
『【特別展】神話と信仰~神々と人の今まで~』
のネタバレがあります。
クトゥルフ神話TRPG 目次
【特別展】神話と信仰~神々と人の今まで~ 一覧
参加キャラクター

牧志 浩太(デビルシフター)
お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
とある事情で二年より前の記憶の大半を失い、代わりに悪魔使い波照間紅の記憶を持っている。
首から胸へと続く奇妙な【契約】の痣がある。たまに痛むという。
生贄体質らしく、事件に巻き込まれることが多い。
佐倉とは友人。子供になってしまった佐倉と奇妙な同居生活をしている。
最近突然謎のCOMPとカードを授かりデビルシフターとして覚醒した。

佐倉 光(子)
サマナーで悪魔退治屋。ハッカーでもある。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。
とある事件で子供に戻り、そして元に戻れなくなってしまった。
記憶はそのままだが、子供としての感情や衝動に引きずられることがある。
牧志とは友人。
こんばんは
そういえばこちらの牧志は【INT】が人間突破してるんでしたね。
・観察と行動が大事
この佐倉背が低くて視野が狭いから、任せた!
準備okですか?
「【特別展】神話と信仰~神々と人の今まで~」
まつげ屋/ ほふ 様 作
天気もまあそこそこの、曇天と晴れの中間のようなはっきりしないもの。
なんとなく出かけた探索者たちは、街角で次はどこへ行こうかと話し合っている。


せっかく出かけたし、このまま帰るのも勿体ない。
さて、何しようかな、って所だ。




では辺りを見回しつつ、手の中のスマホでも何か面白いイベントやってないかチェックしよう。
街中にある、ビルを1フロア使っている美術館だ。

何か面白い展示でもやってないかな、とチェックしたところで、特別展の情報が目に入る。
どんな特別展だろうか? 詳しく見てみよう。
今回の特別展では、日本初公開となる作品のほか、
近年新たに見つかったチェルダックのコレクションや、
チェルダック自身が手掛けた作品や友人とのやり取りが伺える手紙なども展示されるらしい。
始めて彼の世界を味わう方も、彼の宝物の虜になった人にもお勧め、との評価だ。

言いながら、展示のタイトルやコレクションのコンセプトなどを見てみよう。
また、「サン・ド・チェルダック」についてもスマホで調べてみるが、詳しい事は分かるだろうか?
先祖代々続く古美術商の一家に生まれ、先祖と同じく、
美術商を営みながら様々な美術品を収集してきた人物のようだ。
それなりに名の売れた人物のようで、検索にはそれなりの数引っかかる。

全世界の、彼の琴線に触れたものを収集していたらしい。
他にはない独特の味、というようなものがあり、
好きだと感じる人にはたまらない作品群のようだ。
また、『神話と信仰』という名称にあるとおり、
全世界の神話・信仰などをテーマにした作品が多いらしい。

彼自身が描いたものであるようだ。

俺も久しく行ってないし」

神話がテーマで、収集対象が全世界ってのも面白そうだ」

佐倉は向かいのビルを指した。


先祖代々続く古美術商の一家に生まれた彼は、先祖と同じく、
美術商を営みながら様々な美術品を収集しました。
彼の蒐集した世にも奇妙な絵画に彫刻、装飾品は彼の死後、遺言の通り当美術館に収蔵されました。
数多の作品は今も歴史を感じさせる輝きを放ち続けています。
彼の収集した品々の、他にはない独特な魅力に魅入られた私たちは、今日に至るまで彼の意思を継ぎ、
彼の審美眼に叶うような作品の展示を心がけています。
今回の特別展では、日本初公開となる作品のほか、
近年新たに見つかったチェルダック氏のコレクションや、
チェルダック氏自身の手掛けた作品や友人とのやり取りが伺える手紙なども展示されます。
始めて彼の世界を味わう方も、彼の宝物の虜になった人も楽しめる展示となっています。
今回の特別展で、彼の生涯をかけて集めた宝物たちを余すところなく味わうためのお供として
私「ユタカ・タリベ」が、音声ガイドとしてお供させていただきます。
それでは、めくるめくサン・ド・チェルダックの世界へ参りましょう。
耳に装着した音声案内装置からそんな話を聴いている。
本編見る!


ユタカ・タリベ。最近は有名な俳優や声優を起用して話題に……、なんて話も聞くけど、どんな人だろう。
どんな人なのか、案内に書いていないだろうか。

声優や俳優ではないか、または名を変えているのかも知れない。
音声案内の言葉ははきはきとしてゆったり低く、耳に心地よい。
もしかしたら別名で声の仕事をしているのかも知れない。

学芸員とか、解説者なのかもしれない。
では素直に音声を聞くことにしよう。

そもそも、絵なのかな? 絵以外もあるのかな」
─チェルダック氏の言葉です。
彼の人生は、不可思議な思い出に満ちています。
この作品たちを通して、彼の見ていたもの…
そして、彼を見ていたものに触れていきましょう。


心地よい声はよく通って聞きやすく、頭の中の同居人が偶にもぞもぞいっても、聞き落としてしまうことがない。
人々が思い思いに絵画を鑑賞している。

美術品修復の蘊蓄も見たことがあるけど、あれも面白かった。
美術系の知り合いが修復のバイトしてたな。
そういえば、フェルメールの絵画から塗りつぶされたキューピッドが出てきたって、随分話題に……、おっとっと、目の前のものに集中しよう。
■青年期~彼の相棒たち~
歩みを進めると音声案内が反応する。
彼はもともと画家を目指しており、いつもスケッチを行っていたそうです。
コレクターとして目覚めるまでは、彼も芸術を生む側の人間だったわけです。
そんな彼のスケッチの対象は様々でした。
『見知らぬ人』
所蔵:グロリアス・クラブ
フランス・1918年
タイトルは「見知らぬ人」と書かれている。
これはリアルタイムの方が雰囲気でるでる
本当に美術館を探索しているみたいで楽しいぞ!
これは彼の作品の中でも少し特別なものなのです。
というのも…この人物が誰なのか、それが全く分からないのです。
この人物が身に着けている衣服は彼の生きる時代のものよりも新しいのです。
スケッチの右下をご覧ください、ほら…。

街で偶然見かけた人物。同じ人種ではないように思う。
気になって話しかけた。優しい人物だった。
奇妙な板を操作していた。彼は何ものだ?
あなたはそのスケッチを見て奇妙な感覚に襲われるでしょう。
そう、まるでそこに描かれているのが自分であるのような気がしたのです。



自分に似ているように思うのは、一番よく見る人物というのが自分だからなのだろう。
この服装は……、こういう服装は当時からあっただろうか? 頭の中の歴史知識を引っ張り出してみる。

1900年代の人、というにはパーカーを着ているように見えるし、背景の建造物はどう見ても1900年代のものではない。
どこにも解説が無いしどの時代・文化の建物にも見えない。
自分に似ているか?
男性である、ということぐらいしか共通点がないように思う。
服装は……どう見てもパーカーだ。
過去の佐倉を思い出させるが……それだけだ。


この作品についてスマホでも調べてみるが、これらの建物について解説など見つかるだろうか?

が、まったく同じものは見当たらない。

未来人か異世界人でも見たのかな」

佐倉さんの発言に苦笑する。

例えば指先は本などを読んでいる形になっているか、それこそスマホを操作しているような手つきなのか。
手のひらサイズの四角い板を片手で操作しているように見える。
まあスマートフォンと言われればそうだし、メモを確認しているようにも見える。

後でよく調べてみようと興味をひかれ、OKなら解説と一緒にスマホで撮影する。
探索者がスケッチを確認し終えるころに、音声案内が再開する。
ここからはゆっくり進みながらお聞きください。


首が痛くなりそう」

どうしても見づらい時あったら、持ち上げるから言ってよ」
後ろを歩いて行くご婦人がそんなことを言って微笑みかけていった。

古びた万年筆や懐中時計、折り目のついたハンカチなどが説明文と共に展示されていた。
古代の彫刻や美術品に興味を示していたことからもその様子がわかりますし、
このフロアにある展示のように、彼自身が自らの所持品を非常に大切にしていたことからも伺えます。
彼はこの世界に存在する物が巡り巡って自らの手元に来たことを幸福なことと感じていたことが、残されたものたちから伝わってきますね。

黒く美しい軸のもので、古いが丁寧に手入れがされた形跡がある。

それらの展示品と説明文をよく見てみる。
シルクのもので、簡素な刺繍がされている。
誕生日に友人から送られた物を愛用していたらしい、と説明があった。



懐中時計についても何か解説はある?
父から引き継いだ逸品であるらしい。

「歴史で思い出、って感じがする」

牧志はあの工具か」

です!
ふたつの視点を持つ青年ではなく、もう完全に「牧志浩太という第三の存在」になった。
先日波照間さんを降ろしたのが懐かしさを感じるほど。

■出会い~コレクションへの目覚め~
『緑の瞳』
所蔵:グロリアス・クラブ
ドイツ西部 ・17世紀後半
彼が10代後半に差し掛かった頃。祖父がこの世を去るとき、
チェルダック氏は祖父からこのネックレスを譲り受けたそうです。
それがこのネックレスにはめ込まれたエメラルド。
チェルダック氏はこの宝石を『緑の瞳』と呼び、ネックレスを後生大事に持っていたそうです。
そして、その美しさに心を奪われた彼は、
古美術商一家の血とでもいうべきでしょうか…蒐集家として目覚めたのです。
彼の日記にはこのネックレスにまつわる奇妙な記述があるんですよ。
それは…『この宝石が瞬きをする時、私は日が遮られるのを見た』…と。
おや? 不思議ですね。いくら緑の瞳といえども、宝石が瞬きをするなんてことはありません。
彼の想像力の豊かさと、この宝石の不思議な魅力を現した素晴らしい言葉ですね。
ご安心を! 今まで一度も、この宝石が瞬きをする瞬間なんて記録されていませんからね。
宝石をよく見ますか?



思わず左腕に手をやってしまいながら、恐る恐るその宝石をよく見てみる。
ブローチの周囲は不規則な装飾でおおわれており、多少歪な印象を受ける。

おしい

純粋に見た目の話ですね。

〈目星〉か【アイデア】を振っても良い。


音声案内はこの宝石については話さなかったが、キャプションには青い宝石について以下のように記述がある。
この小さくあしらわれた青い石はサファイアであり、
魂や感情の混乱を鎮め、不必要な妄想を取り除き、
真実を見抜き、、鋭い洞察力をもたらすとされます。

全部説明してくれるわけじゃないんだな」


宝石は、内包物が黒ずんでいるため瞳孔に見えるのだ。

その模様は何でできていそう?
牧志は宝石の目が一瞬、閉じた気がした。

思わず身構えてしまう。もう一度、宝石を見る。
目の錯覚だろうか?


目の錯覚、だとは思うけど」



土地や時代背景の解説を興味深く見る。

後ろに説明があるからかな」

しっかり読み込むと勉強になりそうだ。

そういう歴史的な話は結構好きだ。
ドイツの美術作品の歴史とその流れについて……
知識が深まった!
誘導みたいに見えちゃった!



悪夢ってだいたい碌でもないことの始まりなんだよ」


それらの中で、一つの像の前に来ると音声案内が反応する。
『慟哭の像』
所蔵:グロリアス・クラブ
イタリア・14世紀後半


【アイデア】/2でどうぞ


まさにそれっぽいんだもんなぁ。


人間の顔が溶けてたり、変な位置にあるのって、何というか生理的な恐怖みたいなのがあるよな」
だがそれは人間をくっつけた、というよりはどろどろにとけたものから無秩序に器官が発生しているように見える。

スライムにも似てるけど。
溶けたってんならなんで目が増えてんだ?」

溶けたってわけじゃないのか?」



ここまではっきりしてなかったけど」


というか、俺も気持ち悪かった自覚ある。中身見えた時、先輩びっくりしてたし」


頭の上のぶつぶつした模様などもよく見て見るが、何があるように見える?
また、キャプションに目玉や口、頭の上の模様などについて解説はある?
キャプションには、
融解した人物の胸の下、腕などに人間の目や口を思わせる造形がある、などと解説がある。

また、さっきあったボードのような詳細な解説はあるだろうか?

とくにさっきのような詳しい説明はない。

その彫刻を、側面や背面からも見られるように展示されているなら、側面や背面、大きさ上可能なら上からも見てみる。
石でよくもまあこれほど精緻に作り上げたものである。
粘つく体、したたり落ちる粘液の柔らかさまで伝わってきそうだ。




ドラゴンとかグリフィンとか、そういう分かりやすいのは俺も見たことがあるけど」





本当にこんな夢だったんなら、こんなにしっかり覚えてられるのすごいな」

芸術音痴の俺にも、これが凄い、ってことは分かるけど」

それもそれで、凄い」

先ほど音声案内で言っていた、「モデルが悪夢である」という情報は、
このキャプションには載っていないようだが……





彼が集めた作品を世に広めるためあちこちで特別展を開いているようだ。
そういえば音声案内に「グロリアス・クラブ監修」とあった。
より詳細な情報を元に制作されているのかも知れない。


そのレリーフを見てみよう。
ゆっくりじっくりとご鑑賞ください……
『ヨランダ』
所蔵:グロリアス・クラブ
ニューメキシコ・15世紀前半


スマホでも調べてみるけど、出てくる?
一般的な女性名ではあるようだ。


その文字についてキャプションに何かあるだろうか。

いや、目立たないと意味ねーのか?」



つっても、作った奴がDNAとか知ってるわけないしな」



女神の手のあたりや周辺に配された丸いモチーフや女神の頭飾り、衣装などについて、キャプションに記載はあるだろうか?
当時の女性でも位の高い女性の衣服に似ているようだ。



手ぇ長ぇけど」

次の展示コーナーはわざと照明を落とされ、展示品にのみ光が当てられているようだった。

■煙る鏡~夢の世界にて見たもの~
暗い部屋の中に一つだけ、光に照らされた展示品があった。
『煙る鏡』
所蔵:グロリアス・クラブ
メキシコ・15世紀
別情報。

CCB<=33〈クトゥルフ神話〉 (1D100<=33) > 15 > 成功


この知識はいわゆる秘匿された知識……狂気の知識ではないだろうか。《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D3》

1d3 (1D3) > 3
[ 牧志 浩太 ] SAN: 66 → 63

[ 佐倉 光 ] SAN値: 71 → 70

一般知識じゃないよな、それ? 困ったことに、アステカじゃない文脈で心当たりがある気がするんだよな」
無意識に、痣のある首を押さえていた。

なんなんだ? あいつ絡みなのか?」



目を、そらそうとする。

佐倉もまたキャプションを見ていた。
文章をよく読もうとして…
まるで、この鏡の中に煙が渦巻いているような…。
<MP-5>
それでも変わらず音声案内は探索者を導く。

咄嗟に佐倉さんの手を取る。
[ 佐倉 光 ] MP: 15 → 10


めくるめくサン・ド・チェルダックの美しい世界へ参りましょう!
頭痛もいつの間にか収まっていた。
周囲は先ほどまでの展示ブースと変わらないように見えたが、
自分が歩いてきたはずの順路がなくなっていて、先に向かう道しか残されていなかった。
奇妙な状況に陥ったことによる
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D3》

くそ、道がなくなってる……、やられた」

あいつの差し金か」

[ 牧志 浩太 ] SAN: 63 → 62

1d3 (1D3) > 3
[ 佐倉 光 ] SAN値: 70 → 67

この音声案内、怪しい」


反応がない。

同じく、その壁を叩いてみる。
また、誰か監視者がいたり、非常口があったりはしないだろうか?
見た目は先ほどの会場と変わらない。
ただ道がないだけで。

進行方向以外の壁に耳をつけながら、壁を叩いて反応を見る。
誰かの声がしたり、空洞があったりしないだろうか?
また、スマートフォンを見てみるが、ネットや通話は通じる状態だろうか?
スマートフォンも圏外である。





1d3 (1D3) > 3
[ 佐倉 光 ] SAN値: 67 → 64
CCB<=(15×5)【POW】 (1D100<=75) > 60 > 成功




『取るな、進め』って言われただけなんだけど。
凄まじく嫌な感じがしたんだ」





足を止めることは、できる」

無理やり進まされてはいないんだ。今は。
このまま進まされて、気を取られてる間に最後が落とし穴……、って可能性も、ある」

裏には特に目につくものはない。

先ほどの音声案内が言っていた説明とは異なっている。

俺達が展示品をじっくりよく見たのも、こいつの思う壺だったのか?」

俺たちに何を見せたいんだろうな」

こいつは俺達を進ませたがってるみたいだけど、進む時は気をつけよう。
先がまずいことになってないか、突破口がないか。
次に異変が起きるようなら、音声案内取るのも考えに入れる」


そうやって話しながら、暫くその場に居てみるが、音声案内や周囲に変化はある?


鏡面が動いたように見えたよ」

どう悪いかは言えないけど。

ただ明るい音楽が微かに、空々しく流れている。

展示ケースに手をかけてみるが、開けることはできる?




展示ケースを蹴るなどして、鏡を元の向きに戻そうと試みる。
ケースごと倒してみる?

強化硝子であろうそれは叩いた程度ではびくともしない。
何か棒状の物でもあれば、といったところだが、そのような物は見当たらない。
破壊して中身取り出すとかしないと鏡面見るのは無理そう。

倒しても、途中で引っかかるか」
周囲には壁とケース以外の物はない?

展示の管理者用の椅子すら見当たらない。

裏に何か書かれていたりしない?
ボードは軽いプラスチックだ。



天井や床を見てみるけど、何もない?
御手を触れぬようお願いいたします。



■悪夢の展示~蒐集した絵画たち~



『海を喰らうもの』
所蔵:グロリアス・クラブ
アメリカ・19世紀後半
絵画には海が描かれており、その全てを飲み込むかのように巨大な生物が海を覆う様子が描かれていた。
音声案内が続ける。


見ちゃうだろ」


〈オカルト〉でもいいことにしようかな?

CCB<=54〈オカルト〉 (1D100<=54) > 56 > 失敗
おっと、わからなかった。
人間にとって神聖かつ悍ましい異空間であると感じるでしょう。

[ 牧志 浩太 ] SAN: 62 → 61

これは海。海の底の、悍ましい……、






……いや、違うな。この音声案内が怖がらせようとしてくるせいで、余計に怖く感じてるかもしれない」


それを聞いてたら、背筋がぞくりとした」

そこまで重要じゃないんだけど、芸術鑑賞的には続けてみた方がいい。

嫌な感じがしたから目を逸らしたんだけど」



ただ、見てないことで何かあったらと思うと、それも怖いんだよな」




しっかりと固定されていて重い。
絵画を外気から守るためだろうか、分厚く丈夫な額の裏は綺麗な木製だ。
裏に何かが書かれている、などといったことはない。




相変わらず、勝手に俺の行動を決めさせようとしてくるな、こいつ」


あなたは自ら命を絶ちます とか。
っつっても抵抗はできるんだよな」

聞いてたらそのうち抵抗しづらくなってくるとか、ありそうで困る」



周囲を見回してみるが、相変わらず壁しかない?

進む前に、行く先の様子を確認する。
今までの部屋と比べるとこの部屋は随分と広く、多数の絵画が展示されている。

ここがメインイベントってとこなんだろうな」

日本画の雰囲気だ。


『夢中怪景「大海魚」』
所蔵:グロリアス・クラブ
日本・19世紀ごろ

どことなく漫画的でユーモラスとも思える絵を、探索者たちは横目に進む。
だから連続の方が面白いねってだけだった!
これはリアルタイムの方が雰囲気味わえる
またのご来場をお待ち申し上げております。

あなたは絵が見たくて溜まらなくなりました。
でも面白い仕掛け。
これ音声でやる時どうするんだろうな。
他にも色々仕掛け上の悩みがあったりするけどまあ終了後に。
色々悪戦苦闘するのもリアルタイムの方がやりやすいし、置きだとこういう仕掛けはスルーしてしまいがちだと思う。
あとなにより雰囲気! これはココフォリアじゃないと味わえない
アレとアレ分離して提示してたけど、これ置きだと絶対くっついちゃって分かりづらくなる
かといってカッコでくくったりしたら台無し。
この「音声案内さんが自分の行動を確定させようとしてくる」、牧志的に大層ハラタツので従いたくなくてジタバタする。>牧志がジタバタ
牧志浩太は我が強い。
あなたはそう確信します。
本当に見ごたえのある作品ばかりですごい。見たい。
これ本当に美術館組み立てて人に見て貰いたくなる。
この作品が何を表現した物なのか、って作者さんが解説してくれているので。
終了後にぜひ解説と一緒に見たいですね
それもここの二人は未経験。
といったところで本日は閉めまーす。
遅くまでありがとうございました!
また来週よろしくお願いします
クトゥルフ神話TRPG 目次
【特別展】神話と信仰~神々と人の今まで~ 一覧
たまには芸術に触れるのもいいことです!
このシナリオ、最初は置きでやろうかと思ったのですが、データを見て準備をしているうちに、これは絶対リアルタイムでやるべきだ! と思いました。
美術館をゆっくり観覧する雰囲気が味わえて楽しい作品です。
メインルート
メインルート
子供佐倉ルート
子供佐倉&デビルシフター牧志ルート
塔牧志ルート
塔牧志&佐倉ルート
Nルート
N牧志&N佐倉ルート
波照間ルート
波照間(&東雲)ルート
佐倉~月影ルート
佐倉・アナザールート
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」
TRPGリプレイ マモノスクランブル『アンラッキーランチ』はうす☆ねいる(終)
「ゴハンとってくのはわるいやつだよねェ」
「バチがあたってほしい? シかえししたい?」
「バッチバチにバチ当たればいいのシ!」










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