こちらには
『PYX』
のネタバレがあります。
本編見る!
KP
猫の体温は、ふわふわもこもこした毛布の温もりに変わっていた。
月面の冷たい静寂が、あなたの頬を撫でる。
牧志 浩太
真っ先に目に入ったのは、鋭い鉤爪で寝台を掴むガーゴイルの尻尾。

屋根のへりを掴むような形で寝台の隅に止まり、赤い石の心臓を光らせながら牧志がうとうとと眠っていた。
佐倉 光
ちょっと驚いた。
そうか。こっちが本当の姿だ。
それにしても、どうしてガーゴイルなんだ?
佐倉 光
とはいえ今回こっちはただの通り道。
周囲をぐるりと見回し、何も変わったことなどなければもう一度眠ろう。
今度はあの女が招いたあの場所へ。
KP
特に、周囲の様子に変化はないようだ。
ワインを口にすれば、もうすっかり慣れた感覚で、眠りの波があなたを攫う。

牧志は起きる間もなく、一緒に眠りに攫われた。
KP
金色の猫が傍らで、楽しげににゃあんと鳴いた。
佐倉 光
【眠りの赤ワイン】8 → 7

KP
目を覚ますと、冷たい強風が全身に吹きつけた。
だというのに、あなたは寒さをまったく感じないでいる。

あなたは険しい山々を飛び越え、遥か空を飛んでいた。
眼下には雪の積もる鋭い峰が見え、それらの合間に見える風景は、肥沃な大地から凍てついた荒野へと変じてゆく。
牧志 浩太
「寒っ!?」
傍らで人間の形をした牧志がともに飛びながら、声を上げた。
佐倉 光
「うわっ。いきなり飛んでんのは予想外!
牧志、は、いるな」
王様から聞いた話や本で読んだ知識などから、降り立つに適した場所を探す。
牧志 浩太
「い、いるいる、けど、寒っ……!」
牧志は傍らで服を風に煽られながら、がたがた震えている。

あなたは寒さをまったく感じていないのに、人間の彼は感じている。

……だとすれば、今のあなたは何なのだろうか?
佐倉 光
牧志に何か防寒具が必要かな。出してみようか。
KP
強風を防げる防寒具を出すなら6MP
佐倉 光
1d100 81 防寒!!  Sasa 1d100→ 30→成功
佐倉 光
この風を遮る、全身を守る服……もうそういう魔法のアイテムでもいいんだけど、とにかく寒くないやつだ!
イメージはゴーグルから靴下、顔の下部を守るガードまでしっかり備えた探検服だ。
佐倉 光
俺には服は必要ない。
人間の柔肌に見える体は痛みはおろか寒気も感じない。どう考えても普通じゃないが、『これが今は都合がいい』という事実がすべてだ。
俺が俺であるならなんだっていい。
KP
牧志の身体を、寒冷動物のしなやかな革と毛皮でできた、全身を覆う服が包みこんでいく。
牧志 浩太
透き通った水晶の眼鏡の下で、牧志がほっと息をついた。
KP
縞瑪瑙の城があるのだ、と王は言っていた。
険しい山々を越えると、いつか見たような真っ白な、静寂に埋め尽くされた荒野が見えてくる。

そうだ、あなたはこの風景を『牧志の夢』の中で見たことがある。
その『城』を訪れたことがある。
もしかすれば、赤の女王が待つ場所とは、あの城なのかもしれない。
この厳しい荒野の中に、降り立つ場所があるとすれば、そこだろう。
佐倉 光
あー、首拾った先のところか。
やっと分かった。
あそこが城だっていう認識なかったから。
読み直したら「神のための」って書かれてたわ。
KP
ああー、ですです。
そうか城って明示されてなかったっけ。
佐倉 光
「そうか、どうして気づかなかったんだろう。
前に来たことがある、あそこだ。
かけらを集めていたとき、あのときの」
佐倉 光
あの時もこうして空を飛んでいた。
牧志 浩太
「あ……、もしかして、あそこか。
前は船で行ってたよな、確か。
そうか、俺達一度ここに来たことがあるんだ」

KP
やがて見えてくる縞瑪瑙の城は、あの時よりもずっと燦然と冷たく、永遠に人を拒むように輝いていた。
あなたが近づくとともに、その門があなたを迎え入れるように開く。

赤の女王であるあなたの一部が、旅の終わりを感じた。
あの中で、赤の女王が神となるあなたを待っている。
佐倉 光
あの時集めたのは人形の欠片。
今度集めたのは世界の欠片。

欠片を集めるたびに変じていった牧志は一体何を意味しているのか。

以前ここに踏み込んだ俺は自らを失った。
今回は、どうだ?

深呼吸をして門に踏み込む。
KP
門の向こうへと踏み込んでも、あなたは変じなかった。
牧志も、また。

ここにはあなたを超えるものたちがいる、とあなたは感じた。
何かの気配を四方から感じる。
気まぐれに、巨大なものが小さな人間を見るように、神であるあなたを見ている。

奥へ向かって、あなた達を導くように赤い絨毯が引かれていた。
佐倉 光
「来てやったぞ。俺達みたいなちっぽけなもんに頼らないと変化もできねぇ石頭野郎」
見下していようと、上位だろうと、つまり『俺達が必要だった』からこんな大がかりなことをしたんだろうが。
絨毯を踏んで堂々と進む。
牧志 浩太
牧志はあなたと共に顔を上げ、堂々と進む。
KP
絨毯の果てには、赤い布をたっぷりと張られ、金で縁取られた玉座があった。

玉座に腰かけているのは、赤い服を着た美しい女性だった。
その膝の上には、真っ黒な猫が丸まっている。
そのほっそりとした美しい猫は、光を受けて毛先を金にきらめかせた。
佐倉 光
あの女だ。挑戦的にその前に進み出る。
KP
【アイデア】で判定。
佐倉 光
1d100 85【アイデア】 Sasa 1d100→ 57→成功
牧志 浩太
1d100 90【アイデア】 Sasa 1d100→ 42→成功
KP
あの独特な毛の色に覚えがある。
あれはケット・シーだ。
あなた達の傍らで眠っていたはずの。
KP
彼女はやさしく猫を撫でながら、悠然と口を開く。

「ニャルラトホテプの雛、彷徨うアリス、あるいは夢見るプロメテウス、トートと呼ばれしもの」
「ジャック・オー・ランタンの友でありニーオス・コルガイの求婚相手、ムーン=ビーストの主でありムノムクァの遊び相手」
「ヌグス=ユグそしてノーデンスに縁を結ぶ者、孤独なクラネス王のよき話し相手、ズーラ姫の短き恋人でありヤス=リの導き手」
「そして、ケット・シーの寵愛を受けしもの、彷徨える人の子たる、佐倉光」
KP
「よく、ここまで来てくれました」
赤の女王は白々しくそう言うと、柔らかく微笑んだ。

その声は低く荘厳で、高くなまめかしく、世界の一番底から、遥か天の上から響くかのような声だった。
佐倉 光
「多過ぎ。佐倉でいいよ佐倉で」
うんざりと答える。
全部俺だってのかよ。馬鹿言うな。佐倉光にそんな覚えねぇよ。
佐倉 光
「寿限無かってんだよ。勝手に属性付けんな」
KP
「では、佐倉光さん」
赤の女王はあっさりと認め、あなたに微笑みかけた。
KP
「理知の子。
夢の中でさえ、解き明かそうとせずにはいられない。

あなたの目の中は、聞きたい、問い質したいという気持ちで一杯。そうではないかしら」
佐倉 光
「話が早い。
散々回りくどい情報出引きずり回してくれたお陰で、俺はもう苛々する以上に
俺が何をさせられているのか、牧志は何なのか、お前が最終的に何を望んでいるのか、
俺が得るという全てとは何か、地球の人間を戻す手段は何を想定しているのか、
繰り返される二人の神のメタファーは何を意図したものか。他にも色々知りたくてたまらねぇんだ」
KP
赤の女王がすらりと手を伸ばして一振りすると、彼女の前にトランプの赤のスートをあしらったティーセットの乗ったテーブルと、一脚の椅子が現れた。
牧志 浩太
同時に牧志の背後に柔らかな寝台がひとつ現れたかと思うと、牧志はその上に倒れ込む。
佐倉 光
「牧志……!」
倒れた彼の様子を見る。眠っているだけか?
牧志 浩太
牧志は目を閉じ、深く眠っているだけのようだ。
しかし、目を覚ます様子はない。
KP
「大丈夫、少し眠って貰っただけ」
KP
「語り合いましょう。
あなたはわたしを敵だと思っているかもしれないけれど、わたしたちは敵ではない」
佐倉 光
「さあ、それは互いの思惑と利益次第だ。
今のところは、ひたすら俺たちに対する、一方的な執着しか感じないけど」
眠っている牧志に視線を送る。
佐倉 光
「足掻いて変化をもたらすようなものなら、何でも良かったんじゃないのか?
俺達に興味なんてありはしないんだろ?」
KP
あれだけやっといてよく言う>敵ではない
佐倉 光
なんかムカついたので「敵として見るほどの価値もねーってことだろ?」と返答。
KP
そりゃこんなんムカつくのよ。
佐倉 光
たかが人間使って、言うこと聞かせるために世界を人質にとって、取るに足らない存在に対するこの執着。
気持ち悪いとしか言えないんだなぁ。
KP
「ええ、その通り」
彼女は静かに認めた。
KP
「停滞してしまったわたしたちに、進化を齎せるものなら何でもよかった。

異なるわたしの交わした契約も、このわたしにとっては、うまく使わせて貰ったに過ぎない」
KP
「その中で、あなた達である意味があったとすれば、その強欲さかしらね。
あなた達はとても人間らしくて、強欲」
佐倉 光
椅子、どうしようかな。こねてとびっきり座り心地のいいゲーミングチェアにでもしてやろうか。
KP
ティーセットや椅子に〈夢見〉で干渉することは可能。
椅子をゲーミングチェアっぽいものにするなら3MP
佐倉 光
1d100 81 〈夢見〉で椅子の変形 Sasa 1d100→ 18→成功
佐倉 光
「俺たちは割と常識的な範囲のつもりだけどね」
椅子を歪めてそれに座る。
KP
革張りの高い背もたれと肘掛け、座面があなたを包み込んだ。
エルゴノミクスデザインとはいかなかったが、座り心地は良い。
どこかその形は玉座のようでもあった。
佐倉 光
「Ok、個人に対する悪意なんかじゃない。それなら随分分かりやすい。
そうなると、俺にとって一番大事なのは、アンタの思惑と、今実際何が起きているかだ」
俺たちにしてみれば言いたいことは色々あるけど、今大事なのはそこじゃなさそうだ。
感情に拘っても意味はないだろう。
佐倉 光
「俺はあんたが設定した『すべて』を手に入れる条件を満たしたのか?
あんたはそれで俺に何をさせたい。
結果俺は何を得られる?」
まずはそこだ。
KP
「あなたはわたしたちが失って久しい貪欲さを、ここまで持ってきてくれた。

神である自身を殺して神となり、神としての力を振るった。
停滞の世界よりも現在を選ぶと示し、旧き鍵を手に取って自らの過去と未来を視た。
わたしたちの領域である夢を巡り、わたしである条件を備えた。

それでいてなお、あなたでいてくれた。

あなたは進化のために、十分な働きをしました。
わたしはあなたに、いくつかの選択肢をさしあげるために、ここにいます」

彼女は一度言葉を切り、あなたの目を見ながら紅茶を口にした。
佐倉 光
「交渉下手くそか」

信頼もなく人質ちらつかせたらモチベに繋がらねぇんだよ。
そもそも無理矢理取り上げてるし。
モチベ無くてもド根性で動くレベルの生け贄が欲しかったわけ?
結果、思惑通り俺たちはここまで来たわけだけど。
佐倉 光
「で。選択肢をまず聞かせてくれ。質問はその後でも受け付けてくれるよな?」
KP
「ええ、勿論。
わたしたちは語り合うことができるのだから」

彼女は猫を撫で、穏やかに微笑んだ。
KP
「ひとつは、旧き神の力を借りて、わたしとともに全てのくびきから解き放たれ、新世界の神として次の進化を求めること。

あなたはそこへ、望むものを連れていけるでしょう。
地球の人間の精神も、傍らの友も、何もかも。
そこであなたは、この夢の中であなたがそうしたように、望むものを得られるでしょう。
あらゆることを知り、あらゆる力を振るうことができるでしょう」
KP
「もしもあなたが、それを望まないのならば。
あなたの働きへの対価として、あなたが集めた平行世界の地球の一部分を使って、失われた地球と人間を再建することができる」
KP
「その上で、あなたの望みを聞きましょう。
この世界で神として生きるのか、人として生きるのか。
この夢の世界に安らぎを得るのか、現実に戻りたいと望むのか」
佐倉 光
「俺は、アンタ……『俺』……ニャルラトホテプが、その時々によっては、
さしたる理由もなくとんでもない悪意をぶつけてくるのを知っている」
佐倉 光
「少なくとも今のアンタがそうじゃない、という。
その俺に対する対価が、俺が望むように得られる保証はできるのか」

実際どうなるかは別として、彼女がそうしようと考えているかどうか、は『俺』には分かる?
KP
彼女があなたに向けているのは友愛の視線であり、そこに悪意はないと分かる。
佐倉 光
裏がなさ過ぎてむしろ気持ち悪いな。
KP
彼女はあなたの問いに答えることなく、視線だけで友愛を示した。
ぽつりと、呟くように口を開く。

「不思議の国のアリスという本を知っているかしら? 
夢見る少女が現実のことわりから解き放たれた場所で彷徨う物語よ。

いまのあなたにぴったりだと思わない? 
残念ながら彼女は現実に帰ってしまった。
人間という矮小な枠のなかにね」

佐倉 光
なるほどひたすら転がされて最後に選択肢くれるタイプか。
最初にKPが教えてくれてたよな。
KP
>メインルートは一本道(ドリームランドを牧志と一緒にひたすら旅する話)なのですが、その途中でドロップアウトするエンディングが多数あります。

基本的には「自分で引退を選んでドロップアウトする選択」が多く、突然の罠でロスト! みたいなのはほとんどないのですが、たまーに出目ロスがあります。

>あと一番最後まで到達した場合、いくつかの選択が取れるのですが、選択(エンディング)によっては、あっさり出目ロスすることがあります。

これでしたね。
佐倉 光
出目ロスって幻に溺れるあたりかなぁー
KP
途中のズーラなんかは出目ロスポイントでしたね。

佐倉 光
「ok、ではアンタの目的は既に果たされていて、これはただアンタが俺にした約束を果たそうとしているだけ。
俺が何を選ぼうと、アンタには関係ないということでいいか」
KP
彼女は穏やかに首を振る。
「わたしはあなたを、次の進化を求めるパートナーとして誘いたいと思っている。
けれど、それは強いるものではない。
あなたが自らの意思で選ぶのでなければ、停滞になってしまう。

そして、あなたが何を選ぼうと、わたしはあなたの働きに報いる用意があります。
それが、ここまで来てくれたあなたへの感謝」
佐倉 光
「感謝……」
あれだけ強引にせっついておいて感謝と来たか。
こいつもやっぱり悪魔だなぁ。人間から見ればたちの悪いサイコパスだ。
佐倉 光
「俺が進化を求めた場合はどうなる。
俺は既にアンタの一部のようだが、主導権は?
アンタの一部になって意思も何もない力あるだけのものになるってんじゃ、面白くないな」
うまくいった場合は一番面白いかも知れない。
俺が俺として意思を保ち、力も知る世界も全てを持って新たな平野に行く。
しかしうまくいかなかったら? 未来で見た無気力な俺か。氷室で蹲る肉塊か。なかなかキツい運命が待っていそうだ。
KP
「わたしはあなたと手を取る、そこに主導権はない。対等なパートナー。
メッセンジャーたるニャルラトホテプのくびきからも、その時わたしたちは抜け出すでしょう」
佐倉 光
「旧神の許しは得たと言っていたよな。
前に同じことをしたヤツが出た時には容赦なく叩き潰した奴らが、どうしてアンタには許しをくれたんだ。
もしくは、どうしてアンタは自分は大丈夫だと思うんだ」
ここは大事だ。契約書でもあれば話は別だが、神はそんなことをするのだろうか。
目の前にそれこそあり得ないほど気まぐれな神がいるというのに、旧神とやらがそうではないと言えるか?
KP
彼女はそう問われ、猫の背中を撫でる。

「この猫はバーストという名前で、旧き神の一柱。
そして彼女はわたしの友人です。
旧き神は敵ではない。わたしたちをゆるしている。

ムーン=ビーストの都市での猫たちを見たかしら? 
わたしたちはこのかわいらしい生き物にとって、あの程度の矮小さしか持たないがゆえに、わたしたちはゆるされている。
ちっぽけなペットのようにね」
佐倉 光
「……え?」
どう見てもケット=シーなのに。めちゃくちゃ上位存在だったって?
佐倉 光
「それは予想外。ご本人……柱? 猫? 目の前にいるんじゃな」
そうすると猫の気に障らないようにやっていけってことか。
……結構難しそうだな。
KP
「わたしたちはかれらにとって、あまりにもとるにたらない存在。
彼らのように牙を剥くことなく、いい子でさえいれば、すべての英知は開示されている」
佐倉 光
「いい子でいれば、ね」
それは『すべてを手に入れた』ことになるのか?
くびきを離れてもうひとつだかふたつだか大きなくびきに首を通す。
まあ悪くはないかも知れない。
少なくとも更に自由に動けることになるんだろう。
佐倉 光
「ただその場合、地球なんかは前の姿じゃない、新たな物になるってことかな。
今までの歴史とか全部すっ飛んで、人間も新世界の住人として生きることになる?」
佐倉 光
「どう生きさせるかどうかも好きにしろってことになんのかな」
KP
「ええ、そうなります。
地球の歴史さえあなたが造って構わない。
彼らがどのように生きてきたかも、どう生きるかも。彼らに幸福を望むのかも、波乱を望むのかも」
KP
猫は彼女の手の下で、気紛れな猫そのものの形で喉を鳴らした。
佐倉 光
「分かった。じゃあ次、新世界を望まない場合だ。
集めた欠片で、元通りの地球を作って、望んだように生きてゆく。

これで神を選ぶ場合は、アンタが逃れたくてたまらなかった、制限だらけのメッセンジャー、
つまり『未来』の俺になるということかな」
KP
「あなたがそれを望むなら。
人としてのあなたの心が抗うことを望み、抗うことができたのなら、神のうちで人であるまま生きることもできるでしょう」
佐倉 光
なるほど……

何もかも新しい新世界で思うままに振る舞う自由を得る可能性か。
知る世界で力を得る可能性か。
元通りの人としての安寧か。
俺についてはそんなところだな。
佐倉 光
大分魅力的に見える選択もあるな。
佐倉 光
さて、疑問はまだある。
佐倉 光
「牧志は一体なんだったんだ?
俺が神に近づくたびに神の従者になっていくなどなら分かる。

俺の従者に始まって、力を得るたびにヒトになると思わせて行き着く先がガーゴイルだ。
全く意味が分からない。
フランケンシュタインの怪物と言い、何かを示していたのか?
それとも、俺を混乱させるための戯れ?」
KP
「彼は、あなたのための人間」
彼女は寝台の上の牧志に、慈しむような視線をやった。
KP
「人間の痛みを、弱さを、儚さを、死を、狂気を、罪を、貪欲さを、優しさを、そして心を。
あなたが忘れないために、あなたの横に置かれる人間。
そして、夢見るプロメテウスたるあなたの創造の比喩。

そのために、あなたが神となる程に、彼は人になった。
そしてあなたに人を思い出させた、そうでしょう?
彼なくしては、あなたの旅はもうすこし孤独であったはず」
佐倉 光
「……確かに。その通りだな」
佐倉 光
「牧志が居なければ、俺は」
神になることを躊躇ったりしなかっただろう。
自らを失い溺れてしまったかも知れない。
失われた地球を見限ったかもしれない。
『吽ノ間』ネタバレ
KP
「ガーゴイルには、聖堂から罪を集めて禊ぐという謂れがあるの。

彼は罪を吐くことによって滅亡の罪を負った。
だから罪を禊ぐために、もう一度その罪を注がれ、吐き出さなくてはならなかった」

KP
牧志なんだったの? とかフランケンシュタインの怪物の意味は? とか、KPC(NPC)に関わる出来事の意味はシナリオにあまり解説がないため、
シナリオ解説にあったお話構造的な理由(メタ的な意味)も混ぜてKPの解釈ドォーン! しています。
佐倉 光
ありゃ、そうなんだ。何か意味ありげだと思ったら、予想を裏切ってPLPCをびっくりさせる仕掛けだったのかな?
いいと思います! まさに牧志にぴったりですしね!
KP
意味ありげではあるけど、シナリオに記載のないものが意外と多いんですよね。
それっぽい舞台設定というだけなのかも?
佐倉 光
ニャルですし、夢ですしね!
KP
夢ですしね。アリスな不条理の世界なのかもしれない。

佐倉 光
「では、地球を作ることにした場合も、牧志に危害が及んだりはしないんだな?
牧志がどう在るかを望むのも俺次第」
KP
「あなたがまだ少しだけ人であるぶん、彼はまだ、真の意味で人ではない。
彼を真の人間としてこの世界の地球へ戻したいと望むなら、そのためにもう少しだけ神の力を使う必要がある。

けれど、必要なのはそれだけ。
そう、あなた次第」
佐倉 光
「俺次第かぁ」
どれにしようかな
佐倉 光
さーて。折角の分岐なのでそのまま人間に戻るはナシとして!
どっちにしよっかなー。

もし首尾良く生還できた場合(ロストなし神ルートあるのか??)、全然違う世界で別の立場のメンバーで遊べる可能性が、なかなかに魅力的だなー
ここまで強欲で突っ走った佐倉が、そんなにリスクゴリゴリに高そうに見えないチャンスをむざむざ逃すとは思えないんだよな~。
そして現実的に考えるとロストなし神生還なんてルートあるわけないだろうとも思うんだよね。
まあそれならそれでも。
とにかく「自分でいられる」なら人間でも神でも構わないし、神でありながら人間の意思を持ち続ける可能性が示されているんだ、試さない手は……ないよなぁ!
KP
「新世界の神になる」場合、全能の存在になるので、探索者としてはロスト扱いですね。

ただ、本当に「何でも望める」ので、その世界に人間の形をした分身を作り出すことも可能かな、とKPは思います。
「この世界でニャルラトホテプになる」場合、人の心を保つことができれば、「ニャルラトホテプ探索者で参加可能なシナリオ」なら参加可能です。

一つだけKPCがニャルラトホテプなシナリオ知ってる。
佐倉 光
「ニャルラトホテプ探索者」なんて存在が在るのかぁー
それってもう遊んだことあります?
KP
こちらは遊んだことがあります。
さすがに他に(PYXそのもの以外で)ニャル探索者可能なシナリオがあるかどうかは知らない。
KP
https://booth.pm/ja/items/4773833

あったあった、これこれ
アンハッピーエンドによろしく SPLL:E119655 - まどろみ映写室 - BOOTH
佐倉 光
これやるとしたらKPシナリオやったことない、PLは経験済み になっちゃうけどそれでもいいんだろうかw
私は構わん。
KP
私も一向に構わんッですね
ドタバタと状況を楽しむシナリオなので。
佐倉 光
あと、新世界で上手いことやって立場が違う自分たちを作って放流する、ってのもまあアリなんだけど。
迷うなぁぁぁ
どうせ散るなら新世界に挑みたい気もするしぃ~

佐倉 光
俺は俺のままでいたいし、力が欲しいよ。
牧志に害なしているのがニャルラトホテプだっていうなら、それと同等か上回る存在になってしまえばいいんだ。

大体昔から力を望んでいたはずだ。
それに背を向けるなんて、まったく俺らしくないな。

地球は、人類は、一度終わってしまった。
強引に終わらせられたにせよ、それもまた流れ。
それなら。


必ずしも何もかもが元のままである必要はないんじゃないのか?
KP
赤の女王は静かに、あなたの問いあるいは選択を待っている。
牧志 浩太
牧志は静かに寝台の上で眠っている。
あなたが起こしてほしいと望むなら、起こして言葉を聞くこともできるだろう。
KP
あなたはここで、あらゆることができる。

地球を再建することができる。
赤の女王の手を取ることができる。
来た道を戻って、ドリームランドの中に安らぎを求めることもできる。

牧志を人間に戻すことができる。
戻さないことも、異なる形にすることもできる。
牧志を再建した地球へ戻すこともできる。
牧志とともに行くこともできる。

神となることもできる。
人となることもできる。

全てはあなたの望みと、力次第。

KP
KP注:互いに矛盾しないものであれば、複数の行動を取ることもできます。
佐倉 光
新世界=女王の手を取るになるかな。
KP
あ、ですね。そうです。>新世界=女王の手を取る
佐倉 光
そうなると一択かな? 上手く行かなかったときがアレだけど。
佐倉 光
あえて半端者を選ぶぜ!
新世界は相棒が気に食わなかったらしい。
KP
あ、念の為。
牧志も一緒に連れて行くことは可能です。
赤の女王は絶対来るけど。>新世界
佐倉 光
隣に立つのが赤の女王なんて面白くないし信用に値しないから嫌だ、であり、牧志が来る来ないとはあまり関係がないのです。

佐倉 光
「牧志を起こしていいか。
あいつのことに関しては、意思を聞いておきたい」
KP
「ええ、勿論」
彼女が静かに手を振ると、寝台の上で牧志が身じろぎした。
牧志 浩太
「あれ、俺……、こんな所で寝てたのか?」
牧志は不思議そうに数度目を瞬き、寝台の上で身を起こす。
目の前に赤い女の姿を見つけて、はっと寝台を飛び降りて身構えた。
牧志 浩太
「もしかして、あいつが赤の女王なのか」
佐倉 光
「色々あって休戦中」
佐倉 光
「で、俺色々あって神やってみようと思うんだけどさ。
マジで断腸の思いだけど、新世界は諦めるとして……」
深呼吸をする。
佐倉 光
「まずは地球や人間を元通りにするだろ?
で、それが終わったら、今まだちょっと不安定な俺の心を、このまま神として定着させようと思っててさ」
佐倉 光
「お前はどうする? 人間に戻る?」
人間に戻ることを望むなら、痣は消してやれないな。
痣を消したとしても、『佐倉』というニャルラトテップが干渉することになるので結局痣は消えないだろう、と佐倉は考えている。
佐倉 光
「俺としては、前の俺を知ってるヤツが側にいてくれると色々助かるとは思う」
佐倉 光
「とはいえ、希望は聞いておきたいと思って。
なんなら夢の国への移住も選べるぜ?」
牧志 浩太
牧志は迷わなかった。

「俺?
佐倉さんと一緒に行くよ。

前の暮らしや友達のことも惜しいけど、俺だけ帰る気はないしさ」
牧志 浩太
「あ、そうなるとシローのことだけ、悪いけど誰かに頼んでいかないといけないな。
ずっと任せるわけにいかないし、施設かな……、それとも、浩子さん達に任せられるかな」
佐倉 光
「うまくやれば、シローの目くらい治せるし、親を探してやることもできるだろ。
すぐに元の生活を捨てる必要もないだろ?
シローが一人で歩けるようになるくらいまでは、人間の振りをしていればいいさ」

神父が、今まで通りの付き合い方をしてくれるとは思えない。
俺は裏の仕事を続ける事はできなくなるかもしれない。
牧志 浩太
「そっか、確かに。
あいつだって、しれっと街に混ざってたりしたもんな」
佐倉 光
「もし俺がしくじったら、浩子さんたちに任せよう」
牧志 浩太
「そうだな。
その時は悪いけど、任せよう」
牧志
佐倉 光
※一緒に行く牧志はどうしたらいいのかなぁ。
片目くんと同様の「神が望む限り死ぬことはない人間」か、「神の従者」か、それともまんまんとニャルの思惑通りになるけど「神の一部」か。
試練は受けてないけど、新世界に出るつもりがなければ神格の一つになる、のは可能なのかなぁ。

ただ神になるってことは、根っこは「アザトースのために存在する」ってことになるかな?
KP
その場合、「神としての力を使って、彼を望むように変える」ということになります。

神の従者のままにしてもよいし、あなたが望む限り死なない人間にしてもよいし、あなたの一部にしてもよい。
何か別のものにしてもよい。アーティファクトとか。

ただ、「ただの人間」に戻した場合、あなたより遥かに早く寿命で死ぬでしょう。
神になる場合、根っこはそうなりますね。
佐倉 光
神になるイコール即座にどっか行く、じゃなくて、ニャル探索者になって今までの位置に足をかけつつ
だんだん人間とは別の道に歩いて行くのかなってイメージでした。
佐倉 光
もし牧志もニャルになるなら、『別の存在である』ということを確かめて前に進んだ、そのシナリオを作ったのと同じ人が作った、同じ舞台のシナリオで、同じ存在になってしまうの、とんでもない皮肉だなと。
KP
そういうのも可能ですね。>だんだん
即座に「神だ!」ってどっかいってもよい。

>同じ存在になってしまう
ああー、確かに。
そう思うととんでもない皮肉。
佐倉 光
迷ってましてねー。

同じ存在になる だとなんかあったとき止めてもらえないかなと思ったり……したけど、根っこは同じだけど実質違うものだからまあ、アリかなぁー。

別のもの、で従者や人間だと神は止められない気はするからなー
KP
従者や人間だと神を止めることはできないでしょうね。
同じ存在だと、化身同士でアレコレしてる所を見るに止めてもらうことはできるだろうけど、佐倉さん側に何かあったような時、牧志が牧志でいられるか次第かも。
佐倉 光
そこは今までも散々示されてきた通り、意思は激強の牧志くんですから、佐倉が流されても何とかしてくれるでしょう。

佐倉 光
俺は、とんでもなく愚かなことをしようとしている。
牧志を食おうとしていた神に、自分諸共進んで差し出そうとしている。
人の意識を保った神などという、不安定な存在になろうとしている。
それでも、

俺は知識と力が欲しい。
大事なものをひとつも零したくない。
相棒に側にいてほしい。
俺は俺でいたい。


自分と牧志を人の心を保ったまま神とし
地球を復活させ
かつての場所に戻る
牧志 浩太
牧志はあなたを信じて、いや。
どうなろうと自らの望むようにするのだという目で、迷いなく微笑んでいた。
KP
赤の女王は静かに、あなたの宣言を待っている。
佐倉 光
「地球と人間を元に戻し、俺と牧志は自分のまま神として、元の場所に帰る」
静かに力強く宣言して、過去に決別する。
いや、未来へ進むんだ。
KP
「分かりました」

赤の女王はすらりと玉座から立ち上がった。
猫がひらりと彼女の膝から離れ、玉座の頂点に飛び乗った。

赤いドレスが床へと長く広がって、赤いきらめきでその場を満たす。

「これまでにあなたが集めてきたものは、かつてあなたも訪れた、平行世界の地球の一部分」

「あなたはわたしに、進化の可能性を示してくれ、そして人間だった頃の貪欲さを思い出させてくれた。
その対価として、わたしは神の器たるピックスの中にあなたの集めたパーツを封じ、滅んだ地球を元通り再建しましょう」

彼女は朗々と告げる。
儀式めいた仕草で、細く指の長い手を差し出す。
KP
「ピックスを、こちらへ」
佐倉 光
背嚢から取り出したピックスを手に乗せる。
佐倉 光
俺たちは運が良かったのか。
 それともこの上なく悪かったのか。
KP
「よろしい」

彼女が微かに目を伏せて微笑むと、ひとりでに開かれたピックスの上に、あの赤い宝石、薔薇、そして小さなガーゴイルが浮かび、くるくると回転を始めた。
佐倉 光
組み合わされてゆく世界の欠片を眺める。
こんなものが世界を再建するだって?
KP
「ピックスは神の器たる世界を形作る。
わたしたちの依代たる赤い石は、地球再建のための力となる。
彫像は滅亡の罪を禊ぎ、やさしき薔薇は、愛と赦しをもたらすでしょう」

彼女の宣言とともに、それらは溶岩にも似た赤い奔流に変じ、ピックスの中に吸い込まれて収まる。
佐倉 光
牧志を人間に戻すのに、ピックスを食うか食わせるかしなきゃ駄目かと思ってた。
やらなくて良かったな。
KP
テーブルの上へと大事そうにそれを置き、彼女は高らかに笑う。
笑みが深くなり、口元に皺を刻んだ。

「強欲なる神の雛よ、いまひとたび最後の試練を与えましょう。
ピックスに息を吹き込みなさい」

なみなみと満たされて輝く地球のはじまりを前に、女王は尊大に、楽しげにあなたを見ていた。
佐倉 光
「俺の呼吸で地球を蘇生させるって?
人工呼吸やったことねーんだけどな」
まあ軽い軽い。
佐倉 光
深く息を吸い込み、この旅の始まりに見た蒼い輝きを思い出しながら息を吹きかける。
KP
ピックスに息を吹き込む。
その瞬間、意識がぐらりと歪む。

あなたの全身に、強い力で押さえつけるような負荷が与えられる。
全身を折り曲げ折り畳もうとする強い力の中、あなたは牧志もろとも、その小さな器に呑み込まれていく。
佐倉 光
閉じ込められる。
佐倉 光
ようやく帰れる。
俺はこれからずっと、こんな矛盾を抱えてゆくのかも知れない。

KP
呑み込まれていくあなたの視界に、目の前で赤い奔流が膨らむのが見えた。
それは大きく膨らみ……、膨らみ……、膨らみ……、次第に赤い表面が凍てつき、岩の塊へと変じていく。

その表面に雨が降った。
空の果てから降りしきる雨は、岩の間に溜まり、湖を作ってゆく。

湖はやがて繋がって、大きくたゆたう。
その内側に揺らめいていた神秘を呑み込み、その奥から泳ぎ出してくる不定形の生き物どもがやがて尾を、鰭を、水掻きを備え始める。

それらはひとつまたひとつと追い立てられるように水のない場所へと上がり、心細く身を寄せ合いながら生きるようになり始めた。

やがて地上が巨大な緑に覆われ始めると、その合間で暮らすようになった。
あるものは地上を闊歩する巨大な蛇となり、あるものは物陰で暮らす小さな鼠となった。
巨大な蛇たちが世界から姿を消すと、彼らは洞窟を出て世界を覆い始めた。

それをあなたは、小さな器の中から眺めていた。
佐倉 光
これは知っている。そうであると人間である頃に知った通りのことが起きている。
佐倉 光
「すげぇな。こんなの人間には見られない世界だぜ」
生き物がちょっとしたことで死に、進化して生き延び繁栄し、また死んでゆくのを心を躍らせ見つめる。
牧志 浩太
「地球の再建って、こうするんだな。最初から作り直すんだ」
どこからか牧志の声がした。
KP
世界を覆い始めた生き物たちは森を燃やし、炎のように広がり始めた。
互いに争い、滅び、また生まれては、少しずつ緑の大地を灰色に染めてゆく。
牧志 浩太
「ちょっと勿体ないような気もするけど、これが今の俺達の世界なんだな」
佐倉 光
「何もかもがうまくいったわけじゃない。だけどその結果だからな」
無数の『俺』が介入したに違いない。
KP
灰色の街の中、土色の街の中、砂の合間、海の合間、深い森の合間にそれらが遍く満ちた頃、大地を取り巻く星のひとつから「何か」が人間たちの心を引き連れて舞い降りた。
KP
そして、目の前で青く輝きながら回転する球は、あなたの知る地球になった。

覗けば海の中に小さく点を打つような島の上、渋谷のスクランブル交差点を歩く東浪見の姿が見えた。
佐倉 光
「これが俺たちの世界だ」
佐倉 光
「行こう、牧志!」
声がした方に手を伸ばす。
佐倉 光
歓喜の声を上げ、世界へと飛び込んでゆく。
KP
歓喜の声を上げて飛び込もうとした、その時。
その手を、脚を後ろから引くものがあった。
無数の触手があなたの全身に絡みつき、あなたを引きずり込もうとしていた。

それは、無数の『あなた』であった。

世界を嘲り笑う黒の男であった。
巨大な三本脚の化け物であった。
高らかに笑う赤い女であった。
ジャッカルの頭を備える神であった。
気障な視線で笑う髑髏紳士であった。
闇を彷徨う無形の赤であった。
光のない眼で嗤うあなたであった。

そうして『あなた』を、意思なき意味なきメッセンジャーの一部、ひとつの仮面へと変えようとする、この世界の軛であった。
とある判定があるらしい!
佐倉 光
おっとこれは大分やられそうな気配。
【POW】の薬はここで必要だったなぁー
KP
牧志はいかなる【POW】判定も成功させる使い切りのAFを持っています。
青い花以外なら牧志のAF使ってもいいですよ。
牧志は抵抗しないので。
佐倉 光
ここで牧志の奪うのは絶対無しでしょ
運命の判定!
佐倉 光
1d100 64 神か人か Sasa 1d100→ 42→成功

佐倉 光
俺は俺だ。
KP
あなたは神の器の中に折り畳まれてゆく。
あなたの人間としての意識が、強い力で捻じ曲げられ、押しつぶされ、縮んでいく。
あなたはひどく小さく、世界はとても大きい。

しかしその中で、あなたは叫んだ。
強欲に。独善的に。──断定的に!

俺は俺だ、と。
KP
あなたの意思が、神の軛を引く。
その結果あなたは神であり、同時に、あなたであった。
あなたは神の器のなかに取り込まれこそしたが、人としてのあなたの意識を、現在正気度 分、残した。

あなたを縛るものはない。
あなたは神としての自分と人としての自分を両方持ったまま、これからも神の雛と呼ばれ続ける。
人であり神であるものとして、いつか、その意識が消滅する日まで。
KP
あなたはその人の意思と神の力をもって、傍らで神の一部となろうとしている「牧志」を、あなたの望む形で傍らに留めることができる。

あなたは彼に、どんな形を望むだろうか?

踊り続ける巨大な結晶体であることを望むのならば、判定なし。
それ以外の形を望むのならば、(中略)
その結果によって、どの程度あなたの意思が反映されるかが変わる。
佐倉 光
それはもちろん、俺が知っている牧志にほかならないだろう。
俺にとってはどんな姿をしていようと本質は変わらないが、人にとってはそうではないのだ。

ここで牧志の薬を使おう。
あいつは人との繋がりを絶たれると……悲しむからな。
牧志 浩太
「それ」は、無形の存在感となって、あなたの傍らに辛うじて存在している。
あなたが手を伸ばさなければ、背後の巨大な『神』に、いまにも呑み込まれるだろう。
佐倉 光
「牧志。持ってるだろ、あれ。
気合はいるやつさ」
牧志 浩太
あなたの傍らで人の形を失い、目の光を失い、神の一部となろうとしていた「それ」が、ふとあなたの声に反応した。
目前で砕けた結晶となって崩壊した「それ」の中から、古ぼけた黄緑色の薬瓶がひとつ浮き上がって、あなたの手に収まった。
佐倉 光
薬を引っ掴んで飲み干し牧志の手を取る。
手がない?
さっき薬をくれただろう?
そこが手だ。俺が決めた。
KP
OK。牧志から黄緑の薬(【POW】ロール自動成功)を受け取って使用する。
KP
あなたは「それ」を「牧志」と定義する。
あなたが手を伸ばした場所を、「牧志」の「手」と定義する。
「手」に繋がっているものを「肩」と定義し、「肩」から「胸」を定義し、あなたの知る形を定義していく。
牧志 浩太
出来上がったそれは人間によく似ていた。
牧志浩太の名と形を持つ、『あなた』の一部だった。

あなたはその中に、あなたが望むように、「それ」を吹き込んだ。
牧志 浩太
「……、佐倉さん」

形を得た「それ」は目を開き、微笑んで、あなたを「佐倉光」と定義した。
それの首筋に、もはや赤い痣はなかった……、それはあなたの生贄ではなく、あなたの一部だからだ。
佐倉 光
「牧志!」
痣がないことに気付いた時、胸の奥がずきりと痛んだ。
そして同時、人間の最後のひとかけらが神に変じた。

俺たちは個である。だが同時に同じものである。
俺たちは自由だ。だが同時に使命を与えられたものである。
まあ、人間が呼吸をしないと生きられない、程度の意味でしかないさ。
牧志 浩太
「よかった、……俺だけど、佐倉さんだ」
『牧志』であるあなたの一部は、あなたの眼を見て、その中にある青く輝く地球を見て、嬉しそうに笑った。
悠然と、やさしく、世界すべてを慈しむように。
KP
ちなみに、イブクロ君はどうする?
牧志の一部として一緒に存在していてもよいし、ただの胃袋に戻してもよい。これは判定不要。
佐倉 光
イブクロか。俺にとっての牧志は『そう』であるものだから、そのままだ。
意外と仲良くやってたし、邪魔になったら牧志が変えるなり消すなりするだろう。
KP
そのようにして、あなたの、あなたたちの、邪神の雛としての試練は終わる。
あなたはニャルラトホテプである。
これまでも、そしてこれからも。永遠に。

あなたは外なる神々のメッセンジャー、心であり魂。
その存在は人々に狂気と混沌と堕落を齎し、その精神はいつもすべてを嘲笑している。
あなたの人としての意思や行動さえも、巡り巡って運命の意図を引き、『あなた』に世界を嗤わせるのだろう。

あなたはどこにでもいて、どこにもいない。
あなたは全てであって、それでいてあなたである。

無貌なる邪神よ、願わくは、あなたの混沌によって作り出される楽園が、あなたにとって心地よいものでありますように。
神になっちゃった
KP
シナリオ的にはここまでですが、ここで終わっても、以後好きな事をしても構いません。
せっかくの神ですし、それからどうしたの後日談があっても面白いかな。
佐倉 光
折角の神だし、これとは別にオリジナルシナリオでもフリーな会話でも、別途やった方が楽しいかも知れませんねー
それからどうしたのをちょろっとやろうかな?
といってもノープランなんですけどね。
KP
ですね、せっかくの神だし。
ここではちょっとした後日談をして、
それこそ会話するだけのシナリオとか、フリーな会話とかで別途詳しくやりますか。
佐倉 光
やっぱ牧志も美形になっちゃったのかな?
それとも「佐倉が知っている牧志」だからそのままだろうか。
神になったからってしたいことは……
シロー周りをなんとかしようとする、くらいかなぁー

あとは、神父に「デビサマ続けてて……いい?」って訊きに行くとか。
KP
牧志か~。
必ずしもAPP18の化身ばかりじゃないし、そのままでもいいけど、
牧志もAPP18になっちゃってたらそれはそれで異様で面白いかも。
『神の一部』になったということは、人間の振りしていても何かしら異様な気配は持っているでしょうしね。

神父にはめちゃくちゃ「は?」って目で見られそう。
佐倉 光
そもそも入れるのかどうか。
テリトリー侵すなって怒られそう。
KP
なんだい、喧嘩でも売りに来たのかね? って顔される。
佐倉 光
失業しちゃった。悪魔退治すると怒られそうだからハッカーで食っていかないと。
佐倉は失業するのが最初のイベントかぁー
とりあえずシロー君抱きしめに戻るぞ。
佐倉 光
苦労話は今度冒頭でやることにして、東浪見やシロー、波照間たちに再会したとこで終わってもいいと思うの。
KP
ですね!

佐倉 光
堕落し、絶望し、狂気に落ち、そんな人間を見るのが楽しいからこそ、苦境から救おうとする『俺』も存在していても面白いじゃないか。
それが例えひとときの安らぎや喜びであっても、人間にとってはそれが何より大事なことを、『俺たち』は知っているのだから。

人としての俺が大事だと思うものを守る間は。
飽きるまでは。
しばらく人間の振りをして生きるのも悪くないだろう。

なあ、相棒?
佐倉 光
「家に帰ろうぜ! シローを安心させてやらなきゃ」
牧志 浩太
「だな!」
牧志は笑ってあなたの手を取り、目の前の漆黒の空を指さした。
そこからは赤の女王も金色の猫も、縞瑪瑙の城さえ消えている。
あなた達は星の煌めく空のただ中、青い星の前に立っていた。

牧志が指さすと、そこへ向かって輝く道が一筋、引かれていく。
牧志 浩太
「帰ろう」
そうしてあなた達の楽園へ帰るため、牧志は一歩踏み出した。
佐倉 光
ヒトならぬ身となった自分たちが以前と同じように生きて行けるのかは分からない。
それでも道を辿ってかけがえのない日常に帰る。
まずは、自分たちが取り戻したものを確かめるために。

牧志と同時に道に踏み出す。

KP
滅びの記憶は、人々すべてにとって不思議な夢となっていた。
人々はその日奇妙な終焉の夢を世界の全員で共有し、そして目覚めたのだ。

イス人が曰く、図書館の記憶を人々から消した時に、その前後の記憶も曖昧になったそうだ。
あなた達にとっては、それは都合の良いことだったかもしれない。

一度滅びを得た人々は、あるものは真実そのような事が起きたならどうするかという思考を始め、あるものは日常の掛け替えなさを少しだけ噛みしめ、あるものは他愛ない夢に過ぎないと、また連続する日常を歩みだした。
KP
あなた達は輝ける道を歩み、青い星へと飛び込んでいく。
青い星がみるみるうちに近づき、大陸の色が見え始める。
大陸の傍らの海の上の小さな島が見え始め、山々のうねりが見え始め、その上に並ぶビルや線路が見え始め、そして、見慣れた街の風景が見えてくる。

そして、あの、ずっと帰らなかった、あなた達の自宅が見えた。
KP
あなた達の自宅は、変わらずそこに存在していた。
ずるむけ荘は元気に住人が少ないが、辺りには燃え盛る炎も、うろつき回る死体たちもなかった。
KP
まるで全てが、そんな夢のようだった。
佐倉 光
「俺の車、図書館に置きっぱなしだ……」
そんなどうでもいいことを思いだした。
牧志 浩太
「はは、車なんてなくても好きな所に行けるのにな。
あ、でもシローと一緒に出掛けたりするし、やっぱり車はあった方がいいか」
そんなことを思い出すあなたに、牧志が小さく笑った。
佐倉 光
「東浪見はさっき駅の辺りにいたな。シローは、あれからどうしていたんだろう……」
逸る心を抑え、いつも鍵を入れている隠しポケットを探る。
俺はいつもの服を着て、いつもの荷物を持っているはずだ。そう望んだんだから。
KP
あなたは望んだ通りの服を着て、望んだ通りにいつもの荷物を持っている。
そこからは、望んだ通りに自宅の鍵が出てくる。
佐倉 光
鍵を差し込んで開き、 「ただいまー!」と声を上げる。
心なしか少しその声は高く大きかった。
KP
「おかえりー!」
波照間 紅
「ああ、お帰り。今度は何があったんだ?」

……リビングの絨毯の上に座っていたシローが、元気よく声を上げた。
シローの面倒を見ていてくれたらしい波照間が、こちらを振り返る。
その横には、東雲もいた。
牧志 浩太
「た……、だいま」
牧志 浩太
「ただいま……!」

その穏やかな風景を見て、笑っていた牧志がへたりとその場に崩れ、ほろりと涙をこぼした。
佐倉 光
「……」
なんでもないことのように、笑って、軽く感謝を述べるはずだった。
喉の奥が不意に痛くて何も喋れなくなった。
1d100 69〈言いくるめ〉 Sasa 1d100→ 83→失敗
佐倉 光
ちょっと遠出を。
佐倉 光
まあいろいろね。
佐倉 光
波照間さん、いつもありがとう。
佐倉 光
シロー、今度の休みにさ

なにひとつ、言葉にならなかった。
佐倉 光
「ただいま……」
万感の思いがこもってしまった。
目の前の景色がぐにゃりと歪んだ。
KP
不思議そうな彼らの顔が、視界の中で歪んだ。
東浪見 空
「や、さっき頼まれたやつ買って……、おー、佐倉さんに牧志! 戻ってたんだ、お帰りー」

東浪見の声が、後ろから聞こえた。
何もかも揃っていて、欠けていなかった。
旅の果てにあなたの望んだ世界だった。
KP
「さくら、まきし、おかえり!」
シローが嬉しそうに、あなたに駆け寄る。
佐倉 光
小さな体を抱きしめ、柔らかな髪を何度も撫でた。
あの後彼が望んだだろうことをいつまでも。
KP
シローはくすぐったそうにしながらも、嬉しそうにあなたの抱擁を受けた。
佐倉 光
もう二度と零さない。
シローも、東浪見も、波照間さんも、俺たちが生きてきた世界も。

今の俺たちには全てを抱えきれるほどの力があるのだから。
KP
そんな人を望む神の小さな箱庭を、何処かで『誰か』が嗤っていた。

それもまた、この限りある世界の一幕。


ニャルラトホテプキャンペーンシナリオ『PYX』
第三話『楽園は無貌』

エンドN:無貌、混沌たる楽園の邪神 にて、終幕。


KP
ありがとうございました!
最後ドリームランド編を思いっきりやったのもあって大長編でしたが、お付き合い頂けて幸いです。

小さな邪神の今後に幸いあれ。
神の今後
佐倉 光
しかしここの二人一番平和に生きられるのでは。
ニャルになっちゃったんならニャルからのちょっかいは止まるんだろうし、他の神との諍いがあるかもしれないけど今まで程色々巻き込まれることもないだろうし。
生きてる? ってのはまあ、疑問があるけれども。
生きてはいるよな。
真っ先にやるのはみんなの無事を確かめるために&人間としての幸せに浸るために、みんなを呼び集めてパーティ~~! かな!
佐倉がすっかりパリピに。
KP
神ですからね。巻き込まれて死にそうになることも、何かを失うこともないし。
巻き込まれるのではなく、自分から別ニャルや他の神の災厄を防ぐために動いたり、諍いを受けたり起こしたりという立場になりそう。
なんと、一番平穏な二人だ。いずれ人としての意識が摩耗して消滅するまではですけど、平穏に暮らせるのなら、それも延ばせそうだし。

APP18になったしパリピになった佐倉さんだ。すごい。
逆に何か大きな災厄があって、それから近しい人々を守るために人間としての意識と意思と力を振り絞って消滅する、とか、そういう流れもちょっとありそう。
力があって介入できてしまうものだから。
佐倉 光
もし、万一、そんなことがあればね。
このふたりが別の世界の佐倉や牧志、その近辺の人たちに干渉するなんて事もあるかも知れないね。
KP
ああー、ありそう。実は背後で動いているのかもしれない。
佐倉 光
塔牧志を陰で支えてたり、ただ壊れるんじゃなくてそうした存在になるように導いていたら面白い。
KP
ああー、それは面白い。
塔牧志がぎりぎりで存在できているのは、この二人の助力があるかもしれないのか。
佐倉 光
別ルートの二人に干渉するほどに、彼らのニャルへの縁が深まってしまう。
だから「助ける」みたいなアクションは控えているのかも知れない。
ある意味ここの二人は「捕まってしまった」ことになるし。
KP
直接助ければそれは縁を深めることになってしまい、そんな行動を他ニャルは嗤いに来るだろうと分かっているから、二人は直接的な行動を控えているのかぁ。
ニャルラトホテプが策略を組む時にそうするように、背後でひっそりとパズルを組み替えるように遠回りな干渉を通して助力しているんですね。
佐倉 光
それがまた面白い感じになっているのかも知れない。
そうつまり、たまーにシナリオにあるご都合展開はこいつらの仕業だったんだよ!
まああとそういうことすると正気度 イカれそうですしね。
KP
なるほど! そうだったんだ!
ですねぇ。
ちゃんと(?)神になったことで、「何か神の力を使うたびに正気度 -1d3」はさすがになくなってそうだけど、それでも大きな事したら正気度 減りそうだし。
佐倉 光
「不条理ご都合全部ニャルのせい」がこんな形で解決するとは。
KP
するとは。
佐倉 光
5%くらいはこの二人のせいかもしれない。
分岐だから! って思い切ってこんな道に進めてちょっと嬉しいです。
ありがとうございました。まだ終わってないけど……
そしてダイス成功して良かった……
KP
こちらこそ、思い切ってくれて、佐倉さんがニャルとの闘い(ダイス勝負)に無事打ち勝ち、結果として面白い道が生まれて嬉しいです。
ご都合展開の背後に二人、なるほどなぁあーってなった。

本当にダイス成功してよかった。失敗してたら牧志の目の前でメッセンジャーたるニャルラトホテプの一部と化していましたからね。
で、そんな「ニャルラトホテプ」が牧志をどうしたかというと、たぶん二人の道を嘲笑って、一番「面白い」(酷い)ことにしていたと思うんだ……。
佐倉 光
ああー。それは本当にうまくいって良かった。
そう、佐倉がうまく行かなかった場合は、牧志はどうなるだろうな、とは思ったんですよね。
それでもあの場面で(佐倉視点)おそらく牧志も必要になるであろう薬を取るって選択肢はないなと。
中の人的にはそこはギャンブルしないとダメだろう、と思った。
そしたら牧志の組成変える判定の方が難易度高かったから綺麗におさまった。
彼の薬を彼のために使うなら迷う理由はないし。
KP
ですね、その結果綺麗におさまった。
あそこで薬を取ったら佐倉さんは人としての心を残せても、牧志がどうなるか分からなかったし。
よかったよかった。
それは佐倉さんの人としての意思(POW)の強さのおかげでもありますね。
ズーラ姫との人間POW対抗に成功したおかげで人間POWを吸われなかったのもあるから、それが色んな所に効いてる。
佐倉 光
ああー、あそこ負けるとやっぱりまずかったんだ。
KP
あそこ負けると人間POWを吸われてました。
佐倉 光
なるほどー。
我の強さが功を奏した!
しかしメガテン的にもたぶんカオス値ぶっちぎってPCからドロップアウトしちゃった>神父に「カエレ」って言われる
KP
あー。ああー。ニャルラトホテプになったってつまりそういうこと。>カオス値ぶっちぎってPCからドロップアウト
そういえば境界をぶっちぎってカオス値もぶっちぎりましたね。
佐倉 光
ニュートラルカオスかなー。
どっちもぶっちぎってそう。
牧志の属性なんだろな。
いやそもそもメガテンのキャラではないので関係ないと言えばないけども。
ニュートラル・ニュートラルかニュートラル・カオスかー
KP
牧志かー。ニュートラル・ニュートラルっぽいけど意外とカオスがありそうでもあるんですよね。
通常牧志はニュートラル・ニュートラルの範疇、別ルート牧志はルートによってややカオス寄り~ニュートラルカオスまで分かれそう。
佐倉 光
割と牧志君も「我」が強いですからね。
通常牧志くんはそれでも周囲とのバランスを考えてるけど。
二人とも「ライトでもダークでもないな」とは思ってるんですよねー
KP
そうなんですよね。結構牧志も「我」が強い。
通常牧志は「大事な人たち」とのバランスの中で生きてるけど、それよりも「自分の望み」を選んだ牧志は何かしらカオス性がある。

それはありますね。
ライト・ダークで言うと本当にニュートラル。ただの個をどこまでも中心に置く。

佐倉 光
ありがとうございました! かなりの長編になったなぁー!
生還できた上牧志もみんなも無事だし、神にもなったし、もう言うことないわ。
KP
ですねー!
まさに全てを手に入れた。
佐倉 光
牧志も神になるとは。
もう何やってんだお前ェェエ! って案件ではあるがまあ、人間としての善性を保っている間は大丈夫でしょう。
力になれない時に一度、慣れすぎて一度、とんでもねーポカしそう。
生還報酬(特殊)
KP
では生還(??)報酬。
AF以外は牧志にも同じ内容が適用されます。

正気度 報酬:なし
AF:【眠りの赤ワイン】
残量は持ち帰れる。

後遺症:
・どこにでもいて、どこにでもある
神の力を行使する際の正気度 コストが不要になる。

・箱庭の神
〈クトゥルフ神話〉の技能値が99%になる。
これによって正気度 上限が変化することはない。
KP
>ポカ
しそう。何やっちゃうんだろう。
佐倉 光
なるほど正気度 ダメージ
なかった代わりに回復もなしか
さいごどかーんとあるかと。
KP
正確に言うと「人間の探索者としてはロストエンド」なのでシナリオには数値処理の記載がなく、「人間としての意識が現在正気度 分残った」記載からこうしています。>エンドN
KP
別のルートだと1d10/1d100が飛んできたりもしました。
佐倉 光
なるほどロストしてた!
新世界エンドだとそんな感じだったのかな?
KP
新世界エンドだと1d10/1d100が飛んできて、正気度 が残れば新世界へ行けます。
残らなければ、旧き神が気紛れに与えた力に耐えきれずに赤の女王もろとも消滅します。ポスン。

かみのせいかつ
佐倉 光
タイマンでやる限りは迷惑かかるもんでもなし、でかすぎる力をなんとか制御しつつ人の枠に無理やり収まろうとしたり、時にヒーロー的な活躍したり、害成してきたものへの反撃が行き過ぎちゃって事件になる話とかやってみたいですけどね!
パルプクトゥルフとか。もはやビーストバインドでやれやって話になるかもしれぬ。
KP
ああー、やってみたいなぁ!
そうそう人の枠に収まるのに苦労する姿見てみたいし行き過ぎちゃう話も活躍するのも見てみたい。

6版でもPCが特殊能力持ってる特殊ルール付きシナリオありますし、そういう感じでやればいけるいける。
パルプでやるのも面白そう。
牧志が取り戻せたら海外旅行行きたいって言ってたから、一歩踏み出せば海外旅行ができてしまう二人、とかの一幕もありそう。
佐倉 光
当然人間ならかかるはずの旅行日程とか計算し損ねて「お前ら移動時間は?」ってポカをやりそう。
KP
やりそう。
佐倉 光
あと波照間さんには速攻バレますね。BARクビになるし。
悪魔sにはバレるし、波照間さん達BARの面々には「あいつ何かやったな」くらいのことは確実にバレる。
そもそも体格違うし。
牧志は元々頭いいから、あまり無茶なことしなければバレなさそうではあるんですが。

新世界エンドそんなに厳しいのかー。
現在正気度 33か。それなりにしんどい賭けだったな。
それでもまあそこそこ何とかなりそうな感じではあったか? 40%くらい?
KP
バレますねぇ。
佐倉さんは確実にその辺にはバレちゃうのもあるし、それ以外でも牧志の方が人間の振りするの、というか人間の枠に収まるのうまそう。

>新世界
なんですよ実は。
赤の女王は旧き神が与えた力が「気紛れ」に過ぎないことを知らなかったのです。
佐倉 光
人であることを望んだのは佐倉なのに、早々に「あ゛ー人間不便すぎ!!」ってぶーたれそう。(ぶーたれながらも守る)
前ほど逃げる、隠れる、身分を隠すってことはしなくなりそうですね。なんかあったら周囲にバレないように反撃するから。とは言え今回苦労したように、そんなに都合のいい魔法もないから、最終的には神の力を使って隠身するようになるかな。

なるほど器が受け止めきれるかどうかは考えてくれていなかったんだ。>旧神
赤の女王は望むものになれたのかねぇ……
KP
ぶーたれそう。
そんな佐倉さんを牧志が「まあまあ」ってなだめる。

なのです。本当に「取るに足らないものへの気紛れ」。
赤の女王はどうなんでしょうねぇ。
一石を投じることさえできれば満足なのか、ひとりであの後新世界を求めたのか。
佐倉 光
佐倉はどっちかっていうと人の上に立ちたいだの支配したいだのにはあまり興味がないし、なんか作るのにもそれほど情熱ないし、既にある物をこねくり回したり調べたりする方が好きなので、新世界作るのに興味はないんですよねー。
もし新世界の神になっても創造系は赤の女王にぶん投げてただろうなぁ。
KP
なるほど。進化を求め続けて新世界を創ろうとした赤の女王とは、そもそも方向性が合わなかったんだなぁ。
一番いい所に落ち着いたのかも。

分岐について
KP
そういえばエンディング一覧。(複合可)
エンディング一覧
佐倉 光
多い!?
アリスは人間エンドかぁ。
NエンドをNにするがためにこの個数にしてないか!?
と思ったらMはなくてLがふたつなのか。
KP
途中ドロップアウトエンドも含めてかなりの数があります。
せっかくニャルだからやりたいこと一通り用意した! だそうです。
(ただし牧志関係だけ改変しています。詳しくは改変ポイントの話の時に)
佐倉 光
そういえば奥さん取り戻すのに協力してって言ってた人は新世界エンドで絡んでくるのかな。
虚ろの宝石は散ったエンド、プロメテウスは新世界の神エンドかな?
恋人はズーラっぽい。
赤の女王通さずに新世界目指したらBC行きそうかなー
エンドB・Cについて
佐倉 光
なるほどー
Cはないなー。
ムノムクァ協力エンドは、佐倉がしたいことが半分以上できないからなしかな?
でも危険はないか。
KP
赤の女王の言う通りにしないエンドでもありますね。
ただ事前に勝算は分からないし、ドリームランド旅行は出来なかったという。
エンドAについて
佐倉 光
よほど地球や生命に憎しみを持った人ならば?
なかなか選ぶ人もいなさそうなルートだなぁ。そういう人ならもっと早くドロップアウトするか、もっと別のルート選びそうー
KP
ここSAN0状態ですし、せっかくだからやっちゃうかー! が強い人もこうなるかも?
佐倉 光
ここまで連続シナリオを超えてきて、ドロップアウトルート選ぶ人もなかなか珍しい気がする!
KP
もう異変に巻き込まれるのは疲れたよ、穏やかな終わりが欲しい……、っていう探索者への需要も結構あるようなので、ドロップアウトルートはそういうのを想定しているのかも?

探索者の引退を描くシナリオでもあるとのことなので。
佐倉 光
ああー、なるほど。
『死に場所』を探して行く人もいるかもしれんのかー
KP
そうそう。
エンドEについて
KP
危険もなく穏やかに、相棒と共にずっと幸せに暮らしていられるけど、何も取り戻すことも得ることもない。
佐倉 光
夢の世界も、セレファイスから出なければ安全ですものね。
なるほどそれで吟遊詩人。
KP
そうそう。
王の友人だから不自由のない暮らしをさせてもらえるだろうし。
佐倉 光
夢の世界、自分で好きな物出せるし、結構自由ききそうなんですよね。
KP
なんですよね。
あれだけ〈夢見〉MPがあれば本当に自由自在だし、居座る気なら日数かければ大きなものも出せるし、なんならPOWもあれだけあるならちょっとくらい使っても差し支えないし。
疲れた探索者の穏やかな終わりとしては、ある意味最高の終わり。
エンドFについて
KP
ドリームランドサプリ見ると知らずに登っても氷像にされるトラップっぽいですが、今回は王から先に聞けるので意図的なものですね。
佐倉 光
生きるのに、走るのに疲れちゃった人向けかぁー
KP
ですねぇ。
佐倉 光
そうか、某シナリオ(いずれロスト確定)のPCたちとかはこういう所で終わることもできるんだなぁ。
夢で生きてゆく道もあるんだ。
最初と二つ目の試練がきっつついけど。正気度 0でも進行可能って言われたって合間で回復せんしなぁ。
KP
ああ、確かに。彼らも夢なら永遠に生きられる。
佐倉 光
というか肉体が死んだら終わりではって思ったけどクラネス王同様肉体とは切り離される感じかな。
KP
ドリームランド入り方によってちょっと違いまして、肉体ごと門から入った場合は肉体が死んだら終わりなんですが、夢見て入った場合、肉体が死んでも夢(ドリームランドにいる意識)はそのまま残るのです。
クラネス王は覚醒の世界の肉体の生存行為を放り出して夢の探求に夢中になったために、覚醒の世界の肉体が死んでああなったっぽい。
佐倉 光
なるほど肉体持ち込むとちょっと危険なんだぁ。
でも夢にハマりすぎても帰れなくなっちゃうと。
ある日いきなり「あれっ寝ても現実に行かないぞ?」ってなるのか
KP
その代わり、本来夢見る資格のない、覚醒の世界の論理と科学に染まった人でも入れると。>門

佐倉さん&牧志は知識に染まりまくってる割に、誰かさんの差し金で裏口夢見訪問しまくってますが。
詳細は不明ですがそんな感じなのかも。>ある日いきなり
エンドG・Hについて
佐倉 光
ねこーーーー!
だいぶギリギリで助けてもらえてた。
KP
実はそうでした。
遊ぶ気があればまず失敗しないけど、猫を邪険にしてたら危なかったという。
エンドIについて
佐倉 光
ズーラはとにかく腐るしかないなー。
まあ当たり前でしょうけども。

婉曲だとしても結果腐っちゃうのはなぁー
こういうので置いていかれる相棒たまらないな。
KP
ズーラは基本くさったしたいですねぇ。喰らう気しかない。

ぽつんと半端な状態で置いていかれる相棒つらい。神の雛がいなくなっちゃったんだからもうそこから何もできませんしね。
佐倉 光
人間じゃないから姫君のごはんにもならないのかな……
KP
ニャル様食えるんだから、人間の意識があれば一緒にごはんで終焉はあるかも。
KP
エンドJなのですが、これは改変ポイントがちょっと絡みます。

PYX2終盤で牧志を復活させる呪文は、シナリオだとPOWを「いくら入れてもいい」とあるのですが、【POW】をいくら入れたらどうなるという記載がなく、単純にたくさん入れると後で不利になるだけなんですね。

そこをKP腹芸でいい塩梅に入れさせろ、ということなのかもしれないけど、そう言われたら継続の相棒がNPCならPLはたくさん入れるだろうし、それで後でめちゃくちゃ不利になるのも単なるプレイストレスにしかならないので、ここは改変で消費【POW】を固定しています。

そこで「【POW】入れた時の効果は何ですか?」というPLの質問をかわしつつ腹芸するのは私には高度すぎるし、それでストレス以上に面白くなるように回せる自信もなかったので。
(キーパー技量に応じたキーパリングの簡略化)
佐倉 光
なるほどー。
100あるから半分くらい入れるかー、となるかも。
もしかして牧志の【POW】分だったかな? 消費
KP
あの当時で80くらいだったかな? 
とすると割といい塩梅だったかも。

です。>牧志の【POW】
最初に回した時に、あそこでシナリオ意図が分からなくてPLさんから質問を受けた時にワチャワチャしてしまい、後で「これは腹芸しろってことだったのかな?」と思ったんですが、そういう意図なのかもよく分からないんですよね。
佐倉 光
PLとしては「ここで足りないと後でKPCさん欠けちゃうとかあるのでは?」って心配になっちゃうからなぁ。
ヒトによっては「ぜんぶもってけ!」ってやる可能性もそこそこありそう。
KP
そうそう。
で、覚悟を決めたのに後で不利になる・選択肢減るだけなのはあんまりだよなぁ、POW1しか入れない方が有利なのはちょっとなぁ、というのもあって、ここはバッサリ簡略化しています。
佐倉 光
ありがとうございます。
KP
いえいえ。KPスキルに応じた簡略化でもあるので。
特にタイマンの時は一緒に歩みたい気持ちが強くて腹芸苦手気味になるKPです。
佐倉 光
意図分かんない仕掛けは再構成しちゃうのはある程度しょうがないと思ってるよ。
KPが納得できないもの。
んで私も色々手を入れたりしますから。
KP
ありがとうございます。こういう時に意図が記載してあるとありがたくなる所ですね。
佐倉 光
ですねー
エンドJについて
佐倉 光
なるほどぉー。
「寝ろ」って命令したらあっさり寝てくれて助かった。
KP
圧倒的【POW】差で「これは我が主!」ってなって戦闘にならなかったからですね。
佐倉 光
良かった良かった、危ないなぁ。
エンドKについて
佐倉 光
しかし自分が作ることにはそんなに興味ない佐倉!!
もうある物を弄くり倒すのが好きなので、ニャルと相性はいいんだよな……
しかしそうすると人間エンド以外は全部ロストかなー
KP
ですね、基本。
人間エンドも後遺症があり、全くそのまま生還できるエンドは実はありません。
佐倉 光
おおー、そうなのか。
神の力と夢の力と世界の終わりを味わった人間が元通りなんてそんなわけないなぁ。
エンドLについて
KP
赤の女王は「どうせ人間に戻るのを選ぶなら、人間に戻って覚醒の世界の日常を取り戻すという『神になった自分が失った選択肢』を選ぶことをちょっと期待しているようなんですね。
佐倉 光
悪意!! 大分バッドエンド率高い上最終的にズーラ行きくさい酷い末路!
ドリームランドそこだけじゃないはずなのに!?
KP
そう悪意!! 最後の選択結構騙し討ちあーるある。
悪意ないとか言ってちょこちょこあるじゃん女王!
佐倉 光
「そうだ ズーラ 行こう」なシナリオだったのか!?
KP
やだなぁ!
ドリームランドでバッドエンドつまりズーラということなのかもしれない。
佐倉 光
もうセレファイスしか安全地帯がない。
地下の神殿は安全だけど楽しみはなさそうだしなぁ。
なら女王と一緒に行けば平和かと思いきやリサーチ不足だし。
KP
そうそう。
ロスト率が高いとの表記、「いろんな終焉を選べる」だけかと思ったらシレっと罠もたくさんあるという。
何でもできるように見えて、実はニャル様って限界の中の存在だよね、っていう解釈がたっぷり入ってるぅ。
佐倉 光
カダス、神の身ならともかく、飢え死にか狂い死にしか……なくない?
一応空飛ぶ靴でも作り出して逃げ出すって手もあるか……
KP
一応〈夢見〉技能値はまだ残ってるから逃げ出すという手はあるかな……
佐倉 光
とりあえず「魔法って不便すぎるな」というのはよく分かりました。
夢見の方が便利だった。
KP
割と魔法、全能じゃなかった。
PCに嫌がらせする魔法しかない。
佐倉 光
その場のトラブルを何とかする便利な魔法がない!!
あっても条件きつすぎる!

海辺で漁師として暮らすなら多分便利。(魚操る魔法)
KP
そう、ない!!
しかも今回リソース(正気度 )有限だしぃ。
佐倉 光
ああ、あと天気操って農作業して、呪いで畑かこって泥棒・動物避けして……

一次産業にはちょっと便利。
KP
案外地味。
ドリームランド魔法はもうちょっとファンタジー攻撃魔法みたいなのいろいろあるけど、それでもコストがなぁ。
佐倉 光
〈夢見〉で色々出せる方が圧倒的に便利だよ……意味わからんこと言う口も生えるけど。
KP
今回は夢見の技能値が圧倒的なのもあるけども。
牧志の夢の時はなかなか成功せずにプスンプスン言いまくってたし。
佐倉 光
それはそう。
夢で色々だせるの楽しかった。
KP
そうそう、せっかく正気度 (後々新世界エンドに響いてくる)を消費しないで済むので、あそこは遠慮なく遊んでもらえるところだなと思って。
せっかく何でもできるのに、正気度 が有限リソースなせいでなかなか振るえませんからね、神の力。
佐倉 光
神の力振えば振うほど……ってのは「そっかー!」と思った。
予想して然るべきだったのになー
結構お気軽に使ってましたからねぇ神の力。
曲芸するしw
KP
どうしても使いたいし使った方が楽しいですからね。楽しかった。
でも牧志の服とかに使うのを止めたのは、その関係と正気度 が最後に効いてくる可能性がある関係ですね。
佐倉 光
なるほどなぁー

エンドLについて
佐倉 光
ねこふえるー!?
KP
ふえる!
佐倉 光
雑な扱いできない子だ
KP
ここに到達すると、こんな後遺症が付きます。
神と智慧にさようならされた。

佐倉さんがこれを選んだ場合、
「契約を一度負って、そして蹴ったから」という解釈を考えていました。
牧志の赤い痣も消え、ニャルラトホテプとの縁も終わるかな、と。
それでも神話事象そのものにはちゃんと巻き込まれるわけですが。
普通の探索者になれる二人。
後遺症について
佐倉 光
へーーーーそんなことに!
ある意味無敵になる? 
いや自分にふりかかる災厄の真相に気づけなくて死んじゃう可能性もあるか。
KP
とりあえず正気度 上限はきれいな身の上に戻れますね。
ここに来ると「何も起きなかった」ので、正気度 そのものもPYX開始前に戻ります。

災厄の真相に気づけないし、神話生物を追い払える呪文! とか雛を祓う呪文! とかも使えなくなっちゃうんですよねぇ。「使用」もできないので。
「この呪文を使えば!」ってメモが一緒に出てくるのに、読めない使えない。
佐倉 光
ああー、それ致命的では。
桜のお館から出ることもできなくなっちゃう!
KP
ほんとだ! 桜のお館から出られない!
互いに想定外で困っちゃう
佐倉 光
脱出や解決に呪文使うシナリオそこそこありますからねぇ。
実質引退か。
ずーっと安全なシナリオをKpに選んで貰って渡り歩くしかw
KP
または波照間に代わりに使ってもらう 波照間が神話知識増えそう
佐倉 光
二手に別れるシナリオできなくなる!
某所でPSIつけてもらおう。
KP
なる!
佐倉 光
素直に一般人に戻りなさい、ですね。
夢は終わってしまったのだ。
KP
まあ、夢は終わったのだ、一般人として穏やかに暮らそう、ということでしょうね。
自らヴェールの向こうを選ばなかったのだから。
佐倉 光
平穏に引退したければいいルートかな……
KP
ですね。
ようやく、牧志から赤い痣を消せるのだし。
佐倉 光
めっちゃ勘が悪い悪魔召喚師になる。
メガテン範囲に出てくるCoC悪魔なら分かるのかな……
KP
メガテン知識なら分かりそう。
つまり、佐倉さんはメガテンPCに戻るのだ。
佐倉 光
在るべき所に戻るのだ
KP
相棒、いや、「友達」をひとり連れて。
佐倉 光
そうだなぁ、CoC引退したらもう相棒と言うより友人になるか。
KP
穏やかに一般人として暮らしていく、メガテンの悪魔召喚師に戻る、なら「相棒」じゃないなって。
「親友」だろうな。
佐倉 光
一般人の悪魔召喚師ってめちゃくちゃ矛盾してる感あるけどCoC的にはただのエクソシストかなんかだよな。
赤い痣とともに複雑に絡み合った縁も形を変えてしまうのだ。
KP
ただの職業:エクソシストですね。
複雑に絡み合った縁もまた形を変えていく。
KPC(NPC)に関する改変
KP
エンドは以上なのですが、牧志の扱いについて今回がっつり改変を入れてまして。
佐倉 光
ふむふむ。なんか最初は話せない? みたいなこと言ってましたっけ。
KP
元シナリオでは「KPCにしてもいいNPC」なので、もっと影が薄いんですね。
一緒に旅はするんだけど、喋れるようになるのはセレファイス編でガーゴイルになってからなのです。
それまでは、「何か、いる」だけ。
佐倉 光
ああー、なるほど。
それは味わいがもの凄く変わるなぁ。
KP
それで一番大きいのが、ラストで「牧志をどうする」について、もっと突き放した選択しかないんです。
実は「新世界や神としての道に、牧志(NPC)を連れて行く(ともに行く)」選択だけなくて、「最後にNPCを地球に戻す? 戻さない?」しかないんですね。
で、「戻さない」とすると女王が牧志を連れてっちゃう。
または、ドリームランドの何処かへポイしちゃう。

シナリオ解説には「できるだけ色々なルートを用意したから、できる限り好きな選択させてやってくれ!」ってあるし、ここまで一緒に来て別れる選択しかないのもね、と改変をかけました。

NPCの存在感について作者さんと解釈違ったら申し訳ないけど、相棒と行くのなら「ともに歩む話」にしたくて。
佐倉 光
人質されるほど大事な存在なら、どこまでも一緒に行きたいですよ。
KP
そうそう。NPCの存在感が軽いと、PYX1~2の流れがちょっとPCのモチベーション不明確になっちゃうのもありますね。
NPCの存在感強めの方がきれいにまとめやすい。
佐倉 光
例えばそれがNPCでも、それなりに愛着持ってないと一緒に着いてくるの「なんで?」ってなっちゃうしね。
KP
なんですよね。
存在が軽すぎると「なんかしらないけど居る何か、で?」になっちゃうし、重いのならここまで来て「一緒に行く選択だけないよ、理由はないけど無理だよ」はシビアというより、不自然になっちゃいますしね。
佐倉 光
そして最後で自分が神になるのにNPCは人のままだと離別することになるしなぁ。
「ヒトとして共に戻るか、力を求めて友と離別するか」みたいなテーマもなさそうですしね。
KP
そういう感じでもないんですよね。あくまで主軸はPCとニャルラトホテプにある。
NPCはシナリオ的な意義としては「人間の弱さとか死んだり狂ったりすることをPCに思い出させるための存在」なんだけど、存在が軽いと劇中的にPCに寄り添う理由がイマイチない。
人間の存在の軽さを示したいのかもしれないけど、まがりなりにも神の雛が目の前にいるのに理由もなく何もできないってのもなぁ。

というわけで、ここは「二人で行くのに合うように・流れが自然になるように大幅調整」かけています。
規約上も、シナリオの基本的な流れの大幅な改変(完全新規エンディング等)は事前にPLの許可を取ること、以外は「互いが楽しく遊ぶための改変はOK」という感じですし。
佐倉 光
うんうん、ありがとうございます。
神になるなら牧志を置いてけって言われたら困ってしまう。
KP
人間は軽いけどお話上は重いんだ、この二人だもの。
佐倉 光
途中で結晶体になるのそれほど意味はなかったんだなぁー。
アザトースに取られかけている証かとー
でも話さないなにかがついてくるのが人間を思い出させる、というのもなかなか謎? だし、
今回は今回で良かったんじゃないかなぁ。
KP
話さないなにかはなにかで、本当にその中にいるのか不安になりそうで悪くないな、と思うんですが、今回はこれで。
あと結晶体なのに喋る牧志面白いのもある。
佐倉 光
その正体が最初は分からない、だと面白いかも知れない。
KP
そうそう。それだったらそれはそれで面白いな、とは思っています。
佐倉 光
結晶牧志はエンジョイしてましたねー。
人外慣れしすぎだぞお前。
KP
最初に回した時に、結晶のままPYX第二話インタールードとしてで『アンハッピーエンドによろしく』PLしたんですよね。
それがあまりにも面白かったのもある。
牧志はもういろんな形になりすぎて、いろんな形になることにだいぶ慣れてる気がする。
佐倉 光
別シナリオ挟んだのかな
KP
そうそう。ちょうど第二話が終わった時にあのシナリオを発見して、「やれるタイミングはここしかないぞ」って言って挟んだ。
佐倉 光
月面ですけど!?
KP
結晶体のまま探索したし結晶体のまま狂信者に攫われた。月面そこの都合はKPがなんとかしてくれました。
佐倉 光
なるほどなぁー
文字通り手も足も出ない。
KP
そうでない。でも攻撃されても痛くもかゆくもない。
佐倉 光
装甲高すぎなのだ。

佐倉 光
割とすぐ馴染んでしまう牧志は、今回も割とあっさり馴染んで、だからこそ人間の振りが上手そう。
KP
そうそう。今回も割とあっさり馴染んで、『そういうもの』としてのありかたになりそう。
だからこそ人間の振りも上手くやりそう。
人間の振りをしながら、一歩で海外旅行に行くことも、力を振るうことも、神の視座で動くことも躊躇わない。
牧志、佐倉さんの和魂ニギミタマ??
佐倉さんもニャル全体から見たら十分に和魂なんだけど。
佐倉 光
なんかおかしなことをしたら抑えてもらお。
でも牧志も暴走すると充分行動がヤバいヒトだからなぁー
思い切りは佐倉よりあるしさー
KP
牧志もさりげなく暴走するとヤバかったり、底に肉食さと攻撃性持ってたりしますからねぇ。
発狂したり暴走したりして何回佐倉さん攻撃してるんだっていう。
互いに互いを抑えあう必要がある一対だな。
佐倉 光
佐倉メガテンの時からずーっと補助系ですからね。
性格的に逆っぽいのが面白い。
KP
そうなんですよね、ぱっと見の雰囲気と性格と逆。
ぱっと見は牧志の方が温和で補助的に見えるのに。
佐倉 光
最初はそうだった気が……するんだけどな……いつの間に逆転したのか。
KP
いつだっけ……、牧志の攻撃性と思い切り。
佐倉 光
割と『スプーキィ・ポルカ』」はでかかった気はしますが。
KP
ああー、確かに。あれは大きかった。
牧志にあんなエゴがあるんだっていう。
佐倉 光
『スプーキィ・ポルカ』で発芽
『blood red decadence』Side:Bで発現
『忌胎』で覚悟を決め
『しんでなんかないよ』~『惑いの欠片』の流れからの狂気ラッシュで関係性が変化した感はあります。
しばらく佐倉が役立たずだったからその間に否応なしにしっかりさせられたというか。
KP
あとは『Blood Red Decadence』『忌胎』も大きかった、ああっまさにそれ! その流れ!
牧志は諦めが悪く、我が強く、そして狂っている、っていう。
『瓶の中の君』でも思い切りの強さは少し出ていたけど、あの時は「お人好し」の意味合いが強かったですしね。
佐倉 光
ですねぇー
佐倉は関わる人や守る物が増えすぎておいそれと踏み出さなくなっていった。
あとはシナリオの流れで牧志君が「そのためのもの」だったのが確定しちゃったのも結構大きい。
別のニャル関係者である佐倉がいることで牧志への影響を抑えていたのが、
今回のことで分かると同時に外れちゃった。
牧志にツバ付けたチクタクマンニャルラトホテプは大笑いしているだろうなぁ。
佐倉も軍門に降ってるってことは、このルートでは
神父はここにおいては敗北してるんだな。
真・女神転生TRPGにおいて、佐倉たちが戦っていた敵の背後にはチクタクマンがいた。
同時、仲間を覚醒させたのもチクタクマンだったのだが……
KP
チクタクマンは全部眺めて大笑いしてるんでしょうねぇ、今回の一連の話。
佐倉さんは背負うものがどんどん増えておいそれと踏み出せなくなっていって、じゃあって休暇取ったらその隙を狙われて、大変だ。
佐倉 光
そういえば第一話で「神父は神父のようなそうでないような」って言ってましたけど、何か理由あったんですか?
途中に出てきた本のこともあって、ずーっと全ては佐倉の精神の中だけで起こっていることかと思ってたんですよね。
「新たな世界に行く」と現実で目を覚ます、そのとき人であるか神であるか、みたいな話かと思ってた。
人間そのものが繭みたいなものになっているのかと。
KP
あ、そうだそうだ。すみません、出し忘れです。

神父はニャルラトホテプの化身。
ここでの神父はあのBarの神父そのものでは正確にはなく、PYXの物語を演じるニャルラトホテプの一部にすぎない……ということでした。
佐倉 光
ああ、半メタ的な意味だった。
なるほどなるほど。
KP
ニャルラトホテプが神父の姿を取って介入しているような感じでした。
佐倉 光
なるほどなー
あそこには「メガテンの神父」はいないはずですしね。
あと雛呼ばわりにもっと拒否感示しとけば良かったなって思いましたが、
結局最後まで素直に乗るのがメインの話だったから、とっちらからなくてかえって良かったかも、と思いました。
KP
結局最後まで素直に乗っかる話でしたしね。
確かにそこは佐倉さんらしくはないなとちょっと思った&開示しようかどうか迷ったけど、乗っていただいて助かりました。
佐倉 光
人質が重かったのと、あとは……うっかり面白そうだなって思っちゃったから。
KP
相変わらず許可を取ってくれないけど、「神になれる話」ではありますしね。
佐倉 光
チクタクに牧志とられたときと同じで、乾いて乾いてしょうがないところに餌をぶら下げられた。
牧志が喋らなかったら淡々とポイント回ってただろうから、随分短かっただろうなぁ。
ありがとうございました。
そしてまたなんかで遊べそうなルートが生えてしまった!
KP
女王が言った通り、ひとりきりの旅だったらこうはならなかったでしょうね。
佐倉さんも人質取られながらのドリームランド大旅行、牧志と一緒に楽しんでくれてありがとうございました。楽しかった。
シナリオにないシーンや描写を超大盛りした。むしろセレファイス編は殆どシナリオに無い描写だった。楽しかった。
佐倉 光
シナリオにないとこが1/3占めてる件! 面白かった。
KP
牧志の状態も大捏造した。楽しかった。牧志が石を食べる経験という珍しい経験した。
本当は全部回ったら強制的にカダス行きになるんですけど、せっかく宿とか図書館! って言ってるのに強制移動もったいないので、強制移動はナシ! ってしてエンジョイしていただいた。
佐倉 光
強制移動! もしかしてあの幻見えた時点で飛ぶ感じですか。
一人旅なら図書館だの宿だの遊ばなかったな。
遊ぶとしたらもう年単位でフラフラしまくってから行っただろうな。
とはいえあの時点で牧志は形を取り戻していたし、そこに牧志が間違いなくいると分かっていれば、真面目にやったかな?
KP
全部集めた時点(今回だとガーゴイルもらった時点)で、フランケンシュタインの本が光って風が生まれ、その風に飛ばされてカダスへ向かうことになります。
佐倉 光
なるほどぉ
KP
で、そこで牧志は人間に戻る。
(あ、寒い! イベントはシナリオに無い追加イベントです。
 人間ともうほとんど神になりかけている自身との間の断絶を噛みしめてもらおうかと思って)
一応、腕や足が戻った時点でその腕や足はちゃんと動くようなので、喋れなくても、それでリアクションすることはできたかな?
佐倉 光
なるほど、二のラストで石に変じてしまい、それがずーっと無言でついてくるのちょっと異様で不安になるな。
手が動くようになって初めてアクションしてくれたら泣いちゃうな。
KP
「自分は最後に残った絆を人じゃないものに変えてしまったのかもしれない」という、第二話で言っていた不安を抱えながら旅をすることになりますね。
佐倉 光
それはそれで孤独と不安を叩きつけられて楽しいんだけど、進行中の不安とストレスヤバいな。
KP
そこにいると信じたいけど、でも、っていう。それはそれで楽しかったかもしれない。
しかもそうしてしまったのは自分だし。
佐倉 光
そう、それはそれで面白い。
相棒が恋人だったりしたらその方が盛り上がるかも知れない。
KP
ああー、確かに。辛くて不安で確証の無い孤独なひとり旅からの再生。
佐倉 光
それで最後に神になろうとしたら相手は人にしかなれなくて離別するのひどいよ!?
KP
せっかくようやく人の姿を取り戻せたと思ったのに!! つらい!!
でも今回のも面白かったし楽しかった。
人どころか生物の要素すらない状態になってるのに、シレっと馴染んじゃって「乗る?」とか言い出す牧志。
「相棒」ならではの、重たい関係性なのにどこか軽さがある感じ。
佐倉 光
そう、今回のは二人の関係にぴったりだったと思いますよ。
KP
ありがとうございます。
なってそんなに経ってないのに「乗る?」なんて提案できちゃうのは牧志だなと今になって思います。
佐倉 光
その牧志に迷いなく乗せて貰う佐倉も相当キてるぞ。
悪魔使いだから多少は慣れているとはいえ。
まあ、もうぬるぬる牧志に包まれて移動したり……してたしな。
今までの経験で、互いに「相手が人間ではない状態」に慣れすぎているし、
何ならその利点を役立てようとする。
KP
して……ましたね。
ぬるぬる牧志に包まれて移動よりはだいぶん普通だったかもしれない。

ですねぇ。相手が人間ではない状態になったからって、互いの意思がそこにあればどうということはない。
ぬるぬるは、うん。
佐倉 光
長い付き合い、色々なことがありましたね(目そらし)
KP
色々なことがありましたね……(夢きみ2)
佐倉 光
シナリオに関しては大体こんなところでしょうか?
本当に直前のシナリオとの親和性と、牧志と佐倉にとって大きなターニングポイントだったドリームランドで本格的にひとつの運命に踏み込むってのが、凄まじく皮肉でエモいなぁと思いました。
KP
ですね、今回の話については、後はいつものように細かい判定や流れなど調整しているくらいです。
佐倉さん一人と女王の対話にするために牧志を眠らせるシーンを追加したりとか。
佐倉 光
ああ、なるほどそれで寝かされたんだ。
ちゃんとベッド用意してくれる女王優しい。
KP
あそこは佐倉さんに主導権がある対話であってほしいなと思っていて、それで牧志がいても話しにくい所があったので眠らせました。
佐倉 光
確かに。牧志が居れば当然意見を聞くからなぁ。
KP
あそこまでやっといて「ありがとう」とか言うパスい女王様だから、変な所丁寧でいてほしくて。>ベッド
佐倉 光
女王が最後だけ親切すぎて誠実で気持ち悪かった。
アレは完全に悪魔だ。
KP
やっぱりニャルラトホテプなんですよねぇ。
佐倉 光
「佐倉に強制するためにあれこれやった」のを置いておけば、ちゃんと働きに対して報酬くれるの、
佐倉がいつもやろうとしてることと同じなんだよなぁ。
「あれこれ」がヤバすぎるけど。
KP
「あれこれ」があんまりにもヤバすぎる。
もしかすると、女王はヤバいとも巨大とも思っていないのかもしれない。
佐倉 光
あちこちに細々と(クソ分かりにくい)ヒント置いといてくれるし、こまめに連絡くれるし、あちこちの人にちゃんと話通して協力者(?)用意してくれるし、最後わかりやすくナビしてくれるし、発端があまりにも勝手なのと手段が終わってるの除けばまともすぎるほどまとも。
発端の勝手さと手段の鬼畜を自覚しないで、優しく導いてくれているつもりだった!?
KP
自覚があるパターンとないパターン両方ありえそうだなって。
佐倉 光
どっちでも面白いけど。
自覚なしなら純粋に「目覚めさせてくれてありがとう女王様! 僕、一緒に新世界を目指すよ!」
って目をキラキラさせて言って貰えると思っていたかも知れない。
……さすがにそれはないか。
KP
さすがにそれは……なさそう。
佐倉 光
アレンジかなと思うけど、佐倉が「寿限無かよ」って文句言ったときにすぐに改めてくれたの好感度高かったw
KP
あそこはアレンジというかその場での会話対応ですね。シナリオには改めてくれる描写はない。
佐倉 光
そもそもくってかかるかどうかはPC次第でしょうしね。
しかし、お陰で佐倉が比較的素直に相手の言葉に沿って考えるきっかけになったので、中の人は助かりましたよ。
KP
おお、それはよかった。
佐倉 光
おかげで「話し合う」「話を聞く」気があるんだなと理解できた。
KP
なるほど。そこでそのまま嫌がらせしないで対応したから。
佐倉 光
そうそう
今までに酷い目に遭いすぎてるから、あそこでいじられたら意固地になってたかも知れない。
KP
それはそうなのよ。今回も人類全員巻き込んだ酷い目でもあるし。牧志はあんな罪を無理やり負わされたし。
佐倉 光
そういえばエンディング一覧からいって、あのシーンで攻撃するルートはないんですよね?
普通に展開によってはありそうだったんだけどな。
KP
ないです。
が、「ここまで来て女王殴りたいよなーあんなことされたんだもんなー殴るよなー殴れないのフラストレーションたまるよなー」って思っていたので、殴るルート生やす準備はしていました。
佐倉 光
相手の態度によっては殴る気でした。
KP
そしたら相手が意外と話す気だと分かったと。
佐倉 光
そうそう、ベッドも用意されたし。
アレで例えば牧志が石化されて黙らせられ、延々変な名前で呼ばれ続けていたら、戦艦大和の主砲で殴ってた。
KP
丁重に眠らせてベッドに寝かせただけだったし、すぐに訂正したから、ああ話す気なんだって、なるほど。

殴った場合、殴って殺せるけど、殺したら自分の心臓から女王の声が聞こえて同じ選択を要求してくるようになって、うわっ何この超越存在……、ってなる展開を想定していました。
佐倉 光
なるほどー。それも異様で面白いけど。
KP
あ、それでいうと、女王になんでも質問コーナー設けたのも調整ですね。
発言した内容は案外シナリオにある内容が多くなりましたが。

背景理由がよくわからないまま雰囲気だけが示されて進んでいく話なので、PLレベルで「なんだかわからん」が積もっていそうだったのでフラストレーションの解消をしたかったのと、あとは劇中で出した通り、佐倉さんが「仕組み」「理由」を解き明かそうとする態度だなと思ったからです。
佐倉 光
おかげで恨みでゴタゴタするより相手の言うことを聞いた方が得策だなと思ったので乗った。
損得優先の佐倉ならこうなるなと。
すぐ「ぶち殺す」とか言う割に「殺すことに利益がないとやらない」ので殺さないことが多いんだよなぁ。
KP
確かに。そんなに恨みで行動しないんだなぁ。

佐倉 光
次何やろっかなー。
神牧志くんにちょっとしたことをして貰うか、本編に戻ってシロー君何とかするのがんばってもらうか、他何か探すか。
どっちもボンヤリとしかプランないけど。
KP
次、まずは神になった二人のその後の生活をちょっと描写したら面白いかなと思ってまして、いくつか対話メインのシナリオを探していました。
佐倉 光
ずーーーーっとKPやっていただいたし、今回は私だな! って思ってるんだけど、それでいいですか?
KP
大丈夫です!
あまりにシナリオの比重が少ないようであれば、
神牧志くんにちょっとしたことをして貰う話 or 本編でシローをなんとかする話 も気になるので、その後に連続で回して頂くのもアリかと思います。
佐倉 光
神牧志はそんなに分量のある話にはならないと思うけど、シローはそれなり?
まあまだなーーーんも考えてないのでどうなるかは不明!

コメント By.佐倉 光
全てを乗り越えてたどり着いた先で佐倉が選んだのは、あくまでも自らの欲望を満たす道だった。

いやーーー、楽しかったな。
そしてこれからもちょっと毛色の違うルートが増えたことで遊びのバリエーションが増えそうで楽しみです。

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