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こちらには
『midnight pool』のネタバレがあります。

本編見る!
KP
クラゲの水槽には穏やかな水流を作る装置が動いており、クラゲの浮遊は快適に保たれている。
透明で小さな、ただ流されているそれらは、時折生きていることを証明するように傘を動かしてみせた。

クラゲといって思い出すような触手はほとんど見えない程短く、模様のついたお椀か皿か何かが浮かんでいるようにも見える。
KP
種類を思い出したければ、〈生物学〉で判定。
佐倉 光
1d100 1 いきもの? 悪魔なら分かるんだけどなぁ。 Sasa BOT 1d100→14→失敗
佐倉 光
「……ミズクラゲとかエチゼンクラゲしか分からない……」
エチゼンクラゲは砂浜に落ちてるヤツ。だった確か。
多分水に浮いてたら分からない。
KP
ミズクラゲという名を思い出すなら、水流に従ってふわふわと浮かぶお椀状のそれは、その名と一緒に見たものに似ているような気もした。
佐倉 光
よく見るクラゲだな……
KP
佐倉さん、水槽を見たときに〈心理学〉で判定。
佐倉 光
〈心理学〉 57。オープンで大丈夫ですか?
KP
ここはオープンで大丈夫です。
佐倉 光
1d100 57〈心理学〉 Sasa BOT 1d100→72→失敗
KP
水槽の中に、ひとつ何か違うものが浮かんでいる。
見れば、それは青白い肌をした幼い少年だ。

血の気のない肌をよく見れば、それはあなただった。
記憶にないはずなのに、分かる。
血の気のない肌にいくつもの注射痕。無数の管に繋がれてクラゲのようにたゆたうそれは、幼いあなただった。

彼はぽっかりと眼を開き、脱力し、ただ浮遊している。
まるで、死んでいるかのようだった。

SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D4》。
佐倉 光
1d100 74 SAN Sasa BOT 1d100→92→失敗
1d4
Sasa BOT 1d4→3
SAN 74 → 71
佐倉 光
おおでかいでかい
KP
これは衝撃的だったかぁ。
佐倉 光
「……!」
怖気だった。全身に痛みが走った。
虚ろな目よりも、ぽかりと開いたままの口よりも、だらりと垂れ下がった細い腕についた無数の注射痕から目を離せなかった。

窓硝子の向こうに見えるが手が届かない遠い風景、
たまに部屋に来る年下の少女への嫉妬と怒りと憧憬。
真っ白な病室が見える。冷たい目をした男が見える。
長い長い道が見える。硝子で囲われた椅子が見える。
従え、と蛇が言う。拒絶は有無を言わせぬ力で押さえ込まれ、水に沈められる。
だから子供は死んだ。得体の知れない蒼い粘液にずぶずぶと沈む。
いつ帰れる? 問いかける幼い声に、言葉を濁す大人の声。
無理に決まっている、まだ完成しないのだ。蛇の瞳。痛み。

かちかちと歯が音を立て、後ろによろめいて二歩三歩さがった。
どうしようもなく全身が震える。
脳味噌の空白にぶちまけられた情報は、あまりにも多すぎて整合性に欠け、毒がきつすぎて正視できない。
KP
誰かがあなたを支えようとした。
あなたの名を呼ぶ誰かの声が聞こえる。
声は多重にぶれ、複数の声となってあなたの手を取ろうとする。
しかしあなたに襲いかかる情報はあまりに黒く冷たく、あなたをその手から引き離す。
KP
あなたはそこから、それから逃げ出す?
それとも、逃げ出さない?
佐倉 光
狂気にやられてはいないんだけどなぁ。さすがにこの状況は怖いから逃げるかな。
佐倉 光
何も見えない。悲鳴を上げ、かぶりを振り、後ろへさがる。
駄目だ。『これ』は忘れなくてはならない!
恐ろしい水槽から離れようと、引きつった声を上げ、じたばたと地面を泳ぐ。
KP
あなたは地面の上をもがき、泳ぎ、『それ』から逃げ出そうとする。

誰かの声が遠ざかる。

あなたは『それ』を遠ざけ、忘れようとする。
あなたの望み通り、水槽の中の『それ』に、クラゲが集まってくる。ぷかぷかと動くそれらは、『それ』に集い、捕食する。

ぼろぼろと食べ残しが漂い、水が赤く濁っていくと、先程感じた強烈な恐怖が、『それ』が、あなたの中から抜け落ちてゆく。

水槽の中から『それ』がすっかり姿を消してしまうと、あなたは何に恐怖していたのか、よく分からなくなっていた。
KP
あなたの【INT】が1減少します。(一時的減少)
佐倉 光
【INT】 17 → 16
佐倉 光
怖い。怖い。怖い。見たくない。
視線は外せないので必死で意識を反らし、後ろへ、後ろへと。

『それ』が血煙になってしまうと、全てが覆い尽くされて何も見えなくなった。
血の霧の中でほっと安堵する。
見えなくなった。これで大丈夫。
今思えば何が怖かったのかも良く分からない。
浮いていたのは何だっただろう。
逃げ出したい。
水槽の中見た時のカオスな描写は、佐倉の人生で一番嫌な時期の思い出にまだ克服しきっていない一生物のトラウマをたっぷり乗せて最悪の記憶をトッピングした感じです。
佐倉 光
いい加減立ち向かわないとまずいかなぁw
KP
たぶんラストバトルで向き合うことになるんじゃないかなぁ(向き合うかどうかはお任せします)という感じですね。
佐倉 光
ラストでは向き合う予定だけど。
あといい加減探索者もしくは悪魔使いムーブ入れていかないと、もう水槽見ないw
水槽覗いたら碌な事が起きないもん。
KP
それはそうなんですよね。ホラーなことと呼吸困難しか起きてないもんな!
佐倉 光
あっでも今回は忘れたから「クラゲ綺麗だな」しか起きてない!
KP
そういえば! >忘れたから
牧志に先に見てもらうというのもアリ?
佐倉 光
それもアリですね!
何を見たかは全く思い出せない感じでしょうか。
KP
青白い肌をした少年が浮かんでいたような気がするが、それが誰だったのか、なぜ怖かったのかは思い出せない。

佐倉 光
ふわふわと漂うクラゲをぼんやりと見上げる。視線がクラゲを追って水面を漂う。
佐倉 光
「……」
小さなため息をついた。
牧志 浩太
「佐倉さん? ……何か、あったのか?」
少し不安そうに呼びかける牧志の声が聞こえた。
見れば、逃げ出したあなたを牧志が追いかけてきていた。
佐倉 光
「分かりません、水槽の中にぐったりした男の子が見えて……
多分怖かったんだと思うんだけど、それがどうしてだったかは分からないんです」
佐倉 光
「分かっていたような気がするけど、怖くて……」
そう言いながらも、何だか上の空だ。
言葉を発する端から忘れてゆく。怖かったことですら不確かになってゆく。
ただ心臓だけがまだ早鐘をうっていて、『何かあったのだ』ということを声高に叫んでいた。
牧志 浩太
「佐倉さん……?」
牧志はどうしてか、どこか不安そうにあなたの手を取ろうとする。
佐倉 光
「もう大丈夫ですよ……」
手を借りて立ち上がる。
牧志 浩太
「俺には見えなかったな……、クラゲがいただけだった」
確かめるように、牧志の眼があなたを覗き込む。
『これでよかった』というのに、どうして彼はそんな顔をするのだろう。
佐倉 光
「きっと見間違いかなにかです。
なにかいたとしても、もう消えちゃったし」
牧志 浩太
「そうか、ならよかったけど……。
今の佐倉さん、少し血の気が引いて見える」
佐倉 光
冷や汗をぬぐって水槽の方を見た。
KP
水槽の中には、ふわふわと傘を動かすクラゲが浮いているだけだった。
佐倉 光
なんだ、やっぱりクラゲしかいないじゃないか。
佐倉 光
「さっきの女の子や牧志の死体もそうだけど、あるはずのないものなんです。
きっと不安すぎて幻覚を見てるんですよ」
おかしいのは、僕だ。
牧志 浩太
「女の子の時は、二人揃って幻覚を見たって?
そういうことも、いや、あるな」
佐倉 光
「平気です。
ごめんなさい、取り乱して。
先に進みましょう」
牧志 浩太
「いいよ、大丈夫」
佐倉 光
下らないことで迷惑をかけたことを申し訳なく思いながら、クリオネの水槽に向かおう。
何もあるわけがない。自分に言い聞かせるように少し大胆に覗こうかな!
KP
クリオネの水槽は、独特な構造になっている。
元の水槽は小さいが、それを囲うようにレンズの壁がつけられているのだ。

箱を箱で包んだような構造でできたそれは、とても小さいクリオネ達を、肉眼で十分眺められるように映し出している。
KP
よく見てみる? 一瞥して通り過ぎる?
佐倉 光
なにもなかったことの証明のためにガッツリ見てやる!
KP
よく覗き込めば、ふわふわと水の中に浮かぶ、小さな小さな生き物達が、あなたの視界の中で踊る。

何となく人を想起させるような、いや角がついているあたりは猫の耳のような。
人に何の縁もないというのに、その形はどこか親しみを感じさせる。
KP
佐倉さん、〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光
1d100 79〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→80→失敗
佐倉 光
おしい
クリオネといえば……
KP
水槽を眺めていたあなたの耳に、ふと声が聞こえた。
牧志 浩太
『どうして、ここにいるんだ?』

それは牧志の声だった。
佐倉 光
「えっ?」
佐倉 光
その声はどこから?
隣の牧志が言っているなら顔を見る。
牧志 浩太
「佐倉さん? 何か、あったのか?」
牧志は不思議そうにこちらを見る。
同時に、再び声が聞こえた。
牧志 浩太
『どうして、ここにいるんだ?』
KP
声はどこからともなく聞こえてくる。
心なしか、目の前の水槽から聞こえてくるような気もする。
佐倉 光
「牧志の声が聞こえる」
ぼんやりと呟く。水槽に吸い寄せられるように声のする方を見る。
牧志 浩太
「えっ? 俺の声?」
彼には心当たりがないようで、不思議そうに水槽を見、壁に触れる。
牧志 浩太
『分からない?』
また、声は問いかけてくる。

不意に、目の前で浮かんでいたクリオネの一匹の、人間に見立てれば顔にあたる所が、半分ぼこりと欠けた。
佐倉 光
あかんやつだ。
KP
声に答える? 答えない?
佐倉 光
「どう、して?」
分からない。
分からない。分からない。
自分が誰かも不確かなのにそんなこと分かるわけがない。
混乱する思考が反射的に口から漏れた。
佐倉 光
「わからない」
KP
わからない、そうあなたは呟く。

顔の欠けたクリオネが、あなたの所に近づいてくる。
手を伸ばし、水槽とレンズの壁をするりと身をくねらせて潜り抜けた。

ことん。
小さかったはずのそれが水を抜け、硬い音をさせて床に落ちる。
牧志 浩太
「あれ……、何だそれ」
隣にいる牧志が声を上げる。

床に落ちたそれは、生き物ではなかった。
クリオネの形に似た、透明な片手ナイフが落ちている。
そのナイフは、顔の片側が欠けていた。
佐倉 光
クリオネのかたちのナイフ。
頭の方を持つもので、柄頭に当たる頭が欠けているデザイン、ということでよいですか?
KP
それで合っています。
持つのに支障はありません。
佐倉 光
拾い上げる。
KP
冷たく硬質な感触が、あなたの手に触れた。
それはもはや、喋ったり動いたりすることはない。
佐倉 光
「これが、牧志の顔で話しかけてきました。
どうしてここにいる?  って」
手元をぼんやりと見下ろす。
佐倉 光
「答えたら、ナイフになって出てきました……」
牧志 浩太
「えっ? それが、俺の顔で?
……俺が横にいたからコピーした、とか?」
佐倉 光
「よく、分からないけど……」
切っ先に触れる。その切っ先が本物であるらしいことに怯える。
牧志 浩太
「何をさせたいのかよく分からないけど、とりあえず武器にはなりそうだな」
KP
クリオネの形をしたナイフ
〈ナイフ〉技能で武器として扱うことができる他、提案次第で他の技能で扱うこともできます。
KP
佐倉さんが一般人になっちゃってる分、いきなり「武器にはなりそう」って言い出す牧志が異様に見えるなと自分で書いてて思いました
佐倉 光
「……武器?」
耳を疑う。戸惑う。だっていくら不気味だってただの水族館だ。逃げ出したサメが空飛んで襲ってくる、とでもいうのか?
佐倉 光
「何のために?」
牧志 浩太
「えっ、何のためにって……、」
あなたの訝しむ視線に、彼ははた、と目を瞬いた。
少し黙り込み、考える。

水槽の薄暗い光に囲まれて。
暫くの間、妙な沈黙が落ちる。
それから彼はようやく口を開いた。
牧志 浩太
「……何だか前提がずれてる?」
佐倉 光
「前提? えぇっと……」
思わぬ質問に考え込む。
佐倉 光
「今僕たちは、どうやら閉館後の水族館に閉じ込められてて、
ついでに僕がストレスか何かで幻覚見てるから、
早く帰らないといけないな……ってとこで合ってます?
そうだな、幽霊がいるかもしれなくて、それで逃げているみたいな人もいた?」
牧志 浩太
「あー……、ごめん。
俺は幻覚じゃなくて、何か妙なことが実際に俺達に起きてる、と考えてた。
それで、もしかしたら何かが襲ってくる可能性も考えに入れてた。

もちろんいきなり殴りかかろうなんて考えてないし、殴りかかってどうにかなるとも考えてないけど、最悪武器になるかと……、

……ごめん。こうやって言うと飛躍してるな」
がりがりと彼は頭を掻く。
おかしいのは誰だ
KP
異様に見えるっていうか異様でしたね。
佐倉 光
実際に何かに襲われたわけじゃないからー
佐倉は「僕がおかしいだけだね」って飲み込むところだったし。
KP
ないですからねー。
二人しか見てない(しかも途中からは佐倉さんだけ)幻覚みたいなことが起きてるだけだし。
佐倉 光
今正に「幻覚だね」で済まないことが起きてるんですけどね。
KP
いやいや最初から落ちてただけかもしれないし。
佐倉 光
そこ追求しよう。

佐倉 光
「幻覚じゃない……?」
手の中にあるナイフを見つめる。
佐倉 光
「これは、この水槽の中のクリオネが水槽をすり抜けて出てきたもの……っていうのが幻覚じゃないっていうんですか」
佐倉 光
「こんなの普通、どう考えたって僕がおかしいんだ」
牧志 浩太
「俺達が揃って幻覚を見てる、って可能性もあるはあるけど。

とりあえず、俺から見たら佐倉さんはそうおかしくないし。
すり抜けて出てきた所は見えなかったけど、あの女の子やそのナイフは俺にも見えてる」
牧志 浩太
「だとすると、本物かもしれないって思っておいた方が安全かな、って思うんだけど……。
いや、でも、実は今が昼間で、辺りに普通に人がいたりしたら、それはそれで危ないか……」

うーん。可能性を増やしすぎたのか、牧志は考え込んでしまった。
また前提がずれかけている。
一般人と逸般人
KP
佐倉さんがボケボケかと思ったら牧志がボケになってきた。
佐倉 光
実は昼間で人がいる……どっかの予備校に入り込んだ魔剣と龍かな。
KP
どっかの魔剣と龍ですね。
実はPCが狂っていたり幻覚を見させられているパターン、これまでのシナリオではなかったけど案外あると思ってて、怪異慣れしちゃってる二人はそういう時には弱いかなって。
佐倉 光
おかしいのは自分 だと割とどうしようもない。
駅にいた波照間さんかな??
KP
波照間はもう最初から狂気と正気の合間にいるのかもしれない。
あと悪魔使いと神話知識持ちって、割と狂気に近いところにいると思ってて。
佐倉 光
メガテンで「俺達正気度0」って話してたけど、割と合ってると思います。
割と簡単に世界に対して害を与え始めるヤツ出るし。
KP
割と合ってますよね。
どっかの魔剣と龍……ビーストバインドのトモキと雨宮。

佐倉 光
「……正直なところ良く分かりませんけど。
じゃあ異常は全部本物で、そのうちこのナイフみたいに水槽抜けて何かが襲ってくるかも、って仮定して、持っていきますけど」
どうしたものかと考え込んでポケットに入れかけ、動きを止める。
佐倉 光
「……理由は分からないけど、ここに持っていたくない」
これもトラウマ絡み
KP
転んだり、しましたね。誰かの三連ファンブルで。
佐倉 光
しましたね。その後ずっとポケットに入れてたし。
KP
入れてましたしね。
佐倉 光
今回は佐倉の嫌な思い出回なのだろうか。
KP
牧志はゆっくり癒してもらったのに、流れでそうなっててごめん佐倉さん。
佐倉 光
それを乗り越えたり整理して正気に戻って貰おうと思ってる。
佐倉は危険な状況の方が冴える質だから問題ない!
KP
ありがとうございます、楽しみにしています。楽しい。
佐倉はとあるシナリオで、牧志の3連続ファンブルの結果ポケットに入れていた短剣に酷い目にあわされたことがある。

牧志 浩太
「それでいいよ。念のため、ってことでさ」
あなたを置き去りに考え込んでしまったことに気づいて、ばつが悪そうに苦笑する。
牧志 浩太
「あー、転んだりしたら危ないかもしれないしな。
俺のベルトポーチ、使う?」
彼は腰からベルトポーチを外し、あなたに渡そうとする。
佐倉 光
借りよう。ベルトに挟もうかと思ったけど、それより安全そうだ。
佐倉 光
「っていうか、僕より牧志さんの方がこういうの得意そうに見えますけど」
牧志 浩太
「得意、ってわけじゃないかな。
変なことに遭うことが多いだけで」
KP
ベルトポーチをつけると、どこかしっくりくるような、少し違和感があるような気がした。
あなたは、似たようなものを持っていたことがあるのだろうか。
佐倉 光
とにかくナイフをポーチにしまい込んだ。役に立たなきゃ立たないでその方がいい。

KP
水槽の群れの向こうに、非常口のランプが光っている。

あなたはふと、水族館のマップを思い出す。
後はイベントプールの前を抜ければ、ショップスペースと出口があるはずだ。
佐倉 光
「出口まで行ってみて、どうにもならないようだったら通報してみればいいし、事務所に警備の人くらいいるんじゃないかと思うんですよね」
足早にイベントプールへ向かう。
KP
内心、早くここから出たいと思っていたのだろうか。

まともだと思ったら前提がずれている青年といい、よくわからない幻覚といい、わけのわからないことが多すぎる。

あなたは足早に、イベントプールを目指して通路を抜ける。
KP
佐倉さん、【アイデア】で判定。
【INT】の低下に伴い、【アイデア】の値も低下するものとする。
佐倉 光
1d100 80 【アイデア】!  Sasa BOT 1d100→61→成功
KP
不意に、声がした。
牧志 浩太
『そこから出て』
KP
それは、牧志の声だった。
あなたの後ろに彼はいるはずだ。しかし、声は後ろから聞こえたのではなかった。
どこか遙か上から降ってくる声だった。

それに呼応するように、背後の水槽の中から、別の声が聞こえる。

声。男の声。女の声。少年の声。少女の声。男とも女ともつかない声、声、声、無数の声。

「ここから出て」「ここから出して」「ここはどこ?」「貴方は誰?」「私は誰?」「どうしてここにいるの?」「どうして?」「どうして」「どうしてどうしてどうして」
佐倉 光
「ま、また……!」
声の津波に襲われ、目を見開いて震える。
近くにいるはずの牧志を探す。
彼の側にいればきっと安全。
彼ならこの事態にどうしたらいいか知っている!
KP
「どうして」

ざわめいた声達は次第に高く悲鳴の響きを帯びてゆく。
佐倉 光
「知らないよ! 知らない! 僕は何も知らない! 分からない! もう放っておいてくれ!」
耳を塞いで叫んだ。
KP
突然。辺りを照らす水槽の灯りが、全て消えた。

不意に、あなたは激しい眩暈に襲われる。
立っていられない。
前が見えない。
息ができない。

真っ暗闇の中で、ぐるぐると回りながらあなたは溺れる。溺れる溺れる溺れる。
佐倉 光
渦の中で弄ばれながらもがく、もがく。
KP
【INT】×3で判定。
佐倉 光
1d100 48【INT】 Sasa BOT 1d100→99→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
わぁ。
KP
ほっほう、ここでファンブル
佐倉 光
なんなんだよーこわいよー
時おり聞こえる牧志の声は何なんだろうなぁ。
KP
なんなんでしょうね。

KP
あなたの手はどこにも触れない。
あのリズムは、どこからも聞こえない。
あなたは独り、真っ暗闇の中で呼吸を失う。

息が……、できない。
あなたは沈む。
深い深い水の底へ。

溶けていく。
KP
あなたは不意に幻を見る。
どうして幻と分かったのだろうか。
それは、あなたの瞼の裏に映って見えたからだ。

それは、あなただった。

あなたの色をした眼。
あなたの形をした口。
あなたの姿をした指。

それらを身体中に生やして、黒い泡のような泥にまみれた、溶けて形を喪ったあなただった。

SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
KP
ファンブルで何かの幻と《SANチェック》増えました。
佐倉 光
溶けた~

メモ用チャンネルにて
佐倉 光
1d100 71 Sasa BOT 1d100→99→致命的失敗ファンブル
ハハハ

佐倉 光
間違ったとこで振った。
KP
ほんとだ窓が違う。こちらで振り直してもらっても大丈夫です。
佐倉 光
1d100 71 SAN Sasa BOT 1d100→98→致命的失敗ファンブル
KP
!?
佐倉 光
そういう運命だったのさ。
KP
ハウスルールで最大値の3点どうぞ。
振り直してもこれは、もう衝撃を受けろとダイスが言っている。
佐倉 光
SAN 71 → 68
佐倉 光
「――――――!」
佐倉 光
「……!」
いつも助けてくれたリズムが感じられない!
助けを求めようにも声は出ず、動けず、呼吸もできない!
なすすべもなく溺れ、沈み、溶ける。
ちがうこれは幻だ。
助けて牧志
駄目だ、この声は届かない
このままでは溺れて死ぬ
助けて

違う
なんとかしないと、なんとか……!
KP
あなたはもがく。
その手が何かに触れることはない。
何もできないまま、沈んで、溶けていく……。
KP
ふっと意識が戻った。
すこし頭がぼんやりしている。

周りには空の水槽ばかりが並んでいた。
水も入っていなければ、生き物の姿もない。

ここには、何もいない。誰もいない。
あなたは辺りを見回すかもしれない。

牧志も、いなかった。
ここにはあなたしかいない。

それとも本当は最初から、ここにはあなたしかいなかったのだろうか。
KP
【INT】が1減少する。(一時的減少)
佐倉 光
【INT】 16 → 15
俺の唯一の取り柄が……
佐倉 光
「ここ……どこだ……」
ふらふらとする頭を抱えて振る。
ここはさっきまでいた場所?
それとも見たことない場所?
あと、イベントスペースには着いていたんだろうか?
KP
生き物や水はなくなっているが、まばらに置かれた四角い水槽は、先程までいた場所を思わせる。
佐倉 光
「牧志? どこ!?」
叫んでみる。
これはただはぐれてしまったわけではないのだろうか。
何もいない空間を、僕は一人で彷徨っていた?
そんなはずは……
僕が溺れるたびに助けてくれた牧志の声は本物だったと思うのに。
僕はまた、幻を見ている?
佐倉 光
今までが幻?
今が幻?
牧志も幻?
もう何も分からない……!

周囲を見回す。
KP
あなたの叫びに、返る声はない。
通路の向こうにぼんやりと、非常口のランプが灯っている。
佐倉 光
ここで立ちすくんでいても誰も助けてはくれない。
自分で歩くしかない。
前に進むために、逃げるんだ。
非常口に向かう。
KP
あなたは暗い中を、一歩一歩進んでいく。
取れる手もなく。掴める手もなく。
それでもあなたは、前に向かって進む。
佐倉 光
恐怖を押さえ、震えを押さえ、一歩一歩前へ。
助けを待っている余裕などないはずだ。
今すべきはなにも考えずに助けを待つことではなく、最善の行動をとることだ。
転進
佐倉 光
行き先が非常口、というのが佐倉にとってはなかなかよい展開!
KP
確かに!
怖くても逃げてても進める。
佐倉 光
前向きな逃亡は普段の行動ですからね。
KP
ですね。

KP
ふと、視界が開けた。

通路を抜け、イベントプールの前に出たのだ。
昼に見たアシカショーのものより大きなプールは、ぽっかりと暗く。
円周状の客席には、変わらず誰もいない。
KP
あなたは気づく。
プールの中が、黒く濁った粘質なゼリー状の何かで満たされていることに。
そしてその何かの上、水面に立つようにして人影があることに。
KP
1D100を振ってください。
佐倉 光
もう、ろくな目に会わないことは確信できたが、思わず見てしまった。

どうしてだろう。
どうして見てしまったんだろう。
どうして『見たい』なんて思ってしまったんだろう。
佐倉 光
1d100 Sasa BOT 1d100→98→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
なにこれ。
KP
WAO
KP
黒い水面の上に、恐ろしいものはなかった。

そこにいたのは、あなただった。
眼も、口も、指も。顔も、格好も。
いまここにいるあなたと、何一つ違わないあなただった。
佐倉(?)
「よう。静かな夜だな、俺」
KP
あなたはひどく穏やかな表情を浮かべて、黒い水面の上に立っている。

その静かな眼を見ていると、頭の芯がぶれる。
まるで鏡の中の自分と向き合っているようで、どうしようもなく不安が湧き起こる。

SANチェック成功時減少 2失敗時減少 1d4+1》。
KP
ファンブルにより、正気度減少値が少し増えました。
佐倉 光
1d100 68 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→72→失敗
1d4 Sasa BOT 1d4→2
SAN 68 → 65
佐倉 光
何が起きてるんだ~
KP
何か起きてる~
佐倉 光
「な、なんなんだ、僕!?
そんなわけない!
僕はここにいるんだ! お前、誰だ!」
膝から力が抜ける。座り込みそうになる。
KP
へたり込みそうになったあなたに向けて、彼はにやりと笑った。
佐倉(?)
「決まってんだろ、俺は俺だ、佐倉光だよ。
そういうお前こそ、誰だ?」
佐倉 光
「佐倉は僕だ!」
だってそうだ、牧志たちがそう呼んでいた。
それより何より『僕』が書いたんだ、僕が佐倉光だって。
左腕にちらと視線を落とす。
KP
あなたの左腕にびっしりと書かれた文字は、少し薄らいで消えかけていた。
佐倉(?)
「本当に?」
KP
けれど辛うじて、まだ読むことができる。
佐倉 光
「僕は佐倉だ!」
喚いて左腕に触れ、ニヤニヤと笑っている男を見た。
佐倉 光
「何なんだ、おまえは!
僕に何か用でもあるの? 放っておいてくれよ!
僕はここから出るんだ!」
わすれた
佐倉 光
恐怖のあまり牧志のことが頭から飛んでる。
牧志は自分と違って、自分で何とかできるだろう、という根拠のない思い込みをしている。
KP
なるほどー。何となく頼りになりそうだったから?
佐倉 光
そうそう、自分より色々知っているし、異界慣れしていそうだから。無意識に「『一方的に』助けてくれる存在」と位置づけちゃってる。
KP
なるほどなぁー。
牧志自身も割とそういう振舞いしてましたしね。
佐倉 光
今彼も困っているかも知れない、なんて欠片も想像できていない。
それは、彼と一緒に歩いた道が今は頭から消えているためですね。
彼も自分と同じ立場で、『支え合っていた』ことを忘れているから。
KP
「頼りになりそうな人」でしかない、と。
佐倉 光
そういうことですね! 彼の弱さを知らない。
強さだって知っているわけじゃないのにね。
KP
お、会話的に丁度いいタイミングでそこ突っ込めるかも。

佐倉(?)
「出ていく、だって?」
不意にあなたは表情を和らげ、愉快そうに笑った。
佐倉(?)
「ここがどこかも分からないのに?」
佐倉 光
「こ、ここは、水族館だ!
みなも水族館! もうすぐ出口の筈なんだ!
出口まで行けばきっと、誰かが気付いてくれる、助けて貰える!」
佐倉(?)
「へぇ、そうか。
助けて貰うって、誰に?」
佐倉 光
「そ、それは、警備の人とか、警察とか……牧志だっている!」
佐倉(?)
「牧志? 誰それ」
不意に、あなたは真顔になった。
同じ色の眼が、あなたをとらえる。
佐倉 光
「……えっ」
不意を打たれて息をのんだ。
佐倉 光
「牧志は、牧志だ、僕の……同居人で、友達の……」
佐倉(?)
「本当に?」
佐倉(?)
「本当に、そうか?」
佐倉 光
「その、はずで……」
あんな、住む世界が違うような事ばかり言っていたヤツが、友人?
佐倉 光
「そのはず……」
彼が言っていたこと全てが真実かどうかも分からないのに。
佐倉 光
「だって、僕は知ってるんだ……」
佐倉(?)
「何を?」
あなたは、静かに問いかけてくる。
佐倉 光
知っている。
彼の静かな優しさを知っている。
いつも僕が溺れている時に引き上げてくれた。
落ち着いた、穏やかに祈るような声で。

『よし。最悪瓶持って脱走ってルートができた』
わずかに青ざめた、無理をしたような笑顔が浮かんだ。

なんだ? この顔は……しらない。
ここ数日の記憶じゃない。
佐倉 光
「知っている……知っている筈なんだ」
彼は今、どこにいる?
佐倉 光
どのあたりで起きようか、割と悩むわコレ。
別に自称佐倉が牧志を知らなくても何の問題もないはずなんだけど……
なんだろうなぁ、駅で既に捕まってて、水槽の中ウロウロしてるのを牧志に見下ろされてるとかだったり……って感じでもないんだなぁ。
佐倉(?)
「なぁ」
知らない筈の記憶に戸惑うあなたを、あなたは静かに見ていた。
ふと、その声が少し低くなる。
佐倉(?)
「どうして、ここにいる?」
そして、答えようのない問いを、ひとこと投げてきた。
佐倉 光
「分からないよ! 僕が知りたいよ!
ここで何が起きてるんだ!
牧志はどこにいるんだ、僕にどうしろっていうんだ!」

記憶を失っていたのだ、約束だからって守る必要はなかった。
調子が悪いのだからと家で思い出すまで寝ていたり、自分が書いたというメモを読んで過ごすことだってできた。
それでも外出することを選んだのは?
佐倉 光
「牧志やシローと遊びに行ってみたかったからだよ!
そうしたいと、僕が思ったからだ!」
佐倉 光
多分訊かれてるのこういう事じゃない。
ていうか君誰。
佐倉(?)
「……へぇ」
あなたは一度、感嘆するように深く息を洩らした。
佐倉(?)
「随分大変そうで、苦しそうなのに。
見ろよ、顔なんか真っ青だ」
不意に目の前のあなたの顔から、すとんと血の気が抜け落ちる。
まるで死体のようなあなたが、鏡の中からあなたを見ている。
佐倉(?)
「それなのに、遊びに行ってみたかったって?」
佐倉 光
「そん、なの……」
佐倉 光
「僕の勝手じゃないか! 何なんだよ、さっきから!
お前は『佐倉光』かもしれないけど、『僕』じゃないだろ!」
佐倉(?)
「お前じゃない、か」
あなたは笑う。
佐倉(?)
「じゃあ、何なんだろうな?」
KP
〈心理学〉〈聞き耳〉【アイデア】で、それぞれ判定。別情報。
〈心理学〉はオープンでOK)
佐倉 光
1d100 57〈心理学〉 Sasa BOT 1d100→11→成功
1d100 79〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→54→成功
1d100 75 【アイデア】 Sasa BOT 1d100→54→成功
KP
あなたはふと……、気づく。
遠く、遠く遥か上から、音が聞こえる。
それは牧志の声ではなく、規則的な高い電子音だ。
あなたはその音を、昔、ずっと聞いていたような気がする。
KP
あなたは、気づく。
あなたを見返しているあなたの眼に、あなたが映っている。
あなたは白い部屋の中、いくつもの管に繋がれて、囚われたようにベッドに寝ていた。
KP
あなたは気づく。
先程まで鏡のように静かだった水面が、ざぶざぶと不穏に波立ち始めている。
佐倉 光
「お前は、何だ」
考えろ。考えなければ。
僕はどこにいる。
僕が『いる』のは水族館じゃない。
ここにいるのは『望んだから』じゃない。
ここは、何なんだ!

左腕に触れ、空振り。
その意味も分からず、ベルトポーチからナイフを出した。
逃げるべき?
もし僕の考えが正しければ、逃げることに意味なんかあるのか……?

非常口は相変わらずあるのかな。あればそちらへさがろうとする。なければ水槽からなるべく離れる方向へ。
牧志は?
佐倉 光
今回の話、焦り顔と泣き顔ばっかりだ。
KP
ごめんな佐倉さん……
佐倉 光
まーた実験動物にされてんの?
牧志の立ち位置が良く分からぬ。
KP
牧志の立ち位置、割と終盤までよくわかりません今回。

KP
外周を走る通路の向こうに、非常口のランプが光っている。
あなたはそちらへ向かおうとする。
KP
プールの水が激しく波立つ。
『何か』が、そこから飛び出してくる。

それは、形のない動く何かだった。
光沢を帯びた泥の肉体を這いずらせ、
蛇のような無数の瞳であなたを睨めつけて、
蜘蛛のような毛が生えた脚を無秩序に蠢かせ、
朱鷺の嘴をかつかつと鳴らして、
身体中に開いた口で、

あなたの声で笑った。
佐倉(?)
「大変そうだな」
佐倉(?)
「何もかもなくしちまって」
佐倉(?)
「それなのに考えて」
佐倉(?)
「藻掻いて」
佐倉(?)
「藻掻いて」
佐倉(?)
「息もできなくて」
佐倉(?)
「眠れよ。もう、何も考えなくていいんだ。
俺が、代わってやるからさ」
KP
無数の口とひとつの口で、それは、あなたは、そう告げた。
KP
嫌悪と恐怖の象徴、真夜中の悪夢を見てしまったあなたは、 《SANチェック成功時減少 1D3失敗時減少 1D8》。
佐倉 光
1d100 65 SAN Sasa BOT 1d100→76→失敗
1d8 Sasa BOT 1d8→2
SAN 65 → 63
佐倉 光
蜘蛛が蹂躙する。入り込む。そして命ずる。
『従え』
佐倉 光
朱鷺が切り裂く。殴打する。そして命ずる。
『従え』
佐倉 光
蛇の目が見下す。抑えつける。そして命ずる。
『従え』
佐倉 光
それらは嘲笑う。踏みにじる。支配する。無視する。我が物顔に、当然のように。

ふざけるな。

佐倉 光
「うるさい……ってんだよ」
潰れる喉の奥から絞り出す。
佐倉 光
「うるさい、うるさい、うるさい、黙れよ! 命令するな! お前は違う! 僕じゃない!」
佐倉 光
さーて、ここはケツまくって逃げればいいのか戦えばいいのか……
気がついたら全部が無理矢理屈服させようとするやつだから嫌いなんだ。カオスだな佐倉。
KP
そういえば。そういう所佐倉さんだなぁ。

ひとこと
佐倉 光
襲い来るトラウマ、恐怖の波に溺れる佐倉。
何もかもがどんどん不確かになって行く。
牧志は、どこだ?

意図的に佐倉を追い込んでいましたが、PLは結構怖かったんですよ!


CoC『欠落コディペンデント』牧志&佐倉 3

佐倉さんがあの時休むのを嫌がったのは、きっとこんな気持ちだった。

CoC『meow!!』牧志&佐倉 2

黒猫が貴方の手の甲を舐めて、顔をこすりつけていた。

【置】CoC『夢の果てならきみが正しい』 佐倉&牧志 6

確かめに行くって決めたんだ。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


【置】CoC『ふえるKPC~あなたが落としたのはきれいなKPCですか?~』 牧志&佐倉 1

「オレに分かるのは、オレが佐倉で、お前を守らないといけないって事さ」

CoC『瓶の中の君』牧志&佐倉 1

「……そのうち見つかる、か。そうだな、そうかもしれない。なくして忘れても、それはそれで何とかなることもあるしな」

【置】CoC『眼窩に祝福』 佐倉&牧志 1

「いつ!? 何があったんだよ!?」
「あー……、そうなるよな。また何かに巻き込まれたみたいなんだ、俺達」