TRPGリプレイ TRPGリプレイ CoC『VOID』6 PC1&PC2導入(秘匿オープン版)

こちらにはVOID
ネタバレがあります。

二日目

まちきれなくて
こんばんは!
結城 晃
こんばんは
はやいね
こんばんはー!おはやい!
ふふふ……何故か中の人が緊張しちゃってまして(
結城 晃
今日から顔合わせだもんなぁ。楽しみ!
ですねえ。楽しみー!
導入別だった分、まだ皆のキャラを把握できてませんものね……ドキドキ……
結城 晃
相棒は何となく想像が付くけど、そちらのお二人は全然だからなぁー
ふふふふ 同じく全然予想ついてなくて
結城 晃
ちなみにそちらが「ちっちゃいもの」だそうなのでこいつのサイズはでかくしました。
見下ろしてやるぅー
見下ろされるゥー
身長157cmですふふ
結城 晃
と思ったけどサイズ14てたいしてでかくないな。
まあよし。
まあどっちかというと質量換算でしょうし
痩身長躯なのかも
結城 晃
bじゃあそれで
その代償がこの悲惨なSAN値なんですけどねー
50!ちょっとどきどきの数値……
結城 晃
〈日本刀〉持って暴れます。
近寄れなくなっちゃーう
しかし相棒さんが高いのでコンビで平均すると似たようなもの!
結城 晃
なるほどな!! 相棒がいれば安心だな!
bb
VOID式〈精神分析〉ってどういうことするんでしょうね……(?)
結城 晃
VOID式〈精神分析〉ってのはよくわかんないけど、VOIDを〈精神分析〉するときはやっぱり隠しコマンドでセーフモードにしてチェックするとか。
セーフモード起動いいですね……

ふたりのアキラ
田尾 麗
このドロ課の人間二人、もしかして読みどっちもおんなじ?
どうなんでしょうな わくわく
実は仲間たちの名前の読み方、アンドロイド勢しか分かってない説
田尾 麗
コマにPCとPL名癖で入れてたけど口頭で言ってなかったというまさかの事実
ふふふwww
結城 晃
あら、そっちアキラさんか。
あきらさんイェア
名前で呼ぶか相棒と呼ぶか悩みますねコレ
田尾 麗
麗(あきら)なんですよね
ややこしいことに
結城 晃
紛らわしいから変えよう……
被るのもそれはそれで運命では!?
田尾 麗
いや、ここは私が読みを合法的権力(PLパワー)で変更すれば平和!
KP
被るのもそれはそれで運命だと思いますこんばんは
結城 晃
こちらそんなに拘りないし、開始10秒後にひねり出したヤツだから変えて大丈夫ですよー
「ひかる」にするか。メガテンとかぶるけど。
こんばんはこんばんは!
KP
というか「あきらとあきら」では? と思ってだいぶん面白い(あの映画見てないけど)
田尾 麗
こんばんは!
結城 晃
友達には「あきら」って呼ばれてます的な。
田尾 麗
身長差で区別する新手の認識!
つまりこちらは逆に友達には「れいちゃん」って呼ばれてます的なあれがあってもいいのかもしれない
KP
ああー、それはありそう
結城 晃
ん、じゃあ本名アキラのままの方が面白いかな?
態度悪いほう とか グラサンのほう とか呼ばれる
KP
いいなそれ

HO1 & HO2 の導入へ

HO3 & HO4 の導入へ

HO1 & HO2 の導入

本編見る!
結城 晃
来たぜ
KP
いらっしゃいませ!
結城 晃
おっ、こっちの部屋は最新のがコピーされてる。良かった。
KP
ヴィキさんいらっしゃったら始めます
ヴィキ
お待たせしました
KP
おっ、いらっしゃいませ。では始めます
結城 晃
宜しくお願いします
結城 晃
秘匿で内心喋って良いですかーぁ
KP
もちろん!
結城 晃
おし、基本KPの判断とか必要なときはそう表でコールしますので、あまり気にしなくて結構です。
KP
ありがとうございます KP助かる
KP
まず、結城さんの単独登場です。
ヴィキ
警視庁なのか

KP
なのです
当日 PM12:30/警視庁廊下
KP
他の刑事とすれ違いながら、赤星と共に警視庁の廊下を歩いていく。
結城 晃
何時に来なきゃいけなかったんだ俺は
KP
そりゃもう朝では? >何時
すれ違うたびに視線を感じるのは自分が彼らから見れば見知らぬ顔だからなのか、それとも最年少で今1番世間を騒がしている事件の担当になった有名人だからなのか。
決してあなたがアクロバティック遅刻をかましたから見ているわけではないだろう。たぶん。
赤星 透也
「あーあー、見られてんな。まあ気にするなよ」
結城 晃
「まったく、失礼な奴らだ」
ま、ちゃんと仕事すりゃ文句もないだろう。
ヴィキ
遅刻してるじゃないか
結城 晃
ちゃんと俺が起きる時間に鳴らなかった目覚ましが悪い
濡れ衣
KP
目覚まし「そんなこと言われても」
ヴィキ
機械のせいにしないでいただきたい
(切実)
我々VOIDを一体購入すれば、そんな目覚ましに頼る必要はなくなりますよ
インターネットタイムと同期した、リボット社最新のVOIDが、あなたを優しく起こして差し上げます
KP
やさしく(ドーン)
ヴィキ
体重108kgでドーン
結城 晃
前使ってた目覚ましと同じ扱いするわ。
殴って黙らせてまた寝る。
ヴィキ
スヌーズプログラム発動

KP
やがて目的地である一室の前までたどり着く。
入り口には網膜認証システムが導入されているようで、赤星がモニターに目を向ければ扉が開いた。
中に入るとそこは殺風景な部屋だった。黒髪の50代ほどの男性と、青髪の目の下に隈がある男性がいる。
結城 晃
なんとなく目をそらしながら入る。
きもちわる。
センサーへの感想だからね。
KP
……そしてその中央には、貴方のパートナーとなるのであろう、アンドロイドがいた。
というわけで、ヴィキさん登場です。
ヴィキ
もうブートしてます?
KP
おっと、そうか。まだです。>ヴィキさん
ヴィキ
Zzz
黒田 矢代
「来たか」
そう言って貴方を見たのは、公安局刑事課アンドロイド捜査係の係長、黒田矢代。
「見知らぬ顔もあるだろうが、メンバーはこれで全員というわけではないのでな。自己紹介は後にまわす。青木、説明してくれ」
青木 玲斗
「は、はい…」
青木と呼ばれた男が、落ち着きなくあなたたちの顔や周囲を見ながら、前に出て説明を始める。
「この子が、貴方のパートナーとなるVOID……、型番はBR800です」
結城 晃
「……」
長いため息をついて、そっちを見る。
青木 玲斗
あなたの長い溜息に、青木は少し怯んだ様子である。
結城 晃
「……はい」
青木 玲斗
「チューリングテストをはじめとしたあらゆるテストを通過した最新型のモデルで、捜査に役立つ機能はもちろん、戦闘にも秀でています」
「機体も頑丈で、防水加工もされてるので多少のことでは壊れないんですが…」
そこで青木は一度言葉を切る。彼はアンドロイドの後頭部を指しながら、
「人間でいう海馬にあたる部分にあるこのチップ……、私たちはこれを『スタック』と呼んでいるんですが、これが壊れてしまうと中のデータも消えてしまうので、気をつけてください」
結城 晃
(都合の悪い記憶は消せる。はっ、さっきそんな話をした気がするな)
ヴィキ
「……」
結城 晃
じっとシアンカラーの髪の少女を見つめる。
KP
見た限りでは、それはシアンカラーの髪の少女にしか見えなかった。違いがあるとすれば、識別しうるようにとつけられたVOID特有のマーク、それだけだ。
ヴィキ
実は耳にアンテナもついている(取り外し可)
結城 晃
「大事に扱え、と。了解です」
少々ふてぶてしい、といえるほどの、不機嫌を隠しきれない声。
赤星 透也
赤星があなたの様子に肩をすくめた。
結城 晃
(青木さんは別に悪くない。悪くないんだけどな。いけない、仕事だ、ちゃんと、しないとな……)
青木 玲斗
「このモデルは内部にバッテリーがあるので充電は基本必要ありません。他にも機能がありますが、説明すると長くなりますし、実際一緒に活動した方が分かりやすいかと思います」
「……えっと、ここまでで何か質問はありますか?」
結城 晃
「VOIDと必ず一緒に行動しなければならないんですね」
青木 玲斗
「はい、そうなんです、ご存知かとは思いますが、今の警察では警察官1人につき一体のVOIDの所持が義務付けられています」
「捜査もペアで行うこととなっています」
結城 晃
「便利だもんな、その方が……」
ぼそり、と呟く。
青木 玲斗
「……?」あなたが呟いた内容は聞こえなかったようだ。
結城 晃
(便利な物は受け入れるべき。仕事だからな)
結城 晃
「了解です。取扱説明書などはありますか?」
結城 晃
たぶんVOIDってセツメイ全部自分でしてくれるはずだよね。
結城 晃
でもそのセツメイを信じ切れない人間には、説明書的な物があると嬉しいんだよね。
ヴィキ
お望みなら、ページ数256ページに及ぶ取扱説明書の内容一言一句漏らさずあなたの耳元で囁き続けることも可能です
KP
なんだそのセクシーなのか威圧的なのかサブリミナルなのかわかんないやつ
結城 晃
うぜぇwww
部位説明は飛ばせ。あと注意関連も物理的なヤツは要らん。
ヴィキ
では、宇宙世紀0079、初代機動戦士ガンダムの物語について、掻い摘んでご案内いたします
青木 玲斗
「いえ、VOIDは基本、自分で動くようになっています。何かあればVOIDに聞いて下さい。メンテナンスは、僕が行います」
結城 晃
「……そういうものですか」
「了解しました」
青木 玲斗
「何だかすみません……」あなたの態度に思わず青木は謝った。
結城 晃
「いえ……こちらこそ申し訳ありません」
「……占いの結果が悪かったのでね」
結城 晃
結城は渾身のジョークを飛ばした!
青木 玲斗
青木はウィットに富んだ返しができなかった。変な沈黙が流れる。
結城 晃
ごめん青木。
青木 玲斗
「……えっと、それで、捜査を始める前に登録が必要で」
そう言いながら、彼はアンドロイドに向き直る。
結城 晃
(なるほど……)
結城 晃
(飼い主を決めるわけか)
青木 玲斗
「BR800、起動して」と声をかける。
ヴィキ、ここであなたは目を覚ます。目の前にはサングラス姿の男がいるのが見える。
「登録の際はVOIDの手のひらと自分の手のひらを合わせて、名前を呼んであげてください。それで登録が完了します。

BR800、手を出して」
結城 晃
(えぇ……)
(やだ。)
KP
やだよなあ ごめんな
ヴィキ
人間の耳にあたる部位に備えられたアンテナ、その周囲にホログラムによって様々な文字が浮かんでは消える
リブートシーケンスを表すスクリプト群だ
それらが一通り流れ、消えた後
結城 晃
「……」
ヴィキ
うっすらと目を開ける
KP
その様子が彼女の人でないことを示すかのようだった。
結城 晃
「……」
ヴィキ
「おはようございます。黒田係長。青木さん。赤星巡査……」
一通り名を呼んでから、結城へと顔を向ける
赤星 透也
「……晃、気持ちは分かるけど」
結城 晃
(落ち着こう。いったん落ち着こう。こいつはあれじゃない。少なくとも新型だ。もっとマシになっている可能性はある)
結城 晃
「……分かってますって……」
ヴィキ
「おはようございます。結城晃巡査」
席から立ち上がり、一礼
結城 晃
半歩踏み出して、機械仕掛けの少女を頭の先からつま先まで見る。
ヴィキ
「リボット社製造、BR800型VOID 識別番号4547335です。初めまして。初期登録をお願いいたします」
手のひらを差し出す
結城 晃
一瞬のためらいの後、指先で彼女の手に触れる。
熱って感じるのかな。
体温ある? 彼女
KP
そこはヴィキさんの機能によるかな。ある? >ヴィキさん
ヴィキ
最新型だし、あることにしましょうか
結城 晃
やわらかい?
ヴィキ
柔らかいですね
結城 晃
(えっなにこいつきもちわる)
結城 晃
では、一瞬身をこわばらせて、一度深呼吸してから、再度触れる。
触れる前に
「最新型か……」って呟く。
あぶねぇ「サイシンガタカ」が名前になるところだった。
KP
www
ヴィキ
「はい。最新モデルです。市販より先行し、本部署、通称ドロ課配属となりました」
結城 晃
「……びーあーる……」
「……」
ヴィキ
「BR 800です。固有識別コードは4547335です」
結城 晃
(そんなふざけた名で呼べるか)
「あー……お前の名前……」
ヴィキ
「4547335です。ご不便がございましたら、お好みの固有名称を設定ください」
結城 晃
ふと思いついたのは、いつか観た映画。
何故あんなものを観たのかは分からないが。
「ヴィキだ」
ヴィキ
「ヴィキ……」
KP
貴方が自身の手を合わせ名前を呼べば、ヴィキ、と呼ばれた機体はその名を繰り返した。
ヴィキ、あなたの機体から機械音声が鳴る。
ヴィキ
「美しい姫ですか。良い名前をいただき、ありがとうございます」
一礼
結城 晃
(……なんか勘違いされた気がするが、まあ、いいか……)
KP
:システムチェック開始

:システムデータベースへ接続中

:ネットワークへ接続中

:ユーザーデータベースへ接続中

:ユーザーの登録を開始
ヴィキ
滅亡迅雷ネットに接続、って聞こえる
結城 晃
あぶねぇなおい
腹筋飛ばしてろよ。
ヴィキ
腹筋パワー!
KP
:ユーザー名 ユウキ アキラ 公安局刑事課アンドロイド事件捜査係所属

:ユーザー登録を完了しました

その光景をこの部屋にいる誰もが見守っていた。黒田が口を開く。
黒田 矢代
「登録できたようだな。これで君たちは今日から警察組織へ仲間入りというわけだ。……おめでとう」
その言葉はどうしてか、少しほっとしているように聞こえた。
ヴィキ
「ユーザー登録が完了いたしました。ありがとうございます、結城巡査。黒田係長」
結城 晃
「……はい、ありがとうございます」
「気を引き締めて、全力で任務に当たります」
黒田 矢代
「ああ、頼むぞ」
結城 晃
ヴィキの瞳を見て「赤か……」と呟く。
結城 晃
(ラッキーカラー、か。気休めにはなるかも知れないな)
ヴィキ
「はい。お好みに沿いませんようでしたら、リボット社へ装備変更要請をご提出ください」
「お好みでしたら、モノアイタイプ、スクリーンタイプもございます」
結城 晃
「いや、その必要はない」
即答
(大体備品で遊んでる場合でもないだろう……)
ヴィキ
「ありがとうございます」
「……モノアイ、お嫌いですか」
「連邦派ですね」
結城 晃
「……は?」
結城 晃
ガンダム知ってるかなぁ……中の人は知らない。
ガンダムは知らなかった……(中の人が語れないから)
ヴィキ
しょんぼり
青木 玲斗
「あの……、プラモ、好き?」恐る恐るといったていで、青木があなたに問いかける。
結城 晃
秘匿的に知っていていいとか、ロボットアニメがガンダムだったとかは問題ないですか?
KP
あのアニメの内容は実は決まっているのでNGです。ガンダム知っていてもOKです。
ヴィキ
「ちなみに、連邦製モビルスーツRXー78−2通称ガンダムのメインカメラは額部のカメラであり、目にあたる部位のものはダブルアイと呼ばれるセンサーですので、ガンダムもああ見えて実はモノアイ、と呼ぶことが可能です。ご存じのことと存じますが」
結城 晃
「……はぁ……」
ヴィキ
「とはいえ、ダブルセンサーという形で人の目、という形状を再現したかのデザインは、相手を見ている、睨んでいるという威嚇効果も目指したものとなっております。ご存じのこととは存じますが」
結城 晃
「……それは、仕事と関係ありますか」
ちょっとあっけにとられてる。
ヴィキ
「いえ。一般知識に基づく会話、雑談にあたるものです。今後の円滑なコミュニケーションの構築を目指しました」
「ファーストがお気に召さないようでしたら、Z、ZZ、そのほか派生作品に加え、宇宙世紀を除くガンダム作品の話題に絞らせていただきます」
結城 晃
「コミュニケーション、ね」
結城 晃
(早速仕事と関係ない無駄話でご機嫌取り? 機械は機械らしく仕事だけしてろよ……)
KP
ちょっとあっけにとられたんかわよ
ヴィキ
「結城巡査は、どちらがお好みですか」
結城 晃
「いや、アニメの話は……いいよ」
青木 玲斗
「あ、あの、BR……ヴィキ、なんだか様子が違うみたい」
ヴィキ
「そうですか。では、小説版ポケットの中の戦争など……」
結城 晃
アニメじゃない!! じゃねーよ!!
ヴィキ
ほんとのこーとさー♪
結城 晃
中の人ウッソ・エヴィンの一巻しか読んでねぇよ。
アニメはGガンの前半しか見てねぇ!
あ、オリジンは10巻まで読んだ。
ヴィキ
Gガンも履修してるから安心してくれ
そのほかロボット作品、ターミネーターなども履修済みです
結城 晃
とことん合わねぇなこの子w
黒田 矢代
では、そこで黒田が割って入る。
「すまない、それ位にしよう。彼女の動作チェックも兼ねて2人で近辺を歩いてくるといいだろう。登録が済んだとはいえ、自己紹介も必要だろうからな」
「他のメンバーとはこの後ドロ課の本部で顔合わせをする予定だが、まだ時間がある。それまでには戻って来てくれ」
結城 晃
「……二人で……ですか」
黒田 矢代
「ああ」
ヴィキ
「ご不満ですか」
結城 晃
(ぜっっったい嫌だ)
結城 晃
ヴィキから目をそらす。
「……あの、できれば赤星……さんにも来て欲しいんですけど」
赤星 透也
赤星はあなたを心配そうに見た。それから、
「いや、やめとく。俺は、残りの連中を迎えに行かなきゃならないし……、それに、慣れといた方がいい」と、首を振る。
結城 晃
「……ですよね……」
赤星 透也
「ごめんな」
結城 晃
え、これ早速暴走ですの?
※結城は秘匿HOにより、VOIDと二人きりになると恐怖のあまり破壊衝動に駆られてしまうのだ!
KP
密室じゃないから大丈夫ですよ
「アンドロイドと密室に2人きり、もしくはそれに近い状態になった時」なので。
結城 晃
ああー、そうか。怖いだけで逃げ場はあるから耐えられるか。
KP
そうそう オープンエーアなら怖いけど大丈夫
結城 晃
了解。
結城 晃
ため息ついて、退室しようか。
ヴィキ
では、ほかのみなさんに一礼してから、それについてゆきます
結城 晃
「ついてきてくれ……って命令すれば良いのか?」
言いかけたら来てくれたのでちょっと驚いた。
ヴィキ
「命令は必要ありません。私はあなたのパートナーですので」
結城 晃
「ああ……そう……」
KP
貴方達は警視庁から外に出ることだろう。幸い雨は止んだようだが、天気はあいにくの曇り空で今にも降り出しそうな雰囲気だ。
結城 晃
憂鬱だ……
結城 晃
(何を話せと)
無言で先を行く。
(なんにせよ、こいつの機能を知らないと仕事にならないな……)
ヴィキ
隣に並ぶより少し後ろを歩きながら
結城 晃
「あー、ア……ヴィキ」
「お前、何ができるんだ」
結城 晃
めちゃくちゃ長文が返ってくる気配……!
まあそうなるかなって思いながらざっくり訊いたけど。
ヴィキ
「はい。通常捜査に必要な諸処の機能の他、
肉体言語を含む5000語による会話、手持ち火器による射撃戦闘、光学及び音声入力による端末操作などが可能です。そのほかの機能につきましては、一般的なVOIDが有する機能はほぼ全て網羅しております。詳細につきましてはリボット社コーポレートサイトよりご確認ください。より詳細なご説明がご入用の場合は、お手数ではございますがリボット社お問合せ窓口より、お問合せください。受付時間は平日、10時~17時となっております」
KP
ながしwww かわいいw
結城 晃
www
ヴィキ
ずらずらずらずらと読み上げますよ
結城 晃
「……お、おう……そっか(よくわからん)」
「……融通効かねぇなぁ、機械は……」
KP
そういう問題なのだろうか>表
結城 晃
だってアンドロイド嫌いだから関わってこなかったし付き合い方も知らないし、そもそもコミュ障だもーん。
KP
そりゃそうなんだよなよりによって対面で関わる羽目になっちゃったという
ヴィキ
「初回起動ですので。ご不満がございましたら、都度ご指摘いただくことで、ユーザーに合わせた最適化が行われます。お手数をお掛け致しますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」
一礼
結城 晃
「あ、そう……」
KP
完全にペースもっていかれかわいいのよ
ヴィキ
「よろしければ、お好みのガンダム作品など、お知らせください。より最適な作品群より話題をチョイスさせていただきます」
「結城巡査のそのサングラス、クワトロ大尉みたいですね」
結城 晃
「いや、だからアニメはいいって……クワトロ……?」
KP
でもそこにはこだわる上にガンダム限定なのねっていう
結城 晃
機械関係ない作品ならノれるかも知れないけど、絶対ロボ絡んだ作品持ってきそう。
KP
持ってきそうだなぁ。
ヴィキ
「はい。クワトロ=バジーナ。エウーゴに所属するパイロット。ですがその正体は……」
そこまで言って、口を塞ぐ
「申し訳ございません。重大なネタバレを冒すところでした。以後注意いたします」
一礼
結城 晃
「(なんで機械とオタクみたいな話してんだ俺……)」
「(いや、聞かされてんだ……)」
「……ちょっと黙ってくれる?」
言いながら、距離をとってる。
ヴィキ
「かしこまりました」
結城 晃
ヴィキが寄ってこようとするなら同じだけ離れようとしてる。
ヴィキ
距離を開けるなら、小走りに距離を詰める
結城 晃
じゃあ二人で砂浜をダッシュすることになるな!
ヴィキ
そして2人でマラソン
顔色ひとつ変えずについてゆく
結城 晃
「なんでついてくるんだぁぁぁぁ!」
ヴィキ
「パートナーですので」
耳元で息も乱さぬ囁き
結城 晃
「……」
ヴィキ
「ロマンチックですね」
結城 晃
「くじけそうだ……」
荒く息をついて立ち止まり、くるりときびすを返す。
ヴィキ
ぴたりと止まる
結城 晃
「…… 」
ヴィキ
「落ち着いてください」
「急激な運動の直後は、適度なクールダウンが必要です」
結城 晃
「もう十分だろ、帰る」
ヴィキ
「かしこまりました」
KP
あなたたちが帰ろうとしたとき。
突然あたりに声が響いた。
「ひったくりよ! 誰か捕まえて!」
見れば女性もののバッグを持った少年がこちらに向かって走ってくる。少年は貴方達の間を通り抜けそのまま走り去ろうとしているようだ。このままでは姿を見失ってしまうことだろう。
どうしますか?
結城 晃
(不謹慎だが丁度良い!)
追いかけるぞ。
ヴィキ
「211発生を確認しました」
むしろ結城を差し置いて飛び出そう
結城 晃
DEXは15あるよ
ヴィキ
こちらは16
結城 晃
惜しいな。じゃあ先を越されるね。
KP
追いかける場合【DEX】×5の判定となる。
また、ヴィキは〈コンピュータ〉をふることでここら一体の地形データを習得することができ、道を結城に伝えるのであればDEXの判定に+20の補正がかかる。
結城 晃
それでなくとも咄嗟の機械の反応速度には勝てないだろう。
ヴィキ
なるほど
では即刻そうしよう
KP
この判定は3回成功する必要がある。どちらが振ってもよい。
ヴィキ
CCB<=85 〈コンピュータ〉 (1D100<=85) > 46 > 成功
結城 晃
CCB<=(15×5)+20 【DEX】 (1D100<=95) > 88 > 成功
ヴィキ
「結城巡査。目標の前方にぬかるみを探知しました。右側からプレッシャーをかけてください」
結城 晃
「右?」
ヴィキ
「右です」
結城 晃
指示に従うのは嫌だが、仕事仕事! 便利な道具は使うべき! よし!
結城 晃
言われたとおりに動く。
右に踏み込んで追う。
ヴィキ
〈コンピュータ〉も3回ってことかな?
結城 晃
こいつ、俺の走りについて来る!?
KP
あ、〈コンピュータ〉は1回でOKです。
結城 晃
CCB<=(15×5) +20【DEX】 (1D100<=75) > 45 > 成功
KP
1回の判定で+20は3回ともにかかります。
結城 晃
CCB<=(15×5)+20 【DEX】 (1D100<=95) > 24 > 成功
ヴィキ
「左の歩道、100m前方で補修工事のため通行止めです。そちらへ誘導してください」
結城 晃
「……なるほど(確かに言われてみればこのへん工事やってたな)」
走りながら声に耳を傾ける。
こいつは『使える』。
ヴィキ
結城の後ろを、ピッタリと追従しながら情報を飛ばす
結城 晃
右の方から圧力をかけるようにカーブを描く。
獲物にそれと気付かれぬように。
ヴィキ
3回成功しましたな
KP
貴方達はデータを頼りにしながら少年を路地裏まで追い詰めることに成功する。少年もさすがに諦めたのか、息を切らしながら足を止めた。
結城さん、【アイデア】
ヴィキさん、〈コンピュータ〉で判定。
結城 晃
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 99 > 致命的失敗
うっっそだろ!
ヴィキ
CCB<=85 コンピューター (1D100<=85) > 73 > 成功
当然成功です
最新型ですので
結城 晃
後ろから機械、それもAIに追われているという状況に耐えられなかった。
KP
あなたは傍らの機械が行う的確なサポートに、次第に自身が馴染んでいくような感覚を覚えた。どうしてか、彼女がそこにいるのが当然のような。

そして、それに、ひどく恐怖した。
SANチェック、1/1d2。
結城 晃
CCB<=50 【SANチェック】 (1D100<=50) > 34 > 成功
落ち着け、落ち着け、そんなはずはない。
混乱しているだけだ、俺は。
あいつがまるで、人間のように見えたから……
結城 晃
SAN 50→49
ヴィキ
なぜ突然SAN
KP
目の前にいるのは12才くらいの少年だ。結城さんはなんもわからんかった。
ヴィキ
この時代、少年法はありますか?
KP
ヴィキさんは警察のデータベースから少年の情報を取得できる。

相川翼(アイカワツバサ)
生年月日:2038年10月15日//学生
犯罪歴:窃盗

少年法はあります。ただし、凶悪犯罪については見直しが行われており、低年齢者による凶悪犯罪の実名公表・厳罰の基準をどうするかについて議論が繰り返されています。
ヴィキ
ふむふむ
KP
「……っ、」少年は息を切らせながら、バッグを抱えてあなたたちを睨む。
ヴィキ
「そこまでです。相川 翼くん」
結城 晃
では少年に荷物を返すよう声をかけよう。
と思ったら先に言われた。
結城 晃
この機械め生意気なっ
KP
「……っ、なんで俺の名前」
ヴィキ
息の一つも乱さず、近寄ります
「相川翼(アイカワツバサ)
生年月日:2038年10月15日//学生
犯罪歴:窃盗」
「度重なる犯罪は、特別な処置が取られることもあります。まずはそのバッグをこちらへ渡してください」
結城 晃
「……(俺別に要らなくない?)」
結城 晃
いやしかし、こんな大事な仕事をAIだけに任せるなんてことはできないな……
KP
「くそっ……、お前っ、お前達のせいだ!!」耐え切れなくなったのか、一歩後ずさりながら少年はヴィキ、あなたに向けて叫ぶ。
ヴィキ
小首を傾げる
結城 晃
おっ、なんかシンパシー。
結城 晃
「……どういう事かな」
ヴィキと少年の間に割り込むようにする。
ヴィキ
「落ち着いてください。まずはバッグを……」
言いかけて、結城に割り込まれて黙る
結城 晃
「ちょっと黙っててくれ」
ヴィキ
「かしこまりました」
KP
「……父さんに言われたんだ。金をとって来いって、俺、まだバイトもできないし、他に、方法もないし」

あなたはそこで、ようやく少年のひどく痩せた腕や足に、数多くの傷痕があることに貴方は気づくだろう。もしかしたら虐待を受けているのかもしれない。
結城 晃
「……なるほど……」
KP
「父さんは、アンドロイドのせいで仕事をなくした。母さんは俺達を見捨てて家を出ていって、それから父さんは荒れだした」
「全部、お前らのせいだ」
それは重く、幼い恨み節だった。
ヴィキ
「……」
結城 晃
「……翼君。大丈夫だよ」
「詳しい話を聞かせて欲しい。君にこんな事をさせた『原因』について」
なるべく優しく。
ああ、胸ポケットからいくつか出して
少年に差しだそう。
KP
「……」少年はまだあなたを警戒するような眼で見ていたが、アンドロイドを一歩下がらせたあなたに、遠慮がちにあなたを見上げた。
「……飴?」
結城 晃
「まあ、なんだ、お互い落ち着こうな?」
「君がしたのは悪いことだけど、そうさせた原因は他にあるんだろう?」
「もっと落ち着ける場所に行って、詳しく聞かせて欲しいんだ」
「君を助けたい」
〈説得〉してみようか。
結城 晃
ああ、サングラスはずそう。
KP
「……」じっ、と少年はあなたを見上げる。
ヴィキ
その様子を見守っている
KP
サングラスを外したあなたの眼と、少年の目が合う。
結城 晃
目を合わせる。
「まあ、後ろのは、気にしないでさ」
「君を助けたいんだよ」
〈説得〉振って良いですか
KP
どうぞ!
結城 晃
CCB<=75 〈説得〉 (1D100<=75) > 43 > 成功
やりぃ
結城 晃
正体ばれ早かったな……
KP
少年はあなたを警戒しながら、少しずつ、少しずつバッグを握りしめた手を緩める。
その手が恐る恐るこちらへ伸ばされるのを、あなたは辛抱強く待った。
結城 晃
辛抱強くゆっくり見守るよ。
で、荷物返して貰えるなら、それはヴィキに預けて、少年の手を引いて署に帰ろ。
KP
そして、少年の手があなたの手に重ねられる。その手はひどく細かった。
荷物を返してもらい、少年と共に署に戻ることができます。
結城 晃
(守ってやらないとな……)
ヴィキ
「……バッグを被害者へ返却してきます」
結城 晃
「ああ……頼む」
一瞬迷ったが、任せることにした。
ヴィキ
バッグを預かり、その場を一旦去ります
結城 晃
じゃあ、ヴィキが去ってから少年に何事か囁く。
結城 晃
「お兄さんもな、アンドロイド苦手なんだ」
KP
「えっ?」
少年は戸惑ったようにあなたを見た。
結城 晃
それからサングラスかけ直す。
KP
貴方達が少年を連れて警視庁に戻ると、向こうから赤星と青木が走ってくるのが見えた。
結城 晃
では、少年を手の空いてる女性警官がいれば託して、ふたりに事情を説明しよう。
青木 玲斗
「結城さん、BR…… ヴィキ! ちょうど良かった、今連絡しようと思ってたところなんだ」
余裕な表情を見せる赤星とは裏腹に、青木はぜぇぜぇと息をあげている。
結城 晃
「……?  何かありましたか」
赤星 透也
「さっき緊急連絡が入ってな。なんでも都内のビルでアンドロイドによる立てこもり事件が発生したらしい」
「俺たちの初仕事ってわけだ」
結城 晃
「……!」
赤星 透也
「行こう」
結城 晃
「了解」
ヴィキ
結城の背後で、少し俯き気味に黙っている
結城 晃
ちらとヴィキに目をやる。
赤星 透也
「そうだ、少年の件、お疲れ様。……なくならないな、そういうのは」
結城 晃
「まったく、これだから……」
忌々しげに呟いて、赤星に肩をすくめてみせる。
「なんにせよ、ヴィキは役に立ちます。何とか、なります」
結城 晃
まあ、役に立つヤツがいつ裏切るか分からないし、役に立ちすぎても人の仕事を奪う……
油断はできないな。
ヴィキ
「……」
KP
あなたたちは、各々の思いを抱えながら、事件現場へと赴く。

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