
『ミッドナイトジャンクション』
のネタバレがあります。
クトゥルフ神話TRPG 目次
ミッドナイトジャンクション 一覧
本編見る!
佐倉 光

「……牧志?」
KP
佐倉が呟いた。
牧志 浩太

佐倉さんの呟きで我に返る。
牧志 浩太

「あ、ああ。
さっき聞こえた声のことだよな? 俺には佐倉さんの声に聞こえたんだ」
さっき聞こえた声のことだよな? 俺には佐倉さんの声に聞こえたんだ」
KP
謎の恐ろしい存在から必死に逃げた。距離を離した。もしかしたら逃げ切れたのではないかと思った。
それなのにまたこの場所だ。
過去の出来事が夢だったのか、あるいは何か異常が起こったのか。
あの存在は一体何であるのか。
ただひとつ確実なのは、あなた方は死のうが死ぬまいがこの場所に囚われているのかもしれない、という恐ろしい予感だった。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1d2》
また、凄まじく嫌な予感はするが、先ほどの生き物がなんなのかよく考えてみるなら
▼〈クトゥルフ神話〉知識
それなのにまたこの場所だ。
過去の出来事が夢だったのか、あるいは何か異常が起こったのか。
あの存在は一体何であるのか。
ただひとつ確実なのは、あなた方は死のうが死ぬまいがこの場所に囚われているのかもしれない、という恐ろしい予感だった。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1d2》
また、凄まじく嫌な予感はするが、先ほどの生き物がなんなのかよく考えてみるなら
▼〈クトゥルフ神話〉知識
佐倉 光

1d100 41 〈クトゥルフ神話〉知識 Sasa 1d100→ 97→致命的失敗(ファンブル)
1d100 34 Sasa 1d100→ 46→失敗
1d2 Sasa 1d2→2
SAN 32 → 30
1d100 34 Sasa 1d100→ 46→失敗
1d2 Sasa 1d2→2
SAN 32 → 30
牧志 浩太

何だあれ。
逃げ切ったはずなのに、こんなの酷い。
両肩からがっくりと力が抜ける。
あれだけ頑張ったのに!
逃げ切ったはずなのに、こんなの酷い。
両肩からがっくりと力が抜ける。
あれだけ頑張ったのに!
牧志 浩太

いや、あいつに食われなかっただけ、よかったような気もするけど!
牧志 浩太

……背筋を這う嫌すぎる予感に、あれが何か、なんて考えないほうがいいような気がした。
何か、考えてはいけないような……。
何か、考えてはいけないような……。
牧志 浩太

考えてはいけないと思うほどに考えてしまう!
1d100 37 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 26→成功
1d100 48 〈神話〉 Sasa 1d100→ 12→成功
1d100 37 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 26→成功
1d100 48 〈神話〉 Sasa 1d100→ 12→成功
牧志 浩太
「空間を裂いて角から出てくる腐臭を漂わせた暗黒の液体、追っかけてくる何かのことを考えてはいけません」をやってしまった牧志でした。
KP
警告したのに!!
牧志 浩太
ごめんKP!!
KP
だから佐倉先に振ったのにファンブル出すんだもんなー
KP
あなたはかつて断片的に得てきた知識からそれを組み立て、理解してしまう。
あれは領域を侵すものを追い続ける恐ろしい獣だ。
酷い悪臭とともに現れるそれはまさに破滅そのものである。
あらゆる角から黒煙となり湧いて出て、対象が死ぬまで追い続けるという。
120度あれば角と認識されたという例もある。
狙われれば最後、哀れな犠牲者は臓腑を撒き散らし息絶えるまで、平穏を得ることはないのだ。
あれはあなた方を標的としてきた。
もし、死んでもここに戻るというならば。
それはあなたの死をもっても終わらない、無限地獄に他ならないであろう。
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1d3》
あれは領域を侵すものを追い続ける恐ろしい獣だ。
酷い悪臭とともに現れるそれはまさに破滅そのものである。
あらゆる角から黒煙となり湧いて出て、対象が死ぬまで追い続けるという。
120度あれば角と認識されたという例もある。
狙われれば最後、哀れな犠牲者は臓腑を撒き散らし息絶えるまで、平穏を得ることはないのだ。
あれはあなた方を標的としてきた。
もし、死んでもここに戻るというならば。
それはあなたの死をもっても終わらない、無限地獄に他ならないであろう。
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1d3》
牧志 浩太

「あ」
角。
その言葉で、不意に、その正体に思い当たってしまった。
それは追いかけてくる時間の象徴だ。時間の象徴だと思っていた。
どんなものの首筋をさえも捕らえて食いちぎる、逃れがたい死だ。
まさか。
まさかまさかまさか。
時間の象徴だと思っていたのに。寓話だと思っていたのに。
角。
その言葉で、不意に、その正体に思い当たってしまった。
それは追いかけてくる時間の象徴だ。時間の象徴だと思っていた。
どんなものの首筋をさえも捕らえて食いちぎる、逃れがたい死だ。
まさか。
まさかまさかまさか。
時間の象徴だと思っていたのに。寓話だと思っていたのに。
牧志 浩太

「実在するなんて、そんなの、ありか」
漏らす声が凍った。
あれに狙われたら逃げられない。
自分の手に、指に、視線が移る。
佐倉さんの眼の眼球とまぶたの合間のその角度に。
なんでって。
人の体にも、角は、ある。
漏らす声が凍った。
あれに狙われたら逃げられない。
自分の手に、指に、視線が移る。
佐倉さんの眼の眼球とまぶたの合間のその角度に。
なんでって。
人の体にも、角は、ある。
牧志 浩太

1d100 37 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 45→失敗
1d3 Sasa 1d3→1
SAN 37 → 36
1d3 Sasa 1d3→1
SAN 37 → 36
佐倉 光

「なんだ? アレが何なのか知ってるのか?」
牧志 浩太

「あいつ、まずいやつ
逃げても、角があるとそこから出てくる
どこまでも 追いかけてくる」
ぎぎぎとぎこちなく振り向いて、それだけ口にする。
逃げても、角があるとそこから出てくる
どこまでも 追いかけてくる」
ぎぎぎとぎこちなく振り向いて、それだけ口にする。
牧志 浩太

狙われたらおしまい、だとは口にしなかった。
したくない。認めたくない。
記述が間違ってたってこともあるじゃないか。確実じゃないことを断言してたかもしれないじゃないか。
寓話と現実が混ざって書かれてたかもしれないじゃないか。
抜け道があるかもしれないじゃないか。
したくない。認めたくない。
記述が間違ってたってこともあるじゃないか。確実じゃないことを断言してたかもしれないじゃないか。
寓話と現実が混ざって書かれてたかもしれないじゃないか。
抜け道があるかもしれないじゃないか。
牧志 浩太

そもそも、ここが、現実でもあいつの住処でもないかもしれないじゃないか。
ううう。拳がぎりぎりと音を立てた。
ううう。拳がぎりぎりと音を立てた。
佐倉 光

1d100 30 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 15→成功
KP
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1d2》としたのでダメージはなし。
佐倉 光

「厄介な悪魔だな……」
KP
佐倉はあなたの様子を見てただ事ではないと察したようだ。
佐倉 光

「さっき……出てきた時は酷いにおいがしてたな。
角と臭いに気をつける……角って、割とどこにでもありそうだよな……
人工物なら尚更」
角と臭いに気をつける……角って、割とどこにでもありそうだよな……
人工物なら尚更」
KP
佐倉は表情をこわばらせた。
牧志 浩太

「そう、それ。それなんだよな。
角って、どこにでもある」
それ以上のことに言及せず、呻く。
角って、どこにでもある」
それ以上のことに言及せず、呻く。
佐倉 光

「くそ、また逃げ切れるか分からない。
あんなのどうしたらいい」
あんなのどうしたらいい」
KP
佐倉は腕輪に指を滑らせたが、エラー音が鳴っただけだった。
佐倉 光

「役に立たねぇな。分かってたけどここは現実じゃないかもしれない」
KP
さすがに120度も角判定だとまでは思ってない。
牧志 浩太
人体にも角があること、120度も角判定なことは必要な時があれば言及すべく言及を避けた牧志です。
絶望(《SANチェック》)しか強化しないので、現状……。
絶望(《SANチェック》)しか強化しないので、現状……。
KP
まあそうですね!
牧志 浩太
そうなんだよなぁ!
佐倉 光

「……さっき、あの化け物から逃げていた時、牧志の声が聞こえた。
だけど、牧志の……お前の声じゃなかった。よく似ていた」
だけど、牧志の……お前の声じゃなかった。よく似ていた」
牧志 浩太

「佐倉さんもか。
俺は、佐倉さんの声に似た声を聞いたんだ。
よく似た聞き慣れた声だったけど、確かに言われてみたら、微妙に違ったかもしれない。
『待ってろ、必ず』
『俺たちの声を……、て』って。
もしかして、もしかしてだけどさ。
誰か、俺達を助けようとしてくれてるんじゃないか」
俺は、佐倉さんの声に似た声を聞いたんだ。
よく似た聞き慣れた声だったけど、確かに言われてみたら、微妙に違ったかもしれない。
『待ってろ、必ず』
『俺たちの声を……、て』って。
もしかして、もしかしてだけどさ。
誰か、俺達を助けようとしてくれてるんじゃないか」
牧志 浩太

それはほとんど唯一の希望だった。
誰かが俺達を、助けようとしてくれてるのかもしれない。
誰か。
真っ先に浮かんだのは、前に佐倉さんが会ったっていう、俺じゃない俺、佐倉さんじゃない佐倉さんのことだった。
誰かが俺達を、助けようとしてくれてるのかもしれない。
誰か。
真っ先に浮かんだのは、前に佐倉さんが会ったっていう、俺じゃない俺、佐倉さんじゃない佐倉さんのことだった。
佐倉 光

「俺たちの声の誰か、か。前にもそんな事があったな。
誰かが助けてくれようとしているなら、そいつらと連絡を取りたいところだ」
誰かが助けてくれようとしているなら、そいつらと連絡を取りたいところだ」
牧志 浩太

「人影を見た時、片方は赤い髪をしてたって言ってたよな?
もしかしたら、それが俺達を助けてくれようとしてる誰か、なのかもしれない。
あの時も一瞬だけ見えたんだ、連絡が取れたら、もしかしたら……」
もしかしたら、それが俺達を助けてくれようとしてる誰か、なのかもしれない。
あの時も一瞬だけ見えたんだ、連絡が取れたら、もしかしたら……」
牧志 浩太

「ただ、問題はどうやって連絡を取るか、なんだよな。
悠長にしてたらまたあいつが来るかもしれない。
捕まって死んでも戻ってくるかもしれないったって、殺され続けていいわけじゃない。
だけど、現状手掛かりがない」
悠長にしてたらまたあいつが来るかもしれない。
捕まって死んでも戻ってくるかもしれないったって、殺され続けていいわけじゃない。
だけど、現状手掛かりがない」
牧志 浩太

「前に見たのは確か……、フードコートに向かう途中で、窓の外だよな。
それから、意識を失う間際か。ううん」
それから、意識を失う間際か。ううん」
佐倉 光

「ここでこうしていても仕方ないし、もう一度調べに行ってみるか。
またそいつらの姿が見えるかも知れない」
またそいつらの姿が見えるかも知れない」
牧志 浩太

「それはそうだな。……佐倉さん。
最初は改造車で、次はあいつだった。
最初は出ようとしたら追突されて、次は中で襲われた。
次は何だと思う?
現実じゃないのがバレたから本当の姿になった、と考えたら、またあいつ?
決まった時間になったら襲ってくるってわけでも、出ようとしたら襲ってくるってわけでもないよな。二度目の方が明らかに時間、短かった」
最初は改造車で、次はあいつだった。
最初は出ようとしたら追突されて、次は中で襲われた。
次は何だと思う?
現実じゃないのがバレたから本当の姿になった、と考えたら、またあいつ?
決まった時間になったら襲ってくるってわけでも、出ようとしたら襲ってくるってわけでもないよな。二度目の方が明らかに時間、短かった」
佐倉 光

「少なくとも今は臭いはしないし、すぐってわけじゃないだろ。
気紛れなのかも知れないな」
気紛れなのかも知れないな」
牧志 浩太

恐らく法則性なんてないんだろうし、唯一思いつく法則は……、次はすぐに襲ってくるんじゃないか、だ。
嫌すぎる。何をする間もなく、延々とここで殺され続けるなんて。
それでも何か考えて話していないと、気が晴れなかった。
嫌すぎる。何をする間もなく、延々とここで殺され続けるなんて。
それでも何か考えて話していないと、気が晴れなかった。
佐倉 光

「それは同感。来るのが分かっているけどいつ来るか分からない災厄ってマジできつい」
牧志 浩太

「確かに。
いつ来るか分からないのは落ち着かないけど、
その間に何かする隙があるのが、まだましな所だな」
いつ来るか分からないのは落ち着かないけど、
その間に何かする隙があるのが、まだましな所だな」
佐倉 光

「まあ……」
佐倉 光

「悪いけど一人じゃなくて良かったって思ってる」
牧志 浩太

「それは俺も本当にそう。
一人だったら、正直ここまで冷静になれない。
話す相手が佐倉さんじゃなかったら、ここまで落ち着いていられない。
佐倉さんが一緒にいてくれてて、本当によかったって思ってる。
あと、シローを巻き込まなかったこと」
一人だったら、正直ここまで冷静になれない。
話す相手が佐倉さんじゃなかったら、ここまで落ち着いていられない。
佐倉さんが一緒にいてくれてて、本当によかったって思ってる。
あと、シローを巻き込まなかったこと」
佐倉 光

「そうだなー、それだけはほんとラッキー」
牧志 浩太

「フードコートは様子が一緒だったけど、よく分からない数字が見えた。
コーヒーショップは様子が全く違ってた。
この違い、何だ?
次は喫煙所、行ってみるか。あのディスプレイが気になる。
前行った所の様子が前と同じとは限らないけど、わざわざ同じ所にする必要もない」
コーヒーショップは様子が全く違ってた。
この違い、何だ?
次は喫煙所、行ってみるか。あのディスプレイが気になる。
前行った所の様子が前と同じとは限らないけど、わざわざ同じ所にする必要もない」
佐倉 光

「喫煙所か、最初に変な感じがしたとこだな。いいかもしれない」
牧志 浩太

そういえば。
ちらりとスマホを見て戻ってきた時刻を確認するが、戻ってきたのは全く同じ時刻だろうか?
ちらりとスマホを見て戻ってきた時刻を確認するが、戻ってきたのは全く同じ時刻だろうか?
KP
時刻は話した時間を考えると全く同じなのだろうなと思えた。
牧志 浩太

窓の外に注意しながら、喫煙所へ向かう。
KP
喫煙所の中には四つ灰皿があり、CMを流し続けるディスプレイがある。
どことなく染みついたようなタバコの香りと、ほんのり甘さを感じるような空気。
微かな換気扇の音。
中には煙草を吹かしている人が一人いるだけだ。
中に入ってきても煙草を吸うわけでもないあなた方に不思議そうな目をしながら、
タバコを灰皿に押しつけて外に出て行く。
ディスプレイに異常はなく、映像がちらつくことはない。
どことなく染みついたようなタバコの香りと、ほんのり甘さを感じるような空気。
微かな換気扇の音。
中には煙草を吹かしている人が一人いるだけだ。
中に入ってきても煙草を吸うわけでもないあなた方に不思議そうな目をしながら、
タバコを灰皿に押しつけて外に出て行く。
ディスプレイに異常はなく、映像がちらつくことはない。
牧志 浩太

喫煙所は何だか慣れない雰囲気と、場違いなような居心地の悪さを湛えていた。
そういえば普段、わざわざ入らない場所だ。
煙草吸う友達はいるけど、喫煙所に入るのを他の友達と話しながら見送るだけだし。
染みるような煙草くささはともかく、甘い匂いがするんだな。意外。
そういえば普段、わざわざ入らない場所だ。
煙草吸う友達はいるけど、喫煙所に入るのを他の友達と話しながら見送るだけだし。
染みるような煙草くささはともかく、甘い匂いがするんだな。意外。
KP
佐倉も何だか落ち着かないようにあちこちを見回していた。
呼吸を控えているように見える。臭いなと思っているのだろうか。
呼吸を控えているように見える。臭いなと思っているのだろうか。
牧志 浩太

「こういう所なんだな、喫煙所って。
でも、外れか。次行こう、次。
次は……、窓の外。外。公園か」
でも、外れか。次行こう、次。
次は……、窓の外。外。公園か」
佐倉 光

「ああ、さっきの犬いるかな」
牧志 浩太

外にまた人影が見えないか注意しながら、公園に向かう。
KP
突然電話が鳴った。
電話の主は非通知でかけているのか、誰からかけているのかは分からない。
電話の主は非通知でかけているのか、誰からかけているのかは分からない。
牧志 浩太

「!」
すぐに電話を取る。相手が誰であれ、『外部からのコンタクト』だ。
すぐに電話を取る。相手が誰であれ、『外部からのコンタクト』だ。
KP
『良かった、出てくれるとは思っていなかったよ』
KP
それは佐倉の声のようだった。
しかし当然ながらあなたの隣にいる佐倉は「誰から?」という顔をしていて喋っている様子はない。
しかし当然ながらあなたの隣にいる佐倉は「誰から?」という顔をしていて喋っている様子はない。
KP
『牧志だろ? 落ち着いて聞いてくれるかな。僕は佐倉。佐倉光だ』
牧志 浩太

「佐倉さんにしては違和感が凄いけど、ああ。
ああ、俺は牧志だ。佐倉さんも横にいる。
俺達には佐倉さん? あなた? しか頼れるものがないんだ。出ない理由がない」
ああ、俺は牧志だ。佐倉さんも横にいる。
俺達には佐倉さん? あなた? しか頼れるものがないんだ。出ない理由がない」
牧志 浩太

佐倉さんにしては口調やら何やら、違和感が……、すごい。
勢い、呼び方も変な感じになってしまう。
電話をスピーカーモードにしようとして、やはりやめる。
俺達以外に聞かれたらまずいかもしれない。ここは何かの腹の中だ。
勢い、呼び方も変な感じになってしまう。
電話をスピーカーモードにしようとして、やはりやめる。
俺達以外に聞かれたらまずいかもしれない。ここは何かの腹の中だ。
KP
『きみの隣にいる佐倉とは別の佐倉だ。
きみたちを助けたい。
あまり長……は通話……こ……空間の中では……だから、僕達を……』
声にノイズが走り、そしてぷつりと切れた。
きみたちを助けたい。
あまり長……は通話……こ……空間の中では……だから、僕達を……』
声にノイズが走り、そしてぷつりと切れた。
牧志 浩太

くそ、切れた。
でも確実になったことはある。ここの外に、俺達を助けてくれようとしている俺達がいる。
助けはあるんだ。
その助けが途切れる前に、その手を全力で取れれば、俺達は助かるかもしれない!
……佐倉さんにしては違和感凄いけど。
でも確実になったことはある。ここの外に、俺達を助けてくれようとしている俺達がいる。
助けはあるんだ。
その助けが途切れる前に、その手を全力で取れれば、俺達は助かるかもしれない!
……佐倉さんにしては違和感凄いけど。
牧志 浩太

佐倉さんに電話のことを手早く話す。
佐倉 光

「別の俺がいるって!?」
KP
佐倉は周囲を見回した。だがそれらしき人の姿はない。
佐倉 光

「さっき窓の外に見えた奴ら、そいつらなのかもな」
牧志 浩太

「ああ、そうなんだと思う。きっとそうなんだ。
何とかしてコンタクトを取りたいな。俺達を助けようとしてくれてるみたいだ」
何とかしてコンタクトを取りたいな。俺達を助けようとしてくれてるみたいだ」
佐倉 光

「……にしちゃあ釈然としない顔してんな。そんなに変だったのか?」
牧志 浩太

「いや……、佐倉さんにしては違和感が凄くてさ。
正直、佐倉さんじゃないんじゃないかって気がしてる。でも助けならなんでもいいって所もある」
口調や呼び方の違和感についても話す。
正直、佐倉さんじゃないんじゃないかって気がしてる。でも助けならなんでもいいって所もある」
口調や呼び方の違和感についても話す。
佐倉 光

「……あー。よそ行きの俺って感じだなそれ。
なんにせよコンタクト取れればきっと……」
なんにせよコンタクト取れればきっと……」
KP
あなた方が頭に鋭い衝撃が走る。背後からがつんと耐えがたい痛みが脳天を貫く。
耳元では何かが鳴り響くような音がした。体が硬直し、全身に電流が走る感覚が広がる。
無意識のうちに、振り返ろうとして体をひねるが、まるで体が自分の意思を無視するかのように動きが鈍い。
振り向くことすらできず、力なく地面に倒れ込む。
その時、誰かの気配を感じた。背後から迫る冷たい息遣いと、不気味な存在感が体を覆う。
何かが、間違いなく自分たちのすぐ背後にいる。
だが、目を開けることすらできない。
そうして、目の前が暗くなっていくことだろう。
耳元では何かが鳴り響くような音がした。体が硬直し、全身に電流が走る感覚が広がる。
無意識のうちに、振り返ろうとして体をひねるが、まるで体が自分の意思を無視するかのように動きが鈍い。
振り向くことすらできず、力なく地面に倒れ込む。
その時、誰かの気配を感じた。背後から迫る冷たい息遣いと、不気味な存在感が体を覆う。
何かが、間違いなく自分たちのすぐ背後にいる。
だが、目を開けることすらできない。
そうして、目の前が暗くなっていくことだろう。
牧志 浩太

「がっ……、」
一瞬だった。
振り向こうとした動きが妙に鈍かったのも何もかも、きっと気を失うまでの一瞬の出来事に過ぎなかったんだろう。
何もかもが自分の意思に従わない。
きっと脳が妙に速く動いているだけで、意思が介入する時間なんてなかった。
一瞬だった。
振り向こうとした動きが妙に鈍かったのも何もかも、きっと気を失うまでの一瞬の出来事に過ぎなかったんだろう。
何もかもが自分の意思に従わない。
きっと脳が妙に速く動いているだけで、意思が介入する時間なんてなかった。
佐倉 光

「うっ」
KP
佐倉の短い声が、あなたと同様の目に遭ったことを知らせる。
牧志 浩太

死ぬときはこんなに呆気ないんだって、思い知らされた。
KP
キュ、という、シフトレバーの音がして、あなた方二人はハッと気が付く。
さきほどまでサービスエリアの駐車場で何をしていたのか覚えているはずなのに、気づけばまた車の中に戻っている。
なぜか時間が飛んだような、現実がねじ曲がったような感覚が広がる。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》
さきほどまでサービスエリアの駐車場で何をしていたのか覚えているはずなのに、気づけばまた車の中に戻っている。
なぜか時間が飛んだような、現実がねじ曲がったような感覚が広がる。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》
牧志 浩太

1d100 36 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 97→致命的失敗(ファンブル)
SAN 36 → 35
SAN 36 → 35
牧志 浩太
oh
佐倉 光

1d100 30 SAN Sasa 1d100→ 84→失敗
SAN 30 → 29
SAN 30 → 29
牧志 浩太

「……またか」
思わず溜息が落ちる。
思わず溜息が落ちる。
牧志 浩太

「呆気なくて助かったような気もするけど、死ぬときはこんなに呆気ないんだなって思うと複雑。
本当に何もできなかった」
本当に何もできなかった」
牧志 浩太

一応、今の時刻を確認。
KP
全く同じ時間だ。
佐倉 光

「……おい、牧志。ネットが死んでる」
牧志 浩太

「何だって?
そういえば……、さっきは道路情報、確認できたな。あの時はネットが生きてたんだ。
くそ、外へ連絡取っておけばよかったな。うっかりしてたっていうか、動転してた。
もしかしたら、それも戻っちゃってたかもしれないけどさ」
自分のスマホを確認する。ネットや通話はどうなっている?
そういえば……、さっきは道路情報、確認できたな。あの時はネットが生きてたんだ。
くそ、外へ連絡取っておけばよかったな。うっかりしてたっていうか、動転してた。
もしかしたら、それも戻っちゃってたかもしれないけどさ」
自分のスマホを確認する。ネットや通話はどうなっている?
KP
ネットも通話も一切通じない。
佐倉 光

「ここは、どこだ?」
KP
佐倉の声が呆然としたように唇から漏れた。
牧志 浩太

えっ?
呆然とした声に反応して、スマホから顔を上げる。
ここがどこか、だって?
呆然とした声に反応して、スマホから顔を上げる。
ここがどこか、だって?
KP
気がつけば周囲が変に明るい。
そこはあなた方の知る場所とは異なっていた。
かつて日常的だったサービスエリアは、歪んだ現実と未来的な異質さが入り混じる異空間へと変貌している。
夜の闇を背景に、空には見たこともない無数の光のラインが走り、まるで巨大なネットワークが張り巡らされているように見える。
星空はその大部分が覆い隠され、無機質で青白い光が全天を照らしていた。
雲はデジタルのノイズのように断片的に存在しており、時折揺らぎながら消えては現れる。
地面にはうっすらと蛍光色のラインが走り、道路のアスファルトには半透明の光学回路のような模様が浮かんでいるのがわかる。
それらは脈動するかのように弱い光を放ちながら、不定期に明滅していた。
そこはあなた方の知る場所とは異なっていた。
かつて日常的だったサービスエリアは、歪んだ現実と未来的な異質さが入り混じる異空間へと変貌している。
夜の闇を背景に、空には見たこともない無数の光のラインが走り、まるで巨大なネットワークが張り巡らされているように見える。
星空はその大部分が覆い隠され、無機質で青白い光が全天を照らしていた。
雲はデジタルのノイズのように断片的に存在しており、時折揺らぎながら消えては現れる。
地面にはうっすらと蛍光色のラインが走り、道路のアスファルトには半透明の光学回路のような模様が浮かんでいるのがわかる。
それらは脈動するかのように弱い光を放ちながら、不定期に明滅していた。
牧志 浩太

「なん、だ、これ……」
一瞬、呆気に取られてしまった。
周囲に広がる世界は変わり果てていた。
光のライン、浮かぶ模様、無機質な青白い光。SFか何かで描かれる風景そのものだ。
何だここ、何だここ!?
現実じゃないのはもう分かりきってたけど、俺達、どこにいて、何を見てるんだ!?
一瞬、呆気に取られてしまった。
周囲に広がる世界は変わり果てていた。
光のライン、浮かぶ模様、無機質な青白い光。SFか何かで描かれる風景そのものだ。
何だここ、何だここ!?
現実じゃないのはもう分かりきってたけど、俺達、どこにいて、何を見てるんだ!?
牧志 浩太

思わず、スマホに表示された日付を二度見する。
ずっと未来の日付になってたりしないよな。
車内を見回す。車は元のままか?
ずっと未来の日付になってたりしないよな。
車内を見回す。車は元のままか?
佐倉 光

「時間でも越えたか? 異界? 夢? くそ、マジでなんなんだよ」
KP
COMPは沈黙している。
KP
日付などは元のままのようだ。
が、ネットワークが通じていない以上、ここの日付が変わっていたとしてもスマートフォンに反映はされないだろう。
車は元のままだ。先ほどのチェイスで謎の獣に付けられた傷もない。
ここに、いや、最初にSAに着いた状態そのままだ。
が、ネットワークが通じていない以上、ここの日付が変わっていたとしてもスマートフォンに反映はされないだろう。
車は元のままだ。先ほどのチェイスで謎の獣に付けられた傷もない。
ここに、いや、最初にSAに着いた状態そのままだ。
佐倉 光

「ここがその『別の俺たち』の世界だったりするのか?」
牧志 浩太

「『別の佐倉さんたち』の世界だって?
でも、俺達閉じ込められてるように思えたよな?
閉じ込められてるのに漂流してる、戻ってるようで、本当は移動してるのか?
いや……、でも、そうだったよな。
最初に戻った時、別の世界にでも来たんじゃないかって最初思ったんだ。
単に幻を見てるんじゃないとしたら、俺達、一回ごとに移動してたりするのか?」
でも、俺達閉じ込められてるように思えたよな?
閉じ込められてるのに漂流してる、戻ってるようで、本当は移動してるのか?
いや……、でも、そうだったよな。
最初に戻った時、別の世界にでも来たんじゃないかって最初思ったんだ。
単に幻を見てるんじゃないとしたら、俺達、一回ごとに移動してたりするのか?」
牧志 浩太

「うう、こんな状況でなければ色々見て回りたかった。
ここ、未来だか別の世界だったりのSAだったりするのかな。
だとすると余計に気になる。そんな場合じゃない」
光り輝く世界は否応なしに好奇心を刺激する。そんな場合じゃない。悔しい。
ここ、未来だか別の世界だったりのSAだったりするのかな。
だとすると余計に気になる。そんな場合じゃない」
光り輝く世界は否応なしに好奇心を刺激する。そんな場合じゃない。悔しい。
牧志 浩太

周囲を見回す。
その世界の中にあのサービスエリアのような、何か施設らしいものはあるだろうか?
その世界の中にあのサービスエリアのような、何か施設らしいものはあるだろうか?
探索箇所 [ インフォメーションコーナー フードコート 喫煙場 ]
※他の場所も似たような施設が存在している。
※他の場所も似たような施設が存在している。
佐倉 光

「前のも、同じに見えたけどそうじゃねぇのかもな」
牧志 浩太

「少なくとも、いたお客は別の人だったりした。
コーヒーショップは様子ががらっと変わってた。
前の時点で、もう別の世界だったって可能性は十分にあるな」
コーヒーショップは様子ががらっと変わってた。
前の時点で、もう別の世界だったって可能性は十分にあるな」
牧志 浩太

インフォメーションコーナーへ行く。
こんなに変わってるんじゃ、何があるかも見当がつかないし、情報が欲しい。
こんなに変わってるんじゃ、何があるかも見当がつかないし、情報が欲しい。
牧志 浩太

この世界何もかも気になるという好奇心が、その判断に混ざっていなかった自信は、正直ない。
KP
佐倉も「ここはどんな世界なんだ?」という好奇心が溢れまくっているのは心理学的に考える必要もないだろう。
KP
建物は元の形状をとどめているが、なめらかな金属の光沢を持つ素材へと変化している。
さわれば冷たく、厚みがある。よく見てみれば不透明であり、まるでガラスと金属の中間のような印象だ。
壁には幾何学的な模様が刻まれており、何かの回路のように見える。その中を光がどくんどくんと動いている。
インフォメーションコーナーには空中に浮かぶディスプレイが存在している。
さわれば冷たく、厚みがある。よく見てみれば不透明であり、まるでガラスと金属の中間のような印象だ。
壁には幾何学的な模様が刻まれており、何かの回路のように見える。その中を光がどくんどくんと動いている。
インフォメーションコーナーには空中に浮かぶディスプレイが存在している。
佐倉 光

「未来に見えるけど、そう考えるのも早計だよなぁー。科学技術のレベルどうなってんだろ」
牧志 浩太

「だよなー、気になるよなここ。
未来っぽく見えるけど、未来にしてはSFチックっていうか、『未来っぽい演出』って感じもするんだよな。
でも先にSFのイメージがあると、本物の技術もそれっぽいデザインで作られたりするしな。
この回路みたいに見える壁とか、ただのデザインなのかな。それとも、本当に何か機能があるのかな」
独特の手触りと光は、何となく生きもののようにも感じさせる。
未来っぽく見えるけど、未来にしてはSFチックっていうか、『未来っぽい演出』って感じもするんだよな。
でも先にSFのイメージがあると、本物の技術もそれっぽいデザインで作られたりするしな。
この回路みたいに見える壁とか、ただのデザインなのかな。それとも、本当に何か機能があるのかな」
独特の手触りと光は、何となく生きもののようにも感じさせる。
身近な未来
牧志 浩太
空中に投射されるディスプレイ、いつのまにか実用化されててびっくりしたPLです。
仕組み上どうしても映画に登場するような「何もない空中に突然」というより、「モニターから斜めに浮き上がって空中に表示される」になるようですが。
それでも喋れるAIといい、SFのガジェットだったものがじわじわ実用化されていくなーと思います。
仕組み上どうしても映画に登場するような「何もない空中に突然」というより、「モニターから斜めに浮き上がって空中に表示される」になるようですが。
それでも喋れるAIといい、SFのガジェットだったものがじわじわ実用化されていくなーと思います。
KP
昔の小説や漫画で「未来の世界」として描かれていた物が実現していたりもしますしね。
意外と未来は近くにあるのかも。
意外と未来は近くにあるのかも。
牧志 浩太
意外と未来は近くにあるのかもしれない。
とりあえず空中ディスプレイは近所で展示やってることが判明したので、明日行こうと決めたのでした。
空中ディスプレイの利点が「物にタッチしないから消毒が要らない」だとはSFもなかなか想像しなかったことだよなーと思いました。(公式サイトの紹介を見て)
とりあえず空中ディスプレイは近所で展示やってることが判明したので、明日行こうと決めたのでした。
空中ディスプレイの利点が「物にタッチしないから消毒が要らない」だとはSFもなかなか想像しなかったことだよなーと思いました。(公式サイトの紹介を見て)
KP
なるほど消毒要らず。
あとタッチパネルの汚れや劣化も防げそうですよね。
あとタッチパネルの汚れや劣化も防げそうですよね。
牧志 浩太
そうそう。劣化も防げそう。
タッチパネルに指紋ついたりしませんしね。
センサー式だから、逆に指の大きさによってうまいことタッチ動作を拾わないとか、ちょっと斜めから触ったらうまいこと反応しないとかもありそうで色々気になる。
タッチパネルに指紋ついたりしませんしね。
センサー式だから、逆に指の大きさによってうまいことタッチ動作を拾わないとか、ちょっと斜めから触ったらうまいこと反応しないとかもありそうで色々気になる。
牧志 浩太

「あ、空中に浮かぶディスプレイだ」
つい、空中に映像が投射されるタイプなのか、透明な素材なのか、それ以外なのか触って確認してしまう。
つい、空中に映像が投射されるタイプなのか、透明な素材なのか、それ以外なのか触って確認してしまう。
KP
佐倉は興味深そうに壁を動く光を追っている。
牧志 浩太

いけないいけない。ディスプレイに表示されている内容を見よう。
それから、カウンターに人(?)がいればどんな人がいるのかも確認する。
それから、カウンターに人(?)がいればどんな人がいるのかも確認する。
KP
ディスプレイにはちらちらと文字が表示されていたが、
あなたが覗き込んで数秒のち、こんな文字が表示された。
今までうつっていたのが案内やCMのような意味のあるものに見えた中、それはあまりにも異質でシンプルな表示だった。
あなたが覗き込んで数秒のち、こんな文字が表示された。
今までうつっていたのが案内やCMのような意味のあるものに見えた中、それはあまりにも異質でシンプルな表示だった。
Galaxy
Source
Reactor
Nexus
Supply
Terminal
Node
Drive
「きみたちを待つ/GRTD」
Source
Reactor
Nexus
Supply
Terminal
Node
Drive
「きみたちを待つ/GRTD」
牧志 浩太

「!」
一瞬目に映った異質な表示を、最初は見逃しそうになった。
違う!
CMでも管理画面でもない、これは……、メッセージだ!
きみたちを待つ。ディスプレイの表示に割り込んだそれは、佐倉さんがよくやるハッキングを髣髴とさせた。
佐倉さん? たちが、居場所を教えてくれている!
一瞬目に映った異質な表示を、最初は見逃しそうになった。
違う!
CMでも管理画面でもない、これは……、メッセージだ!
きみたちを待つ。ディスプレイの表示に割り込んだそれは、佐倉さんがよくやるハッキングを髣髴とさせた。
佐倉さん? たちが、居場所を教えてくれている!
佐倉 光

「なんだ? メッセージ?」
KP
佐倉はスマホを出すと、ディスプレイの写真を撮った。
そしてインフォメーションに置いてあるパンフレットを開いて呟く。
そしてインフォメーションに置いてあるパンフレットを開いて呟く。
佐倉 光

「……にしても、ここの店名なんかとは一致しないみたいだな」
牧志 浩太

「俺達以外も見てるだろうと思って、遠回しに伝えてくれてるのかもしれない」
同じく、そのメッセージを写真に撮る。
周囲を見回す。それらの文字や頭文字、または、それらの文字を除いた残りに一致するものはある?
同じく、そのメッセージを写真に撮る。
周囲を見回す。それらの文字や頭文字、または、それらの文字を除いた残りに一致するものはある?
KP
そういったものは特になさそうだ。
佐倉 光

「GRTD……なんだ? 暗号?」
KP
二人が写真を撮ると画面の文字は消え、また案内図のようなものを表示し始めた。
やはりあなた方に向けたメッセージであったののかもしれない。
やはりあなた方に向けたメッセージであったののかもしれない。
牧志 浩太

「この辺の物とは関係ない。ってことは、暗号か何かだ。
上に表示されてた文字と関係があるんだろうな。
そのまま並べると Galaxy Reactor Terminal Drive。
場所……、には見えないな。
じゃあ、それを除いてSNSN……、いや、恣意的に読みすぎだな。
大体、方角分からないし」
上に表示されてた文字と関係があるんだろうな。
そのまま並べると Galaxy Reactor Terminal Drive。
場所……、には見えないな。
じゃあ、それを除いてSNSN……、いや、恣意的に読みすぎだな。
大体、方角分からないし」
佐倉 光

「情報が足りねぇのかもな? 移動しながら考えるか」
KP
佐倉は窓の外をちらちらと見ていたが、とくに気になるものは見えていないようだ。
佐倉 光

「助けるつもりならもっと分かりやすくやれっての」
謎
KP
ここの謎解きは「答えが分かっても意味が分からない」んですよねー。
分かったら進行するものではあるんですけど。
分かったら進行するものではあるんですけど。
牧志 浩太
なんと。ということは「意味が分からないものが答え」の可能性もあるのかー。
KP
だから「気付いていても答えに見えていない」可能性が高い。
答えを開示した方が良ければ【アイデア】!!」って叫びます。
答えを開示した方が良ければ【アイデア】!!」って叫びます。
牧志 浩太
もの自体はここの情報だけで(他を探索しなくても)分かるものですか?
KP
ぶっちゃけ分かります。
他のポイントは行かなくても進む、ということですね。
正直進行的にはあまり良くないなぁ、と思うので、分かんなくてもさらっと進めようと思います。「答え」が必要なポイントまで行けば多分分かるし。
他のポイントは行かなくても進む、ということですね。
正直進行的にはあまり良くないなぁ、と思うので、分かんなくてもさらっと進めようと思います。「答え」が必要なポイントまで行けば多分分かるし。
牧志 浩太
「意味がわからないものが答え」だとすると答えに見えていない可能性が高いので、明示的な答えはまだ不要ですが、ヒントだけ欲しいです!
KP
あの文章内だけで謎解きは完結します。
ある共通点にさえ気付けばOk。
単語に意味はありません。
こんなところかなー
いやーこれを「謎解きである」とすると答え出てこないと思うんだよね。
ある共通点にさえ気付けばOk。
単語に意味はありません。
こんなところかなー
いやーこれを「謎解きである」とすると答え出てこないと思うんだよね。
KP
難しく考えるとドツボにはまります。
牧志 浩太
ありがとうございます。
共通点かー。謎解きであるとすると答え出てこないかー。
文字数でもアルファベットの形でもないしなぁ。
共通点かー。謎解きであるとすると答え出てこないかー。
文字数でもアルファベットの形でもないしなぁ。
KP
答え言ったら「えー、それ???」って言われそうなレベルです。
牧志 浩太
単語リストの中での位置、だと共通はしてるけど意味が分からないし。
KP
上の単語から
四文字のアルファベットに対応するものを見つける、という感じです。
四文字のアルファベットに対応するものを見つける、という感じです。
牧志 浩太
シフトレバーかと思ったけどそうでもないな。
うーん。発想がよそへいっちゃってる気はしますね。
うーん。発想がよそへいっちゃってる気はしますね。
KP
これ答えを言うか、さっさと進行させた方がいいように思います。
別のとこいって気分転換しよう!
答えが答えに見えないのがちょっとタチが悪いので。
別のとこいって気分転換しよう!
答えが答えに見えないのがちょっとタチが悪いので。
牧志 浩太
謎解きとして順当ではない要素がある(共通点が一般的ではない、回答が意味不明など)?
それとも単にPLがドツボにはまっちゃてる?
後者なら寝つつ考え直す!!
それとも単にPLがドツボにはまっちゃてる?
後者なら寝つつ考え直す!!
KP
回答が意味不明です。
「これが答えか!」ってなりません。
その答えを出す条件だけ言って貰えれば正解って感じなんですが、「これは意味がないな」って排除されるよ普通。
「これが答えか!」ってなりません。
その答えを出す条件だけ言って貰えれば正解って感じなんですが、「これは意味がないな」って排除されるよ普通。
牧志 浩太
「法則自体は一般的な考え方で読むことができるけど、その結果出るものが意味不明」ってことかな。
KP
そんな感じかなー。ささっと進めた方が良かったかも。すみません。
牧志 浩太
共通点が突飛なものだったりはしない?
KP
しません。
難しさはないです。
あ、共通点というのは、単語同士に共通点がある、という意味ではないです。
難しさはないです。
あ、共通点というのは、単語同士に共通点がある、という意味ではないです。
牧志 浩太
あ、文字数だったり位置だったりに共通点があるという意味ではないんだ
いえいえ、法則自体は読めるということは、何か無意識に排除しちゃっているということでしょうしね
分からなくても進行はさせて頂けるものなら、お言葉に甘えて進行させて頂いてしまおうかな。
牧志は頭いいのにPLの察しが悪くて気づかないのは悔しいんだよなぁ。
いえいえ、法則自体は読めるということは、何か無意識に排除しちゃっているということでしょうしね
分からなくても進行はさせて頂けるものなら、お言葉に甘えて進行させて頂いてしまおうかな。
牧志は頭いいのにPLの察しが悪くて気づかないのは悔しいんだよなぁ。
KP
これは察しとかそういう問題ではないように思います。
ちょーっとこれを言い当てろというのは無茶かなー
せめて答えに意味があれば分かりやすかったんだけど。
ちょーっとこれを言い当てろというのは無茶かなー
せめて答えに意味があれば分かりやすかったんだけど。
KP
あ。
牧志 浩太
あ?
KP
っていうか牧志くん答え言ってないか?
牧志 浩太
お?
KP
あれ。私見落とした?
牧志 浩太
なんと
KP
あー。私の責任だこれー。
失礼しました! 進めよう!
失礼しました! 進めよう!
牧志 浩太
いえいえ!
ってことは分かってたのか!
ってことは分かってたのか!
KP
申し訳なさ過ぎる……
牧志 浩太
いえいえ
なんだったんだろ
なんだったんだろ
KP
牧志君は答えをそれと知らずに口にしてましたね!
それであってる!
それであってる!
牧志 浩太
明示的に回答してなくて、台詞の中にまぜて振りだけしていたから、ちゃんとした謎解きならNGなところですが、
回答が意味不明で条件は出せても回答として拾えない、ということなのでお言葉に甘えようと思います!
回答が意味不明で条件は出せても回答として拾えない、ということなのでお言葉に甘えようと思います!
佐倉 光

「そういえばガスなくなってたな。
さっきみたいな化け物に追われた時心臓に悪いし、ガスも入れに行こうぜ」
さっきみたいな化け物に追われた時心臓に悪いし、ガスも入れに行こうぜ」
佐倉 光

「ここで普通のガソリン入れられんのかなぁ」
KP
探索箇所に[ガソリンスタンド]が追加されます。
こたえ
KP
凄い時間になってるし!
私は諸事情で朝まで寝られないんですけども。
私は諸事情で朝まで寝られないんですけども。
牧志 浩太
諸事情! それはお疲れ様です
回答がなんだったのかだけ知りたいかな。
回答がなんだったのかだけ知りたいかな。
KP
そのまま並べると Galaxy Reactor Terminal Drive
です。
です。
牧志 浩太
おお??(聞いても分からない)
KP
わかんないですよこれは。
謎解き差し替えるか進行変えるべきだったわ。
ごめんなさい。
謎解き差し替えるか進行変えるべきだったわ。
ごめんなさい。
牧志 浩太
いえいえ。
単語に意味はなくて共通点ってなんだったんでしょう?
単語に意味はなくて共通点ってなんだったんでしょう?
KP
単語を組み合わせると文章が出来上がる、というわけではない
共通点は頭の文字と四文字 ですね。
ヒントをしくじった気もします。
共通点は頭の文字と四文字 ですね。
ヒントをしくじった気もします。
牧志 浩太
頭の文字と四文字が共通点 が分からない
単純に、その四文字と単語の語頭の文字が同じ という意味??
単純に、その四文字と単語の語頭の文字が同じ という意味??
KP
つまりそういうことですね、ヒントを出すまでもなく牧志君が正解を言ったように「当然の発想」だったから、変なヒントを出した事で混乱の元になってしまいましたね。
牧志 浩太
あーーーーー。
それは分からないですね。
そのまま並べても「意味不明な単語」にしかならないから、そうじゃないなと思ってしまう。
「一般的な発想で分かる共通点」があって「単語に意味はない」と言われたから、「アルファベットか単語の間に何らかの共通点があるもの」と思ってしまいましたし。
個人的には、それを「共通点」とは言わないかなーとは思ってしまう内容でした。
それは分からないですね。
そのまま並べても「意味不明な単語」にしかならないから、そうじゃないなと思ってしまう。
「一般的な発想で分かる共通点」があって「単語に意味はない」と言われたから、「アルファベットか単語の間に何らかの共通点があるもの」と思ってしまいましたし。
個人的には、それを「共通点」とは言わないかなーとは思ってしまう内容でした。
KP
うん、これは本当に進行ミスだったなと思います。
牧志 浩太
「謎解き」とついてて、内容が「意味不明な単語を作れ」なのは、さすがに「謎解きとして順当ではない要素がある」と思ってしまうかなぁ。
KP
だからねー、ここはパパッと次へ飛ばしてシレッとガソスタ出すべきでした。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
牧志 浩太
いえいえ。ここは判断難しいなと思います。
シナリオを眺めてしまうと後の情報が入るから、「解ける余地はある」ように見えやすいんですよね。
ヒントについては変に食い下がったのがいけなかったと思います。
さっさと進行させてもらっておけばよかった!!
シナリオを眺めてしまうと後の情報が入るから、「解ける余地はある」ように見えやすいんですよね。
ヒントについては変に食い下がったのがいけなかったと思います。
さっさと進行させてもらっておけばよかった!!
KP
っていうかそもそも牧志君が答え言ってたの見落としたからなぁー!
そりゃドツボにハマるのよ。
そりゃドツボにハマるのよ。
牧志 浩太
ちょっと思いはしたんですよね、別世界だし、意味は通らないけどなんとなくかっこいい単語がそのまま答えかもしれないとは。
でもいくらなんでも「謎解き」で「別世界だから」はないよなーって思っちゃってあんな出し方になっちゃったんですよねー!
でもいくらなんでも「謎解き」で「別世界だから」はないよなーって思っちゃってあんな出し方になっちゃったんですよねー!
KP
フードコートで食事でもしましょう!
牧志 浩太
食事してたら突然のティンダロスでガソスタ行きそびれるとかなければ、ここの食事は正直気になる!!
牧志 浩太
こうしてみると「シナリオと世界と回答が先に頭に入っちゃってる人」が「分かる謎解き」を作るのはメチャメチャ難しいなーと思います。
特に一般配布シナリオの場合、書く人のリアル知識とかがうっかり乱入した時点でアウトになったりもするし、うっかりすると別解別答の余地が残ったりするし、恣意的な切り取り方してるのに気づかなかったりするし。むっずい。
特に一般配布シナリオの場合、書く人のリアル知識とかがうっかり乱入した時点でアウトになったりもするし、うっかりすると別解別答の余地が残ったりするし、恣意的な切り取り方してるのに気づかなかったりするし。むっずい。
KP
むっずい……
牧志 浩太
恣意性が混入してくるのと別解が残るのが一番の敵なんですよねぇええ。
KP
これは「ヒントを得ず、答えが分からない内に進行する場所に行かないようにするための親切ストッパー」が誤作動しちゃった感あります。
多分分かんなくても使うポイントに行けば「これではないか」という発想が出ると思うので、分かんなくても情報を得たら進めるようにした方がいいように思う。そうしよう。
多分分かんなくても使うポイントに行けば「これではないか」という発想が出ると思うので、分かんなくても情報を得たら進めるようにした方がいいように思う。そうしよう。
牧志 浩太
なるほど!
「使うポイント」まで行けばちゃんと意味が通る(その単語に該当する物が出てくるなど)なら、それが綺麗な気がしますね。
そこまで揃えば「意味の通る回答」になるし。
そう思うと「探索しないと情報不足で分からない」の方が正しかったのかも?
「使うポイント」まで行けばちゃんと意味が通る(その単語に該当する物が出てくるなど)なら、それが綺麗な気がしますね。
そこまで揃えば「意味の通る回答」になるし。
そう思うと「探索しないと情報不足で分からない」の方が正しかったのかも?
KP
他の二カ所に行っても別に進行とは関係ないしなー
牧志 浩太
ないのかー
となるとなかなか難しい
となるとなかなか難しい
KP
なんかモヤンモヤンさせちゃって申し訳なかた。
佐倉っぽい人がわるい。ってことでひとつ
佐倉っぽい人がわるい。ってことでひとつ
牧志 浩太
いえいえ。一通り分かって順当じゃないポイントも言語化したのでスッキリ!!
牧志が『佐倉さん』からのメッセージを受け取れないのは悔しいんじゃ。
『佐倉さん』に出会えたら直接ツッコミを入れようと思います。
「その単語は俺達知らない! 常識が! 違う!」
牧志が『佐倉さん』からのメッセージを受け取れないのは悔しいんじゃ。
『佐倉さん』に出会えたら直接ツッコミを入れようと思います。
「その単語は俺達知らない! 常識が! 違う!」
KP
入れてやってください。
ものすっごい時間なので終わっておきましょう。
ものすっごい時間なので終わっておきましょう。
牧志 浩太
ですね、ありがとうございました!
寝る前に聞けて解決して流れもできて、スッキリ眠れます。
寝る前に聞けて解決して流れもできて、スッキリ眠れます。
KP
ありがとうございましたー!
牧志 浩太

「うーん、この世界にガソリン動力あるのかな。全部燃料電池とかになってそう」
牧志 浩太

「でもそうだな、同感。
俺もそれは思ってた。
俺達自身もエネルギー入れときたいけど、フードコート……行く暇あるかな」
俺もそれは思ってた。
俺達自身もエネルギー入れときたいけど、フードコート……行く暇あるかな」
牧志 浩太
フードコートの話だけ振りました。
正直この世界全部見たいけどいつティンダロスが来るかわからん!!
正直この世界全部見たいけどいつティンダロスが来るかわからん!!
佐倉 光

「何がいつ起きるかなんて分かりゃしねーんだから、考える前にやりたいこと順にやっとこう」
牧志 浩太

「それはそうだな。
もう気にしててもしょうがない、か」
もう気にしててもしょうがない、か」
佐倉 光

「なんか食うの賛成。ここでは何食えるかちょっと楽しみだ」
牧志 浩太

「よし、じゃあさっさと行っちゃおう」
佐倉 光

「美味いといいなー」
牧志 浩太

「飯食ってガス入れるまでは来るな来るな来るな。
その後も来てほしくないけど」
なんとなく祈る。何に? 皇津様は祈られても困りそうだ。
その後も来てほしくないけど」
なんとなく祈る。何に? 皇津様は祈られても困りそうだ。
佐倉 光

「確かに、どんなに美味くても途中であれが来たら最悪だ」
牧志 浩太

周囲の様子や、人がいれば人の格好などに注意を向けながらフードコートへ向かう。
空中ディスプレイ
牧志 浩太
まだちょっと未来は遠かったです(空中ディスプレイ見に行った)
むりやりミラーで拡大しているという感じで、イメージ映像のように浮かんで見える感じではないですね 残念
他のメーカーのはどうか分かりませんし、他のイベントに侵食されててちゃんとした位置から見にくかったのもありますが
むりやりミラーで拡大しているという感じで、イメージ映像のように浮かんで見える感じではないですね 残念
他のメーカーのはどうか分かりませんし、他のイベントに侵食されててちゃんとした位置から見にくかったのもありますが
KP
実物見てるー!?
そっかー。でも凄い勢いで発展しそうですよね。
そういえば任天堂にそういう展示だか特許だかあったような。
そっかー。でも凄い勢いで発展しそうですよね。
そういえば任天堂にそういう展示だか特許だかあったような。
牧志 浩太
そうそう。今後発展したら面白いなぁと思います。
空中ディスプレイでゲームしたいなぁ。
空中ディスプレイでゲームしたいなぁ。
クトゥルフ神話TRPG 目次
ミッドナイトジャンクション 一覧
コメント By.KP(佐倉)
色々とおかしなことになってきたぞ……
そんな状況で好奇心を抑えられない二人なのだった。
色々とおかしなことになってきたぞ……
そんな状況で好奇心を抑えられない二人なのだった。
メインルート
メインルート
子供佐倉ルート
子供佐倉&デビルシフター牧志ルート
塔牧志ルート
塔牧志&佐倉ルート
Nルート
N牧志&N佐倉ルート
波照間ルート
波照間(&東雲)ルート
佐倉~月影ルート
佐倉・アナザールート
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」








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