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こちらには『蒼天のシラユリ』
ネタバレがあります。

本編見る!
こんばんは
八重山 アカネ
こんばんはー!
KP
きてみた
八重山 アカネ
エミーリアさん大丈夫? アカンかったりお休みだったらご無理はなさらず
KP
一応薬飲んでアタックするらしいけど
今日は24時までにしときましょうか。
八重山 アカネ
それがいいですな、私も400ml献血をキメたせいか割と眠たい
KP
ありゃ。
皆さん「ムリ」ってなったら遠慮無くストップかけてくださいね。
KP
いやムリってなるより前に。
八重山 アカネ
はーい、こちらはちょい眠くらいなので十分大丈夫です
エミーリアさんは本当に無理はいけない
エミーリア
飲んだら6時間は保つらしい
でも内圧が変わるとその瞬間ビキッてくる
AKIRAの鉄雄プレイが捗る
八重山 アカネ
やべぇでは?
エミーリア
超能力が使えそうな気がします!
KP
アカン。
一個シーン終わったら止めるかどうか相談しよ。
八重山 アカネ
そうしましょう。アカン。
エミーリア
何よりも瞼がずっと痙攣してるのがただただ鬱陶しい
八重山 アカネ
アカン(再)

八重山 アカネ
見張り台で加奈ちゃんとお話ししてるとこからでしたな
KP
そうですね。
お風呂の話とかしてたな。
エミーリア
加奈ちゃんは色々と知っているらしい
伊藤 加奈
お姉さんですからね! えっへん。
エミーリア
今回はお風呂の水源を守る話

伊藤 加奈
「ところでお二人はどうして死んじゃったんですの?」
エミーリア
「それが……
よくわからないんだけど、確かトラックに……」
八重山 アカネ
「トラックに跳ねられたら異世界でした、って言って信じる? 自分で言ってて信じらんないけど
魚面のクソ運転手にやられたのよ」
エミーリア
「えっ?
なんですか、それ」
八重山 アカネ
「見てないの? あいつ殺す気だったわよ」
エミーリア
「いえ、私は何も……」
伊藤 加奈
「魚の恨みをかってたんですの?」
エミーリア
「どちらかというとお魚は苦手だけど」
伊藤 加奈
「残した恨み……ですとか!」
エミーリア
「そもそもあまり食卓にも並ばなかったの……」
伊藤 加奈
「ふぅん……異世界や魚はともかく、
トラックに轢かれるならよくあることですわよね。
わたくしのご友人も車をパクって飛びましてよ」
八重山 アカネ
「魚屋じゃないんだから、魚の恨み買う覚えなんかないわよ。あんたらこそ、こんな所で魚の化け物と戦ってるなんて、魚の恨みでも買ったんじゃないの」
伊藤 加奈
「わたくしは……
わたくしはお嬢様でございますから。
く、組に追われて……ですわ!」
エミーリア
「組?
もも組とかほし組とか」
伊藤 加奈
「えーと、そうそう、多分そんな」
目が盛大に泳いでいた。
八重山 アカネ
「お嬢様がこんな所で因果ね。あんたも死んだわけ? は? 組? そっちの連中とのトラブルは勘弁なんだけど」
エミーリア
「運動会かな」
伊藤 加奈
「で、でもご安心なさいな。
シラユリのパイロットは一か月程度怪物達を倒し続けたら、褒美が貰えますの」
八重山 アカネ
「褒美?」
エミーリア
「ご褒美?」
八重山 アカネ
「どこから出んのよ、それ。あんたらしかいないんでしょ」
伊藤 加奈
「次に生まれるとき、どんな身分で生まれるのか決めることができるんですわ!」
じゃーん! というアクションとともに。
「100 万円をも大金を持っているお嬢様にも、可愛い猫ちゃんでも なんでも
なることができるんですのッ。
おふたりも何になりたいのか
今のうちに決めておくことをオススメ致しますわ!  一か月なんてあっという間ですわよ!」
目がキラキラしている。
エミーリア
「それは迷うね……」
八重山 アカネ
「……あんたはなんで知ってんの? それ。
ここにいるってことは、まだ終わってないんでしょ」
伊藤 加奈
「うーん、誰から聞いたのでしたっけ。
希か瑞樹でしたかしら?」
エミーリア
「でもそうなると、パイロットではない希さんたちは、どうなるの?
加奈ちゃんはいつ頃からここにいるんだっけ?」
伊藤 加奈
「忘れてしまいましたわ。
誰から聞いたかなんてコトより、内容の方が重要、そうではございませんこと?」
八重山 アカネ
「生まれ変わっていった誰かを見たわけ? あんたら以外にも、ここに誰か居たの?」
エミーリア
それはずっと気になっていた
八重山 アカネ
「大体、あんたはまだここに来て経ってないわけ? 1ヶ月。随分色々やってたようだけど」
伊藤 加奈
「いつからだったかしら。
えーと……終わったら分かるんじゃないかしら!」
エミーリア
「うーん……」
ちょっと困ったように首を傾げる
「そもそもそのルールは、誰が最初に教えてくれたのかしら」
伊藤 加奈
「えと……それは、分かりませんわ。
ずっとわたくしたち4人だけでしたけれど」
八重山 アカネ
「あ、そう。胡散臭」
エミーリア
「まぁまぁ、アカネさん。
希さんにもお話聞いてみましょう」
八重山 アカネ
「そうね。一通り聞いた方がよさそうだわ」
伊藤 加奈
「早く生き返りたいですわねぇ。
辛い事なんて一つも無い……」
八重山 アカネ
「ああそうだ。ここって季節あんの? ずっと夏だったらクソなんだけど」
伊藤 加奈
「はい?
うーん、そういえばずっと夏ですわね?
といっても一ヶ月は経っていないのですし」
八重山 アカネ
「……クソでしょ」嘆。
エミーリア
「うーん……」
おやつ
八重山 アカネ
砂肝ジャーキーもぐもぐ
エミーリア
うまそう
八重山 アカネ
実際味わい深くておいしい
砂肝ジャーキー食べつつ卓に参加してたら眠気はいい感じに去ってきました
このジャーキー本当においしかったからまた買おう

八重山 アカネ
「あんたら着替えどうしてんの?」
エミーリア
それは心底気になる
伊藤 加奈
「着替え? 使って、汚れたら洗って……?
そんな感じですわ!」
八重山 アカネ
「…………下手すると洗ってる間裸…………」
伊藤 加奈
「奥ゆかしくタオルを羽織るのですわ」
エミーリア
「ま、まぁ女の子しかいないようですし……」
八重山 アカネ
「あ、そう……」
伊藤 加奈
「ま、まあまあそんなに問題ではありませんわよ。
暖かいですから、服脱いでても寒くはございませんのよ」
エミーリア
「若いっていいなぁ……」
八重山 アカネ
「さっきから問題しかないわよ」
伊藤 加奈
「そうですか?」
首かしげ。
八重山 アカネ
「あんたに言ってもしょうがないけどさ」
エミーリア
「その辺りも含めて、希さんに相談してみましょう」
八重山 アカネ
「そうね」
エミーリア
「加奈ちゃんくらいの歳ならいいですけれど、私たちにとっては、色々問題が……」
伊藤 加奈
「ああ、虫刺されは困りますわよね。
お姉様の格好暑そうですわね」>アカネに
八重山 アカネ
「そりゃ、さっさと室内に入るつもりだったもの」
いい加減うんざりしてきてジャケットを脱ぐと、下は柔らかなフリルに彩られたブラウスだ。
エミーリア
「虫もそうだけど、食べ物とかはどうしているの?」
さっきAmazonもお店もないと聞いた
伊藤 加奈
「食べ物は問題ございませんわ。
冷蔵庫にいつでも入っておりますし」
エミーリア
「そうなんだ……」
やっぱりAmazonとかコストコとかあるのでは
八重山 アカネ
「食料とかどうしてんのかとか気になるわね。さっきの話もだけど、絶対裏に誰かいるでしょ。これ」
エミーリア
「裏、ですか」
伊藤 加奈
「でも、私たち四人以外見たこともありませんわよ?」
エミーリア
「シラユリさんは?」
伊藤 加奈
「シラユリはわたくしたちが乗らないと動けませんもの」
エミーリア
「それもそうか……でも、お話はできるんだよね?」
声を聞いたし
伊藤 加奈
「素晴らしいロボットですわ……お話?」
エミーリア
「ここへ来た時に、聞いた声。
あれは、シラユリさんの声なんでしょう?」
伊藤 加奈
「えぇ? シラユリはロボットですわよ。
お話なんてできませんわ」
八重山 アカネ
「姫だとか言ってた声があんじゃないの。あんたら聞いてないの?」
エミーリア
「そうそう」
頷く
伊藤 加奈
「お姉様ったら瑞彩みたいなことをおっしゃいますのね」
まちがえた
伊藤 加奈
名前間違えちゃった。瑞彩だ。
八重山 アカネ
和樹のお父ちゃんに
間違ってしばらく瑞樹って書いてた。

エミーリア
「加奈ちゃんは聞いたことないの?」
八重山 アカネ
「あんたら聞いてないの? じゃあなんでどっちがどっちって分かったのよ」
伊藤 加奈
「えぇ……いいえ?
誰かに言われたのですけれど、その時シラユリは側にありませんでしたし」
八重山 アカネ
「さっきから誰かが多いわね」
伊藤 加奈
「うーん。あんまり覚えていないのですわ」
エミーリア
「覚えてない?
ここに来た時のこと?」
伊藤 加奈
「多分、そうなのですわ?」
エミーリア
「うーん。
でも、シラユリさんのことは置いておくとしても……
UNIQLOもしまむらも無いのは本当に困りましたね……
しまむらがあれば、加奈ちゃんに可愛いお洋服買ってあげるのに」
八重山 アカネ
「そこ?」
エミーリア
「それはそうですよ。年頃の女の子がお着替えもできないなんて」
伊藤 加奈
「生まれ変わったらしまむらに行きますわ!
六本木とかに住んで、美味しい物いっぱい食べて、綺麗なお洋服着て~」
八重山 アカネ
「あんた何に生まれ変わりたいのよ。お嬢様がしまむら行くの?」
エミーリア
「あら、しまむらいいじゃないですか」
伊藤 加奈
「えっ、お嬢様はしまむら行き……行きますわよしまむらくらい!
た、たまには変わったお洋服も着たいものでしょう?」
エミーリア
「最近のしまむらはお洒落ですよ?」
八重山 アカネ
「あ、そう。いいけどさ」
お嬢様ですもの
エミーリア
加奈ちゃんはしまむらのこと知ってそう?
>軽いゾーキングのつもりだった
UNIQLOも。
伊藤 加奈
知らないかも。
ユニクロは知らなさそう。
エミーリア
ふむ
伊藤 加奈
お嬢様は自分でお買い物なんていたしませんもの!
エミーリア
この子、現世にいたことないんじゃねーか、って思ってるPL
八重山 アカネ
現世にいたことないか、いたとしても通常の環境にいなさそうなのは同感なPL
学校通って無いのは確定事項ですしね。
伊藤 加奈
お嬢様はカテキョーつけてるし通常の環境じゃないんですわ

エミーリア
「加奈ちゃんは、どこに住んでいたの?」
伊藤 加奈
「え、えと、それは……
みなみ……とく……とか、そんな! ちょっと忘れてしまいましたわ!」
エミーリア
「港区? すごい、本当にお嬢様だったのね」
伊藤 加奈
「あ、あ当たり前ですわ!」
ちょっと目が泳いでいる。
「お屋敷育ちなので、ものをよく知らなくても当たり前なんですわよ!」
エミーリア
「それもそうかもね」
八重山 アカネ
「で、あんた何に生まれ変わりたいのよ」
むし
伊藤 加奈
あ、この島虫いないわ。
さっきの台詞ないないしよ。
エミーリア
そうなのか
八重山 アカネ
おっ、よかった虫刺されと感染症で苦しみまくる面々はいなかった
エミーリア
ガンツみたいに、地球上のどこかだと思ったんだけどなぁ
伊藤 加奈
辺獄だから。
エミーリア
ガンツみたいに100てん集めたら生き返れるとかそういうのかと

伊藤 加奈
「可愛い猫とか、お嬢……」
はっ、と息を呑んで。
「猫いいですわね猫。寝て美味しいものを食べて、撫でられて過ごすの」
八重山 アカネ
「好きなの? 猫」
伊藤 加奈
「猫は、好き……
この島にはいないのですよね」
エミーリア
鳥とかもいないのかな
KP
いないんだろうな。
エミーリア
「そういえば……
鳥とかも見ないね」
八重山 アカネ
辺りに耳を澄ませてみますが、動物や鳥の声はしますか?
KP
しないようだ。
伊藤 加奈
「そうですわね。
動物はおりませんわ、ここには。
鼠が出ないのは本当に良いところですわよ。
食べ物をあらされずに済みますものね」
八重山 アカネ
「そういえば……、何の声もしないわね。本当に、あいつらしかいないわけ?
まぁ、鼠と虫がいないのは良かったけどさ」
エミーリア
高い見張り台の上から、周囲を見渡す
伊藤 加奈
「そういう場所、なのだと思いますわ」
エミーリア
「あれ、そういえば……
この見張台加奈ちゃんたちが作った、って言ったよね?」
伊藤 加奈
「はい! わたくしがいっしょうけんめい!」
エミーリア
「その木材とかは……元に戻ったりはしないのかしら」
見渡す時に触れていた手すりを見下ろして。
あの戦いの有り様が復元されるのを思い出す
八重山 アカネ
「そういやそうね。あの森、元に戻ってたし」
伊藤 加奈
「そうですわね? 切り倒した跡はそのままですわ」
八重山 アカネ
「意味不明ね、割と」
エミーリア
「人間が手を加えたものは戻らない……でも、シラユリさんの武器で破壊されたものは元に戻る……
なかなか複雑ですね」
伊藤 加奈
「うーん? そういえばそうですわね?
お姉様方って難しいことを考えるのですわね。
まるで希みたい」
エミーリア
「お姉さんだからね!」
伊藤 加奈
「わたくしも生まれ変わったらそんなお姉さんになるのですわ!」
八重山 アカネ
「そりゃね。希も色々言ってたわけ? 難しいこと」
伊藤 加奈
「機械のことやここでのこと、希が全部やっていますもの」
エミーリア
「じゃぁ、私は加奈ちゃんみたいな元気な子になろうかな」
伊藤 加奈
「……
そうですわね! 生まれ変わったらお友達になれると嬉しいですわ!
今は年の差ございますけれど、生まれ変わったら同い年ですものね!」
エミーリア
「そうね、そうなれたら素敵かも」
八重山 アカネ
「まあ、そうね」
エミーリア
「それじゃぁ、私たちはそろそろ希さんたちのところへ行ってみるね」
伊藤 加奈
「はい!
晩ご飯でまた会いましょうね、お姉様方!」
八重山 アカネ
「ええ、またね」
エミーリア
「うん、またね、加奈ちゃん。お怪我に気をつけてね」
伊藤 加奈
ぶんぶんと手を振って二人を見送る。
大丈夫?
KP
皆さんお加減いかがか。
続けて大丈夫?
エミーリア
今の所大丈夫
八重山 アカネ
こちらも大丈夫
エミーリア
今一回ズキンときたけど
八重山 アカネ
だいじょう ぶ?
エミーリア
立って歩いたりしたからかな
Apple Watchで見る限り、心拍は正常

エミーリア
「……なんだか、謎ばかりですね」
階段を降りながら
八重山 アカネ
「そうね。胡散臭」
階段を降りて加奈から離れてから、呟いて返す。
エミーリア
「胡散臭い、ですか?」
八重山 アカネ
「ええ。いつから居んのか分かんないくせに、一ヶ月戦ったら好きなものに生まれ変われるなんて話を信じてる。誰から聞いたかも分かりゃしない。冷蔵庫の食料の出どころも謎」
エミーリア
「そうですね……
でも、小さな子ですし」
八重山 アカネ
「他の二人かそれ以外の奴か知んないけど、あの子をそんな話で釣ってる奴が居んのよ。まぁ、もしかしたら慰めのつもりかも知れないけどさ」
エミーリア
「だとすると、本当にここは何なんでしょう」
八重山 アカネ
「さあ? 何かのドッキリじゃないの、って思っちゃいるけどね」
エミーリア
「私たち、芸能人でもなんでもないのに……」
八重山 アカネ
「本当にそれよ。クソでしょ。
とにかく、裏はありそうね。で、もう一人の子は何か知ってんでしょ。あの面」
エミーリア
「有栖ちゃんですね」
八重山 アカネ
「ええ。如何にもわけがあります、って面してたわ」
エミーリア
「途中で会えるといいんですけど」
とりあえず目的地宣言としては、順当に上から降っていく方向で
八重山 アカネ
こちらも現在それで問題なし
KP
ほい。では作戦室ですね。

エミーリア
「ええと……」
加奈ちゃんの手書きの地図を改める
「ここが、作戦室でしょうか」
KP
階段を降りて行くと、少し広い空間に出た。
ござがひいてある。
そしてその中央にちゃぶ台が置いてあり、有栖がうちわでパタパタと扇ぎながら座っていた。
エミーリア
「あら、有栖ちゃん」
適当な紙を一枚拾って見てみよう
KP
誰かの落書きだろうか。
エミーリア
和紙?
KP
丸と棒で書かれたシンプルなイラストだ。
エミーリア
棒人間
背景
KP
正直背景はあんまり気にしないで欲しい。
シナリオについてきた絵ではあるんだけど、AIで描かれたものらしく、
描いてあるものにあまり意味はなさそうなんだ。
そもそもこのシーンに紙があるのかどうか。
エミーリア
なるほど
いや、酸性紙=工業紙なのかどうか知りたくて
八重山 アカネ
工業的なものがこの場にどこからか来ているのか、ハンドメイドby四人なのかどうかってことね
エミーリア
そうそう
KP
そうだな、一般的な工業紙じゃないかな。
手作りの紙ではなさそうだ。
エミーリア
エミーリアは気づかなくても、八重山センセなら気付けるだろう、って

エミーリア
「暑いね。大丈夫?」
有栖に気遣うように声をかける
千寿 有栖
「あっついわね。……夏なんだからしょうがないけど。
今の時代、クーラーぐらい必要だと思いません?」
八重山 アカネ
エミーリアが拾い上げた紙を一瞥する。
「あ、そう……」紙の質に気づいて呟く。
千寿 有栖
「扇風機もないとか……。
ま、こんなチンケな島だから電気系統を全部シラユリにまわすのは納得できるけど。
やっぱ嫌になるわ」
八重山 アカネ
「それは同感ね。室内までこの調子とかクソでしょ」
エミーリア
「それもそうだね」
千寿 有栖
あなた方にそのへんに置いてあったうちわを差し出す。
八重山 アカネ
「ありがと」団扇を受け取る。
「どうやってるわけ? ここの電気」
千寿 有栖
「そんなこと知らないわ。
ソーラーパネルとかじゃない? 見たことないけど」
八重山 アカネ
「あ、そう」
エミーリア
「そうなんだ。すごいね。
その……あまり(クソとか)そういう言葉は口にしないほうが……」
八重山の先刻からの物言いに、困ったように笑う
八重山 アカネ
「いいでしょ。クソはクソなんだから」
千寿 有栖
「ほんっとクソよ」
エミーリア
「あはは……
有栖ちゃんまで……」
千寿 有栖
「お姉さん方もすぐそう思うようになりますよ。
酷いところだわ、本当に」
八重山 アカネ
「現状で十分クソだけどね。あんた困った顔してたけど、これ以上に何かクソなこと知ってるわけ?」
千寿 有栖
「現代社会から切り離されて、わけも分からずに戦え、って言われる以上にクソなこと、あります?」
エミーリア
「そうだ、有栖ちゃん、お洋服とかお風呂とかお化粧とかはどうしてるの?」
千寿 有栖
「そんなのありませんよ。
シャワーは加奈が作ってましたけど。
お嬢様はシャワーを使うのですわ! とか言って。
ばかみたい」
エミーリア
「えぇっ。
困ったわ……デオドラントとか、どうしよう……」
白人。
八重山 アカネ
「その調子、あんたは少なくとも生きてたことがあんのね。ここの外で」
千寿 有栖
「だってみんな死んでからここに来ているんでしょう?
お姉さんたちもそうよね」
八重山 アカネ
「さあ? 信用してないけど。ここが死後の世界だなんて」
エミーリア
「うーん……その辺り、まだよくわからなくって」
千寿 有栖
「スマホもパソコンもないところでずっと過ごして命懸けで戦って。
相方の機嫌取って。
死んでまでこんなのって耐えられない」
ため息をつく。
エミーリア
「その、加奈ちゃんは……1ヶ月戦い抜いたら、生まれ変われるって話していたけど。
それは、本当?」
千寿 有栖
「さあ、あまり信じてはいないけど……
それくらいしか希望はないから仕方なく信じてるわ」
八重山 アカネ
「あんたら、いつからここにいるわけ?」
千寿 有栖
「正直、良く分からなくなってるわ。
まだ一月にはなっていないのかとは思うけど。
こんな所での時間なんて、とても長く感じるから。
今までに何度か数えたけど、消されちゃったり捨てられちゃったり……」
エミーリア
「消された? ……誰に?」
八重山 アカネ
「……消されたり捨てられたって、誰に?」
千寿 有栖
「いろいろよ。加奈に踏まれたり、瑞彩にメモ代わりに使われたり。
悪意がないのが分かるからほんと、ムカつくわ」
エミーリア
ああ、そういう……w
エミーリア
「あはは……」
千寿 有栖
「まあここの唯一と言っていいいいとこは蚊がいないことね」
八重山 アカネ
「まあそうね。あと鼠もいないんだっけ?」
千寿 有栖
「そうね、虫も動物もいないわ。
ここが辺獄だからかしら」
エミーリア
「そういうものなの?」
千寿 有栖
「そういうものなんでしょうね」
諦めたように首を振る。
「私たちにはここでの生活しかないんだもの」
エミーリア
「うーん……」
千寿 有栖
「ほんとあっっっついけど、夜になったら冷蔵庫から氷の塊を取ってきて置いとくから……寝にくいけど寝られるとは思うわ」
八重山 アカネ
「ほんと、せめて夏じゃなけりゃよかったんだけどね。よりにもよって夏とかクソでしょ」
エミーリア
「それは、助かるね」
八重山 アカネ
「ありがと。それも当番で回してんの?」
千寿 有栖
「秋ならね。まだマシだったかも。
氷は当番じゃないけど。
暑すぎるときは使えることになってるの。
私と加奈が戦闘と見張りと雑用担当、希と瑞彩が食事や整備、施設の維持管理担当よ」
エミーリア
「なるほど……」
八重山 アカネ
「メカニックがどうの、って言ってたわね」
千寿 有栖
「ええ。必要でしょう、整備。
あのロボットの」
あのロボット、と言ったとき、少し苦々しそうだった。
エミーリア
「機械だものね、シラユリさん」
戦わなきゃいけない理由だからだろうな、ってエミーリアは思っているので深くは突っ込まない
八重山 アカネ
「そりゃね、電気で動いてる機械なら。正直何がどうなってんのか分からなかったけど」
千寿 有栖
「朝と夕方の食事は希と瑞彩が作ってくれて、この作戦室でみんな一緒に食べるわ。朝は6時半頃。夕方は18時半頃よ。
就寝はだいたい21時頃。ま、見張りは起きてないといけないけど。
昼は……各自好きなものを食べてるわ。スイカとか、おにぎりとか、アイスとか、お菓子とか。
冷蔵庫に色々あるから、食べたいのがあるならマーカーしとくといいわ」
エミーリア
「け、健康的だね……」
八重山 アカネ
「そりゃ、スマホもないんじゃ起きてる理由もないんでしょ。
夜来んの? ここ」
千寿 有栖
「夜来るわよ……死んでるのにね」
エミーリア
「そういえば、お日様はあるね」
千寿 有栖
「娯楽もないところで起きていたって仕方ないわ。
大体、寝ておかないと戦えないもの……」
エミーリア
「そんなに頻繁に来るの? ……あの……お魚みたいな」
千寿 有栖
「戦うと……疲れるじゃない」
KP
戦闘が終わった後、あなた方は気絶したことを思い出すかも知れない。
エミーリア
「疲れる……そうだね、そういえば」
八重山 アカネ
「そういえば、終わった後三日寝込んでたとか言ってたわね。本当にあいつ寿命吸ってんじゃないわよね」
エミーリア
死んでるのに寿命……
やっぱりおかしな感じだ
八重山 アカネ
「木材は使えんでしょ。雀牌でも作ろうかしら」
エミーリア
「じゃんぱい?」
八重山 アカネ
「雀牌」
千寿 有栖
「麻雀か……
時間があれば……ね」
八重山 アカネ
「時間もないほどしょっちゅう来んの? あいつら」
千寿 有栖
「それなりに。
いつ来るかは時によって違うから見張りは欠かせないし、警戒は解けない」
エミーリア
「そうなんだ……」
千寿 有栖
「レーダーでもあるといいのに」
八重山 アカネ
「人数が足りな過ぎんのよね。メンタルに来るわ、そんなの」
千寿 有栖
「分かって貰える?
加奈ったら脳天気すぎて、こういう話をすると
『もっと頑張ればいいのですわ!』とかバカみたいな事ばっか言うのよ。
うんざりだわ」
何度目かのため息をつく。
エミーリア
「加奈ちゃんは元気が取り柄だものね」
八重山 アカネ
「そりゃね。いつ来るか分からないは、一番効率的に人間を壊せるもの」
エミーリア
「怖いこと言いますね……」
千寿 有栖
「ここでの楽しみは晩ご飯くらいってわけ」
八重山 アカネ
「クソね」
エミーリア
「じゃぁ、私も頑張って美味しいご飯作らないとね」
千寿 有栖
「今日の晩ご飯は何でしょう?
1,冷やし中華 2,カレー 3,オムライス」
エミーリア
「学食みたいね」
八重山 アカネ
「1に1票。暑いし」
エミーリア
「私はカレー……かな」
千寿 有栖
「子供が多いからそちらに寄せた感じのメニューなのよ。
まあ……どれだったとしても美味しいわ」
エミーリア
「よかった」
千寿 有栖
「今日はカレーだと思うけど」
八重山 アカネ
「ああ、そういう。せめて楽しみにでもしとくわ。ってか、ここの食料ってどっから来てるわけ? そこの紙とかもだけど」
エミーリア
「紙?」
千寿 有栖
「紙は倉庫にあるのを少しずつ使ってるわ」
八重山 アカネ
そう、と傍らの落書きを拾い上げる。
「倉庫?」
千寿 有栖
「食料も冷蔵庫にあるのを少しずつ。
倉庫、なんて大袈裟だけど。
物資が置いてある部屋よ」
八重山 アカネ
「あの子の地図にはなかったけど、倉庫」言って、地図を見せる。
千寿 有栖
「ああ、なるほど……
加奈はあまり行かないから」
八重山 アカネ
「他にもある? あの子が行かない場所。ここに書いてない場所」
エミーリア
「どのくらい残りはあるの?」
八重山 アカネ
「それね。食料切れで餓死なんてクソよ」
エミーリア
「また……」
いきおい
KP
えー、これはストーリーにはあんまり関係ないです。
エミーリア
倉庫とか残存物資?
KP
書いてない部屋があるか? ってそのあたりですね。
エミーリア
ふむふむ
八重山 アカネ
なるほどなるほど。
じゃあ詳しくはつっこまないでおくかな。
でもトイレは重大。
勢いでアドリブしたら意味深に見えちゃうこと、あるよね!

千寿 有栖
「トイレなんかも描き忘れてるわね。
大雑把すぎ」
八重山 アカネ
「……そういえば聞いてなかったわね、トイレ。あんの?」
千寿 有栖
「一応ね。
自由に使える水も電気もない、と言えばどんなのか想像はつくと思うけど」
エミーリア
「え、えーと……」
八重山 アカネ
「あ、そう……」クソね、と言いかけてやめた。文字通りが過ぎる。
KP
文字通りw
八重山 アカネ
文字通りが過ぎる。
KP
有栖は先ほどの地図に倉庫、トイレ、洗面所を書き足した。
エミーリア
「キャ、キャンプみたいだね」
八重山 アカネ
「最近のキャンプ場、割とあるわよトイレ。綺麗なのが」
エミーリア
「そうなんですか」
千寿 有栖
「それってちゃんと整備する大人がいてこそでしょ?」
八重山 アカネ
「ええ。整備してる人間が居て水道があってね」
千寿 有栖
「はぁ……もうイヤ」
八重山 アカネ
「本当にね」
千寿 有栖
「……ありがとう。あなた方が来てくれて良かった」
八重山 アカネ
「巻き込まれた方としてはたまったもんじゃないけどね。同情するわ、お互いに」
エミーリア
「身繕いとかは……」
千寿 有栖
「……がんばってください」
エミーリア
ていうか、我々3日寝てたけど体臭とかどうなんだろ
代謝してんのかな
八重山 アカネ
「思ったんだけど、虫とか動物はいないんでしょ、ここ。雑菌は居んのかしら。
雑菌も居なきゃ丸く収まんだけど」
エミーリア
「いい菌もいますから……」
納豆とか
千寿 有栖
「さあ……顕微鏡とか無いし。
でも確かに、ものが腐ったりとか、しないかも」
八重山 アカネ
「そうなると、案外雑菌も居ないのかもね」
KP
体臭……したければしてもいい。
エミーリア
えぇ……
八重山 アカネ
白人女性のかぐわしいかほりが室内に充満
KP
そしたらそっとシャワー室に案内してくれるよ。
エミーリア
では、ちょっと自分の匂い嗅いでみて、風呂なし着替えなし情報を思い出して、目眩を覚えている
千寿 有栖
「すぐ……慣れるわ」
目を逸らす。
エミーリア
香草見つけて、石鹸作ろうと心に誓った
あとカミソリぃ!
千寿 有栖
刃物はちょっと難しいんじゃないかしら。
エミーリア
ローマ式脱毛で頑張るか……
と思ったけど、蜂がいないんじゃ蜜蝋が……!
千寿 有栖
ないわね
エミーリア
肉の脂身から獣脂蝋作るか……
頭を抱える
千寿 有栖
肉なら冷蔵庫にあるわよ。
エミーリア
辺獄とかどうでもいいくらい、そっち方向で凄絶かつ悲壮な顔をしている
八重山 アカネ
「……男だったら浮浪者になってたわね……
……」ふと気づいて、有栖の髪型を見る。伸び放題な様子かしら。
KP
それほど「伸び放題」というようには見えない。
もともと長い髪なのだろうが、その先はそれなりに揃っている。
八重山 アカネ
「案外髪も伸びないかもしれないわよ、ここ」
エミーリア
「えっ?」
千寿 有栖
「そうかもしれないわね……」
八重山 アカネ
「有栖の髪。いつから居るか知らないけどさ、伸ばし放題なら毛先くらい乱れてくんでしょ」
エミーリア
「そういえば……」
千寿 有栖
「死んでいるからじゃない?」
エミーリア
じゃ、じゃぁ匂いはそんなにしなかったってことにしようかな
でも風呂は入りたい
千寿 有栖
「死んだら記憶の姿で固定される、とかそういうのじゃないの?」
エミーリア
では、自分の体をそっと嗅いでみて、3日寝てた割には……って思ってる
「そういえば……」
八重山 アカネ
「かもね。案外、全員魂だけなのかもしんないし」
エミーリア
「よかった……」
心底ほっとした顔をしている
千寿 有栖
「だとしてもここのクソさが変わるわけじゃないけどね」
エミーリア
「……」
言葉遣いに、しょんぼりしている
千寿 有栖
「お風呂に入りたい、シャワー浴びたい、テレビが観たい、スマホ使いたい、友達に会いたい……
ここにあるのは暑さと戦いだけだもの」
エミーリア
「有栖ちゃん……」
八重山 アカネ
「友達、ね……」
エミーリア
「じゃぁ、私たちとお友達になりましょう?
せっかく新しく出会えたのだもの」
千寿 有栖
「……えっ」
言葉に詰まった。
八重山 アカネ
これはいい台詞
千寿 有栖
「まあ……なってあげても……いいけど」
エミーリア
「ありがとう! 加奈ちゃんとも、もうお友達だし、これで二人目ね。
アカネさんもいるし、もう3人目か」
千寿 有栖
「お姉さん楽天家過ぎるよ」
エミーリア
「あはは、よく言われる!」
八重山 アカネ
「まあそうね。二人っきりってんじゃうんざりもするでしょうけど、四人いりゃ愚痴くらい言い合えるでしょ」
千寿 有栖
アカネの言葉に頷いて、
「少しすっきりした」
と言う。
八重山 アカネ
「愚痴も言えないんじゃね。聞くから言わせなさいよ、愚痴」
千寿 有栖
それからアカネを見つめて、
「死ぬ前に会いたかったよね」
と呟いた。
八重山 アカネ
「そう? 死ぬ前には会わない方がよかったわよ、きっと。案外クソだから」
千寿 有栖
「まあでも、悪くないかも。
お姉さんたちは話が通じるし」
八重山 アカネ
案外バランスの取れたメンバーで面白い
千寿 有栖
名乗ってた……よね?(おぼろげ)
八重山 アカネ
名乗ってた、はず
エミーリア
名乗ってた!
エミーリア
「これからよろしくね、有栖ちゃん」
言って、右手を差し出す
千寿 有栖
「シラユリで戦うのは私たちに任せて、後方支援でもしてくれるといいわ。
よろしく、草加さん、八重山さん」
八重山 アカネ
「ええ、よろしく」手を差し出す。あまり力仕事をしないと分かる、白いすらりとした手だ。
「そういうわけにもいかないでしょうが。回しきれてないんでしょ」
千寿 有栖
「……回しきるわよ」
握手に応える。
八重山 アカネ
「無理して破綻されたらこっちが困んのよ。長丁場臭いし」
千寿 有栖
「……そうね……」
エミーリア
「リア、でいいよ。
あと、私も頑張るからシラユリさんのことも色々教えてね」
千寿 有栖
「あのロボットのことなら希の方が詳しいわ。
私は所詮『姫』だから」
エミーリア
「そんなことないよ。私なんて、『騎士』だけど何もできなかったし。
『お姫様』がいないと、ね」
千寿 有栖
「…………
これくらいの時間なら、冷蔵庫に瑞彩がいると思うわ。
まだ会ってないなら、行ってきたら」
素っ気なく言う。
エミーリア
そういえば、瑞彩ってなんて読むんだろ
千寿 有栖
みずさ よ
エミーリア
みずささんね
エミーリア
「そうだね。行ってみるよ」
八重山 アカネ
「そうね、行ってみるわ。その二人には色々聞きたいこともあるし」
KP
有栖はまつげを伏せて、再び団扇をパタパタさせ始めた。
八重山 アカネ
「それじゃ、行ってみましょ」
エミーリア
「ええ。それじゃ、また後でね、有栖ちゃん」
軽く手を振って作戦室を後にする
「ちゃんと水分とってね」
KP
有栖は物思うような表情のまま、あなた方に手を振った。
エミーリアの言葉にはほんの少し笑った。
八重山 アカネ
手を振り返して、作戦室を出る。

八重山 アカネ
「取る水分も汲みに行かなきゃならないの、クソよね」
エミーリア
「そうですね、水道とかのありがたみがすごくわかります」
「頑張りましょう」
八重山 アカネ
「程々にね」

KP
では、本日はここまで!
エミーリア
お疲れ様です!
八重山 アカネ
ありがとうございましたー!
終了後のネタトーク
KP
ログに載せるようにNPCっぽいの描いてもらおうとしたけど、加奈ちゃんのドリルヘアーが無理だった。
八重山 アカネ
ドリルヘアーは確かに描いてもらうの難しそう
KP
一縷の望みをかけて「ドリルヘアー」って書いたら、魔力防御255になりそうな女の子ができた。
エミーリア
Stable Diffusionだと、drill hairで割と出せる
KP
英語でまんま書いたら少しはマシなんかねー。
八重山 アカネ
魔力防御255www 一体どんなことに
エミーリア
そうび>あたま>ドリル
KP
頭から鉄の筍がいっぱいはえてたよ……
八重山 アカネ
Stable Diffusionの方がアニメ・イラスト系のデータソースたくさん食ってそうではある Bingさんだと同じような絵柄が出がちだし
エミーリア
結局、ダリさんだとpromptがダリさんフィルタ通されちゃうから、おかしなことになりがち
あたまにドリルで魔防255……FF6にそんなバグ技がある。装備品を無理矢理別の部位に装備することで変な効果が出る。
その中で行いやすく比較的効果が高いのが頭にドリル装備なのだ。
状態異常を防ぐ『リボン』が装備できなくなるというデメリットはある。
KP
文章量だけ見ると、Chapter1の1/3くらい終わったかなぁ?
八重山 アカネ
ふむふむ
Chapterが果たしていくつあるのか
KP
2までです。
八重山 アカネ
なるほど
KP
このアニメ二期までだよ!!
八重山 アカネ
案外進んでる!
KP
第一期はいろいろな紹介みたいなもんだから。
八重山 アカネ
なるほどなるほど。第一期に舞台紹介とか背景紹介があって、第二期に一気に話が進むやつ
エミーリア
やっぱり途中で必殺技が破られて、特訓して新必殺技を会得するんですよね
KP
まあ、正直NPCとどの程度絡むか、PCどうしでどの程度会話するかで長さ大分変わってくると思われるので
じゃああと9話やれば終わるかって言うとそんなこともない……と思います。
八重山 アカネ
それはそう。じっくり楽しんでいきたい。
有栖ちゃんと愚痴仲間になれそうな気配が見えてきましたしね
クソクソ言い合いたい
KP
有栖ちゃん愚痴言える相手がほしかったからね……
エミーリア
じゃぁ私は加奈ちゃんとローマ水道整備して、浴場作るわ
香油とか石鹸も作ろう
KP
浴場整備したら戦闘員二人が大喜びする。
ほかのふたりはまだわかんない。
エミーリア
阿部寛みたいな顔のエミーリアが
KP
それもうワープしたらその先で水に入らないように過ごせば平和に脱出できるな。
エミーリア
平たい顔族の浴場に
八重山 アカネ
頑張れエミーリアさん。ここって小さいガラス玉とかシラユリ整備用のネジとかナットとか落ちてるかな。
KP
物資は貴重そうですからねー。どうかな。
八重山 アカネ
レーウェンフックの顕微鏡を拵えて、こう……。(別な漫画になる)
エミーリア
実際物資ってどうなってるんだろうな
冷蔵庫の食料やら気になる
八重山 アカネ
ですねぇ
KP
美味しいご飯が色々あるよ。おやつもあるよ。
八重山 アカネ
おやつ!
エミーリア
KP、散々大言壮語しちゃったんだけど、〈料理〉スキルもらえないかな
八重山 アカネ
砂肝ジャーキーある?
ゆでた状態でオイルまぶして袋に入ってるおそばある?
KP
すきるなくてもふつうのりょうりはつくれるんじゃない?
初期10%くらいで。
エミーリア
でないと、あらゆる料理を【アイデア】ロールで生み出す『ビッグ錠著:スーパーくいしん坊』になってしまうぞ
「えっ? 飲めるハンバーグを?
できらぁっ!」
って、鍋二つくっつけた玉を猛火で回転させながら炙る料理人になるぞ
「完成じゃ!」
八重山 アカネ
運転もだけど、料理スキルなくても普通の料理くらいはできてほしいところ
KP
一般的な食材から一般的な料理作るなら、別にスキルはいらんぞ!!
八重山 アカネ
でないとたいがいの探索者が料理ポンコツになってしまう。
KP
その辺でとった謎野菜やスライムや動くヨロイから美味しい料理作ろうとしたらスキルいるよねくらいだろう。
八重山 アカネ
あるいはチョコレートの芸術を作ったり北イタリアの片隅で二郎系ラーメンを作ったりするなら必要そう>〈料理〉スキル
KP
クトゥルフやっててよく思うけど、判定必要なのは普段やらないことをやらない状況でさせられるからで、別に一般的なことなら判定なし成功でええんやで……
エミーリア
CoCって、本来スキルがある=割とプロフェッショナルだよなぁ
八重山 アカネ
ですよねぇ 一般的なことならそもそも判定いらない
チャリに乗れるのが一般的の範疇かどうかは地域による
KP
〈料理〉スキル持ってる奴が〈料理〉失敗したからって、不味い料理ができるわけじゃなくて、「フツーの面白みもない料理ができた」って事でいいんじゃないかと思うぞ。
八重山 アカネ
ファンブルしたらえらいことになっちゃった、くらいで
KP
それはまあしょうがない。
タツジンだって間違えることもあるさ……
エミーリア
コウボウ=エラーズ
八重山 アカネ
ファンブルしたら塩と砂糖を間違えた
KP
寝て無くて意識が明後日の時にガチで一回やらかしたことがある。
エミーリア
薄力粉と強力粉を間違えたパン……
八重山 アカネ
ひえぇ。
KP
ふくらまねぇー。
八重山 アカネ
うちは塩は振る容器、砂糖はスティックシュガーだから間違えないなぁ。
KP
それこそパン焼くときかなにかに砂糖じゃなくて塩入れちゃって……
八重山 アカネ
アーーーッ
KP
いわがデキタヨ。
八重山 アカネ
大変
エミーリア
中国マフィアの隠れ蓑になってる中華料理屋に潜入した新人刑事が怪しい粉見つけて、「まさか麻薬……?」って疑いながら水混ぜて練って茹でてから「うどん粉だったか……」っていうギャグ漫画があったな
KP
そこまでやらないとわかんない!?
八重山 アカネ
うどんwwww
ほら、実はじん粉かもしれないし
エミーリア
一緒に潜入してた先輩が「キミが新人だってのはわかるけど……」って呆れてた
KP
グルテン揉み出して察しようぜ。
八重山 アカネ
確実になるまで確認しちゃうスタイルかも
目の前に見知らぬ食材が出てきた時にその調理法を知っているかどうか、は〈料理〉【知識】の組み合わせロールかしら
エミーリア
それは〈料理〉があればそれだけでいけそうな
八重山 アカネ
確かに 〈料理〉または【知識】/2くらいがまるい?
KP
ですねー。【知識】もアシストで入れていいかな、くらいの。
八重山 アカネ
〈料理〉なくても【知識】高ければ知ってるかも、やれるかどうかは【DEX】次第みたいな
エミーリア
まるいまるい
そこで【アイデア】
すると「うどん粉だったか」ってなる
KP
ピコーン!
たぶんこれ食べられる!
かみさまがそういってる!
八重山 アカネ
【アイデア】! きっとこう調理するものにちがいない
KP
って得体の知れない茸を手に。
エミーリア
エミーリアは多分自分でオリーブ石鹸とか作ってる
伊藤 加奈
「使わせてくださいですの!」
KP
では、折角早く終わってもボケ倒していたら意味がないので!
閉めるぞ!!
エミーリア
はぁい!
八重山 アカネ
そりゃそうだ! ありがとうございました!
KP
また次回ー!
八重山 アカネ
次回もよろしくシラユリ!
エミーリア
次回! 蒼天のシラユリ第四話
「作れ! ローマの真髄!」
お楽しみに



ひとこと
KP
NPCたちと親交を深める回。
同じパイロット同士仲良くしたいよね!


【置】CoC『せんたく』 牧志&佐倉 2

「よかったのか悪かったのか分からないけど、なんだかほっとする光だ」

CoC『風のさびしく、呼ぶ声』佐倉&牧志 1

「奇跡の果てにいるのが、伸びた雪女か。いいな、買っていこうかな」



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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