TRPGリプレイ【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 7

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こちらには『スペクト・ラム』
『ヒナドリ ・ イングレイヴド 』
ネタバレがあります。
また、大きめのイベント追加を行っています。

本編見る!
どうしよう どうしたらいいんだ
佐倉 光
ほらぁやっぱりどうにもならないやつだ!
どうしようかなー。
名前と言葉を与えたことにより力が制御できるようになった……といえるほどの確信はないしなぁ。うーむ。(メタ的には50%上がってるのは分かるんだけど)
KP
PL的にわからんぞ! とか、こういう解決法はどう? みたいなことがあれば、KPに聞いて下さって構いません。PC視点で開示できないことはあるかもしれないけど。
佐倉 光
【POW】10以下の人は死んじゃう可能性があるしね!
KP
お近くに【POW】10の人いますしね……
佐倉 光
10あれば大丈夫。9以下だとまずい。ファンブル出すとアカン。
ファンブルは5%出るので割と結構な確率で人死にが出るw
KP
出る時は出ますからねファンブル
佐倉 光
希望的観測としては、とりあえず目を上げないようにして連れて帰って、力が制御できるようになるまでがんばって魔界とか悪魔の力を借りつつ面倒見る、かなー。
もしくは大村に正気度実験もう一日してもいいから知ってること教えろって交渉するか。
今のところシナリオ的には、周囲に運の悪い人死に出しつつも連れ帰るか、ゴメンネさようならするしかないように見えるんだよ。
ちょっと今までのやつ読み直して考えるかなー。
KP
いや、今までの内容からは明確に出てきていません。
ただ、諸事情で、ここはある程度メガテン的な解決法を取るなり、柔軟に考えるなりしていいとKPは思っています。
佐倉 光
ああ、目玉抉る、ってのは最初に思いつきそうである程度穏当な解決手段になり得るな。
本来のシナリオにはないらしいけど。
なぜないんだろう。

佐倉 光
「……そういうこと、か。くそ」
理解できてしまった。
この子の瞳は死を招く。

一歩間違えば自分たちもこうなるところだった。
奇妙な果実が成る木を見つめて、呻いた。
牧志 浩太
「……ああ……」
KP
これ以上、地上部分に建造物や施設はないようだった。
建物を外から見れば、何でもない通気口か、倉庫か何かのようにしか見えない。

辺りには、鬱蒼とした森が広がっているばかりだった。
「?」
シローと名付けられた少年は下を向いたまま、不思議そうにしていた。
道を手探りで
KP
じゃあそうだな、佐倉さん。【アイデア】
佐倉 光
1d100 85 【アイデア】 ☆ささぼっと☆ 1d100→90→失敗
佐倉 光
動揺しすぎた……
KP
〈クトゥルフ神話〉成功で思い出した内容を牧志に伝えるのなら、牧志も振ってよい。
佐倉 光
なるほど……
KP
伝える?

佐倉 光
「神の魅了の碧眼……
神の力が漏れ出して、人間があるべき姿へ、死へと引きずり込もうとしてくる……
どうしたらいい、どうしたら?」
呟いてしまおう。
牧志 浩太
1d100 90 【アイデア】 ☆ささぼっと☆ 1d100→27→成功
みんなで幸せになろうよ
KP
ちょっとこれ、PCは知らない体でお願いしたしたいんですが。
佐倉 光
うん?
KP
>12 歳ぐらいになると能力を制御できるようになって普通に暮らしていけるようになります。
って最後にしれっと書いてあるんですよね。
抉るルートがないのはその関係だと思うんですが、PC視点でこの情報が出てこないんだよな。
佐倉 光
エエー
だとしてもそれまでは座敷牢暮らしだしなぁ、大村にネグレクトされているわけじゃないならあまり環境変わらない気がするなw
うーん、だったらそうだな、帰ってきた大村に訊くかw
交渉して彼が持っている情報引き出すってのは普通に考えてましたしー
『盲目』の状態異常にしとけば発動しないとかあるかしらw
大村があの子に対して興味を失っているのって研究し尽くしたからだろうし、そしたら12歳になったら能力切れる位のことは知っていそうかなと。
なんかワガママ言って申し訳ない!
KP
ちょっとこれで「いずれなんとかなるやろ」は難しいと思うし、シナリオ記載的にも少年に対してシビアになるのが本筋ではないと思う、ので。

・帰ってきた大村に聞くならKPはルート生やします。最終的なエンディング分岐が増えるわけではないので、「原型を失わない程度の改変はOK」の範疇と考えます。

・目を潰すもルートとしてはないけど、普通に考えうる選択肢だと思うのでアリと考えてます。
佐倉 光
それなら一番取りそうな行動は大村に交渉持ちかけて訊く、だな。
目を潰すのは手段としては考えるけど、大村に訊いてからにする。
無対策で外に行く、はさすがにできない。PCとしてもPLとしても。
シナリオに忠実にやるなら彼を置いてゆくなのかも知れないけど、それはちょっとPC的にやりたくはないし、KPが甘えさせてくれるというなら全力で甘える!
悪魔に預ければ良いでしょ、はさすがにちょっと都合良すぎるからナシだろうと思うw
PCがサマナーだから忘れがちだけど、悪魔って普通に人食べちゃうしね!
契約者でもないのに側に置いといたらいつ食べられてもおかしくない!
KP
いいんですよ!!
これ、少年の能力に対してシビアに考えちゃうと連れ出すのは難しいと思うんですが、

 ・その割にはシナリオのテイストが割と軽い(連れ出すルートの記載が結構厚い)ので
 (=ここシビアにするのが本筋なシナリオではないと考えるので)
 ・PCが当然考えうる選択肢なのに「シナリオにない」という理由で制限したくないKPなので
 ・確定情報をジャンジャンだして葛藤無しにしちゃうのはさすがに興ざめだと思うけど、リスクを負ってくれるならいいと思うので
 ・「NPCの生死、エンディング分岐などの過度な改変はNO」には当たらないと思うので(寄り道はするけど最終的なエンディングは同一になるので)
サラッと「12歳くらいになれば普通に過ごせるよ」なんて書いてある所と連れ出しルートの厚み的に、ここをメッチャ重たくすることは本筋ではないと思うんですよね。

>その他もいろいろなパターンも考えられるため KP は臨機応変に探索者を見守っていただきたい

とも書いてあるし。
のでOKと解釈!!
佐倉 光
彼が「見なければいい」なら、『盲目』の状態異常または呪いは普通にありな気はしている。

それはそれとして、では大村に交渉持ちかける方向でやります。
しかし立場としては弱いんだよなぁ。
悪魔喚んで横に置いとくの条件にするかぁ。
KP
割と盲目の呪いは普通にありな気はしてますね。視線だし。
それはそれとして大村に交渉持ち掛けるルートは面白い。
佐倉 光
大村さんが呪いの呪文書持っててくれてもいいんですよ!
回復シナリオに来たのにSAN値減らして帰る展開!?
KP
大丈夫増える増える。

牧志 浩太
「魅了の眼……
ってことは、眼、なんだよな。力があるのは。
それが比喩とかじゃなければ、だけどさ」

牧志は苦しげにぽつりと呟いた。
佐倉 光
「目がなくなれば、力は無くなる……ってことか」
佐倉 光
木を見上げる。これは彼の瞳が招いたことだというなら、彼の瞳を抉り出してしまえばいい、ということなのか?
死ぬよりは、視界を失う方がずっとマシだ。
自由を得る代わりに視界を捨てても良いと望むなら、と選択を迫ったのは自分だ。

このまま連れ帰ることはできない。
俺達が無事なのは運が良かっただけだ。
どんなに気をつけていようとも事故は起こる。
取り返しのつかないことになる。
佐倉 光
「だったら、力の源を丸ごと排除する……それが一番簡単、なのかもな」
牧志 浩太
「ああ……、そうだ。
確証はない。それで解決できなかったら。この子を、もっとどうしようもない真っ暗闇に閉じ込めるだけだ。

でも、思いつかないんだ。それくらいしか、もう」
牧志 浩太
「あのままずっとひとりきりの方がよかった、なんて、言いたくなかったんだ……。」
佐倉光と牧志浩太
KP
佐倉さんは「知らない方がよかったとは言いたくない」だけど、牧志は「ひとりきりの方がよかったなんて言いたくない」なのはポイントだなと思いました。>表
佐倉 光
なるほどな。
知った上で一人であることを選択するのは佐倉にとってはアリなんだ。
牧志はそれで良しとはしないんだろうな。
問題は相手がそれを判断できる年齢じゃないってとこで、それがまた難しくしてんのよね!
KP
それなんですよね!! >判断できる年齢じゃない
どこまでも佐倉さんと牧志のエゴと諦めなさで、それにとうとう他人を巻き込んである意味残酷になってしまう。
そう思うと今回の牧志は「自分の視点、エゴで動いている」わけで、本当に彼は「ふたつの視点を持つ青年」から「牧志浩太」になったんだな、と思いました。
佐倉 光
ああー。なるほどな……

佐倉 光
ラズベリーコーヒーウマー。

佐倉も20%いったけど牧志もだいぶきてるんだよなぁ。
前に魔きしくん出てきたとき「こんなルートもあるかなぁ、でも飛びすぎてて想像つかないなぁ」って思ってたけど、
今の牧志だと割と繋がるルートも想像できてしまうようになってきましたねー。
KP
ラズベリーコーヒーいいなぁー
ですねぇ。忌胎の時とか見てても、割とあれに繋がっていってもおかしくないなっていう。

佐倉 光
「……上手く行かなかったら。そうだな。保証がない」
そうなればただただあの子から奪うだけになる。

目を抉る、はある程度筋が通っていて安全な方法に思える。
上手く行けば一番簡単に解決するだろう。
【それくらいのリスク】は覚悟すべきではないのか。
佐倉 光
「それしかないのかよ、それしか!」
ガリガリと頭をかきむしる。
代償を払うのは俺じゃない、シローなんだぞ!
佐倉 光
「例えば、『見る』って概念すら発生しない状況を作り出せるなら、
わざわざ潰す必要はないんじゃないのか?
それともそこに目があるってだけでアウトなのか?」
考えて分かることじゃない、こんなもの!
佐倉 光
「ああくそ、情報が足りねぇッ!」
KP
がりがりと頭を掻き毟るあなたの腕に、小さな手が伸ばされた。
少年は忠実にじっと下を向いたまま、あなたの腕を宥めるようにさする。
佐倉 光
「ああ、ごめんな、もう少し待ってくれ。
考える。考えるから……」
少年の手の温かさを感じながら、
少年を安心させようと何度も呟く。
だがその声には焦燥と絶望が満ちつつあった。
佐倉 光
「とにかく足りなすぎるんだよ、情報……が……」
佐倉 光
「情報……」
いるじゃないか。情報。知ってそうなヤツ。
牧志 浩太
「え、まさか……、」
佐倉 光
「俺達はロボットと鍵付きの扉で管理されていたのに、
シローがある程度自由に動けた、鍵も自由に触れたって事は、
いつ出て行っても問題ないと思ってたわけだろ。

あいつ、シローに関する研究は終えているんじゃないかと思うんだ。
この力を何とかする方法を知っているかも知れない」
牧志 浩太
「かもしれないな。
……シロー、最近は俺達以外に会ってなかったんだ、よな?」
KP
少年は足元の草を不思議そうに触りだし、手を草の汁だらけにしていた。
それから、這っている虫を捕まえて眺めている。
牧志の声に気づいて、うん、と返した。
牧志 浩太
「そう、なるな。
会ってなかったってことは、きっと研究にも使われてなかったんだ。
少なくとも、あいつなら俺達よりは色々知ってる」
佐倉 光
「大村のヤローに交渉する」
牧志 浩太
「どう、交渉する?」
佐倉 光
「一応、俺はロボットに引き留められる程度には惜しいと思われている実験材料だ。
あと一日実験に付き合う、ってのはあいつにとってある程度魅力はあると考えられる。
何か思いついたみたいだったしな」
牧志 浩太
「成程……。
戯言かもしれないけど、あいつ、なぜかこっちに選択肢を寄越してきてたしな。

それに、随分独り言を言ってただろ。
トリガーさえ引いてやれば、案外勝手に話しだすかもしれない」
佐倉 光
「ただ、それであいつが俺を殺したり目覚めないようにして約束を反故にしたりしないという保証がない、ってのが問題だな。
波照間さんに立ち会ってもらうのも手なんだけど、遠いからな。
呼んでいる間に別の実験体を捕獲されると面倒なことになる。

ラミアを召喚して見張らせるか……

あとは、俺達がシローの能力で死んでない、ってのがヤツの興味をひければ、もしかしたら、ってとこだな」
牧志 浩太
「あいつ、俺達を本当に実験台としか見てなかったしな。あえて約束を反故にする理由もない、といいんだけど。

うっかり殺されそうな気はする……のは、もう仕方がないか。今更だ」

いくらでも思いつく様々な懸念を、そうするべきではない理由を、牧志はその一言で握りつぶした。
佐倉 光
「そうか、確かに。
結構あいつ勝手に喋ってくれそうなんだよな。
質問には答えたし」
佐倉 光
「意外に、上手く行くかも知れないな」
腕組みをして真剣な顔になる。
牧志 浩太
シローと会ってから、最初から何一つ筋の通ったことなんて、できていない。

上になんて連れてこずにあそこで別れるべきだったし、情報がないって分かった時点で別れるべきだった。

馬鹿なことをしてる。
せっかく逃げてきたのに。
巻き込まれないで、佐倉さんを止めるべき。

でも諦めたくないんだ。
引き際を誤ってるのかな。優先順位を見失ってるような気もする。

でも。
佐倉 光
電話や財布などはないんでしたよね?
KP
あなたが改めて持ち物を確認しようとしたそのとき、

がさり、
と足音がした。

「おや?」

機械よりもいっそ人間味のない声。それが誰の声かなどすぐに分かった。

木々の向こうから姿を現した男。
片手にトランクを持った、大村だった。
佐倉 光
「あ」
佐倉 光
「扱いが不満なんで帰ろうかと思って」
浚われてきて扱いに不満もなにもないものだ。
あまりに唐突すぎて、つい間抜けなことを口走ってしまった。
KP
「そうですか。環境温度の改善が必要ですか?」
大村がひょい、とこちらに手を伸ばした。

その手に── 何の害意も感じられない様子と不釣り合いに、凶悪な麻酔針を持つ装置が握られていた。
佐倉 光
「だから!  そういうこっちの意思を無視するよーなの全部が不満なんだよ!
いきなりの麻酔とか、睡眠薬とか、拘束とか、鍵とか!
あと処置説明の不足!  拒否権!  こっちには意思ってもんがあるんだからな!」
一息に不満をぶちまけた。
ああ、そういえば、猫の時に牧志が随分辟易したって言ってたな。こういうのか。
KP
「説明はしましたが?」
牧志 浩太
「だめだ、話が通じそうで通じない」
佐倉 光
「理解を得られてないのは説明じゃなくてただの独り言だ!
話聞いてくれないならマジで全力で抵抗して帰るけど」
怒りをなんとか押さえる。こいつは悪魔だ。情に訴えるような交渉は無駄だ。
佐倉 光
「話す気があるなら、まずはその物騒なの引っ込めてくんない?」
腕輪かざしながら麻酔針を指す。
佐倉 光
「場合によっては実験にもう少し……協力してやってもいいが、条件がある」
KP
大村に怖れたり、躊躇ったりする様子はなかった。
ふと、あなたは…… 目の前の存在が、望めばいつでもあなたを一瞬で捕らえ、殺せるのではないかという感覚にとらわれた。
佐倉 光
こんなの相手に無謀だったかな。
背筋が寒くなった。
だがかちかちと鳴る奥歯をぐっと噛む。
佐倉 光
いや、取るに足らないと思われているからこそ、意外にあっさり聞いてもらえる可能性はある。
もう後戻りはできない。せいぜい興味をひけるよう踊るのみ。
佐倉 光
「『そこの、パンの少年の能力を、殺さずに無効化する方法を知り、連れ帰りたい』
彼の力について知っていることを教えてほしい。
俺はその智に代償を払う」
KP
あなたは言い切った。

一瞬、沈黙がのしかかる。
大村の視線がちらりと、まだ下を向いているシローを見た。

「……?」
大村の眼が僅かにまたたく、その動きさえずっと長く見えた。

「能力の随意性が上がっている。それに何かしましたか?」
発された言葉はあなたへの返答ではなく、問い返しだった。
佐倉 光
「何か……といえば、
仮の名前を呼んで、言葉を少し教えたくらいだけど」
随意性が上がった?
だから俺たちは死なずに済んだのか?
KP
「成程。
パンの子らは多く、12歳程度まで育つと人を狂わせる力を制御可能になる。そして人間に養育されたり、人間を魅了する、あるいは人間社会に紛れ込むことが可能になる。

単純な時間経過と結論していましたが、人間の言語などを知ることによって、人間への同化が促進されている可能性がある。

成程、これは盲点でした。
人間の寓意が狂気を矮小化し、本質の知識が正気を損傷する可能性、素晴らしい」

大村は一人勝手に頷く。彼が手にしたトランクが開く。
佐倉 光
「待て、12歳で制御可能?
そこんとこもっと詳しく」

問う言葉はあっさりと無視されてしまった。
KP
「早速実験しましょう。病室までお運びします」

あなたが動くより先に、その中からもうもうと白い霧に似たガスが溢れ出た。
あなたの意識は、白い闇に飲み込まれていく。
佐倉 光
だからそういうのやめろって
言葉にはならなかった。
やはりこんなものと交渉しようとしたのが間違いだったのだ!
KP
シローがあなたを呼んだ気がした。
しかし、あなたの意識は空しく白濁していく……。
だめだ 話にならない!
佐倉 光
交渉どころじゃなく一方的にやられたぁw
KP
大村、「聞けば喋りそうだけどこちらと対話しそうにない」のでこんなんなりました。
佐倉 光
相手を見誤ったな。
KP
でも聞けば勝手に話しだす。
佐倉 光
情報はもらえる!
脱出できるかどうかは……わからん!
KP
ここからは本来のエンディング前のエクストラステージ(シナリオにない)となります。脱出できるかどうかは…… わからん!
佐倉 光
ありがとうございます!
ヘビどもと違ってちゃんと質問には答えてくれるだけいいかもしれない。
比較対象がおかしい。
KP
比較対象がおかしいんだ。
佐倉 光
ヘビちゃんには一応、「役立つヒナドリにしなきゃならないから本格的には壊さない」という意図があったけど、大村そういうの無いし。
KP
ないんですよね。質問には答えてくれるし害意はないけどうっかり死んでも気にしない。

KP
ふと、目が開いた。

年経た紙のいい香りが、あなたの鼻をくすぐる。
あなたの知的好奇心をくすぐる香り。

身体を圧迫するベルトの感触は、ない。
あなたは大量の書物に囲まれて、どこか書庫のような場所の中にひとりで座り込んでいた。
佐倉 光
「あれ……」
今までと随分様子が、違う。
佐倉 光
「牧志? シロー?」
ふたりの、とくに牧志の姿がないことに強い不安を感じる。
目を離している間に危機に陥っていたら? 何かに食われたり浚われたりしていたら?
ここに来る直前のことを考えると恐ろしくてならなかった。

周囲に何か目につく物はある?
KP
周囲には牧志の姿も、シローの姿もなかった。
そこは書庫ではなく、あの白い病室の中に書物が運び込まれたものらしかった。

見当たるものは部屋の扉と、寝台などあの病室にあったものくらいだ。
あなたのCOMPは……、ない、
「おはようございます。これから実験を開始します」どこからか大村の声が聞こえた。
佐倉 光
「実験? 何の? 牧志とシロー、他の二人はどこだ?」
KP
あなたの言葉に返る声はない。
ふと古めかしい書物の背表紙が目に入る。

あの時と違い、書物はすべて日本語か、あるいは英語くらいのものだった。読めそうだ。
丁寧なことに、英語の書物を読む助けとなる辞書なども用意されている。
佐倉 光
読め……ってことか?
本を手に取ってぱらぱらとめくった。
KP
「あなたに分かる言語の書物を集めるのには、随分苦労しました」
そんな声が上から降ってくる。
佐倉 光
「それはどうも」
佐倉 光
置いてあるのは何の本だろう。
KP
あなたは本をめくる。
本能的に、背筋に怖気が走った。

あなたは知っている。
それは、手を出すべきではない知識だと。

決して飼いならされることのない野生の生命。最も冒涜的なる放蕩。それがいかに生命の元来の姿であるか。あなたが求めていた、あなたが怖れていた知識が、そこに。

人が決して知り得ない、知ってはならない知識が、何の寓意も歪曲もなく、冷静に、詳らかに記載されている。

それはあなたを破壊しうる知識だ。
しかし、いま最も欲しい情報でもあった。
佐倉 光
「……知識は自分で得よ。随分と全うだな」
危険を冒して留まり、シローを救うための知識を望んだのは自分だ。
それがそのまま目の前にある。
ならば目を逸らすことに意味があるだろうか。

本を手に取り、読む。
ページをめくるごとに、一つ単語を理解するごとに、
背筋を撫でる危機感と、智を追求するという甘美な喜びの両方にさらされながら。
KP
それはあなたに、原初なる生命の本来の姿を叩きつけた。
人間の血と肉の下に何が隠されているかを。
寓意というヴェールの下に隠された<神>の、名をつけることすらできぬ程に恐ろしい形を。

書物を持っている手が崩壊していくような感覚にさらされる。日本語のはずの言語で書かれている内容は、あなたに今まで抱いていた価値観の崩壊を、理性なるものの無意味、光があまねく照らしていたと思っていた闇の深さを、突きつける。

あなたは理解してしまう。

〈クトゥルフ神話〉技能+10%。
※ただし、キャラクターシートの技能値は変更しないこと。
佐倉 光
ああ人間とはなんという存在なのだろう!
なんと醜く複雑で、精密に張り巡らされているのだろう、真実は!
今までの俺にはなにも見えていなかった。
上っ面を撫でる知識で理解したと思い込んでいた。
KP
<パンの子ら>は、多く12歳前後にその能力を自分の意思で制御可能になる。
また、視線(視覚)を失わせることでその能力を失わせることができる──
佐倉 光
ふと、見たそれが求めていた知識であると気付く。
それを一文ずつ丁寧に読み込む。けっして忘れることのないように。
佐倉 光
知りたい知識は得られた。
これで望みが叶う。
俺も、あの子も、牧志も、これで救われる。
良かった。あとは帰れれば……
KP
あなたが本来知りたかった内容は、その程度だったのだろう。
しかし、あなたは他の書物に伸びる手を止められない。
佐倉 光
安堵はほんの微かな瞬きだった。
顔を上げれば未知なるものの知識が、目の前で、手に触れられるところで招いていた。

もっと知りたい。
もっと見たい。
一度は内にあったもの。
触れられるところにあったもの。
愚かにも手放したもの。
手放させられたもの。
隠されてきたもの。
失われたもの。

知れば世界を滅ぼせるもの。
知れば神に触れられるもの。

知りたい。浴びたい。喰いたい。
KP
顔を上げると、きっとあなたを粉々に破壊するのだろう、無数の智が音もなく目の前で蠢いていた。
佐倉 光
手元の一冊を愛しげに撫でて横に置く。
次は何が見られるのだろう。
本をもう一冊抜き出す。
これには何が記されている?
佐倉 光
誰かが叫んでいる。

引き返せ 戻れなくなるぞ
独りになりたいのか

それは、自分の声にも、牧志の声のようにも聞こえた。
佐倉 光
あまりにも騒がしく癇に触るので、耳を塞いだ。
ここで知るのをやめてしまったら、後悔する。
佐倉 光
震える手でページを繰った。
魂に焼き付け知識を食った。

高揚が止まらない。
知識が人の知るべき範囲をとうに越え、自らの中で溢れて魂の形を歪めても、やめるなんて事は考えられない。
自らの中に受け入れ、貪り、呑み尽くして次へ。
活字を焼き付け、染み込ませて次へ。

知は力。力を得るのは快感だ。俺の存在理由だ。
佐倉 光
ページを繰りながら、我知らず口元を歪め笑っていた。
佐倉 光
こうですかわかりません!
抵抗?
これだけ上げ膳据え膳されて抵抗できるわけないじゃないですか。
KP
いや、そうだよなぁと思っていました。>抵抗できるわけない
KP
そこにある全ての書物を読み終わった後、あなたは完全に破壊されていた。

いや、破壊されたのではない。
ただ、知っただけだ。理性と呼んでいたものがいかに無意味なものだったか。
知識、と呼んでいたものが、いかに取るに足らぬ寓意であったか。

闇は伺い知れぬほど深く、光はなにも照らしてなどいなかった。

あなた達は何かを知っていたのではなく、
ただ幼くも怖がっていただけだったのだ。
それを知ってしまったあなたはもはや、
生物の些末な個体差に、〈あなた〉などという意味を定義することはできなかった。

〈クトゥルフ神話〉が99%になる。
また、それに伴い正気度の上限が0になる。
※ただし、キャラクターシートの技能値は変更しないこと。
佐倉だったもの
そこにいるのはもう、在ることに存在意味などない肉の塊だ。
得たもので何かをする、という欲を持たない者は、神の召喚のために生贄を求めることもない。
更なるものを求めてアメーバのように動き回るだけだ。

ここにはもうなにもない。

次が得たければ、どこかへゆくしかない。

ここにはもうなにもない。
全てを得て全てをなくす
佐倉 光
もう銀の鍵になるしかない。
KP
銀の鍵になっちゃった。
佐倉 光
狂信者みたいに「この神様呼ぶんだー!」みたいな欲がなかったら動かないよね。
KP
「知ること」が目的だからもうそれで何かをすることもないんだ。成る程なぁ。
佐倉 光
知るために必要なアクションならやるかも知れないんだけど、大村さん必要な知識で人間の言葉にできるものは全部集めてくれてそうだから、もうこの地上には何も無いかなと思いまして。
ただのSAN0ならまだ得ていない知識を得るために神にも会いに行こうとする。
知っちゃったらもうすることない。
KP
〈神話〉知識99%でも、決して「全部知っている」ということはないらしいので、まだ知らないものを求めて闇の中を蠢き続けるのかな。
佐倉 光
だから次は次元を越える手段を求めるかな。
それは多分もうあるから……
人の言葉になっていない知識を得るために、あちこちふらふらと彷徨う生気の無いアドルになるのかもしれんw
KP
あらゆる世界を彷徨う、生気のない青年の形をした「何か」になるのかぁ。
佐倉 光
アドルと違うのは、関わって散々掘り起こした後でもう得られるものがないなと思ったらあっさりいなくなることかな!
KP
神話事件を巻き起こすだけ巻き起こしていなくなっちゃう!
その「何か」に牧志はついていくのかなぁ。ついていくんだろうなぁ。

KP
「素晴らしい。興味深い」

大村の呟きがどこからか聞こえた。

「引き続き、忘却機構を活性化します」

室内を柔らかく、白い霧が満たしてゆく。
佐倉だったもの
未知なるものを求め、この狭い世界から出る。
それはもう見た。
方法はある。

方法は

ほうほう……

白い霧が全てを埋め尽くしてゆく。
KP
知ったはずのこと、何もかもを穏やかな忘却がさらっていく。
やさしく白い波に閉じられて、あなたは何も分からなくなった。

KP
〈クトゥルフ神話〉技能値・正気度上限・現在正気度が元の値(67)に戻る。
また、あなたは以下の内容を除いて、
 ・書物で読んだ内容
 ・書庫になった病室で目覚めてからのこと(書物を読んだこと)
をすべて忘れている。


<パンの子ら>は、多く12歳前後にその能力を自分の意思で制御可能になる。
また、視線(視覚)を失わせることでその能力を失わせることができる。

KP
……あなたは目を覚ます。
あなたは前と同じように、寝台に縛られていた。
隣の寝台の上に、やはり縛られた牧志がいる。

部屋は前と同じ病室のようで、室内には前にあったのと同じ物が見えるだけだ。

欲しかった情報だけが頭の中に残っているが、それをどうして得たのか分からなかった。
わすれてしまった
KP
※ごめんな佐倉さん
佐倉 光
必要な知識だけ残してくれるの優しい
KP
残してくれたというより「佐倉さんが直前に一番求めていた内容だから残った」だけで大村特になにもしてない
佐倉 光
一応そうかなと思って焼き付け描写入れてみた!
KP
ありがとうございます!
佐倉 光
牧志も何かされたんだろうか……
KP
されてはいますね……

佐倉 光
「またここか……」
逆戻りってワケだ。何をされるんだ、これから。
何とかして知識をあいつから引き出さないと……
佐倉 光
あれ?

何故か確信がある。
 12歳前後で制御可能になるという事実。
 力の源は視線・視覚であるということ。
推測でも願望でもなく、揺るぎない知識として焼き付いている。

出所も分からない。唐突に『知っている』。
佐倉 光
なんだこれ?
困惑してしまう。明らかに新しい知識で、鮮明なそれ。
ほんの少し前までは知らなくて、渇望していたそれ。
それは不気味に思えた。
知っているのに、知らない。

何かが起きたのだろうか?
佐倉 光
「牧志? 牧志、生きてるか?」
牧志 浩太
1d100 67 ☆ささぼっと☆ 1d100→7→成功
SAN 67 → 66
1d100 66 ☆ささぼっと☆ 1d100→58→成功
SAN 66 → 65
1d100 65 ☆ささぼっと☆ 1d100→79→失敗
1d4 ☆ささぼっと☆ 1d4→4
SAN 65 → 61
牧志 浩太
「うぁ……、」
牧志は掠れた声で、あなたの呼びかけに反応した。
牧志 浩太
「佐倉、さん?」
数度眼を瞬きながら、首を傾けてあなたの姿を確認する。
そのこめかみから大粒の汗が流れ落ちた。
牧志 浩太
「よかった、いたのか……」
佐倉 光
「何かされたのか?」
見た感じ、何か恐ろしいものを見た、ようにも思えるが。
牧志 浩太
「記憶が……、ぐちゃぐちゃで。
俺もよく覚えてないんだ。

シローが目の前にいて、言葉を覚えようとしていたのを見ていた気がして……、
白い霧が見えて、シローのことを忘れて、思い出して、また忘れて、死のうとして暴れて、また思い出させられて」
牧志 浩太
「大丈夫、今はちゃんと覚えてる」
KP
見た所、この部屋の中にシローはいないようだった。
牧志の実験
佐倉 光
なるほどどの程度シローが言葉を覚えたら影響が出るかの実験に付き合わされたか。
KP
ということです。人間の寓意が狂気を矮小化すること。
同時に佐倉さんは「真の知識が正気を破壊すること」の実験に付き合わされてた。

佐倉 光
「俺も何かされたのかも知れないけど、覚えてない。」
佐倉 光
「ただ、何だか分からねぇが、シローの力について分かった。
……何されてたんだろうな、俺」
気持ち悪い。何か少しでも覚えていたら良かったんだが。
佐倉 光
「あとは、シローがどうなったかだ。
俺達がしたことが、あいつの興味を引いちまったみたいだな。
無事だといいけど」
牧志 浩太
「だな……。
あの時は縛られたりはしてない、みたいだった。
無事だと、いいんだけど」
KP
その時、かたりと何処からか音がした。
〈目星〉
佐倉 光
1d100 85〈目星〉 ☆ささぼっと☆ 1d100→69→成功
KP
牧志の向こうを見ていたあなたは、一瞬扉が開いて、机を押しながら大村が入ってくるのを見た。

はっきりと扉が開いているのに、よく見なければ気づけないような感覚。
……この室内にも、何かされているのだろうか。

「おはようございます。ただいまより実験を開始します」

大村は平然と言って、机の上に前日に見た回転する部分を備えた機械や、太い注射器などを並べ始めた。
佐倉 光
「今日は何の実験なんだ、シローは無事なのか?」
この男は訊けばある程度のことは教えてくれるらしい。
会話をする気は無いようだが。
KP
「今日は正気の適合性についての実験を行います。

事前実験によって、人間から人間へ正気度を譲渡する時に一定の拒絶反応が見られることが予測されていたのですが、先日の実験ではその拒絶が発生しませんでした。

そこで、逆方向に譲渡を行うことによって、その現象が双方向のものなのか、あなたに特有の現象なのかを特定します」

大村はそう言うと、あの太い注射器をあなたに向ける。
牧志 浩太
「あ、おい、シローは!?」
KP
「パンの子なら、一定の結論が得られましたので、別室で保管中です」
佐倉 光
無事かどうかはともかく、他の部屋にはいるんだな。

昨日と同じ実験なら、それほど危険性はないはずだ……
また針を刺されるのは良い気分じゃないけど。
なるべく意識から注射針を追い出す。
KP
腕に針が食い込むひやりとした痛みと違和感を、もう何度味わっているのだろうか。

そこで全身を刺し貫かれているような危機感。微かな眩暈。太いシリンジの中に赤黒い液体が溜まっていくのに、痛みがないのが却って不気味だった。

やがてあなたの血液だったものから、昨日と同じように、あの青く発光する液体が生み出される。
大村はそれを一滴、何か検査皿のようなものに垂らして頷いた。

「正気の性質そのものに、大きな違いはないようです」
佐倉 光
だいぶ……慣れてきた。
それでも針が刺さるとき、抜けるときは冷や汗が流れるし、軽い吐き気のようなものがあるが。
あまり嬉しくはないが、針を刺されて起こることに様々なバリエーションが発生することで、あの拷問の酷いイメージが少しずつ薄まって行っている気がする。
これもまた記憶の上書きか。

牧志もアレを味わうのか。
なんとなく見てはいけないような気がしながらもついじっと見てしまう。
KP
身構えているのが分かる牧志の腕に、注射針が食い込んでいくのが見える。
肌の中に、尖った先端が消えていく。

針を抜かれた直後に起きた反応は、あなたに起きたものとは違っていた。
牧志 浩太
「あ、あ、あ、ああああぁあ!?」

牧志の首ががくんと下を向いた。
自分の身体を見つめ、全身を掻きむしろうとするかのように指先が絶えず動くが、ベルトが彼を拘束しているせいで叶わない。
佐倉 光
なんだ、最初だけ違った?
さっきヤツが言っていた拒絶反応ってのが出たのか?
あいつ大丈夫か?
牧志 浩太
そのうちに、眼の中に熱が腫れ上がっていく。口元が緩み、涎が垂れた。

その唇から引きつったような笑いが溢れ出る。相反する感覚を同時に与えられているような、崩壊した笑いだった。
KP
そこからはきっと、あなたに与えられたものと似ていた。繰り返し浮き上がり、突き落とされるのが見て取れた。
目の前で人間が撹拌されていた。

▼牧志の正気度が「67」に変更されます。
牧志 浩太
SAN 61 → 67
佐倉 光
自分と同じような状態になり始めたと想像できるようになると少し安心する。
なんか基準がおかしくなってないか俺。
KP
「おや?」

大村がふと声を上げた。
何度も何度も撹拌されながら、牧志がこちらへ戻ってこない。
佐倉 光
牧志の様子が変だ。大丈夫か?
佐倉 光
「おい、同じ処置してるんだろうな!?」
KP
大村は牧志の腕を押さえつけると、素早く何かを投与した。
小刻みに上下を繰り返しながら、少しずつ牧志の呼吸が安定していく。
KP
「なるほど、片方向のみ拒絶を起こさない。いえ、拒絶しないというよりは、自己として見なされている可能性がある」

不意に大村があなたの方を振り向いた。

「ご兄弟ですか?」

調べはついているはずなのだが。
佐倉 光
「え、いや……?」
反射的に返事をする。
佐倉 光
「あ」

いるじゃないか。俺の中にも牧志が。あれ関係あるのか?
KP
「何かお心当たりが?」

大村は牧志の様子を電子タブレットに記録しながら、時折バイタルの数値を確認している。
佐倉 光
「……」
言わないでいたら原因究明のために余計な実験をされるかも知れない。いやいや口を開く。
佐倉 光
「俺の中に平行世界の牧志がいるはずなんだよ。
前に精神だけ連れてきたんだ。
今は俺の一部になっているらしい」
KP
「それは興味深い状態です。
そのために、牧志さんの正気を他者のものとして認識できなかったということですね」
KP
それからまた何度か何かを投与し、ようやく牧志がこちらを向いて口を開いた。
牧志 浩太
「し、死ぬ……」
佐倉 光
「大丈夫生きてる、大丈夫じゃないかも知れないけど生きてる」
慰めになるのかこれは?
牧志 浩太
「生きてるから死ぬ」
牧志は戯言を言って、がくりと気を失った。
佐倉 光
「牧志ーーーー!」
大丈夫なのかそうじゃないんだか分かんねぇ!
KP
大村は電子タブレットに何事か記録すると、牧志の拘束を解き、机と器具を片づけて出ていく。

「それでは本日の実験を終了します。お疲れさまでした」

コメント By.佐倉 光
救いたいと願い、自ら踏み止まってしまう二人。
勝ち目のない賭け。無謀な戦い。それでも諦めることはできない。

ここからあれこれ何とかしたくて突入するエクストラステージです。シナリオには存在しません。
これもまたPL・PCによって千差万別のTRPGの醍醐味だよね!

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「大丈夫か? ……大丈夫じゃなさそうだな……」
「ご……、めん、大丈夫、いや、大丈夫じゃない……」

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佐倉さんがあの時休むのを嫌がったのは、きっとこんな気持ちだった。

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「結局……なんなんだ?」

【クトゥルフ神話TRPG】
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