こちらには
『7匹のもちもち神話
のネタバレがあります。
本編見る!
モチモチ佐倉
「むむむ」
KP
車のダッシュボードの上で、チビモチ佐倉がコロコロ転がっていた。
視界が広くて楽しいのだろうか。
佐倉 光
「牧志、大体の位置が掴めた。
俺の行動パターンをなぞるなら大体このへんにいると思う。
今は地面を歩いているな」
KP
スマホの上でアタマ佐倉が言った。
牧志 浩太
「ありがとう、佐倉さん。
よし、行こう」
古島
「出発ー」
古島はモチ佐倉さんと一緒にダッシュボードの上に乗り、転がらないように手を繋ぐ。

転がられると危ないが、座席の上では何も見えなくて退屈だろう、と思った結果らしい。
牧志 浩太
地図を確認して、車を発進させる。
問題の場所に向かう。
モチモチ佐倉
「む~♪」
KP
楽しそうだ。

KP
道路を走っていると。
佐倉 光
「あっ、いたっ! あれだ!」
KP
佐倉が叫んだ。指さす方を見れば道を何か小動物が走ってゆく。
車を運転している状況ではよく見えない!
牧志 浩太
「えっ!?」
驚いてそちらに視線をやりかけるが、堪える。
安全運転、安全運転だ! 佐倉さんが見ててくれるはず!

すーはーすーはーと息を整えながら、車をその辺に停める。
駐車場があればそこへ入れ、なければ路上駐車だ。
KP
こんな時こそ【幸運】振ってみよう!
牧志 浩太
1d100 60【幸運】 Sasa 1d100→ 94→失敗
KP
Ouch!
牧志 浩太
おおっと!
KP
駐車場がない! 路駐するしかない!
佐倉 光
「くそっ、一応目測通りのルートだけど、思ってたより動きが速い!」
牧志 浩太
「くそっ!」
罰金はこの際必要経費だ! 躊躇いなく路駐して車を降りる。
モチ佐倉さんと古島さん(見張り)を車に残し、佐倉さんをポケットに入れた状態で何かが走っていった道を追う!
佐倉 光
「そっちの通りに入っていった。
俺のいつもの動きなら、えーっと、このへんで高台に登る。
あの辺のビルの外階段とか怪しい。
監視カメラなるべく避けるルートを行くはずだから、突っ切れば追いつけると思う!」
牧志 浩太
「分かった!」カメラを構わず突っ切り、外階段を目指す!
KP
外階段の入り口にたどり着くと、少し上あたりをモチモチと登って行く小さな影が見えた。
佐倉 光
「きっとあれだ!」
牧志 浩太
こちらが来た事はバレているだろう。窓から飛び降りて無傷だったような相手、しかも小さい。
こちらの速度より、あちらの速度は遅いだろうか?
遅いなら、近づいた所で走るのをやめて足を緩め、大きな音を立てないように、歩いて近づく。
前と同じ事態に遭うわけにはいかない。
KP
さすがにリーチの差があるからか距離はどんどん詰まって行く。
モチモチ佐倉
「クソッ」
KP
上から小さな声が聞こえた。
……聞こえたからって逃げる速度が速くなったりルートを変えるということはなさそうだが。
屋上にたどり着くと、モチモチ佐倉がうろうろしている。背中にスマホを背負っていた。
牧志 浩太
まさか屋上から飛び降りるなんてことは……、いや、想定しておこう。
何があるか分からない。
牧志 浩太
「連絡をくれたの、君だよな?
鬼ごっこは終わりだ、一緒に帰ろうよ。もう一人も待ってる」
呼びかけながらゆっくり近寄る。
……穏やかに笑いながら近寄るはずが、なんだか苦笑いになってしまった。
モチモチ佐倉
「クソッ」
KP
モチモチ佐倉はあなたを見て、スマホを両手で掲げた。
モチモチ佐倉
「クソッ」
KP
……
佐倉 光
「持て、って言ってるみたいだな。さっきの奴といい、喋れないのはともかくそれ鳴き声なのかよ」
牧志 浩太
「スマホ? ……伝えたいことがあるのか?」
彼を取り押さえてポケットに入れてから、スマホを受け取る。
KP
ポケットに入れようとするなら抵抗する。【DEX】勝負だ!
10との対抗。よって45%かな。
モチ佐倉の意図を知りたければ〈心理学〉だ。
牧志 浩太
では、無理に入れようとするのはやめて、スマホを見る。
KP
スマホはカメラモードになっている。
モチモチ佐倉
「クソッ」
モチモチ佐倉はそのままスマホをその場に置くと、またうろうろし始めた。
KP
このモチモチ佐倉の意図は伝わるのか!?
牧志 浩太
この状況でシリアスな牧志&佐倉さんとモチモチ佐倉さんのギャップ
KP
モチモチ佐倉さんだってしんけんにやってるんですよ!
牧志 浩太
果たしてモチモチ佐倉さんの意図と状態とは!
牧志 浩太
カメラモード?
スマホのカメラを通してモチモチ佐倉さんを見てみる。
KP
あなたがスマホを通してモチモチ佐倉を見ると。
しゅたっ、とモチモチ佐倉はポーズをとった。
が、後ろを見てすぐに不満そうに
モチモチ佐倉
「クソッ」
KP
と呟いて、ウロウロし始める。
牧志 浩太
「違うのか、ごめん」
牧志 浩太
後ろ? モチ佐倉さんの背中を見てみる。
背中に何かあり、それを撮影してほしいということだろうか?
そこに何かあるだろうか?
牧志 浩太
それで気になるものがなければ、彼の様子をじっと観察して、意図を探ろうとする。
〈心理学〉77を振ります)
KP
背後には何も無い。
撮影、ということを考えるなら、〈心理学〉に+20してよい。
まあ、佐倉に訊けば意図を察していそうではあるが。
牧志 浩太
「うーん……、佐倉さん、分かる?」
意地を張る所でもない。素直に聞こう。
佐倉 光
「多分、なんだけどな。写真を撮れってことだとは思うんだ。
今回は背景がいまいちだと思ったんじゃないか? 何も無いし。
ランドマークも特にないしな」
KP
佐倉は暫く周囲を見回して、ぽんと飛び降りて、ウロウロしているモチモチ佐倉に声をかけた。
佐倉 光
「おい、俺。こっちがいいと思うぞ」
KP
アタマ佐倉が指した方角は、大きめのランドマークがいくつか見え、至近のビルの看板も映り込む方向だった。
モチモチ佐倉
「クソッ」
KP
モチモチ佐倉は親指をビシッと上げると、あなたにもビシッと親指を立ててポーズを取り始めた。
佐倉 光
「要は自分が写りたかったわけだな」
牧志 浩太
「えっ、そっち? 

もう一人いたなら撮ってもらえばよかったんじゃないか……、ああ、別れてからここに来たからか」
なるほど、とスマホを構える。
牧志 浩太
「小さい佐倉さん、撮るよー」
また逃げ出した時に逃がさないように近づいてから、ポーズを決めたモチ佐倉さんを大きく中央に入れて一枚。
佐倉 光
「このサイズで自撮りするのは大変だろうな」
KP
そういえば前回の自撮り写真は顔の一部しか入っていないドアップだった。
ちなみにいつもの佐倉の写真には佐倉自身の顔が写っていることは……ない。
モチモチ佐倉
「クソッ」
KP
シャキーンという効果音が聞こえそうなほど、モチモチ佐倉はキメ顔をした。
そしてあなたが写真を撮りおわったとみるや、見せろと要求してくる。

〈写真術〉……振ってみる?
失敗したからってブレるわけではないし、逃げたりはしない。
牧志 浩太
おっ、では折角だから。
一番かっこよく映る構図を狙うぞ!
1d100 10〈写真術〉 Sasa 1d100→ 8→成功
牧志 浩太
ワオ!
KP
おお!?
KP
あなたが撮った写真は角度的にも構図的にも配色も良く、更に飛行機と雲が空の隙間に適度なアクセントを加えつつ、いつもの佐倉の写真を思わせる、邪魔にならない居場所の提示もできている一枚だった!
佐倉 光
「おっ、これはいいな」
モチモチ佐倉
「クソ~!」
KP
佐倉が両肩から感嘆の声を上げた。
KP
会心の写真が撮れたとあなたの心にも満足感が湧き上がる。
SAN 1 回復
牧志 浩太
「おおおー! だよな? だよな!?」
思わず状況も忘れてサムズアップ!
つい東浪見に送信したくなるが、異変の最中だ、我慢だ!
代わりに写真を自分のスマホに送信。
牧志 浩太
「車に帰って、古島さん達にも見せよう」
佐倉 光
「俺のにも送ってくれよ!」
佐倉 光
「……ってこれ俺のか」
牧志 浩太
「だな」
牧志 浩太
SAN 48 → 49
KP
モチモチ佐倉はスマホにひっついてニコニコしている。
満足したらしい。
牧志 浩太
「無理に捕まえようとしてごめん。焦ってたんだ」
満足したらしいモチ佐倉さんに、改めて手を差し出す。
モチモチ佐倉
「クソ!!」
KP
モチモチの拳を突き上げ、モチモチ佐倉はいそいそとあなたのポケットに入り込む。
さあ、次の撮影スポットにGoだ!!
牧志 浩太
よし、次の撮影スポットにGoだ!
じゃない、次の佐倉さんを連れ戻しにGoだ!
牧志 浩太
全員そうとは限らないけど、少なくとも今までの佐倉さん達は本気で逃げようとしていないし、話も通じる。
小動物みたいに見えるけど、喋れないだけで色々分かってるみたいだ。

まだ何も解決してないけど、その雰囲気は少し自分を安堵させた。
牧志 浩太
それにしても自撮りしたがるなんて、そういう所はいつもの佐倉さんと違うな。

牧志 浩太
車に戻って、古島さんともう一人に状況報告。

さっきのモチ佐倉さんは、古島さん達と一緒にダッシュボードに乗せてみる。
KP
○×ゲームのモチモチ佐倉は、ダッシュボードの上で古島と
両手をグーにして親指を立てた数と「む」の数が合ったら拳を引っ込めてゆき、
先に両手を引っ込められた人が勝ち、なんてゲームをしていた。
モチモチ佐倉
「むっむー」
KP
おかえり、と言われた気がした。
古島
「お帰りー」
モチ佐倉さんとゲームに興じていた古島が、彼と揃って手を振る。
割と楽しそうだ。
牧志 浩太
「ただいま。古島さん馴染んでるな」
古島
「だろ」
古島は意味深に笑った。
牧志 浩太
「佐倉さん、次は今どこにいると思う?」
発進準備をしながら確認。
佐倉 光
「そうだな。こうなると図書館に行ってみるのはアリだと思うよ。
図書館、本屋、活字を追ってみるのがいいかもしれない」
KP
アタマ佐倉は助手席でスマートフォンを見つめながら言った。
佐倉 光
「他は今のところ思いつかないけど」
牧志 浩太
「そうだな。カードが抜かれてたのも、そこまで来いってことかもしれない。
それにこの子たちが佐倉さんなら、行っててもおかしくない。

行ってみよう」
図書館へ針路を取り、アクセルを踏む。
牧志 浩太
「さっきの写真のコンビニや電話ボックスはルートを示すためのただの通り道で、もう通り過ぎてるだろう、ってことだよな?」
そう佐倉さんに確認を取る。
佐倉 光
「そういうことでいいと思う。
そもそもコイツらにそんなに深い意図はないと思うぜ」
KP
フロントガラスにべたーっと顔を引っ付けているモチモチ佐倉をみて、アタマ佐倉は鼻を鳴らした。
KP
幸い路駐は取り締まりに引っ掛かっていない。早く立ち去るべきだろう。
佐倉 光
「おっ、波照間さんから連絡だ」
KP
佐倉があなたのスマホを指す。
牧志 浩太
「深い意図はない? ……おわっ」
車を道の端に寄せ、スマホを確認する。
KP
スマートフォンには、佐倉っぽい物体を見つけて追跡中であるとの知らせが入っていた。
佐倉 光
「多分、だけどな。
俺っぽい行動を取っているだけで、内容は何でもいいんじゃないのかって気がする」
牧志 浩太
「なるほど? 佐倉さんの行動をなぞっているだけで、思惑なんてないのかもしれない…… のか?」
牧志 浩太
「だとすると、駅へ向かっているのはなんでなんだろう?」
佐倉 光
「さあ……移動する時は駅、なんて思考あんのかね、こいつらに」
牧志 浩太
「あ……、先輩、見つけてくれたみたいだ」
波照間に感謝の返事を返し、現在位置を聞く。
KP
図書館とは少し違う方向だ。とりあえず波照間の方は追跡してくれているらしい。
牧志 浩太
『彼らは喋れないけど、話は通じるみたいだ。それから、本気で逃げる気はなさそう。
無理矢理捕まえなくても、話を聞けば戻る気になってくれるかもしれない。
それから、彼らは佐倉さんがしそうな行動を辿ってる。

ごめん、頼む』
波照間にそう送信し、運転席に座り直す。
牧志 浩太
「あっちは先輩が追ってくれてる。図書館、行ってみよう」
予定通り図書館へ向かう。
KP
モチモチ佐倉が二人ダッシュボードの上でコロコロとひなたぼっこをしている。
KP
アタマ佐倉は古島に
佐倉 光
「あいつ変なことしてなかった?」
KP
とどこか真剣な目で訊いていた。
牧志 浩太
モチ佐倉さん達が留守番中に何してたかって、こちらで作っちゃっていいやつですか? それとも決まってますか?
KP
いいですよー。
古島さんがなんか意味深してたから。
古島
「変なこと? そうだなー、一緒にコロコロしたり、肩車して空を見たり、ガラスの埃で井の字ゲームの続き! それから写真撮りごっこだろ。あといろいろ!」
古島
そうやって晴れやかに笑ってから、『仲良くなっただろ?』とでも言いたげに、一瞬だけニッと笑んでみせた。
どうやら、さっきの意味深な笑い方の中身は、俺はうまくやりました! というドヤ顔だったらしい。
佐倉 光
「そっか。ならいいんだ」
KP
少しほっとしたような顔をした。
ともあれ一行は一時期よく通っていた図書館へと向かう。
好奇心
牧志 浩太
というわけで、さっきの意味深の中身は古島さんのドヤ顔でした。
なるほど、この後で変なこと(?)すればいいと?
KP
佐倉的には自分の馬鹿な行動にいい意味で同レベルで付き合ってくれるのにほっとしただけだよ!
車に佐倉っぽいものが増えたら何が起きるんだ!
牧志 浩太
なるほど!
増えたらテンション高めの古島さんの好奇心と反応を起こして変なことが発生するかもしれない。
牧志 浩太
古島さんが言い出しそうなことで完全にアウトなことを一つ思ったけどそれはアウト。
KP
ナンダロ
古島
「その服の下どうなってるんだろ? ドールみたいな感じ?」
KP
あー。脱げるのかな。わからん。
気がついたらすっぽんぽんで「アハー」って言ってそう。
牧志 浩太
言ってそう。つまり牧志たちが次に戻ってきたらそうなってると。
KP
色々まる見えだけど二頭身だからセーーーフ!
牧志 浩太
セーフ! 古島さんも二頭身だからセー…… 微妙。
古島さん服の下に何かしらとか何かしらの跡とかあるかもしれないからなぁ。
KP
モチモチ肌にそんな可哀想な跡が!
いやまあ本人好きでやってるんでしょうけども。

KP
そして……ちょっとだけ波照間。
あなたは犬に乗った佐倉っぽい生き物を追いかけている。
波照間 紅
一方、「モチモチした小さな佐倉さん」というあまり想像がつかないものを目の当たりにしたと思ったら、そいつが犬ライダーだった時の衝撃を140文字以内で答えよ状態のこちら。
というか、その犬どこのだ!?

こんな所でオニたちの力を借りるわけにもいかず、やむなく徒歩で追跡中だ。
犬が速いようなら、お近くのLuupに飛び乗る。
モチモチ佐倉
「シッテター」
KP
楽しそうに叫びながら佐倉っぽいものは裏街道を爆走している。
犬は不思議と佐倉っぽいものの言うことを聞いているようだった。
このあたりはゲートパワー高めで危険と最近警告が回ってきた地域だ!
波照間 紅
「待ってくれ、この辺りは危ないんだ! 君に危害を加える気はない!」
速い! Luupを捕まえて飛び乗り、裏道に車道があるなら最高速度で追いかける。
なければ仕方がないので徒歩で走る。困ったことに足の速さにはまったく自信が無い。
KP
車を使うには道が狭い!
幸い犬は行ったり来たりしているためあなたを突き放すことはない。
モチモチ佐倉
「シッテター♪」
KP
手を振っているところからすると、鬼ごっこでもしているつもりなのだろうか。
波照間 紅
これは……、鬼ごっこだな!?
その様子を見て察する。だが追いかけないわけにもいかない。
息を切らせて追いかける。
KP
こうして暫く、波照間は佐倉を追い回すことになる……

KP
さて、牧志たちは図書館に到着した。
何だか周囲がざわざわしている。
牧志 浩太
「何だか……、騒がしいな。何だろう」
例によって、モチ佐倉さんたちと古島さんを車内に置いて鍵をかける。
佐倉さんをポケットに入れた姿で車を降りると、辺りが騒がしいのに気がついた。
牧志 浩太
少し警戒して周囲を見回す。
騒がしい人たちはどんな様子だろうか? 危険、緊迫、それとも驚き、楽しみ?
KP
ざわめきは驚きのようだった。
大きな鼠が通り過ぎた、のような。
カウンターの下を抜けて書庫の奥へと入っていったらしい。
牧志 浩太
こんな所に大きな鼠。
確実に佐倉さんだな。
牧志 浩太
「うーん、本に悪戯してなきゃいいけど」
書庫の奥は普通に入れる場所だろうか? 入れるならそちらへ向かう。
KP
普通に利用者が入れるエリアなので、行くことは可能だ。
佐倉はあなたのジャケットのポケットから人形のふりをして顔を出している。
それにしても本と違い、モチモチ佐倉にはラベルがない。
どう探そうか……(佐倉を下ろして手伝わせることもできる)
牧志 浩太
下をくぐっていったということ、古島さんが俺の肩に登れなかったことから、高い所にはいないんじゃないか。

そう見当づけて、本棚の下の方を探す。
牧志 浩太
佐倉さんが読みそうな本……、暗号やパズルの本、数学の本、コンピューターの本があるあたりの書架に向かう。

背を屈めて棚の下を覗き込み、まずは物音がしないか耳を澄ませる。
また、なくなったカードが落ちていないかも探す。
牧志 浩太
「佐倉さん、下の方頼む」
下の方なら、視点も入れる場所も佐倉さんが有利だ。
下ろして手伝ってもらう。
佐倉 光
「なかなか凄い景色だ。怖いくらいだな。
俺は本棚の隙間やなんかを探そうかな」
KP
佐倉はあなたと一緒に行動しつつ、低い視点から探す。
牧志 浩太
「頼む。
今の佐倉さん丈夫そうだけど、気をつけて」
牧志 浩太
「突然来る異変じゃなかったら、体験してみたい視点ではあるんだけどな」
KP
では〈聞き耳〉
広い場所であることから-20
しかし場所を絞ったので+15。
牧志 浩太
1d100 92〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 20→成功
KP
カサササササ
本棚の向こう側で小さな足音が聞こえた気がした。
そちらに意識を向けるとほんのかすかな声らしきものが聞こえた。
モチモチ佐倉
「ナルホドー」
KP
甲高い声ながら、フンフン、と頷いているのが目に見えるような気がした。
佐倉 光
「いたのか」
こちらも小声であなたに囁く。
牧志 浩太
頷く。
「あの向こう側だ」
牧志 浩太
書架の横から回り、そろそろと向こう側へ回り込む。
牧志 浩太
それにしても、あの鳴き声(?)はなんなんだろう?
妙に状況に合っている。
佐倉 光
「!」
KP
あなたの足元で佐倉が息を呑んだ。
裏側の本棚で、モチモチ佐倉が一生懸命本を引っ張り出そうとしているようだった。
モチモチ佐倉
「ナル……ホドー……」
KP
わずかに引っ張り出した本の上によじ登り、そして更に上の段に手を伸ばす。
ぎりぎり届かずぴょんぴょんする足元で、本が少しずつずれて落ちかけている。
佐倉 光
「あぶねぇ。つか本を足蹴にすんな」
牧志 浩太
「!」
危ない! 思わず声を出しかけて、口を押さえて堪える!
うっかり驚かせたらもっと危ない!
牧志 浩太
本を揺らさないように、恐る恐る裏側の本棚へ回る。
モチ佐倉さんをキャッチできそうなら、手の上に乗せて目的の棚まで運ぶ。
……「取ってあげる」のは悪い気がしたのだ。なんとなく。
KP
手を出したまさにその時、モチモチ佐倉の足元で本が傾き、本は落ちなかったもののモチモチ佐倉が手をバタバタさせながら悲鳴を上げた。
モチモチ佐倉
「ナルホッ」
KP
……たぶん悲鳴。
KP
あなたが指しだした手の上にぽよんと落ちて、びっくりしたようにモソモソと這い回ったモチモチ佐倉は、あなたに気付いて親指を立てた。
モチモチ佐倉
「ドッ」b
KP
そして本棚の上の方をドヤ顔で指す。
KP
『クルーシュチャ方程式 どう考えて・どう理解するか』という本があった。
【POW】×3 判定。
牧志 浩太
1d100 36 ナンカデタ Sasa 1d100→ 1→決定的成功クリティカル)!

牧志 浩太
めっちゃ抵抗した!?
KP
変なところに置いてある本はよくないから、数学系にしておいたよ!
牧志 浩太
どこのニャルですかこんな本差し込んだの
クルーシュチャ方程式……ニャルラトテップの化身とされ、解かれるとニャルラトテップが顕現する。
『一般的な思考の持ち主にはまず読み解けない、非情に洗練された量子数学の計算式』であるらしく、普通は解くことができない。
【INT】18以上の人間がこれを解いてしまうと肉体はそのままにニャルラトテップと化す。

牧志 浩太
あれが読みたいのかなと、手を伸ばしかけた時……、
KP
あなたは一瞬凄まじく嫌な予感がして手を止めた。
牧志 浩太
「──!?」
背筋に雷が落ちた。
触れかけた指先から爪先まで、なにかの怖気が駆け抜けた。

あれだけは。
あれだけはだめだ。

肉体の中で俺ではない俺が叫んだ。わなないた。
身体の内側が一瞬、違う所に繋がったような気がした。

その向こうから因果を経て何かが警告している。
咄嗟に指先を引っ込めると、すべての異様が消えた。

KP
誰か読んだかー
牧志 浩太
せっかくの1クリティカルなので、魔きしが因果の果てから「アカーーーーン!!」って言いに来ました。一瞬だけ。
KP
ああー、なにげに出番の多い魔きしくーん。
牧志 浩太
同一人物で恐らくは同一軸の世界にあかんものが投げ込まれたショックで一瞬繋がっちゃった。
警告しそうというとハロウィン牧志ですが、より因果が近いの魔きしの方だなって。あと、よりやばさを知ってそう。
魔きし……因果が繋がる別次元の、魔法に長けた牧志のこと。たまにサブルートとして事件シナリオが起きる。

佐倉 光
「ああ、あれか。前に借りたことがあるな」
KP
佐倉が小さく笑った。
KP
借りた!?
牧志 浩太
「え……、ええ……、佐倉さんあれ借りたのかって、あれ?」
佐倉 光
「あれ、でもどうしてこんな所にあるんだ? 医学・育児系あっちだよな」
KP
そこには『子どものあざ どう診て・どう治療するか』(実在書物)という本があった。
佐倉 光
「ああ。だいぶ初期にだめもとで借りたろ。
読むのは別に構わねーけど、牧志の痣消せそうな内容じゃなかっただろ」
モチモチ佐倉
「ナルホドー……」
佐倉 光
「そういう用途ってワケじゃないのか?」
モチモチ佐倉
「ナッドー」
牧志 浩太
なるほど牧志の痣!! >理由
牧志 浩太
「あ、れ? さっきここにあった本は?」

心臓が肋骨の中で激しく暴れていた。
確かにそこには、その本ではない本があったはずなのに、もう表紙すら思い出せない。
佐倉 光
「……どうした?」
モチモチ佐倉
「ナルホド?」
KP
二人の視線が集中する。
牧志 浩太
「あ、ああ……、そっか。
佐倉さん達は見てないんだな? ここにあった本」
まだだいぶ動転しているのか、うまく説明できずに口がはくはく動く。
佐倉 光
「え?」
モチモチ佐倉
「ナ?」
KP
二人は顔を見合わせた。
佐倉 光
「いや……俺はおかしなものは見てねぇな」
モチモチ佐倉
「ルー」
佐倉 光
「こいつは字が読めるのか怪しいけど」
牧志 浩太
「あ、ああ……、そうか。ならよかった。
と、とにかく、一緒に帰ろう?」
まだ動転した顔で、手の中のモチ佐倉さんに呼びかける。
佐倉 光
「そういえば俺の利用者カードは?」
モチモチ佐倉
「ナルッ」
佐倉 光
「……落とした?」
モチモチ佐倉
「ホドー」
佐倉 光
「ニコォじゃねーんだよ」
牧志 浩太
「あーあー……、落としちゃったのか」
牧志 浩太
「一緒に探すか。
再発行してもらってもいいけど、佐倉さんのカードなくしたままなのは気分が悪いしさ」

三人(?)でカードを探そう。
モチ佐倉さんが来たらしいルートを辿る。
牧志 浩太
「あ、本戻しとかないと」
足場にされた本の表紙を服の袖で軽く拭って、戻しておく。
KP
ではそうやって本を戻していると、その真下あたりに【タダノヒトナリ】と印字されたカードが落ちていた。
牧志 浩太
「よかった、近くに落としてたんだな」カードを回収。
佐倉 光
「ここで落としたんだな」
モチモチ佐倉
「ナルホド!!」
佐倉 光
「なにこの鳴き声」
牧志 浩太
「さっきは『クソ』だったし、『むー』もいたし、なんなんだろうな?
佐倉さんがよく言う言葉? でもないよな」
佐倉 光
「なるほど?」
モチモチ佐倉
「ナルホド」
佐倉 光
「……まあ、普段割と言う言葉かも知れない」
牧志 浩太
「……なるほど?」
その姿に納得がいってしまった。俺もちょくちょく言うな。
牧志 浩太
「よし、カードも見つかったし、車に戻ろう。
先輩とも合流したいしな」
手を伸ばし、モチ佐倉さんと佐倉さんをポケットへ導く。
KP
ポケットの両側から佐倉の頭がぴょんと出ていて、さすがにちょっと重みを感じる。
アタマ佐倉はおとなしくポケットの中に伏せているが、モチ佐倉はポケットの縁にぶら下がるようにして
周囲をキョロキョロと見回しては
モチモチ佐倉
「ナルホドー」
KP
としたり顔で頷いていた。
最近牧志の口癖がうつっている。

牧志 浩太
ポケットが伸びそうだ。
この件が解決したら、ほつれたり穴が開いたりしてないか確認しよう。
そんなことを思いながら、両方のポケットがモチモチしている姿を見てちょっと和む。
和みながら車の扉を開いた。
牧志 浩太
「ただいまー」
KP
車に戻ると……何故か古島と二人のモチ佐倉がすっぽんぽんでキャッキャしていた。
……さすがに窓の方ではなく後方座席ではあったが……
※ポケットの佐倉たちは目線の高さの関係でまだ見えてない。
古島
「おかえりー」
座席の上に服が散らばっている。当人は見事に生まれた? ままの姿だ。
牧志 浩太
「」
再び絶句。
モチモチ佐倉
「むむっむー」
モチモチ佐倉
「クソー」
KP
なんだか楽しそうだ。如何わしい雰囲気ではないのだが、そういう問題ではない。
KP
【アイデア】どうぞ
牧志 浩太
1d100 90【アイデア】 Sasa 1d100→ 23→成功
KP
あれ、散らばってるの古島の服だけでは? と思った。
佐倉 光
「どうかしたのか?」
知らぬが仏である。
牧志 浩太
「えっとなんで裸? と、とりあえず古島さん何か着て」
楽しそうだと思うより先に気持ちがアウトだ。
人形みたいなつるんとした姿だが、微妙にくびれや胸の膨らみもあるし。首の痕は見ないことにした。
古島
「人形みたいなものだって」
牧志 浩太
「そういう問題じゃない」
古島
「ないかー」
素直に服を着る。
牧志 浩太
「で、佐倉さん達二人は服どうしたんだ」
モチモチ佐倉
「むむ?」
モチモチ佐倉
「クソ?」
KP
二人は何のことだか分かりません、という顔をしてから、古島のアクションを見た。
モチモチ佐倉
「む!」
モチモチ佐倉
「クソ!」
KP
次の瞬間……としか言いようがないのだが、二人は古島そっくりの服を着ていた。
その現象について真面目に考えてしまったなら《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。
まあそんなこともあるさと流したなら《SANチェック》なし。

牧志 浩太
佐倉さん(?)達の新たな謎要素が明らかになった。
KP
お洒落さんだなぁー
牧志 浩太
これは古島さんがすごいファッションしたら二人もすごいファッションになるということ
KP
いうこと。
牧志 浩太
牧志はそれどころじゃないけど、この現象古島さんは面白がりそう。
KP
古島さんよーく考えれば【アイデア】振れそうなんだよなぁ。しかしそうするとネタバレに。
牧志 浩太
ネタバレかー。じゃあきっと考えるよりこの状況を楽しむのが先に来ちゃってる。

牧志 浩太
「えっ」
目の前で起きた早着替え……いや、変身!?
すっぽんぽんショックで無防備になった思考に、困惑がそのまま入ってきてしまった。《SANチェック》。
1d100 49 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 43→成功
古島
「えっ」
一方の古島が上げたのは、同じ驚きでも「すごい!」という驚きの声だ。
古島
「えっ何だそれすごい!
えっ、じゃあ俺が別の服着たら佐倉さん達も同じ服になるってこと!?」
佐倉 光
「え、おい、何かあったのか?
脱いでた?  あのアタマでどうやって?
つか古島も!?」
モチモチ佐倉
「……ナルホド?」
KP
ポケットが騒がしくなった。
牧志 浩太
「えっと、それがその」
かくかくしかじかしながら、古島さん服になった二人を佐倉さん達に見せる。
モチモチ佐倉
「ナルホドォ~」
佐倉 光
「なにそれ」
KP
アタマ佐倉はあからさまに困惑していたが、図書館にいた佐倉はいつの間にか牧志と同じ格好になっていた。
牧志 浩太
「えっ、そっちの佐倉さん俺の服になってる!?」
いつもの方の佐倉さんは…… 変わっていない? 他の佐倉さんだけ俺達につられちゃうのか?
古島
「えっすごい! 
なあなあ牧志、布か紐貸して! 俺は試してみたいことがあります!」
牧志 浩太
「だめです!」
佐倉 光
「絶対碌でもないこと考えてるだろ! ダメ!」
KP
古島が変な格好したら自分が巻き添えを食うらしいことは理解したアタマ佐倉。
牧志 浩太
本当にそれ。見た目佐倉さんが一緒に変な格好にされてしまう。
KP
そしてそんなワヤになっているまっただ中に、波照間からの連絡が来た。
牧志 浩太
「ってうわ、先輩!?」
慌ててスマホを確認する。
KP
波照間からは、追っていた佐倉が異界に入り込んでしまった、という連絡が来た。
乗っていた犬は普通のノーリード犬だったらしく、飼い主が迎えに来るそうだ。
そんなあれこれで異界の中までしっかりと調べている余裕がないのだそうだが……
※佐倉がいなくなった後に犬見たら首輪がついてた。
古島
「だめかー。
じゃあ穏当なやつにしとくから……」
言いかけた古島の言葉を、牧志の叫びが遮った。
牧志 浩太
「えぇっ!?
佐倉さん、古島さん、大変だ!
あの佐倉さん、異界に入っちゃったって!」
古島
「えっ」
流石に古島も驚きが先に来る。
佐倉 光
「マジかよ!? 万一そいつが悪魔に食われたら俺どうなるんだ!?
合体失敗か? サイズ減少か!?」
牧志 浩太
「小さくなるならまだしも、最悪戻れないとか、手足や内臓……、
い、急ごう! 古島さん達は座席に座ってて!」
急いで運転席に座り、安全を確認して車を発進させる。
KP
車でこのまま向かうならさほど時間はかからない。
そういった事情ならば、人が増えることで波照間が動けるようになるのではないかと予想できるだろう。
佐倉 光
「やべぇな、早く行こう」
牧志 浩太
「ああ」
頷いて、先輩のいる所へ急ぐ。
モチモチ佐倉
「むー」
モチモチ佐倉
「クソ~」
モチモチ佐倉
「ナルホド」
KP
あなたの言葉を理解したかどうかはよく分からないが、モチモチ佐倉たちは古島を中心に変に固まって座っている。
ひとまずおとなしいようだ。
佐倉 光
「……子猫かなんかみたいになってる……いや古島さんにそんなにくっつくなよ」
古島
「俺なら大丈夫。
くっついててくれるなら、はぐれる心配もないし」
古島
「な」
モチ佐倉さん達の一人にモチモチの手を差し出してハイタッチ。
顔と顔と顔が近い。モチモチ空間だ。
モチモチ佐倉
「む!」
ハイタッチしている。
佐倉 光
「おとなしくしてんならいいけどさ」
佐倉 光
「リアルサイズで考えると……ちょっとな」
古島
「ああー。
今更かなー、それは」
佐倉さんの様子を面白いと思ってしまったらしい。
少しおかしそうに笑いながら、モチ佐倉さんの頬をつんつんする。
牧志 浩太
※今更
さっきすっぽんぽんでじゃれてたし……(※佐倉さんは聞いただけで直接は見てない)
KP
波照間が指定した場所の近くに幸い車を停められる場所があった。
佐倉 光
「……にしても、波照間さんどうしたんだろうな?
犬の面倒見なきゃならないからっつっても、異界に追い込んだなら、
あとはアラミタマかオニに行かせて追い出せば捕まえやすそうだけど」
牧志 浩太
「だと思うんだけど……、もしかして、先輩にも何かあったのかもしれない。
異界が出るような場所だし、他の悪魔に絡まれた、とか。

古島さん、一応ついてきて」
古島
「ああ、確かに。
みんな、また後でな」
ぱっと笑いを引っ込めた。
モチ佐倉さん達に手を振って、牧志のポケットに潜り込む。
佐倉 光
「そうだな、無事だといいけど」
KP
モチモチ佐倉たちは思い思いに互いにペタペタ触ったりしながらコロコロし始めた。

KP
ところでこの流れで協力に行くと、異界に行くのはやっぱり波照間さんかな?
牧志 浩太
かな? 牧志は入れませんし。
あるいは、可能なら佐倉さん&古島さんのモチモチタッグで異界探索というのもあり。
KP
それはそれで楽しそうではあるなぁ。
波照間が追えないのはアラミタマですら入れないサイズだから、とかかな。
牧志 浩太
ちっちゃい異界にスルッと入っちゃったのかもしれない。鼠穴の冒険だ!
アラミタマが入ろうとしたら頭(?)がつかえた。
KP
シナリオ読んだんでしたっけ。アタマ以外の佐倉がどうやって発生したかも?
牧志 浩太
読んだんですがチラ見でして、彼らの正体が何か以外は全部忘れました
古島さんに懐いてる理由はそういうことかな~とは思ってる
KP
そういうことです。
牧志 浩太
なるほど。

KP
あなた方が波照間が指定した場所にたどり着くと、犬を連れた波照間がゴミ捨て場のすぐ横に立っていた。
どことなくハスキーを思わせる中型犬があなた方に気付いて尾を振る。
どうやらゴミ箱裏にゲートがあり、佐倉はそこに入り込んだらしい。
牧志 浩太
「先輩! 佐倉さんが入っちゃったって聞いたけど、アラミタマたちは!?」
車を停め、両方のポケットに古島さんと佐倉さんを入れて先輩に駆け寄る。
波照間 紅
「ああ、最初は僕らが追おうとしたんだ。それが……」
ゴミ箱を少しずらし、ゲートを示す。
そのゲートは、僕が入るにも、アラミタマとオニに追ってもらうにも、少々問題があった。
KP
ゴミ箱の前でアラミタマが悪態をついていた。
比較的体が小さなアラミタマが中に入って行けないサイズのようだ。
ゲートのサイズはせいぜい15センチ程度。ピクシーくらいのサイズならば入れるだろうか。
佐倉 光
「ああー、昨日問題になってたゲート、こんな所にあったんだ。
ありがとう、波照間さん。しっかし、こんなサイズじゃあ……」
波照間 紅
「ああ。アラミタマに頼もうとしたんだが、見事に頭が閊えてな……。
ピクシーがいてくれれば入れたんだが、彼女とは随分前に別れてしまった」
牧志 浩太
「間が悪い時に間が悪い大きさのゲートが開いちゃったな」
佐倉 光
「俺が入るしかねぇよなぁ」
波照間 紅
「その雰囲気、牧志が言っていた頭の佐倉さんか。
ああ、そうする他なさそうだ」
佐倉 光
「ああ。面倒なことに巻き込んで悪いね。見つけてもらえて助かったよ」
波照間 紅
「こういうものはお互い様だ。普段仕事で世話になっているしな」
古島
「俺と佐倉さんならなんとか、って所かな」
ポケットからぴょこっと顔を出す。
波照間 紅
「うわ。ああ、古島さんか。君も来ていたんだな」
古島
「ラミアさんに協力してもらえればよかったんだけど、佐倉さんが呼んだらラミアさんまでこんな感じになっちゃって。BOYCOTTされました」
波照間 紅
「ああー……」 何だか納得がいったらしい。
佐倉 光
「まー、ラミアがここにいたとしても、あまり頼りになる感じのサイズじゃなかった」
佐倉 光
「そうか。古島、一緒に来てくれる? なんかいても戦う気はねぇんだけど、やっぱ心強いからさ」
古島
「もちろん。《ジオンガ》は使えないけど、何かの役には立つだろうしさ」
佐倉 光
「さて、ちょっと行ってくるかな。COMPはあるからいざって時は連絡するし、なるべく戦わずに逃げるよ」
波照間 紅
「ああ、連絡は僕が受けよう」
牧志 浩太
「ありがとう、先輩。それじゃ、佐倉さん、古島さん……、気をつけて」
古島
「ああ」
古島は佐倉さんと一緒にゲートへGoだ。

コメント By.KP
モチモチとともに街を奔走する牧志。
まるで子供のイタズラだ!

TRPGリプレイ【置】CoC『しんでなんかないよ』 牧志&佐倉 1

何だかちょっと、死を受け入れるまでの古い儀式のようにも思えた。

TRPGリプレイ【置】CoC『Midnight pool』 佐倉&牧志 1

「僕の仕事、何だったんですか?」
「悪魔退治屋。報酬の多寡は分捕った金次第」
「え? 悪魔って言った? 退治? ぶんどるってそれ強盗では?」

TRPGリプレイ【置】CoC『スペクト・ラム』 佐倉&牧志 3

「まさに狂気だな」

【クトゥルフ神話TRPG】
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マーダーミステリー リプレイ『狂気山脈 星ふる天辺』1

「みんな「あいつ死ぬよな」って思いながら見てたの?」
「なんじゃろこの既視感」
「「オイオイアイツ死ぬぞ」って思いながら見てたんですねぇ」

TRPGリプレイ BEAST BIND 月が見ている 第三章 第一場

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