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こちらには『蒼天のシラユリ』
ネタバレがあります。



こんばんは
八重山 アカネ
こんばんはーーー!
KP
きましたー
八重山 アカネ
めちゃくちゃカッコイイ会場にカッコイイテーマソング、そしてこんなPC、果たしてどうなることか
KP
ウフフフ
ところで騎士候補は寝てるな。ちょっと待って下さいまし。
八重山 アカネ
あらら、お疲れ様です
どうかご無理はなさらず
じゃあその間に申し訳程度の笑顔差分作ろう
KP
このアニメ2クールあります。
エミーリア
おはようございます
八重山 アカネ
おはようございます、大丈夫ですか
エミーリア
大丈夫です!
KP
それじゃ開始してよろしいですか?
八重山 アカネ
大丈夫です! よろしくお願いします。
エミーリア
はぁい!
八重山 アカネ
ジャージー牛乳に炭酸フレークをぶち込むという恐ろしい行為も完了したし、OK!



Chapter 1

握りしめた拳を振り落とすことができなかった。

そんな自分を笑うかのように太陽は熱く輝き、
空は青く広がっている。

幼い妹は私の服を握りしめ、震える。

彼女の味方は私だけ。
分かっている、分かっているのに。


あの夏空の下、私は何も出来なかった。



クトゥルフ神話TRPG

「蒼天のシラユリ」

chapter 1


エミーリア
誰の独白
八重山 アカネ
誰だろう
あと下の方にあるパーセンテージも気になりますね

KP
8月1日の昼下がり。
むせ返るほど暑い街をあなたは歩いていた。
自然と汗は滲み、身体は水分を求める。
早く涼しいクーラーが効いている店内に入りたいのに、目の前の信号は赤信号であった
ふと、あなたは交差点の向こうに人影があるのに気付く。
エミーリア
オクトーバーフェスト……
八重山 アカネ
オクトーバーフェスト日本ではいつでもやってるから大丈夫
KP
あなた方二人は、交差点の向かい側で互いに気付いた。
知り合い?
KP
というわけで知り合いだ!
エミーリア
うん?
我々一緒?
KP
交差点の対岸に立っています。
エミーリア
そうなのか
八重山 アカネ
何の知り合いなんだこの二人
エミーリア
全然、いしきしてなかった
KP
あ、知り合いでなくても大丈夫だわ。
エミーリア
なんだ
そうか
KP
視界に互いが入れば大丈夫だね。
八重山 アカネ
じゃあ何の知り合いか全然浮かばないので初対面希望
エミーリア
目の中に入れても痛くない
八重山 アカネ
(あと初対面の方が面白そう)
エミーリア
ああ、向かい側にお互いがいるのか

KP
何だかお互いに気になるな、と思ったかも知れない。
まあまあ目立つ容姿だしね。
エミーリア
なんだろ、イベントの間に買い出しでも頼まれたかな
早く会場に帰らなければ……
この姿で買い出しなんて、近場とはいえ落ち着かない
八重山 アカネ
神の試練でも風の時代の前触れでもあるわけないこのクソ暑い中を、頭の中で悪態をつきながら歩いていた。
ふと顔を上げると、ビール祭りから出てきたような格好の女がいて目が留まる。

ああ、酒呑みたい。
KP
信号が変わる。
信号が赤から青に。
歩行者に歩いて良いと知らせる音が鳴る。
エミーリア
ふと、焦れたように眺めていた先に、目立つ髪色の女性と目があって、なんとなく目礼
八重山 アカネ
ぞんざいに左右を見て、歩き出す。
目礼をされて、半ば癖のように目礼を返した。
エミーリア
カッコウの声を真似た音と、動き始めた周囲の様子に慌てて足を踏み出す
KP
ちょっとした心の交流。
その後人生で出会うことがあるかどうかも分からない、ほんの一瞬の邂逅。
すれ違ったその瞬間。
1台のトラックがエンジンをふかし、あなた達の身体を突き飛ばす。
SANチェック成功時減少 1d2失敗時減少 1d4
エミーリア
「えっ」
八重山 アカネ
「は、」

最期の声は、間の抜けたようなそんな声で。
思っていたような、悪態をつく間もなかった。
CCB<=65 《SANチェック》 (1D100<=65) > 13 > スペシャル
1d2 (1D2) > 1
[ 八重山 アカネ ] SAN : 65 → 64
エミーリア
1D100<=90 《正気度ロール》 (1D100<=90) > 26 > 成功
1d2 (1D2) > 2
[ エミーリア・マルガレータ・ヨハンナ・マリア・草加 ] SAN : 90 → 88
KP
激しい衝撃があなた方の体を吹っ飛ばし……。
〈目星〉をどうぞ。
八重山 アカネ
CCB<=65〈目星〉1D100<=65) > 35 > 成功
エミーリア
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 92 > 失敗
アカネ視点
KP
あなたが見たトラックの運転手は、魚のような目玉を見開き、のっぺりとした貌に殺意をたたえていた。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d4
八重山 アカネ
CCB<=64 《SANチェック》 (1D100<=64) > 89 > 失敗
1d4 (1D4) > 3
[ 八重山 アカネ ]SAN: 64 → 61
八重山 アカネ
殺意を目にしてようやく一瞬だけ悪態が湧き上がる。
殺される覚えはそりゃあるけど、気違いに殺されてやる気なんかなかった、クソ……。

エミーリア
自分のぺぇが邪魔で見えなかった
八重山 アカネ
ボリュームの問題だったのか
KP
あなた達の意識は遠のき、視界は真っ黒に染まった。

KP
波音が聞こえる。
暖かい砂の上、あなた方は横たわっている。
微かな塩の匂いと、夏特有の暑さがあなた達を包む。
八重山 アカネ
意識がぼんやりとする。
暑い。暖かい砂の感触と、海の気配。
ああ、ビール飲みたいな……。
エミーリア
波にザバザバ洗われているのかな
KP
洗われたければ洗われててもいいけど
ベッタベタの塩でえらいことになりそうだな。
八重山 アカネ
格好これだし洗われたら海水まみれで大変
エミーリア
「う……」
顔の近くで潮が行ったり来たりする、その微かな気配に、呻く
八重山 アカネ
「……?」はたと気づいて、倒れ込んだまま目を開く。
KP
そこは見たこともない浜辺だ。
エミーリア
薄らと瞼を開き、顔を上げると、頬に張り付いた砂の感覚に思わずてを当てる
八重山 アカネ
「……あっクソ、あの野郎」
あの時吐こうと思った悪態がようやく口をつく。
思わず跳ね起きる。ここは?
KP
そう、あなた方はトラックに轢かれた。
間違いなくその筈だった。
それなのに体には痛みも傷もない。
こんな場所に来た記憶もない。
エミーリア
「……?
え……っと」
八重山 アカネ
あのクソトラックに盛大にやられたはずだった。
夢? そんな筈がない。第一夢なら、なんでこんな場所に居んだってのよ。
エミーリア
周囲を見まわし、もう一人の姿に気付き
「あの……すみません。ここ、どこですか?」
八重山 アカネ
「は? 知るわけな…………」
相手をじろりと睨み、盛大に悪態をかましかけて、ようやく自分の心の声ではなく、相手が知らない人間だと気づく。あのビール祭り女だ。
「いいえ、私は何も……。あなたは?」
咄嗟の作り笑顔と柔らかい声。
エミーリア
目を覚ましたばかりか、どこかぽやっとした表情で
「いえ、あの……気が付いたらここに。
私、確か銀座にいたはずなんですけど……」
八重山 アカネ
「実は……、私もそうなの。銀座で、信号を渡ろうとして。
いいえ。ごめんなさい、私も、何も」緩やかに首を振る。
エミーリア
「……ああ。
そういえば、いらっしゃいましたね。
でも、そう、確か信号が変わって……ええと?」
八重山 アカネ
「信号が変わって、歩き出そうとして……」
エミーリア
頬に手を当てて考えようとして、ざらっとしたその感触に思わずその手を見やって砂を払う
「やだ、借り物なのに……」
慌てて立ち上がり、衣装の砂を払う
八重山 アカネ
「……そのビール祭り衣装、ガチ?」
思わず素の声が出てしまった。
八重山 アカネ
外向きの時は柔らかい高めの作り声、素の時はもうちょっと野太い地声のイメージです>アカネの声
エミーリア
七色の声音
八重山 アカネ
そんなにたくさんはない
エミーリア
「えっ。
あ……いえ、これはお祭りの衣装で……オクトーバーフェストって知ってます? 日比谷公園でやってたイベントに参加してるんですよ」
困ったように笑う
笑うと、口の端から目立つ八重歯が覗く
八重山 アカネ
「ええ、勿論。時々こちらまで声が聞こえてきて、楽しそうだな……、って思っていたわ」
KP
見渡せば砂浜、海、そして森……
海には島影らしき物は見えず、ただ波が静かに打ち寄せ続けている。
エミーリア
ハンドバッグとかはその辺に落ちてるのかな
八重山 アカネ
持ち物があるか辺りを見回してみよう。
KP
あなた方は身一つで倒れていたようだ。
ポケットに入れていた物などすらなくなっているし、鞄なども落ちてはいない。
メガネは……顔の一部だからね。
八重山 アカネ
メガネキャラはメガネないと〈目星〉-50%になるので許してあげて。
八重山 アカネ
は!?
持ち物がないのを見て思わず顔を青くする。
慌てて辺りを探して回る。
エミーリア
「……どうかされました?」
KP
砂浜にはあなた方以外の足跡もない。誰かが持ち去った、というわけでもない……らしい。
エミーリア
逆に我々がここに来た足跡もないのか
KP
そうですね、ありません。
八重山 アカネ
「あ、ええ、ごめんなさい……、鞄が、なくなっていて。
あの中には……、とても大事な物が入っていたものだから」

客の番号とブログやSNSのアカウントが入ったスマホ。
しょうもない絵だけなのにクソ高いエンジェルカード。
それに、財布!
エミーリア
「あっ。
本当、私のも無いわ。……どうしよう、お財布もスマホもあの中なのに……」
慌てて周囲を見渡し
「……あの、私たち、どこから来たんでしょう?」
ここに至る足跡も引きずられた跡も無いことに、落ち着かない様子
八重山 アカネ
「ええ、そうよ、大変……え?
…………」
エミーリア
「自分たちで来たにせよ、誰かに連れてこられたにせよ、足跡なりありますよね?」
八重山 アカネ
「は? 何これ。打ち上げられた? 海で遭難した覚えなんかないわよ」
エミーリア
「海水に浸かっていた様子もありませんから、打ち上げられた、という感じでもありませんね」
KP
周囲を見回すなら、まず見えるのは森だ。
その中央に天をつくような巨大な樹木が立っている。
人の気配も、人間が作ったような建造物も見当たらない……
エミーリア
自身のスカートを改めながら、困惑
〈博物学〉で植生チェックするか
KP
する?
エミーリア
する!
初期値だけど
KP
どうぞ。
エミーリア
CCB<=10〈博物学〉1D100<=10) > 75 > 失敗
KP
椰子の木じゃないなって思った。
エミーリア
途方に暮れた様子で、周囲の様子を見回している
八重山 アカネ
「クソ何にもないわね……。どこよ、ここ。スマホ……、チッ、無いんだったわ」
本編見る!
エミーリア
「とりあえず、ここに居ても埒が開きませんし……、移動してみませんか?」
八重山 アカネ
「賛成。一応SOSでもこしらえときましょ」
そこら辺の枝を拾って、地面にSOSを描く。
エミーリア
「あ、手伝います」
一緒にSOSする
KP
【アイデア】
エミーリア
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 32 > 成功
八重山 アカネ
CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 27 > 成功
KP
あなた方はふと思う。
ここは来たこともないはずの場所だ。
どこなのかも全く分からない。
KP
それなのに何故か見覚えがあるような気がした。
八重山 アカネ
「ああ。あんがと」
エミーリア
では、枝を拾い集めながら
「ええ、どういたしまして……あら?」
なんとなく足を止めて、周囲を見回す
そんなことを数度
「私……ここに来たことが、ある?」
八重山 アカネ
「あんたも?」うっかり素に戻りつつ。
エミーリア
「えっ、あなたもですか……? えっと」
映画とかでよくあるお名前確認するやつ
八重山 アカネ
「ええ、来た事あるわ、ここ。ま、どっかの島じゃないの。……ああ」
そういえば互いに名前を聞いていなかったことを思い出す。
「アカネ。八重山アカネよ」
エミーリア
「失礼しました。私、エミーリア・マルガレータ・ヨハンナ・マリア・草加(くさか)と申します」
八重山 アカネ
「草加さんね。互いに変な目に遭ったもんだけど、まぁ、よろしく」
エミーリア
「ええ、よろしく。八重山さん」
八重山 アカネ
「ッたく、何が起きてんだか……」
エミーリア
「私、島に旅行なんて来たことあったかしら……」
KP
〈目星〉をどうぞ。
エミーリア
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 11 > スペシャル
八重山 アカネ
CCB<=65〈目星〉1D100<=65) > 23 > 成功
エミーリア
名前の長さはスルーされた!
八重山 アカネ
スピリチュアルヒーラー業界、もっとオモシロネーム名乗ってる同僚いっぱいいるからスルーした。
KP
辺りをよくよく見回してみれば、ここは小さな島なのではないか、さもなくば小さな岬の突端だろうということに気付く。
そして先ほど見た巨大な木の近く、一部が不自然に森が途切れている。
まるで伐採されたような。
エミーリア
そういえば、ここの木登れないかな
KP
ここの木とは? 森の木のこと?
エミーリア
高いとこからなら見渡せそう
そうそう
KP
〈登攀〉はお持ちかな?
エミーリア
〈登攀〉あるわよ
ボルダリングとパルクール仕込みの
KP
では振ってみてどうぞ。
八重山 アカネ
「あの辺、伐った跡があるわね。人里があんじゃないの」
木を登るという発想はない
エミーリア
CCB<=70〈登攀〉1D100<=70) > 97 > 致命的失敗
八重山 アカネ
ああっと!!
エミーリア
危なーい!
なんと開始1時間で画面真っ赤
KP
では1d2で、 登る前だったか 登った後だったか を決めてね☆
エミーリア
WASTED! の文字が
choice(前,後) (choice(前,後)) > 前
前だったわ
KP
ではあなたは登ろうとして盛大に足を滑らせ滑り落ちてしたたかに尻を打った。
怪我まではしていないが……
八重山 アカネ
「っちょ、危な! 何やってんのよ」
エミーリア
足を上げて、幹に掛けようとしたところで、思い切りスカートの裾を踏んだ
「う“っ!」
優雅なディアンドル姿の白人とは思えないようなくぐもった声と共に尻餅着地
八重山 アカネ
驚いて飛び退る。
エミーリア
「す、すみません……登ったら見晴らしが効くんじゃ無いかと思って……」
尻をさすって立ち上がる
八重山 アカネ
「あぁ、そういうこと。いいけど巻き込まないでよ、こんな所で怪我なんてたくさん」
KP
キン、と甲高い音がする。
その音は森の向こう――大きな樹の方向から聞こえたような気がした。
エミーリア視点
KP
「エミーリア・マルガレータ・ヨハンナ・マリア・草加。君は――騎士だ」
その音はただの甲高い音のはずなのに、あなたは言葉のように聞こえた。

アカネ視点
KP
「八重山アカネ。君は――姫だ」
その音はただの甲高い音のはずなのに、あなたは言葉のように聞こえた。

エミーリア
「すみません……えっ?」
八重山 アカネ
「は?」
思わず言い返した。
エミーリア
「八重山さん、今、何かおっしゃいました?」
八重山 アカネ
「誰が── ですッて?」
アカネ視点
八重山 アカネ
“姫だ”というフレーズは表で出してもOKですか? NG?
KP
ok

エミーリア
「えっ?」
八重山 アカネ
“姫”ッてガラじゃないわよ見ての通り。誰よ、あんた」
蹴り飛ばすように、どこかから聞こえた声に言い返す。
エミーリア
「あの、どなたと……お姫様?」
八重山 アカネ
「草加さん、あんた聞こえなかったの? “姫”がどうとか言ってた声」
KP
秘匿については都度共有しても構いません。
八重山 アカネ
はーい!
KP
奇妙な音はもう聞こえない。
エミーリア
「えっと……
お姫様、というのは分かりませんが。
私には“騎士“と」
八重山 アカネ
“騎士”“姫”ぇ? 何よそれ。ッて、あんたに聞いて分かるわけないわね。
私も分かんないもの」
エミーリア
「ええ。私も、そういう家系だというお話は聞いたことがありませんね。
なんでしょう、誰かがどこかから見てるんでしょうか」
八重山 アカネ
「チッ、無人島で遭難よりマシだけど気分悪いわね」
アカネ視点
八重山 アカネ
老若男女、どんな人物の声のように聞こえましたか?
KP
音が言葉であるように聞こえたので、年齢どころか人の言葉だったかどうかも定かではない。

エミーリア
〈登攀〉もう一回チャレンジできるかな
KP
ちょっとまってね!
エミーリア
相変わらず俺は秘匿しないぜ
アカネ視点
KP
足に違和感がある。ぐっと足を押しつぶすようなものに挟まれた、そんな感覚がある。
そして鼻をつく腐った魚とチーズを混ぜたような不快で胸が悪くなるような異臭。
八重山 アカネ
「っぷ、臭」ギャッ、と声を上げて思わず足元を見る。
KP
人型の魚のような何かだ。
何かがあなたの足を掴んで引きずろうとしている。

KP
八重山が突然悲鳴を上げた。
エミーリア
「えっ。
や、八重山さん?
大丈夫ですか」
KP
八重山がバランスを崩してゆく。
八重山 アカネ
「あぁ!? ちょ、離しなさいよ!」
足を掴む何者かを蹴って離そうとする。
エミーリア
では高【DEX】で咄嗟に支え
八重山 アカネ
「クソ、何かが足を掴んでる!」
エミーリア
「えっ」
彼女の足を見てみますが
KP
八重山の足を、魚が腐ったような腐敗臭を放つ化け物が掴んでいた。
化け物は魚の目玉をぎょろりと動かし、無表情のまま鱗に覆われた青黒い腕で八重山を海に引きずり込もうとしている。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d6
エミーリア
1D100<=88 《SANチェック》《正気度ロール》 (1D100<=88) > 71 > 成功
八重山 アカネ
CCB<=61 《SANチェック》 (1D100<=61) > 47 > 成功
「クソ、クソ! 離せ!」咄嗟に近くの木にしがみつく!
エミーリア
「ヒェッ?」
その手を踏んづけたりできないかな
KP
攻撃を加えるなら、戦闘です!
敵は一体。
謎の化け物。
八重山 アカネ
戦闘技能なんてものは驚くほど無いぞい
エミーリア
無いなぁ
【STR】は人より高いが
八重山 アカネ
【STR】は人間の最低値だが
エミーリア
「このっこのっ」
八重山の体を支えながら、何度も踏みつけた
八重山 アカネ
「クソ! クソッ!」
木にしがみつきながら、それを振り払おうともがく。
KP
エミーリアに踏まれて化け物は手を離す。
エミーリア
「八重山さん、大丈夫ですか!」
その手が離れたのを確認して、安否確認
KP
では【DEX】16、草加さんから!
エミーリア
離脱はできる戦闘なのかな
八重山 アカネ
八重山はまだ足掴まれてるの?
エミーリア
離した、って言ってたよ
戦闘の詳細見落としてたKP。
KP
あ、ごめんまだ足掴んでる
では両手で掴んでたのを片手離した。
八重山 アカネ
まだだった
KP
ずるずる、とひきずられそうになっている。
エミーリア
なんと
じゃぁ、残った手にスパルタキック
顔面でもいいか
KP
どうぞ。
回避はできない。
エミーリア
初期値だけど、流石にかがみ込んで素手パンチする度胸は無い
気持ち悪いし
CCB<=25〈キック〉1D100<=25) > 65 > 失敗
無理だねぇ
KP
気持ち悪さのせいか、あなたの蹴りは目標を外した。
ずるずる、と八重山の体が水へと近づいてゆく。
エミーリア
指パッチンして呼んだら、ガンダム(シラユリ)来てくんないかな
KP
シラユリ? なにそれ。
エミーリア
なんだろう……
KP
足首に痛みとぬめった感覚が纏わり付いた。
八重山 アカネ
「クソッ、クソッ……!」繰り返し悪態をつきながら、砂に手をかけることしかできない。整えられた爪が砂を掻く。
KP
八重山さんのターン。【STR】×5で判定どうぞ。
八重山 アカネ
CCB<=(3×5) 【STR】 (1D100<=15) > 40 > 失敗
無理!
エミーリア
さす最低値
八重山 アカネ
驚きの最低値
KP
足を動かそうとも手は離れてくれない!
八重山 アカネ
「クソッ! 離せ! クソッ!」
ずるずると身体が水に近づいていく。水の気配が、潮の音がひやりと感じられる。
KP
八重山の足は折れそうに痛む。このままでは本当に折れるかも知れない!

KP
2ターン目。
草加!
エミーリア
そこら辺の流木使ってパンチ扱いでやれないかな(触りたくない
KP
良さげな木を拾うのに1ターンだ。
エミーリア
うーん、だったらなりふり構わずパンチだ
「八重山さんッ」
顔面にパンチだ
CCB<=50〈こぶし〉1D100<=50) > 50 > 成功
1足りた
八重山 アカネ
躊躇いを感じる〈こぶし〉
KP
ダメージをどうぞ。
エミーリア
1D3++1D4〈こぶし〉1D3+1D4) > 2[2]+4[4] > 6
KP
おお!
エミーリア
結構痛いやつ
八重山 アカネ
そこらの一般人に放ったら下手するとショックロールなやつ
エミーリア
「離しなさい!」
鼻っ柱に鉄菱
KP
あなたの拳は魚の目玉を叩いた。
ごき、ぶち、と音がして、手にゼリー状の物が潰れる感覚。
エミーリア
目ん玉だった
KP
化け物は耳をつんざく叫び声を上げて手を離した。
エミーリア
「ひゃぁ! ご、ごめんなさい、そんなつもりじゃ!」
痛そうなその様子に、思わず謝罪
八重山 アカネ
砂を掻き、急いで浜辺から逃れようとする。
KP
化け物はギシャア、と叫び声を上げ、鋭い爪を振りかざした。
1d2 (1D2) > 1
謝罪する草加に攻撃!
自動命中。
1d6+1d4 (1D6+1D4) > 6[6]+2[2] > 8
エミーリア
いってぇ
八重山 アカネ
でけぇ
怒りのMAXじゃん
KP
あなたの目の前に爪が迫る。
エミーリア
振りかぶったいかにも鋭そうなその爪を前に、思わず両腕で自身を庇った
KP
だがその時。
小柄な影があなた方と化け物の間に割り込んだ。
八重山 アカネ
「えっ、」
エミーリア
おや
来たか、ガンダム!
可愛いガンダムが2機も
八重山 アカネ
親方、戦闘中に女の子が!
まだ来ないはずの人まで出しちゃった。
KP
怪物は攻撃の手を止めず、割り込んだ少女の腕を握る。
骨が砕ける音がし、血が飛び散った。
少女の腕はあらぬ方向に曲がり、そしてぶちぶちと音を立て引きちぎられる。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d3
エミーリア
「えっ」
(さっきから「えっ」ばっかり)
1D100<=88 《正気度ロール》 (1D100<=88) > 45 > 成功
八重山 アカネ
CCB<=61 《SANチェック》 (1D100<=61) > 37 > 成功
「ちょ、え、あんた、何して、」思わず声が出る。
そうされなければ、そうなっていたのは自分だった。
それでも目の前の少女の行動が分からない。
エミーリア
「!!」
思わず悲鳴を上げる
片腕を失った少女
「いった……
はッ! 腕ぐらいくれてやりますわッ!!」
エミーリア
「だ、大丈夫!?」
大丈夫なわけがない
片腕を失った少女
少女は苦痛に顔を歪めながらも、足を振り上げ、怪物を蹴り飛ばす。
KP
怪物の身体は吹き飛び、悲鳴も上げずに海の浅瀬に転がった。
八重山 アカネ
「そ、そりゃ痛いに決まってんのよ……!」
エミーリア
「危ないわ、離れて!」
片腕を失った少女
「人の心配より自分の心配をなさることね!
あなた方大丈夫なの?」
エミーリア
こちらは、その少女のもう片方の腕を掴んで背後に庇おう
「少なくとも、あなたよりは大丈夫よ。
後で添木してあげるから、あまり動かさないで」
〈応急処置〉持ち
八重山 アカネ
「な、なんだってのよ、あ、ありがとう……。助かったわ……」
へなへなとその場にへたり込んだまま、少女を見上げる。
足が痛む。あのままだったら死んでいたという恐怖がやってきて、震えが止まらない。
片腕を失った少女
「怪物から受けた傷は――再生までに時間が必要ですし。
それに出血多量でわたくしが死ぬことはないですわっ!
今は自分が生き残ることをお考えくださいまし!」
KP
少女は、真っ赤な血が滴る肩を押さえ、きっぱりと言った。
八重山 アカネ
「あ、あんた、何言ってんの……?」
エミーリア
「とにかく、今の内に離れましょう!」
一応殿を務めつつ、逃げることを提案
八重山 アカネ
「え、え、ああ!」
草加の声で我に返って、じたばたと浜辺から逃れる。
KP
「ちょっと加奈――! あんた、何で怪我してんのよ!?」
少女の叫び声が聞こえた。
もう一人、少女が現われた。
こちらは銃を手にしている。
銀髪の少女
「それにあんた達は誰!? なんでここにいるのよ!」
八重山 アカネ
銃? ここ国外? 何こいつ? なんで腕がれて平気な顔してんの?
いや痛そうではあるけど、なんで立ってんの? 助けられた、でも、
頭の中で疑問ばかりがぐるぐると回る。
「し、らないわよ、こっちが聞きたいわ……!」
銀髪の少女
「ハァ!?」
エミーリア
「何が何やら……
とにかく、あなた達は何か知っているのね?」
銀髪の少女
「…………ま、大方理解できるわ。あんた達もシラユリに呼ばれたのね」
八重山 アカネ
「き、がついたら、打ち上げられてたのよ! 
呼ばれた? 何言ってんのよ、シラユリって何よ、」
銀髪の少女
「誰かに呼ばれた感じしなかった? したでしょ」
エミーリア
「それって……
“騎士“と呼ばれた、それのこと?」
片腕を失った少女
「騎士?
あなた達、シラユリに呼ばれましたのね!?
でしたら話は早いですわ! あなた達がシラユリに乗ればこの場を切り抜けることができましてよ!」
エミーリア
「シラユリさんと言うのね」
八重山 アカネ
「あんた達、何言って、んのよ……!」
エミーリア
「……のる?」
KP
〈目星〉
八重山 アカネ
CCB<=65〈目星〉1D100<=65) > 24 > 成功
エミーリア
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 82 > 成功
KP
では二人とも、銀髪の少女の顔が一瞬歪んだことに気付いた。
だが彼女はすぐその表情を消し去ってしまう。
片腕を失った少女
「シラユリというのは、人型の大きなロボットですわ!」
エミーリア
「……え?」
片腕を失った少女
「二人乗りのロボットで……!
えっと。有栖とわたくし――伊藤 加奈はシラユリのパイロットですわ~ッ!!」
エミーリア
思考回路はショート寸前
KP
いますぐあいたいね。事情を知る人に。
八重山 アカネ
心を、特に痛みを読むのに長けた習いが、咄嗟に少女の表情を読む。
しかし、現状が余りにもそれどころではない。

「はァ?」
少女のあまりにも突飛な発言に、思わず状況も忘れてそんな声が出てしまった。
エミーリア
「あの、あなたたち、何を言っているのか全然わからないけれど。
とりあえず逃げ……」
KP
興奮気味に叫ぶ片腕を失った少女と対照的に、銀髪の少女は静かに早口に語る。
銀髪の少女
「ええ。逃げて、戦うしかない」
エミーリア
よかった、ようやく通じた
銀髪の少女
「シラユリは怪物を安全に正確に倒せる手段よ。
化け物は今は数が少ないけど……いずれ数百と襲ってくるわ。
シラユリは騎士と姫が乗らないと動かない」
エミーリア
「ああもう、ちょっとお話は落ち着いてからにして!
この場は逃げる、ってことでいいのね?」
八重山 アカネ
「何言ってんの……。クソ、逃げるわよ。付き合ってる暇はないわ」
エミーリア
負傷してる子の手を取って
「八重山さん! 走れます?」
八重山 アカネ
「ええ、なんとか!」
銀髪の少女
「こっちへ」
KP
銀髪の少女の指示に従い後を追うなら、木々の影に隠された小さなトロッコへ案内される。
線路は隠れるように大きな樹に向かって設置されていた。
エミーリア
「あれを使うのね!?」
銀髪の少女
「どうするのよ、怪我しちゃうなんて。
これじゃシラユリに乗れない!」
片腕を失った少女
「大丈夫、この人たちなら乗れますわ!」
エミーリア
負傷した少女に手を貸して、トロッコに乗せてあげよう
片腕を失った少女
「いいえ、あなた方だけで行きなさい」
エミーリア
「え?」
片腕を失った少女
「ここはわたしたちが何とかいたしますわ!」
KP
そう胸を張る少女の背後で、化け物が更に海から這い上がってくるのが見えた。
エミーリア
「何言ってるの、逃げないと!」
八重山 アカネ
「は? あんたら、どうすんのよ。そんな酷い怪我して、さっさと医者に見せなきゃ死ぬわよ!」
片腕を失った少女
「こんなの平気ですわ!」
エミーリア
「ちょっ……」
銀髪の少女
「…………あなた達だけで行きなさい。このトロッコ、二人乗りだから。
基地には『希』っていう黒髪ショートカットの女と
『瑞彩』っていう茶髪の女の子がいるわ」
八重山 アカネ
「クソ、見殺しにしろッての!?」
少女の手を取ってトロッコに押し込もうとしますが、【STR】3!
銀髪の少女
「希にシラユリに呼ばれたって言えば、あとはなんとかしてくれる」
エミーリア
「基地? 何を言ってるの、だったら尚のこと―――」
エミーリア
突き飛ばしてトロッコに押し込んでいただければ。
片腕を失った少女
「離してくださる?」
軽く振りほどく。
そして二人をトロッコに突き飛ばした。
エミーリア
あ、じゃぁ振り解かれて、バランスを崩してトロッコに転がり込む
八重山 アカネ
「ギャッ!」
エミーリア
「ぬわっ」
銀髪の少女
「加奈は私が世話するから、さっさと行きなさい!」
KP
あなた達が木製のトロッコに乗ると、有栖は思い切りトロッコを蹴り飛ばした。

KP
エンジンが唸る音がし、トロッコは線路を走り始める。
八重山 アカネ
「クソッ……!」トロッコの中で体勢を立て直そうともがくが、もう遅い。
KP
海の方が騒がしい。何か青黒い物が無数に波間に蠢いている。
〈目星〉
八重山 アカネ
CCB<=65〈目星〉1D100<=65) > 81 > 失敗
それどころではない!
エミーリア
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 68 > 成功
どうにかトロッコの中で起き上がり、へりを掴んで外を見る
KP
トロッコの出来はけして良いものとは言えない。
ガタガタと震え、きしみ、景色は徐々に速度を上げすっ飛んで行く。
エミーリア視点
KP
海から数百の魚の化け物が這い上がってくるのが見えた。

エミーリア
「ちょっと……これ、どうしたら止まるのーーー!」
自分たちのいた海岸線へ向けた顔に、引き攣った表情を浮かべて、そこらへんのレバーやらなんやら慌てて操作しようとしている
「さっきの化け物が、すごいたくさん……あの子たち、食べられちゃう!」
KP
体は幾度となく宙に浮き、放り出されかけて背筋を寒くさせる。
エミーリア
「今すぐ、戻らないと―――」
八重山 アカネ
「ああッ、クソ、今更戻ったら同じ運命よ!」
エミーリア
「でも―――!」
八重山 アカネ
「クソ、分かってんのよ! でも、二人で戻ってなんとかなるわけ、ないじゃないの!」
KP
木の葉はあなた達の顔や身体にばさばさと当たった。
【DEX】×5
八重山 アカネ
CCB<=(10×5) 【DEX】 (1D100<=50) > 22 > 成功
エミーリア
CCB<=16×5 DEX×5 (1D100<=80) > 14 > スペシャル
KP
幸いそれらに当たることはなく、何とかしがみつき続けることができた。
エミーリア
迫る太い枝を、咄嗟に首を縮めて回避しつつ。

KP
地獄のようなジェットコースターに耐えること数分。
次第にトロッコは速度を落として行く。
目の前に迫るのは巨大な樹木だ。
エミーリア
「……なんて、大きな樹」
八重山 アカネ
「それどころじゃないッ! ぶつかる!」
咄嗟に頭を抱え込む。
エミーリア
「速度は落ちてきてるみたいですけど……!」
KP
トロッコは坂のためか急激に速度を落とし、
巨木の側で止まった。
エミーリア
「……止まった」

八重山 アカネ
「……止まった……。ああ、クソ。とんでもないジェットコースターだわ」
エミーリア
停止を確認して、慌てて降りる
KP
大樹には大きなウロが開いており、大穴の近くには木で作られた――子供の秘密基地のような建造物が建っていた。
長い木の階段と、その先には小さな木の家と木の見張り台。職人が作ったような精巧さはなく、素人あるいは子供が作ったような幼稚さを感じられる。
八重山 アカネ
「あれ? 基地……。まるっきり子供の遊びね」
エミーリア
では、そのツリーハウスめいた何かへ向かって
「すみません! どなたか!」
KP
すると、あなたが予想したような建造物からではなく、木のうろから声がする。
獨芹 希
「加奈? 有栖? …………おや」
KP
黒髪ショートカットの女性が木の穴から現れ、
不思議そうにあなた達を見つめていた。
エミーリア
「すみません、希さんか端彩さんと言う方は―――」
獨芹 希
「希は私だよ。
見かけない顔だ。君達は今この世界にきたのかい?」
エミーリア
「ええ、そのようで……いえ、それどころではありません」
八重山 アカネ
何才くらい? >女性
KP
30代後半くらいに見える。
エミーリア
「私たち、浜で怪物に襲われて……助けてくれた女の子たちが、身代わりに―――それで、ええと」
しどろもどろ
八重山 アカネ
「何言ってんの? いいけど、あんた、加奈って子の知り合い?
 馬鹿みたいな量の化け物に、二人で向かってったのよ、あの子ら!」
獨芹 希
「なるほど……さっき血相を変えて出て行ったのは、それか」
八重山 アカネ
「あの子ら、すっかり本気にしてんのよ! 寝覚めが悪いッたらありゃしない……!」
エミーリア
「そうです、それで……あの、シラユリさんという方はどちらに。
私たち、その方に呼ばれて来たそうで」
獨芹 希
「シラユリ? 声を聞いたんだね」
KP
それは疑問ではなく、既に知っていることを確認するような声だった。
獨芹 希
「君達は今日からシラユリのパイロットだ」
エミーリア
「ええ、確か私のことを“騎士”だと―――えっ?」
獨芹 希
「彼女らのことはとりあえず心配する必要はないよ……
君たちがシラユリに乗ってくれるのなら。
そうでなければ、みんな死ぬ、というだけだ」
八重山 アカネ
「は? 何言ってんのよ。そんな場合じゃ……!」
じっと希の眼を覗き込んで〈精神分析〉
戯言を信じ込んでしまっているのかどうか確認しようとします。
KP
〈精神分析〉どうぞ。
八重山 アカネ
CCB<=71〈精神分析〉1D100<=71) > 3 > 決定的成功/スペシャル
エミーリア
さす先生
八重山 アカネ
わーお。
KP
彼女は、本気だ。
戯言を信じ込んでしまっているかどうかまでは分からない。
ただ、彼女は真実そう思っている。
八重山 アカネ
「……あんた……、本気?」
愕然と、希の眼を覗き込む。
狂気も、依存も、そこにはない。真実か狂信か、本気で信じ込んでいる眼だ。
獨芹 希
「本気だよ」
KP
その目に狂気の不安定さは、ない。
八重山 アカネ
決定的なまでに踏み違えているか、決定的なまでに確かかだ。
エミーリア
「あ、ああ……」
頭がくらくらする
いい加減、理解の限界だ
彼女を正常と分析する八重山の隣で、むしろ草加がぐるぐるしている
ぐるぐる
獨芹 希
「これから君達はこの島に迫る怪物達を倒さなければいけない。
覚えなければいけないのは単純なことだ。
負ければ死ぬ。
そして人類も滅ぶ。
だから勝たなければいけない」
KP
彼女はきびすを返した。
獨芹 希
「あまり時間もないだろうね。
彼女たちが持ちこたえてくれている間に、支度を」
KP
彼女は木のうろに入って行く。
中は薄暗く、明るい外からではよく見えない。
エミーリア
「あの、八重山さんごめんなさい。私もう、何がなんだか」
ふらふらととりあえずついていこう
八重山 アカネ
「分かる訳ないじゃないの……、何がなんだか分からないわよ、子供だけならまだしも、大人まで本気で付き合って。
そんなの、慰めにしてもキツいわ。大体、なんで巻き込まれなきゃなんないッてのよ……」
獨芹 希
「操縦自体は乗ればシラユリが教えてくれる。
その点は心配いらないよ」
エミーリア
「あ、ああ、そうですか……さすが、最近のIoT家電は優秀ですね。
OK、Googleとか、Alexaとかそういうやつ」
獨芹 希
「音声で答えてくれるような家電もないんだ……残念ながらね」
八重山 アカネ
その後ろを、おぼつかない足取りでついていく。
KP
大樹の穴は外よりも温度が低く、そして程よく明るい。
希と名乗った女性はわずかな早足であなた方を導く。
獨芹 希
「シラユリがいるのはここよりも地下だ。
残念だがここにはエスカレーターもエレベーターもなくてね」
KP
彼女は木の中に設置された下り階段を降りて行く。
エミーリア
このうろ、ってのは、巨大な木に空いてるやつ?
KP
そう。巨大な木にうろが開いていて、その中にらせん状の下り階段が設置されている。
エミーリア
「と、とにかく急ぎましょう。あの子達が心配です」
獨芹 希
「滑り台もあるけど、あれはあまりお勧めできないな。
すべり棒も作ろうと加奈と話していたが、
おりる時、階段のほうが早いらしくて止めたんだ。」
八重山 アカネ
「ああ、そう……」
エミーリア
「は、はぁ……
それにしても、大きな木ですね……北米にはセコイアとかいう巨木があるそうですけど」
八重山 アカネ
その壮大な風景を途方に暮れた目で見ながら、降りていく。
エミーリア
「ここは、その辺りなんでしょうか」
獨芹 希
「さあ……どうなんだろう。
あまり考えたことはないな」
エミーリア
「そうですか……」
KP
ぐるぐると下る木製の階段をひたすらに降りて行く。
会議室のような部屋がある階――冷蔵庫のように冷たい階などを素通りして更に下へ。
エミーリア
「あの……まだですか?
急がないと……」
獨芹 希
「そうだね。本当にここは不便だ。
無茶をしすぎないといいんだけどね」
八重山 アカネ
「一応、基地みたいな構成になってんのね……。あの秘密基地もどきが基地かと思ったわ」
エミーリア
「そういえば、基地って。
ここ、日本の施設なんですか」
獨芹 希
「さあ……どうなんだろう。
少なくとも私はここで不自由していないね」
エミーリア
「そうですか……今時、Amazonならどこでもお買い物できますものね」
見当違いな納得
八重山 アカネ
あの化け物が容赦のない力で引きずり込んでこなければ、少女の腕が目の前で捥がれなければ、そこまで含めて子供の遊びだろうと思えたのに。
KP
10ほど階を下り、最下階。
金属製のドアがあり、女性が1歩踏み出すとドアは自動で開いた。
この最下階の部屋は、他の部屋とは異なり、機械的で広く静かな部屋だった。
壁と床は真っ白の素材で作られ、
多くのパソコンやモニター等の機械類が置かれている。
エミーリア
「……ふわ……」
KP
だがそれよりも、目を惹くのは部屋中心に佇んでいる白く美しい人型ロボットだった。
高さ20メートルほどあるロボットは繊細な曲線で構成され、左腕には大きな盾を。腰には2本の剣を身に着けている。
エミーリア
「えっ、ろ、ロボット……?
すみません、私、ガンダムとか詳しくないんですけど。
本物ですか? お台場のやつみたいな?」
八重山 アカネ
「でっか。秋葉原のよりデカいじゃない」
少女のことはほぼほぼ諦め、半分虚ろな目になっている。
助かったんだからいいか、クソ。
KP
完全に常識は置いてけぼり。
獨芹 希
「これがシラユリ。君達はシラユリに乗って戦うんだ」
KP
希は白いロボットを示した。
八重山 アカネ
「あ、そう。本格的なのね」
KP
女性は壁に設置されたパソコンのキーボードを叩く。
するとシラユリの胸部分の装甲が微かな金属音を立て変形し、開く。
中に座席のような物が見えた。
エミーリア
「ひゃぁ、う、動きましたよ!?」
八重山 アカネ
「うわ、動いた。どんだけ金かかってんの?」
獨芹 希
「さあね……かかっているのがどれくらいか、わたしには分からないよ」
エミーリア
シラユリ立ってるけど、乗降用のタラップとかついてるのかな
KP
一見タラップなどは見えない。
エミーリア
「あの、すみません。
これ、登っちゃっていいんですか。
倒れたりしません?」
八重山 アカネ
「あ、そう。随分贅沢な遊びなのね、これがあの子の最期のお願いってやつ?」
獨芹 希
「……そうだね」
KP
希は静かに呟くと、パソコンを操作した。
するとあなた方の足元の床が持ち上がる。
エミーリア
「ひぇっ」
足元を持ち上げられて、小さく悲鳴」
獨芹 希
「安心してくれ。操縦方法はシラユリが教えてくれる。
君達の脳内に直接アクセスしてね。
前の席に騎士であるものが。
後ろの席に姫であるものが乗るんだ。
それじゃ、武運を祈ってるよ」
KP
希の微笑みが下に消えてゆく。
あなた方の立つ床はシラユリの胸部まで上昇し、止まった。
シンプルな空間の中に二つの席がある。
エミーリア
初回起動はスーツじゃなくて平服ってのはお約束だよね!
八重山 アカネ
「あ、そう。いいわよ、ならそんくらい付き合ってやるわ。
 気休め言うのは得意だもの」大きく溜息をつき、目の前の座席を見る。
エミーリア
「……お姫様は、後ろですって」
八重山の方を見て、つぶやく
八重山 アカネ
「はいはい……」
大股で前に進み出る。後ろの座席に身をあずける。
KP
キン、と甲高い音がする。
それはシラユリから聞こえたような気がした。
シートは体を包むような適度な柔らかさを持ち、全身を受け止めてくれる。
八重山 アカネ
少女ふたりのために随分豪勢なハリボテだこと。
そうぼんやり思いながら、座席にもたれた。
エミーリア
「お、お邪魔します……」
恐る恐る、胸部ハッチをくぐる
「どうしましょう。私、ペーパードライバーなんですけど」
とりあえず、思案しながらベルトを絞めつつ
八重山 アカネ
「本当に動きゃしないわよ、いくらなんでも」
KP
あなた達が椅子に座ると、コックピットの入り口が閉じる。
エミーリア
「えぇっ、でもそれならどうしたら。……あっ、し、閉まっちゃった」
KP
今日は発進で終わりかな。
エミーリア
草加・エミーリア、シラユリ! 出ますッ!
KP
重々しい金属音とともに二人を飲み込んだ機体は、微かな駆動音を上げ、震え始めた。
あなた達の目の前に『Hello my friend.』という文字が浮かんだ。
八重山 アカネ
「……?」
随分と駆動音が本格的な、ような。
エミーリア
「フレンド……?
あなた、シラユリさん?」
文字に対して、思わず問いかけた
脳内インプリンティングはこれからかな
KP
眠っているかのように、震えは定期的に続いているだけだ。
二人の目の前、真っ暗闇の中に字だけが見える。
エミーリア
なんとなく操作方法がわかる、ってやつ?
八重山 アカネ
お友達ってガラじゃないけど、と思いながら、その字を読み上げる。
「Hello my friend、お友達、ね……。対象年齢が違う気がするけど」
そこだけ滑らかな英語の発音だった。
エミーリア
「すごいネイティブな発音ですね」
八重山 アカネ
「ああ、一応やったのよ、英語。カンファとか海外絡みが多くて面倒くさ……」
エミーリア
「……カンファ?
でも、これからどうしたらいいんでしょう。
……あの、シラユリさん?」
背後に八重山の気配を感じつつ、真っ暗闇に呼びかける
KP
静まった空間に、キン、と金属音が響いた。
エミーリア
「私たち、あの子たちを助けに行きたいのですが―――」
八重山 アカネ
「何でもない。で、これどうすればいいわけ?」
周囲に呼びかけたとき、音が響いた。
起動法
KP
意外とやってくれないもんだなw
エミーリア
操縦桿握るか
KP
操縦桿見えないよ。
見えるのは字だけ。
エミーリア
マイフレンドって返せばいいのかなw
操縦桿握ったり、音声で認識されたりしないのかw

エミーリア
「あの、ま、まいふれんど?」
KP
コックピット内が微かな光に包まれ、システムが起動し始める。
エミーリア
「わ」
KP
急激に周囲が明るくなる。
それでいいや
KP
もうそれでいいやw
八重山 アカネ
なんだったんだろうw
気になるから本来の起動キーはなんだったのか教えてください
エミーリア
起動! とか普通の女の子はいわへんで
八重山 アカネ
本気にしてないスピリチュアルヒーラー32才にお約束はわからんのである。
エミーリア
そもそも、脳内に教えてくれるって聞いてたんですけどw
KP
そんな難しいことじゃないの
字に触れるだったのだ。
エミーリア
それは、言ってくれないとなぁw
八重山 アカネ
ああー。ちょっと思ったけど「後ろの座席」だったから手が届かないかと思った。
エミーリア
誘うように瞬いてるとか、フィンガープリントあるとかw
八重山 アカネ
位置関係がわからんちんだった。
あるいは下線があるとか。
いつもの描写が追いつかないせいで説明足りなくなっちゃう問題ッッ!
まあここはPCの方から何かしらの自発的なアクションがあればいいんじゃないかと思われます。

KP
視界が広がり、周囲の状況が360度見えるようになる。
エミーリア
おお、全天周モニター!
ハンガーの様子が見える感じか
ところで、操作方法はなんとなくわかっていいのかなw
何回めかの問い
獨芹 希
『私の声は聞こえるか?』
KP
ノイズ混じりの声が聞こえてくる。
エミーリア
「あ、はい。聞こえてます」
八重山 アカネ
「ええ、聞こえてるけど?」
エミーリア
て言うかもう、コンソールとかの描写こっちで勝手にやっちゃっていいかなw
KP
あなた方の前にはまだ何も無いぞ。
片腕を失った少女
『もう! どれだけ待たせるんですの!?
こちらはもう……かなりギリギリですわ!』
エミーリア
「わ」
銀髪の少女
『弱気なこと言わないの! 負けるわよ!!』
KP
あの少女たちの声も聞こえてくる。
エミーリア
「あ、あなたさっきの―――。大丈夫ですか!?」
獨芹 希
『シラユリに搭乗しているものがいた場合、他の騎士・姫とも通信ができる』
エミーリア
「あの、私たち、とりあえずシラユリさんには乗ったんですけど。
ボタンも何もなくて、どうしたら」
獨芹 希
『ああ、ちょっと待ってくれ。少し痛むよ』
KP
ビリ、とあなたの頭に電気のようなものが走る。
エミーリア
「はい……え、痛い?」
八重山 アカネ
「い、っ」思わず呻く。目を閉じる。
エミーリア
「いっ………!」
KP
視界が白くなり、あなたは咄嗟に目を閉じてしまう。
その瞬間痛みはなくなり、目を開けると――コックピット内の光景が一変していた。
エミーリア
「な、なんかびりって来たんですけど、ろ、漏電とか大丈夫ですか」
獨芹 希
『シラユリは君達の意識を読み取り、
君達が〈操縦〉しやすいようにUIを変化させる。
そして君達が欲しい機能があるのなら、
それすらも生み出す力がコレにはある』
KP
といったところで、好きに設定して良い。
エミーリア
わーい
エミーリアに本当にその通りしたら、ハンドルとかアクセルとか生えそうでやだな
ザブングルみたい
片腕を失った少女
『急いで下さらないかしら! 結構、辛いんですのよ!』
銀髪の少女
『自業自得よ。
考えなしに飛び出すからだわ』
獨芹 希
『基本操作は変わらない。
騎士。君はシラユリの移動行動、近接攻撃行動、盾による防御行動担当だ。
姫。君は索敵行動、レーザー砲による攻撃行動担当だ』
エミーリア
目を開けると、シートの周囲、ちょうど左右の腕の高さに光の線で描かれたアーム、そしてその先端部には操縦桿めいたレバー
足元にはペダルが2枚
「うわ、本当のロボットみたい……」
八重山 アカネ
「は? ……はぁ????」
思わず声が出た。は? 何言ってんの? 

目の前を見ると、ウィジャ盤のように無数の文字が刻まれたボード、
星座表にも似た回転式のプレート、それから──エンジェルカード!

それはまるで、祈りでロボットを動かすかのような、ばかげたUIだった。
KP
カオスUI!
八重山 アカネ
ロボット物のお約束さっぱり知らんスピリチュアルヒーラーにUI任せたらこんなんなるかなって。
エミーリア
前席がメカニックなのに、後部が魔法騎士UI
八重山 アカネ
大層バラバラな二人だからUIもカオス 個人的には好き
エミーリア
そういえばここ地下だけど、天井とかどうなってるんだろ
ハッチ開くとかするのかな
KP
するんじゃない?
ぶっちゃけその辺は好きにしてもらって構わない。
射出口から行きまーすされるって事しか決まってない。
エミーリア
「移動と―――」
左の操縦桿を握る
「攻撃―――」
右の操縦桿を握る
それぞれにはいくつかのボタンが付いていたが、何故だろうか、それらの意味がわかる
八重山 アカネ
とにかく、プレートに手を触れ回転させる。
周囲の風景が盤の上に浮かび上がり、赤い点が表示された。
海の彼方から無数に迫るそれは、敵の影に違いなかった。
エミーリア
「……」
更に、周囲に浮かぶタッチボタンめいて並ぶそれらに戸惑いながらも触れる
八重山 アカネ
焔を持つ美しい天使が描かれたカードが、微かに発光している。
これがきっと攻撃用なのだろうと、見ればなぜかわかる。
獨芹 希
『加奈・有栖の救出を第一目標。
怪物殲滅を第二目標とする。
では作戦開始する。
君達の合図を確認次第、シラユリを本基地から射出する』
エミーリア
白い機体の全身の関節をロックしていた機構が解除され、リラックスするように力が抜けた
「なんとなくわかりました。いけます」
八重山 アカネ
「あああ、はいはい! 何だッてのよ、クソ! なんで動くのよ!
 なんて、動くって分かんのよ!」

そう、分かってしまうのだ。
これが、すべてをまもるための力であることが。
「オーケイ! 好きにしなさいよ、クソ!」
エミーリア
シートで頷くと、白い機体もそれに倣うように頷いた
「お願いします。
行きましょう、シラユリさん。八重山さん」
八重山 アカネ
「はいはい! 行くわよ、草加!」
シラユリさんとは呼んでやらない。こんな訳の分からないものを、人のように呼んでなんかやるものか。


さあ、いこう。
すべてをまもるために。


KP
微かな金属音とともに、周囲の光景が白く歪んだ。
駆動音が高鳴る。
いつの間にか頭上で天井が開き始めていた。
出撃!
KP
どうやって出撃したいとかある?
エミーリア
上空に打ち出される感じなのかな
KP
希望なければドカーンと射出。
エミーリア
上空に打ち出されてから、フルブーストで現場に直行かな
八重山 アカネ
ハッチが開いてジェットしながら上空に打ち出されたいですね、やっぱり
エミーリア
エヴァの射出みたいな
八重山 アカネ
無数に繋がったケーブルがバーンと外れてね
KPロボットものほとんど観てません。

エミーリア
上を見上げると、シラユリも上を向く
その先で、幾つものハッチが連鎖的に開いてゆくのがモニター越しに見える
KP
シラユリの脚部から振動が伝わってくる。
エミーリア
その先には、夏の青空
八重山 アカネ
馬鹿みたいに晴れた、夏の空。
KP
全身からバラバラと抜け落ちて巻き取られてゆく無数の太いコード。
脚部から吹き出す熱。
八重山 アカネ
「ケーブル離脱OK!」
完全にヤケクソの声で言う。
エミーリア
眼前の隅、並んだそれらの表示が全て“離脱“と表示されるのを見て
「確認しました」
KP
壁に設置されたレールがシラユリを持ち上げる。
その勢いは徐々に増してゆく。
八重山 アカネ
「メイン動力変更OK!」
エミーリア
「全部位、動力伝達―――正常ですね」
おそらくはシラユリの全身の状態を知らせているのであろう、それらの全体に“正常”と緑色に表示されている
KP
足元から床が消える。しかし上昇の勢いは衰えない。
キン、と金属音が高らかに聞こえた。
緑色の粒子が周囲を漂っている。
エミーリア
「……ぐっ」
上昇のGに、体がシートに押し付けられる
八重山 アカネ
「っ、」ジェットコースターのような強いGを感じて、少し呻く。
KP
強烈なGが二人の体を押さえつけ、そして
真っ青な空の中に、翼持つ白い戦士は舞い上がった。
エミーリア
突然にGが消失し、今度は尻が軽く浮き上がる感覚
八重山 アカネ
「ギャッ」突然消失するGに後ろから悲鳴。
エミーリア
「だ、大丈夫ですか、八重山さん」
八重山 アカネ
「ああクソ、大丈夫よ大丈夫」
エミーリア
思わず背後を振り返る、その視線の先
背面のモニター越しに広がる、青、蒼、碧
KP
シラユリの足元には森が広がっている。
エミーリア
畳みかける感覚による混乱よりも、思わずその光景に意識が一瞬持っていかれた


KP
緑の粒子はシラユリに付き従う。
それは翼のようにも、舞い散る花のようにも感じた。
この森の先に加奈と有栖がいる。あの恐ろしい怪物達もいるのだ。
エミーリア
しかし、そうだ
「八重山さん! 浜は―――、あの子達は?」
KP
あなた達の目の前に、それぞれのUIに相応しい表示法で
付近の地図と生体反応が表示された。
先ほどの浜からそう遠くない場所で、二人は生存して戦闘しているようだ。
二人を襲う一団を排除することができれば、救出できるだろう。
八重山 アカネ
プレートを回転させる。付近の地図が盤の上にホログラムのようにして浮き上がり、目の前の風景にオーバーラップする。
「あっち! 地図に表示する!」
エミーリア
背後から、モニター上を滑って、マップがまわり込んでくる
それを改め
「―――そこか」
八重山 アカネ
真ん中の水晶球を滑らせて指示し、マップの上に生体反応を表示する。
エミーリア
どうすれば良いか、まるで自身の体のようにわかる
右操縦桿を倒せば、上昇Gの残滓のままふわりと浮き上がる白い機体がそちらへと向く
ロケーション表示、赤い光点が正面に向くや、右操縦桿の上端にある小さなボタンを押し込む
八重山 アカネ
天使のカードが光る。左手に天使、右手に死神。
いつでも放てるように、その上に手を乗せる。
エミーリア
浮き上がる白い機体の腰部、折りたたまれていた幾つもの板が展開する
それは、天使の翼にも似て
それらに光が灯るのを待たず
「―――行きます」
八重山 アカネ
「行くわよ、クソッ!」
エミーリア
右ペダルを踏み込めば、翼状バインダーから猛烈な緑色の光を吹き出し、白い機体は一瞬で掻き消えた
押しのけられた大気を弾き飛ばす、猛烈な爆発音と円錐状の水蒸気の雲を残して
ごめん。
KP
ちなみに飛行機能はないので、着地します。
八重山 アカネ
ないんか。
エミーリア
どすどすどす
まぁ、滑空していこうさ
八重山 アカネ
まあそこは翼からバーニアふかして疾走しよう
エミーリア
滑空くらいしてくれんと、毎回上に打ち出す意味がね
KP
行きたい方向に勢いつけて出られるよ。
エミーリア
高空から、オーバードブースト付きの滑空で駆けつける感じで
もしかすると飛行能力も希望したら生えるかも知れないんだけど、シナリオ確認が不十分だったので生やしていいのかよくわかんなかった!

KP
無数の敵の中、孤立する少女たちを救うため、
白の戦士は降り立つ。
シラユリとは何なのかも
自分たちに訪れた運命の意味も今は知らず

KP
というわけで第一話終了。
エミーリア
お疲れ様でした!
八重山 アカネ
お疲れさまでした!
起動時にまさかのUI問題
エミーリア
この表情、性格上そんなに使うことないと思ってたのに、使いまくってるな
KP
大体みんな話聞いてくれないNPCだった。
エミーリア
そのくらい引っ張ってもらわないと、巻き込まれてわけわかめなこちらはどうしようもなくなるので>聞いてくれないNPC
エミーリア
ちなみにこちらの操縦モデルは『星と翼のパラドクス』です
KP
なるほどなるほど。
八重山 アカネ
こちらの操縦モデルは特にない、というかUIも出任せです。
ロボットもののお約束本当に知らんPCがUI作ったら、使い慣れたもので構成されちゃうんじゃないかという浪漫。
KP
面白くていいと思う。
エミーリア
わかる
八重山 アカネ
わーい。
エミーリア
こちらが剣道とかやってたら、モビルトレースシステムでも良かったな
KP
もうちょっとちゃんと予習する!
あとロボ描写は好きに盛っていい。大体はシラユリが何とかしてくれる。
八重山 アカネ
八重山<インタラクトできる文字列は他と差別化しなさいよね(Webマーケティング顔)
KP
目の前にそれしかないんだし触ってくれるだろうと思ったらそんなことはなかったぜ!
エミーリア
シラユリには自我あるみたいだし、シラユリさんに呼びかけたら起動でもいいじゃない、って
八重山 アカネ
後ろから届く位置にあるとは思わなかったぜ!
KP
モニタ二つあるんじゃないかな……たぶん。
八重山 アカネ
あと空中に浮かんでるのイメージしちゃった>文字
エミーリア
文字は空中に浮いてたんでは
八重山 アカネ
そうそう、だから触れる感あんまりなかった
エミーリア
わかる
エミーリア
なんかこのBGM次回予告っぽいな
KP
今回の裏テーマはココフォリアProのBGM使い倒そう です。
八重山 アカネ
あ、そうそう、シラユリんとこのメッチャ雰囲気でる音楽公式BGMだ! ってなった
今回、シラユリを見たところから発進までが「緊迫感のある曲(神聖)」、起動シーンに「強敵との戦闘曲(低音オーケストラ)」を使ったかな(うろ覚え)。
あと、次回予告っぽい、と言われているのはエンディングテーマの後に流していた「明るい未来が来るような曲」です。
夏空に立つシラユリにぴったりですよね。
ほか、色々使ってます。色々。
八重山 アカネ
公式BGMほんといい曲はすごくいいんですよね 何かが起こりそうな曲が好きでしょっちゅう使ってる
KP
今回8割方公式BGMでしたね
エミーリア
このBGMに合わせて、エミーリアと八重山さんが毎度交互に次回予告するんでしょ
KP
本編と関係ない漫才したりするの?
八重山 アカネ
ありそう ミニキャラスタイルで出てきて本編と関係ない漫才したりする
エミーリア
漫才パターンもいいね
一番最後に『ちょい出しシラユリ裏設定』のコーナーとかあるのか
八重山 アカネ
ありそう
KP
基地の部屋紹介とか。
八重山 アカネ
基地の絵コンテがちらっと出たり
基地の部屋紹介見たいな~~~ そういうの好き
草加さんの持ち物大紹介でもいいですよ いきなりなくなったけど
KP
そうね!!
エミーリア
初回はオクトーバーフェストについてのプチ解説
八重山 アカネ
内心だけどビール祭り女呼ばわりしてごめん。
エミーリア
間違ってはいない
あとビールめっちゃ飲むし、草加
KP
ビールあるのかなこの基地。
八重山 アカネ
これが終わったら二人で酒盛りするの?(フラグ)
エミーリア
クラフトしようぜ
この戦いが終わったら、とびきりのビールをご馳走しますよ
八重山 アカネ
やったぁ。これは生き残らなくては。
ちなみにChapter 1のオープニングテーマは、『碧の彼方』(ゲーム「蒼き雷霆アームドブルーガンヴォルト」より)、エンディングは『ヒカリ』(アニメ「Helck」より)となっております。
八重山 アカネ
動き出すギリギリまで本気だと思ってなかったせいで軽々しく乗っちゃう八重山は今回の個人的ハイライトです。
KP
でっけぇハリボテだからね。
エミーリア
草加は《SANチェック》こそ成功してますが、脳みそがスポンジ状態です
KP
化け物見たのにロボは信じてくれないの?
エミーリア
それも含めて何が何やらなんよ
八重山 アカネ
ないの。化け物は自分の脚掴まれて殺されそうになったせいで信じざるをえなかったけど、ロボは戯言の範疇なの。
エミーリア
ていうかさ
『蒼天』のシラユリなんてタイトルのくせに、こいつ飛べないの
KP
飛べないよ。
エミーリア
ミノフスキークラフトとか、ジェットスクランダー装備して飛べるようになるイベントとかないのか(スパロボ
シラユリの地形適応
海:C 地:S 空:ー 宙:ー
獨芹 希
「さあ……」
KP
ではそろそろ閉めまーす
ありがとうございましたー!
八重山 アカネ
はーい! 来週もよろしくシラユリ!
エミーリア
次回、蒼天のシラユリ、第二話!
『大西洋、血に染めて』
ご期待ください
獨芹 希
「大西洋?」
八重山 アカネ
ってなんだろうね


ひとこと
KP
一度死んでロボットに乗る夏空が鮮やかなシナリオ。
参加者はお姉様方。
常識と正気度……大丈夫?


【置】CoC【タイマン限2】収録シナリオ『Look,LOOK Everyone!』 佐倉&牧志 4

「畜生、勝手に死んでんじゃねぇぞ!  畜生、畜生、畜生!」

【置】CoC『眼窩に祝福』 佐倉&牧志 5

「よかった。ほんとに、よかった……、こういうのが一番、怖かったんだ。
追いかけられないまま、知らないまま、気づけもしないままどうにかなるのが、一番怖かった」

【置】CoC『鬼面夜行』 牧志&佐倉 3

「もう食いたくて食いたくてさぁ。おかしくなりそうなんだ。
早いとこ死んでくれよ……頼むよ……」



本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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