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こちらには『蒼天のシラユリ』
ネタバレがあります。

本編見る!
こんばんは
八重山 アカネ
いぇ~~~~い探索だあ! こんばんは!
KP
こんばんはー
エミーリア
こんばんはー
KP
謎の都市のお写真撮ったところか。
エミーリア
写真が撮れなかったところ
八重山 アカネ
ゲットお写真ならず
エミーリア
希さんを締め上げるんでしたっけ
八重山 アカネ
そうそう>締め上げる
「何もいないとは考えにくい」、まるで知っているような言葉だけど? って所から何か知ってんでしょオラって強請ろうぜでしたね

KP
シラユリはゆっくりと格納庫に降りてゆく。
整備室だ。
エミーリア
いつも通りのシャットダウンシーケンスを終えて、ハッチが開く
KP
あなた達は整備室に戻り、有栖・加奈・希・瑞彩と合流した。
希は印刷された都市の写真を見比べている。
八重山 アカネ
「はぁ……、クソ。何度乗ってもクソだわ、こいつ」
額に滲む大粒の汗を拭き、振り上げるような大股でコックピットを出る。
アカネ視点
KP
あなたを蝕む苦痛もいつも通りだ。
八重山 アカネ
クソ。

エミーリア
「大丈夫ですか? 姫の方が、負担が大きいんでしょうか」
八重山 アカネ
「大丈夫じゃない。動けなかないから大丈夫」
千寿 有栖
「……」
獨芹 希
「ふむ……
ふむ…………」
伊藤 加奈
「希! さっきから同じことしか言ってませんわよ!」
エミーリア
「えーっと……」
八重山 アカネ
「で。何よあれ」ずい、と希の目前に進み出る。
獨芹 希
「ああ、すまないね。
こういう事象ははじめてなものでな、分からないことが多すぎるんだ」
八重山 アカネ
「はァ? 分からない、ですって?」
獨芹 希
「ああ、残念ながらね……」
希は写真を見つめて唸っている。
八重山 アカネ
「その割に言ったもんね。『何もいないはずがない』ですって?
 何がいるつもりだったのよ。あそこに」
エミーリア
「……」
獨芹 希
「君たちも今までに無数に倒してきただろう。
あれの都市かと思ったのだが。
都市、というにも、奇妙だな。
街、集落、神殿、遺跡……」
エミーリア
「……あんな近くから攻めて来てたんでしょうか」
八重山 アカネ
「都市っていうより、トリックハウスだけどね。あれじゃ」
伊藤 加奈
「これ本当に上下合ってますの?
壁に階段が生えてますわ?」
千寿 有栖
「天井の扉なんて誰が使うのかしらね」
八重山 アカネ
「全くよ。マトモな平衡感覚持ってるヤツが使えるようには思えない。
あいつら、普通に上は上下は下で地面の上歩いてたじゃないのよ」
エミーリア
「なんでしたっけ……トマソン……でしたっけ。こういうの」
トリックアートみたい、ってそういう意味だったのね
千寿 有栖
「水が流れ続けるものとかね」
エミーリア
「エッシャーの滝だね」
千寿 有栖
「エッシャー?」
伊藤 加奈
首かしげながら拍手してる。
エミーリア
「なんだか、私たちのこの島と繋がってるみたいで、不気味でしたね」
千寿 有栖
「ああ、だから奴らの都市かどうか分からない、ってこと?
住居って言うにはおかしいから、何か儀式的な物じゃないかって事?」
伊藤 加奈
「こんなの初めて見ましたわよ!
でっ、今のところ魚人はいないんですわよね」
エミーリア
魚人が攻めてくる方向って毎度同じ方角?
KP
大体似たような方向だけど、海の中から島を回り込む事もあるかも知れない。
エミーリア
「何もいないように見えたね」
獨芹 希
「分からないな。現状、あれが何なのか断定はできない。探索する必要があるだろう。
いないのもあくまで『今のところは』だ」
エミーリア
「加奈や有栖ちゃんたちが対応していた時には、あの巨大な魚人もいなかった……」
伊藤 加奈
「そうですわね!」
エミーリア
「秘密兵器がやっつけられたから、相手の新しい作戦っていうことなのかな」
伊藤 加奈
「かも知れませんわ!
こちらにお姉様方が増えて手強くなったから、敵も援軍を呼んだ!」
八重山 アカネ
「へぇ。何も分かんない、って?」
エミーリア
「アカネさん?」
さっきの希の説明で、納得しかけていた
八重山 アカネ
掬い上げるように希の眼を睨んで、その意図を探る。
〈心理学〉できますか?
KP
意図。
具体的にはどういったことを探りたいと思いますか?
八重山 アカネ
『あの都市について何も知らない』ことが真かどうか。
KP
では〈心理学〉
八重山 アカネ
80~。
KP
有難うございます。
KP
🎲 Secret Dice 🎲
アカネ視点
KP
彼女は嘘をついてはいないように思う。
彼女は自分が立てた推測が外れたことに困惑している。

八重山 アカネ
「あ、そう」
小さく肩をすくめ、希の前から離れる。
エミーリア
「……?」
八重山 アカネ
「っつか、よ。アレ、なんで突然出てきたんだと思う?
今までこういうことなかった訳でしょ」
獨芹 希
「それを知るためにも中を調べる必要があると思う」
エミーリア
「ちょっと危なくないですか?」
伊藤 加奈
「だーいじょーぶですわ!
だってサカナいないんでしょ?」
八重山 アカネ
「隠れてるかもしれないけどね」
獨芹 希
「あくまで『今のところは』だよ」
エミーリア
「逆に言えば、いつ出てきてもおかしくない、ってことですものね」
千寿 有栖
「でも、このサイズの街を探索するなら、シラユリだけじゃなくて地上班も必要じゃない?
上からでは見えないところも多いわ」
片瀬 瑞彩
「き、危険、かも……しれません……けど」
エミーリア
「危ないお隣さんかもしれない建物を、そのままにはできない……か」
八重山 アカネ
「大体、ようやく状況が何か変わったってんじゃないのよ。手ぇこまねいて見てるわけにはいかないわ」
片瀬 瑞彩
「は……はい……何が……あるのか……
分からない……なら……尚更……です」
八重山 アカネ
そういえば、「『リーダー』って何をやってるのか」は、これまでの期間で明らかになったんでしょうか? >KP
エミーリア
リーダー
八重山 アカネ
瑞彩の役割。Chapter1で聞こうとしたら逃げちゃったやつ。
エミーリア
しまった、忘れてしまっているな
KP
存在を忘れられがち。
KP
良く分からない。
あくまで、『姫候補』も『リーダー』も彼女がそう言っていて、他の者がそれを否定していないだけ、のように見える。
彼女はいつも見張りをしている。
あとは、食事の準備など。
八重山 アカネ
「そういえばさ」不意に一言落とす。
「地上班とシラユリに分かれて動くわけでしょ。そうなると、司令塔になんのは希よね、多分」
獨芹 希
「そうなるね。君たちの状態をモニターできるのは私なので、自然とそうなる」
エミーリア
「今までもそうでしたしね」
八重山 アカネ
「『リーダー』って、何やってんの?」
不意に、瑞彩に視線を向ける。
片瀬 瑞彩
「えっ? え……えぇと……」
エミーリア
「見張りとかではないんですか?」
片瀬 瑞彩
「見張り……」
獨芹 希
「あとは皆の健康管理などもだよ」
KP
希がやんわりと割って入った。
八重山 アカネ
「健康管理?」
エミーリア
「そうですよね。ご飯とか。
いつもありがとう、瑞彩ちゃん」
片瀬 瑞彩
「……は、はい……その……バ……バランス……など……」
「…………あの…………
後で…………お話…………させてください……」
エミーリア
「……? うん」
獨芹 希
「?」
八重山 アカネ
「OK。別にあんたをどうこう言いたいわけじゃない。
ただ、引っかかる事が多すぎて嫌んなってんのよ。
それなら、メンバー間のそういうのくらい減らしておきたいじゃない」
獨芹 希
「ともかく……
あの謎の建造物のことを調べたい。
話を戻して構わないかな?」
エミーリア
「はい」
片瀬 瑞彩
「そう……ですよね……はい……」
アカネと希両方に頷く。
八重山 アカネ
「いいけど」
伊藤 加奈
「では次はわたくし達がシラユリに乗りますわよ!
お姉様方、お疲れでしょうしね!」
エミーリア
「そうだね、その方がいいかも。
お願いするね、加奈」
千寿 有栖
「疲れた人を歩かせるってどうなの?
まあ、いいけど」
エミーリア
生身で探索するよりは、シラユリで空中にいた方が安全だろう
「大丈夫大丈夫」
アカネ視点
KP
おそらく、歩いた方が楽な気がする。

八重山 アカネ
「どっちもどっちってことでしょ。任せるわ。ああ、でもシラユリ壊さないでよね」
八重山 アカネ
「思った以上にぶっ壊れてて驚いた」
片瀬 瑞彩
「そうですよっ!」
「シラユリを大事に扱って上げてくださいっ!
もう、酷いんだからっっ!」
エミーリア
「ごめんね……」
申し訳なさそうに謝る
片瀬 瑞彩
「シラユリが可愛そう……です……」
八重山 アカネ
「そういうもん?」
エミーリア
「それはそうですよ」
千寿 有栖
「戦闘していたら壊れることもあるわよ。
加奈の動きは無駄が多くて、しなくていい破損をしている気はするけど」
獨芹 希
「シラユリは私には修理できないから、そういった意味でも大事に扱って貰いたいのだが……」
エミーリア
「シラユリさんだって、私やアカネさん、加奈や有栖ちゃんを選んだり、ちゃんと意思? はあるんですから。
大切にして、一緒に頑張ってもらわないと」
八重山 アカネ
「はた迷惑な意思ね」
伊藤 加奈
「意志? ロボットにですの?」
エミーリア
「たまに、お返事してくれたりするでしょう?」
あの高周波みたいな音
千寿 有栖
「偶然じゃないんですか?」
伊藤 加奈
「ありましたっけそんなこと?」
八重山 アカネ
「配膳ロボだって返事するけど」
エミーリア
「えっ?
出撃する前に挨拶すると、お返事してくれるでしょう?」
獨芹 希
「まあ……なんにせよ。
大事に扱うには越したことはないよ。ね」
KP
瑞彩は下を向いている。
エミーリア
「特に瑞彩ちゃんはシラユリさんのことが大好きみたいだし。
ちゃんと大切に、力を合わせるようにしないと。ね?」
主に加奈に向かって
伊藤 加奈
「むーーー」
アカネ視点
八重山 アカネ
まぁ、人を喰うくらいだから、意思はあんのかもね。
喰らいついてくるサメに意思があったって嬉しくないけど。

八重山 アカネ
「大事に、ね……
まぁ、無駄に壊しても嬉しくないのはそうね」
伊藤 加奈
「大切にってどうしたらいいんですの?
大切にキックってどうしたらいいんですの?
むずかしい……」
エミーリア
「足首を捻らないように、ちゃんと柔軟してからキックするとか」
八重山 アカネ
「防御回避考えろってことでしょ。無闇やたらに突っ込まないで」
伊藤 加奈
「あっ、この流れ、またわたくしへのご指導タイムですわ!?」
八重山 アカネ
「あとシラユリは靭帯と筋肉で動いてないんじゃないの」
エミーリア
「えっ。
そうなんですか?」>靭帯
千寿 有栖
「そうなんじゃないかしら。ロボットだし」
八重山 アカネ
「知らないけど、見た感じ鉄じゃない」
エミーリア
「でも、あんなにしなやかに動くのに……」
伊藤 加奈
「ロボットは鍛えられないんですの!?」
八重山 アカネ
「鉄鍛えるってそれ意味が違うじゃない」
エミーリア
「昔のアニメで、タイヤ引きずったり鉄下駄履いてランニングとかしてたけどな……」
千寿 有栖
「指痛そう」
エミーリア
そもそもロボのマニピュレーターでパンチするのがおかしい
獨芹 希
「はーいはいはいはい、話がずれてきたから、続きは終わってからね」
ぱんぱんぱん、と手を叩く。
八重山 アカネ
「あー、そうね、クソ。無駄に話が逸れた」
千寿 有栖
「もう私も大丈夫だから。
怪物が現れる前に調査し終わりましょう」
KP
何事もなかったかのように話を強引に戻した。
八重山 アカネ
「大丈夫、ね……」
獨芹 希
「では私は引き続き解析をしよう。
瑞彩は見張り台で見張っていてほしいが、大丈夫かい?」
片瀬 瑞彩
「はい……あそこにいないのは……他の所にいるかもしれない……から……」
八重山 アカネ
「そうね。袋の鼠とか勘弁願いたいわ」
千寿 有栖
「使えそうな武器あるんだったら持って行ってください。
私たちも敵は見つけ次第殺すけど、突然遭遇したらフォローしきれないかも知れないわ」
エミーリア
「うーん……武器……」
片瀬 瑞彩
「あっ、それならっ。
わ、私が……
お二人に……使えそうなのを……」
千寿 有栖
「じゃ、任せるわ」
エミーリア
「私、喧嘩もほとんどしたことないんだけど、大丈夫かな……」
八重山 アカネ
「気休めな気はするけど。じゃあ頼むわ」

KP
そして話し合いは終わり、加奈と有栖はシラユリへの登場準備を、希はシラユリのチェックを行う。
あなた方二人は、瑞彩に案内されて整備室の武器が置かれている一角へ行った。
エミーリア
じゃぁ、スーツから着替えてこよう
八重山 アカネ
いつもの大股で、そちらへ向かう。

エミーリア
どんな武器があらかじめあるんだろう
KP
あまり無茶な武器でなければあります。
拳銃(3連発)とか
そういうやつなら普通にありますね。
エミーリア
近接武器はまるで役に立てなさそうだなぁ
八重山 アカネ
戦闘技能ないし、前言ったようにショットガンかな。
エミーリア
ハンドガンがせいぜいかなぁ
でも素人じゃ当たらなそうだな
レーザーサイトか何かつけてもらえないかしら
KP
至近なら当たるよ!
エミーリア
至近なら当たるのか
八重山 アカネ
2倍になりますもんね。>《0距離射撃》
KP
ぶっちゃけ護身用のお守りだ。

エミーリア
では、とっかえひっかえ手に取ってみながら
「重たい……」
ショットガンやアサルトライフル持って、戻している

と思ったけど、【STR】14あるわ
そりゃパルクールするしな
KP
何を持とうとして重たがってたんだろう。
ガトリング?
エミーリア
ミニガンあるの?
八重山 アカネ
「重。クソ、置いてバラまくしかないじゃないのよ」
こちらは真面目に【STR】がない

KP
ショットガン辺りがせいぜいじゃないかなぁ。
エミーリア
オートショットガン辺りにしようかな
八重山 アカネ
素人だし、こちらもその辺に落ち着くかな。【STR】は見なかったことにしていただきたい。>オートショットガン
KP
どれか武器持った、ってことで適当に決めて良いです。
戦闘が起こる、としてもこの武器のデータを厳密に使うことはないので。
八重山 アカネ
お、やったどれにしよう~♪で日が昇るから、その明示はありがたい。>厳密に使わない
エミーリア
じゃぁまたFNSCARにでもするか
KP
そもそもここで銃のデータ含めちゃんと必要ならキャラメイクの時にそう言うから!

エミーリア
「あ、これすっごく軽い……プラモデルみたい」
八重山 アカネ
「なにこれ、樹脂製? こんなんあんのね。ま、ないってこともないか」
エミーリア
「本当にプラスチックでできてる……瑞彩ちゃん、これ大丈夫? おもちゃじゃない?」
片瀬 瑞彩
「……あっ……あぶない……ので……
ふりまわさないで……ください……」
エミーリア
「あっ、ごめんね。
こんな大きなの、テレビでも見たことないけど……どうすれば撃てるの?」
なんとなくコッキングレバーを引いたりしている
片瀬 瑞彩
「あの……そのレバーを……」
八重山 アカネ
「これ?」
エミーリア
「これかな」
ショルダーパッドが飛び出た
片瀬 瑞彩
「……あの……」
KP
ちら、と希の方を見た。
希は忙しそうにしていて、こちらの出来事に意識を向けた様子はない。
片瀬 瑞彩
「冷蔵庫にある……机……
お、ふたり……は、
私の机……見ましたよね……」

エミーリア
そうだったっけ?
KP
はい。おわすれかと思いますが
正の字がいくつも掘ってあった机が彼女のものです。
八重山 アカネ
こちら ですね

片瀬 瑞彩
「あ、ああの、あの、
正の文字がたくさん……彫ってある…………」
八重山 アカネ
「ええ」チラ、と希の後姿に視線を向け、戻す。
エミーリア
「ああ……瑞彩ちゃんのだったんだ」
片瀬 瑞彩
「……お、おふたりは……
ループって……信じますか?」
八重山 アカネ
重そうな銃を置き、静かに彼女に向き直る。話を聞く構えだ。
エミーリア
「……!」
その言葉に、緊張が走る
KP
彼女は声を潜め、続ける。
片瀬 瑞彩
「時間が……ある時点から……ある時点に……
巻き戻る……んです……
どう……思いますか?」
エミーリア
「……瑞彩ちゃんも?」
八重山 アカネ
「見たのは、繰り返しっていうよりやり直しだった」
片瀬 瑞彩
「は、はい……
い、い、今まで……52回……ループしています」
八重山 アカネ
「誰かが死んで、それごと戻る。なかったことになる。
あれは、数えた回数だったのね?」
エミーリア
「ごじゅ……」
片瀬 瑞彩
「はい……
わ、わ、私、頑張ろうと決めたんです。
わた、私が……ループ……しているんです。
みんなが死にそうになったら……
死ぬちょっと前に……戻ってるんです。
……もっとたくさん……戻る時もありますが……」
八重山 アカネ
「信じるわ。近いものを見た」屈みこみ、静かに視線を合わせる。
「見たのね、あたし達の死を。何度も、何度も」
片瀬 瑞彩
「は……はい……
これが私が『リーダー』である理由……です……」
八重山 アカネ
「あいつ、知ってんの?」
片瀬 瑞彩
「……といっても、みんな、知りませんけど……」
エミーリア
「ちょっと待って。
瑞彩ちゃんは、私やアカネさんが『そう』なることでループしたことを見ているのよね?」
片瀬 瑞彩
「ええ……私は……
希さんの後ろで見ていたり……見張り台で見ていたり……」
エミーリア
「二週間くらい前、巨人が現れた時は、どうだった?」
片瀬 瑞彩
「加奈さんが……死んで……しまったから……
私、慌てて……」
エミーリア
「ああ……それも、なんだ」
片瀬 瑞彩
「私達が出会ったのは……偶然……です……きっと。
でも、私は……ここで……夏を……何度も何度も……繰り返して……
みんな……生きていてほしいと思ったから……」
八重山 アカネ
「……52回繰り返してる、って言ったわね」
片瀬 瑞彩
「はい……」
八重山 アカネ
「それじゃあ、あんたが死んだらどうなる?
その時のことを、覚えているの?」
片瀬 瑞彩
「私……が……
……え?」
エミーリア
「……」
片瀬 瑞彩
「しり……ません…………」
八重山 アカネ
「あたし達の記憶は連続している。誰か死んだことだけがなかったことになって、それからまた続いてんの。
あんたのループは、もっと長いこともあったのよね?」
片瀬 瑞彩
「でも……多分…………
死ぬ……直前に……
ループしたい、って……願うから…………」
八重山 アカネ
「……したいって、願う?
それじゃあ、あんたのそれ、願ったから起きてんの?」
片瀬 瑞彩
「……たぶん……
私にも……よく分からないですけど……」
エミーリア
「なぜ、私たちだけ記憶を持ったままループしているんでしょう?」
片瀬 瑞彩
「だから、だから私は、いつでも皆を……見ていないと……」
八重山 アカネ
「あんたが知らない所で死んだら、戻せないかもしれないって。
そういうこと?」
片瀬 瑞彩
「分かり……ません……
こんなことは……初めてで……
…………そうかも…………しれません…………
…………おふたりとも…………
……私の話を信じてくれている……
……しかも、ループを、知ってる……?」
エミーリア
「ええ」
片瀬 瑞彩
「どうして……?」
八重山 アカネ
「そりゃそうよ。見たもの。あんたが死んで、死んだことごとなかったことになった所を」
片瀬 瑞彩
「私が? いつ?」
エミーリア
「アカネさん……!」
八重山 アカネ
「いいでしょ、知ってんなら」
片瀬 瑞彩
「……あ……あの……とき。
あの、ときは……わけが……わからなく……」
エミーリア
あ、記憶残ってるのか
KP
あなた方と同じ条件である、と思っていただいて構いません。
エミーリア
でも、我々は自分たちが死んだこと覚えてないよ?
KP
少なくとも彼女はそう言ってます。分かりづらくてスマナイ!
エミーリア
彼女は自分の死も認識してるの?
だとすると我々とは違うのでは
八重山 アカネ
「そう。あんたが連中の何か持って来られれば、って言った時。
 ……覚えてんのね?
 でも、変ね。あたしらは、自分が死んだことだけは覚えてない。
 ループだって、死の瞬間だけなかったことになったような、短いものだけ。

 だから、『やり直し』程度で済んでる。『繰り返しループ』じゃない」
八重山 アカネ
台詞で書いてたからそのまま出しちゃうぜ 認識違ってたら台詞ごとなかったことにする
片瀬 瑞彩
「わ、わかり……ません…………
私、自身にも……わからない……から…………」
エミーリア
「とすると……
これまでは『繰り返し』しかできなかったのが、私たちがやってきてから、修正できるようになったということ?」
片瀬 瑞彩
「そういうわけでは……ないと思います……」
エミーリア
うーん、よくわからん
認識のずれは解決しておきたいなぁ
八重山 アカネ
「ま、そりゃそうね。……話してくれてありがと。
ずっと裏で何が起きてんのか分かんなくて、ムシャクシャしてたのよ。
分かんないのは一緒だけど、共有できただけでも大きいわ」
視線を合わせたまま、ふっと微笑んで立ち上がる。
片瀬 瑞彩
「あの……い、今から……探索する神殿みたいな……場所……」
八重山 アカネ
「ええ」
片瀬 瑞彩
「そこにいる怪物が、き、きき、きっと……最後です」
エミーリア
「なぜ、そう思うの?」
片瀬 瑞彩
「倒せば、加奈ちゃんも、有栖ちゃんも……。リアさんも、アカネさんも……」
八重山 アカネ
「前も、そうだった?」
片瀬 瑞彩
「……
教えられ……ません……
し、知ったらきっと……よくないと……思うので……」
エミーリア
「でも、それでもループしてしまっていたのでは?」
八重山 アカネ
「情報は持っておきたいんだけど。
 52回試したんでしょ。その時どうやってあたし達が死んだか分かってれば、53回目の試行にできる。
でも、分かってなきゃ、また繰り返し。
 ……それとも、知ったら不味い事が起こる?」
片瀬 瑞彩
「前は……
……いいえ、前、はありません……
あの遺跡は……初めて……
でも……
ずっとずっと前に、見た気が……します……
ああいう遺跡から出てきた怪物を……倒して……
みんな、還るの……」
八重山 アカネ
「還る……」
エミーリア
「還る……どこへ?」
片瀬 瑞彩
「わかりません……そう思っただけ。
きっと、希さんが言っている……
自分が生きていたところ、なんじゃ……ないでしょうか……」
エミーリア
「加奈が言うような生まれ変わりではなくて、生き返ることができる?」
八重山 アカネ
「ならいいけどね……。生まれ変わり、じゃなかったっけ、あいつが言ってたの」
片瀬 瑞彩
「生き返る?」
八重山 アカネ
「生きてた所に帰んでしょ。生き返んじゃないの」
片瀬 瑞彩
「同じ世界に……生まれ変わるんじゃ……ないんでしょうか」
エミーリア
「そうなんだ……」
片瀬 瑞彩
「それは私には、分からないです……
……そう思っただけ……だから……
ただ私は、皆に死んで欲しくなくて……
夏を笑顔で……終わりたいだけ……だから……」

KP
大体イベント的な会話は終わりです。
エミーリア
ちょっとループについて認識をすり合わせておきたいな
エミーリア
ちょっとループについて認識をすり合わせておきたいな
片瀬 瑞彩
大事なことなので。

エミーリア
「夏を?」
片瀬 瑞彩
「はい……暑くて、みんないて……とても大変で……楽しくて……
でも…………終わらせ……ないと……」
八重山 アカネ
「楽しかないけど、これ。
クソだしクソだしクソほど疲れるししんどいし」
片瀬 瑞彩
「…………」
アカネ視点
八重山 アカネ
ずっと死にそうに痛いし苦しいし。
千寿 有栖
そうよね
話せる相手ができただけマシになったわ
八重山 アカネ
まぁ、そういうことを全部置けば、久しぶりにまともに話せる相手と過ごしてるけどさ。

エミーリア
「そうですか?」
八重山 アカネ
「そう」
エミーリア
「私はみんなと過ごせて楽しいところもありましたけど」
小さく苦笑
「加奈とも出会えたし……」
八重山 アカネ
「まぁ林間学校みたいで悪かないけど、シラユリ乗るだけでクソしんどいし、夜も朝もないじゃないのよ」
片瀬 瑞彩
「……終わらせ、ないと……」
認識合わせ
エミーリア
瑞彩が経験しているループ52回は、瑞彩がここな来てから終わりまで、の長い時間のこと?
で、その中には我々が来ることも含まれて、繰り返されている?
KP
瑞彩が体験した、巻き戻した回数は52回だって言ってるね。
そう。
PCズが来る前から彼女はいるから。
八重山 アカネ
じゃあ瑞彩ちゃんは「死んだ瞬間だけのやり直し」じゃなくて、「最初から最後まで繰り返し」を経験してる? >KP
エミーリア
で、我々が見た巻き戻しも含めて、彼女は全部観測していたってこと?
KP
そうなんじゃないかな?
最初から最後まで、をやったことがあるかは不明だけど。
というか最初ってどこだろうね?
片瀬 瑞彩
少しずつ少しずつ修正しながら進んでいる。
エミーリア
今回、彼女が驚いてるけど、『ループを観測できた我々』が存在しているのは、今回が初めてってことなのかな?
片瀬 瑞彩
たまに大きめに戻ることもある。
という言い方をしてるね。
八重山 アカネ
えーっと、わからなくなってきた
エミーリア
わからんやね
片瀬 瑞彩
本人も良く分かんないけど戻してるよって言ってる。
八重山 アカネ
「死んだ時点で死ぬ直前に戻る、たまに大きめに戻る」だけで、
「最初から最後まで繰り返した」ことはない?
エミーリア
でも、遺跡については今回が初めてて言うとるよ
片瀬 瑞彩
瑞彩が「最初」からいるとは限らないし、「最初」が何かもわからない。
エミーリア
だから、最初から最後までを繰り返してるのかと思ってた
片瀬 瑞彩
そういう訳ではない、と思うよー
ちょっとずつちょっとずつ、都合の悪いところを消してる。
エミーリア
うーん
そう
私はPLとしてよくわからんちんになってる
八重山 アカネ
えーっと、これは雰囲気ではなく、普通にPL視点で整理した方がよさそう
「シナリオにもふわっとしか書いてないからKPもわからん」なら、そのまま進めるけど
片瀬 瑞彩
すまんな。
KP
KPとしてもちょっと説明の難しいところでねここは。
エミーリア
では、整理させていただいてよろしいか
とりあえず、これまでお話聞いていて、こうなんじゃないかな~? ってとこを書いてみるね
KP
まあねー。ここすっきりしないと困るよね。
八重山 アカネ
二人でやると混じりそうなので、任せます。>リアさん
エミーリア
①観測者は瑞彩ちゃん一人である(あった
②ループには大ループと小ループがある
 大ループをスタート地点間際まで戻る大きいもの
 小ループを誰かの死を無しにする程度もの
 上記のように定義する
③原則、ループは瑞彩ちゃん視点で発生している(多分
④52回という回数は、大小含めたもの(?)
⑤我々はこれまでの大ループでも辺獄へ訪れていた
⑥しかし、観測者としての我々は今回が初めてであった
⑦瑞彩ちゃんは自分の死による小ループも観測している
⑧これまでも、巨人打倒までのループはあった
⑨遺跡が現れたのは今回が初めて
エミーリア
とりあえず、事実としてはこんな感じ?
その上で、疑問として
・遺跡が出たのは今回が初めて、って話だけど前回までは、どこまで進んでいて、何が起きてループしたのか
KP
大ループをスタート地点間際まで戻る大きいもの

ここはそう言ってはいない。
「大きめに戻ることもある」だけ。
八重山 アカネ
・ということは現状、「大ループ」なるものは「ない」と見ていいのかな
KP
その定義ならないんでないかな。
いわゆるループ作品でよくある、
主人公が特定の地点から毎回始めさせられる のとは違う。
エミーリア
3歩進んで2歩戻る形式で、YOU DIEDからのコンティニューで結果を修正しながら、ようやくここまで来た、って感じか
KP
その方が正しい。
ループ って言い方するから分かりづらくなるんだよな。
戻される かな。
エミーリア
ループというより、直前のセーブデータからやり直しますか? >Y
って感じだったってことね
リトライか
KP
戻される時間が長いと「ループした」って認識になるのかも知れない。
八重山 アカネ
なるほど。リトライだな。
ただ、最後のセーブデータが結構前で、それなりに戻る事もある、と。
エミーリア
だとすると、改めて疑問点としては
・何故この段階になって、我々にも観測能力が生えたのか
が、まずあるな
まぁ、確実にやり直しが効くところまで巻き戻ったのかもね>428とかSIREN形式
あのフラグ立てるとこからやり直さないと死ぬやん! みたいな
KP
①観測者は瑞彩ちゃん一人である(あった
 Yes

②ループには大ループと小ループがある
 大ループをスタート地点間際まで戻る大きいもの
 小ループを誰かの死を無しにする程度もの
 上記のように定義する
 No。大ループなるものは存在せず、戻る時間が一定ではないだけ。

③原則、ループは瑞彩ちゃん視点で発生している(多分
 彼女はそう言っている。

④52回という回数は、大小含めたもの(?)
 単に回数。

⑤我々はこれまでの大ループでも辺獄へ訪れていた
 大ループはない

⑥しかし、観測者としての我々は今回が初めてであった
 観測者である騎士と姫は初めてかも知れない?

⑦瑞彩ちゃんは自分の死による小ループも観測している
 死にそう、と思った瞬間に戻すと言っている

⑧これまでも、巨人打倒までのループはあった
 大がないのでNo

⑨遺跡が現れたのは今回が初めて
 今までの彼女の経験にはない。
KP
428や街と思っていただければいいよ。
八重山 アカネ
なるほどなるほど。
エミーリア
なるほどなー
となると
誤:今回は観測能力がある我々が来た
正:ちょっとずつ進行して、ついに我々も観測能力に目覚めた!
って感じか
なんでかは知らんけど
KP
ぶっちゃけこのシナリオ雰囲気で作られてるから……
あまりガン詰めすると私が泣く。

こうこうこういうことが起きる!
これこれこういう事を言う!
と書かれてはいるが、Why? がまともに書かれていないことが多くてな。
割とわからんことが多いシナリオなんだ。
エミーリア
でも、ここのところ割とキモみたいだし、ここの認識ズレてると後でワヤになりそうなのでな
KP
わかる。わかるが。Kpにも色々あるんだw
終わったらぶっちゃけさせてくれぃ。
エミーリア
とりあえず、リトライ繰り返して、我々はようやく最終ステージまで来た、と
で、もうリトライしすぎていつくらいだったか忘れたけど、前にもファイナルステージ来たことがあるような気がするんや! by瑞彩
って言ってるわけね?
KP
そんな感じとご理解いただけると助かるな!
どこで見たのかは覚えてねぇよって言ってる。
エミーリア
で、ファイナルステージやし、クリアしたら生まれ変われるんとちゃう? 知らんけど! ガハハ!
って瑞彩ちゃんは言ってるわけね
KP
そんな感じでいいよ!
エミーリア
でもそうなると、いよいよわからんのが
エミーリア
なんで希は生まれ変われる、って知ってんねん
ってとこやね
KP
とこやね?
八重山 アカネ
まだ起きたことがないはずの出来事ですからな
エミーリア
そうそう
KP
そうでもない。たぶん。
エミーリア
ああ、結果も含めてみたことがあるような気がしてるのか
KP
一ヶ月頑張ったら解放されることになってるから。
エミーリア
そもそもそのルールは誰が言い出したんや
好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰や、っちゅー話やねんな
そこから聞くか
エミーリア
では仕切り直して
KP
他のヒトどう処理してんのか、動画でも見るかな……
普通にレールプレイングにしても当然出る疑問だろうと思うんだよなぁこの辺。
エミーリア
※なにわのオッサン口調からいきなりリア口調に戻ってきて悪酔いしそう
八重山 アカネ
悪酔いしそうでわろちゃった
整理ありがとうございます、リアさん
エミーリア
いえいえ、ようやく少しスッキリした
八重山 アカネ
ですよねぇ。ここは根幹だし。
なんとなく認識合わせしないでそれぞれ「こうかなー」って思いこんだまま進んでしまう卓もありそうだけど。
背景にうさんくさいものが色々見え隠れしている上に秘匿あり卓だから、PCもPLも疑問を抱きがち
KP
ですよね。

エミーリア
「ねぇ、瑞彩ちゃん。
もし、知ってたらでいいんだけど……。1ヶ月戦い抜いたら生まれ変われるって、誰から聞いたの?」
片瀬 瑞彩
「わ、私……見たこと……あるので……
加奈さんたちの前に……」
エミーリア
「それも『リトライ』の中でのこと?」
エミーリア
もうリトライって言い方に統一するやで
片瀬 瑞彩
「いた人たちが……一ヶ月頑張って……
消えてくところ……」
八重山 アカネ
「前に? あたしらや彼女らの前にも、いたのね?」
エミーリア
「……ちょっと待って?
1ヶ月経ったら、消えていくのを見ているのに……じゃぁ、瑞彩ちゃんは一体どれくらいここにいるの?」
片瀬 瑞彩
「覚えて……ないです……」
八重山 アカネ
「その人達は、一度も死ななかったわけ?」
片瀬 瑞彩
「死んだときは……戻して……
私が来てから……は……
誰も……死んで……ません……」
八重山 アカネ
「ああ……。死んだら毎回戻したから、最後には結局辿り着いて生まれ変わる」
エミーリア
消えてく人が1ヶ月でいなくなるのに、我々それを見てませんからな>発言
エミーリア
「でも、それじゃぁなんで瑞彩ちゃんは生まれ変わっていないの?」
片瀬 瑞彩
「私は『姫候補』で、『姫』では……ないので……
シラユリに乗る仕事は……していない……ので……」
エミーリア
「生まれ変われるのは、騎士と姫だけ、ということ?」
片瀬 瑞彩
「はい……」
エミーリア
じゃぁ、シラユリに吸われ尽くして消えてるだけ説ってことやね
八重山 アカネ
「は?
それじゃあんた、ずっとここに居る羽目になんじゃない」
片瀬 瑞彩
「たぶん……」
エミーリア
「そんな」
片瀬 瑞彩
「……でも……私は……それでいいと……思ってますから……
私が……
いなくなってしまったら、誰も……
生き返れなくなってしまうし……」
エミーリア
そんなに死にまくってんのかー
八重山 アカネ
「まぁ、素直に考えりゃ一般人突然連れてきて、生き残るって方が珍しいか。
生きてんのは、あんたのおかげ、ってわけ」
アカネ視点
八重山 アカネ
……消えた、ね。
生まれ変わったなんて、今分かってる範囲じゃそうは思えないけど。
喰われて消えただけじゃないの?

片瀬 瑞彩
「……あっ」
KP
瑞彩は声を上げて駆けていった。
エミーリア
「……
あっ、瑞彩ちゃん?」
KP
二人のところに希が近づいてきた。慌てたように瑞彩が逃げ出す。
エミーリア
くそう、まだ聞きたかったのに
獨芹 希
「どうしたんだい、そろそろ作戦を始めよう。
……どうかしたのかい?」
エミーリア
「希、さん……」
獨芹 希
「顔色が悪いね。
どうかしたのかい?」
エミーリア
「いえ……」
目を逸らす
八重山 アカネ
「……」横目で睨む。
獨芹 希
「……」
うっすらとした笑みを浮かべて小首をかしげる。
「そろそろお願いしても、いいかな?」
伊藤 加奈
『わたくしたち、いつでも! いけましてよーーーーー!』
八重山 アカネ
「声デカ」
千寿 有栖
『うるっ……さいわね……』
『響くのよ……』
エミーリア
「加奈ー! わかってるわね? 絶対に無茶しないことー!」
負けじと大声で白い巨躯に向かって叫ぶ
八重山 アカネ
「はぁ、それじゃ歩き仕事ね。クソ」
伊藤 加奈
『はーーーーーい! ヒット! アンド! アウェイ!! ですわーーーーー!』
エミーリア
「最初のヒットで無茶したら意味ないんだってば」
言いながら、銃とマガジンを適当に拾って、武器庫を離れる
「それじゃ、希さん……行ってきます」
獨芹 希
「ああ……くれぐれも気をつけて。
加奈達も無理は禁物だからね」
八重山 アカネ
「行ってくるわ」銃を重そうにかつぐ。
エミーリア
「あれ、結局これどうやったらいいんだっけ……」
マガジンを前後逆に差し込もうとして首を傾げながら出て行く
八重山 アカネ
「それ逆」
KP
説明終わってなかったwww
すまぬ。すまぬ。
エミーリア
「あ、そっか弾の向きがこっちだから……。えっと引き金がこれで……あれ、弾が出ない……」
コッキングレバーを戻さずにトリガーを引きながら
多分どっかのタイミングでレバーが戻って、トリガー指掛けっぱなしで
バラランっ!
「ヒャぁ!」
とかやってる

謎都市の絵が出る。
エミーリア
こんな見た目だったのか
八重山 アカネ
円形だ!
エミーリア
ミッドガルみたい
通信用にインカムか何か貰ってるのかな
KP
そうですね。
通信は可能です。
KP
海岸に、異様な壁がそびえている。
腐った魚のような匂いがする。
海の中にあったのだから、当然と言えばそうだろうか。
目の前には謎の都市のようなものが浮かんでいる。
エミーリア
「うっ……なんか、漁協みたいな匂いしますね……」
八重山 アカネ
「例えが独特。分かるけど……臭」
KP
ぬるついた真っ黒な海藻のようなものが貼り付いた外壁は高く、ここからでは中が見えない
千寿 有栖
『そこから左へ進んで。門があるわ』
エミーリア
「……門があるんですね」
八重山 アカネ
「こっちね」
千寿 有栖
『生体反応は今のところお二人のほかないわ』
『それでも何かトラップがあるかもしれないし、気を付けて進んで』
エミーリア
「トラップ?」
八重山 アカネ
「やぁね。踏んだらシュートみたいなやつ?」
千寿 有栖
『そうなってしまうとセンサーでしか見えなくなってしまうから』
エミーリア
「ああ、サッカーの……」
千寿 有栖
『それは落とし穴のことで……』
エミーリア
「ああ、そういうこと……」
伊藤 加奈
『サッカーじゃありませんの!?』
エミーリア
「ねぇ? ボール止めたりするの、トラッピングっていうよね?」
八重山 アカネ
「なんでいちいちサッカー用語なのよ。好きなの?」
エミーリア
「いえ、父がちょっと好きなくらいで……」
獨芹 希
『敵の姿が見えないので気が抜けるのは分かるけど』
『もう少し緊張感を持ってくれないかな……?』
エミーリア
「気を抜いてるつもりは無いんですけど……
おしゃべりしてないと、不安で」
八重山 アカネ
「こちとら一般人よ。そう緊張をうまいこと扱えないの」
伊藤 加奈
『おほほほっ! ご安心なさいませ!
わたくし達が空から見ておりましてよ!
何かあったらすぐに! 知らせますわっ!』
エミーリア
「お願いね、加奈。
頼りにしてる」
八重山 アカネ
「そうね、頼りにしてる」
伊藤 加奈
にっ、と笑った加奈の膝には、あの縫いぐるみがくくられている。
エミーリア
ネコチャン
KP
緑色の粒子をまとったシラユリは、あなた方の頭上高くに飛んでいる。
エミーリア
「落とし穴って、どういう見た目してるんでしょうね。ここに落ち葉は無いし……」
八重山 アカネ
「床がパカッと二つに割れてみたいなのじゃないの? 映画であるやつ」
エミーリア
「だとすると、線が入ってたり……」
八重山 アカネ
「模様に添って入ってんじゃない? 床に模様あるし」

KP
これから謎の都市の探索に入ります。
あなた達が撮ったこの都市の写真を頼りに歩くことになります。(ちゃんと撮れてました!)
エミーリア
撮れてた
KP
午前1回 午後2回
合計3箇所を見てまわることができます。
敵の生体反応はありませんが、別れて探索するのは無謀です。
ふたり一緒に行動しましょう。
八重山 アカネ
はーい。
エミーリア
割とこういう遺跡、ぴっちり石が閉じてて線が至る所にありそう
〈探索可能場所〉
・東区:建物が密集している
・西区:公園のような開けた場所がある
・南区:大きな穴が空いている
・北区:塔のような場所がある
・神殿
八重山 アカネ
港区
八重山 アカネ
しょうもないこと言ったら情報窓だった
エミーリア
麻生区
KP
東京ではありません!
八重山 アカネ
青葉区でもない
エミーリア
門は東西南北どちら側なんだろ
KP
南かな。
中央に神殿、と思ってください。

エミーリア
「なんか、大きな穴がありますけど……
あれも、元は落とし穴だったんでしょうか」
八重山 アカネ
「落とし穴どころか普通に穴だったわね。
さあ、ダストシュートとかかもしんないし」
エミーリア
「相当エコじゃない街だったんですね」
伊藤 加奈
『壁が地面なら、歩けるのかも知れませんわ!』
千寿 有栖
『あんたにしてはまともなこと言うわね。
絶対試したくないけど』
八重山 アカネ
「ああ、成程? そういえばそうね。スパイダーマン?」
エミーリア
「普通の石壁なら、多少は走れるけど、これだけぬるぬるしてたら無理だよ」
八重山 アカネ
とりあえず入ってきた南区から探索かな? >リアさん
エミーリア
ですね

KP
お。タイムリー。
ここ南区には巨大な穴が開いている。
大きな穴を覗けば、そこから空が見えた。
エミーリア
あ、屋根があるの?
屋根に穴が空いてたのか
KP
いいえ。
エミーリア
???
KP
床に穴が開いている。
そしてそこから空が見える。海ではなく。
八重山 アカネ
地面に穴があってその下に空?
エミーリア
ガイア幻想紀のバビロンの裏側みたいな感じか
KP
なんてわかりにくい例えだ。

八重山 アカネ
「は? 何これ。
地面の下に空があんだけど」
エミーリア
「……ありますねぇ」
八重山 アカネ
そこに何か落としてみるけど、どうなる? >KP
KP
近くに転がっていた石でも落としてみる?
八重山 アカネ
落としてみる。
小さめのやつ。
KP
石は床にぶつかりながら空に転げ落ちた。
エミーリア
おーいでてこーい?
KP
こわいやつじゃん
KP
…………
石ははるか遠くに消えていった。
ここから落ちてしまえば――どこに繋がるのだろうか。
何にせよ無事に帰ってこれないことだけは予想がつく。
エミーリア
「重力はずっと下向きみたいですね……」
八重山 アカネ
「……何これ。空と地面が逆になってる……にしては、重力が逆になってるって感じもないし」
エミーリア
「このずっと下に、地面があるんでしょうか」
KP
すくなくともここから地面らしき物は見えない。
エミーリア
「というか。
ここ、つい少し前まで海だったんですよね? ということは、海の底がお風呂の栓みたいに抜けちゃってた、っていうことに……」
八重山 アカネ
「何それ……。この穴のせいで水が抜けたって? 変、とも言えないわね、こんな状況じゃ」
KP
のぞき込んでいると、ふと、穴から見える空が変化している気がした。
八重山 アカネ
「……?」
エミーリア
「……?」
目を擦る
KP
それは段々と暗くなる。
エミーリア
「……夜になっちゃった」
KP
そして、真っ暗な中に無数の光が見える……
徐々に宇宙となり、銀河を映すものになった。
銀河は徐々に赤色の粒子に包まれ、その姿を消す。
まるで元々宇宙などなかったかのように。
エミーリア
「(ばなな)。
……プラネタリウム?」
ここにはその穴以外に無いのかな
KP
ほかには奇妙な建造物があるばかりだ。
ここには誰もいない。
アカネ視点
KP
『奪うのは君の力だけか?』 小さくそんな声が聞こえた。
八重山 アカネ
「誰あんた」小声で呼びかけるが、返事はあるだろうか。
KP
ない。
今奪われたものは、何だっただろうか。

八重山 アカネ
「誰あんた」突然空中に何か言った。
エミーリア
「え?」
千寿 有栖
『どうかしたの?』
伊藤 加奈
『敵ですの!?』
八重山 アカネ
「変な声が聞こえた。何言ってんのか分からなかったけど。リア、何か聞いた?」
エミーリア
「いえ、私は何も……
あ、プラネタリウムかな、って言いましたけど」
八重山 アカネ
今は穴の中は真っ暗? >KP
KP
真っ暗だ。
何もうつっていない。
エミーリア
赤くなったのは、赤方偏移?
KP
恐らくそうではない。
赤い何かが包んだのだ。
エミーリア
なるほどなぁ
アカネ視点
八重山 アカネ
「クソ」
KP
そこにはもう、なにもない。

エミーリア
「誰か、いたんでしょうか」
銃を抱きしめて、恐る恐る辺りを見渡す
八重山 アカネ
「さぁね……。こんな所で殴り合いなんかしたかないわ。さっさと抜けましょ」
エミーリア
ちなみに、穴に手すりとかそういう安全設備はあるのかな
この区画まるまる床が抜けてる感じなのかな
KP
壊れてて見えている、といった感じかな?
エミーリア
あ、そういうこと
では、残ってる建造物は、ぶち抜かれたところにかろうじて残ってる感じか
破壊の痕跡があるってことでOKかな
KP
そうですね。人の気配もなく、特別な施設かどうかもさっぱり分からない。
エミーリア
「そうですね……建物も壊れちゃって、他に何も無さそうですし。
隕石でも落ちてきたのかな……」
千寿 有栖
『上からも穴の中の異変は見えたけれど……』
八重山 アカネ
「そう、そっちからも見えたのね」
伊藤 加奈
『なんなのかは分かりませんでしたわね』
KP
午前中、南区を歩いて見つけられたのはその程度だった。

エミーリア
2人で探索できる広さなんだろうか……
KP
上のチームが「この辺見えないから見て来てー」とか「ここ怪しいから確認してみてー」とかやってるんじゃないかな。
八重山 アカネ
南区から神殿経由しないで直接他の区にも行ける感じ? >KP
KP
行けます。
おべんと持って来てるから、休憩挟んで動くことになるかな。
こんな場所で食べる気になるかどうかはともかく。
エミーリア
ルルイエピクニック
八重山 アカネ
魚臭いからいっそメニューを魚にしよう
エミーリア
舌と鼻で楽しめる
KP
サカナ……倉庫に出てきていればあるか。
ツナマヨサンド。
エミーリア
「どちらへ行きますか?」
八重山 アカネ
「このまま歩けば神殿だけど、中央のだだっ広い場所でしょ。袋の鼠にされそうでやあね、外側から埋めない?」
エミーリア
「何より、神殿っていかにもですもんね……」
八重山 アカネ
「色んな意味でいかにもでやあね」
八重山 アカネ
PL訳:神殿何かありそうだから外側からいこうぜ
エミーリア
「じゃあ、公園……? に行ってみましょうか」
八重山 アカネ
「いいわね。休めそうなら休憩でもする?」あんまりいいと思っていない顔で言う。
エミーリア
「あはは……少しでも匂いが抜けているといいんですけど」
穴が開いててこれじゃ、期待薄だ
KP
公園? に行ってから休憩?
八重山 アカネ
ですな。西区に行って休憩。
エミーリア
「加奈、公園の方に向かってみるよ」
伊藤 加奈
『わかりましたわ、先行いたしますわね!』

KP
二人とも〈目星〉どうぞ。
八重山 アカネ
CCB<=65〈目星〉1D100<=65) > 82 > 失敗
アカーン
エミーリア
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 12 > スペシャル
今度はできた

KP
ではエミーリアさん。
ふと、壁になんらかの文字が彫られていることに気づいた。
文字は藻類に覆われており、読み取ることができない。
KP
いかにも意味のありそうな凹みに、黒っぽいものがみっちり詰まっている。
エミーリア
ヘドロ?
KP
藻ですね
エミーリア
「アカネさん。
……これ、文字でしょうか?」
伊藤 加奈
『なになに? 何かありましたの!?』
八重山 アカネ
「あん? ……本当だ。何かある」
エミーリア
「壁に、何か文字みたいなものが」
八重山 アカネ
爪なりで詰まった藻類をこそげてみることはできる?
KP
できます。爪がぬめぬめのまっくろになりますが。
そこそこの広さあります。
エミーリア
「えっ。……触らない方が」
八重山 アカネ
「他にこそげるもんないでしょ」悪態をつきながら藻類をこそげて、文字を確認します。
エミーリア
読めるのかなぁ
KP
では、驚くべきことに、出てきたのはCの文字だ。まだ右側に文章が続いている。
エミーリア
C
「英語……?」
KP
ドロドロの黒いものが容赦なく手に貼り付く。
八重山 アカネ
「ああぁ、クソ、クソ」悪態で不快感を誤魔化しながら、さらに藻類をこそげる。
KP
「Cthulhu sleeps in R’lyeh」
と書かれているのが分かった。
八重山 アカネ
「はぁあああ? 英語? ここ英語圏なわけ?」
エミーリア
「クテュールー……は、るいえ……に眠る?
ルルイエー……って読むのかな」
千寿 有栖
『見つけた物の写真を送って貰える?』
エミーリア
「うん、ちょっと待ってね……」
パシャリ
千寿 有栖
『何かしら。このデータ』
エミーリア
「データ?」
千寿 有栖
『その英文、こっちで確認したら……よくわからないデータが入ってきたのよ』
『暗号化……されてる?』
エミーリア
「えっ?
QRコードみたいな?」
千寿 有栖
『二進数の羅列が……』
八重山 アカネ
「データ? 暗号なわけ? 絡まってる藻を間違って読んだ、わけじゃないか」
千寿 有栖
『分からないわ』
『シラユリ、これを読める状態にしなさい!』
エミーリア
なんでもできるんだなー、って顔をしている
KP
シラユリの周囲に浮かぶ緑色の粒子の光が一瞬増す。
千寿 有栖
『星辰の正しき時大いなるクトゥルフは目覚める って書いてあるみたい』
『なんかの怪しい宗教?』
エミーリア
「くとぅるふ……
あ、これクトゥルフって読むのか。
せいしん、が正しくなると、ルルイエで眠っているクトゥルフが起きる、ということ?」
千寿 有栖
『シラユリはそう読んだわ』
八重山 アカネ
「露骨に怪しい宗教ね。暦だか星の巡りだか、特定の日付に世界が滅ぶとかアレ系の。その日が来るごとにしれっと日付伸ばすやつ」
エミーリア
「ああ、マヤの」
八重山 アカネ
「そう。そうでなきゃ、スタンダードな最後の審判、復活の日みたいな、ああいうやつ」
エミーリア
「一時期話題になりましたね」
八重山 アカネ
「まだあるらしいわよアレ」
エミーリア
「えっ。2012年で終わったんじゃ」
KP
この壁にはほかに文字らしきものは見えなかった。
太陽の光が頭上に差している。
そろそろ昼だ。
八重山 アカネ
「終ったあと確か…… って、そんな話してる場合じゃないか」
エミーリア
「なんでそんなものが、こんなところに……」
八重山 アカネ
「信仰、なんじゃないの。あいつらのか、別の連中のか、分かんないけど」
エミーリア
「この間の大きなのが、クトゥルフなんでしょうか」
エミーリア
すっとぼけPL
八重山 アカネ
「あいつが? それじゃ、神と一緒に殴りかかってきたってことになんじゃない。
まあ、一番デカい個体が崇められてるってんなら、なかないけど」
エミーリア
「ええ、自分たちでは敵わないから、神様に頼った、とか」
八重山 アカネ
「あるかもね。とうとう神輿の上の奴を担ぎ出してきたとか」
エミーリア
「じゃぁ、ここは抜け殻……?
神様ががやられて、街ごと捨てた跡……だとか」
八重山 アカネ
「捨てたから、海の底から出てきたって? 案外あるかも」
エミーリア
「……じゃぁ、私たち勝ったんでしょうか」
安堵の表情を浮かべる
エミーリア
んなわけないだろーが(PL
八重山 アカネ
「でも、まだ最後の怪物が居んじゃなかったっけ」
KP
瑞彩は何と言っていただろうか……
彼女はここに何か化け物がいる、と思っているようだ。
それを倒せば全てが終わると。
エミーリア
「……あれよりも、もっと大きなものが?」
八重山 アカネ
「神殿でバカみたいな数の魚人に囲まれて。
……映画のラスボスじゃないの。真面目に」
エミーリア
「……今のうちにシラユリのビームとかで、神殿を壊してもらいます?」
KP
ここからも見える神殿は、不気味に黒々とそびえていた……

KP
本日は、ここまで!
エミーリア
ビーっどかーん
END
八重山 アカネ
お疲れ様でしたー!
なるほどラスボスの館を外から燃やそうEND
KP
そんな昔のD&Dのネタみたいな
人質は!? お宝はどうなるんですか!?
エミーリア
どっちも特にあるって聞いてないからなぁ
KP
そうなんだよね。
八重山 アカネ
あるのは「真実」だけかもしれない。
アカネは割とそれが欲しいけど。
エミーリア
C『だから起きる前に浮上させるのやめろっていつも言ってるのに』
KP
ドラキュラ伯爵もちゃんと起きるまでお城出さなきゃいいのに。
八重山 アカネ
浮上したら叩き起こせるだろうというJRメソッド
エミーリア
多分JRの起床装置みたいなもんなんじゃないかと
被った
KP
www
八重山 アカネ
同じ発想
エミーリア
まさかこんなネタで被るか
KP
起きるけど目覚め最悪らしいねあれ。
八重山 アカネ
そりゃあ無理もない。
エミーリア
目覚め悪かろうが起きねばならぬ
KP
お仕事だからな……
エミーリア
あれ民間で売りに出してくれればそれなりに需要ありそうなんだが
個人的にめっちゃ欲しい
KP
からだにわるそう。
八重山 アカネ
そんな需要ヤダぁ
あと値段エグそう
エミーリア
BtoB専用の機械だから、コストとか採算とか考えてないだろうからなぁ
台数なんてたかが知れてるし
八重山 アカネ
そうそう
KP
それじゃ今日はここまで!
エミーリア
お疲れ様でした!
KP
次回、ルルイエ探索!
まさか、あんな物が出るなんて……!
乞うご期待!
八重山 アカネ
おつかれさまでしたー!

ひとこと
KP
真実の片鱗はここにあるだろうか?


【置】CoC『嗚呼、素晴らしき偶像!』 佐倉&牧志 4

何やってんだよ。何やってんだよもう。
暢気に偶像アイドルやってる場合じゃねぇだろう。

【置】CoC『midnight pool』 佐倉&牧志 5

「行ってらっしゃい、佐倉さん」
「サンキュ、牧志!」

【置】CoC『ワンナイトショット』牧志&波照間&佐倉 3

「あー……、もしかして佐倉さん、牧志のグラスに盛ったな?」
「盛ったなんて人聞きの悪い。入れ物変えてもらっただけですけど?」



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」