TRPGリプレイ【置】CoC『識に響奏』 波照間&東雲 3

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こちらには『識に響奏』
ネタバレがあります。

本編見る!
KP
ずしん、と地響きがする。
あの化け物が近くまで迫ってきているのだ。
東雲 圓華
「近づいて……来ていないかしら」
KP
日記帳を持つ彼女の手に力がこもっていた。
波照間 紅
「ああ、まずいな、近づいてきている。
しまったな、山に入るべきじゃなかったんだ。

この人も僕と同じことで行き詰ったんだ。
見なければ狙えない、でも見れば力が出なくなる」
波照間 紅
「東雲さん、逃げられそうになくなってからでいい、一つ試したいことがある。
さっきの話、念じれば絃番げんつがいの見ているものを見られるって話だ。

もしも本当にそんなことができるのなら、
絃番げんつがい越しの視界なら大丈夫かどうか、試したい。

実際、僕は知らないはずの場所を見たんだ。
全くの嘘じゃ、ないはずだ」
波照間 紅
大窓と小窓があるのは化け物がいる方? 反対側?
反対側なら、
 ・東雲さんにロッカーを探ってもらいつつ
 ・大窓のカーテンを開けて向こうにあるものを確認します。
東雲 圓華
「私が……紅さんの目に」
KP
東雲は何か考えるように一瞬言葉を止めた。
東雲 圓華
「……? 前にも」
KP
大窓があるのは化け物がいるのとは逆側。どうやら向こう側が川だ。
化け物を狙うなら小窓からになる。
東雲にお願いするならすぐ探る。
東雲 圓華
「猟銃と弾薬があるわ。ご主人のかしら」
波照間 紅
「ああ……、頼む。
大丈夫、前にも一度そうしてもらった」
元気づけるように、少し無理に笑みを形作る。
波照間 紅
猟銃と弾薬は東雲さんに持っておいてもらう。
危険だが、最悪のことを考えて。
東雲 圓華
決意を込めた目で猟銃を受け取る。
武器
KP
本当はこっちの猟銃が武器になるわけです。
波照間 紅
というわけですね。なるほどー。
KP
ちなみにさっきの日記のもっと前の所に、猟銃を扱うのに色々苦労してハウツー書き留めているご主人のお陰で、
スキルに+修正つけて撃てるのでした。
波照間 紅
なるほど!
魔術があっても銃から弾を出す方法が分かるわけじゃないもんなぁ。魔術があったとしても、苦労したんだろうな色々と。
仕留めても、仕留めて終わりじゃないし。(また解体の話だ)
KP
嫌なところで繋がっちゃう。
ご主人、愛する奥さんのためにもの凄く真面目に地道に頑張ったようですよ。
波照間 紅
ですよね。村に馴染むのも旅館なんか始めるのも村で暮らすのも、都会者がマタギやろうとするのも。愛の力だ。

波照間 紅
大窓が開くかどうか確認し、開くようならそこから出られる程度に開けておく。
波照間 紅
「うまくいかなかったら、こっちから逃げよう。
時間は稼げるはずだ」
東雲 圓華
「大丈夫よ、紅さん。私は大丈夫。あなたを信じているから。
私はあなたの目になってみせる」
KP
みしりと小屋が軋んだ。
とうとうあの化け物は、この小屋に狙いを定めてしまったようだ。
奥手と改変
波照間 紅
まさか温泉に入ってあたふたしたりする前にこんなことになるとは。
KP
全体的な雰囲気が男二人チームにはちょっと合わなかったのと、
弓矢もそうだし、「目になる東雲」もそうだし、やはりシナジーはこちらの二人の方がいいと思ったんですよね!
温泉はエンディングのおまけだ!!
波照間 紅
ですねー、夫婦モチーフ、あたふたする波照間が楽しい、弓、目になる東雲さんと、とにかくシナジーが強くて楽しい。
あと、可憐な東雲さんが穏やかな風景や陽射しに似合うとか、蝶の飾りが似合うとか、とにかく東雲さんと風景が似合うし。美しい。波照間があたふたする。

あとやっぱり初旅行ね、行きたいですしね!!!
牧志&佐倉さんは雪国行ったしー。
やっぱり初々しい二人が夫婦モチーフや夫婦発言をぶつけられてあったふたするのは味。
KP
そろそろ距離を詰めたかった東雲さんが押す回!!
というにはちょっと奥手アクションしてるな。
波照間 紅
最高!!
ほっとくと奥手が過ぎてぜんぜんすすみませんからね。
押す回なのにダブル奥手しちゃうのも味。
あと牧志佐倉さんがアクセサリー交換するといいかげん装飾品だらけで頭部が忙しい。
KP
それもある。佐倉いい加減お守り系多過ぎだ。
波照間 紅
牧志に耳元の蝶が似合うかっていうと、ぜ~~~~~~ったい東雲さんの方が似合いますしね。
男女以前に見た目の方向性が。
KP
ぶっちゃけ装飾品は何でもイイって言うか、シナリオにはブレスレットとして出てくるんですよ。
村へ行ってもらうきっかけ&波照間さんに装飾品つけてもらういいわけとしてプレゼント交換して貰ったら「チョーカー」になったので、それにあわせてペンダントになったり、私のうっかりでデザイン変更されたりしています。
波照間 紅
ああー、なるほど。
でもやっぱり蝶のモチーフは東雲さんの方に似合うと思うなぁ。
牧志は結構カジュアルでプレーンな見た目なので、さりげないワンポイントは似合うかわり、派手な装飾品あんまり似合わない。
KP
実はチョウチョじゃなかったりするんだシナリオの識蝶しきちょう
波照間 紅
ないんだ!?
東雲さんの髪を飛ぶ蝶々めちゃくちゃ美しいから最高だと思います。
KP
蝶って字に引きずられてピアス蝶々にしちゃったの。そう、綺麗だなと思っちゃって。
そしたら必然識蝶しきちょうも蝶々になっちゃいましたね!
波照間 紅
そうなんですよもうそれだけで目に浮かぶし波照間も見惚れるくらい綺麗。
波照間のチョーカー、波照間はピアス穴ないし、上半身のどこに装飾品つけても弓の邪魔になるというやむを得ない理由ですね。
チョーカーなら紐短いからなんとか。
KP
ということなので、もともと首飾りだった識蝶しきちょうの紐が切れてチョーカーとして作り直される事に。
波照間 紅
なるほどぉ。
波照間はピアス穴ないし、ま~ピアスの似合わない男なんですよね……。というか装飾品がそもそも似合わない。
KP
確かにあんまりイメージできないですね。
いつもシンプルなシャツ着てて。
波照間 紅
なんですよね。せいぜい似合うとして耳に小さな石の耳飾り(でっぱらないやつ)とか、それくらいで。
当人も装飾品に縁がなさそうだし。
ん? 突然蝶のチョーカーつけていたら何かあったと確実に牧志や佐倉さんに察されるやつですね。
KP
佐倉がニヤニヤして「おめでとー」って言うね。
波照間 紅
目に浮かぶなぁ。生き残れたらエンディング後に後日談でぜひ。

波照間 紅
「ああ、勿論だ。
君を信じている。共にいてくれて、ありがとう」

彼女の手に触れ、一瞬だけその熱を味わって離れる。
弓を開き矢を番え、小窓から外を狙う。
そして、かたく目を閉じる。
波照間 紅
弓の神よ。
持てる勇気なら差し出そう。僕に力を下さい。
KP
あなたに寄り添っている東雲の気配がある。邪魔にならぬよう、なるべく視線をあなたの立ち位置に合わせるようにし、そして、
ちかちかとした東雲色の輝きと共にあなたの視界が開ける。

あなた自身の腕が、顔が、一瞬見えた。
そして視線は小窓のさきへ。倒れる木々と大地の揺れ。降りしきる雨。その中で立ち上がる白い、巨大なもの。
波照間 紅
息を呑む。
まず第一段階はクリアした。
慎重に、木々を薙ぎ倒して立ち上がるそれに意識を合わせる。

それの眼はここから見えるか。
視界越しに見るそれは、僕の力を奪いうるか。
KP
では、ここから戦闘に入ります。
誤字
KP
銭湯に入りますじゃないのよ毎度毎度。
昨日入り損ねたし入りたいわ。
波照間 紅
カポーン
今回は戦闘が終わったら銭湯だ!
中の人は入りたいけど確実に卓に間に合わなくなる

KP
1d6 Sasa 1d6→5
KP
あの化け物はまだ遠い。随分と長いことうろついていたようだ。
戦闘処理
KP
あなたの『視界』はクリアだ。まるで自分が見ているかのようにはっきりと見える。
1d100 70【POW】 Sasa 1d100→ 48→成功
KP
あなたの視界がひたとあの白い化け物の瞳をとらえた。
不思議と恐怖はなかった。隣で短く息を呑んで、そしてゆっくりと息を吐く気配があった。

瞳は一瞬、複数にぶれるように見え、だが次の瞬間にはただひとつの深淵であった。
あなたには見える。そして心は穏やかなままだ。
波照間 紅
一本の矢を思い浮かべる。矢はすらりと伸び、美しい一続きの線を描いて、山を越え、空を越え、宇宙を超えて、世界の深淵の中心にまで、真っ直ぐに突き立つ。
波照間 紅
あの瞳を視界が捉えた。恐怖はなかった。
彼女が僕の代わりに見て、そして僕を守ってくれているからだ。

見える。
行ける。
第二段階も難なく越えた。

ならば後は、的を射るだけだ。
戦闘処理
KP
その一瞬、あなた方の呼吸までぴたりと揃っていた。それはまるで比翼の鳥のごとく。
KP
あなたの矢はまっすぐに黒い目玉へと吸い込まれていった。
それは強い意思を反映するように目玉の中央に突き刺さり、矢羽根までも貫通して向こう側へと抜けた。

耳をつんざくような悲鳴が響き、白い巨体は身をよじり、巨大な両手で顔を覆う。
怒りがわき上がっている。あの生き物は殺意に満ちている。
だがあなたの視界は揺らぐ事なく、心は凪いでいる。
波照間 紅
「すまない。山に入らなければよかったな」
小さくつぶやき、そして振り切る。弓引く手は止めない。
KP
2T目。
戦闘処理
KP
視界にぶれはない。だがわずかにぼやけた。
波照間 紅
ずきりと頭に痛みが走る。その瞬間視界がぼやけた。
波照間 紅
揺らぐ視界の痛みを堪え、弓を引く。
死を目の前にして心は凪ぎ、静かだった。

狙うべき的が分かっている。
百発百中の猟師の弾と、共に戦う人の心がある。
KP
あなたの手から放たれた矢は、狙い過たず化け物の瞳に再度吸い込まれた。
瞳が弾ける。頭の後ろに花開く。
そこにあるのはもはや空洞。

怒りの声がふいと途切れ、沈黙が訪れる。
やがてゆっくりと白の巨躯が倒れ、一際大きな地響きと木々の悲鳴、水音。
そして、再び沈黙。

視界にはもうあの化け物の姿はなく、空だけがあった。
波照間 紅
「すまない」
再び沈黙が訪れたのを確認して、最後に呟きを落とした。

ただ交わらなければよかったのかもしれないのだ。

戦闘終了。

波照間 紅
しばらくの間弓を構えたまま、起き上がってこないと分かるまで待っていた。

化け物の姿が完全に消えたと分かってから、漸く残心へと移る。

力を抜くことができたのは、それよりももう少し後だった。
KP
あなたが力を抜くと同時、視界がぐるりと回ってあなたの方を向いた。
それも一瞬、あなたは東雲の姿を見る。
彼女はあなたの胸に倒れ込むようにして、震えていた。
波照間 紅
「……ありがとう。助かった。
君のおかげで、僕達は助かったんだ」
震える細い背を抱きしめて、助かった、助かったんだ、と何度も口にした。
自分の背中も微かに震えていた。
KP
ゆっくりと虫と鳥の声が戻ってくる。
異世界のように思えた山は、穏やかな夕暮れを迎えてあかね色に染まっていた。

と、扉の方から音がする。
あなたの腕の中で東雲が緊張して身を固くした。
波照間 紅
彼女を守るように抱いたまま、はっと振り返る。
KP
扉を開けて目を丸くしているのは、あの宿の主だった。
「お客さん方! 無事でしたか!
まさか、あの化け物を倒してくれたんですか!? あんな化け物をどうやって?」
波照間 紅
「あ、ええ、実は」
勝手に漁ってすみませんと謝りつつ、かくかくしかじかと事情を話す。
うっかり彼女を抱きしめたままだ。
KP
「なんと、まあ……」
主人はびっくりしたように目を丸くしてあなた方の首に掛かっている夫婦蝶を見た。
「なるほど、そういったことに精通した方だったのですね。
視界を共有してあの力をかわすとは……
退治していただき、ありがとうございます。
いつ人里にやって来るか不安だったのですよ」
主人は何度もあなた方に礼を言った。
波照間 紅
「それはよかった。こちらこそ、お力を借りられまして助かりました。
如何せん距離があったものですから」
一礼を返して、そこでようやく彼女を抱きしめたままだったと気づく。
波照間 紅
「あっ、うわ、おわ、すまない、人前で」
顔を赤くして慌てて身を離す。
東雲 圓華
「……」
KP
東雲はあなたの手を握ったままだ。放す気はないらしい。
KP
「ああ、とにかく宿に戻りましょう。
もうすぐ夕食の時間ですから、お部屋にお持ちしますね。
先に温泉に入られるならお戻りの時間にお出ししますよ。

それで……ですね、お客様」
主人は真剣な顔であなたたちを見る。
波照間 紅
「はい」
手を握ったまま、真剣な顔につられて向き直る。
KP
「魔法の事などは、くれぐれも内密に……お願いできますか?
もう過去の事は忘れて生きていたのですよ」
主人はあなたの目を見つめ、深々と頭を下げる。
波照間 紅
「ええ、勿論。
……どんな家に生まれても、それなりの苦労があるものですね。

夕食、楽しみにしています。それから、温泉も。
いい所ですね、ここは」
片手で弓を折り畳み、鞄に差し直す。
KP
主人はほっとしたように微笑むと、あなた方を外へと差し招く。
小屋を出ると、白い砂の山のような物が少しずつ蒸発するように消えてゆくところだった。
東雲 圓華
東雲はずっとあなたの手を握って、寄り添うように歩いている。

まだ空は明るく、山が荒れている様子がよく見えた。
KP
「本当に、お客様方が無事で良かったですよ。
こちらへ向かったと聞いて、本当に胸の潰れる思いでした」
幸い雨はやみかけている。
歩いて戻るのにそれほど苦労はしないだろう。
波照間 紅
「ご心配ありがとうございます。
ご心労をお掛けして、失礼しました」
波照間 紅
小屋の外へ出てしまう前に、ふと口をついた。
「あれは……、何だったのでしょうか」
KP
「あれは、少し前からこのあたりに住み着いていた化け物なのですよ。
どうやら地下から現れたようなのです。
文献によると『アルスカリ』という名のものに酷似しておりまして。
まだこのあたりで被害者は出ておりませんでしたが、時間の問題だったのですよ。
本当に、良かった」
波照間 紅
「アルスカリ……」
聞いたことのない名だ。繰り返しても、その名が耳馴染むことはなかった。

それでも何一つ分かってなどいないというのに、名を聞いただけで、この出来事が何かしら腑に落ちたような気がした。

人間の思考なんてそんなものだ。
過去を忘れたいという人に詳しく聞く気も起きず、繰り返すだけに留めた。
波照間 紅
「遭った時はてっきり、昔話の巨人かと思いました」
KP
「さあ、昔同じようなものが現れたのかも知れないですし、全く違う何かだったのかも知れませんね……
昔話といえば、今日は火哩斗ひりと様がよく見えますから、ぜひ空を見てみてくださいね。
お客様のお部屋からでも見えると思いますよ」
波照間 紅
「流星群ですね。ペルセウス座の」
KP
「ええ、そうなんですよ。すみません、火哩斗ひりと様は方言でしてね。
神の射た矢のように見える、ということで火哩斗ひりと様と呼ぶのですよ」
マタギの男は人の良さそうな笑みで天を指した。
夏空は少しずつ夕方に近づき、その青を薄くしていた。
波照間 紅
この人に行く先に穏やかな幸せがあるようにと、空を見上げて祈った。
そろそろおしまい
KP
お話としてはここで終わりです。正確には夜空を見上げて終わり、ですが。
波照間 紅
なるほどなるほど。なんと夕食温泉まで行かずに終わっちゃうのか。

むしろここからがメインな所があるので、差し支えなければ夕食シーンも温泉周りも軽くやりたいですね。

あと、旅から戻ってから佐倉さんにニヤニヤされる後日談もやりたい。やりたいこと多いな。
KP
はーい。のんびりエピローグしましょかー
でも一時!
波照間 紅
わーい、ありがとうございます! また明日以降ですね。
まだお風呂上がりの東雲さん見てあたふたしていないんだ!
東雲さんひんやりしたイメージが強いから、お風呂上がりであったかい東雲さん見たらドキドキあたふたしちゃうじゃない。
今日はありがとうございました!
KP
ありがとうございました! 
途中で「夕暮れ」って書いちゃったけど、まだ8月の4時半くらいじゃ夕焼け空とは言えないなーということで、あとでこっそり直します。
波照間 紅
確かに。地域によるけど割とバリバリ明るい。
KP
まだまだ明るいよね!
波照間 紅
ですねー。時間のゆるいシナリオだと勢いで描写して時刻と食い違っちゃうのあるある。
某シナリオ一日目もあれだけ動いて仕事して重労働したら夕暮れどころか完全に夜なのよ。
KP
お、起きたのが早朝だったんだよ!
波照間 紅
そ、そういうことにしよう! それであれだけ重労働したから夜になったころには疲れて寝ちゃうんだ(佐倉さん子供だし)
別の子供佐倉が参加したシナリオでそんなことがありました。

KP
主人とともに宿に帰りついたあなた方は、タオルを手にした女将に迎えられる。
「大丈夫ですか、お怪我などはされていませんか?」
全身びしょ濡れになったあなた方にあたふたとバスタオルを渡してくれながら女将は言う。
「お風呂はお部屋のがすぐに使えます。
お洋服はよろしければお預かりして乾かしましょうか。
浴衣をご利用くださいね」
KP
あなた方は部屋に戻ることになる。
偶然の幸い
KP
とりあえず風呂それぞれでざっと入って着替えて、そろそろご飯ってとこまで飛ばします!
ハイライトは夜にしよう。折角だし。
波照間 紅
はーい、ですね! とりあえずずぶ濡れだし。
シーン回しありがとうございます
そういえば、絶対奥さんと村があかんやつで旦那さん魅了されて捕まったのでは?
と思っていたら本当にいい人たちだった。
むしろ《SANチェック》要素旦那さん側だった。
KP
そういう伝説があるところに出てきちゃったため安全に狩られてしまうアルスカリさん可哀想案件でした。
シナリオの雰囲気から言って、まだ全然人殺せてない。
波照間 紅
そうなんですよね。
アルスカリさん元はデカいらしいので、伝承の巨人がそうなのかな? と思ったけど、偶然の一致ならあんまりにも間の悪いアルスカリさんだ。

目撃されてる程度ですしねぇ。雰囲気的にまだ人死に出てなそう。
伝承と魔術師(しかも使える魔法がクリーンヒット)とマジックアイテムが揃ってる場所に出てきちゃうとは。

KP
風呂で体を洗い、着替え、服を預け……そしてようやっと人心地ついた。
もしかすると少しうたた寝などしていたかもしれない。
波照間 紅
そういえばすっかり忘れていたが、ずぶ濡れだったのだ。

それを思い出した途端、疲れやら何やらが一気に来た。
濡れた服を脱ぎ、雨や泥を流して浴衣に着替え、平穏な部屋で空を見上げてようやく一息つけた。

たまに意識が飛んでいた。
波照間 紅
「はっ、ああ、そうか、夕食か」
座ったまま完全に寝ていた。
KP
晩御飯が運ばれてくる頃、空は、夜の帳におおわれ始めていた。
部屋にお膳が並べられてゆく。
小さな鍋には山菜と肉、少し豪華な鹿肉らしきコンパクトなステーキ、新鮮そうな魚、混ぜご飯。山と海の幸の心尽くしがずらりと並んでいた。
宿泊受付時にあなたが頼んでおいた通りの酒なども並んでいる。

部屋の隅で横になっていた東雲が身支度を整えながら起きてくる。
波照間 紅
「おはよう、夕食が来たらしい」
こちらもすっかり寝ぼけ眼だ。荷物からウェットティッシュを取り出して一度顔を拭く。
波照間 紅
ああ、とお膳に向き合って声を上げた。
このやさしい場所の恵みを全部閉じ込めたかのような膳は、疲労も相まって輝いて見えた。
腹の底を突く空腹が、早くそれを得たいと訴えてくる。

幸せを願ったあの人達の手によるものなのだと思えば、喜びもひとしおだった。
東雲 圓華
「美味しそう!」
KP
東雲は嬉しそうに言ってあなたの向かいの膳に座る。
KP
「それではごゆっくり。御用の時はお電話ください」
女将がにっこりと笑って襖を閉める。
その足音が遠ざかって行き、虫の音だけが聞こえる。
見事に染め上げられた夕暮れ空は、急速に暗くなってゆく。
この部屋からは人を脅かした巨人が討たれたという伝承のある山が黒々と見えた。

あなたの前には酒と、「カジカの涙」というこのあたりでの名産らしい飲み物(普通に林檎ジュースらしい)が置かれている。
波照間 紅
あれだけ苦労させられた山も、死ぬかと思った逃避行も、過ぎて落ち着いてみれば黒い影にしか見えなかった。
波照間 紅
東雲さんの言葉に頷いて、感謝を込めて手を合わせる。
波照間 紅
「頂きます」
波照間 紅
まずは酒を一口。それから料理に箸をつける。
独自なネーミングの飲み物は料理のあとに頂こう。
東雲 圓華
「いただきます」
KP
東雲も手を合せ、料理に箸をつけた。
KP
ステーキはがっしりとした、だが噛みしめると柔らかい鹿肉。
魚は海老と鮪、カリッとした歯応えの海藻ときりりと風味の感じられる山葵。
茸がふんだんに使われた混ぜご飯、濃い味噌汁。
ちょっとした野菜の胡麻和えや豆腐もあり、しゃっきりとした漬物が引き締める。
小鍋の中では小さな猪鍋が煮えていた。
波照間 紅
自然と感嘆の息が漏れた。
肉を噛み締めれば、じわりと滋養が染み出して疲れた身体に染み込む。
箸の先に宿るひとつひとつが唯一無二だという感覚を覚えた。
東雲 圓華
「美味しい!」
KP
東雲は一口一口味わうように口に運ぶ。
東雲 圓華
「紅さん! お鍋がすっごく美味しい! これ、あのご主人が獲ったのかしら」
波照間 紅
「ああ、美味しい。きっと、そうなんだろうな。
僕達のために獲ってきてくれたんだ」

僕達のために、とは大げさだったかもしれない。
けれど、そう思うとより美味しく感じる。
KP
どれも素朴さはあるが丁寧に作られた料理だった。
置き卓はいいぞ!
波照間 紅
旅行行っていい旅館泊まりたーーーい
なんなら近場でもいいのでいい旅館泊まりたーーーい
KP
旅行いいですねー。
なーーーんも考えたりなんかつくったりしなくていい旅行したい。
波照間 紅
あーーーー いいですねぇ いいとこ行ってひたすらダラダラしたりゴロゴロ置き卓したりする旅行 最高
KP
出先でもTRPGできちゃう置き卓、ほんとイイ趣味だと思います。
波照間 紅
そう、最高 いつもありがとうございます
1100のラストはグランピング施設よりお送りしておりました
KP
今回の連休は忙しすぎて置き卓すらできなくてめっちゃ長引きましたが。
波照間 紅
お疲れ様です、お盆連休はそれはそれで何かと入りますからな
KP
1100なつかしいなぁ。まさかあそこからルートが本格的に生えるなんて思ってなかったなぁ。
言わばシナリオNPCである隻眼くん連れ帰りたいっていうだけでドキドキしていたのが懐かしい。
波照間 紅
1100は本当に楽しかったし第二の原点。
対の棲みかと1100は本当に第二の原点ってとこある
置き卓環境というと、夏には海水浴場になるとこの、近くのカフェでコーヒー買って、砂浜の上で春の風と海の匂いを浴びながら置き卓 なんてのも以前やりましたね すごく優雅なきもちになれる
KP
対の棲みかと1100が起点、わかるなぁ。大きな転換期でしたね。
ガンガン進むのは自宅でのいつもの環境なんだけど、出先で1レスにゆっくり時間をかけながら打つのも楽しい。
……そういう時、「できたけどちょっとだけ寝かせて後で修正しよう」と思ってそのまま送ったつもりになってしまい、暫くしてから慌てて送る、なんてこともあったりするんですが。
対の棲みかで牧志くんが確立して「相棒」という形が出来上がって、
1100で割と何でもアリの扉が開いた感。
波照間 紅
ゆっくり時間をかけたことによって描写が思いうかぶこともありますしね。

ああー、ですね。対の棲みかで「記憶を上書きされた」がメインだった所から「牧志」が確立して、「相棒」になって。
1100で別世界という扉が開かれた。

KP
温かな鍋は、雨で冷えて化け物退治に疲弊した身も心も、内からゆったりと温めてくれた。
食べ終わる頃には、満たされた心地になっているだろう。

広い窓の向こうの景色はようやっと夜の闇に沈み、星が輝き始めていた。

この部屋には小さいながら専用の露天風呂がついている。
つねに温泉水が満たされており、入るときに好みで水でうめるという贅沢仕様だ。
波照間 紅
あんな目に遭った経験が少しずつ、記憶にしまい込まれていく。
ああ、本当にいいところへ来た。
波照間 紅
温泉を浴びる前に、腹ごなしも兼ねて流星群の起点と時刻を調べておこう。
温泉の後か前にでも、少し外に出て眺めたい所だ。
ペルセウス座流星群
KP
2024年のペルセウス座流星群

ピーク時期と観測条件

極大:8月12日23時頃
観測最適期間:8月11日夜から13日夜まで
最適時間:深夜から明け方(特に13日の夜明け近く)

観測場所:
光害の少ない場所(山間部、海辺、公園など)
観測方法:広い範囲の空を見渡すこと
なるほど日付12日に修正しとこう。
波照間 紅
なるほど今年の12日ならお盆休みの範疇だしセーフ。それに合わせて旅行に来たのかもしれないなぁ。
KP
彼らの時系列で言うとまだ2010年にもなっていないはずだって? 細かい事は言いっこなしだ!
波照間 紅
なしだ!! そもそもメガテンTRPG&ペルソナの時系列が謎のままだし!!
KP
風呂入って、それから空見に行って締めますかー
波照間 紅
ですね! 夜空を見上げるシーンでしめよう。

KP
23時頃から明け方まで、北東の空を見るとよく見えるらしい。
この部屋から露天に入りながらでも見えるが、どうやらこの宿の見晴台からの方が広く見えるようだ。
波照間 紅
画面から顔を上げ、東雲さんの方を振り返る。
波照間 紅
「23時頃から流星群がよく見えるらしい。
その……、あー、何だ」
口に出そうとして、気恥ずかしさがこみ上げた。つい口ごもる。
波照間 紅
「見に行かないか、一緒に」
東雲 圓華
東雲は一瞬びっくりしたように目を丸くし、そして破顔一笑。
東雲 圓華
「行く!」
KP
弾んだ声を上げた。
波照間 紅
「ああ! 行こう」
あの時とは違う生きた笑顔の眩しさに、気恥ずかしさも吹き飛んで、ともに笑った。
ああ、言ってよかった。
東雲 圓華
「あの……その前に……」
KP
東雲は一息吸って、
東雲 圓華
「お風呂、入っていきません?」
波照間 紅
「そうだな、ひと風呂浴びてからにしようか。ええと温泉、温泉……」
最初に読んだはずだが、色々あったせいで記憶から抜けている。
ごそごそと宿泊案内を見る。

※部屋に専用の露天風呂があることも失念している
東雲 圓華
「あの……ここの」
KP
ためらいがちに言って、ベランダわきのバスタオルやバスローブが積まれた一角の奥にある木のパーテーションを指さす。
東雲 圓華
「一緒に……と思って」
波照間 紅
「えっ? ……えっ……、えっ、でも、それは」
まだ風呂にも入っていないというのに、一瞬で顔が真っ赤に茹で上がってしまった。
なんなら手まで真っ赤だ。
波照間 紅
「その、あの水着とか持ってきていないし」
東雲 圓華
「紅さん」
KP
言ってその手を取る。
東雲 圓華
「私はあなたと一緒に入りたいの」
KP
軽く手を引くけど、来てくれないようなら一人で行って入るね!
波照間 紅
「……」
手を握ったまま、暫くたっぷり葛藤した。
顔を駆けあがってくる血流で頭が爆発しそうだ、何ならさっきより今この瞬間の方がよっぽどピンチなんじゃないか、でも彼女が誘ってくれていて誘っいや僕は何を考えてるんだ!?

何度かすうー、すうー、と深呼吸をする。
波照間 紅
「あの」
波照間 紅
「よろしくお願いします」
動転のあまり大層誤解を招く言葉を漏らした。
タオルを握りしめながら、手を引かれてついていく。
ドキドキ
KP
割と東雲さんも一杯一杯です。見せないけどね!
波照間さんが勇気出してくれたから乗っかっちゃった。
で、調子に乗りすぎたかな、引かれるかな、って盛大にドキドキしていた。
波照間 紅
いいなぁー東雲さんの方も内心一杯一杯でドキドキしちゃってるの。東雲さん頑張った!!
波照間そうでもしないと全然進まないもんな。
KP
風呂でちょっといい雰囲気になったらざっくりシーン切って夜空見上げてるくらいでいいかなーと思ってますがいかがでしょ。
波照間 紅
そんな感じでお願いします。

KP
東雲はほっとしたように息をついて、タオルを拾い、するりとパーテーションの裏に滑り込んだ。
そしてほどなくタオルを巻いた姿が外へと素早く出て行った。
波照間 紅
あわわわ、と思わず目を逸らしてしまう。
パーティションの裏に入って服を脱ごうとして、危うくパーティションに引っかけて転びそうになった。
KP
木の扉の向こうから、濡れたヒノキのいい香りと、水が流れる音が聞こえてくる。
外は濃い湯気でよく見えない。
東雲 圓華
「紅さん! 紅さん!」
KP
外から興奮したような呼び声が聞こえた。
波照間 紅
「えっうわ、うわぁ!?」
呼び声に驚いてまた足を滑らせそうになった。
タオル二重巻きのよくわからない防御スタイルで恐る恐る外へ出る。
KP
むっと立ちこめていた湯気が外の空気で吹き払われる。
そして扉が閉じて屋内の明かりが遮られると、無数の星が彩る夜空が目に飛び込んできた。
下からの視線を遮る高い木の柵の隙間、広く開いた上空に、夜空が広がっている。
東雲 圓華
「見てみて、天の川があんなにはっきり見えるの!」
KP
東雲は少女のようにはしゃいでいた。
波照間 紅
「あ……、ああ……、綺麗だ、すごく」
都市で見るものよりもずっと多くの星を散らした夜空、天の川に照らされて輝く、彼女の肢体……、

あまりにも眩しくて、目が離せなかった。
東雲 圓華
「……」
KP
東雲もあなたの姿をしばらく見て、すいと視線を空にやった。
東雲 圓華
「ありがとう」
KP
何に対しての礼なのかは良く分からなかった。
そのまま暫く沈黙が場を支配した。
聞こえているはずの虫の音は聴覚から残らず滑り落ちていた。
東雲は、初めて出会ったときのように、変化を求めて空を眺めているように見えた。
波照間 紅
世界が輝き、またたいていた。

あの時と同じだと思った。
あの時とは、違っていた。

彼女の手が、湯の傍なのに小さく震えているように見えた。
彼女が精一杯の勇気を振り絞って、変化を求めてくれているように、そう見えた。

ああ、もしも違ったら、一生涯をかけて詫びよう!
波照間 紅
「東雲さん……!」

駆け出した。
彼女の手に触れる。
そのまま勢い余って抱きしめた。
KP
暖かく柔らかな肌の細い腕が抱擁に応えた。
東雲 圓華
「ずっと、ずっとこんな日が来るのを、わたしは」
KP
万感の思いを込め呟いた声は涙ににじむ。
だがその瞳は喜びに満ちて星明かりに煌めいていた。

おとがいを上げ、東雲はあなたに頬を寄せてその体温を味わうようにし、そのまま自然に唇を重ねた。
波照間 紅
ばん、と殴られたかのように心臓が高く鳴った。
もう一度だけ名を呼ぶ。
瞳の中に煌めく宇宙は、あの深淵よりも、ずっと深く美しい。

抱きしめる腕に少しだけ力を込めて、ゆっくりと互いに密着した。
KP
重なり合いひとつとなる影の向こう、
晴れ渡った紺碧の空に、最初の星が長い尾を引いて矢のごとく駆けていった。


識に響奏

エンドA「夫婦蝶は永遠に」
両生還


ピュア
波照間 紅
いっぱいいっぱいになると「東雲さん」に戻っちゃう今回の波照間。
あと年上の東雲さんが超頑張ってリードするのめちゃくちゃ風情だなと思います。
KP
波照間さぁん。同じ部屋に泊まる旅行をして、風呂にまで誘って「違ったら」そいつ悪魔だよ。
悪魔じゃなかったら目茶苦茶たちの悪い「社会的に殺す」だよなー。

波照間さんそのへんあまり悪魔に踏み荒らされてないんだなぁ。(《悪魔のキス》がトラウマになったりしてるけど)
波照間 紅
波照間は実は耳朶に《悪魔のキス》くらいで、色んな意味でそこらへんピュアなんですよね。実は。
ピュアで律儀が過ぎて強引になれなすぎて逆に世話が焼ける、という……。ありがとう東雲さん……。
KP
ですね!
東雲さんは東雲さんで、正確には本人が体験したわけではないものの、無限の繰り返しの中で煮詰めた想いがあるので、この瞬間はまさに昇華なんですよね……
波照間 紅
ああー、そういえばそうだ、正確には当人ではないとはいえ、あの一話でずっと煮詰められてきてるんだ……。
永遠の昇華なんだなぁ。

KP
ありがとうございました!
波照間 紅
ありがとうございました!
これはこの二人でやれてよかった
KP
ちょっとあっちの男二人には雰囲気がねー。
ということでそっと置いておいてた。
波照間 紅
ですねー。雰囲気が牧志&佐倉さんよりもこちらにすごく合う。
KP
というわけで、牧志君がうらやましがるであろうクリア報酬!
報酬と成長
KP
ああー。シナリオの最後の所読んだらこんな裏話が。
シナリオより・裏話
波照間 紅
なるほどー!!
それでアルスカリだったんだ。面白いなぁ。
KP
さすがに23時に決戦にはできなかったけど、流星雨の中狙うのもかっこいいですね!
波照間 紅
ですね!
なるほど元は2023年だったからそうなったんだ。
雨の中なのも切羽詰まった危険さが増してよかったです。
楽しいハイキングのはずだったのに突然の状況急変! っていう。
弓の神様の方は何者だったのかしら。
KP
弓神についてはあまり語られていないので、かつて本当にいたか伝承かは分からないけど神話レベルのヤツですね
背景情報
波照間 紅
なるほどおぉー。
アルスカリもうっかり来ちゃっただけで伝承関係なかったし、旦那さんは魅入られて村に捕らわれたわけじゃなかったし、深読みするPLに対してフェイントなの楽しい。
弓神様と伝承の正体が何だったのか、何でもなかったのかは謎のまま、と。
波照間は職業悪魔使いだけど神話ズブズブではない、東雲さんは超常の世界を共にしているけど悪魔使い的には一般人、そして「守りたい人」という関係性の非対称さ、楽しかったなぁ。

「好きな人」なのが「守りたい人」という関係性の非対称さをより強くして、初期の佐倉さん&牧志ともまたそこの味わいが全然違うんですよね。
KP
どんなに頑張っても東雲さんは一般の人ですからね。
事件に巻き込まれたら、悪魔や怪異に襲われたら、あっさり死にかねない。
そんな死にかねなかった分岐! ですが、今回は全然心配なかったなぁ。
山道の逃亡でダイス目悪すぎたけど、それでもなんとかなっちゃったし。
波照間 紅
そう。波照間は自身も戦闘力(〈弓〉)のある悪魔使い、東雲さん自身の能力やルーツに超常的な所はない、ってのがさらに効いてる。
守りたいし大切だからこそ巻き込みたくない。

今回、途中まで巻き込まれたのは波照間だけだったから、なおのこと東雲さんは先に帰すべきだと思ったし先に帰したがる波照間とPLがバトルしていた。

山道逃亡は【DEX】があんまりすぎるので調整ありがとうございます。
分岐! どんな分岐だったんでしょう? 逃亡失敗したらデッドエンド?
・アルスカリを撃ち倒した→エンドA
・アルスカリに山小屋を破壊されて、滝に飛び込み両生還した→エンドB
・アルスカリに山小屋を破壊されて、滝に飛び込み片方だけ生還した→エンドC
・アルスカリに山小屋を破壊されて、滝に飛び込み両ロストした→エンドD
KP
でした。
Aは今回のヤツですね。
アルスカリさん遠かったし、波照間さんと東雲さんの息がぴったりすぎて速攻削りきったからなー
更に弓のダメージも凄かった。
アルスカリさんの装甲5あって、生半可な攻撃じゃ通じなかったんですけどね。
波照間 紅
ああー、後ろの川なんだったんだろうと思ったら、二人でモリアーティする流れもあったのか。

あれ山小屋壊される展開もちゃんとあったんですね。それは危なかったなぁ。
二人の息が合っててよかった。愛の力ですね。
KP
そうなのです。
波照間 紅
今回のAFを手にしたことによって、東雲さんを巻き込みたくないから先に帰らせよう、異変から遠ざけよう、から脱するきっかけはできたかな。
「目になれる」も二度目だし、あれだけ息が合ったのは強みだもの。
KP
始めてみて、ああこれもシナジー凄いからやって良かったなって思いました。
最初は雰囲気は波照間さん向きだし、ラストが弓だったらかっこよさそう、くらいにしか思っていなかったので。
波照間 紅
そうなんですよ。これはこの二人でやれてすっっごくよかった。
KP
目になる東雲さん、流星を待って星空を見上げる東雲さん、綺麗に今までのルート踏んでる。
波照間 紅
そうそれそれそれ。そして永遠の昇華に至る流れが美しすぎる。
牧志&佐倉さんだったらここまで重要なターニングポイントにならなかった。
KP
良くも悪くもいつも通り、だったでしょうね。
目を貸すの最後だけだしなぁ、というのも牧志たちにぶつけるシナリオから外した理由でもあります。
波照間 紅
でしょうね。あの二人だったら本当にいつも通りで終わった気がします。それはそれで楽しくはあっただろうけど、波照間&東雲さんへのシナジーがとにかく今回はすごかった。
なるほど。確かに最後だけだから、その意味でも牧志たちとはそんなにシナジーがないんですね。
KP
さて、ではもしアルスカリを討てなかったら。
エンドBについて
波照間 紅
水入ってるじゃん!
なるほど、これはこれで力なく逃げ出したけど生き延びることはできた、という。

二人で飛び込みもドラマチックではあるけど、上がってみたら片方死んでた可能性があるのはあまりに悲しいからなぁ。討ててよかった。
KP
そしてここからはロスト系。
エンドCについて
波照間 紅
悲しいなぁ!
東雲さんが死んでいたら波照間は悔い続けるだろうなぁ……。あの時強引にでも帰せばよかったって。
今回はそれができたんだもの。
KP
これ探索者が死んだ場合、探索者は自分の最期を目にする事になりそうなんですよね……
波照間 紅
あーーー……。
そうなるよなぁ。相手の目に映る自分の最期を目にして死ぬことになる……。
エンドDについて
KP
切ない。
波照間 紅
切ないなぁ。
因みに、
 ・識蝶しきちょうガン無視して途中で帰ったり
 ・山に入らなかったり
 ・東雲さんだけ途中で帰したり
 ・山に入るの翌日にしたり
したらどうなっていたんでしょう?
ひとりじゃ対抗できないから、三番目はロストか滝に逃げて生き残るかだったでしょうが。
KP
その辺はシナリオから外れちゃうから全力捏造エリアー!

識蝶しきちょうガン無視して途中で帰ったり
持たずにアルスカリ戦に行こうとしたらたぶん、お婆ちゃんが気を利かせてお似合いの二人に強引に押しつける。
途中で帰るなら普通に旅行で終わるけどいい? って確認入れて終了かな?

東雲さんだけ途中で帰したり
東雲さん心配だから帰らないでこっそりついてくるかな。

山に入るの翌日にしたり
アルスカリさんが寝坊して、山に出るのが翌日の昼になったんじゃないかな。
山に入らない
宿まで降りてきたアルスカリと対戦して貰うかな。
波照間さんの場合武器は持ってるからそれができる。
ヒントはあわててる主人から出すかなその場合。
波照間 紅
デスヨネー! >外れる
宿に降りてきちゃうのも、ここは退けない度が上がってドラマチックだなぁ。
KP
普通に考えても視界がおかしい具合が悪い人置いて一人で帰れませんが!?
波照間 紅
それはそうッ!
KP
波照間さんの弓矢ダメージが素晴らしすぎたな。
息が合ってないと装甲で普通に弾かれる可能性もあったしなぁー
波照間 紅
ですねぇ。装甲5はなかなか危ないところだったんだな。
KP
あれは本当にカッコよかった……初回でマックス同調だしたのも美しかった。
マックス同調で+5ダメージ入るので、事実上装甲無視できるんですよね。
波照間 紅
ああー、そういうのだったんだ。>ダメージ+5
そう、PLダイス勘違いでまがぬけちゃったけど、あれは美しかったなぁ。愛の力だ。
KP
言い忘れていた改変について。

【識蝶を手に入れるいきさつ】
本来は「知人から旅行のおみやげでもらえるブレスレット」ですが、今回は東雲と一緒に立ち寄った店で買った物です。
こうなったのは、「彼女がいるのにほかの人から貰ったアクセサリーつけはしないかな? するくらい気になるようなものならきっと波照間さんとことん調べてしまうだろうしそれだとちょい不都合だな」と思ったからでした。
そもそもそんな距離感の人思いつかなかったし。(佐倉や牧志はそういうことしないよな)

シナリオだとしばらく前にPCの知り合いがこの村に来ていて例の骨董品店に立ち寄って識蝶だけを買って、なんとなくPCにくれるのです。なので、宿帳にそのひとの名前があったりしました。
今回の卓では、識蝶を気に入った人が買ってゆき、そのデザインを真似してアクセサリーを作りました。そして、意識してかうっかりかは分かりませんが、識蝶もまとめて販売していたのでした。


【主が現れるタイミング】
シナリオでは山小屋までは来ないです。旅館で待ってます。
でも話の流れをスムーズに流すために来て貰いました。こんな事が起きて、お客さんが山に行ったという話を聞いたら心配して見に来ても不思議はないですからね。
それに女将さんに話さないで欲しい話だってしやすいですから。


【宿のアレコレ】
好き勝っ手フカしてます。泊まりに行きたいなぁ。
部屋付き露天風呂のモデルは阿寒のホテルだったかな。あれはテンション上がる。
波照間 紅
ああー、なるほど。
元々そんなにアクセサリーつけないし、東雲さんがいるから余計にそうですしね。
牧志&佐倉さんはアクセサリーあげたりしないだろうし。

PC調整&流れ調整ありがとうございます。
宿のあれこれも大盛りありがとうございます。行きたいなぁーーーー!! と思う宿でした。
部屋付き露天風呂ではないけど、奈良の奥の方の素朴で素敵なお宿を思い出したなぁ。
次回の予定
KP
置き卓枠開いちゃったし、私がもう一本何かやろうかなー
波照間 紅
インモラル、尺としてはあと4~5回くらいかなってイメージです。
まだ探索ガッツリ残ってるから結構ある。
KP
置き3~4本できそうw
最近置き卓ペース3~1週間以内に返信ってのを見て、そんなもん? と思ってしまった。
ここは速度が速すぎるw
波照間 紅
インモラルな街であれこれが楽しくて前半をがっつりやってしまったせいもあるんですが、もともと前半の任意イベントが多いので、それなりにボリュームあるんですよね。
8月って言ってたけど全然終わらなかった……。

複数の場所でいっぱい卓やってる人だと、休日もリアルタイム卓の合間を縫って置き卓ってことが多いでしょうしね。

高速置き卓いつも楽しいです。毎日が充実している! いつもお世話になっております。
KP
ありがとうございますっ!
本当に楽しい。
KP
いっそあの前世シナリオ始めちゃうのも手かと思いますけどね。
そんなにテンポのいい掛け合いするような話でもないしねー
波照間 紅
それはありかもしれませんね。
置きとリアルタイムを状況に応じてスイッチしてみてもいいでしょうし。
NPCいっぱいでるとことか戦闘だけリアルタイムでやるとか。
KP
バトルはリアルタイムでココフォリアしたほうがよい。
たぶん。
とはいえバトルバトルバトルって話でもないし。
で、過去がドファンタジーな和風世界なんですよね。
波照間 紅
そう、うっかり油断していてキャラメイクがまだなんですよね。
KP
じゃあアレキの心臓回します?
ささっとキャラメイクして龍狼やるぞ! というならそれでもいいかなと思います。
龍さん男性女性どっちにするかなー~
波照間 紅
ああー、よろしければぜひ。>アレキの心臓
その間にキャラメイクします。

今の所こちらのPCに男が多いし、こちらは女性でいこうかな。
KP
じゃあアレキを先に。

こんな感じ。

_ 相手の危機 に手 を差し伸べられる 2 人
_諦めが悪い 2 人
_継続探索者の 2 人( 神話生物を見たことがあると良い
※KPC が 巨大な 人外化 するし PC がその背中に乗って戦うのが見たいシナリオです

●イントロダクション
近頃KPC を見かけない。仕事が忙しいのだろうか。
代わり映えのない日々を送る中、ふと路地裏に入っていく彼の姿を見つけた。
その背中を追って声をかけ た──途端、彼は膝から崩れ落ちる。
ばらばらと音を立てて、KPC の 服の裾から、 小さな 深い青緑色 の 石が 無数に 零れ落ちてい
く。
慌てて抱き起した彼の胸からは、心音がしなかった。
────街では最近、心臓だけがない遺体が発見されている。

=====
佐倉が行方不明になりすぎ。
波照間 紅
あーあ。まあ前は牧志が一週間行方不明になりましたし。
牧志はまた死に物狂いで探すだろうけど、佐倉さんより取れる手段が少ないから死に物狂いにも限界があるんだよなあ。
KP
一応東雲さんも考えたんだけど、これ佐倉の方がかわいそ……似合うなって。
ああー、でも、波照間さんもの凄く怒ると思うけど、こっちはこっちでかっこいいかもしれん……
基本KPCがすげー可哀想な感じになるシナリオですね。
波照間 紅
ほうほう。
超怒る波照間も気になるけど、いなくなって大変な目に遭うの二度目だと牧志がズダボロになりそうで、これは佐倉さん&牧志でやってみたいかな?
あと前は牧志でっかくなったから今度は佐倉さんでっかくなるのもよさげで。
KP
それじゃいつもの男二人でやりますか。
その間にキャラメイクしよう。
波照間 紅
それでお願いします!
二度目に遭遇した牧志がどれほどなりふり構わなくなるのか見てみたい。

コメント By.KP
突然訪れた危機を何とか乗り越える波照間と東雲。
しかし彼らにとって大事件だったのは、むしろその後なのだった。

TRPGリプレイ CoC『欠落コディペンデント』牧志&佐倉 4

(くそ、何が不安だ……、それどころじゃなかった!)

TRPGリプレイ【置】CoC『識に響奏』 波照間&東雲 2

「異常の原因が分かったのだもの。
これでまた旅行の続きが楽しめるわ」

TRPGリプレイ【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 1

「こんな人も回復させて貰えるって本当ですか?」
「本当ですよぉ ウフフ」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


TRPGリプレイ CoC『地獄はやさしい』 波照間 1

「ああ。根源がどうあれ、彼らは仲間で、友だ。君も」

TRPGリプレイ CoC『機械仕掛けの街』佐倉&牧志 1

「正直俺にもどっちが正解かわかんねぇよ……」

TRPGリプレイ【置】CoC『嗚呼、素晴らしき偶像!』 佐倉&牧志 1

「我々を牧志さんから救ってください!!!!」