こちらには
『鬼の駅にて』
ネタバレがあります。

はじまり
KP
こんばんは!
佐倉 光
こんばんはー
もうちょいで動画終わりそうだ……
KP
おお、お疲れ様です 終わってから始めますか?
佐倉 光
いえいえ、始めましょう。
牧志&佐倉はけっこう動画向きの規模とネタが多いんだけど、前提多すぎて致命的に動画向きじゃないw
KP
そうなんですよね、前提多いしネタバレがすごい……w
では、よろしくお願いします
佐倉 光
はーい!
よろしくお願いします!

いつ頃?
佐倉 光
時期的にはいつ頃の想定でしょう。
KP
特にシナリオからの想定はないので、時期的にはいつでもいいんですよね。
佐倉 光
牧志の話題出すならどの辺かなって。
KP
ちょっとややこしいですけど、『対の棲みか』終了後、『100万回目のハッピーバースデー』より前くらいが面白いかな?
『対の棲みか』終了後からの、「六か月」の間ってあたり。
佐倉 光
そうすると初夏から夏おわりあたりかな。
KP
ですね。
佐倉 光
真っ黒服には辛い季節だわ。
KP
全くで。
あそうだ、例によってKPは先の描写を先行入力していることがあるので、こちらが入力中でもRPは気にせずどうぞ。
佐倉 光
はーーい

参加PC・NPCが真・女神転生TRPG発のキャラクターであるため、あくまでフレーバーですが真・女神転生がらみのネタが出てきます。
『COMP』は彼らが使う、悪魔と契約したり、詳しい情報を見たりできる小型コンピュータです。

佐倉 光

真・女神転生発のサマナーで悪魔退治屋。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。

波照間とは仲間。




「鬼の駅にて」

珠代ひがら 様


KP
夏の終わりのある日のことだった。
仕事への道中か、はたまた別の用事でか。あなたは電車に乗っている。
まだまだ暑苦しい空気が、電車が駅に着いてドアが開くたびに入り込んできて鬱陶しい。
佐倉 光
暑いなぁ、と考えてもしょうがないことを考える。
今日、出たくもない外に出ているのはほんのちょっとした手違いだった。
前回の仕事で車を使って移動をしたら、最後に異界を渡ったせいで車がまた山中に置き去りになってしまったのだ。
そのうち追加料金で破産しそう。
つか、そろそろ退会させられそう。
KP
また車が置き去りになってる……。
佐倉はシェアカーを使っての移動が多いのだが、異変に巻き込まれるとたまに終了後に家に戻されたりして、車が現場に置きざりになる。
KP
車が勝手に戻ってくれるようになればいいのに。そんな益体も無いことを思うかもしれない。
現界に生きている、というのも、存外面倒臭いものだ。
佐倉 光
ターミナルが害なく使えりゃいいんだが、と長いため息をつく。
暑い。もうただ暑いんじゃなくてむし暑い。
そして背後がむさ苦し暑い。
こんな暑いのになんで筋肉なんて熱苦しいモンしょってんだ俺は。
あ、COMPはその時にトラブルで車の中に置いてかれた。
佐倉 光
COMP離脱イベント考えてあったらさっきの一行はなかったことにするね。
KP
特にないです大丈夫! ありがとうございます。
COMP離脱イベント……元来真・女神転生のサマナーである佐倉にとっては、彼の一部と行っていいほど必須のものだが、CoCでは便利すぎて邪魔なのでまず壊されたり排除されたりする。
いちいちKPが理由考えるのも大変なのでもうPL自ら手放した。
もっと大事にして欲しい、俺の一部。
KP
いくら汗を流そうがなんら体温調節に寄与してくれない、そんな蒸し暑さがあなたの身を苛む。
外の見慣れた風景も少し、うんざりする。
……異界のことを考えて、あなたはひとつ、最近の気がかりを思い出した。
あなたの仕事仲間である波照間紅と、一日前から連絡が取れないのだ。

波照間 紅

真・女神転生発のサマナーで悪魔退治屋。弓術を得意とする。
沖縄出身の真面目な青年。
人と悪魔の区別なく接し、話す。
境界を意識することがあまりないのだが、それはサマナーとしては美点であり同時に危うさでもある。

佐倉とは仲間。


佐倉 光
最近は何故かそんなことが多い気もするが……
完全に丸一日、ってのは珍しいな。
KP
成人、男性、わずか一日。大した騒ぎにもなっていないが、彼の性格と稼業を考えると、すこし心配にはなるかもしれない。
佐倉 光
どっか行くとか言ってた?
KP
最後に連絡が取れた時は、大学からの帰りに電車に乗っていた、のだったか。
佐倉 光
(女と遊んでましたとか、そーゆーの考えにくいからなぁ。
もしそうしてたって連絡はくれるよな、律儀な人だし)
(なんかトラブルとかじゃなきゃいいけど)
ちなみにその電車の路線って今乗ってる奴と関係ある?
KP
特に関係ない。
佐倉 光
じゃあ、なんとなくぼんやり、無事だといーなー、と思いつつメッセンジャーに『オレサマ オマエ シンパイ レンラク ヨコセ』と送る。
KP
アオーン。そんなメッセージを送っていると、あなたの耳に到着のアナウンスが聞こえた。おっと、降りる駅だ。
佐倉 光
持ってた雑誌を網棚に上げる(元々そこにあったヤツだ)。
(セベクもアルゴンもとくに動きはなし、か)
混み具合にも寄るけど、降りる準備をしよう。
KP
何人かの乗客がぽつぽつと降りていく。目的地の山中まではここからタクシーだ。
佐倉 光
じゃあ、アプリでタクシーをつかまえよう。
入力しつつ、扉へ向かう。
KP
扉の向こうには、郊外の駅の閑散とした、やはり暑苦しそうな日差しの射す風景が見える。
佐倉 光
(クソ、暑いな。まずはホームあたりで飲み物でも買うか)
KP
昼下がり、一番暑い時間だ。正直降りたくないと思うかもしれないが、降りるほかない。
佐倉 光
ホームに降りたって、自販機で水でも買おう。
KP
あなたは自販機のことを考えながら、駅のホームに足をつける。
──不意に、ひやりとした空気があなたの耳をくすぐった。心地よい、と感じたのが最初。おかしい、と気づいたのが次。
辺りの景色が、一変していた。
佐倉 光
「……」
振り向く。
KP
薄暗い、黄昏だった。季節を感じさせない、ひやりとした空気。
振り返れば、無情にも電車の扉が閉まり、あなたを置き去りに駅の向こうへと走り去っていく所だった。
佐倉 光
「あ、おいちょっと……」
KP
他に降りたはずの乗客は誰も居ない。線路を挟んでいくつかのホームが並ぶその駅の向こうには、どこか寒々しい山々が立ち並んでいた。
佐倉 光
「うわぁ、マジかよ……」
KP
突然見知らぬ場所へ降り立ってしまったあなたは、《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。
佐倉 光
「よりによってこんな時に」
左腕に触れる。腕輪はない……
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 10 > スペシャル
(……いやまあ、最近なんだかんだ、COMPなしでも何とかなってるし)
(行ける行ける……)
KP
あなたの手に腕輪はない。それ以外の持ち物はある。
佐倉 光
まずはスマホで電波チェックだ。
通信は通じるか?
佐倉 光
きさらぎ駅なら通じる!
KP
スマホは圏外になっていた。時刻表示が、ガチャガチャと異様な表示を繰り返す。72:34、邪):99、66:66、44:44……
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。0/1。
KP
残念ながらきさらぎ駅では…… ない!
佐倉 光
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 53 > 成功
(うんまあ、だよな)
スマホをしまう。
ホームをじっくり見てみよう。何か目につくものはあるだろうか。
KP
少し錆びついたホームの支柱、よく分からない液体が落ちた跡のある床。どうやらここはホームの一番端のようだ。
佐倉 光
ゲーなのか血なのか。
KP
両方かもしんない。>ゲーなのか血なのか
佐倉 光
周囲の景色は行こうとしていた所と明らかに違うだろうけど、何か思い当たる風景だろうか?
血の池だの針山だのはないだろうな?
KP
右手側は行き止まりで、大きな縦の看板が立っている。左手側を見れば何やら建物があり、明かりが灯されていた。その奥から、何やら楽しそうに騒ぐ声が聞こえてくる。
屋根を支える柱には時刻表が貼ってあり、駅名標には次の駅と前の駅を示す記載があった。
一番奥には他のホームに繋がるのだろう歩道橋がある。あれを渡れば、他のホームに行くこともできそうだ。
周囲の風景は黄昏の陽射しに赤くぼんやりと染まっていて、ただ、どこか寒々しい。見知らぬ風景だった。
佐倉 光
まずは駅名チェックする。
KP
遠い田舎の駅にあるような、古ぼけた駅名標だった。現在の駅名は、「◯神・鬼の駅」とある。最初の文字は……見たことのない文字だった。
前の駅の部分は、執拗に黒く塗りつぶされていた。
次の駅の部分は、現在の駅名と同じ、見た事のない文字で書かれている。
佐倉 光
「鬼の……駅?」
ちらと背後を見る。見えはしないけど。
KP
それはあなたが見た事のある、魔界の文字とも異なっていた。ちらりと背後を見ても、あなたの背後にいるだろう鬼の姿はない。
佐倉 光
(これも悪魔文字かな……違うか)
(なんでところどころ日本語なんだ?)
右側の看板を見ようかな。
とくに気配がないようなら、特別な事はせずに歩く。
KP
それは、見上げるほどに大きく縦に長い看板だった。
どこか古めかしいピンク色のネオン管で「◯神・鬼の駅」と書いてある。……先程の駅名標と同じ文字だ。
向こうの建物から聞こえてくる楽しそうな騒ぎ声以外、特に誰の気配も感じられない。人の姿の無い、寒々しい駅だ。
佐倉 光
(……飲み屋かキャバクラかなんかみてー。鬼神でも魔神でもない? なんだ?)
歩道橋から他のホームも覗いてみるか……
一応足音は立てないようにしつつ
KP
歩道橋まで行く?
佐倉 光
行ってみるよ。
人がいそうな建物より歩道橋の方が遠い?
KP
左手側を歩道橋まで向かおうとすると、途中にある建物の前を通ることになるだろう。
佐倉 光
そうか。じゃあ建物が先だな。
どんな建物かな。
窓なんかがあれば、中をこっそり覗いてみる。
何かが書いてあるなら読むけど、あまりアテにはできないな。
KP
その建物は、駅にあるには少しそぐわない雰囲気だった。緑色の柱で支えられ、赤い提灯が下がっている中華風の…… 食堂? そんな雰囲気だ。
白い壁の上半分に曇りガラスがはめ込まれ、中では大勢の影が蠢いているのが見えた。
楽しそうな、野太い騒ぎ声が聞こえる。

〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 5 > 決定的成功/スペシャル
おっ
KP
おおおーーー、すごい!
佐倉 光
珍しく耳が仕事をした。
鼻かもしれんが。
KP
話し声は大体が聞き取れる言語だが、その中にたびたび理解できない言葉が混じっている。と、不意に、あなたは違和感を覚えた。
酒に焼けた野太い声の中に、ひとつだけ、よく通る青年の声が混じっていた。
あなたは、その声の主を知っている。波照間紅の声だ。
波照間 紅……佐倉の仲間であるサマナー。
人と悪魔の別をせず接する優しく冷静な青年。
それは普段は美点であるのだが……
佐倉 光
(波照間さん!?)
慌てて窓から中を覗きたい。
曇りガラスか、見えないな。
KP
曇りガラスのせいで、外からは中の様子は詳しく分からない。ただ楽しそうな酒宴だろうか、そんな影が見えるだけだ。
佐倉 光
(波照間さん、またわけのわかんないとこ来て……)
KP
「また」になっちゃうの笑う
彼の『境界を踏み越える』は、時に物理的にも起きる。
具体的にはボルテクス界に迷い込んだりしていた。
佐倉 光
中の様子が見られそうな場所はない、ということですね。
KP
あ、そうです。外からはこれ以上の様子は見えない。
佐倉 光
扉の所に回ってみる。
まあ、仕方ない。
波照間さんが居るなら話も聞きたい。
もしかしたら帰り道を知っているかも知れない……あんまりアテにはなんないけど。
KP
扉は横にスライドする木製の扉で、普通に開きそうだ。
佐倉 光
少しだけスライドさせて、中を覗く。
KP
カラ、と僅かに扉の動く音がした。中で騒いでいる連中に、あなたの立てたわずかな音を気にするような様子はないようだ。

入ったすぐそばの場所は緑色の壁になっているようで、中の様子は伺えない。
佐倉 光
(ちぇ……)
じゃあ軽くノックして声を上げるかー。
「夜分すみませーん、ちょっと訊きたいことがあるんですけどー」
やべーやつが出たら逃げよう。そうしよう。
線路を逃げるのはこういう場合多分悪手だ。
まあそれでも屋内よりは逃げやすいだろう。
KP
「グワッハハハ!」
大きな笑い声にあなたの声は搔き消されてしまった。酒宴の声が、でかい。
佐倉 光
……聞けよ。
KP
きいちゃいねえ。
佐倉 光
クソ。
KP
人間は酔っ払うと耳が聞こえにくくなり、自分達の声が聞こえないのでより大きく声を張り上げるようになる、のだったか。うーん。
佐倉 光
じゃあ扉開けて中はいるわ。クソ。
佐倉 光
どーでもいいけど、配置の関係で佐倉が薔薇しょってんの面白い。
KP
そういえば確かに。
偶然にもこんな位置に薔薇を配置したがばかりに。
背景の黒バラの上に佐倉のコマが来ていたので、佐倉が昔の概念的少女漫画みたいなことになってた。
KP
中に入れば、そこは食堂のようだった。大勢の人が騒ぎあい、席は満席近くなっているように見える。
佐倉 光
見た感じ客は普通の人間っぽい?
KP
しかし、そこにいるのは「人」ではなかった。手があり、足があり、眼がありねじれた角があり、人の形をしているようには見えるが、巨大な体格のその何者かは、人ではなかった。
鬼、と呼ぶべきだろうか。しかしそれは、あなたの背後や波照間紅の傍にいた「オニ」と呼ぶ悪魔とも、似通ってはいなかった。
化物、と呼ぶべきだろうか。しかしその言葉はあまりに茫洋としていて、目の前のそれの悍ましさ、不気味さを正しく形容したようには思えなかった。
それらが、まるで人のように酒を酌み交わし、宴会をしているのだ。
佐倉 光
(うわ、なんだ? 悪魔の酒宴?)
KP
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3
佐倉 光
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 21 > 成功
[ 佐倉 光 ] SAN : 84 → 83
KP
それらはあなたよりずっと大きな体格をしていた。なるほど、ホームの天井が高いと感じたのは、これらを収めるためだろうか。
佐倉 光
(なんで俺はこんな時にCOMP持ってねぇんだよ……
なんだ? 見たことないヤツばかりだな……)
KP
〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 75 > 成功
KP
その中に、ひとつ小さな人影を見つけた。
いや、その化け物たちの体格が大きいがために、酒宴にひとり子供が混じっているように、小さく見えるのだ。
その人物はこちらに背を向け、騒ぎの中で自然に会話に加わっていた。見慣れた白いシャツ姿、見た事のある髪型と頭の形。
人間。いや、あなたの仕事仲間、波照間紅だった。
佐倉 光
(何やってんの……)
じゃあ、そっちへ歩いて行くか。
SANチェック失敗してないし。
あ、一応化け物達の様子をよく見て、波照間に敵意がありそうなヤツとかいないか見てみる。
KP
彼らにはまったく敵意が感じられない。自然に、仲間に接するように彼と話している。
佐倉 光
なるほど。
あとは波照間に自覚があるかどうかだ……
声をかけることも考えたが、いたずらに注目を集めたくはない。
そーっと部屋に入るぞ。
KP
室内に入れば化け物たちの声と、酒の匂いが鼻につく。緑色の長い机に肉、魚、野菜と様々な料理が並べられ、食堂のようなメニュー表もあった。
佐倉 光
この〈忍び歩き〉(50)でなぁ!
KP
おっ、では〈忍び歩き〉どうぞ。
佐倉 光
CCB<=50 〈忍び歩き〉 (1D100<=50) > 89 > 失敗
あらら
気配は消せなかったな。
KP
あなたの気配に気づいたのか、機嫌よく化け物と喋っていた彼が振り返った。
佐倉 光
「は……テルさんなにやってんの?」
波照間 紅
「佐倉さんじゃないか。どうしてこんな所に?」

あなたは、気づく。
普段から黄色がかって見えたその眼は── 不気味な金色に、爛々と輝いていた。


佐倉 光
(ゲーミングアイ……!)
KP
ゲーミングアイ笑ってしまった
佐倉 光
名前呼ばれたし、相手は波照間さんか、その記憶を持った誰かだ。
でも何だあの目。
波照間 紅
悪魔の眼に、似ていたかもしれない。似ていないかもしれない。爛々と輝く眼は、見知った人間に会った親しみを湛えてあなたをいつものように見ている。
佐倉 光
普通に名前を呼んできた、ということは、ここが警戒すべきところとは思っていないわけで……
どうなんだ、これはまずい状況なのか?
席には座らないまま、波照間と話す。
一応周囲への警戒は解かない。
「こんな所、って、ここがどこか知ってるんですか?」
波照間 紅
「ここ? 食堂だけど、ああ、佐倉さんも何か食べていくか?」
佐倉 光
「あー……俺あまり腹減ってなくて。
えー、」ちょっと迷う。
「テルさん。ここ、どこの食堂です?」
波照間 紅
「そうか? ここはジャ神・鬼の駅だ」ですよね? と、傍らの化け物に話しかけて確認を取れば、化け物は大きな声で是と答えた。
佐倉 光
「邪神?」
うわぁ。TALK通じないヤツじゃん。
波照間 紅
「ああ、そうだ」
佐倉 光
そして変なところにいる自覚は……あんのか。
波照間 紅
飲み物もあるが、と彼はあなたに飲み物を差し出してくる。酒の匂いはしないが、飲み物をよく見てみる?
佐倉 光
あ、見るー
CCB<=75 〈オカルト〉 (1D100<=75) > 9 > スペシャル
CCB<=46 〈聞き耳〉 (1D100<=46) > 100 > 致命的失敗
アウチ
KP
〈医学〉〈薬学〉〈オカルト〉で判定。
また、〈聞き耳〉で別情報。
佐倉 光
100ファンですよ100ファン。ワクワクしますね。
KP
ほうほう。
あなたはそれから不思議な気配と……。なんだかいい匂いを感じた。何かは分からないのだが、喉の渇きを刺激する。
それはガラスの茶器に入った薄赤い液体だった。
佐倉 光
そういえば喉が渇いてたねぇ。
「異界で、悪魔と酒盛りって、らしいけどさぁ……」
波照間 紅
「らしい?」
佐倉 光
「いつかそういうことやりそうだと思ってた」
波照間 紅
「何の話だ?」彼は不思議そうにしている……。
佐倉 光
今の、悪魔との酒盛りって話は理解されたのかどうなのか。
いまいち状況がはっきりしないな。
「テルさん、目。なんか光ってますけど」
波照間 紅
「目?」彼は不思議そうに自分の目元を触れる。
「何か違ってるか?」傍らの化け物に不思議そうに問い、化け物は酔っ払った声と聞き取れない言葉で何か返した。
佐倉 光
スマホの画面を付けずに見せる。
波照間 紅
スマホの画面を見せられて、覗き込む。
「ああ、本当だな。もしかしたらここで食事したせいかもしれないが」
佐倉 光
「よく春日さんが言ってるヤツ。わけわかんないとこでの飲み食いはまずいんじゃないですか?」
佐倉 光
まあこいつも夢の世界で大した葛藤なく飲み食いしたけどね。
KP
確かに。
よく春日さんが言ってるヤツ……ヨモツヘグイのこと。食事をするということは、そこの一員となるということなのだ。
佐倉 光
飲み物のボトルがあれば見てみたいな。
KP
ボトルはない。ガラスの茶器の中で、飲み物は静かに水面を光らせている……。
波照間 紅
「いいんじゃないか? 別に目が痛いわけでもないしな」
佐倉 光
「いいのかよ。
つか、もう一日連絡もなしで。ずーっと飲んでたんですか?」
波照間 紅
「一日? ああ、そんなに経っているのか」
佐倉 光
「暢気だなぁ。周りにいるの悪魔だって理解してます? 酔ってます? 立てます?
俺帰りたいんですけど、帰り道知ってます?」
波照間 紅
「大丈夫大丈夫、まだ立てる。まだ呑み始めたばかりだ」言うと彼は席を立つ。ふらついていたりはしない。
佐倉 光
「じゃあ今まで何やってたんですか……」
波照間 紅
「ここで呑んでたな」
佐倉 光
「一日呑んでんじゃねぇか!!!」
波照間 紅
「一日? ああ、そうなるのか。本当にそんなに経った気はしないんだけどな」
佐倉 光
大丈夫か? 正気か? ちょっと心配になってきた。
「そろそろ帰りません?」
波照間 紅
「帰るのか? もう少し食べていきたいんだけどな。料理も美味しいし、彼らも面白い人達だ。明日にしないか?」
佐倉 光
「いくらも時間経ってないつもりで一日経ってんですよ? 明日って、戻ったら浦島じゃないですか」
KP
料理…… 見てみる?
本編見る!
佐倉 光
見るぅ!
KP
〈医学〉〈薬学〉〈オカルト〉で判定。同一情報。
佐倉 光
CCB<=75 〈オカルト〉 (1D100<=75) > 87 > 失敗
ちぇ
KP
美味しそうな唐揚げやみずみずしい野菜などが並んでいる。
佐倉 光
(見た感じは普通だな……)
KP
ここで、〈目星〉どうぞ。
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 61 > 成功
KP
机の上のメニュー表には中華料理を中心にさまざまな料理が載っているが、その中にあの見知らぬ文字が混じっているのが見える。
佐倉 光
「波照間さん」もう名前いいやって思った。
絶対本人が名乗ってるし。
「あの文字読めます?
あの、エビチャーハンの右隣の」
波照間 紅
「これか? 若人間の唐揚げと老人の軟骨、娘の刺身だな」彼は平然と、その文字を…… 読んだ。
KP
それは── 何かの形容でなければ、人間を食材にした肉料理のメニューだった。
佐倉 光
「うっわぁ……
唐揚げ……かぁ……」
KP
それを平然と口にした彼のことも含め、《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D4》。
佐倉 光
CCB<=83 《SANチェック》 (1D100<=83) > 54 > 成功
[ 佐倉 光 ] SAN : 83 → 82
(やべーやつだ。
俺たち普通に食材じゃねぇか)
波照間 紅
「メニューがどうかしたか?」
佐倉 光
(しかも波照間さん呑まれてる)
KP
それが分かると、並べられた料理がどれも不気味なものに思えてきた。薄赤い色をしたいい香りの液体も、皿に盛られた美味しそうな唐揚げも、太腿の肉を焼いたものも、全て、全て。
佐倉 光
「帰ろう。今すぐ」
波照間 紅
「どうしたんだ? さっきから」彼は不思議そうにあなたを見ている……。
佐倉 光
じゃあ、外に引っ張って……もしくは席から少し離れることはできる?
KP
外に引っ張り出すことはできる。
佐倉 光
「ちょっと外の空気吸いましょう。
話さなきゃならないこともあるし」
KP
あなたは彼を連れ出そうとする。
化物が彼に何か声をかけ、彼はそれに「ああ、僕の知り合いなんだ。少し散歩してくる」と返す。
佐倉 光
化け物の言葉は分からないよね。
KP
分からない。奇妙な響きの何だか分からない言葉で、彼はそれと日本語で普通に会話しているように聞こえる。
佐倉 光
(バイリンガル……ッ!)
波照間 紅
「分かった分かった、その話はまた後でな」
佐倉 光
(その話?)気になる。
とにかく外だな。
俺たちが出ることに、化け物どもは特に注意を払わないのかな。
KP
彼を外に連れ出そうとすると、化物たちはそうかそうか、といった風に楽しそうに送り出してくれる。
佐倉 光
(そう認識されてない……? いや。
きっと逃げ場がないからだ)

KP
外に出れば、変わらず薄暗く重苦しい、赤い黄昏が辺りを支配していた。陽がすこし、傾いたように見える。
佐倉 光
うわぁぁん、波照間さんの目からビームでてるぅ
暗いところでは際立つなぁ。
KP
フフフ 差分作ってよかった
佐倉 光
「波照間さん、気付いてないかも知れないけど、多分俺たち大ピンチだ」
波照間 紅
「大ピンチ? 何の話だ?」
佐倉 光
「まずさっきの食事、素材人間ですよね?」
波照間 紅
「? そうだが」
佐倉 光
「俺たちの種族は?」
波照間 紅
彼はあなたを不思議そうに見て、少し考えた。
「……?」
佐倉 光
「うわ……わかんないとか?」
波照間 紅
金色に輝く眼がじっとあなたを見て……、また、すこし考える。
「佐倉さんは佐倉さんだろう?
僕は僕だ。それがどうかしたか?」
佐倉 光
「いや個体名の話はしてないって。
……分かった。最初に考えてたより数段まずいなこれ」
化け物になりかけている、のか。
それとも、食材になりかけている、のか。
どちらにしても、まずい。
「で、さっきのヒトと話してた『その話』ってどんな話です?
俺、ここの字は読めないし、あいつらの話も分からないんですよね」
波照間 紅
「あの話? ああ。迷い込んできた人間を追いかけたら線路ですてんと転んで、それがあんまりにも愉快で」彼は楽しそうにからからと笑う。
例え彼に境界がなかろうと、そんな理由で笑う姿は異様だった。
佐倉 光
「絶対いつかやると思ってたけど、踏み越えかけてる。
踏み越えてないだろうな……?
転んだ後どうなったかは知らないですか?」
波照間 紅
「そこまでは聞いていないな、話の途中だったし」
佐倉 光
(これ俺が人間だってことになったら、波照間さんでも敵になる可能性がある……)
「そうか……波照間さん、ここに来たときのこと、覚えてます?
電車の中でメッセージくれましたよね。その後は」
波照間 紅
彼はまた、少し考える。
「電車を降りて……、駅に着いたら、ここにいたんだ。迷っていたら食堂を見つけて、変に腹が減って料理を食べてしまった」
佐倉 光
「食うなよ。食うなよ明らかに異様だっただろ」
波照間 紅
「盗み食いを咎められると思ったが、彼らは笑って許してくれたんだ。そんなに腹が減ってるなら仕方ない、若いんだし沢山食え、とな」
佐倉 光
「あー、いいヒトたちなんすね」
波照間 紅
「ああ。いい人達だ」
佐倉 光
「どんな話してたんです?」
波照間 紅
「それからは吞みながらなんでもない話をしてたな。さっきみたいな笑い話とか、たまに迷い込んでくる人間を食べる話とか」
佐倉 光
「へー……あ、そう。
何でもない話、ときたか。
自分がどちら側か、忘れちゃったんですか」
波照間 紅
「ああ、食べる話が多かったな、そういえば。刺身が好きとか踊り食いがいいとか、焼くのがいいとか、血を絞るのがいいとか」
佐倉 光
「ぞっとしねぇな」
KP
ホームの床に……、何ともつかない黒い液体の跡が、点々とついていた。
あなたはあの、薄赤い液体の色を思い出すだろう。
佐倉 光
頭痛がしてきたぞ。
波照間 紅
「酒で割ると美味いんだよな。あ、佐倉さんにすすめたのは水で割ったやつだから、そこは大丈夫だ」
佐倉 光
何を。は聞きたくないな。
大体想像はつくし、想像より悪い可能性もある。
波照間 紅
「……佐倉さん?」頭痛を堪えるあなたの様子を、彼は不思議そうにしている。
佐倉 光
「呑んじゃったし、食っちゃったか。うーん。
波照間さん。さっき言ったとおり、俺、読めない字があるんですよ」
波照間 紅
「ああ、言っていたな」
佐倉 光
「この駅の字いくつか読んでみたいのがあるんだけど、付き合ってもらえないかな」
波照間 紅
「構わない。僕もちょっと呑み過ぎたなと思っているし、せっかく会ったんだから散歩もしたいしな。
外に出ると、自分が結構酔ってるんだなーと自覚するな……」
佐倉 光
「さっき呑み始めたばかりとか言ってた……
もー、これだから酔っ払いは」
言葉は普通だが、込められた感情はいつもの軽口より幾分真剣だった。
佐倉 光
想像していたより数段やべー感じのシナリオだった。
KP
結構ホラーでした。佐倉くんがんばれ。
無事戻ったら佐倉くんに怒られそう。
佐倉 光
怒るよ!
今は怒ってもエネルギーの無駄だから怒らないけど。
KP
それはそう。無事戻ったらこってり怒ってあげてください。
佐倉 光
なんとホラー電車ものニ連発である。
夏だね!
KP
夏ですな!
意図せず納涼ものになった。

佐倉 光
じゃあ、まずさっきの駅名表示の所ー
「あれ、読めます?」
片っぽが塗りつぶされてて、片っぽは読めなかったよね。
波照間 紅
「あれか? ジャ神・鬼の駅。ここの駅名だな。前のは塗りつぶされていて分からないが、次はアノヨだ」
佐倉 光
「アノヨ……」
波照間 紅
「ああ。アノヨ」
佐倉 光
「うーん。前の駅がゲンセとかならいいんだけどな」
ほか、読めない所って今のところないかな。
KP
このホームには他にありませんね。
佐倉 光
ふむ。じゃあ移動しよう。
「隣のホーム、行ってみますかー。路線図とかないかな」
KP
歩道橋へ登ると、他に二つホームがあること分かる。外への出口に続く階段は…… ないようだ。
あ、あと先程のホームが「一番線」であることも分かります。
佐倉 光
「この駅、出口はないのかな」
波照間 紅
「ないんじゃないか?」
佐倉 光
「帰る気もないし帰り道も知らない?」
波照間 紅
「ああ、そうだが?」
佐倉 光
「しってた」
二番線行ってみよ。
背後を波照間さんが歩いていると、その姿がいつ変形して襲ってくるか分からないという恐怖を僅かだが感じる。
波照間 紅
かつ、と彼の聞き慣れた足音が、あなたの後ろに聞こえた。

KP
二番線。大体は一番線と変わらないが、こちらには建物がないようで、なんとなく殺風景な印象を受ける。
また、無人だった一番線と違い、化物たちが所々に立っているのが見える。
行き先の看板と時刻表、自動販売機があるのが見える。
佐倉 光
うわー、近寄りたくねぇ。
まあ、食堂でも無反応だったし、今更ビクついてもしゃーねぇ。
看板に近づいてみる。
自販機嫌な予感がしますね!
KP
それは最初のホームと変わらない雰囲気の駅名標だった。前の駅の部分はやはり塗りつぶされていて読めず、次の駅の部分には、見知らぬ言語で何か書かれている。
佐倉 光
「あれなんて書いてます?」
波照間 紅
「『ユメ』だな」
佐倉 光
「ゆめ?」
波照間 紅
「ああ」
佐倉 光
「夢、ねぇ……あの世よりはまだしもだな」
幽冥界の略、だったりしないだろうな?
時刻表はどんな感じだろう。
KP
時刻表の上には「二番線」とあり、その下に電車の止まる時刻が書かれている。

全ての時刻が漢数字で表記されている。
30分に一度の間隔で電車が来るが、夜になれば次の朝まで便はないことが分かる。
ここで〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 47 > 成功
KP
時刻表の下の隅、普通なら会社名のあるあたりに薄く文字が書かれている。
「そとはひとのせかい ひとじゃないなら もどれない」
佐倉 光
「なるほど……まだ帰れないってわけだ」
ちらと波照間を見る。
波照間 紅
「何かあったのか?」
佐倉 光
「いえ? 夢行きなのに、夜は運行してないんだな、って」
急がなくてはならない。
波照間 紅
「確かに、そう言えばそうだな。……? 何か書かれている?」 彼は時刻表の隅の文字を見て、不思議そうに数度眼を瞬く。
佐倉 光
「ちょっと俺急ぐ用事があるから、のんびりしてはいられないな。
あれ、これ読めないんですか」
波照間 紅
「ああ。佐倉さんには読めるのか?」
佐倉 光
「ああ、『人間最高』って書いてある」
波照間 紅
「時刻表に書く内容としてはよく分からないな? 落書きかな」
佐倉 光
「じゃないですか?
ってことは、あれ、あの駅名表示は読めるのに?
俺にも読めるんだよなぁ、あれ……」
波照間 紅
「そうらしいな……?
何だか、不思議なことになっているらしいな」
佐倉 光
「ああ、だいぶね」
佐倉 光
なるほど、何をすべきかは分かってきたけど。
波照間さんにしか見えない情報をもらいつつ、夜になる前に波照間さんを人間に戻して、脱出しなければならない。
佐倉 光
駅にいる化け物達はどんな様子?
KP
眠そうにあくびをしている。こちらに注意を払う様子はない。
佐倉 光
ではウッキウキの自動販売機見てみよー!
なにがでるかなー?
本体には何かが書いてあるかな?
KP
自動販売機は一般的に売っているもの、例えばモンエナだとかマウンテンデュー、ルートビアや緑茶だとか缶コーヒー、そういうものが入っている。マッスルドリンコはない。
佐倉 光
(うわ、めっちゃ意外。
フツーだ)
KP
不意に、波照間が警戒した表情をして、あなたの手を引いた。
……あなたは、その影に何かが蹲っているのを見つける。
佐倉 光
「?」
波照間 紅
「何かいる。……近寄らない方がいい」
佐倉 光
一歩下がる。
今の波照間が警戒する? 何だ?
よく見ることはできる?
KP
それは、和服を着た美しい青年のように見えた。彼はあなた達を見つけると、ただ弱々しい声で……、「助けておくれ、」と、声を発する。
彼は長い白髪に青い目をしており、とても美しい。10代後半程度に見える。
しかし見るからにとても弱っており、よく見ると心臓の部分に長い杭のようなものが刺さっているようだ。
波照間 紅
波照間は警戒した表情をして、彼を睨みつけている。
佐倉 光
「うーーーん。
どう考えてもマトモじゃない」
波照間 紅
「佐倉さん、行こう。あれは良くない……」
佐倉 光
「そうだな、俺もそう思う。少なくとも他を見て、考えられることがなくなったらにしよう……
っつかあれで生きてんだから普通の人間じゃないし、生きてるなら杭抜いたら死ぬしな……」
(気になるのは、今の波照間さんは『あちら側』だってことだが……)
KP
あなた達がその場を去るなら、彼は苦痛を堪えるように儚げな声を数度発して、その場にまた蹲る。
佐倉 光
「あの人、何だと思います?」
離れてから声をかける。
波照間 紅
「分からないな……。何か、良くないものだと感じるよ」
佐倉 光
さて。あちら側から見た悪いものは俺にとっても悪いものだろうか?
KP
敵の敵は味方か、第三者か、それとも敵か。果たして。
佐倉 光
とりあえず、急ごう。
手遅れにならないうちに。気にするものが二つに増えてしまった。
「ここは他に何もないかな……そういえば。
波照間さん、人間が線路に降りて歩いたらどうなった、みたいなオモシロ話知らないですか?」
波照間 紅
「線路で転んだ人間がどうなったか? うーん、僕はツミレより焼肉の方が好きだな」
そう言う彼の向こうを電車が通り過ぎていくのが見える。
佐倉 光
「あー、そう……」
ホームから降りることはできそうかな? 線路側しかない?
KP
ホームから降りても線路しかなさそうだ。線路の向こうは赤い夕暮れに包まれていて、向こうに何があるのかは見えない……。
佐倉 光
「うまいこと逃げちゃったヤツの話とかないかな」
波照間 紅
「ああ、そういえば夜が来る前に迷い込んできた人間の話もあったな。夜が来る前だと、まだ鬼の時間じゃないから、人間を見ても分からないんだ」
佐倉 光
「なるほど、それでか……」
波照間 紅
「見えない、とでもいうのかな。気づかない。電車は来ているけど、それに乗っていった人間がいるのかは分からないな」
佐倉 光
「ラッキーだった、かな……」
波照間 紅
「ラッキー? 何がだ?」
佐倉 光
「俺も波照間さんも優秀な悪魔使いだってこと。
じゃあ、あっち見てみましょう」
三番線を指す。
三番線にGoだ!
佐倉 光
明らかに牧志と喋るときとテンションが違うなぁ、と思います。
KP
ですねぇ。違いが楽しい。
佐倉 光
警戒しているからかいつもは60%丁寧語くらいなのに90%丁寧語になってる。

佐倉 光
そういや波照間さんもCOMPは持ってないかな。
KP
なるほど。COMP持ってたっけ? と考えるなら【アイデア】
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 36 > 成功
波照間 紅
矢筒を小さくしたような形の道具が、食堂に置かれた彼の鞄から覗いていたのを思い出す。彼のCOMPだ。
さすがに毎回仕事に弓矢を持っていくのは何かと大変なので、弓矢ごと小型化・展開できるようにしてもらったのだ。
佐倉 光
鞄って今は持ってないのか。
まあそりゃそうか。
波照間 紅
散歩に出るつもりだったので。食堂に置いてきた。
佐倉 光
後でなんとか取りに行かないと……
KP
佐倉くんの「腕輪」と比べるとそれでも持ち運びにくいのだった。
佐倉 光
確かにー。
佐倉 光
「そういやCOMP、畳めるようにしてもらったんですね」
波照間 紅
「ああ。バンがある時ならともかく、一人だと毎回弓を持っていくのは目立つからな。佐倉さんのをヒントにして、僕も畳めないかと頼んでみたんだ」
佐倉 光
「確かに、あれめっちゃくちゃ嵩張るもんなー」
言いながら歩道橋を登る。
(さっきの話なら、夜が来るまでは迂闊なことを言わなければ安全って事になる。
多分俺は食事をしなければいいと思う……)
波照間 紅
「そうなんだよな。そうそう携帯できないし、佐倉さんがCOMPを持ってない時に何かに巻き込まれたこと、何度かあっただろう。
あの話から、僕も携帯しやすくした方がいいんじゃないかって話になったんだ」
佐倉 光
「あ、ああ。うん。
何故か最近よくCOMPがないときにトラブルに巻き込まれるから。
いつトラブルに巻き込まれるかわかんないですからねー」
(今正にそうなってんだけどな、畜生)
(っつか折角コンパクトにしたなら身につけといてくれよ!)
波照間 紅
「瓶の事件の時もそうだったし、その前の……あの研究所の時もそうだったな。ちょっとここまで頻度が高いと何かあるんじゃないかって、BARで調べてくれているんだが、手掛かりは見つかっていないらしい」
KP
この会話が終わったら歩道橋の描写入れます。
佐倉 光
はーい
佐倉 光
「ああ、それからも結構色々あって……」
波照間 紅
「色々、あったらしいな。牧志から少し聞いてる」
佐倉 光
「猫とか、蟲とか……」
波照間 紅
「猫は少し驚いた。蟲は…… 全員で当たれなかったのが悔しかったな。無事でよかった……」
佐倉 光
「なーんか、牧志といる時に遭遇しているような。いや、蟲の時は俺が巻き込んだんだけど」
波照間 紅
「何か縁があるのかもな。彼にも、色々あったから。……あの後にまた会ったよ。随分、雰囲気が変わっていた」
佐倉 光
「牧志に連絡先、教えてやってくれました?」
波照間 紅
「ああ。少し迷ったけどな、教えたよ」
佐倉 光
「いや、まあ、前に関わるべきじゃないって言ったの、俺ですけど。
連絡取れなくなって、随分凹んでたから……」
佐倉 光
どの程度の付き合いなんだろうね、波照間さんと牧志君。
波照間 紅
「ああ、悪いことをした。……僕が、佐倉さんが思ったよりも、強いな。彼は」
佐倉 光
「ああ、ほんと、そう思います」
こういう話をしていると、いつも通りの波照間さんなんだけどな、と思った。
波照間 紅
佐倉さんの忠告のあと少し連絡を取らなかった時期があって、それからまたちょくちょく会って食事してるくらいの関係かなー、と思ってます。
勢い、佐倉さんの話や最近の事件の話をすることが多くなってるんじゃないかな。
佐倉 光
そうか、そういやこの波照間さん【dex】低いんだったなぁ。
最後荷物取りに行ったりは俺がすべきか……
KP
なんですよねぇ。この世界の波照間は速がない! CoCの弓判定は速基準じゃないから!

KP
あなた達は話をしながら歩く。二番線と変わらず殺風景なホームには、化物が何人か立っているのが見える。
行き先の看板と時刻表、そして一番奥に屋根のついた何かが見える。
佐倉 光
休憩所か? それとも……
看板と時刻表をチェックする。
読めない字は波照間さんにお願いしよう。
KP
看板はこれまでのホームと同じ形の駅名標だ。前の駅の部分はやはり黒く塗りつぶされており、次の駅の部分には、見知らぬ言語で何か書かれている。
佐倉 光
「あれはなんて?」
波照間 紅
「『沢井駅』だな」
佐倉 光
「さわい??」
波照間 紅
「ああ」
KP
それは、あなたが降りようとしていた駅の駅名だった。
佐倉 光
「あれ、普通だ」
時刻表は?
KP
時刻表の一番上には「三番線」と書かれ、その下に電車の止まる時刻が書いてある。
電車の来る間隔は他のものと変わらない。隅には特に何も書かれていないようだ、
佐倉 光
(普通に考えりゃ、こっから電車に乗りたいところだが……)
(最悪ゆめ、か?)
(アノヨ、はまあ、ありえねぇな)
波照間 紅
あなたの傍らで、彼の眼が…… 不気味な金色の光を宿している。
佐倉 光
じゃあ、屋根がある建造物に近づいてみよう。
KP
それは、ここにあるには少し唐突な建造物だった。
神社にある手水舎のようなものだ。しかし水は涸れており、ただ空の石の水槽と柄杓が置かれているだけだ。
佐倉 光
ふーん?
水かー。買ってないなぁ。
KP
〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 87 > 失敗
あーあ
波照間 紅
CCB<=76 〈目星〉 (1D100<=76) > 15 > スペシャル
「……何か書かれているな?」彼は見づらそうに目を眇めて水槽の縁を見る。
佐倉 光
「ん?」
のぞき込んでみる。
KP
そこには「正しい手順で」と彫られていた。
佐倉 光
「正しい手順? 右手濡らして……ってあれか?」
波照間 紅
「そもそも、水がないな」
佐倉 光
「まあそうだけど」
KP
ホームはここまでだ。辺りを取り巻く寒々しい山々の向こうで、また少し陽が傾いた気がした……。
佐倉 光
水は自販機でいいとして、手順か……
俺が知っている、普通の作法である、と断じるのは危険か。
ここには他に、この手水舎風のものについての情報は見つからないかな。
KP
他には何も見当たらない。
佐倉 光
あるからやってみるか、なんてコンピューターゲームみたいなやり方になっちまうなぁー。
KP
やってみてもいいのよ。
佐倉 光
「……駄目だな、根拠が足りねぇ。すると……」
あとは、あの自販機のイケメンだな。あいつ何か知らねぇかな……
二番線に戻って水買うか。
KP
水を買おうとすると、水だけラインナップにないのに気づく。ルートビアで手水は…… うーん、考えたくない。
佐倉 光
「水がない……だとッ!?
茶で、は駄目だろうなー」
波照間 紅
「ちょっとそれはどうなのか分からないな…… あの手水で何かするのか?」
佐倉 光
(あの食堂じゃ体液出されるのが関の山だろうし……)
「ああ、波照間さんちょーっとお清め必要じゃないかって思って」
波照間 紅
「僕が?」
彼は不思議そうに言う。人間の刺身の話をする時も、ひとりの友人の強さの話をする時も、その声音は…… 変わらずいつもの彼だった。
佐倉 光
「深く考えなくてもいいけど。
俺もやってみるし」
あ、化け物に話しかけるって手もあるのかな、ひょっとして……
「波照間さん、そのへんのヒトに、あっちの3番線の建物って何なのか訊いてもらえます?」
波照間 紅
「あれか? 分かった」彼は近くの化物のもとへ歩いていき、二言三言話をする。
「ああ、いい夕方だな。僕の友人があの建物を気にしているんだが、あれは何なんだ?
ああ、そうか。分かった。……あまり気にしない方がいいな。彼にも言っておく」
そうして何気ない足取りで、あなたのもとへ戻ってくる。
佐倉 光
「どうでした?」
波照間 紅
「そいつの残した痕跡らしい。今度取り壊す予定だから、あまり気にしなくていいとさ」
そいつ、と自販機の影に蹲るものを指して言う。
佐倉 光
「ふーん……なるほど……
波照間さん、俺財布忘れちゃったらしくて。
お金貸してもらえませんか?」
波照間 紅
「ん? ああ、分かった」ポケットを探る。
「鞄に置いてきたな。取ってくるよ」
佐倉 光
「あ、できれば鞄ごと!
ちょっと急いで欲しいなー!」
波照間 紅
「ああそうか、佐倉さんは急ぐんだったな。分かった」
彼は【DEX】5なりに急いで鞄を取りに行く。あなたと違って周囲を警戒していないため、その足取りは少し速い。
佐倉 光
「……よしっ」
KP
彼が鞄を取りに行っている間、何か…… する?
佐倉 光
自販機の影のイケメンに声をかけよう。
KP
「ああ……、助けておくれ……、」彼は弱々しい声を発し、あなたに手を伸ばす。
佐倉 光
「あんた何者だ?」
警戒は解かぬままに声をかける。
KP
「龍だよ……」掠れてうまく出ない声で、彼はどうにか喉から声を絞り出す。
佐倉 光
「龍?」
KP
〈オカルト〉で判定。
佐倉 光
CCB<=75 〈オカルト〉 (1D100<=75) > 31 > 成功
なるほどなるほど……
KP
あなたは知っている。日本の龍は水にまつわる、水神としての属性を持つことが多い。
佐倉 光
「助けるって、何をしたらいい?」
KP
「これを……、これを抜いておくれ……」
彼は弱々しく、自らの心臓に突き立つ杭を指さす。
佐倉 光
「抜いちまっていいのか……けど俺の力じゃ」
KP
「頼む……」
佐倉 光
周囲を一応警戒してから、杭に手をかけて引いてみよう。
KP
杭に手をかけて引くと、まるで抜こうとするあなたの意思に呼応するように、杭はするすると抜けていく。
佐倉 光
「おぉっ!?
魔術的ななんかか?」
KP
やがて完全に杭が抜けると、青年の胸に開いた大穴はみるみるうちにふさがっていく。
暫くして完全に傷が癒えたとき、立ち上がった青年は神々しく、柔らかい笑みを湛えていた。
佐倉 光
「神様かなんかか、あんた……」
KP
「ああ、助かった。ありがとう、異界へと迷い込んだ人の子よ。わたしは山の龍神、あの鬼どもに封じられてしまっていてね。
危うく山を涸らしてしまう所だったよ。本当に、助かった」
佐倉 光
「察するに、あんたの領域にならず者が入り込んだってトコか」
KP
「ああ、その通りだ。わたしの手によらない流れができたものだから、それを通じて鬼どもに棲みつかれてしまってね。うまく手が出せなかったのさ」
と、龍神は電車の線路を指さす。
佐倉 光
「ああ……そういう」
KP
彼はみるみるうちに姿を変え、青い龍となる。
佐倉 光
「うわ、ホンモノか。
すげーな」
KP
「本当に、ありがとう。お礼に魔払いの水を湧かせよう、うまく使うといい」
それだけ言い残すと、龍は目にも止まらぬ速さで山の彼方へと飛んでいった。
佐倉 光
「ああっ、ちょっとまだ話が。
……まあ、何となく分かってきたか……」
波照間 紅
あなたの背後でかつんと足音がした。
「ただいま。さっき嫌な気配がしたんだが、大丈夫だったか?」
その肩には鞄を提げている。
鞄からは、彼のCOMPが覗いていた。
佐倉 光
「あ、ありがとう、波照間さん。
いやいや、全然問題ない。
さっきの変なヤツが消えたけど、そのせいかな?」
波照間 紅
「そうか? ならよかったが……。何だったんだろうな、あれは」
佐倉 光
「さぁ……消えちゃったし、ま、気にしなくてもいいんじゃねぇかな」
波照間 紅
「そうだな」
KP
三番線の方から微かに、水の湧く音が聞こえた気がした。

KP
というところで、以下次号!
佐倉 光
はーい
ありがとうございましたー!
KP
ありがとうございました! 結構短編のお話です。
エンディング含め、あと1時間弱くらいで終わるのではないかと。
佐倉 光
思ったよりサクサク進んだなぁ。
そして思ってたより波照間さんの状態がヤバいw
浄化をすんなりやってくれるか、そこが問題だ。
KP
ですねー、結構すんなり進んだ。波照間の状態は…… ちょっと描写は盛りましたが普通にやばいのでした。
佐倉 光
鞄置いてきた、が使えて良かったなぁと思ったけど、神と遭遇することでちょっと正気に戻るとかだったら普通に厄介だなw
KP
あのシーンは佐倉くん頭いい! と思いましたね。>鞄置いてきた
佐倉 光
イェーイ。使えるもんはどんどん使うぞー!
自販機のくせに水売ってねぇって何だよおかしいだろ!
KP
なんで水だけラインナップにないんでしょうねぇ。水を置くのが嫌なのかもしれませんね。
佐倉 光
つまりは穢された聖域なんだね、ここ。
っと、詳しいことは後で訊くとして……
KP
鬼と龍神の関係はシナリオに明言がないので勝手に結び付けちゃいましたが、そういうことかなーって。
佐倉 光
ふむふむ。まあ敵味方わかりやすくて助かる。
波照間さんったら人肉料理食っちゃったのかー
KP
食っちゃったんですねぇー。
佐倉 光
そういう越え方は望んでなかったはずだけどなぁー
KP
そういう越え方は望んでなかったはずなんですけどね。境界がないということ、向こうから招かれれば容易く越えてしまうということの危うさが前面に出ちゃった。
佐倉 光
あやうい。
このシナリオは波照間さんに似合うというか似合いすぎて怖いぞ。
KP
KPはとても楽しい。
佐倉 光
いつか話した奴に近いことやってますからねぇー
KP
そうなんですよ、色々合致するポイントが多すぎてぜひやりたかった。
眼の「金色」といい、「境界を越えてしまうということ」といい。
佐倉 光
こちらは距離感探りつつ話すのも楽しい。
KP
そう、尊敬しているはずの人に後ろから喰われかねない状況で距離を探りつつ、異様な会話といつもの会話をする佐倉さんがとても楽しかった。
佐倉 光
COMP持ってたら迷いなくアナライズするわ。
種族……ちゃんと人間……?
KP
たぶん「HUMAN」と「妖鬼/邪神」が画面がバグりながら互いに出てきますね。>種族
佐倉 光
SANチェック》もんだなそれは。
KP
波照間のCOMPは戻ってきたから使わせてみてもいいんですよ。
佐倉 光
なるほど?
水使うの渋られたら試そう。
KP
楽しみ。
佐倉 光
正しい手順って事は、佐倉がぶっかけるんじゃ駄目だろうしな。
楽しかったです! 次回も楽しみだなぁ!
KP
やった!
実はこの眼光り差分、使わないと思うけど全表情あります。
佐倉 光
全種作ったんだ。ゲーミング波照間……
KP
作りました。眼自体は3種類しかないからそんなに差分作るの大変じゃないんですね。
佐倉 光
なるほど楽しい。
KP
こんなのもある。


佐倉 光
背景が外になって、「おおー」ってなりました。
際立つなぁ、光る目。
KP
最初顔が白いからあんまり目立たなくて、少し顔の方を暗くしたらいいかんじになりました。
佐倉 光
それがまた不気味で良い。
ボヤーと光ってる感じがね、異様でよい。
KP
わーい。
佐倉 光
二度と使わないであろうシナリオ専用差分作るのって、楽しいですよね!
KP
そう! 楽しい!


佐倉 光
ちなみにこの顔なんかは波照間さんに対しては使ってない!
KP
そう! 牧志くんにしか見せない表情がある!
ほんとに態度とテンションが違うんですよね。互いにそれぞれ見せない顔がある。
佐倉 光
そうそう。随分違うなと。
もうこれは完全に中のヒトも佐倉も無意識にやってる。
KP
牧志くんと話している時の佐倉さんは「友達」で、波照間と話している時は「仕事仲間」なんですよね、佐倉くん。牧志くんと話している時の方がどこか強くて、感情的。
波照間と話している時は冷静で、時に少し呆れ顔。
佐倉 光
だからって対波照間さんは別に偽っているというわけではなくて、大人の仕事仲間相手だからそういう態度ってだけでねー。
こっちの方が付き合い長いしね。
対波照間さんの方が遠慮はないと思う。
KP
そうそう。仕事仲間としての話し方なんですよね。「同じ悪魔使い」でもあるし、こちらはこちらで付き合いが長いわけで。
牧志くんとは「対等」の意味合いが違う。
佐倉 光
そうそう。結構はっきり差が出てて、面白いなー。

佐倉 光
これだけ「COMPがないときに奇妙なことに巻き込まれる」ってことが起きて、「契約の痣(傷)」に気付いたなら、もう「変なことが起きるときには勝手にCOMPが沈黙してしまう」でも良い気がしてきました。内容詳細も確認せずにした契約の代償だからね仕方ないね。
契約したの本人であって本人じゃないけど。
契約の傷……平行世界の佐倉が、とある大きな願いを叶える代償に付けられたもの。自分の人生が怪異塗れで平穏ではなくなる証。
メタいことを言えば、そっちの佐倉も探索者として出すと色々ややこしいから、因縁を今動いている佐倉におっ被せた。
KP
なるほど? 確かに。
他の世界のとばっちりを喰らっている。
今回は場所が変な世界なので、「COMPは使えるけど、使うと変なことが起きる」でもいいかなーなどと思ってはいました。
佐倉 光
それはそれで楽しそうだなぁ
KP
そうそう。対の棲みかの時に出して下さいましたけど、異変が起きている状態で「ちゃんと動作する」保証はないんですよねっていうのも面白いかなって。勝手に沈黙してしまう、というのも面白そう。
佐倉 光
そういえば昔の作品だとたまに動作不良になってたCOMP。
会話機能やマップ機能が死ぬのは割と良くあることだった気がします。
KP
なるほど、奇妙なことに巻き込まれるたびにCOMPが動作不良を起こして…… っていうのも面白そうです。マップ機能は生きてるけど会話できない(=マップが付属してる系シナリオ)とか。
佐倉 光
誤動作COMPで奇妙なことが起こるのもホラーっぽくていいので、今度そういう機会があったら宜しくお願いしまーす!
KP
フフフ、その時は盛らせていただきます!
佐倉くんの戦力のよすがである「俺の一部」に誤動作されて奇妙なことが起こるの、楽しそうでいい。


CoC『瓶の中の君』牧志&佐倉 2

「狭いところってのは落ち着くよな……」

【置】CoC『レミングス・ドリーム』牧志&波照間&佐倉 6

この確信が伝わるように。
そこにいたあいつが、佐倉さんにも“見える”ように。

【置】CoC【タイマン限2】収録シナリオ『デート or デッド』 佐倉&牧志 3

自分はいつでも取るに足らない存在で、だからこそ動けるのだ。
まっすぐに見られたら、逃げられない。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


ニンジャスレイヤーTRPG『シャドウ・オーバー・ザ・ネオサイタマ』1

そりゃあ、指示もないのにトーチャリングしてるからじゃあないですかね……

Zephyranthes 第四話 『泣き笑い聖母像』1

『泣き笑い聖母像』1

【置】CoC『眼窩に祝福』 佐倉&牧志 1

「いつ!? 何があったんだよ!?」
「あー……、そうなるよな。また何かに巻き込まれたみたいなんだ、俺達」