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こちらには
『満を持して今日も俺は眠れない』
ネタバレがあります。

本編見る!
KP
戦闘開始前。

「うわうわうわまだいたっすか! でもチャンスっすよ!」
門番はローブの中に手を突っ込み、そこから爆弾を取り出して牧志に渡す。
何もない所から現れ出たような気がしたが、些事だ。
KP
【DEX】15、門番は細長い笛をローブの中から取り出し、吹き鳴らす。

ムーンビーストAに《火の笛》で攻撃!
KP
1d100 70 Sasa BOT 1d100→30→成功
1d5 Sasa BOT 1d5→3
KP
笛からは何の音も出なかった。
代わりに、吹き口からごうと炎が巻き起こり、フードの中を天気の代わりに炎で満たした。

門番は炎をムーンビーストのぎらついた皮膚に吐きかける。
油じみた皮膚がみるみるうちに着火する!

ムーンビーストAに3のダメージ。
佐倉 光
「うわ! そういうやつなのか!」
いいな便利そうだ。
ムーンビーストA:3ダメージ
ムーンビーストB:無傷
ムーンビーストC:無傷
KP
炎が化け物を焼いた直後、【DEX】12。
息を切らせて少女が戻ってくる。

「エーテルサモナープリキィア! お願い、悪い悪魔をやっつけて!」
牧志 浩太
「えっプリキィア!?」

少女は牧志に鏡を渡そうとする。
何かする?
佐倉 光
「そいつを寄越しな! お前を殺すのは俺だ!」
鏡奪う~
佐倉 光
そーいやおとといもヒーローごっこやったよな……
KP
そういえばそうだ。悪役する機会が多い。
KP
相手は少女だし、息を切らせているので判定なしで奪える。大人気ない!

「きゃぁっ!?」
「ユウナちゃん!」

あなたは確信する。
今あなたが手にした鏡は、あの鏡と同種のものだ。手鏡の柄から力が伝わってくる。呪文を唱えれば応えるだろう手応えがある。
KP
【DEX】10、ムーンビーストたち。
ムーンビーストAは楽しそうなターゲット(少女)の姿につられ、少女を守る門番に攻撃を仕掛ける。

B、Cは牧志に攻撃する。
ムーンビーストの攻撃
KP
1d100 35 ムーンビーム Sasa BOT 1d100→82→失敗
1d100 35 ムーンビーム Sasa BOT 1d100→43→失敗
1d100 35 ムーンビーム Sasa BOT 1d100→50→失敗

KP
全員失敗。ムーンビーストたちは狭い廊下で互いにぶつかりあったりし、あらぬ方向へ飛んだビームが廊下を焦がした。
KP
【DEX】9、佐倉さん!
佐倉 光
爆弾は確実につくから、まずは相手を減らしておこう。
佐倉 光
「おらぁ死にやがれぇぇ!」
鏡をAに向ける。
KP
1d10 Sasa BOT 1d10→7
佐倉 光
難易度高いッ
KP
こいつらは普通の大きさなので、初期値は通常通り±30です。で、3ダメージが入っているので……

27-15~87+15だから、12~100で捕獲成功
佐倉 光
今回1d2はなし?
KP
~確認中~
今回は1D2は無しです。
驚いてないので、1ターン目から動いてきます。
佐倉 光
はーい
1d100
Sasa BOT 1d100→89
佐倉は別のシーンでの判定ルールとごっちゃになっています。

佐倉 光
鏡じゃ死なないけど、もう気分はこのまま相手を食う勢いだ。
小声で呪文を唱える。
KP
化け物は悍ましい叫び声を上げながら鏡に吸い込まれてゆく。目的のもの以外に気を逸らした化け物に、残りの二体が嘲笑の声を上げた。
彼らにはより嫌な運命が待っていることなど知らぬまま。
佐倉 光
「ひとぉつ」
愉しい。愉しいなぁ。
もうふわふわする頭に変な演技をのせたらハイになってしまった。
佐倉 光
「おい悪魔使い。こいつらを潰したら次はお前だからなぁ」
KP
きゃあー! 助けてプリキィアー! と少女達の悲鳴が後ろから響く。
KP
【DEX】8、牧志!

牧志は一息に水色の液体を飲み干すと、化け物に向かって駆けだした。
牧志 浩太
「させない! いい加減、おしまいだっ!」
一息に地を蹴り、見事な身のこなしで化け物の身体を捕まえ、押さえつけて爆弾を結びつける。
KP
その後ろから少女達の歓声。
牧志 浩太
頼む、と牧志の視線が一瞬こちらを見た。
佐倉 光
ニッと笑ってみせる。
結構癖になるな。
KP
ラウンド終了。
ムーンビーストB:無傷 with 爆弾
ムーンビーストC:無傷
KP
2ラウンド目。
【DEX】15、門番は笛を逆さに持つ。
吹き口に口をつけて一気に吸い込む。
《氷の笛》でムーンビーストBに攻撃。
KP
1d100 70 Sasa BOT 1d100→84→失敗
KP
スコォオオーーー! 無意味にでかい音がした。

「あれ?」
笛を振っている場合ではない。
佐倉 光
「遊んでんじゃねぇぞォ!」
KP
「遊んでないっすよ~!」
佐倉 光
門番さんが全体的にヘタレちゃってる。
惚れた女を守るためなんだから真面目にやって!?
KP
本当にな!
門番さん70%あるのに何この出目。4回攻撃して1回しか成功してない。
KP
【DEX】12、少女達は行動無し。
逃げるのも忘れてあなた達と化け物の戦いに見入っている。
KP
【DEX】10、ムーンビーストB&C。

何この鬱陶しい何か。取れないんだけど。
一瞬爆弾を外そうかと思案して、やっぱり邪魔な鏡を持っているあなたをどうにかすることにしたらしい。

化け物の眼がぎらりとあなたに向けて輝く。
ムーンビーム
KP
1d100 35 ムーンビーム:対象佐倉さん Sasa BOT 1d100→81→失敗
1d100 35 ムーンビーム:対象佐倉さん Sasa BOT 1d100→89→失敗
佐倉 光
よーしよしよし

KP
どちらも失敗。ビームは鏡面に当たって跳ね返った。
KP
【DEX】9、佐倉さん!
佐倉 光
鏡を爆弾付きに向ける。
KP
1d10 Sasa BOT 1d10→3
無傷なので、23~83で捕獲成功
佐倉 光
1d100 鏡!  Sasa BOT 1d100→9

KP
化け物は狭い廊下にしがみついて抵抗する。鏡の引力と化け物の力がせめぎあう。
佐倉 光
「くそ、また不発かよ! 真面目にやれ!」
無機物に怒る。
KP
【DEX】8、牧志!
牧志 浩太
「よーし、行ける行ける!」

ムーンビーストBに〈こぶし〉で攻撃! これは通常通りマイナス補正がかかる。
こぶし
牧志 浩太
1d100 42 Sasa BOT 1d100→45→失敗
牧志 浩太
「っわ、」
踏み込んだ足が一瞬大きくふらついた。危うく体勢を崩しそうになり、どうにか化け物とハグせずに済んだが殴るどころではなかった。
KP
ラウンド終了。
佐倉 光
割と門番頼りだから頑張って欲しい!!
KP
大詰めなのでほんと門番、頑張ってほしい。
佐倉 光
ここくらいは好きな子のために頑張って欲しい!
KP
3ラウンド目!
KP
【DEX】15、門番は《氷の笛》でムーンビーストBに攻撃。
KP
1d100 70
Sasa BOT 1d100→20→成功
1d5 Sasa BOT 1d5→4
ムーンビーストBに4ダメージ!

KP
フードの中が一瞬にして凍結した。
その氷が一瞬後に砕け、再び笛の中に流れ込むと、雹混じりの吹雪となって化け物を襲う。

雹の他に何かばっちい物も混じっていたように見える。
詰まってたんじゃないか笛。掃除しろ。
KP
ムーンビーストBに4ダメージ!
化け物の身体が雹に削られ、化け物は苦痛と怒りの声を上げる。
佐倉 光
そっかー、笛詰まってたから鳴らなかったのかー。
KP
昼の間に掃除をしておけばよかったものを。>笛
KP
【DEX】12・少女たちは行動なし。
KP
【DEX】10・ムーンビーストB&Cは牧志とあなたをそれぞれ攻撃。
ムーンビーストの攻撃
KP
1d100 35 Sasa BOT 1d100→64→失敗
1d100 35 Sasa BOT 1d100→59→失敗
KP
どちらも失敗
KP
【DEX】9・佐倉さん!
ムーンビーストB:爆弾 with 4ダメージ
ムーンビーストC:無傷
佐倉 光
Bに鏡を向ける。吸引!
KP
1d10 Sasa BOT 1d10→6
26-20~86+20で…… 捕獲成功
佐倉 光
1d100 Sasa BOT 1d100→69
KP
着火した爆弾をくくりつけられた化け物は、もがきながら鏡の向こうへ吸い込まれていく。

残り1体!
牧志 浩太
「行った……!」
佐倉 光
「よしよし、いいぞっ!」
あれでうまく行ってくれさえすれば、寝られる!
じゃなかった、解決する!

そういやそれでエマの件は解決すんのか?
破棄された契約の償いは……ナシュトに責任取らせよう。
牧志 浩太
【DEX】8、牧志!
牧志はふらつく脚で化け物に躍り掛かる。
KP
彼の全身から「もう限界」が伝わってくる。あなたも極めて同感だ。寝たい。
牧志 浩太
ムーンビーストCに〈こぶし〉で攻撃!
こぶし
牧志 浩太
1d100 42 Sasa BOT 1d100→97→致命的失敗ファンブル
KP
あっ。
佐倉 光
限界だー!
KP
残念ながらもう限界だった。限界以上に限界だ。
殴りかかろうとした牧志は足を滑らせ、化け物に…… 正面から盛大なハグをかました。
佐倉 光
「牧志! あ」
あいつまた変なのと正面衝突かましてる……
牧志 浩太
「っぶぇ」

べちょり。
ぬるぬるべとべとした皮膚の感触!

化け物が「自分から生贄になってくれるんだね嬉しいよ!」と言った気がする。そんなつもりは毛頭ない。
牧志 浩太
「うぇえええ、不味っ」
粘液が口にまで入ったらしい。哀れ。
KP
牧志のみ《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D2》。
佐倉 光
かわいそう。
牧志 浩太
1d100 62 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→86→失敗
1d2 Sasa BOT 1d2→2
SAN 62 → 60
佐倉 光
それはそう。
KP
また変なのと正面衝突してしまった……
牧志 浩太
「全部解決したら風呂入って寝る」
髪がべったりと脂に濡れている……。
佐倉 光
「そうしよう」
心底そうしたい。
KP
惨事はあったがラウンド終了。

KP
【DEX】15、門番は再度笛を持ち替える。
《炎の笛》でムーンビーストに攻撃!
KP
さっき《氷の笛》だったのは、爆弾ついてるのに炎使ったら爆発しそうだったからです。
佐倉 光
なるほどきめ細かい気配り!
KP
1d100 70 Sasa BOT 1d100→71→失敗
KP
「……あれ?」
確かに門番は笛を吹いたはずだが、何も出てこない。

「うーん」
覗く。

「んぶぇ」
覗いた門番の顔めがけて、後から炎が出てきた。もちろん化け物には当たらなかった。

「びっくりしたっすよ、危ないっすねぇ」
そんなこと言ってる場合ではない。
KP
【DEX】12・少女たちはハラハラしながらあなた達の戦いを見つめている。

「あの笛、すごいね」
「でも全然出ないね」
佐倉 光
「お前働けよ!!」
指をビシィ! と突きつけて叫んだ。
KP
「働いてるっすよ! ちょっと笛の調子が悪いだけっす!」整備しろ。
牧志 浩太
「調子悪いっていうより、半分くらいは吹き損なってる気がするけどな」
いくらなんでも
佐倉 光
もうこれダイスがキャラ作りに来てるな。
KP
70%あってここまで成功しないのは驚きなのよ。
佐倉 光
成功率50%きってるもんなぁー。
KP
後で笛の成功率集計しよう。

KP
【DEX】10・ムーンビースト。
劣勢だがせっかくの生贄を逃すわけにはいかない!

ここは少女たちを人質にしたいところだが、そこは門番がちゃんと仕事をしている。
応援しつつも、少女たちだって守られることには長けている。

仕方ないので鏡を持っているあなたに攻撃だ!
ムーンビーストの攻撃
KP
1d100 35 Sasa BOT 1d100→61→失敗
佐倉 光
そうだな、女の子たち守ってるから笛どころじゃないんだな。そういうことにしとこうな!
KP
その前から不発多かったけどな!
KP
化け物のビームも不発だ!
ヤケで放ったビームはまた部屋を焦がした。
KP
【DEX】9・満を持して佐倉さん!
佐倉 光
ラスト一匹に鏡を向けて強く念じながら呪文を唱える。
KP
1d10 Sasa BOT 1d10→3
23~83で捕獲成功
佐倉 光
1d100 Sasa BOT 1d100→76
KP
捕獲成功、戦闘終了!

佐倉 光
「おぉっしゃあああああ!」
鏡を掲げて雄叫びを上げる。
KP
……あなたが掲げた鏡が、カタカタと小さく震えた。
どこか遠いところで、爆発音がした気がする。

不意に、あなたは周囲の空気が変化するのを感じた。
何かを潜り抜けたような変化だった。
牧志 浩太
「これで最後だった……、のか?」

牧志も同じ気配を感じ取ったらしい。
佐倉 光
終わったら鏡を見て適当に浄化された演技でもしようと思っていた。
顔をしかめて鏡を見る。
KP
鏡面は静かにあなたのやつれた顔を映していた。

外からたくさんの猫の鳴き声が聞こえてくる。
にゃあにゃあ、にゃあにゃあと声を揃えて鳴く声。
佐倉 光
「なんだ?」
そういえばこの猫たちはドリームランドのヤツなのか、現実のヤツなのか……
周囲を見回す。
KP
あなた達は見るだろう。
窓の外で、無数の猫が声を揃えて鳴いている。

猫たちが地を蹴る。
一匹、また一匹と、ふわふわとしたシャボン玉に包まれて、坂の一番高い所から空に昇っていく。

彼ら彼女らを先導するように、
白い猫が一匹ミァオと鳴いて、空を駆けていった。
佐倉 光
ため息を漏らして空を見上げる。
まるで夢みたいな光景だ。いや、夢なんだったなこれは。
佐倉 光
その白い猫見覚えあるかな。
KP
猫はあなた達に背を向けていた。
しかし、見覚えがあるといえば、見覚えがあるような気もした。
佐倉 光
「牧志、あいつ」
声をかける。
牧志 浩太
「うん……、だな」
窓を開けてユキ、と小さく呼んだが、猫に彼の声は聞こえなかったようだった。
聞こえない振りをしたのかもしれない。
彼はあなたと頷きあい、猫の背中を見ていた。
KP
それは夢のようで、夢が覚めていくような光景だった。
至る所を侵す巨大な樹や植物が枯れ、捻れた尖塔がビルに戻る。
石畳に置き換わっていた道路が、アスファルトに直っていく。時代錯誤な建築物や馬車が、ありふれた風景に還っていく。

そして何より、気をおかしくしていた街の人々が正気に目覚め始めているようだった。

彼らは一様に立ち止まり、今まで何をしていたのだろうと困惑しているが、次第にそれぞれの家や帰る場所に戻って行くのが見える。

あなた達を応援していた二人の少女も、なんだか眠たそうに船をこいでいる。
きっと目を覚ませば悪魔使いとこわい悪魔の話をするのだろうが、親たちや周囲の大人たちは、夢だよと彼女らを諭すのだろう。

……おっと、化け物が盛大に破壊した室内はそのままだ。
騒ぎになる前に家を出た方がいいかもしれない。
佐倉 光
ユウナの手に鏡をそっと戻す。
アニメか何かが影響した変な夢として少しずつ忘れてくれるといい。
壊れた屋内は、まあ、悪魔の仕業だ。仕方ないな!
佐倉 光
「さあ、早く行こうぜ!」
町が正常に戻るんじゃナシュトなんかは見られるとまずいし、早く戻らないと。

晴れ晴れとした気分にぽつりと不安の種が落ちた。
佐倉 光
「……そういやぶち切れってのは大丈夫なのか?」
KP
「なんとかするっすよ。あとはこっちの役目っす。
エマさんの様子が気になりますし、早く行きましょう」
牧志 浩太
「うわ、引っ張るな引っ張るな」
KP
夢から覚めつつある街の中、あなた達は門番に引っ張られつつダイナーへ急ぐ。
あの動物を呼ぶわけにいかないので徒歩だ。寝不足なのにつらい。
佐倉 光
一気に気が抜けてふらつきが酷くなった。
看板、電柱、バス停、自転車、路駐してる車、通行人、引っかかりまくりぶつかりまくった。
痛い……けどそれもなんとなく感覚が遠い。
もう後で《ディア》しとけばいいや……

もはやゾンビのような歩きで門番に続く。

KP
どうにかダイナーに戻ってくると、エマが外であなた達を待っていた。
肌にはひび割れの痕跡が残っており、まだ身体が辛いのか壁にもたれかかっていたが、その表情は安堵で満ちている。

あなた達を見つけると、ふらつきながらも嬉しそうに駆け寄ってきて紙を見せた。

『パパとママが戻ってきてくれました、街もいつも通り。

皆さん、本当にありがとうございました 皆さんのおかげで私は生きています』

彼女はふわりと花が咲くように笑った。
佐倉 光
「良かったな。まあ、あんたが集めてくれた情報のお陰だよ。
これでお互い安眠できるな」
ひらひらと手を振った。
牧志 浩太
「だな、よかった。元気でな」
KP
あなた達に手を振り返し、エマは門番の無い顔を見上げた。

『門番さんも ありがとうございました』
エマの微笑に、門番のフードの中で桜吹雪が豪雪のように乱舞する。

「えぇー!? あっ、えっといやいや、僕はそんな、ねぇ!
お礼を言うのはこちらもですよエマさん! あはは~~……」

『もう元の世界に帰ってしまうんですか?』
そのエマの言葉を見た門番はすっと黙って、その沈黙を少しの間続けた。

「……。 えぇ、僕は仕事が終わったのでドリームランドに帰ります」

「今までありがとうございました、エマさん。
どうかお体に気を付けて」

エマに別れを告げた門番はしんしんと雪をフードの中で降らせながらあなた達の元へとやってくる。
KP
ここで門番に声をかけることもできるし、声をかけないままでもよい。
佐倉 光
おや、意外と潔いじゃないか。
今までに会った通常の悪魔以外(通常の悪魔以外ってなんだ?)の人外の中で一番話が通じるし、
お調子者で空気読めなくて戦闘じゃあんまり役に立たなかったけど嫌いじゃないぜ……

労うように軽く腕を叩く。
夢ならそんなに遠くはないさ。
佐倉 光
門番、ある意味境界守ってる悪魔使いと同じ役割とも言えるな、と今更思った。
KP
「分かってるっすよ……。僕はドリームランドの住人で彼女は覚醒世界の住人、一緒にいることはできないっす……」

門番はあなたに腕を叩かれ、さめざめとフードの中に雪を降らせた。

「あなた達にも本当に世話になったっす。おかげで世界を元に戻せました。
約束通り、何かお願い事を一人一つずつ聞くっすよ。
確定してしまったことは覆せないんで、それ以外っすけど」

門番はあなた達の返答を待っている。

※ゆっくり考えて下さってOKです。
KP
「あ、パワーバランスを崩しすぎるお願いはあなた達の探索者ライフに差し支えるんで弱体化させてもらうっすよ」

何を言っているのかよくわからないことを付け加えた。
牧志 浩太
「例えば○×△△☆×○=? とかは?」
KP
「ああ~それは僕の力の及ぶ所じゃないんで無理っす」

眠くて呂律が回っていないようにしか聞こえないのに、なぜか会話が成立している……。
佐倉 光
「牧志の痣消すとかは?」
佐倉 光
まあ佐倉なら訊くかなぁ、と思って訊いてみる。
KP
確かに。
ありがとう佐倉さん……
KP
「ああー……」
門番は牧志に近づくと、彼の首筋を覗き込んだ。

「……」
複雑な形の痣を追いながら、門番は色々と考えているようだった。

「……できれば叶えてあげたかったっすけど、僕には無理っす……。
門番如きには手が出せないっすよ」
ぺしゃりとフードの奥で大きな雪の塊が落ちた。
佐倉 光
「ちぇ、しってた。
あいつの方が強そうだもんな」
牧志 浩太
「そっか……。考えてくれたんだよな? ありがとう」
佐倉 光
次点でもうひとつのお願いかな。このあたりが妥当かなと思ってるのが一つある。

自分のことに関しては、COMP壊れないようにして とか、《悪魔召喚》いつでもできるようにして とか
いくらでも思いつくけど無理そうなのしかないなぁ。
無難なところで能力値アップとかになってしまう。
KP
COMP、物理的な衝撃から護ることくらいならできるかも?
でももう一つのお願いは気になる。
佐倉 光
言うだけ言ってみるよ。
佐倉 光
「じゃあ、いま俺達の家で預かってる子供がいるんだけど、
あいつの目を何とかしてやることはできないか?

物騒な力をなくして普通の目にできりゃ一番いーんだけど、
無理そうなら……力がなくなるまで封じるとかさ」
制限
佐倉 光
このお願いはPL的にもPC的にも欲しいんだよねー
駄目ならCOMP強化にしよ。
KP
「人外探索者を人間にするとかはNG」ってあるんですが、これは「彼がパンの子であるという事実を覆す」ではないからOKじゃないかなー、と解釈。
佐倉 光
なるほど、そういう制限があるんだ。
たとえば緋寒や深山を人間にしてこっちに住めるようにしてくれ は駄目なのね。
KP
なのです。「確定したことは覆せない」。
のでエマの蜘蛛化をなかったことにすることはできなかったわけです。無から有を生む術なんです。
佐倉 光
あー。
緋寒や深山とたまに話せる電話くれよ はちょっと考えたw
でもそれよりはこっちの方が佐倉にとっちゃ差し迫る問題だからな!
KP
面白いけど別れの重さがスポイルされちゃうし、門番も境界が危うくなるようなことはしないかなぁ。
佐倉 光
うん、それは割と台無しだからやる気は無いです。
なるほど、「人外を人間にして」が駄目と明確に書いてあるのはエマの問題があるからか。
KP
たぶんそうかと思われます。死んだ人を生き返らせるのがNGなのもそこかと。
佐倉 光
それできるならエマに自爆してもらってから「おかえりー!」ができるとかいうだいぶアレな感じになるな。
KP
いろいろ台無しに!

KP
「ああ、封印くらいはできるっすよ。視力自体は保ちたいっすよね?」
牧志 浩太
「えっ、できるのか」
KP
「完全には無理っすけど、見てびっくりするくらいにはできるっすよ。
アフターフォローできないんで、十年くらいしたら解けちゃうかもっすけど」
牧志 浩太
「そうか……、できるんだな。
まあ、びっくりするくらいならいいかな」
KP
「あ、ちょっと物が見づらくなるっすけど、そこは我慢してほしいっす」
牧志 浩太
「最悪一生……、って考えてた時に比べたら、随分いいよ」
佐倉 光
「お、言ってみるもんだな。それで頼む……」
佐倉 光
「……」
佐倉 光
「猿の手はナシだからな」
この一言から、目茶苦茶細かい条件の確認が始まって、ナシュトくんを辟易させたかも知れない。
許して欲しい。もう一回やられてるんだ。
KP
「うーん、苦労人のオーラっすねぇ。わかるっすよ」
門番は牧志の痣と何故かあなたのCOMPを見ながら、うんうんうんと頷いて付き合ってくれた。
佐倉 光
やさしい! そのへんのゴウツク悪魔やどっかの歯車男とは大違いだ!
佐倉 光
「あいつの目がなんとかなるなら、この最悪な四日間もまあ悪かなかったさ」
……牧志は終わってねぇけどな。
牧志 浩太
「だな。何なら、巻き込まれてよかったまである」
KP
門番は言い合うあなた達を見て、

「案外無欲っすねぇ」
と、呟いた。
佐倉 光
「『俺の僕になって永遠に願いを叶え続けろ』とか?」
佐倉 光
「世界を支配したいとか? 無限にモテたいとか? 使い切れないほどの金をくれとか? 知識くれとか?
大体興味ないし、そういう欲をインスタントに満たすとロクなことにならねぇんだよ。乾き死ぬ。
レート戻してくれってのも無理だろどうせ」
KP
「うーん、場数踏んでるっすねぇ。レート? って何すか?」
佐倉 光
「つーかシローがどうにかなってくれないと、俺まで窮屈でかなわねぇんだよマジで。
割と俺自身のためにも緊急なんだよ……」
KP
「……そっすね。それでいいっすよ」

あなたの物言いに、フードの中で小さく笑うように花が舞った。
KP
「それで、牧志さんはどうするっすか?」
牧志 浩太
「あー、どうしようかな」
牧志は少し考えて、あ、と口を開いた。
牧志 浩太
「あ、そうだ。実は佐倉さんの中に別の人の精神がいるんだけど、そいつに身体を作ってやることはできないか?」
KP
門番はあなたに近寄ってきて、あなたの眼を覗き込む。フードの中が視界いっぱいに広がった所で、目の前に一瞬太陽が光った。眩しい。

「うーん、やめといた方がいいっすね」
KP
眼底検査のアレみたいな感じ。>眩しい
佐倉 光
「ぐわ、焦げる!」
ずっと酷使されている目にその攻撃はきつい。
思わず目を閉じて、そのまま気絶するところだった、危ない。
気を抜くとすぐ脳がスイッチを切ろうとする。
牧志 浩太
「そうなのか?」
KP
「あんまり動かすと変質しちゃうっすよ。佐倉さんの記憶でぎりぎり形を保ってるっす」
佐倉 光
「ああ……あいつ」
佐倉 光
「そうか。あんたには見えるんだな」
体を作れないというのは残念だが、牧志以外にも見える者がいる、というのは心強かった。
KP
「? あ、それで何にするっすか?」
牧志 浩太
「うーん、そうだな。佐倉さんのCOMP、高い所から落ちたりしても壊れないようにできないか?」
KP
「COMP? その縁が絡まった腕輪のことっすね。衝撃から護ることくらいならできるっすよ」
佐倉 光
「……え?」
牧志 浩太
「できれば、いつでも正しく動くようになるといいんだけど」
KP
「うーん、機械なんすよね? 機械のことはよくわかんないっすからねぇ」
佐倉 光
「え? おいそんなのでいいのかよ牧志。
何でも叶うんだぞ? もっと考えた方がいいぞ」
牧志 浩太
「とはいっても、すぐに浮かばなくてさ。
武器でも貰おうかなって思ったけど、使いこなせそうにないし」
佐倉 光
「正直目茶苦茶助かるけど……それじゃお前の願いじゃなくて俺のになっちゃうだろ?
いいのか?」
牧志 浩太
「いいよ、それ言うなら佐倉さんの願いは俺のでもあるし。

誰かを助けられるようなもの…… 《ディア》でも願おうかと思ったけど、それも手に余る気がするしさ。

あ、ちょっと待った、COMP取り上げられないようにすることってできるか?」
KP
「くっつけることならできるっすよ」
牧志 浩太
「くっつける」
KP
「そうそう、腕と融合させるっす」
牧志 浩太
「……機械分かんないのにそれは、ちょっと怖いな……」
佐倉 光
「待て待て、変なことしなくていいから。バージョンアップするときとか困るだろ」
KP
本当に壊れないかどうかはシナリオの都合次第です。
佐倉 光
腕機械にされたらメガテン2の主人公になっちゃう。
佐倉 光
「じゃあ、遠慮無くもらっとくけど。
後で何か言われても返せねーからな」
KP
「用心深いっすねぇ。それじゃ、二人ともそれでいいっすか?」
牧志 浩太
「うん」
佐倉 光
「いいぜ」
KP
「それじゃ、その腕輪を見せて下さい」

門番はあなたのCOMPに手を重ねる。冷たいような温いような、皺の寄った古い紙のような、奇妙な触感の手だった。

門番が聞き取りがたい言葉で何か唱えると、腕輪の周囲に一瞬、光る輪のような模様が浮かび上がった。

「これで大丈夫っすよ」
佐倉 光
「お、サンキュ……」
変な加工したらまた怒られるか? ちらとそう思ったが、まあその時はその時だな。
KP
「それから、その子にはこれをかけてやって下さい」

門番はフードの中に手を突っ込むと、自らの頭部の中を掻き回す。
佐倉 光
頭に手を突っ込む様子を見て思わず一歩引く。それからじろじろ見る。
佐倉 光
「つくづくどうなってんだよあんたの頭……面白ぇな」
KP
薄曇りの空間と見える場所から、古風でシンプルな見た目の子供用の眼鏡がひとつ出てきた。

「封印が解けるまで取れないっすから、うっかり割れるとか取れるとかは大丈夫っす。曇ったりもしません。
大きさは成長に応じてちゃんと変わるから心配無用っすよ」
佐倉 光
メガネをためつすがめつ眺め、しみじみと呟いた。
佐倉 光
「めちゃくちゃマトモなもん出てきた。
もしかしてあんた有能?」
KP
「こういうのは得意っすからね」えっへん。
佐倉 光
「有り難くもらっとくよ。
うまく働いてくれたら、ひとりの……いや」
佐倉 光
「最低五人くらいの人生救われるからな」
KP
「それじゃ、お二人をお家まで送るっすよ」
門番は少しだけ名残を惜しむように、あなた達の肩に手をかけた。

「それでは、さよなら!
そして、おやすみなさい!」
佐倉 光
「じゃあな……おやすみ」
やり遂げた気分に浸りつつゆらゆら手を振った。
牧志 浩太
「じゃあな、おやすみ」

あなた達は晴れ晴れとした気分で手を振る。
KP
いつもの感覚の後、ふと気が付けばあなた達は自室の寝具の中に潜り込んでいた。

もぞもぞと寝具から顔を出し時計を見ると、現在時刻 24時。寝るには絶好の時間だ。

寝具はあなたの帰りを喜んでいるかのように抱きしめて離さない。

あなた達はもう無理やり夜に呼び出されることもないし、徹夜を重ねなくともよいのだ。
ああ、なんと素晴らしいことだろう。

大仕事を終えた後で、あなたは暫く仕事もない。何なら数日間だって寝ていられる!
牧志 浩太
「うえぇ、目覚まし……」

牧志が最後の力で目覚ましをセットし、日記帳のページを破って「あさにおこして」と書きつけて傍らに放る。
そして寝具の中に埋もれて力尽きた。
KP
あなたの手には、門番から貰った眼鏡がちゃんと握られていた。
佐倉 光
牧志、風呂入らなくて良かったのかな。それどころじゃねぇか。

布団敷く気力無いし、リビングのテーブルの真ん中に眼鏡を置いて、
ソファに転がって寝よう……
もう何もかも明日でいいや。
眠れるって素晴らしい。
KP
久しぶりの睡眠時間を余すところなく堪能するため、あなたは帳を下すように瞼をそっと閉じた。


最終夜「満を持して就寝」
終了


KP
エンディングでやりたいシーン等なければ、このまま終了となります。
粘液まみれのまま寝た牧志は翌日布団を洗う羽目になると思います。
佐倉 光
昼過ぎにのそのそ起きてシローに眼鏡あげたり、
ヘロッヘロの牧志に何食べさせたらいいか悩んだり、
その状態でマカジャマ外してドッキドキの実験したり、
東雲さんと波照間さんにお礼したり、
最終的に夜中とかに布団の乾燥待つ間三人で散歩がてら食事に行ったり。
した。たぶん。
シーンはなくても良いですよ……
KP
では、そんな一幕もあったけど、よく寝た!
ということで、ここでしめましょうか。
佐倉 光
はーい!
ありがとうございましたー!


Call of Cthulhu 6th

「満を持して今日も俺は眠れない Remake」

END.


KP
ありがとうございました!
報酬と成長 略
佐倉 光
なかなか接触する機会のないドリームランドの面々と会ったり、
思わぬ所でもうひとりの牧志の生存確認ができたり、
思わぬ所でシローくんのことが解決したり、
また牧志が生贄になっちゃってたり楽しかったなー。

意外と『暴れる』とか『喋りが乱暴になる』は難しかったなぁ。
KP
そうそう、基本の流れは同一ながら、これまでのことなどこの二人らしいことを色々出せて楽しかった!

ですねぇ。話を進めつつ壊れるの結構難しい! でも目つき悪くなりすぎてもはや悪魔な佐倉さんとか、凶悪言語になっちゃってツンデレ化してる佐倉さんとか楽しかったです。
牧志の生贄は、もう、なにこの偶然。
佐倉 光
この回のAIイラスト描いてるときに、佐倉に「目つきの悪い」をつけると異形化してたのは伏線だったんじゃな。
KP
なるほど伏線だったんだ。
佐倉 光
ギャグシナリオかと思ったら割とシリアスな事件起きてたり、猫意外と絡まないなと思ってたらある意味元凶だったり、ナシュトが裏表なさすぎるサポキャラだったり、先が読めなかったな。
KP
そうなんですよね、基本的にはドタバタなんだけど案外重たい事件が起きるしPC達は死にかける。
佐倉 光
牧志はいきなり鉄条網でくくられてるし。
KP
槍でぶっ刺されるし。
佐倉 光
割とヒヤヒヤしましたねあれは。
KP
ですねぇ。15%でも成功する時はする。
佐倉 光
かいじゅーさんなんだったんです?
KP
あれはボグルグというドリームランドの生物です。その前に出てきた女性(イブの幽霊)に実は関係しています。
佐倉 光
ほおー
KP
イブの生物はボグルグを崇拝していましたが、滅ぼされて住処を失い幽霊になってしまいました。ボグルグは大層怒り、彼らを滅ぼした人々の住む街を一夜にして破壊しました、という。
THE☆物理系。
佐倉 光
なるー

KP
今回の改変ポイントですが、
 ・大きいのが1つ(緋寒・深山編の追加)
 ・小ネタの追加など小さいのがいくつか
 ・導線の追加など、回しやすくする/動いてもらいやすくするための改変がいくつか

となります。
佐倉 光
佐倉がエマちゃんに興味なさ過ぎて、お前このままじゃ後で困るだろ!  もっと絡め!! と思った中の人でしたが、
乱暴&口悪いで大層困った。
エマちゃんが空気読んでくれてよかったね!!
KP
大丈夫ですよツンデレ化してるのはちゃんとわかるよ!!
実は彼女、魔女の血を引いていたりするので、そこらへんは聡そうだとは思います。(街の中で正気を保てていたのも、お助け【幸運】ロールもそのおかげ)
佐倉 光
そんな裏設定が!
割と全体的にファンタジーなお話だった。
佐倉は後で魔道具屋探そうとすると思う。
KP
なのです。神話生物はいっぱい出るし街はめちゃくちゃになるし門番は闊歩するし割とファンタジー。ドリームランドですしね。

魔道具屋は残念ながら、ドリームランドと混ざりつつあるおかげで佐倉さん達にも見ることができた場所なので、また同じ場所に行ってもただの空きテナントです。
たまーに感受性の高い幼い子供が店を見たりする。
佐倉 光
ですよねー
意外にいろいろ絡んで楽しかったなー。
こういう、全然関係なさそうなシナリオで過去の欠片に触れられるの楽しい。
KP
そうそう。出す方も楽しい。偶然だったりせっかくだから出してみようだったり。
ユキさんはいいあんばいでチラ出しできてよかった。
緋寒・深山は本当にいい具合にできたしまた話せて楽しかった!
佐倉 光
本人じゃないっていうのも良い案配で良かったです。
KP
「また会える」けど、「完全にそのまま」にはしたくなくて。
「もう一人の彼を助けてあげて」に佐倉さんが気づいてくれてよかった。
佐倉 光
深山に「もうひとりの彼を」って言われたときに「あー、記憶にないんだー」って少し切なくなった。
気付くよそれは!!
KP
牧志との友情は深山が持っていっちゃったんだ、にじわりと来ましたね
佐倉 光
一番欲しかったのがそれだからね……
KP
それは溶ける瞬間まで唯一のものだったんだね……
佐倉 光
だから、「もうひとりの彼」発言は切なくもあり嬉しくもあったんだよ。
KP
そうかぁ……
あの二人はきっとこれからもドリームランドで元気にやっているけど、目を閉じたときに生まれた夢であって、二人そのものではないんですよね。
佐倉 光
そこまで知ってるのは中のヒトだけだから、佐倉は少しがっかりしたと思う。
それでもやっぱり残っているのは嬉しいんだよ。別のものでも。
KP
あ、それで細かい改変ポイントなんですが。

 ・導線/行動分岐があまりない(1日目で突然話を聞いて突然ステーキ屋に行くことになってたり、子供と遊ばないルートがなかったり、骨董屋に行かずに先に駅に行くとイブの幽霊が出そびれたり)ので、その辺調整してます。

 ・2日目で実は化け物が逃げ出して、最終日によくもやったな! と戻ってくるんですが、化け物が逃げおおせていると緋寒/深山がすぐ帰る説得力が減るため、逃がさずに別物ということにしました。

 ・ビルの屋上にあった生贄台は追加です。拷問大好きムーンビーストならやるかなって&あんまりにもあんまりな偶然だったので。

 ・ビルの屋上では、牧志が血を流していなくても元からムーンビーストは残り1体になるとビルを破壊します。

 ・外からどう見えるの? 電車どうなってるの? はシナリオに無いので捏造しています。外からフルオープンじゃさすがにまずいんじゃないかと思って。

 ・男の持ち物は本来手帳ですが、あまりにもアナログ手帳ユーザーおおない? ということでスマートフォンにしました。佐倉さんハッキング持ってるし。
スマホにすると情報を得るのにロック解除とか必要で大変だから手帳になりがちなのは知ってる。

・牧志が残るルート
残るルートは元々ないけど、残ってても困らなさそうだったので追加しました。あそこで残る! っていうのは割と自然だし。

・骨董屋
骨董屋のシーンはだいぶん盛っています。独り言の所とか。

・少女との交渉
もともとは交渉技能のみですが、せっかく面白いシチュエーションだからRPでの交渉も見てみたい! ということでRPOKにしました。
その結果大層面白い事になってニコニコしてる。

・エーテルサモナープリキィア
プリキィアは元シナリオでも言及されるけど、エーテルサモナーは完全に追加です。
あと実はエンド分岐がちょこっとあって、エマと別れる所で門番を煽ると門番がエマに告白してゴールインします。

が、境界の引き方が美しい雰囲気になったので、そこを強く押すことはしませんでした。
佐倉 光
なるほど!
色々いいかんじの調整ありがとうございます!
門番煽りは……そういうのありそうだなと思ったけど、まあ佐倉はやらんのよ。
KP
まあ佐倉さんはしないし牧志もそういうことするタイプじゃないなって。
佐倉 光
むしろそこで潔すぎて好感を持った。
KP
ですねぇ。潔かったからこそ。
佐倉 光
でもほら、エマちゃんが血筋的に夢見人になるかもしれんしね。
そこはエマちゃんサイドに好意があれば頑張っていただいて。
KP
そうそう。魔女の血筋の彼女ならいずれ夢を見るかもしれない。描写見た感じほのかに好感ありそうなので、もしかしたらもしかするんじゃないかな~~~。
ちなみにネットが途中で通じなくなったのは、街の中の基地局もドリームランドされたからです。(捏造)
佐倉 光
最後わやくちゃになったけど、鏡で浄化されたとかなんとか言って、牧志を襲うのはやめとくみたいな茶番いれて女の子の夢を守っとこうかなと思った。
寝不足なんだからそれくらい血迷ったりするよ多分!
ドリームランドされちゃったらしかたないよね。
佐倉 光
あとスマホロック解除のために佐倉来るの待ってたって理由になってよかったと思います~
KP
ですねー>スマホロック解除のために
KP
大丈夫佐倉さんが浄化され演技するころには少女達もう寝てる。チーン。
KP
あ、あと氷の笛も追加です。理由は劇中で言った通り。
佐倉 光
きめこまかい!!
あいつできる男だな。
KP
でも笛はうまく吹けないし詰まる。
佐倉 光
つかえないなあいつ!!
KP
ちょっと本当に笛の成功率が低くて「なにこれ?」ってなってましたね
佐倉 光
あの場面で帰る! はないよなと思ったけど、シナリオ構成的に帰るっぽいなとおもったから確認しました!
牧志くん残ってくれてありがとう。
五日目……イワクラの水差し入れるから持ってけよ。……って言うの忘れたわ。
KP
大丈夫、24時から朝まで寝たから…… 反動で微熱出しながらちゃんと行ったから……
佐倉 光
お気の毒に。
リビングで爆睡してる佐倉。
KP
牧志が帰ってきてもリビングで軟体動物になってそう。帰ってきたら牧志も倒れそう。起きたときには脱水で干物になってそう。
でも佐倉さんのおかげで留年しないですんだよ……
佐倉 光
そんな牧志に、シローと飯食いに行くぞ! と晴れやかな顔で言う佐倉。
KP
肩の荷が下りた顔で「だな!」と嬉しそうに笑う牧志。
佐倉 光
あんまりだから次の日の夜にしよっか。
KP
しばらく気絶してるから次の日にしてあげて。嬉しそうに笑ったあとそのまま気絶するから。
佐倉 光
しばらくは怖いから夜間のみ活動から始めます>シロー
KP
誰もいない夜の公園でも、遊びに行ったり外に出たりできるのは、本当に好奇心たっぷりに目を輝かせるだろうなぁ。
家の中だけとは世界の大きさが全然違うから。見る物すべてが珍しい。
佐倉 光
で、何度も話したりメモでやり取りしたのに顔も見られなかったのを大層残念がっていた東雲おねーさんが、直接会えることを喜びます。
だろうなぁ……
KP
やったね、東雲さんに遊んでもらえる!
野良猫見つけたらダッシュしていくし穴にははまるし茂みは突破するし犬のフンは触るから佐倉さんたち気をつけてあげて。
「自分を見たら人が狂ってしまう」という箍をはめられていた彼にその制約がなくなったら、驚くほどの好奇心と活動性を発揮しそう。
佐倉 光
「やっぱり子供育てんの無理!!」
牧志 浩太
「ああー、だめだそっち危ないから! それは汚いから!」
二人揃って疲労困憊する羽目になりながら、それでもそんなのが嬉しくて笑う。

コメント By.佐倉 光
ドタバタシナリオかと思いきや、佐倉と牧志にとっては色々な人と再会したり、難問が解決したりと様々な良い変化があった事件でした。
なかなかあいつもやるじゃないか。

めでたしめでたし、よい夢を。

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【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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