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こちらには
『それは月明かりの下で』のネタバレがあります。

本編見る!
こんばんは
KP
ねこはいます。
ユキ
ねこもいます こんばんは!
KP
こんばんは。桜の珈琲をいれて始めよう。
ユキ
わーい突然ありがとうございます。
桜の珈琲いいなー
珈琲、淹れたいけど、夕食が写真からは全く予測できないSUPERドカ盛りで(美味しかったんだけど)液体すら入らない……。
KP
幸せな悩みじゃ。
辛いようなら休憩入れるのでいつでもどうぞ~
ユキ
帰ってからお布団でゴロゴロしたので、そこは大丈夫です!
KP
寝子の予習だ!

KP
前回……この家に住んでいた男と一匹の猫の生活とその片鱗を知ったユキ。
おそらく、夢の世界へと旅立ってしまったシロタエと、それを知らずにいまだ探し続けている中森弥太郎。

おそらくこの世界に体を残していったであろう白猫の首には、鈴がついた赤い首輪があった……
そして決意を固めたユキの目の前で、こうたがふらりと外へ出て行こうとしたのであった。
なんとか呼び止めると彼は怪訝そうにする。
どうやら彼が知らない場所へ行こうとしていたらしい。
……一体、どこへ?
ユキ
連れて、行かせるものか。
KP
といったところで本日も開幕!
ユキ
よろしくお願いします!
KP
よろしくお願いします!

ユキ
まず窓の外を見て現在の時間を確認しますが、もう夜は近いかな。まだお昼かな。
KP
そうだなー、昼まで寝て、ご飯食べてから遊びに行って、家で探索したから、そろそろ夕方かな。
ユキ
日が暮れるまでに森の西に着くとして、猫部屋に何か残っていないか調べていく程度の時間はありますか?
KP
例えばどんなものを探したいと思っていますか?
ユキ
シロタエの匂いまたは首輪が残っていないか。首輪があるなら森だろうとは思うけど、念のため。
時間に余裕が無ければ森に向かうのを優先します。
KP
この家に、かぎ慣れないにおいが残っているのはあの書斎だけに思える。
もしかしたら倉庫に何らかの物が残っている可能性もなくはないが、物が多く、複雑に積み上げられているので、たとえかつての物が残っていたとしても人間の力を借りられなければ難しいだろう。
ユキ
なるほど。
では時間のこともあるし、森に向かうのを優先しよう。

ユキ
こうたがちゃんと家に戻ったのを見届けてから、
「行くよ、もう夜が近い」とクロに呼びかける。
クロ
「うん!
探すのは……なんだろ? 何を目指せばいいかな」
ユキ
「地蔵の土台だ。その近くに夢への入口があるはずなんだよ。
 シロタエが夢に行っちまったなら、身体はそこに残されてるはずだ。
 急ぐよ。奴がまたここに出てくるとしたら、首輪なり身体なりを探して、そんで戻ってこなきゃならない」
クロ
「わかったぁっ」
ユキ
というわけで、家を脱出して森の西側へ向かいます。

ユキ
「ねえ、クロ」
小走りに森へと向かいながら、ふと言う。
クロ
「うん?」
ユキ
「あたしらは、死期が近づくと人間の傍を去るなんて言うけどさ」
クロ
「うん」
ユキ
「もし本当にそうするとして、そん時は」
日が暮れつつある空を、鼻を上げて見上げた。
ユキ
「……お別れくらい、言っていった方がいいのかもね」
クロ
「……そうかもね。
トモダチがいきなりいなくなっちゃったら、心配するよな。
んで、いつまでもいつまでも探しちゃうよな」
ユキ
「そうだよ。どうなったかも分かんなくてさ、きっと探しちまう……
……やだね、また湿っぽくなっちまった。これから気合入れなきゃなんないってのにさ」
クロ
「……ユキさん」
ユキ
「うん?」
森を目前にして一度、振り返る。
クロ
「人間のこと、友達だって言ってたろ。
あの子たちも大事そうにしてた」
ユキ
「うん。そうだよ」
クロ
「がんばろうな! ぜったい!
だって今なんかあったら、心配させちゃうもんな!」
ユキ
「ああ、勿論さ。あの子たちも、あたしも、あんたも元気に帰るんだ」
決まってるだろ? と、耳をつんと立てて前を向いた。
クロ
「オレもがんばる!」
ユキ
「ああ、頑張ろうな!」
ユキ
あーあ、見透かされちまったかね。
それでももし、どうしようもない時に、あたしに何かができるなら、ってさ。
さっきから、少し考えてるんだ。
だって、この子はまだ若いだろう。
あの子たちは、まだずっと小さい。人間はあたしらよりずっと、ずうっと長く生きる。

だから。
置いていくのはきっと、あたしだからさ。
……だから。

KP
……さて、〈聞き耳〉〈目星〉または《嗅ぎ取り》など。
ユキ
CCB<=70〈目星〉1D100<=70) > 99 > 致命的失敗
ユキ
ぬおぉおお!
ここぞというところのファンブルは似なくていいまで飼い主に似なくていいんだよユキさん クロ助けて
KP
ふふふ残念。クロはデータを持たぬ生き物です。

KP
感傷的なことを考えていたあなたの目の前に、何者かが現われた……


ユキ
おおお、the猫に似た歪んだ生き物だ 元は中型四足獣かなぁ
KP
近所の犬とか猪とか狐や狸とかですかね。
ユキ
鹿かなと思ったけど流石にデカいか。
KP
ここそこまで深い森ではないので。
鹿型の猫もどき怖いな。
KP
それは、どことなく猫に似た、しかし歪んだ生き物だった。
ユキ
「!」
しまった、考え事をしすぎた。こんな時だってのに、くそ。
咄嗟に身構え、隠れる場所を探す。
〈隠れる〉20しかないけど。
KP
木の陰、草むら、隠れる場所なら色々ある。+40の補正でどうぞ。
ユキ
CCB<=20+40〈隠れる〉1D100<=60) > 38 > 成功
KP
あなたの真っ白な毛皮は闇の中でもよく目立つ。
それでも素早く判断したためか、あなたは草むらに身を隠すことができた。
クロが隣に滑り込んで毛を逆立てている。
KP
「ぎゃおぎゃぎゃぁ~」
その生き物は、濁った声で鳴いた。
それは猫の声のようでありながら、決定的に違う甲高い声だった。
よく見れば、闇の中にそういった歪んだ生き物は何匹もいるようだった。
サイズは鼠大から大型犬まで。
夜空に舞うコウモリまでもが猫のような尻尾を生やして鳴くのだった。
猫語で、「さよなら」と。
ユキ
怖気に毛が逆立った。その響きがこうたの鳴く声にそっくりで、怒りと恐怖が背を這う。
あれも、あいつらも歪められちまったんだ。
KP
SENチェック成功時減少 0失敗時減少 1D6》(0/1d6)+1
ユキ
CCB<=59 《SENチェック》 (1D100<=59) > 49 > 成功
[ ユキ ] SEN : 59 → 58
system
[ クロ ] 猫もどきチェック : 0 → 1
KP
不気味な『猫もどき』たちはあなた方に気付くことはなく、歪な骨格をがくがくと歪ませながら、ふらりふらりと闇へ消えていった。
クロ
「ヒィィィィ」
ユキ
猫もどきたちはどこか特定の方向に向かっていたりしますか?
KP
その多くが同じ方向を目指している。
ユキ
何がさよなら、だい。そんなにお別れを言ってほしかったのか、あんたは。
見えてなんて、いないくせに。
ユキ
「行くよ、クロ。あっちの方向に何かあるんだ」
猫もどきから距離を取って、そちらの方向に向かいます。
クロ
「あんなの猫じゃないよ、怖い帰りたい」
ユキ
「夢への入口かもしれない。これが奴のせいだとすりゃ、奴はその場所を知らないってのに、そうなってんのも不思議だがね。
でも、あてもなく探し回るよりは随分マシさ」
ユキ
恐怖よりも怒りが勝っていた。喉の奥で低い唸りを押し殺す。
クロ
「み、見失いようがなくて、よかったなぁハハハハ」
クロ
「こわくないこわくないこわくない、半分猫だからほぼ猫だからあれはただの猫」
尻尾を体に巻き付けてユキのあとを追う。
ユキ
「クロ。怖いなら帰りゃいいなんて、言ってやらないから。
今、猫の手も借りたいくらいに困ってんだからね。

決めなよ。覚悟」
クロ
「お、オスに二言はないぜっ!」
ユキ
「ああ、それでいいさ」

KP
猫もどきが向かう先へと先回りをする。
あなたの行く手に、黒くわだかまる闇が見えた。
周囲に「サヨナラ」と鳴く猫に似た生き物たちを連れて、森の中を彷徨うもの。
その闇の中は、朧気に月の光があるこの森でははっきりと見通せた。
白くぼんやりとした、作業着姿の老人の姿だ。
あのアルバムに載っていた老人、中森弥太郎である。
KP
老人はふらふらと森を歩く。
そんな老人に近づこうと、猫もどきたちが鳴いて追うが、歪んだ骨格では思うように歩けないのか、転んだりびっこを引いたりしてせつなげにサヨナラを叫んでいる。
老人は周囲の全てが見えないように、とぼとぼと歩き続けている。
KP
〈目星〉〈聞き耳〉
ユキ
CCB<=70〈目星〉1D100<=70) > 76 > 失敗
出目がッ!
CCB<=40〈聞き耳〉1D100<=40) > 92 > 失敗
出目が!!!
KP
老人はあてもなく手探りをしながらウロウロと歩き続けている……
クロ
「何も見えない爺さんに、あの猫もどきたちは気づいて欲しいのか。
でも声は聞こえてないみたいだ」
ユキ
「全くもう。世話の焼ける奴だね」
クロ
「人間って不便だよな、夜に物が見えないなんてさ」
ユキ
「本当にね。せめて声くらい聞こえてやれりゃいいものを」
クロ
「そんで自分でずっと夜を背負ってるなんて世話ないや」
ユキ
「届いてんのにね。月の光が」
KP
そういえばドリームランドでの話とか、クロに共有してます?
ユキ
あ、差支えがなければ共有したことにさせてください。
お地蔵の基部、または夢の世界への入口、または鈴のついた赤い首輪を探しますが、この近辺にありそうですか?
KP
ふむふむ。猫もどき追ってきちゃったのでお地蔵さんの基部がありそうな場所からは随分離れてますね。
ここでもう少しあの老人を観察するなら、時間はかかりますが何か分かるかも知れません。
KP
また、基部を探しに行くこともできます。
ユキ
基部を探しに行きます。
KP
では、あなた方は猫もどきたちから姿を隠したまま、森の西側へ向かう。
にし
ユキ
むむ、しまったな判断を誤った。
追いかける前に、お地蔵さんの基部がある位置が事前に分かってるのかどうか聞こうと思ってたんだけど、うっかり聞きそびれたなぁ。
イベントがあるとつい流されてしまっていけない。注意しよう。
KP
西側にある、というざっくりした情報ですね。
ユキ
声が「さよなら」だったからシロタエさんの影響を受けているのかもしれない、と思って追いかけちゃったけど、向かう先が西側なのか逆側なのかは確認しておくべきだった。うっかり。

KP
CCB<=50 こうた (1D100<=50) > 79 > 失敗
[ こうた ] 変異 : 4 → 5
CCB<=50 こうじ (1D100<=50) > 36 > 成功
ユキ
こうたーーー!
KP
おにいちゃんたら……
ユキ
おにいちゃんたら、ストッパー頑張って

KP
西側を探すことしばし。
古い道を見つけた。
随分昔に人が作った石段の痕跡だ。
ただの獣道などではなく、人が辿った跡であることは間違いないだろう。
ユキ
「こっちだ」石段を急いで辿り、お地蔵さんの基部を探します。
石段の上や下にお社などはありそうですか?

KP
あなたは、石段が続く道の先に汚れた水が溜まっているのに気付いた。
その向こうに少し開けた場所がある。
あなた方猫にとって最悪の存在、「ぬかるみ」だ!
飛び越えることができればなんてことないが、うっかり踏み込んだりその上で転ぼうものなら……!
風呂に入れられてしまうに違いない!
ユキ
嫌過ぎる!
さっき決めた覚悟はこういう時のためのものじゃない!
KP
たまにこういう気の抜けるようなトラップがあるのほんと面白い。
ユキ
シリアスでもこういう時にモフモフの精神を忘れずにいられていい。
〈水泳〉が高い猫はたまにいるお風呂好き猫かな。
KP
ぬかるみを避ける?
〈跳躍〉で飛び越えるのも可能だし、うっかり踏み込んでも〈身づくろい〉ができれば綺麗にできる。
ぬかるみを避けるなら少し遠回りをする必要がある。
具体的に言うなら、〈ナビゲート〉失敗すると追加の変異ロールが入る。
ユキ
〈目星〉でなるべく跳ぶ距離が短くて安定して跳べそうな場所を探して、その場所を〈跳躍〉で跳び越えることはできますか?
ユキ
〈跳躍〉低いので+補正ください。(正直)
KP
okok。
ユキ
ありがとうございます。
KP
〈目星〉振ってください。
ユキ
CCB<=70〈目星〉1D100<=70) > 78 > 失敗
KP
おしい。
ユキ
出目ーッ!
普通に跳ぶぜ。
KP
ではクロもたまには役に立とうか。
ユキ
おっ。
KP
予定していた補正よりは弱いけど現地猫の力見せてやるぅ!
ユキ
やったー!
KP
1d15+5 (1D15+5) > 11[11]+5 > 16
16つけて振ってください。
ユキ
ありがたい! 強いぞクロ!
CCB<=50+16〈跳躍〉1D100<=66) > 8 > スペシャル
KP
必要なかった!
ユキ
白い毛皮をなびかせて、クロの助けを借りてしなやかに跳躍する。
どうだい、パンなんか踏まなくても綺麗に跳べるんだよ。
KP
二匹は木に隠れていた岩棚を蹴ってぎりぎりから飛び越える。
ユキ
「よし! ……ありがとう、急ぐよ!」
クロ
「帰りはさ、あっちから飛び降りれば泥踏まないで済むよ!」
ユキ
「助かるよ」己を鼓舞するように一声鳴き、急ぐ。
クロ
クロを踏んだ娘じゃなかった。
ユキ
ぬかるみにはまったあげく踏まれるクロはだいぶん可哀想だ。
突然のパン……汚い泥水をこえようとしてパンを踏みつけた少女は恐ろしい目に遭うのだ。「パンを踏んだ娘」で検索しよう。

KP
二匹は夜の森を駆ける。
〈目星〉を。
ユキ
CCB<=70〈目星〉1D100<=70) > 89 > 失敗
なんだこの出目
KP
おっと。
手がかりにしたい物があればそちらを宣言の上
と言おうとしてたから、宣言あるならもっかい振っていいや。
ユキ
ありがとうございます……。
月明かりがあるとのことなので、首輪の赤か鈴の光を目印にできませんか?
KP
ふむふむ。基部というよりは首輪を探す?
もしくは、ですね。
ここは夢の入り口が近いはずなので……
〈夢見〉の倍振って感じ取ることもできます。
目印にするなら+10かな。20年前のことだからそこまであてにならない……
ユキ
あるいは、お社の痕跡などが残っていたりはしませんか?
KP
なるほど。それなら、人間がどのあたりに地蔵を配置して、どのようにお堂を建てそうか、というのを〈洞察〉することができるとしましょうか。
ユキ
お、では〈洞察〉します。
KP
〈人間知識〉成功したら+20していいよ。
ユキ
CCB<=17〈人間知識〉実は〈人間知識〉自体はない (1D100<=17) > 64 > 失敗
残念。
CCB<=70〈洞察〉1D100<=70) > 60 > 成功
KP
あなたは、今まで辿ってきた道を考える。
ここに地蔵があって、人間がいたとするなら、人間の平たいところしか歩けない足でお祈りをするなら、お堂は恐らく一際高い木の近くにある平たい丘の上あたりになるだろう。
KP
近づいてみると、そこには崩れかけた朽ち木が重なっていた。
ユキ
朽ち木はお社のような塗料や色が残っていたり、人間が手を加えたものっぽかったりしますか?
KP
ほんの僅か、塗料が残っている。
KP
それは森の中にある10メートル四方ほどの広場だ。
そこには、この世界のものではない、桃色がかった光が差し込んでいた。
この広場は月への跳躍ができるもの、つまり猫にしか視認できない、こちらにはみ出した異世界ともいうべき場所であった。
月はまだ森の上にかかっており、光は充分に差し込んではいない。真夜中まではまだ時間があるのだ。
ユキ
「ここだ。ここが、夢への入口」
月へと跳べる猫には、その光はいっそう際立って見えた。
KP
朽ちた木の中に、丸く平たい石が見える。
そして、その上に
真っ赤な首輪をつけた、朽ちた白骨があった。


ユキ
「ああ。やっぱり残していっちまったんだ、あんたは」
クロ
「写真と同じ奴だ。ってことはこれ、シロタエ?」
あなたの体に貼り付いた写真と見比べていう。
ユキ
確認ありがとう、クロ。
クロ
「あんなに探してるのに見えないの、ここがあの爺さんには分からないからなのか」
ユキ
「だろうさ。まったくまったく、お別れを言いそびれていったのか、言ったけど聞こえなかったのか、おっちょこちょいな奴だよ」
クロ
「うーん、猫もどきはみんな『サヨナラ』って言ってるだろ?」
ユキ
「ああ」
クロ
「わかんなかったのかもな。
人間ってオレたちの話、聞きゃしないから」
ユキ
「そうだね、かもしれない。あたしらには、ぜんぶ見えてるのにさ。
まったく、しようのない奴らだよ」
クロ
「でも、ずーっと飼われてやってるんだよな、ユキさん」
クロは小さく笑った。
ユキ
「そうだよ。しようのない奴だって友達だもの。
友達と、友達が愛した伴侶と子供達と、そのまた子供達だもの」
クロ
「オレたちで面倒見てやらないとな。
夜目は利かない、音は聞こえない、鼠も捕れないしょーがない奴らだ」
ユキ
「全くだよ。しようのない時は、あたしらが面倒見てやりゃいいんだ」
首輪を拾い上げることはできますか?
KP
できますよ。
夢の世界で出会ったあの青年は、約束通りに月の光をこの広場に送ってくれている。
あとは、あなた次第だ。
ユキ
「さて……。あいつをここに連れてくるしかないだろうね。
寝室であたしがドアを開けた時、あの子らが寝息を立てた時、あいつ、少しだけど声が聞こえてたみたいなんだよ。
それなら、この鈴の音が聞こえりゃ、来るんじゃないかね。どう思う、クロ?」
クロ
「そっか……そうだよ! 見えなくたって呼べる!
絶対来るよ! 大好きな相棒につけた鈴だろ!」
ユキ
「ああ、そうだ。……よし、行くよ!」
クロ
「ガッテン!」
KP
あなたが首輪を拾い上げると、鈴は土が詰まったような濁った音を立てた。
だが、その響きはやがて澄んだ音色となってちりちりと夜風に乗る。
ユキ
首輪を咥えて、老人がいた場所へ向かいます。
猫もどきの声が聞こえてくるか、老人の進行方向と速度から今いる場所が分かりそうなら、そちらへ。
ユキ
装備しようか迷ったけど、猫アクションとしては「咥える」はやりたい!
喋れなくなっちゃうけど!
KP
さすがに装備は難しいかも!
ユキ
猫ハンドですしね
KP
猫兄弟がいればつけてくれたかも知れないけど。
ユキ
来てたらそれどころじゃなくなっちゃってそう。

KP
今し方辿った道を戻る。
あなたの口元でちりちりと鈴が鳴る。
それは、次第に力強く、りんとして遠くへ。
クロ
「あは、これならすぐ気付いて貰えるよ!」
KP
クロは尻尾を立てて勇んで駆けていた。
ユキ
頷いて、走る。駆ける。風に乗り、尻尾を立てて。
これで気づかなかったら、引っ掻いてやんだからね。
KP
しかしその足が、止まる。
森の中に無数に見える、光る目、目、目。
「にゃにゃにゃあ」「にゃにゃにゃあ」「にゃにゃにゃあ」「にゃにゃにゃあ」「にゃにゃにゃあ」
猫であって猫ではない異形の者達があなた方を取り囲んでいる。
ユキ
老人の姿を探す。
KP
老人は、猫もどきたちの向こうにいた。
猫もどきたちは、あなたを。
いや、あなたがもつ首輪を見ている。

かれらは、老人によって彼が求める『シロタエ』へと変えられた。
だが決定的に足りない物がある。
今あなたが口にくわえている、それだ。

哀れな猫もどきたちは、あなたの持つ希望を手に入れるべく、襲いかかってくる!
SENチェック成功時減少 0失敗時減少 6
ユキ
CCB<=58 《SENチェック》 (1D100<=58) > 47 > 成功
ユキ
そうかそうか、そうかい。
偽物でもいい、似た物でもいい、別物でもいいって?

──そんな訳、ないだろうが!
力強く鈴を鳴らす。老人はその音に気づくだろうか。
KP
では、猫もどきたちを回避しながら老人に聞こえる距離まで近づこう!

KP
〈回避〉〈跳躍〉〈登攀〉などの運動技能を使って相手をかわす。
クロはあなたの援護に入る。
ユキ
猫は回避には自信がある! 〈回避〉だ!
KP
クロは50%の〈ヒス〉技能で相手を追い払う。
クロが技能に成功した場合は判定が+20となる。
ユキ
〈危険感知〉成功したら突破口を見つけられてプラス補正が入ったりしませんか?
KP
ok。
ユキ
CCB<=60〈危険感知〉(1D100<=60) > 91 > 失敗
だが出目である クロ頼む!
クロ
CCB<=50 (1D100<=50) > 62 > 失敗
にゃあ~
ユキ
CCB<=72〈回避〉1D100<=72) > 17 > 成功
当の〈回避〉成功したからOK!
KP
あなたはイノシシ型の猫もどきをひらりと避けて鈴を鳴らした。
老人はあなたに気付いて、嬉しそうに手を伸ばす。
見えぬ目で「そこにいる?」と言いながら早足に歩き始めた。
今度は周囲の化け物たちの攻撃。
クロ
CCB<=50 近寄るな!  (1D100<=50) > 79 > 失敗
スーン
KP
〈回避〉を1/2でどうぞ。
ユキ
CCB<=72/2〈回避〉1D100<=36) > 5 > 決定的成功/スペシャル
ユキ
ユキさんお怒りだ!
KP
あなたは華麗にカラス型猫もどきを避け、ひた走る。
KP
ラスト判定。再度何らかの技能で猫もどきたちを避けながら判定。
クロ
CCB<=50 〈ヒス〉!  (1D100<=50) > 47 > 成功
次回+20で素回避どうぞ。
ユキ
えらい!
ユキ
CCB<=72+20〈回避〉1D100<=92) > 44 > 成功
ユキ
この戦闘技能による戦闘ではないのにスリリングなクライマックスは、やっぱりすごいなぁ。
出目が最初あんまりにもあんまりでヒヤヒヤしたけど!
ユキ
ああ、怒ってる。尻尾の端から沸々と、背を這う怒りが沸き上がってくる。
猫の心臓を、真っ赤な怒りが巡っている。

それでいい訳がないだろうが。大事な大事な相棒が、偽物で似た物で終わっていいわけないだろうが。

いい訳が、ないだろうが!
KP
クロが背中の毛を逆立て、威嚇すると、猫もどきたちが怯んだ。その足元をあなたはひた走る。
ユキ
老人を引きつけながら、夢への入口がある場所へ向かってひた走る。
おいでよ。手の鳴る方へ、だ。

KP
動きのぎこちない猫もどきたちをふりきって、あの広場へとたどり着いた。
月は今、頭上にある。
あなたを追って、老人は坂を駆け上がってくる。
その足取りは随分と確かになっており、まるで見えているかのようだ。
だが、その体はいまだ闇に覆われ「どこにいる」と叫び続けているのだった。
あなたは月明かりの広場へと飛び込む。
クロ
「きた、きたきた、きたー!」
クロが踊るように跳ねながら叫ぶ。
KP
老人の足が広場を踏んだ途端、ドリームランドの月の輝きが老人を覆う闇をひといきに吹き払った。
真っ白な老人はぽかんと口を開け、周囲を見回す。
そして、首輪を持ったあなたを見つけて嬉しそうな顔をした。
だがその表情はすぐに曇る。
ユキ
首輪を白骨の首のあたりに置く。
「そうだよ、あたしじゃあない」
KP
「そこに、いる……?」
老人は囁いた。
「シロタエ……」
老人は白骨の前にたどり着くと、膝をついて白骨に、遺体に触れた。
「いない……」
老人はすすり泣いた。
KP
その姿がぼんやりと薄れ、崩れてゆく。
老人は、愛猫の『死』を知った。
彼をこの世につなぎ止めていた妄執が晴れたのだ。
ユキ
その姿を、じっと見つめている。
目元にすこしばかり涙が盛り上がっていた。

ああ、全く、しようのない奴だ。
猫がどこにいるのかさえ、分からないんだから。
白骨と赤い首輪の向こうに、横たわる白い猫と、あの皺だらけの大きな手が見えた気がした。
KP
このまま見送りますか?
見送れば彼は成仏し、物語は終焉を迎えます。
ユキ
ログ確認するのでちょっとだけお待ちください。
KP
何かしたいことがあるようなら相談に乗る!
ユキ
夢への入口が近いし、〈夢見〉なり何なりで、一時的にドリームランドとこの場所を繋ぐことはできないでしょうか。
老人を連れていくことはできないにしても、猫の街ウルタールにいるだろうシロタエの声を届けるとか。
KP
ふむふむ。
なにしろあなたは《月を渡れる》猫で、門番は今こちらに気を払ってくれているのだ。
〈夢見〉に+40して判定を。
ユキ
CCB<=25+40〈夢見〉1D100<=65) > 35 > 成功

ユキ
怒りはもう去っていた。
何せ、これ以上怒った所で、もう何が変わるわけでもないのだから。
いつまでも引きずるような生き物ではないのだ、猫は。
KP
桃色の月の輝きは優しく降り注いでいた。

木の向こう側から穏やかな猫の声が聞こえる。
老人は顔を上げ、崩れかけた指をそちらへ伸ばした。
その姿が白い霧のように溶け、月の光に混ざっていった。
風がゆるゆると霧を運んで行く。
そしてそこにはもう、古い古い抜け殻だけが残されるばかりだった。
ユキ
門番への礼として、ニャアオと一声高く鳴く。
クロ
「いっちゃった……のかな」
ユキ
「さあね、もしかしたら夢の中へ行ったかもしれない。
知らないさ、知らないってことにしとく。あの向こうだけは、あたしにも分かんないんだ」
クロ
「そっか……」
ユキ
「ああ。
……そうだよ」
クロ
「あの爺さん、笑ってたよね、最後に」
ユキ
「そうだったかい? そうだったかも、しれないね」
クロ
「いや、ぜーったい、笑ってたね!」
ユキ
「そうか。じゃあ、きっとそうだ」
ユキ
「ねえ、決めたよクロ。あたしはちゃんと、お別れを言っていく」
クロ
「うん……そうだね。
オレも、そうする。そんなことがあったら」
ユキ
「ああ。もしも聞こえなかったら。顔引っ掻いてでも伝えていくさ」
ユキ
背後を振り返る。猫もどきたちはどうなっているだろうか。
KP
猫もどきたちがいたはずの場所には、狐や狸、鼠に兔などの動物たちが集まっており、ちょっとした騒ぎになっていた。
どれも自分たちがここに来た理由を知らないのだ。
ユキ
その様子を見て、ほっと安堵する。ああ、ちゃんと夢は覚めたみたいだ。
ユキ
「よし、帰ろうかね。あたしカラスは嫌いなんだ」
クロ
「よかった、よかったね、ユキさん!」
ユキ
「……ありがと、クロ。助かったよ」
クロ
「あの子たちもきっと綺麗さっぱり元通りさ!」
ユキ
「ああ、そうでなきゃ困るよ。猫人間のまま大きくなったら、他の人間がびっくりしちまうだろう」
ユキ
「あと、格好よかったよ。あのとき」
そうして、人間がするようにぱちりと片目をつぶってみせる。
クロ
「……だろっ! 二言はないんだぜ!
……ちょっと、いや、だいっぶ怖かったけどさ!」
ユキ
「知ってる。あたしも怖かった。猪なんてああなってなくても怖いよ、ったく」
クロ
「でもさ、でもさ、なんか変な言い方になっちゃうんだけど、楽しかったよ。
ありがと!」
ユキ
「おや、そうかい? そうかもね、随分な大冒険だったもの」
尻尾を揺らして笑う。
「こっちこそ、ありがと。
ここに来てよかったとは言えないけどさ、あんたと、あんたらと知り合えて、よかったよ」
クロ
「うん!
さ、早く帰ってあの子たちがちゃんと治ったか見に行こうよ!」
ユキ
「ああ!」
最後に広場を一瞥し、石段を駆け下りて家へと向かう。
クロ
ユキ
ユキさん、全体的に黒い佐倉さんを見て、一度「クロ」って言ったかもしれませんね。
KP
猫化した姿はそっくりだったけどw
正確には似てるのは「にゃーちゃん」なんだよなぁ。
ユキ
なんですよねぇ。佐倉さん自身ではニャい。
KP
全身黒ければ似てるのかっ
ユキ
似てるわけじゃないのは承知の上で、なんとなく思い出しちゃったんですよ。

KP
家の扉は閉っていた。
ユキ
走る。駆ける。跳ぶ。あの出入り口をすり抜けて家の中へ。
KP
夜中二時。子供たちは猫部屋で毛布にくるまって丸くなって眠っていた。
ユキ
そっと子供達の横に入って、その姿と様子を確認する。
KP
その耳は尖っておらず、尻尾もない。毛深くもないもちもちとした人間の肌で、仲良くすやすやと眠っているのだった。
ユキ
「……ああ。
ああ、ああ……、よかった……」
クロ
「よかった」
ユキ
「ああ、本当に、よかった……」
まるで本当の子供にするように、擦り寄ってはらはらと泣く。
KP
クロは高らかににゃあと鳴きかけて、慌てて部屋を出て行った。
猫はヒトに軽々しく弱みなんか見せたがらないものだからだ。
ユキ
尻尾をひらりと振って、出ていくクロに挨拶する。
KP
そして、玄関がガタガタと音を立てた。
慌てたような足音が聞こえる。
ユキ
その足音と匂いに、覚えはあるだろうか。
KP
あなたがよく知っている、あなたの相棒の足音だ。
ユキ
……ああ。
全く、ちょっと遅いよ。さあて、お帰りって言わなきゃ。
のしのしと、自信と安堵に溢れた足取りで、猫は歩き出すのだ。
相棒ともだちの気配のする方へ。


おわり



KP
この日の昼には戻ってくるはずだったのに長引いちゃった。
ユキ
おかげでえらいことになった兄弟を目撃しなくて済んだ。
KP
では、シナリオ終了です!
ありがとうございましたー!
ユキ
ありがとうございましたーーー!
キャットゥルフ、成長とかSEN報酬とかはあるんでしょうか
KP
基本CoCなんで、成長やらなんやらは同じようにやっていいと思いますよ。
ユキ
はーい!
成長と報酬
ユキ
CCB<=70〈目星〉成長ロール (1D100<=70) > 92 > 失敗
1d10 (1D10) > 1
ほんのり!
CCB<=72〈回避〉成長ロール (1D100<=72) > 1 > 決定的成功/スペシャル
おおっと。成長は以上!
KP
1D8SEN獲得!
ユキ
1d8 (1D8) > 3
[ ユキ ] SEN : 58 → 61
KP
そして〈夢の知識〉が1D10上昇!
ユキ
1d10 おおー (1D10) > 7

KP
また、ドリームランドへの近道を発見し、そこへの障害を取り除いたあなたは、地域猫から大いに感謝されたことだろう。
旅先からの帰還の時は、多くの猫達に見送って貰えたはずだ。
ユキ
ちょっといい気分でのしのしと歩きながら、その中にクロを見つけて尻尾を振ったことだろう。
こういうのはもう勘弁だけど、ここにはまた来たいねぇ。
KP
クロは「ないてなんかないよ!」状態だったね。
ユキ
ノリだけで《月への跳躍》していた(実は〈夢見〉〈夢の知識〉も初期値)ユキさんの〈夢の知識〉が増えた!
KP
変異ゲージが6まで届かなかったためにショッキングな物を見ずに済んだあなたは、ちょっぴり黒字だ!

ユキ
そういえば変異段階の増加が速くてめちゃめちゃ怖かったけど、これいくつまであったんですか? ってなるほど、6! 危なかった!
一体どんなショッキングが?
KP
見なくて済みましたが、
5 体型が歪んで四つ足になる。しかしそれは猫とは似ても似つかない恐ろしいものである
6 亡霊を追って森を彷徨い始める
KP
でした。6までいってたら、最後に猫もどきたちの中に兄弟が混じっているのを目撃することになっていたかも知れませんね。
ユキ
あーあーあー。ぎりぎりかわいい猫で済んでた。
そうかぁ、おじいちゃん含め誰も見ずに済んでいたけど、浩太は歪んだ四つ足で歩き回ってたのか。
6まで行ってても解決すれば元に戻れたんですか?
KP
無論です。
まあ場合によってはたまに猫みたいに鳴いちゃう後遺症つけても良かったかもね!
ユキ
よかった。ユキさん、がんばった!
となるとユキさんが解決できずにロストしちゃったとかかな、飼い主がロストしちゃうケース。
KP
そうですね、時間をかけすぎて飼い主が森を彷徨う状態が長く続いていたら死んでしまったかも知れず。
とはいえ今回、かなり駆け足に進んでるんですよ、変異。
ユキ
いま早速シナリオ読んでいるんですが、「生存に必要な行動が取れないから」だったのかぁ、死んじゃうの。
KP
森の探索に失敗すると半日延びる、とかそういうスケール感のお話だったので、本来は数日かかることを想定してるんじゃないかな。
ユキ
ああー、成程。
KP
そうなの。
ユキ
駆け足にしてくださったおかげ&判定とかスリリング部分とか盛って下さったおかげで、怖い怖い言いながら思いっきり楽しめました。楽しい。
KP
よかった! 多分ユキさん急ぐだろうから、スピーディーにやった方が楽しいだろうと思った。
ユキ
そうそう、ユキさん急ぎますからね。
変異を数値化して見えるようにしてくださった&上限値が見えないことで、みるみるうちに増えていく数値に戦々恐々としたり、時間制限ものの楽しみを味わうことができました。楽しい。

KP
あと、ポカミスを白状すると!
「クロ」ですね。
ユキ
あ、そうそう。あー、っていう。
本来、シナリオでの老人の飼い猫は「シロタエ」ではなく「クロ」という黒猫です。
ユキ
あれユキさんに合わせて白猫にしてくれたのかと。
KP
途中でクロが子孫だったことにしようかとか考えて、ドリームランドに鍵尻尾の黒猫出したりしてるんですが
それだとクロが主役になりかねんなと思って白猫に変更しました。
最後のシーンで、かつてのクロに共鳴したクロが老人をドリームランドへ送っていくというのも考えましたが、やらなくて良かったと思ってます。
完璧NPC主役になっちゃうからね!
ユキ
名前が「シロタエ」っていうのも古風で味わいがあっていいなと思いました。
あと、白猫になったことで、めちゃくちゃユキさん自身と立場が重なるっていう。
KP
白猫のオプションなら黒猫でいいだろう佐倉の絵流用できるし。
黒猫の名前ならクロでいいよね!
と安直に考えた結果が最大の重要NPCとカブるというこの……
ユキ
でも、ここまで味わいが深くなったのは、老人と白猫にして下さったおかげだと思うんですよね。
KP
そう、PCひとりだし、むしろこの方がいいよね! って思いました。
思った時にはドリームランド終わってたからシロタエさん出せなかったーぁ。
まあー、もっかいドリームランドにいってシロタエさんに話聞こう! ってなっても面倒だし結果オーライだよね!! とか思ってた泥縄KPでした。
ユキ
そうそう!
でもシロタエさん自身は直接的に出てこないほうが綺麗だったと思います。
ユキさんの今後に死が重くのしかかる未来があるから、あんまりホイホイ交流できない方が美しいと思うんですよね。
KP
たしかに。
ユキ
お爺ちゃんも、ユキさんも行ってしまうんだもの。
KP
ドリームランドも広いから、二度目に行っても都合良くシロタエやナシュトには会えませんってことにしようかとも考えたんですが
それはそれでガッカリだし。
ユキ
中だるみしちゃいますしねシーンが。
KP
それもあって変異でめっちゃ急かしました。
ユキ
そうそう、いい感じに追い立てて下さったと思います。
数値として見えつつ上限値分からないのほんと怖いんだ。楽しい。

ユキ
あ、クロの猫もどきチェックはなんだったんですか?
KP
あ、あれはクロのと言うよりユキさんのです。
猫もどきを見る度チェックが入るんですが、6超えるとなれてそれ以上SEN減らなくなるのでカウントしてました。
ユキ
ああー、なるほど。

KP
広場のにゃんこの助力を得て対猫モドキ戦やるとか、じじ猫さんがおじいさんのドリームランドの誘導係やるとか色々考えてましたが
あと子供たちの人間としての手を借りる展開?
結局ユキさん独りで頑張ったなぁ。
これはこれで大変美しい。
ユキ
そう、美しい。クロがいい感じに相棒になってくれましたし。
あと、仕事部屋はなるほど元シナリオでは飼い主のお籠もり部屋だったんですね。絡んでこないなーと思ってたら。
白猫のユキさんと黒猫のクロが夜を駆けるの、ほんとに美しい図でよかった。
KP
よかった!
ユキ
あとユキさんのHPでイノシシにやられたら最悪死んじゃうので、突かれなくてよかった。
KP
そこはさすがに独りなので、イノシシのダメージそのまま採用はしない予定でしたよ。
ユキ
なるほど、そういえば複数PCシナリオでしたね。
KP
ちょっと怪我しちゃうくらいで済む予定だった。
あんまりにもヒドイ出目だったら、シレッと猫もどきに混ざっていた兄弟が助けに入るとかも……
ユキ
ヒヤヒヤするし行動自由だからウロウロしたり考え込んだり色々するけど、ロスト率自体は低いという、いい塩梅のシナリオだなぁ。面白い。
ラストに向けて出目が急速に悪化していった時は焦りましたよもう。
KP
出目悪いね、はい死亡! はあんまり良くないよ! ってルールブックに書いてありますしね。
そこはやっぱり楽しく怖がっていただくのが一番だ。
ユキ
そういうシナリオはそういうシナリオで面白いけど、やっぱり楽しく怖がりつつヒヤヒヤしつつ生還できるの楽しいですしね。
あと今回、本当に老人と白猫にしてくださったおかげで、めちゃくちゃ色々重ねられて楽しかったです。ユキさんでやれてよかった。
KP
結果的に間違って良かった! ということで!
ユキ
そう! 結果的によかった!

KP
勝手に歩き回るこーたくんが誘導・トラブル係として超優秀、こーじくんが進行役として超優秀でした。ありがとうふたりとも。
ユキ
出目が見事にそれを反映してて笑いました。
浩司は本当に苦労人。
KP
最終的に浩太が猫モドキになりかけてしまい笑うしか。
ユキ
そうそれ。浩太、そういうものへの親和性が高すぎる!
KP
さすがに目の前で起きたらもうちょっとマイルドな感じになっていたかとは思いますが。全身に毛が生えてふさふさしてきたとか。
ユキ
ふわっさぁ。
雪の中で保護色仲間になってしまう。困る。
KP
ああー、髪の毛の色が白に引っ張られる~
ユキ
それこそ、治ったあとも髪の毛が一筋白くなってるとかの後遺症くらいは残ってたかもしれませんね。
KP
二人とも大人になって茶色なら、小学生くらいならまだ毛足柔らかいし下手すると金髪に近い筈なんですよね。
ユキ
あれ当初キャラメイクしたときは染めてんのかなって感じだったんですけど、浩司もそうってことは多分地毛なんですよね。
金髪に近い色の中に白は分かりにくいなぁ。
KP
そう、浩司君も茶だったから、「あれ地毛だったのね!」と思った。
ユキ
そこまであんまり考えてなかった!
やっぱり牧志家、祖先になにかいない?
KP
語尾に「にゃ」がついてしまい、髪がちょっと白くなる後遺症ですと?
ユキ
そう。「にゃ」がついてしまって髪がちょっと白くなる後遺症。
ということは浩一郎じいちゃんも、いいかげん白髪だろうけど元々はその色だったんだろうな。
KP
にゃるほどにゃあ

KP
今回じーちゃんの帰りが遅かったのは異変に巻き込まれてたからです。
ユキ
じーちゃぁあん!
KP
だから連絡も無く遅くなったんだ!
っていう裏設定があったりなかったり。
ユキ
それで遅くなってたのか! 元探索者どころかしっかり探索者じゃないですかお爺ちゃん。
KP
おつかれさま、ユキさん。
ユキ
お爺ちゃんはしっかり探索者だし、ユキさんはきっとこの時点でもその相棒なんだなぁ。
ユキさん頑張った!
KP
後でいっぱい褒めて貰えたと思うよ!
ユキ
やったぜ。撫でてもらおう。
KP
あと子供たちは記憶が曖昧だから「なんか楽しかった」程度しか覚えてません。
ユキ
よかった。兄貴が異様なものになってしまった記憶は浩司の中には残っていないんだ。
KP
彼らにとってみれば、当たり前のご飯を食べて、当たり前に遊んで、当たり前に寝ただけだし。
ユキ
とても異様でいい。猫缶のくだりと出ていきそうになっちゃった辺りは本当に異様でよかったです。
これやっぱり浩太の因縁が浩司を巻き込んだんだろうなぁ……。出目的にも。
KP
でしょうね。大変だ浩司くん。
ユキ
本当に苦労人だ。それから時が流れてまた巻き込まれるし。
KP
変な事件に巻き込まれなくても充分大変なのに。
ユキ
巻き込まれなくても十分あぶなっかしいですしね、浩太。もっと大きいはずなのにthe三歳児ムーブだし。
あとたぶんスイッチ入ると周りが見えない特性も前からだろうし。
KP
浩太君たら、「よく大人になるまで無事だったね」と言われる類いのお子様か!?
波照間要素で中和された!
ユキ
yes。
無事だったの浩司とユキさんのおかげじゃないかなぁ……。
KP
それな。
まあでも好意的に見てたんですよね、おじいちゃんの言葉を忘れてしまった浩太くんに腹を立てていたくらいですから、浩司くん。
ユキ
振り回されることも多いけど、もう嫌だ! とはならず好意的に見てましたね。
兄貴がその集中力を生かせる局面では凄いのと、本質はいいやつなのをちゃんと知っていたから。
あと、物心ついてからその調子なので、割と、慣れてる。
さすがにある程度大きくなったら、危なっかしさはマシになったと思います。
大きくなっても危なっかしいままだったら浩司が大変すぎるし。
KP
そんな浩太君が今は極度の心配性に……!
真逆じゃないですかヤダー
ユキ
あの状態の兄貴見たら愕然としますよ、浩司が。
心配性の牧志……浩太は、この時やっていた置き卓、『迷い家は桜の先に』のオープニングで、今までの経験と不定の狂気の合わせ技で不安のあまり奇行しまくっていた。

KP
ユキさんが本当に姉御でカッコよかった。
子供たちを守ってくれて有り難うございました!
ユキ
クロも若いから、メインキャラの中で一番年上がユキさんなんですよね、今回。
それをいいことに、力一杯姉御やれてよかった。
KP
と、いったところでこちらはお開きにいたします。
また機会があったらやりたいですね、キャットゥルフ!
ユキ
ですね! 今度はもっと気楽な野良猫とかでやっても面白いなぁ。ユキさんは相当人間よりだから。
KP
ぽつぽつと公開シナリオもあるみたいだし、なんかいいのあったら叫びます。
ユキ
わーい、その時はぜひ!
ありがとうございました!
KP
公式シナリオもあるしなー。
みんなでわちゃわちゃやりながら遊ぶのも楽しいと思いますよ。
ユキ
ですねー、複数猫でわちゃわちゃしてみたい。
KP
はーい、ではまたー!
ありがとうございました!
ユキ
ありがとうございました!

ひとこと
KP
と、言うわけで最大のポカミスを吐いてすっきりしたKPでした。
大事と言えば大事だけどまあそこまで大事なところじゃないから、変えちゃえばいいよねとは思いましたし、結果的に主人公がユキさんであるところに強くリンクしたのでよし!
時に可愛らしく、ちょっぴり不気味なキャットゥルフも楽しいですね。また遊んでみたいと思います。


【置】CoC『俺の部屋のカーテン幅が足りないんだが』 佐倉&牧志 2

がりがり。
がりがり。

【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 2

「……色々あったよな、佐倉さん」

【置】CoC『夜は星を落とし易い』 牧志&佐倉 3

「……無理強いはやめてほしいな、そういうの」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


【置】CoC『骨組みだけの宇宙』 佐倉&牧志 1

「……大丈夫だよ。手を握ってても大丈夫。だから、いつもみたいに話そうよ」
「ああ……努力する……」

ゆうやけこやけ 第十三話『旅するゆうこや』青森 一

青森 一
■真冬の北海道から真夏の青森へ。
賑やかな鈴の音響く往来に沸き立つ街。
アスパム前で出会ったのは、なんだか怒った人々と不思議な髭のおじさん。

【置】CoC『ティラノサウルスになろう』 佐倉&牧志 1

あの映画じゃん。あれじゃん。馬鹿じゃないのか? あんな映画観たからってこんな夢見ちゃってる俺馬鹿じゃないのか?