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こちらには継続限収録シナリオ『探索者対抗!!二人三脚障害物レース』
ネタバレがあります。


牧志 浩太

お人好しで温厚、だが意思は強い好青年。
とある事情で二年より前の記憶の大半を失い、代わりに悪魔使い波照間紅の記憶を持っている。体力はまあまあ。
首から胸へと続く奇妙な【契約】の痣がある。たまに痛むという。

佐倉とは友人。


佐倉 光

サマナーで悪魔退治屋。ハッカーでもある。
基本、知性・理性・効率、そういったものを重視する冷静な青年。
体力にはとにかく自信がない。

牧志とは友人。


こんばんは
牧志 浩太
こんばんはー!! トレーラー画像からしてもう最高
KP
こんばんはー
牧志 浩太
久しぶりのリアルタイム!! よろしくお願いします
KP
そんなに間は開いていない筈なんだけど、置きでずっとやっていたせいかものすごーく昔な気がするなぁ。
宜しくお願いしまーす!
シーン作ってないもんだから、切り替えちょっとワタワタしちゃうけど許して欲しい!
牧志 浩太
許します!! KPありがとうございます
KP
いつものデタラメの街にカドゥケウスだ!
牧志 浩太
おお、これはコディペンデントでも見た日常!
KP
どこだかわかんなくて便利。
牧志 浩太
ですねぇ。イメージの日常!

KP
不思議な友人たちとの別れから、しばし後のこと。
あなたは年末迫る街にいる。
佐倉は映画の二度目を観てくるらしく、終わった頃にでも合流してどっか遊びに行こう、なんて話になっていたかも知れない。
別に一緒に観ていても構わないが。
牧志 浩太
あの二人のことを話せば、どうしても最後の別れに話が行きそうになって、しんみりしがちになるけど。
つとめて、あの時こんなことがあったとか、楽しかったとか、そんな方向に話を持っていくようにした。
映画は一緒に行った。何度観てもなんだかんだで面白いし、あれ。
考えない映画のいいところだ。
KP
今回の佐倉はぎゃあぎゃあ騒ぎながら素直に愉しんでいた。
佐倉 光
「伏線とか考えないでみるのも意外と面白いもんだな。
流れに身を任せるってゆーかさ」
牧志 浩太
「だろ?」
佐倉 光
「この世の全てに絶対意味がある、ってわけでもないもんなぁ」
牧志 浩太
「確かにな。単なる偶然、ってことの方が多いもんだし」
KP
偶然。
そんな言葉が信じられなくなるほどの目まぐるしい日々。
突然の事件。
やっぱりそれは運命なんてものではなく、偶然、多い時期にあたってしまっただけなのかもしれないし、運悪く踏み込んでしまっただけなのかも知れない。
そう。
今日は何事もなくこんなに平和なのだから……
牧志 浩太
首筋の痣を無意識に撫でる。
結局、俺が何かに目をつけられたのだって、佐倉さんと会ったのだって、生贄体質? なのだって、偶然といえば偶然なのだ。
そう思えば、運命っていうのも、最終的には偶然のひとつと言えるのかもしれない。遺伝子の偶然が体質を生むように。
……でも今日は何事もなく平穏でいてほしいなぁ。
KP
そんなことを考えながらあなたは赤信号を待つ。
車道の信号が黄色になり、赤になり。
歩道の信号が青になった。
牧志 浩太
左右を確認して、前を見て、佐倉さんが横にいることを思わず確認してしまいつつ、何気なく歩き出す。
KP
揃って進み始めるあなたの足が、虚空を踏む。
牧志 浩太
「え?」
佐倉 光
「なにっ!?」
KP
あなた方の足があるべき地面につかず、とんでもなく急な坂道を踏む。
すぽん、と地面の底に沈む。
牧志 浩太
「うわっ!?」
KP
【野球盤】のシュートのように、突然地面が地の底へとあなた方を誘った。
落ちる

落ちる

落ちる


…………
それでも佐倉の悲鳴はすぐ隣で聞こえていた。
牧志 浩太
「うぇぇええわぁあああ!?」 よくわからない悲鳴を上げながら、咄嗟にどこかに掴まろうと手を伸ばして。
残念ながら掴まれる場所はなさそうだった。
KP
ぽん、とどこかへ放り出され、あなたは滑り台の終点のように尻餅をつくだろう。
佐倉 光
「いて!」
牧志 浩太
「痛ってぇ!?」
痛かろうが痛くなかろうが、咄嗟に悲鳴を上げてしまう。
KP
そこは……
トラックだった。
牧志 浩太
「……へ?」
KP
競技用のコース。
ただしとんでもなく広い。
客席は遠く、ボンヤリとしか見えない。
嘘のようなドピーカンのもと、あなた方はだだっ広いトラックの真ん中に二人、尻餅をついていた。


牧志 浩太
「何だよ、これ……」
咄嗟に立ち上がり、辺りを見回す。
KP
『ちょっと小さすぎですね』
『コレじゃ見えませんよ』
誰かの慌てた声が聞こえた。
牧志 浩太
思わず、声のする方を向く。
KP
見回すと、急激にトラックが縮小して行く。
そしてみるみるうちに、ごく一般的な400mトラックのサイズになった。
牧志 浩太
もしかしなくてもこっちが巨大化している可能性
KP
それに合わせて客席も近づいてきたが、鏡ばりになっていて、座り込むあなた方の姿が映り込んでいる。
佐倉 光
「な、なんだこれ?
あれ、おい牧志」
KP
佐倉はあなたの頭を指している。
牧志 浩太
「分からない! いやトラックだけど、なんでトラックに放り出されたのかも分からなけりゃ、なんで鏡張りなのかも…… ?」
頭の上を確認する。
KP
佐倉の頭に白いはちまきが巻かれていた。
おそらくあなたの頭にも巻かれているのだろう。
牧志 浩太
「……運動会?」
KP
そして……問題は足だ。
足が思うように動かない。
正確に言うなら、片足だけが。
牧志 浩太
辺りを確認しようと歩き出そうとして、異変に気づく。
KP
あなたの足は佐倉の足と黒い異物で結ばれている。
足首から膝の下まで……これは
佐倉 光
「二人三脚……?」
牧志 浩太
「何だこれ、腕の次は足か……?
……へ?」
トラック、はちまき、結ばれた脚……
確かに二人三脚だ、これ!?
「いや、なんでだよ! って、佐倉さんに聞いても分かんないよな、俺も分かんない」
佐倉 光
「な、何だこれ? ちくしょう、またかよ!
俺にも解んねぇけど、意味不明で気持ち悪い!」
牧志 浩太
結ばれたそれを取ろうと手を伸ばす。
「と、とにかく、取れないのかこれ」
佐倉 光
同時に外そうと試みる。
KP
足に絡みついたそれは外そうと力をかけた途端、グニグニと形を変えた。
一部が大きく飛び出し、がば、と開く。
それは底のない口のような割れ目だ。
牧志 浩太
「……な……、なあ、佐倉さん。
何だと思う、これ……?」
佐倉 光
「なんだかわかんねぇが。
あからさまにやべぇ!」
牧志 浩太
「だよな!?」
KP
離れようとした足を一つにまとめるようにそれは噛み付いた。
双方HP-1
牧志 浩太
「痛っ!?」
[ 牧志 浩太 ] HP : 11 → 10
佐倉 光
「ぐ! 畜生!」
[ 佐倉 光 ] HP : 10 → 9
牧志 浩太
「くそ、取るなってことかよ」
KP
噛み付かれたところから毒のように何かがしみ込んでくる。
それは足から腿を伝い急速に頭へと登ってくる。
冷たく苦痛を伴うそれは、あなた方に命じる。
我に触れるな、と。
KP
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1d6
牧志 浩太
「ぐ、っ……、」咄嗟に押し止めようと腿を押さえるが、効果はない。
佐倉 光
CCB<=76 《SANチェック》 (1D100<=76) > 7 > スペシャル
牧志 浩太
CCB<=76 《SANチェック》 (1D100<=76) > 14 > スペシャル
牧志 浩太
体内を遡られる感覚が、背筋を冷たい苦痛で撫でながら、命令するように頭の中を支配する。
「くそ、言うことを聞けってことか……、」
佐倉 光
「くそ、くそ、なんだこれ、《アナライズ》できねぇ」
KP
『持ち込みokなんですか?』
『競技の公正性。あ、やっぱそうですよね』
何者かの囁き声が聞こえた気がする。
牧志 浩太
問答無用に苦痛で命じられる感覚は気味が悪く、檻の中の家畜に堕ちたような腹立たしさを感じさせた。
それにしても、さっきからこの囁き声、何だ。
KP
突如あなた方は体操服を着用していた。
持ち物は消え去ってしまう。
ご丁寧に靴も走りやすそうな運動靴に変わっていた。
佐倉 光
「えっ、は? おい、いい加減にしろ」
牧志 浩太
「……なあ、佐倉さん。こいつらが何なのかは全然分からないんだけどさ。
何をさせたいのかだけは、分かる気がするんだ……」
佐倉 光
「やだ。分かりたくない」
牧志 浩太
「あと、なんでだよって叫んでも聞き入れられなさそうな強引さも」
佐倉 光
「ぜったい分かりたくないし走りたくない」
牧志 浩太
「俺も……。っていうか陸上、いい思い出がない。極端なトラウマがあるわけでもないけどさ。
最後に踊るエイサーの方が好きだよ、俺」
KP
キィィィィン!
と会場内にハウリングが響き渡る。
牧志 浩太
「っでぇ!」思わず耳を押さえる。
KP
『レェディースアーンドジェントルメェーン! 大変長らくお待たせいたしました!』
牧志 浩太
「待ってない! 全然待ってないから!」
KP
『第856回二人三脚障害物競走のお時間です!
司会は私、■■■■■の使いである野田が務めます!』
一部ハウリングが酷すぎて聞き取れなかった。
牧志 浩太
「回数多くないか!? 誰だよ野田! 障害物走なのか!? っていうか何で突然!」
珍しくツッコミに回っているが、目の前の悍ましきボケには到底聞き入れてもらえそうにない。


継続限収録シナリオ
「探索者対抗!!
二人三脚障害物レース」
せばた 様 作


KP
『さて、本日の挑戦者は、二人!
最強の生贄体質! 彼を捧げられたいお歴々もいらっしゃいましょう、牧志ィ、浩太ァァァ! いやあ大変お気の毒だ』
牧志 浩太
「いや、勝手に称号つけるなよ! 捧げるな! ほっといてくれ!」
自分が「放っといてくれ!」なんて叫ぶとは思わなかった。でも放っといて欲しい、心の底から。
佐倉 光
「夢だなこれ」
遠い目をしている。
牧志 浩太
「夢でも安心できないから困る」
それから夢でも安心できない、同じセリフを佐倉さんに言われたような気がする。
なんで名前知ってんだよとかは、もはやツッコミの範囲ですらない。今更だ。
KP
『俺こそが主人公と思い続けて19年! やっと順番が回ってきたと思ったらどっこいプリンセス候補っ! 碌な目に遭わないでお馴染みの! 佐倉ァァ、光ゥゥゥ!』
牧志 浩太
笑ってしまったwwwww 佐倉さんwwwww
佐倉 光
「俺、どうしてここにいるんだろ……」
目がうつろだ。
牧志 浩太
「同感」
佐倉 光
「あの薬、また作ったんじゃないだろうな」
牧志 浩太
「あの薬、あれでこりたからもう作ってないはずなんだけどな」
KP
『体力に自信がない! そんなことを言いながら鍛えてこなかったこの二人っ! 今日の競技を生き残れるのか!? ご来場の神話生物の皆様は刮目せよ!』
牧志 浩太
「余計なお世話だ!」
本編見る!
牧志 浩太
余計なお世話だ、と二つの記憶が叫んでいる。無理な物は無理だと悟った記憶が二つある。
妹の方が足は遥かに速かった。全力で置いていかれた。思い出してる場合じゃない。
牧志 浩太
兄の【DEX】は5、妹の【DEX】は14なのである。
佐倉 光
「つーか神話生物って」
牧志 浩太
「さらっと言ったよな」
KP
あなた方の怒りも困惑も恥もなにもかもを無視して、アナウンスは続く。
『ルールを説明いたしまァす!』
『あなたたちの目標は、二人三脚で5つの障害物をクリアしゴールまでたどり着くことです! いやー、簡単ですね!』
佐倉 光
「誰がやるか、馬鹿野郎」
牧志 浩太
「この調子だ、何か無理矢理させる方法を用意してる気がする」
KP
『さすが歴戦の勇士、勘が鋭い! 成長タブ覗いていいですよ』
牧志 浩太
「メタいメタい!」
KP
『ただの二人三脚ではありません! あなたたちの後ろからは鬼役の神話生物様が追いかけてきます!』
その言葉を聞いた途端、あなた方の背後、トラックの端に、『なにか』がゆっくりと出現したのを感じた。
『追いつかれる前に障害をクリアしてゴールしましょう! 後ろを振り向いている暇はありませんよ! 前だけを見てレースに臨んでくださいね!』
『はいヨーイ、ドン!!!』
牧志 浩太
「…………何かいる、な……」気配を感じる。振り返ってはいけないような気がする。
なんなら捕まりたくもない気配がする!!!!
佐倉 光
「え? え?? 何かいる?」
牧志 浩太
「いる!!」
佐倉 光
「見てる場合じゃねぇな!?」
牧志 浩太
「あいつら曰く絶対神話生物! 気にはなるけど見てる場合じゃない!」
KP
パァン! とチープなピストルが鳴った。
慌てて立ち上がろうとした佐倉がずっこけた。
牧志 浩太
「っうわ!?」
つられて転ばないように踏ん張りつつ、佐倉さんを支えようとする。
KP
背後で何かが動き出した。
周囲の硝子の向こうから何者かのどよめきが聞こえる。
佐倉はよたよたとあなたに歩調を合わせた。
上空ではペガサスが旋回している。どうやらあなた方を撮っているらしい。
牧志 浩太
「一応確認! ラミアさん呼んでまとめて抱えてもらえる!?」
佐倉 光
「無理!! さっきの【着替え】でCOMPとられた!」
牧志 浩太
「くっそ!!」
佐倉 光
「こ、声だ、声でリズムとろう」
牧志 浩太
「ナイスアイデア! 賛成!」
もう癪だとかなんとか言ってる場合じゃない! そんなこと言ってたら捕まる!
佐倉 光
「イチニッイチニッ」
牧志 浩太
「いっちに、いっちに……!」
KP
必死の形相のあなた方の姿が、場内の巨大スクリーンで流されている。
あなた方はいつも通り(?)信頼できる相棒とともに走り出す!
牧志 浩太
巨大スクリーンに正直イラっとするが、そんなことを考えている暇すらない。
行くぞ相棒! もうヤケだ!
牧志 浩太
PLめちゃくちゃ笑ってる二人ともごめんwwww

KP
あ、場がゴタゴタしておりますが、その間にルール見といていただこう。
ここではルールは掲載しません。
大雑把に、競技に失敗すると追いつかれやすくなり、成功すると引き離せるとご理解ください。
ただ、このプレイ時はおそらくルールに誤解があり、かなりぬるい進行をしてしまっています。
改変もきっっっついので、くれぐれもプレイ時の参考にはしないでね!
KP
背後からはカサカサ音がしているので、たぶん多脚だろうなーってことは分かっていい。
佐倉 光
「よし、よしよしよし、意外と走れる!
一周走って逃げるくらいなら大丈夫だな。
走るだけなら」
牧志 浩太
「障害って言ってたよな、あいつら……」
KP
リズムをとる声を交互に上げながらあなた方は会話する。
どっちが喋り始めるかが瞬時に分かるあたり、息が合ってきたかも知れない。
牧志 浩太
何となく息が合ってきた。案外なんとかなる!
牧志 浩太
ある意味どちらもDEX低いから息は合うかもしれない。

KP
『第一の障害! パン食い競争です!』
声がすると同時、奇妙なパンが降ってきた。

KP
『手のひらサイズで、って注文したら、下請けが手の形の、って理解してしまいましたので、ちょっと正気度に来る感じの形状も混ざっておりますが!』
『まあ普通のも混ざってますし、スリリングでいいでしょう!』
『たまに混ざっている名状しがたき小麦状のものにはご注意いただきたいですね!』
牧志 浩太
あああるよなケーキの絵を入れたUSBメモリ渡して注文したらUSBメモリケーキが出来てくるやつ!
牧志 浩太
そんなに使わないけどなUSBメモリ! いや何だよそれ!?
あたまおかしい背景
KP
AIさん、二人三脚も分かってくれなかった……
空から紐でパン吊してってお願いしたら首つりしようとするパンとか描いてくれたし……
おまえの首どこだよ食パン!
牧志 浩太
スライムのくびかな? >首どこだよ
この名状しがたさわざとそうしたんじゃなくてAIさんの解釈だったの???
KP
わざとじゃないんです。
牧志 浩太
AIさんとCoCの相性がよすぎるwwwww
KP
まあ一番頭おかしいの選んだのは事実ですけど。
牧志 浩太
AIさん、最高。
今回、背景は全てイメージクリエイターに描いてもらっています。大体2回くらいそれっぽいプロンプト投げて、中で一番場にあっててかつ頭おかしいの選んでます。
最初はまともなの作ろうとしてたのに、変なの描いてくるから諦めてあたおかに振ることにした。
この絵までは、欲しい背景を日本語で打ったのをGoogle翻訳に突っ込んで英文にしてからお願いしています。(その方が精度が上がると思ったのに……)

トップページ背景は『Sunny sky. An unmanned athletics stadium track. The audience are all shadow-like monsters. Darkness approaches from deep inside.』。
パン食い競争は『An unmanned athletics stadium track. Several palm-sized pieces of bread are hanging from strings extending from the sky.』。結構な頻度で手が生えたパン描かれました。
また、二人三脚は『三本足』と解釈されるらしく、三脚の横に座る人たちを辛うじて生成したほかは全部プロンプトブロックされてしまいました。

パン食い
指定の判定:〈跳躍〉の平均値
成功条件
どちらか片方が判定に成功する
KP
『パンの高さは背の高い選手に合わせてあります! ズルはできませんよ!』
『好物を見つけられたらラッキー! でははりきって犬のように噛み付きましょう!』
牧志 浩太
「なあ佐倉さん、これスルーしたらどうなると思う!?」
佐倉 光
「進めねぇんだろうな。だんだんムカついてきた」
牧志 浩太
「だよな。
くそ、後で殴りたい」
牧志 浩太
「怒り」じゃなくて「ムカついてる」牧志は結構レアかもしれない。
佐倉 光
「生き延びるためだっ」
牧志 浩太
「ああ、分かってる!」
佐倉 光
「まともそうなのを狙うから、ついてきて」
牧志 浩太
「ああ、任せた」
KP
二人の〈跳躍〉の平均値は25です。
どちらか片方でも成功できればok!
牧志 浩太
CCB<=25〈跳躍〉1D100<=25) > 48 > 失敗
無理!
佐倉 光
CCB<=25〈跳躍〉1D100<=25) > 69 > 失敗
KP
『おーっといきなりのピンチ! 大丈夫でしょうか!?』
牧志 浩太
「痛ってぇ!」 跳び損ねて派手に転んだ!
佐倉 光
「落ち着いていこう、もう一度!」
牧志 浩太
「あ、ああ!」
KP
背後に迫る圧が、物理的な力を持って近づいてきた。
なにか生臭いにおいがする……
二度目の跳躍でなんとかパンをむしり取ることができた!
牧志 浩太
「取った……!」
KP
【幸運】振ってみよう
佐倉 光
CCB<=75 【幸運】 (1D100<=75) > 11 > スペシャル
牧志 浩太
CCB<=60 【幸運】 (1D100<=60) > 84 > 失敗
KP
普通のパンだった。
ぱさぱさというほどでもないので、一応走りながらでも食べきることはできそうだ。
牧志 浩太
一瞬恐怖を感じるが、ヤケの勢いで齧りつく。……普通のパンの味だ!
佐倉 光
「良かった、食った途端に正体現すヤツじゃなくて」
牧志 浩太
「腹の中で正体現されたくないな! もう腹に異物は勘弁だ!」
腹に異物
牧志 浩太
(そんなこと言うと腹に異物なシナリオ探したくなる)
KP
割と色々侵入されてるからなぁ
牧志 浩太
確かに。侵入されたり取られたり。
KP
で、こっからは絵の用意がないので
その場で描いてもらって進みます!
牧志 浩太
はーい! こういう時ありがたいぞAIさん!
合うシーンの背景がちゃんとあると臨場感が段違いですしね
合う背景? シナリオを背景に合わせるんだよ!!

『無人の競技場のトラックに浮かぶ大きな風船』
KP
風船ってお願いしたのに。
牧志 浩太
気球になっちゃった。ちょっと眼科健診みのある風景。
KP
ああー。

KP
『第二の障害物は風船ケツ割りです! 一つの椅子に仲良く腰掛け風船を思い切り割りましょう!』
『気球? 気球は割らなくていいですよ』
牧志 浩太
「それは無理!」
風船ケツ割り
指定の判定:それぞれの〈こぶし〉 >+【SIZ】
成功条件:両方が判定に成功する
 【牧志】57+10 【佐倉】50+14
牧志 浩太
CCB<=67 (1D100<=67) > 84 > 失敗
KP
ccb<=64 (1D100<=64) > 53 > 成功
牧志 浩太
「くそ、意外と逃げる!」
KP
二人の尻で挟んだが、あなたの尻の横から風船はつるりと逃げていった。
牧志 浩太
「っうわ!」また勢い余って派手に転んだ。
KP
背後の気配が近づいてくる……
牧志 浩太
「くそ、落ち着け、落ち着け……」
佐倉 光
「くそ、手を使うのは別に反則じゃねぇよな!」
牧志 浩太
「ああ、言われてないしな」
KP
風船をつかまえ、尻に挟む。
観客席からブーイングが上がった。
『おーっと二人とも必死です! 確かにルール説明に手を使うなとはありませんでした!』
『生き汚い!! 卑怯!! そうやって20もの難関を越えてきたのです!』
佐倉 光
「うるせぇな。ルールにないなら卑怯じゃねぇだろうが」
牧志 浩太
「全くだ」
何となく分かるだろう。返す声がふつふつと怒っている。
「っていうか、20って見てたのかよお前達……」
KP
『いつだって皆の注目の的です! おめでとうそしてお気の毒様!!』
KP
パァン! と風船が割れ、あなた方は背中同士でぶつかる。
牧志 浩太
咄嗟に体勢を立て直す。
KP
『あ、いつだっては言い過ぎ? いやー、そういうのがね、大事なんですよ(ヒソヒソ)』
とにもかくにも何とか前に進む。
牧志 浩太
「もうツッコまないからな。行くぞ、佐倉さん」再び、リズムを取り直す。一歩ずつ、二人で。
どうせニャルでしょ
KP
このゲームのシナリオでの主催者……
実はいつものヤツじゃないんですよね……
牧志 浩太
そうなの……?
KP
そうなの
牧志 浩太
何だろう……

KP
トラックにずもっ、と白いナニカが生えた。
牧志 浩太
「うわ」

KP
どうしてこうなるんだよAI。
牧志 浩太
かわいい絵をどんどん描いてくれるからすっかり正気になった、と思ったAIさんが久しぶりに狂気をぶちまけていて最高
KP
お題は『無人の競技場のトラックにある奇妙なフラフープ』でした
牧志 浩太
奇妙なが優先されちゃった
このお題に関して言えば、一番おとなしいのがこれでした。

KP
『おーっとこれはフラフープ! フラフープです!』
牧志 浩太
「へ?
いやどう見ても人型」
KP
白いナニカは体の一部を外して、あなたにソッと手渡した。
なんだかモジモジしている。
はじめて 受け取ってね
牧志 浩太
「いや、これお前の何なんだよ……」生暖かいような気がした。きっと気のせいだ。受け取る。
フラフープ
指定の判定:【DEX】×5 >の平均値
【牧志】40【佐倉】45 【42】

成功条件:両方が判定に成功する
牧志 浩太
CCB<=42 (1D100<=42) > 25 > 成功
佐倉 光
CCB<=42 (1D100<=42) > 9 > 成功
よっしゃあ!
牧志 浩太
「てりゃぁああああ!」謎の気合で互いに息を合わせ、軽やかに舞う!
KP
あなた方は二人で見事にフラフープを回して見せた!
なんだか腰に絡みつく生暖かいフラフープがひとりでに登ってこようとしている気がする……
白い謎の物体が黒い目っぽいものの周囲をポッと緑色に染めていた。
牧志 浩太
そういうのは無しで頼む! さっと投げ捨てて次へ急ぐ。
KP
『オォッケェェェお見事です!』
『たまには見せ場を作らねばなりませんからね!』
牧志 浩太
「よし、うまくいった時は近づいてこないみたいだ、あいつ!」

KP
『無人の競技場のトラックにかぶさっている奇妙な巨大網』です。
牧志 浩太
人、いる!
KP
サッカーコートなに……
牧志 浩太
AIさんサッカーしたかった

KP
周囲に突然無数の気配が生えた。
白いナニカがヨタヨタとあなた方の周囲を走っている。それらはあなた方を追い越して、その先でトラックにバタバタ倒れた。
佐倉 光
「なんだ!?」
牧志 浩太
「何だ、何かあるのか?」
KP
トラックに倒れたナニカはその体が急激に伸び始め、絡み合う。
それは蜘蛛の巣のようにトラックを覆い尽くした。
『おーっとさっきから《SANチェック》ものの光景が続きます! しかしこの程度20もの困難を乗り越えた強靱な精神力の前ではへでもありませんね!』
牧志 浩太
「いや、あれ…… もしかして、潜れ、って?」
KP
『体格が大きいほどに潜るのが困難な網を、無事潜り抜けることができるでしょうか!?』
牧志 浩太
「やっぱりそういうことかよ!」
佐倉 光
「悪い夢にしか思えねぇよ」
牧志 浩太
「いや。悪い夢以上にぶっ飛んでる」
漏れた呟きには変な実感があった。
KP
『いつもは頼りになる相棒が今は邪魔になることでしょう! ああ、足を切り離せば楽に進めるのに! そんなあなたのためにのこぎりも用意してあります! ご希望の方はスタッフまで!』
牧志 浩太
「切るか! 重ねるな重ねるな!」
KP
うん、ごめん、だいぶAIの変な絵と悪乗りとが重なって元のシナリオから更に酷いことになってる。
牧志 浩太
PLめちゃくちゃ笑ってる

網くぐり
指定の判定:【SIZ】13の目標値を50%とし、【SIZ】+1ごとに-5%、SIZ-1ごとに+5%する。
【牧志】【SIZ】 10 65%
【佐倉】【SIZ】 14 45%

成功条件:両方が判定に成功する
片方が失敗した場合、成功した方が【DEX】×5で絡まった網を解く判定に挑戦でき、成功すれば成功条件を満たした扱いとなる。【牧志】40% 【佐倉】45%
佐倉 光
「くそ、俺ひっかかるかな……」
KP
細身で背が高い佐倉はいかにも網に絡まりやすそうだ。
牧志 浩太
「やるしかない。絡まったら引っ張り出す」
佐倉 光
「腕なるべく出さないように行く」
牧志 浩太
「ああ」
佐倉 光
CCB<=45 くぐる!  (1D100<=45) > 83 > 失敗
牧志 浩太
CCB<=65 くぐる!  (1D100<=65) > 35 > 成功
佐倉 光
「あっ、くそ、待って、肘が」
牧志 浩太
背丈がそこそこなのが役に立つことがあるとは思わなかった。
横で佐倉さんが絡まるのが見え、身体が引き止められる。
網を解こうと手を伸ばす。
牧志 浩太
【STR】に物を言わせることはできませんか? >KP
KP
そっちで失敗するとペナあるかも。
という条件で良ければ張り切ってどうぞ!
牧志 浩太
やったぜ! 【STR】×5です?
KP
です。
牧志 浩太
CCB<=(11×5) 【STR】 (1D100<=55) > 2 > 決定的成功/スペシャル
KP
網がうぞうぞと動いて佐倉の腕に絡みついている。
うーん、障害判定かなぁこれ
まあよし!
牧志 浩太
ありがとうございます!
「佐倉さんを…… 離せっ!」
気合一閃! 力を込めて網を引きちぎる。
KP
ピギャ!
微かな声が聞こえ、網があなたの腕から逃げ出す。
牧志 浩太
あの時は佐倉さんの決断だった。あんなこと、二度とあってたまるものか!
KP
『おーっと、切らない! 切らずに網を切る!!
これはスレスレだァー!』
『しかしまばゆい! まばゆいユゆうじょうぱパわワーです!』
『あまりの輝きに鬼が後ずさってしまいましたァーッ!』
佐倉 光
「サンキュ! 悪いな」
牧志 浩太
「いいよ。進もう」
さっきから珍しく怒り通しだった表情を和らげ、ふっと一瞬だけ笑う。

KP
いでよ『無人の競技場のトラックに置かれた巨大な○×の板』
牧志 浩太
かわいいwwwww
KP
うん……
ナニコレ
牧志 浩太
これは牧志と佐倉さんの二人三脚であると共に、KPとAIさんの二人三脚による卓でもあるのではないだろうかプルプル(笑ってる)

KP
『第五の障害物は、イェェス オアノォォォウクイィィィズ!』
牧志 浩太
「いきなりクイズかよ、人間に分かる内容なんだろうな!?」
KP
あなたの前にヒラヒラと紙が落ちてくる。
【アイデア】
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 61 > 成功
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 87 > 成功
KP
これは絶対に触れてはならないものだと感じた。

『えっ? 間違ってクルーシュ? いやいや大丈夫でしょあれ解ける人間そうそういないし』
KP
あなたの目の前で紙はぱっと消え去った。
牧志 浩太
【INT】18の前になんてものをwwwwwww
【アイデア】ファンブってたらどうなってたんだwwwwww
KP
拾いたくなってましたね。
だって必要な物かも知れないし。
牧志 浩太
ないしね。
牧志 浩太
「何だか分からないけど間違うなよ……」
目を走らせる直前に紙は消えた。方程式のようなものが見えた気がするが何だあれ。
KP
『失礼いたしました! では私はある出来事を思い浮かべます! お二人が遭遇した事件の一つです! それについて交互に質問をしていただきます!
それに対し私はイエスかノーでお答えします! 四回以内に当ててくださいね!』
牧志 浩太
「そういう……。これまでのやつよりは、まだ得意分野だな。
というか、やっぱり見てたんじゃないか」
注意点
KP
で、これKPC前提としたシナリオじゃないからな……
佐倉の分は牧志に答えてもらおうかなぁ?
牧志 浩太
おっ、はーい。
KP
はい、ではひとつ決定しましたので
何でも質問をどうぞ! ひとつめ!
あ、前提として
牧志 浩太
おっとっと
KP
『二人とも登場したシナリオ』に限らせていただきます。
二人三脚だからね。
牧志 浩太
あ、なるほどなるほど。
KPレスとかは含まない訳ですね。
KP
そういうことです。
どんな状態でも二人とも出ていれば対象になります。
牧志 浩太
分かりました。
KP
一瞬『HAL』あたりにしてやろうかなと思って思い直した。
牧志 浩太
それは意外!

牧志 浩太
「一つ目。それは夢に纏わる事件か?」
KP
『うーーーん、Noですかね!』
牧志 浩太
<1つ目佐倉さん側:その事件でピンチになったのは牧志の方?
佐倉 光
「その事件で先に被害を被っていたのは牧志の方か!?」
KP
『イエス! ですねー。
あなた頑張ってましたよ?』
※PCは佐倉です。
牧志 浩太
「よし、少し絞れてきた。
2つ目。それはどこかに閉じ込められる事件だったか?
……ストップ、言い直す。
それは、俺達二人がどこかに閉じ込められる事件だったか?」
KP
『ノーですね!』
佐倉 光
「そうなると、大分限られるな……次どう絞るか……」
牧志 浩太
「ああ……。ただ、三回目、少ししくじったかもしれない。微妙に絞り切れない。くそ、賭けるしかないか」
KP
佐倉PCだと結構少なくはあるんだけども。
牧志 浩太
<2つ目佐倉さん側「それは、旅行先で起きた出来事か?」
佐倉 光
「それは旅行に行ったときの事件か!?」
KP
『イェェェェェス!』
『さあコレで分かりましたね! 回答をどうぞッ!』
牧志 浩太
「……佐倉さん、あの出来事だ。浩司が巻き込まれた、あの!」
佐倉 光
「雪女事件か!」
牧志 浩太
「ああ!」
KP
『ファイナルアンサァー?』
牧志 浩太
「ファイナルアンサーだ。なあ、知っているか、化け物」
KP
『はい、なんでしょうか?』
牧志 浩太
「あの番組、俺が5歳の頃にレギュラー終わったんだぞ」
KP
『あぁっとジェネレーションギャップ!!!』
『痛恨の一撃です! 正解ッ!』
牧志 浩太
「よし、ちょっとだけすっとした」
佐倉 光
「ナイス!」
牧志 浩太
「ああ!」
牧志 浩太
なお2013年にも一応新春特番はやってたそうですッ!
(でも10年前だ! 驚き!)
KP
まあ今の若い子ネットミームで知ってそうだけどね。
牧志 浩太
それは思う。原点不明でもネットミームで知られてるもの結構ありますもんね。
ただこれはあれなのです
メガテン第一話での波照間の時代考証ミスを自分で受けたの!!(PLにダメージ)
KP
ウッ
牧志 浩太
ゲフゥ

佐倉 光
「お、後ろのデカブツ止まったみたいだぞ」
牧志 浩太
「はあ、ようやくか…… これでゴール、ってことなのか?」
KP
あとはゴールまで駆け抜けるだけだ。
最後に息を合わせられるか、探索者たちは1d100 を振って、 【 大きい方の数値-小さい方の数値 】 が達成値となる。目標値は 20 以下 。 成功するまでゴールテープを切ることはできない。
牧志 浩太
「いや……、もう少しか。
行こう、佐倉さん」
佐倉 光
「オッケー相棒!」
牧志 浩太
「ああ!」
佐倉 光
1d100 (1D100) > 32
牧志 浩太
1d100 (1D100) > 8
KP
疲労が足を引く。
牧志 浩太
「うわっ、しま……!」
KP
声と足が合わなくなってきていた。
牧志 浩太
一瞬切れる息。足が思うように上がらない。いい加減走り続けていたのだ、と、その時はじめて意識が気づく。
KP
佐倉も息を切らせて声が途切れ途切れだ。
佐倉 光
「くそ、もう一度リズムを合わせ直そう。
慌てる必要はないんだ!」
牧志 浩太
「ああ、もう一度だ。焦る必要はないんだ、行こう」
佐倉 光
1d100 (1D100) > 35
牧志 浩太
1d100 (1D100) > 38
佐倉 光
「イチニッイチニッ」
牧志 浩太
「いち、に、いち、に、」
慎重に。一歩一歩。目の前のゴールへ向かって、いい加減動かなくなってきている足の速度に合わせて。
KP
声が揃う。足が揃う。心が揃ったその時。
果てしなく遠かったゴールテープが急速に近づく。
牧志 浩太
最初からさっぱり訳が分からなかったが、そこにはよくわからない達成感があった。
案外楽しいかもしれない、でも二度目はごめんだ。
KP
二人の胸がゴールテープを切る。
パン、パァァン! とピストルが鳴る。
周囲から歓声と拍手とべちゃべちゃという騒音が鳴り響く。
頭上のスピーカーから声が響く。
『お疲れさまでした! 無事完走です!
ぜひ、完走した感想をお聞かせください!
はい、牧志さん!』
牧志 浩太
「……
二度目はごめんだからな」
それは、聞いたこともないような冷たく、辛辣な響きの声だったという。
あと、それにはツッコまないぞ。
KP
『おっと、お疲れのご様子ですね! 喉も乾燥していることでしょう!』
『はい佐倉さん!』
佐倉 光
「見物料払えよクソが」
KP
『素直でありながら安定の感じ悪さをありがとうございます!』
牧志 浩太
「何か、一周回ってファンなんじゃないかと思えてきたな……? ファンでも困るが」
KP
『スポーツを経てより強固な絆の強さを得たことでしょう! 素晴らしい! これからも頑張ってくださいね! お気の毒様!!』
『それでは、第 856 回二人三脚障害物リレーはこれにて閉幕です! 次回の857 回もお楽しみに! それではまた!』
わぁぁ、と周囲の歓声が津波のように押し寄せ、あなた方を飲み込んで行く。
姿も見えない者どもの歓喜と好奇を浴びながら、あなた方の意識は薄れた。

KP
「あっ、オイあんた方!」
あなたは腕を掴まれ、引き戻された。
目の前を車が通り過ぎて行く。
牧志 浩太
「うわっ」
佐倉 光
「あぶな!?」
牧志 浩太
「す、すみません、助かりました」
戻ったと思ったら物理的に死ぬところだった!
KP
「青なのになんかぼんやりしてるなと思ったら、信号が変わるなり歩き出すなんて。
大丈夫かい」
牧志 浩太
「はい、大丈夫です。ちょっと疲れてたみたいで、本当に助かりました」助けてくれた人に頭を下げる。
KP
あなたを引き戻してくれた会社員らしき男は、心配そうに振り返りながら立ち去っていった。
佐倉 光
「戻った、のか」
KP
あなた方は元の姿に戻り、元の場所にいた。
牧志 浩太
「ああ、そうみたいだな。助かったはずなのに物理的に死ぬところだった……
こういう雑なの、困る」
佐倉 光
「まったくだな……戻す場所もっと考えて欲しいぜ。
ってやっぱお前も見たんだな」
牧志 浩太
「本当にな。その感じだと、佐倉さんも見たんだな?
二人三脚させられる夢」
佐倉 光
「いつもに増してたちが悪かったな。
俺ああいう不条理なの嫌い……」
牧志 浩太
「本当にな。何だあれ。一度くらいはツッコミ入れさせてほしい。
最後に出てきた紙が妙に気になるし……」
佐倉 光
「なんか方程式みたいだったな。
パズルか何かだったのかな?」
牧志 浩太
「じゃないか? 数学パズルみたいな。
ああいうの結構好きなんだよな。方程式に見せかけて…… なんてのもあるし」
佐倉 光
「問題あれじゃなかったのか」
KP
ともあれなんとか生還できて息をつくあなたの手に、何かが握られていた。
二人であの奇妙なトラックを駆け抜けるときに額に巻いていたはちまきだった。
牧志 浩太
「……なあ」
佐倉 光
「……うん」
牧志 浩太
「これ、あの時の……」
KP
足に少し痛みが残っている。
疲労も。
牧志 浩太
「……」
佐倉 光
「そうだな……」
牧志 浩太
「……とりあえず、風呂でも入りに行かないか」
佐倉 光
「そうするか……」
牧志 浩太
「夢だったのかとか、考えるのはやめよう。ゆっくり風呂入って休もう……」
佐倉 光
「前行ったとこでいいよな」
牧志 浩太
「ああ、あそこ休憩スペースもあるしな」
♪アカシア
佐倉 光
よりによってこんなシナリオでかける曲かなぁコレ?
牧志 浩太
ま、まあ友情が輝いたシーンもあったし……
佐倉 光
よりによって歩調合わないんだよなこの歌!
隣にはいるからいいか!
牧志 浩太
隣にはいるし!!
佐倉 光
「よし、行こう。
まあ、いい汗かいたよ。
運動自体は悪いことじゃねぇしな」
牧志 浩太
「まあな。達成感はあったし」
KP
なんとなくいい汗かいたことで、色々なアレコレをなかったことにしつつ、二人は銭湯に向かった。
牧志 浩太
考えても仕方ない。清涼感で色々押し流してしまおう。それで、風呂上がりに牛乳でも飲みながら一緒にパズルでも解こう。
うん、そうしよう……。
佐倉 光
どうせいつものヤツの仕業だろ?
牧志の首の痣を見てそう思った。
牧志 浩太
横を歩く牧志は、首の痣を掻いてはいなかった。


ED1:無事完走



KP
おめでとうございます!
牧志 浩太
お疲れ様でした(物理的に)!
KP
おつかれさまでした! いやー忙しかった!
サンキューイメージクリエイター。いい狂いっぷりだったよ!
牧志 浩太
ありがとうKP! ありがとうAIさん!
KP
探索者生還
SAN回復 完走 報酬 1d 6
アーティファクト:『疾風のハチマキ』
1度だけ 、 【DEX】 を使用する判定の際に 【DEX】+1 として判定ができる 。
牧志 浩太
おおー。何気に【DEX】低い牧志にはナイスアイテムでは?
1d6 (1D6) > 6
KP
1d6 (1D6) > 1

牧志 浩太
あ、【STR】ロールの成長はどうしましょう?
KP
網か。
牧志 浩太
です。
KP
〈こぶし〉〈キック〉〈組み付き〉、ほかKPを説得できる肉体的技能があれば
牧志 浩太
じゃあここは【STR】に物をいわせたし、〈こぶし〉で!!
CCB<=57 こぶしせいちょうろーる (1D100<=57) > 34 > 成功
成長なし。
KP
幻だったのだ。
牧志 浩太
夢だったんだ。たぶん。

KP
いやー、元シナリオにない酷い要素色々盛ったわー
トラックのサイズ感間違えたからその場で縮めたり
牧志 浩太
あ、そういえば黒幕なんだったんです?
KP
あっそれそれ
シナリオだとなんと『ノーデンス』になっている。
牧志 浩太
ちょ、ソルシエさん!?
そりゃあ一番最初から見ているわけですよ
KP
それはさすがになぁとおもったのでボカさせていただきました。
牧志 浩太
一番最初から見ていたのもまた人に推しはかれる善意ではなかったとすれば、それはそれでめちゃくちゃCoCらしいところあるけども
KP
最近ニャルがちょっかいかけまくってたから、たまには構ってあげようとしたのかも知れない。
牧志 浩太
なるほど? かもしれない。構ってあげるの方向性に問題があった。
KP
少なくともあの場で「ノーデンス様の提供で」って聞いたらレースどころじゃなくなるなと思って。
牧志 浩太
それはレースどころじゃなくなっちゃいますね。ボカしておいてもらってよかった。
KP
全部の障害がAIさんのお陰でえらいことになってます。
牧志 浩太
いや今回、AIさんのおかげもあって不条理がすごくて楽しかった。
KP
シナリオでは競技は基本普通に運動会にありそうなヤツです。
あとパンの【幸運】判定は追加でした。
二人とも成功で好物のめっちゃ美味いパン、二人とも失敗で蠢くパンでした。
牧志 浩太
なるほどなるほど。蠢くパンもちょっと食べてみたかった。
あの手のパンのところ、すげーーーCoCな茶番だ! 不条理だ! と思ったらまさかAIさんの解釈とは。面白かった。
KP
フラフープさんも気球ものこぎりも網になる謎生物もでまかせです!!
野田さんのちょっとしたジョークですきっと。
牧志 浩太
いちいち不条理感と随所に覗くCoC感を! AIさんとKPが追加してくれた! ありがとうございます
茶番の顔して随所に覗くCoC、好きです。
KP
あとイエスノークイズ、本当はスポーツ当てだったんですが
二人とも別にスポーツに縁ないしなと思ったらあんな感じにになりました。
牧志 浩太
あれは本当にちょっと考える所も面白かったし、パズルが得意な二人らしいし、友情! 振り返り! って感じもあって楽しかったです。
ログ一覧を見ながらすごく楽しく挑ませてもらいました。
KP
野田さん全力で予習して、全力で二人をいじりに来てましたね。もてなさなきゃ! ってがんばったの。ほめてほめて!
牧志 浩太
ありがとう! ほめるほめる!
KP
いやしかし意外と大丈夫なものだなぁ。
絶対潰されエンドだと思った。
牧志 浩太
よかったよかった。結構綺麗な終わり方になりましたしね。
潰されてたらどうなっちゃってたんです……?
KP
二人の〈回避〉値足して判定します。
で、ひとりでも成功したら続行可能。
ダメなら終わりでした。
恐ろしいものを目撃してごっつい《SANチェック》喰らって戻されます。
牧志 浩太
ひえぇ。最後まで楽しめてよかった。
KP
まったくだ。
幸いファンブル出ませんでしたからね
牧志 浩太
ファンブルしなくてよかった。最後のクイズはすごく楽しかったですしね。あそこまでやれてよかった。
あと今回、これだけ卓を重ねても牧志の新しい顔が出てきたのも面白かったですね。
これまで歩んだ道をいじられたのもあって、ムカついてる牧志と怒りっぱなしでツッコミ寄りで辛辣な牧志!
(あと二人分の走るの遅い記憶を刺激しちゃったのもある)
KP
あ。
一個忘れてたなー。
牧志 浩太
お?
KP
近づかれる度にダメージくらうんだった。少なくとも一度は喰らわなきゃならなかったな。
牧志 浩太
ああっと。
処理しときます?
KP
んーまあ、やっちまったもんはしょうがないからサービス。
牧志 浩太
サービスいただいておきます。《SANチェック》うっかりぬかしがち。
KP
距離詰められる度 1/1d3 ずつ入るはずでした。
牧志 浩太
ああー。最小値1だし結構入ってたかも。
KP
結構赤字になるシナリオだったんですよコレ。
失敗しまくってましたしね。
牧志 浩太
ですね。ガッツリ削れてたかもしれない。
KP
それぞれに定められた成功条件を満たす必要がある だから、やっぱり失敗したら成功するまでやる だったかもしれない。
まあ……よし!! パン食い損ねておわるのもつまらんし!
牧志 浩太
最後までやれた方が存分に味わえたし!

牧志 浩太
あ、そうだそうだ、明日どうしますか?
 ・佐倉さんに筋トレさせる
 ・別なものをやる(いくつか気になってるものがあります)
 ・その他
KP
気になってるものって何だろう……
牧志 浩太
・KPCが探索者の服にくっついちゃう話(某カエル……)
・探索者の髪がめっちゃ伸びる話
・知らない家から二人で脱出する話
・二人のうちどちらかが子供になっちゃって探索する話
あたりが気になっております。
KP
どれも楽しそうですねぇ
知らない家からの脱出って「いつものことでは!?」
牧志 浩太
『継続限』と同じサークル様のシナリオ集
『タイマン限1・2』『コンビ限1・2』『ワンナイト卓』も実は購入済みでして、上記に挙げた話はそちらのシナリオ集のものになります。
牧志 浩太
脱出する話は読んじゃってますが、他はまだ概要しか見てません。
KP
次何か予定入ってなかったっけ。
カーテン幅か。これもリアルタイムでしたっけ。
牧志 浩太
カーテン幅はどっちでも大丈夫かな、と思ってます。
せっかくだから置きで引っ越し先の描写や日常描写しっかりめにやるのも面白いかもしれません。シナリオにも日常シーンが少しあるので。
KP
もう一回こちらが短そうなのKPやってもいいし、見繕ってやっていただくのも楽しそう。
牧志 浩太
そしたら決定しちゃおう 短めっぽいので、差し支えなければ子供になる話を明日回します!!
KP
お、じゃあお願いします!!
どっちが子供になるんだぁ!
牧志はそういえば子供になったことあったな。
(酒の席のはノーカン)
牧志 浩太
「どっちでもいい」って書いてあります。
あと、記憶は元のままらしいです。
せっかくだから記憶が元のまま子供になったことのない佐倉さんに子供になってもらいましょうか。
牧志は子供になったことありますしね。
KP
はーい!
子佐倉作っとけばいいのかな……
牧志 浩太
おお、あるとうれしいです。
KP
中身一緒だと……ピクルーは難しそうだな~
描けたら!!

公開後
牧志 浩太
ひとこと笑っちゃった 本当にそれ 面白いひとこともありがとうございます
このトップ絵ほんと好き
KP
ありがとうございます!
ノリでクルーシュチャ方程式だしたけど、アイツが干渉したとしてアナウンサーさんの反応薄すぎないかと思いました。これもいつものことなのかな。
あとどこが対抗だったのかもわかんないなって終わってから思いました。
こういうシナリオ、ネタバレ気にせずに書けて一言楽しい。
牧志 浩太
いつものことなんじゃないでしょうか。そんなこともあるさ。
前に同じことをさせられた探索者たちとの対抗なのでは?
KP
なる……ほど?
対戦相手が若かりしおじいちゃんのゴーストデータだった可能性。
牧志 浩太
可能性は…… ある?


ひとこと
佐倉 光
不条理なミニゲームシナリオに、AIさんの超斜め上解釈、更にKPの悪乗りを加えた闇鍋!
そんなのまともなものが出てくるわけもない。
走れ走れ! 絆の力で乗り越えろ!

AIパワーとKPの精一杯の悪意により茶番通り越したSANチェック特盛りになりそうなあたおか展開なのですが、ルールの解釈ミスとかうっかり見落としとかで全くダメージの入らない真の意味での茶番になってしまいました。
まあ、面白ければいいんだよ!

いつも以上にシナリオとかけ離れているので、シナリオまわす参考には絶対しないでください。■■■■■様との約束だゾ☆
ところでどこに探索者対抗要素があったんです?


【置】CoC『1100』佐倉&牧志 3

マジですか。戦闘で俺ができることなんてないよ!?

【置】CoC『1100』佐倉&牧志 2

覚えてるとCoC的には不都合かと思ったので忘れときました。

【置】CoC『惑いの欠片』 佐倉&牧志 5

底抜け野郎め。ふと、そんな言葉が浮かんだ。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


ゆうやけこやけ 『まいご』

こどももTRPG まいご

マモノスクランブル『推し活★ビギニング』 1

「みんな~! 来てくれてありがと~!」