
『SHOTGUN KIXXING MARRIAGE』
のネタバレがあります。

佐倉 光(塔)
異なる世界線の佐倉。
悪魔使いでありハッカー。
牧志とは運命共同体。最早自分の歳が分からない。

牧志 浩太(塔)
お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
数奇な運命に弄ばれた挙げ句、波照間とともに事件に遭遇、独りだけで帰還した。
以来本格的に魔術に手を染め、異なる時が流れる塔に自らをつなぎ止めて波照間の手がかりを探し続けている。
通称魔きし。
佐倉とは運命共同体。最早自分の歳が分からない。
KP
※塔の二人でやれるように、導入を改変します。
佐倉 光
はーい、よろしくお願いします!
牧志と殴り合った後かぁ……
そりゃあもういつもの装備も何も残ってないな。
牧志と殴り合った後かぁ……
そりゃあもういつもの装備も何も残ってないな。
KP
よろしくお願いします!
殴り合った後ですねぇ。ようやく塔を再構築して一息ついたところ。
殴り合った後ですねぇ。ようやく塔を再構築して一息ついたところ。
COC6 版『SHOTGUN KIXXING MARRIAGE』
傾向:異世界シンプルシティ
舞台:ショットガンと車のある時代ならどこでも
人数:2PL、または KP とのタイマン
時間:2 時間前後
推奨:〈目星〉、〈聞き耳〉
必須:振り落とされない心
「神の前に誓いますか?」
傾向:異世界シンプルシティ
舞台:ショットガンと車のある時代ならどこでも
人数:2PL、または KP とのタイマン
時間:2 時間前後
推奨:〈目星〉、〈聞き耳〉
必須:振り落とされない心
「神の前に誓いますか?」
Call of Cthulhu 6th
『SHOTGUN KIXXING MARRIAGE』
結井ななきそ 様
KP
『塔』へと戻る直前に起きた出来事によって『塔』へと戻りそびれ、
実に数日をビジネスホテルの床に倒れて過ごしてしまったあなた。
『塔』の中で果たしてどれだけの時が過ぎたのか、
覚悟を決めて戻ってみれば、中は大変な事になっていた。
狂った牧志との命を、いや魂を賭けた死闘ののち、あなたはどうにか牧志を我に返らせることに成功した……。
これはそれから、暫くした頃の出来事である。
実に数日をビジネスホテルの床に倒れて過ごしてしまったあなた。
『塔』の中で果たしてどれだけの時が過ぎたのか、
覚悟を決めて戻ってみれば、中は大変な事になっていた。
狂った牧志との命を、いや魂を賭けた死闘ののち、あなたはどうにか牧志を我に返らせることに成功した……。
これはそれから、暫くした頃の出来事である。
KP
どこまでも続く螺旋の塔は、黄金の明かりに照らされている。
あらゆる壁は無数の書物に埋め尽くされ、壁を這う螺旋階段は果てなく続いている。
その一番底に、あなたと牧志の住処がある。
見慣れた螺旋の塔は、まだ所々壁が崩れている。
崩れた穴の中には本が堆く積もっているのが見え、その向こうには明かりの届かない闇がある。
つい、この前見たばかりだ。
明かりさえ届かないその闇が、捻じ曲げられ引き裂かれた空洞が、この『塔』の本来の形。
あなた達はその傷を、穏やかな珈琲とハーブティーの香りで癒している所だった。
そんな、ある昼のことである。
あらゆる壁は無数の書物に埋め尽くされ、壁を這う螺旋階段は果てなく続いている。
その一番底に、あなたと牧志の住処がある。
見慣れた螺旋の塔は、まだ所々壁が崩れている。
崩れた穴の中には本が堆く積もっているのが見え、その向こうには明かりの届かない闇がある。
つい、この前見たばかりだ。
明かりさえ届かないその闇が、捻じ曲げられ引き裂かれた空洞が、この『塔』の本来の形。
あなた達はその傷を、穏やかな珈琲とハーブティーの香りで癒している所だった。
そんな、ある昼のことである。
佐倉 光

外から持ち込んだ香りは、ここが平穏になった証だ。
佐倉 光

今回もなんとか乗り越えた……と思う。
俺はまだ生きてるし、牧志もまあ元通りに見える。
俺たちはいつだってこうして、いつだって何だって乗り越えていける。
俺はまだ生きてるし、牧志もまあ元通りに見える。
俺たちはいつだってこうして、いつだって何だって乗り越えていける。
佐倉 光

だから、口火を切った。
佐倉 光

「……あのさ、牧志。
そろそろ、俺、出ようかと思ってんだ」
そろそろ、俺、出ようかと思ってんだ」
牧志 浩太

「あ……、そうか」
ハーブティーの香りに耳を澄ませていた牧志は、小さく溜息をつくようにして振り返った。
ハーブティーの香りに耳を澄ませていた牧志は、小さく溜息をつくようにして振り返った。
牧志 浩太

「もう結構経ってるもんな。
ごめん、また世話かけた」
振り返った眼の中の光は穏やかで、安定を取り戻しているように見えた。
繰り返し危険を冒さねばならないあなた達にとって、こんなことも、まあ一度ではないのだ。
ごめん、また世話かけた」
振り返った眼の中の光は穏やかで、安定を取り戻しているように見えた。
繰り返し危険を冒さねばならないあなた達にとって、こんなことも、まあ一度ではないのだ。
佐倉 光

「いいんだよ。前回のは俺が間抜けだっただけだし」
あんなのに侵入されて気付かないなんて、不覚すぎる。
一歩間違えば二人揃って破滅だったんだぞ。
あんなのに侵入されて気付かないなんて、不覚すぎる。
一歩間違えば二人揃って破滅だったんだぞ。
佐倉 光

「最近外の様子見る余裕もなかったし、もうちょい先になるとは思うけどさ」
佐倉 光

「金もないし」
そういえば装備品は大体全部お釈迦だ。
外の流れ見て、稼いで、装備調えて、それからだから、まあそれなりに時間はかかるだろうし、
その頃にはあの穴も塞がっているんじゃないだろうか。
そういえば装備品は大体全部お釈迦だ。
外の流れ見て、稼いで、装備調えて、それからだから、まあそれなりに時間はかかるだろうし、
その頃にはあの穴も塞がっているんじゃないだろうか。
KP
そこここに開いた穴は、覗けばもぞりと蠢くように見えた。
牧志 浩太

「その時は一緒に買い物頼もうかな。
色々切れちゃってさ」
あなたが外から持ち込む、歪みの影響を受けるとはいえ「人間らしい」物品は、彼の命綱でもあった。
人間らしい暮らしなど、あなたが外から持ち込む物がなければ、真似事にしかならない。
色々切れちゃってさ」
あなたが外から持ち込む、歪みの影響を受けるとはいえ「人間らしい」物品は、彼の命綱でもあった。
人間らしい暮らしなど、あなたが外から持ち込む物がなければ、真似事にしかならない。
牧志 浩太

声の端に棚引く心細さのような響きを、彼は外に意識を向けて打ち消しているようだった。
そんな様子を見れば、きっと、あなたの言葉通り、もう少し後くらいで丁度いいのだろう。
全く、世話の焼ける相棒ではある。
そんな様子を見れば、きっと、あなたの言葉通り、もう少し後くらいで丁度いいのだろう。
全く、世話の焼ける相棒ではある。
KP
さて、そうと決まれば、今日できるのはここで下準備をして、穏やかに眠ることくらいだ。
ここは穏やかで破滅に近い。
ここにいれば危険を被ることは偶にあるとはいえ、外よりずっと少ない。
ずっとここにいれば、きっと知らないうちに互いに歪んで、心も身体もなくなってしまう。
ここは穏やかで破滅に近い。
ここにいれば危険を被ることは偶にあるとはいえ、外よりずっと少ない。
ずっとここにいれば、きっと知らないうちに互いに歪んで、心も身体もなくなってしまう。
佐倉 光

早いところ、俺が役に立ちそうなものを見つけてこられればいいんだけど。
俺たち二人共が限界を迎える前に。
ままならないな、と無自覚にため息をつく。
このままじゃ二人ともすり減ってゆくばかりだ。
俺たち二人共が限界を迎える前に。
ままならないな、と無自覚にため息をつく。
このままじゃ二人ともすり減ってゆくばかりだ。
佐倉 光

「寝る」
すっと立ち上がって食器を流しに運ぶ。
軽くすすいで乾燥棚に置く。
こんな『当たり前のこと』を取り戻すのに、今回も【ちょっと】かかった。
牧志に随分ストレスが溜まっている気がする。
すっと立ち上がって食器を流しに運ぶ。
軽くすすいで乾燥棚に置く。
こんな『当たり前のこと』を取り戻すのに、今回も【ちょっと】かかった。
牧志に随分ストレスが溜まっている気がする。
牧志 浩太

「ああ、お休み」
牧志はいつものように、そうあれることを喜ぶように微笑む。
牧志はいつものように、そうあれることを喜ぶように微笑む。
KP
彼が精神の均衡を崩す頻度が、少しずつ上がっているような……、そんな嫌な感覚が、『自分の部屋』に入るあなたを取り巻いた。
どこがあなたの引き際なのだろうか。
どこがあなたの引き際なのだろうか。
佐倉 光

引き際なんてとっくに見失っている。
佐倉 光

おやすみ、と声をかけて部屋に戻る。
明かりを落としてベッドに寝転がったまま、随分長く天井を見ていた。
明かりを落としてベッドに寝転がったまま、随分長く天井を見ていた。
佐倉 光

現状、俺のためにも牧志のためにもやり方を変えられる道は見つかっていない。
俺が途中で見捨ててここを出たら、牧志は遅かれ早かれ壊れてしまう。
牧志は壊れて爆弾と化して、悪くすれば悪魔使いの標的になるかも知れない。
本格的に壊れてアマラ経絡を彷徨う無害な亡霊になるかも知れない。
どっちにしたって俺はもう忘れることなんかできないし、
見捨てたことは一生俺について回る。
俺が途中で見捨ててここを出たら、牧志は遅かれ早かれ壊れてしまう。
牧志は壊れて爆弾と化して、悪くすれば悪魔使いの標的になるかも知れない。
本格的に壊れてアマラ経絡を彷徨う無害な亡霊になるかも知れない。
どっちにしたって俺はもう忘れることなんかできないし、
見捨てたことは一生俺について回る。
佐倉 光

忘れてしまえば良かったんだろうか。
少し前、俺は牧志のことを忘れかけていた。
あのまま忘れてしまえば、幸せだっただろうか。
とっくに覚悟して諦めたようなことだった。
いつでも外に出てゆけるなんてことを、二度と帰らないことが『できた』んだということを、俺は忘れたふりをして生きてきた。
そこにあるのが相棒への、友情なのか、憐憫なのか、負い目なのか、優越なのか、打算なのか、そんなことすらもう分からなくなっている。
絆、という言葉で片付けて思考停止している。
そんなことを、あのクソ忌々しい花に思い出させられた。
少し前、俺は牧志のことを忘れかけていた。
あのまま忘れてしまえば、幸せだっただろうか。
とっくに覚悟して諦めたようなことだった。
いつでも外に出てゆけるなんてことを、二度と帰らないことが『できた』んだということを、俺は忘れたふりをして生きてきた。
そこにあるのが相棒への、友情なのか、憐憫なのか、負い目なのか、優越なのか、打算なのか、そんなことすらもう分からなくなっている。
絆、という言葉で片付けて思考停止している。
そんなことを、あのクソ忌々しい花に思い出させられた。
佐倉 光

「めんどくせぇ……」
追い詰められているのは牧志じゃなくて俺の方かも知れない。
追い詰められているのは牧志じゃなくて俺の方かも知れない。
KP
牧志はあなたを信じて、ここで待っている。
いや、彼はもう、あなたを信じるほかない。
あなた達の間に、もう信頼などというものは存在しないのかもしれない。
ただそこにあるのは、それ以上に重く不均衡な「何か」だ。
それでもあなたが望んで縛られていると口にした、それだけは間違っていないのだろうか。
いや、彼はもう、あなたを信じるほかない。
あなた達の間に、もう信頼などというものは存在しないのかもしれない。
ただそこにあるのは、それ以上に重く不均衡な「何か」だ。
それでもあなたが望んで縛られていると口にした、それだけは間違っていないのだろうか。
KP
重くぬるい眠りに意識が沈んでいく。
遠くで、牧志が眠りにつく気配がする。
遠くで、牧志が眠りにつく気配がする。
KP
やがて塔の中のすべてが静まったころ、
KP
ガランガランガランガラン!!
けたたましい鐘の音が寝入りばなの意識を貫き、更に深い眠り、いや、気絶へとあなたを叩き落とした。
うるさい。
けたたましい鐘の音が寝入りばなの意識を貫き、更に深い眠り、いや、気絶へとあなたを叩き落とした。
うるさい。
KP
はっ、とあなたは目を覚ます。
身を横たえて目を閉じたはずなのに、あなたはどこかに立っていた。
夢だろうか。辺りはぼんやりと光に霞み、視界は曖昧だ。
隣に、誰かの気配がある。
その雰囲気だけで、どうやら牧志だと分かった。
あなたは牧志と手を繋ぎ、目の前にある真っ白な両開きの扉に目を向けていた。
けたたましい鐘の音は、止んでいた。
閉じた扉の向こうからは、微かに荘厳な音楽が聞こえてくる。
身を横たえて目を閉じたはずなのに、あなたはどこかに立っていた。
夢だろうか。辺りはぼんやりと光に霞み、視界は曖昧だ。
隣に、誰かの気配がある。
その雰囲気だけで、どうやら牧志だと分かった。
あなたは牧志と手を繋ぎ、目の前にある真っ白な両開きの扉に目を向けていた。
けたたましい鐘の音は、止んでいた。
閉じた扉の向こうからは、微かに荘厳な音楽が聞こえてくる。
佐倉 光

うわっ、なんだ!?
思う間もなく叩き落とされる。
思う間もなく叩き落とされる。
KP
そこは、白い道の上だった。
周囲はぼんやりと光で霞み、夢といえば納得のいくような風景。
目の前には、大きな両開きの扉がある。
扉を迂回するようにして、左右に白い道が続いていた。
周囲はぼんやりと光で霞み、夢といえば納得のいくような風景。
目の前には、大きな両開きの扉がある。
扉を迂回するようにして、左右に白い道が続いていた。
佐倉 光

ここ、どこだ。
牧志もいるのか。
牧志もいるのか。
佐倉 光

牧志の姿を確かめる。
牧志 浩太

「佐倉さん」
彼は応えて、少し安堵したように名を呼ぶ。
彼は応えて、少し安堵したように名を呼ぶ。
佐倉 光

「ここ、どこだ? 夢……?」
牧志 浩太

「夢……、なのかな。
少し違和感がある。普通の夢じゃないかもしれない」
少し違和感がある。普通の夢じゃないかもしれない」
KP
はて。
応える彼の顔はあなたが知る牧志なのだが、顔から視線を降ろしていくと、違和感がある。
まず、鎖がない。
彼を螺旋の塔の底に縛っていたはずの鎖は、細くきらびやかな銀の首飾りになって彼の首をたっぷりと飾っていた。
応える彼の顔はあなたが知る牧志なのだが、顔から視線を降ろしていくと、違和感がある。
まず、鎖がない。
彼を螺旋の塔の底に縛っていたはずの鎖は、細くきらびやかな銀の首飾りになって彼の首をたっぷりと飾っていた。
KP
次に。
※※突然のPL向け説明※※
あなた達はここで、唐突に結婚式の新郎新婦いずれかの格好になっている。
最終的に、この格好で化け物たちを轢き殺しながらショットガンをぶっ放すのがこのシナリオのハイライトだ。
ここではPLが好きな衣装を二人に着せてもよいし、以下の衣装リストから ロール or チョイス してもよい。
両方新婦だったり両方新郎だったりしても可である。
あなた達はここで、唐突に結婚式の新郎新婦いずれかの格好になっている。
最終的に、この格好で化け物たちを轢き殺しながらショットガンをぶっ放すのがこのシナリオのハイライトだ。
ここではPLが好きな衣装を二人に着せてもよいし、以下の衣装リストから ロール or チョイス してもよい。
両方新婦だったり両方新郎だったりしても可である。
佐倉 光
何故だw
1d10 Sasa 1d10→1
1d10 Sasa 1d10→1
KP
唐突にそんな格好になっている理由は後で判明します。
佐倉 光
おもんないとこひいたね佐倉?
KP
振った結果を無かったことにして選んでもいいんですよ?
※もちろん振った結果をそのまま使っても構いません
※もちろん振った結果をそのまま使っても構いません
佐倉 光
ダイス様がこれ着ろって言ってるしそれでいいかな。
KP
1d10 では牧志も振ってみます。 Sasa 1d10→8
佐倉 光
ソッカー
牧志 浩太

牧志が身にまとっていたのは、いつもの宝石に彩られたローブ……、ではなかった。
随所に宝石が配されているのは変わらない。
むしろ、普段よりも小さくさりげなくなった宝石の輝きは、洒落た印象を与えるだろう。
しかし、服の形がまったく異なっている。
赤い痣の這う肩が露わになっており、その下の胸をきらめく銀糸で飾られた白いドレスが覆っている。
詰め物とブラで盛り上げられた胸の膨らみ、コルセットで絞られた腰から大きく膨らんだ臀部のスカートへ続くラインは、平たい男の肉体の上に、人魚のような丸みの美しいフォルムを造り出している。
地面へと広がって足元を覆い隠すレースは、海から生まれる人魚を描くかのようだ。
……何だこれ?
随所に宝石が配されているのは変わらない。
むしろ、普段よりも小さくさりげなくなった宝石の輝きは、洒落た印象を与えるだろう。
しかし、服の形がまったく異なっている。
赤い痣の這う肩が露わになっており、その下の胸をきらめく銀糸で飾られた白いドレスが覆っている。
詰め物とブラで盛り上げられた胸の膨らみ、コルセットで絞られた腰から大きく膨らんだ臀部のスカートへ続くラインは、平たい男の肉体の上に、人魚のような丸みの美しいフォルムを造り出している。
地面へと広がって足元を覆い隠すレースは、海から生まれる人魚を描くかのようだ。
……何だこれ?
佐倉 光

「…………なにそれ?」
佐倉 光

「いやお前それ、なんで女装。つーかドレス?」
夢か。夢だな。イカれすぎじゃないかこの夢。
まあ確かに俺たち一緒にいすぎだけどそういう関係じゃ……
夢か。夢だな。イカれすぎじゃないかこの夢。
まあ確かに俺たち一緒にいすぎだけどそういう関係じゃ……
佐倉 光

「その胸作り物だよな? つーか牧志だよな? 浩子さんじゃねーよな」
うんまあ、痣あるしな。牧志だよな。
うんまあ、痣あるしな。牧志だよな。
牧志 浩太

「何って? そういえば、何だか服がきつい気が……
……佐倉さん、何だそれ?」
彼はあなたの服装、胸のあたりに目を留めて言う。
そういえば、あなたも何となく身体に違和感がある。
普段着るものより硬さのある、かっちりとした服を身にまとっているような。
胸ポケットが何かで飾られているような。
……佐倉さん、何だそれ?」
彼はあなたの服装、胸のあたりに目を留めて言う。
そういえば、あなたも何となく身体に違和感がある。
普段着るものより硬さのある、かっちりとした服を身にまとっているような。
胸ポケットが何かで飾られているような。
佐倉 光

え?
自分の格好を見下ろして目を白黒させる。
自分の格好を見下ろして目を白黒させる。
佐倉 光

「なにこれ」
服をあっちこっちつまんで引っ張る。
初めて着るなこんなの。
服をあっちこっちつまんで引っ張る。
初めて着るなこんなの。
佐倉 光

「いやこれ、夢だよな!?」
胸の所を確認。
胸の所を確認。
牧志 浩太

「へっ? 女装? うわ、何だこれ!? きついと思ったら、でも鎖ないな!?」
牧志は驚いて自分の格好を確認する。
上げる声は女性の声ではなく、ちゃんといつもの牧志の声だ。
身体を覆う布を確認し、盛られた胸を掴んで確認し、足元の布をたくし上げて、
その下から覗く白いハイヒールの存在に気づき、ドレスを大きく捲り上げて……、あ。
牧志は驚いて自分の格好を確認する。
上げる声は女性の声ではなく、ちゃんといつもの牧志の声だ。
身体を覆う布を確認し、盛られた胸を掴んで確認し、足元の布をたくし上げて、
その下から覗く白いハイヒールの存在に気づき、ドレスを大きく捲り上げて……、あ。
KP
佐倉さんは【幸運】を振ること。
佐倉 光
1d100 75【幸運】 Sasa 1d100→ 8→成功
牧志 浩太

では、あなたは慌ててドレスの布をたくし上げて中を確認する牧志のなんか(※ブライダルインナー)を目にせずに済んだ。
佐倉 光

「……」
すいと視線をそらした。
女物着てるのか? 体格に合ったやつになってんのか?
すいと視線をそらした。
女物着てるのか? 体格に合ったやつになってんのか?
佐倉 光

悪いけど俺男の方で良かった。
KP
一方のあなたが着ているのは、全体が純白のタキシードだった。
胸ポケットを柔らかな白い花が飾り、その茎の緑が唯一の色彩だ。
同じく白いタイにも、シャツにも皺ひとつない。
少し胸を張るように縫い上げられた形は、牧志より背の高いあなたを凛々しく見せている。
足元を固める汚れひとつない革靴もまた、白。
胸ポケットを柔らかな白い花が飾り、その茎の緑が唯一の色彩だ。
同じく白いタイにも、シャツにも皺ひとつない。
少し胸を張るように縫い上げられた形は、牧志より背の高いあなたを凛々しく見せている。
足元を固める汚れひとつない革靴もまた、白。
KP
結婚式の服装だ……、これ。
では、目の前の大きな両開きの扉は、結婚式の礼拝堂の扉だとでも?
では、目の前の大きな両開きの扉は、結婚式の礼拝堂の扉だとでも?
KP
というところで明日微妙に早いので寝ます~ ありがとうございました!
あ、確認漏れしていましたが、こんなノリと格好のまま進むギャグアクションシナリオです。
大丈夫でしたでしょうか。>佐倉さんと牧志がなぜか新郎新婦の格好させられる
あ、確認漏れしていましたが、こんなノリと格好のまま進むギャグアクションシナリオです。
大丈夫でしたでしょうか。>佐倉さんと牧志がなぜか新郎新婦の格好させられる
佐倉 光
ありがとうございましたー!
okです。男女に割り振られちゃったのが微妙に面白い。
佐倉は自分の中にある思いの正体に気付くのか?
ってテーマにしようとしていたんだけど、格好のお陰で変な意味に聞こえるw
okです。男女に割り振られちゃったのが微妙に面白い。
佐倉は自分の中にある思いの正体に気付くのか?
ってテーマにしようとしていたんだけど、格好のお陰で変な意味に聞こえるw
KP
よかった。ちゃんと確認せずにスタートしちゃったので。
しかも牧志の方が女装なんですよね。背丈か? 背丈なのか? >男女に
ああっ、格好のせいで意図せぬ意味が!w
しかも牧志の方が女装なんですよね。背丈か? 背丈なのか? >男女に
ああっ、格好のせいで意図せぬ意味が!w
牧志 浩太

「何だこれ……、夢だな? あの唐揚げのときみたいな変な夢だな?
なんで俺が新婦なんだよ。背丈? 背丈なのか?」
牧志にとってもまったくの予想外らしく、彼は目を白黒させている。
なんで俺が新婦なんだよ。背丈? 背丈なのか?」
牧志にとってもまったくの予想外らしく、彼は目を白黒させている。
佐倉 光

「かもなー」
何なんだよこれは。
俺そういう願望持ってるんじゃないだろうな!?
何なんだよこれは。
俺そういう願望持ってるんじゃないだろうな!?
佐倉 光

「動きづらそうだなそれ」
佐倉 光

「まあでも、いつもの鎖程じゃないか?」
牧志 浩太

「こう……、いつもの鎖とは違った、独特の歩きにくさがあるな。
脚がドレスで拘束されてるし、ヒールのせいで不安定で、こう、よちよち歩きになる」
牧志は少し歩いて様子を確かめる。
ハイヒールのせいで少し尻を上げたような歩き方になり、臀部の丸みを強調するレースがさらりと流れる。
脚がドレスで拘束されてるし、ヒールのせいで不安定で、こう、よちよち歩きになる」
牧志は少し歩いて様子を確かめる。
ハイヒールのせいで少し尻を上げたような歩き方になり、臀部の丸みを強調するレースがさらりと流れる。
牧志 浩太

「自由に動けるのに、足元が不安だ」
KP
ドレスは……、男物だ。
筋肉の薄い男の身体を前提とし、視覚的錯覚も使って、身体の上に女性的なラインを盛るように作られている。
筋肉の薄い男の身体を前提とし、視覚的錯覚も使って、身体の上に女性的なラインを盛るように作られている。
佐倉 光

体に綺麗にフィットした上で女性的ラインを作るように作られた服。
あまりにも用意周到が過ぎる。
いや夢だし。
あまりにも用意周到が過ぎる。
いや夢だし。
牧志 浩太

ではインナーはどちらだったのか?
それは当人に聞くか確認せねば分かるまい。
それは当人に聞くか確認せねば分かるまい。
佐倉 光

インナー追求する気はないよ!?
佐倉 光

ぐるりと周囲を見回してみる。
佐倉 光

「これ、俺の夢かな?」
自由になりたい、牧志を自由にしたい、という願望が夢に出てきたんだろうか。
自由になりたい、牧志を自由にしたい、という願望が夢に出てきたんだろうか。
牧志 浩太

「佐倉さんの夢?
だとしたら、佐倉さんが俺を歩けるようにしてくれたんだ。
……ああ、夢の中でも嬉しいな。
この向こうに行ったら、今度は何があるんだろう?
起きてちゃんと覚えていられるかな、これ」
牧志は慣れないヒールで周囲を歩き回る。
だとしたら、佐倉さんが俺を歩けるようにしてくれたんだ。
……ああ、夢の中でも嬉しいな。
この向こうに行ったら、今度は何があるんだろう?
起きてちゃんと覚えていられるかな、これ」
牧志は慣れないヒールで周囲を歩き回る。
牧志 浩太

「うわっ」
やはり慣れないのか、よろけてあなたの手にすがる。
やはり慣れないのか、よろけてあなたの手にすがる。
佐倉 光

牧志を支える。
歩く時は手を貸してやった方がいいか。
歩く時は手を貸してやった方がいいか。
牧志 浩太

「ありがとう、助かる」
牧志はあなたに支えられて、どうにか立ち直しバランスを取る。
牧志はあなたに支えられて、どうにか立ち直しバランスを取る。
牧志 浩太

「いや、そうなると、この格好も佐倉さんの発案ってことになるのか……?
結婚式の情報なんて見たかな」
あなたの手にすがったまま、牧志は考え込む。
結婚式の情報なんて見たかな」
あなたの手にすがったまま、牧志は考え込む。
佐倉 光

「いや、いやいやいや、俺の願望じゃねぇぞ! 絶対!」
佐倉 光

「そういや、こんな服が出てくるような物見た覚えもないし、
俺の格好にしてもそうだな。脈絡がなさ過ぎる」
俺の格好にしてもそうだな。脈絡がなさ過ぎる」
牧志 浩太

「そうなんだよな。
もしかして、また唐揚げの時みたいに夢に介入されてるのか?
あれ、明らかにただの夢じゃなかったしな」
もしかして、また唐揚げの時みたいに夢に介入されてるのか?
あれ、明らかにただの夢じゃなかったしな」
KP
目の前には、大きな両開きの扉。
だというのに建物の姿はなく、扉の裏側は光に溶けてよく分からない。
扉を迂回するように、左右に続く白い道。
反対側を見れば……、柔らかな雰囲気が突然絶え、真っ暗な崖が口を開けていた。
だというのに建物の姿はなく、扉の裏側は光に溶けてよく分からない。
扉を迂回するように、左右に続く白い道。
反対側を見れば……、柔らかな雰囲気が突然絶え、真っ暗な崖が口を開けていた。
佐倉 光

背後が崖、目の前に扉、更に扉を迂回して前方に進む道がある、って感じかな。
扉ちょっと開けて見てみよう。
扉ちょっと開けて見てみよう。
KP
こんな感じです。●が現在地。
←道←[扉]→道→
●
↓
崖
←道←[扉]→道→
●
↓
崖
佐倉 光

道は左右か。
KP
扉を開けようとすると、扉の隙間にメッセージカードが差し込まれているのに気づいた。
白い紙に金の箔押しが美しいカードで、二つ折りになっている。
白い紙に金の箔押しが美しいカードで、二つ折りになっている。
佐倉 光

扉からカードを引っこ抜いて読んでみる。
KP
そこには一言だけこう書かれていた。
「心の準備が出来たら扉に触れてください」
牧志 浩太

「開けてください、じゃなくて、触れてくださいだって?
触れたら何か起こるって言わんばかりだな」
触れたら何か起こるって言わんばかりだな」
佐倉 光

「こういう注意書きって、大体なんかした後に来いって意味だよな。
周り見てみるか」
慎重に扉から離れて、まずは崖の方見てみるか。
周り見てみるか」
慎重に扉から離れて、まずは崖の方見てみるか。
KP
振り返ればそこには深くて暗い、得体のしれない崖がある。
見ているだけでも吸い込まれそうに感じ、足元がぐらりと揺らぐ。
この崖から何処か希望のある場所に行くことはできないだろう、そう感じた。
見ているだけでも吸い込まれそうに感じ、足元がぐらりと揺らぐ。
この崖から何処か希望のある場所に行くことはできないだろう、そう感じた。
KP
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
牧志 浩太

1d100 35 まきしの Sasa 1d100→ 26→成功
佐倉 光

1d100 62 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 32→成功
牧志 浩太

「これは……、唐突な終わりって感じにしか見えないな。
落ちて目を覚ませるようには思えない」
牧志は小さく呻く。
落ちて目を覚ませるようには思えない」
牧志は小さく呻く。
佐倉 光

「夢だからって油断できねぇからな。
夢じゃない可能性の方が高い」
夢じゃない可能性の方が高い」
牧志 浩太

「ああ、そこは同感だ。
夢だったとしても、何かの干渉を受けてるんなら油断はできないしな」
夢だったとしても、何かの干渉を受けてるんなら油断はできないしな」
佐倉 光

慣れない格好であまり近づきたくないな。
確認したら早々に離れよう。
左右の道の先は何か見える?
確認したら早々に離れよう。
左右の道の先は何か見える?
KP
左右の道を見やれば、その先には何もなかった。
周囲の風景と同じように、光の中へ消えている。
周囲の風景と同じように、光の中へ消えている。
牧志 浩太

「また誰かの気まぐれだったりするのかな、この夢……」
佐倉 光

「そう思っといた方がいいかも」
まず左の道の方へ歩いて行ってみるか。
まず左の道の方へ歩いて行ってみるか。
KP
牧志の手を取り、支えながら道を歩いていく。
白い床に広がるレースがあなたの視界に伸び、掌に少し冷たい牧志の体温が伝わる。
ドレスのラインとヒールは、牧志に淑やかな歩き方を強制する。
その腕を支えて白く続く道を歩いていると、勢い誓いを前に新婦とともに歩む新郎の仕草になる。
何だこれ。
白い床に広がるレースがあなたの視界に伸び、掌に少し冷たい牧志の体温が伝わる。
ドレスのラインとヒールは、牧志に淑やかな歩き方を強制する。
その腕を支えて白く続く道を歩いていると、勢い誓いを前に新婦とともに歩む新郎の仕草になる。
何だこれ。
佐倉 光

マジでなんだこれ。
佐倉 光

そうだ。ここが夢なら夢見できるんじゃないのか?
そしてこんなふざけた格好やめられるんじゃないのか?
牧志をじっと見ていつものローブ姿を思い浮かべる。
こうあるべき、こうあるべき……
そしてこんなふざけた格好やめられるんじゃないのか?
牧志をじっと見ていつものローブ姿を思い浮かべる。
こうあるべき、こうあるべき……
佐倉 光
牧志の手を取ったままで白タキシードで熱く見つめちゃった。
KP
あなたは白いタキシード姿のまま牧志の手を取り、強い意思を込めた眼で彼を熱く見つめる。
〈夢見〉を試してみたければ試してもよい。
3MPを消費すること。
〈夢見〉を試してみたければ試してもよい。
3MPを消費すること。
KP
せっかくだから表で拾っちゃった。
佐倉 光

MP 15 → 12
29あるからな。ここが本当に夢ならそこそこ望みが!
1d100 29 夢見 Sasa 1d100→ 21→成功
29あるからな。ここが本当に夢ならそこそこ望みが!
1d100 29 夢見 Sasa 1d100→ 21→成功
佐倉 光
振ってみたら成功しちゃったけど……
振れとは言われていない。
振れとは言われていない。
KP
結果はこちらで出すのでしばらくお待ちください。
KP
あなたは牧志を見つめ、強く願い、夢見、このおかしな夢を己の支配下に取り戻そうとする。
これはきっと夢だ。
夢ならば、夢と分かれば好きに願えるはずだ。
これはきっと夢だ。
夢ならば、夢と分かれば好きに願えるはずだ。
牧志 浩太

「わ、
……そうか、夢なら……!」
驚く牧志のドレスがみるみるうちに姿を変えていく。
そして、
……そうか、夢なら……!」
驚く牧志のドレスがみるみるうちに姿を変えていく。
そして、
牧志 浩太

「えっと……、
……戻ってないな?」
……戻ってないな?」
KP
あなたは確かに願ったはずだ。
夢を己のもとに引き寄せた、その手応えもあった。
夢を己のもとに引き寄せた、その手応えもあった。
牧志 浩太

なのに。
牧志が着ていたのは、まるで童話の「お姫様」のイメージのような、パニエでふんわりと膨らんだプリンセスドレスだった。
牧志が着ていたのは、まるで童話の「お姫様」のイメージのような、パニエでふんわりと膨らんだプリンセスドレスだった。
KP
明らかに、夢に、干渉されている!
KP
佐倉さんは《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
KP
それから何度試しても、牧志の服装をウェディングドレス以外のものにすることはできなかった。
背中が大きく開いたAラインドレス、たっぷりのフリルに埋もれるようなミニドレス、クールでミステリアスなタイトドレス……。
明らかに、夢に、干渉されている……。
何だこれ。
背中が大きく開いたAラインドレス、たっぷりのフリルに埋もれるようなミニドレス、クールでミステリアスなタイトドレス……。
明らかに、夢に、干渉されている……。
何だこれ。
佐倉 光

「ぐぬぬぬぬぬぬなんだこの夢!」
手応えがおかしい!
手応えがおかしい!
佐倉 光

1d100 62 Sasa 1d100→ 26→成功
KP
〈夢見〉の成功により、あなたは牧志の服装を、好きなウェディングドレスに変更することができる。
ウェディングドレス以外のものには変更できない。
ウェディングドレス以外のものには変更できない。
KP
というわけで「成功したけど何だこれ」が発生しました。
佐倉 光

「せめて男物! 男物になれよ!!」
制御が効かない! 頭痛が酷い!
牧志の足が開きやすいであろうAラインオフショルダーになったところで諦めた。
制御が効かない! 頭痛が酷い!
牧志の足が開きやすいであろうAラインオフショルダーになったところで諦めた。
佐倉 光

「これ絶対俺の夢じゃねぇ。
俺こんなにドレス詳しくねぇし」
俺こんなにドレス詳しくねぇし」
牧志 浩太

「間違いないな。
動けて楽しいとも言ってられなさそうだ。
何だよこの干渉」
動けて楽しいとも言ってられなさそうだ。
何だよこの干渉」
牧志 浩太

「でも助かった、さっきよりは大分動けそうだ」
相変わらずヒールの問題はあるが、少なくとも脚を開くことはできるようになったドレスの造りを確かめ、可動部を確認しながら牧志が言う。
フリルに飾られた胸部の上、顕になった肩にべったりと刻まれた痣は、彼の肩に手をかけてその所有権を主張しているようでもあった。
相変わらずヒールの問題はあるが、少なくとも脚を開くことはできるようになったドレスの造りを確かめ、可動部を確認しながら牧志が言う。
フリルに飾られた胸部の上、顕になった肩にべったりと刻まれた痣は、彼の肩に手をかけてその所有権を主張しているようでもあった。
佐倉 光

「ん、もういいや、行こう」
靴は変わらずだから歩きづらいことはそう変わらないな。手を貸そう。
そして左へゆく道を少し歩いてみる。
靴は変わらずだから歩きづらいことはそう変わらないな。手を貸そう。
そして左へゆく道を少し歩いてみる。
KP
牧志に手を貸し、左の道を少し行く。
すると、光に包まれていた風景が少しずつ晴れ、道の向こうに何かが見えてきた。
……両開きの扉だ。
すると、光に包まれていた風景が少しずつ晴れ、道の向こうに何かが見えてきた。
……両開きの扉だ。
牧志 浩太

「……あれは」
KP
あの扉と、全く同じ扉だった。
あの扉をあなた達は、右側から見ている。
……もしや。
左から行って、右から戻って来たのではないか。
ずっと左へ向かって進んでいたはずなのに。
道が、どこにも行かせまいと、ぐるりとループを描いている!
あの扉をあなた達は、右側から見ている。
……もしや。
左から行って、右から戻って来たのではないか。
ずっと左へ向かって進んでいたはずなのに。
道が、どこにも行かせまいと、ぐるりとループを描いている!
KP
二人とも《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
牧志 浩太

1d100 35 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 48→失敗
SAN 35 → 34
SAN 35 → 34
佐倉 光

1d100 62 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 5→決定的成功(クリティカル)!
佐倉 光

「埒があかないな……」
ドアの向こう側って行けそう?
牧志が無駄にダメージ受けちゃうから、こういうのあんまり良くないなぁー
ドアの向こう側って行けそう?
牧志が無駄にダメージ受けちゃうから、こういうのあんまり良くないなぁー
牧志 浩太

「ああ。何の思惑か知らないが、結局この扉を開けさせたいらしいな」
KP
扉に触れる?
佐倉 光

道以外の所歩こうとしたらどうなるのかなと。
KP
あ、向こう側ってそういうことか。
扉の向こう側(反対側)へ回るということですね?
扉の向こう側(反対側)へ回るということですね?
KP
道を踏み越えてその外へ出ようとすると、ぐらりと眩暈がした。
……一瞬後に目を開くと、あなた達は道の上に立っている。
やはりここは夢の中なのだろうかと思わせる、不自然な現象だ。
……一瞬後に目を開くと、あなた達は道の上に立っている。
やはりここは夢の中なのだろうかと思わせる、不自然な現象だ。
佐倉 光

「選択肢ねーじゃん」
牧志 浩太

「だな。じゃあなんで道を残してあるんだよ」
佐倉 光

「触るぞ」
言って扉に手を伸ばす。
言って扉に手を伸ばす。
牧志 浩太

「ああ」
頷き、牧志はあなたの手をしっかりと握る。
頷き、牧志はあなたの手をしっかりと握る。
KP
扉に触れると、音もたてずに扉がひとりでに開いてゆく。
同時に、足元の床が扉の内側へ向かって勝手に動きだした。
同時に、足元の床が扉の内側へ向かって勝手に動きだした。
牧志 浩太

「うわっ!?」
突然の動きに牧志がよろめく。
床はまるで動く歩道のように、あなた達を扉の向こうへ運ぼうとする。
突然の動きに牧志がよろめく。
床はまるで動く歩道のように、あなた達を扉の向こうへ運ぼうとする。
佐倉 光

「うわわ!?」
ヒールじゃ危ないな。牧志を支える。
ここに留まろうとしても意味はなさそうだから、抵抗はせずに身構える。
ヒールじゃ危ないな。牧志を支える。
ここに留まろうとしても意味はなさそうだから、抵抗はせずに身構える。
KP
流れる床に運ばれていく先には、目を疑うような景色が広がっていた。
そこは、荘厳な音楽が流れる礼拝堂だった。
両脇のステンドグラスからは、まるでふたりを祝福するかのように色鮮やかな光が降り注いでいる。
運ばれていく通路の両脇には、美しい花と来賓用長椅子が整然と列をなしている。
長椅子に腰かけた無数の来賓たちが、感動のいななきと共に二人をあたたかく迎え入れた。
──その姿を見た牧志の表情が凍る。
そこは、荘厳な音楽が流れる礼拝堂だった。
両脇のステンドグラスからは、まるでふたりを祝福するかのように色鮮やかな光が降り注いでいる。
運ばれていく通路の両脇には、美しい花と来賓用長椅子が整然と列をなしている。
長椅子に腰かけた無数の来賓たちが、感動のいななきと共に二人をあたたかく迎え入れた。
──その姿を見た牧志の表情が凍る。
KP
いななき。いななきである。
いななきをこぼし二人を迎え入れた来賓たちは、すべて見たこともない異形の者たちの姿であった。
長椅子に腰かけたまま、ある者はみつあみにした無数の触手を感極まったように打ち鳴らし、ある者は大きな一つ目から零れ落ちる感動の涙をシルクのハンカチーフで拭い、あるものは粘液のにじむスーツをひづめで握りしめ、感極まった表情(おそらく)であなた達を見守っている。
いななきをこぼし二人を迎え入れた来賓たちは、すべて見たこともない異形の者たちの姿であった。
長椅子に腰かけたまま、ある者はみつあみにした無数の触手を感極まったように打ち鳴らし、ある者は大きな一つ目から零れ落ちる感動の涙をシルクのハンカチーフで拭い、あるものは粘液のにじむスーツをひづめで握りしめ、感極まった表情(おそらく)であなた達を見守っている。
本編見る!
KP
なんということであろう、開幕これである。
自分たちの婚姻を祝う冒涜的な無数の存在に、二人とも《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D6+1》。
自分たちの婚姻を祝う冒涜的な無数の存在に、二人とも《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D6+1》。
牧志 浩太

1d100 34 牧志の《SANチェック》 Sasa 1d100→ 78→失敗
1d6+1 Sasa 1d6+1→ 3+1→合計4
SAN 34 → 30
1d6+1 Sasa 1d6+1→ 3+1→合計4
SAN 34 → 30
佐倉 光

1d100 62 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 57→成功
SAN 62 → 61
SAN 62 → 61
佐倉 光
お姫様抱っこで逃げ出せるような筋力はない!
開幕早々にもう牧志が不定直前じゃないの……
開幕早々にもう牧志が不定直前じゃないの……
KP
なんですよ。最初にボンと来る一撃でボンと不定直前!
佐倉 光

はぁぁぁぁぁ!?
なんだこの状況!?
俺に馬の身内はいねーっつーかそれ以前に牧志と結婚する気なんかないが!?
慌てて逃げ道を探す。
なんだこの状況!?
俺に馬の身内はいねーっつーかそれ以前に牧志と結婚する気なんかないが!?
慌てて逃げ道を探す。
牧志 浩太

「うっ、うわ、うわぁ!?」
危険を察した牧志がじたばたともがく。
危険を察した牧志がじたばたともがく。
KP
もちろん、あなたも逃げ出そうとするだろう。
しかし床は強引な速度で、あなた達を無理やりに前へと運んでいく。
床は礼拝堂前方、祭壇の前で停止した。
そこに待っていたのは、ひとりの牧師だ。
牧師はこともなげに、柔和な表情で朗々と語り掛けてくる。
「ではあなた方ふたりは、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、
悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、
互いに愛し、敬い、慰め、助け、」
しかし床は強引な速度で、あなた達を無理やりに前へと運んでいく。
床は礼拝堂前方、祭壇の前で停止した。
そこに待っていたのは、ひとりの牧師だ。
牧師はこともなげに、柔和な表情で朗々と語り掛けてくる。
「ではあなた方ふたりは、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、
悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、
互いに愛し、敬い、慰め、助け、」
「ともに“生贄となること”を神の前に誓いますか?」
KP
にこやかに語り掛けてくる牧師が手にしているのは、聖書ではなく大ぶりのナイフだった。
色鮮やかな光に、物騒な刃がギラリときらめいた。
色鮮やかな光に、物騒な刃がギラリときらめいた。
KP
その時、逃げ道を探し続けていたあなたの眼が、不意に求めるものを見つけだした。
ナイフに反射した光が照らした、祭壇右奥の半分開いた扉――
ナイフに反射した光が照らした、祭壇右奥の半分開いた扉――
牧志 浩太

「佐倉さん、あれ!」
それに同時に気づいた牧志が、地面を蹴って立ち上がる。
それに同時に気づいた牧志が、地面を蹴って立ち上がる。
佐倉 光

「誓うかバカ!」
牧志の手を引いて走るぞ!
牧志の手を引いて走るぞ!
KP
背後は化け物たちで一杯だ。
牧師は祭壇の向こうにいるため、すぐには動けまい。
あの扉から逃げるしかない!
牧師は祭壇の向こうにいるため、すぐには動けまい。
あの扉から逃げるしかない!
佐倉 光

「くそ、冗談じゃねぇよ」
牧志 浩太

「全くだ、なんだよ生贄の誓いって!」
あなたは牧志の手を引き、牧志はドレスをたくし上げ、ヒールで床を蹴って走る!
あなたは牧志の手を引き、牧志はドレスをたくし上げ、ヒールで床を蹴って走る!
KP
化け物たち&牧師の【DEX】14との対抗ロール!
牧志(【DEX】8)が20%、あなた(【DEX】9)が25%だ! Go!
牧志(【DEX】8)が20%、あなた(【DEX】9)が25%だ! Go!
牧志 浩太

1d100 20 こいつらはやいぞ Sasa 1d100→ 69→失敗
佐倉 光

1d100 25 Sasa 1d100→ 38→失敗
佐倉 光
こんな慣れない格好で無理言うな!!
KP
あなた達は慣れない格好、履き慣れない靴に足を取られ、危うく転びかける。
牧志は咄嗟にあなたの手を握り、あなたは牧志の手を引く。
その時、にわかに周囲の化け物たちがどよめいて盛り上がる。
べちゃべちゃという拍手と口笛が室内に響き、「逃避行だ!! 愛する二人の逃避行だ!!」という声と共に、あなた達を追う化け物たちが感激した様子で崩れ落ちる。
崩れ落ちた前列の化け物につまずいて、後に続く者たちがドミノ倒しがごとく床に転がるのが見える。
牧志は咄嗟にあなたの手を握り、あなたは牧志の手を引く。
その時、にわかに周囲の化け物たちがどよめいて盛り上がる。
べちゃべちゃという拍手と口笛が室内に響き、「逃避行だ!! 愛する二人の逃避行だ!!」という声と共に、あなた達を追う化け物たちが感激した様子で崩れ落ちる。
崩れ落ちた前列の化け物につまずいて、後に続く者たちがドミノ倒しがごとく床に転がるのが見える。
KP
野次の内容はともかく、チャンスだ!
再度、【DEX】14との対抗ロール。
化け物たちが背後でめちゃくちゃになっているため、今度は二人とも +50% の補正が入る。
再度、【DEX】14との対抗ロール。
化け物たちが背後でめちゃくちゃになっているため、今度は二人とも +50% の補正が入る。
佐倉 光

1d100 75 【DEX】
Sasa 1d100→ 21→成功
Sasa 1d100→ 21→成功
牧志 浩太

1d100 70 【DEX】 Sasa 1d100→ 37→成功
佐倉 光

なんだか分かんねぇがチャンスだ!
佐倉 光
多分佐倉は牧志を愛しているとは思うが、性愛じゃねぇんだよなぁ……
「愛する二人の逃避行」には違いない……か?
「愛する二人の逃避行」には違いない……か?
KP
なるほ、ど……?
とりあえず結婚式でないことは間違いない。
とりあえず結婚式でないことは間違いない。
佐倉 光
生贄式? でしたし。
KP
生贄式でしたね。
牧志 浩太

牧志はドレスの裾を蹴り、あなたに手を引かれて走る。
久しぶりに「走る」などという行為をした彼の心臓が負荷に喘ぎ、息が激しく切れているのが聞こえる。
しかし命の危機を前に、今はそれどころではない!
久しぶりに「走る」などという行為をした彼の心臓が負荷に喘ぎ、息が激しく切れているのが聞こえる。
しかし命の危機を前に、今はそれどころではない!
KP
ふたりの行く末を見送るように、背後から二重に三重に化け物たちの声が追いかけてくる。
半開きの扉を勢いよく開けて、あなた達は礼拝堂の外へ飛び出していく!
半開きの扉を勢いよく開けて、あなた達は礼拝堂の外へ飛び出していく!
KP
飛び出したそこは、がちゃがちゃと家具が無数に存在するホールだった。
重力を無視したかのように配置された家具は、まるでそのものの本質を知らない何者かが無理やり模倣して作り上げたもののように見える。
視界に入れるだけで眩暈がするようだ。
後ろからはどやどやと声が迫ってくる。
重力を無視したかのように配置された家具は、まるでそのものの本質を知らない何者かが無理やり模倣して作り上げたもののように見える。
視界に入れるだけで眩暈がするようだ。
後ろからはどやどやと声が迫ってくる。
KP
〈目星〉または【アイデア】で判定。
佐倉 光

「あぁぁぁぁくそくそくそ、悪魔が真似した異界ってのはいいとして、どうして結婚式場なんだよ!?
牧志、大丈夫か!」
くそ、《トラフーリ》のカードでもありゃなぁ!
牧志、大丈夫か!」
くそ、《トラフーリ》のカードでもありゃなぁ!
牧志 浩太

「なんとか大丈夫!
出口、出口ないのか……!」
出口、出口ないのか……!」
佐倉 光

1d100 85 あえて【アイデア】ー! Sasa 1d100→ 5→決定的成功(クリティカル)!
牧志 浩太

1d100 98 こちらは〈目星〉 Sasa 1d100→ 34→成功
KP
それに気づいたのは、あなたの方が速かった。
あなたは二つのことに同時に気づく。
まず、この混沌としたホールに外への扉や出口は、ない。
武器になるような物もなく、あるのはただひたすらに大量の家具ばかりだ。
次にもう一つ。
大量の家具に隠れるようにして、大きく分厚いクローゼットがある。
到底よい手とは言えないが、あれに隠れれば、化け物たちをやり過ごすことができるのではないか。
あなたは二つのことに同時に気づく。
まず、この混沌としたホールに外への扉や出口は、ない。
武器になるような物もなく、あるのはただひたすらに大量の家具ばかりだ。
次にもう一つ。
大量の家具に隠れるようにして、大きく分厚いクローゼットがある。
到底よい手とは言えないが、あれに隠れれば、化け物たちをやり過ごすことができるのではないか。
KP
……礼拝堂の外は、どこへも行けない空間。
礼拝堂は化け物で満たされている。
このホールに出口は、ない。
早速絶体絶命だ。何だこれ。
礼拝堂は化け物で満たされている。
このホールに出口は、ない。
早速絶体絶命だ。何だこれ。
佐倉 光

とりあえずクローゼットに入って時間を稼いで、稼いで……
ものすごく前にそれで何とかなったことがあるような気がするし!
クローゼットに飛び込もう。
クローゼットは雪降る異世界に繋がっているものだ!
ものすごく前にそれで何とかなったことがあるような気がするし!
クローゼットに飛び込もう。
クローゼットは雪降る異世界に繋がっているものだ!
牧志 浩太

牧志は微かに頷いて、あなたと同時にクローゼットに飛び込んだ。
KP
扉を閉めると内部は存外狭く、自分達ふたりが身を寄せて立っているのがやっとの広さだ。
不規則にもだえる牧志の引き裂かれた心音が、互いの荒い息がいやに大きく聞こえ、見つかるのではないかという焦りを掻き立てる。
不規則にもだえる牧志の引き裂かれた心音が、互いの荒い息がいやに大きく聞こえ、見つかるのではないかという焦りを掻き立てる。
佐倉 光

いつもこういう状況だと独りきりなのに、隣から息づかいが聞こえてくるとなんだか安心してしまう。
どんなに恐ろしくても独りではない、ということはこんなに心強かっただろうか。
どんなに恐ろしくても独りではない、ということはこんなに心強かっただろうか。
佐倉 光

そんな場合ではないのに、なんだか嬉しかった。
牧志 浩太

牧志も同じ気持ちなのだろうか。
彼はあなたの手を、少し強く握った。
彼はあなたの手を、少し強く握った。
KP
そうかぁ、塔だと佐倉さんは普段外で何かに出会う時は独りだもんな。
KP
……どやどやと騒がしい物音が、少しずつ近づいてくる。
ひとりめの足音が、室内に踏み入った。
それを皮切りにばたばた、いくつもの足音が室内に踏み込んでくる。
うじゅるうじゅると水っぽくうごめく音、液体を啜る音、騒がしくがなりたてる声、興奮したいななきが、すぐ耳元で聞こえるような気がした。
それらが絶体絶命の感覚で、耳を撫でる。
ひとりめの足音が、室内に踏み入った。
それを皮切りにばたばた、いくつもの足音が室内に踏み込んでくる。
うじゅるうじゅると水っぽくうごめく音、液体を啜る音、騒がしくがなりたてる声、興奮したいななきが、すぐ耳元で聞こえるような気がした。
それらが絶体絶命の感覚で、耳を撫でる。
佐倉 光

息を詰めて身を縮める。
捕まったらその時はその時!
捕まったらその時はその時!
牧志 浩太

傍らで牧志が口を押さえ、漏れる息を押し殺しながら身を縮めている。
KP
ずるずる。ざわざわ。にちゃにちゃ。きしきし。
やがて室内に満ち始める化け物の気配が、空気を揺らす。
すぐ横の机が引き倒された。椅子を振り回してテーブルを叩く音が聞こえる。
恐ろしい程に穏やかな声でこちらを呼ぶ牧師の声が聞こえる。
やがて室内に満ち始める化け物の気配が、空気を揺らす。
すぐ横の机が引き倒された。椅子を振り回してテーブルを叩く音が聞こえる。
恐ろしい程に穏やかな声でこちらを呼ぶ牧師の声が聞こえる。
佐倉 光

どんな状況だろうと今出ていく気はないぞ。
クローゼットに服でも詰まってりゃもう少しは気休めになったんだがな。
気配を殺して天運を信じる。
クローゼットに服でも詰まってりゃもう少しは気休めになったんだがな。
気配を殺して天運を信じる。
KP
がつん、ごつ、ばきり、ずるずる、がやがや、にちゃにちゃ。
悍ましい物音がすぐ近くで聞こえる。
その中でも互いの心音がやけにうるさく、意味のない焦りを掻き立てた。
やがて……、
それらの音は、ゆっくりと遠ざかっていった。
もう暫く待っていると、辺りからはすっかり物音が消え、静けさが周囲を満たした。
悍ましい物音がすぐ近くで聞こえる。
その中でも互いの心音がやけにうるさく、意味のない焦りを掻き立てた。
やがて……、
それらの音は、ゆっくりと遠ざかっていった。
もう暫く待っていると、辺りからはすっかり物音が消え、静けさが周囲を満たした。
牧志 浩太

行った、のか?
牧志が気配であなたに問いかける。
牧志が気配であなたに問いかける。
佐倉 光

かすかに頷いて周囲の気配を探る。
〈聞き耳〉などで分からないだろうか。
〈聞き耳〉などで分からないだろうか。
KP
周囲の様子を探るなら、〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光

1d100 79〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 11→成功
牧志 浩太

1d100 97〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 34→成功
KP
あなた達は鋭く、周囲に耳を澄ませる。
何者かが一人でもここに残っていれば、近くをまだうろついていれば、行動を起こした瞬間にジ・エンドだ。
静けさの中の僅かな気配を、僅かな身動ぎを感じ取ろうと、あなた達は意識を澄ませていく……、
……物音は何も聞こえない。
安堵しかけたその時。
ミシリ。
足元から何か音がした。
ミシリ? 何だろう。
何者かが一人でもここに残っていれば、近くをまだうろついていれば、行動を起こした瞬間にジ・エンドだ。
静けさの中の僅かな気配を、僅かな身動ぎを感じ取ろうと、あなた達は意識を澄ませていく……、
……物音は何も聞こえない。
安堵しかけたその時。
ミシリ。
足元から何か音がした。
ミシリ? 何だろう。
KP
【アイデア】で判定。
佐倉 光

1d100 85【アイデア】 Sasa 1d100→ 60→成功
牧志 浩太

1d100 90【アイデア】 Sasa 1d100→ 45→成功
佐倉 光
床抜けようとしてね!?
KP
ミシリ。ミシ、メキメキメキメキ……、
その音はクローゼットの底からしていた。
まあ、分かる。分かってしまう。
クローゼットは人間の重さを入れるものではない。
その音はクローゼットの底からしていた。
まあ、分かる。分かってしまう。
クローゼットは人間の重さを入れるものではない。
牧志 浩太

「あ、」
佐倉 光

知ってたっ
KP
バキィ!!
床が抜けると分かってしまった直後、実際に床が抜けた。
あなた達は落下する。落下した下に階段があった。
なんということだ。出口はなかったのではない。上にクローゼットが置かれていたのだ。
クローゼットの中に掴まれそうな物はなかった。
不自由な体勢で抵抗もままならず、あなた達はあえなく階段を転がり落ちていく……。
床が抜けると分かってしまった直後、実際に床が抜けた。
あなた達は落下する。落下した下に階段があった。
なんということだ。出口はなかったのではない。上にクローゼットが置かれていたのだ。
クローゼットの中に掴まれそうな物はなかった。
不自由な体勢で抵抗もままならず、あなた達はあえなく階段を転がり落ちていく……。
佐倉 光

「おわあぁぁぁぁ!?」
身を縮めて頭を庇いつつ転がり落ちてゆく。
身を縮めて頭を庇いつつ転がり落ちてゆく。
牧志 浩太

「うわぁああああ!?」
あなたと牧志の悲鳴が、階段に響き渡った……。
あなたと牧志の悲鳴が、階段に響き渡った……。
KP
それぞれ【DEX】×5で判定。
成功すれば受け身を取ってダメージを軽減できる。
成功すれば受け身を取ってダメージを軽減できる。
佐倉 光

1d100 45 【DEX】 Sasa 1d100→ 94→失敗
佐倉 光
いたい
牧志 浩太

1d100 40 【DEX】 Sasa 1d100→ 36→成功
KP
ダイスロール結果が何だかめっちゃのびて表示された
佐倉 光
痛すぎてことばを失ったらしい。
こちらだと別に普通だったんですけどね。
こちらだと別に普通だったんですけどね。
KP
たぶんこちらの回線とかロードの具合だと思うんですが、ちょっと面白かった。
KP
受け身もままならず、翻弄されるままに階段をゴロゴロと転がり落ちていく。
牧志 浩太

牧志がドレスの布を挟み、衝撃を殺そうとしているのが、激しく回転する世界の中に微かに見えた。
コメント By.佐倉 光
突然のウエディングドレス。突然の愛の誓い。
そんなこと言われても、俺たち離れたくても離れられないしなぁ。
いや結婚する気はないんだが!?
突然のウエディングドレス。突然の愛の誓い。
そんなこと言われても、俺たち離れたくても離れられないしなぁ。
いや結婚する気はないんだが!?
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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