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こちらには
『それは月明かりの下で』のネタバレがあります。

ユキ
こんばんはー!
KP
こんばんはー!
ユキ
大人の牧志たちは大変なことになっているけど、こちらは別の意味で大変なことになりつつある。
KP
未来も過去も大変だ。
この時丁度『迷い家は桜の先に』の導入をプレイ中だった。
二人とも大変なことになってる。
KP
そういえば以前に「夢の猫と現実の猫は仲が悪いらしい」って話しましたけど、どうやらソースが間違ってました。
土星の『猫』と地球の猫は仲が悪い、の間違いですね。
ユキ
ああー。なるほど。
よかった、夢の猫と喧嘩しないで済む。
KP
そもそも普通に覚醒世界からこっちにほいほい来てますしね。
ユキ
ですね。

KP
あなたは跳ぶ。夢の境界を越え、夢の世界へと。
ユキ
猫の街を目指して。
KP
きちんと壁に囲われた農地が広がる牧草地の向こう、封建時代風の建物がひしめくように立ち並ぶ都市のはずれに、あなたは降り立った。
見上げれば高い丘があり、神殿が建っている。
町の人々はあなたが生きている世界の住人とは違う格好をしていた。
そして、町には無数の猫が溢れている。
ユキ
よしよし。牧草地の草を数回たしたしと踏み、うまいこと着いたことを確認。
こちらでは今は朝? 昼? 夕方? 夜?(notゆうこや)
KP
そうだなー。
夕方!
ユキ
牧草地を黄金に染める夕焼けの中を、白い毛皮でのしのしと歩く。
まずは近くの猫に挨拶をしよう。
ユキ
「やあ、いい黄昏だね」
KP
「ああ、ごきげんよう」
黒い猫があなたに応えた。
「一緒にバッタでも捕るかい?」
ユキ
「いいね。でも、ちょっと今は用事があってさ。また今度ぜひ一緒させてもらうよ。
ちょいと噂を聞きにきてね。物知りなやつらはいるかい?」
KP
「物知りな奴、ねぇ……今だと」
黒猫は目を細め、きっちりと巻かれた藁に寄りかかって猫に話しかけている農夫風の青年を見た。
「訊いてみたら? 結構詳しいよ」
ユキ
「ありがとう、助かるよ。また今度一緒にバッタ取ろうや」ぴょいと牧草を蹴り、そちらへ向かう。
KP
黒猫は鍵尻尾を立ててあなたに別れの挨拶をした。

ユキ
「やあ、今晩は」青年と猫に話しかける。
KP
農夫風の青年は目深にスワローハットを被り、泥だらけの服を着ていた。
「やり過ぎ?」と青年。
「そうよォ。親しみと泥臭さはまた別なワケ」と猫。
「うむむ。難しいな」
「あら。お客さん?」
ユキ
「おやおや。ファッション講座の最中だったかい? それは邪魔して悪いね」
KP
灰色の猫が立ち上がってあなたの方を見る。
青年もまたあなたを見た……と思うのだが、その顔は強い影に覆われていて見えなかった。
ユキ
「そう、お客さん。聞きたいことがあるんだ」
KP
「何か捜しものかな? そうだろう?
素敵な毛皮のお嬢さん」
「うーん、なんだかキザったらしさが鼻につく感じ」と猫。
ユキ
「うふふ、ありがとう。お上手だね」白い尻尾を揺らす。
「そうだよ、探し物さ。目覚めの世界でちょっと困ったことに足を突っ込んじまってね」
KP
「ほう、それは……」
青年の態度が変わった。真剣味を帯びたような気がする。
「何かあったのかな」
ユキ
「こちらと繋がってるらしいあっちの森の中を、真っ黒な闇を着て何か探し回ってる奴がいるんだ。
そいつの執念に、うちの子供が捻じ曲げられそうになってる」
姿勢を変え、きちんと座って青年を見上げる。
KP
「真っ黒な闇……それは人を食うものかな、それとも亡霊かな」
ユキ
「亡霊、みたいに見えたね。心臓まで凍りそうに冷たかったよ。森の生き物を捻じ曲げて、猫みたいな猫じゃないみたいなものに変えちまうんだ」
KP
「それが現われたのはいつ頃からかね?」
ユキ
「二十年前だ、って爺さんが言ってたね。あたしはまだその頃、そこにはいなかったんだけどさ」
KP
「……気が抜けちゃってる」と猫。
「真面目な話をしているのだから茶化さないでくれるか」と呆れたように青年。
ユキ
「仲が良さそうだねぇ」
KP
「そちらで二十年前か……」
何事か考え込んだ青年を余所に、猫はまあねと応えた。
「人の相談に乗ってやりたいのに、みーんな距離をとってくるって言うから、もっと気軽に話して貰えるようにアドバイスしてやってるのさ」
ユキ
「そういう事ね。猫の相談でも乗ってくれるなら助かるよ、本当に…… どうにかしたいんだ」
KP
「お嬢さんはその影がここから来たのではないかと疑っている?」
青年が言う。
ユキ
「来たかどうかは分からないね。ただ、世界を変えられるのは〈夢見〉の力だろう。少なくともこっちの連中なら何か知ってんじゃないかと思ったんだよ。
気が急いちまって、寝るに寝られなかったってのもあるしね」
KP
「少なくともそういった者はここ……覚醒世界での20年間、門を抜けたことはないはずだ。
この私の名にかけてね」
ユキ
影に覆われた青年の顔を覗き込む。
KP
青年は胸に手を当て、微笑んだ。
顔は見えず、優しい月明かりが見えた気がしただけだったが、確かに微笑んだ、と感じられた。
軽いナシュトさん
KP
なんかここの神様だったから……
ルールブックに「ナシュト」の名前見つけて「おーあの人じゃん!」って見に行ったら普通におじいちゃんで「あ……れ……?」ってなった結果のこの話です。
ユキ
そうそう、あのシナリオのナシュトさんはルールブックのおじいちゃんとかなり違うんですよね。
夢の存在だし複数の姿を持っていたり、実は襲名制や称号名だったりするのかな~って思った。
もしかしたら同姓(?)同名の門番なだけかもしれない。
KP
そうそう、夢だから何でもアリだよね! って思いました。
ユキ
実は初代がおじいちゃんであの人が二代目ナシュトとかだったらかわいい。
ユキではないが、牧志浩太の方がドリームランド絡みの事件でもの凄く軽い、ドリームランドの番人を名乗るナシュトという青年(?)と交流している。

ユキ
「そうかい。……ありがとう。
それじゃあ、こっちの奴なんじゃないかって疑いは消えたわけだね。
けど参ったね、こっちの奴ならこっちから辿れんじゃないかと思ったが、そうじゃないわけだ……」
KP
「そうだなぁ……詳しく話して貰えるかな」
かくしかでもよい。
ユキ
「ああ」
旅行で森の中にある家に来たことから、一通り話します。
KP
「……なるほど、とすると、その亡霊はわけもわからないままに自分の願望を振りまいてしまっているのかも知れない。
見つからないなにかを欲するあまり、まわりのものを求めるものに変えてしまっているのかも知れない」
KP
猫が欠伸をした。
「人間って死んだ後も覚醒世界にしがみついちゃって、気の毒よね。
あたしたち猫なら、いっぱいお願いしたらこっちで生きられるのにさ」 「きみたちは特別なんだよ。
ただ、人間にだってそういうものはいるさ」
ユキ
「そんで二十年ずっと探し回ってんのかい。はた迷惑だけど、哀れなもんだね。……本当にねえ」
KP
「何を探しているのかが分かれば、
その亡霊が探しているものを見つけ出してやることができれば、そういう事は治まるのではないかな」
ユキ
「そうだね、そうしてやれりゃいいんだけど。あいつが探してんの、猫なんだよ。多分」
KP
「そうなんだろうね。
……人間のことは、人間に訊くのが一番だとは思うけれど。
人間は記録を残す生き物だから、そういったものを探してみるのもいいかもしれない」
ユキ
「記録! そういえば、本ってやつがあんだよね。昔の事とか、機械の話が書いてあるんだ」
KP
「20年は君たちにとっては途方もなく長い時間だけれど、人間にとってはそこまでではない。
知っている人や覚えている人、その亡霊が生きていた時の物が残っているかも知れない」
「うーん、ただのいい人って感じ。インパクトが足りないわね」
「真面目な話の最中に評価を挟むのはやめてくれるかな!?」
ユキ
「突然来た猫にこんだけ教えてくれるなら、相当いい人だよ。ありがとう。
ねえ、あたしはあいつがどんな奴なのか知らないんだ。闇のせいでなんにも見えなくてさ。
猫にも見えない闇を見通すには、どうしたらいいかな」
KP
突然、呼びかける声が聞こえた。
KP
「ドリームランドの月の光が届くところまで連れてきてくれたなら」
青年の声が聞こえた、と思ったその時、あなたは目を覚ました。

KP
「ユーキー!」とあなたを呼ぶ声が聞こえる。
1d2 (1D2) > 2
[ こうた ] 変異 : 1 → 3
1d2 (1D2) > 1
[ こうじ ] 変異 : 1 → 2
ユキ
増えたぁあ!
KP
浩太君は喋れなくなりました。
ユキ
ひえぇ、かなり変異してる。
KP
浩太のセリフとアクションはこっちで引取ろうかな。
というか二人ともお預かりしよう。
ユキ
ですな、それがいいかも。変異との兼ね合いがあるし。
ユキ
「フニャッ」一瞬状況が把握できなくて空中でもがいた。そうだ、あっちに話を聞きに行ってたんだ。
呼ぶ声に応えてそっちへ向かう。
KP
こうたとこうじが猫部屋で呼んでいる。
ユキ
今は朝だろうか昼だろうか。太陽の高さを見て確認しながら猫部屋に向かう。
KP
昼くらい。
ふたりはあなたの猫用の餌皿と、皿を二つ持っている。
こうた
「にゃあにゃあ」
KP
遅いよ、とでも文句を言っているのだろうか。
こうじ
「分かってるって。まずユキのぶん……」
ユキ
「ああ、悪い悪い」
半端に猫の言葉のように聞こえる声にそのまま返事をしてしまってから、はっと背筋が凍る。
KP
こうじは缶切りを手に、あなたの餌皿に猫缶を開けた。
それから、
人間用の食器にも、ひとつずつ。
こうた
「にゃにゃにゃぁ」
こうじ
「だなー、初めてだけど美味しそう。
でも缶はあまりないから、カリカリも食べないと」
ユキ
「フギャッ!」
叫び、人間用の食器に盛られた中身を奪い取ろうとする。
違う、違うよ。それはあんたらのじゃないだろう。
こうた
「にゃにゃ?」
KP
こうたはあなたから皿をガードして首をかしげた。
こうじ
「だめだよーユキ。
ユキのそこにあるんだからー」
ユキ
「フーッ!」
人間用のレトルトが置かれた所にタックルして、それを二人の所へ持ってくる。
こうた
「にゃにゃにゃにゃあ」
こうじ
「そうだよ、それ爺ちゃんのだ、勝手に持ってきちゃだめ」
ユキ
こうたが何を言っているかは分かる?
KP
猫語の「さよなら」に近いような鳴き声だが、意味は良く分からない。
ユキ
二人に向かって頭でぐいぐいとレトルトを差し出す。
こうじ
「どうしたんだよユキ?」
こうた
「にゃにゃにゃあ」
こうじ
「横取りなんてしたことないのに」
KP
子供たちは困惑している。
ユキ
諦めてレトルトを横に置いたまま。自分の分の猫缶を食べる。……美味しい。くそ。
KP
二人は行儀良く「いただきます」をして、皿に盛られた猫缶を食べ始めた。
クロ
「ユキねーさん、こんちはぁー……
……なにしてんの?」
ユキ
「やあ。おはよう」大層機嫌の悪そうなドスの効いた声で振り返る。
クロ
「……ちょーっと、カリカリとか、いただけないかなー、なーんて。
ハハハそれどころじゃなさそうだねハハハ。
また後にする」
ユキ
「いいよ、もらってきな」
こうた
「にゃ」
こうじ
「お、たべるかー? ちょっと待ってな」
KP
こうじがばたばたとキッチンに駆けていった。
ユキ
「収穫はあったんだよ。
それ以上に状況が悪化してて、自分の不甲斐なさにイライラしてる所さ」
クロ
「そ……っか。うーん、なんか、まずそうだね」
KP
クロは子供たちを見て耳を寝かせた。
こうじ
「はーいどうぞー」
KP
こうじは缶切りで缶を開けると、皿に盛り付けてクロの前に置いた。
クロ
「わ、わーい、猫缶なんて、初めて……だなぁ」
KP
クロの声は引きつり、尻尾は足に巻き付いていた。
本当に食べていいのか、とあなたの様子をこわごわとうかがっている。
ユキ
「いいよ、いいよ。食べていきな。あんたは悪くないんだしさ」
KP
クロは猫缶を恐る恐る、やがてガツガツと食べた。
クロ
「涙が出るほど美味しいと思うんだけど味がわかんない……」
ユキ
「奇遇だね。あたしも美味いのに砂喰ってるような気分さ」
こうた
「にゃにゃにゃあ」
KP
こうたが皿を持ってすっくと立ち上がると、キッチンへと駆けていった。
〈聞き耳〉をどうぞ。
ユキ
CCB<=40〈聞き耳〉1D100<=40) > 33 > 成功
お、怒りのパワー
KP
こうたはそのまま土間の方へと走っていった。
ガラガラと玄関を開けた音がする。
ユキ
もしかして、爺ちゃんが帰ってきたんだろうか。
一緒に玄関へ向かう。
KP
こうたはそのまま外に遊びに行こうとしている。
戸締まりをしたら遊びに行ってもいいのだ。
ユキ
「ニャー!」
この状態のこうたを放っておくのは気がかりだ。こうじに一声かけ、一緒に出る。
こうじ
「あにき、ユキ!?」
KP
背後でこうじの慌てた声が聞こえた。

KP
こうたは足早に駆けて行く。
あなたは気付くだろう。こうたは地蔵堂へ向かっているようだ。
ユキ
足早に追いかける。地蔵堂? 猫の集会はまだだよ。
それとも、まさか、呼んでいるのか。奴が。
KP
こうたは途中であなたがついてきているのに気づいて嬉しそうに笑った。
その走る短パンの隙間から、ぷりん、という音がしそうな風情でしなやかな尻尾が生えた。
ユキ
そりゃああんたらが猫だったら、なんて思ったこともあるさ。でもこういう意味じゃないんだがね。
KP
浩司のステータスは無いか。
どっちの方が足が速いのかな。
ユキ
ああー、【POW】/【INT】しか決まってないですね。
たぶん浩司の方が【DEX】上じゃないかな? と思います。
【STR】は浩太が、【DEX】は浩司が上とかだと、ぽい。
あとストッパーの方が【DEX】上じゃないと何かと大変ですしね。
KP
たしかに!
ユキ
【APP】/【CON】は同程度、【STR】は浩太の方が上、【DEX】は浩司の方が上かな。
こうじ
「待ってー!」
クロ
「フミー!」
KP
いつの間にか、こうじとクロが追いついてきていた。
ユキ
「こうじ、それにクロ!」
KP
クロが先導するように走っている。
そして、四匹……もとい二人と二匹は地蔵堂にたどり着いた。
こうじ
「はぁはぁ、はぁー、ぜったいやるとは、思ってたけどにゃあ」
こうた
「にゃあにゃにゃにゃあ!」
ユキ
「何言ってんのか分かんないよ、こうた……」俯く。
ユキ
しかしすぐに我に返り、のしっ、と土を踏んで地蔵堂を見上げる。
あの嫌な冷気の気配はあるだろうか。
KP
冷気の気配はここにはないようだ。
こうじ
「あにきが先にでちゃったら、戸締まりできないって」
こうた
「にゃにゃあ」
KP
こうじは呆れたように鼻を鳴らした。
ユキ
「……そういう所は変わってないねぇ。そりゃそうか」ぷす、と鼻を鳴らす。
こうた
「にゃにゃ」
KP
こうたはドヤ顔で地蔵堂の側に立っている看板を指さした。
ユキ
目の前の地蔵堂と、その看板を見てみよう。
KP
なにやら書いてある。
人間はたまにこういう、そこにあるものの説明を看板に書いて立てたりするのだ。
こうじは諦めて虫を探し始めた。遊ぶことにしたらしい。
ユキ
〈人語〉60あるが、何が書いてあるかちょっと分かったりしないだろうか。
KP
おっ、高い。解読係要らなかったか?
〈人語〉どうぞ。
ユキ
CCB<=60〈人語(ニャース)〉1D100<=60) > 38 > 成功
KP
〈ニャース〉……〈日本語〉でいいよなこれ。
ユキ
知識系洞察系に振りすぎて猫的スキルが足りないユキさん。
KP
昨日の夜は高いところにあって気付かず読めなかったが、今なら何とか読める。
『西の森のお地蔵様』
このお地蔵様は、住人が森で迷わぬようまつられたものです。
以前は森の西側にありましたが、それではお地蔵様も寂しかろうと、人の多いこの場所に新たな地蔵堂を建てて移っていただきました。
ただ、お地蔵様の基部は動かせなかったため、いまでも元の場所に残されております。
KP
……と、書いてある。
こうた
「にゃ! にゃにゃ! にゃにゃにゃあ!!」
KP
ドヤ顔で読んでいるがいかんせん謎言語である。
こうじ
「へー、お地蔵さんも引っ越しするんだ」
ユキ
看板の裏側に回り込んで見てみる。意味深な落書きなどないだろうか。
KP
ないみたい。
クロ
「……大変だな。
これは、うん、随分と、まずい。
何とかしてやりたいけど……」
ユキ
「そうだよ。不味い。……夢の方でさ、いくつか話を聞いちゃきたんだ。
あいつが誰か探してるせいでこの子達を巻き込んでんなら、探してる奴が誰なのか、代わりに見つけてやればいい、ってさ。
簡単に言うよね……」
クロ
「ええーっ、20年前のやつを? 探してる本人死んでるのに!?
ムリムリじゃん」
ユキ
「そうだよ、しかも奴は真っ暗闇を着てて、顔もわかりゃしない。人間なら何か知ってるかもしれないったって、猫にゃ荷が重いよ。
それでも、見つけるしかないんだ。なら、やるさ」
クロ
「うぅーん、難しいよぉ」
ユキ
「やらなきゃ、あの子達を持ってかれちまう。
持ってかせるもんか。
うちの、あいつの子供なんだよ……」
クロ
「だよなぁ、そりゃ、大事だよなぁ……
オレも猫缶もらっちゃったし、手伝うよ……怖いことでなけりゃ」
ユキ
「ありがと、助かるよ」
こうじ
「あ、猫!!」
KP
こうじが茂みをのぞき込んで言った。
どうやらそこに、ほぼ色が抜けた三毛猫が寝ていたようだった。
ユキ
「やあ、昨日ぶり」のしのしとそちらに歩いてゆく。
こうじ
「かわいい!!!」
KP
こうじはそっとグーを目の前に出す。
『爺ちゃん』はあなたをちらりと見ると、面倒臭そうにこうじの手に鼻をくっつけた。
押しのけただけかも知れない……

KP
といったところで、続きは次回!
ユキ
はーい! こうたが大変なことに!!
KP
なんですか尻尾かわいいじゃないですか。
ユキ
大層かわいいしニコニコするけど喋れなくなってるし二人揃って猫缶食ってる!
KP
こうじ、大変だな……
お察しかと思いますがこれ以上変異が上がると二人して喋れなくなってしまいます。
ユキ
ですよね。
KP
本人自覚無いけど、大変なことにはなってるから……(再)
ユキ
大変だ。〈人語〉60を生かして(?)人間に聞き込みなのか!? とりあえずお地蔵様がもといた場所には行ってみたいところ。
KP
あ、シナリオには「生肉食べる」って書いてましたけど、生肉食べたら危ないので猫缶にしました。
ユキ
それは危ないので助かります。
KP
あ、ペットフードでもいいんだ。よしよし。
はやいとこ正気に戻してあげてください。がんばれユキさん!
段階2 生肉やペットフードを食べる
段階3 喋りがおぼつかなくなり、猫語のさよならに似た鳴き声を発するようになる。猫尻尾が生える。
ユキ
とりあえず傍から見るとフリーダム猫尻尾な浩太はかわいいけど起きてる事は大変だ!!
KP
そしてKP喋りがデアルじゃなくて結局普通になっちゃった。
まあいっか事件起きたし。
ユキ
まあ起きたし。ゆうこやじゃなくなったし。ユキさんシリアスにお怒りだし。
~ただいまのほうしん~
 ・三毛猫にお地蔵様のあった場所について聞く
 ・お地蔵様が元あった所へGOする
 ・お爺ちゃんが帰ってきたら、お爺ちゃんと居れば知人にも話を聞きたいけど猫なのよね。
ユキ
いきなり進んだなぁ。
「さよなら」って言われ続けてるの、ユキさん余計に背筋が寒くなるのよ。
KP
こわいよなー、様子がおかしくなった飼い主がカタコトでサヨナラ言い続けてるの。
あと猫尻尾は捏造です。
ユキ
やったぜ。>捏造
片言で「さよなら」って言われ続けたらそりゃあ怖いし持って行くな! って怒るのよ。
しかし進行が急激すぎて怖いというか、もっとやれることがあったりした? 行動が遅すぎるのか? 怖いなぁ。
KP
そうだなー、やれること出てるほかにも一つあります。
それのヒントを出そうかなと思って爺ちゃん出しました。
ユキ
おお、助かります。なんだろ、今(昼)の時点でやれることかな。
KP
今やりたければできますけど、朝立て続けに色々起こってそれどころじゃなかったな。
ユキ
そうなんですよねドリームランド行くし浩太は飛び出すし。
うーん、なんだろ……家のマップあるわりに今の所あんまり家の中が絡んでないのも気になる。
KP
まあ困ったらここの猫たちに相談したらなんかかんか助けてくれると思ってください。
ユキ
ありがたい。困ったら相談しよう。
KP
本当はパーティープレイの奴だから、そのぶん牧志兄弟パーティーメンバーみたいに使ったりしますので(鬼)
ユキ
パーティーメンバー(猫)になっちゃう!
KP
ではまた次回~
ユキ
また次回~! ありがとうございました!

ひとこと
KP
シナリオ見た人は「どうしてこんな事になっているの?」と思うと思います。2点ほどあからさまにシナリオに反しています。
そこには重要な意図が……ありません! ただのやらかしです。


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本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


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