こちらには
『対の棲みか』
『地獄はやさしい』
『鱗の眼』
ネタバレがあります。

佐倉の視点を追加しました。
このリプレイには、本シナリオのほか、『地獄はやさしい』『鱗の眼』のネタバレが含まれます。
本編見る!
【強い繋がり】
皇津様の加護により佐倉と精神が繋がっている。

・互いに会話をする事ができ、強い感情や感覚なども伝わる事がある。
・互いに精神分析・心理学・説得スキル を使う場合は+10の補正が入る
・その他、判定に補正が入る場合がある
・互いの《SANチェック》時、共有が起きる

※『心を閉ざす』宣言で短時間遮断する事ができる。強く意識して閉じる必要があるため、動揺している・我を忘れている・意識を失っている場合などに都合良く『閉ざす』『開く』ことはできない。
これはこの卓のオリジナルルールとなります。

自らが崇める神の元へ行かんと
皇津村の魔女を操り
その忌まわしき願いを成就しようとしたシャン。

皇津様の封印を免れた一匹が
ダオロスの智を得てしまった佐倉の夢に入り込み
人にしか行使し得ない【夢見】の力を得てしまう。

佐倉の分身に入り込んだシャンを
牧志は皇津様の力を借りて追い出す事に成功する。

しかし

シャンは、今度は牧志の【夢】を奪い
ドリームランドへと去って行くのだった。

牧志の失われた【夢】を取り戻すべく
佐倉はドリームランドへと旅立つことを決意する。


最初に訪れた皇津様の神殿で
【もうひとりの牧志】が
宇宙へ向かおうとしていること
それを止めなければ牧志の全てが
永遠に奪われてしまうであろうことを知る。

だがおそらく【もうひとりの牧志】が
いるであろう場所はあまりに遠い。


佐倉と牧志は、自分たちもドリームランドを巡り
宇宙へ向かうのに必要な【黄金の蜂蜜酒】を作り
宇宙で【もうひとりの牧志】を捕まえることにするのだった。

必要なものは、薬草、菌、火、闇、土……


はたして、奪われた【夢】は
どのような姿をしているのだろうか。
牧志 浩太
ああー、なるほど、【夢見】の力だったんだ、シャンが得たの!!
空虚な風がむせび泣き、深い谷を渡る。
からころと軽い乾いた物が転がる音が空しく響く。
谷底に吹く風はひんやりと冷たく、どこまでも静かな世界はまるで墓地のようだ。
■佐倉視点
KP
また、あなたは谷底に白いものが敷き詰められているのを見る。
それは闇の中であなたの靴の光の中白々と輝き、どこか神秘的ですらある。
しかし近づけばそれは想像を絶する数の白骨である事が知れる。骨は砂か何かのように谷いっぱいを覆い尽くしている。それも表面だけではなく、かなり堆積しているのが分かるだろう。

[佐倉]《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3
[牧志]《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1
佐倉 光
CCB<=58 《SANチェック》 (1D100<=58) > 46 > 成功
牧志 浩太
CCB<=66 《SANチェック》 (1D100<=66) > 81 > 失敗
[ 牧志 浩太 ] SAN : 66 → 65
■佐倉視点
佐倉 光
想像を絶しすぎていて、いまいち現実感がなかったな。
とりあえず下に降りるのはやめておこう。
KP
あなたは、この骨が食屍鬼の犠牲者である事を思い出す。

今回録画してる
佐倉 光
これBGM録画してると、短縮できないんだよなぁw
牧志 浩太
おおっとw
佐倉 光
最悪音は全部後付けだね。
牧志 浩太
BGM名がログなり画面に残ればいいんですけどねぇ
KP
今回真面目にシーン作ってるから、シーンはじめの曲は残る!
牧志 浩太
おおー!
シーン、一度使ったんですけど結局そのあと使わずじまい
KP
ちゃんと作ると超べんりぃ

佐倉 光
「うぇ、下が舗装されてでもいるのかと思ったら。
全部骨だぜコレ……信じらんねぇ」
牧志 浩太
「本当だ。……さっきから思ってたんだ。墓地みたいだ、って。
間違ってなかったのかもな」
KP
深い深い谷の底を飛んでいる、と佐倉は言う。
最初に「一面真っ白でキレイだな!」などと言っていたのだが、その正体が分かると声が沈む。
佐倉 光
「もしかしてこれ、さっきの本に書いてあった奴か。
ここに食屍鬼が住んでて、食い残しを捨ててるとかいう……
半端ねぇぞ。見渡す限り白いんだ」
牧志 浩太
「食い残しなのか、それは……。気が遠くなるな」
佐倉 光
「言葉が分かれば意外と話せるらしいけど、COMPねーしな」
牧志 浩太
「貝塚を見た貝の気分だ」
佐倉 光
「貝塚、ってまた例えが渋いなぁ」
牧志 浩太
「そうかもな。歴史も嫌いじゃないんだ。どう好きだったのかは……、よく分からなくなってきてるけど」
佐倉 光
「そうか……また本でも読めば思い出せるさ」
牧志 浩太
「そうだな、佐倉さんが寝てる時にでも読んでみようか。あー、歴史の本、ないな……。ネットでいいか」
KP
佐倉の体が前に傾いたかと思うと、急激に上昇し始める。
牧志 浩太
「佐倉さん、何かあったのか?」
佐倉 光
「崖登ってるんだ。そろそろ北側に目的地があるはずだからさっ」
KP
軽く息を弾ませている。
牧志 浩太
「崖なのか。いいな、真っ直ぐ昇るの面白そうだ」聞こえてくる佐倉の声に合わせるようにして、意識的に声を弾ませ、弱くなってきている感情を持ち上げる。
佐倉 光
「俺がこんな動けるなんて嘘みたいだ。波照間さんのジェットブーツもこんな感じかな。この靴持って帰れないかなー」
KP
佐倉もいつもと比べると口数が多い。
■佐倉視点
佐倉 光
牧志のためであり、俺自身のためでもある。
喋っていないとどんどん滅入っていきそうだ。

牧志 浩太
「そこまでじゃないけど、似てたな。こう、後ろから押してくれる感じなんだ。あの……、アシスト自転車みたいな感じで」
佐倉 光
「アシスト自転車かー……」
■佐倉視点
KP
あなたの耳になにか異質な音が届いた。
どうやらそれはささやき声だが、光の範囲に声を上げるようなものは見えない。
佐倉 光
敵か?
KP
害意があるかどうかもわからない、ただただ不快なささやき声だ。
見下ろすなら、谷底に闇が凝っているのが見える。
一瞬遺体の山か何かのように見えるそれは、人の一部を象った彫刻をでたらめに継ぎ合わせたような建造物だ。
佐倉 光
悪趣味だな……

KP
ふっ、と佐倉が言葉を止めた。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
暗闇の中、かすかな声が耳に届く。
それは、興味か、嘲りか、蔑みか。
そんなことも分からないほどに微かな、意味不明の言葉。

皮膚を這い回るかのように空気を震わせるそれは、何者の口から発せられたのか。
ただ気配だけが纏わり付き、くすくすと笑う声が混じる。
この奇妙な囁き声に対して両者《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3
牧志 浩太
CCB<=65 《SANチェック》 (1D100<=65) > 98 > 致命的失敗
わお
KP
最大値でお願いします……
system
[ 牧志 浩太 ] SAN : 65 → 62
佐倉 光
CCB<=58 《SANチェック》 (1D100<=58) > 73 > 失敗
1d3 (1D3) > 1

牧志 浩太
「……」直接その場にいるわけではないのに、思わず声を潜めてしまう。
佐倉 光
「なんだ……?
周囲は真っ暗で誰もいない。下の方に柱みたいなのは見えるけど……
誰かの声が聞こえる」
牧志 浩太
「あんまり、趣味のいい声じゃないな。そう聞こえるだけかもしれないが……」 牧志の声は微かに震え、恐怖にかさざめく。
佐倉 光
「ああ、なんだか、嫌な感じだ……あの柱からか?」
牧志 浩太
「……恐怖だけ残るって、こんな感じか。確かに、少し堪えるな」
佐倉 光
「……ああ。
いつもより弱くなった感じがして、不安になるんだよな」
牧志 浩太
「分かるな……。腹に力が入らない、逃げてってしまう感じだ。それで逃げ出そうと思えるわけでもないから、ただ受け止めるしかない……
しんどいな、これ」
佐倉 光
「辛くなったら何でもいいから喋るんだ。自分の声を聞けば少しは落ち着くぜ」
牧志 浩太
「……分かった。そうだな、佐倉さんが共感してくれる分、少し落ち着くような気がするよ」
佐倉 光
「カクテル効果、ってあるだろ?」
佐倉は意識的に声を張る。
「自分に向かっていない話、無視できる奴。脳みそのノイキャン」
牧志 浩太
「ああ、分かる。会話していれば、他の話や肉体の疲労なんかを、無視できる」意識的に声を張っているのに気づき、合わせてわずかに声を張る。
「一人で歩いているとしんどいのに、話しながらなら、いつのまにか過ぎている。そういうやつ」
佐倉 光
「そうそう、喋りながらさっさと離れるが吉だ」
牧志 浩太
「賛成。喋りながら離れよう。カクテルか、何か飲みたいな。酔うわけにもいかないから麦茶で我慢だ」
麦茶のポットを手に取った。

KP
これから何度か謎のシーンが挟まれますが、解釈はお任せします。
何のシーンなのかKPにも分かっていません。
牧志 浩太
ほうほう。

KP
佐倉は、おそらくなにか答えただろう。
だがその声は、遠く、かすかなさざめきに溶けてゆく。
■佐倉視点
KP
牧志がふと言葉を止めた。
佐倉 光
「牧志?」
KP
牧志は上の空でなんとなく返事をしているような声を返してくる。
あなたは牧志が突然ぼんやりし始めたと感じる。
何故かかすかに、波の音と潮の香りを感じた。



【遠い記憶】海


海が見える。暖かい砂浜の感触が素足に心地よく、額を汗が伝う。
優しい波の音があなたを包む、懐かしい風景。

遠く遠くで誰かが呼んでいる。
誰を? あなたを? それとも……
KP
【遠い記憶】はシナリオにないシーンだから、好きかってやっていいよ。
誰の思い出なのか、KPしーらない。
牧志 浩太
「……佐倉さん?」名を呼んだ。呼んだ、と思う。
暖かい砂浜に立っている……。見慣れた色の海を、ひどく懐かしく感じた。
KP
ただ優しい波の音だけが体を包む。
牧志 浩太
額を落ちる汗を拭う。遠く、遠くで呼ぶ声に、どう返したのかは判然としない。
ただ、懐かしい響きが聞こえた気がした。
聞こえる言葉の響き、周囲の音、すべてが懐かしい。
KP
遠く遠く、海の方で誰かが手を振っている。
牧志 浩太
笑って、手を振り返した気がする。
KP
親しい誰かだっただろうか?
その顔はぼやけていて、よく分からない……
牧志 浩太
親しい誰かだっただろうか。海の向こうに送った、誰かの幻だっただろうか。
白くて強い陽射しが、辺りをただ包んで──
■佐倉視点
KP
牧志からの確たる返事は帰ってこない。
そうこうするうち、あなたは巨大な樹を目撃する。
だが樹と思ったそれは巨大な傘を持つ茸だ。
それに引っかかるように細い青白い菌糸がいたあるところに伸びている。
腐敗した土壌から、球根状の子実体と、でこぼこした巨大なかさが顔を出している。
このあたりには燐光を発する巨大な円筒形のキノコがあるようで、視界が他の場所よりは明るい。
それらには小人の庇のように、別の種類のキノコが付着しているようだ。
佐倉 光
持っていけばランタンの代わりにでもならないかな。
KP
触れるなら、表面に付着していたねばつく菌糸があなたの指に絡みつき、おおいに不快にさせるだろう。しかしもしかすると少しの間は明かりとして使えるかも知れない。

ふと、牧志の声が聞こえた気がした。
先ほどまで何故か黙り込んでいた牧志から、弱々しい困惑を感じる。
彼自身にも何が起きていたのか分かっていないのかも知れない。

湿った土の香りがする。
それは爽やかな物ではなく、腐りきった、鼻の粘膜の奥に粘つきそうな、ともすればそこからも何か得体の知れぬ物が生えてきそうな、不快な感覚だ。
足元に何かが蠢くような感覚があった。

何かひんやりしたものに触れた指先に、べたりと粘つくものが貼り付く。
それを近くの何かになすりつけながら、佐倉が息を漏らす。
彼は何かとても背の高い物を見上げている。
佐倉 光
「おーい、牧志? トイレ?」
牧志 浩太
「……?」数度、まばたき。
KP
あなたは自分の部屋にいた。
たったさっきまで足に触れていた熱い砂の感覚も、真夏の日差しも、目の前にあったというのに……
KP
記憶はこっから4回くらい? 出てきます。
牧志 浩太
ほうほう それは超楽しみ
牧志 浩太
一瞬、転換についていけなかった。いつも通りの自室を、薄暗いと感じた。
入ってくる情報に、一瞬、混乱する。
佐倉 光
「ん? どうかしたのか?」
牧志 浩太
「……ええ、と。さくら、さん?」
答えた声の響きが、佐倉にとって少し耳慣れないものだっただろう。
佐倉 光
「おい、本当に何かあったのか?
さっきから呼んでも生返事しかしないし」
牧志 浩太
「……ああ。えー、と……、ごめん。何かあったわけじゃないんだけど、夢を見てたらしい、俺」
佐倉 光
「夢?
寝ている感じじゃなかったけど……」
牧志 浩太
「ああ。故郷の夢……、気弱になってるのかな、俺」
佐倉 光
「気弱には、なるさ……しゃーねぇ」
後で知る
牧志 浩太
ボルテクス界の回で一度聞いてるかもしれないけど。>耳慣れない
佐倉 光
なるほろ
イントネーションとか?
牧志 浩太
そうそう。>イントネーションとか微かな語尾とか
佐倉 光
あーー、それならもうちょっと反応すりゃ良かったな。
牧志 浩太
おっ、時を戻して反応してくれてもいいんですよ
佐倉 光
確信が持てなかったのが今確信した感じにしよ。
牧志 浩太
やったぜ

佐倉 光
「そういや牧志の故郷って北だっけ」
牧志 浩太
「え? いや、俺は……、……ああ、うん、そう。山の中の、雪深い所。冬になると辺りが真っ白に染まって、重たい雪が屋根にのしかかって、ああ、今度の冬に雪かきしに帰らないと」
その声はどこか上滑りするような、他人の記憶を辿るような頼りなげな響きがあった。
佐倉 光
「……お前、また……」
■佐倉視点
佐倉 光
この状況で記憶が不確かなのは、危険な気がする。
KP
飛んでいると、周囲の燐光が強くなってきた。目的の物の密生地帯に来たようだ。
佐倉 光
ひとまず降りよう。

牧志 浩太
「……佐倉さん?」佐倉の声に異変を感じて、何かあったのかと呼びかける。
佐倉 光
「お前は牧志浩太。悪魔使い波照間じゃない。忘れるなよ。
そこ間違えたら、本当に今回はまずいぜ。
俺は俺だって思い続けられないと、まずい」
牧志 浩太
「……そうか……、ごめん、そうだったな。違う、あれは俺のじゃない……」
手を数度、握ったり開いたりしている感覚が伝わる。ふらつく脚で身を起こして、何かの前に立っている。鏡だろうか。
佐倉 光
「クソくだらねぇことでもいいんだよ。自分にしかないものを思い浮かべるとか、自分にしか作れない物を見るとか。
そうだな、鏡はいいかもしれない」
牧志 浩太
目元の黒子を辿る。髪に触れて、耳についた耳飾りを弄る。
「俺にしか作れない物、か。
そうだな、俺は何か作りたかった気がする……」
KP
お茶飲み損ねてる。
牧志 浩太
確かに。ぬるくなる前に飲まないと。
KP
佐倉の足が地面についた。
佐倉 光
「クリエイターか。いいな。部屋に作った物とか残ってないか」
KP
足先が土にふわりと沈み込む。
牧志 浩太
「……思いつかなかった。いいな、探してみる」少し咳き込みながら、机に縋って周囲を見回す。
「佐倉さん、ありがとう」
足先に触れる土の感触を感じながら、自分の部屋の中を見回す。
戻ってきた時は他人の部屋だと感じたここにも、もうずいぶん馴染んできた。
KP
耳飾り自作だったりしてって思ったけど工具も機械修理も関係ない。
牧志 浩太
そうなんですよねどちらかというと装飾細工。
KP
今のところ、部屋には気になるものは見当たらない……
焼け焦げた工具は丁寧に棚に置いてあるのが見えたが。
もしかすると、既製品だと思い込んでいた物が実は自作、なんてこともあるのかも知れないが、今のあなたには見分けがつかないだろう。
牧志 浩太
棚に置かれた工具の箱を手に取り、開く。
あの時溶けてしまったテープは丁寧にこそげ取って、新しいテープを巻いて名を書き直した。
KP
少し歪んでしまった蓋は、開ける度に工具が飛び出しそうに跳ねる。
それでもあの灰の山に残っていたのだから大したものだ。
牧志 浩太
その中に収められた古い工具を、そっと手に取る。
手に取ると、少し落ち着くような気がした。
そういえばこの感覚は、きっと俺にしかないものだろう。
KP
佐倉はやわらかな地面を歩き回っている。
いや、これは地面だろうか。
ふわりとへこむのは、土ではなく、なにか弾力のあるもののようだ。
佐倉 光
「うぇぇ、きもちわる」
牧志 浩太
「佐倉さん、そこ何だ? キノコか何かの上?」
その声は少し落ち着きと、確かさを取り戻していた。
佐倉 光
「ああ、菌糸の森っていうだけあってさぁ、そのヘンキノコだかなんだか分からない奴ばっかりだ。
この馬鹿でっけぇ樹もキノコかよ……呆れるなマジで。
穂坂さんがいれば焼いて食えるかなぁ」
牧志 浩太
「穂坂さんがいたら、消し炭になっちゃうんじゃないのか?」
佐倉 光
「それならそれで歩きやすいかも……ああ、でもターゲットも燃えちゃうな。それはまずいか。
この辺にあるらしいんだよ……」
牧志 浩太
「それは困るな。特別な菌類って、どう特別なんだろうな。分かりやすく光ってでもくれたらいいんだけど」
佐倉 光
「そうそう、光ってるんだ」
牧志 浩太
「え、本当に光ってるのか」
佐倉 光
「中でも一番光ってる奴を採取しろってさ」
牧志 浩太
佐倉さんの視界は見えてないんでしたっけ? 音とか感覚だけ?
KP
そう、視界は共有していない。
牧志 浩太
「すごいな。少し見てみたかった」
佐倉 光
「すっげぇ風景だぞ。まさに夢の中。デタラメだ」
牧志 浩太
「デタラメ?」
佐倉 光
「色も形も見た事ねぇし、なんか見てないときにこっそり動いてる奴もいるし」
牧志 浩太
「えっ、動くのか? キノコなのに? アリスみたいだな」
KP
さて……あなたはキノコの生態に明るいだろうか。
☆▶〈生物学〉〈博物学〉いずれかでどうぞ。
検索をしてみるなら、〈コンピューター〉/2 などでもよい。
牧志 浩太
どちらもない! Webで調査することで、あ、かぶった。
〈図書館〉ではだめですか? >検索をしてみる
KP
ではそれも半分で
牧志 浩太
言いながら少しでも雰囲気を共有しようと、キノコや光るキノコなどについてスマホで調べだす。
CCB<=82/2 〈図書館〉 (1D100<=41) > 10 > 成功
KP
佐倉は検索ができない。
うーん、ドリームランド地誌使って調べるか……
佐倉 光
CCB<=85/2 〈図書館〉 (1D100<=42) > 87 > 失敗
■佐倉視点
KP
文字を読むには暗すぎたかも知れない。

KP
では、あなたは光る菌類の生態について、あくまでそちらの世界での物だがおおむね生えるに適した場所について佐倉に助言できるだろう。
牧志 浩太
「へぇ……。面白いな、こいつ。佐倉さん、そっちと一緒かどうか分からないけど」かくかくしかじかと伝える。
■佐倉視点
KP
牧志のコメントは少しは参考になるだろう。哀しいかな、それを理解しきるだけの素養があなたにはなかったわけだが。

佐倉 光
「菌類とかわっかんねぇ……おっ、光ってる、これ強い光なのか? わっかんね……」
KP
佐倉は何やらブツブツ言いながらゴリゴリと作業を始めたようだ。


【歪む視界】赤


突如視界が真っ赤に染まった。

あなたはその目で【視認する】。
乾いた空気の中、見開いた目にうつるのは、ここにはない光景。
火山。炎を吹き上げる湖。ごつごつと突き立った黒い岩場に、こびりつく肉片と血の跡。

あなたはその肌で【感じ取る】。
熱気が顔に押し寄せ、肺を焼く。

あなたはその耳で【聞く】。
空間にはおうおうと苦痛と絶望を訴える声が満る。

おそらくそれをあげる人々らしきものがそこここを這いずっている。
焼けただれた肌、失われた四肢、声にならぬ声を上げ続ける空洞の口。

あなたはそのただ中にいた。

あなたは。
いや、もうひとりの【牧志浩太】は。
[牧志]《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D6
[佐倉]《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3
牧志 浩太
CCB<=62 《SANチェック》 (1D100<=62) > 66 > 失敗
1d6 (1D6) > 2
[ 牧志 浩太 ] SAN : 62 → 60
佐倉 光
CCB<=58 《SANチェック》 (1D100<=58) > 36 > 成功

牧志 浩太
「……っ、」微かに、声を漏らした。感情が失われつつある思考すら、その光景は叩く。
あまりに、恐ろしい。そして── 痛ましい。
■佐倉視点
KP
牧志から強い動揺が伝わってくる。
彼は何か衝撃的な物を目にしている。それだけではない、『そこに立っている』と感じるほどの強烈な感覚もあるようだ。
あなたにはただのどを焼くような熱気と不気味な声が伝わってくる。
佐倉 光
自分の経験から、『引っ張られているのだ』と気付く。

佐倉 光
「な、なんだ、どうした?
何を見ている?」
牧志 浩太
「……佐倉さん、聞こえてるな。俺、いま、あいつの視界を見ているらしい」

あまりに痛ましい、恐ろしい光景に目を背けたくなる心を叱咤して、眼を開く。目の前の苛烈なそれを真っ直ぐに見る。
KP
正気を蝕む風景は、正常な思考を妨げる。
体からは力が抜ける。
強い意思をねじ伏せてしまうほどの脱力。
だがあなたは目をそらさなかった。
牧志 浩太
(そうだ、これは見た方がいい。現状の、あいつの状況の手掛かりだ)
数度、恐怖を堪えて言い聞かせる。自分を喪う、佐倉を危険にさらす恐怖が、その恐怖と拮抗して目を瞑りたくなる恐怖を抑え込んでくれる。
■佐倉視点
KP
牧志から伝わってくる感情の流れが僅かに安定した。
覚悟を決めたのだと気付くだろう。
佐倉 光
俺は俺の仕事を素早く終わらせるべきだな……

佐倉 光
「あんま無理、すんなよ……俺はこっちを」
もうひとりの牧志
【あなた】は手を伸ばす。そして揺らめく炎をひとすくい、すくい取る。
牧志 浩太
溶鉱炉の炎のようだと思った。
もうひとりの牧志
指先が焼け焦げ、黒く縮んだ。
ぶすぶすと胸が悪くなるような音がする。
牧志 浩太
その視覚だけで痛みを感じるような気がして顔をしかめる。
もうひとりの牧志
【あなた】は思う。
ひとつ手に入った。
だがまだ足りない……
牧志 浩太
伝わってくる思考が、理解しがたい異物のように頭の中を掻き回した。それと同時に、今にも溶けてしまいそうなほど強い重力を感じる。

牧志 浩太
ダーク牧志くんの眼が虫っぽくて非常によい
KP
虫の目、色々苦労したんだよね……
色々試行錯誤して、イラレで蜂の巣状の描いたりいろいろやった挙げ句に結局手でテンテン描いた。
牧志 浩太
なんと、ありがとうございます あの眼はいい

KP
突如、【あなた】の目の前に巨大な掌が現れた。
天から降り来たそれは、【あなた】を捕えようとし、視界を埋め尽くす。
牧志 浩太
「うわっ……!?」
KP
【あなた】の目の前の虚空に穴が現れた。
【あなた】は確信を持ってそこに飛び込んでゆく。
牧志 浩太
「あれは、空鬼の穴か」
その向こうに何があるかを見ようとします。
KP
その穴の向こうには、奇妙な生き物がいた。
類人猿でもなければ昆虫でもない巨大で真っ黒の生物。
濁った痕跡のような目がある皺だらけの頭部、だらんと垂れた皮膚、長い腕。
伸ばされた手には鉤爪を大きく広げ、酔っているように小刻みに、不安定に動く体。
それはまさに悪夢の生物だった。
それが穴を撫でると、穴はまたたくまに消え失せ、視界は真っ暗に包まれる。
KP
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D10
牧志 浩太
CCB<=60 《SANチェック》 (1D100<=60) > 53 > 成功
KP
お見事!
これ共有って書いてないダメージなんだよな。
佐倉はもう見たからか。
牧志 浩太
なるほど。
■佐倉視点
KP
牧志から強い動揺が伝わってくる。何かを見たようだ。
だがあなたは不思議とそれに揺るがされる事はなかった。
あなたはひときわ燐光を放つ菌糸を見つけ出し、それをアルニカの瓶に採取する事ができる。
振り混ぜると菌糸は汁の中に溶けてゆく。うまくいったようだ。
佐倉 光
牧志は心配だが、だからこそ急ぐべきだな。
トォーク山を目指そう。

KP
〈人類学〉〈歴史〉
牧志 浩太
CCB<=70 〈歴史〉 (1D100<=70) > 99 > 致命的失敗
KP
残念。
牧志 浩太
ああ~~~《SANチェック》はクリアしたけどダメージは及んでいた

不意に、あなたは現実へと戻った。
ここはあなたの部屋だ。

目の前には筆記用具があり、そして【隣】には佐倉がいる。
牧志 浩太
「……!」
牧志の全身が強張ったのを、佐倉は感じ取ったかもしれない。
数度、息を吐き、吸い、胸に手を当て。激しく鳴る心臓を、押さえ込もうとする。
■佐倉視点
KP
あなたは牧志が『戻ってきた』と感じる。
彼は強い動揺を必死で抑えようとしているようだ。
しかしあなたに伝わる感情の揺れはあまりにアンバランスで、明らかに正常な物ではなかった。

佐倉 光
「大丈夫か!
くそ、こっちからもそっちで何が起きてるのか分かんねぇからな……」
牧志 浩太
数度、呼吸。張る弓の弦をイメージして、型に従って踏み出す足をイメージして、また、数度、呼吸。
それから、地図に佐倉の現在地と、今起きたことを記すべくペンを取った。
「……大丈夫だ。佐倉さん、俺、あいつの視界を見たらしい。もう一人の俺の」
佐倉 光
「ああ、そう言ってたな……
こっちは大丈夫だ。いいのが採取できたみたいだ」
KP
佐倉は言いながら地面を蹴る。
牧志 浩太
「そうか、よかった。起きた事を伝えるよ、あれがどこか地誌で調べてほしい。あいつが何を取っていったのかも」
SANチェック》にならない程度に、見たものを言葉で伝えます。
佐倉 光
「炎に覆われたところか……」
KP
しばらくゴソゴソと紙を繰る音がする。
牧志 浩太
「それから、あいつは空鬼の穴に飛び込んだみたいだ。俺が見た……、あまり思い出したくないな。猿みたいな蟲みたいなどちらでもないような、たぶん、あれが空鬼だよな」
佐倉 光
「空鬼……ってことはやっぱそいつ、移動手段に空鬼の穴使ってやがるのか。
瞬間移動できんのずるいな。制御できんのかな」
牧志 浩太
「だと思う。制御できるのかどうかは分からないけど、確信をもって飛び込んだようだった」
佐倉 光
「どっか関係ないところにぶっとんでてくれりゃいいけど。
飛びながら検索なんて二宮金次郎もびっくりだぜ。多分その真っ赤な奴は[禁断の地]ってとこじゃねぇかな」
牧志 浩太
「空飛ぶ歩きスマホだな」
佐倉 光
「化け物とか飛んでなきゃいいけどな」
牧志 浩太
「化け物と正面衝突は困るな。禁断の地?」

牧志 浩太
NG「エウレカ?」
KP
ニンジャが埋まってそう。
佐倉 光
そういやるるぶ持ってこなきゃ。
狂気表狂気表……
牧志 浩太
こちらもキーパースクリーン取ってきました>狂気表

佐倉 光
「さっき言ってた修道院と同じで、東の方。ずーっと遠くだ。
修道院からはまあ近いっちゃ近いかもな?
地獄みたいなトコだって書いてあるぜ。
夢見人が迷い込む事もある……だってさ。
夢見人ってなんだ?」
牧志 浩太
「地獄か……、確かに、地獄みたいだったな。あれは」少し顔をしかめる。
佐倉 光
「飛びながらこんな細かい字隅まで読めねぇよ。
そいつがまだずっと遠いとこにいるってことと、多分火を手に入れただろう、ってとこかな」
牧志 浩太
「それもそうだな、こっちにもその本があればよかったんだけど。鬼火か、追いついては追い越されみたいな感じだな」
佐倉 光
「まあ、なんだ……
地獄見て怖いって思えるなら、まだいけるって」
牧志 浩太
「そうだな。……佐倉さん、俺さ。怖い、って思うより前に。
痛ましい、って思ったんだ。辛そうで、苦しそうで、堪らなかった。
悲しみは、まだ残ってるのかな。それなら、恐怖だけじゃないのかもしれない」
佐倉 光
「なんつーか……そゆとこ」
牧志 浩太
「そゆとこ?」
佐倉 光
「自分が死ぬほど怖くて大変なときに人の心配できる……なんだろう、余裕? いや違うな。
とにかくそーゆーとこ、牧志だよなぁ……」
牧志 浩太
「……?」
佐倉 光
「もっと自分の心配してくれよマジで」
牧志 浩太
「あー、ごめん……。自分を優先してないつもりはないんだけどな」
佐倉 光
「いや、今はそれでもいいのか? あーもーわかんねぇ」
牧志 浩太
「うーん、ごめん……」微妙な空気になった。
佐倉 光
「責めてんじゃねぇんだよ……
よし、ナスの谷越えて今度は登山だ。
動きながら検索ってなにげにきっついし、ほんと、そっちにもこの本があれば良かったんだけどな」
牧志 浩太
「ほんとにな。俺が調べて、佐倉さんが動くなら丁度よかった」
佐倉 光
「俺、前衛タイプじゃねぇんだけどな……」
KP
でも人間組でHPは一番高く、制服はカッチカチである。
牧志 浩太
である。どこかの豆腐な弓サマナーとは大違いである。
「一日だけ前衛タイプだったんだけどな……」
佐倉 光
「そういや、その時の事、まだ詳しく聞いてなかったなぁ……」
KP
佐倉は何事か考え込んでいる。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
心理学
KP
〈心理学〉してもいいのよ(コソ)
牧志 浩太
おっするする
KP
オープンでいいぞ!
牧志 浩太
CCB<=76 〈心理学〉 (1D100<=76) > 37 > 成功
KP
そういや成功したから関係ないけど、心理は+補正入るよ。
牧志 浩太
あ、そういえば。スカッと忘れてました。

KP
思えば、そういったことに興味を強く持つ彼が、あの手を繋いだ騒動以来あまり訊いてくる事はなかった。
おそらく……あなたが不安定なのを気遣い、話題を避けていたのだろう。
だが今、その話題を出すべきかどうか迷っている。
それが『あなた』なのか『そうではない』のか。
佐倉も判断しかねているようだ。
牧志 浩太
ふ、と口元に笑みが浮かんだ。
「俺のこと、底抜けだなんて言うけどさ。佐倉さんも大概、いい人だな」
そして、そんな事を突然言い出した。
佐倉 光
「いきなり何。」
KP
佐倉は戸惑っている。
牧志 浩太
「いや、そう思っただけ。大丈夫だよ、あれはちゃんと俺。さっきの調子じゃ信用ないかもしれないけど、あの時の俺は、ちゃんと俺だよ」
■佐倉視点
佐倉 光
本当にそうなら、俺は知的好奇心を満たしつつ牧志は自己を保てる。なかなかいいんじゃないか?
正直なところ詳しく訊いてみたいのは事実だ。

佐倉 光
「それなら、想い出話するってのも一石二鳥で……
■佐倉視点
KP
あなたは山肌に接近する。
その山は永遠の夜闇の中にあって、滑らかに光り、整然とそびえている。
その弱い光は、どうやらゆらゆらとゆらめく鬼火のようだった。

佐倉 光
おっと、あれかな」
KP
佐倉が更にスピードを上げる。
足の下に先ほどの奇妙な呟き声がかすんで消えていった。
谷を越えたらしい。
牧志 浩太
「いま、山に向かってるのか?」
佐倉 光
「そう、なんかすげぇぞ。光ってる」
牧志 浩太
「え、山が?」
びゅうびゅうと風を裂く音が強くなる。
急速に気温が下がり、佐倉が小さなくしゃみをした。
牧志 浩太
「うっ、寒……。そうか、登山だもんな」
佐倉 光
「空を切り取ってるみたいな山だ。こんなの足で登るなんて考えたくもないな」
牧志 浩太
「すごいな。空が飛べてよかったな」
佐倉 光
「そういやここ、地下世界だからずーっと夜なんだよな。さむ」
牧志 浩太
「さっきの火があれば、温かいかもしれなかったのにな」
佐倉 光
「極端なんだよ……」
牧志 浩太
「本当にな。足して2で割りたい」
佐倉 光
「ここらでこの山だけが光って見えるんだ。ちょっとした絶景だな」
KP
そう言ってはいるが、言葉は緊張でかたい。
牧志 浩太
「すごいな、見てみたかっ……、佐倉さん?」
佐倉 光
「なんか……光ってるのが感じ悪くてさ……」
牧志 浩太
「感じ悪い?」
佐倉 光
「素直に。
わーキレーだなー。
って言えない感じ。
なんつーかな。見てて不安になるっつーか、ぶっちゃけ気持ち悪い」
■佐倉視点
KP
あなたは明るい鬼火が密集している場所にたどり着く。
その光はどうしようもなくあなたを不安にさせるだろう。
佐倉 光
必要なら近づくしかないな。

KP
耳の奥がツンと痛む。
上昇をやめた佐倉はゆっくりと速度を落してゆく。
牧志 浩太
「っ、」気圧差のような痛みに微かに顔をしかめる。
佐倉 光
「そっちで飴とか食ったら直るのかな……」
KP
佐倉は欠伸のようなことをしている。
牧志 浩太
「そういえば麦茶、飲みそびれてたな……」麦茶のポットを手に取り、カップに注いで飲む。そのカップは量販店で買える、シンプルなデザインのものだ。
そういえば、室内はシンプルな見た目の家具で纏められている。すっきりとした雰囲気は、確かに今も好ましく感じた。
KP
それはおそらく『あなたの』趣味なのだろう。
佐倉はゴツゴツした岩場に降り立った。
佐倉 光
「うえぇ、採取すんのあれか。触りたくねぇなぁ」
牧志 浩太
「あー……。そういえばもう一人の俺が火を掬ってたとき、ひどいことになってたな、手。こっちのはそうじゃないといいんだけど」
佐倉 光
「この山光ってんの、コケとかじゃねぇ。
なんもないのに岩肌が燃えてんだ。なんでか分かんねぇけど。
火傷したくねぇな……」
牧志 浩太
「それが、鬼火ってことか?」
佐倉 光
「そ。あれが必要らしい。なんか近寄ると背筋がゾクゾクするな……」
牧志 浩太
「何か入れる容器とか、火ばさみとかあればいいんだけどな。それか、防火手袋とか……」
SANチェックと採取判定
KP
なんかタイミングヘンだけどある!
[佐倉]《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D4
[牧志]《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》0/1
牧志 浩太
CCB<=60 《SANチェック》 (1D100<=60) > 60 > 成功
おおっと
佐倉 光
CCB<=58 《SANチェック》 (1D100<=58) > 27 > 成功
牧志 浩太
ナイス
佐倉 光
よしよし会話は破綻しない。
KP
〈登攀〉〈オカルト〉〈化学〉で判定。
佐倉 光
CCB<=75 〈オカルト〉 (1D100<=75) > 67 > 成功
牧志 浩太
CCB<=40 〈登攀〉どれもない! 初期値だ!  (1D100<=40) > 84 > 失敗
佐倉 光
無念!
牧志 浩太
〈オカルト〉くらいは振っておけばよかったな~ RP的にもデータ的にも
佐倉 光
割と今回チャンスだったんだけどなー。残念!

■佐倉視点
KP
鬼火は熱を放ってはいないが、嫌な予感はする。素手で触れるのはやめた方がいいかもしれない。
佐倉 光
なるべく小さな火を探して採取しよう。
なんだか憂鬱になってくる。牧志と何か話そう、何か……

KP
では、佐倉は触れられそうな火を探し始めたようだ。
佐倉 光
「牧志さぁ、波照間さんと会ったとき、怖くなかったとか言ってたろ。
今の感じとはまた違うのか」
牧志 浩太
「うん? ああ、うん。ごめん、いつの話だっけ」
佐倉 光
「ああ、さっき言ってたやつ。世界救った騒動の時。
俺がクッッソうぜぇ迷宮にいて電話とれなかったときだよ」
牧志 浩太
「ああ、あのとき。
今の感じとは違うか、っていうと?」
少し不思議そうにそう返す。
佐倉 光
「『その時』はあまり怖くなかったって言ってたから、感情がそれほど強く出ていなかったのかも知れないと思って。
今もしかするとそれに近い状態なのかと思ったんだ。
そうしたら、その時の事をよく思い出せるだろ?
もしかしたら忘れていた事だってさ。
(デリカシーのない話題だったか、これ……)」
牧志 浩太
「ああ、……そういうことか」
少し。何かに耳を澄ませるように、目をいちど瞑って、ゆっくりと開いた。
「そうだな、少し……、似てるかもしれない。でも、あの時はちゃんと焦っていたし、きっと怒ってもいたよ。今の方がもうすこし、虚ろかな。
それに、あの時は本当に怖くなかったんだ。どっちかというと、俺があっちにまだ強く結びつけられていたからかもしれない。紅が唯一怖れた、今の俺がまだ怖いと感じる、境界の向こうに」
その時の記憶を、ペンを取った指先がゆっくりと辿る。
KP
虚ろ。あなたがそう言ったとき、佐倉の感情が震えるのを感じた。
怒りだったか。哀しみだったか。焦りだったか。
判然としない、ただ強烈な感情がのたうった。
■佐倉視点
KP
あなたの強い感情に呼応するようにすぐ近くで鬼火が揺れる。
それは小さく、瓶に入れるには丁度いいサイズに見えた。
佐倉 光
近寄って瓶に入れようとする。

牧志 浩太
「……佐倉さん」
のたうつ強烈な感情を目前に感じて、落とした溜息はやさしかった。
「ありがと」
駆け抜けたあの一日。そして、今。
自分のためにこうも怒ってくれる、泣いてくれる二人が傍らにいて。

嬉しい、と感じた。
■佐倉視点
KP
まったく熱は感じない。それなのに鬼火は近づくあなたを傷つける。

KP
指先がちり、と熱くなった。
佐倉 光
「ああ……」
牧志 浩太
「佐倉さん。……俺、大丈夫だよ。きっと、だけど。
 恐怖よりもっといいものが、まだ残ってるらしいから」
■佐倉視点
KP
鬼火に近づく指先に鋭い痛みが走る。
熱を感じないのに指先だけが白く灼ける。それは命を蝕む力そのものだ。
佐倉 光
なるべく声を上げないように抑えつつ、できるだけ触れないよう、鬼火を瓶へ。

KP
歯を食いしばった気配があった。
[ 佐倉 光 ] HP : 10 → 9
牧志 浩太
恐怖と気怠さに苛まれていた意識が凪ぎ始めているのが、いい兆候か、悪い兆候なのかは分からなかった。分からなかったが、この嬉しいという気持ちは大事にしたかった。
■佐倉視点
KP
鬼火は薬草の汁に溶けて混ざり合う。それはほんのりと輝き始めたように見える。

佐倉 光
「そうだ、大丈夫、材料三つ目。半分越えた。いける。俺たちは行けるんだ」
KP
そう呟いた声が、急速に遠ざかる。
牧志 浩太
「ああ、行ける。行けるよ、佐倉さん。あと、もう少し……、 佐倉さん?」
■佐倉視点
KP
牧志の声が遠くなる。
隣にいると感じるにもかかわらず、霧の向こうにいるようにぼんやりとしか彼の存在を感じられない。
状況は良くわからないが、牧志は安定しているように思えた。
佐倉 光
動揺している場合じゃない。声をかけつつ次の目的地を目指そう。
KP
次の目的地に向かうには長い鍾乳洞を抜ける必要がある。



【遠い記憶】


不意にあなたは【そこ】にいた。

ほのかに温かい木のテーブル、なだらかに削られた木製のスツール。
周囲からは人の楽しげな話し声と食器の当たる音が聞こえてくる。
楽しげな音楽があなたの心を安らがせるようにかすかに聞こえていた。

あなたの目の前にあるのは、すっかり冷めてしまったティーカップ、使い込んだノート、古びた万年筆……
牧志 浩太
は、と目を開く。
そこはひどくやさしくて、涙が出るように温かい雰囲気に包まれていた。
KP
「あいつ今スイッチ入っちゃってるから無理だって」
背後で声が聞こえた。
「そうだよねー、ああなっちゃうといっつも。
けど、ああいうときってちょっとカッコ良くない?」
その声には聞き覚えがあった気がした。
牧志 浩太
目の前のノートに目を落とす。そういえば自分は、何をしていたんだったか。
KP
「じゃ、またなー。頑張れよ」
声が遠ざかる。
牧志 浩太
声を返したかもしれないし、返さなかったかもしれなかった。
古びた万年筆を取れば手に馴染む。
目の前のノートには、何が書かれていただろうか。
自分はそれを【よく知っている】という実感があった。
KP
紙は、真っ白だった。
あなたには何かが書かれている、何かを書いたはずだと確信できるのに、どれだけ見ても紙は真っ白だった。
牧志 浩太
「ん……、」何かを書いたはずのノートは真っ白だった。
楽しげな音楽は、窓の外に見えるはずの風景は、不思議とぼんやりしている。
KP
ノートを白く見せているのは、白い『無』だった。
白い闇が周囲の風景の色を薄めてゆく。手応えがなくなる。
牧志 浩太
「まぁ、いいか」
ぽん、と頭を叩いて気分転換。またノートに向かって何かを書き始める自分の姿が……、遠くなっていく。
■佐倉視点
KP
牧志の反応は相変わらず薄い。何かに気を取られているようにも感じる。
だが相変わらず嫌な感じはしない。

地図を頼りに飛ぶと、天井が急速に低く迫ってくる。その奥に、石柱と石筍が多数は得た洞窟の入り口がある。
先ほど見た地誌によれば、『石柱の洞窟』という場所のようだ。
石柱の間には黒い水が溜まっており、そこに近づかぬが賢明と書いてあった事も思い出せるだろう。
洞窟内は天井からの燐光でそこそこ明るい。
佐倉 光
洞窟を突っ切る。
KP
丁度その頃、牧志に異変が起こった。突然彼の気配が乱れる。



【歪む視界】夜


不意に、温かい光景が途切れる。
身動きのとれないほど陰鬱な感覚、体が重く沈み、頭を起こすこともできなくなっていく。
牧志 浩太
「……っ、」
KP
全身が金縛りにあったかのように縛られ、指先一つ動かせない。
感情も縛られているのか、ものが考えられない。
牧志 浩太
温かい所から不意に放り込まれた冷たさは、よりその身を寒く、重く感じさせる。
感情も思考もままならない重さ。それは色のない苦痛だった。
KP
目前にあるのは、恐怖の根源、夜への原初の恐怖が凝って人の皮を纏ったモノ。
■佐倉視点
KP
あなたは突然恐怖に貫かれた。
辛うじて牧志が何かを見たことに起因するであろう事は分かったが、理由も分からぬままにあなたの中に恐慌が押し寄せる。

佐倉 光
「牧志? 何を、見てる……?」
KP
佐倉のかすれた声が微かに聞こえた。
牧志 浩太
思考が回らない。微かに声が聞こえるのに、口も開けず、返事もできない。
もどかしい。肉体の牢獄の中に精神が囚われている。
KP
それは、あなたの奥底にあるもっとも恐ろしいものをえぐり出すだろう。
それはあなたの意識を責め苛み、同時に闇の中、永遠の眠りの中に引きずり込もうとする。
牧志 浩太
手を伸ばしてもがこうとした。手が伸ばせない。いや、手など、足など存在しただろうか。地獄の中でひとつ、何もできない塊として存在している感覚。
佐倉 光
「こ……これ……なんだ? なんなんだ!?」
SANチェック
KP
[牧志]《SANチェック成功時減少 1D6失敗時減少 1D20》1D6/1D20
[佐倉]《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3》0/1D3
牧志 浩太
CCB<=60 《SANチェック》 (1D100<=60) > 84 > 失敗
1d20 (1D20) > 11
[ 牧志 浩太 ] SAN : 60 → 49
オアー
KP
いったねぇ
牧志 浩太
不定に突っ込みましたね
佐倉 光
CCB<=58 《SANチェック》 (1D100<=58) > 4 > 決定的成功/スペシャル
KP
では不定ですがー
【アイデア】ロールしないんだっけ?
牧志 浩太
不定は【アイデア】ロールなかった気がしますね
KP
内容見てどうするかきめよう。
牧志 浩太
1d6 期間ー (1D6) > 3
1d10 内容ー (1D10) > 10
【強迫観念にとりつかれた行動】 かな
KP
ではそれで。SANリセットしてください。
50きったなぁー
牧志 浩太
切りましたねぇ 《SANチェック成功しづらくなってくるぞ
佐倉 光
CCB<=1+10 【補正付〈精神分析〉!】 (1D100<=11) > 53 > 失敗

■佐倉視点
KP
牧志の根幹が大きく揺らいだ、とあなたは感じるだろう。

佐倉 光
「くそ、大丈夫か、しっかりしろ!」
牧志 浩太
最も恐ろしいもの。
それは、孤独だったように感じた。

井戸の底のような真っ暗闇の中でひとり、息をして吐くだけで存在している。
何とも向き合うことなく。何の手をとることもなく。
佐倉 光
「おい、牧志! 牧志、聞こえるか!
牧志ッ!」
KP
佐倉の声は必死に呼びかけるが、ぼんやりと頼りなかった。
牧志 浩太
返答することはできますか?
KP
返答しても良い。
牧志 浩太
「……さくら……、さん。佐倉さん、佐倉さん」縋るように、弱々しい声だった。何度も、何度も、天から伸びた一本の細い糸に縋るように、何度も、繰り返しその名を呼ぶ。
KP
強迫観念なんかありますか?
牧志 浩太
佐倉さんの名前を何度も呼ばずにはいられない でどうでしょうか
KP
らしすぎるw ok
牧志 浩太
「佐倉さん、佐倉さん、なあ、何処だ、見えないんだ、よく聞こえない、佐倉さん、いる? いるよな? 佐倉さん、」
KP
佐倉もあなたの名を何度も呼ぶ。あなたをつなぎ止めようとするように。
だがその声はどこから聞こえるのか、もうよく分からない。
牧志 浩太
繰り返し、繰り返し、人間の恐怖の根源たる真っ暗闇の中で、呼ぶ。耳を澄ませる。呼ぶ。その声が途絶えたとき、きっと本当に狂ってしまう、そんな恐怖が周囲から追いかけてくる。
もうひとりの牧志
あなたが恐怖に縛られたとき、【あなた】もまた身をこわばらせた。
あなたの恐怖が伝わり、その身を縛ったのだと、あなたは気付くかも知れない。
しかしそれでも【あなた】は焼け焦げた指を闇へと差し込む。
指先に闇が凝る。
牧志 浩太
「佐倉さん、佐倉さん……、なあ、佐倉さん、応えて……、」枯れかけた声で嘆きながら、指先に凝る闇の感触をかろうじて、思考の隅にとらえていた。
KP
途端、あなたの世界が崩壊する。
よく見えない。よく聞こえない。
ただあなた自身の声だけがあなたの中に幾重にも谺する。
牧志 浩太
「あ……、」
狂ってしまった。そう感じた。
もうひとりの牧志
【あなた】は思う。
まだ、足りない。
あなたの感覚は再び途切れ、そして視界に【あなた自身の手】を見る。
ここはあなたの部屋だ。そして佐倉の【隣】だ。

ひょうひょうと風が鳴る音がする。
冷たい空気が肌に容赦なく突き刺さる。
牧志 浩太
まだ、足りない。
狂って崩壊してしまった自分自身の中、もはや区別できなくなった自分の声が、思考が、響く……。
■佐倉視点
KP
牧志の気配が一瞬完全に揺らいで途切れ、再び戻ってきた。
だが、明らかに様子がおかしい。
佐倉 光
持って行かれるのはちょっと早すぎやしないか!?

佐倉 光
「牧志、牧志! 牧志、返事しろ! 牧志!
何でもいい、考えろ、喋れ! 牧志浩太!」
牧志 浩太
「……まだ、足り、ない……」わずかに掠れた声。声を発して、数度咳き込んだ。
佐倉 光
「足りない? ああ、あと二つだ!」
牧志 浩太
声が、天から降りてくる一条の光のように、闇の中に射し込んだ。
「……あ、ああ……、佐倉さん。佐倉さん、いるのか、佐倉さん、」探るように、縋るように何度も名を呼んだ。自分が何だか一瞬分からなかった。俺は、僕は……。
佐倉 光
「ああ、いる! 牧志、俺はずっとお前の【隣】だ!」
牧志 浩太
「佐倉さん、……ああ、よかった、聞こえる。感じられる」
■佐倉視点
佐倉 光
やっとまともに『話』ができるようになったことに僅かに安堵する。

KP
ほ、と息をついた感覚があった。
牧志 浩太
「声が、出る。
手が……、ある。身体が、動く」
佐倉 光
「そうだ、お前はお前だ、なくなるわけないだろ」
牧志 浩太
「佐倉さん」
佐倉 光
「ああ」
牧志 浩太
「ありがとう」その声は少し震えて、気弱そうに、縋るように名を呼んだ。
佐倉 光
「……」
KP
奥歯をギリ、と噛んだ感覚があった。
■佐倉視点
佐倉 光
牧志をこんなふうにしたクソ蟲に、無性に腹が立って仕方ない。
殺しても飽き足りない。

佐倉 光
「なんだよ、焦るだろ。
呼んだら答えろよな。これ登山の鉄則」
牧志 浩太
「そうだな、ごめん。ちょっと、ぼうっとしてたみたいだ」
ふと、胸の奥が温かくなった。大丈夫だ、と根拠はなくとも背を押してくれるような感覚。
心は今も拠り所のない不安に震えていて、彼が隣にいることを確認せずにはいられない。自分のために縋ってしまうことを、ちょっと悪いな、と思う気持ちもある。

それでも。
自分のことを思ってくれるその感情を喜ばしいと思う気持ちがあるうちは、きっと大丈夫だ。
「そうだ、佐倉さん。俺、またあいつの様子を見てたみたいなんだ。真っ暗闇の中で、闇をすくってた。」
佐倉 光
「闇か……」
牧志 浩太
「あー、あと、俺結構寂しがりやだなって思った」
佐倉 光
「……えぇ?」
KP
突然のカミングアウトに、佐倉はあからさまに戸惑う。
目の前に現れた柱状の物にぶつかりそうになり、慌てて避ける気配があった。
牧志 浩太
「うん。俺さ、ひとりになるのが怖くてずっと、佐倉さんを呼んでた。紅のことを考えてた。友達のことを考えてた。
それが、俺の一番怖いものだった。
あ。ごめん」佐倉が何かにぶつかりそうになったのに気づいて、少しばつの悪そうな声。
佐倉 光
「独りが怖い……か。
わかんなくも、ねぇな……」
牧志 浩太
「え、佐倉さんもか? 少し意外だ」
佐倉 光
「多分な、牧志が思ってるのとは少し違う……
……」
牧志 浩太
「……佐倉さん?」
KP
少し、考える。
牧志 浩太
「佐倉さん?」確認するように、もう一度名を呼ぶ。
■佐倉視点
佐倉 光
ほんのわずかだが違和感を覚える。
まあ、不安なんだろう。きっと俺もそうだった。
奇妙な事を言っていた自覚はある。

佐倉 光
「なんだよ、ここにいるよ。お前を独りにしないために俺がいるんだよ」
牧志 浩太
普段から連呼するから強迫観念があってもあんまり頻度が変わらなかった……。
KP
かわんないね。
佐倉 光
「あー、わかんねぇ。俺こういうの言語化苦手。
つまり、俺がどんなに凄い事やっても、ドヤれる相手がいないと面白くないだろ、って、多分そういうこと。
だから、お前の言ってる事は多分、似てるけど違うんだ」
牧志 浩太
不意に、つう、と頬を涙が落ちる感触がした。
佐倉 光
「……」
■佐倉視点
佐倉 光
どうしよう。何か言ってやりたいけど何言っていいのか分かんねぇ。

牧志 浩太
「ああ、ごめん、佐倉さん。俺、結構泣き虫らしいってことも追加で……。そうだな、それは、確かに近いようでいて、少し違うかもしれない。主軸がどっちにあるかとか、そういうの……」
佐倉 光
「ああ、主軸。それだな。うん。
泣けばいいよ。泣くとストレス解消になるらしいぜ」
KP
佐倉はどうやら狭い道を駆け抜けているようだった。
ひんやりとした風が肌に当たり、髪をそよがせる。
牧志 浩太
「うん、わかった、そうする……、佐倉さん、ありがと……」

狭い道を駆け抜ける彼の感覚を間近に感じながら、室内にあったタオルを取って鼻を噛む。堰を切ったように後から後から流れてくる涙を、タオルに吸わせた。
牧志 浩太
今回は盛大にSANダメージがあったとはいえ、実際対の棲みかの間で2回泣いているので、結構泣き虫かもしれない。
KP
無数の石の柱の間を駆け抜ける二人の間に、少しの間沈黙が流れる。
しかし二人の心は【隣】にある。
牧志 浩太
何度も名前を呼びながら、出会ったあの時のように、手を繋いで駆け抜けている気がした。
おしまい
KP
本日終了!!
牧志 浩太
お疲れ様でしたーーーー!!!
楽しい! とても楽しい!
KP
やったー!
準備頑張った甲斐があったなぁ。
思ったほど減らなかった。いけるいける。
牧志 浩太
一々ずっと名シーンだし遠い記憶のシーン盛ってくれてとても楽しかったし
佐倉くんが隣にいてくれるおかげで、牧志くんは意外としっかりとしているし
いけるいける
KP
☆が一個も溜まってないのがアレだけど。
まあたまる方が大変な奴だし……
牧志 浩太
そう、オカルトは積んでおいてもよかったなーと割と思いましたね。波照間の記憶は天文学と歴史方面にいっちゃったんだよなぁ。
フレーバーとも合致するし、オカルトは入れておいてもよかった
KP
☆はね、両方が成功しなきゃならん上に結構レアなの振らされるから……
牧志 浩太
両方必須なのは結構ヘヴィですなぁ。
なんなんだろ、☆……
KP
キノコ捜しはちょっと下駄履かせたけどだめだったから、まあしゃーない。
牧志 浩太
残念。あんまりスキルセットが合致しませんしね、佐倉くんと牧志。
普段はそれが相補的になるんだけど。
KP
傾向似てると思ったら意外とデコボココンビなのだな。
牧志 浩太
牧志がフレーバー的に30~40のスキルぱらぱらと取ってるのもあって、あんま似てない気がしますね。〈心理学〉があることくらいかな共通点。
KP
夢の世界だと機械もコンピューターも出てこないからなぁー
COMPだけでなくコンピューターも奪われたら佐倉マジ無能。
牧志 浩太
佐倉くーーーーん!
ちょっとチクタクマンさん出てきてくれてもいいやんか と思いましたが、チクタクマンさんは出て来たら来たで困りますね
佐倉 光
本編で一回馬鹿にされてる。
本編では《SANチェック》来なかったけど、ここで会ったらがっつり喰らうな。
牧志 浩太
ですねぇ。COMPもコンピューターもないもんなぁ。
佐倉 光
もう魔方陣実際に描くタイプの悪魔召喚師になるしか……
牧志 浩太
COMPが取られ過ぎなのに呆れてアナログ召喚師に……
佐倉 光
「もういいよそれで……めんどくさいけど」
牧志 浩太
「両方覚えられたら強そうだけど、大変だな」

KP
シーンを予め作っておくと、曲を捜しに行ってわたわたせんですむし、《SANチェック》わすれないですむし
便利だなってことが分かりました。
牧志 浩太
そうそう、曲の切り替えで時間をとらないのは便利そうだなって思いました
KP
ぶっつけでやってる定期のじゃ使えないけどね。
牧志 浩太
VOIDでやろうと思ったんですけど…… 口から出任せのシーンが多すぎた!!
KP
あれは良い大盛り。
そして基本ネタが可愛い。
牧志 浩太
わーい。>可愛い
PLが楽しそうな提案をしてくるとつい乗っちゃって口から出任せシーンが増えまくる
KP
絶対それやった方が楽しいもんなー。
牧志 浩太
あと、あんまり「それはシナリオに書いてへんから」をやりたくなくて増えちゃうんですよねシーンね
KP
でも私いつも定期卓だとアップアップで拾い損ねまくる。
牧志 浩太
定期卓、人数も多いし何よりPCがカオスすぎるので仕方がない
KP
拾えてなかったらゴメンよいつもネタ塗れのリーチェさん。
牧志 浩太
いいんですよリーチェは好きににょろにょろしているだけなので
あと本当にどうでもいいネタも多いので。
KP
ちなみに私は割と拾われない事前提でネタばら撒く人。
牧志 浩太
VOIDは表情の見逃しが本当に多くて「ンア~~~画面狭い~~~~」ってなってましたね
KP
表情はね、しゃーない。
あれこそ自己満足でやってるしなぁ。
牧志 浩太
でもここぞというところのアレとかソレとかリアルタイムで見たかった
KP
うふふ。
今回は録画があるから、牧志君の表情ちゃんと見るんだー
牧志 浩太
そう、録画! 楽しみです 表情の移り変わりはログじゃ見えないもんなぁ
KP
たまにテキスト詰まり起こししちゃってたみたいだけど……
牧志 浩太
ああー、それはありますね……
いたしかたない
KP
そう、今回こそ顔芸がどっちも輝きそうだなと思って
牧志 浩太
ですねー!!
佐倉くんの微妙な表情の移り変わり好き
牧志くんもおかげさまで差分がいっぱいあって色々表現できる
KP
これいちいち地の文に起こしてたらウザいよねって思って顔だけで済ますから、まあログにすると伝わらない伝わらないw
牧志 浩太
なんですよねぇぇ
本当はどの差分使ったかログに残ればナイスなんですが
KP
そうそう、たまにちょろっと要望出したりするんだけど
やっぱ需要薄そうね……。
ログも重くなっちゃうしね……
牧志 浩太
あとはまぁそれ(別なデータとの紐づけできる情報)をログに入れると地獄が発生しがちですしね……
KP
まあ確かに……
牧志 浩太
ただ別に繋がりがロストしてもいいから、ファイル名だけでもあると嬉しいんだけどなぁ
KP
どの顔使ったってラベルだけでもいいんだよぉー(そんな需要私にしかないよ!)
牧志 浩太
それよ(私にもあります)
差分というと、リーチェとアンリは差分描いてないんですよね リーチェは表情がないのでいいけど、アンリは二人分描かなくてよくなったから描こうかなぁ
KP
アンリさんがアンリさんになったモンなぁ。
アンリさんは地味に配置困る感じの切り抜きなのでいつもドアップになるw
牧志 浩太
おおっと、勢いで絵を描いたばっかりに
確かに思いっきり見切れてる絵ですもんねぇ今の。
KP
悠描き直したい……元絵に似てない……
周囲がちょっとでもあると、ログの人が喜ぶって言ってました>アンリさん
牧志 浩太
それはぜひ見たいけど時間がかかるんですよねぇえええ絵描くの
ですよね 描き直そうかなぁ……>周囲
はがきサイズの紙(手元にいっぱいストックしてある)に勢いで描いたものなので見切れがすごいんですよね今の
KP
描いたときは似た! って思ったのにぃ。
ああーーー、なるほど!
あの絵勢いあって好きですよ。
牧志 浩太
わーい、ありがとうございます。
KP
だからか前にも言ったけどすごいライオンっぽく見える。
牧志 浩太
ライオンっぽい、は確かになーと思いましたね 髪の面積が大きいのと色が明るめ、歯が強調されているのもあってそういうとこある。
KP
そっかー紙サイズは如何ともしがたい。
牧志 浩太
別な紙を接着して描き足してもいいんですけど、バランスずれてるし描くなら描き直したいんですよねー……
でも先にアイの衣装絵を描きたい

KP
そういえばアイちゃんがお兄ちゃんどう呼ぶかって話
あわよくばこっちで活かす予定だったんですよね。
海のシーンで「波照間さん」だったらアイちゃんに呼ばれてたことになった。
牧志 浩太
なるほど!!

KP
そういや、今回本当に「幻夢境」買っといて良かったなって思いました。
牧志 浩太
そう、描写がとても詳細で冒険感と恐ろしさがあった
KP
結局「幻夢境」の描写自体はあんまりなかったけど、マップ見られてイメージが具体的になったの、大きかったなー。
これなかったら二日くらいでサクッと終わってそうです。
牧志 浩太
やったぜ
金額があれですけどオススメしておいてよかった
KP
他の人にも「ついのすみかやってー」って声かけたいけど、まずバディ関係のPCがあまりおらぬ……
牧志 浩太
ほんとにめちゃめちゃ面白いシナリオだからこれ、他の人もやってみてほしいし見てみたいな……
KP
ニシカゼニキならいるんだけど、自分が動かないシナリオは趣味に合わなさそうだからなぁー。
牧志 浩太
第二話は結構動くけど第一話・第三話はリモートですしねぇ
KP
第三話なんてただただ自分が壊れる様を楽しむ感じだから……
牧志 浩太
そう、狂気! 崩壊! ヒャホォーイ! って感じじゃないですもんねニキは
KP
そうなの。
ハッピーエンドが好きだからね。
わ、私だって好きだぞハッピーエンド!
ビターやサッドも美味しくいただけるというだけでな!?
美味しくいただけるけど、今回の二人には頑張って生還して欲しいなって……
牧志 浩太
藻掻いて藻掻いて最後に突破するのが似合う二人だし、頑張って生還したいなって
KP
がんばれ牧志君佐倉君……
牧志 浩太
へろへろになりながら生還、したいですね
KP
したいねぇ。是非たどり着いて欲しいエンドがあるんだ……
牧志 浩太
えぇー気になる……

牧志 浩太
今回、遠い記憶のシーン盛ってくれたの本当に嬉しかったし、牧志の「一番怖いもの」が明らかになったのも面白かったなー
KP
孤独が怖い、は「なるほどなー」と思いました。
あと佐倉が「わかるー」って言ったのも「ほー? なるほどなー」って思いました。
牧志 浩太
そう、あそこはPLも意外でした 佐倉くんはそこ他人と距離遠いと思ってたから。
KP
病院にいたときの焦燥感は、「誰にも知られずに価値を生み出せずに死ぬ事」への焦燥だったので
なんか残したい。
残した物は人に認知されたい。
のがきっとあるのだなと思った。
牧志 浩太
なるほどなぁ。
そういえば、「誰にも知られずに」が入ってるんだ。
KP
だから正確には「孤独が怖い」のとはちょっぴり違う。
必ずしも繋がりはなくても良いけど賞賛されたい。
牧志 浩太
自分がここにあることを知ってほしい、認めて欲しい、なのかな。
KP
そうですね、たぶん。
価値基準を人に求めてるわけじゃない筈なんだけどな。
やっぱりさみしがり屋なのでは??
牧志 浩太
実はタイプは違えどさみしがりやだった あると思います
病院でずっと社会から置き去られて死を目前にしていた経験が、影を落としているのかな。
KP
間違いなくそうですね。
そこ昇華できればいいんでしょうけど、人生の半分以上となるとなかなか。
牧志 浩太
しかも人格形成に関わる時期がそれですしね。
KP
あっれー。そう考えるとまた似たようなキャラ作ってるな……
寂しがり少年好きか。
牧志 浩太
牧志くんとは「主軸が違う」なんですよね、そう考えると。牧志くんは他人の方に主軸がある。それはとても危ういありかたなんだけど、意外と押しが強くて腰が据わってるからなんとかなってる。
KP
そこがまた面白いなー。
牧志君の強い点であり弱い点か。
牧志 浩太
強い点であって弱い点ですね。今回隣にいてくれるのが佐倉くんだからいいものの。
KP
名前呼びまくる狂気がほとんど意味を成していない件。
状況的に名前呼びまくっててもおかしくないし……
牧志 浩太
そうなんですよ、これだ! と思ったもののいつもから思った以上に連呼していた。
佐倉くんが黙った時に駄目押しのように再度名前を呼んでる所、くらいですね。普段だと相手のペースを乱してまでは呼ばないので。
KP
あったなぁそんなシーン。
あれはちょっとだけ「おや?」と思ったかも知れない。
気付かないうちに友達が壊れてるぞ佐倉ー!
牧志 浩太
あの時の牧志は「自分が縋るため」に名前を呼んでいて、そういうのはあまりないんですよね普段。
次回以降のシーンで気づいて愕然としてもいいんですよフフフ
KP
気付けなかった事に愕然としそう。
牧志 浩太
いいぞ。ぜひ見たいですねそれ。
気づかないうちに牧志くんが壊れているのに気づいた佐倉くん 見たい
KP
PLはいつでもニヤニヤ
PCはいつでも右往左往……
楽しいですね!
牧志 浩太
楽しいですね!!



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