
『線、不一致』『ヒナドリ・イングレイヴド』
のネタバレがあります。
クトゥルフ神話TRPG 目次
線、不一致 一覧
本編見る!
佐倉 光

「どうして、そんなことに……」
今朝はあんなものなかった。確実だ。
今朝の牧志からはこの牧志に至るまで確実に大きな隔たりがある。時間か。空間か。
それでも今までに、そういったことが起きうるような事象には何度も遭遇している。
今朝拉致されて、こんな風になるまで弄くり倒されたものが現れたのか。
それとも別の世界から来たか。
たちの悪い、幻か何かか。
今朝はあんなものなかった。確実だ。
今朝の牧志からはこの牧志に至るまで確実に大きな隔たりがある。時間か。空間か。
それでも今までに、そういったことが起きうるような事象には何度も遭遇している。
今朝拉致されて、こんな風になるまで弄くり倒されたものが現れたのか。
それとも別の世界から来たか。
たちの悪い、幻か何かか。
佐倉 光

「何があった。何が望みだ」
牧志 浩太(?)

「聞きたい?」
彼はあなたの反応を窺うように、小さく笑う。
彼はあなたの反応を窺うように、小さく笑う。
佐倉 光

「……教えてくれ」
情報が、欲しい。
首の痛々しい跡を見ると絶望が躍ったが……そんなのは今までにも何度かあったことだろう!
情報が、欲しい。
首の痛々しい跡を見ると絶望が躍ったが……そんなのは今までにも何度かあったことだろう!
牧志 浩太(?)

「……」
彼は一瞬だけ動きを止めて、自分の指先を見下ろした。
惨たらしい傷跡の上に、再びチョーカーを巻く。
彼は一瞬だけ動きを止めて、自分の指先を見下ろした。
惨たらしい傷跡の上に、再びチョーカーを巻く。
牧志 浩太(?)

「じゃあ、もう少し一緒に逃げようか」
佐倉 光

背後の気配がまずいのは分かる。しかし……
KP
彼は舌を唇に挟み、シュッと高い音を出した。
直後、背後から、周囲から、ざわりと「敵」の気配が迫る。
直後、背後から、周囲から、ざわりと「敵」の気配が迫る。
KP
厚みのある人間の舌の先端が、まるで蛇のように二つに割られているのが見えた。
佐倉 光

ぐ、と喉の奥が詰まって、背の後ろにひやりとした気配が這う。
恐ろしい記憶が蘇り、指先が凍った。
恐ろしい記憶が蘇り、指先が凍った。
佐倉 光

「それ……」
呼んでいるのか?
牧志が何を考えているのか分からない。
分からなくて怖いのに、どうしょうもなく惹きつけられる。
今まで、どんなことになっても2人で乗り越えた経験が、一緒に行けば何とかなるのではないかと甘く囁いてくる。
呼んでいるのか?
牧志が何を考えているのか分からない。
分からなくて怖いのに、どうしょうもなく惹きつけられる。
今まで、どんなことになっても2人で乗り越えた経験が、一緒に行けば何とかなるのではないかと甘く囁いてくる。
牧志 浩太(?)

「ああ。
佐倉さんも、『知ってる』んだな」
動揺を目ざとく見つけ、彼は楽しそうに、忌々しそうに笑った。
佐倉さんも、『知ってる』んだな」
動揺を目ざとく見つけ、彼は楽しそうに、忌々しそうに笑った。
佐倉 光

この言い方は、俺が知っている牧志ではないか、記憶をなくしている?
まだ何も分からない。
ただ、あのヘビどもの影がちらついているのが嫌な感じだ。
そして首の傷はあの羽のある異星人を思い出させる。
まだ何も分からない。
ただ、あのヘビどもの影がちらついているのが嫌な感じだ。
そして首の傷はあの羽のある異星人を思い出させる。
佐倉 光

とにかく『敵』から逃れて、牧志に何が起きたのか知ること……
佐倉 光

「…………」
敵の気配がない方へ進む。
敵の気配がない方へ進む。
牧志 浩太(?)

彼は地を蹴り、あなたと共に走りだす。
敵の気配があなたを、彼を追う。
先程までと同じだ。
傍らの彼が、もはやその憎悪と執着を隠しもしていないことを除けば。
敵の気配があなたを、彼を追う。
先程までと同じだ。
傍らの彼が、もはやその憎悪と執着を隠しもしていないことを除けば。
佐倉 光

そもそも今ここにいる牧志は俺が知っている牧志なのか確認するのが第一だ。
どこかで連絡を取ってみるか……
ぐるぐると考えながら走る。
どこかで連絡を取ってみるか……
ぐるぐると考えながら走る。
KP
『敵』はつかず、離れずあなた達を追いかける。
「呼んでいる」と思えば気がつくだろう。
引き離せた、と思うと彼は何か合図をしたり、音を立てたりし、するとそれらは再び距離を詰めてくる。
「呼んでいる」と思えば気がつくだろう。
引き離せた、と思うと彼は何か合図をしたり、音を立てたりし、するとそれらは再び距離を詰めてくる。
佐倉 光

何がしたいんだ、こいつは……
俺を疲れさせたい?
俺が困惑するのを見たい?
息を乱しながら、このまま一緒に動いていても良いことはないような気がしていた。
俺を疲れさせたい?
俺が困惑するのを見たい?
息を乱しながら、このまま一緒に動いていても良いことはないような気がしていた。
牧志 浩太(?)

「……別れる?
それでもいいよ。追うのも楽しそうだ。
その場合は、もう少し派手にやらせてもらうけど」
それでもいいよ。追うのも楽しそうだ。
その場合は、もう少し派手にやらせてもらうけど」
佐倉 光

派手に。
周囲に被害を出して、ということか。
周囲に被害を出して、ということか。
KP
〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光

1d100 85〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 88→失敗
KP
酷い黴の臭いが鼻先を掠めた。
それは次第に強まり、吐き気を催すほどになり始める。
……何かが、この近くにいる。
それは次第に強まり、吐き気を催すほどになり始める。
……何かが、この近くにいる。
佐倉 光

逃げなければまずそうなら逃げる。
塞がれているようなら《アナライズ》。
牧志の様子を見ながら。
塞がれているようなら《アナライズ》。
牧志の様子を見ながら。
KP
異臭の源は、路地の隙間からこちらを窺う数体の異形だった。
人に似た姿こそしていたが、その足は蹄状に割れ、頭部には犬を引き掴んで歪めたような醜悪な顔面が張りついていた。
……あなた達を追う『敵』の種類が、明らかに増えている。
人に似た姿こそしていたが、その足は蹄状に割れ、頭部には犬を引き掴んで歪めたような醜悪な顔面が張りついていた。
……あなた達を追う『敵』の種類が、明らかに増えている。
KP
まだ距離はあり、逃げることは可能だ。
佐倉 光

逃げる。
悪魔召喚しても倒しきれるものじゃない。
悪魔召喚しても倒しきれるものじゃない。
KP
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D3》。
佐倉 光

1d100 52 Sasa 1d100→ 36→成功
佐倉 光

「あいつらに追わせているのはお前か」
牧志 浩太(?)

「そう。
何がしたいのか分からない、って顔してるな」
何がしたいのか分からない、って顔してるな」
牧志 浩太(?)

少しずつ『敵』の気配があなた達を取り囲もうとしている中、彼はぴたりと足を止めた。
窓を塞がれた空きビルの中、何か残された資材の箱に腰かける。
窓を塞がれた空きビルの中、何か残された資材の箱に腰かける。
牧志 浩太(?)

「一緒に逃げてくれたし、話そうかな。大した事じゃないけど」
佐倉 光

興味がある……悔しいことに。
足を止め話を聞きつつ、、警戒は解かないまま残りマグネタイトをチェックする。
足を止め話を聞きつつ、、警戒は解かないまま残りマグネタイトをチェックする。
KP
タイミングの悪いことに仕事帰り、タイミングのいいことに雑魚ばかりの仕事だった。
潤沢とはいかないが、ラミアやマカミを呼ぶ程度のマグネタイトはある。
潤沢とはいかないが、ラミアやマカミを呼ぶ程度のマグネタイトはある。
牧志 浩太(?)

彼は何かを取り出し、こちらへ放り投げる。
……爆弾や武器の類ではない。未開封のモンエナだ。
……爆弾や武器の類ではない。未開封のモンエナだ。
牧志 浩太(?)

「まず何があったのか、だよな。
大したことじゃないよ」
彼はジャケットを脱ぎ、シャツの腕をめくる。
その両腕を覆う肌は、鱗と見紛うほどに隆起し、凹み、荒れ、変形していた。
肌を埋め尽くすほどの注射痕と、内出血と、傷と、痣。
大したことじゃないよ」
彼はジャケットを脱ぎ、シャツの腕をめくる。
その両腕を覆う肌は、鱗と見紛うほどに隆起し、凹み、荒れ、変形していた。
肌を埋め尽くすほどの注射痕と、内出血と、傷と、痣。
牧志 浩太(?)

「蛇人間に捕まって、薬やら拷問やら支配やら。
とにかく色々、自分って何か分からなくなるくらいにされました。
で、あいつらに従うようにされました」
彼は傷に覆われた腕に繋がった手を、ぱっと開く。
ずっと、ずっと握っていたのだろうか。
その中の掌にだけは、大きな傷がない。
とにかく色々、自分って何か分からなくなるくらいにされました。
で、あいつらに従うようにされました」
彼は傷に覆われた腕に繋がった手を、ぱっと開く。
ずっと、ずっと握っていたのだろうか。
その中の掌にだけは、大きな傷がない。
佐倉 光
執着かぁ……
いや辛すぎて握ってただけかもしれないんだけど。
いや辛すぎて握ってただけかもしれないんだけど。
佐倉 光

「ヒナドリ……」
無意識のうちに自らの左腕の肘を覆った。
もう傷も残っていないそこに、冷たい針の感覚をおぼえた。
自分が何をされたか、それをされてどうなったか、はっきりと覚えている。
覚えている、というのは正確ではない。確実に覚えているが、思い出そうとすると気持ちが悪くなり思考が途切れる。
それほどのことを、され、《完成》させられたのか、牧志は。
無意識のうちに自らの左腕の肘を覆った。
もう傷も残っていないそこに、冷たい針の感覚をおぼえた。
自分が何をされたか、それをされてどうなったか、はっきりと覚えている。
覚えている、というのは正確ではない。確実に覚えているが、思い出そうとすると気持ちが悪くなり思考が途切れる。
それほどのことを、され、《完成》させられたのか、牧志は。
佐倉 光

「それに、しては」
声が掠れていた。喉を湿して言葉を続ける。
声が掠れていた。喉を湿して言葉を続ける。
佐倉 光

「俺のことは覚えているのか」
牧志 浩太(?)

「最初はさ」
ゆっくりと拳を握り、そして、開く。
ゆっくりと拳を握り、そして、開く。
牧志 浩太(?)

「従わ、されてたんだ。
従ってた。
人間への憎悪を囁かれながら、神経を剥がれた。
繰り返し繰り返しそうされて、そのうち本当に憎くなってきちゃってさ」
従ってた。
人間への憎悪を囁かれながら、神経を剥がれた。
繰り返し繰り返しそうされて、そのうち本当に憎くなってきちゃってさ」
牧志 浩太(?)

「だってそうだろ」
つう、と傷と内出血と痣で覆われた腕を、指先で辿る。
つう、と傷と内出血と痣で覆われた腕を、指先で辿る。
牧志 浩太(?)

「人間のせいでこんな、酷い目に遭ってるんだから」
牧志 浩太(?)

「佐倉さんのことは、うん。
なぜか覚えてたんだ。
思い出す度に支配血清を飲まされて、また思い出す度に舌を割られて体に穴を開けられて、それでも忘れられなかった。
忘れたかったよ。憎くてしょうがなかった。
憎い人間の中でも一番憎い。
血に毒を流されたあの時みたいに、考えただけで心臓が震えて全身が痛むんだ」
なぜか覚えてたんだ。
思い出す度に支配血清を飲まされて、また思い出す度に舌を割られて体に穴を開けられて、それでも忘れられなかった。
忘れたかったよ。憎くてしょうがなかった。
憎い人間の中でも一番憎い。
血に毒を流されたあの時みたいに、考えただけで心臓が震えて全身が痛むんだ」
佐倉 光

そうか。
佐倉 光

牧志を壊した奴らは、魔術や薬だけではなく拷問を併用したらしい。
俺は逃避した。
牧志は逃げられなかったんだ。
この、牧志は。
だから人間を憎むしかなかった。
俺は逃避した。
牧志は逃げられなかったんだ。
この、牧志は。
だから人間を憎むしかなかった。
佐倉 光

朝別れた牧志がここまで壊れたとは考えられない。
異世界か。時でも超えたか。
異世界か。時でも超えたか。
佐倉 光

だからって、憂さ晴らしに命がけで付き合ってはやれない。限度がある。
引き際は考える必要がある。
長い時間をかけて壊れたものは、二度と元の姿に戻らないことを、俺はどうしようもなく知っている。
だけど。
牧志だ。
引き際は考える必要がある。
長い時間をかけて壊れたものは、二度と元の姿に戻らないことを、俺はどうしようもなく知っている。
だけど。
牧志だ。
佐倉 光

「ああ。壊されたのか。辛いな。それなのに忘れられずにいるのか」
佐倉 光

「だから、俺を殺すのか?」
佐倉 光
経験者の上〈精神分析〉とかあるんで、そういう思考になってしまう理由は分かってしまう。
だからって憂さ晴らしの道具になってやる気はないけど。
それで死んだら救えないし死にたくもない。
でもこれヒナドリだけじゃないっぽいよなー
だからって憂さ晴らしの道具になってやる気はないけど。
それで死んだら救えないし死にたくもない。
でもこれヒナドリだけじゃないっぽいよなー
牧志 浩太(?)

「辛くはないよ。
憎い人間を引っ掻き回せて楽しいし、それにあいつらの機械だって触れるしさ。
覚えてるだろ? 俺、機械好きだし。あれ、そうだっけ? いいや。
殺す? ああ。何を望んでいるのか、だっけ」
憎い人間を引っ掻き回せて楽しいし、それにあいつらの機械だって触れるしさ。
覚えてるだろ? 俺、機械好きだし。あれ、そうだっけ? いいや。
殺す? ああ。何を望んでいるのか、だっけ」
佐倉 光

「そうだ」
喋っている間に包囲の輪が縮んでいる?
喋っている間に包囲の輪が縮んでいる?
KP
包囲の輪は一定の距離を保ち、あなた達を取り巻いている。
佐倉 光

スマホの緊急連絡操作をして、Barと牧志に連絡を入れようとする。
牧志 浩太(?)

「殺しはしないよ。ちょっと楽しみに来ただけだ。
見たかったんだよ。佐倉さんが苦しんでいる所。悩んでいる所。困惑している所。息を切らせている所。
見てないと憎くて憎くておかしくなるんだ。壊れる。壊れそうだった……、
……俺が佐倉さんの知ってる俺じゃないなら、佐倉さんの知ってる俺、どうなってると思う?」
見たかったんだよ。佐倉さんが苦しんでいる所。悩んでいる所。困惑している所。息を切らせている所。
見てないと憎くて憎くておかしくなるんだ。壊れる。壊れそうだった……、
……俺が佐倉さんの知ってる俺じゃないなら、佐倉さんの知ってる俺、どうなってると思う?」
牧志 浩太(?)

あなたが操作しようとしたスマホを見下ろし、彼はにんまりと笑った。
佐倉 光
なーにー、元の世界の佐倉殺っちゃったから別の見に来たー?
KP
そういう感じです。殺してはないけど似たような状態にしちゃった。
佐倉 光
あーあ。ひんむいて脳だけにするとかしちゃったかなぁー。
佐倉 光

「牧志に何をした」
怒声とともに悪魔召喚の動作をする。
挑発か? 挑発だな。
怒声とともに悪魔召喚の動作をする。
挑発か? 挑発だな。
佐倉 光

「俺を怒らせて何がしたい? 牧志に手を出したらお前でもぶち殺すぞ」
牧志 浩太(?)

「いいな、その顔。
久しぶりに見たよ」
彼はひとつ手を振り、その場で歌うように見知らぬ言葉を紡ぎだした。
途端、悪魔召喚のシーケンスに入っていたCOMPが画面を赤く点滅させ、エラーを吐き出す。
久しぶりに見たよ」
彼はひとつ手を振り、その場で歌うように見知らぬ言葉を紡ぎだした。
途端、悪魔召喚のシーケンスに入っていたCOMPが画面を赤く点滅させ、エラーを吐き出す。
佐倉 光

ジャミングだと!?
呪文か、さっき言っていた機械か?
呪文か、さっき言っていた機械か?
KP
あれだけ晴れていた空に、雲が増え始めた。
それは次第に濃くなり、ついには雨粒を落とし始める。
それは次第に濃くなり、ついには雨粒を落とし始める。
牧志 浩太(?)

「大丈夫だよ、今は。『まだ』。
……無事なうちに救えるといいな?
俺みたいにならないうちにさ」
不意に、そこに確かにいたはずの彼の姿が掻き消える。
あなたが動くより先に、彼はその場から煙のように姿を消した。
……無事なうちに救えるといいな?
俺みたいにならないうちにさ」
不意に、そこに確かにいたはずの彼の姿が掻き消える。
あなたが動くより先に、彼はその場から煙のように姿を消した。
KP
COMPの画面は正常に戻っていた。
スマホの動作にも問題はなく、望む所に連絡を取ることができる。
彼が姿を消すとともに包囲の輪は崩れ、今なら突破して振り切ることができそうだ。
スマホの動作にも問題はなく、望む所に連絡を取ることができる。
彼が姿を消すとともに包囲の輪は崩れ、今なら突破して振り切ることができそうだ。
佐倉 光

「まだ」
こっちの牧志も壊す気なのか!
俺を怒らせる、苦しめるために!?
こっちの牧志も壊す気なのか!
俺を怒らせる、苦しめるために!?
佐倉 光

「くそっ!」
牧志には「今すぐ逃げろ」とメッセージを送る。
まずは移動しながらBarと波照間さんにテキストで緊急連絡! つくようなら他の皆にもだ。
牧志には「今すぐ逃げろ」とメッセージを送る。
まずは移動しながらBarと波照間さんにテキストで緊急連絡! つくようなら他の皆にもだ。
佐倉 光

皆に助けを求めてから、牧志に改めて電話をかける。
今更連絡してどうにかなるのかとも思ったが、かけずにはいられなかった。
今更連絡してどうにかなるのかとも思ったが、かけずにはいられなかった。
KP
移動しながらメッセージを打つ。
しかし、返事は返らない。
……そういえば、Barも波照間も、直前のあの仕事の後始末中だ!
牧志に打ったメッセージにも、返事はない。
電話も、むなしく呼び出し中になるばかりだ。
しかし、返事は返らない。
……そういえば、Barも波照間も、直前のあの仕事の後始末中だ!
牧志に打ったメッセージにも、返事はない。
電話も、むなしく呼び出し中になるばかりだ。
KP
……あの牧志は、どこへ姿を消したのか?
牧志は何をされて、どうなったのか?
手掛かりは、ない。
牧志は何をされて、どうなったのか?
手掛かりは、ない。
おやすみ
佐倉 光
気になるところですが、そろそろ寝ないとまずいので失礼します。
ありがとうございました!
ありがとうございました!
KP
ありがとうございましたー!
えらい所で切れましたが、この後ちゃんとイベントは起きます。
何が起きるかはさておき。
えらい所で切れましたが、この後ちゃんとイベントは起きます。
何が起きるかはさておき。
佐倉 光
アナウンスありがとうございます!
じたばたしよう。
じたばたしよう。
佐倉 光

くそ、最悪!
警察も裏の方が留守だ。
そんなに影響でかかったのか、あのカオス宴会!
警察も裏の方が留守だ。
そんなに影響でかかったのか、あのカオス宴会!
佐倉 光

ひとまず包囲網から逃れて、逃げ切ったら一度戻ろう。
牧志は今の時間どこにいるはずだったか。
定期連絡の様子を見て、大学なら大学、駅なら駅へ向かい、そこで何か起きていないか調べよう。
牧志は今の時間どこにいるはずだったか。
定期連絡の様子を見て、大学なら大学、駅なら駅へ向かい、そこで何か起きていないか調べよう。
佐倉 光

無事でいてくれ……!
KP
最後の定期連絡は、大学で学食のメニューに言及した所で終わっている。
あれだけ奇妙なものどもがあなた達を追い回しているというのに、大学には平穏な日常の他に何もなかった。
追い回され始めてから一度も見なかったかのような、他人の姿。
彼らに、異変に気づいている様子はなかった。
だるそうに次の授業へ向かう彼らのすぐ傍で、今もあの犬面がこちらを窺っているというのに……!
あれだけ奇妙なものどもがあなた達を追い回しているというのに、大学には平穏な日常の他に何もなかった。
追い回され始めてから一度も見なかったかのような、他人の姿。
彼らに、異変に気づいている様子はなかった。
だるそうに次の授業へ向かう彼らのすぐ傍で、今もあの犬面がこちらを窺っているというのに……!
おかしいのは俺
佐倉 光
お?
これ不安による比喩とかではなく、明らかに化け物がいるのに誰も認識していない?
それとも、ちらちらと影が見えるのに気づいていないだけという様子に見える?
犬面かぁーコボルトかなぁー(ホットな話題の豚面オークと犬面コボルト)
これ不安による比喩とかではなく、明らかに化け物がいるのに誰も認識していない?
それとも、ちらちらと影が見えるのに気づいていないだけという様子に見える?
犬面かぁーコボルトかなぁー(ホットな話題の豚面オークと犬面コボルト)
KP
明らかに化け物いるのに誰も気づいていない の方ですね。
ちなみに、佐倉さんは一度会ったことあるけどコボルトではないやつだったりします。
ちなみに、佐倉さんは一度会ったことあるけどコボルトではないやつだったりします。
佐倉 光
なるほど俺がおかしくなってるだけだな!!
誰かしらー
誰かしらー
KP
なるほど佐倉さんがおかしくなって変な牧志が見えてるだけだ。
佐倉 光

ちらちらと周囲の様子を伺いながら牧志を探していて、気づく。
この化け物どもを認識できているのは俺一人だ。
今朝あんな夢を見たからって、夢の続きが襲ってきているんじゃないだろうな!?
それでも悪魔使いの勘は危険を訴え続けている。逃げるしかない。
この化け物どもを認識できているのは俺一人だ。
今朝あんな夢を見たからって、夢の続きが襲ってきているんじゃないだろうな!?
それでも悪魔使いの勘は危険を訴え続けている。逃げるしかない。
東浪見 空

「おっ、佐倉さん。どしたん? 何かあった?」
東浪見があなたを見つけて手を振る。
その横に牧志の姿は…… ない。
東浪見があなたを見つけて手を振る。
その横に牧志の姿は…… ない。
佐倉 光

「あ、ああ、牧志に急用で……どこ行ったか知らないか?」
東浪見 空

「一緒に昼食って、んで次と次の授業一緒だろ。
その次ないっつってたから、帰ったかどっか遊びに行ったんかなーって思ってたけど。
いない感じ?」
東浪見は記憶を辿る。
普段の牧志なら、そのタイミングで移動の連絡を入れてきていただろう。
……その連絡は、ない。
牧志からの連絡は、昼で途絶えている。
その次ないっつってたから、帰ったかどっか遊びに行ったんかなーって思ってたけど。
いない感じ?」
東浪見は記憶を辿る。
普段の牧志なら、そのタイミングで移動の連絡を入れてきていただろう。
……その連絡は、ない。
牧志からの連絡は、昼で途絶えている。
佐倉 光

「そうか、ありがとう。
他に知ってそうな奴いるかな」
他に知ってそうな奴いるかな」
東浪見 空

「次の授業なかった奴なら知ってんじゃないか?」
KP
東浪見は周囲の友人に聞き込んでくれる。
その証言から、更に目撃証言を辿ると、こんなことが分かる。
彼は大学を出て歩いていき、それから無意味に町中をうろうろしていた。
そしてふっと目撃証言が途切れ、そこからの足取りは分からない。
その証言から、更に目撃証言を辿ると、こんなことが分かる。
彼は大学を出て歩いていき、それから無意味に町中をうろうろしていた。
そしてふっと目撃証言が途切れ、そこからの足取りは分からない。
佐倉 光

「東浪見! みんなっ、サンキュ!」
佐倉 光

「もし連絡ついたら俺にも教えてくれ!」
東浪見 空

「おう、分かった!」
佐倉 光

みんなに礼を言って最後に目撃された場所へと急ぐ。
KP
最後に目撃されたのは、周囲に小さなカフェなどの並ぶ路地だった。
その路地を入った所で、証言が途絶えている。
……路地の入り口を改めても、そこには何も残されていなかった。
その路地を入った所で、証言が途絶えている。
……路地の入り口を改めても、そこには何も残されていなかった。
佐倉 光

「ああ、くそ!」
探せども探せども姿はなく、連絡もつかない。
猟犬に追い立てられるようにしながら、コンビニで食べるものと飲み物を確保して腹ごしらえする。
探せども探せども姿はなく、連絡もつかない。
猟犬に追い立てられるようにしながら、コンビニで食べるものと飲み物を確保して腹ごしらえする。
KP
食べ物が腹へと滑り落ちる。
飲み物を喉へ流し込むと、随分と喉が渇いていたことに気づくだろう。
飲み物を喉へ流し込むと、随分と喉が渇いていたことに気づくだろう。
佐倉 光

今ももう一人の牧志は焦る俺を見ているんだろうか。
KP
どこかであのもう一人の牧志は、焦るあなたを見て、今も笑っているのだろうか。
笑いながら、憎んでいるのだろうか?
笑いながら、憎んでいるのだろうか?
佐倉 光

ペットボトルを丸一本一気飲みしてコンビニのゴミ箱に突っ込む。
少しは元気が出た、が、どうしたものか。
少しは元気が出た、が、どうしたものか。
佐倉 光

何がしたいんだよ、あいつは。
ヘビどもの手下になって人間社会ぶち壊すんじゃないのか。
俺への憎しみがどうとか言ってたけど、別の世界か、時間か、とにかく元んとこはどうなったんだよ。
なんで無関係のここへ来てるんだ!
ヘビどもの手下になって人間社会ぶち壊すんじゃないのか。
俺への憎しみがどうとか言ってたけど、別の世界か、時間か、とにかく元んとこはどうなったんだよ。
なんで無関係のここへ来てるんだ!
佐倉 光

大体あっちの俺は何やってんだ。牧志があんなになってんのに助けてやれなかったのかよ。
KP
降りしきる大粒の雨の中、ちらちらと見える化け物の眼。
あの「牧志」は一体、何を望んでここへ来たのか。
牧志は、どうなっているのか。
何一つ、あなたを取り囲む世界はヒントを見せなかった。
あの「牧志」は一体、何を望んでここへ来たのか。
牧志は、どうなっているのか。
何一つ、あなたを取り囲む世界はヒントを見せなかった。
KP
不意に、スマートフォンが着信を知らせた。
番号は……、非通知だ。
番号は……、非通知だ。
佐倉 光

普段なら理由がなければ取らないが。受話のアイコンに触れる。
KP
あなたの耳に飛び込んできたのは……、
牧志の声だった。
牧志の声だった。
牧志 浩太

「つ、つな、繋がった……!?
佐倉さん? ……佐倉さんか?」
息を潜め、確かめる微かな声。
焦りを帯びた息づかいが、通話の向こうから響いてくる。
佐倉さん? ……佐倉さんか?」
息を潜め、確かめる微かな声。
焦りを帯びた息づかいが、通話の向こうから響いてくる。
佐倉 光

「牧志!? 良かったお前今どこ……いや、言わなくてもいい。
こっちは敵に追われてる」
こっちは敵に追われてる」
佐倉 光

生きている。電話ができる。
我知らず深い安堵の息をついた。
我知らず深い安堵の息をついた。
牧志 浩太

「よかった、俺の知ってる佐倉さんなんだな。
よかった、ちゃんといたんだ……」
通話の向こうから、涙ぐんだ安堵の声が聞こえてきた。
よかった、ちゃんといたんだ……」
通話の向こうから、涙ぐんだ安堵の声が聞こえてきた。
佐倉 光

「ああ、生きてて良かった」
牧志 浩太

「追われてるのか。
何とかなりそうか?
俺は今の所、直接追われてるわけじゃないんだけど、まずそうな状況だ」
何とかなりそうか?
俺は今の所、直接追われてるわけじゃないんだけど、まずそうな状況だ」
佐倉 光

「こっちはいい。
何が起きてる?」
何が起きてる?」
牧志 浩太

「大学を出て佐倉さんに連絡入れようとして、気がついたら知らない部屋にいたんだ。
研究所の中か何かみたいな無機質な部屋で、でも人が寝起きしてる部屋だ。
とにかく状況を掴もうとしたんだけど、まずい話を聞いてさ。
ここで……、俺、ここの連中に支配されてることになってるらしいんだ。
姿を見られて、支配されてないのがバレたら、何をされるか分からない」
研究所の中か何かみたいな無機質な部屋で、でも人が寝起きしてる部屋だ。
とにかく状況を掴もうとしたんだけど、まずい話を聞いてさ。
ここで……、俺、ここの連中に支配されてることになってるらしいんだ。
姿を見られて、支配されてないのがバレたら、何をされるか分からない」
佐倉 光

「……俺、こっちでヒナドリにされたりした、お前じゃない『牧志』を見たよ。
人間を憎んで、俺を憎んで、悪魔を操っていたと思う。
お前について訊いたら、『自分みたいにならないうちに救えたらいいな』と言われた。
……絶対見つかるな。とにかく隠れて、逃げてくれ」
人間を憎んで、俺を憎んで、悪魔を操っていたと思う。
お前について訊いたら、『自分みたいにならないうちに救えたらいいな』と言われた。
……絶対見つかるな。とにかく隠れて、逃げてくれ」
佐倉 光

「もしかしたらそこが、『あの牧志』が壊された場所かも知れない」
佐倉 光

「ヒナドリっていっても、前の俺みたいにロボットみたいになっていなかった。ただただ、人間を憎んでいて、改造した奴らの言うことを聞いているだけだ。
最初は少し変だけど、普通に牧志なのかと思ったんだ……」
最初は少し変だけど、普通に牧志なのかと思ったんだ……」
牧志 浩太

「そう、か……。俺が、そんなに。
想像つかないな、佐倉さんのこと憎む俺なんて。
俺達で殺したあの俺だって、そんなことだけはなかった。
もしかしたら……、あいつらの目的って、人間を人間の間に潜ませて、裏切りで引っ掻き回すことだっただろ。
そのためには、ロボットじゃ駄目だったのかもな」
想像つかないな、佐倉さんのこと憎む俺なんて。
俺達で殺したあの俺だって、そんなことだけはなかった。
もしかしたら……、あいつらの目的って、人間を人間の間に潜ませて、裏切りで引っ掻き回すことだっただろ。
そのためには、ロボットじゃ駄目だったのかもな」
佐倉 光

単純な憎しみ、というよりは。
佐倉 光

いや。今のところそれを追求しても意味がない。
あの牧志は俺を殺す気がなく、俺が焦ったり苦しむのが見たいだけだと言った。それだけで充分だろう。
あの牧志は俺を殺す気がなく、俺が焦ったり苦しむのが見たいだけだと言った。それだけで充分だろう。
佐倉 光

「ああ。あの時の俺はあくまで実験台にされたみたいなものだったから。
意思を持った忠実な手駒のほうが都合はいいだろうな、バレにくくなるし。
忠実……これも俺に執着しすぎて守れていないような事を言っていたな」
意思を持った忠実な手駒のほうが都合はいいだろうな、バレにくくなるし。
忠実……これも俺に執着しすぎて守れていないような事を言っていたな」
牧志 浩太

「そう、か……。
俺がそんなになるなんて、一体……、いや、やめとこう。
今は自分のことだ。
あいつらがここに入ってくる前に何とかしないと」
俺がそんなになるなんて、一体……、いや、やめとこう。
今は自分のことだ。
あいつらがここに入ってくる前に何とかしないと」
牧志 浩太

「分かった。
今は外はまずそうだ、まずはこの部屋の中を調べてみる。
いくつか、気になる物はあるんだ。
通話、繋いでていいか?
何度も連絡して、ようやく繋がったんだ」
今は外はまずそうだ、まずはこの部屋の中を調べてみる。
いくつか、気になる物はあるんだ。
通話、繋いでていいか?
何度も連絡して、ようやく繋がったんだ」
佐倉 光

「オーケー。俺にできることがあれば手伝うよ」
力づけるようなことを言いながら、牧志の声にこちらが勇気づけられている気がした。
力づけるようなことを言いながら、牧志の声にこちらが勇気づけられている気がした。
牧志 浩太

「ああ、頼む。……佐倉さんに連絡が取れて、よかった」
牧志 浩太

「ここにあるのは寝床、着替えの入った棚、やたらごつい作りの椅子……、椅子の周囲、扉つきのガラスの壁で覆われてるな。
それと、食事用かな、机。
あと、大きな金属製の箱が一つ。
気がかりなのが、この部屋の中、甘酸っぱい匂いが漂ってるんだ。
果物の匂いみたいな」
それと、食事用かな、机。
あと、大きな金属製の箱が一つ。
気がかりなのが、この部屋の中、甘酸っぱい匂いが漂ってるんだ。
果物の匂いみたいな」
佐倉 光

「甘酸っぱい……
そこがヘビどものいるとこで、俺が前にやられたのと同じようなことをしているなら、だけど。
その匂い、あいつらの毒の可能性がある。
俺がやられてるときずっと、甘酸っぱい匂いがしていた」
そこがヘビどものいるとこで、俺が前にやられたのと同じようなことをしているなら、だけど。
その匂い、あいつらの毒の可能性がある。
俺がやられてるときずっと、甘酸っぱい匂いがしていた」
牧志 浩太

「そうか、あんまり嗅ぎたくないな……。
気休めだけど、口を塞いどくか」
気休めだけど、口を塞いどくか」
裏切り?
佐倉 光
想像していたのとは違う方にいったなぁ。
牧志は早々に退場させられて、ひたすらに敵対側のKPCと殴り合う話かと思ってました。
牧志を救うぞー!
牧志は早々に退場させられて、ひたすらに敵対側のKPCと殴り合う話かと思ってました。
牧志を救うぞー!
KP
実は牧志も普通に出てくるんですね。
シナリオでは「KPCが裏切った!?」ってなった後、ここで本物は別にいることが分かるシーンでもあるので、ちょっとKPC牧志に味を盛りすぎてその良さは失われてしまったかもしれない。
シナリオでは「KPCが裏切った!?」ってなった後、ここで本物は別にいることが分かるシーンでもあるので、ちょっとKPC牧志に味を盛りすぎてその良さは失われてしまったかもしれない。
佐倉 光
ここに関しては、もう別の世界だの別の可能性だの似てる宇宙人だのコピーだの変身だの、見た目だけで牧志だと思うってことがなくなってしまいましたからねぇ。
ちょっと様子が変だと『別人なのでは?』という疑いが入る。
ちょっと様子が変だと『別人なのでは?』という疑いが入る。
KP
なんですよね。逆に別人じゃなかった方が衝撃が大きくなりそうなくらい。
特に牧志は増えたり違ったりしまくってるし。
特に牧志は増えたり違ったりしまくってるし。
佐倉 光

「その中じゃ気になるのは箱と椅子だけど……」
佐倉 光

「着替えの棚から揃いの服みたいなの見つからねぇかな。
白衣とか、フード付きのローブとか……」
白衣とか、フード付きのローブとか……」
佐倉 光

「あと、首を隠せる……チョーカーがあると尚更いいかも。
こっちに現れた牧志が首に手術跡みたいなのがあって、チョーカーで隠していたんだ。
腕は露出させないこと。そこも一目で違いが分かる場所だ」
こっちに現れた牧志が首に手術跡みたいなのがあって、チョーカーで隠していたんだ。
腕は露出させないこと。そこも一目で違いが分かる場所だ」
牧志 浩太

「分かった、探してみる。
……あった! 白衣と、黒い革のチョーカーだ。
腕は丁度長袖着てたし、なんとかなりそうだ。
服装や持ち物はそのままあるんだ、今」
……あった! 白衣と、黒い革のチョーカーだ。
腕は丁度長袖着てたし、なんとかなりそうだ。
服装や持ち物はそのままあるんだ、今」
佐倉 光

「持ち物は取り上げられていないのか。
突然そこにいたってこともあるし、こっちの『牧志』と入れ替えられた、とかかもな」
突然そこにいたってこともあるし、こっちの『牧志』と入れ替えられた、とかかもな」
牧志 浩太

「それはありそうだ。
なら、ここはその俺の部屋ってことか。
そいつがどうやって俺と入れ替わったのか、探せれば戻る方法が見つかるかもしれない」
なら、ここはその俺の部屋ってことか。
そいつがどうやって俺と入れ替わったのか、探せれば戻る方法が見つかるかもしれない」
佐倉 光

「メモや書籍なんかがぱっと見で見つからないようなら金属箱かな。何か書いてる? 開きそうか?」
牧志 浩太

「椅子は……、うわ。
こんな所で暮らしてるのか? もう一人の俺は……」
こんな所で暮らしてるのか? もう一人の俺は……」
佐倉 光

「椅子? ああ、ガラスで隔て……」
佐倉 光

「……ちょっと変わった椅子なんだな? ああいうやつか」
牧志 浩太

「そう、だいぶ変わったやつ。
ガラスで隔てられてて、手枷とベルトと足枷がついてる。
所々に不吉な穴が開いてて、赤黒い染みがある」
ガラスで隔てられてて、手枷とベルトと足枷がついてる。
所々に不吉な穴が開いてて、赤黒い染みがある」
佐倉 光

椅子に関する牧志のコメントの途中で冷や汗が出てきて、耐えられず電話から顔を離した。
牧志の言葉が途切れてから電話に耳を近づけ、恐る恐る声を発する。
牧志の言葉が途切れてから電話に耳を近づけ、恐る恐る声を発する。
佐倉 光

「ごめん……椅子の話は、きつくて。
あの時とほぼ同じ、椅子に拘束だけじゃなくて仕掛け、ってことだな」
あの時とほぼ同じ、椅子に拘束だけじゃなくて仕掛け、ってことだな」
牧志 浩太

「ごめん、そうか。そうだよな。
ああ、そういう感じだ」
牧志の声に少し、怒りが滲んだ。
その怒りはあなたに対する憎しみではなく、あなたのための怒りだ。
ああ、そういう感じだ」
牧志の声に少し、怒りが滲んだ。
その怒りはあなたに対する憎しみではなく、あなたのための怒りだ。
牧志 浩太

「机と壁の間に何かある。
……紙束だ。何か書かれてるな。
紙がバラバラで、色んな所から取ってきたように見える。
金属の箱は開きそうだ。
何も書いてはいないな。
ただ、何か機械の唸るような音がする。
紙束を調べたら開けてみる」
……紙束だ。何か書かれてるな。
紙がバラバラで、色んな所から取ってきたように見える。
金属の箱は開きそうだ。
何も書いてはいないな。
ただ、何か機械の唸るような音がする。
紙束を調べたら開けてみる」
佐倉 光

「ああ、まず書き物とかあれば読んでみてくれ」
牧志 浩太

「これ……、その、もう一人の俺が書いたやつかもしれない。
ほとんど支離滅裂だけど、こんなことが書いてある……。
これが俺の書いたもの、だなんて信じられないな」
ほとんど支離滅裂だけど、こんなことが書いてある……。
これが俺の書いたもの、だなんて信じられないな」
▼『牧志』の書いたもの ①
あの人間のことを思い出すたびに気がおかしくなる。
人間が憎い。自分たち を地下に追いやって 憎い 人間のせいでこんな目に遭う
痛む。
あの人間の顔が頭から離れない。
佐倉さん。佐倉さん。佐倉さん。
名前が離れない。離れない せいで こんなに苦しい
傷が痛む。熱を出す
名前が離れない。憎くて堪らない。
憎くて頭が割れそうだ その度に佐倉さんを する
悲鳴を聴く 少し頭がすっとする。
悲鳴を聴く 少し頭がすっとする。
悲鳴を聴く 少し頭がすっとする。
悲鳴を聴く 狂いそうだ 頻度が増える 悲鳴を聴く 少し頭が
悲鳴を聴く 少し
悲鳴を聴く
悲鳴を
悲鳴が弱くなってきた。
悲鳴が。
悲鳴が聴けない。
おかしくなりそうだ
時間跳躍の機械を手に入れた
人間が俺達を追いやった歴史を 変える ためのものだけど
これを使えば、まだ捕まってない佐倉さんに 会えるかもしれない
悲鳴が聴きたい
あの人間のことを思い出すたびに気がおかしくなる。
人間が憎い。自分たち を地下に追いやって 憎い 人間のせいでこんな目に遭う
痛む。
あの人間の顔が頭から離れない。
佐倉さん。佐倉さん。佐倉さん。
名前が離れない。離れない せいで こんなに苦しい
傷が痛む。熱を出す
名前が離れない。憎くて堪らない。
憎くて頭が割れそうだ その度に佐倉さんを する
悲鳴を聴く 少し頭がすっとする。
悲鳴を聴く 少し頭がすっとする。
悲鳴を聴く 少し頭がすっとする。
悲鳴を聴く 狂いそうだ 頻度が増える 悲鳴を聴く 少し頭が
悲鳴を聴く 少し
悲鳴を聴く
悲鳴を
悲鳴が弱くなってきた。
悲鳴が。
悲鳴が聴けない。
おかしくなりそうだ
時間跳躍の機械を手に入れた
人間が俺達を追いやった歴史を 変える ためのものだけど
これを使えば、まだ捕まってない佐倉さんに 会えるかもしれない
悲鳴が聴きたい
佐倉 光

「大体分かった、けど」
佐倉 光

「信じられないな。繋がっているっていうのかよ……」
牧志 浩太

「ああ……、俺だって信じられないよ、だってあの時捕まったのは俺じゃなかったはずだろ。
二度あった、二度あるっていうのか? あんなことが……」
二度あった、二度あるっていうのか? あんなことが……」
佐倉 光

「あいつらがまた活動し始めたんじゃないだろうな……」
牧志 浩太

「だとしたら、先手を打っとくべきかもな。
それより、まずはこの状況からどうにかしないと、だけどさ」
それより、まずはこの状況からどうにかしないと、だけどさ」
佐倉 光

「…………」
あんなのはもう二度とごめんだ。
あんなのはもう二度とごめんだ。
佐倉 光

「そっちの俺、死んだのかな」
牧志 浩太

「死んだのかな……。俺に殺されて。
よりによって俺に殺されてなんてさ……」
よりによって俺に殺されてなんてさ……」
佐倉 光

俺が知っている牧志があんなふうにされる未来。
執着で俺を壊して、それで満足できずに時を超えてゆく未来。
執着で俺を壊して、それで満足できずに時を超えてゆく未来。
牧志 浩太

「もう少しだけ、続きがある」
▼『牧志』の書いたもの ②
こんなことにならなかった世界があるとしたら
(上から厳重に塗りつぶされている)
(上から厳重に塗りつぶされている)
佐倉 光

「ならなかった世界、か。
いくらでもあり得ることは知っているけど、そう簡単には行けるもんじゃないし、そもそも別の世界は別の世界、なんだよな……」
行ったところでなり代われるわけじゃないんだ。
いくらでもあり得ることは知っているけど、そう簡単には行けるもんじゃないし、そもそも別の世界は別の世界、なんだよな……」
行ったところでなり代われるわけじゃないんだ。
牧志 浩太

「……あったな、そういうこと……」
呟きに、電話の向こうで牧志は小さく呻いた。
呟きに、電話の向こうで牧志は小さく呻いた。
佐倉 光

「…………」
あんなのはもう二度とごめんだ……。
あんなのはもう二度とごめんだ……。
牧志 浩太

「……他にはなさそうだ。
金属の箱、開けてみる」
金属の箱、開けてみる」
佐倉 光

「ああ、頼む」
牧志 浩太

「よし……、開けるぞ」
小さな軋み音。
小さな軋み音。
佐倉 光

息を詰めて牧志の報告を待つ。
電話に集中しすぎてこちらの状況を見失うわけにも行かない。
電話に集中しすぎてこちらの状況を見失うわけにも行かない。
KP
『それ』を見た牧志は、《SANチェック:成功時減少 1D3 / 失敗時減少 1D6》。
牧志 浩太

1d100 51 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 74→失敗
1d6 Sasa 1d6→4
SAN 51 → 47
1d6 Sasa 1d6→4
SAN 51 → 47
牧志 浩太

「……!」
電話の向こうで、声が凍った。
電話の向こうで、声が凍った。
牧志 浩太

「あ、ああ、そうか。そう、なのか」
続いたのは、報告ではなかった。
震える声ばかりが、続く。
何か只ならぬものを、牧志は見てしまったらしかった。
続いたのは、報告ではなかった。
震える声ばかりが、続く。
何か只ならぬものを、牧志は見てしまったらしかった。
箱の中に
佐倉 光
もしかして佐倉入ってた……?
KP
入ってました。
佐倉 光
あー。そっかぁ……
しかし見ないわけにも行かないからなそんなのー
しかし見ないわけにも行かないからなそんなのー
KP
明らかに何か入ってそうな金属箱で、しかも機械の存在が示唆された後ですからね。
佐倉 光
失敗で1D6は知人の死体ダメージだから、それに類するものかなって
KP
YES。
まさにそれでした。
まさにそれでした。
佐倉 光
ヒナドリの時に、『ヒナドリ』に『親』を殺させてリセットしないと完全に支配できないってなっていたからそれかとも思ったんだけど、日記から言って純粋に執着でやっちゃったみたいだからなぁ……
さすがに自室に死体? 置いといてるとは思わなかったな。
さすがに自室に死体? 置いといてるとは思わなかったな。
KP
実は死んではいなかったりします。
佐倉 光
ても悲鳴を上げられる状態でもないんですよねー
佐倉も捕まって洗脳進んでヒナドリ化したので、『牧志』が聴きたい声を発することが出来なくなったのかな、とも考えてました。
でも日記見ると普通に拷問か何かして悲鳴上げさせてたみたいだから違うかなー
このあたりの事情シナリオとはちょっと違うんだろうなと考えるとちょっと楽しい……おそらくアレンジありがとうございます。
佐倉も捕まって洗脳進んでヒナドリ化したので、『牧志』が聴きたい声を発することが出来なくなったのかな、とも考えてました。
でも日記見ると普通に拷問か何かして悲鳴上げさせてたみたいだから違うかなー
このあたりの事情シナリオとはちょっと違うんだろうなと考えるとちょっと楽しい……おそらくアレンジありがとうございます。
KP
実はだいぶん違います。ヒナドリ牧志という所からシナリオから事情がずれ、そこから盛大に盛り倒されています……。
悲鳴が弱くなった理由は、『牧志』が憎悪に駆られる度に拷問なり精神的圧迫なり繰り返され続けて、正気がなくなっているから、だったりします。
悲鳴が弱くなった理由は、『牧志』が憎悪に駆られる度に拷問なり精神的圧迫なり繰り返され続けて、正気がなくなっているから、だったりします。
佐倉 光

「? どうした? 何があった?」
牧志 浩太

「あ、ああ、ああ、佐倉さん、いるんだな? そこに、ちゃんと?
いる、んだよな?
ああ、でも佐倉さんなんだ、こっちも……」
牧志の纏まらない言葉が電話口から返ってくる。
いる、んだよな?
ああ、でも佐倉さんなんだ、こっちも……」
牧志の纏まらない言葉が電話口から返ってくる。
佐倉 光

「ああ、俺はずっとここにいるよ。
そっちでも見つけた? 箱に入ってたのか。そっちの俺、いたんだな」
そっちでも見つけた? 箱に入ってたのか。そっちの俺、いたんだな」
佐倉 光

「死んでるのか?」
牧志 浩太

「死んでは……、なかった。
箱に入れられてて。首だけで、生かされてた。
半分頭が外されて、脳が血まみれで。
胴体の代わりに何か装置がついてて、機械の音はそれのだ。
悪戯半分に色々突き刺されたり、捩じられたりしてて、それで」
箱に入れられてて。首だけで、生かされてた。
半分頭が外されて、脳が血まみれで。
胴体の代わりに何か装置がついてて、機械の音はそれのだ。
悪戯半分に色々突き刺されたり、捩じられたりしてて、それで」
牧志 浩太

「……ぼんやりした目で、俺を、見てた。
もう、ほとんど何も分かってないみたいで……、
弱々しい声で、『 』って繰り返してた」
もう、ほとんど何も分かってないみたいで……、
弱々しい声で、『 』って繰り返してた」
KP
※好きな台詞を入れてください
佐倉 光
『殺してくれ』かなー
盛り盛り
佐倉 光
佐倉が生存を諦める事態。
KP
これはちょっと無理もない。
佐倉 光
そっかー。そっちの佐倉を救ってやれば牧志も救えるかと思ったんだけどなー。
その線なさそうかー。
でもまだ生きてるならワンチャン……
その線なさそうかー。
でもまだ生きてるならワンチャン……
KP
ifKPCに色々されてほとんど正気度がなくなってしまってる あたりはシナリオにあったりします。色々の内容は全盛りです。
佐倉 光
生きているとはいえ、首だけになって脳半分露出から入れる保険はさすがになさそうな気がしますな!
逆に脳缶にすることで全てから解放!
逆に脳缶にすることで全てから解放!
KP
でも損傷済みなんですよね脳。
佐倉 光
壊れてそうだなー。あと詰める衝撃で本格的に壊れるなー
シナリオ的にはとどめをくれてやるか否か、くらいしかなさげ……
シナリオ的にはとどめをくれてやるか否か、くらいしかなさげ……
KP
実はここで「佐倉さん」が牧志の目の前に出てくること自体盛りだったりするんですが、そもそも牧志の方も今出来ることは少ないですしね……。
佐倉 光
ああー、そうなんだ。残酷物語。
KP
そうだったりします。元シナリオではif世界のPCは直接出てこない。
佐倉 光
元シナリオでは素直に死んでるのかな……
KP
元シナリオでは「色々されすぎてほとんど正気度がなくなっている」ことがifKPCの冊子を通じて語られるだけなんですね。
佐倉 光
『牧志』の執着が強すぎたばっかりに。
KP
それだけされても佐倉さんの事を忘れなかったがために。
牧志 浩太

「弱々しい声で、『殺してくれ』って繰り返してた」
佐倉 光

「そうか」
首だけじゃあもう相棒救うどころじゃないか。
首だけじゃあもう相棒救うどころじゃないか。
佐倉 光

手元のやつが反応しなくなったから俺の方に来たのかよ。いい迷惑だなぁオイ。
佐倉 光

「それじゃあ何か聞き出すとかも無理そう、ってことだよな」
牧志 浩太

「……ああ。難しいかもしれない、この状態じゃ。
でも、唯一の情報源なんだ。
もしかしたら俺が、その牧志じゃないと分かってくれたら……。
……佐倉さん。
佐倉さんに聞くのも変な話だけどさ……。
……いや、いい。もう少し粘ってみる」
でも、唯一の情報源なんだ。
もしかしたら俺が、その牧志じゃないと分かってくれたら……。
……佐倉さん。
佐倉さんに聞くのも変な話だけどさ……。
……いや、いい。もう少し粘ってみる」
佐倉 光

「……そうだな、まずはその部屋もう少し調べてみようぜ。
その『佐倉』の話を聞くのは簡単じゃなさそうだし」
その『佐倉』の話を聞くのは簡単じゃなさそうだし」
佐倉 光

牧志が言いかけたことがなんなのか分かった気がするが、ひとまずそれからは目をそらす。
牧志 浩太

「そうだな……、そうして、」
その時、突然通話にノイズが入り、牧志の声が歪む。
直後、通話が切れた。
その時、突然通話にノイズが入り、牧志の声が歪む。
直後、通話が切れた。
KP
背後に。
ひやりとした、気配。
ひやりとした、気配。
佐倉 光

身構え振り向く。
牧志 浩太(?)

「誰と話してたんだ?」
いつの間にか、あなたの背後にいたのは。
先程姿を消したはずの、彼だった。
いつの間にか、あなたの背後にいたのは。
先程姿を消したはずの、彼だった。
佐倉 光

「腹減ったからピザ取ろうとしてたんだよ」
適当なことを言いながらスマホをポケットに突っ込む。
これ、牧志は今未来にいるってことになるのか?
適当なことを言いながらスマホをポケットに突っ込む。
これ、牧志は今未来にいるってことになるのか?
牧志 浩太(?)

「そうか。
誰かと協力しようとでもしてるのかと思った」
彼は一瞬、自分の背後をちらりと見た。
彼の背後には誰もいない。
誰かと協力しようとでもしてるのかと思った」
彼は一瞬、自分の背後をちらりと見た。
彼の背後には誰もいない。
牧志 浩太(?)

彼はゆったりと足を伸ばし、近くの公園のベンチに腰掛ける。
黒いチョーカー。光のない眼がひたりとあなたを見る。
黒いチョーカー。光のない眼がひたりとあなたを見る。
KP
化け物たちの包囲の輪はそれ以上近づいてくることなく、あなたと彼を囲んでいる。
……今のタイミングなら、『彼』に何か聞くことができるかもしれない。
……今のタイミングなら、『彼』に何か聞くことができるかもしれない。
佐倉 光

牧志のお陰で、残念ながら印象以上の危険人物だってことがはっきり分かっちまったな。
何とかこいつにお帰りいただいてこっちの牧志を取り戻さないと。
こいつはぶっ壊した『向こうの俺』の代わりに俺を玩具にしに来ている。そう簡単に帰らないだろうな。
気になるのはやっぱり「ヘビ」の意識になっちまってることで、そこ何とかできねぇかなぁ。
さっきの宴会以上に難題だぞ、これは……
気になるのは、こいつ自身も追われているらしい、ってとこか。
どうにも、追われているのか操っているのか、いまいち分からないところだ。
何とかこいつにお帰りいただいてこっちの牧志を取り戻さないと。
こいつはぶっ壊した『向こうの俺』の代わりに俺を玩具にしに来ている。そう簡単に帰らないだろうな。
気になるのはやっぱり「ヘビ」の意識になっちまってることで、そこ何とかできねぇかなぁ。
さっきの宴会以上に難題だぞ、これは……
気になるのは、こいつ自身も追われているらしい、ってとこか。
どうにも、追われているのか操っているのか、いまいち分からないところだ。
佐倉 光

「こっちの牧志に何をした。どこかへ連れて行ったのか?」
牧志の意図
佐倉 光
時を超えてきたならティンダロスのわんわんに追われている可能性があるし、向こうにいる牧志も同様なんだよねー
でも犬頭で人には見えていないのはティンダロスではないだろうし、犬が佐倉に襲いかからずにまとわりつく理由も謎だからなー。
昨日空をよぎってった肉烏が追ってたのはこの牧志なんだろうか。そうするとこっちの牧志と取り替えっこでこっち来たってわけでもなさそうな。
でも犬頭で人には見えていないのはティンダロスではないだろうし、犬が佐倉に襲いかからずにまとわりつく理由も謎だからなー。
昨日空をよぎってった肉烏が追ってたのはこの牧志なんだろうか。そうするとこっちの牧志と取り替えっこでこっち来たってわけでもなさそうな。
佐倉 光
メタ的に考えるとヘビの意識は盛りの結果だし、随分ガッツリ書き込まれてしまっていると思われるので
そこ何とかできる見込みはあんまりない気がしているけど、
もし万一何とかできてしまったら、それはそれでこの『牧志』にとってはとんでもないダメージになってしまいそうだ。
正気に戻らない方が幸せなのかも知れない。
そこ何とかできる見込みはあんまりない気がしているけど、
もし万一何とかできてしまったら、それはそれでこの『牧志』にとってはとんでもないダメージになってしまいそうだ。
正気に戻らない方が幸せなのかも知れない。
KP
牧志の意図がよく分からないのにはシナリオ的な理由と盛り的な理由が相まった理由があるのですが、PC視点でもPL視点でもかなりよく分からないと思います。
KP
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
牧志 浩太(?)

「どこにいると思う?
いや、いいか。俺の代わりに、俺がいた所へ行ったよ。
見つかれば俺と同じ目に遭うんじゃないかな。
あいつらからしたら、俺が突然裏切ったように見えるだろうしさ。
もし外へ出られても、俺のチョーカーを着けていたら、面白いことになるだろうな」
いや、いいか。俺の代わりに、俺がいた所へ行ったよ。
見つかれば俺と同じ目に遭うんじゃないかな。
あいつらからしたら、俺が突然裏切ったように見えるだろうしさ。
もし外へ出られても、俺のチョーカーを着けていたら、面白いことになるだろうな」
KP
佐倉さん。〈心理学〉+15で判定。オープンでよい。
このプラス補正は、彼に対して《アナライズ》を一度行ったことによる手がかりだ。
このプラス補正は、彼に対して《アナライズ》を一度行ったことによる手がかりだ。
佐倉 光

1d100 80〈心理学〉 Sasa 1d100→ 94→失敗
佐倉 光

「チョーカー?」
『牧志』の首のチョーカーを見る。何か仕掛けでもあるのか?
しかしさっきは自分で外していたな。
『牧志』の首のチョーカーを見る。何か仕掛けでもあるのか?
しかしさっきは自分で外していたな。
牧志 浩太(?)

革製のチョーカーに見えるそれには、一見では仕掛けなどはないように思える。
牧志 浩太(?)

「そう」
彼はこの会話を、憎みながらも愉しんでいるように見えた。
少し前に会った時と違い、何度か自身の背後を気にしている。
彼はこの会話を、憎みながらも愉しんでいるように見えた。
少し前に会った時と違い、何度か自身の背後を気にしている。
KP
彼の意識を何とかできるか、を考えるなら、〈精神分析〉で判定してもよい。
佐倉 光

1d100 47〈精神分析〉 Sasa 1d100→ 24→成功
佐倉 光

「後が気になるのか?」
言いながら近づいてその目を覗く。
感情の動きは。意識しない体の動きや視線に何が見える?
言いながら近づいてその目を覗く。
感情の動きは。意識しない体の動きや視線に何が見える?
牧志 浩太(?)

彼の眼に見えたのは、……それは狂気というのかもしれない。
互いに理解しうることを正気と言うのなら、色素の薄い眼の中には一片の正気もなかった。
人間を憎むかどうか。蛇であるかどうか。
本質的にはどうでもいいのだ。
彼のように話し振る舞う彼の中にはもう何かを憎むことしか残っていなくて、その中で唯一具体的に憎むものが『あなた』なのだ。
互いに理解しうることを正気と言うのなら、色素の薄い眼の中には一片の正気もなかった。
人間を憎むかどうか。蛇であるかどうか。
本質的にはどうでもいいのだ。
彼のように話し振る舞う彼の中にはもう何かを憎むことしか残っていなくて、その中で唯一具体的に憎むものが『あなた』なのだ。
KP
彼は永久的狂気に陥っている。
少々の会話や治療で、彼を元に戻すことは困難だ。
少々の会話や治療で、彼を元に戻すことは困難だ。
佐倉 光

ああ。こいつも『駄目』なやつなのか?
あの時と同じなのかよ!
悲鳴が聞きたいとか言い出すぶん、あの時の奴より俺にとっちゃまずい状況だ。
何より、こっちの牧志が俺の手で助けられる場所にいないことになる……!
あの時と同じなのかよ!
悲鳴が聞きたいとか言い出すぶん、あの時の奴より俺にとっちゃまずい状況だ。
何より、こっちの牧志が俺の手で助けられる場所にいないことになる……!
牧志 浩太(?)

「まあな。
そろそろ潮時かな、と思ってさ。
安心してよ、佐倉さんには少し会いに来ただけだ」
そろそろ潮時かな、と思ってさ。
安心してよ、佐倉さんには少し会いに来ただけだ」
牧志 浩太(?)

「向こうの俺、何かしたみたいだしな」
佐倉 光

「お前は俺が憎いんだろ?
こっちの牧志は関係ないだろうが。帰してやれよ。
やっぱりお前、何かに追われているのか?」
こっちの牧志は関係ないだろうが。帰してやれよ。
やっぱりお前、何かに追われているのか?」
牧志 浩太(?)

「それはどうかな。
佐倉さんを殺しても、痛めつけても、いつか終わる。
でも、俺なら佐倉さん、もっと苦しんでくれるだろ?」
彼はあなたから視線を外し、少しどこかを見て考えるようにした。
佐倉さんを殺しても、痛めつけても、いつか終わる。
でも、俺なら佐倉さん、もっと苦しんでくれるだろ?」
彼はあなたから視線を外し、少しどこかを見て考えるようにした。
牧志 浩太(?)

「……いいよ。返そう。
そろそろ帰る頃合いだしな。
結構楽しかったよ、佐倉さん。
俺達みたいにならないようにな。そうなったら勿体ない」
そろそろ帰る頃合いだしな。
結構楽しかったよ、佐倉さん。
俺達みたいにならないようにな。そうなったら勿体ない」
牧志 浩太(?)

ひらりと彼は手を振る。
何に追われているのか、については答えるつもりがないらしい。
あなたが他に何か聞くことがなければ、そのまま『帰る』のだろう。
何に追われているのか、については答えるつもりがないらしい。
あなたが他に何か聞くことがなければ、そのまま『帰る』のだろう。
佐倉 光

「帰る? おい、お前は俺たちの未来なのか?
どうして俺……佐倉を憎むんだ。佐倉がお前に何かしたのか?
何をするためにここに来た? 本当に俺を嗤うためだけなのか?
これからお前はどうなる!」
くそ、何を訊けばいい! 何を訊けば情報を引き出せるんだよ!
どうして俺……佐倉を憎むんだ。佐倉がお前に何かしたのか?
何をするためにここに来た? 本当に俺を嗤うためだけなのか?
これからお前はどうなる!」
くそ、何を訊けばいい! 何を訊けば情報を引き出せるんだよ!
佐倉 光
わかんねぇぞ!! ってストレートに投げつけました。
KP
投げつけられました!
ペルソナ後にゆっくり答えたり答えなかったりします。
ペルソナ後にゆっくり答えたり答えなかったりします。
牧志 浩太(?)

「佐倉さんは悪くないよ。
何もしてないし、何ならずっと俺を助けようとしてくれた。
……だから俺に捕まったわけだけど。
来た理由は本当に、会いに来ただけだよ。
佐倉さん、何をやっても何も言わなくなったんだ。
これ以上何もできないなんて耐えられなくて、だからまだ無事な佐倉さんに会いに行って、そしたら少しは気がすくかと思ってさ。
……俺?
ああ、追ってきてる奴のことか。
俺の心配? それとも、向こうの俺の心配?」
何もしてないし、何ならずっと俺を助けようとしてくれた。
……だから俺に捕まったわけだけど。
来た理由は本当に、会いに来ただけだよ。
佐倉さん、何をやっても何も言わなくなったんだ。
これ以上何もできないなんて耐えられなくて、だからまだ無事な佐倉さんに会いに行って、そしたら少しは気がすくかと思ってさ。
……俺?
ああ、追ってきてる奴のことか。
俺の心配? それとも、向こうの俺の心配?」
佐倉 光

「そっちの佐倉と俺は違うだろ……」
胸がむかむかした。気持ち悪い。
胸がむかむかした。気持ち悪い。
牧志 浩太(?)

「知ってる。……知ってるよ。
よく似た別人でいいわけないんだよな。
でも耐えられないんだ。
壊してから、このやり方じゃ不味かったって気づくなんて、我ながら馬鹿だよな」
よく似た別人でいいわけないんだよな。
でも耐えられないんだ。
壊してから、このやり方じゃ不味かったって気づくなんて、我ながら馬鹿だよな」
佐倉 光

「俺はいなくなってる牧志が心配だよ。ああ、そうだな。お前は正しい。
同時にお前のことも気になっちまうんだよ、くそ。
俺もそうなりかけてたからな」
同時にお前のことも気になっちまうんだよ、くそ。
俺もそうなりかけてたからな」
佐倉 光

「お前とは戦いたくないし、だから関わりたくないんだ」
牧志 浩太(?)

「そうか、優しいな。
無事な佐倉さんと戦うか、それもいいな。考えよう」
無事な佐倉さんと戦うか、それもいいな。考えよう」
佐倉 光

「もう来んな」
奇跡の道
佐倉 光
お前が壊した佐倉と自分は別人だ
と言いつつも、自分は「お前も心配だし敵対したくない」と言う。
と言いつつも、自分は「お前も心配だし敵対したくない」と言う。
KP
そりゃ別人だと言いつつも「牧志」ではあることが分かってるんだから割り切れないよな。
もしかしたら自分達の未来の姿かもしれないし。
もしかしたら自分達の未来の姿かもしれないし。
佐倉 光
壊れた原因がヒナドリ化なら、彼自身に『佐倉』を壊した全責任があるわけではない、ともいえるしー
それは佐倉自身もよくわかってるから割り切れない。
牧志や隻腕牧志やオニやクチナワさんが助けてくれなかったらヒナドリ佐倉は牧志を確実に殺していたしなー
それは佐倉自身もよくわかってるから割り切れない。
牧志や隻腕牧志やオニやクチナワさんが助けてくれなかったらヒナドリ佐倉は牧志を確実に殺していたしなー
KP
何なら最後に支配を解けなければ(あのダイスは本当に危なかった!)確実に牧志は殺されていましたしね。
佐倉 光
あれは本当に怖かったなぁ。
今ほどフレキシブルにやってなかったから、普通にあそこで全滅エンドで途切れていたかもしれない。
今ほどフレキシブルにやってなかったから、普通にあそこで全滅エンドで途切れていたかもしれない。
KP
そうなんですよ。
あそこで全滅エンドで、本当にこのシリーズ終わっていたかもしれない。
よりによって、牧志にとってあまりにも無念すぎる終わり方で。
それで言うと「瓶の中の君」のログを久しぶりに読んで、あそこで牧志が殴られて気絶していたらこのシリーズはなかったんだなぁ、と思いました。
あそこで全滅エンドで、本当にこのシリーズ終わっていたかもしれない。
よりによって、牧志にとってあまりにも無念すぎる終わり方で。
それで言うと「瓶の中の君」のログを久しぶりに読んで、あそこで牧志が殴られて気絶していたらこのシリーズはなかったんだなぁ、と思いました。
佐倉 光
調整うまくいっていない時もあったり、ダイス悪すぎたり、割と危ない橋渡ってるんですよね!
KP
なんですよね! 生きててよかったァアアアアアがめちゃくちゃ多い!
結構危ない橋を渡りながらここにいる。
あの時も「あのダイスであれだけしか出ないってある!!!???」ってダイスだったし。>ヒナドリラスト
結構危ない橋を渡りながらここにいる。
あの時も「あのダイスであれだけしか出ないってある!!!???」ってダイスだったし。>ヒナドリラスト
佐倉 光
ほんとあれは、酷かったなぁ。
クリティカルに繋がれた。
そして一時です。生きていることに感謝しつつありがとうございましたー!
奇跡に繋がれて紡いだ絆だから、そんな酷いことになってんの見たくないし、似ているだけでも相棒殺したくないんだよ。
クリティカルに繋がれた。
そして一時です。生きていることに感謝しつつありがとうございましたー!
奇跡に繋がれて紡いだ絆だから、そんな酷いことになってんの見たくないし、似ているだけでも相棒殺したくないんだよ。
KP
それはそうなんですよ。本当に。そんなの割り切れないよ。
奇跡に繋がれて紡いだ絆だけにifが面白くて、佐倉さん本当にごめんな……。
ありがとうございましたー!
奇跡に繋がれて紡いだ絆だけにifが面白くて、佐倉さん本当にごめんな……。
ありがとうございましたー!
牧志 浩太(?)

うん、と頷き、彼は腕を掲げる。
くるりと腕で円を描くと、その先に揺らめく光が現われた。
人が一人くぐれる程の大きさの、以前にあなたの寝室で見たのに似たそれが、『帰る』ための手段なのだろう。
その向こうには、無機質な白いタイルの廊下が見えた。
くるりと腕で円を描くと、その先に揺らめく光が現われた。
人が一人くぐれる程の大きさの、以前にあなたの寝室で見たのに似たそれが、『帰る』ための手段なのだろう。
その向こうには、無機質な白いタイルの廊下が見えた。
佐倉 光

意図的にゲートを出せるのか?
牧志 浩太(?)

「気が向いたらまた来るかもな。
またな、佐倉さん。変なのに捕まって死ぬなよ、勿体ないから」
ひらりと彼は手を振り、それを潜る。
またな、佐倉さん。変なのに捕まって死ぬなよ、勿体ないから」
ひらりと彼は手を振り、それを潜る。
佐倉 光

息を呑んでゲートの向こう側を注視する。
牧志の姿はあるのか?
無事なのか?
そこにいるという、俺の姿は?
牧志の姿はあるのか?
無事なのか?
そこにいるという、俺の姿は?
佐倉 光

「牧志!」
思わずゲートの向こうに叫んだ。
思わずゲートの向こうに叫んだ。
KP
ゲートの向こうを注視するなら、〈目星〉/2で判定。
佐倉 光

1d100 48〈目星〉 Sasa 1d100→ 13→成功
KP
その向こうに、あなたは── 見た。
ほんの一瞬だった。
揺らめく光の中に、あなた自身の黒い眼を。
声は聞こえなかった。
それ以外の物は見えなかった。
その眼の持ち主の、凄惨な有様の何一つ。
それでも、分かってしまった。
輝きを失い淀んだその眼が、『殺してくれ』と願い続けているのを。
そして、見た。
その前に立ち尽くしているのだろう、赤茶色の髪を。
ほんの一瞬だった。
揺らめく光の中に、あなた自身の黒い眼を。
声は聞こえなかった。
それ以外の物は見えなかった。
その眼の持ち主の、凄惨な有様の何一つ。
それでも、分かってしまった。
輝きを失い淀んだその眼が、『殺してくれ』と願い続けているのを。
そして、見た。
その前に立ち尽くしているのだろう、赤茶色の髪を。
佐倉 光

「…………ッ!」
ほんの一瞬だったが、その冥い絶望が見えてしまった。
意地も気力も反骨心も怒りも希望も、生きたいという欲望すら失い。死にたいとすら望まず、ただ終わりたいと願うだけのもの。
ほんの一瞬だったが、その冥い絶望が見えてしまった。
意地も気力も反骨心も怒りも希望も、生きたいという欲望すら失い。死にたいとすら望まず、ただ終わりたいと願うだけのもの。
佐倉 光

そしてそれを見つめている相棒の背を。
感想を抱いている余裕はなかった。
今なら手が届くかもしれない。
感想を抱いている余裕はなかった。
今なら手が届くかもしれない。
KP
その時、背後で猛烈に嫌な気配を感じる。
有機物の腐敗したような異臭が、鼻孔目がけて飛び込んでくる。
それは今日一日でたんまり嗅いだ、不穏な空気。
その中でも、とびきりに強烈な、悍ましい死の気配。
今までの包囲してきた化け物たちとは、明らかに異なっていた。
あなたの勘が警告をがなりたてる。
鋭い爪が明らかに、こちらへ狙いを定めていた。
有機物の腐敗したような異臭が、鼻孔目がけて飛び込んでくる。
それは今日一日でたんまり嗅いだ、不穏な空気。
その中でも、とびきりに強烈な、悍ましい死の気配。
今までの包囲してきた化け物たちとは、明らかに異なっていた。
あなたの勘が警告をがなりたてる。
鋭い爪が明らかに、こちらへ狙いを定めていた。
KP
振り返る? 前を見ている?
佐倉 光

鋭く息を吸い、真横に飛びながら振り向く。
佐倉 光
モンハンの緊急回避だ!!
KP
緊急回避!!
その一言ですごくイメージがわきました
その一言ですごくイメージがわきました
佐倉 光
身体能力低いからあんなスムーズにいかないけど、余裕ないならそれくらいやる!
犬では? 犬では??
だとするとターゲットは佐倉じゃないけど巻き込まれるかもしれんしな。
犬では? 犬では??
だとするとターゲットは佐倉じゃないけど巻き込まれるかもしれんしな。
KP
飛び退いた間際。
何気ない風景の片隅。公園の花壇に揺れる花の、葉と葉の交差した角度が形作った角から、それは煙のように現れた。
それは、酷く痩せこけていた。
鋭い線で構成された獣とも獣でないともつかない肉体から青ざめた膿を垂れ流し、不浄そのものの吐き気のする異臭を四方へ放っていた。
それは爛々と輝く眼に絶えざる執念ともいうべき執着を宿し、決して解消されることのない飢えでこちらを見据えていた。
あなたはその有り様に、覚えがあった。
ループの果てで一度、あなた達を追い立てた、曰く“猟犬”と──そっくりの臭いを放っていた。
もう二度と遭うべきではなかったそれと、あなたは今一度まみえてしまったのだ。
何気ない風景の片隅。公園の花壇に揺れる花の、葉と葉の交差した角度が形作った角から、それは煙のように現れた。
それは、酷く痩せこけていた。
鋭い線で構成された獣とも獣でないともつかない肉体から青ざめた膿を垂れ流し、不浄そのものの吐き気のする異臭を四方へ放っていた。
それは爛々と輝く眼に絶えざる執念ともいうべき執着を宿し、決して解消されることのない飢えでこちらを見据えていた。
あなたはその有り様に、覚えがあった。
ループの果てで一度、あなた達を追い立てた、曰く“猟犬”と──そっくりの臭いを放っていた。
もう二度と遭うべきではなかったそれと、あなたは今一度まみえてしまったのだ。
KP
YES。犬でした。
あっ。痛みチェックすっっっかり忘れてた。
後でやってもらおう。
あっ。痛みチェックすっっっかり忘れてた。
後でやってもらおう。
佐倉 光
む、無理に発生させなくてもよいのですよ!
KP
蛇足だし、今回は痛みチェックは無しで!
きっと別の世界の影響があったんですよ。
きっと別の世界の影響があったんですよ。
クトゥルフ神話TRPG 目次
線、不一致 一覧
コメント By.佐倉 光
牧志がこんな状態だというのに、向こうの佐倉は一体何をしているのか?
盛り盛りの結果大変なことになっているのでした。
牧志がこんな状態だというのに、向こうの佐倉は一体何をしているのか?
盛り盛りの結果大変なことになっているのでした。
メインルート
メインルート
子供佐倉ルート
子供佐倉&デビルシフター牧志ルート
塔牧志ルート
塔牧志&佐倉ルート
Nルート
N牧志&N佐倉ルート
波照間ルート
波照間(&東雲)ルート
佐倉~月影ルート
佐倉・アナザールート
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」








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