GM
ここで一度マスターシーン。
独房のお嬢様にカメラを移します。
白岡 久喜
わっホワッほ
GM
パトリシア。
あなたは丁重に設えられた独房で、綺麗に整えられた髪を梳きながらぼんやりと過ごしていた。
白岡 久喜
お嬢様が自ら髪を梳るとでも!?
GM
えっせっかく綺麗にしてもらった髪の感触を手櫛で味わったりしない?
白岡 久喜
あ、そういう意味で
GM
そうそう。
白岡 久喜
なら、それはもうティモテしてます
ティモテ(シャンプーとお湯抜き)
GM
あなたはこれまでのことを思い出すかもしれないが、記憶は曖昧だ。思い出そうとすると、薄暗いイメージや、血の臭いのイメージ、視界の端に閃光のようなイメージがちらつく。
白岡 久喜
しっとりサラサラになった髪を弄びながら、記憶を呼び戻そうとしては、閃光チラつくイメージに遮られて顔を顰める
「ええい、なんなんじゃ、これは。
ミアキスとエトウが居れば、何かわかるかも知れぬというに、ここのモンは、彼奴らはもとよりワシまで知らぬと見えて、取次ぎもせんし。
全くもって、ご機嫌斜めぞなもし」
良い香りのする自らの髪を鼻元に巻き付けてふがふが嗅いでる
GM
柔らかな毛先は、たおやかな花と石鹸のようなよい香りがした。
あなたは思い返す。
ミアキスがあなたを薄暗いところに捨ててからの記憶が、ひどく混沌としている。

 捨てた?

不意に浮かんだ言葉にあなたは当惑する。
そんなはずがない。あなたが捨てられるはずがないではないか。
白岡 久喜
そんな風にはまさか思いもしない
「全く、何ぞまた『実験』やら『検査』やらするならすると言えばよかろうに」
GM
エトウはあなたの従者で、ミアキスはあなたの世話役だ。それがあなたを捨てるような立場のはずがない。
白岡 久喜
「いや、待てよ。
つまり、これもまた『実験』の内なのかの。
密室から出られるかゲーム?」
GM
そうかもしれない。
ミアキスはあなたによく協力を乞い、あなたには意図のわからぬ『実験』なるものをする。

その時ふと、外が騒がしくなった。
白岡 久喜
「む」
GM
警報らしい音が微かに聞こえる。
白岡 久喜
「え、なんじゃ。タイムオーバー?
それは困るぞ。おやつもらえんくなるではないか」
阿修雷
ゲームに協力的なお嬢様
結雲 悠
炒飯があるよ~
白岡 久喜
「ちとのんびりしすぎたか。
いやー、なんもせんでも美味い飯ようさん出よるから、油断してもうたわ。
これも作戦とは、あやつら、相も変わらずよぅやりよる。
ほしたら、出るか。まだいくらか時は残っておるじゃろ」
壁なり扉なり破壊して脱出は可能なのかな
GM
あなたは外に出ようと力を集め、込める。
その時、

不意に鼻先へと血の臭いがした。
白岡 久喜
「ん」
GM
あなたは何かを思い出しそうになる。
それは、思い出してはならない何かのように思われた。
正体もわからぬながら、何か嫌な予感がする。
白岡 久喜
「え、なんじゃ。なんかきもい」
GM
あなたがそれに当惑している間に、響いていた警報は去ってゆく。外は、再び静かになったようだ。

……何だったのだろう、さっきのは。
白岡 久喜
「なんなんじゃ、いったい」
GM
お嬢様が再度脱出しようとする前にシーンエンドです。

GM
さて、次のシーン開始前に。
ひと悶着あったものの沈静化された船内ですが、鶴ヶ島さんのこの後の行動方針を聞いておこうと思います。

鶴ヶ島さんは、目指すものに向けて、この後どう行動を進めていく予定ですか?
再度大人達と話し合いを持つ? それとも、別の行動を取る?
また、船内の人々とオーヴァードの子供達については、どうする予定ですか?
ざっくりでいいのでイメージがあれば聞いておこうかと。なければこちらから事態を進めます。
鶴ヶ島 絢子
リチャードさんと古賀さんはキーパーソンなので、これ以上勝手な行動はしないようにします。
元々お話はする予定だったので、話し合いの機会を待ちます。


それまでの時間、艦内を歩いていて、オーヴァードの子や一般の人たちがいるところに『偶然』通り掛かるのは仕方ないですよね!
というわけで、彼らがいる辺りには行きますが、積極的にこっちから声掛けまくったりとか、もちろん扇動するようなことはしません
積極的には。
GM
積極的には。
鶴ヶ島 絢子
あれですね、とりあえずさっきの甲板上での出来事に対する反応を見るつもりで、彼らの前に姿を晒してみたり。
自販機でジュース買いに通りがかっただけですよー、的に
出来事=『演出』
GM
なるほどなるほど、ありがとうございます。
では、そのあたりのシーンから始めていきましょうか。
次のシーンは、ひと悶着あった後の、何となく落ち着きのない船内から始まります。
鶴ヶ島さんメインの予定ですが、登場は自由です。
結雲 悠
はーい
阿修雷
おっけー

GM
一悶着あった後の船内。
陽動に参加したオーヴァードたちの存在や、恐ろしい出来事を目撃して失神した人々の存在は、彼らそれぞれの滞在する区域全体を、何となく落ち着かない雰囲気で包んでいた。
鶴ヶ島 絢子
皆さんはロビーとかそういうところに集められてる感じなのかな
阿修雷
さすがに暴れた子とそうでない人たちは隔離されてるんじゃ
GM
リチャードさんに2つほど質問。
 ・陽動に参加して鎮圧された子供達、脱出しようとした子供達はどうしましたか?
 ・オーヴァード達と一般の人々はそれぞれ、別々の居住区的な所にいるイメージでいましたが、それで合っていますか?
鶴ヶ島 絢子
あ、一般の人たちね
リチャード
不本意ですが、暴動を起こした子供たちはVIPと同じようにオーヴァード用の独房に鍵をかけて収容しています。独房と言っても部屋数は十分でないので1部屋2~3人一緒です。

当然、オーヴァードと一般人は区画的にも遠くなるようフロアを分けています
GM
ありがとうございます。
暴動に加わった子供達は、2、3人ずつに分けられて独房の中。
参加しなかった子供達と、一般人たちの区画は遠く分けられているが、どちらの区画をもひどく落ち着かない雰囲気が包んでいた。
リチャード
ミス・アシュレーも同じ独房に入れて欲しいとおっしゃっていましたが、そういうわけにもいかず……
GM
そして鶴ヶ島絢子は、船内を『ぼんやりと』歩いていた。
というわけで、鶴ヶ島さん登場どうぞ。
侵蝕率を上げてください。
鶴ヶ島 絢子
はぁい
1d10 (1D10) > 8
[ 鶴ヶ島 絢子 ] 侵蝕率 : 51 → 59

鶴ヶ島 絢子
「~~♪」
GM
さて、『手持無沙汰に』船内を歩くあなたであるが、どちらへ向かおうか。
鶴ヶ島 絢子
陽動に加わらなかった子たちの方は、悠くんが接触してくれそうな気がするので、一般の人の方へ
結雲 悠
接触した!
GM
救出された一般人たちのいる区画へ向かうと、中からひそひそと噂話のような声が聞こえてくる。
鶴ヶ島 絢子
聞こえてくるようなら聞きながら、と言って身を隠すでもなく、さも当たり前というように、鼻歌混じりに一般人が収容されているロビーに廊下から姿を現す
手の中の可愛いらしいがまぐちの小銭入れを弄びつつ
GM
その内容は先程の出来事にまつわるものばかりだ。恐怖を訴えるささやき声、あれは『悪い方』なのかといった不確定な声に、化け物、怖い、といったもっと直接的な言葉。

トイレにでも行ったのか、リュウジたちはこの場にいないようである。
あなたが姿を現すと、彼らはばつが悪そうに口をつぐむ。
鶴ヶ島 絢子
それらの声の方へ視線をやることもなく、まるで気にしていない素振りで自販機へと向かう
途中、目が合う者がいたなら
「あ、どうも」
と頭を下げる
GM
「あ……、どうも」
彼らは一様にどこかよそよそしく、表だって何かは言わないものの、あなたから目を逸らす。
鶴ヶ島 絢子
「皆さん、大変でしたね……。お怪我とか、ありませんでした?」
GM
「あ……、ああ。大丈夫ですけど、あの、あれ」
鶴ヶ島 絢子
「はい?」
GM
オーヴァード、でしたっけ。あれも。
こら、やめろ」
声を出そうとした女性を、後ろから別の男が引き止める。
鶴ヶ島 絢子
「ええ、そうです。よくご存知ですね」
GM
「あれも、人間……、なんですか」
一度引き止められた女性は、結局たまらずに声を吐ききった。
鶴ヶ島 絢子
引き留めた人には、いいんですよー、って笑いながら
「ええ、そうですよ。純度100%まじりっけなし……でもないですけど、遺伝子構造は人間である皆さんと変わりません。
というか。
ちょっと超能力が使えるくらいなものですよ。
白人や黒人、黄色人種の違いみたいなもんです」
GM
「だ、だってあれ……、化け物でしたよ。人の形なんかしてなかった。人間を、たべ、たべて」
鶴ヶ島 絢子
「そうですね。そういう能力なんです。……まぁ。
流石に人前で人を食べてしまうのは、流石に驚かれたでしょうけど」
衛藤 ゆき
超能力なんてなくても美味しいのに
鶴ヶ島 絢子
「そういった人たちも、私たち、同じオーヴァードなら、あのように落ち着かせることもできるんですよ。
得意分野も色々で。
中には火を吹いたり、すごいパンチができる子もいるし、コンピューターみたいなすごい計算能力を持ってる子もいます。
マーベルコミックのヒーローみたいですよね」
あっけらかんと言って笑う
GM
そう笑ってのけるあなたに、恐怖の視線が向いた。異質なものを見る視線だった。
鶴ヶ島 絢子
「おとと、ごめんなさい。実際に被害に遭われた皆さんにとっては、笑い事じゃないですよね」
その様子に、しゅん、と肩を落として息を吐く
GM
言葉を発しがたい雰囲気の中、そこで口を開いたのは、幼い子供だった。
「でも、人を食べちゃうんでしょ? 火を吹いたりするの? 怖いよ……」
鶴ヶ島 絢子
「お、ボク。怖くてもちゃんと、こういう時にお話できるのは偉いぞ~」
両腰に手を当てて、感心感心、と胸を張る
「そうだなぁ……」
頤に指を当てて、少し首を傾げ、考える仕草
「うん、そうですね」
ややあって、思いついたように口を開く
「じゃぁ、こういうのはどうでしょう。
実は、ここに集まっている皆さんの中に―――。
鉄砲を密かに携帯している人がいます。人数は秘密。
その人は、普通の人と見分けがつきません。もしかしたら、あなたの隣の人がそうかも知れませんよ」
言って、適当な二人を両手の指で指差す
GM
彼らはあなたの指を避けるように肩をすくめる。
鶴ヶ島 絢子
「その人たちは実は私たちが追っているテロリストで、今も、それを抜き放って破壊を行う機会を伺っています」
GM
「分かったぞ、そのオーヴァードって奴らもそれと同じっていうんだろう。区別がつかない、人間の形をした化け物だ」
がたりと一人の男が立ちあがった。
鶴ヶ島 絢子
「あら」
GM
「そうなの?
あのね、聞いたよ。そういう人たちはケーサツ呼んで捕まえてもらうんだよね。
うぇー、俺ケーサツやだー。スピードイハンで捕まると父ちゃんの機嫌悪くなるんだもん」
子供達が口々に喋り出す。
鶴ヶ島 絢子
「せっかちな人だなぁ」
少し肩をすくめて
「まぁ、そういうことです。
そこのボク、よく知ってるね。
でも、ケーサツの人もピストル持ってるよ? ケーサツの人は怖くないのかな?」
GM
「うん。ニュース見たの。ケーサツの人は勝手にピストル使えないんでしょ?」
鶴ヶ島 絢子
「そうそう。
でも、それより大切なことがあるよね」
GM
「だいじなこと?」
鶴ヶ島 絢子
「ケーサツの人は、何のために鉄砲を使うのかな?
そして、悪い人は、なんで鉄砲を使うのかな?」
GM
「お給料のためー。
こらっ!」
別の子供が茶々を入れて、近くの女性に口をふさがれる。
鶴ヶ島 絢子
「あはは、それも正解。
さぁ、わかる人はいるかなー?」
GM
「あのね、悪い人を捕まえるため?
悪い人は…… なんでだろ?
ケーサツも昔コワイこと一杯したんだろ、社会でやってた」
鶴ヶ島 絢子
「おお、みんなよく知ってるねーー」
小さく拍手してから
「つまり、そういうことです」
結雲 悠
オーヴァードがみんな品行方正な善人だったら問題ないんだけどね。
だったとしても怖がるのが人間だと思うけど。
阿修雷
だからこんなもの(ニューホライズン)を作ったんだろう
鶴ヶ島 絢子
「警察官の腰に下がっている銃―――人に害が及ばないように、正しく使われる力は、怖くない。いっそ、危機的な状況では頼もしくも感じますよね。
でも、自分のためだけに振るわれる力は、恐ろしいし忌避されるべきものであり、抑えられなければならないもの」
GM
「えっ、でも誰が持ってるかわかんないんだろ? 怖いよ」
鶴ヶ島 絢子
「うんうん、やっぱりそう思いますよね?
じゃぁ、自分がオーヴァードであることや、それを正しく使うことを誓い、公開している相手だったらどうですか? もちろん、それを示す人格や実績もセットで。
さらに例えば、それに公的な資格や保障が付与されていたら?」
GM
「だったら……、まあ……。いんじゃね?」
怖い怖いと言っていた子供が、ぽつりと言う。

「フショージしたら、ちゃんと怒られるんだよな?
でも、火を吹いたり人を食べちゃうんでしょ? そんな人達、どうやって怒るの?」
鶴ヶ島 絢子
ここまでは、これまでのUGNと同じこと
けれど、自分が考えることは、そこからが違う
「悪のオーヴァードは、正義のオーヴァードが取り締まる、そういう仕組みがあったとしたら?
もちろん、その実態は公にされる条件下で」
正直、悪と正義、などというわかりやすい二元論で語るのは好きではなかったが、今は敢えてそう口にした
GM
「……それは、本当なのか」
大人のうちの誰かが、ぽつりと言った。
「正しく使う、なんてことができるものなのか。いつ何時狂って、人を食うかもしれないじゃないか」
鶴ヶ島 絢子
「あなたは、交番で警邏に立っている警官が、いつ発狂して銃を乱射するかわからない―――そんな不安を抱えて街を歩いているんですか?」
GM
「話を逸らすなよ。化け物と人間を一緒にするな」
鶴ヶ島 絢子
「どこから逸れてました?」
GM
「最初からだ。助けてくれたのは感謝しているが、何か隠し事をしているんじゃないのか」
鶴ヶ島 絢子
「あなたは、私たちオーヴァードが異能を持っているから、人間ではない、と仰っているわけですよね?」
GM
「違う。
 あれは人間じゃない。そう言ってるんだ。
 話を逸らすな。あれが人間なものか」
鶴ヶ島 絢子
「なぜそう思うんです?
その根拠を聞かせてください」
GM
「あれは凶暴な化け物だった。人を喰ってようやく収まった。あんなものが隣にいていいと思ってるのか!
そうよ! うちの子が食べられたらどうするの!
お母さん、みんな食べられちゃうの……?
ああよしよし、ごめんね、お母さんが守ってあげるからね……」その場はふたたび騒然とする。
鶴ヶ島 絢子
「チック症候群や、てんかんの発作にも同じことを言うんですか?
―――いいですか。
話を端的に捉えて、十把一絡げに片付けるのはよくありませんよ。
そういう人もいる、ということです。
そして、それらが例えば薬の服用や、必要であれば収容といった方法で、コントロールされているかどうか、が重要なんです」
GM
病気と車の〈運転〉関係は現在進行形でモメとるけどな……。
鶴ヶ島 絢子
そうなんだよね
阿修雷
マ〇ク「そう、テ〇ラならね!」
鶴ヶ島 絢子
あんたのとこのは暴走する前に勝手に発火して終わることもあるから、まぁ……
GM
「コントロールする方法なんて、あるのか?」
鶴ヶ島 絢子
「あります」
間髪を入れずに断言する
「銃を携帯した警官を恐れないのも、世の中にそうしたご病気を持たれている人がいたとしても、皆さんが気にせず暮らすことができるのは。
それが、システムや医療といった、目に見えるものでコントロールされ、その情報が行き渡っているからこそです」
GM
「……」彼らはじっと押し黙る。
「分かったよ。ちゃんとコントロールして、情報も全部公開する。どうにもならない奴はちゃんと収容所行きだ。なら安心だろ、って言うんだな」
鶴ヶ島 絢子
「ややシンプルにまとめて言ってしまえばそうなります」
結雲 悠
まあよくわかんないもんは怖いよね
鶴ヶ島 絢子
鶴ヶ島の衝動は「解放」だからこんなことばっか考えてる
結雲 悠
なるほどな
GM
そこでさりげなく衝動に影響されてるのいいですね
阿修雷
おー、衝動じゃしかたない
GM
そして思った以上にシーンが長くなっておりますが、この接触は見てみたかったので……。すみません……。
阿修雷
いいのよ!
鶴ヶ島 絢子
ありがとうございます、私も鶴ヶ島の思いは吐き出したかった
鶴ヶ島 絢子
「まぁ、それよりも何よりも。
何故、私が同じオーヴァードでありながら、こうしたことを皆さんに一生懸命お伝えしているのか。
何故、私がオーヴァードのことを人間ではなく、化け物と言われることが、たまらなく辛く感じ、こうして皆さんとお話しているのか。
それは―――。
私が、人間だからです。
分けて考えて欲しくはない。けれど、敢えて言うのであれば―――。
オーヴァードは、皆、全て『元人間』だからですよ」
GM
「……」子供をひしと抱いている女性が、あなたを見た。
「鶴ヶ島さん、だったわね」
鶴ヶ島 絢子
「ええ、そうです」
いつしか強張っていた頬を、意識的に緩めて答える
「鶴ヶ島 絢子といいます」
GM
「あなたみたいな小さな子に、こんなこと言いたくはないけど。

あなたもいつか子供を持てば、きっと分かるわ。我が子にはどんな危険も近づけたくない、この気持ちが……」
彼女はあなたから子供を守るように、子供を強く抱きしめていた。
鶴ヶ島 絢子
「……
……わからないって言うんですか? 今のこの私では。
お言葉ですけど。
私にだって、守りたい人はいますよ!
人間の友達も、オーヴァードの友達も!
私たちのことを、今日の今日まで、全く知らずに、何故平穏に生きてこられたのか! あなたにはわかりますか!」
GM
「違うの。違うのよ。あなたには力があるのよね。それに、きっと人間としても強い人だわ。
あなたには、分からないのよ。私達みたいな、弱いものの気持ちは……」
鶴ヶ島 絢子
「弱い?
あなたたちは、確かに物理的な力ではそうかも知れない。でも。
世の中の裏側を全て押し付けられて、誰にも知られぬまま、打ち明けることもできずに、ただ傷ついて、そしていざ知られれば、こうして心も傷つける言葉をぶつけられる―――。
その、私たちの『弱さ』を知らねぇだろうが、あんたらは―――!」
GM
「……罪悪感を持たせようったって、無駄だ。お前達が勝手にやったんだろ。俺達のせいじゃない」
鶴ヶ島 絢子
「…………!」
GM
「お門違いだ。お前達をそうした奴らを恨めよ。
公開でもなんでも、勝手にやれよ」
鶴ヶ島 絢子
「手前……!」
当人も知らぬ間に、目は黒く、赤く染まっていた
赤嶺 アンリ
そこで登場。
1d10 (1D10) > 10
[ 赤嶺 アンリ ] 侵蝕率 : 45 → 55
阿修雷
二人とも飛ばしますね……
結雲 悠
アクセルべた踏みだね
赤嶺 アンリ
鶴ヶ島さんメインの話な関係上、ちょっとアシュレーさんの登場が少な目なのは後で調整したいんですが、侵蝕率の出目がすごいのはなんだろう……。
阿修雷
ゆーて私結構出しゃばってますよ?
侵蝕率がコスパいいだけで。。
GM
アシュレーさんの取り乱さなさが侵蝕率に表れている……?
赤嶺 アンリ
「はいはい、ケンカはいかんさー」
ぽん、と。ふらりと出てきた男が、鶴ヶ島の肩に手を置く。
鶴ヶ島 絢子
「……!」
肩を叩かれて、思わずそちらを睨み
「……」
片手で顔を覆い、荒い息を吐く
赤嶺 アンリ
「ケンカはよしてーなんさー」
鶴ヶ島 絢子
「……すみません、取り乱しました」
赤嶺 アンリ
「ん。気長に行くといいんさー」
鶴ヶ島 絢子
「ありがとうございます」
小さく頭を下げ
先ほどの男に向き直る
「あなた―――」
GM
中断されて毒気を抜かれた男は、言葉が続かずあなたを睨む。
鶴ヶ島 絢子
「正直なところ。
私は、その言葉が聞きたかったのかも知れません。
私は、私が良いと思ったようにしますとも。
けれど、一つだけ忠告を差し上げるなら。
そうやって、見たくないものは見ない、気付かないふりをしているだけでは。
世界が大きく動くその時、生きてはいけないですよ」
GM
「……ケッ。知ったことかよ。世の中全部知って、考えて、まともに生きていけるもんか。
それが出来るっていうなら、やっぱり俺達の気持ちは分かんねぇよ……」
男は子供を抱く女を庇うようにあなたから視線を逸らし、それきり口を閉じる。
鶴ヶ島 絢子
「……」
なおも何か、言おうと口を開いたが
結局、やめた
そして、自販機で買ってそのままベンダーの中から取り出しもしていなかったペットボトルを取り上げ
男たちに背を向けた
こんな感じで去っていこうと思います!
赤嶺 アンリ
彼らにひらりと手を振り、男もまたどこかへ去っていった。
GM
彼らの視線は厳しく、重かった。恐怖と諦めにまみれたそれは、いまだ境界の向こうに引きこもり、避けようとする視線でこそあったが。

そういえばふと気づくと、彼らはあなたの話を聞いているのであった。
聞いて、考えて、応えているのだった。

 異変は、その矢先に起きた。
鶴ヶ島 絢子
聞いて……感じて……考えて……
GM
それハイデリンや

GM
シーンエンド!
鶴ヶ島 絢子
お疲れ様でした!
時間全部独り占め!
結雲 悠
おつかれさまー
GM
思った以上に長くなった! でもこの対話やりたかった! 登場無しになっちゃったお二方すみません……
阿修雷
お疲れ様でした!
鶴ヶ島 絢子
すみませんでした
結雲 悠
自覚してたかどうかはともかく、なんだかんだで誤魔化してたとこが抉られてるからね、長くもなる。
そろそろ通りかかろうかなと思ったらもっと適役の人が出た。
鶴ヶ島 絢子
人のことなんてどうでもいいのに、優しく諭してあげようと思ったから声かけたのに、心無い言葉を投げつけられてキレ散らかす身勝手の極意鶴ヶ島
阿修雷
そういうとこすごくお嬢様
鶴ヶ島 絢子
だってお嬢様だもん
GM
あそこでラフに止めるのはやっぱり酔っ払いかなって。>通りかかろうかな
鶴ヶ島 絢子
正直期待して
「手前……!」
で止めてたところある
赤嶺 アンリ
やったぜ
GM
よし、そしたらログを取ります! ありがとうございました
結雲 悠
ありがとうございました!

ひとこと
結雲 悠
鶴ヶ島が求め、目指す世界はどこへ進んで行くのか。
『力なき人々』に言葉をぶつけられ、彼女の想いが噴き出す。


ダブルクロス 第九話『枷』 2

「よかったねぇ」

ダブルクロス 第九話『枷』 9

『ウチにゃ、家族に黙って飛び降りキメる馬鹿なんていた覚えは無くてね』

ダブルクロス 第十話『道なかば、嵐は来る』 5

「使徒を甘くみないほうがいい」

ダブルクロス


本作は、「矢野俊策、ゲーム・フィールド」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作物です。