こちらには『静寂舞手』のネタバレがあります。
※他のシナリオにも言及していますが、明言されていないものなどは除外しています。


本編見る!
半田 亮司
「……三十年も掛かっちまったか。待たせたな、来栖。汎子」

ふと静かになったホールに、半田の呟くような声が落ちた。
先程まで漆黒の影が這っていた床を、彼の皺だらけの手が撫でる。
その手に、ぽとりと涙が落ちた。けれどその液体に、邪悪な影が群がることはもうなかった。
佐倉 光
この人にとっても長い戦いが終わったんだな。
牧志 浩太
「……半田さん……」
半田 亮司
その場に広げられていた吸着紙を、彼はひとつ音を立てて畳む。その内側で動きを止めている悍ましい斑紋が、内側に畳まれて見えなくなった。
「こいつは俺が処分する。……それが終わったら、ようやく俺の役目もお終いだ」
佐倉 光
「役目か……
これから、どうするんですか?」
終わった、という実感が出た途端、体が重くなる。
半田 亮司
「まずは、こいつを本当に処分する方法を探さなきゃならん。それが終わったらようやく、あいつらの倅と一杯やれるようにもなる」
佐倉 光
「そうか……美味い酒が飲めそうだ」
佐倉 光
苦いかも知れないけどなー
半田 亮司
「ああ。今から楽しみだ……」彼は空を見上げる。闇の晴れた空を。その酒はきっと美味く、少し苦いのだろうと、彼の横顔が思わせた。
佐倉 光
「ありがとう」
ぽつりと呟いた。
牧志 浩太
「本当に、ありがとうございます。あなたのおかげで、俺達は生きています」牧志が深く、半田に頭を下げる。
半田 亮司
「やめてくれよ、お互い様さ。俺一人じゃ、こうはならなかった。いい思い切りだったぞ、二人とも」
佐倉 光
「じゃあ、貸し借りはナシ、ってことで」
半田 亮司
「ああ。俺達は戦友だ」半田は拳を掲げる。
佐倉 光
寝転がったままで拳を上げる。
牧志 浩太
「あ、っと」少し遅れて、牧志も応じる。
KP
小気味よい音を立てて、三つの拳がぶつけ合わされた。
佐倉 光
「ところでさー、牧志……」
牧志 浩太
「うん?」
佐倉 光
「俺もう限界だから、あと、よろしく……」
牧志 浩太
「えっ」
佐倉 光
ってことで気絶しちゃって大丈夫かしら。
KP
大丈夫です。
佐倉 光
後頭部から急速に冷気と闇が広がって意識を覆ってゆく。
魔法の眠りに落ちるようにすみやかに。
KP
視界が暗くなっていく。闇に呑まれていくあなたの頭上で、慌てた牧志と半田が何か話しているのが微かに聞こえた。
佐倉 光
ひたすらに重く感覚を失った足と、今度こそ酷い熱を持ち始めた傷口から、痛みが
ぼんやりと広がり、それをも上回る疲労が全てを包み隠した。
佐倉 光
【CON】6でよく頑張ったよ。
KP
本当に。

KP
……ふっと、あなたの意識が覚醒する。
清潔な柔らかいシーツの上に、あなたは横たわっていた。微かに消毒液の匂いがした。
佐倉 光
長い長い夢を見ていたような気がした。
悪魔使いになって、世界を救って、友人もできて、なんてそんな夢を。
KP
目を開くだろうか。身体を起こそうとするだろうか。辺りを見回そうとするだろうか。
佐倉 光
目を開いて、少し戸惑う。
知っている病室ではない。
つい胸元に手をやって、あれは夢だったんだ、と思う。
佐倉 光
寝てるときにはさすがにヒランヤつけてない。
KP
明るく清潔な病室の天井が見えた。傍らの窓は少し開いているようで、微かにやさしい風が頬をくすぐる。
佐倉 光
頭がぼうっとする……
どこまでが夢で、どこまでが現実か良くわからなくなっている。
辺りを見回した。
佐倉 光
でも怪我痛いよね。
KP
熱っぽく感じる。身体は怠く、重い。
寝転がったまま辺りを見回すと、窓の外に街の風景が見えた。
佐倉 光
喉が渇いたな、と思う。
近くに何かないだろうか。
身を起こしてみよう。
やけにリアルな夢を見ていたせいか、体がいつも以上に重い……
KP
身を起こそうとすると、ぎくりと身体に痛みが走った。何か、身体に管が繋げられているのが分かる。
「ああ、急に動いては駄目ですよ、佐倉さん。あなたは大怪我をされていたんですからね」
中年の看護師が、やさしくあなたの動きを制止して、水差しをあなたに手渡す。
佐倉 光
「痛……大怪我?」
あまりの痛みに思わず素直に従っておとなしく横たわる。
体中の違和感はそれのせいか。
「なんで、僕が怪我、なんか……」
何か大事なことを忘れている気がする……
KP
「ええ、ひどい怪我でしたよ。ひどく血を喪われていて、顔が紙のように真っ白になっていて」
佐倉 光
一般病院だと「どうして怪我した?」って説明しなきゃならないから、
悪魔退治屋御用達のとこなのかもしんない。
KP
半田のツテじゃないかなー、と思います。
佐倉 光
なるほど。
佐倉 光
「血を吸われて……?」
いや、失った、としか言われていないのに、どうして吸われた、と思った?
佐倉 光
やっぱりまだ佐倉にもついてたのかなぁ。
KP
それはあるかも。
佐倉 光
そりゃ大騒ぎになるわ。
牧志 浩太
牧志、どの辺で出ましょう?
佐倉 光
もう出てくれても良いですよー
佐倉 光
何かがおかしい。
KP
「とにかく、もう少し寝ていてくださいね。もう少し元気になったらお食事も摂れますからね」
佐倉 光
何だか変だ。
そんな大怪我をした覚えは僕には……
頭を押さえて呻く。
KP
看護師はあなたの体温と血圧を測り、病室の外へ出ていく。
「佐倉さん、目を覚まされましたよ」扉の傍らにいた誰かに声をかけて、立ち去っていった。
牧志 浩太
「佐倉さん」
看護師と入れ替わりに入ってきたのは、茶色い髪の青年だった。
「って、痛むのか? 看護師さんに言って、痛み止め……」
佐倉 光
「!?
……あれ? えぇと……」
頭の中が一気にゴチャゴチャになった。
牧志 浩太
「あ、ヒランヤなら俺が預かってた。って、そうじゃなくて?」
彼はあなたに首飾りを手渡す。
佐倉 光
「どうなってる? あれ、僕、の夢、じゃ」
首飾りに触れて、握る。
深く息を吸って、吐く。
子供部屋のように情報がぶちまけられた頭の中に、光が差すように声が聞こえた。
牧志 浩太
「……佐倉さん?
どうしたんだ、まだ意識がはっきりしない?」
佐倉 光
「待って、ちょっと待って、つまりだ」
青年の声を聞いて意識がはっきりしてくると同時、自分に何が起きたか思い出した。
「牧志だ!」
牧志 浩太
「えっ? ああ、うん。俺だけど」
少し困惑しながら、それでもあなたが目を覚ました安堵を眼に宿して、青年は穏やかに笑む。
佐倉 光
「あ、なんだよ、俺、寝ぼけて……いてぇ。どれだけ寝てたんだ。
100年後か?」
牧志 浩太
「いや、二日後。三日後? 俺も結構寝てたからちょっと怪しいな」
佐倉 光
「そうか、お前も……半田さんは?」
牧志 浩太
「俺達をここまで送ってくれて、この病院に話をつけてくれて、それで帰っていったよ。一日寝たら、あれの処分方法を調べるんだって言ってた」
佐倉 光
「そうか……目茶苦茶世話になったなぁ」
牧志 浩太
「……だな。最後の最後まで、世話になりっぱなしだ。
後で何か買って、この病院に預けとこうか」
佐倉 光
「そうだな。アレについてもう少し詳しく訊いてみたいし」
牧志 浩太
「ああ、確かに。結局、封印はできたけど何なのかよく分からないのはそうだし」
佐倉 光
牧志も今入院患者なのかな?
牧志 浩太
牧志も一旦入院して、一通りの検査をしてもらった感じですね。彼は外傷はなかったはずだから、それくらい。
佐倉 光
ああ、確かに怪我は残る感じじゃなかったか。
極度の疲労くらいかな。
じゃあその様子を見てほっと笑みを漏らし、
「……薬臭ぇ……」
と文句を言った。
牧志 浩太
「それは仕方ないな。病院だし」
佐倉 光
「ディアでこれ治らないかな」
少し集中してみて、
少し青くなった顔で「吐きそう」と呟く。
牧志 浩太
「無理しない方がいいってことだな」
佐倉 光
今回はシナリオに問題なければ退院しないで終わります。
このまま次の話に続くから。
KP
なるほどなるほど。後はエンドコールが入るくらいなので、退院しないで問題ありません。
次のシナリオは、置き卓でオリジナルシナリオ『佐倉が死にまくる話』をする予定だった。
佐倉 光
「さっさと退院したいんだよ俺は。
病院で寝てると嫌なことを思い出すんだ。
牧志、波照間さんに何とかしてくれって、頼んで」
メールを打つのも億劫だ、と言いたそうだ。
牧志 浩太
「じゃあ、俺も入院して横で寝てようか」
突拍子もないことを言いだした。
佐倉 光
「はぁ? なんでそうなるんだよ」
牧志 浩太
「病院で寝てると嫌なことを思い出すんなら、話してれば気が紛れるかなって」
言いながら律儀にスマホを取り出して、波照間にメールを送る。
佐倉 光
「とっぴょーしもないこと思いつくね、お前」
牧志 浩太
「ま、理由もなく入院できないことくらいは知ってるよ。でもそうできたらいいなと思った。何となく」
頭の裏に思い出すのは、あのとき垣間見たおさない彼なのだ。
佐倉 光
「……そんなヤツがいたら、良かったのかもな。
ありがとう。大丈夫。ちょっと暇なだけだ」
牧志 浩太
「ちょっと暇かー、なんだか前の時を思い出すな」
佐倉 光
「あそこよりは刺激がある、随分マシさ」
それから、少し今回の事件について話そうかな?
牧志 浩太
お、いいですね。
「それにしてもさ、ほんと生きててよかったよな。死ぬかと思った」
佐倉 光
「そうだな、絶対死んだと思った。
牧志が謎の獣になってた時、最初喰われたのかと思ってさー」
牧志 浩太
「あー……。そうなるか。そうなるよな」
佐倉 光
「今回何回俺自身もお前も、死んだかと思った」
みたいな話をしばらくしていた。
王子って単語が出る度になんか気まずそうに話を逸らすけど。
牧志 浩太
「九つ命があっても足りないくらいだ。あの時、佐倉さんに気づいて貰えなかったら、逃げられたらどうしようってずっと考えてた」

そんな話を、ベッドの傍らでしばらくしていただろう。
佐倉 光
やがて、暫く黙り込んでから、やけに真剣な目で問いかけてくる。
「俺の中に、もう一人のお前がいる、って話。
間違いないんだな?」
牧志 浩太
彼は少し驚いたように目を瞬いて、一度、自分の認識を確かめるようにこめかみに手を当てた。
それから、ゆっくりと頷く。
「ああ、間違いない。あいつは、いる。あの時、俺の隣に確かにいたんだ」
佐倉 光
「そうか……
分かった。俺もお前を信じる」
その言葉に、いつもより少し強い、決意のような物があった、とあなたは感じるかも知れない。
「もう一度聞いておきたかったんだ」
牧志 浩太
「……佐倉さん?」
佐倉 光
佐倉は目を閉じて、呟く。
「ありがとう、牧志。
お前は、強いから……」
その言葉は急速に力を失って、再び眠りに落ちていった。
牧志 浩太
眠りに落ちた横顔を、確かめるようにしばらく見ていた。
そこに生きていることを確認するように。

何かの予感がやまない。
首筋の痣が微かに痛んだ気がして、首を撫でた。
KP
では大丈夫でしたらエンドコール入れます!
佐倉 光
okです!
エンドコールに繋ぐポジティブな感じで終わりたかったんだけど、うまくいかなかった!
お待たせしてゴメンナサイ!
KP
いえいえ! 次の話が話だからしかたなし 怖いけど楽しみです

KP
絶望の暗い影を振り払い、不条理な舞台を叩き壊したあなた方。
二人の絆は、出口の見えない暗闇の中にあってなお強さを増した。これからもそれは、互いを助ける鎹(かすがい)となるのだろう。
きっと。
二人が底なしの闇を退けた世界は、今日も変わらず光に満ちている。
代わり映えのしない日常が守られた証に、明るい平穏がのんびりと世界の表面を覆っている。
けれど二人が静寂の中へと閉じ込めた脅威だけは今も、
自らの作り上げた舞台で淋しく踊り続けているのかもしれない。
佐倉 光
静寂舞手か



『静寂舞手 ─ しじまのおどりこ ─ 』
まかろ 様
END【静寂舞手(しじまのおどりこ)】
にて、終了。



終了!
佐倉 光
ありがとうございましたーーーー!
KP
ありがとうございました!!
佐倉 光
生還おめでとうありがとう半田さんも解放おめでとう!
牧志 浩太
ありがとうございます! 祝生還!! 半田さんも役目を果たし終えた!
生還報酬 2d6
 ・アドゥムブラリを封印した 1d3
 ・半田が生存している 1d3
 ・マッチの残りの本数 4d3
佐倉 光
マッチ関係あったんだ……
KP
実は。
佐倉 光
しかもそこそこでかい。
KP
ちなみに4本目を燃やしていたら、「〈ショットガン〉を肩に提げて、こちらを振り返り決意の笑みを浮かべる佐倉さん」が見える予定でした。
その前に合流してしまった。残念。
佐倉 光
それ別の世界の話じゃないの!?
KP
YES。
誰かの思い出がね、混じったんですね。
佐倉 光
なるほどねー。精神の中だからごちゃ混ぜなんだね。
KP
牧志が彼を隣に感じるくらいだから、そういうのもあるかなって。
佐倉 光
ちなみに7本目は?
KP
実は、特に7本目にトラップやギミックはないです。
佐倉 光
あ、ないんだ。
そうか、劇中で貰える回復分を今振らせてくれるって感じなんだな。
やさしい
KP
です。簡単に心が折れたら美味しくならないから回復アイテム置いとくね って魔女が置いたものです。
佐倉 光
めちゃくちゃ考えてがんばって節約したのにw
KP
考えてくださってるなー、とは思ったんですがごめんギミックないんだ……! ってなってました。
佐倉 光
いやまあ、前のシナリオ考えたらそれがないと突破できないギミックや、ギリギリ調整にはなっていないだろうとは思ったんだけど……
2Fは同条件であるかもって思ってたから。
KP
2F探索に移行する時に一度もろもろリセットされちゃいますからね、今回。割とごめん!! って気持ちだった。
佐倉 光
下手するとこっちがこんどはけものなりなんなりになって、牧志がヒトになるかな、とか。
まあよし!! 考えるのも楽しいからな!
KP
今回は幻でしたけど、そういうのも面白いなー、と思いますね。理性の人である佐倉さんが異形になっちゃったら、とか。
佐倉 光
カエルになると思ってたよw
KP
カエルになっちゃう佐倉さんはちょっとかわいいけど、投げられてしまう!
佐倉 光
最初の叩きつけられた痛みは結局魔女の茶目っ気だったのかな。
KP
じゃないですかねぇ。明記ないので詳細は不明。

KP
あ、今回の改変ポイントですが、元のシナリオがすごくよく考えられていることと、ラストバトルを大きくいじる自信がなかったので、大きな改変はそんなにありません。

 ・シナリオにない行動があった時に対応した
 ・KPが処理しきれない判定が1か所あったため、簡略化させてもらった
 ・演出の順序などを必要に応じていじった
 ・ラストバトルの小調整
 的な小改変がメインです。

ただ水槽の幻で出てきた死体を牧志の死体にしたのは改変です。ごめんな佐倉さん。
佐倉 光
あ、そうなんだ。
本当はノートの人だったのかな。
KP
元はケイさん含む女性三人の死体です。
佐倉 光
佐倉はその人見てないから、「あー、これかー」ですこしションボリしただけかも知れない。
牧志の死体は、幻だと分かっててもなかなかキツかったね!
KP
牧志の死体見たら面白いリアクション貰えそうだな、って思って改変しちゃった!
佐倉 光
くそぉ、KPの掌で踊らされてる
踊り子のシナリオだからな!
KP
ウフフ 楽しかった
佐倉 光
その前の牧志が佐倉見たって言ってたから、このフロアでは前に死んだ人たちの死に様が互いの姿で見えるんだなと理解してた。
KP
なるほどなぁ。
佐倉 光
だからかまどの部屋では、火のついたかまどに閉じ込められて喚く牧志とかきつすぎて見たくねぇなって思ったんだよね。
KP
それを見てしまったらあの《SANチェック》量じゃすまなかったかもしれませんね……。
かまどの部屋は幸い(?)もうちょっと穏当なシーンです。
佐倉 光
牧志の反応から言って喰われる側っぽかったね!(メタ)
KP
あ、そういえば、2Fの探索でPOW判定失敗していたら何を見ていたかについて。
佐倉 光
はーい
KP
かまどの部屋:
みすぼらしい服を着せられた佐倉さんが、檻に閉じ込められた牧志に餌をやる姿が見えました。魔女に食べられるの、実は牧志の方。
佐倉 光
なるほどー。
でもその流れだと
魔女をかまどに蹴り込めるね!
KP
蹴り込めますね!
幻を見ていたらそんな会話ができたかもしれない。
箱の部屋:
「魔女」が乙姫様になって二人に玉手箱をくれるシーンが見えました。箱が開かれるとその中から人の髪のような触手がうじゃうじゃと出てきて、二人は哀れ巻き取られて干乾びた死体に……。
佐倉 光
それはシナリオ違いすぎだって文句言ってそう
「チェンジだチェンジ!!」とか叫んでそう。
KP
叫んでそう。「いやいや、うん、一瞬で歳を取るってそういうやつじゃなくないか?」って牧志も思わずツッコミ。
佐倉 光
いろいろすっ飛ばしすぎだ。
KP
【POW】判定、わりと面白いところで(水槽は盛りましたけど)失敗してくれたなとは思いましたね。
佐倉 光
水槽はね、中の人は楽しかった。
KP
KPも楽しかった。

成長
佐倉 光
色々なネタバラシが面白すぎて
すっかり忘れ去られそうな報酬・成長やっとくね!
KP
あ、そうだそうだ!
佐倉 光
2d6+1d3+1d3+4d3 (2D6+1D3+1D3+4D3) > 5[4,1]+3[3]+3[3]+8[2,2,1,3] > 19
[ 佐倉 光 ] SAN : 58 → 77
牧志 浩太
2d6+1d3+1d3+4d3  (2D6+1D3+1D3+4D3) > 7[4,3]+1[1]+2[2]+8[2,1,2,3] > 18
[ 牧志 浩太 ] SAN : 57 → 75
KP
お、かなり回復した。次回盛大に打ちのめされるんだろうから丁度いいですな!
佐倉 光
これだけあれば削り倒しても大丈夫だね!
KP
ですね!
ちなみに75で上限値近いという この神話技能の高さよ
(神話技能22%で上限77)
佐倉 光
うーん。牧志君大分ヤバいな。
牧志 浩太
22%はねぇ。結構あちらに足を突っ込んでいる。

佐倉 光
成長もやっときます。
CCB<=25〈投擲〉1D100<=25) > 77 > 失敗
1d10 (1D10) > 8
〈母国語(日本語)〉
1D100<=95 (1D100<=95) > 38 > 成功
1D100<=5 〈医学〉1D100<=5) > 30 > 失敗
1d10 (1D10) > 7
1D100<=18 〈回避〉1D100<=18) > 52 > 失敗
1d10 (1D10) > 5
1D100<=85〈目星〉1D100<=85) > 61 > 成功
1D100<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 84 > 成功
1D100<=60〈聞き耳〉1D100<=60) > 98 > 失敗
1d10 (1D10) > 9
1D100<=75 【幸運】 (1D100<=75) > 61 > 成功
以上。
〈投擲〉  33に成長
〈医学〉  12に成長
〈回避〉  23に成長
〈聞き耳〉 69に成長
KP
>能力値ロールはシナリオ中で使用した・または関係のある技能の成長ロールとする。
というハウスルールなので、【DEX】ロールはなんだろうな…… 〈回避〉〈追跡〉(今回の内容的に)?
佐倉 光
どっちもありな気はするね。
舞踊でもいいと思うけどw
KP
あー舞踊。いいですねそれ。そうしましょう。
【INT】は興味ポイントを振っている技能で。
牧志 浩太
CCB<=5 〈芸術:舞踊〉(DEXロール分) (1D100<=5) > 58 > 失敗
1d10 (1D10) > 3
佐倉 光
波照間さんダンシングが……
いや意外と全然別ジャンルかも。
牧志 浩太
意外と全く別ジャンルなのも面白い。
CCB<=84〈聞き耳〉INTロール分 興味ポイント技能で今回成長しても違和感ないもの (1D100<=84) > 90 > 失敗
1d10 (1D10) > 8
!? 〈聞き耳〉84→92
CCB<=84〈目星〉1D100<=84) > 72 > 成功
佐倉 光
二人とも目茶苦茶耳が良くなったな。
牧志 浩太
このアイデア/3何で振ったやつだったっけな……
佐倉 光
なんか魔法の知識とかだっけ?
薬の内容とかだったかな……
KP
ああー、「何かに気がついたかも」のロールか。普通に興味ポイント技能の成長で。
牧志 浩太
CCB<=84〈目星〉アイデアロールのやつ (1D100<=84) > 35 > 成功
CCB<=84〈目星〉INTロールのやつ (1D100<=84) > 95 > 失敗
1d10 (1D10) > 5
〈目星〉84→89……
佐倉 光
さすがに〈目星〉は高いからなぁ。
牧志 浩太
CCB<=8 〈芸術:舞踊〉 DEXロールのやつ (1D100<=8) > 32 > 失敗
1d10 (1D10) > 4
〈芸術:舞踊〉8→12。
CCB<=89〈目星〉ラスト、アイデアロールのやつ
CCB<=89 (1D100<=89) > 22 > 成功
〈芸術:舞踊〉5→12
〈聞き耳〉84→92
〈目星〉84→89
で、なんと、「技能が90突破したら2D6正気度回復」のルールが適用されますね。びっくり。
2d6 (2D6) > 9[5,4] > 9
[ 牧志 浩太 ] SAN : 75 → 77
佐倉 光
うわ、そういえばそんなのあった!
けど2!

牧志が人間離れしていく
佐倉 光
牧志君は着々と人の世界から離れていくな……人のこと言えないけど。
牧志 浩太
〈聞き耳〉92〈目星〉89ってほんとなんだこれ??? ってなってますね 
回数多いとはいえ(シナリオ使用技能ってことで[こぶし]あたり増やしてもよかったな)
まさかここで成長するとは
佐倉 光
気づけない物はもう何もないな。
牧志 浩太
ここまで来ると見てはならないものまで鮮やかに捉えてしまいそう
【INT】18(【アイデア】90)〈聞き耳〉92〈目星〉89〈神話〉技能22の牧志の感覚、すでに人のそれから離れだしているのでは
波照間とは違う意味で世界の間際にいる
佐倉 光
神の依代とか、巫女とか、そういうのになれそうだなー
牧志 浩太
なれそう、というか、意図せずされそう
佐倉 光
痣がね、色々呼んじゃうしね。
牧志 浩太
そう、痣もあるしね。
佐倉 光
その感覚で自分の次元から上のデータや異次元も見えちゃったんだな。
俺の中の人が見えるのもそのせいだと思う。
牧志 浩太
ああー。この感覚で視てしまったのか。
佐倉 光
というわけで次回がんばって。
牧志 浩太
中の人メチャ怖いけどメチャ楽しみだからがんばる。
次は置きでしたっけ。描写心情盛り盛りしていきたいな。
佐倉 光
置きですね。ほぼソロになる予定だから。
予定は未定。
今日オープニングだけ置いとくかな。
牧志 浩太
おっ、わくわく。
牧志の感覚が人のそれを外れつつあること、たぶん当人に自覚はないんですが、佐倉さんだけが気づいてそうだなぁ。
佐倉 光
波照間さんよりは一緒にいる機会多そうか。
牧志 浩太
波照間は当人そのものが踏み越えがちだから、そこの感度はちょっと微妙そうだなと。
佐倉 光
あーーーー、確かに。
そんなの見えちゃっても普通なんだな、彼にとっては。
牧志 浩太
そんな気がします。当人がどうにも外れたり踏み越えたりしているから、牧志が外れかけていても「普通」の中に入っちゃって気づかない。
佐倉 光
危なっかしいなぁ、もー
牧志 浩太
佐倉さんの周囲がなんだか危なっかしい。
佐倉 光
おちおち黒い本棚に手を出していられないじゃないか。
牧志 浩太
まったくだ。周囲が危なっかしすぎて佐倉さんが危なっかしくなれない。
佐倉 光
周囲を気にしてんのすでにカオスじゃないなぁ。
メガテンの時と属性変わってそう。
波照間さんはニュートラルとヒーホー上がってそうだし。
牧志 浩太
間違いなく上がってそうですね。鬼の駅からの一件でも変な属性増えてそうだし。
佐倉 光
ダークが上がってなきゃ良いんだけどさ……
牧志 浩太
そこは危うく上がりかけたところを佐倉さんが引き戻してくれたからなんとか……
色んな意味で牧志の影響を受けて、事件と日常を通じて属性変化していく佐倉さんは熱い。
佐倉 光
間違いなくニュートラル爆上がりしてて、カオスの値に追いついてきてると思う。
牧志 浩太
思う。ニュートラルに寄ってきていそう。

アフター
佐倉 光
突如今回のシナリオの話に戻るのですが。
牧志 浩太
はい。
佐倉 光
前半怖かった!!
前にも言ったけど、牧志が襲ってくるかもとか人じゃなくなるとかマッチとか色々不気味なギミック多かったしね。
本当に合流してからは、中の人大分余裕出てたけど、ラストバトルは怖かった!!
というわけで牧志視点を楽しみにしてます!!
と言っておこうと思って……
牧志 浩太
そう! 進めるのに夢中で牧志視点書けてないんですが、書く! 絶対書く!
牧志視点は絶対絶対書きます
佐倉 光
色々気になることはあるけど、やっぱり地下のとことか気になるよ。
なにがおきたか は聞いたけどさ!
牧志 浩太
そうそう。けもの側の導入もまるっと抜けているし、地下の描写もできてないから、そこは補完したい。
佐倉さんと行動している間に牧志が何を思っていたかとかも入れたいですしね。
佐倉 光
みたい!!
KP
あ、ちなみにあのメチャ怖かったけど楽しかったけどメチャ怖かったラストバトルですが、

実は攻撃で死ぬ! ってなった時に一度だけ追加イベントが入り、攻撃キャンセル+3ターン停止(ターン数は調整する予定だった)が発生するという救済ギミックがありました。
こわい!! の気持ちを大事にしたかったので終了まで黙ってましたが。
佐倉 光
もしかして半田さん犠牲になるヤツですか……
KP
YES。
「半田が生存している」がSAN回復条件に入っているって、つまり、そういう。
佐倉 光
やっぱなー。そういうのあるんじゃないかとは思ってた!
普通はそうそう無茶させないと死にそうにないからね。
KP
でもそうならずに半田も一緒に生き残れて、逃亡ではなく封印も完遂できて、本当によかった。
佐倉 光
みんながんばった!
お守りのお陰で踏み込めたし、ナイス調整でした!
怖楽しかった。
KP
めっちゃがんばった!! 特に佐倉さん【CON】6なのにものすごくがんばった
佐倉 光
時を遡るなんて無茶してたから、ラスト半田さんだけ帰ってこられない展開あるかと、大分ギリギリまで思ってました。
KP
時間遡行時のシークレットダイス、あそこで100を出すと猟犬に見つかってしまうのでそうなっていましたね……。
佐倉 光
ああー
KP
が、実際の出目は3だったわけで、執念の男。
佐倉 光
GJすぎる
KP
あそこの3を見た瞬間に「執念の男……!!」って思いましたね
佐倉 光
みんなそれぞれ頑張ったよ。幸いダイス目そんな大幅に乱れなかったし。
……牧志のダンスは……まあ。
その分こっちの殴りに来てたな。
KP
本当に。作戦を練るのも楽しかった。
牧志は、うん、踊れませんでしたね。でも踊り役を佐倉さんに切り替えてからはどちらも冴えていた。
血まみれの黒い服と赤い靴で踊る佐倉さんかっこよかったしな……。
佐倉 光
最後踏みつけて終われて、楽しかったなー。
月を背負って踏む構図が思い浮かんじゃった。
KP
同じ図を想像していました。冴え冴えと輝く満月を背に闇を踏む踊り子。
佐倉 光
楽しかったです。ありがとうございました!
後でシナリオ読んでみよう……
KP
こちらこそ、ありがとうございました!
処理ミスは多かったしあたふたしたけど、楽しんで頂けてなによりだしこちらもとてもとても楽しかった
ちなみに逃亡ENDになると〈神話〉技能が20増えるところでした。
佐倉 光
そ、そうなんだ!?
それはそうならなくて良かったな。
牧志が塔に閉じこもらなきゃいけなくなる……
KP
アドゥムブラリのもとからは逃亡できるんですが、斑紋に潜り込まれたままになるので、そのままだと二人とも数年後~十数年後に辿られて体液を吸い尽くされてロストするんですね。

それを避けるために(生きていれば半田と一緒に)必死に研究して斑紋を消す…… っていう流れになります。
佐倉 光
ああー、なるほど。
KP
数年間を研究に捧げ続けることになるので、牧志の将来は狂うし〈神話〉技能は増える。
佐倉 光
佐倉が病院で血が足りなかったって言われたとき、まだ取憑かれてたのかと思ったんだけど、普通に出血多量だったよな、って書いてから思いました。
KP
普通に出血多量ですね……。でもそう思ってしまうのも無理もない展開だし、あれはいいなと思いました。
佐倉 光
逃亡エンドにならなくて良かった!
思ってたよりかなりペナルティ重いエンドだったなー。
KP
半田のダメージミスってるのに気づいてよかったし(あれは本当に失礼しました)、封印方面に行けてよかった。

そう、それがあるので途中ちょっとヒヤヒヤしてました。
佐倉 光
あ、そっかw
それ考えるとダメージミスってるの相当まずいんだ。
KP
そうなんですよ、ダメージ半分になってるのに気づいてなくて超うっかりしていて あれは本当にまずいミスすぎたので修正しました。
2D6で撃ち続けたら瞬く間に逃亡エンドにいっちゃう。
いや本当に気づいてよかった。
佐倉 光
気付いてくれて良かったし、私もまとめてて怯みに気付いて良かった。
アレで大分稼げたからなぁ。
KP
ですね。あれは気づいてくれて本当によかった。盛大に忘れてましたからね……。
でもそのあと怯みに成功しまくったのはすごかった。
半田の出目が本当に執念。
佐倉 光
執念!
半田さんに必要なのは実行してくれる人手だけだったんだ。
いいチョイスしたよ?
助けられるところある意味無視して巻き込んだ、ってのは忘れてないけど、それ以上に助けられてるし、こんな面倒なの遅かれ早かれ牧志を喰おうとしてただろうから、それに関しちゃむしろ感謝してるんだ。
二人だけで巻き込まれてたら間違いなく死んでるからな。
牧志 浩太
そう。本当に助けられている。そもそも半田がいなければ状況を打破できなかったし封印することもできなかったので、牧志は素直に感謝しているし、尊敬していますね。
KP
ちなみに、ケイ&恒夫は色々な事件を突破して来た継続探索者なのですが、「ラテン語がなかった」がために生存ルートを開けずに魔女に敗れたそうです。
佐倉 光
ああー
〈ラテン語〉持ってる探索者って現代日本じゃとくにレアじゃない?
(波照間チラ)
KP
レアだと思います。(〈ラテン語〉〈弓術〉持ってるお兄ちゃん……)
佐倉 光
学術書とか良く読む人でもないと……
KP
古代ローマオタクとかでもないと……
波照間の〈ラテン語〉はもちろん〈オカルト〉な書物を読むためですね。
佐倉 光
なるほどな。
半田さんは医者だからだよな。
お医者さんだからってラテン語読める人も結構レアな気はするが……
KP
あ、少し書いてあった。
〈医学〉の勉強の副産物としてラテン語に明るかったのが幸いし、時間はかかったものの『イステの歌』をある程度読破することができました。

だそうです。
佐倉 光
昔のお医者さんで外科医だからだなー
解剖学で使うし。
KP
ですね。思えば結構な年齢だから医学とラテン語事情も今と違うんだなっていう。
佐倉 光
まだ翻訳されてる医学書とか多くなかったでしょうしねー
地味ーなポイントなんですけど、
半田さんが目茶苦茶スペック高いのに嫌味じゃないのすごいなーって思ってました。
やたら強くてなんでもできて、しかも事件と関わりの深いNPCが出てくると、「お前一人でやれば良いじゃん」って感情になりそうなんだけど、そのへんうまいことサポートに徹してるなと。
KP
そうそれ。本当に考えられてるシナリオなんですよね。
半田がラストバトルで主役を食わないようになってたり、背景情報は多くても情報過多にならないようになってたり、嫌味じゃなかったり、前作同様すごくハラハラドキドキするのに実際のロスト率は高くならないようにギミックが張ってあったり。
佐倉 光
ラストバトルで佐倉「猟犬」とか「執念の男のおまけその1」とか言ってたけど、それ割と本気で言ってたし、その立場でもいいやって楽しんでた。
チーム感強かったからかなー。
KP
半田は強いけど、一人では手が足りない。恒夫&ケイはよきバディだったけど、状況を打開してくれる介入者がいなかった。NPCたち、ちゃんと何かしら欠けているんですよね。
佐倉 光
まえのシナリオといい、ドラマ作りつつバランスとるのがほんとうまいなーって思います。
KP
それだけに、PCたちがそこに揃って初めて事態を打開できる、っていう流れが本当に美しい。
佐倉 光
そうそう、PCが必要だからだ。そうだな。
KP
PCたちがそこに揃わないと事態は打開できないんですよね。そこにいる必要があるし、そこで全力で足掻く必要がある。
佐倉 光
だからラストバトル、本気で猟犬役で追い立ててやる積もりだったし、半田さんに襲いかかるアドゥムブラリを牧志が潰す展開も格好いいよなと思ってて、だいぶ悩んだんですよね!
最終的にダイスに任せた。
KP
その結果めちゃくちゃカッコイイ構図ができた。
佐倉さんの凶悪な笑みがもう似合う似合う
佐倉 光
楽しかった……
KP
本当にKPとしても楽しかったし牧志としても楽しかったです ありがとうございます
佐倉 光
次の佐倉こんな顔してるからよろしくね……
牧志 浩太
とても楽しみで怖いですね 頑張る
佐倉 光
がんばれー! KPも佐倉も多分頑張るー!
牧志 浩太
がんばれー!


ひとこと
佐倉 光
全てが終わった。長きにわたる執念の物語は終わり、二人は日常に戻ってゆく……かに思われた。

遊園地みたいなシナリオでしたね!(語弊)
ラスト、熱くて怖くて楽しかったです。

このシナリオはここで終わりだけど、二人にとっての平穏は訪れない!
間髪入れずに次のシナリオです。
がんばれ二人とも……


CoC『風のさびしく、呼ぶ声』佐倉&牧志 5

お前ら割と似てるよ。

【置】CoC『惑いの欠片』 佐倉&牧志 5

底抜け野郎め。ふと、そんな言葉が浮かんだ。

CoC『静寂舞手』佐倉&牧志 5

「単純に俺が嫌だからだ。お前のためじゃない」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


BEAST BIND トリニティ 第一話 Red Dead Night シーン1&2

シーン1&2

CoC『VOID』継続『咆哮するバンダースナッチ』 本田&結城&ヴィキ&海虹 1

あ~~~あっくんだ!

ダブルクロス 第四話『Deadman’s Cruise』1

願い。僕の願い。みんなを守ること。みんなって誰だろう。とにかくみんなを守れるヒーローになること。