こちらには
『鬼の駅にて』
ネタバレがあります。

本編見る!
はじまり
佐倉 光
こんばんはー
このメインテーマ格好いい。
『なにかが起こりそうな曲』なるほど。
KP
こんばんは! そうそう、公式BGMライブラリです。この曲好き。
佐倉 光
不穏で美しくて良いね。
KP
そしたら差支えなければ始めちゃいますか?
佐倉 光
はーい、お願いします!
KP
よろしくお願いします!

KP
何気なく電車を降りると、そこは奇妙な黄昏の駅だった。
見た事のない化物らが楽しげに酒宴を繰り広げる、「鬼の駅」。
そこで佐倉は仕事仲間の悪魔使い、波照間紅に会う。
しかし、彼の瞳は不気味な金色に輝いていた……。

KP
心臓に杭を刺された青年が龍神の姿に戻り、山の向こうへ飛び去っていった後。鞄を提げて、波照間紅がその場に戻ってきた。
佐倉 光
そうそう、折角お財布とってきてくれたんだけど……
何食わぬ顔で一本お茶自分で買っておくね。
「あ、悪い波照間さん。ポケットに小銭があった」
自販機から出てくるのが茶じゃなかったら困るが。
波照間 紅
「? ああ、そうだったのか」
KP
自販機からは見慣れたお茶のペットボトルが滑り落ちてくる。
佐倉 光
一応中身もよく見てみる。飲みはしない。
KP
中身を確かめるなら、〈聞き耳〉
佐倉 光
くそ、喉が渇いたぜ……
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 79 > 失敗
KP
見慣れたお茶…… に、見えるし、匂いも普通のお茶だ。
波照間 紅
「飲まないのか?」
佐倉 光
そうか……まあ、ここのものを飲み食いする気はないし、そのまま持っていこう。
「考えてみりゃ、急いでたなと思って」
言い訳にはちょっと苦しいが。
波照間 紅
「まあ、傍に変なものがいたしな。飲む気にならないのも分かるか……」
龍神がいた自販機の隅を、少し警戒した様子で見やった。
佐倉 光
(ああ、そういうことでいいや……)
「波照間さん、さっきの建物、物音がしたんで調べてみたいんだ」
波照間 紅
「向こうの建物か?」三番線の方を指す。
佐倉 光
「そうそう。さっきのとこ。
何か迷い込んでるかも知れない」
波照間 紅
「そうだな、分かった」
彼は頷いて、三番線の方へ向かって歩く。
佐倉 光
(仲間相手に悪魔会話っぽいいい加減さで話すことになろうとは……)
(さっさと正気に戻ってくれよな)
波照間 紅
あなたの前を行く背中は、いつも通りに見えた。背さえ向けてしまえば、いつも通りの彼だった。
佐倉 光
(正直、一番頼りになると思ってる人が半分敵ってのは、いろいろキツいぜ……あっちにゃCOMPもあるわけだし、俺に勝ち目はねぇ)
疲れたようなため息をついて、後を追う。
波照間 紅
CCB<=70 〈聞き耳〉 (1D100<=70) > 14 > スペシャル
「どうした?」あなたの溜息を聞きつけたか、不思議そうに振り向く。
佐倉 光
「あっ? ああ……
こんな時にCOMP置いてくるなんて、俺はマヌケだなって思っただけだよ」
波照間 紅
「こんな時?」
佐倉 光
「さっきのヤツ、消える前に《アナライズ》くらいはしてみたかった」
本心!!
波照間 紅
「ああ、確かにな。《アナライズ》してみればよかったか」
佐倉 光
ナチュラル《言いくるめ》が発動しとるw
佐倉 光
「そういや、波照間さんのCOMP、使えんの?」
波照間 紅
「僕のか?」言うと、彼は鞄から覗いていたCOMPに手を伸ばす。蓋の部分に時刻表示か、わずかに液晶の薄青い色が光っていた。

「動きそうだ」
佐倉 光
「へー、動くんだ。
……そうか……」
これは俺にとって、良いことか悪いことか。
波照間 紅
「……さっきから、何かあったのか?」
佐倉 光
「ちょい大きめの悩みがね。
俺のナカマがひとり、自分を見失ってて。
どうしたもんかなぁと思っているところなんすよ」
波照間 紅
「それは心配だな。それで、COMPか……」
佐倉 光
「とりあえず、建物調べてみたいんですよね。
役に立つかも知れないし……」
(立ってくれないと困る)
波照間 紅
「ああ、分かった。それで急いでたのか」
KP
あなた達は歩道橋まで戻ってくる。三番線のホームには変わらず手水舎があり……、そちらから、水の流れる音が聞こえた。
佐倉 光
「俺……」
続きの言葉を口に出すのを躊躇う。
「電車に乗りたいんですよねー。
乗り遅れるわけにはいかないんだ。
車の延長料金、やべーことになってるし」
波照間 紅
「ああ、夜になると次の朝まで電車ないものな、ここ」
佐倉 光
「俺酒飲めないのに、ああいう空間で夜明かしはしんどいんで……」
(夜明けまで生きてりゃな)
波照間 紅
「うーん、それもそうか」
佐倉 光
あっち側いっちゃっても話が分かるな、波照間さん……
なんだかわけが分からなくなってきて泣きたくなってきたぞ。
佐倉 光
《言いくるめ》つつ情報提示ッ
KP
ナイスッ
佐倉 光
手水舎に接近してみる。
佐倉 光
凄い水流れてるw
KP
大盤振る舞い。水系効果音これしか用意してなくて……w
KP
そこには変わらず石の水槽と龍の像があり……、しかし、一つ違う所があった。
龍の口から、絶え間なく美しい水が流れていた。山の中の清流のような、ひんやりとした、清らかな水だ。
佐倉 光
(よし、狙い通り……)
波照間 紅
「…………」一度、彼は表情をこわばらせ、手水舎から距離を取った。
佐倉 光
(問題はここからだ……)
「波照間さん。落ち着いて聞いて欲しい」
波照間 紅
「……酷い臭いだ。ああ……?」
佐倉 光
「最初に……俺たち、仲間だよな?」
波照間 紅
「ああ。仲間だ。それが……どうした?」
佐倉 光
「二年間、悪魔を狩ってきた。世界に侵攻してくる悪魔を仲間にしたり倒したりしながら、ずっと信頼し合ってきた……と、少なくとも俺はそう思ってる」
「俺のことを信じてもらえると、嬉しいんですけど……」
波照間 紅
「……僕もだ。頼りにしている。信じて、って、何をだ?」
佐倉 光
ふう、と息をつく。
ひとつひとつ提示しよう。
「まず、さっきのCOMP……ちゃんと動くといいんだけど。
そいつで自分を見てみてください。
自分をアナライズして、種族のところを確認して」
COMPが動かなかった場合は言葉で説得するしかないが……
あまり自信がない。
波照間 紅
「? ……分かった……?」
佐倉 光
波照間の行動を見守る。
最悪の場合、電車が来るまでホームで追いかけっこだ。
それだけは……色々無理。
佐倉 光
仲魔喚んだら仲魔にツッコミくらいそう。
波照間 紅
彼は自分のCOMPを手に取った。矢筒を小さくしたような道具を鞄から引き抜き、蓋を開く。内側から出てきたスイッチをスライドする。慣れた手つきだった。
折りたたまれた状態で内側から出てきたパーツがジャキッという音と共に展開され……、一張りの弓の形になる。
佐倉 光
「おおー、すげぇ」
その機構が初めて動くのに興奮を覚えつつ、
(あれで撃たれたくは、ないなぁ)などと思った。
波照間 紅
ジジッ……、とCOMPが不穏な音を立てた。
「る……、」
佐倉 光
「る?」
波照間 紅
彼は弓を……、逆手に持った。握りの所にあるモニターの上で、彼とあなたの視線が重なる。
そこには、[HUMAN]という表示と、[妖鬼/邪神]という表示が音を立てながら入れ替わり、[蛇神]になり、また[HUMAN]に戻る。
佐倉 光
「……」
少しほっとした。
(オニとでも表示されていたら……)
波照間 紅
「る、るぅいるぃるぃ……、る……、」
彼は弓を逆手に持ったまま掲げる。奇妙な音階を弦が奏でる。異様な音階が口から漏れる。
COMPが繰り返しノイズを立てていた。
佐倉 光
「え。
ちょ、何ですか、やめてくださいよ怖いからマジで」
波照間 紅
彼の手から赤い煙が漏れる。彼は、「何か」を喚ぼうとしていた。「何か」? モニターの表示が交錯していく。
佐倉 光
「波照間さんっ!
俺を《アナライズ》して!」
声をかけて止まらないようなら揺さぶる。
それでも止まらないようなら茶をかけるぞ。COMPに。
佐倉 光
お手軽にそんな物騒なモン喚ばないで??
代償で死んじゃうよ?
波照間 紅
「る、る、るぃるぃる、」
あなたの叫びに── ふと、金色の眼があなたの方を向いた。

《アナライズ》
「……?」
……赤い煙が止まる。
そこに表示された[HUMAN]の文字を、彼は不思議そうに見ていた。
「……? 表示が……?」 
彼は数度その金色の眼を擦り、あなたの顔をじっと見る。
佐倉 光
「いいですかっ」
言いながら、COMPを押しのける。取り上げたいところだが、興奮はさせたくない。
目をのぞき込んで語りかける。
一度息を吸って、周囲にあの化け物がいないことを確認してから低い声で言う。
「俺は人間だ。
そして、あんたも人間なんだ」
波照間 紅
彼はいちど、COMPの表示に目を落とす。一度モニターを擦って、目を凝らして、あなたを見て、もう一度。
あなたをアナライズしたモニターの表示は安定しつつあった。
佐倉 光
「さっき言った、『自分を見失っているナカマ』は、波照間さんなんだ。
感覚が狂わされて、色々なものが歪んで見える、感じる状態になってる」
波照間 紅
「……僕が……?」
佐倉 光
「ここは俺たちの世界じゃない。帰らなくちゃいけない。
頼むよ。俺の言うことを聞いてくれ」
波照間 紅
彼はじっと、何かを思い出すように、あなたの眼を見て。
「……僕は、佐倉さんの、仲間。……佐倉さんは人間。……僕は彼らの仲間。彼らは……、人間じゃない。……?」
佐倉 光
「そうだ。
あいつらは人間じゃない。仲間なんかじゃない」
波照間 紅
「彼らは……、仲間だ」
佐倉 光
「……まいったな……」
佐倉 光
〈説得〉〈信用〉もないのにがんばったよ……
KP
彼の背後で、陽がまた少し、傾いた。暗く、闇に包まれていく中で、彼の眼の金色が浮かぶように光っていた。
波照間 紅
彼はあなたを、じっと見ていた。眼を凝らすように。
ジジッ、と……、彼の手の中でCOMPが、抵抗するように音を立てた。
佐倉 光
「俺は、波照間さんを置いていきたくはないんだ。
ここで食われるのもゴメンだし、奴らの仲間になるのも……」
なんか頭悪そうだったし、付き合いたい感じじゃなかったな。
「嫌だ」
佐倉 光
ここで興味持てるかんじの怪異だったらちょっと佐倉自身が揺るいでいた可能性。
KP
怪異さんたちの頭が悪そうだったがばかりに。
波照間 紅
「…………
……僕は……、。
…………佐倉さんの、仲間だ」まだ少し迷うような声で、彼は、確かにそう口にした。
「分かった、僕は帰るんだな……」
名残惜しそうに一番線の方を見て、一度、ひらりと手を振った。
佐倉 光
「帰ろう。俺たちの世界へ」
波照間 紅
「ああ……、分かった」
佐倉 光
ほっと息をついた。
「それで、きっとあっちに行きかけた波照間さんには、不快なことだと思うんだけど。
ここの手水舎で清めると……何かが起きるといいなー! なんて俺は思っている!」

佐倉 光
手水舎の話になると突然適当w
KP
龍さんの言葉しか確証がないもんな。
佐倉 光
それも「うまくつかえよ」しか言われてないからな……
KP
なんですよねぇ。
佐倉 光
もうあてずっぽで動くしかないのだ。
KP
視点がちょっと神様なせいで前提が共有…… されない!

佐倉 光
「さっき自販機の所に、杭をぶっ刺された奴がいただろ?」
波照間 紅
「ああ、いたな。何とも言えない、嫌な雰囲気だった」
佐倉 光
「あれは、この山を守護する水神なんだそうだ」
波照間 紅
「水神? そうか、それでか」
佐倉 光
「ここは、その神様が湧かせてくれた水なんだよ。
今の波照間さんが『嫌だ』と感じるのは、きっと波照間さんがあの化け物になりかかっているからで……
俺にとってはただの水なんだ」
波照間 紅
「そうか、佐倉さんは彼らの仲間ではないのか……」
佐倉 光
波照間さんがどちら側に傾いているのか?
それを探りながら言葉を続ける。
ここは完全にだまくらかしてやれば良かったような気もするけど、時間もないことだし、正直波照間さんの人間の部分を信じたかった。
波照間 紅
「…………」彼は三度、じっと…… あなたの眼を見る。
「……清めればいいんだな? これで」
彼は迷うように、美しい水の流れへと手を差し出す。
KP
ここで【知識】または〈オカルト〉成功すれば、正しい作法を知っています。リアル【知識】でも可。
佐倉 光
リアル知識で知っているつもりではいるけど、一応振るか……
CCB<=95 【知識】 (1D100<=95) > 21 > 成功
KP
では、あなたは正しい作法を知っている。
1、右手で柄杓に水を汲む
2、その水で左手を洗う
3、次に右手を洗う
4、左の手の平に水を受ける
5、口に含んで洗う
6、左手を洗う
7、水を下に流して柄杓の柄を洗う
8、柄杓を伏せて置く
……という順だ。
KP
あ、描写漏れたけど柄杓もあります。
佐倉 光
「まずその柄杓を右手に持って水を……」
と手順を説明。今は忘れてしまっているかも知れないからな。
波照間 紅
手順を説明され、頷く。ぐっと目を瞑って、汲んだ水で手を洗う。
──すべての手順が終わると、彼が青い光に包まれた。
佐倉 光
「お……」
波照間 紅
その光は金色に蠢く光ともつれあいながら、天に昇って消えていく。
佐倉 光
「ホントに何か起きた」
波照間 紅
次に開かれた彼の眼はいつもの、少し黄色がかって見える色に戻っていた。


佐倉 光
「……波照間さん?」
波照間 紅
「…………佐倉さん」
CCB<=65 《SANチェック》 (1D100<=65) > 15 > 成功
1d3+1 (1D3+1) > 1[1]+1 > 2
[ 波照間 紅 ] SAN : 65 → 63
「…………すまない。世話をかけた」
佐倉 光
「人間の唐揚げ、食べたいですか?」
波照間 紅
「いや。美味かったのは覚えているが、もう食べたいとは思わないよ」
佐倉 光
あ、覚えてんのかな。それなら言わない方がいいか。
波照間 紅
思いっきり覚えてます。《SANチェック失敗したら1D10入るところでした。
佐倉 光
ヒェ
じゃああまりにもイラっとしたんで思わず言っちゃったことにしよう。
「その美味かったってのもきっと歪んだ味覚のせいですからね?」
波照間 紅
彼の手元で抵抗するように音を立てていたCOMPは、一度だけ[HUMAN]という表示を出して、力を使い切ったように沈黙した。
佐倉 光
「ったくもー……
良かったよ、ほんと、上手くいって……まだ終わってねぇけど」
波照間 紅
「ああ。後は電車に乗って帰るだけだ、といいんだがな。……本当に、助かった。
覚えているんだ。あのまま夜になっていたら、きっと僕は君を食べていた……」
佐倉 光
「それはちょっと勘弁して欲しい」
波照間 紅
「ああ、僕もそれは嫌だ」
佐倉 光
「せめてCOMPある時にしてくれ。TALKすっから」
波照間 紅
「どんな気分なんだろうな。TALKされる側」
佐倉 光
「興味持たないでください。もう俺疲れちゃったから帰りたいです。
他の化け物はたぶん好き好んでこの手水には近寄ってこないだろうし……ここで電車を待てばいいかな」
KP
あなた達の前に……、古ぼけた白い電車が滑り込む。
本日の最終電車です、お乗り忘れのありませんように──
波照間 紅
「そうだな。……帰ろう」
佐倉 光
「行き先、合ってんのかなぁ。まあ、ここよりはいいか、多分」
波照間 紅
「あの世でも夢でもないらしいから、合ってるんじゃないか? 多分」
佐倉 光
「それに今度はちゃんとCOMP持ってる悪魔使いがいるわけだし、大抵の場所なら大丈夫かな」
波照間 紅
「そうだな」手元の弓を軽く折り畳むと、またパーツに分かれ、矢筒の中に収納されていく。
佐倉 光
言いながら乗ろう。茶はそのへんに置いて行こうかなー。
KP
茶のペットボトルが、ホームの上であなた達を見送った。

KP
──電車の規則的な振動が、あなた達の背を揺らす。
佐倉 光
まぶしっ
KP
窓からは暫く寒々しい山並みが見えていたが、次第に空が明るくなりはじめてゆく。
佐倉 光
リアルも夜になってた?
KP
いつの間にか、車内には乗客たちの姿が戻ってきていた。むっと、暑苦しい風が換気のために開けられた窓から吹き込む。
外はうだるような、鬱陶しい蒸し暑さ。
郊外の駅の、閑散とした、やはり暑苦しそうな日差しの射す風景。
佐倉 光
慌ててスマホで日付を確認。時間は進んでいないか?
KP
あなたは彼と共に、電車から降りたはずの、あの時間に戻っていた。
スマホを確認するなら日付は、あなたが電車から降りた時に戻っている。
佐倉 光
「良かったーーーー」
波照間 紅
「うわ、本当に丸一日経ってるな」彼が自分のスマホを見て言う。
佐倉 光
「暢気か」
波照間 紅
「いや、結構驚いた」
佐倉 光
「そう見えないし。
まあ、俺はなんとか車回収できそうだし、なんかしらねぇけど波照間さんついでに救出できたし。
終わり良ければヨシ」
波照間 紅
「……ありがとう。
本当に、助かった。
ここに戻って来て、ようやく実感したよ。
僕の世界は……、ここだ」
佐倉 光
「ったく。境界越えるのもほどほどにしてくださいよ。
せめて俺がCOMP持ってるときにお願いします。心臓に悪いから」
波照間 紅
「そうだな、気をつけるよ……」
佐倉 光
「……ほんと、良かった」
波照間 紅
「……ああ」
佐倉 光
「波照間さんを使役するなんての、俺はゴメンですからね。
……いや意外に面白いかも?」
波照間 紅
「……それはそれで、どんな気分なのか気にはなるな」
佐倉 光
「……」
今回のことを思い返す。
割と洒落になってない。やめとこう。
佐倉はこのネタをそっ閉じすることにした!
波照間 紅
「……ああ、うん、すまない。そうだな、やめておこう……」
佐倉 光
「波照間さん、俺これから車回収して帰るんで、渋谷まで送りましょうか?」
波照間 紅
「いいのか? それは助かるな。途中で運転代わろうか」
佐倉 光
「代わってもらえると嬉しいけど、呑んでたんじゃ……」
波照間 紅
「いや、それが元に戻ったら酔いが抜けた」
佐倉 光
(変なもの食ったのもリセットされてるといいな)
波照間 紅
「あれ、どうも僕らが言うような酒じゃなかったらしい」
佐倉 光
「ふーん? まあ、警察のお世話にならないようなら、遠慮なくお願いしますよ。
けっこー距離あるし」
波照間 紅
「ああ、任せてくれ」
佐倉 光
「俺を信じてくれて、ありがとう。波照間さん」
波照間 紅
「僕を置いていかずにいてくれて、ありがとう。佐倉さん」
KP
二人の悪魔使いを乗せて、電車は穏やかに揺れる。
世界に裏側があるなどと、夢にも見ないような姿で。
そんな、くだらなくて、少しばかり眩しくて、意外と楽しいこの世界が。

どうやら、彼らの世界らしかった。


「鬼の駅にて」
 END.1


KP
両生還にて終了です。
佐倉 光
おつかれさまでしたありがとー!
両生還おめでとうありがとう!
KP
こちらこそありがとうございました!
佐倉 光
これエンド8まであるらしいな……
KP
さてここからですが、
 ・生還報酬
 ・成長
 ・改変ポイント一覧

となります。
佐倉 光
はーい
KP
まず生還報酬。

クリア報酬:二人とも SAN+1d3

波照間を浄化した:佐倉さんのみ SAN+1d2

正しい手順で清めた:佐倉さんのみ AF 龍の鱗
効果:持っていると一度だけ呪文の効果を無効に出来る。
※シナリオに持ち込む場合KPの許可を取ってください。
佐倉 光
つおい。
使うかどうかはともかくお守りにしとこ。
KP
青く輝く美しい鱗です。お守りにしてあげてください。
佐倉 光
しかしやっぱりあのおにいさん「蛇神」だったのかなー。
KP
そこは明言がないんですけど、お兄さんが龍神なので、鬼たちの方が「蛇神/邪神」という可能性もあるかなーと思いました。
佐倉 光
蛇も聖なるものだったりするからなぁー
KP
龍と蛇って、聖なるもので近しかったり、聖と邪で対立していたり、小競り合いしてたり、ものによって異なるんですよね
波照間 紅
1d3 (1D3) > 1
[ 波照間 紅 ] SAN : 63 → 64
佐倉 光
1d5 (1D5) > 4
[ 佐倉 光 ] SAN : 82 → 86
佐倉の正気度がどんどん頑強になってゆく。
KP
つまり盛大に削っても大丈夫ってことですね。>佐倉さんの正気度
佐倉 光
やめてくださいこれから死にまくって削れる予定なんです。
実際、正気度って増えすぎたら増えすぎたで扱いに困るよね。
KP
それはあるんですよね。《SANチェック》まず成功するからなぁ。
佐倉 光
60~70あたりが楽しいところかなー
KP
ですねー。50~70辺りが丁度いいかんじ。
それはそれとして事あるごとに【POW】7を持ち込むのも好きですが、継続しようとすると大変だからなぁ。
佐倉 光
50スタートで死を覚悟したどっかの刑事が、50は怖いって言ってますw
KP
どっかの刑事さんはシナリオが長かったせいで派手に削れましたからね……w
佐倉 光
あれはまあ、シナリオが派手に削ってくるヤツでしたからね。
KP
ですねぇ。
60以上あると割と安定しますからね、《SANチェック》。でも失敗する時は失敗するくらいのいいあんばい。

佐倉 光
これ正しい手順でやらなかったら波照間さん半分オニになったまま戻ってきたりするのだろうか。
KP
あ、そうです。じゃあ成長が終わったら改変ポイントとエンディング分岐の話を。
佐倉 光
ききたーい!
KP
波照間はほとんどダイス振ってないので、佐倉くんだけですね。>成長
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 87 > 失敗
1d10 (1D10) > 5
CCB<=46+5 〈聞き耳〉 (1D100<=51) > 55 > 失敗
1d10 (1D10) > 9
お、結構聞こえるようになったぞ。
14成長だ!
聞き耳が60になりました。割と実用レベルになったな。
KP
おおー、14! すごい!
60あれば実用圏ですね。聞き耳のある佐倉くんになった。
46から60までいくのすごいなぁ。
佐倉 光
〈目星〉〈図書館〉には自信あるから、割と普通の探索なら穴がない感じになってきた。
KP
ですねぇ。成長でそこまで行くのすごいな。

佐倉 光
今回波照間さんの説得にCOMP使えたのと、COMPがやべーやつ喚ぼうとしたの、メガテン入ってて楽しかったな……
KP
そうそう、こちらもCOMPを演出に活かせて楽しかったし、説得にCOMP使ってくれたのも面白かった。「二人とも悪魔使い」らしかった。
なお、波照間のCOMPはあのシーンで正常に動作していました。バグってるのは…… 使い手の方!
佐倉 光
おい波照間さん……!
何をどうやって喚ぼうとしたのかあとで詳しく!
KP
ちゃんと覚えていれば聞ける…… かもしれない。
佐倉 光
正直「交渉スキル振って」って言われなくて良かったと思っている!
佐倉は〈言いくるめ〉(45)しかない!
KP
元々、元シナリオでもあのシーンは「RPでもOK」という指定なんですね。
佐倉 光
良かった。
途中の情報提示はともかく、あのシーンで〈言いくるめ〉はさすがにカッコがつかない!
KP
ない!
熱い&悪魔使いらしい説得をありがとうございます。
佐倉 光
最近真面目なRP多いね佐倉。
KP
100万回のハッピーバースデーの時は真面目と逸れてるのバランスがいい感じで楽しかった。【POW】判定のあまりにも鮮やかなファンブルとか。>佐倉さん
佐倉 光
あれはダイスが華麗すぎた。
すみません横やり入れまくって。
KP
あれは本当に佐倉さんらしすぎて、もう、好き。
あ、それでエンディングの話ですね。
まず、END1(トゥルーエンド)が今回のエンディングです。波照間をちゃんと浄化して、現世行きの電車に乗って日常に帰っていく。
佐倉 光
割とすぐすべきことは見えたから、あとは方法を探すだけって感じだったな。
KP
ですね。シナリオ自体は4ページだけの短編ですし。でもとても好き。
佐倉 光
4ページなんだ! それはびっくり。
KP
で、それ以外のEND分岐なんですが、
END2:波照間をちゃんと浄化したが、佐倉くんが異界の食物を口にしてしまった状態で三番線の電車に乗る

佐倉くんが後遺症「鬼化」をお持ち帰りします。
半分あちらの存在になったまま現世に帰るわけですね。

なんと任意の呪文を1つ持ち帰れますが、《SANチェック》の際に常に減少量が+1されます。あと瞳が金色になります。
佐倉 光
・KPC放置で3番線
・KPCと2番線
・KPC放置で2番線
・KPCと1番線
・KPC放置で1番線
・自分が肉を食う
・二人ともオニ
あたりが思いつくかな……
KP
放置して帰ると、実は普通にKPCロストなんですね。ので、それはEND分岐には入っていません。
佐倉 光
単に帰還で纏められてEND扱いじゃないのか。
・線路に降りて挽肉
・夜が来て有象無象に食われる
・夜が来てKPCに食われる
もあったな……たぶん
佐倉 光
人間じゃなくなっても乗れるのか
KP
実はあんなこと書いてあるけど乗れちゃいます。
完全な鬼にはなっていないからかな、と思いますね。
佐倉 光
なるほど、じゃあKPCも一応そのまま連れ帰れたりするのかな?
KP
です。それがEND3。
波照間が上記の後遺症を持ち帰ることになります。
佐倉 光
二人してダブルオニで帰ることも可能と。
KP
そうそう。END4が、二人とも後遺症:鬼化を持ち帰るエンドです。
佐倉 光
だいぶ意図的にやらないとならないなそれ。
KP
今回はRP主体でほとんど制限時間を取り回しませんでしたけど、制限時間を厳密にやればEND2~4は結構ありえるかな? と思いますね。解除している時間がなくなる可能性があるので。
佐倉 光
ああ、最初に歩道橋とか行っていたら、時間がなくなる可能性は普通にあるね。
KP
そうそう。途中のシーンで最初に龍神スルーして三番線に行ったあと、戻っている時間がなくなる可能性もありましたし。
佐倉 光
それはさすがに時間がキツキツだなぁ~
KP
回し方によってはボイセなどでリアルタイムで制限時間を回したり、行動回数やダイスを振った回数であれこれすることもできると思うので、そういう場合はあるかなーと思います。
佐倉 光
なるほどリアル時間。
最初うっかり食べちゃう、はPCによっては普通にありそうだからね。
KP
最初に〈聞き耳〉を大ファンブルした時に、KPはもしかしたらあるかなーってちょっとわくわくしていました。
佐倉 光
いやー、そこは「呑んじゃった」って言われない限りは呑まないかな。
明らかに駄目なヤツだって思ってるから佐倉……
あ、でもメニュー読めなかったらやってたかもね?
KP
そうそう。
佐倉 光
その場合、自分も龍神に嫌な感覚を覚えたりするんだろうか。
KP
PCはたくさん食べてないからか、KPCに比べて少し侵蝕され具合が弱い(ので見知らぬ文字をPC一人で読むことはできない)らしいので、ちょっとヤな感じ…… 程度になるかもしれませんね。>龍神
佐倉 光
なるほど、読めるようになっちゃうとKPCと連携とる必要なくなっちゃうもんなぁ。
KP
なのです。丸一日異界に留まって飲み食いしてたKPCとは話が違う。
佐倉 光
ちなみに一日目「連携取ってね」って文のことすっかり忘れてた佐倉の中のヒトです。
KP
なんと。
佐倉 光
だから波照間さんと協力すべきなのかどうかは割と真剣に悩んだ。
KP
その文章、卓の中でKPも特に出しませんでしたしね……。それはお手数をおかけしました。
佐倉 光
ログ作ってて元シナリオへのリンク張って、ついでに見に行って……
「金の目になっているのはこいつの目を活かせっていうシナリオからのメッセージだな!」って考えたの間違ってなかったな! ってガッツポーズしました。
アブナイ……
KP
頭いい! お手数をおかけしました、ありがとうございます
で、END5ですが、二番線の電車に乗ってしまうENDです。
「夢」の世界に行ってしまい、現実世界から消えて両ロストです。
佐倉 光
駄目かー。
KP
シナリオにそんな記載はないのですが、このENDになったらドリームランドの住人になる展開はありえるかなー、とか思っていました。
佐倉 光
今回は帰る手段がないもんな。ドリームランドの冒険が始まっちゃう。
まあそれはそれで楽しいかも知れない。
KP
波照間と二人でドリームランドの港町とかで暮らすことになって、牧志が死ぬ気で追いかけてくる。
(そういう展開になったら絶対知識集めて追いかけてくると思うんですよ、牧志)
佐倉 光
やりそう。
KP
牧志は、たぶん、あきらめない。
佐倉 光
少年向け主人公向きの性格してるよ、あいつは……
KP
ほんとに。
で、END6は一番線の電車に乗ってしまうENDです。
「次は、あの世、あの世。終点です」
というわけで、両ロストです。
佐倉 光
これもかなりうっかりしているか、よほど二人して絶望していないとならないヤツ……
KP
文字を読む前にKPCを浄化してしまったりすると、どれがどれか分からないのでこうなっちゃったりするんですね。
浄化のタイミングで文字を読んでいないと、龍神からヒントはあります。
佐倉 光
ああー、そういう可能性もあるか
KP
そうそう。「KPCに文字を読んでもらう」ことを思いつくかどうか、がメインギミックになります。
佐倉 光
私は目は使うんだろうと思ってたけど、それに囚われすぎて「話をきく」ってのはスポンと抜けてたなぁ。
KP
END7・8は時間切れENDです。前述のように制限時間を行動回数とかで厳密に運用した場合、ここに来る可能性もありますね。
END7は佐倉さんが異界のものを食べていない状態で、夜になった場合。
鬼たちが「人間」の存在に気づき、「御馳走だ!」と集まってきます。
波照間も夜が来ると共に完全な鬼になり、
「ああ、人間だ。美味しそう」と、いただきますENDになってしまいます。ロスト。
佐倉 光
歩道橋でのんびり牧志の話とかしてたらKPによってはアウトだったね!
KP
ですね!
でもこのKPは折角めちゃめちゃ合うシナリオなのでRPをたっぷり見たいKPです。
佐倉 光
もぐもぐエンドはイヤダァ
KP
END8は佐倉さんが異界のものを食べた状態で、夜になった場合。
「ああ、宴会の時間だ。行こう」
夜が来ると共に二人とも完全な鬼になり、この駅に棲みついた鬼として永遠に宴会を続けるENDです。ロスト。
佐倉 光
悪魔合体はしたいと思ってたけど、こーゆーのはちょっとなー。
こっから出られなくなるみたいだし。
KP
永遠にあたまわるい感じに酒盛りを続けるのは佐倉さんにはちょっとなぁ。
という分岐でした。
あと、KPCを見捨てて帰還するとPCは普通に帰還できますが、KPCはロストします。
佐倉 光
ですよね。

KP
最後に、改変ポイントについて。
細かい判定追加や変更、描写追加はもう息を吸うようにやるKPなので、置いといて。
佐倉 光
やるやる。

佐倉 光
しかし《SANチェック》盛るのは躊躇ってしまうKP。
後でこんだけ描写盛ったなら《SANチェック》も積めよ勿体ない。とか思ったりする。
KP
SANチェック》も遠慮なく盛るKP……(結城さん、ゴメン)
佐倉 光
結城が摺り下ろされて泣いてましたよ。
今は色々面倒見ていただいて70くらいのSAN値あるけど。

KP
まずメガテン関係。ここの化物は基本的に「鬼」と記載される(最初だけ「鬼のような化物のような」)なのですが、佐倉さんの後ろにも波照間の傍らにも「オニ」がいるもんで、「化物」表記を増やしています。
佐倉 光
そうだね。メガテンのオニの酒宴は普通に楽しそうだからね。
KP
そうなんですよね。ここはシンジュクでは、ない。
佐倉 光
ない。
まあ女神転生サイドだって、作品と話す人間の力量と悪魔の気分と月齢に寄っちゃあ普通に楽しいどころじゃないんですけれども。
「ダメだ、はなしにならない!」
KP
あと、メニュー表の情報が出てくる所とかは、佐倉さんの行動に合わせて微妙に順序を調整しています。
佐倉 光
波照間さんしか見てなかったからねw
あれはいい感じの流れだったと思いますよ~
少しずつ「あれこれヤバいよね?」「ヤバいよね知ってたけど」「し っ て た」ってなるの楽しかった。
KP
あと〈聞き耳〉ファンブルでの「いい香り」はもちろん改変ポイントです。そんな記載は元シナリオに…… ない!
佐倉 光
鉄臭くはなかった!
ただのジンジャーエールだったかも知れないだろういい加減にしろ。
KP
赤いからいちごサイダーかも。
佐倉 光
ワァイ
KP
あ、あと大きめの改変ポイントとして、龍神と鬼の関係性は元シナリオにありません。元シナリオにあるのは、彼が青い龍となって飛び去ることと、「お礼に魔払いの水を湧かせよう」ということだけです。
佐倉 光
あー、そうなんだ
KP
YES。あれは改変というか、個人的解釈と浪漫をほりこみました。
佐倉 光
この山の神だとは明言しないんだね。
でもアレがあったお陰で信用度上がったよ。
正直、佐倉は情報がないと信じてくれないから……
下手をすると疑念ループが始まって行動はするけど「かっこよく」はならなくなる。
KP
そうそう。あれを入れたせいでちょっと浄化へ誘導的(ヒント的)になってしまったところもありますが、思いついたら盛りたくなった。
佐倉 光
だって等しくわけが分からないもん……
KP
よくわからんやつばっかり出て来てよくわからんのも、またCoCではありますけどね。でも佐倉くんかっこよかったし盛ってよかった。
佐倉 光
よかった!
龍神か、ミズチか!? とか言い出す余裕はなかった。
KP
あと、元シナリオでは駅名は別に決まってなくて、「沢井駅」は「東京近郊でなんか山中そうな駅!」って検索して咄嗟に決めました。まあ架空の駅といっても通りそうなありふれた駅名だしって。
佐倉 光
なるほど。その辺は雰囲気で!
KP
YES雰囲気!
あとはあれですね、ラスト波照間の《SANチェック》、1D3/1D10は改変ポイントです。浄化時の《SANチェック》は元シナリオにはありません。盛りました。
人間の料理飲み食いしてたの思い出したら《SANチェック》くらいあるでしょ~って盛りました。
佐倉 光
ないんかーい
まあそれはKPCは判定なし、のルールなのかも知れないけど、キャラクターとしてはある方が納得がいくかな。
KP
KPCいるシナリオってKPCについてはデータ処理がない・KPCは脇役に徹していることも結構あるんですが、私利私欲でKPしてるからKPCも普通にPCとして扱っちゃう人です。
あとVOIDでも出しましたが「NPCはキャラクターとしてそこにいてほしい」派なので……。
佐倉 光
シナリオの扱いがただの舞台装置だなって時はNPC扱いで判定もダメージも報酬もなしだけど、登場して行動しているときは全部ありだなー
大体今までやった感じではもうひとりの主人公ってことも多いし。
しかし、飲み食いしたの、都合良く浄化されてなかったことになるかなって思ったんだけど……
まあそうだとしても普通に「うまい!」って食った記憶は残るんだよな。
KP
特に消えるとは書いてないんですよねぇ。
あと、波照間の場合は食った記憶が残った方が面白いんじゃないかって思ってます。
実は本編中の波照間、「それも味覚が歪んでいたから」っていう佐倉さんの発言に返答していません。
佐倉 光
ほーう? 確かに。
病気には気をつけてね波照間さん……
KP
最初に「迷い込んで食べちゃった」時は、まだ鬼になっていなかったはずなんですよねぇ。
その時に「変に腹が減った」時点で既に何らかの影響を受けていたのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。
佐倉 光
あー
確かにそうだな。
KP
つまり彼が佐倉さんの言葉に返答しなかった……。「その時点で美味しかった」のかもしれない。
佐倉 光
佐倉も夢で物食べてるし、その場の疲労に後押しされた食欲という欲求には勝てんのだ。
空腹の時に食べたらそりゃ美味しいだろう……
KP
大学からの帰りですし、ほどよく腹が減ってたのかもしれない。あるいは既に何かの影響を受けていたのかもしれない。
佐倉 光
「酒瓶だけじゃなくてなんか食べる物も持ってた方がいいと思いますよ。これとか」ってカロリーメイト出す。
波照間 紅
「そうだな……。災害対策にもなるしな」受け取る。
ちょっと気まずそうに受け取るかもしれない。
KP
ちなみにこれは元シナリオに記載があるんですが、波照間は「夜になる寸前に駅に降り立った」ので、夜までに脱出に向かえずにそのまま呑まれてしまったようです。
佐倉 光
ん、夜になったとき、すぐ食べたので人間じゃなくなってセーフだった?
KP
そうそう。
食べてなかったらアウトだった。
佐倉 光
なるほど。一日いるって話だったけど、朝からいるのかな? どういう時系列なんだろうって思ってた。
呑み始めたばかりなんて大嘘じゃねぇか!!
KP
正確に言うと一日弱って感じですね。飲み始めたばかりでは…… ない!
一日呑んでたで間違ってない。
佐倉 光
これだから酔っ払いは……
酔っ払ってないんですよね。彼の言からすると。
KP
あ、そうだ忘れてた、そこも改変ポイントです。
KPCが泥酔している描写はないのは元シナリオでもそうなんですが、「酒じゃなかったのかもしれない」は改変です。
波照間が運転を代わるシーンがやりたかったんですよね。
佐倉 光
なるほど。
ありがとうございます、ボンヤリして帰れる。
多分昨日はなんかの事件で忙しかったはずだから。
KP
牧志は運転を代われない(100万回の~で免許取ってるところって描写があったと思うので、もうちょっとしたら代われる!)ので、そこでシーンに差をつけたかったんですよね。
佐倉 光
本編で入れそびれたけど、佐倉はそろそろ安くてもいいから車を買おうかなと思ってますw
なるほど!
KP
あんまりにもシェアカー山中に置き去りになりすぎてますもんねぇ。
佐倉 光
二回やらかしたらもう退会だと思う……
KP
首都圏のアパート住まいにとって課題は駐車場探しだ、がんばれ佐倉くん。
佐倉 光
もういっそバイクと思ったけど、事件中に車で移動するシーンが好きなのでバイクにはしたくないなー
KP
そうなんですよね、助手席に仲間がいるシーンがとても印象的で、このシリーズ。
車の中で食事にしたり、このシリーズほんとに車内のシーンが印象的だと思います。
佐倉 光
長距離移動で作戦会議したり食事とったりすんの好き。
KP
波照間と紅さんが車内で食事してるシーンも印象的だった。好き。
バイクタンデムの浪漫とはまた別種の浪漫があるんですよねぇ。アジト感がある。
車の中は小さなアジト。
佐倉 光
ラジオ流したり音楽流したりはバイクだとできないとは言わんが難しいしね。
空間の共有にはやっぱり車の方がいいなぁと。
KP
なんですよね。メットから音楽流したりはできるけど、閉鎖空間の共有はしにくい。
ニキのバイクタンデム描写もほんとに美しくてあれも好きなんですが、運転席と助手席でカーラジオとかを共有する、この浪漫
佐倉 光
カーラジオから流れる《SANチェック》の声。
KP
シナリオに無いホラーイベントを盛るKP。
佐倉 光
いいぞもっとやれもっとやってください。
KP
フットワーク軽い地方ラジオ局のラジオパーソナリティって探索者しやすそうで、浦和さんどっかで探索者として使ってもいいな~なんて思ってます。
佐倉 光
広がる広がる
KP
あのあと喉は枯れたかもしれないけどちゃんと生き残ったはずだし。
佐倉 光
あの事件新規探索者生みすぎでは。
KP
あまりにもスケールが大きかったせいで牧志以外にも新規探索者が生まれることに。
あ、話が戻るんですが、波照間は浄化されましたが「人間料理美味しく食べちゃった」業は彼の体内のどこかに異界との縁(シナリオフック)として残ってるといいなーと思ってます。
佐倉 光
ろくでもない業が残されたw
覚えときます~
だってお前ら喰ったじゃねぇかぁぁ!
KP
わーいありがとうございます~
いやだって人間料理美味しく食べちゃったし、あちらのものとして振舞った記憶も残ってるんですよ???
佐倉 光
CoCに来た人たちみんな佐倉なんかメじゃないくらい危ういのどうして??
KP
あと波照間、わりと理解の余地を残そうとする人だから、っていうのがその記憶に対してはだめな方に働くと思うんですよね……。
佐倉 光
人間食った悪魔に、「ああ、美味いものな仕方ないな」って理解示しちゃう
KP
示しちゃう。《SANチェック失敗してたらちゃんとショックを受けて発狂でもして、盛大に吐いたりして否定できていたと思うんですけど、成功するし。
2(最低値)しか減らないし。
佐倉 光
うーん。あの成功はそういう意味になったか。
それはそれとしてダメだぞぉ? って撃ち殺せればいいんだけどねぇ。
KP
まあ、理解は示してもあの時(「地獄はやさしい」)も、それはそれとしてちゃんと敵対できた人だから、そこは大丈夫だと思います。>ダメだぞぉ? って撃ち殺せれば
KP
当人の境界が余計に危うくなる…… だけ!
ちゃんと敵は敵として、敵対はできるんですよ。理解はしても譲歩はしない。敵が人間でも敵対したもの。
佐倉 光
そして後で見てる佐倉がハラハラしまくるだけ!
KP
そう、佐倉さんを余計にハラハラさせてしまうだけ!
佐倉 光
それは、安心なのかそうじゃないのか。
KP
微妙。
佐倉 光
精神ダメージがえげつないことになるか、単にめたくそ強靱で「それはそれ」とわけられているのか。
KP
人間料理美味しかったのをそれはそれにしちゃうのは…… なんなんだろう?
やっぱり目の前にあるものを受け入れ過ぎなのかもしれない。


KP
いつものになると、背景が白いからゲーミング波照間の顔が随分暗いのが分かりますね……
佐倉 光
リプレイに貼ってみたらゲーミング波照間さん大分黒いな!? って思いました。
上半身がちゃんとあるとトップ絵で色々遊べて楽しいです。
(前の佐倉はドアップかさもなくば他の人の後ろで右隅にいるしかできなかった)
KP
そうそう、背景が暗いなら暗いで溶け込んで異様だし、白いなら白いで暗さが分かって異様 楽しい!
ですねー、佐倉くんの胴体ができたことで色々楽しい!!

佐倉 光
「鬼の駅にて」シナリオ読んでみたら、
・途中で波照間さんが鬼の時間について話してくれる
・自販機で水が売ってない
などのKPの追加にものすごく助けられたなーと思いましたよ。
波照間さんにその話を聞いたことで方針がはっきりしたし、水売ってたらイケメン無視してまず手水に水注いで時間を無駄にした可能性ありますしね。
KP
KP追加
ああー、そういえばそこも改変ポイントでしたね。
鬼の時間は情報が出てないと他の場所で出しちゃういつもの癖で、自販機で水が売ってなかったのは、ほんとに背景描写(汚された聖域)を雰囲気で盛っただけだったんですよね。
そのへんもうちょっと厳密に処理してもよかったかな、持ち帰りENDもおいしいし。
佐倉 光
鬼の駅で「興味持たないでください。」って佐倉が言ったの、波照間さんが変な方向に歪んだのが余程嫌だったんだなって思いました。
KP
嫌だって思ってくれたんだなー、っていうのが出てて好きですあそこの会話。
境界をはっきり引く佐倉さんと、境界を引かないがために招かれて取り込まれてしまった波照間(戻ってきてもまだ危うい)の差が出てて好き。

波照間が変異を持ち帰ったまま帰ってきてたら佐倉さんどんなリアクションしたんだろう。
佐倉 光
しばらく頭抱えて、分析して、データとれるだけっとて、ほっといたら人食っちゃうような危険な状態かを見極めようとするんじゃないですかね?
まずは「なんかやらかしたら狩る」って宣言すると思います。
で、元に戻す手段はないか探しはすると思いますね。
波照間さん戻る気なさそうかつメンタル人間に近くて別に危険はなさそうならそのうち馬鹿馬鹿しくなってやめるかも知れません。
問題なさそうだ、と分かったら少しずつ元の距離に戻るかも知れませんが、完全に元通り、全面に信頼している状態にはたぶんすぐにはならないんじゃないかな?

というかシナリオの状態のあのまま戻ったら「人を食うこと」「人に害を与えること」にまったく抵抗がなく、聖なるものに嫌悪を覚える状態なんだろうし、付き合い方はがらりと変わりそう。
それに悩んでいるようなら相談には乗るし協力すると思いますが、シナリオ内の状態のまま出てくるなら、完全に『人間の波照間紅』は死んだものとして、心が通じない悪魔との付き合い方に変えると思います。
利害のみでの付き合い、信頼はしない、何かあったら倒すつもり。
契約を交わせるなら契約で縛ろうとするかも。
『波照間さん』が戻ってくる方法を模索はするけど、彼自身が変わったことに疑問を持たないなら諦めも早そうです。

今まで通り人間に混じって生きようとするならこの対応。
魔界で悪魔として生きようとするならまた別の対応になる。むしろその方が態度が軟化するかも知れない。

つまり何が言いたいかっていえば、波照間さん次第だよ!!
KP
なるほど……
完全にあのまま戻ってきたとしたら、佐倉さんにとってなかなかつらいなー!! 確かにあの状態のまま戻ってきたら、「いいよな? 一人くらい」とか言いかねませんもんね。疑問は……あの状態では持たなそうだなぁ。
最初は人間に混じって生きていても、そのうち混じっていられなくなって、外れてしまって魔界に行くのかもしれない。
KP
>あっち側いっちゃっても話が分かるな、波照間さん……
なんだかわけが分からなくなってきて泣きたくなってきたぞ。
いろいろキツくなってちょっと泣きたくなってる佐倉さん、ここ結構好きです……
佐倉 光
波照間さんは完全に境界踏んでたからなぁ。
あの状態で戻ってくることにならなくて(佐倉的には)本当に良かった。

いつも通りの顔と言葉と態度で、仲良しの友人の話もしてる人が、さっきまで「人を食う話」を平然としていたとかもうキツいなんてもんじゃないんだよ。
自分の努力でもしかしたら治せるかも、連れ帰れるかも、やっぱ無理かもなんて希望と絶望を抱えつつ、笑顔で会話してんの辛いんだわ。
蟲牧志のときもそういえばこんな状態だった。(一回感情が漏れて声が震えてたとこ)

対牧志の時は「いつも通りの会話」が彼を繋ぐために必要だと信じていたからそうやってた。
対波照間は正直そんな状況を受け止めたくない・まだ人だと信じたいからそうやっている。
いつもみたいに感情をぱっと切り替えられていないのですね。
だからあの状態、ああ見えて脳みそフル回転させて必死だし、割と感情的になってるし、かなりのダメージをくらっています。
(あれで撃たれたくは、ないなぁ)は物理的な意味だけではないですね。
その結果があの真面目で感情に訴える説得RP。そして最後の嫌味混じりの確認(人間の唐揚げ食べたいですか?)。
KP
それはそうなんですよ。また、牧志の話をするときと人を喰う話をするときで、表情も声色も変わらないのが、別人ではない、なのに、というのを感じさせて余計に辛そうで。そんな状態で、波照間は普通に話しかけてくるんだもんなぁ。

牧志くんの時も「明るく話しているのが辛くなってきた」って言ってましたね……。
佐倉さんそういう目に2回も遭ってるんですねそう考えると。

なのに当の波照間は元に戻ってもいまいち危ういままで、そりゃ最後の確認が嫌味混じりにもなる。


佐倉 光
安易に作った鬼バージョン。
目は黄色だと暗かったので金目白瞳孔!
KP
おおおお、凶悪!
波照間と二人で、魔界の闇の向こうでひっそりと笑っている姿が思い浮かびました。
あの少し前屈みな姿勢で、こちらを見上げるように金色の眼を光らせていそうで。
佐倉 光
でもフィジカル弱いから、天の邪鬼とかグレムリンじみたことやりそう。
あと食事めんどいから効率良く食べたくて肝臓と脳みそ欲しがってうざがられそう。
KP
真っ先に肝を喰らうの、それはそれで最高に鬼らしいのでは。他の部位は波照間がおそばに入れて食べます。
佐倉 光
それでもおそば!!
KP
もし二人でそうなってしまったら、佐倉さんは日常を投げ捨てて自分のやりたいことだけをしそう、波照間は平然と日常のように振る舞っていながらやってることが決定的に相容れなくなっていそうな気がして。>おそば


CoC『欠落コディペンデント』牧志&佐倉 4

(くそ、何が不安だ……、それどころじゃなかった!)

【置】CoC『満を持して今日も俺は眠れない』 佐倉&牧志 5

反対側の席に、虚ろな目をしてぶつぶつと判別しがたい言葉を吐き続ける牧志がいた……。
「おーい牧志? まきしー? それやめろってこえーから」

CoC『HAL』牧志 浩太

「勿論だよ」
「一度目も、二度目もね」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


BEAST BIND トリニティ 第一話 Red Dead Night シーン1&2

シーン1&2

【置】CoC『鬼面夜行』 牧志&佐倉 1

俺が佐倉さんをあんなに壊して、傷つけて、痛めつけたからだ。
殺されてもいい。殺されたくない。

ダブルクロス 第一話『Crumble Days』1

外国人の美少女が転入してきて、ヒロインがヤキモキするのはお約束だから、仕方ないね