの皆がそのことを隠さなくても良い世界にすること。
その世界を望む人は、きっとUGNにもFHにもいる」
阿修雷
「それならせいぜい2番目までがいいだろう、犠牲は半分で済む」
鶴ヶ島 絢子
「……私はね、アシュレー。
『一族』の中にも、そういう人がいるんじゃないか、って思ってる」
赤嶺 アンリ
「成程? 『一族』ったって、一枚岩じゃないだろうと見てるわけだ」
鶴ヶ島 絢子
「私は、『一族』をそれこそ皆が思うように、誰も抗うことのできない、深い闇のような、それこそ悪魔や死神のような一つの生き物のように考えてた。
だから、こんなことを考えるのは、きっと私だけだろう、と勝手に思って、先走ってた……ように思うんだ。今となっては。
でも、今は違う。
だって、こんなちっぽけな女の子一人が、なんとなくそう考えてしまうくらいだもの。きっと同じ思いを燻らせながら、否応なく従ってる人もいるんじゃないかって」
阿修雷
「崩せるのか? 支配の法を」
鶴ヶ島 絢子
「……それは、わからない」
古賀 咲夜
「確かにそうねぇ。
例外がここにいるんだものね。
例外は意外に多かったりするのかも知れないわね?」
鶴ヶ島 絢子
「……うん。ただでさえ、何百年も歴史を積み重ねてきた『一族』だもの。きっと、その中に思いを埋もれさせてきた人たちもいるはず」
ダークホース
古賀 咲夜
ただし、間者を招き入れてしまう危険性は ある
そんだけ強かにやって来た奴らなら、利点さえ正しく提示できれば利害の一致で協力してくれる人もいるかもしらんね。
白岡 久喜
今ふと思ったんだけど
ラーコーツィ一族が、もしかしたらそれがために滅ぼされた一族だったりしたら、お嬢につながって面白いかな、って
GM
ああー、成程?
古賀 咲夜
それはそれでいい感じにつながりできるね。
阿修雷
おお、それはアツい!
GM
確かにそれは面白い。お嬢様がこちらに来る流れの強化にもなりますしね。
白岡 久喜
ラーコーツィが一族を縛る考え方にムーホンを起こそうとして叶わなかったとするなら、当時ラーコーツィに賛同したり、表で言わないながらも様子見してた氏族があったら、これは分かりませんぞ!
結雲 悠
おお、そういう人たちをお嬢様が扇動できるわけだな。
偽りの姫と思いきや、だ。
白岡 久喜
お嬢が遺伝子記憶から、その記憶を思い出すことができれば
どっかにアニムス落ちてないかな
結雲 悠
血かー。
血の力を活性化してなんかこう。
GM
では調査フェイズの項目をちょっとモソモソして、そこを追加しましょうか。
確かに、お嬢様の絡む理由は考えてはいたけど流れが弱かったので、ちょうどいい。
結雲 悠
ここに一応血が使える人3人いるからー
ほかにもいたっけ。
白岡 久喜
一族の中心地、血のワインセラーから、封印されしラーコーツィの血ボトルを盗み出すミッション?
結雲 悠
シナリオが一本生えるレベルのよーな。
白岡 久喜
確かに
ただオリジナルの血液があったら、そこから蘇らせることができそうだなってw
結雲 悠
それ一族んとこじゃなくて
FHに保管されてない? お嬢様作るために
白岡さんってラーコーツィの血を入れられて作られたんじゃなかったっけ。
白岡 久喜
そうそう
結雲 悠
白岡さん自身は血族じゃないけど
白岡 久喜
だとすると、その時に血を持ち出したのが、一族への翻意がある氏族の者だったりしてね
衛藤 ゆき
そんな人たちとどうやってお友達になったのかしらねウフフ
結雲 悠
その人達今どうしてるんだろうね
白岡 久喜
先生にもぐむしゃされたのでは
発覚しても困るし
衛藤 ゆき
血の一滴まで証拠を残さないってなかなか大変ね

阿修雷
「……今は、時期が悪い」
鶴ヶ島 絢子
「そうかも知れない」
サオリ
「時期? 悪いのか?」
阿修雷
「ああ……ファータイル卿、この区画から人払いをお願いしたい。悠くん、盗聴電波が飛んでいないか入念にチェックをお願いできませんか」
結雲 悠
「わかった……」
鶴ヶ島 絢子
「……」
結雲 悠
「……今は大丈夫だ。この船からゼロになっているとは言い切れないけど」
リチャード
「この区画を封鎖しました……」
結雲 悠
「この周辺に盗聴電波は飛んでないよ」
阿修雷
「絢子、お前が今一族に反抗すれば、我々を利することになる……いや、そのために私はお前と一族が反目するように仕向けるように命を受けた」
鶴ヶ島 絢子
「……そういえば、そんなことを言っていたね。
……アシュレー。あなたは何を知っているの?」
阿修雷
「コードウェルはお前の一族に正攻法で挑むだろう、玉座に座るために。
この一連の騒ぎは何か切り札を得た、もしくは得られることが確実となったか」
鶴ヶ島 絢子
「一族へ……正面から?
そんなことができるの?」
阿修雷
「お前の一族もまた、支配者の余裕をもってそれを受けるだろう。
はっきり言って今の我々など2つの勢力同士の本戦に向けた前座にすぎん」
鶴ヶ島 絢子
「一族が、そんな力を育むようなことを許すはずが……」
阿修雷
「だが、それを利用するしかない、お前の一族の目から逃れて行動するならば」
鶴ヶ島 絢子
「……」
頤に指を当てて、考える
「そうか……
一族が絶対の強者として君臨するこの盤上で、その存在こそが、ワイルドカードになり得る……
そういうことだね、アシュレー?」
サオリ
「怪獣大決戦だな」
阿修雷
「それが何かは私も知らない。
けれど間違いなく近くにいる」
鶴ヶ島 絢子
「そして、あなたは『そこ』から来た……
だから、さっき」
>ブロック閉鎖と、盗聴探知
結雲 悠
「阿修雷……」
阿修雷
「何、もし私が間違っていればこの部屋を出た瞬間に殺される。
そうでないならば、勝機はある」
鶴ヶ島 絢子
「……」
赤嶺 アンリ
「そりゃ高速答え合わせなんさねぇ」
少し目を伏せ微笑んだ。
白岡 久喜
お嬢の源は叛逆の遺伝子だったのかー
結雲 悠
操るために遺伝子にかけられたリミッターを解除すればいーんじゃない?(適当)
赤嶺 アンリ
「ってことは、あいつらの動きを利用する、一族の中に味方を探す、それと、えーっと?」
鶴ヶ島 絢子
「そして、一族の束縛が緩んだ時を見計らって、UGNFH双方内部の同意者の蜂起を促す。
そのためには、その意思の拠り所を用意しなければ……」
古賀 咲夜
「……こっち見ないで貰えるかしら……
……いーわよ。わかったわよ。やるわ。
UGNの方はなんとかするから」
阿修雷
「蕨さん」
蕨 洋美
「……ん?」
古賀 咲夜
さっさと上司捕まえてなすりつけよう。
阿修雷
「知っていますよ、あなたの数少ないFHのご友人は、あまり我々に従順でない」
蕨 洋美
「……くっ」
苦笑
阿修雷
「赤嶺さん」
赤嶺 アンリ
「ん?」
阿修雷
「あなたは処刑人のくせに、ずいぶん見逃した相手も多いそうですね」
赤嶺 アンリ
「つまりは大体根回し、酔っ払いの力が丁度合う、と」
阿修雷
「とはいえここを動くわけにもいきませんが、メッセンジャーには心当たりがありますから」
蕨 洋美
「やれやれ、あたしゃそういうしがらみがイヤで、片田舎で堅気を決め込んでいたんだがね。
だが、ま、可愛い娘のためだ。一肌脱いでやろうかね」
赤嶺 アンリ
「蕨さんカッコイー」
蕨 洋美
「お前も働くんだよ。バカだね」
赤嶺 アンリ
「あっはっは、酒呑む仕事ならいくらでも」
古賀 咲夜
「ファータイルさん」
リチャード
「はい」
古賀 咲夜
「一緒に頑張りましょうね♪」
リチャード
「……委員会にも、話のできる人物はいます」
古賀 咲夜
「海外からも手を回していただけるのはほんっっっと助かるわ~」
実は結構強いぞ
古賀 咲夜
ちょうどよく2対2で、しかもミッション組んだ事ある人たちがいるんだなぁ。
赤嶺 アンリ
アンリはオーヴァードなので人類は真似しないで下さい。>酒呑む仕事ならいくらでも
ああー、確かに。>ちょうどよく
古賀 咲夜
アンリさんこっちの仕事もできそうね♪
赤嶺 アンリ
UGNの中にも知り合いはいるでしょうしね。衣装燃やしちゃったけど。
古賀 咲夜
更に海外勢にも話通せる上めっちゃ人望ありそうなファータイル氏もいるんですよ。
我々地味に強くない?
ショーゴさんも捕まえれば引き込めそうだし。
場合によっては春日っちも引き込めそうだし。
鶴ヶ島 絢子
量より質で勝負
古賀 咲夜
質……(春日から目を逸らしつつ)
阿修雷
何させても死なないっていう安心感
古賀 咲夜
たしかにぃー
鶴ヶ島 絢子
春日は私が一声かければ

蕨 洋美
「しかしまったく、店長をこき使おうだなんて、良い度胸してるよ」
アシュレイの額を小突く
阿修雷
「私だけ楽をするつもりはありませんよ。晴れ舞台は用意します」
蕨 洋美
「ああ。そん時ゃお前も光を存分に浴びてくりゃいい」
阿修雷
「……」
蕨 洋美
「いつまでも生っちろい顔してるんじゃないよ」
言って、短くなった煙草を、適当なティーカップに放り込み
結雲 悠
そんなふたりの様子を見て、少し懐かしそうに微笑む。
蕨 洋美
「さて、それじゃ働くとしますか。伊達に調達屋やってるんじゃない、ってところ、見せてやろうじゃないか」
リチャード
「やれやれ、複雑な暗号が必要ですね……」
蕨 洋美
言いながら、部屋を出て行こうとする
阿修雷
「あ、お待ちください」
蕨 洋美
「ん?」
阿修雷
「絢子、その時は1つめから地道にやることだ」
最初にドアを開ける
結雲 悠
「……!」
鶴ヶ島 絢子
「……!」
阿修雷
廊下に出て振り返る
GM
……扉を開けても、あなたが殺されることはなかった。
結雲 悠
ほっと息をつく。
阿修雷
「……それでは、せいぜい頑張りましょう」
結雲 悠
「もーすこし自分を大事にして欲しい」
赤嶺 アンリ
「今後の課題さねぇ」小さく笑う。
蕨 洋美
「ま、そう簡単にゃ変えられなかろうさ。
そのために、お前がいるんだよ」
言って、悠の柔らかな髪をくしゃっとして、出て行く
結雲 悠
「…………うん。
僕が守りたいもの……」
阿修雷追っていこうか。
ほっとくとむちゃするなあいつって思ったから。
サオリ
「がんばろうな、ハルカ、アシュレー、アヤコ、みんな」
サオリも一度振り返り、部屋を出る。
一瞬だけ表情をミノリのそれに変え、手を振った。
鶴ヶ島 絢子
「ありがとう、アシュレー、それにみんな」
サオリ
「サオリも、アヤコにありがとうだ。
手を取らせてくれて」
阿修雷
「ようやくやることができた、それについては感謝しよう」
鶴ヶ島 絢子
サオリに、微かに潤んだ瞳で頷きを返し
「……スタートライン、だね。アシュレー」
阿修雷
「……思いのほか、ゴールは近い」
鶴ヶ島 絢子
「……転んでも、目指して走ろう」
言って、アシュレーの前でドアの敷居を越える
そのラインを
ヴェロニカ
「えーと……つまり、どういうこと?」
首を傾げながら、とりあえず出て行く面々に続く
難しい話は3割も理解できない
八雲 乾風
「とりあえず味方を集めるってことでいいんじゃない?」
古賀 咲夜
「皆で頑張りましょうね」
八雲 乾風
「チェスニィさんにも相談しよっか、あの人仲間多そうだし」
ヴェロニカ
「……そっか。
そうだね。
会いに行こう」
古賀 咲夜
そちらは二人に任せて、大人は大人の仕事をしよう。
赤嶺 アンリ
「おっし、酒呑む仕事のお時間さ~」
盛大に出遅れた男は、うーんと大きく伸びをして部屋を出た。
阿修雷
「やっとミツルとナツキに仕事がやれる……」
FHの部屋の方に歩き出す

GM
シーンエンド。
お疲れ様でしたー! 次回から調査フェイズ!
ありがとうございました。
鶴ヶ島 絢子
お疲れ様でした!
阿修雷
お疲れ様でした!
古賀 咲夜
オツカレサマー!
GM
ではではログを取ります。

コメント By.結雲 悠
悠は迷いながら歩き回っていた。そして、昔の友人の事を思い出す。

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ダブルクロス


本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。