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こちらには
『俺の恋人が庭からボコボコ生えてくるんだが!?』 のほか、
今までに牧志と佐倉が経験したシナリオのネタバレがあります。
また、大きめの改変があります。

本編見る!
佐倉 光
「……で」
佐倉 光
「なんでこの部屋こんなに荒れてんだよぉ。
誰か心当たりある?」
三人を見渡す。
KP
棚は大きくえぐれたように崩壊しており、中に置いていた物が半分ほどなくなっている。
まるで、壊れたというより、虫にでも食い荒らされたかのような……。
弱気な牧志
「何だこれ、ぼろぼろだ……」
女性の牧志
「いや、知らない……何だ、これ」
目つきが悪い牧志
「何だこれ、写真立ての脚? 写真立て自体はどこ行ったんだ」
KP
三人とも心当たりはないらしい。
牧志 浩太
そこにサングラスの牧志が服を持って戻ってきた。
KP
【幸運】ロールに成功すれば、あなたが着せたい服があってよい。
失敗した場合、あんまり服のバリエーションがなかった。
佐倉 光
1d100 75 【幸運】 Sasa 1d100→ 64→成功
佐倉 光
今日の牧志の格好はどんなのだろう?
あれば赤系、黄色系、青系、黒系、柄付きなど。
あまりないようなら俺のを出してもいいけどさ。

女牧志は何着せても見分けがつくだろう。
なんか気が強そうなヤツには黒着せよう黒。黒なければこっちの服を出す。
そうすると残りは白か青系があればかな。
KP
牧志はいつものジャケットに色の濃いシャツを合わせていることが多く、黒はある。
普段着ているのが赤・黄色みがかった色が多いからか、あまり使った様子がないが、青系も一枚。

白は、というと襟つきの白いシャツが一枚出てきた。
佐倉 光
その辺適当に割り振る。
KP
サングラスの牧志はあなたの意を汲んでか、「コワモテモテ」と大書されたTシャツに着替えてきた。
佐倉 光
(いやお前が着替える必要はないだろ……いいけど)
(っていうかなんでそんなの持ってるんだよ)
牧志 浩太
「ああ、これゲーセンで取ったやつ。
……区別がつくようにって話じゃなかったっけ?」
目つきが悪い牧志
「ありがとう、やっぱ服着てた方が落ち着くな。
体格は一緒か」
目つきの悪い牧志が黒いシャツを着ると、変に似合うような気がする。
弱気な牧志
「……」
気の弱そうな牧志は襟つきの白いシャツを、少し遠慮がちに着る。
女性の牧志
「お、ありがとう」
女の子の牧志は下着とズボンと青いシャツを受け取ると、

はらり。

巻いていたタオルを脱ぎ捨てた。
佐倉 光
「風呂場行け風呂場!!」
捨てられかけたタオルを拾って押し付ける。
なんだろうぬるぬるしてんの局部だけじゃないやつなの?
女性の牧志
「わっ!? あー!? そうか、こっちの俺男だから!?」

あなたにそうされて問題に気づいたらしく、女の子牧志の顔がぱっと真っ赤に染まる。
彼女は慌てて服を掴み、風呂場に飛び込んだ。

あああああ、と風呂場の中から恥ずかしそうな叫びが聞こえてくる。
直前に見えた肢体は伸びやかで健康的な形をしていた。ぬるぬるはしてなかった。
佐倉 光
いいもん見ちゃった。
今回は俺のせいじゃないからな。
佐倉 光
あっちの俺の前で平気な顔で着替えてるってこと?
どういう関係なんだよあっちの俺!
佐倉 光
どういう状況なんだろうなぁーこれー
実際そういう世界からの来訪者なのか、そういう背景までセットで作られちゃったやつなのか。
目つきが悪い牧志
「ええと、何だあの俺、普段佐倉さんとどういう暮らししてるんだ」
あなたが思ったのと同じ内容を、目つきの悪い牧志が漏らした。
弱気な牧志
「悪いことしたかな……」
目つきが悪い牧志
「いや、あれはあっちが悪いだろ……」
色々刺激が強かったらしく、赤い顔でうつむきながらそんなことを言い合う二人。
牧志 浩太
「……」
本物の牧志はというと、顔を赤くしたまま固まっていた。
佐倉 光
つか他にも牧志とはいえ男いたじゃねーか。
佐倉 光
こっちの奴らも彼女いねぇ反応してんな。
人のこと言えねーけど。
もし牧志が女だったら
KP
というわけで、女の子牧志は男の佐倉さんと普通に同居しています。どんな関係性なのかは謎。

なんならプライバシー投げ捨ててるのも一緒。アカン。
佐倉 光
それはそれでまた色々変わってくるなぁ。
KP
「自分」と「佐倉さん」しかいないという認識になってめちゃくちゃ油断してしまった女の子牧志です。

牧志が女の子だと、佐倉さんとの関係性もだし波照間の記憶がらみも大いに色々変わってくるんですよね。
佐倉 光
あー、波照間さん絡み全然変わってくる。
&ハンドのラスト、連絡先に下心入ってなかったか佐倉!?
むしろ全力で拒否しそうな気もする。
全力ではなれようとしたのに猫になったときに助けてもらったのかなー
KP
そう。異性の記憶が上書きされちゃうわけですからね。
女の子牧志と紅さんだと余計にギャップ大きいしなぁ。

ああー、全力で離れようとしたのに猫になった時にまた出会ってしまって助けてもらって、がきっかけなのはありそう。
佐倉 光
女牧志さんの「俺」は波照間さん由来の可能性ー、
KP
可能性ある。波照間の一人称もこちらと違うかもしれませんしね。

佐倉 光
とりあえず部屋を片付けて座れるようにしよう。ソファと椅子を総動員したら何とかなるだろう。
足りなかったら床でいいや。
目つきが悪い牧志
「あー、手伝うよ。というか手伝わせてくれ。
朝から色々ありすぎて頭がごちゃごちゃだ」
そんなことを言いながら、目つきの悪い牧志が率先して片付けを手伝い始める。
KP
止めなければ(本物がフリーズから戻ってくるのにちょっとかかるが)四人がかりで片付ければ、すぐに済むだろう。
止めるならあなたと(本物の)牧志で片付けることになる。
佐倉 光
止めないわ。
なんか黒いのには変にシンパシーを感じる。

おっとそうだ、部屋からCOMP持ってきて三人をスキャンしよう。
KP
COMPは快調にあなたの指示に従い、モニターにスキャン結果を表示する。

[ HUMAN ][ 邪神 ] と表示される。
女性の牧志
「ごめん、油断してた……」
恥ずかしそうに顔を赤くして、シャツに包まれた胸を手で覆いながら、女の子の牧志が風呂場から出てくる。

そちらにCOMPを向けると、同じように[ HUMAN ][ 邪神 ]と表示されたが、一瞬だけ [ 外道 ] の表示が出た……。
佐倉 光
その情報は強面牧志にも共有しとこう。
みえちゃう
KP
胸を腕で覆っている理由、ちょっとこの家からはどう考えても重要なものブラジャーが出てこなくて……。
佐倉 光
そうだな。それはもう佐倉には気づけないやつだ。
誰か重ね着を思い付いてやってくれw
ジャケットでもいいかも。
丸出しΠは割と見慣れてるし…✨
何故光った。
KP
光った!
ジャケットでもいいですね。どのタイミングで誰が女の子牧志の困り事に気づくかだ。
佐倉 光
そういえば佐倉女子牧志と手を繋がれてラブホに行かされるの面白すぎるな。
KP
そういえば。あのシーン牧志が女子だと色々大変ですな???

佐倉 光
「別の世界のお前なのかなー。
とりあえず話聞いとこうかと思ってるんだ」
牧志 浩太
「賛成、今の所何がなんだか分からないし。
俺もとりあえず話を聞きたい。
警戒はするけど、すぐ疑う理由もないしな」
牧志(本物)は頷きながら、五人分の麦茶を注いで軽い食べ物を用意する。
牧志 浩太
「もし何かでうっかりこっちに来ちゃったんだったら、向こうの佐倉さんもシローも、みんなも心配してるだろうしな」
そう言って、サングラスの向こうで困ったように笑った。
佐倉 光
「まあ、そうだよな」
佐倉 光
三人が喋ると匂いがしたりするのかな。
KP
匂いが香ったのは女の子牧志だけだ。
感じたのもあの一瞬だけの、ほんの僅かな香り。
佐倉 光
香水か何かか?
佐倉 光
「記憶がはっきりしないって言ってたけど、一番最近の記憶なんてわからないか?」
KP
それは三人に聞く? >最近の記憶
佐倉 光
三人に訊く。
KP
部屋を片付け、五人とシローの座る所をなんとか用意し、めいめいにソファなり椅子なりに座ると、なんとか雰囲気が落ち着いた。
シローは不思議そうな顔で一緒に座っている。
牧志たち
『ううん……』
三人は揃って記憶をたぐり、小さく唸る。
目つきが悪い牧志
「ここ数ヶ月くらい、何やってたのか覚えてないな。
改めて考えれば、それ以前の記憶も曖昧だ。
どんな出来事があったかは覚えてるけど、全体的にぼんやりとしてるっていうかさ」
目つきの悪い牧志が、確かめるように一度、二度自分の手のひらを見つめながら、握って、開く。
女性の牧志
「俺もだ。霧がかかったような、細かい所がよく思い出せないような」
腕で胸を抱えた格好のまま、女の子の牧志が続ける。
弱気な牧志
「俺も……。佐倉さんのことや自分の名前、先輩のことも、ちゃんと覚えてるのに」
気の弱そうな牧志が、心細そうに小さく拳を握る。
牧志 浩太
「三人ともそうなのか。
一応追加しとくと俺は大丈夫。

『牧志浩太』そのものに何か起きてるんじゃなくて、三人に何か起きてるんだな、やっぱり」
佐倉 光
三人の特徴を詳しく見たい。
見た目や仕草で本物と違うところはあるだろうか?
目つきが悪い牧志
詳しく見るならば、目つきの悪い牧志はどことなく警戒心が強そうで、服の感触や辺りの物音を気にしているように見える。
佐倉 光
あいつは何だろう、神経過敏かな。
弱気な牧志
気の弱そうな牧志は仕草も気が弱そうだ。少し巻き肩で縮こまっている。
佐倉 光
何あんなに怖がってんだ?
女性の牧志
女の子の牧志が一番あなたの知る牧志に近いように見えるが、やはり骨格などの違いからか座り方などが異なる。
あと、ちょっと恥ずかしそうに胸を抱えている。
佐倉 光
不安なのかな。まあ、自分と俺とシローとはいえ、知らない男に囲まれているようなもんだろうし。
KP
どこかで牧志sに【アイデア】/4でも振ってもらおう。>困り事
佐倉 光
もしくは本人がもう一枚くれと言うか。
KP
【アイデア】/4で振ってもらいつつ、全員失敗したら当人が堪えきれず言っちゃう感じになりそうです。
佐倉 光
「どうして牧志だけ増えてんだろうな?」
牧志 浩太
「なんだよな。なんで俺だけ増えたのか、三人に何が起きてるのか……。数ヶ月前か、何があったかな」
佐倉 光
数ヶ月前に何か心当たりはある?
KP
数ヶ月前……心当たりがあるかないか、と言えば何かと事件はあった時期だ。
しかし、それと牧志が増えたことに関係がありそうには思えない。
KP
「まきしがさいた!」
牧志 浩太
「へ、咲いたって、ああー、ちょうどポット置いてた所だからか、シロー人間は咲かない」
佐倉 光
「シロー、何か見たのか? 三人が出てくるところとか」
KP
「ううん、おきたらさいてた」
シローはそう言って、ひとまず部屋の隅に片付けられた、割れた植木鉢を指さす。
KP
【アイデア】で判定。
佐倉 光
1d100 85 【アイデア】 Sasa 1d100→ 23→成功
牧志 浩太
1d100 90 【アイデア】 Sasa 1d100→ 40→成功
佐倉 光
植木鉢に植物残ってるのかな。
牧志 浩太
「……ん?」
KP
あなた達は気づく。
割れた植木鉢だけがあり、土も苗も跡形もなく消えている。
誰かが持ち去った、鉢の中から消えたというには、土が付着してすらいないのが奇妙だ。
佐倉 光
「あれ? 土、片付けて……ないよな」
女性の牧志
「ああ、片付けてない。誰か、土捨てた?」
目つきが悪い牧志
「捨ててないな。その辺りにとりあえず寄せただけだし、土なんか見てない」
弱気な牧志
「俺の家じゃないんだろ、ここ……。大事な物捨てたら悪いから、集めただけ」
牧志 浩太
「……他の物もなくなってるみたいだから、巻き込まれた?
それとも、まさか本当にあの苗が……、いや、ないよな。ない」
ないない、と牧志は首を振る。
佐倉 光
「他のもの? 何かなくなったものあるのか? そういえば苗もないな」
KP
改めて片付けたあたりを見てみるならば、奇妙なことになっているのが分かる。
棚が虫にでも食われたかのように半分削れていたり、写真立てが脚だけになっていたり、棚に置いていたシローのおもちゃが尻尾だけになっていたり……。
しかし、跡形もなくなっているのは、あの苗と土だけだ。
佐倉 光
むし? むしなの!?
佐倉 光
「うわ、よく見たら酷いことになってる!? なんだこれ。やっぱり悪魔の仕業か?」
佐倉 光
「それにしたって土がひとかけらも落ちてないのおかしいよな。アレが元凶か?」
佐倉 光
「昨日もっとよく見ておくんだったな……」
鉢を置いていたあたり、何か変な物は落ちていなかった?
KP
昨日のことを思い出すなら【アイデア】で判定。
佐倉 光
1d100 85 【アイデア】 Sasa 1d100→ 85→成功
ギリ
牧志 浩太
1d100 90 【アイデア】 Sasa 1d100→ 48→成功
KP
何も変な物は落ちていなかった。思い出す限り、至って普通の鉢と苗だった。
佐倉 光
「土の中に何か混ざっていたとか……牧志、シロー、どうだった?」
牧志 浩太
「いや、でも昨日見た感じ普通の苗だったと思うんだけどな。
植え替えた時にも、特に変なものはなかった。
そこまで警戒してなかったし、目に見えない程だった、とかだったら分からないけど」
KP
「なかったー」
ぷるぷる、とシローは首を振る。
佐倉 光
「やっぱ無関係か……?」
囓られた家具見て、何か気付くこととかあるかな。
KP
その断面はつるりとしていて、何の牙で齧られたのか、あるいは空間転移でもして消えてしまったのか、よく分からない。
佐倉 光
牧志たちと場所交換したのかなー
佐倉 光
「随分断面が綺麗だな」
佐倉 光
「ここからサクッと切り落として丸ごと他の世界の牧志と交換したとか?」
佐倉 光
なんか這ってるなら虫なのかなぁー
牧志 浩太
「そういえば……。齧られたっていうより、溶けたみたいだ。
この辺りが別の世界に飛んで、代わりに別の世界の俺達がやってきた……?」
牧志が、半分になった棚板の断面を撫でて言う。
牧志たち
そんな様子を、三人の牧志たちはめいめいに困ったように見ていた。
佐倉 光
「そっちの世界でのこととかあんまり覚えてないんだっけ?」
佐倉 光
「見た目もCOMPの分析も人間だし……いや彼女はちょっと違うけどまあ牧志だったし」
佐倉 光
「いやそんなにじっくり見たわけじゃねぇからな!?」
もうなんかさっきと別の意味でもっとよく見たいなぁという気分ではあるけどさすがにそれはな。
女性の牧志
「いや、覚えてはいるよ。何があったとか、佐倉さんとどうして会ったとか、俺がこうなった理由とか。
ここ数ヶ月の記憶はすっぽり抜けてるけど、それより前は覚えてる。
でも、細かい所の印象がぼんやりしてるんだ」
胸を抱えたまま、女の子の牧志はもぞりと居心地悪そうに身じろいだ。
佐倉 光
「つーかそういやどうして裸だったんだ?」
目つきが悪い牧志
「いや、俺にもさっぱり分からない。
ふっと気がついたらリビングにいて素っ裸だった、って感じなんだ、俺視点」
弱気な牧志
「服着ないで寝たとか、そんな覚えないんだけどな……」
ああ、と目つきの悪い牧志と気弱そうな牧志が頷きあう。
佐倉 光
「? そうか。詳しく聞いて齟齬があるところ調べていけば何か分かるかな……」
KP
この辺で、佐倉さん〈心理学〉で判定。オープンでよい。
KP
女の子牧志以外の牧志三人は【アイデア】/4で判定。
佐倉 光
1d100 57〈心理学〉 Sasa 1d100→ 39→成功
牧志 浩太
1d100 22 本物牧志 Sasa 1d100→ 80→失敗
目つきが悪い牧志
1d100 22 目つき悪い牧志 Sasa 1d100→ 49→失敗
弱気な牧志
1d100 25 気弱牧志 Sasa 1d100→ 86→失敗
KP
あなたは女の子の牧志が、何となく胸を気にしているような気がした。
女性の牧志
「ところで、その……」
あなたが考え込んでいる所に、女の子の牧志が珍しく歯切れが悪そうに口を挟んだ。
女性の牧志
「俺の、じゃない。ここの牧志のジャケット、借りていいか」
KP
言いづらいせいで言い方が歯切れ悪くなっちゃうのだった。>女の子牧志
佐倉 光
「寒い? それなら……あ」
やっと彼女が腕を組むようにしている位置が変に高いのに気付いて、その理由に思い至った。
佐倉 光
「ああ、そうか。『寒かった』よな。気付かなくてごめん。
牧志、ジャケット貸してやってくれないかな」

牧志がジャケット出してくれたら、ジャケット渡してすぐに壁際の削れている部分の特徴などに話を振って、
視線がそっちに行かないようにしとこう。
牧志 浩太
「?」
牧志が不思議そうにジャケットを持ってくる。
女性の牧志
彼女はジャケットの前をきつく合わせて、腕を下ろしてほっと息を吐く。
KP
牧志&牧志sも〈心理学〉はあるはずなんだけど、胸を気にしてることに気づいたとしてもそれに思い至らない&「自分だ」「でも女の子」で頭がバグってしまっててそもそも気づかないのダブルパンチ。
目つきが悪い牧志
「虫が食ったようになってて、その代わりに俺達が出てきたか……。
うーん、空鬼の仕業じゃないよな? あいつ虫じゃないし」
目つきの悪い牧志が、一連の流れにはさっぱり気づいていない様子であなたが振った話題に乗る。
佐倉 光
「空鬼か。あり得ない話じゃないけどな。
ただあの時は空間を裂いても物体を侵食はしなかったから違うかもしれない」
女性の牧志
「ありがとう」一瞬だけ目を合わせて、あなたにしか聞こえない程の声で彼女はささやいた。
佐倉 光
礼には視線だけで反応する。
佐倉 光
「そういうのも知ってるのかー。どの程度違ってどの程度同じなのか知りたいな」
彼らがはっきり覚えているところまでについて訊いてみていい?
ついでにどんな生活してたのかとか。
興味も多分にある。
KP
聞くと、彼らは各々頷いて、記憶をたどるように考える。
答えることに抵抗はないらしい。
KP
※ジャンジャン聞いて構いません。
女性の牧志
「どっちから辿ろう? 俺が“生まれた”所か、それか一番最後に覚えてる所か」
KP
別の牧志と佐倉さんの関係はわりとこちらで捏造しているので、途中で「それはない」なやつあったらなかったことにするのでお知らせください。
佐倉 光
おっ。色々あるんだ! 聞きたいなー
別の世界なら何があったって不思議はないのです。
KP
わーい。ありがとうございます。
佐倉 光
「……みんな、『紅』だったのか? だったらそこからかな……
つーかみんなの俺達に対する反応見るに、俺やシローのことは知ってるんだな」
聞きながらこちらの世界で思い出せる事件について軽く紙に書いていこう。
差があるところを主に聞きたいし。
佐倉 光
最初にこっちではこうだったって説明を軽ーくしとこう。
牧志 浩太
牧志はあなたと共に、こちらで起きた出来事について話しだす。
三人とも、一言も口を挟まずにじっと聞いていた。
女性の牧志
「ああ。俺も『紅』だった」
懐かしそうに、女の子の牧志が頷いた。
女性の牧志
「あの時は、随分混乱したな。戻ってみたら女になってるんだから」
目つきが悪い牧志
「ああ……、それは混乱しそうだ。
俺も『紅』だったよ」
弱気な牧志
「俺も……。俺になったことに後悔とかはないけど、あの強さはちょっと持っていたかったな」

そして三人は、不思議そうにしているシローを見やる。
女性の牧志
「ああ、知ってる。シローも一緒に暮らしてたよ」
目つきが悪い牧志
「シローってその子だよな? 俺は知らない……。
捕まって変なもの入れられた事件自体、こっちではなかった」
弱気な牧志
「シローのことは知ってる……。
佐倉さんと一緒に、しょっちゅう俺を助けてくれてる」
佐倉 光
「波照間さんや俺とは会ってるんだな」
佐倉 光
「その痣があるって事は、そっちの俺も同じようにしくじってるのか」
佐倉 光
「そもそも変な事件に遭いまくったり、
それで一緒に暮らすことになったりしてんの?」
女性の牧志
「そう。この痣は機械の街の一件でついたものだから、そこも一緒みたいだ。
……俺の身体に痣がついちゃったこと、すごく気にしてたな、佐倉さん」
俺は気にしてないんだけど、と女子牧志は首筋を撫でて懐かしそうに苦笑する。
目つきが悪い牧志
「ああ。あまりにも変な事件に遭うから、それでもう一緒に暮らそうってなったんだ。
で、なったらなったで酷い目に遭って。
あれから感覚過敏が酷くなったんだよな」
弱気な牧志
「俺も……、酷い目に遭いすぎて俺がおかしくなりだしたから、佐倉さんが心配してくれて」
牧志が女だったら
佐倉 光
ああー、女の人の体にでっかい痣つけたらより気にするよなー。
KP
そうなんですよね。でっかい痣がついてしまうことの意味がより重いなって。
(それどころじゃないことにもなってるけど)
佐倉 光
いちいち葛藤がでかそうだなそっちの佐倉。
KP
いちいち色んな所でこっち以上に葛藤がめちゃくちゃでかそう。一緒に暮らすときもシローの一件も。
佐倉 光
女子牧志で気になるイベント。
そもそもしょっちゅう止めてくれたり助けてくれたりするのが東浪見なのかどうか。

100万回目のハッピーバースデー
 性別違う人に入ってこれが自分だって納得するぅ!?
ワンナイトショット
 翌日のカメライベントが恐怖でしかない。
1100
 片目が女性だったら異性の精神取り込むの? 片目牧志さん大変そう。
風のさびしく呼ぶ声
 故郷に仲のいい男の子連れてくって時点で地元がざわつきそう&風呂シーンが別々になる
ブラッドレッドデカダンス
 互いに大変そう
スペクトラム
 シロー周り大変そう
俺の部屋のカーテン というか同居周り
 そこまでなにがあったんだ
夜は星を落とし易い
 ミオの性別どっちだ。
夢の果てなら
 2のイベントが色々アレなことに
まだあまり情報出てない他の二人もどうなってるのか気になるんだよな。
強気な方は性格逆転と感覚過敏と?
弱気な方はまだ弱気ってことしかわからぬ。
KP
諸般の都合で1100は発生していないんですよね。
他にもたまに発生していない事件や、経緯の違う事件があります。
佐倉さんが女子牧志には連絡先渡さないだろうとか。

>100万回目
あとミントさんとの関係どうだったの?? とか。
佐倉 光
諸般!
ああ、全部のところで起きるわけないか。あれはここの牧志が起点になって他の全部の世界を巻き込む話ですしね。
ミントさんどうだったんだ…

佐倉 光
「ということはみんなにとってはここは自分の家に近い環境なのか。
いつかの異世界の奴らと違って、随分近いんだな……
異世界の」
片目の彼のことを思い出した。
あの事件の時は、こんなに違う色々な牧志と会うことになるなんて思っても見なかったが。
今まで色々見たけどやっぱりアイツが一等酷い目に遭っている気がする。
女性の牧志
「そうなるな。
今見てても自分の家にしか思えないけど、よく見たら結構差があるな。不思議な感じだ。

……そういえば、それ気になってたんだ。
その、別の世界の一件だけは、俺は経験してないんだ。
腹痛の時のことは、あったのに」
目つきが悪い牧志
「お前もなのか? 俺もだ。俺も、その件は知らない。
別の世界の俺じゃないか、なんて話がすぐ出てきたのは、それでだったんだな」
弱気な牧志
「俺も……、俺もだ。他の世界の俺と一緒に生贄になりかけたって?
そんなことがあったんだな……」
牧志 浩太
「え、三人とも知らないのか? それだけ?

腹痛の件は知ってるってことは、別の世界の俺と関わったことだけが抜けてる、ってわけじゃないよな」
佐倉 光
悪魔のなりすましやその場で発生したにしては、やたら設定が細かい。
異世界で間違いないのかな。
佐倉 光
「感覚過敏って精神的なやつ? こっちと同じならもうそろそろ2年だろ? 時間をおいても治らないのか?」
目つきが悪い牧志
「ああ、俺の感覚過敏? これは元から。
元から、っていっても『紅』になる前のことは分からないけど」
目つきの悪い牧志がそう付け加える。
佐倉 光
「そうなのか、大変そうだな。
体が痒くなる事件の時なんか地獄だったろ」
目つきが悪い牧志
「……あれ酷かった。本当に酷かった。
正直、いま記憶がぼんやりしてるのが救いな位だ」
目つきの悪い牧志はそう溜め息を吐く。
女性の牧志
「それは……、大変だったな。俺はあの時、顔にでかい水膨れできちゃって大変だったな。顔が剥がれるかと思った」
女子牧志が頬を撫でる。
弱気な牧志
「酷いことになってたんだな……。俺の所、カーテンかけたらいなくなって、それきりだった……」
あなたの語った内容を想像したのか、気弱そうな牧志がぶるりと身を震わせる。
佐倉 光
「そっちの俺や波照間さんってどんな奴?」
女性の牧志
「こっちの佐倉さんや先輩? 聞いた感じ先輩はあまり変わらないかな。
あ、でも『紅』だった俺が女だった時はめちゃくちゃ動転してた」
目つきが悪い牧志
「こっちの先輩もその話とあまり変わらないな。

あれ? ……いや、何だかおかしいな。
俺の所の先輩も妙に動転してた気がする。最近はそうでもないのに、最初の頃だけすごく距離を測りあぐねてた」
弱気な牧志
「そ、そうだ、俺の所の先輩も。
俺が気が弱いから変な感じになってたかと思ったけど、最初の頃だけ態度が違った気がする、よく思い出せない……」
KP
この辺シナリオから設定を大いに盛りちらかしております。
だいぶややこしいことになってる。
佐倉 光
お?  なんか特殊な組み合わせでたかな?
佐倉 光
「へー、何か違ったのかな?
そりゃまぁ、自分の記憶持ってる奴と付き合うのはそれなりに大変だろうし、ぎこちない感じになるだろうけど。
いつごろから自然になった?」
目つきが悪い牧志
「何だったっけな……、三人で呑み会した頃? その少し前? 呑んで色々ぶっちゃけたから自然になったのか……?」
目つきの悪い牧志が眉根を寄せる。
弱気な牧志
「俺も……、あの前後で先輩の態度、変わった気がする。でも、いつだっけ、よく覚えて、ない。
それより前の記憶が、なんだか特に曖昧で」
気弱そうな牧志がおろおろと頭を抱えだす。
佐倉 光
「あの辺、他に何かあったかな。
俺が異界に閉じ込められてた辺りか?」
佐倉 光
「そこまでの記憶まで曖昧か。てことは、だいぶん短い期間の記憶しかないってことか?  一年か二年ちょいってとこだろ?
それまで何か違ったのか?
波照間さんが距離とろうとするって、悪魔だった、くらいでそうはならねぇよなぁ」
牧志 浩太
「ちょっと引っかかってるのが、あの、違う世界ごと生贄にされかけたのがその頃だろ。
三人とも、その時のことは知らないっていうし、あれが何か絡んでる?」
紙の上をたどりながら牧志が考える。
佐倉 光
「そっちの牧志はそんなことないのか?」
女牧志の方を見る。
女性の牧志
「まあ、『兄』が女だったわけだし、先輩は距離に困ってたよ。
俺も色々受け入れ難くて、最初は何かと困ったし」
女性の牧志
「でも、急に自然になった、ってことはなかったかな。
それから佐倉さんと色々あったり先輩に彼女できたりして、色々あって先輩とも落とし所見つかった感じかな……」
目つきが悪い牧志
「は? 先輩に彼女!?」
弱気な牧志
「えっ、先輩に……彼女……」
KP
変な所に二人が反応した。意外な差異である。
佐倉 光
「ああ、東雲さんっていう美人。
そこ違うんだ……
まあ波照間さんに彼女ができるって割と奇跡な気がするし」
佐倉 光
「人のこと言えねーけど」
牧志たち
『美人の彼女……』
KP
二人の驚愕の声が揃った。
女子牧志と本物の牧志が苦笑する。
佐倉 光
「あのときの事件か。
他の世界の牧志の力借りて戦ったやつ。
あのときも牧志が色々忘れて大変だったな。
俺が記憶の修復に行ったんだ」
牧志 浩太
「だったな。
確か俺が元の記憶を取り戻して、佐倉さんを忘れちゃった時もあったんだよな。
……そのまま忘れてしまわなくて、よかった。

でも、どうしてそこだけ違うんだろうな……」
KP
そうこうしていると、シローがあなたの袖を引いた。
KP
「さくら、おなかすいた」
そういえば、あんな出来事のせいで朝食がまだだ。
KP
こうやって適宜日常生活イベントが入りますが、話は聞き続けて大丈夫です。
佐倉 光
そっちの佐倉どうなんだ?
という話が流れているので後で適当にまた訊こうかなー
KP
先輩の彼女ショックでどっかいっちゃった。
朝食食べながらその話になる予定ではありました。
佐倉 光
「ああ、そうだな。
どうする、何か出前でもとろうか?
適当に座ってても食べられるように握り飯かパンでも買ってくるって手もあるけど」
牧志 浩太
「ああ、作ろうかって思ったけど、五人分は多いか」
いつものように立ち上がりかけた牧志が足を止める。
佐倉 光
「さすがに食卓も狭いしさ。
外に行ってもいいけど、ここみたいなことが起きたら面倒かな」
オーガーイーツでも使おうか。
佐倉 光
みんなでわいわい作るのも楽しそうではある。
朝だしねー、あまり出前もないか。
KP
朝ですしねぇ。微妙。
昼は出前なり外で食べるなりして、朝は作るとか。
佐倉 光
「この時間だとピーダイくらいしかないな」
(ピースダイナーは大手のハンバーガーチェーンだ)
佐倉 光
なんか食えるもののこってたっけ?
棚を漁ってみよう。
昨日のお好み焼きの残りや焼きそばの残りくらいはあるだろうか?
KP
ピースダイナーだ!
佐倉 光
メガテンでファストフードというとピーダイなイメージです。ペルソナだけど。
KP
わかります。コンビニはイン&ヤンだしバーガーはピースダイナーだ。
佐倉 光
開始前に考えていたイメージとだいぶん違うシナリオでびっくりしております。
話が通じない感じのミニ牧志がそれこそ10人単位でわらわらと出てくる話かと。
KP
元の話はそのイメージに近い「牧志が生えて増える話」なんですが、生えて増えるこの牧志ってどうなってるんだ? をチャート結果と背景情報から掘り下げたら余計な背景が増えちゃって……。
佐倉 光
たのしい
KP
わぁい
一部KPの勘違いもあって背景情報が増えてしまい、元のシナリオから大盛りになっています。
KP
冷蔵庫を漁ってもすぐ食べられそうな物はないが、冷凍してある買い置きのパンが出てきた。
これにスクランブルエッグでも乗せれば朝食になりそうだ。
佐倉 光
冷凍パンか。お手軽でいいな。
佐倉 光
「牧志ー、冷凍パンあったからこれでも良くねー?
後で少し早めに昼食出てさー」
言いながらざっと見回す。
ダイニングテーブルとテレビ前のテーブル使えばギリ何とかなるか。ざっくりと片付けよう。
牧志 浩太
「お、いいな。卵でも焼いて乗っけよう」
言うが早いか冷蔵庫に向かいだす牧志に、他の三人も立ち上がる。
女性の牧志
「手伝おうか。スペースないから洗い物くらいになるけど」
弱気な牧志
「あ、俺も、手伝う……。何も持ってないし、せめて」
目つきが悪い牧志
「ごめん料理苦手。
せめて皿出すのと片付けくらいはやるよ」
佐倉 光
じゃあ俺は最後の牧志と一緒に場所開けて食べられる場所の確保をしよう。
牧志たち
牧志たちは家の台所や普段食べる物、シローのことなど話しながら、卵を割ったりパンを解凍したりしている。
佐倉 光
話せば話すほど親近感が湧くな、この目つきの悪い方の牧志。
佐倉 光
「コンピューター扱えたり、ハッキング得意だったりしない?」
と目付きの悪いのに訊いてみよう。
目つきが悪い牧志
「割と。こっちでは佐倉さんがハッキング担当だったりするのか?
そうなんだよな。さっきの話だとそうだ」
そう言いながら、彼は目つきの悪い顔をさらに顰める。何か引っかかる事があるようで、こめかみを数度叩く。
佐倉 光
「ああ、そういうこともあるのかと思ったら。
そう、ここでは俺がサマナーでハッカー。そっちだと牧志がそうなのか?
……どうかしたのか?」
目つきが悪い牧志
「いや、……それで気づいたんだ。俺の記憶、おかしいかもしれない。
二年前? 先輩の態度が変わった時。その前後で連続してない。
それより前は、佐倉さんがハッカーだった……」
ぐしゃぐしゃと彼は頭を掻く。
佐倉 光
ずっとまるで俺みたいなアクションや発言をしているんだ、この牧志は。
佐倉 光
「つまりそこを境に何かで世界が書き変わった?
アマラ経絡の障害か、ワールドハッキング……さすがにオカルトかな。
人間の記憶や立場が混ざった、なんてことでもあったのかな」
佐倉 光
「態度が変だった要因、はそれだと分からないか」
目つきが悪い牧志
「混ざった、混ざったか……。かもしれないな。
ああ、どうして変だったのかも曖昧なんだ。
ただ、混ざったって考えると、ちょっと気になることはある。
もしかしたら、俺同士も何か混ざってるのかもしれない。突飛な仮説だけど」
佐倉 光
「牧志同士?  別の世界のお前が混ざった?」
佐倉 光
「確かに色々いたなぁ」
目つきが悪い牧志
「ああ。女の俺が、先輩が距離を測りあぐねてたって言ってたよな」
ちらりと、彼はキッチンで話しながら料理をしている牧志たちの後姿を見る。
目つきが悪い牧志
「先輩の態度、そういう感じだとすると辻褄が合う気がした。……ちょっと衝撃的な仮説だけど」
佐倉 光
「ああー、つまり、お前が感じていたと思っていた変な態度は、女の牧志に対する反応の記憶が混ざったもので、本来は違った?  だから記憶がぼやけている?」
目つきが悪い牧志
「そう、そういうのもあるかなって今思った。
話しててちょっとずつ自覚してきたけど、それより前の記憶、随分ぼんやりしてるんだ。
俺の記憶じゃ、ないのかもしれない」
佐倉 光
ややこしいことになってんな!
KP
ややこしいことになってます。彼らも知らないことあるのでさらにややこしい。
佐倉 光
「……大変だなお前ら」
心底同情して肩に手を置いた。
目つきが悪い牧志
「……ありがと。まさか、あれ以上に記憶がややこしくなるとは思ってなかった。
もしかしたら本当に突然生えたんだったりしてな、俺」
佐倉 光
「あいつ……彼女は記憶ははっきりしていると言っていたな。
代わりに物理で混ざったのか?」
目つきが悪い牧志
「…………俺と女の人が物理で混ざったって? 
何か……ううん……どう考えていいか分からない……」
少し顔を赤くしながら頭を抱える。
佐倉 光
「何考えてんだよちげーよ。そうかもしんねーけど」
目つきが悪い牧志
「…………考えてない。考えてないし」
ぶんぶんと首を振る。
佐倉 光
「それについては後で訊いてみるつもりだ」
佐倉 光
ともあれ『混ざったのではないか』という話を食事が始まったら振ってみるか。
佐倉 光
そんな状態の奴らが、ちゃんと分離して、本当にあるのかどうかも分からない元の世界に戻れるのかどうか。
後であの花屋にも聞き込みをしてみるべきだろうか。
佐倉 光
「帰るところがあるといいな」
目つきが悪い牧志
「そうだな、そうであればいいって思うよ。
俺の知ってる、ハッカーじゃない佐倉さんも、俺が暮らしてた家もちゃんとどこかにあって、いつもみたいに解決して帰るんだ」
目つきが悪い牧志
「ありがと。怪しい相手なのに優しいな」
佐倉 光
「今までいろいろありすぎたから、どんなことでもあり得ないとは言い切れないと思い知っているだけさ。
俺自身が記憶を飛ばして不審人物になっている期間も長かったし」
佐倉 光
「お前らには悪いけどちょっと面白いと思ってるし」
目つきが悪い牧志
「確かにな。朝起きたら相棒が増えてて、しかも一人女になってましたってか? 
逆だったら俺もそう思ってたな。間違いない」
不安を誤魔化すように茶化す口調は、やっぱりあなたに似ていた。
KP
その頃、キッチンの方からいい香りが漂いだしていた。
牧志 浩太
「できたよー」あなたの知る牧志の軽やかな声。
佐倉 光
「おっと。運ぶか」
声をかけ、キッチンへ向かう。

ひとこと
佐倉 光
人間は咲かないんだけどどうやら咲いちゃったものは仕方ないよな。


【置】CoC『せんたく』 牧志&佐倉 1

「もし、辛いことを洗ってしまえるとしたら、どうする?」
「あまりに酷い記憶なら忘れてもいいと思うぜ、たまには……」

【置】CoC『1100』佐倉&牧志 3

マジですか。戦闘で俺ができることなんてないよ!?

CoC『meow!!』牧志&佐倉 1

猫とこっくりさんやっている奇妙な青年は、おおいに人目を集めたようだ。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


ゆうやけこやけ 第六話『とびらをひらいて』の一

きらわれちゃった

CoC『死にたがり電車』羽生1

事実は小説より『とびきり』奇妙なものなのだ。とはいえここまで『とびきり』のものにはお目にかかったことがないが

CoC番外『牧志 覚醒編』牧志&子供佐倉

「覚醒した……いや、させられた、のか?」