
『波間のダージュ』
のネタバレがあります。
クトゥルフ神話TRPG 目次
波間のダージュ 一覧
本編見る!
KP
家に戻ると、なんだか騒然としている。
数人の子供たちがこんな遅い時間に外套をはおっていた。
『いけません皆、こんな時間に外に出ては……』
数人の子供たちがこんな遅い時間に外套をはおっていた。
『いけません皆、こんな時間に外に出ては……』
マキシ

「ダージュ、ごめん。ありがとう。遅くなった」
マキシ

「何かあったのか?」
外套を脱がず、子供たちとダージュに聞く。
外套を脱がず、子供たちとダージュに聞く。
KP
『サクラとグレースがいなくなったのです。
夕方ごろ、調子が良くなって来たころに
グレースが彼に相談があるので散歩でもしながら話したい、と連れて出て行ったきり』
夕方ごろ、調子が良くなって来たころに
グレースが彼に相談があるので散歩でもしながら話したい、と連れて出て行ったきり』
マキシ

「何だって!?」
色んな可能性が浮かぶ。
二人でどこかで倒れてるんじゃないか。くらげにでも遭ってたら。
……グレースが、思い詰めて。
色んな可能性が浮かぶ。
二人でどこかで倒れてるんじゃないか。くらげにでも遭ってたら。
……グレースが、思い詰めて。
コウ

「まずいな、早く探しに行こう」
マキシ

「ああ!」
KP
『私も呼び出しがあったのでそちらに向かったところ、帰ったらこの通りで。
今探しに出るところです。あなた方も協力してください』
今探しに出るところです。あなた方も協力してください』
カイ

「勿論だよ」
マキシ

みんなと一緒に探しに出る。
KP
夜闇のなかを、ランタンの灯りを携えて歩く。
冷たく、しんと静まり返った暗闇は、小さな子供など簡単に飲み込んでしまう。
肌を掠める枝先や、足元へと縋り付く様に絡みつく背の高い草花が、今はやけに鬱陶しい。
冷たく、しんと静まり返った暗闇は、小さな子供など簡単に飲み込んでしまう。
肌を掠める枝先や、足元へと縋り付く様に絡みつく背の高い草花が、今はやけに鬱陶しい。
マキシ

「くそっ」
いつもは気にならなかった小枝が鬱陶しい。
背の高い草花が、大きな壁みたいだ。
いつもは気にならなかった小枝が鬱陶しい。
背の高い草花が、大きな壁みたいだ。
シノノメ

「車椅子を押していったんでしょう? そんなに遠くへ行けるはずないわ」
コウ

「散歩だ、って言ってたものな。
車椅子……そうだ、車椅子の跡はないかな」
車椅子……そうだ、車椅子の跡はないかな」
クウ

「うぇ、真っ暗。
そういや、こんな遅くまで外出てたことないもんな」
そういや、こんな遅くまで外出てたことないもんな」
KP
あなた方はそれぞれに捜しに行くだろう。
何人かのチームに別れただろうか?
何人かのチームに別れただろうか?
マキシ

二人ずつに分かれて移動する。
おれとクウ、コウとシノノメ、カイとミユキだ。
おれとクウ、コウとシノノメ、カイとミユキだ。
KP
〈目星〉または〈聞き耳〉。【アイデア】でもよい。
判定
マキシ

1d100 98 マキシの〈目星〉 Sasa 1d100→ 2→決定的成功(クリティカル)!
カイ

1d100 70 カイの〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 20→成功
コウ

1d100 85 コウの【アイデア】 Sasa 1d100→ 88→失敗
シノノメ

1d100 70【アイデア】 Sasa 1d100→ 28→成功
KP
マキシ、カイ、シノノメは気付いた。
コウは気付かなかったが、おそらくシノノメと一緒にいただろうから教えてもらえる。
ヒースの丘で何かが蠢いている。
そのすぐ横にサクラがいつも乗っている車椅子が倒れて草花に埋もれていた。
コウは気付かなかったが、おそらくシノノメと一緒にいただろうから教えてもらえる。
ヒースの丘で何かが蠢いている。
そのすぐ横にサクラがいつも乗っている車椅子が倒れて草花に埋もれていた。
マキシ

「サクラ!」
思わず駆け出そうとして、クウに止められる。
思わず駆け出そうとして、クウに止められる。
クウ

「危ねぇ、何かいる!」
マキシ

目を凝らす。ヒースの丘にいるのは何だ。
KP
暗闇の先、ランタンが未だ照らすことのないサクラの居る暗がりから、鉄錆のような生臭い香りが鼻を突いた。
続いて、ぬちぬちと粘着質な何かを捏ねるような音が聞こえた。自然と、ランタンを持つ手を暗がりに掲げる。
金色の巻き毛が揺れていた。それは一匹の虫じみた獣の頭から首にかけてまばらに生えていた。
灯りが照らしたのは、一匹の虫じみた獣に圧し掛かられ体を食いちぎられているサクラだった。
血を流し横たわるサクラの喉は大きな穴が空いており、ヒュウヒュウと空気の抜けるような音がしていた。
獣はこちらの気配に気づいたのか、食事の手を止め、唸りながら背を低くした。
カマキリのような鎌が両腕についており、顔にあたる部分にはぎょろぎょろと虫の複眼が蠢いている。
体には布が巻き付いており、それがグレースの服であると理解するのに時間はかからなかった。
続いて、ぬちぬちと粘着質な何かを捏ねるような音が聞こえた。自然と、ランタンを持つ手を暗がりに掲げる。
金色の巻き毛が揺れていた。それは一匹の虫じみた獣の頭から首にかけてまばらに生えていた。
灯りが照らしたのは、一匹の虫じみた獣に圧し掛かられ体を食いちぎられているサクラだった。
血を流し横たわるサクラの喉は大きな穴が空いており、ヒュウヒュウと空気の抜けるような音がしていた。
獣はこちらの気配に気づいたのか、食事の手を止め、唸りながら背を低くした。
カマキリのような鎌が両腕についており、顔にあたる部分にはぎょろぎょろと虫の複眼が蠢いている。
体には布が巻き付いており、それがグレースの服であると理解するのに時間はかからなかった。
マキシ
逆かと思ったらまさかの
KP
ヤラレチャッタ
レン

「なっ、なななな、なにあれ! なんだあれぇぇ!」
KP
真っ先にレンが悲鳴を上げた。
マキシ

「サクラ! ……サクラッ!」
その正体が何、いや、誰なのかすぐに分かった。
でも、でもそんなこと、考えていられなかった。
サクラが。サクラが!
その正体が何、いや、誰なのかすぐに分かった。
でも、でもそんなこと、考えていられなかった。
サクラが。サクラが!
コウ

「なんてことだ……、マキシ、サクラを!
あいつは僕らが引き受ける!」
声を張り上げ、レンの悲鳴を掻き消そうとする。
あいつは僕らが引き受ける!」
声を張り上げ、レンの悲鳴を掻き消そうとする。
ミユキ

「ダージュ……ダージュ探してくるっ!」
クウ

「おう、頼む!」
KP
あなたは、目の前の獣が羽化したグレースなのだと察する。恐ろしい光景に
KP
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1d3》
SANチェック
KP
あ、りせっとしといてください!
マキシ

1d100 35 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 47→失敗
1d3 Sasa 1d3→1
SAN 35 → 34
1d3 Sasa 1d3→1
SAN 35 → 34
カイ

1d100 52 《SANチェック》(カイ)Sasa 1d100→ 18→成功
SAN 52 → 51
SAN 52 → 51
シノノメ

1d100 70 《SANチェック》シノノメ Sasa 1d100→ 48→成功
70 → 69
70 → 69
コウ

1d100 63 《SANチェック》(コウ)Sasa 1d100→ 13→成功
SAN 63 → 62
SAN 63 → 62
KP
ダージュはすぐ近くにいたらしく、すぐにやって来た。
『なんてことだ。皆、グレースを引き離してください!
死なせてはなりません、死なせてはならない!』
ダージュはサクラに駆けよった。
『なんてことだ。皆、グレースを引き離してください!
死なせてはなりません、死なせてはならない!』
ダージュはサクラに駆けよった。
コウ

なんてことだ、なんてことだ、なんてことだ。
弓を握る手が震える。でも慌てたらおしまいだ。
弓を握る手が震える。でも慌てたらおしまいだ。
KP
あなた方には分かる。
もはや羽化が完全なものとなってしまった者が正気を取り戻すことはない。
今はサクラのことはダージュに任せ、目の前の獣を「処理」しなければならない。
もはや羽化が完全なものとなってしまった者が正気を取り戻すことはない。
今はサクラのことはダージュに任せ、目の前の獣を「処理」しなければならない。
KP
1d4 Sasa 1d4→1
おぉぉ
??? 17→16 / 15
おぉぉ
??? 17→16 / 15
マキシ

「ダージュ! お願い、サクラを!」
マキシ

「こっちに来い、グレース!!」
腹の底から叫んで、弓を踏みつけ引いた。
グレースのことを悲しんでいる余裕も、どうにかならないのかと考える、いつものような余裕もなかった。
目の前の獣が許せなかった。よくも、サクラを。
腹の底から叫んで、弓を踏みつけ引いた。
グレースのことを悲しんでいる余裕も、どうにかならないのかと考える、いつものような余裕もなかった。
目の前の獣が許せなかった。よくも、サクラを。
カイ

「最悪。最悪すぎる。
よりによって、こんなの最悪。
マキシがあんたのこと……、ちゃんと悲しめなくなっちゃったじゃない」
金属の靴を打ち鳴らし、身構える。
よりによって、こんなの最悪。
マキシがあんたのこと……、ちゃんと悲しめなくなっちゃったじゃない」
金属の靴を打ち鳴らし、身構える。
クウ

「くっそ!」
コウ

息を吸い、弓を構える。
冷静になれ、冷静になるんだ。
冷静になれ、冷静になるんだ。
ミユキ

「せめてっ、早く終わらせる!」
シノノメ

「さようなら、グレース……」
レン

「あっ、え、羽化、羽化、って、こう、いう……」
慌てて身構える。
慌てて身構える。
KP
PCではないメンバーも戦っていますが、データ上はPCのアクションのみ処理します。
マキシ
はーい。
ココフォリアに移動いたしました。
ココフォリアに移動いたしました。
▼以下の特殊ルールが発生する。
・ 万が一、HP が0以下になったとしてもHP を1残した状態で「戦線離脱」の扱いとする。
死亡しない代わりに、応急手当を受け回復しても、戦闘が終了するまで復帰できない。
・ショックロール(気絶)を無視して良い。(戦線離脱するまで戦える)
・ 戦闘は「勝利条件」「敗北条件」が設定されており、それらのいずれかが達成された時点で戦闘終了し、イベントが進行する。
▼勝利条件/ 敗北条件
・勝利条件
4R以内に敵を撃破
・敗北条件
4Rを超過するor全員戦闘不能(戦線離脱)状態となる
このバトルの難易度は高いです。
・ 万が一、HP が0以下になったとしてもHP を1残した状態で「戦線離脱」の扱いとする。
死亡しない代わりに、応急手当を受け回復しても、戦闘が終了するまで復帰できない。
・ショックロール(気絶)を無視して良い。(戦線離脱するまで戦える)
・ 戦闘は「勝利条件」「敗北条件」が設定されており、それらのいずれかが達成された時点で戦闘終了し、イベントが進行する。
▼勝利条件/ 敗北条件
・勝利条件
4R以内に敵を撃破
・敗北条件
4Rを超過するor全員戦闘不能(戦線離脱)状態となる
このバトルの難易度は高いです。
マキシ
うわーお。難易度高い!
KP
そうなんですよっ
マキシ
どうしようかなぁ。行動の速いシノノメさんに網を使ってもらうのがいいかな。
KP
バトルできるメンツではないので多少難易度は下げてありますが、それでも難しいかと思います。
がんばってください。
がんばってください。
マキシ
ひぃ。頑張りたいけどダイス次第。
敗北するとサクラが死んでしまうのかな。こわいぞ。
敗北するとサクラが死んでしまうのかな。こわいぞ。
KP
戦闘開始。
カイの行動。
カイの行動。
魔法の活用
カイ
二人とも4本出せるMPがないのか。よし、協力して行こう。
KP
ちなみにグレースとシノノメは同時行動。
ダイス勝負になります。
ダイス勝負になります。
カイ
なるほど。じゃあカイがやるか。
同じ対象に別の人が《ソーレンの白い網》を使用した場合、前の人が使った紐は消える? 消えない?
同じ対象に別の人が《ソーレンの白い網》を使用した場合、前の人が使った紐は消える? 消えない?
KP
消えません
カイ

相手の【SIZ】がどれくらいかは見て分かりますか?
KP
ぶっちゃけると16です。
元々のサイズよりも随分と巨大化している。
元々のサイズよりも随分と巨大化している。
カイ

《ソーレンの白い網(簡略版)》をグレースに使用する。紐2本を生成。
カイ

「シノノメ、さっきのやつ、本に書いてあったやつだ! 一緒に縛ろう!」
シノノメ

「はい!
うまく、いくかしら……」
うまく、いくかしら……」
カイ

《ソーレンの白い網(簡略版)》をグレースに使用する。
3本だとMPが尽きて気絶してしまうので、2本呼ぶ。
3本だとMPが尽きて気絶してしまうので、2本呼ぶ。
カイの魔法
カイ

CCB<=(12×3)INT(1D100<=36)> 61 > 失敗
1d6 コスト(1D6)> 3
[ カイ ] MP: 12 → 4
1d10 紐耐久(1D10)> 10
1d10 紐耐久(1D10)> 8
[ カイ ] SAN: 51 → 48
1d6 コスト(1D6)> 3
[ カイ ] MP: 12 → 4
1d10 紐耐久(1D10)> 10
1d10 紐耐久(1D10)> 8
[ カイ ] SAN: 51 → 48
KP
差分は2。60%ですね。
シノノメが先攻なら紐追加しとこうか……?
シノノメが先攻なら紐追加しとこうか……?
カイ
ぜひお願いしたい。>紐追加
相手の【SIZ】がこんなにあると、あんまり目がよくないんですよねぇ、白い網。
今回はカイの出目がよかったからまだしも。
相手の【SIZ】がこんなにあると、あんまり目がよくないんですよねぇ、白い網。
今回はカイの出目がよかったからまだしも。
カイは紐を2本生成する。
カイ

叫んだ。意味の分からない言葉を。
するすると指先から、あの巣みたいな白くたっぷりとした紐が溢れ出す。
するすると指先から、あの巣みたいな白くたっぷりとした紐が溢れ出す。
KP
悍ましい魔術によって生み出された紐は獣に巻き付いてゆく。
先攻決め
シノノメ

1D100 (1D100)> 93
羽化したグレース
1D100 (1D100)> 56
カイ
ああっ。
羽化したグレース
くっ。グレースの先攻!
カイ
ぐぬぬ!
羽化したグレースの行動
羽化したグレース
1d100 40(1D100)> 14(紐から脱出)
1d4(1D4)> 2
シノノメに攻撃!
CCB<=70 《切り裂き(単体)》(1D100<=70)> 21 > 成功
1d4+1d6 切り裂きダメージ(1D4+1D6)> 1[1]+3[3] > 4
1d4(1D4)> 2
シノノメに攻撃!
CCB<=70 《切り裂き(単体)》(1D100<=70)> 21 > 成功
1d4+1d6 切り裂きダメージ(1D4+1D6)> 1[1]+3[3] > 4
シノノメ

[ シノノメ ] HP: 10 → 6
コウ
今回低かったからいいけど、このダメージはエグいぞ。
というか、ラウンド制限もある中で落としきることを考えたら、あんまりこれに手番使ってられないな。ダメージ低めの人が多いから。
というか、ラウンド制限もある中で落としきることを考えたら、あんまりこれに手番使ってられないな。ダメージ低めの人が多いから。
羽化したグレース
ぎいいい! と叫んで縛られた腕を振り回す。
紐を引きちぎり、グレースは吼えた。
紐を引きちぎり、グレースは吼えた。
コウ

「シノノメさん!」
シノノメ

「きゃっ!」
シノノメ

「グレース、グレース、やめて!」
不思議な呪文を唱える。
不思議な呪文を唱える。
シノノメの魔法
シノノメ

CCB<=(14×5)【INT】(1D100<=70)> 34 > 成功
1d3(1D3)> 2
[ シノノメ ] SAN値†: 70 → 68
一気に全部使うわ
三本生成!
[ シノノメ ] MP: 14 → 2
3d10(3D10)> 21[6,5,10] > 21
1d3(1D3)> 2
[ シノノメ ] SAN値†: 70 → 68
一気に全部使うわ
三本生成!
[ シノノメ ] MP: 14 → 2
3d10(3D10)> 21[6,5,10] > 21
コウ
お、出目が大きめ! ナイス!
シノノメ
よし、3本目が大きい!
シノノメは紐を3本生成する。
シノノメ

「は、早く……!」
コウの方を見て叫ぶ。
「この紐、そんなに長く保たないわ!」
コウの方を見て叫ぶ。
「この紐、そんなに長く保たないわ!」
コウ

「ああ、やるぞ!」
ぎしぎしと軋む紐を見つめる。
ぎしぎしと軋む紐を見つめる。
コウ
相手のHPが35。コウとマキシのダメージが1d5、シノノメ1d3+1、カイは1d6+1出せるけど成功率が低い。全員攻撃に回って当てても1ラウンドに11~12と考えると、ここからは総攻撃かな。
KP
ですねぇ
マキシの攻撃
KP
マキシ!
マキシ

弓で攻撃する!
CCB<=61 〈拳銃〉(1D100<=61)> 43 > 成功
CCB<=61 〈拳銃〉(1D100<=61)> 43 > 成功
KP
回避はできない。ダメージ!
マキシ

1d5(1D5)> 5
[ 羽化したグレース ] HP: 35 → 30
[ 羽化したグレース ] HP: 35 → 30
KP
えらい!!
マキシ
やる気だ!
マキシのボウガンは最大値である5ダメージをたたき出す。
コウの攻撃
KP
次、コウ!
コウ

即座に矢を射る!
弓で攻撃。
弓で攻撃。
コウ

CCB<=77 〈弓術〉(1D100<=77)> 14 > スペシャル
1d5(1D5)> 5
[ 羽化したグレース ] HP: 30 → 25
1d5(1D5)> 5
[ 羽化したグレース ] HP: 30 → 25
コウ
お、やる気だ!
KP
偉すぎる
コウの弓も最大値である5ダメージをたたき出す。
KP
立て続けに与えられた攻撃に、グレースだったものは悲鳴を上げてのけぞる。
クウやミユキ、レンが取り囲み、逃げ出さないように、ダージュの方へ行かないように牽制する。
ここで仕留めるしかないのだ。
クウやミユキ、レンが取り囲み、逃げ出さないように、ダージュの方へ行かないように牽制する。
ここで仕留めるしかないのだ。
KP
2R目。紐が二本消滅。-16となります。
カイ

「行くよ」
ひとこと宣言する。恐らく自分自身に向けて。
身を撓め、飛び掛かる。
ひとこと宣言する。恐らく自分自身に向けて。
身を撓め、飛び掛かる。
カイのキック
カイ

キックで攻撃!
CCB<=55 〈キック〉(1D100<=55)> 61 > 失敗
CCB<=55 〈キック〉(1D100<=55)> 61 > 失敗
カイ
惜しい!
KP
おしい!
カイのキックは失敗。
先攻決め
シノノメ

1D100 (1D100)> 80
羽化したグレース
1D100 (1D100)> 75
KP
グレースの先攻!
羽化したグレースの行動
羽化したグレース
7差か。
CCB<=25(1D100<=25)> 30 > 失敗
CCB<=25(1D100<=25)> 30 > 失敗
KP
巻き付いた紐がその足を引き、腕を縛る。
グレースは次の手番まで行動不能!
グレースは次の手番まで行動不能!
KP
これ攻撃は自動命中でいいんじゃないかと思うんだけど。
マキシ
それでよかったらこちらは助かる。
KP
では命中判定に+20入ることにしよう。
流石に相手も抵抗するから完全命中はやりすぎって気がする。
流石に相手も抵抗するから完全命中はやりすぎって気がする。
マキシ
ありがとうございます。
シノノメの攻撃
KP
NEXTシノノメ!
シノノメ

CCB<=50+20〈こぶし(パンチ)〉(1D100<=70)> 2 > 決定的成功/スペシャル
マキシ
おおおおお!
シノノメ

二倍を選ぶ!!
1d3+1(1D3+1)> 3[3]+1 > 4
8てん!!
[ 羽化したグレース ] HP: 25 → 17
1d3+1(1D3+1)> 3[3]+1 > 4
8てん!!
[ 羽化したグレース ] HP: 25 → 17
マキシ
おおお、でかい!
シノノメの攻撃は最大値クリティカル!
シノノメ

「ごめんなさいっ!」
叫んで剣の腹を振り下ろす。
叫んで剣の腹を振り下ろす。
KP
腹がへこむ嫌な音がした。
マキシの攻撃
KP
マキシ!
マキシ

弓で攻撃する!
マキシ

CCB<=(61+20)(1D100<=81)> 32 > 成功
1d5 ダメージ(1D5)> 2
[ 羽化したグレース ] HP: 17 → 15
1d5 ダメージ(1D5)> 2
[ 羽化したグレース ] HP: 17 → 15
マキシの攻撃はヒット。
マキシ

くそ、今度は浅い。でも、傷ついてきてる!
KP
グレースだったものは紐から抜け出そうと暴れている。
マキシ

そのとき相手が何かなんて考えてる余裕はなかった。重たい怒りが全身を燃やしていた。
KP
その獣の口はサクラの血で真っ赤だ。
コウの攻撃
KP
コウ!
コウ

弓で攻撃する!
コウ

CCB<=(77+20)〈弓〉(1D100<=97)> 28 > 成功
1d5(1D5)> 4
[ 羽化したグレース ] HP: 15 → 11
1d5(1D5)> 4
[ 羽化したグレース ] HP: 15 → 11
KP
みんな頑張ってる!
コウの攻撃はヒット。
コウ

「すまない」
マキシの様子を見て、意識的にひとこと口にした。
それは多分、グレースのために謝っているのではなかった。
マキシの様子を見て、意識的にひとこと口にした。
それは多分、グレースのために謝っているのではなかった。
KP
3R目。
紐が日本消滅します。
残りは10の紐のみ!
[ 羽化したグレース ] 紐†: 23 → 10
紐が日本消滅します。
残りは10の紐のみ!
[ 羽化したグレース ] 紐†: 23 → 10
KP
やっだ。
カイ
消えちゃう。
グレースの手番まで命中補正は入ったままの扱いでOK?
グレースの手番まで命中補正は入ったままの扱いでOK?
KP
ok。
カイのキック
カイ

〈キック〉で攻撃!
CCB<=(55+20)(1D100<=75)> 64 > 成功
補正のおかげで成功!
CCB<=(55+20)(1D100<=75)> 64 > 成功
補正のおかげで成功!
カイ

1d6+1(1D6+1)> 3[3]+1 > 4
[ 羽化したグレース ] HP: 11 → 7
[ 羽化したグレース ] HP: 11 → 7
KP
最大値多くない!?
カイ
カイは最大値じゃないよ!
(キックなので)
(キックなので)
KP
ああそうか!
がんばれシノノメ!!
がんばれシノノメ!!
カイの攻撃はヒット。
KP
獣があなたの動きに反応しようとしたとき、紐が体を引いた。
カイ

紐に巻かれてもがくグレースの、へこんだ腹めがけて蹴りを見舞う。
KP
弱体化要らなかったかなって思ったけどそんなことないよね!
カイ
そんなことはないない。かなり出目が奇跡的なだけなので。
紐耐久といい、相当最大値よりの出目出してますからね。
紐耐久といい、相当最大値よりの出目出してますからね。
先攻決め
シノノメ

1D100 (1D100)> 19
羽化したグレース
1D100 (1D100)> 51
KP
シノノメの先攻!
カイ
ナイス!
シノノメの攻撃
シノノメ

CCB<=50+20〈こぶし(パンチ)〉(1D100<=70)> 28 > 成功
1d3+1(1D3+1)> 1[1]+1 > 2
[ 羽化したグレース ] HP: 7 → 5
1d3+1(1D3+1)> 1[1]+1 > 2
[ 羽化したグレース ] HP: 7 → 5
シノノメの攻撃はヒット。
カイ
これはもしかしたら止めがマキシになるか? 重いぞ?
羽化したグレースの行動
羽化したグレース
暴れる!
+6だな。
CCB<=50+30(1D100<=80)> 40 > 成功
+6だな。
CCB<=50+30(1D100<=80)> 40 > 成功
KP
1d4(1D4)> 2
んーまあ、今となってはシノノメ狙いは有り難い。
んーまあ、今となってはシノノメ狙いは有り難い。
羽化したグレース
CCB<=70 《切り裂き(単体)》(1D100<=70)> 31 > 成功
1d4+1d6 切り裂きダメージ(1D4+1D6)> 3[3]+2[2] > 5
[ シノノメ ] HP: 6 → 1
1d4+1d6 切り裂きダメージ(1D4+1D6)> 3[3]+2[2] > 5
[ シノノメ ] HP: 6 → 1
コウ
うおお、ギリギリ!
KP
これ自動気絶はどうなるんじゃ。
多分戦える、でいいと思う。
多分戦える、でいいと思う。
コウ
戦えるんじゃないかなぁ。ショックロール(気絶)の所に自動気絶も含まれてそうな。
KP
獣は遂に紐から抜け出した。
グレースの攻撃はシノノメにヒット。シノノメの残りHPは1に。
KP
鎌がシノノメの体を大きく抉った。
シノノメは悲鳴を上げて吹っ飛ぶ。
シノノメは悲鳴を上げて吹っ飛ぶ。
コウ

シノノメさん、と叫びそうになった声を呑み込む。
いまは、目の前のあいつだ!
いまは、目の前のあいつだ!
KP
シノノメはふらふらと立ち上がった。
マキシの攻撃
KP
マキシ!
マキシ

弓で攻撃!
マキシ

CCB<=61 〈弓〉(1D100<=61)> 2 > 決定的成功/スペシャル
KP
あああ
KP
回避はない。どうする。
マキシ

二倍ダメージを選択!!
マキシの攻撃はクリティカルヒット。
マキシ

怒りに任せて弓を引いた。跳ねるように狙いを合わせる。
その一瞬、躊躇うことを忘れていた。
その一瞬、躊躇うことを忘れていた。
マキシ

1d5(1D5)> 3
6ダメージ。
[ 羽化したグレース ] HP: 5 → 0
6ダメージ。
[ 羽化したグレース ] HP: 5 → 0
KP
PCの勝利で戦闘終了……
マキシがとどめに……
KP
お見事……
マキシ
ほんとにマキシがとどめになった……
本当にめちゃくちゃ出目がやる気だった……
本当にめちゃくちゃ出目がやる気だった……
KP
やる気満々すぎてびっくりした。
マキシ
ほぼ最大値に近い出目を連発するしクリティカルぶっぱなすし。
KP
二人くらいは戦線離脱すると思ったのに。
マキシ
普通に行ってればダメージがギリギリだしカイの攻撃成功率は低いし、縛りに失敗する可能性も高かったから、勝てても戦線離脱多め、ダメージ足りずで負ける可能性も高かったかと。
KP
ファンブルの嵐はこの時に爆発させるためだったのか。
マキシ
かもしれない。
誰か落ちると一気にダメージがじり貧になるし、全員ダメージ少な目構成なんですよね。
誰か落ちると一気にダメージがじり貧になるし、全員ダメージ少な目構成なんですよね。
KP
何故この戦闘の難易度が高いか、というと……
報酬があるから、なんですよね!
みんな偉い!
報酬があるから、なんですよね!
みんな偉い!
マキシ
なるほど!!
サクラ

??? 9 → 10/12
??? 16 → 17/15
??? 16 → 17/15
KP
最後の一撃を加えれば、グレースだったものはその場に崩れ落ちた。
最後に苦し気な悲鳴をあげたきり、動かなくなる。
もう何度も見た、呪いの末路。
自覚せざるを得ない。
自らの背に生えた美しい虫の羽は、いずれ自分達を歪な獣へ羽化させる病巣に他ならないのだ、と。
最後に苦し気な悲鳴をあげたきり、動かなくなる。
もう何度も見た、呪いの末路。
自覚せざるを得ない。
自らの背に生えた美しい虫の羽は、いずれ自分達を歪な獣へ羽化させる病巣に他ならないのだ、と。
マキシ

「サクラ! サクラっ!!」
放った矢がグレースの真芯をとらえ、大きな体がぐらりと傾ぐのを見た。
あれだけ悲しかったはずの、あれだけ世話になったグレースとの最後の別れに言葉を投げるのも忘れ、サクラの所へ飛んでいく。
放った矢がグレースの真芯をとらえ、大きな体がぐらりと傾ぐのを見た。
あれだけ悲しかったはずの、あれだけ世話になったグレースとの最後の別れに言葉を投げるのも忘れ、サクラの所へ飛んでいく。
カイ

「最悪……、ほんとに最悪」
そんなマキシの背中を見て呟く。
そんなマキシの背中を見て呟く。
カイ

「グレース、ごめんね。……あたし達、間に合わなかったよ」
グレースだったものの、その金色の巻き毛に向き合う。
彼を悼む言葉をひとこと呟き、その傍らにしゃがみ込む。
彼を、彼だったものを悼む流れを作る。
グレースだったものの、その金色の巻き毛に向き合う。
彼を悼む言葉をひとこと呟き、その傍らにしゃがみ込む。
彼を、彼だったものを悼む流れを作る。
クウ

「グレース……、ごめんな。すっげぇ世話になったのにな。
飯、美味かったよ。いつも色々やってくれてたよな。みんなの兄ちゃんだったよな」
飯、美味かったよ。いつも色々やってくれてたよな。みんなの兄ちゃんだったよな」
コウ

「グレース、今までありがとう。
……すまない。止められなかった。間に合わなかった」
その獣の金色の巻き毛に触れ、小さく撫でつける。
……すまない。止められなかった。間に合わなかった」
その獣の金色の巻き毛に触れ、小さく撫でつける。
シノノメ

「…………」
無言でコウの背にしがみつく。
無言でコウの背にしがみつく。
レン

「こ、これ、これが……翅の……」
レンはがたがたと震えている。
レンはがたがたと震えている。
ミユキ

「うん、私たちもいつかこうなるよ」
ミユキが静かな声で呟いた。
ミユキが静かな声で呟いた。
KP
サクラはダージュの介抱を受けているところだった。
しかし首は抉られ、腹には大穴があき、手足は食いちぎられて棒のように転がっていた。
呼吸は浅薄で目は見開いてどこも見ておらず、マキシの呼びかけに反応する様子もない。
どう見ても致命傷であり、助かりようがないように見えた。
しかし首は抉られ、腹には大穴があき、手足は食いちぎられて棒のように転がっていた。
呼吸は浅薄で目は見開いてどこも見ておらず、マキシの呼びかけに反応する様子もない。
どう見ても致命傷であり、助かりようがないように見えた。
マキシ

「サクラ! サクラ!!」
叫び、サクラの身体に縋りついた。
どう見ても助からない。死のうとしている。
何度も仲間たちを殺したことのある自分がそう言うのを、否定し続けた。
叫び、サクラの身体に縋りついた。
どう見ても助からない。死のうとしている。
何度も仲間たちを殺したことのある自分がそう言うのを、否定し続けた。
KP
『……終わりましたか』
ダージュはマキシが駆け寄ってくると同時、サクラの治療を中断し、
体を抱き上げて運び、グレースだったものの残骸の横に寝かせた。
ダージュはマキシが駆け寄ってくると同時、サクラの治療を中断し、
体を抱き上げて運び、グレースだったものの残骸の横に寝かせた。
マキシ

「ダージュ、なんでやめるんだよ。サクラ、傷だらけじゃないか」
KP
他の皆もダージュの突然の行動に驚いているだろう。
その時。
その時。
サクラ

気絶していたサクラがかっと目を開けた。
サクラ

そして隣のグレースの残骸に噛み付く。
その肉を引き千切って咀嚼している。
喉に空いた穴からいくらか零れ落ちるが、それも構わずに。
その姿はまさに獰猛な獣のそれであった。
その肉を引き千切って咀嚼している。
喉に空いた穴からいくらか零れ落ちるが、それも構わずに。
その姿はまさに獰猛な獣のそれであった。
SANチェック
KP
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》
マキシ

1d100 34 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 97→致命的失敗(ファンブル)
SAN 34 → 33
SAN 34 → 33
KP
ショックだったのかー
マキシ
ショックだったみたい
なにものなんだろうねぇ、サクラ。
なにものなんだろうねぇ、サクラ。
コウ

1d100 48 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 39→成功
カイ

1d100 62 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 32→成功
シノノメ

1d100 68 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 29→成功
KP
サクラは最初はぼろぼろと零しながら、やがて勢いを増して喰らい始める。
マキシ

「えっ?」
目を開けた。
それを喜ぶ間も驚く間もなく、サクラが取った行動は思ってもないものだった。
同じだ。
くらげの肉を食ってたあの時と、同じ。
目を開けた。
それを喜ぶ間も驚く間もなく、サクラが取った行動は思ってもないものだった。
同じだ。
くらげの肉を食ってたあの時と、同じ。
コウ

振り返った瞬間にそれが目に入った。
呆然と、その様子を見ている。
あれは、……何だ?
サクラは……、彼は、一体「何」なんだ?
呆然と、その様子を見ている。
あれは、……何だ?
サクラは……、彼は、一体「何」なんだ?
カイ

「えっと……、何が起きてんの?」
目を瞬く。
目の前の出来事がうまく理解できない。
目を瞬く。
目の前の出来事がうまく理解できない。
クウ

「えっ、たべ? 食べ? うまいのか?」
混乱して言う。
混乱して言う。
KP
シノノメは息を呑んだ。
ダージュはその様子をじっと見ている。
ダージュはその様子をじっと見ている。
レン

「サ、サクラも変異したの?」
マキシ

「う、ううん。だってサクラはちゃんと元の姿してるよ。
それにダージュが止めなかった。ダージュ、サクラがこうするの分かってたんだ」
それにダージュが止めなかった。ダージュ、サクラがこうするの分かってたんだ」
KP
その光景の異様さに圧倒されている中、時間にして数分経った頃。
サクラは気絶するようにその場に倒れる。
驚くべきことに先ほどグレースに食いちぎられた体はおろか、今朝破損した両足までもが再生していた。
これは一体どういうことなのだろうか?
サクラは気絶するようにその場に倒れる。
驚くべきことに先ほどグレースに食いちぎられた体はおろか、今朝破損した両足までもが再生していた。
これは一体どういうことなのだろうか?
サクラ

??? 10 → 9 /12
??? 17 → 18 /15
??? 17 → 18 /15
SANチェック
KP
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1d3》
マキシ

1d100 34 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 40→失敗
1d3 Sasa 1d3→2
SAN 34 → 32
1d3 Sasa 1d3→2
SAN 34 → 32
マキシ

1d100 48 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 65→失敗
1d3 Sasa 1d3→2
SAN 48 → 46
1d3 Sasa 1d3→2
SAN 48 → 46
シノノメ

シノノメ - 今日 0:29
CCB<=68 【《SANチェック》】(1D100<=68)> 33 > 成功
SAN 68 → 67
CCB<=68 【《SANチェック》】(1D100<=68)> 33 > 成功
SAN 68 → 67
コウ

コウ - 今日 0:30
CCB<=62(1D100<=62)> 23 > 成功
CCB<=62(1D100<=62)> 23 > 成功
コウ

「えっと……、何だかよく分からないが」
ひとつ咳ばらいをする。
ひとつ咳ばらいをする。
コウ

「とにかく、サクラは生きてるんだ」
マキシ

「あ……、」
その一言に、はっ、とサクラの顔を見る。
その一言に、はっ、とサクラの顔を見る。
サクラ

サクラは穏やかな寝息を立てている。
顔色は随分良くなったようだ。
顔色は随分良くなったようだ。
クウ

「だな。グレースは……、グレースは、助けらんなかったけどさ。
とにかく、たべ? 分かんないけど、サクラ、助かったんだよな」
コウの言葉につられるようにして、マキシの背中をぽんと叩く。
とにかく、たべ? 分かんないけど、サクラ、助かったんだよな」
コウの言葉につられるようにして、マキシの背中をぽんと叩く。
KP
『グレースに穏やかな眠りを。
さあ……帰りましょう。』
ダージュは、亡骸をあなたの目から覆い隠すように、グレースの体へローブの裾を被せた。
その言葉には有無を言わせない迫力があった。
冷たく、ただそう在るだけの夜の帳が、この丘に染み入った血と惨状を飲み込んでくれている。
その夜の在り様が、なんだかダージュに似ているような気がした。
さあ……帰りましょう。』
ダージュは、亡骸をあなたの目から覆い隠すように、グレースの体へローブの裾を被せた。
その言葉には有無を言わせない迫力があった。
冷たく、ただそう在るだけの夜の帳が、この丘に染み入った血と惨状を飲み込んでくれている。
その夜の在り様が、なんだかダージュに似ているような気がした。
マキシ

「うん……、グレース、ごめんな。
ごめんな、グレース。
サクラ、生きててよかった、サクラ」
理解しがたい現状と、サクラの行動に感じたショックと、それでも穏やかな姿を見て感じてしまった安堵と、そのことへの罪悪感。
あらゆる感情が処理しがたく、矛盾していて、ただ感じたことをぽろぽろとこぼした。
ごめんな、グレース。
サクラ、生きててよかった、サクラ」
理解しがたい現状と、サクラの行動に感じたショックと、それでも穏やかな姿を見て感じてしまった安堵と、そのことへの罪悪感。
あらゆる感情が処理しがたく、矛盾していて、ただ感じたことをぽろぽろとこぼした。
カイ

「……帰ろっか」
一度目を伏せて、それから顔を上げた。
目の前にあるものだけを考えていたかったのは、あたしも同じだ。
一度目を伏せて、それから顔を上げた。
目の前にあるものだけを考えていたかったのは、あたしも同じだ。
ミユキ

「……うん」
マキシ
表、クウは単純に理解が追いついてない。
コウは潜在的にそういう人(境界のない波照間)なんですね。
コウは潜在的にそういう人(境界のない波照間)なんですね。
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波間のダージュ 一覧
コメント By.KP(佐倉)
唸るダイス! 今までのファンブルの嵐は今この時のために……!
唸るダイス! 今までのファンブルの嵐は今この時のために……!
メインルート
メインルート
子供佐倉ルート
子供佐倉&デビルシフター牧志ルート
塔牧志ルート
塔牧志&佐倉ルート
Nルート
N牧志&N佐倉ルート
波照間ルート
波照間(&東雲)ルート
佐倉~月影ルート
佐倉・アナザールート
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」








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