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こちらには
『満を持して今日も俺は眠れない』
ネタバレがあります。

本編見る!
佐倉 光
「牧志、おい牧志! くそ」
舌打ちをして女の方を見る。
牧志に話しかけて少しは正気に戻ってくれるのを期待する?
悪魔を召喚して戦う?
いや、さっさと境界の向こうに追い返せばいい!
佐倉 光
「働けよ鏡! 働かなかったらたたき割るぞ!」
鏡を使います。
KP
戦闘に入ります。相手は【DEX】10。
【DEX】10・女から行動。
棒立ちになっている牧志に攻撃。
1d100 35 Sasa BOT 1d100→55→失敗
失敗。女は牧志の肩に触れようとしたらしかったが、それよりもあなたが動くのが速い。

【DEX】9、佐倉さん。鏡を使用OK!
1d10 Sasa BOT 1d10→1
21~81で成功。ここにはデバフは乗りません。
佐倉 光
1d100 Sasa BOT 1d100→68
佐倉 光
「消えろぉぉ!」
叫んで鏡をかざし、呪文を唱える。
KP
成功
辺りに漂う霧ごと、まるで掃除機がゴミを吸い込むCMのように、みるみるうちに鏡は女を吸い込んでいく。
佐倉 光
「手間かけさせんじゃねぇよクソ悪魔が。
《アナライズ》する余裕なかったじゃねぇか」
興奮した気持ちを発散するように壁蹴ってる。
それからふと我に返って、牧志の方に振り向く。
佐倉 光
「おい、おい牧志! 俺が見えるか?」
〈精神分析〉しよう。
KP
女が霧もろとも消えると、辺りに駅舎の明かりが戻ってきた。
青白い光の下、牧志は女がいなくなってもまだ、死んだように目を見開いて女のいた方を見ていた。

〈精神分析〉OKです。どうぞ。
佐倉 光
1d100 30〈精神分析〉 Sasa BOT 1d100→58→失敗
佐倉 光
うーん。それじゃあ正気に戻るまで声をかけ続けよう。戦闘時間考えれば1分ちょい声をかければ元に戻るだろう。
一応いきなり牧志が暴れたり自傷したりしないか気をつけながらね。
KP
茫然と目を見開く彼に向かって、あなたは声をかけ続ける。

少しずつ死の気配が遠くなり、ゆっくりと数度瞬きをするのが見えて、そしてはっと我に返って声を上げた。
牧志 浩太
「うわっ」
牧志 浩太
「え、あいつどこ行った? 俺死んでた? 寝てた?」
佐倉 光
「生きてたけど硬直してたな。
大丈夫、ぶち殺……じゃねぇ、叩き返しといたから」
佐倉 光
「ま、ラッキーっちゃラッキーだったな。
一匹見つかったんだ」
牧志 浩太
「そうだったのか。ごめん、助かった。
死んだんじゃないかって気分になってて……、あれ」
佐倉 光
一応ホームまで上がってはみるけど何も無いかな。
KP
ホームへ上がろうとしたところで、〈聞き耳〉
1d100 87 Sasa BOT 1d100→86→成功
佐倉 光
1d100 69 弱体化〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→52→成功
FANBOX開設したで
KP
シューッ、ガタン、ゴトン……、ゴーッ……、
少し古風なような、聞き慣れたような電車の音がホームの方から聞こえてくる。

【アイデア】
佐倉 光
1d100 75 弱体化【アイデア】 Sasa BOT 1d100→44→成功
牧志 浩太
1d100 80 【アイデア】 Sasa BOT 1d100→41→成功
佐倉 光
魔列車来ちゃった
KP
あなたはふと気づく。
今は夜で、時間を確認する前に呼びつけられてしまったが、そこそこ時間が経っている。
地方都市のような駅舎の雰囲気を見るに、終電は終わっているのではないか。
牧志 浩太
「結構遅いと思うんだけど、まだ走ってるんだな」
佐倉 光
「ホラーのお約束って奴だろ、これ……」
牧志 浩太
「……行き先バグってたり、乗ったらあの世に行ったりするやつ?」
佐倉 光
「そ。乗ったり降りたりするとまずい奴。
変な駅に拉致られるのは経験済みだよ、クソが」
牧志 浩太
「そういえば先輩がおかしくなった時、って話してたな」
かつて佐倉は奇妙な駅で降りて異変に遭遇したことがある。
佐倉 光
「返さなきゃいけない奴かも知れないし、来た以上見るしかねぇよな」
牧志 浩太
「……うーん。分かってて入らなきゃいけないのも変な気分だ」
KP
そう言いながら牧志が改札の上の行先表示を見上げる。
案の定、途中から文字が半分溶けていたり、猫の絵文字に埋め尽くされていたりする。
牧志 浩太
「行先表示の中まで猫? 本当に猫だらけだな。ドリームランドってこんなに猫だらけだっけ?」
佐倉 光
「いや、ぜんっぜんそんなことはなかった」
ドリームランド地誌をちゃんと読み込んでいれば、猫ばかりが住む町について知っていたかもしれないけど、多分あの時そんな余裕ない。
佐倉 光
「電車、乗らないで片をつけたい」
KP
あなたがそう言ったとき、改札の向こうから突然女性の悲鳴が響いた。
牧志 浩太
「!」
佐倉 光
行ってみよう。
女性の悲鳴ってのは気になる。
KP
あなた達が改札を越えホームに向かうと、そこで見たのは人間が人間をねじ伏せている現場だった。

人間のように見える男が、悲鳴を上げて抵抗する女性をねじ伏せている。

男が持っている注射器が目に入った。
鮮血の色をした液体が、目に入った。
牧志 浩太
「くそっ!」
牧志が咄嗟に動こうとする。
佐倉 光
「あの野郎!」
鏡かなー。でも効かないんだろうなー。でもやるよなー!
鏡をかざして呪文を唱える!
KP
あなたは鏡をかざし、呪文を唱える。
男がちらりとこちらを向いた。

鏡が微かに引力を生じた、しかし男を吸い込むことはなかった。
佐倉 光
「くそ、効かねぇのか!?」
歯軋りをする。
鏡が効かない奴がいるなんて聞いてねぇぞ!  戦って勝てる相手か?
多分あの人はもう救えない。
何とか俺たちが生きて帰ることの方が大事だ。
KP
牧志が女性を助けようと動く、その目前で、

生命を絞り出すような女性の絶叫が響いた。
ただ、その次に起きたことは前とは少し違っていた。
瞬く間に衰え干乾びていく皮膚が、まるで脱皮するように破られた。人間だったものの身体の内側から、何かが現われた。

それは丸々とした大きな蜘蛛だった。
人が這いつくばるくらいの大きさをし、ぬるぬるとした粘液に覆われたそれは、緑と金の縞模様を持つ腹部を脈打たせ、赤子が産まれるようにして気味の悪い鳴き声を上げた。

SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D5》。
佐倉 光
1d100 75 SAN Sasa BOT
1d100→70→成功
SAN 75→74
牧志 浩太
1d100 62 《SANチェック》 Sasa BOT
1d100→100→致命的失敗ファンブル
SAN 62 → 57
佐倉 光
えぇー!
KP
!?
佐倉 光
牧志くん!?
KP
助けようと手を伸ばしたら目の前で蜘蛛になっちゃったのはキツかったか……
牧志 浩太
1d100 80 【アイデア】 Sasa BOT
1d100→90→失敗
佐倉 光
とりあえずよしっ!
ショック大きすぎて吹っ飛んだ!
佐倉 光
「うぐ」
人間が寄生され殺される?
変貌しているのか。
悪夢のような光景は目をそらして逃げ出したくなるほどだったが、なんとか踏みとどまった。
鏡があの蜘蛛には効くかもしれない。
いや、元々こちらの人間だったものから生まれたものは、ドリームランドに帰るのか?
判断に迷う。
鏡をもう一度試すか?
それとも逃げるか?
KP
ぱりん。
牧志が伸ばした手のすぐそばで、女性だったものが割れて蜘蛛になった。
蜘蛛はそのまま鏡に吸い込まれてゆく。

牧志は一瞬、呆気に取られて呆然とし……
彼が状況を把握する前に、あなたが判断を下す前に、状況が動いた。

鏡が効かないことに怯んだあなたの隙をつき、男がいつの間にかホームに止まっていた電車に飛び乗る。
歪んだアナウンスが流れ、扉は今にも閉じそうだ。
佐倉 光
いつもなら、追いかけない。
自分の仕事はあくまで化け物を返すことだ。
悪魔召喚ができるからといって、訳の分からない電車に乗り込むのは無謀が過ぎる。
しかし……
佐倉 光
また逃げるのか!

そんな感情が沸き上がった瞬間、後を追っていた。
佐倉 光
「野郎!」
叫んで男を追う。
扉の隙間に手を突っ込んでこじ開け入ろうとする。
牧志 浩太
呆然としたまま、牧志が思わずあなたの後を追う。
KP
扉はあなたの目前で音を立てて閉じようとする。
間に合わないかと思われた時、もう一つの手が扉に掛けられた。

見たことのある手が力強く扉をこじ開ける。薬品と香辛料が混ざったような不思議な匂いが鼻を掠めた。

そこにいたのは門番だった。

「あいつが犯人に違いありません、追いましょう!」

あなた達は間一髪車内に滑り込む。
案外普通な見た目をした車内に人の姿はなく、窓の外は奇妙な暗さに覆われていた。

あなたが追ってきたのを見てぎょっとした男が、連結部の扉を押し開け前の車両へと逃げていくのが見える。
佐倉 光
相手の感情が見えることに随分と強気になった。
あいつにとってこの状況は都合が悪いってことだ。
鏡をしっかりもっていつでも使えるようにしたままで、相手の行く手を確認しながら追う。
追跡はここ最近のあれこれのお陰で気分的に慣れてるぞ!

前の車両から音は聞こえるかな?  なにか見える?
KP
〈目星〉
佐倉 光
1D100 75 弱体化〈目星〉1D100) > 39
成功ですー
牧志 浩太
1d100 88〈目星〉1D100) > 30
KP
連結部から前の車両を見ると、こちらと変わらず人のいない、がらんとした車内が青白い明かりに照らされているのが見えた。

男はあなた達から距離を取ろうと、先頭車両に向かって走っていく。

ゴトン。
連結部で男のポケットから何かが落ちたのが見えた。
牧志 浩太
「何かいそう……、ってことはないみたいだな。
急ごう佐倉さん、あんまり長居したくない」
KP
電車は闇の中を何処へともなく走っていく。
佐倉 光
連結部で落ちたなにかを見て、拾えそうなら拾う。
すぐ見つからないようなら男を追う。
KP
すぐに見つかる。それはスマートフォンだった。
落ちた衝撃で画面にひびが入っているが、電源は入ったままだ。
あの男の物だろうか。
佐倉 光
拾って追う。先頭車両で行き止まりだよね。

電車は走り始めている?
あと門番さん一緒に来てはいない?
KP
門番はあなた達と一緒に来ている。
男は先頭車両を目指して逃げているが、見た感じそこで行き止まりのように見える。
電車は走り出したようだ。どことも知れない闇の中を走っている。
佐倉 光
「御用だこの迷惑蜘蛛男!!」
叫んで先頭車両に踏み込み、男に飛びかかろうとする。
KP
先頭車両。
カーテンが下ろされた運転席の様子は見えず、窓は開いていない。
この場に男が逃げられそうな場所はなかった。

追い詰められた男が焦りを浮かべて一度振り返る。
あなたは男に飛びかかろうとする。
牧志 浩太
一歩遅れた牧志のみ〈目星〉
1d100 88 Sasa BOT
1d100→30→成功
KP
牧志が一瞬窓の方を見たのが、あなたの視界の端に映った。

あなたの手が男を捉えかけた時、目前で電車の窓が勢いよく割れた。
車内に飛び散るガラスを巨大な爪のある足が踏んだ。

それは青緑色をした金属の鱗を纏う巨大な爬虫類と見えた。
イグアナのようにずんぐりとした身体をしたそれは、3メートルを優に超える巨体をぬるりと窓から侵入させ、巨大な歯で男の上半身を捉えていた。
牧志 浩太
「きょ……、恐竜?」
牧志の震えた声。
KP
目の前で男の肋骨が咬み破られる。獣は喉元の無数の触手をくねらせながら軽く顎を振ると、もがこうとする男を地面に叩きつけた。

微かに痙攣する男を今度こそ咀嚼して飲み込むと、獣はぬるりとこちらを向いた。

それはまったく物理的な脅威であった。

SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D8》。
佐倉 光
1d100 74 SAN Sasa BOT
1d100→96→致命的失敗ファンブル
KP
WAO
佐倉 光
ファンブル 多く ない?
牧志 浩太
SANチェックファンブル多くない?
佐倉 光
SAN 74→66
牧志 浩太
1d100 57 《SANチェック
Sasa BOT
1d100→53→成功
KP
一時的発狂【アイデア】ロールどうぞ……
佐倉 光
この【アイデア】って下がるっけ
KP
下がります。
佐倉 光
1d100 75 【アイデア】
1d100→20→成功
KP
牧志は《SANチェック成功。ダブル発狂は避けられたか。
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 種別 1d10→1
1d10 Sasa BOT 持続ラウンド 1d10→4
佐倉 光
金切り声か気絶かなー
長期なら健忘症。
KP
短期1、気絶あるいは金切り声の発作、8ラウンド持続ですね。

佐倉 光
人間が食われる光景を、暴力的な力を、それによる自分たちの死を一瞬にして思い描いて、思考がそこでループを始めた。
牧志 浩太
「さ、佐倉さん、鏡……! 鏡を!」
巨大な捕食者と相対させられ、あからさまに慌てた顔で牧志が叫ぶ。
KP
「さっさと捕まえちゃうっすよ! でもあいつデカくて入りにくそうっすね」
門番は既にローブの中から何か細長いものを取り出し、捕食者に向き直っていた。
佐倉 光
「ウワアァァァァァァァァァーーーーーーーー!」
甲高い声が意思と関係なく飛び出した。悲鳴は止まらない。
息を吐ききって、息を吸うと呼気の代わりに悲鳴の続きが飛び出した。
声が制御を失っている。

それでも牧志の声は聞こえた。
鏡を、かざして……

これでは呪文が唱えられない!
佐倉 光
「アァァァァァァァァァァァ!」

叫びながら牧志に鏡を押しつけた。
牧志 浩太
「うわっ!? ちょ、佐倉さん!?」
牧志は驚きつつ鏡を受け取る。
KP
そこで戦闘開始!
鏡を渡すのは戦闘開始前に行ったとしてOKです。

KP
なお、相手が巨大なため、今回は「捕獲の初期値が±10になる」という特殊ルールが…… あります。

55だったら45~65を出さないと捕獲できない! っていうことですね。

相手の攻撃をしのぎつつ、「※神話生物にダメージを与えることで、1 のダメージごとに±5 範囲が広がる」を使って、相手を弱らせて捕まえることになります。

・今回は門番も戦闘に参加します。
・エナドリの使用は手番消費なしで行えます。

あとメタい情報ですが、このシナリオは全四話です。あと1日。
恐竜(?)は【DEX】20、門番は【DEX】15。
佐倉 光
はーい

KP
まず【DEX】20、恐竜。恐竜は突然叫び出したあなたをぎろりと睨むと、男の血と肉片に濡れた牙をあなたに向ける。

〈噛みつき〉で佐倉さんに攻撃。
1d100 35 Sasa BOT 1d100→9→成功
おっと。見るからにダメージ大きそうですが、どうしますか?
佐倉 光
うーん。〈回避〉試みるか?
KP
何か使う場合はダイスを振る前にお願いします。
佐倉 光
33%は不安だし、使っておこう。
これ、【知識】【DEX】系でしょうか。
それとも戦闘系?
KP
〈回避〉【DEX】系ロールとみなします。
佐倉 光
では水色を飲み干して〈回避〉
って叫んでるんだけど。
息吐くときに叫んじゃうだけで飲めるかな。
KP
一瞬だけ叫びをこらえて飲んだ、ということにしてOKです。
脈打つような水色に光る液体は何となく嫌なものを思い出させたが、あなたは一瞬だけ叫びをこらえてそれを飲み干す!

味がどんなだったかはご自由にどうぞ。

佐倉 光
これは、くらったら死ぬ。
そう思った瞬間、体が勝手に動いていた。
もらった試験管に入っている水色の液体を鼻をつまんで飲み干す。
どうしてそんなことをしようとしたのか、その時には合理的な説明がつけられなかった。
しかし、これで大丈夫だという確信があった。

〈回避〉
KP
あなたの全身に形容しがたい活力が満ちる。
ぬめるような動きであなたを噛もうとした牙を、あなたは一瞬にして避けていた。
佐倉 光
味は……もう夢中だったので覚えていない!
KP
背筋にひやりと汗が滲んだ。
あなたが立っていたところを、ばくんと閉じた顎が過ぎる。
佐倉 光
「アアアウアアアァァァァァァ!」
危なかった! そんな意思を込めた叫び声が飛び出す。
息が切れる!
牧志 浩太
「ひぇ……!」
牧志の位置からは一瞬、あなたが嚙みちぎられたように見えたことだろう。
KP
【DEX】15、門番は細長いものを両手に構える。それは赤い金でできた一本の細い笛だった。
彼は目も口もない頭部にそれをあてがう。
1d100 70 《火の笛》 Sasa BOT 1d100→82→失敗
KP
おっと門番の出目が!
スカー! 吹き鳴らした笛から、笛を吹きそこなった時のあの音が聞こえてきた。
「あちゃ」
そんな呑気な声を出している場合ではないのだ。
佐倉 光
がんばれ牧志ー!
牧志 浩太
「くそ、でかすぎて入りそうにない……!」
牧志は〈こぶし〉で攻撃!
また、ピンク色の液体(戦闘・STR系自動成功)を飲む。
牧志 浩太
「ちょっとは弱れぇええええ!!」
牧志はピンク色の液体を飲み干すと、己を鼓舞するように声を上げ、目の前の巨体に向けて足を振り上げた。

そうしなければ、あんなものに襲いかかったりなどできなかった。
あー、いや、宣言変更。〈キック〉で行きます。自動成功だし。
佐倉 光
はーい
牧志 浩太
1d6 ダメージ Sasa BOT 1d6→2
KP
牧志の振り上げた脚は巨体の腹を打ち据える。
獣が牙の合間から、不快そうな唸り声を洩らした。
佐倉 光
「アアアアアアーアアアアア!」
声に喜色が混じったがどうでもいいくらい差が良く分からない。
牧志 浩太
「痛って……! 硬い!」

あ、しまった佐倉さんの行動飛ばしてしまった 佐倉さん、どうぞ!
佐倉 光
いや、〈回避〉したしなしだよね。
KP
あ、そうか。〈回避〉してましたね。失礼しました。
KP
では、ラウンド終了。
次ラウンド。DEX20、恐竜。

獣は、あなたが奇妙な速度で牙を避けたことに不審そうな唸りを上げた。腹を打ち据えた脚の持ち主に牙を向け、億劫そうに瞼を持ち上げて睨む。
〈噛みつき〉で牧志に攻撃。
1d100 35 Sasa BOT 1d100→84→失敗
KP
狭い車内という条件が行動を制約した。
その間に、門番が今度こそ笛を吹き鳴らそうとする。
1d100 70 Sasa BOT 1d100→76→失敗
KP
「うーん」
不思議そうに笛の中を覗き込んでいる場合ではない。
牧志 浩太
「うわうわうわ、ちょ、死ぬ! なんとかして!」
佐倉 光
「アアアアアアアアアアアアアアアア!」(働けー!)
KP
【DEX】9、佐倉さん!
佐倉 光
こちらも【STR】薬使って殴るべきかなー
牧志 浩太
今後の戦闘次第だけど、それはありかなーと思います。明らかに怖い感じの牙が狙ってきてるし。35%地味に怖い。
佐倉 光
結構命中高いんだよな。
牧志 浩太
そうなんですよね。牧志はまだ【DEX】薬あるとはいえ、【STR】薬使っちゃって〈こぶし〉には-10%が乗るから、ここからダメージ与えられそうにない。
佐倉 光
ピンクの薬を飲んで蹴るッ!
叫びながらピンクの薬を喉に流し込んで、一瞬息を止め飲み干す。
佐倉 光
変な人工的な甘さがあるかと思えば、後味は苦い……
KP
舌にべったりと染みつくような味が過ぎたと思えば、何かが不自然な速度と重さであなたの身体を突き動かす。
佐倉 光
「アアアアアァァァァァラァッ!」
KP
OK、恐竜は攻撃したので〈回避〉できない! 自動成功、ダメージどうぞ!
佐倉 光
叫びながら足を振り回す。
まるで何かが乗り移ったような動きで、謎の恐竜に蹴りを加えた。
1d6 Sasa BOT 1d6→4
KP
あなたの脚はまるで自分のものではないかのように、力強く獣の腹を打ち据えた。
獣が苛立ったような声を上げて牙を剥く。
【DEX】8、牧志!
牧志 浩太
合計6ダメージ、範囲+30されているはずなので、今度こそ牧志は鏡を使う。
牧志 浩太
「今度こそ……! いい加減帰ってくれ……!」
1d10 Sasa BOT 1d10→4
KP
54、14~94で追い返し成功する。
牧志 浩太
1d100 鏡使用 Sasa BOT 1d100→19
危ない危ない! ぎりぎり成功
佐倉 光
でかした!
KP
牧志が鏡を片手に構え、まっすぐ獣へと向け呪文を唱える。
奇妙な響きの文言が牧志の喉から流れ出る、同時に強い引力が獣の肉体を揺るがした。

巨大な獣は怒りの声を上げ、どうにか吸い込まれまいと狭い車内に爪を立て、暴れ回る。
鋭い爪がシートを切り裂き、窓ガラスは粉々に砕け散る。
電車が急激に揺れ、速度を減じてゆく。

そしてついに巨体を鏡が吸い込みきったその時。
牧志 浩太
「うわっ!?」

強靭な尻尾が牧志の腕をかすめ、最後の抵抗のように鏡を叩き割った。
佐倉 光
「アアアアアアアエえっ!?」
つい悲鳴を上げた。
KP
「うわぁ……どうしよ、これ一個しかないやつ……」
あなた達は聞いてしまった。門番がフードの中で枯葉を舞わせ、そう呟いたのを……。
牧志 浩太
「えっ」
佐倉 光
どうなるんだよ、俺たちの今までの苦労は!?
KP
しかし門番はすぐにあなた達に向き直り、焦ったように告げる。

「というかですね! エマさんが今緊急事態なんすよ!
とにかく彼女のことが心配なのでついてきてください!!」

門番はホイッスルのようなものを取り出し、吹き鳴らす。
ガラスを割られて風通しのよくなった電車の外には奇妙な闇しか広がっていないが、そこから前に見たあの動物が飛んでくる。

男のいた場所にはもはや、夥しい血痕しか残っていない。
佐倉 光
「エエエマが!?」
やっと止まった。
佐倉 光
咳き込んで喉をゼイヒュウいわせながら門番のあとを追う。
あれ、そういえば変な商品の店見てないや。
あと拾ったスマートフォンのチェックだな。忘れないようにしないと。
KP
トナカイのような動物は電車と同じ速度で疾走しながら窓の外に止まる。
牧志 浩太
「えっこれ止まってるように見えるけど電車走っ」
佐倉 光
周りを見なければ止まってるのと同じ……
呼吸を整え、集中して……
KP
門番があなた達を動物の背に押し込むようにして無理やり乗せる。
闇を突き抜けて動物は電車を離れ、ダイナーへと空を駆ける。
佐倉 光
なんてやってる間に押された。
KP
ガラスを割られたまま少しずつ速度を減じてゆく電車の行き先は、ビルの合間に隠れてしまって空中から見てもよく分からなかった。
佐倉 光
「……で、何があったって?
詳しく」

KP
ダイナーに着くと、門番はあなた達の首根っこを掴んで二階の居住スペースへ急ぐ。

そこにはエマがベッドで眠っていた。
きめ細やかな彼女の肌に、今は奇妙なひび割れが走っていた。熱があるようで、時折苦しそうな寝顔をする。

あなた達はそのひび割れに嫌な見覚えがあった。

「ダイナーに帰ったらエマさんが倒れていて、よく見たら首元に赤い注射痕があったんですよ! あんにゃろう……

……できる限りの応急処置を施して、蜘蛛化はなんとか防いだけど……、ちょっとした弾みでもあれば、蜘蛛になっちゃうっす」

門番のフードの中で、大粒の雨が混じった雪がぼたぼたと降り注ぐ。
佐倉 光
嫌な予感が当たった。
誰もいない筈の台所で胡椒が落ちるなんてことに、俺はもっと注意を払うべきだった。
もしかするとあの時に潜んでいたのかもしれない。

それにしてもやっぱりこいつこの子に好意を持ってるんだな。
佐倉 光
「ちょっとした弾みって、例えばどんな?」
KP
「わからないっす、時間経過か、衝撃か……」
フードの奥でまた、ぼたりと大きな雪の塊が落ちた。
牧志 浩太
「そんな……、何とかならないのか」
KP
「無い物を有る物にするのは得意なんですけど、もう確定した事項を無かったことや戻すことは苦手なんすよ……。

いや、挫けるな僕。昼の間に調べておくっす。鏡の事をどうするかも。

とにかく、もう朝っす。一旦お家までお送りするっすよ……」

門番は酷く落ち込んだ声で言う。確かに、もう外が明るくなり始めていた。
佐倉 光
「分かった、任せる……」
この状態で去るのは心苦しいが、ここにいても何かができるわけでもない。
佐倉 光
あと正直寝たい。頭が働かなくなってきたし、たまに喋りながらでもお構い無しに意識が途切れる。それでさっきあの謎動物から落ちるかと思った。

昼間のうちに休める可能性があれば、少しは、まともに動けるかもしれない。
佐倉 光
これ帰るのがルートなのかなー。
帰らずにそばについてる! そして寝る! とか言い出す人いそうだけど。
KP
帰るのがルートですね。
そばについてる! 寝る! って言い出すor誰か一人ついててくれ! って言うのは普通にあると思うんで、その時はKPがなんとかします。
無理やり帰らなくても、誰かついててもなんとかできます。
ただ佐倉さんは今日の仕事が大詰め(総攻撃)なので抜けられないかな。
牧志 浩太
牧志は自分のスマートフォンの画面をちらりと見て、迷った様子を見せた。
牧志 浩太
「調査に行くんだよな?
エマさんの様子、見ておこうか」
KP
「あー……、助かるけど、お仕事とかいいっすか?
僕が定期的に戻ってくるっすよ?」
牧志 浩太
「よくはないけど、まあ。俺達にとっても恩人だしさ」
KP
一瞬見せた迷った様子から、あなたには彼がここで授業を抜けたら結構不味いことになるのではないか、と想像がつく。
しかもスマートフォンは通じていない。向こうに戻れば大学に連絡もつけられるかもしれないが。
佐倉 光
大学の連絡先が分かるようなら、身内の急病についていなきゃならなくなったから、何とかしてもらえないかと〈言いくるめ〉ることはできないだろうか。
KP
なるほど。
牧志から大学の連絡先は聞けるし、彼のスマートフォンを借りることもできる。
何らかの交渉技能で成功すれば〈言いくるめ〉られるだろう。(デバフは掛かる)
連絡するのは戻ってからになるが、ここで判定してよい。
佐倉 光
デバフかかるんだよなー。
ここは黄色の使いどころさん!?
四日目がどうなるか分からないけど、説得ロール2人分残す利点は少ないと考えて、牧志の今後を守ろう。
知力コンビなんだから、そんなものの力使わなくてもいけるいける!

と思ったけど、現実にはあの薬持ち出せないとかあるかな。
あったら移動直前に飲んですぐ電話するから!!  って言うけど。
KP
大丈夫、あの薬は持ち出せます。
佐倉 光
では、牧志に連絡先を聞いて、黄色を使ってから〈言いくるめ〉しよう。真実を全て言うわけにもいかないしな。
佐倉 光
「わかった、ここは任せるよ。
大学には俺から連絡してみるから、連絡先教えてくれ」
牧志 浩太
「……そっか、ありがとう。助かる。
じゃあ、そっちは任せた」

牧志は頷いて大学の連絡先をあなたに教え、よし、とひとつ気合を入れて、苦しそうに眠るエマを見下ろした。
KP
そしてあなたは、門番に肩を弱々しく押される。
気がつくとあなたは一人、自宅のリビングに立っていた。
佐倉 光
自分の部屋に入ってシローが寝ているのを確認したら、東雲さんにお礼のメッセージいれよう。

お手洗い行ったりシャワー浴びたり、軽い食事とる。
仮眠は……横になったら目覚めなさそうだから、ソファに座ったままうとうとする程度で。

午前九時くらいになったら、もはやその効果を疑うこともない黄色の薬を飲み干して、大学に電話をしよう。
〈言いくるめ〉をする!
佐倉 光
やつれ果てて不健康な声で、自分の代理に牧志が自分の家族の面倒を見ていてくれているので、何とか他の時間に講義を受けられるように取り計らってもらえないかと頼み込む。
佐倉 光
「本当に彼には感謝してるんです……僕のせいで牧志の学業に支障がでてしまってはと、断ったんですが、僕を案じてくれて、本当にいい奴なんですよ~」
途中から演技なのかどうなのかわからなくなっていた。
KP
薬の効果により、〈言いくるめ〉自動成功

いい加減頭がよく回らなくなってきているはずなのに、その一瞬だけ鮮やかに眠気が覚め、あなたの口は滑らかに動いた。

電話を引き継がれた教授はあなたの、やつれた声で切々と訴えかける姿に心を動かされたらしく、土曜日に特別に時間を取ってくれることになった。

牧志の普段の授業態度もよい方向に働いたらしい。
最近眠れていないように見えて心配していたのだ、と明かしてくれた。

……土曜日、明日だ。
牧志はようやく来る休日のはずの日にもう一日寝そびれることになるわけだが、些事……? だろう。
佐倉 光
明日か。
まあ今日少しは眠れるかもしれないし、全くチャンスがないよりはいいだろう。
イワクラの水、差し入れてやろう。
まー、世界が混ざって滅びるかもしれないんだし、それ阻止するためだ、我慢してもらおう。

俺は俺で、今日中に片をつけないとまずいことになるかもしれないし、サボるわけにもいかねぇよな。
佐倉 光
ったく、なんなんだ。星の巡りか地軸の乱れか、色々大事が重なりすぎだろう。
はー、寝たい、
KP
気を抜けば目を開いていることに費やす努力に思考を埋め尽くされそうになりながら、あなたは今日の仕事へと向かう。


第3夜「猫も杓子も」
終了


【第 3 夜クリア報酬】
SAN 値:1d10+3
クトゥルフ神話技能:+1%
技能成長ロール〈目星〉or〈聞き耳〉:成長ロール失敗で+1%

及び、第3夜内での成長チェックの成長。
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 1d10→7
SAN 66→76
佐倉 光
〈聞き耳〉
1d100 79 Sasa BOT 1d100→48→成功
成長なし。
牧志 浩太
1d10+3 Sasa BOT 1d10+3→2+3→合計5
SAN 57 → 62
おおっと、低め。
1d100 97 ききみみせいちょうろーる Sasa BOT 1d100→5→決定的成功クリティカル)!
佐倉 光
なぬ
KP
こんなところでクリティカルせんでも。
佐倉 光
あ、〈クトゥルフ神話〉知識あがるから、多分SAN値オーバーフローするな。
KP
おっと。
その場合最大値まで下がりますね。佐倉さんも上突きしちゃったかー。
佐倉 光
割と最近上限に引っ掛かってますよ。
KP
あ、そうか。〈神話〉知識最近立て続けに上がってますしね。
佐倉 光
今25パーセントになったから、最大値は74。
初期正気度を割ってしまった。
KP
知ってしまった知識のせいで常に少し不安定な佐倉さん、という話が出てましたね、そういえば。
佐倉 光
そう、とうとう本格的に踏み込んだ。
KP
踏み込んじゃった。もうただの悪魔使いだった佐倉さんには戻れない所へ。
それで言うと牧志は最大正気度67、まだギリギリ初期正気度を割っていない。
KP
牧志は、一時的発狂の【アイデア】クリティカルは亡霊を見た時か。
興味ポイント振ってる技能ということで、真っ暗な空間で起きた出来事なので、〈電気修理〉を成長ロールします。
牧志 浩太
1d100 41〈電気修理〉成長ロール Sasa BOT 1d100→73→失敗
1d10 成長 Sasa BOT 1d10→3

SAN 62
〈クトゥルフ神話〉 31→32%
〈電気修理〉 41→44
で終了。
佐倉 光
今回はシロ察知分の〈聞き耳〉ですね。
KP
ですね。
佐倉 光
1d100 79〈聞き耳〉
結果来ないので再度
1d100 79〈聞き耳〉
KP
Sasa BOT 1d100→4→決定的成功クリティカル)!
1d100→98→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
おいおい
成長なし!!
KP
おおっと。惜しいけど先に振られた方が正でお願いします。
こんなところでクリティカルせんでもを佐倉さんもやってる!!
佐倉 光
本編中に出しなさいよぉ
KP
それな!!

ひとこと
KP
続くファンブル!
寝不足が後押しし、意識は急速に狂気に転がり落ちて行く。


【置】CoC『嗚呼、素晴らしき偶像!』 佐倉&牧志 4

何やってんだよ。何やってんだよもう。
暢気に偶像アイドルやってる場合じゃねぇだろう。

CoC『meow!!』牧志&佐倉 2(秘匿オープン版)

黒猫が貴方の手の甲を舐めて、顔をこすりつけていた。

【置】CoC『青白い馬』 波照間&東雲 1

「随分、静かな夜ですね」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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CoC『VOID』継続『空白の航海』結城

(そう、ゼロではない……可能性がないわけではない)

BEAST BIND トリニティ キャラクターメイキング

開始前

CoC『わすれんぼうのおうさま』

「ナナシでこめん」
「いいよ、なんとなくわかった」