TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第十一話『嵐に告ぐ』 10


こんばんは
GM
とうっ! こんばんは!
阿修雷
こんここ!
GM
ココッコー ゆうこやかな?
鶴ヶ島 絢子
ゆうこやハッピー
GM
大丈夫だった!
こんばんはー!
ゆうこやだまちがいないのである。
結雲 悠
こんばんはー
GM
皆様お揃いかな
阿修雷
はーい
鶴ヶ島 絢子
はぁい
GM
では始めてまいります、よろしくお願いします。
結雲 悠
よろしくお願いします!

GM
▽ラウンド開始 セットアップ
結雲 悠
侵食が足りないなー
阿修雷
《戦術》:基本1 P.147対象のメジャーアクションのダイス+Lv5+1個、自身は対象にできない コスト6
[ 阿修雷 ] 侵蝕率 : 109 → 115
大いなる真祖
▽グラビティエリアLv3
ラウンド中、
・全キャラクターの判定ダイス[-6]
・[イニシアチブ] のエフェクト使用不可
鶴ヶ島 絢子
《赤色の従者》侵蝕:5 同一エンゲージに1体の従者を行動済状態で生み出す。能力値は全3、HPはLVx5+10。従者が存在している限り、本体のダイス-3個
《声なき者ども》侵蝕:なし 1シーンに作り出せる従者の数を+LV体する。侵蝕率基本血+7
《従者の行進》侵蝕:5 素早く未行動状態の従者を生み出す。シナリオ中LV回まで使用可能
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 90 → 100
結雲 悠
綺麗にかきけされたか

大いなる真祖
どろん、と空気が粘度を帯びた。
赤く染まった地表が鮮血となって、あなたがたの脚を染める。
無限の影、影、影が。影が背後にぴったりと存在している。あなたがたの手を、足を暗闇へと引きずり込もうとする。
影を持たぬ人間などいない。
《グラビティエリア》Lv3
ラウンド中、
・全キャラクターの判定ダイス[-6]
・[イニシアチブ] のエフェクト使用不可
結雲 悠
「うわっ」
悲鳴を上げてよろける。雷撃が安定しない!
結雲 悠
メジャーは阿修雷のエフェクトでかき消せるけど、ドッジは死んだな。
阿修雷
「このごに及んで足止めなど……落ち着いて、手も口も動きます。
むしろ銃撃には安定してよいでしょう。支障ありません」
赤嶺 アンリ
「おおっと」
酒に酔ったように数度たたらを踏み、反動でひらりと体勢を戻す。
結雲 悠
「そ、そういう考え方もあるか。
ありがとう、阿修雷っ!」
阿修雷
かすかに微笑む
GM
▽行動値16 悠くん・鶴ヶ島さん
鶴ヶ島のアクション
結雲 悠
どっちからー?
鶴ケ島なんかやる?
鶴ヶ島 絢子
うーん
100超えたし撃ってみるか
いい?
結雲 悠
僕はひたすら撃つしかできないからなー
いいよ。
阿修雷
《支援射撃》いれる?
鶴ヶ島 絢子
いただこう>支援
阿修雷
《支援射撃》:EA P.90〈射撃〉武器装備中に対象が攻撃を行う直前に判定ダイス+Lv5+1個、自身は対象にできない、1回/ラウンド コスト2
[ 阿修雷 ] 侵蝕率 : 115 → 117
鶴ヶ島 絢子
《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》侵蝕:2 CRT値をLV分引き下げる。最低値7
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 100 → 102
《小さな塵》侵蝕:2 拡大した〈知覚〉による精密〈射撃〉を行う。組み合わせた攻撃の攻撃力に+LVx2
《ピンポイントレーザー》侵蝕:2 組み合わせた攻撃を装甲値無視に。ただし攻撃力-(5-LV)
《マスヴィジョン》侵蝕:4 制限:100% 複数残像を生み出し、一斉〈射撃〉を行う。組み合わせた攻撃の攻撃力に+LVx5。シナリオ中3回まで使用可能
[ 鶴ヶ島 絢子 ] LB : 0 → 1
[ 鶴ヶ島 絢子 ] DB : 2 → 3
(3+7+6)dx(10-2-1)+4-2 コンセントレイト命中判定 (16DX7+2) > 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,5,7,7,7,7,9]+10[7,7,8,9,10]+10[2,4,5,5,7]+6[6]+2 > 38
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 102 → 110
大いなる真祖
1dx 〈回避〉 (1DX10) > 4[4] > 4
無理だ。ダメージを。

鶴ヶ島 絢子
諸共に血のぬかるみに足を取られた影たちと共に、しかし臆することなくその足を広げて四肢を支える
その足元から立ち込めるのは、黄昏の如き輝ける霧
それらの中で、それぞれがそれぞれの時代の武器を構える
あるものは投げ槍を、ある者は弓を、ある者はフリントロックピストルを、
そして、黄昏の君はその中央で、大型の銀の拳銃を構え、放つ
黄昏の雲を割って差し込む、天使が降ろした光の梯子を
ダメージ
鶴ヶ島 絢子
3d10+5+(3+1)×2-(5-3-1)+(3+1)×5 ダメージロール:コンボ【エンジェルズ・ラダー】 (3D10+5+(3+1)×2-(5-3-1)+(3+1)×5) > 21[9,9,3]+5+(3+1)×2-(5-3-1)+(3+1)×5 > 53
53点防御点無視
system
[ 大いなる真祖 ] HP : 10 → -43

大いなる真祖
とうとうと広がった夜の中心を、光の弾が撃ち抜いた。
重い重い夜のとばりに穴を開ける、一筋の陽光。
それは、夜の終焉の宣言。
夜の次に来る朝を、高らかに告げる鶏鳴。
鶴ヶ島 絢子
「終わらせてやる、お前の夜を」
阿修雷
こけこっこー!
大いなる真祖
遥か過去から世界を閉ざしてきた夜の、とうとう来たる終わり。
GM
まず、風の音が止まった。
次に、弾が開けた穴から、光が降り注いだ。
ミノリ
「終わった……、のか?」
阿修雷
「………」
GM
辺りで切り結んでいた無数の影どもが、一斉に頭を垂れるようにして溶け消えた。
鶴ヶ島 絢子
「ああ……」
再び開いた瞳からは、黒が抜け落ちていた
始まりの夜から始まった黒が、抜け落ちて行く
阿修雷
「絢子」
鶴ヶ島 絢子
「……うん」
GM
その地は朝の訪れを歓喜する、なんでもない、朝の草原。
阿修雷
「……やったな」
鶴ヶ島 絢子
「そう、だね……」
おじいちゃん
その中心で、真祖であった男が、空を見上げて倒れていた。
GM
▽戦闘終了。

鶴ヶ島 絢子
朝の光に霞んでゆく影たち
夜と共にあり続け、今、朝に消えて行こうとする影たちと共に、倒れる彼の元へと歩み寄る
踏まれる草の、さくさくという音と、朝露の混じった青い香りを鼻腔に感じながら
おじいちゃん
「……」微かに、真祖はあなたへと首を傾けた。
鶴ヶ島 絢子
「おじいちゃん」
おじいちゃん
「大きく……、なったね、絢子」
鶴ヶ島 絢子
「……うん。パパ、ママ、みんな……
おじいちゃんが、たくさんのことを教えてくれたから」
おじいちゃん
「そうか……
絢子は、全部、受け止めていたんだね」
鶴ヶ島 絢子
「うん。みんなが強くしてくれたから。
だから、ね。おじいちゃん。
私、みんなと新しい朝を行くよ」
おじいちゃん
「そうか。
そうだね。頑張っておいで」

彼の腕が微かに動いた。
ミノリが身構えるが、その腕はあなたの頭を撫でるような形で、微かに揺らめいただけだった。
鶴ヶ島 絢子
膝を折り、草の中に身を沈める彼の手の元に、そっと頭を寄せる
きっと、最初は彼も、必死に生きる1人だったに違いない
その儚さを知るが故に、その儚さを守るために、一族を守るために終わらぬ夜となった彼の、今は朝日に霞む細い彼の手に、頬を寄せる
アシュレーのヒミツ
GM
アシュレー、何かする?
それとも、「何もしない」?
阿修雷
祖父子の様子を眺めながら、こっそり後ずさって去ろうとします
GM
OK。

おじいちゃん
彼は眼を細め、壊れやすいものを撫でるように、緩やかに手を動かした。
鶴ヶ島 絢子
そっと、その感触に目を細める
周囲に佇む、夜を終わらせるために影となった者たちも皆、朝露の中に膝を折り、頭を垂れる
一族を守るために夜となった長へと
『明ける夜と共に、朝日と共に参りましょう、我らが長』
そんな声が、どこからか聞こえた気がした
おじいちゃん
葡萄酒色の光を失いつつある眼で、彼はどこへともなく微笑んだ。
鶴ヶ島 絢子
適当に演出盛る! 盛る!
阿修雷
ニンニクマシマシアブラメカラメ!

おじいちゃん
「絢子」
鶴ヶ島 絢子
「……なぁに、おじいちゃん」
おじいちゃん
「ここは、随分温かいね。おじいちゃん、何だか眠くなってきたよ」
鶴ヶ島 絢子
「夜更かしが過ぎたんだよ。仕方がないんだから。……でも。
長い夜のおかげで、ほら。
すごく、気持ちの良い朝」
つ、と気がつくと微笑みの頬に、一筋の雫
「私たちが、見ててあげる。だから、ね。
ゆっくり、休んでいいよ。おじいちゃん」
おじいちゃん
「ああ……、本当に、いい朝だ。
おやすみ、絢子」

その言葉を最後に、男はぱたりと目を閉じた。
鶴ヶ島 絢子
「おやすみ、おじいちゃん」
おじいちゃん
その身体がさらさらと音を立てながら、軽い灰へと変じてゆく。
鶴ヶ島 絢子
その灰を、朝日に温められた大地の起こす風が優しく巻き上げてゆく
それは、彼を見守る影たちと共に、朝日に溶けてゆくのだ
「みんなも、お疲れさま……今まで、ありがとう」
ミノリ
「むしろ、これからなんだろう?」
見届けていたミノリが、ふっと振り返る。
「これからは、俺達だけで進むんだ」
鶴ヶ島 絢子
「うん」
鶴ヶ島 絢子
去ってゆく、優しい夜の残滓を見届けつつ、立ち上がる
「この朝から始まる一日を、眩い今日にするために」
赤嶺 アンリ
「うぇー、肩凝ったんさ。大仕事だったんさねぇ」
ぶんぶんと肩を回す。
リビルド
鶴ヶ島 絢子
というわけで、鶴ヶ島はブラム=ストーカーの能力を失いました!
ってことにする
……してもいいかな
GM
お、いいでしょう。OK。
結雲 悠
エフェクトの組み替えするの?
鶴ヶ島 絢子
リビルドお許しいただけるなら
GM
リスペック扱いになるかな。納得のいく流れだし、シンドローム含めたリビルド、こちらは問題ありません。
鶴ヶ島 絢子
ありがとうございます!

蕨 洋美
「とんでもない一夜だったねぇ」
サオリ
「まだ道半ばだが、サオリは打ち上げを提案する! 腹が減った!」
結雲 悠
黙って崩れた灰の跡を見つめている。
GM
そこには、今この時までずっと世界の上を覆っていたとは信じがたいような、何でもない一握りの灰がある。
結雲 悠
世界が変わったんだ。
小さく呟いて、鶴ケ島を見つめる。
変えてしまったんだ。
鶴ヶ島 絢子
その視線の先で、黄昏の君と呼ばれた少女は、朝日の昇る空を眺めている
GM
昨日と同じ明日が、きっと続くと思っていた。
誰もが抱いていた、それはきっと諦めだった。
白岡 久喜
「終わったのぅ」
ふむ、と呟いて、手の平をかざすと、その中ほどから皮膚が裂けて血が垂れ、血珠を形作る
八雲 乾風
「えっ大丈夫」
白岡 久喜
「ワシの力は残っとるようじゃの。そもそも、長から血が離れていたが故か、なればこそ、ワシの力の元となった何某は、翻意に目覚めたのか。それはわからぬが。
今しばらくは、お前たちの助けとなることもできよう」
赤嶺 アンリ
「ワシの力『は』?」
ありゃ、と空を眺める少女を振り返る。
結雲 悠
同じく。
白岡 久喜
「うむ」
と頷き、鶴ヶ島を見やる
鶴ヶ島 絢子
「……うん。私の中の夜は、おじいちゃんと一緒に。
そう、感じるの」
赤嶺 アンリ
「ああ、それで『今までありがとう』だったんさ」
リチャード
「……よかった、と。そう、思います」
鶴ヶ島 絢子
つま先で地面を突いてみても、もはや影の者たちは現れることはない
皆、主人と共に去ったのだろう
「うん。よかったと思う」
結雲 悠
「鶴ケ島……」
鶴ヶ島 絢子
「大丈夫だよ、悠クン」
そっと微笑む
「私の中には、まだパパからもらった光の力がある。それに。
ちゃんと、ここに残ってるもの」
自らの胸に手を当てる
結雲 悠
「そうか」
鶴ヶ島 絢子
祖父が、ずっと手放さず、持ち続けたが故の夜の残滓
儚い者を守りたいという、想い
結雲 悠
「そうだな、鶴ケ島のつよいのって、あの力だけじゃないもんな」
鶴ヶ島 絢子
「えへへぇ。悠クンに褒められちった」
言って、なぜかアシュレーにニコニコと笑う
赤嶺 アンリ
「んー、こんなに清々しい朝なんて初めてさぁ」んー、と大きく伸びをする。
「アシュレー、打ち上げの飯なにがいーさ?」
阿修雷
煽りたかった? すまんな
阿修雷
姿が見えない
鶴ヶ島 絢子
何ぃ
鶴ヶ島 絢子
「あれ、アシュレー?」
結雲 悠
「あれ、阿修雷?
いつから……」
アシュレーのヒミツ
GM
あ、そのまま立ち去る場合はちょっとイベントが発生します。
阿修雷
おっけー!
GM
隅っこの遠いところで立ち去ろうとする姿が見えても構いませんか?
阿修雷
もちろん!

たくらみのアシュレー
鶴ヶ島 絢子
まーた何かたくらんどるんか!
阿修雷
お祝いの生クリームたっぷりチョコレートチャーハンを
鶴ヶ島 絢子
美味しいのかな
結雲 悠
組み合わせを考えてほしい
ラーメンに生クリームは合うらしいが。
GM
そうなの???
阿修雷
背脂だと思えばきっと
結雲 悠
味噌ラーメンにショートケーキだったかな?
鶴ヶ島 絢子
合うというか、豚骨ラーメンみたいになるとかなんとか
GM
ああー
結雲 悠
そうそう。
GM
まあ甘い牛脂みたいなもんですもんね

GM
あなた達が彼女の姿を探すと、揺れる草の遠い向こうに、立ち去ろうとしている彼女の姿が見えた。
この場に自分は似合わない、とでも思ったのだろうか。まったく。
結雲 悠
「阿修雷!」
ヴェロニカ
「あ、ちょっとアンタ! 何ストイックに立ち去ろうとしてんのよ」
GM
彼女の方へ向かう? そのまま去らせる?
アシュレーのヒミツ
阿修雷
闇堕ちかなわくわく

鶴ヶ島 絢子
みんなで追いかけてって、こーいつー、って絡んで笑顔で立ち去る一枚絵CGになるなら追いかけようかな
結雲 悠
僕は追うぞ!
GM
追いかけようとした、そのとき。

彼女を中心に、くろぐろとした七色の闇のとぐろが湧き出た。
ヴェロニカ
「!」
GM
それは彼女の腹から、彼女を引き裂くようにして生まれ出たようにも見えた。
ごうごうと唸るような音を立て、世界を喰らう蛇。
蕨 洋美
「アシュレイ!」
GM
それに向かって激しい嵐が巻き起こる。朝の草原を呑み込む。
赤嶺 アンリ
「っが、アシュレー……!」
蕨 洋美
そちらへ駆け出す
赤嶺 アンリ
「くそっ!」地を蹴り、その後に続く。
GM
世界に穴を開けたかのように巻き起こる嵐が、レネゲイドの風であなたがたの頬を打った。
衝動侵蝕/飢餓
GM
Eロイス衝動侵蝕/飢餓
全員、衝動判定を1回行うこと。
目標値は9。
赤嶺 アンリ
2dx (2DX10) > 8[1,8] > 8
鶴ヶ島 絢子
(2+3)dx+1 (5DX10+1) > 9[3,4,4,5,9]+1 > 10
結雲 悠
(2+2)dx+1-5 意思判定 (4DX10-4) > 10[2,5,7,10]+4[4]-4 > 10
阿修雷
アルコール切らすから
GM
強制的に侵蝕率が2D10点上昇する。
また、失敗した者は固定で<飢餓>の衝動に駆られる。
鶴ヶ島 絢子
2D10 (2D10) > 12[8,4] > 12
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 110 → 122
赤嶺 アンリ
2d10 (2D10) > 8[5,3] > 8
[ 赤嶺 アンリ ] 侵蝕率 : 107 → 115
結雲 悠
2d10 (2D10) > 14[9,5] > 14
[ 結雲 悠 ] 侵蝕率 : 94 → 108

GM
世界に開いた穴は、世界そのものを喰らおうとしていた。
体内のレネゲイドがそれに引きずられるように、激しい飢餓感を呼び起こす。
蕨 洋美
「ウチの娘に手を出すんじゃないよ!」
阿修雷
「………」
結雲 悠
「阿修雷ーっ!」
叫んで踏み出そうとする。
赤嶺 アンリ
「ぐ、う……、」
呻き、腹を押さえて唸る。その横を悠が踏み出そうとするのが見えた。
蕨 洋美
「赤嶺! ボケッとしてないで手ぇ貸しな!」
両の拳に氷を纏い、熱交換で吐き出された炎を、剣士へと吐き出す
赤嶺 アンリ
「あ、ああ、ああ!」
強く地面を踏み、片腕を燃やしながら反動で踏み出す。
GM
あなた達が踏み出したその瞬間、
世界もろとも闇は晴れ、鶴ヶ島絢子のための、あの一室の風景に戻っていた。
……そこに、アシュレーの姿はなかった。
鶴ヶ島 絢子
「……! ここは……
アシュレー!?」
リチャード
「何が起きたのですか!?」
結雲 悠
「阿修雷!  阿修雷ーーっ!」
叫んで彼女がいた辺りに駆け寄る。
GM
そこには、見覚えのある黒い破片のようなものが落ちていた。
蕨 洋美
おかしい、その役目は我のはずだったのに
衛藤 ゆき
困った子。でも体を残すなんてさすが私の一番。
赤嶺 アンリ
「分からんさ……、あいつ倒したと思ったら、急にアシュレーから黒いものが湧き出て」
焼け焦げた拳を握る。
ヴェロニカ
「何だってのよ、もう!」
八雲 乾風
「ねえ、これって……
ニーカ、ほらあれ、古賀さんやチャスニィさんのときに!」
ヴェロニカ
「え?」
八雲 乾風
「あの黒いやつじゃん?」
ヴェロニカ
その欠片へと目をやる
「……これ」
白岡 久喜
それは我も見たことがあるのに似てるかな
GM
よく似ていますね。
結雲 悠
「それは?」
白岡 久喜
「いつぞや、UGNの施設を襲った時に見たやつとよぅ似とるの」
赤嶺 アンリ
「ああ……、あの時の。
ご丁寧に関与を仄めかしてくれた、ってわけさ」
結雲 悠
「阿修雷が、残してくれたんだよ」
そう信じたかった。
リチャード
「しかし……なぜこのタイミングで」
蕨 洋美
「クソが、知るもんか!」
氷の拳で石造りの壁を殴りつけると、氷と石が砕け散る
「あたしらや『一族』が揉めてる後ろで……いや、それよりずっと以前からコソコソしてる奴がいたってわけだ」

GM
というわけで次話はミアキス&ゆきさんとの決着+アシュレー奪還編です。
結雲 悠
なるほろ
白岡 久喜
奪還だ
阿修雷
「えーせっかく気持ちよくなれたのにぃ」

赤嶺 アンリ
「白岡。……あいつの本拠、覚えてっさ?」
小さく発する声は、いつもより低い。

八雲 乾風
それおっさんが覚えてるべきじゃ
赤嶺 アンリ
おっさん彼女と組んではいたけど本拠自体は知らなくなかったっけ
八雲 乾風
白岡さんちの上モノだけか
白岡 久喜
一度来たことなかったっけ
あの時は八雲さんとアシュレーが一緒だったかな
赤嶺 アンリ
あったっけ。じゃあ互いに確認するようなニュアンスの「覚えてる?」だったことにさせてください。
白岡 久喜
OKだZOI
阿修雷
私は遅刻して目玉えぐられました
白岡 久喜
でも代わりのハイテクなやつもらえたし
GM
でもそのハイテク監視機能つきじゃん

白岡 久喜
「……ああ。
ワシが押し込められとった、あっこか。
どうやら、ハッキリさせんとならん頃合いのようじゃの」
赤嶺 アンリ
「オーケイ」パシ、と掌に拳を当てる。
「殴り込みすんさ」
白岡 久喜
「ワシも彼奴らには聞きたいことが山ほどあるでな」
リチャード
「……どうやら、嵐は去っていないようですね」
赤嶺 アンリ
「ああ」
鶴ヶ島 絢子
「アシュレー……
あなたの夜は、まだ明けないの……」
八雲 乾風
「ニーカ、俺達もいこう」
ミノリ
赤い剣を一回転させ、鞘に納める。
ヴェロニカ
「……ふん、いいわよ。しょうがないから、助けてあげる」
ミノリ
いつもより大きな音を立てて収められた剣には、微かな怒りが滲んでいた。
蕨 洋美
「人ん家の子に好き勝手ばかりしやがって。
ふんじばって一ノ倉の谷底に吊るしてやる」
吐き捨て、長さの残る煙草を握りつぶした
衛藤 ゆき
うちの子ですー
蕨 洋美
今の雇用者は私ですからー
鶴ヶ島 絢子
SRPGめいたシステムメッセージ:
『次回の出撃ユニットを選択してください』
悠が来ない
鶴ヶ島 絢子
悠クン寝落ちの可能性あるな
ちょっと様子見てこよう
GM
あら、それはお大事に
リチャード
おかえりなさい!
鶴ヶ島 絢子
今日はハードワークだったので
リチャード
お疲れ様です……
GM
なんと、それはお疲れ様です
寝落ちしてたらシーンエンドしちゃうので、そのまま寝かせてさしあげてください
お、気配
結雲 悠
ごめん、飛んでた
GM
あらら
リチャード
お疲れ様です!
鶴ヶ島 絢子
呼び戻してきました
GM
お疲れ様です。何か言いたいことあればと、バックトラック、次回の方がいいですか?
悠くん大事な所だし
リチャード
あ、じゃあ一言煽らせて
GM
お、どうぞどうぞ

結雲 悠
「僕はそんなの、嫌だからね」
リチャード
「……ミス・ワラビ。その……ご家族ということは、重々承知しているのですが」
蕨 洋美
「あん?」
リチャード
「……本当に、信用に足るのですか。彼女は」
蕨 洋美
その言葉が言い終わらぬ内に、彼の胸ぐらを掴んでいた
リチャード
「……」抵抗はしないが、その目を見つめる
GM
お、ナイス煽り
リチャード
私目線だとろくなことしかしてなんですよ彼女
GM
ファータイルさんここの流れでは割と外の方にいますもんね あと守る物のある人だし
ファータイルさん視点だと「彼女ろくなことしてなくない? 敵くない?」ってなる
蕨 洋美
「お前、アイツのどこを見てそんなこと抜かすんだい」
リチャード
「N市の襲撃を指揮したのも、今回のことも……」
蕨 洋美
「アイツは、全部一人で抱え込んで、完結しちまおうとする、まだガキなんだよ。
……大人のあたしらが先に信じてやらないで、どうするんだい」
リチャード
「……」
結雲 悠
「阿修雷を助けなきゃ」
呟く。
八雲 乾風
「待ってよ。とにかく、あの子に話を聞こうよ」
ヴェロニカ
「いいわよ。それで話にならないなら、ぶっ飛ばしてやるわ」
赤嶺 アンリ
「信じてやらんでいーんさ、別に。守るもんがあるお前の立場なら、そうなる。
ただ俺達は奪い返しに行く気だから、邪魔しないでいてくれりゃ、それでいーんさ」
剣を担いで、鶴ヶ島絢子が<真祖>に告げたように、そう一言。
結雲 悠
「阿修雷って変なやつだからさ。
たまに訳がわからないけど。
これが『したいこと』じゃない、ってことくらいは、分かるよ」
リチャード
「君は……わかりました。しかしひどい怪我だ。今は一度戻って休んでください。これは譲れません」
残党の行方
鶴ヶ島 絢子
気になるのは一族の残党はどうなる、どうするのかなー、って
結雲 悠
おひいさんのでばんだな!
リチャード
プランナー抜けた直後の春日一族みたいになりそう
鶴ヶ島 絢子
真祖に近い連中とかは、夜の力を失って、本来の寿命通りに死んで灰になりまくってたら面白そう
GM
残党がどうなったか、は特に決めていない(残っていたとしても、別の勢力と潰し合って一族としての体裁は保てなくなるかな? と思っていた)ので、そこは好きに調理して下さってOKです。
鶴ヶ島 絢子
夜が薄い連中は、とりあえず生き残ったし、力も弱まったし、「どうしよどうしよ」って春日一族みたいに混乱してるとこを白岡がなし崩しに収めたりして
リチャード
頼もしい

GM
夜は明け、しかし嵐は尽きなかった。
彼女を奪った竜の巣へと、あなた達は往く。
心に剣を携えて。

シーンエンド。
バックトラック
GM
そして、ここでバックトラックです。
結雲 悠
うーん。びみょ。おじいちゃんをタイタスするの忘れた。
阿修雷
素振り!
鶴ヶ島 絢子
よーし、ここは等倍振りだ
5D10 (5D10) > 39[8,6,6,9,10] > 39
出すぎなんよ
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 122 → 83
阿修雷
4d10 (4D10) > 20[5,5,3,7] > 20
[ 阿修雷 ] 侵蝕率 : 117 → 97
いい感じ!
素晴らしい! これが仮ボロスの力か!
鶴ヶ島 絢子
カリメロみたいな
結雲 悠
6D10 (6D10) > 25[9,5,1,4,2,4] > 25
ですぎー
[ 結雲 悠 ] 侵蝕率 : 108 → 83
赤嶺 アンリ
こちらも素振りかな。参ります。
5d10 (5D10) > 23[8,1,2,10,2] > 23
[ 赤嶺 アンリ ] 侵蝕率 : 115 → 92
GM
では、アフタープレイはDiscordにて。
本日はこれで終了です。ありがとうございました!
鶴ヶ島 絢子
お疲れさまでした!
阿修雷
お疲れ様でした!
結雲 悠
ありがとうございました!

アフタープレイ
GM
~~~「嵐に告ぐ」アフタープレイ~~~~ (基本1 P.211)
・セッションに最後まで参加した:全員1点。
・シナリオの目的を達成した:しっかり完遂! かっこよかった! 10点をどうぞ。
・最終侵蝕率:全員素振りで71~99%の間なので、全員5点。
・スケジュール調整を行った:いつも「いつもの」を作成して下さっている悠さんに1点。ありがとうございます!
・セッションの進行を助けた:進行の遅いGMにお付き合い頂き、一緒に展開を考えて下さっているので、全員に1点。
・よいロールプレイ:・ほかのプレイヤーを助けるような発言と行動:こちらはそれぞれ自薦他薦をどうぞ。複数可です。
KP
>鶴ヶ島: せや、アフタープレイありがとうございます!
お助け言動については、皆さんを推します!

>阿修雷: もちろん全員だぜ!
>悠: 全員1pでいいと思うわ。

ということですので、
1+10+5+1+1+1=19点!
悠さんはスケジュールの分が入りまして20点となります。

GMは19+19+20=58 / 3 = 19点を頂きます。
ありがとうございました!


コメント By.結雲 悠
古いものは去り、新しいものが産まれる。
それが必ずしも正しくはないが、正しさを目指す事はできるのだ。

TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第二話『World End Juvenile』3

「『普通』以上を欲しがって、それで周りから怒られるのが不自由だ、って、自分から影の中に閉じこもってしまってる……」

TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第二話『World End Juvenile』6

「世界を── 世界の眼を、覚まさせるんだ」

TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第十一話『嵐に告ぐ』 1

「それはもはや隷属であり、形を伴った強迫観念そのものです」

ダブルクロス


本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。