こんばんは
アイ
ウオオオーーッこんばんは
高槻 玲音
こんばんこ
神津 樹
こんばんは!
説明会の続きかな?
アイ
かなかな?
ヘチナ
まにあい!
高槻 玲音
たぶんSo
KP
まだまだ続くよ
二宮 信
おう
アイ
とっとこ続くよ説明会
KP
皆さんいますよね
神津 樹
いるよー
アイ
いまーす
二宮 信
いる~
高槻 玲音
いるいる

KP
ではでは
前回は、みんなが金髪の少女サフィと秩父が似てるなー、って気付いたところでしたね
ていうか、そのだいぶ前にアイが口にしてたんだよね
神津 樹
多分サフィが出てきた時に騒然としてたはずだし、夢の記憶次第だけどサフィのこと覚えてれば「あいつじゃねーか!」って思ってたと思う。
秩父 碧
ちなみに、秩父 碧は(チップ アオ)です
チチブではありません
高槻 玲音
ちちぶだと思ってたよ
ヘチナ
おなじく
アイ
そうかーチップちゃんだったかー
二宮 信
me too
神津 樹
言われてみればそうだったかなという記憶。
でも普通にチチブだと思ってた。

KP
というわけで、せっかくなので、ここは誰よりも先に口に出していたアイちゃんに発言していただきましょう
みんなは、それを聞いて「あっ、そういえば」って
アイ
「そういやさぁ。あん時イゴールだっけ? あいつの横にいた金髪の自称メカニック」
マーク
「メカニック?」
ヘチナ
「メカニック……って、あのなんか……」
神津 樹
「見た顔だった」
アイ
「秩父そっくりだったじゃんね。それもあって正直不安だったんだけど、あれなんなんだろね。偶然の一致?」かくかくしかじか
高槻 玲音
「偶然……であってほしいね」
ヘチナ
「い、いわれてみればっす」
南条圭
「イゴール翁の助手……。ソプラノ歌手や絵描き、ピアニストではなく?」
神津 樹
「そんなスカした感じじゃなかったな」
高槻 玲音
「もっとなんかこう、油のにおいがしそうでしたね」
マーク
「俺らの時とはだいぶん違うな……。しかも、それがその……なんとかいう奴に似てたって?」
ヘチナ
「あの、工場にいた子と……」
アイ
「そだよ。ガチでそっくりだったんね」
神津 樹
「…………」
見た目は。
「違う奴には見えた」
二宮 信
「そう?」
南条圭
「違う……どのあたりがかね?」
神津 樹
無口だったからな、サフィ。
色忘れちゃったい。
樹は2Pカラーって概念なさそうだ。
神津 樹
「秩父はうるさい。夢の奴は静かで……」
二宮 信
「それはたし……」ごほごほ。
高槻 玲音
「まあそれは確かに、静かだった……っていうか喋ったっけ?」
ヘチナ
「ドアの向こうですごい音してましたっすけど……」
アイ
「ああそうか、目の色も違ってたんね。なんか、人間離れした感じだったよ」
神津 樹
「口はきいて……ない」
KP
ならべるとこんな感じ
神津 樹
誰か絵を描ける奴……
ヘチナちゃんちら
ヘチナ
似顔絵をかけと?
二宮 信
CCB<=5 〈制作(似顔絵)〉 (1D100<=5) > 71 > 失敗
南条圭
「……」
南条は、珍しくも常に浮かべていた微笑を収め、指を顎に当て、考えこむように。
高槻 玲音
「イゴールさんって人は同じなのに、そのベルベットルームっていろんな人がいるんです?」
マーク
「ああ。俺らの時は、偉いキレイな声で歌うねーちゃんとかな。
他にも、悪魔絵師とか、目隠ししてピアノ弾いてるやつもいたっけか」
二宮 信
「目隠し……ピアノ……?」
マーク
「ちょっとした曲芸だよな」
高槻 玲音
「まあ……黒鍵があるから弾けるだろうけど……」
アイ
「色々いんだねぇ」
ヘチナ
「どうせならそっちの人たちに会いたかったっすね……」
二宮 信
金子さん居たの!?
神津 樹
いたよ
二宮 信
いいなー
神津 樹
まんま「悪魔絵師」って名前で顔そっくりな人が、シュバーシュバーって悪魔の絵を描いてくれるの。
二宮 信
へぇ~!
南条圭
「ふむ……場所や時が変われば、彼の部屋も変化する……か」
うむ、と頷き
「これ以上ここでその正体について想像をしても始まるまい。その秩父という女生徒については、こちらでも当たってみよう。
大分遠回りをしてしまったが、君たちが遭遇した出来事について、共有することができたのは僥倖と言えるだろう」
高槻 玲音
「まあ、俺たちとしてもイゴールさんって人は信用してよさそうってわかったのはよかったです」
アイ
「……変な仕掛けとかされねぇよねぇ? コイツに」
自分の召喚器を手の中でもてあそぶ。
南条圭
「……」
アイの問に、わずか数秒黙り
「特には」
短く答えた
神津 樹
「夢の話だ」
なら、変化しているはずがないじゃないか?
南条圭
「そうだな」
高槻に頷き
「何より、この上なしに君たちを信用する所以になる」
高槻 玲音
「そんなに?」
神津 樹
「あの爺さん大物か」
二宮 信
「大物なんだ……」
ヘチナ
「信用するっていっても何かしろっていわれたわけじゃないっすし……」
南条圭
「こう言うと、より大げさに聞こえるかもしれないが、彼は全ての人類の味方と言える」
二宮 信
「……規模が大きくてついていけないですね……」
アイ
「全ての?」
南条圭
うむ、と頷き
高槻 玲音
「それはだいぶ……大規模な……」
アイ
「……んじゃ、秩父みたいな奴にとっても味方なんね?」
高槻 玲音
「どう……なんだろう? 贔屓とかあるのかな」
南条圭
「あるいはそうであるかもしれない。
ただ、気になるのは、その似姿が彼のそばにあったという点だが……
さきほども述べた通り、今ここで考えても埒は開くまい」
二宮 信
「うーん……?」
アイ
「まぁ、なんだね。
ま、信用できねぇ奴らばっかなんだし、信用してくれんのはいんじゃないね。

信用の連鎖、ってか」
高槻 玲音
「それはそうだね」
マーク
「ま、そうだな」
神津 樹
「……」
ヘチナ
「うぇぇ……」
マーク
「とにかく、お前らがこれらか挑むのは誰がどこまで敵なのかもわからねぇトコロだ。
どんな形であれ、味方が多いのは助けにならぁな」
二宮 信
「っすね」
アイ
「だね」
南条圭
「その敵と味方の話に戻るが」
アイ
「ん」
南条圭
「大神一郎太と、秩父碧……
色々と事情はあるようだが、どうやら双方とも今は味方と言えるわけではなさそうだな」
高槻 玲音
「大神くんの方は裏表はなさそうなんでまあいいんですけど、秩父の方が……」
神津 樹
「……」
ヘチナ
「敵だったとして勝てる気しねっす……」
マーク
「ああ、そうだ。その秩父ってやつだがな。
とりあえず、所属は割れたぜ」
ヘチナ
「えっ」
アイ
「へぇ?」
神津 樹
「どこの奴です」
南条圭
南条はマウスとキーボードを操り
モニターをくるりとこちらへ向ける
高槻 玲音
覗き込む
KP
そこには、黄色く染め抜かれた旗を模したエンブレム
そこに描かれた文字は
『蒼天已死 黄天當立 歳甲子在 天下大吉』
の16字
アイ
「……なんだこれ」
南条圭
「チーム・イエローフラッグ。……わかりやすいといえばこれほどわかりやすいチームも存在しないな」
高槻 玲音
「ええっと……これは、黄巾賊かな……」
神津 樹
「コウキンゾク?」
ヘチナ
「ちゅ、ちゅうごくっすか?」
二宮 信
「前話したっけ?」話したっけ?
二宮 信
雑談か卓の流れで話したのかちょっと忘れかけてる>黄巾賊
高槻 玲音
「中国でむかーーーしに反乱起こした人たち」
南条圭
「背景の設定については、まさにその通り」
アイ
「そういや、あん時も三国志がどうのっつってたっけ?」
神津 樹
〈歴史〉〈図書館〉〈オカルト〉もないぜ!
南条圭
そうだね、〈歴史〉とか〈図書館〉で判定してもらおうか
判定
神津 樹
CCB<=29〈図書館〉1D100<=29) > 94 > 失敗
高槻 玲音
CCB<=70〈図書館〉1D100<=70) > 9 > スペシャル
ヘチナ
CCB<=60〈図書館〉1D100<=60) > 4 > 決定的成功/スペシャル
アイ
CCB<=75〈図書館〉1D100<=75) > 76 > 失敗
二宮 信
CCB<=20〈歴史〉1D100<=20) > 48 > 失敗

神津 樹
さっすが(失敗
高槻 玲音
へっちーめっちゃ知ってる
神津 樹
歴女?
高槻 玲音
俺は普通位に知ってた(成功
二宮 信
ダメダッタヨ(失敗
ヘチナ
中国ってことしかわからなそうだったのに(決定的成功
アイ
へっちーが中では一番詳しいの、らしいなぁ
あと他の年下組が知らないのもらしすぎる(失敗
高槻 玲音
やっぱハニプリか?
KP
オタクはこういう情報に強い

ヘチナ
「そういえば、あのとき出てきた人も……」
神津 樹
「中国だったな」
南条圭
「後発のチームながら、その構成員の数はどのチームに比べても頭一つ抜きんでている。
まさに歴史の黄巾党よろしく、リーダーのカリスマに傾倒し参加する者が後を絶たないとか」
高槻 玲音
「うーん、大丈夫なのかなそれ」
アイ
「んー、よく分からんけど、あん時に次に出てきた奴もただの目くらましじゃないってことなんね」
マーク
「ま、つっても年代は中坊連中が主らしい。そういうのに感化されやすい時期、ってことなんだろうな」
高槻 玲音
「ああー……」
二宮 信
「あるなぁ……」
ヘチナ
「そ、その、チームは普通のチームなんすか?」
南条圭
「何を以て普通とするかによるが……
メンバーの実力は玉石混交といったところだな。
しかし、とかく人数が多い。レースに参加できる人数には制限があるが、相手に合わせてメンバーをいくらでも入れ替えられるというのは強みだな」
ヘチナ
「秩父さん、自分らがどこのチームか聞いたときに嘘ついたんす……
なんかいわくつきのチームとかじゃないんすか……」
高槻 玲音
「ついたね……なんだっけ、エジプトっぽいとこのチーム名乗ってた」
マーク
「ああ……」
その言葉を聞いて、マークの顔が渋いものになる
「実は、こいつらについちゃ、それより何より良くない話があってな」
ヘチナ
「えっ」
高槻 玲音
「……それはどんな?」
アイ
「……へぇ?」
神津 樹
「エジプトチームに?」
マーク
「や、違ぇよ。イエローフラッグの方な」
神津 樹
他のチームから奪って上がってんのかなー
うちのチームにやろうとしたみたいに
南条圭
「見たまえ」
言って、マウスを操作するとカーソルが動き
イエローフラッグの順位の項を示す
二宮 信
見るぞ~!
高槻 玲音
じー
KP
その数字はぴたりと『#100』
数字の横のアップダウンを示す矢印は『→』となっている
南条が更に操作をすると、過去の履歴が表示されるが
それらは全て『#100』『→』となっていた
神津 樹
「同じ?」
高槻 玲音
「どういうこと……?」
二宮 信
「不正……?」
高槻 玲音
上下との点差とかはわかるのかな?
KP
点差はまちまちで、その上下のチームも入れ替わる
順位そのものに対する不正ではないようだ
南条圭
「そう、彼らはずっと100位に位置している」
神津 樹
「100に意味があるのか?」
マーク
「まぁ、そいつは目安みたいなモンなんだろう。
何が問題か、って言うとな」
南条圭
「レースのマッチングは、近い順位のもの同士が組まれるレギュレーションとなっている。
この100位から下は、君たちも含め経験の浅いチームだ。
そして、彼らは上位のものとは棄権し戦わず、下位のものとのマッチングのみ受け入れる。
しかも少なくとも臨んだレースについては常勝無敗」
高槻 玲音
「ええ……」
アイ
「……通せんぼかい。性格悪」
神津 樹
「……」
ヘチナ
「初心者狩りっすか……」
二宮 信
「うわ……」
南条圭
「そう。彼らの俗称はまさに『初心者殺し』」
神津 樹
初心者狩りなのかレベル選別か。
高槻 玲音
「あのー、ちなみにレースって人数制限とかって」
南条圭
「人数制限は無論、ある。
そして、ペルソナ使いの戦いの結果が、互いの相性によって大きく左右されるであろうことは、君たちもクエストなどで、いくらか経験はあるだろう」
高槻 玲音
「……ってことは100位以内からうまいこと突破しても、落ちたらまたやり合うのか……手の内が割れた状態で」
南条圭
「彼らは、とにかくその相性という点について無類の強さを誇る。
それは、もちろん構成員の数が多いからというのもあるが」
マーク
「とにかく、相性の組み合わせの読みが正確なのよ」
高槻 玲音
「読み?」
神津 樹
「情報に強い奴がいる?」
南条圭
「そう。
彼らのリーダー、登録名、その名も『張角』が語るところによれば、『天命』『計略』だそうだが。
君たちの報告を聞いて、ようやくその正体が割れたな」
高槻 玲音
「うわあ……完全にもうそういう……」
二宮 信
「あー……」
アイ
「だね。あいつらならなんでもやりそうだ」
マーク
「いけ好かねぇ連中だぜ」
神津 樹
「オレたちのペルソナは変わらないから」
ヘチナ
「相性を見るために、スパイしにきたってことっすか……?」
マーク
「ああ、たぶんな」
高槻 玲音
「ずっと100位にいるってことは願いを叶えることには興味がないのか……? じゃあなんのためにそこまで……」
アイ
「理由分かんねぇのが余計気色悪ぃよ。このレースって、そういうんじゃねぇだろ。居座って下の方狩って、あいつらに何の得があんだね」
高槻 玲音
「俺もそこが気になる」アイに
南条圭
「常勝無敗。上を目指す者たちの裁定者。
そうした言葉に擽られる者も、それなりにいるのではないかな」
ヘチナ
「登竜門のつもりっすか…」
高槻 玲音
「趣味がいいとは思えないな……」
神津 樹
「そういう奴もいはするだろうけど」
アイ
「ただ勝ちてぇから勝ってるって? あんなめんどくせぇ奴が?
そうは思えねぇんだね。
あいつ、もっと底知れねぇ気がしたよ」
二宮 信
「……何らかの意図があるってことかな」
二宮 信
あるだろうなぁ……。
高槻 玲音
「少なくとも、秩父はそういう感じのやつには見えなかった」
南条圭
「ふむ……
その目的も、あるいは近く目にすることになるかもしれないな」
高槻 玲音
「なにか心当たりが?」
高槻 玲音
なに? うっかり99位になっちゃったとか?
100に居座るつもりなら負けるやん? みたいな
ヘチナ
101じゃなく?w
南条圭
うむ、と頷き、PCのモニタを戻すと何らかの操作
そして、再び皆へとモニターを向ける
「現在のランキングだ」
KP
見ると『チーム:Ad Astra』の順位は101位
高槻 玲音
「待ってくれ。
嘘だろ!?」
ヘチナ
「うぇ……」
KP
その順位の横には『⤴』
直前の順位『112位』からのランクアップだ
高槻 玲音
「マジかよ……」
神津 樹
「だから絡んできた?」
神津 樹
いや、違うか?
秩父がちょっかい出してきたあれをクリアしたから上がったんだな。
アイ
「…………最初っからこのつもりだったね?」白目を出した上目遣いで南条を睨む。
南条圭
「我々の創意ではない。
むしろ、彼らこそこの事態を避けたかったのでは、と私は考える」
高槻 玲音
「運営側に直に事態が伝わるから?」
南条圭
「覚えているかね? 我々のサーバーに対するハッキングの件だ」
高槻 玲音
「あー……」
神津 樹
「凄腕ハッカーとか……」
南条圭
「これは私の勘によるところではあるが、恐らくそのハッキングも、彼らによるものなのだろう」
高槻 玲音
「まあ、でしょうね」
南条圭
「秩父という少女の言い分からも、それが考えられる。
つまり、こうだ。
イエローフラッグは、スパイ行為によって、対象のクエストの状況を観察する。
相手の能力が割れ、それが自らが下せるものと判断した場合は、それをそのまま通す。
戦いを回避したければ、その実績を横取りし、自らのポイントとして、そのチームの上昇を阻む」
高槻 玲音
「……そうやって選別してたからの常勝無敗、か」
南条圭
「恐らくは」
高槻 玲音
「それで、俺たちのも阻むつもりだったのに、そのハッキングがなかったことになった。
だから、避けたかったのにこのカードが生まれたと南条さんは考えてる……ってとこですかね?」
マーク
「そういうことだな。……あと、忘れてるかもだが、ハッキングは連中の仕業じゃないぜ。たぶんな」
高槻 玲音
そうだった 申請はハッキングじゃねえわ
神津 樹
「あいつらが横取りしようとしたのをなかったことにしたんだ」
高槻 玲音
「そうだった……頭の中ぐちゃぐちゃしてきたな。なんか別の思惑を持った連中がいるんだ」
アイ
「ふぅん……。筋は通ってんね。他に動いてる奴のせいで、そうなっちまったってことか」
南条圭
「そうだ。
その正体は、未だ知れないが……」
アイ
「ちぇ、面白かねぇや。アイら、思惑ん中で好きにされてんだ」
当てつけのように南条を睨んだ。
神津 樹
「そのコーキンよりはオレ達の方が強い、ということだろ」
ヘチナ
「そ、そうなんすか!?」
マーク
「少なくとも、今はそうと判断したんだろうな」
高槻 玲音
「まあ、仕組まれてたとしても……負けるわけにはいかないだろ」
マーク
「とにかく、お前らの敵は目の前のイエローフラッグだけじゃねぇ。
どこの誰かは知らねぇが、お前らをイエローフラッグにぶつけたがっているヤツがいるってこった」
二宮 信
「……嫌だな……」
アイ
「まぁね。ここで投げ出して逃げても、誰も得しねぇよ。でも、面白かねぇや。
首突っ込んだ最初から、そんなんばっかだ」
二宮 信
「裏でこそこそ動かそうってしてるのが嫌だ」
マーク
異様な事態に、むしろ鼻息を荒くする二人を見て、マークが微笑む
「ああ。黙って踊らされるわけにゃいかねぇよな」
神津 樹
秩父ちゃん謎だねぇ。
アイ
「あんたらが言うかねぇ」皮肉げに、挑戦的に笑う。
マーク
「……おっと。まぁ、そう言うなって。こっちは別に仕組んだワケじゃねぇんだからよ」
南条圭
「……君たちが塔で牧童と遭遇し、それを稲葉が救ったのは、あくまで偶然だ。
結果、君たちというペルソナ使いが誕生したのは、我々にとっても僥倖であった、と思いはするが、現状これまでに話した以上の思惑は無い。
信じてもらえるかは君たち次第だが、そう断言させていただく」
神津 樹
「オレは上に行ければ何でもいい」
高槻 玲音
「まあ、そこまで狙ってたら逆に脱帽だよ……」
ヘチナ
「理事長先生を信じられなかったらこの学校にいられねっす……」
マーク
「こいつも色々考えを巡らせるところはあるが、あくどいことは絶対にしねぇよ。そこは俺が保証する。
よく勘違いされるやつだけどな」
高槻 玲音
「まあ、南条グループは変な噂聞きませんし……」
南条圭
「ありがたい言葉だ。投資ならいつでも歓迎するよ」
そう言って笑った彼が、冗談を言ったのだ、と瞬時に理解できた者はいただろうか
高槻 玲音
「今投資しても見返り少ないじゃないですか」
マーク
「株価べらぼうに高いぇからな」
高槻に笑い
アイ
「でけぇ話してんねぇ。
いんだよ。アイら今は踊らされるしかねぇもん。面白くねぇっつったって、その程度なんだ今は。
好きにしてやるさ。どっかで」
マーク
「ああ、その意気だ」
アイに微笑んだ
南条圭
「さて、ここまで話せば、もはや想像もつくだろうが」
和んだ空気を引き締めるように、南条が咳払いを一つ
「君たちの初戦の相手は、このチーム・イエローフラッグとなる」
アイ
「だよねぇ。しかも手の内も面も割れてんだ」
高槻 玲音
「はあ……気が重いなあ」
ヘチナ
「どどっどうすれば」
マーク
「まぁ、そこは考えたってしょうがねぇだろ」
神津 樹
遠慮なく殴れる相手とくれば、むしろ有り難い。
何故か攻撃的な気持ちが渦巻いて仕方ないのだ。
高槻 玲音
「まあ、秩父のペルソナの……あの中国武将の方は、打撃効くから……」
二宮 信
「いけるな」ほんまか?
神津 樹
「殴る」
目がすわってる。
ヘチナ
「ひゅっ」
アイ
「……目ぇ据わってね?」
神津 樹
八つ当たりだな。
高槻 玲音
八つ当たりだね
神津 樹
いや、恨みあるからいいよな。
二宮 信
いいよ
アイ
「ああー、そうだ。前みたいに奴らの情報ねぇの。
そんだけ人数いんじゃあってもなくても一緒かもしんねぇけどさ、こっちだけ手の内が割れてんじゃやりづらいよ」
南条圭
「うむ……彼らのメンバーは自由自在だ。といって、すべてのメンバーを網羅するのは時間も足りないだろう。
ただ一つ、わかっていることがあるとすれば。
彼らは必ず君たちの弱点を突いてくる。
そして、ペルソナの能力はほとんどのものが特定の相性に傾くものだ」
高槻 玲音
「嫌すぎるな……」
マーク
「お前ら、忘れんな。これは『レース』なんだぜ」
二宮 信
「レベル上げて物理で殴ってなんとかならないんすかね?」蛮族の思考しちゃった。
マーク
「おっ、ニノ、いいとこ突くじゃねぇか」
ヘチナ
「えぇ……」
二宮 信
「お?」
高槻 玲音
「え。レベル上げられるの?」
神津 樹
「レベル?」
二宮 信
「よくある言い回しだと思ったんすけど」
マーク
「レースまであと1週間。お前らにレースでの戦い方ってやつをレクチャーしてやる。
……店長がな。嬉しくて涙が出るだろ?」
アイ
「うえぇ」
神津 樹
「……」
高槻 玲音
「あっはい……そうですね……涙が出そうです…………」
アイ
「嬉しすぎて死んじまいそうだよ」
ヘチナ
「て……」
二宮 信
「マークさんが良いです♡」
マーク
「おっ、うれしいこと言ってくれるじゃないの」
ニノに
「よかったな、プロデュースは店長だが、稽古をつけてやるのはこの俺だ。
それじゃぁ、とことん喜ばせてやらないとな」
言って、どう猛に歯を見せて笑う
二宮 信
ちょっと内心安堵した。
高槻 玲音
嫌な予感がする 高槻はそう思った
神津 樹
普通にケンカで片がつけば楽なのに。神津は思った。
アイ
「……やっぱ死ぬんじゃないね?」
ヘチナ
「し!?」
南条圭
「ともあれ、ご苦労だった。今日はゆっくりと休み、明日からの特訓に備えてくれたまえ」
咳払いと共に、南条がリムを押し上げ視線を隠す
二宮 信
「はーい、ゆっくり休みます」

KP
というわけで、次回から恐らく数回くらい、レースの模擬戦です
オリジナルルールだよ!
高槻 玲音
あっはい
二宮 信
何話ぐらい使うんだ……?
神津 樹
ペルソナで殴り合いながら走るの?
KP
殴り合いながら走るねぇ
アイ
イエーイ模擬戦だ
ヘチナ
もぎせん!
アイ
PLは楽しみだけどPCは死ぬ!
KP
というところで、時間中途半端だけど、今日は締めとくか
神津 樹
はーい、おつかれさまー
高槻 玲音
おつさまー
二宮 信
お疲れ様でした~!
ヘチナ
お疲れ様でした!
アイ
お疲れさまでしたー! キリいいですしね

ひとこと
神津 樹
ベルベット・ルームとは何か。
そこの主イゴールとは何者か。

そしてそこにいた少女そっくりの秩父が属するチームはどのような所か。

周囲を取り巻く環境に関する情報回。


CoC『ペルソナ 勝利の塔』3-5

よかったね、【APP】14二人のサンドイッチだぞ♡

CoC『ペルソナ 勝利の塔』1-1

「……治安悪いな、このガッコ」

CoC『ペルソナ 勝利の塔』1-5

「ここじゃ、逃げ場もない。呼んでも人は来ない」