こちらには
『満を持して今日も俺は眠れない』の
ネタバレがあります。
本編見る!
第二夜「Bark at the sun」
佐倉 光
刑事物!?
KP
刑事物…… ではない。
☆オール 2 日目:すべてのダイスロールに-5%。
【幸運】、《SANチェック》、捕獲ルール、その他指示のあるダイスロールはデバフが適用されない。
【幸運】、《SANチェック》、捕獲ルール、その他指示のあるダイスロールはデバフが適用されない。
KP
そうして、眠気を抱えながら仕事へ向かったあなた。
東雲さんに電話したり色々していた結果、結局仮眠はまともに取れなかった。つらい。
弓の弦を整えながら、よろしく頼む、と微笑む波照間に、あなたはどう答えただろうか。
東雲さんに電話したり色々していた結果、結局仮眠はまともに取れなかった。つらい。
弓の弦を整えながら、よろしく頼む、と微笑む波照間に、あなたはどう答えただろうか。
佐倉 光
「正直今回早く終わるといーなーって思ってます。
あ、東雲さんに話つけてくれてありがとう。
目茶苦茶助かった。
《マカジャマ》かけ直したし大丈夫だとは思うけど、直で絶対顔合わせないようにさせるから」
自分たちがいない場所で事故ったら波照間さんになんと言えばいいか分からないから、何重にもセーフティかけて頼ることにしている。
夜のことについてはまだ話していない。
今日片付ければ済むことだ。
あ、東雲さんに話つけてくれてありがとう。
目茶苦茶助かった。
《マカジャマ》かけ直したし大丈夫だとは思うけど、直で絶対顔合わせないようにさせるから」
自分たちがいない場所で事故ったら波照間さんになんと言えばいいか分からないから、何重にもセーフティかけて頼ることにしている。
夜のことについてはまだ話していない。
今日片付ければ済むことだ。
波照間 紅
「そうか。いや、構わない。
……また何か抱えてるのか?」
波照間は弓型COMPのモニタをチェックしながら、あなたに心配そうな視線を向けた。
……また何か抱えてるのか?」
波照間は弓型COMPのモニタをチェックしながら、あなたに心配そうな視線を向けた。
佐倉 光
「ああ、牧志も忙しくて、俺も寝られてないからさ……
また迷惑かけるかもしんない」
目の下のクマは、まあたまにある程度の感じかも知れない。
イワクラの水をぶっかけて自らの頬を叩く。
また迷惑かけるかもしんない」
目の下のクマは、まあたまにある程度の感じかも知れない。
イワクラの水をぶっかけて自らの頬を叩く。
佐倉 光
「いけるいける!」
波照間 紅
「そうか。分かった、出来るだけフォローするようにするよ」
KP
……そして、あなたは全力をもってその仕事に当たった。
尻尾を掴ませては逃げていく悪魔らを相手にしたせいで、残念ながら……。とにかく時間がかかった。
尻尾を掴ませては逃げていく悪魔らを相手にしたせいで、残念ながら……。とにかく時間がかかった。
佐倉 光
「あぁぁぁぁクソ、クソクソ、ざけんなあの野郎。
問答無用でぶち殺したい!」
問答無用でぶち殺したい!」
KP
【CON】×5でロール。
佐倉 光
1d100 25 【CON】! Sasa BOT 1d100→68→失敗
佐倉 光
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
KP
眠い。とにかく眠い。
昼を越えて夕方頃には、何を口走っていたのか自分でも分からないくらいだった。
昼を越えて夕方頃には、何を口走っていたのか自分でも分からないくらいだった。
波照間 紅
「佐倉さん。佐倉さん! もう終わった!」
波照間があなたを止める声で我に返る。
ようやく仕事が終わる頃には、もう日が暮れ、夜になっていた。
波照間があなたを止める声で我に返る。
ようやく仕事が終わる頃には、もう日が暮れ、夜になっていた。
佐倉 光
「今何時! 何時! 夜!? うっそだろ」
へたりこんでしまった。
へたりこんでしまった。
佐倉 光
「いやいや、ただの夢だった可能性がまだあるから。
そうそう、また夢の共有してんだきっと」
わけの分からないことを口走る。
そうそう、また夢の共有してんだきっと」
わけの分からないことを口走る。
牧志 浩太
1d100 55 牧志の【CON】ロール Sasa BOT 1d100→11→成功
KP
しかし、そんなあなたの望みを打ち砕くように。
「こんばんは! 今日もお手伝いよろしくお願いします!」
悪魔を召還して異界から出た途端、どこからかそんな声がした。
「こんばんは! 今日もお手伝いよろしくお願いします!」
悪魔を召還して異界から出た途端、どこからかそんな声がした。
佐倉 光
「…………」
目が据わっている。
目が据わっている。
KP
うんざりしている間もなく、体が捻じ曲がるような感覚を覚えたかと思うと、またしてもあのダイナーのボックス席に座っていた。
牧志 浩太
「……」
……目の前で牧志がうつらうつらと舟を漕いでいる。
……目の前で牧志がうつらうつらと舟を漕いでいる。
佐倉 光
「帰りの電車での睡眠時間すら奪うのかよてめぇ」
佐倉 光
15分くらいは! 寝られると! 思ったのに!!
KP
門番はやっぱりカウンターの席にいた。
あなたの怒りに構わず、軽い調子で挨拶してくる。
「どーも! それでは本日もよろしくお願いしますね」
あなたの怒り声に反応して、うとうとしていた牧志が微かに目を開いた。
あなたの怒りに構わず、軽い調子で挨拶してくる。
「どーも! それでは本日もよろしくお願いしますね」
あなたの怒り声に反応して、うとうとしていた牧志が微かに目を開いた。
牧志 浩太
「佐倉さん……、俺、出る前に、何か頼むから……、食べてる間、交代で、寝よう……」
佐倉 光
「わかった、それで」
佐倉 光
食事もしてないからな。そういえば。
KP
そういえば夕食も食いはぐれているのだ、いきなり呼びつけた奴のせいで。
アメリカンダイナーで食べられそうな物は大体メニューにある。
牧志は腹も減っているのか、ポテトとステーキを注文するらしい。あとルートビア。
さて、あなたは何にしようか。
アメリカンダイナーで食べられそうな物は大体メニューにある。
牧志は腹も減っているのか、ポテトとステーキを注文するらしい。あとルートビア。
さて、あなたは何にしようか。
KP
ルートビアが頻出するのはKPがいま飲んでるからではなくて、波照間が沖縄の都市部出身であることと、元々アメリカの飲み物だからですね。
佐倉 光
なるほど
KP
☆ここで新ルール。
出発前に誰か一人でも注文すると、一日一回だけ任意のタイミングでお助け【幸運】ロールを振ることができます。
困った時(ロール失敗時など)にお助け【幸運】ロールを振ると、ロール成功で何か助けてもらえます。
出発前に誰か一人でも注文すると、一日一回だけ任意のタイミングでお助け【幸運】ロールを振ることができます。
困った時(ロール失敗時など)にお助け【幸運】ロールを振ると、ロール成功で何か助けてもらえます。
佐倉 光
なるほど。
佐倉 光
バーガー、ポテト、コーラでも頼もう。小さいサイズで。
酒なんか飲んだら本格的に何もできなくなりそうだ。
酒なんか飲んだら本格的に何もできなくなりそうだ。
KP
牧志が頼んだ飲み物からは爽やかなような、独特なような薬臭い匂いがした。アルコールの匂いはしない。
彼がステーキを食べている間に、あなたは少しなりとも睡眠を取ることができる。
彼がステーキを食べている間に、あなたは少しなりとも睡眠を取ることができる。
佐倉 光
ほんの10分でも眠るというのは大事だ。
それだけでも随分と頭がすっきりする。
正直もっと寝たいけど。
それだけでも随分と頭がすっきりする。
正直もっと寝たいけど。
KP
エマはあなた達の意図を汲んで、牧志がすっかりステーキを食べ終わり、皿を下げてからあなたが注文したバーガーを持ってきてくれた。
牧志 浩太
牧志はボックス席に身を横たえ、ジャケットを枕代わりにして寝息を立てていた。
佐倉 光
エマが意図を汲んでくれたことに礼を言って食事をしよう。
KP
『助けて頂いていますから。こちらこそ、ありがとうございます』
ノートの白紙のページに、彼女はさらさらと文字を書いた。
ノートの白紙のページに、彼女はさらさらと文字を書いた。
佐倉 光
食べながらエマと少し話すか。
「君どうして協力してんの? 俺達みたいにいきなり拉致られたわけじゃないよね」
「君どうして協力してんの? 俺達みたいにいきなり拉致られたわけじゃないよね」
KP
『私は、ここで暮らしています。ここは私の住む街で、私の両親が愛した街です』
彼女はノートをテーブルに置き、寝入った牧志を起こさないように静かに、さらさらと文字を書く。
『私はこの街を、両親を、友達を元に戻したい』
彼女はノートをテーブルに置き、寝入った牧志を起こさないように静かに、さらさらと文字を書く。
『私はこの街を、両親を、友達を元に戻したい』
佐倉 光
「そりゃあそうか……」
自分が住んでる街が変なことになったら知らん顔ってわけには行かねぇよな。
俺なら……
前は迷わず逃げていただろうけど。
自分が住んでる街が変なことになったら知らん顔ってわけには行かねぇよな。
俺なら……
前は迷わず逃げていただろうけど。
佐倉 光
「俺は悪魔退治のプロだし、そっちの牧志も似たようなものだから、すぐ解決するよ」
KP
『ありがとうございます。それは、心強いですね』
エマは顔色にはっきりと疲れを浮かばせて、それでも柔らかく微笑んだ。
エマは顔色にはっきりと疲れを浮かばせて、それでも柔らかく微笑んだ。
KP
「前は迷わず逃げていただろうけど」が感慨深いなぁ。
KP
彼女が作ってくれたバーガーは、夕食を取りそびれた腹をよく満たしてくれる。
佐倉 光
(眠いのはどうしようもないんだけど、二日くらいの徹夜なら、まあたまにあるしな……)
佐倉 光
「こっち来るときイワクラの水使っとこうと思ったのに、いきなり呼びつけられてそれもできなかったんだけど」
最後のポテトを口に運んでお天気男に文句を言う。
最後のポテトを口に運んでお天気男に文句を言う。
KP
「いやー、昨日眠そうだったんで今日は早めに呼んどこうと思いまして」
全くの裏目である。
全くの裏目である。
佐倉 光
「仮眠くらい取らせろよ。
いい仕事できねぇぞ」
いい仕事できねぇぞ」
KP
「まあまあ。あ、僕は個人で動いて調査に行きます。
今日は同行できないんでそこんところよろしくっす。なんかあったらこれ使ってください」
あなたは彼から、紫色の煙が入った小瓶を渡される。
「非常用で何かあった時だけそれを開けてください。お助けアイテムってやつっすね。
一日一本しか用意できないんで、ここぞって時に開けてくださいね」
あなたに小瓶を渡すと、門番はあなたの不機嫌そうな視線から逃げるように、とっとと出ていってしまった。
今日は同行できないんでそこんところよろしくっす。なんかあったらこれ使ってください」
あなたは彼から、紫色の煙が入った小瓶を渡される。
「非常用で何かあった時だけそれを開けてください。お助けアイテムってやつっすね。
一日一本しか用意できないんで、ここぞって時に開けてくださいね」
あなたに小瓶を渡すと、門番はあなたの不機嫌そうな視線から逃げるように、とっとと出ていってしまった。
佐倉 光
あっ、逃げた。
佐倉 光
この調子だと、終わるまで連日呼びつけられるな。
小瓶をしまって、ため息をついて牧志に声をかけよう。
小瓶をしまって、ため息をついて牧志に声をかけよう。
佐倉 光
「そろそろ行こう」
言いながら軽く揺する。
言いながら軽く揺する。
牧志 浩太
「うぇ、もう朝か……」
牧志は口の端から涎を垂らしつつ、すぐに目を覚ました。
枕代わりにしていたジャケットを羽織り、盛大に寝癖のついた髪を軽く整える。
牧志は口の端から涎を垂らしつつ、すぐに目を覚ました。
枕代わりにしていたジャケットを羽織り、盛大に寝癖のついた髪を軽く整える。
佐倉 光
手足が少しだるいが、動けなくはない。しかしこれくらい忙しい時期なら、まあある。
少し動けばましになるだろう。いけるいける。
牧志に紫色の瓶について共有して街に出ます。
少し動けばましになるだろう。いけるいける。
牧志に紫色の瓶について共有して街に出ます。
KP
ダイナーの外へ出ると、一気に非現実感が襲いかかってくる。
空の真上には奇妙にも太陽が昇っている。日差しの温もりは感じるのだが、空は真っ暗な夜空が広がっていて、ネオンや街灯が闇を照らしていた。
またしても、これが夢であるか現実であるか判断がつかなくなっていく感覚を覚える。
あなた達は今日も、奇妙な街を化け物を探して彷徨うことになる。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
空の真上には奇妙にも太陽が昇っている。日差しの温もりは感じるのだが、空は真っ暗な夜空が広がっていて、ネオンや街灯が闇を照らしていた。
またしても、これが夢であるか現実であるか判断がつかなくなっていく感覚を覚える。
あなた達は今日も、奇妙な街を化け物を探して彷徨うことになる。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》。
牧志 浩太
1d100 69 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→85→失敗
SAN 69 → 68
SAN 69 → 68
佐倉 光
1d100 76 SAN Sasa BOT 1d100→17→成功
KP
牧志が少し頭でも痛そうに額を押さえた。
牧志 浩太
「相変わらずぐちゃぐちゃだな……」
佐倉 光
ぐらぐらする。
いやしかしまだ大丈夫。仕事込みの徹夜ならここまでなら経験あるし。
3日までならコード組んでる時たまにある。平気平気。
目がちらつくような風景は現実とは思えないなという感覚はあるが、むかつくことにリアルだこれは。
いやしかしまだ大丈夫。仕事込みの徹夜ならここまでなら経験あるし。
3日までならコード組んでる時たまにある。平気平気。
目がちらつくような風景は現実とは思えないなという感覚はあるが、むかつくことにリアルだこれは。
KP
睡眠が足りず重い手足と目が腫れたような熱感、頭の奥の気怠い熱が、余計にこれは夢じゃないのかという気分にさせてくる。
それでもこれが現実だと、分かってしまう。
街には猫が溢れ、思い思いに毛繕いをしている。
〈目星〉または〈聞き耳〉で判定。
それでもこれが現実だと、分かってしまう。
街には猫が溢れ、思い思いに毛繕いをしている。
〈目星〉または〈聞き耳〉で判定。
牧志 浩太
1d100 92〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→84→成功
佐倉 光
1d100 80弱体化〈目星〉 Sasa BOT 1d100→57→成功
佐倉 光
「相変わらず猫まみれだ。
ドリームランドで見た猫なんてユキさんだけだけどなぁ。
大体馬鹿でかかったし。ユキさん」
なんでさん付けなんだろう、助けられたからかな。
ドリームランドで見た猫なんてユキさんだけだけどなぁ。
大体馬鹿でかかったし。ユキさん」
なんでさん付けなんだろう、助けられたからかな。
牧志 浩太
「言ってたな。ユキか、俺も会いたかった……、けど。
その大きさでここに出てこられたら、ちょっと困るな」
その大きさでここに出てこられたら、ちょっと困るな」
KP
人々がみなみなおかしくなっていても、繁華街に人が集まるのはあまり変わらないようだった。
繁華街から逸れた通りには、やはり人が少ないのも。
その一角で、あなたは民家の扉が不自然に開け放たれ、女性のものらしい部屋が覗いているのを見た。
繁華街から逸れた通りには、やはり人が少ないのも。
その一角で、あなたは民家の扉が不自然に開け放たれ、女性のものらしい部屋が覗いているのを見た。
牧志 浩太
「!」
牧志が足を止める。
牧志が足を止める。
牧志 浩太
「佐倉さん、あの家から苦しそうな声が聞こえた。
病気かもしれない」
牧志はその、扉が開けられた民家を指し、そちらに急いで足を向ける。
病気かもしれない」
牧志はその、扉が開けられた民家を指し、そちらに急いで足を向ける。
佐倉 光
「ああ、扉も開いてるな……」
そこは救急車に任せても良いんじゃないかという気がしつつも、一応異変は異変かと後を追う。
そこは救急車に任せても良いんじゃないかという気がしつつも、一応異変は異変かと後を追う。
屋内には床でのたうち回る女性がいた。女性は目の前で内側から裂け、干からび、中から雲のような化け物が這い出てきた。
KP
眠さのあまりにいまいち状況を理解しきらないあなたの横で、喉の奥で飲み込むような引きつった声が聞こえた。
牧志 浩太
「あいつ、まだ、いたのか」
牧志 浩太
「まだ、いて」
まだいる。
彼は苦しげに自分の胸を押さえる。背中に手を伸ばし、掻きむしる。
まだいる、まだいる、まだいる。
背筋からそれを抉り出そうとして爪を立てる。
まだいる。
彼は苦しげに自分の胸を押さえる。背中に手を伸ばし、掻きむしる。
まだいる、まだいる、まだいる。
背筋からそれを抉り出そうとして爪を立てる。
佐倉 光
「お、おい、何」
隣で異様なことが起き始めたことでぶっとびかけた理性が戻ってきた。
これはまずい。何だか分からないけどまずい。
牧志の目が世界を見てない。
隣で異様なことが起き始めたことでぶっとびかけた理性が戻ってきた。
これはまずい。何だか分からないけどまずい。
牧志の目が世界を見てない。
佐倉 光
「いない、お前の中にはいない! いるのは目の前だ、しっかりしろ」
KP
〈精神分析〉を試みてOKです。どうぞ。
佐倉 光
うーん。とりあえず素で!
1d100 25〈精神分析〉! Sasa BOT 1d100→24→成功
1d100 25〈精神分析〉! Sasa BOT 1d100→24→成功
佐倉 光
いけたわ。
KP
おおー!
佐倉 光
牧志の目をのぞき込んで必死に訴えた。
世界が滅びるって日にも多分こんな事があった。
世界が滅びるって日にも多分こんな事があった。
牧志 浩太
「い、ない?」
牧志の喉が震えた。
自分の中を彷徨う彼の眼が、不意にあなたの存在を捉えた。
牧志の喉が震えた。
自分の中を彷徨う彼の眼が、不意にあなたの存在を捉えた。
牧志 浩太
「いない、のか?」
彼の手が自分の胸を辿り、そこに異様な鼓動がないことを確かめる。
数度、大きく呼吸する。
あなたの手を取り、脈に触れようとする。
彼の手が自分の胸を辿り、そこに異様な鼓動がないことを確かめる。
数度、大きく呼吸する。
あなたの手を取り、脈に触れようとする。
佐倉 光
「そうだ、ゆっくり呼吸しろ、あんま余裕ねぇけどな!」
痛ましい蜘蛛のような存在を警戒しつつ、彼が戻ってきたことに安堵の息をつく。
痛ましい蜘蛛のような存在を警戒しつつ、彼が戻ってきたことに安堵の息をつく。
佐倉 光
「本当にいるかどうかは後で落ち着いて考えろ。今考えるべき事じゃない」
取り乱しているのだとちゃんと言って聞かせるのは後だ。今は目の前に危険な化け物がいる!
取り乱しているのだとちゃんと言って聞かせるのは後だ。今は目の前に危険な化け物がいる!
牧志 浩太
「あ……、ああ、そうだ、目の前に。佐倉さん、ごめん」
彼はあなたの手を取って大きく息を吸って、吐き、ようやく目の前の「それ」と向き合った。
彼はあなたの手を取って大きく息を吸って、吐き、ようやく目の前の「それ」と向き合った。
KP
その時にはもう間近まで「それ」が迫っていた。あなたは思わず身構えるかもしれない。鏡を構えるかもしれない。
しかしあなたが動く前に、「それ」は、耳をつんざくような絶叫を上げた。
生命を搾り出すような絶叫のあと、…… それは……、彼女は、動かなくなってしまった。
そこにはもう命の気配はなかった。
背中を裂かれ、衰え息絶えた、異形に変じかけた人間の死体があるばかりだった。
【アイデア】及び、〈目星〉+30%>で判定。別情報。
しかしあなたが動く前に、「それ」は、耳をつんざくような絶叫を上げた。
生命を搾り出すような絶叫のあと、…… それは……、彼女は、動かなくなってしまった。
そこにはもう命の気配はなかった。
背中を裂かれ、衰え息絶えた、異形に変じかけた人間の死体があるばかりだった。
【アイデア】及び、〈目星〉+30%>で判定。別情報。
佐倉 光
1d100 80 【アイデア】
Sasa BOT 1d100→34→成功
Sasa BOT 1d100→34→成功
佐倉 光
1d100 99 〈目星〉 Sasa BOT 1d100→96→致命的失敗(ファンブル)
佐倉 光
ウェア
これ食事したときのお助けを使うべき場面?w
これ食事したときのお助けを使うべき場面?w
KP
おおっと
まあ牧志も振るので
まあ牧志も振るので
牧志 浩太
1d100 99 〈めぼし〉 Sasa BOT 1d100→48→成功
KP
あなたは室内の様子を見て違和感を……いや、ある意味、そこに違和感はなかった。
室内がひどく荒らされている。
明らかに部屋の主であった女性とは異なる、男性とおぼしき何者かの足跡がある。
その男性らしき何者かと、女性が争った跡がある。
その中に無惨にも背を裂かれて倒れ伏す女性の姿は、まるで餓死したかのように干からびていることと、蜘蛛のように手足が長く伸びていることを除けば、違和感はなかった。
室内がひどく荒らされている。
明らかに部屋の主であった女性とは異なる、男性とおぼしき何者かの足跡がある。
その男性らしき何者かと、女性が争った跡がある。
その中に無惨にも背を裂かれて倒れ伏す女性の姿は、まるで餓死したかのように干からびていることと、蜘蛛のように手足が長く伸びていることを除けば、違和感はなかった。
佐倉 光
どういう状況なんだ、これは?
この男の足跡は何か関係があるのか?
この女、化け物、どうしていきなり死んだ?
この男の足跡は何か関係があるのか?
この女、化け物、どうしていきなり死んだ?
KP
あなたはその中に、気にかかるものを見つけたような気がして一歩踏み出し……。
あっ……。
地面にこぼれた女性の血を踏んでしまった。
あなたに被害はないが靴底が不審だ。
あっ……。
地面にこぼれた女性の血を踏んでしまった。
あなたに被害はないが靴底が不審だ。
佐倉 光
状況把握のために踏み込み、うっかり血を踏んでしまった。
KP
牧志は女性だったものに近寄ろうとして、あなたが血を踏んだ姿を見て躊躇った。
その場から屈み込んで視線を合わせ、干からびた女性にまだ生命の兆候がないか探ろうとして…… 何かに気づいたのか、彼女の骨が浮いた首のあたりを見た。
その場から屈み込んで視線を合わせ、干からびた女性にまだ生命の兆候がないか探ろうとして…… 何かに気づいたのか、彼女の骨が浮いた首のあたりを見た。
佐倉 光
「なんだ、何か見つけた?」
靴底は気になるが、この状況で踏まずに行くのは無理だ。
これ以上進むのはやめ、牧志の目に何か見えたか訊いてみる。
靴底は気になるが、この状況で踏まずに行くのは無理だ。
これ以上進むのはやめ、牧志の目に何か見えたか訊いてみる。
牧志 浩太
「ああ……、ここなんだけど、注射針みたいな痕があるんだ」
KP
浮かない顔で、牧志は女性の首筋を指した。
虫が刺した痕にしては大きく、僅かに皮膚が引き攣れている、赤い痕。そこを中心に膨らみと内出血の痕跡を残したその痕は、確かに何かを針で注入されたような痕にも見えた。
虫が刺した痕にしては大きく、僅かに皮膚が引き攣れている、赤い痕。そこを中心に膨らみと内出血の痕跡を残したその痕は、確かに何かを針で注入されたような痕にも見えた。
佐倉 光
「それじゃこれ、元は人間……」
何かが胃の奥で蠢いたような心地がして、げふ、と空気の塊を吐く。
何かが胃の奥で蠢いたような心地がして、げふ、と空気の塊を吐く。
佐倉 光
「人間を無理矢理化け物に変えた奴がいるってことか」
男の足跡追える?
男の足跡追える?
牧志 浩太
「そう……、いうことになる。人がやったのか、化け物がやったのか、分からないけど。
……半分、夢みたいな気がしてたんだ。でも、それじゃ済まないんだな」
……半分、夢みたいな気がしてたんだ。でも、それじゃ済まないんだな」
KP
男の足跡を追うなら、家の少し外あたりまでは追えるが、そこからどこへ向かったのかは分からなくなってしまっている。
佐倉 光
そういえばさっきの〈精神分析〉って正気度回復入ります?
KP
あ、そうだ。処理忘れてて失礼しました。回復します。
1d3ですね。ロールしてください。
1d3ですね。ロールしてください。
佐倉 光
1d3 Sasa BOT 1d3→1
自分も動揺していたためかあまり効かなかったかな!
自分も動揺していたためかあまり効かなかったかな!
牧志 浩太
SAN 63 → 64
かもしれない。でも助かる。
かもしれない。でも助かる。
佐倉 光
家のなかにそれ異常手がかりがないようなら周囲の聞き込みに行こう。
注射器みたいなの持った危ない奴見ませんでしたか。
うーん。平常時でも安定のやべーやつだよそれは。
注射器みたいなの持った危ない奴見ませんでしたか。
うーん。平常時でも安定のやべーやつだよそれは。
KP
あ、靴底に血のついた靴はどうします? そのまま履いてく?
佐倉 光
そのへんにこすっても落ちない?
KP
そんなにしたたかに踏みつけたわけではないので、一応こすれば落ちる。
佐倉 光
じやあその辺の床にゴシゴシして落ちるだけ落としておこう。
気持ち悪いし滑っても嫌だしね。
さすがにそれくらいで靴を脱いで行きはしないが。
気持ち悪いし滑っても嫌だしね。
さすがにそれくらいで靴を脱いで行きはしないが。
佐倉 光
「やべーな。ここ一応現実の町なんだよな」
牧志 浩太
「そのはず。俺も、風景見てると変な世界に飛ばされたような気しかしないけどさ」
牧志は家の番地表示を確認し、日記帳に控えていた。
牧志は家の番地表示を確認し、日記帳に控えていた。
佐倉 光
「感覚的に異界になってる。
血のついた靴で歩き回るの、普通に職質案件だよな」
血のついた靴で歩き回るの、普通に職質案件だよな」
牧志 浩太
「職質は、大丈夫かもな。あの調子だし」
牧志が視線で指す向こうでパトカーが半分馬車になり、犬の格好をした警察官が猫に聞き込みをしようとしていた。
牧志が視線で指す向こうでパトカーが半分馬車になり、犬の格好をした警察官が猫に聞き込みをしようとしていた。
佐倉 光
「なんだありゃ……」
それでも面倒なことになったら嫌だから近寄らないでおこう。
他に話聞けそうな人はいるかな?
それでも面倒なことになったら嫌だから近寄らないでおこう。
他に話聞けそうな人はいるかな?
KP
あなた達は話を聞けそうな相手を探し、街中を歩く。時々なんとか話を聞ける相手はいたが、注射器を持った怪しい男や、化け物の目撃証言はなかった。
佐倉 光
街は広いんだ。この調子で探してちゃあ、時間がいくらあったって足りない。
ちょっとくじけそうだ。
ちょっとくじけそうだ。
KP
そうこうしていると、気づけば坂の上まで来ていた。公園から楽しそうにはしゃぐ子供たちの声が聞こえてくる。
巨大な蔦が絡みついたジャングルジムの上でヒーローごっこをして遊ぶ子供たちは、辺りの大人達に比べれば普通に見える。
「くらえぇええい! 必殺チクワブソード!」
「なんの! 生姜醤油ビームだ!」
巨大な蔦が絡みついたジャングルジムの上でヒーローごっこをして遊ぶ子供たちは、辺りの大人達に比べれば普通に見える。
「くらえぇええい! 必殺チクワブソード!」
「なんの! 生姜醤油ビームだ!」
佐倉 光
物騒な武器持ってたり、ツタに棘があったりはしない?
KP
幸い、持ってるのは風船でできたおでんだ。ツタにも危なそうな要素はない。
坂の上から街を見渡すと、もうここで暫く仮眠しちゃおうか…… という気分にもなってくる。
ちょっとくじけそうになっているあなたを見かけて、子供たちがわらわらとこちらに寄ってくる。
「話の通じそうな大人はっけーん」
「はっけーん!」
「なぁなぁ一緒に遊ぼうー」
坂の上から街を見渡すと、もうここで暫く仮眠しちゃおうか…… という気分にもなってくる。
ちょっとくじけそうになっているあなたを見かけて、子供たちがわらわらとこちらに寄ってくる。
「話の通じそうな大人はっけーん」
「はっけーん!」
「なぁなぁ一緒に遊ぼうー」
佐倉 光
「悪いなおにーさんこう見えて忙しいんだ。
悪魔退治しないといけないからさー。
つかやっぱ話通じない人増えてんの?」
正直遊ぶくらいなら寝たいよ。
悪魔退治しないといけないからさー。
つかやっぱ話通じない人増えてんの?」
正直遊ぶくらいなら寝たいよ。
KP
「ちぇー。大人みんなはなしつーじなくなっちゃったよ。だから俺達で遊んでんの。酢醤油vsカラシ編もやりきっちゃったし、いい加減マンネリでさー」
牧志 浩太
「なんだか独特なヒーローだな」
KP
「悪魔退治? お兄さん達もヒーローごっこやってんの?」
佐倉 光
「ごっこじゃねぇよ……」
佐倉 光
「君らいきなり化け物になっちゃう人とかリアルで見たことある?
俺達そういうの探してんだ」
子供は暢気でいいなぁ。
シローもこんな風に遊べれば随分気晴らしになるだろうにな。なんて思った。
俺達そういうの探してんだ」
子供は暢気でいいなぁ。
シローもこんな風に遊べれば随分気晴らしになるだろうにな。なんて思った。
KP
「なーい」
「なーい」
「そうだ! なぁなぁ、バトルかくれんぼするから見てて」
子供達はあなた達に何かの役割を勝手に押しつけて散開してしまった。
【CON】×3で判定。
「なーい」
「そうだ! なぁなぁ、バトルかくれんぼするから見てて」
子供達はあなた達に何かの役割を勝手に押しつけて散開してしまった。
【CON】×3で判定。
佐倉 光
1D100 10 【CON】 無茶言うな。 Sasa BOT 1D100→100→致命的失敗(ファンブル)
やる気ねぇ……
やる気ねぇ……
KP
眠い。大層眠い。
何かの役割を押し付けられたことだし、これ幸いと仮眠を取ってしまうのはどうだろうか。
こんな長丁場なら間に仮眠くらいとるべきではないだろうか。いや、とるべきだ。とらいでか。
あなたはもう仮眠のことしか考えられない。
何かの役割を押し付けられたことだし、これ幸いと仮眠を取ってしまうのはどうだろうか。
こんな長丁場なら間に仮眠くらいとるべきではないだろうか。いや、とるべきだ。とらいでか。
あなたはもう仮眠のことしか考えられない。
佐倉 光
ジャングルジムに寄りかかって寝る。スヤァ
牧志 浩太
1d100 31 Sasa BOT 1d100→38→失敗
「ふぁ、眠……」
公園の風景が辛うじて長閑であるためか(相変わらずおかしい風景ではあるが)牧志も欠伸をはじめた。
「ふぁ、眠……」
公園の風景が辛うじて長閑であるためか(相変わらずおかしい風景ではあるが)牧志も欠伸をはじめた。
牧志 浩太
「佐倉さん、交代で……」
辛うじて牧志のそんな声が耳に届いた。
辛うじて牧志のそんな声が耳に届いた。
佐倉 光
こんな事してる場合じゃないのに……
いや睡眠時間もくれないで最悪のタイミングでコキ使おうとしてくるあいつが悪い。
……いや、こんな時に襲われたらどうす……
…………
いや睡眠時間もくれないで最悪のタイミングでコキ使おうとしてくるあいつが悪い。
……いや、こんな時に襲われたらどうす……
…………
KP
パパパパパパァン!
派手な音であなたは起こされた。
派手な音であなたは起こされた。
牧志 浩太
「っうわ!?」
すわ襲撃か、と飛び起きれば、子供達が爆竹を手にニヤニヤしている。
「起きたー」
「寝てたー」
すわ襲撃か、と飛び起きれば、子供達が爆竹を手にニヤニヤしている。
「起きたー」
「寝てたー」
佐倉 光
「怪人役かぁァァ!? 上等だおらー!」
もうヤケクソである。
がばっと立ち上がると、寝起きの不機嫌に任せて子供を追い回す。
もうヤケクソである。
がばっと立ち上がると、寝起きの不機嫌に任せて子供を追い回す。
KP
「きゃー!」
「怒ったー!」
「でかーい!」
子供達は楽しそうに逃げ回る。
【DEX】×5で判定。
「怒ったー!」
「でかーい!」
子供達は楽しそうに逃げ回る。
【DEX】×5で判定。
佐倉 光
1D100 40 【DEX】×5 Sasa BOT 1D100→24→成功
KP
あなたは不機嫌の力で子供達に追いついた!
子供達はするりとあなたの手を抜け出し、楽しそうに逃げ回る。一通り追いかけ回して、眠いというのに走りすぎて視界がくらくらしてくる。
「ありがとー!」
「ありがとうお兄さん!」
子供たちが集まってきて、あなたにお茶缶を1本、牧志に爆竹を1本くれた。勝手なもんである。
子供達はするりとあなたの手を抜け出し、楽しそうに逃げ回る。一通り追いかけ回して、眠いというのに走りすぎて視界がくらくらしてくる。
「ありがとー!」
「ありがとうお兄さん!」
子供たちが集まってきて、あなたにお茶缶を1本、牧志に爆竹を1本くれた。勝手なもんである。
佐倉 光
「おー。なんか変なやつ見つけたら逃げろよマジヤベーから」
疲れた。
へろへろと手を振る。
お茶缶はどんなやつ?
疲れた。
へろへろと手を振る。
お茶缶はどんなやつ?
KP
「あなたのお茶」と書いてある普通の安いお茶缶だ。
佐倉 光
「あなたのお茶」か。聞いたことあるな。
開けて中身確認しよ。
開けて中身確認しよ。
KP
少し水っぽい味の緑茶だ。普通。
牧志 浩太
「爆竹とマッチもらった……。
持ってたものとりあえずくれたって感じだな」
持ってたものとりあえずくれたって感じだな」
KP
「あれぇ? タケシくんどこ?」
「あいつまだ隠れてんの?」
「遅くない?」
あなたがお茶缶を開けていると、子供たちがそわそわと辺りを見回し始める。
「あいつまだ隠れてんの?」
「遅くない?」
あなたがお茶缶を開けていると、子供たちがそわそわと辺りを見回し始める。
佐倉 光
「なんだ、誰か足りないの?」
お茶飲みつつ。
お茶飲みつつ。
KP
「うん、タケシが帰ってきてなくて」
牧志 浩太
「……一応こんな状況だし、ちょっと心配だな。見てくるよ」
牧志が立ち上がる。
牧志が立ち上がる。
佐倉 光
「そうだな、探してくるか。
どんな格好してるんだ?」
着てる服とか髪型とか聞いとこう。
どんな格好してるんだ?」
着てる服とか髪型とか聞いとこう。
KP
「あのね、こういう丸い髪型してて、『肉まんのたれ』って書いた黄色いTシャツ着てるの」
牧志 浩太
「独特なシャツだな。でも分かりやすそうだ」
佐倉 光
「肉まんにタレってつけるか? いやどうでもいいなそれは。
大体どの辺にいそうかとか分かる?」
大体どの辺にいそうかとか分かる?」
KP
公園はあまり広くない。真ん中に築山があり、この辺にいないとすれば築山の裏側だろう。
佐倉 光
牧志と裏側行ってみるか。
タケシは飽きて帰ったのかも知れないし寝てるのかも知れないけど。
タケシは飽きて帰ったのかも知れないし寝てるのかも知れないけど。
KP
二人で築山の裏側へ向かうと、そこには何だか独特な遊具があった。
銅色の金属でできた、人が一人入れそうなくらいの牡牛だ。側面には中に入れそうな扉がついていて、もしかするとタケシはこの中に隠れているのだろうか。
……牡牛の下に、何か薪のようにして木が積んである。
あなたはこれが何か知っていてもいいし、いなくてもいい。
銅色の金属でできた、人が一人入れそうなくらいの牡牛だ。側面には中に入れそうな扉がついていて、もしかするとタケシはこの中に隠れているのだろうか。
……牡牛の下に、何か薪のようにして木が積んである。
あなたはこれが何か知っていてもいいし、いなくてもいい。
果てしなくKPのハンドルネームに近しい物だけど……
KP
これ、シナリオに元々あるのでKPとは何ら関係がありません
佐倉 光
うーん。〈オカルト〉振ってみます。
悪魔の知識と関係……それほど深くはないような気がするし
悪魔の知識と関係……それほど深くはないような気がするし
KP
OK。振るなら〈オカルト〉または【知識】/2
佐倉 光
1d100 70 ファ○リスの雄牛って知ってる? Sasa BOT 1d100→84→失敗
牧志 浩太
1d100 39 〈オカルト〉 牧志も振ろ Sasa BOT 1d100→92→失敗
佐倉 光
しらんかった。
まあそれにしてもどう使うかは想像はつくよね。
まあそれにしてもどう使うかは想像はつくよね。
KP
あなた達はそれが何か知らないが、金属製の本体と、下に置いてある薪…… ……この中に子供がいるとしたら、嫌な予感がすることだろう。
佐倉 光
薪を蹴ってどけて、雄牛にノックしたい。
佐倉 光
「何だよこれ。物騒だな」
KP
あなたがそれに近づこうとした、次の瞬間だった。
牡牛の下に積んであった薪が、ひとりでに轟々と燃え上がった。
牡牛を燃え上がる火が包んだ。中で小さなものが暴れる音がする。助けを乞う悲鳴が、唯一穴が空いている鼻の部分から牡牛の慟哭のように響いて漏れ出てくる。
牡牛の下に積んであった薪が、ひとりでに轟々と燃え上がった。
牡牛を燃え上がる火が包んだ。中で小さなものが暴れる音がする。助けを乞う悲鳴が、唯一穴が空いている鼻の部分から牡牛の慟哭のように響いて漏れ出てくる。
佐倉 光
えぇぇぇ
佐倉 光
近づいて薪の火を蹴ったり上着バサバサやって消せないかやってみる。
あ、さっきもらった茶……じゃあ足りないよな!
雄牛を倒すのはできるかなぁー
あ、さっきもらった茶……じゃあ足りないよな!
雄牛を倒すのはできるかなぁー
牧志 浩太
「くそっ!」
KP
あなた達が牡牛に近寄ろうとすると、あなた達の目前に奇妙な蠢く影が複数現れて道を阻む。
それは目の無いヒキガエルのような風貌をしていた。人間よりも大きな体のそれは、牡牛の中で苦しむ子供の絶叫を聞いてニタニタと悍ましい笑みを浮かべた。
ぎとぎとの脂っぽい皮膚が夜空に浮かぶ太陽の光を気味悪く反射している。
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D4》。
それは目の無いヒキガエルのような風貌をしていた。人間よりも大きな体のそれは、牡牛の中で苦しむ子供の絶叫を聞いてニタニタと悍ましい笑みを浮かべた。
ぎとぎとの脂っぽい皮膚が夜空に浮かぶ太陽の光を気味悪く反射している。
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1D4》。
牧志 浩太
1d100 64 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→24→成功
SAN 64 → 63
SAN 64 → 63
佐倉 光
1d100 71 SAN
Sasa BOT 1d100→95→失敗
1d4 Sasa BOT 1d4→2
SAN 71→69
Sasa BOT 1d100→95→失敗
1d4 Sasa BOT 1d4→2
SAN 71→69
佐倉 光
「そこどけ!」
左腕に指を滑らせ、召喚を行おうとする。
左腕に指を滑らせ、召喚を行おうとする。
KP
あなたが悪魔を喚ぶよりも先に、化け物の一体が素早く牧志に飛び掛かった。
牧志 浩太
「ぎゃっ……!?」
KP
頭を打ったのだろうか、微かな悲鳴と共に彼の身体が脱力する。
化け物は牧志を掴み上げ、坂を駆け下りてどこかへと連れ去っていく。
化け物は牧志を掴み上げ、坂を駆け下りてどこかへと連れ去っていく。
佐倉 光
「牧志ーーー!」
一瞬、迷ってしまう。
今目の前で死にかけている子供か?
危機に瀕した相棒か?
子供の優先度が若干高い。
しかし、しかし……!
一瞬、迷ってしまう。
今目の前で死にかけている子供か?
危機に瀕した相棒か?
子供の優先度が若干高い。
しかし、しかし……!
KP
あなたが召喚術式を走らせようとしたとき、目の前に赤い髪の影が割り込んだ。
佐倉 光
目の前に入り込んだ何者かに目をみはる。
緋寒
「ここはオレに任せな!」
それは、あなたによく似た顔立ちの青年だった。
よく日焼けした身体は、あなたよりも二回りほど大きかった。
それは、あなたによく似た顔立ちの青年だった。
よく日焼けした身体は、あなたよりも二回りほど大きかった。
KP
あなたはその姿を知っていた。
あの夕暮れに別れたはずの彼だった。
緋寒。
彼は化け物をものともせずに大きな牡牛を持ち上げ、火の傍から移動させる。
あの夕暮れに別れたはずの彼だった。
緋寒。
彼は化け物をものともせずに大きな牡牛を持ち上げ、火の傍から移動させる。
緋寒
「おー、熱ち。火は困るわ」
佐倉 光
「緋寒!?」
どうして、などと言っている場合ではない。
疑問に埋め尽くされながらも、軽々と雄牛を持ち上げる姿にこの場を託すことに決めた。
どうして、などと言っている場合ではない。
疑問に埋め尽くされながらも、軽々と雄牛を持ち上げる姿にこの場を託すことに決めた。
佐倉 光
「頼む!」
連れ去られた牧志を追う。
連れ去られた牧志を追う。
佐倉 光
行動これで合ってるのだろうか。
ここで緋寒かー!
これは頼もしすぎる。
ここで緋寒かー!
これは頼もしすぎる。
KP
残りの化け物が、あなたの行く手を阻もうとする。
佐倉 光
追おうとしたその先を化け物どもに塞がれ、今度こそ戦うしかないのかと召喚術式を走らせる。
牧志は気絶させられていた。抵抗できない状態で何をされるか分からない!
気ばかりが焦る。
牧志は気絶させられていた。抵抗できない状態で何をされるか分からない!
気ばかりが焦る。
KP
しかし、そこにもうひとりの人影が進み出た。
深山
「お願い。ここは退いてくれないかな?」
化け物に向かって神々しささえ感じさせる微笑みを向け、そう呼びかけるのは、青い髪の青年。
深山。
あなたとよく似た顔立ちと体格の彼は、火で生じた風に髪を靡かせて、その場の空気を支配した。
化け物に向かって神々しささえ感じさせる微笑みを向け、そう呼びかけるのは、青い髪の青年。
深山。
あなたとよく似た顔立ちと体格の彼は、火で生じた風に髪を靡かせて、その場の空気を支配した。
深山
「こいつらはボクが対処する。もう一人の彼を追いかけてあげて」
佐倉 光
「深山まで……!」
もういないはずの二人の助力は嬉しく、頼もしかった。
きっと深山がぎりぎりで何とかしたんだ。
研究所に何も遺っていないように見えたのは、二人が立ち去った後だったからだ!
生きていた! 二人とも生きていた!
もういないはずの二人の助力は嬉しく、頼もしかった。
きっと深山がぎりぎりで何とかしたんだ。
研究所に何も遺っていないように見えたのは、二人が立ち去った後だったからだ!
生きていた! 二人とも生きていた!
佐倉 光
「ありがとう! 後で話聞かせろよなっ!」
声をかけて牧志を追う。
声をかけて牧志を追う。
KP
あなたは飛び出す。
彼らが何か返したような気がしたが、化け物の悲鳴やら何やらに紛れてよく聞こえなかった。
彼らが何か返したような気がしたが、化け物の悲鳴やら何やらに紛れてよく聞こえなかった。
緋寒&深山……とある事件で出逢って別れた二人。超人的な力を持つ。今はもういないはずなのだが……
佐倉 光
あいつらがいてくれるなら今回の事件もだいぶ楽に片付きそうだ。
それに何より、また会えたのが驚くほどに嬉しい。
俺の記憶を持っている面倒な邪魔な存在の筈なのに不思議だ。
万の味方を得た心地で化け物を追跡しよう。
それに何より、また会えたのが驚くほどに嬉しい。
俺の記憶を持っている面倒な邪魔な存在の筈なのに不思議だ。
万の味方を得た心地で化け物を追跡しよう。
KP
化け物は建物の間を軽やかに跳んでいく。
心強い気持ちがあなたの背を押したが、それでも到底追いつけない。次第に息も切れてくる。化け物との距離が離れていく。
どうしたものかと辺りを見回せば、あなたは偶然ベンチに立てかけられていたスケートボードに気づく。
坂の上の公園から、化け物は坂の下に向かって飛び跳ねるように進んでいる。
そうだ、これを使って追いかけるしかない!
え、本当に? 本当に??
※なんとスケートボードでチェイスすることになります。
アクション映画的にノリで飛び出せるので、細かいことは考えなくてオッケー!
が、他に何か面白いチェイス案があればそれでもかまいません。
心強い気持ちがあなたの背を押したが、それでも到底追いつけない。次第に息も切れてくる。化け物との距離が離れていく。
どうしたものかと辺りを見回せば、あなたは偶然ベンチに立てかけられていたスケートボードに気づく。
坂の上の公園から、化け物は坂の下に向かって飛び跳ねるように進んでいる。
そうだ、これを使って追いかけるしかない!
え、本当に? 本当に??
※なんとスケートボードでチェイスすることになります。
アクション映画的にノリで飛び出せるので、細かいことは考えなくてオッケー!
が、他に何か面白いチェイス案があればそれでもかまいません。
佐倉 光
ここはやはりスケボーで充分無茶なんだからクラウドウォーカーで行きたいですかね!
佐倉はもともと女神転生TRPGのキャラクターだが、そのシリーズの続きとして始まったCoCペルソナの面々が『クラウドウォーカー』という道具に乗っている。
ネチリウム単ゼロ電池使用のオーバードライブ磁気モーター式スケート。地面、壁、あらゆるところを走破可能なアイテムである。
ネチリウム単ゼロ電池使用のオーバードライブ磁気モーター式スケート。地面、壁、あらゆるところを走破可能なアイテムである。
KP
なるほどそれだ!
佐倉 光
駄目だ、こんなのじゃあ間に合わない!
折角二人が助けてくれたっていうのに!
俺が空飛べる悪魔でも喚べれば……
絶望的な気分だ。
折角二人が助けてくれたっていうのに!
俺が空飛べる悪魔でも喚べれば……
絶望的な気分だ。
KP
いやいや無茶だろ他に何かないのか。そう辺りを見回したあなたは見つけてしまう。
その横に脱ぎ捨てられたままの、一部界隈で噂のスケートシューズを。
曰く明らかヤバイ速度が出るらしい。曰く雲の上でも突っ走れるらしい。
あれならイケるんではないか。
イケる? 本当に?
だが、細かいことを考えている時間はもはや無い。
幸い、サイズも合いそうだ。
その横に脱ぎ捨てられたままの、一部界隈で噂のスケートシューズを。
曰く明らかヤバイ速度が出るらしい。曰く雲の上でも突っ走れるらしい。
あれならイケるんではないか。
イケる? 本当に?
だが、細かいことを考えている時間はもはや無い。
幸い、サイズも合いそうだ。
佐倉 光
思わず手に取っていた。
履けるサイズだ。
履けるサイズだ。
佐倉 光
乗ったこともないのにこんなの操れるはずがない。
そんな正気は焦りと寝不足で吹き飛んでいた。
やらないよりはやった方が良いんじゃないのか。
よく知らないけど、乗ってる奴らは軽々と扱ってるし、意外と簡単なのかも知れないぞ。
これさえ使えればいっきに距離が詰められる!
そんな正気は焦りと寝不足で吹き飛んでいた。
やらないよりはやった方が良いんじゃないのか。
よく知らないけど、乗ってる奴らは軽々と扱ってるし、意外と簡単なのかも知れないぞ。
これさえ使えればいっきに距離が詰められる!
佐倉 光
クラウドウォーカーを履く。操作方法なら……何となく分かるぞ。スイッチを入れて、出力段階をセットして……
イケるイケる!
イケるイケる!
佐倉 光
なるべく前屈みになってバランスを取りつつ地面を蹴って……進む!
KP
体重を前に掛けると、一気に加速する。
高まる鼓動と溢れるアドレナリンに任せ、あなたは飛び出した。
高まる鼓動と溢れるアドレナリンに任せ、あなたは飛び出した。
コメント By.佐倉 光
でたらめな世界にでたらめな出来事ばかり。
それなら失われたものだって戻ってくるかもしれない。
でたらめな世界にでたらめな出来事ばかり。
それなら失われたものだって戻ってくるかもしれない。
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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