TRPGリプレイ ダブルクロス3rd 第十話『道なかば、嵐は来る』 6


GM
こんばんはー!
阿修雷
こんばん!
オーニャ
こんばんは!
GM
オーニャの出番は今日じゃないのシ
オーニャ
なんかすごい久しぶりに時間通りに来た
帰るのシ……(すごすご
阿修雷
キュマイラか……?)
GM
帰ってネイルを磨くがいいシ
鶴ヶ島 絢子
失礼しました
GM
いえいえ、こんばんは!
お食事はちゃんと取られましたか
鶴ヶ島 絢子
今、いい匂いが漂ってきています
阿修雷
oh…
GM
もしかして:悠くんが全力お料理中
鶴ヶ島 絢子
そうなのです
しばしお待ちを
GM
……お食事とって30分開始とかの方がいいのシ?
結雲 悠
遅刻だー!
GM
!? お片付け火の元大丈夫ですか
阿修雷
お疲れ様です!
結雲 悠
初めてもらっても大丈夫。
5分くらいスマホ参戦するから。
あ、食事時間についてはお任せするが!!
鶴ヶ島 絢子
大丈夫なのシ
阿修雷
みんなゴブリン訛りだシ
GM
うっかりスマホを落としたり服を燃やしたりなさいませぬようお気をつけて 後者はやったことないけど前者はやった スマホは死んだ
阿修雷
R.I.P.
鶴ヶ島 絢子
スマホを油にドボン
GM
完全にトドメじゃないですか
結雲 悠
しぬぁ
阿修雷
スマホ揚げ、すまりス揚げってことね
GM
いやなス揚げだなあ
結雲 悠
だれうま
GM
さて、皆様盛大にお久し振りですが、何があったか覚えておいででしょうか
覚えておいででなければログ読みのお時間をとろうかと思います
なぜなら前回シーンの真っ最中だったから。
阿修雷
悠くんの性癖を歪めようとしたところまでしか記憶に
鶴ヶ島 絢子
これから鶴ヶ島の査問会が開かれるとかなんとか
おひいさん問い詰めにいくんだっけ
む、ログインできてないな
GM
えー、
 ・調査シーン中でした
 ・衛藤ゆきの行動の情報を抜いたシーンの継続中
 ・お嬢様の記憶どうする? ってなってアシュレーがでかい部屋を借りようとしてたとこ
 ・残り情報は今の所、あと納豆だけ
あらら
阿修雷
リログしてらっしゃいませ?
結雲 悠
ただいまー。
阿修雷
おかえりなさい!
GM
おかえりなさーい
誰一人として正解してないの草
鶴ヶ島 絢子
>進行状況
結雲 悠
これによりココフォリアのログイン方法がTwitterであることに気づいたから、別の方法も追加しよ……
結雲 悠
ねばねば
鶴ヶ島 絢子
お嬢に逆行催眠でも、とかそんな話が
GM
ではそんなこんなで始めてまいります。
阿修雷
アシュレーはミツルとナツキをおひいさまとバトらせてFHの日常を思い出させるつもりですね
結雲 悠
自白剤投与しようとしてたひともいたね。
一石二鳥だ!

GM
ニューホライズン内の演習室。
あらゆる形態の戦闘演習に対応した大きな室内は、オーヴァードの戦闘に耐えうる頑丈な素材で作られ、様々な状況を想定したギミックが置かれている。
シーンとしては前回の続きとなります。
鶴ヶ島 絢子
殺人コケシとかあるのかな
リチャード
「すみません、コケシとは?」
結雲 悠
そんなワッショイされそうなのあるの?
鶴ヶ島 絢子
「コケシってアレですよ、なんか、えーっと……ジャパニーズマトリョシカ?」
GM
船内とは思えない高い天井は、ハヌマーンが走り回るにも十分な規模を備え、ソラリスが巨大な幻覚を生み出すにも十分だ。
鶴ヶ島 絢子
「つまり、裏を返せば最高の檻房にもできると」
結雲 悠
「ひろーーー!」
阿修雷
「設備は想定以上ですね。結構です。
ナツキ、ミツル、あらためてお前達の力をみたい。今から1人のオーヴァードと実戦訓練をしてもらう。全力でかまわん」
鶴ヶ島 絢子
「そんなこと言っちゃって大丈夫? ……どっちにとっても」
阿修雷
「いつものことだ」
GM
「実戦訓練だって? なあ、その訓練ってやつさ、噛んでも、食ってもいいのか」
先程の騒ぎの主犯格であった少年“ナツキ”が、背後に連れた少年を振り返りながら言う。
阿修雷
「好きにしろ……できるものならな」
GM
「ミツル、いいって」
その一言に、背後の少年が小さく頷く。獣じみて背を曲げた姿勢を取った。
結雲 悠
「……」
ちょっとワクワクするな。どっちが勝つんだろう。
鶴ヶ島 絢子
「2対1でいいの?」
阿修雷
「いや……3対1だ。お前達、私の指揮に従え」
鶴ヶ島 絢子
「……ひどくない?」
阿修雷
「手ぬるい」
GM
「……」
ミツルがアシュレーの眼を、群れの主を見据える獣の眼で見た。ひとつ頷いた獣の姿を見て、
「分かった」と、ナツキは小さく了承の意を示した。
阿修雷
「絢子」
鶴ヶ島 絢子
「ん?」
阿修雷
「彼女が万が一お前の一族の者なら、そうとわかった時点でお前に任せる」
鶴ヶ島 絢子
「うーん……本当にそうなのかなぁ。いいけど」
乾坤の血族
結雲 悠
本物ならこの程度いけるいける! ってことなのかな?
阿修雷
偽物でも強さ知ってるから見極めはまかしたでっていう
鶴ヶ島 絢子
お嬢の血の属性(雷)が現れた時点で気付く、って感じにしようか
鶴ヶ島 絢子
『一族』の血には氏族ごとにそれぞれ属性があるとかいう、そういう
GM
なるほど、差支えありません。>血の属性が出たら気づく
鶴ヶ島 絢子
はぁい!
GM
記憶については、ここでコレ思い出したい! っていうのがあれば秘匿で聞いて頂けたら。>お嬢様
白岡 久喜
ふーむ
一応、今忘れてるのは、以前のお話の後のとこだけだよね?
GM
です。>お話の後
白岡 久喜
それなら、トリガーはむしろGMにお任せした方がいいかも?
結雲 悠
一番偉い人に案内してもらえる!
GM
なるほど、そしたら必要に応じてこちらから出します。
白岡 久喜
何が起きたのか、PL自信がまだ知らないので
GM
そりゃそうだ。失礼しました。
いいタイミングだけ狙いたいかなと思ってた。
白岡 久喜
ああ、なるほど
まぁ、適度にフラッシュバックしていただけたら
「ウッ、頭が……」
ってやりますw
GM
はーい!
阿修雷
先生たちが彼女を無力化できるとすればおそらく不意打ちをしたのでしょう。それならこちらも
白岡 久喜
不意打ちでお注射された

赤嶺 アンリ
「んでそりゃいーんさけど、どうやって殴り合いにすんさ?」酒を飲みながらその様子を眺めている。
阿修雷
「ファータイル卿、彼女をここへ。何も知らせる必要はありません」
リチャード
「ですが……いえ、いいでしょう」
おひいさま連れてくるね!

白岡 久喜
下手に手枷とかしたらブーたれるから、なんか適当に煽てたり飯だとか言って誘ってくれれば
リチャード
「失礼。艦をご案内しましょう。
広い部屋もありますので、どうぞこちらへ」
白岡 久喜
「ほう、そうかえ。
ほしたら、ワシそこにお引越ししたいのう。ここ狭いし」
ホイホイついてく
結雲 悠
房にぴったりの広い部屋にお引っ越ししたいって。
リチャード
「こちらがええと、運動場のようなもので」
GM
運動場。
そう言われて連れてこられた部屋の前には、瀟洒な装飾の施された大きなドアがあった。
白岡 久喜
「あと、マンガ欲しいのう。ワシ、なんとかの奇妙な冒険、ちうの、まだ読んでる途中だったんじゃ」
結雲 悠
ながーーーーーく暇つぶしできる作品だ。
白岡 久喜
「お、ここかえ。なかなか洒落た作りではないか。気に入ったぞ。まずは扉だけ」
阿修雷
ミツルたちを隠れさせておいて1人で出迎える
「ラーコーツィ様?」
白岡 久喜
「ん?
おお、炒飯娘ではないか。久しいの」
阿修雷
「このような場所に何か御用が」
招き入れる
白岡 久喜
「いや、なんぞワシの新しいお部屋用意してくれるんじゃって」
GM
扉が開かれ、あなたを招き入れる。
室内は巨大な床張りの、演習場のような場所になっていた。
阿修雷
「いささか殺風景ではありますが」
白岡 久喜
「おー。
なかなか広いのう。これを遊び道具で埋め尽くすには骨が折れそうじゃ」
GM
あなたは何もないその広い空間を見て、ふと思い出す。
あなたは以前、こんな場所にひとりで立っていたような気がする。
そこは少し、寒かった。
白岡 久喜
「……
のう、ワシ、前にもここ来たことある?」
鶴ヶ島 絢子
「……」
阿修雷
「前に、ですか。それはないかと思いますが、もうすこし中をご覧になれば」
白岡 久喜
「それもそうじゃな! 間取りも知っとかんと始まらんしな」
のこのこと入ってゆく

結雲 悠
僕たちどこにいるんだろ
赤嶺 アンリ
柵の外みたいな場所で見てるのかな?
阿修雷
マジックミラー越しの観覧席がきっと
鶴ヶ島 絢子
青空の壁紙が貼られたマジックミラールームに

白岡 久喜
「誰ぞ、定規持っとる?」
阿修雷
パトリシアが隠れた2人に背を向けた形になったところで
「……こちらに」手を差し出す
白岡 久喜
「お、悪いのう。……ほしたら、これ、一本測ったとこに指置いてってくりゃれ。ああ、何回測ったら端っこまで行くかのう」
30cm定規を手に受け取ったところで。
阿修雷
「かかれ!」
GM
号令が空気を裂いた瞬間。
背後、丁度対角線上の二か所から。
ほぼ同時に、害意が膨れ上がった。
片方は殺意。
片方は、破壊欲だった。
白岡 久喜
二人の戦闘能力は、どっちも近接系?
GM
ミツルが近接、ナツキが近接/〈射撃〉のオールラウンダー。
白岡 久喜
最初はイベントで演出しちゃっていいのかな
GM
戦闘が発生しちゃったけど、お嬢様今回のPCではないので、ここは演出で解決しようと思います。
白岡 久喜
はぁい
では
白岡 久喜
どう考えても測り終えるのに数時間はかかりそうな30cm定規を呑気に床に当てがおうとしていた、その背後から獣の顎が襲う
その姿が、獣の目の前で掻き消えた
GM
飛んできたのは、発条のように跳躍した獣の体躯だった。それと絡み合うように、あなたの足下を掬うように弾丸のようなものが飛んでくる。
弾丸、いや、振るった手が飛ばした鋭い爪。
衝動のままに顎を開く獣はあなたの肉を捉えそこね、壁を蹴る。
白岡 久喜
壁を蹴って体勢を変えようとした獣が、宙でがくんと動きを止める
その首には、いつの間に施されたものか、細い細い赤い糸が巻きつき、それは宙へと伸びていた
阿修雷
「ナツキ、撃て」
白岡 久喜
「なんじゃ、お主は。いきなり何しよんじゃ」
離れていた者は見ただろう
獣がその細首を噛み砕く刹那、赤黒の少女は何もない虚空を蹴って、その上空へと退避していた
その両腕から、まるで手綱のように糸が獣の首に伸びていた
GM
糸に捕まっていたのは、半分人間のような不格好な、棘だらけの獣だった。獣は糸を引きちぎろうと、苛立たしげに吠える。

獣を手にとらえ、あなたの動きが止まった瞬間── 背後から弾丸があなたの心臓を狙う。
白岡 久喜
その弾丸が、背を穿つ直前で今度は弾丸の方が掻き消える
阿修雷
「ミツル、逃げるな。突っ込め」
白岡 久喜
チュン、という鋭い音
弾丸を弾き飛ばした血珠を手元でぱしんという音と共に受け止め
「なんじゃ、これもワシの遊び道具かえ?」
GM
糸に絡めとられた獣が、糸ごとあなたのもとへ突っ込んでくる。
白岡 久喜
「おっ」
GM
束縛を捻じ曲げる程の膂力。
白岡 久喜
「おお、なかなかの膂力じゃの。
しかし、真っ直ぐすぎよな」
虚空を蹴って、壁に着地
頑丈な壁に踏ん張ると、両腿と両腕に縄のような筋肉が浮かび上がる
「ちょいやっ」
掛け声一閃、向かってくる一直線の動きを捻じ曲げ、弾丸を放った少年へとその獣の巨体を放り投げた
獣の力にとても耐えられぬような、その赤く細い糸で以て。
GM
赤く、細い糸が、獣をたやすく放り投げる。
微かな悲鳴が獣の喉から漏れた。
阿修雷
「……」
白岡 久喜
壁から離れ、ふわりと床に着地
「ちょうどえかったわ。狭い部屋に押し込められて、体が鈍っておったところよ」
阿修雷
《完全演技》
ふわりと彼女に微笑みかける
白岡 久喜
その場で屈伸、伸脚、伸び、と柔軟体操
阿修雷
「さすがお嬢様……いいえ、かわいい仔」
GM
大きく埃が立ち、獣の流した血で床が濡れる。
体勢を立て直した獣の眼は、己の血の臭いで狂乱したかのような赤い光を放ってあなたを見据え──
あなたはふと、思い出した。
かわいい、わたしの仔。
そうあなたを呼ぶ銀髪の女の声。

あなたに高い位置から差し伸べられる手。
あなたはどうしてか、ひざまずいてその手を見上げていたのだ。
傅かれる立場のはずのあなたが。
白岡 久喜
「お……」
広い何もない空間に、もう一つの空間、その殺風景な光景が重なる
「なんじゃ、これ」
思わず目元を押さえ、よろめく
鶴ヶ島 絢子
「血の力を見る以前に、圧倒的じゃん。
一応、血液使いではあるみたいだけど」
阿修雷
「今ならどうかな?」
結雲 悠
「強い……」
GM
あなたの隙を見逃す彼らではなかった。
よろめいたあなたの喉笛を爪が狙う。

どうしてかあなたには、その爪が爪ではなく、鋭い針に見えた。
あなたはその鋭さがひどくきらいで、なぜか好きだったような、奇妙に入り混じった感情を覚えた。
白岡 久喜
その爪に、幾本もの鋭い針の幻が重なる
「やめぃ!」
鋭い一声と共に、これまでの遊ぶようなものとは異なる、鋭い殺気が走る
瞬間、ぱかん、という間の抜けた音と共に、獣の頭が吹き飛んだ
手から放たれた容赦の無い血珠の一投
GM
一瞬にして獣の頭が吹き飛ぶ。首から上のなくなった獣が地面に倒れ伏し、瞬く間に再生を始める。
赤嶺 アンリ
「お」それを見ていた男が酒を飲みながら小さく声を上げた。
結雲 悠
「外から冷静にこういうの見ると……
けっこうきつい」
白岡 久喜
獣の頭を穿ち、一直線に伸びた血の糸に、ほんの一瞬、光が走っていた
阿修雷
「あら、あら、大人しくしていなくてはダメよ?」
鶴ヶ島 絢子
「お?」
白岡 久喜
「ウッ……」
再び、今度は両の手で頭を抱え、よろめく
GM
やさしい笑い声があなたに降り注ぐ。
それは気味の悪いほどやさしい声だった。
白岡 久喜
目の前が揺れ、歪み、幾つもの光景が重なる
頭の中で、うすら寒い暖かな声が幾度も反響する
それらにぐわんぐわんと翻弄され、
GM
もはやあなたの眼に、獣と少年の姿など入っていなかっただろう。
白岡 久喜
「……お……ぇ」
ごぽ、と音を立てて胃液が逆流する
阿修雷
「可愛い仔……でも、もう――――」
GM
あなたは思い出す。
彼女はやさしいその声で、最後に。

あなたを真っ暗な所へと突き落としたのだ。
白岡 久喜
びちゃ、という音と共に一塊の胃液を吐き出し、片膝をつく
結雲 悠
「なんか変だよ」
鶴ヶ島 絢子
「シッ」
GM
あなたが膝をつくあいだに、獣は再生していた。
あなたが只者ではないと知り、一瞬の隙を狙撃手のようにじっと狙っていた。

その細い害意の中に、あなたは真っ暗な場所でうごめく、無数のなりそこないどもの姿を見た。
あなたはそのとき知っただろう。
あなたは捨てられたのだと。
白岡 久喜
それらの中で、
渦巻くなり損ない達の形の無い原始的な殺意と、欲、
肉と血と腐汁の中をのたうつ、光景
そして、与えられた『廃棄された』絶望
GM
その中から彼女の手は何かを拾い上げようとしていた。
拾い上げられようとしていたのは、あなたではなかった。
彼女は世界を滅ぼすなにかを産もうとしていた。
その仔を慈しむためにあなたは捨てられた。
白岡 久喜
ひどい酩酊のような幻惑の中で、とうとう両手をついて嘔吐し、喘ぐ
二人の襲撃者の前で、その姿はあまりに無防備に見えただろう
阿修雷
「……それまで」
2人を制止する
制止しようとしたものの、2人は我慢できないようだ
GM
気づいた時には、獣の牙がもうひとりの爪とともに、あなたの喉笛に迫っていた。
白岡 久喜
鋭い殺気が、黒い光条の如く、身を打ち抜く
赤嶺 アンリ
「ありゃま」男は空になった酒瓶を懐にしまい、そんな声を上げた。
白岡 久喜
それに対して現れたのは、深い闇底でただ一つ残された、反射めいたものだった
時が静止したかのような間延びた一瞬の中、全身の細胞がざわめく
常人とは異なる身体の細胞一つひとつが、迫る危機に反応する
それらが生み出す、一つ一つは極めて微弱に過ぎない電流が、まるで繋がれた電池の如く一直線に力の方向を揃える
体内で練り上げられた力は、ついには双眸からも光となって溢れ出る
阿修雷
「まずい、避け」
GM
空間全体を強い光が灼いた。
白岡 久喜
「――――――!」
赤嶺 アンリ
「うっぷ、眩しっ」
白岡 久喜
次の瞬間にそこに現れたのは、小規模な台風めいた猛烈な旋風
GM
あなたは思い出すだろう、そうだ、あのときもこうしたのだ。
血と腐汁と肉の海を切り裂いて、あなたは生まれた。
ただそこから出たかったのだろうか。彼女達を阻止したかったのだろうか。あなたは藻掻いて、藻掻いて、気づくとここに来ていたのだ。

彼女の手が何か、黒い塊をそこから掬い上げたような光景をずっと覚えていた。
白岡 久喜
そしてその風が止んだ時、そこにはただ赤黒と金の女が一人立っているのみだった
襲い来ていたはずの二人の姿は掻き消え、ただその周囲の帯電した空気が、時折びりっと閃くのみ
壁に無惨に張り付いた、少年たちの残骸が、重力に引かれ、ずるり、びしゃ、と床に落ちると同時に、女の瞳から光は消え、その場に倒れ伏した
阿修雷
「っ……」ズタズタに切り裂かれた肉塊からかろうじて再生を始める
結雲 悠
「阿修雷!」
鶴ヶ島 絢子
思わず叫ぶ悠の横で
まるで政府要人のように、幾つもの黒い影に囲まれた鶴ヶ島の姿
彼らは自らの体で蓋をするように、鶴ヶ島の体を覆い隠していた
「……
大丈夫、下がって皆」
その言葉と共に、黒い従者達は鶴ヶ島の影の中へと沈み消えていった
赤嶺 アンリ
「あっそれ便利」酒で充血した眼に光をまともに喰らって痛そうにしている。
鶴ヶ島 絢子
「便利っていうか、反射的に勝手に出てきちゃったんだけどね」
GM
寂しそうな少年の悪態が残骸の中から微かに聞こえた。彼らもまた少しずつ再生を始めていたが、ここまで徹底的に破壊されては、再生には時間がかかるだろう。
阿修雷
頭部と右肩と右腕を再生したところで身を起こす
「……やはり、実験体か。絢子、それなら彼女はやはりお前とは関係のない」
鶴ヶ島 絢子
「過去の亡霊たちが、かつての闘争の記憶に殺気立ってる。……本物だね、どうやら」
阿修雷
「……何?」
赤嶺 アンリ
「ありゃま、ガチ?」
鶴ヶ島 絢子
「その実験体ってのが何なのか、興味はあるけど。
少なくとも、ベースにあるのは、一族の力みたい」
阿修雷
「本当に差し出したのか。一族の者を」
鶴ヶ島 絢子
「うん。
血に雷電を纏うのは、ラーコーツィの氏族。
本人なのか、いわゆるクローンなのかはわからないけど」
阿修雷
「そうか」
鶴ヶ島 絢子
「そして、それが盗み出されたものなのか、誰かの手引きによるものなのか……」
一族と偽物の差
結雲 悠
一応血は本物なんだっけ?
GM
本物の血を他人に注入して作られた偽お嬢様なんじゃなかったかな
鶴ヶ島 絢子
そうでしたな
結雲 悠
血族のものではないというだけで、血を受け入れて力を振るうというのは鶴ヶ島も同じなの?
鶴ヶ島 絢子
鶴ヶ島は当人自体が一族の血脈に連なる者で、そこに一族のお約束の儀式で先祖の血を入れられてオーヴァード化してる
結雲 悠
血を入れてオーヴァード化する、というだけなら同じで、一族かどうかってとこだけが違う?
鶴ヶ島 絢子
そういうことになるのかな
ただ、太古から受け継がれてきた一族の血を盗み出すって相当な気がする
結雲 悠
ラーコーツィはなくなったとか言ってなかったっけ。
鶴ヶ島 絢子
血族自体は滅んでるけど、お墓はあるからDNAは抽出できるだろうし、血のワインセラーの奥深くに封印される形で血は残ってたのかもね
結雲 悠
そういう、一族の管理の届いてないところからゲッチュされたのかな
鶴ヶ島 絢子
それか、闇取引があったか
衛藤 ゆき
トゥームレイダーすればいいの?
鶴ヶ島 絢子
でも一族の都合を無視して本当に盗み出したなら、一族が黙ってなさそうだから、盗み出された後で「うーん、面白そうだから経過観察でヨシ!」ってなったのかもしれないな、って
鶴ヶ島 絢子
または、一族の誰かがミアキス博士の暗い陰謀に、それを唆すように血を分けてあげたとか?
結雲 悠
トゥームレイダーするゆきさんも面白いけどね

鶴ヶ島 絢子
「後者かな。まぁ、盗み出された後で、興味が湧いて放っておいただけなのかもしれないけど。いずれにしても一族が嫌がってたら、あの人はここに五体満足でいなかっただろうね」
阿修雷
「厄介な。
ミツル、ナツキ。すまなかった、ここまでやるつもりはなかったんだが」
GM
ごぼごぼという血の音に混じって、少年の声が聞こえる。
「いいよ、最初っから……、この、つもり、だったろ、知ってる、」
阿修雷
「これから鍛えればいい、ここまでされて生きて居るのならおまえたちも大したものだ」
GM
パトリシア・ラーコーツィ。
高貴なる一族の姫であるはずのあなたが、どうしてこんな所にいるのだろう。
どうして、あんな場所に落とされたのだろう。

あなたはその矛盾に当惑する。
あなたにその理由はまだ分からなかった。
白岡 久喜
女は、闇に意識を沈めたまま、床の上で胎児めいて身を丸めていた
GM
獣の腕がようやく再生し、少年はその腕を縋るように引いた。
シーンエンド。
残る情報は
GM
納豆だけまだオープンしてない状態ですね。
そうか、アシュレーがめっちゃ回らなくて失敗したのか
結雲 悠
だから二周目が必要なんだよ。
阿修雷
もう支援できないから悠くんが素で回すしかない!
結雲 悠
僕が回せるわけないでしょ!
阿修雷
酒臭いおじさんは回せたんですよ!
結雲 悠
おじさんは酒パワーだから
鶴ヶ島 絢子
どっかの沖縄出身のお兄さんみたい>酒パワー
ウチナンチュって、酒飲みしかいないのか
赤嶺 アンリ
お兄さんは酒飲みになるつもりはまったくなかったんだけど、劇中で飲まされていきなり酔っ払いスタートした上にダイスが「ないと調子が出ない」って言い出したんだよ
アンリはない時がほぼないから、ないと調子が出ないかどうかは不明
結雲 悠
ないときなんか具合悪そうにしてたし
鶴ヶ島 絢子
キノコの島で酒切れたら死にかけてた
結雲 悠
キノコの時なんかSANチェック入ってそうだったし。
赤嶺 アンリ
ないと調子が出ないどころかないと行動不能なので、そもそも不明
結雲 悠
全員の手番が終わっている。
納豆が残っている。
て感じだよ。
阿修雷
じゃあ気を取り直して2週目ね
鶴ヶ島 絢子
「トニー、酒が切れて力が出ないよー!
そういう時は、泡盛かアブサンをぐいっと言ってーーー。
「グゥレイト!」」
鶴ヶ島 絢子
シマンチュメソッド
結雲 悠
嫌だよそんな酒臭ぇ朝八時。
阿修雷
どうして緑の妖精を呑ませようとするのか
GM
緑の妖精持ち出したのはあちらのGMだよ
鶴ヶ島 絢子
でも最終的に受け入れられてたし……
GM
面白かったから感謝してるよ
そのうえPLの家にまで緑の妖精が生えたよ
結雲 悠
リアルにも侵蝕するの怖。
阿修雷
※もとから好きだよ!
鶴ヶ島 絢子
いけないアブサンが

GM
次シーン。調査シーン2シーン目。
先程の続きだと少々血生臭いので、一旦仕切り直して別の場所に移動なりしたところからでしょうか?
登場は自由です。
阿修雷
監視ルーム的なところに戻ってくるかな
白岡 久喜
お嬢はねんね
阿修雷
1d10 【登場】 (1D10) > 6
[ 阿修雷 ] 侵蝕率 : 54 → 60
結雲 悠
1d10 (1D10) > 1
[ 結雲 悠 ] 侵蝕率 : 62 → 63
鶴ヶ島 絢子
1d10 (1D10) > 5
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 63 → 68
赤嶺 アンリ
1d10 侵蝕率 せっかくだし出よう (1D10) > 7
[ 赤嶺 アンリ ] 侵蝕率 : 65 → 72
赤嶺 アンリ
なんぞ全体的に高め。
鶴ヶ島 絢子
結構アクセル踏んでるから
阿修雷
今度こそ納豆抜くぞ!!
GM
演習場を見下ろせる監視室に、アシュレーは戻ってきた。
こちらから見るとガラス張りになっている一面の壁は、向こうから見ると鏡張りに見える。
結雲 悠
バレエスタジオみたいな
鶴ヶ島 絢子
またはプール教室みたいな
鶴ヶ島 絢子
「……」
腕組みしつつ、訓練室から運び出されるパトリシアを眺めている
赤嶺 アンリ
「お帰りー、相変わらず体張んさねぇ」酒瓶を手にした男が、ひらひらと手を振る。
結雲 悠
「お帰り、大丈夫?」
阿修雷
「得るものはありました。
ありがとう。大丈夫です」
調査判定
阿修雷
《生き字引》全ての〈情報:〉に代用でき、かつ情報収集判定のダイス+Lv個
(7+3)dx+1 【判定:意思】 (10DX10+1) > 8[1,1,2,2,3,5,5,5,7,8]+1 > 9
阿修雷
うそん!
GM
うそぉん
結雲 悠
うーん
阿修雷
やだ、私の出目、低すぎ!?
鶴ヶ島 絢子
そこまで行ったらCRTしていいのよ
GM
ここまで回らないのはGMもびっくり
結雲 悠
疲れたんじゃない?
GM
体張り過ぎたんかな
鶴ヶ島 絢子
粉々にされた直後だし
阿修雷
さすがにこれにロイスは使えないなあ
結雲 悠
よーしみんな頑張って回すぞー!
鶴ヶ島 絢子
流石に16は遠いな
阿修雷
お祓いしよう
100dx (100DX10) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+9[1,1,1,3,7,9] > 19
結雲 悠
ひくい気が
阿修雷
わりと同様に確からしそうなんだけども。。
結雲 悠
こんなもんかな
結雲 悠
ダメ元で振ってみるねー
赤嶺 アンリ
〈コネ:噂好きの友人〉で振ってみるか。
結雲 悠
(1+1)dx+1 情報:FH判定 (2DX10+1) > 10[9,10]+2[2]+1 > 13
あ、おしい
赤嶺 アンリ
お、財産点積んでもらえば抜けるのでは?
結雲 悠
僕財産はなかったよな……
GM
横に3点持ってる人がいる
結雲 悠
1あるわ。
阿修雷
私の2点を差し上げて
鶴ヶ島 絢子
まちたまえ
GM
その前に鶴ヶ島さん当人の手番がまだですね。
阿修雷
おっ
鶴ヶ島 絢子
私はお嬢様だ私が2差し上げよう
GM
お。
結雲 悠
一枚噛みたいと。
GM
嚙みたいというわけですな。
鶴ヶ島 絢子
ガブぅ
GM
まあ鶴ヶ島さん当人の理想に納豆ですしね。
結雲 悠
ギャア
鶴ヶ島先に振ったことにして振ってみる?
クリるかもしれんし。
鶴ヶ島 絢子
どうかなぁ、やってみるかw
結雲 悠
出たら譲るよ。
鶴ヶ島 絢子
悠くんの出目は一旦セーブしてもいいの?w
阿修雷
まだ敏腕支部長もいる
GM
うーん、出目見てから財産点使うまでの間に他の人が振るのは、まあ今回は情報弱めだしいいや。OKとします。
次回以降はまた個別に判断させてね。
結雲 悠
それもそうか。
そしたらみんなで振って一番良い出目採用ってできちゃうからな。
GM
タイミング的にも変な話になりますしね。
今回は出目があんまりにもあんまりなので、まあ例外的にOKだけど、毎回OKではない感じにさせてください。
鶴ヶ島 絢子
ありがとうございます!
じゃあ振ってみよう
(2+0)dx+4 情報:UGN判定 (2DX10+4) > 8[8,8]+4 > 12
惜しい
結雲 悠
全員積めば間に合うんじゃない?
阿修雷
+5できますね
結雲 悠
本人ので15だから、僕か阿修雷が1出せば抜ける
鶴ヶ島 絢子
悠くんのが消費は少なくて済むけどいい?
結雲 悠
そこは本人がやりたくない?
鶴ヶ島 絢子
それもそうだ
結雲 悠
あと財産ってここ以外で使えたっけ?
鶴ヶ島 絢子
調査と〈調達〉だけだね
この後に更なる調査が無ければセーフ
GM
あとは誰かさんの得意技こと〈調達〉くらい。
結雲 悠
僕は今回4丁行きそうにないし。
更なる調査!
鶴ヶ島 絢子
〈調達〉は蕨ママがいないから期待しないでくれ
結雲 悠
抜いたら難易度20が追加!
GM
調査フェイズはここだけです。開けた結果別のものが出てくるかどうかは不明だけど、1回開けて追加で出てきてるので、さらに別のものが出るのはそんなに考えなくていいんじゃないかと。
結雲 悠
マトリョシカじゃなかった。
鶴ヶ島 絢子
ではとりあえず私のお小遣い3ぶち込むから、あと一万円誰か貸して
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 財産点 : 3 → 0
阿修雷
私が出そう
結雲 悠
絡んでそうではあるからな。
GM
ポロショコラ食った後にひまわりの種スナックたべたら甘いと塩気がまじりあって非常においしい
結雲 悠
おいしそう
GM
ひまわりの種単体だとちょっと淡泊なところに甘じょっぱい衣を追加してたいそうおいしい何かです
結雲 悠
真夜中に美味しいものの話をするのは犯罪です。
僕は明石天文台で買った和三盆糖を一個だけ食べます。
GM
真夜中の食欲に負けたので、敗北をおすそ分けしようと思って>真夜中においしいものの話
結雲 悠
自爆テロだ!

阿修雷は判定に失敗。紆余曲折の後、鶴ヶ島が補助を受けてクリア。
阿修雷
(集中できない……)カチャカチャ……ターン!
鶴ヶ島 絢子
ポケットからスマホを取り出し、そして固まる
「……うーん」
赤嶺 アンリ
「どしたんさ?」
空になった酒瓶に安酒をつぎ足しながら、固まっている姿に聞く。
鶴ヶ島 絢子
「……ううん」
どうやら、自分の考えていることに、相乗りしてこようとしている者がいるらしい
それについて、どう調べたものか
今回ばかりは、裏を掻こうとしている相手である祖父を頼るわけにはいかない
一瞬、自分の周囲を嗅ぎ回る記者の姿が思い浮かぶが、流石に裏の事情までは知っているとは思えない
「……しょうがない、か」
鶴ヶ島 絢子
というわけで、春日恭二(コネ)にTELしようと思うんだけど、いいかな?w
結雲 悠
あったなそんなのW
阿修雷
www
GM
なるほど第一話の伏線かな?
鶴ヶ島 絢子
あいつ私のストカーだし
もちろん非通知で
結雲 悠
ひでー設定だな
鶴ヶ島 絢子
ああ見えて、あいつ一応幹部だよねw
結雲 悠
その筈だが……
鶴ヶ島 絢子
ミアキス博士とか衛藤さんのこと知ってんじゃ無いかな、って
パブリックエネミーの表紙を飾ってるくらいだし
阿修雷
マスターレイスの下っ端になってるけど一応元幹部のあれそれはありそうw
鶴ヶ島 絢子
バカだけど、一人で生き抜くために情報は持ってそう
バカだけど
阿修雷
アシュレーも一時期そっちいたから私のスマホ(財産点)使う?w

GM
「ふはははは! とうとう俺の求婚を受けてくれる気になったか!」
電話がつながる。
非通知のはずなのに何故かあなたからの電話だと突き止めている男は、電話の向こうで聞き慣れた声を上げた。
鶴ヶ島 絢子
「え、キモい無理」
結雲 悠
(なんか聞いたことのある声がかすかに聞こえる)
GM
「相変わらずつれないな。それで何が望みだ? 情報か? うまい棒神戸牛ステーキ味か?
秘蔵の炭酸フレークはやらんぞ」
結雲 悠
や、やめろ! うまそうだろ!
今回の春日さん関西に出張してんのかな。
阿修雷
まぁN市はボロボロですしね
鶴ヶ島 絢子
「曲がりなりにもFH幹部を名乗る奴の口から、駄菓子のオススメは聞きたくなかったなー。せめて神戸牛ラーメンとか言えないの」
GM
「そうか? 最初に渡してツカミにするには便利だぞ?」
鶴ヶ島 絢子
「中小企業の営業か。
ていうか、あんたが今兵庫県にいるのはわかったわ」
結雲 悠
なんか仲いいですね。
阿修雷
(そいつクローンじゃないか?)
炭酸フレーク。うまい棒神戸牛ステーキ味。神戸牛ラーメン。どれも美味しい。
鶴ヶ島 絢子
「まぁいいや。
あんた、ミアキスってコードネームの女知ってる? あと、それとくっついてる衛藤って人。
教えてくれたら、電話越しの投げキッスくらいならしてあげてもいい。ナイアガラからフリーダイブするつもりで」
ちなみに、鶴ヶ島は現在すごい仏頂面で、スマホを耳から離して通話中
この相手とは電話ですら肌を密着したく無いらしい
阿修雷
(聞くに堪えない会話だ)
結雲 悠
(仲いいのかな悪いのかな)
赤嶺 アンリ
(たぶんケンカ友達ってやつなんさ)
GM
「本当か!? いや知っているが、何だ、こっちと大戦争でもするのか?」声が少し心配そうになる。
鶴ヶ島 絢子
「あんた、有馬温泉で湯だってるから知らないんでしょ。今日本中すごいことになってんのよ」
GM
「おいおい、いくらなんでも知っているぞ。それでN市から脱走してきたんだからな」
鶴ヶ島 絢子
「お前……
組の一大事にいの一番に戦線離脱するとか、プライドってもんがないの? ……無かったね、ごめんね」
GM
「リモート参戦と呼んでくれ」
鶴ヶ島 絢子
「流行りの言葉使えば許されると思ってる?」
鶴ヶ島の言葉はどこまでも刺々しい
阿修雷
(こいつに作戦自体知らせてなかったけどな)
結雲 悠
脱出じゃなくて脱走なのね……
GM
※ごめん春日恭二
鶴ヶ島 絢子
「で、何か知ってんのなら、早く教えて、リモート幹部。コーラぶち込むわよ。
リモートコーラ」
八雲 乾風
俺この部屋にいないけど
結雲 悠
「ああなんかコーラで倒されたって噂の」
鶴ヶ島 絢子
しれっと相手のトラウマ刺激する鶴ヶ島
GM
「いつの間にあのコーラを味方につけたんだ。分かった分かった。だが正直、コードウェル師と組んで大それたことをやろうとしていること位しか知らんが。
それより、お前こそUGNの振りをして世界転覆を目論んでいるらしいな?」
鶴ヶ島 絢子
「え、なんで私のこと調べてんの。マジキモいんですけど。訴えるわよ。一族直属の法務課に。objectionされたらあんたの尻が保たないわよ」
GM
「訴えるな訴えるな。俺もいずれ一族に入るんだからな。
それはいいとして、お前が一族の先兵として動くなんて珍しいな?」
少し真面目なトーンになって、電話先の声はそんなことを言った。
鶴ヶ島 絢子
「……は?
あんた、私がその手の冗談が一番嫌いだ、って知らなかったっけ?」
言ってから
「……どういうこと?」
GM
「先兵、旗印か? お前達の一族で、UGNを乗っ取るつもりなんだろう?
 だって、お前の活動を後押ししているのは──

 ──お前の祖父じゃないか」
その直後。
「うわっち! 温泉街まで追いかけてくるな!」
曰く脱走した男は、騒がしい声とともに電話を切った。

シーンエンド。
鶴ヶ島 絢子
「…………」
GM
あ、それに対するコメントだけ入れてからシーンエンドしてもらっても大丈夫です。
結雲 悠
「なんか顔怖い」
阿修雷
冷たい視線をなげている
GM
リコピンはいっちゃった
鶴ヶ島 絢子
ビキ、という小さな音が響く
鶴ヶ島の手の中で、スマホの液晶に蜘蛛の巣めいた亀裂が走っていた
「なんだと……」
通話の切れたスマホを握りしめたまま、体に震えが走る
「ふざけんな、クソが!!」
叫び、スマホを眼前のマジックミラーに叩きつけた
阿修雷
「何を怒っている。結局私が最初に言った通りじゃないか。胴元はお前の一族だけでいい、と」
結雲 悠
「わっ!」
赤嶺 アンリ
「うわっぷ」
鶴ヶ島 絢子
アシュレーをぎっと睨みつけ
立ち上る興奮に、はー、はー、と息を切らしたように肩を上下させ
否、興奮だけではない
それは、恐怖、あるいはまた他の感情か
「クソ……! クソ……! クソ……! どこまで、絡んできやがる……畜生、ふざけんな……!」
掻きむしる髪が、いつも以上に波打ちぐしゃぐしゃになるのも構わずに、呟き続けていた
リチャード
「ミス・ツルガシマ、ミス・アシュレー。まずは落ち着いて説明いただけませんか。我々にも分かるように」
赤嶺 アンリ
「あ、途中から蚊帳の外の人なんさ」
リチャード
「ミスター・キョーヅカ、あなたも事情をご存じなのですか」
赤嶺 アンリ
「んー、一応。
鶴ヶ島が落ち着いたらかくかくしかじか大会さねぇ」
鶴ヶ島 絢子
その鶴ヶ島は、どこか精神病の発作めいて、爪をかじり、髪をかきむしっている
赤嶺 アンリ
端っこで浮いたままのシーンエンドを指先でつまんで、その辺に退けた。
結雲 悠
どけちゃうの!?
鶴ヶ島 絢子
シーンエンドがどっか行ったぞ! 探せ!
阿修雷
私の谷間に挟んでおきましょう
鶴ヶ島 絢子
シーンエンドがバッキバキにいきり立ちそう
赤嶺 アンリ
「いや、なんかいっそエンドしないでこのまま次回に続けた方が綺麗な気がしたんさ」
鶴ヶ島 絢子
なるほど、そういうこと

GM
というわけで、本日は以上でいいかしら。
結雲 悠
はーい
鶴ヶ島 絢子
お疲れ様です!
阿修雷
お疲れ様でした!
結雲 悠
おつかれさまー
GM
ありがとうございました!
前後編とか言いながら普通にやりたいこと多いしやってくれることも多いから長くなっちゃうッ!
鶴ヶ島 絢子
三部構成でもいいんですよ
阿修雷
どんどん伸びるぅ
鶴ヶ島 絢子
序破Qの後にシンが来ても
阿修雷
いずれ-1.0
鶴ヶ島 絢子
監督変わっちゃった
GM
というわけでログをとりまーす

コメント By.結雲 悠
白岡の記憶を取り戻させるために戦闘を仕掛ける阿修雷、神戸を観光中のストーカー(春日)に連絡を取る鶴ヶ島。

ダイスの調子が最悪だぁ……!

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本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。