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こちらには
『夢の果てならきみが正しい』のネタバレがあります。

本編見る!
KP
――……あなたは、小さな室内にいる。

四方を窓が囲んでおり、ドアは無い。
開け放たれた窓からは風が強く吹き込んでいる。
煌めく天蓋のようなカーテンが風を吸い込んで、肺のように膨らんでははためいた。
窓の外は暗く、一見は夜闇であろうと感じるが、やはり何とも表しがたい奇妙な色の空だ。
KP
部屋の中心には巨大なジオラマが設置されていた。
ジオラマを囲うように多くの人形やぬいぐるみが置かれている。
その様子は、どこか子供部屋のようにも見えた。
KP
あなたはそこに、体の無い透明な影として存在している。
あなたは、あの時から夢を見なかった理由に気づいていた。
この世界ゆめのせかいのあなたは彼に壊された。殺されたのだ。
だからあなたは、ここにいなかった。
彼があなたをつくりだすことができるまで。
牧志 浩太
そしてあなたの横には彼がいて、目の前にある夢の中の夢を見下ろしていた。
夢の果ての夢
佐倉 光
夢の中の夢に閉じ込められてた感じかなぁ?
KP
そんな感じです。
佐倉 光
外の肉体は継ぎ接ぎの肉にされ、夢の佐倉もこなごなの像にされたのか。
壊れすぎだよ。もう。
KP
確かに。牧志も前々回ばらばらにされたりしたけど佐倉さんも相当壊されてる。
佐倉 光
夢の中の自分が死んでるから夢に入れなかったのに、鍵で強引に入っちゃって死にかけた感じか。
背景情報
佐倉 光
なるほどー。牧志の夢にお呼ばれしてた。
ドリームランド用のアバター殺されて接続不能だったのを、仮アカウント作って貰って入って、牧志の夢の中で修復作業してた感じかー。
KP
そういう感じです。

佐倉 光
なんだ、ここは? まだ夢?
俺はどこにいる?
佐倉 光
自分の『死』を知ったとき、ひび割れた心からぱらぱらと漆喰が落ちるように平静が剥げ落ちた。
佐倉 光
体がない。隣にいる牧志に触れられない。見えない。
突如、そのことに異常に強い不安を覚えた。
どんな体に変じても別に怖くはない。
しかし、怖い。ともに歩けなくなるのは。置いて行かれるのは。
佐倉 光
「牧志」
震える声で叫んでその手に触れようとする。
執着がいきすぎて
佐倉 光
鬼の話、今の不定が収まる前に佐倉がKPCやるか、収まってから牧志がKPCやるといいかもしれませんねー
KP
牧志が佐倉さんを殺してしまいかける(?)のは二度目ですし、収まる前に佐倉さんがKPCというのも面白いかもですね
佐倉さんに殺されそうになるのは牧志たいそうびっくりしそうで。

KP
あなたの手は彼に触れなかった。
あなたの手は存在しなかった。
あなたの声は、
牧志 浩太
「佐倉さん」
あなたの声は彼に届いた。
牧志 浩太
「よかった、……いてくれたんだ」
彼はほっと息を吐き出して笑う。
彼の眼はあなたを見ていなくて、けれど、あなたを見ていた。
佐倉 光
安心、した。
牧志のその声を聞いただけで、膝から崩れ落ちそうなくらい安心して力が抜けた。
牧志に触れる。しがみつくように抱きしめようとする。

何かがおかしいような気がしながらも、
その異常な精神活動を「自分の『死』を認識して不安だった」とラベリングして忘れ去った。
精神異常
佐倉 光
〈精神分析〉持ってるからある程度は自分がおかしいのを自覚する……
KP
ですねぇ……
佐倉 光
そういえば〈精神分析〉やってなかったな。あとでやろう。
KP
あ、そういえば。
佐倉 光
今この状態でそんな余裕はありません!
佐倉 光
健忘症の不定と執着の不定が同時に発現してしまい、「運命の人!」とか言い出す佐倉。
いくら忘れててもそれはさすがに言わないわー。
KP
笑ってしまった。佐倉さんは本質的に言わなさそうだもんなぁ。
「運命の人!」……ちょうど、やべーやつが別世界の牧志にそう言って執着するシナリオやってた。

牧志 浩太
触れても感触はなく、抱きしめても感覚はない。彼が背をさすってくれることもない。
けれど牧志はそこにいて、眼に安心を宿してあなたを見ている。

いまなお異常なこの空間で、あなた達の存在は今度こそ正しかった。
佐倉 光
これでいい。よかった。全てが元通りだ……
佐倉 光
全て? そういえば俺の人形とやらはどうなったんだろう?
ジオラマを見下ろす。
KP
とても大きく、緻密なジオラマだ。
一つの街を創り出しているようなものではなく、一つの大陸――いや、一つの世界を模しているように見える。

何より不思議なのは、そのジオラマには『端がない』ことだ。
それは先ほどの城の様子にも似ている。

視線をいちばん隅に移そうとも、目の錯覚のようにさらに先へ先へ広がっていく。
けれど部屋の広さは変わっておらず、ジオラマのサイズも変わってはいない。
しかしこのジオラマには『端がない』のだ。夢に果てなど無いと教えるかのように。

▽技能判定【アイデア】
佐倉 光
「お、おおおお、これは、感覚がバグるな」
小さなジオラマの中を見ているはずなのに、どこまで視点を移しても、部屋の壁にもすぐ側に立っているはずの自分たちにも至らない。
視線を動かす処理と、実際の感覚が合致しない。
目眩がしそうだ。
ついつい興味深く観察してしまう。
1d100 85 【アイデア】 Sasa 1d100→ 67→成功
KP
興味深く観察していると、ジオラマの中に見たことのある場所をいくつも見つけた。

真っ黒な湖。猫が集まる砂浜。どこまでも続く道。飛び立つ船。怪物の子供。屍の山と黒い怪物。凍てつく荒野を続く長い長い道。大いなるものの城。

これはあなた達が歩いてきた道だ。

おや、置いていった車がある。
置いていかれて不服そうな表情のまま動きを止めた馬がいる。

それなら、あなたの人形も、ここにあるのではないか?
佐倉 光
おおー、すげー細かい。リアルだな。
こんな物の中を歩いていたのか、俺達は。
佐倉 光
割れた破片を集めてウマに乗せたはず。その辺にないだろうか。
目玉は……確か牧志が。

牧志の方を見る。彼は持っているだろうか?
KP
彼の手の中にはなく、馬の中は空になっている。
ふと、辺りに並べられているたくさんの人形が気になった。
ここにないのだとすれば、この中にないだろうか?

▽技能判定〈目星〉
佐倉 光
1d100 88〈目星〉 Sasa 1d100→ 70→成功
ぐるりと見渡してみる。
こんな玩具みたいな物が俺と関係あるのか?
誰かが遊ぶためにある?
今までの事を思い出せば、そんな嫌な感覚も現実味を帯びていた。
夢だ。あくまで夢。夢の話だ……
KP
ジオラマの中に、外にたくさんの人形やぬいぐるみが置かれている。
その人形たちに目をやれば、デッサン人形のように無機質でシンプルな造形だったが、そこに不思議と強い違和感を覚えた。

そう、知っている。
あなたはその人形たちひとつひとつを知っている。
それはあなたの家族、友人、仲間、知人、――良かれ悪しかれ、あなたの周囲にいる人間たちそのものだ。

人形たちが彼らの姿をしているわけではなかった。
だというのに、確かにそうだと感じるのだ。
それは、ひどく奇妙な感覚だった。
牧志 浩太
「佐倉さんだ」
あなたが気づくと同時に、牧志が声を発した。
KP
その中に、あなたがいた。
きれいに組み上げられて地に身体を投げ出している、あなた自身が。
唯一あなたの姿をしたあなたが。

小さなふたつの眼球だけが、外されて傍らに転がっていた。
佐倉 光
「これみんな、あいつら?
これ壊したらあいつらも死ぬわけ? こわ。
つかなんで俺だけリアルなんだよ」
牧志 浩太
「どうなんだろう。佐倉さんがここにいることが関係してるのか、壊したらみんな死ぬのか……。そう考えると怖いな」
佐倉 光
目玉拾える?
触れるようなら拾ってはめるし、触れないようなら牧志に任せる。
KP
あなたが手を伸ばそうと望むと、あなたのその小さな眼球にだけ、触れることができた。

とん、と二つの小さな眼球が浮き上がり、あなたの頭の中の黒い空隙に、落ちる。
KP
その途端にあなたは、自身のすべてが妙に『しっくり』きた。ぶかぶかの服からサイズが合う服に着替えたような、きつい靴を脱ぎ捨てたような、そんな感覚だった。
佐倉 光
安堵の息をつく。
今まで自分がどういう状態になっていたのか結局よく分からないが元通りになったらしい。
KP
見下ろせばあなたには両手があった。
あなたの身体は今度こそ、確かにあなたのもとにあった。両腕が、両脚が、両手が、胴体が、眼球が、なにもかもが。
KP
あなたがあなたをこそ取り戻したような、すこやかで晴れやかな感覚を抱くだろう。
佐倉 光
「お、腕も戻った!」
握って、開いて。やっぱりあるべき物があると嬉しい。
佐倉 光
「牧志!」
振り向いて声をかける。
牧志 浩太
彼は声をかけられて振り向く。
振り向いて、あ……、と声を漏らし、笑った。
牧志 浩太
「佐倉さん! 戻ったんだな」
喜びのあまり抱きつこうとして、近くに人形があるのに気づいて立ち止まる。
この場所、危なっかしい。
佐倉 光
そっちが止まってもこっちはお構いなしで抱きついてやろ。
人形には気をつけるけどね!
牧志 浩太
「戻れて……、よかった。本当に。
夢の中とはいえ、本当にごめん」
佐倉 光
「終わり良ければいいんだよ、夢だろ!」
牧志の体温と呼吸を感じて心底嬉しいと思う。

いつもよりスキンシップが激しい。過剰なくらいだ。
触れていないと消えてしまうと恐れているかのように。
牧志 浩太
「はは……、ありがとう!」
牧志はあなたの背を抱き返し、その感触を、喜びを噛みしめる。
あなたの過剰さになにかしら気づいたのかもしれないし、気づかなかったのかもしれないが、今はそれより、互いの確かさを喜びたいようだった。
KP
そのとき、窓の外から銃声にも似た大きな音が鳴った。
あなたは振り向くだろうか。
佐倉 光
振り向く。
牧志 浩太
牧志は同時に同じ方向を振り向いた。
KP
――ひゅう……るるる……――

――どん――!

銃声、ではなかった。
花火だ。
四方の窓から見える空すべてに、花火が打ち上げられていた。

幾つも幾つも天高くのぼっていき、あざやかな華を大きく咲かせる。
火花に照らされた空の色は、ことさら不可思議なきらめきに飾られて、夢のように美しく見えた。
KP
夢のような、夢なのだ。
あなたは夢の中にいる。
ならば、これはただ、夢が喜んでいるだけなのだろう。

あなたが体を取り戻したことを。
あなたの体が造り物ではなくなったことを。
やっとあなた自身の体で、夢を見てもらえることを。

わがままな子どもが、癇癪を起こしながら、愛してほしいと泣くように――
この夢の世界は、あなたの心を、あなたの正気を苛みながら――

ただ、『あなた自身に見てほしかった』のだ。

花火を見ているうちに、あなた達はなぜか、そのことを理解した。
佐倉 光
「あはははは! ばっかやろ、手加減しろよ!」
笑い転げながら花火を楽しむ。

随分酷い目に遭った気もするが、そればっかりじゃなかったし。
牧志も自分も生きている。
それなら『ちょっと過激な異界で観光した』それだけじゃないか。
佐倉 光
夢は色々なことを教えてくれる。
たまにはこんなこともあるだろう。
牧志 浩太
牧志は花火を眺めながら、一瞬強張らせた肩からふっと力を抜いた。
彼の横顔を色とりどりの光が照らしていた。
牧志 浩太
「我ながら、随分と世話の焼ける夢を見ちゃったな」そうして微かに苦笑した。
佐倉 光
「しょうがねぇよ。夢だもんな」
牧志 浩太
「そうだな、……夢だ。
随分ドタバタしたけど、これくらいドタバタでめちゃくちゃな方が、夢なのかもな」
牧志 浩太
「できればここまで理解しがたいやつじゃなくて、もうちょっとファンシーなのにしてほしか……」
言いかけて牧志は首を振る。
牧志 浩太
「いや、前言撤回。ファンシーなのは無し。絶対に無しだ」
ファンシー(『おまえが猫耳メイドになるんかい』ネタバレ)
KP
夢の中で発狂して佐倉さんを壊してしまってからは、牧志は一度も目覚めることなく夢中夢の中をさまよっていたため、実はその夢の事を日記には書けていません。

つまり、手帳の「あの夢は忘れよう」は実は今回の出来事には無関係な前回のアレのことでした。>ファンシーNG
前回……『おまえが猫耳メイドになるんかい』事件のこと。牧志はファンシーな夢を見たらしいにゃん。
佐倉 光
ああー。そっちだったんだ。
KP
そういうことでございました。思わせぶりでごめんな佐倉さん。
佐倉 光
猫女子佐倉がスキンシップ過剰はだいぶ危険だ。
KP
猫女子佐倉さんがスキンシップ過剰になってきたら、牧志が色々と大変!

佐倉 光
「? どうかしたのか?」
なんか変な夢でも見たのかな?

多分聞かせて貰ってないから怪訝そうにする。
佐倉 光
「狂った夢よりはマシかな」
牧志 浩太
「ああ、なんでもない。ちょっと前の変な夢のこと思い出しただけ」
あれも結果的に相当狂った夢だったな……。あなたには知る由もないが、牧志はそう思った。
佐倉 光
「ふーん?」
知りたい。いつもはそこは置いておこうと思うような事なのだが、どうしてもそんな気持ちがわき上がる。
どんな夢を見たんだ?

牧志 浩太
「さてと、佐倉さんの身体も直せたし、あとは目を覚ますだけだけど……」
牧志は窓の外を見遣る。
佐倉 光
訊こうかと思ったところで牧志の言葉に衝動が中断された。
KP
開け放たれた四方の窓からは、風が強く吹き込んでいる。
煌めく天蓋のようなカーテンが風を吸い込んで、肺のように膨らんでははためいた。

地面は遥か下方にあるらしく、一見は空の色しか見えない。この部屋はよほどの高所にあるのだろう。
窓の外に広がる景色は、冒険小説の中の空想世界に近しいものだ。それは、不思議とどこかなつかしさを感じさせた。
KP
あなたも窓を見るなら、
▽技能判定〈目星〉
佐倉 光
1d100 88〈目星〉 Sasa 1d100→ 29→成功
佐倉 光
「明晰夢になっても起き方分かんねーか。本当に変な夢だな」

窓の外を見渡す。変に綺麗だ。
佐倉 光
「夢なんだし、ぱーっと空を飛べたらいいんだがな。
あの船はちっちゃくなっちまったしな」
牧志 浩太
「そうなんだよな。いつか覚めるのを待っててもいいけど、もう五日なんだろ?

佐倉さんもこっちに来てるならシローのことが心配だし、目覚める前に衰弱して死んだら悔しいし、目を覚ます方法を考えないとな。

うーん、夢、空を飛ぶ夢か……」
KP
そう言って唸る牧志の傍ら、窓の外を見ようとしたあなたは、窓の横に鏡がひとつ取りつけられているのに気づいた。
カーテンで隠されていたが、風でカーテンがめくれたことでその存在が分かったのだ。
KP
あなたが鏡の存在に気づいたとき、耳元でだれかの声がした。
謎の鏡に語りかけられる佐倉。
牧志 浩太
「佐倉さん!」
彼は叫び、全体重をかけてあなたを引き倒そうとする。
KP
▽技能判定
牧志の【STR】(11)と、あなたの【DEX】(9) で対抗判定。
成功すれば鏡を覗き込むことができる。
失敗すれば牧志に止められる。
佐倉 光
引き倒されるほどなら、今の執着を考えると振り切ってのぞきにまでは行かないかなー。
佐倉 光
「うわ、何だよ!?」
よろけて倒れ込み、周囲の人形が壊れていないか慌てて確認する。
佐倉 光
「あれ調べたらなんか分かるかも知れないんだぜ!」
牧志 浩太
「だめだよ、だめ。俺、あれ見たって言っただろ。

何か分かるようなものじゃなかった。見ても目が覚めるようなものじゃなかった。

あれは俺の、いや俺の夢かもしれないけど、俺のじゃない。本物だ。
見てはいけないんだ。理解できない。人間が見てはいけないものなんだよ」

あなたを殺してしまった、と言った時と同じ、いやそれ以上の必死さで彼は訴える。
佐倉 光
「分かったよ……」
まあ、今は。
しぶしぶ目線をそらした。
どれくらい旗を振る?
KP
ここは大いに迷ったけど、でも牧志はこういうとき力ずくをやるよなぁ、と。
佐倉 光
やられたらさすがに抵抗してまでってほどの確信がないからー。
ほかなんもないって納得したら見るー。
シナリオの流れ的には「見ろや」ってシーンなんだろうなぁとは思うんだけど。
最後にお出しされる、「これアカンってわかってんだろ? それでも見る? チラッチラッ」ていう見えるトラップって可能性もあるから何とも。
どっちも流れとしてありうるから困るwww
KP
そうだなぁ、ここちょっとわかりにくいからナビゲーションだけ入れようかな。
KP
このシナリオ元々探索ポイント式なのを描写に書き換えているんですが、その関係でシナリオの流れかも? と行動を配慮させることになっちゃったみたいで失礼しました。
佐倉 光
あるある。描写式の方がしっくりくるし綺麗なんだけど、進行迷わせる原因になったり。
もともとシナリオにないヒントをひねり出したり全然関係ない描写入れたりするの、楽しいんですけどね!
KP
なんですよね。楽しいんだけど。
進行迷わせちゃったり、導線変だけどシナリオルートかもしれないから……と余計な配慮させちゃったり、でも実は別にルートじゃなくて変なことになっただけで終わっちゃったり。

でも回す方もやる方も大層楽しいし綺麗なんだけど。お手数をおかけします。

KP
ここには鏡と窓とジオラマしかない。
ここで目覚める方法を考えるなら、自由に考えることができる。

何か、夢の中で目を覚ませそうな方法を。

思いつかなければ、
技能判定▽【アイデア】 してもよい。
佐倉 光
「っつっても。〈夢見〉とかまだできるのか?」
夢の中で目を覚ます、の鉄板と言えば、ほっぺたつねるとかだけどね。
佐倉 光
しばしまじまじと見つめ、ふと思いついて牧志のほっぺをつねる。
ぎゅー。
佐倉 光
折角だからちょっと遊ぶ。
ふたつみっつ遊んでみて無理そうなら【アイデア】しよ。
KP
鉄板だし、目覚められそうな行為なら基本なんでもokなんですが、そういえばこの夢感覚はあるよなぁって。
牧志 浩太
安堵して息をついた所に、いきなり頬をつねられて驚く。
牧志 浩太
「いたたたた」
KP
そういえばこの夢、感覚はあるんである。
佐倉 光
「ああー。まあ、そうだよな」
手をはなす。
牧志 浩太
「確かに夢と気づくっていえばそれなんだけど、感覚あるんだよな、この夢」
牧志は頬をさすりながら言う。
佐倉 光
「とっくに気付いてるしなー俺達」
牧志 浩太
「なんだよな。
目を覚ます…… 夢を終わらせる。夢が終わる。空を飛ぶ夢、うーん」
佐倉 光
シナリオ概要に「飛べ」って書いてたからそれかなぁとは思うんだけどw
佐倉 光
「もうある感覚じゃあ意味ねぇな」
うーん、としばらく考える。
佐倉 光
「……よし。朝飯の事を考えてみよう。
炊きたての米の甘い香り。味噌汁。今日はそうだな、ワカメだ。
アジの開きが少し焦げてて、醤油の香りが漂ってる。美味そうだな。
ノリと納豆のにおいもするなぁ。早く行かないと冷めちまうぞ」
珈琲の香りも思い浮かべてみよう。
今は薄い食欲を刺激するんだ。

佐倉 光
というか突如飛ぶって方向には行かないと思うから、これ終わったら改めて空見ますね。
KP
それはそうなんですよね。
どうしようかなぁこれ。意志の力で夢を突破するのは結構面白いと思いますし、通してみたい気持ちはある。

ちょっと面白い展開を思いついたので、通していいですか? これ
佐倉 光
大丈夫です! なんだろう?

牧志 浩太
「あっ、あっ腹が減ってきた、涎出てきた、食べたい。帰ったら絶対作る」
牧志が無意味に手をわきわきと動かす。

念じるように食欲を刺激し続けていると……
佐倉 光
念じていたら本当に腹が減った気がしてきたぞ。
佐倉 光
「クイ……テー……カラ……アゲ……喰いてぇ……唐揚げェっ!
ニクやマガツヒと違って唐揚げは来ねぇんだよ……現実にしか唐揚げはないッ!」
KP
目の前にぼんやりと何か出てきた。

唐揚げ定食だ。

そんなメニュー夢見ていなかったはずだが、食欲を刺激していたせいで、どうしようもなく脂の香りが腹を刺激する。
佐倉 光
「あ、きた」
牧志 浩太
「佐倉さん、俺、思ったんだ。
夢の中で旨そうな食べ物が出てきてさ、わーい! ガブリ! ってやったら、こう……」

ぱっと目が覚めるのだ。お約束である。
あなたがそんな夢を見るかどうかはともかく。
佐倉 光
「なるほど漫画とかでよくあるヤツ」
夢から覚めるとき
佐倉 光
からあげwww
話のつじつまが合うよう順番が変えられていますが、プレイ時は突然のGMからの唐揚げでした。
KP
ドスンと落ちて空を飛ぶ夢が終わるのがお約束なら、これもお約束だよなって。
佐倉 光
なるほどー
KP
PLは食べようとして目が覚める夢を見がち。
佐倉 光
私は全然夢を見ないんだよなぁ~
夢の私はもう死んでいるのかも知れない。
佐倉 光
実際の経験で言うと、飛んで落ちるも食べようとして終わる、もないなぁ。
階段降りようとしてリアルで足がつって目が覚めるとか、リアルな感覚と結びつく事はわりとありました。

大昔熱出して昼寝していたときに、ものすごいドファンタジーな、なりきり型のかっこいい夢見てました。
自分が勇者的なヤツになって世界を救うぞ的なシリアス展開。
話が佳境に入って、なにか大切な呪文を唱えなければならなくなり、師匠的な人に教えを請うて呪文を叫ぶという場面。
何度呪文を叫んでも上手く行かない。
「もっと大きな声で! 力を込めて!」と指示する師匠。何度も必死に呪文を叫ぶ私。
呪文を何度も叫び続け、ふっとリアルに意識が戻ったその時、今ずっと自分が叫んでいた呪文とおなじものが窓の外から聞こえました。
「いしやーきいもーーーー!」

何年経っても忘れられない、夢に関する衝撃的な記憶……
多分聴覚への刺激で起きると同時に見ちゃった夢だと思うんですけどね。
KP
んんん笑ってしまった それは食糧的な意味で世界を救えそうな呪文

こちらは寝汚いのか、聴覚や視覚への刺激が夢に入ってくることはあんまりないんですよね。

数人で骨に豚肉を巻いて人体模型を作って、焼いて、焚き火に滴る肉汁を眺めてさあ食べるぞ、という所で目が覚めた夢を見たことがあります。>食べかけて目が覚める夢 割と謎。
佐倉 光
なかなか設定が気になる夢だなぁ……
カニバリズムの儀式が伝統の人たちが近代文明に吸収されて代替やってるみたいな……
KP
学生時代に見た夢だったのですが、修学旅行か林間学校か何かで学習の一環ってことになってた気がします。謎。

佐倉 光
「まあ理屈はともかく唐揚げ食いたくない? 俺は食いたい」
牧志 浩太
「俺は食べたい。あの夢の中でエネルギーバーしか食べてない。あれも美味しかったけど唐揚げには勝てない」
佐倉 光
「食えたら食えたで嬉しいし、食っとこう」
いやぁいい香りだ。揚げたてだな。まだ微かにジュウジュウいってる。
こんがりきつね色でぱりっとした衣に張りのある肉が包まれていて最高に美味そうだ。
いそいそとついていた箸を取り、唐揚げをひとつつまんで口に運ぶ。
牧志 浩太
「賛成!」
そう返すのと箸を取るのが同時だった、いや何なら箸を取る方が速かったかもしれない。

あなたと同時に唐揚げをつまみ、口に運ぶ。
佐倉 光
「いっただっきまーーーーす」
牧志 浩太
「いっただっきまーーーーす!」
KP
唐揚げを噛み締めた、その瞬間だった。

ぐるりと世界が反転した。

KP
噛みしめたと思った瞬間、がちん! と両の歯が噛み合った。

痛い!
幸福な脂の香と味の代わりに、口の中に血の味と塩気そして痛覚が満ちる。
一瞬後に、頬の肉をしたたかに噛んでしまったと気づく。

あなたの視界にはピンク色の空と唐揚げの代わりに、白い天井と点滴の袋が映っていた。

様子を見ていたらしい看護師が驚いて、慌てて医師を呼びに行く。
佐倉 光
「…………」
佐倉 光
「……いてぇ……」
目が覚めたのにうれしくない。かなしい。
口の中が痛い。血と涙の味がしてしょっぱい。
あんなに真に迫ってたのにあんまりだ。

ブルーな気分で周囲を見回す。
牧志 浩太
「…………おはよう……」
そこには、五日間ずっと眠り続けていた、あなたはその目覚めを望んでやまなかったはずの牧志が、大層情けない涙顔でこちらを振り返っていた。

きっと同じ目に遭ったのだろう。あんまりだ。
佐倉 光
「おはよう。良かったな、目が覚めて」
言葉と裏腹に沈んだ声。
俺はどれくらい寝てたんだろうなぁ。

白い天井をぼんやりと見上げているうち衝動が抑えきれなくなってきた。
体力はあるだろうか。
あるようなら起き上がる。腕についていそうな点滴むしる。
KP
「あああ、だめですよ、だめ!」
腕についた点滴をむしろうとすると、そのタイミングで看護師と医師が飛んできた。

体力はあるどころか、よく寝たような活力感すらある。
が、残念ながらしばらく検査だ。
唐揚げ食べたかった……
佐倉 光
さすがに5日間寝てた人はいきなり唐揚げ食ったら死にそうだから無理だよね……
KP
なぜか体力はあるようだけど流石に空っぽの胃腸に唐揚げ入れたらびっくりしますからね……。
ゆっくり療養しつつ口内炎なおして……
佐倉 光
断食後は回復食に3日~7日かかるらしいね!
結構かかるなぁ。
KP
唐揚げ食べられない、悲しいね……

佐倉 光
「ちょっと寝過ぎちゃっただけでしょ?
元気ですよ、僕」
ぶーたれる。くそ。よりによって病院だよ。
すぐにでも唐揚げ食べたいのに。口痛ぇ。
あんな夢で目覚めようとしなきゃ良かった。拷問じゃねぇか。
佐倉 光
まあ、これだけ元気なら割とすぐに退院できるだろ、きっと。病院だってそんなヒマじゃねーんだし。
牧志はさすがに寝たきりだったから少しはかかるかな?
牧志 浩太
「寝ぼけて口噛んじゃったんで、塗り薬ください」
牧志は涙目でそんなことを医師に訴えていた。
佐倉 光
牧志の情けない顔を見ていたら噴きだしてしまった。

KP
一通りの検査を終え、体力に問題がないことを確認すると、やっぱり驚いた様子の医師と看護師に見送られながら、あなたは退院できる。
「数日ずっと胃腸が空だったんですからね、最初は消化にいい物を少しずつ食べてくださいね、絶対ね」

何を予感したのか、医師に念押しされた。
KP
牧志は念の為、と一晩病院に留まることになったが、それでも翌朝には出てくることができた。
KP
外に出れば空は青い。
ビルの合間の空はあの灰色の都市に似ていたが、覗く陽光はずっと鮮やかで、清々しい空気と騒がしさを孕んでいた。

牧志 浩太
殆どない荷物を持って、牧志は青い空の光を浴びる。
佐倉 光
「リアルへおかえり牧志!」
牧志の顔を見たらつい抱きついて背中を叩いてしまい、安堵のあまり長いため息をつく。
佐倉 光
「ごめんな。俺やっぱおかしいみたいだ。多分、すぐ収まるから……少しでいいから許してくれ」
触れていると落ち着く。不安が収まる。
牧志 浩太
「いや、いいよ。大丈夫。
文字通り半分夢中だったけどさ、あんな目に遭ったんだもんな。
理解できない、きっとしない方がいいようなものも、色々見てしまったし」
牧志 浩太
牧志はそっとあなたの背を抱き返し、この世界の現実であることを味わう。
牧志 浩太
「ありがとう、佐倉さん。
俺、合わせて一週間以上寝てたらしいんだ。
あのまま寝てたら、寝たまま死んでいたかもしれない」
牧志 浩太
「助けに来てくれて、ありがとう」
牧志の背は微かに震えていた。恐怖と、帰還の喜びが入り混じった震えだった。
その背の感触は確かで温かかった。
佐倉 光
「昨日、牧志が居ない家にいるのが思いのほか辛くてさ。
ただの心配じゃねぇんだ、牧志が目の前にいないと、触らないと、一緒にいないと、変な妄想が湧いてくるんだよ。
俺の見てないところで死ぬんじゃないか、何かに捕まってるんじゃないか、溶けちまうんじゃないか、どこかへ行っちまうんじゃないか、そんなことばっかり考えて昨日はまともに眠れなかった……
どう考えてもおかしいだろ、こんなの。
ごめん、また暫く迷惑かけちまうみたいだ」
佐倉もまた震えながら笑っていた。
牧志 浩太
「お互い様だよ、迷惑なら」
そう言って牧志は笑う。
佐倉 光
「お互い無事で良かったよ、マジでさ……」
牧志 浩太
「ああ、本当に」
平行世界
佐倉 光
子供卓の牧志の心配性が収まったら、こんどはこっちの佐倉に似たような症状が……
KP
ですねぇ……。
牧志から離れられなくなっちゃう。
この頃同時に『ブルー・スターズ・セパレート』の終了時をプレイしていた。
子供に戻ってしまった佐倉に対して、牧志が相棒としての距離感を忘れかけて心配性のお父さんになってしまい、佐倉があまりの窮屈さに逃げ出すなんてことがあった。
佐倉 光
「束縛する彼女説」が半分リアルになっちゃったじゃないかー。
3ヶ月間ですよ。お互いなかなかつらいものがあるぞー。
KP
なるほど? 不定に陥ってる佐倉さんにひっきりなしに細かいメッセージ送られて律儀に返してる牧志?
牧志にGPSつける佐倉さん?
佐倉 光
大丈夫、メッセージも送るけどハッキングで監視してるから!
KP
なるほど! 牧志がどこにいても居場所がわかる!
そのへんちょっと描写で見たいな
佐倉 光
執着だからねー、相手の都合ある程度無視すると思うんですよね。もともとは基本自分勝手だった佐倉だし。
そういう繋がりで鬼の話にいったら楽しいかなーとは思うんですよね。
回復値次第だなー。
KP
ああー、確かになぁ。それは面白いかも。
オープニングでその辺みっしり描写してそのまま鬼の話に入れたら面白そう。回復次第ですが。
佐倉 光
キュートアグレッション、という言葉がね、ありましてねー
その辺から入りたいなぁと思ったりする。
KP
いいですねぇ。前の牧志みたいに最初(モフモフ時)はそこそこの症状で、それから(鬼面に入ってから)悪化してくるかもしれないし。
牧志は佐倉さんの執着を最初受け入れちゃいそうだから、そこからいよいよ悪化して牧志の受け入れられる範囲を超えちゃう瞬間が面白そう
キュートアグレッション……人間や動物の赤ちゃんなど、あまりにも可愛らしいと感じるものに対して脳がバグり、噛み付いたり強く握ってしまう現象。
あまりにも強い衝動や感情の変化を処理しきれなくなって、攻撃性・凶暴性が出てしまうのだそうである。
『食べてしまいたいほど可愛い』は筆者の経験上も比喩ではなく本当にある。

KP
スマートフォンを見れば、あなたが夢の世界に落ちてから、更に四日が経過していた。
佐倉 光
強い意思をもって牧志から体を離す。
最後に離せなかった手で牧志の手を引く。
大丈夫、溶けたりしない。
KP
彼は溶けなかったし、ばらばらにもならなかった。
あなたは消えなかったし、ばらばらにもならなかった。
空はただ青く平然としていた。
佐倉 光
「さあ、しばらくおかゆ生活だ。何粥食う?
俺、鮭と梅くらいしか思いつけなくてさー。すぐ飽きそう。
シローにはマトモなもん食わせないとな」
牧志 浩太
「そうだな、シローにはちゃんとしたもの作らないと。
食べてるの見ながらお粥生活ってのもなかなかしんどいけど……」
言いながら牧志はスマートフォンで二つ三つ、何かを調べる。
牧志 浩太
「せっかくだからお粥に凝ってみようかな、しばらく。
意外といろいろあるよ、干し貝柱とか」
佐倉 光
「お、いいね美味そう。
俺も調べてみるかなー。
唐揚げ入りはまずいのかなーやっぱ」
そんな事を言いながら、現実の世界を歩いて行く。
牧志 浩太
「唐揚げはまだだめだろ、さすがに」
KP
あなたのひとときの旅路は、無事に幕を下ろしたらしい。
その脳裏に、夢の余韻を残して。

そうしてあなた達は、現実の道を踏みしめてゆく。
恐れて怒って泣いて笑って震えながら。


『夢の果てならきみが正しい』
◇【ED:A】おはよう、果てなきひと にて、両生還。



KP
ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございましたーーーー!
今回! ファンブルが! でてない!!!
それどころかクリティカルの山だ。
KP
そう! すごくクリティカルしているわりにファンブル1回もない!  執念!
執着発動する前からちょっと執念の気配が。
佐倉 光
あとたぶん元々の属性的に夢には強いんだ。そういうことにしておこう。
KP
それはありそう。今回のクリティカル〈夢見〉伸びそうですしね。
成長
KP
あ、そうだ。〈夢見〉なのですが、改変(調整)の関係で元シナリオよりもダイスロール回数がかなり多いです。

その関係で、成長を以下の特殊処理にさせてください。
〈夢見〉
通常成長だが、今回は振る回数が相当多かったので特殊ルール。

〈夢見〉に使用するMPが通常よりも小さかったのはこれがドリームランドのジオラマ、牧志の夢に過ぎなかったからで、そのためあなたの〈夢見〉は通常よりたやすかった。

成長値は通常の1d10の代わりに1d5とする。
佐倉 光
はーい
KP
というわけで忘れないうちに報酬!
佐倉 光
〈夢見〉シナリオより強化されてたのかー
KP
消費MP低いのはシナリオ通りなんですが、「繰り返し粘るなら3回ロール」が改変処理なんですね。
佐倉 光
なるほど、そもそも粘るのナシなんだ。
それだとほぼ使えなさそうではある。
KP
アリかもしれないけど明記がないのです。
佐倉 光
一度に3回振れるのけっこうでっかいですもんね。
KP
そうそう。ああいうところにそれっぽい処理を生やすの好きなんですけど、結果として結構な回数振ってるから、ちょっと調整させていただきました。
佐倉 光
はーい
KP
それでもあれだけクリティカルしたのはすごいけど。
佐倉 光
色々作れて楽しかったです。ありがとうございました。
KP
いえいえ。こういうところでの創意工夫見るの、好き!
今回、大筋は変更していないのですが、様々な理由で細かいところを大いに調整・改変しています。
佐倉 光
ふむふむ。
KP
忘れぬうちに報酬と成長処理して、その後に最初から順を追って背景と改変のお話させていただこうかと。
佐倉 光
お願いします!
報酬待ちながら【アイデア】どうしようか考えてます。
生還報酬

KP
こちらも以上。牧志がまっっったく大丈夫ではなくなってきました
佐倉 光
もう半分あちら側じゃないの。
KP
そうなんですよ。半分「理解しかけて」しまっている。
そりゃあ佐倉さんが鏡見るの必死に止めるんですよ。それがどれだけ毒になるか分かりかけているから。
佐倉 光
佐倉のMAXも70きっちゃった。
KP
ちなみに牧志の初期正気度は60、つまりここが分水嶺
佐倉 光
それ言うならもう佐倉とっくに心が健康じゃないんだよなぁ
KP
なんですよね。佐倉さんはとっくに健やかな状態に戻れなくなっている。
今回もまた牧志に巻き込まれて神話知識増えちゃったしなぁ。
佐倉 光
むしろこれだけやられてても牧志まだ健康になれるのか…
KP
初期正気度が低いということだから、「元から不健康」「元から無意識にあちらのもの度」が高いとも言える
波照間とは別の方向に牧志もあちらのものじゃないか

改変など
佐倉 光
このシリーズ、楽しいんだけど続ければ続けるほどすり減って行くんだよなぁ。
コワァイ
KP
なんですよねぇ。それがCoCの性とはいえ。

最近は特定PCを長く使う遊び方もスタンダードになり、SAN回復シナリオも色々出てきて、今回佐倉さんは不定になってるからシナリオ外回復もできる可能性がある、けど〈神話知識〉だけはごく一部の例外的なシナリオ除いて後戻りできないからなぁ。
佐倉 光
たぶんそろそろ二人して女神転生ワールドに行くべき。その方が健康的に過ごせる。
笑いながら悪魔使える。
と思ったけどあっちはあっちで属性があるんだったわ。
KP
あっちはあっちで下手するとCoCより先に踏み外しますからね。
佐倉 光
ダイス目によってはあっという間だからなぁ……
真・女神転生TRPGにもCoCの正気度のようにPCの寿命を削ってくる要素がある。
そちらには「属性」というものがあり、一定の値を超えるとPCではいられなくなってしまう。
しかもこれが割と簡単に上がるうえ、減らす手段がないのだ。
佐倉 光
未来を憂えたところで、
鏡! 鏡何だったのか教えてくださいっっ
なんか当然のごとくトラップだったっぽいけど。
KP
あ、そうそう!
あれはこのシナリオ唯一の、巨大な後遺症を負う可能性のあるどでかいトラップでした。

(このシナリオで正気度0割るとSANロストではなく巨大な後遺症(永久狂気)。
一応KPの采配で永久ではなく治癒する狂気にしてもいいらしいので、そうするつもりではありました)
佐倉 光
ルート的に誘導されたのかなと思って、覗いたら発狂のちお空飛ぶのかしらと思った。
KP
ではなかったのです。誘導かな? って言ってた時「あっこれはまずい」って思いましたね……。
一応すべての探索が終わると、または一段落すると、「自由に目を覚ます方法を考えていいよ、【アイデア】もあるよ」って出るのは元シナリオからそうです。
鏡ちゃんが誘ってくるのも含めてトラップなんです、あそこ。
佐倉 光
牧志が必死に止めてくるから違うかな?
いやでも牧志なら止めるだろうしなぁ……と思って迷い。
対抗判定が来たから「ああこれやべーやつか」ってやっと察した。
KP
そう、あそこは佐倉さんが覗きたいならKPが手加減するのも違うし……って迷ってました。

「誘導かな?」の一言でようやく「あっこれPL的にまずいことになってる、演出優先のシナリオだから無理な導線があるのかもしれないと思わせてる!」と気づきましたね。
佐倉 光
佐倉は普通に覗きたいけど、牧志が全力で止めるなら止まるくらいの経験と信頼はありますしー
KP
でも対抗判定を入れたのはKPが手加減してトラップを明示したつもりじゃなくて、ここで牧志なら絶対力ずくで止めるよな、と思ったからなのは本当です。
佐倉 光
「牧志なら止めるよなー」の一言で、「ん、本当はルートだけど止めてる説もある?」と迷ったのは事実。

まあ、前述の通り全力で止められれば止まりますし、他の事全部試して駄目なら見ようとは思ってました。佐倉も中のヒトも。
KP
なるほどなるほど。
佐倉 光
結構演出優先のヤツだと「それはやらんじゃろ」ってルートが普通にあったりするので、なんか見えたら変な方向でも頑張って乗ろうとしちゃったりはしますねー。
変な意味で慣れてきちゃった。
KP
なんですよねぇ。本当にそれ。>それはやらんじゃろ
佐倉 光
私自分のPC説得するのに自信があるので!
KP
頑張って無理やり乗ろうとした結果トラップは本当にまずいけど、でもここでトラップだよなんて宣言はしたくない、と悩むKPでした。
佐倉 光
そう、そこ難しい。本当に。
KP
なんですよねぇええ。難しい!!
今回は鏡さんがややこしいことを! するし!
こちらがKPの時は導線が変だな、と思ったら勢いで改変して誘導生やすので思ったようにして下さって大丈夫なんですが、今回はちょっと鏡さんが紛らわしかった。
鏡さんの後ろにいるのニャル様だからなぁ。そりゃあまぎらわしいのかもしれない。
佐倉 光
ですよねーーー
では覗いたら何が見えたのか?
佐倉 光
やっぱりそういうやつなんだぁ。
KP
です。誘っているのも含めて完全にトラップ。
鏡越しなので正気度減少は半分の、1d5/1d50です。
KP
で、ここで……というか、シナリオ通して正気度が0以下になると、こんな狂気を得てしまいます。
狂気内容の解説
KP
夢との親和性の高い佐倉さんが、本当に夢の世界にとらわれてしまうと。
佐倉 光
なるほどー
ドリームランドに行っちゃうと、深山達には会えるけど遊べるシナリオ少なくなりそうだからなー
猫みたいな佐倉が更に猫みたいになっちゃう。
KP
なんですよね。あと現実の世界に置いていかれた牧志がつらすぎる。
絶対ドリームランドへの門を探して追いかけそうではあるけど。

で、これそのものはKP判断で、正気度が思いっきり割り込んでいなければ回復の見込みはあるとする予定でした。どれくらいマイナスになったかによって数か月か、数年か。
ですが、実はもう一つ非常にでかい後遺症がありまして。これシレっと書いてあるんですけどね。
佐倉 光
ほうほう。
とある量の〈クトゥルフ神話〉技能が成長します。
佐倉 光
デカァイ
後戻りできなくなっちゃう。
これ佐倉がそんなのなっちゃったら牧志が罪の意識でおかしくなりそうでそっちの方が心配だよ。
KP
そうなんですよ。狂気の方を回復の見込みがあるとすると、実はこっちの方が巨大な傷だなって。
そうなんですよね。牧志が殺して、牧志が巻き込んで、その結果佐倉さんがこんなことになっちゃったら。
牧志が罪の意識と佐倉さんへの執念でおかしくなって、それこそ佐倉さんのいない魔きしになりかねない。
佐倉 光
バッドエンド回避した!!
よかったよかった。
KP
そう!! 危なかった危なかったよかった。

佐倉 光
灰色の欠片何だったのかしら。痣かなと思ったんですよね。追加要素?
KP
あ、あれはほんとに月の石で、実はムーンビーストの子供達との交渉で使えるんですね。
交渉せずにうまい手で追い払ったので使わないままになりました。
佐倉 光
あ、そうなんだ。
目が見てたから一部? ニャル絡み神殿の欠片なら、あの痣を示す物? とか思ってた。
同じ所に色々アイテムあったから、追加アイテムだったのかな? って。
単に「持ってくと便利だよ」だったんだねー仕事のできる子!
KP
です。ムーンビーストの子供達は地球の前線基地で鍛錬しながら月に行ける日を待っているので、月の石あげると喜ぶんですね。

目が灰色の欠片含めてぐるりとあの辺を見てたのは、目も〈夢見〉の産物なのでたまに精度が低下する、という追加要素です。
KPの都合のいい時に精度が低下したりします。
佐倉 光
なるほどー。
牧志を何となく見てたのもそれかー。

最初目が牧志見た時、「食った?」とは思ったんですよね。
KP
あ、ラストで牧志見てたのは眼球食べちゃったからですね。それ以前は他の物に先に反応していたので、牧志に反応していなかった。

結局食ってたわけではあったわけで、鋭かった!
ちなみに佐倉さんですが、
ごめん! 本当は牧志かぶらなくてもよかった!
でも面白かったのと、佐倉さん&牧志ならバリバリ対策・探索しながら進める方が面白かったし二人での冒険らしいので黙ってましたごめん。

【PCについて】
・PCの体はKPCによって創造された曖昧模糊な存在であるため、神性はPCに対して無関心であることが多い。
神話生物たちも、堂々と目の前に立ち塞がられたりしなければさほどPCのことを気に留めはしないだろう。

・当シナリオにおけるPCの触覚は、錯覚や幻肢痛のようなものである。本当は体が無いものの精神のみで感覚を得ている。
そのため、PCは何らかの痛みや刺激を受けてもすぐに消え失せてしまうことが殆どである。

佐倉さんの方が先に快感から覚めて結果大変なことになったのも、これが原因ですね。

ぬめぬめ牧志
佐倉 光
なるほどなるほどー
かぶるの異様で楽しかったです。
船の一件も楽しかったけど、その後執着で「どうしよ」ってなったw
KP
>クトゥルフ神話ならではの、ぬめって触手の生えたようなおどろおどろしい姿を推奨しているが、人外の姿であればもっと可愛らしい印象のものでも構わない。
人型のクリーチャーでも、そうでなくても良い。元の姿の面影が強く残っていても良い。

ということだったので大いにノッてショゴスにした結果、本当に色々できて楽しかったです。馴染み過ぎなんだ牧志。
佐倉 光
人溶かさないスライムとの道中、かぶさるわ千切れるわ物理で考え事するわあまつさえそれで口塞いでくるわで面白すぎた。
ナチュラルに分離すな!
KP
やった。そう包んだりちぎれて二つになったり物理で考え事したり眼球伸ばしたり本当に楽しかった。分離を覚えちゃったが最後ナチュラルに分かれてますからね。
包んでいけば大丈夫といい、眼球伸ばして様子見といい、自分二つに分けて下を見ておこうといい、もう発想があの身体に馴染みきっている。
佐倉 光
しばらく変な行動とりそう……
KP
しばらくナチュラルにそういう発想が出てきてしまって、「あ、違う」ってなりそうだし変な行動しそう
ちなみに発狂が固定でともだちだったのも追加要素です。似てるんだもん。
佐倉 光
なるほど!
ナチュラルに首外そうとしないで!
KP
あの時は佐倉さんが引っ張ったからうっかりちぎれただけだったはず!

あ、あそこの牧志引き止め対抗判定も追加要素です。能力値判定系は結構その場のノリで追加判定を入れてるものが多いです。

あれはSTRで判定成功したら普通に筋力で止めることができ、SIZで成功したら引きずりおろせたけど体重任せでやったので途中でちぎれる予定でした。

で、失敗したのでちぎれたし片方上に行ってしまいました。
佐倉 光
モンスター何でも良かったって聞いて、ああ色々遊んでるんだなーと思ってました。
楽しかった!
KP
そうめちゃくちゃ遊びました! 楽しかった! 楽しんで頂けてなにより!

改変つづき
KP
あ、あと大きめの追加要素、牧志レーダーはそもそも追加要素です。
最初はNGしてましたが、途中でこれ普通に誘導に使えるな? と思ったので牧志との合流タイミングでしれっとOKにしました。面白いものありがとうございます。
佐倉 光
これも本来ない要素なんだろうな、でも便利でいいな!
と思ってました。
〈夢見〉のものはそもそもがないと無理なんて事ないでしょうからね。
KP
本当はKPCがぼんやりしつつももう少し自覚があって、無意識にPCを導く感じなんですが、もうちょっとはっきり冒険したい~! 牧志も同じ立場がいい~! と思ってた所にいい提案もらったので助かりました。

ですね。
ムーンビーストの子供達追い払った後の流れとか、〈夢見〉の結果生じた流れはだいたい追加要素/調整/改変です。
佐倉 光
レーダー牧志じゃなくなった!
KP
なくなった!
本来はもうちょっとぼんやりとした夢の旅路なんですが、佐倉さんと二人で夢の世界を冒険するの楽しくて。
佐倉 光
もの凄く楽しかったです! ナイス改変。
KP
やったー!
佐倉 光
もっとなんだかわちゃわちゃした感じになりましたねー
KP
もうちょっとしっとり耽美寄りの雰囲気のKPCがベースになっているので、佐倉さん&牧志の雰囲気に合わせた結果結構雰囲気変わってるんですね。
佐倉 光
ああ、だから何となくセクシーなイベントとかあるんだ。
最後にお腹に手を突っ込むシーンもやりようによってはセクシーなヤツだなとか思ってました。
KP
元シナリオの描写の雰囲気もす~~~~っごく好きで、やさしくて狂った夢の世界を旅して、そっと罪を背負う感じなんですが、でも佐倉さん&牧志はもうちょいアクティブだよな~って。
佐倉 光
なーるーほーどーーーー
KP
そうあれも結構セクシーな雰囲気になりますね。
船のイベントで牧志かぶったせいで盛大にかぶってしまったから(?)、あれは結構描写調整してます。
あ、あと〈夢見〉がらみの改変。
あのエレベーターは他の夢見る人(探索者)が作り出したものがベースになっているんですが、本来あそこは現代的なエレベーターです。

現代的なものは作れない! 流れできてたから、作れないよ! の方が色々見立てできるしファンタジーやれて面白いじゃんね、って改変しました。
佐倉 光
なるほどー。
そこは現代的な物出てきたら何か意味を見出しちゃいそうだから良かったかも!
KP
あそこは神話事象の関係で別の人の夢と繋がっていたようなんですが、ちょっと唐突でしたからね。思い切ってバッサリ改変しました。
あ、そうだ、あとあれだ、内臓いっぱいあるのは、本来あそこは胃袋だけです。
頭部に脳と眼球があるのに内臓は胃袋だけだと、他の内臓も集めなきゃいけないんじゃ? ってミスリードになりそうだったので、たっぷり増やしておきました。
佐倉 光
なるほどー!
胃袋掴んだら結婚できるねって違うそうじゃない。
なんで胃袋。
KP
ムーンビーストの子供達の子供達が抱いて寝るのにちょうどいいからかも。
むしろ牧志が佐倉さんの胃袋掴んでいるのでは。
佐倉 光
それはそう。
KP
あと人形の精巣とか出てくるの最高に趣味悪くていいなって思ったのもありますね、増やしたの。
食屍鬼のところで【知識】成功していたら、壷の中から出したものが何か気づけてましたよ。
佐倉 光
あれ増やされてたんですね。
赤ちゃん攫ったとか出てきたから、ホルマリン漬け赤子くらいは覚悟してました。
あの流れで精巣出てきたらさすがに何だか分かりそうではあるw
KP
あ、食屍鬼のところは元から精巣出てきます。子宮とかもあるそうです。
ホルマリン漬け赤ちゃんはシナリオにはないんですが、たぶんどこかの壷にあるんじゃないかなぁ。
佐倉 光
あ、でもプレイ時、精巣か卵巣かわかんないしなとか思ってスルーしました。
KP
精巣ですあれ。ホルマリン漬けですし薄暗いから、「なんか丸い臓物出てきた」くらいにしか見えなかったのかも。
実際PLも一度どこかで、卵にしては妙に質感が肉で変な味の丸いもの食べたことあるんですが、あれが結局何だったのか未だに謎です。
KP
そうそう。
佐倉 光
牛豚の睾丸とか普通に料理になったりしますもんねー

佐倉 光
切断された遺体見慣れてるの相当ヤバいぞ佐倉……
KP
そうなんですよねぇ……。
本当に急速に見慣れちゃったなって。前回のあれがあれだったし牧志はばらばらにされすぎだし。
あと、ラストシーンで牧志が〈夢見〉失敗してから、佐倉さんが影になるまでの流れは結構改変入れてます。

あそこ本当は影にならず、KPCが必死に〈夢見〉し続けてPCを引き止めよう、縋ろうとするんですが、佐倉さんが鋭くて事実に気づくのが早かったので、あの流れなら牧志は真実を見ようとするだろうなって。
佐倉 光
なるほどー
真実を見た結果記憶を取り戻して倒れてたと……
KP
このシナリオ、「KPCが壊された方だと思ったら実は加害側だった」「怪物の姿になったKPC」が一つのポイントなのですが、牧志はそこで罪の意識から逃れようとするタイプじゃないなって。

ので、「佐倉さんが本当は死んでいるかもしれない、殺したかもしれない」をキーにしました。
あの光は決して嘘を許さない真実の神性の光で、それで牧志は「佐倉さんを失わないために事実を入れ替えた」という嘘を暴かれて記憶を取り戻し、元の姿に戻って倒れていたわけです。
あとあそこはプラス補正を増やしながら延々と〈夢見〉したりして強制成功させてOKなんですが、ダブファンしたので、もう今更夢を見られなくなってるんだな、と思ってあの流れになってます。
佐倉 光
あれはあれで良い流れだったと思います…
壊れたのは牧志ではないかも、と同時に、
佐倉が本当は佐倉ではないかも、は考えたんですよね。
壊れてる佐倉が治されたら夢の方は消えるかとそういう。

ガンガンダメージ入ってたし、ラスト辺りにドカーンと大ダメージが来て
実は存在しないものだからシナリオ終了時なかったことになる、ってのもちらっとは考えたんですが、
まあ主人公の行動をなかったようなことにするシナリオは存在してても選ばないかな、と思ったりもしました。
ダブファンの結果、また腕を捨てる佐倉になった。
KP
そうそう、《SANチェック》含めてちゃんと残るんですよね。
ダメージなかったことになるのはありえても、行動自体がなかったことになるシナリオは、それが面白いギミックになってなければやらないかなぁ。
佐倉 光
MP回復処理も追加だったんですかね
KP
そう。あそこの処理はせっかくなので重ねました。
MP回復はラストシーンの腕を切るところは追加要素、休んで回復はもとからある要素ですね。
本来は牧志のMPを受け渡して回復できるんですが、あそこで牧志はMP渡す余裕ないなって。
佐倉 光
そういえば、人の夢と繋がっちゃったって、あのメモの人かな。
KP
ですね。メモの人。
神話事象の縁で僅かに繋がったそうです。

次のお話
佐倉 光
牧志君の正気度がギリ50かー。鬼面いけなくもないんだよなー。
KP
牧志は57ありますね正気度
行けそうならこのまま鬼面に入っちゃうのも面白いかなぁ?
佐倉 光
勢い的にはその方が楽しそうなんですよ。
57ありゃ大丈夫だと思うしー
鬼面、早めに終わる可能性もあるんだよな。
KP
早めに終わる可能性もあるってこわいなぁ。どんな終わり方しちゃうんだ。
そしたらその流れでぜひ。

コメント By.佐倉 光
どこまでを「シナリオの乗るべきルート」なのか「ただのトラップ」なのかを見分けるのって結構大変です。
だってたまに「そういう行動普通はしないよね?」っていうのが普通にルートになっていることがあるので。
おかげで「いやこれはないわ」と思ってもとりあえず乗ってみる癖がついちゃってるし、あからさまな罠でも「踏まないと進まない奴かな?」と誤解する事は多いのです。
だって警戒しすぎるとお話進まないからね……

なーんていう言い訳。

TRPGリプレイ【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 5

「お、落ち着こう。まずはいったん落ち着こう。なっ。
なんかお前取り乱してる気がするから」

TRPGリプレイ【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 7

知れば世界を滅ぼせるもの。知れば神に触れられるもの。
知りたい。浴びたい。喰いたい。

TRPGリプレイ【置】CoC『スプーキィ・ポルカ』牧志&佐倉 2

「いるのか? 牧志」「佐倉さん……、俺、いるよ。ここにいる」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


TRPGリプレイ CoC『HAL』牧志 浩太(終)

「勿論だよ」
「一度目も、二度目もね」

ニンジャスレイヤーTRPG『シャドウ・オーバー・ザ・ネオサイタマ』1

そりゃあ、指示もないのにトーチャリングしてるからじゃあないですかね……

TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 1

何だかちょっと、死を受け入れるまでの古い儀式のようにも思えた。