こちらには『静寂舞手』のネタバレがあります。
※他のシナリオにも言及していますが、明言されていないものなどは除外しています。


本編見る!
KP
がちっ、と一際大きな音がして── 牧志の背後にあった柱時計の針が、十二時を指した。
時計の鐘の重たい響きが、空間を揺らした。
佐倉 光
「時計?」
そういえば柱時計って……
KP
その音に呼応するように、闇が、深まっていく。
上階から透ける僅かな月明かりが、届かなくなる。
半田の持つ懐中電灯が、たよりなげに数度明滅し── 周囲が暗黒に呑まれた。
牧志 浩太
「えっ、」
KP
闇の中から、笑い声がする。
老若男女、ありとあらゆる『ヒト』の笑い声。
底なしの闇が、暗黒の中でもなお暗い闇が、ひたひたとあなたの足元に迫り来る。
息が詰まる。
佐倉 光
「またあいつかよ……!」
KP
頭がつうんと痛み、
牧志 浩太
「ぐっ……、」
牧志の微かな呻き声が聞こえた。
佐倉 光
「……!」
KP
頭の中に手を突っ込まれ掻き回されるような不快感が、あなたを苛む。
佐倉 光
「あぁ、ああぁぁぁぁぁああ。
入ってくるな……っ!」
KP
あなたはたまらず目を閉じる。
半田 亮司
「くそ」
その時、不意の発砲音とともに、瞼の裏まで届くような閃光が辺りを照らした。
見れば半田が時計に向かって猟銃を構えており、文字盤の真ん中が煙を上げていた。どうやら、あの時にも使ったのだろう、照明弾か何かを放ったらしい。
佐倉 光
「!」
KP
しかし、それが闇と哄笑を吹き払ったのは一瞬にすぎなかった。
時計の駆動音が止まらない。やがて二つ目の鐘が鳴る。
半田 亮司
「チッ、やはり止まらんか……。上階を目指すぞ。元凶はおそらく、コイツではない。
君達にどう見えているかは分からんが、コイツはただの止まったガラクタだ」
KP
半田の発した言葉に反応するように、一瞬、目の前の柱時計に、雨ざらしになってボロボロに壊れたみすぼらしい時計の残骸が重なって見え始める。
しかし鐘がもうひとつ鳴ると、あなた達の視界には再び暗黒が押し寄せる。
佐倉 光
そうか、この人は術の外にいる。
正しい姿が見えているんだ。
「わ、わかった……!」
何とか部屋を出て階段を登ろうとする。
KP
二人とも【POW】×5
牧志 浩太
CCB<=(12×5) 【POW】 (1D100<=60) > 55 > 成功
佐倉 光
CCB<=(15×5) 【POW】 (1D100<=75) > 50 > 成功
KP
あなた達は確信する。いま見えているものは、動き続ける柱時計は、悪趣味な幻影は、この苦痛は作り物に過ぎない。
佐倉 光
牧志の方に振り向いて、動けるか確認。
牧志 浩太
「大丈夫、動ける!」あなたと共に、牧志は階段へ向かって走り出す。
半田 亮司
半田があなた達を守るように、その後ろを行く。
KP
あなた達は階段を目指す。
佐倉 光
痛みを無視して前へ前へと足を運ぶ。
牧志 浩太
大丈夫だ、という牧志の呟きが聞こえた。痛みを振り払い、自分に言い聞かせるような。
KP
しかし、部屋の出口までのおよそ五メートルほどの床には、べったりと横たわる闇が蠢いていた。あなた達を喰らおうと蠢く、悍ましい闇だ。
牧志 浩太
「あれも幻、か……!?」
佐倉 光
「さあな!」
KP
思わず足が竦んだそのとき、地面から湧き出るようにして、手のひらサイズの白いものが出口に向かって飛び石のように浮かんでくるのが見えた。
佐倉 光
「なんだよこれ……」
KP
全ての光を吸収するかのような、不気味な漆黒の帯の上に、ぷかりと浮かんでいるのは、白い柔らかそうなパンだった。
佐倉 光
「これ……」
佐倉 光
アカンやつだー!
KP
【知識】または【アイデア】
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 52 > 成功
佐倉 光
CCB<=95 【知識】 (1D100<=95) > 89 > 成功
あぶ!
KP
あなた達は、揃ってある童話を思い出すだろう。
美しく傲慢な娘が、靴を汚さずにぬかるみを渡ろうとして、頂きもののパンを踏みつける話だ。
パンを踏みつけた娘はどうなったのだったか。
──そのまま沼へ沈んだのだ。
そうだ。こんな所にパンが浮かんでいるはずはない。これは、『魔女』の見せる幻覚だ。
佐倉 光
「踏んだら地獄行きじゃねぇか。
牧志、パンを」
牧志 浩太
「踏むな、だよな?」
佐倉 光
言いかけて、彼も思い出したことを知る。
「そうだッ!」
そもそもこんな所にパン置いた奴が呪われるべきじゃねぇのか!?
牧志 浩太
「分かった。幻だ、これは!」
彼がそう叫ぶと共に。飛び石のようなパンはふっと消えて、漆黒だけがそこに横たわっている。
佐倉 光
闇の中に踏み出す。
牧志 浩太
あなたと共に、彼は闇の中へと踏み出す。
KP
闇は、あなたがたを喰らうことはなかった。
佐倉 光
「沼踏んだからアウト! とかならないあたり、変なとこでフェアだな。
ゲームはゲームって事かよ、くそ」
牧志 浩太
「本当にな。まだゲームをやってるつもりなんだろ」
KP
『おやおや』
くすくす。くすくす。あらゆる闇の中から聞こえる笑い声が、『魔女』の声となって多重に響いた。
『まったく諦めが悪い人達ですねえ。もっと早く絶望してくれるかと思いましたのに』
佐倉 光
こんなものじゃない。
あえて言って喜ばせる気にはならないが、横を行く牧志の痣をちらと見た。
牧志 浩太
あなたの横を行く彼の首筋には、べったりと赤い痣が胸に向かって伸びている。あの時からずっと、薄くなることも消えることもない痣。
佐倉 光
この程度で絶望なんかできるか。
ひたすらに前へと闇を潜ってゆく。
「悪魔がいなかろうが、COMPがなかろうが……
俺が俺である限り」
ぎりぎりと歯を噛みしめ、進む。
誰にも俺の道を塞がせない。
牧志 浩太
牧志は横を行くあなたの眼を一度見て、しっかりと頷いた。
佐倉 光
挑発的なことを言ってもいいことは起きないだろうから、あまり口には出してない!
???
『あらあら。惜しいですが、もう食べてしまいましょうか。最期に少しばかり追いかけ回して、スパイスくらいにはしてあげましょうね』
あなた達を取り囲むように、闇が高く高く伸びて天井まで埋め尽くす。
一斉に、赤黒い闇があなた達へ向かって雪崩を打ち──
佐倉 光
そういえば、あのページは……?
ふと、思った。
半田 亮司
──ダァン!
銃声が、轟いた。
硝煙が闇の中、わずかにたなびく。
???
「あらあら」

あなたがたの視線の先でゆらりと闇が滓のように揺れ、愉し気に笑みを浮かべた『魔女』がその輪郭を形作った。

その胸には大きな穴が空いていた。
佐倉 光
そのことに驚く。
あいつ穴とか空くの?
???
「おやおや、無粋な猟師が紛れ込みましたね。老人はキャスティングしていませんよ」
半田 亮司
「お前だけはこの手でハチの巣にしてくれる。来栖と汎子の分まで苦しみ抜いて死ね」
猟銃を『魔女』の頭に向け、半田が低い声で言う。
???
「おやおや、勝手に登場人物を増やさないでいただけませんか?」
佐倉 光
やった、頑張れ爺さん!
と思うと同時に、嫌な予感がしてならない。
あいつは本当にそんな物で倒せるのか?
半田 亮司
「あいつらの無念をその命で償え、話はそれだけだ」
半田はもう一度銃弾を放つ。
???
『魔女』の頭に大穴が空く。
『魔女』は闇に溶け、
牧志 浩太
「……だめだ、効いてない」
???
「ああなるほど、かつての私の食材にご執心ということでしょうか?  いいじゃないですか、その目!  たまらない!」
また姿を現した。
佐倉 光
「くそ」
半田 亮司
チッ、と小さく舌打ちが聞こえた。迫り来る闇のあいまの僅かな月明かりの中、半田が悔しそうに顔を歪めて銃を下ろしたのが見えた。
佐倉 光
「くそ、くそ! 時間が」
時間があれば、あのページを皆でチェックして、ここであいつに対抗できたかも知れないのに!
KP
四つ目の鐘が鳴る。
部屋にわだかまる闇がまた一段と濃くなり、面積を増していく。
『魔女』はおかしそうに笑い、あなたがたを順繰りに見て満足げに目を細めた。
???
「十二時の鐘が鳴り終えたらディナータイムとしましょう。抱き合って泣くなり、神に祈るなり、高潔な最期のために自決するなり、お好きになさって構いません!」
嘲笑う声が途絶え、人のかたちをしていた『魔女』は、滓のように『ほどけた』。
流動的なその影は人間ひとりぶんの質量を感じさせながら、幾重にも重なって波のように漆黒の影の中へと同化していく。
半田 亮司
「クソッ、絶対に仕留めてやる……!」
半田は肩で息をしながら、『魔女』の消えた場所をじっと睨みつけていた。
KP
── やがて五つ目の鐘が鳴る。
佐倉 光
「余裕ぶっこきやがって……
けどラッキーだ。時間ができた」
牧志 浩太
「あのページ、だよな。ここに持ってる」
佐倉 光
「使い方は分かるか?」
牧志 浩太
「いや、見る時間がなかったんだ」
KP
鐘は今、五つまで鳴り終えている。
のこり七つを数えるまでにここから脱出しなければ、迫りくる漆黒の影に飲み込まれてしまうだろう。
三人は部屋の中央におり、すでに全ての壁から5メートルぐらいずつ闇が侵食してきている。
部屋の中央のぽっかり取り残されたスペースは、鐘が鳴るたびに小さくなっていく。
あなたがたは残されたわずかな時間で、起死回生の一手を考えねばならない。
佐倉 光
「半田さん!」
半田 亮司
「ああ」
佐倉 光
「このページ、読めますか」
焼け残った本も出す。組み合わせる必要があったりするかも知れない。
半田 亮司
「見せろ」
半田は牧志からページを、あなたから本を奪い取るようにして、内容を確認する。
佐倉 光
あとは、ここであの物騒な種出して血をかけるのも手かなー。
一応あの不気味な人形も出しておこう。
半田 亮司
「これは……、クソ、そういう事か」半田が周囲の闇を見回し、微かに悔しそうな声を漏らす。
佐倉 光
「役に立たなさそうですか」
半田 亮司
「いや、違う。コイツは『イステの歌』の残りのページだ。このページがあれば、俺が知る知識を改良して、奴を吸い取る紙を作れる。奴を封じられる……、クソ、時間が足りない!」
半田の叫ぶ声はなかば嘆くようですらあった。致命の手段が手の中にあるのに、時間が、足りない。
佐倉 光
「ちぇっ。じゃあもう一個の手だ」
牧志 浩太
「役に立つけどすぐじゃないってことか、……っ、そうだ。佐倉さん」
佐倉 光
「ん?」
牧志 浩太
「確か、そうだ。建物の二階くらいになる種って、あったよな。あれを……、ああ、でも、あの袋は空だった」
KP
あなたたちはきっと、同じ事に思いあたったのだろう。
佐倉 光
「ああ、ちょうどそれしかないと思ったとこ」
牧志 浩太
「もしかして、持ってるとか?」
佐倉 光
「不確定要素多すぎて、使いたくないんだけど、しゃーねぇ」
あの不気味な死体人形を出す。
KP
その腹は裂け、中から微かに胡桃のような種が覗いている。
半田 亮司
「已むを得んだろう。他に方法がない」
佐倉 光
で、ナイフは消えてたよな。
ああ、でも
指先の怪我、血は止まってるのかな?
KP
指先からはまだ微かに血が滲んでいる。
六つ目の鐘が鳴る。くすくすと笑い声がして、あなたがたの居場所がまた少し削り取られた。
佐倉 光
じゃあ、せっかく手当てして貰ったけど外して……
「牧志、これ」
と水溶液を差し出す。
牧志 浩太
「これは?」
佐倉 光
「この種を止められるかも知れない魔法の水!
まずそうだったらぶっかけてくれ。けど、誤るなよ。突き破れなかったら元も子もない!
あと俺が食われる前に頼む」
牧志 浩太
「分かった!」
半田 亮司
「待て」
佐倉 光
振り向いて言葉を待つ。
半田 亮司
「ここじゃまずい。あの影は血の臭いを嗅ぎつける。影から一番遠い所を探せ」
佐倉 光
「影から一番遠い?」
部屋の中央か?
半田 亮司
「俺は君たちを援護する。つぎの鐘を合図に照明弾を撃とう。奴はそれで多少怯む、その隙を狙え」
佐倉 光
「分かりました」
半田 亮司
「一人が種を植えろ。その間にもう一人が血を与えろ!」
佐倉 光
植える必要があるのか。それはそうか。
じゃあ、牧志にミニマキシをあげよう。
正気度大丈夫かこれ?
牧志 浩太
牧志は頷いて、あなたから人形を受け取る。その異様な姿に一瞬驚いたものの、すぐにその中に種の存在を見つけたらしい。
あなたと人形を結んでいた朽ちた紐は、簡単にあなたの手首からちぎれた。
佐倉 光
巻いてくれていたであろうガーゼや包帯を引き剥がす。空気に触れるとまだ痛む。
牧志 浩太
あなたは痛む傷を空気にさらす。牧志は周囲を見回す。
KP
七つ目の鐘が鳴る。半田はあなた達が背を向けたのと同時に再び閃光を放った。
あなたがたの陣地はじわじわと少しずつ削り取られてはいるものの、影はわずかに怯んだように見えた。
佐倉 光
本物の光でなら、あれを怯ませることはできるんだ……
マッチの光が効かなかったのは、あれが幻覚だったからか。
KP
牧志、〈目星〉
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 83 > 成功
KP
全ての影から一番遠い場所…… つまり陣地の中央の石畳の隙間に、種を埋められそうな亀裂を見つけた。
牧志 浩太
彼の足元を目がけて伸びてくる影を避けながら、彼は人形から種を取り出し、その隙間に押し込む。
「佐倉さん、頼む!」
佐倉 光
傷を燭台の先で広げつつ屈んで、種に傷口を押しつける。
絞り出すように、二度三度。
「いってぇぇ!」
KP
種がわずかに蠢いた。血液の量が足りない!
半田 亮司
「使え!」
半田があなた達の横に向かって、小さなナイフを投げる。
佐倉 光
「もっと早く欲しかったです!」
叫んでナイフを滑らせ、流れる血を種に。
KP
HPを-1してください。
佐倉 光
「起きろ、食え、エサだ!」
[ 佐倉 光 ] HP : 9 → 8
ナイフ
佐倉 光
誰か刃物持ってない?
って訊こうと思ってたのに、発言何かで後回しにされて忘れられたかw
KP
ああー、言ってましたっけ。すみません、KPが見落としたっぽいです。
佐倉 光
いや、私が発言忘れてたっぽいです。
KP
なるほど。佐倉さんもドタバタで言いそこなったかな。
佐倉 光
それで燭台なんかでぐりぐりするハメに!
KP
いたい!
佐倉 光
しかもそれじゃ足りなかったし!

KP
そのとき── 種がぞぐりと蠢いた。
まるで生き物がわずかに身じろぎし目を覚ますように、二度、三度。
次の瞬間、種がはじけ飛んだ。
佐倉 光
「よしっ!」
KP
傍らの人形を喰らい、辺りの地面を喰らい、種は蔓となり天井に向かって瞬く間に伸びてゆく。蔓がみるみるうちに量を増してゆく。
牧志 浩太
「っ、うわっ!」
KP
辺りの地面がめくれ上がり、あなた達は足元を掬われる。あなた達は、伸びてゆく蔓にしがみつくしかなくなる。
佐倉 光
「掴まれ!」
叫んで傷口を……もう要らないな血!
牧志 浩太
「あ、ああ!」
半田 亮司
半田は咄嗟に猟銃を脇に挟み、同じように蔓にしがみつく。
佐倉 光
天井に叩きつけられないように、頭を庇って必死に体を平たくするだけだ。
KP
八つ目の鐘が鳴る。いや、おそらくは鳴っている。崩れ落ちる瓦礫の音や地鳴りが合わさり、互いの声すらかき消される。
牧志 浩太
「わ、わ、うわわわわ……!」
牧志の声が瓦礫の音に、もうもうと舞う土煙に掻き消される。
佐倉 光
みんなが無事でいてくれることを願うばかりだ。
こういう時は神に願ったりするのか?
KP
あなたはこういうとき、何に願うのだろうか。彼は。
佐倉 光
牧志は皇津様が助けてくれるなきっと!
俺は……二年前だかに科学技術館調べるついでに行ったとこのカミサマとか、助けてくれないかな! 二年前じゃノーカンかな!
ちなみに彼がお参りに行ったのは靖国神社。
二年前だからどうこうじゃなくて、誰にお参りしたか忘れているようじゃ駄目だろう。
KP
……振り落されないように必死でしがみついていると、ふと足首を舐めるような感触に気づく。まさか、影か?
いや、違う。
あなたは気づく。
いつのまにか、あなた達の足首や腰に、植物の巻きひげが絡みつき始めている。
牧志 浩太
「佐倉さん! これ……、まずいかも!」
土煙の向こうから牧志の声。
半田 亮司
「クソ、取るな!」見れば半田も、猟銃を巻き取られないように必死で抵抗している。
KP
あなたは思い出す。この植物は獲物を取り殺すのだ。
佐倉 光
血が出てる出てない関係なくやられるのかよ!
「牧志ーっ!
瓶だ!」
牧志 浩太
「あ、ああ!」
牧志は応えて瓶を取り出す。
半田 亮司
「投げ上げろ! 俺が撃ち抜……クソ、射線が通らない!
君達のいる枝を少し下げてくれ!」
半田は伸びてくる蔓に邪魔されながらも、どうにか猟銃を構える。
KP
チャンスは、一度きりだ。
佐倉 光
位置関係どんな感じなんだろ。
KP
あなた達はそれぞれが同じ太い枝に重心をかけているが、そこから伸びている蔓に身体を絡めとられている状態だ。
半田はあなた達の向こうから、天井近くに広がっている蔓の中核を狙っているが、あなた達が邪魔で撃ち抜けない状態にある。
蔓に体重を乗せて勢いをつけるなり、力で振りほどくなりして枝から身を乗り出したり飛び降りようとしたりすれば、枝はあなたがたの体重に引かれて下がるだろう。

どんなやり方でもいい。二人で力を合わせ、あなた達のいる枝を彼の射線から逸らせ。

──二人の力を合わせる時だ。
佐倉 光
力は無理! 体重ならまだしも?
KP
ここは、「あなた達が枝に掴まったまま、彼の射線を邪魔しない位置に移動する」という目的を達成すれば、手段は何でも構いません。

任意の技能または、能力値×5での判定が可能です。
佐倉 光
【SIZ】って使えるんだろうか。
KP
【SIZ】も使えます。
あるいは牧志があなたの身体を支えながら、あなたが持っていたナイフで枝を怯ませるといった手段も使えるでしょう。
佐倉 光
あー、ナイフね。
そっちにするか。
ナイフはこの状況なら外れようがないだろうし。
じゃあ、持ってたナイフで枝を刺しながら、牧志に声をかけよう。
手が届くくらい近くにいる?
KP
煙が少し晴れて気づけば、彼はあなたのすぐ近くにいる。
佐倉 光
最初の一撃は浅く。どの程度の攻撃が影響を与えられるのか。
牧志は牧志で瓶投げなきゃいけないしな
「枝を攻撃する! 牧志、手を貸してくれ!」
牧志 浩太
「分かった!」
彼は不安定な枝の上であなたに向かって手を伸ばし、瓶を持ったままあなたの身体を支えようとする。
佐倉 光
枝が動かないようならもう一撃、今度は枝深くに刺さるよう。
KP
では、そのやり方なら…… 牧志は【STR】×5または【CON】×5、佐倉さんは【INT】×5または【DEX】×5のいずれかで判定! どっちで判定するかによって描写が変わります。
佐倉 光
火かき棒を壁に突き立てて支えにする、もやるべきだったかなー
とりあえずこっちは【INT】だ!
牧志 浩太
こちらは【CON】で判定!
CCB<=(12×5) 【CON】 (1D100<=60) > 16 > 成功
佐倉 光
CCB<=(17×5) 【INT】 (1D100<=85) > 9 > スペシャル
ナイスだ!
シークレットダイス
KP
sc((16+9)/2) c((16+9)/2) > 12
s1d100 (1D100) > 38
(ここ、ちょっとKPの力不足で扱いきれない判定方式だったため、改変しています。出目の平均値が1d100より低ければ成功としてます)

佐倉 光
コロコロしまくってるな。
なんか良くないことが起きた予感。

KP
不安定な枝に掴まりながら、牧志があなたの身体をしっかりと支える。無理な力が掛かって震える腕は、それでも振動に耐えきってあなたを支え続ける。
あなたは彼に身体を支えられながら、枝を一度、二度と切りつける。枝を目的の位置まで導くために、相手の状況を読み、状態を読み、現状を読む。
枝が嫌がるように大きくたわんだ。
佐倉 光
「今!」
牧志 浩太
牧志があなたの声に応え、瓶を高く投げ上げる。
半田 亮司
直後。
半田が、投げ上げられた瓶を蔓の中核ごと、正確に射抜いた。
KP
次の瞬間、劇的な変化が起きた。
あなた達を締め上げてのたうつ大木が、まるで石に変じたかのように、ぴたりと動きを止めたのだ。
佐倉 光
「……!」
KP
身体に巻きついた蔓が、一斉に枯れ始める。
佐倉 光
「やべ」
牧志 浩太
「え、これ、落ち」
佐倉 光
「飛び移れ何でもいいから!」
周囲につかまれそうな物はないか?
佐倉 光
一通でございますかー
KP
──やばい。
どちらからともなくそう思っただろう。
咄嗟にあなた達は、無事な別の枝に飛び移る。
牧志 浩太
「あ、ああ!」
佐倉 光
本体の枝もしぼむ?
KP
幸い、枝は無事なようだった。
佐倉 光
「大した腕だ、あの爺さん。
趣味ってレベルじゃないな」
半田 亮司
「来い、こっちだ」
半田があなた達に向かって腕を伸ばす。成長しきった植物の幹の真上は、その上の蔓が枯れてちょっとした足場のようになっていた。
佐倉 光
「はい!」
これがいつまで伸びているか、枯れるか、想像もつかない。
急いで移動する。
牧志 浩太
「あ、はい!」
半分何だか分からないまま、牧志も彼の声に従い移動する。
KP
……植物の太い幹の上に、あなた達はひとまず落ち着く。
月の明かりが、辺りを照らしていた。
崩落した天井のかけらが散らばる床には今のところ、あの不自然すぎるほどに黒い影は、見当たらなくなっていた。
哄笑も魔女の声も途絶え、辺りは呼吸の音すらはっきりと聞こえるほどの静寂に包まれている。
佐倉 光
「これでクリア、か?」
半田 亮司
「今の所はな。奴がこれで引き下がったとは思えん」半田は猟銃を傍らに引き寄せ、大きく息をつく。
佐倉 光
「さすがにひやっとしたな……」
牧志 浩太
「ほんとにな、死ぬかと思った……、そうだ、佐倉さん。この人は?」
佐倉 光
「ああ、そっか、紹介まだだったっけ。
半田亮司さん。ノートに名前があった人だよ……って、ノートのこと覚えてるか?」
牧志 浩太
「あの、犠牲……、になった人達のノートだろ? 覚えてるよ。あの時は頭の中がグチャグチャで何も思い出せなかったんだけど、今は大丈夫みたいだ」
佐倉 光
「正直借りを作りすぎて頭が痛くなるくらいの命の恩人だな」
牧志 浩太
「半田さん、さっきから色々助けてくれて、ありがとうございます」牧志は数度肩で息をして息を落ち着けると、半田に礼を言う。
半田 亮司
「構わん。こちらこそ、君達に助けられてもいるしな。さっきは一人ではやれなかった」
佐倉 光
「じゃあ運命共同体ってことで」
「あのクソ魔女の頭叩き割れるならいくらでも協力しますよ」
半田 亮司
「そうだな、そうしてくれ。君達は俺が無事に帰す。ここからも力を貸してくれ」
牧志 浩太
「はい、勿論。俺、牧志浩太です」
半田 亮司
「改めて、半田亮司だ。宜しく頼む」半田は牧志にも利き手を差し出し、牧志はその様子をみとめて、同じく利き手で握手を交わした。
牧志 浩太
利き手を差し出すということの意味を、彼もなんとなく分かったようだった。
佐倉 光
情報交換もしないとなー。
牧志から詳しい話も聞きたいしなー。
佐倉 光
「半田さん、さっきのページ、時間があれば何とかなるんですか?」
半田 亮司
「そうだ。さっきは時間がなかったが、幸い少し時間ができたらしい。今ならあれが使えそうだ」半田は猟銃を傍らに置き、ベストのポケットから先程のページを出す。
佐倉 光
横からのぞき込む。
半田 亮司
三つに裂けたそのページには、びっしりとラテン語の文章が刻まれていた。
佐倉 光
「やっぱ読めねぇ……」
牧志 浩太
「前は読めた気がするのに、読めない……」
半田 亮司
「ラテン語をか? 珍しいな」
牧志 浩太
「昔にちょっと」
佐倉 光
「? 波照間さんか?」
ラテン語読めることは知らなさそう。
KP
知らなさそう。本編でもそんなシーンはなかったですしね。
牧志 浩太
「うん、先輩が勉強してたんだ」半田に微妙な答え方をしながら、牧志はあなたにそう返す。
佐倉 光
「マジチートだよなお前……っつってもその分自分の忘れるならそこまでお得感もないか。
今回は忘れてるみたいだし」
牧志 浩太
「ラテン語も一緒に覚えてたらよかったんだけど、勉強した記憶だけ残ってて、肝心の知識は忘れちゃってるんだよな……」
佐倉 光
「それは……なんつーか……」
牧志 浩太
「ちょっと歯痒い」
佐倉 光
「お気の毒様」
読めない二人がそんな感じで横でコソコソやってんだ。
半田 亮司
半田はそんなあなた達のやりとりを、眩しいものを見るかのように目を細めて眺めていた。
佐倉 光
時間かかるようなら牧志と情報交換するよ。邪魔にならない程度に。
KP
半田が先に状況説明します。
佐倉 光
はーい
半田 亮司
「続けるぞ。奴の本質は平面に棲まう化け物だ。さっき見た通り、奴は上には上がってこない。ここは一先ず安全だろう」
佐倉 光
「そうか……」
半田 亮司
「30年程奴を追いかけている間に、『魔術』とかいう物にも少しは詳しくなってな。佐倉、あの人形を包んだ紙があっただろう?」
佐倉 光
「ああ、はい」
そういえばあの紙についての詳細を聞き損ねていたのだ。
半田 亮司
「あれは、平面に棲むという奴の性質を使って、奴を紙に封じるものだ」
佐倉 光
「へぇー……ん、あの変なぐねぐね全部が奴なんですか?」
半田 亮司
「そうだ。『魔女』、『シーカー』は奴の一部に過ぎない。この館全体を取り巻く巨大な闇そのものが奴の本体だ」
牧志 浩太
「うわ、俺達最初からあいつの中っていうか上っていうか、そんな所にいたってことか……」
佐倉 光
「監視ってそんなレベルじゃねぇな」
牧志 浩太
「……」監視。その言葉に、あのノートに書かれた何人もの犠牲者たちのことを思い出したのか、彼は一度ぎゅっと目を閉じた。
半田 亮司
「あのページの内容を使えば、この紙を改良できる。元の紙だけではあの斑紋、食み跡を吸うのが精々だったが、改良すれば奴本体を封じられる。……あの大きさだ。少しずつ、ではあるがな。
これは応用が効く。例えば、棒の先端に巻いて使えば槍のようにもなるだろう。靴底に張り付ければ、少しの間であれば影の上を歩くこともできる。

そうやって、君達が動きやすいように、俺は支度を整える」
佐倉 光
「へぇー、魔法の紙だな。
さしあたって、火かき棒にでも巻き付けておきたいところだ」
牧志 浩太
「スケールは大きいけど、少し希望が見えてきたな」
佐倉 光
「そうだな」
半田 亮司
「かなり時間のかかる作業になる。俺は制作に専念するから、その間に君達は、何か使えそうな物がないか探してきてくれ」
半田は、なかば崩れた二階のフロアを指す。
KP
ちょうどすべての部屋に枝が届いており、この枝を伝っていけば二階の部屋を見ることができそうだ。
枝は枯れかけているが、二人で一度往復するくらいなら問題ないだろう。
佐倉 光
「了解です!」
牧志 浩太
「はい。お願いします」
佐倉 光
「こういうの得意なんで、任せといてくださいよ」
牧志 浩太
「佐倉さん、宝探し得意だもんな」
佐倉 光
「そうそう。
そういうの何となく分かるんだ」
佐倉は真・女神転生TRPGにおいて、《宝探し》のスキルを持っており、勝利時の戦利品ダイス担当なのだ。
《宝探し》があるとないとでは戦利品が雲泥の差となる。
佐倉 光
まあこっちでは〈目星〉とか〈図書館〉になると思うけど、そのへんも比較的得意だしね。
KP
ですね。【アイデア】も高いし。
半田 亮司
「それは頼りになるな、任せたぞ」
半田はちらりと、あなたの頭上を見た。
佐倉 光
ん? 視線に誘われるように頭上を見る。
KP
そこには何もなかった。半田が何を見たのかあなたにはよく分からなかったし、半田はそのまま作業を始める態勢に入ってしまう。
牧志 浩太
「何だろ?」
佐倉 光
「何だろうな?」
幽霊だったりして。
KP
佐倉さんに加護を与える妖精さん、あるいは《守護天使》の影。 >半田が見たもの
佐倉 光
あー
加護を与える妖精さん……佐倉は幼い頃からそれと知らず妖精と会話していた。真・女神転生TRPGのルール的にはコネである。
《守護天使》……真・女神転生TRPGにおいては、命運を消費することで仲間を回復させる超強力な切り札だったりするが、CoCに命運はないので、とりあえず普段は話し相手にもならず背後にいるだけのオニがいる。
いきなりまともに見られてびっくりしたんじゃないかな。オニが。

KP
これまで見つけたもののうち、

・イステの歌
・赤い靴
・様々な言語で悲痛な記録が書かれたノート
・窓に書かれたメッセージ
・暖炉の火かき棒
・燭台

は制作の役に立つことだろう。半田に渡したり、伝えたりする?
佐倉 光
そうだな、荷物ばーっと出して、役に立ちそうだと思われるものは全部渡しておこう。
枝の上渡るなら荷物減らした方が良さそうだしな。
「そういや、このページが怪しいと思った理由がですね……」かくしか。
半田 亮司
「そうか……。奴は人間のように呼吸をしない。それで、見つからずに残せたんだろうな……」
佐倉 光
「なるほど。よく残ってたな」
半田 亮司
「ああ……」
半田は彼らのことを思うように息を吐くと、あなたから受け取った物品を周囲に並べ、作業に入る。
佐倉 光
「お願いします」
牧志 浩太
「お願い、します」

KP
あなた達がいるのは、エントランスの真上だ。
ボールルームとエントランスのある位置の部屋の床はすっかり崩落している。
どの部屋もドアかあるいは窓を枝が貫いており、崩れたところから入室できそうに見える。
どの部屋に行くにしても、枝の上を渡る必要があるだろう。枝は多少枯れかけているが、二人で1往復するぐらいなら問題なく歩けそうだ。

(※一度行った部屋に再度行くことはできません、の意)
というわけで、2Fのマップになります。
佐倉 光
髪の毛みたいなのが嫌な感じー
KP
ここからあなたと牧志の二人で、2Fの探索をすることになります。にょろにょろ。

牧志 浩太
「……こんな状況だけどさ。
やっぱり、こうやって話せると落ち着くな」
佐倉 光
「だな!
やっぱ俺一人じゃなんもできないからさ!」
牧志 浩太
「いや、そうとは思わないけど。あの時色々考えてくれたの、佐倉さんだったし。
あの時の俺、考える方はほんとにだめだったし。頭の中ほんとにぐちゃぐちゃで、考えようとする端から何やってるのか分かんなくなるんだ。
記憶がばらばらで、ぶつ切りになってるみたいっていうのかな。一瞬前の俺と次の俺が違うような、考えてたことをすぐに忘れるような」
佐倉 光
「割とリアルに怖い奴だな、それ」
牧志 浩太
「うん、怖かった。黙ってたら、言葉も忘れそうだったんだ。……佐倉さんが俺の言いたいこと分かってくれて、俺だって分かってくれて、本当によかった」
佐倉 光
「俺は、お前がいてくれて良かったよ」
牧志 浩太
「そっか。……お互い様だな、今回も」
佐倉 光
「ちょーっと、逞しくなりすぎで、妬けるけどな。
まあ結局アレは俺の夢だったみたいだけど」
牧志 浩太
「あ、そういえば結局あれなんだったんだろうな? 気がついたら人間に戻ってるし、時計の中に入ってるし、屋敷が廃墟になるし」
佐倉 光
「ああ、そのへん、情報交換しときたいんだ。
いくつかの質問には答えられるかも知れない」
牧志 浩太
「幻だ、って言ってたよな。賛成、俺もあのページを見つけた時の話とかしときたいし」
佐倉 光
あ、ぐだぐだ食っちゃべってるのも何なので、
傷の手当てしつつ話してたことにしよう。
KP
ですね。佐倉さん怪我してるし。
佐倉 光
「大体は半田さんから聞いた話や、憶測なんだけどな」
牧志 浩太
「それでもいいよ。半田さん、随分色んなことを知ってそうだったし」
佐倉 光
さっきできた新しい傷に《ディア》だけかけときますねー
KP
どうぞ。
佐倉 光
CCB<=40 《ディア》(〈応急手当〉) (1D100<=40) > 31 > 成功
[ 佐倉 光 ] HP : 8 → 9
1だけ回復した。
KP
では、情報交換を始めるところで切りましょうか。
佐倉 光
はーい
ありがとうございました!
KP
ありがとうございましたー!

KP
佐倉&牧志、改めて合流!
佐倉 光
合流!
こっからが本番だ!
牧志 浩太
やったぜ! ここからが本番だ!
佐倉 光
カエルいつ関わってくるのかこえーんだけど!
それとも最初だけだったのかな!! まあいいや!
KP
実はカエルの出番はあれだけです。カエルさんはどうなっちゃったんでしょうね。
佐倉 光
あっれー。
KP
カエルさんが外に居てその外が何か恐ろしいことになったということは…… (どうなったんでしょうね)
佐倉 光
南無。
いやふつーに柵の隙間から逃げたのかも知れないけど。
KP
明言されないあたりが魔女さん。
佐倉 光
自ら魔女を名乗ったなら、焼けた靴を履いて貰おうか、樽に入って貰おうか、竈に入って貰おうか……
KP
悪い魔女は火あぶりにしましょうね、と魔女は言いましたね。
佐倉 光
自分で刑を宣言する系魔女だった。
佐倉 光
どうやら踊らなくても良くなってしんそこほっとしている佐倉だった!
KP
フフフ それはどうかな
佐倉 光
多分踊りは
・そんなに体が動かない
・そもそもそういうの好きじゃない
ので多分へたくそ。
KP
佐倉さん確かに踊りそうな印象はない。学校にもほとんど通っていなかったし、あまりやったこともなさそう。
佐倉 光
学校に行っていても踊らなきゃならないときは体調悪いの言い訳にしてサボってるね。
KP
ああー。面白くもなさそうに眺めてそう。
佐倉 光
そういうのバカみたいだ、と思っていたと思う。
今は? 悪魔に気に入られるならやるよ?
KP
なるほど? 強かになった。
佐倉 光
でも下手なのは知ってるから、機嫌損ねそうで怖いからやっぱりやらない。
KP
牧志はワンナイトショットでいっぺん踊ってましたね。
佐倉 光
ましたね。今の牧志君も前の牧志君も踊りはしそうだなぁ。
盆踊りとかしそうに見えるのですよ。
KP
【DEX】これだからそんなに上手くはなさそうだけど、盆踊りとかで友達と楽しそうに踊ってそうですね。夏祭りで綿あめ持ってたりするのも似合う。
佐倉 光
あ、でも確かワンナイトでダイス様が結構うまいって言ってなかったっけ。
あれは歌かな。
KP
あれは歌だったはず。
佐倉 光
下手でも楽しそうに踊るからなんだか見てても気持ちいいやつ。
KP
そうそう。軽やかな笑顔で、ほんとに楽しそうに踊りそうです。
牧志はカラオケで歌ってるのも似合うなぁ。
佐倉 光
似合うなぁ。東浪見くんたちとよく行ってたのか今でも行ってるのか。
KP
東浪見たちとちょくちょく行ってたんだろうな、と思いますね。普段歌うのは流行りのポップスだけど、お爺ちゃん子だったので
一曲だけやたら渋い曲がレパートリーにあったりする。

記憶を失った後、しばらく色々考えあぐねていて行かなかった時期があって、それからまた最近は行くようになってるんじゃないでしょうか。
選曲はちょっと変化してそうだけど、それはそれで新鮮味があってウケてそう。
(牧志は牧志だけど、聞き慣れ親しんできた音楽の記憶までまるっと差し代わってしまったら、音楽の趣味にも何かしら影響は受けそう)


コメント By.佐倉 光
ここまでか、と思ったときに訪れる起死回生のチャンス。
万全じゃないなんて言っていられない。
不確定要素なんて見ている場合じゃない。

ここからがいよいよ本番だ
足掻け、叫べ、命の限り。

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この手を離さなければきっと、大丈夫なのではないかという気がした。
牧志が居る限り、きっと大丈夫だ、と。

【クトゥルフ神話TRPG】
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