画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: netabare.png

こちらには
『惑いの欠片』のネタバレがあります。

本編見る!
ここから先は、壊れてしまったふたりの、ちょっと長いエンディング。
KP
……あなたは、ふっと目を覚ます。
周囲が暗い。
あなたは知っていて知らない男と手を繋いだまま、明かりのついていない部屋の中に倒れていた。

見覚えのあるモンエナの缶や、コンピューターのランプがあなたの目に映る。
ここは、あなたの自室だろうか。
辺りには図書館で借りた本が散乱していて、あなたの手にはCOMPが嵌っている。
なくなったはずの持ち物は手元に揃っており、彼の荷物らしいものも近くに落ちている。
佐倉 光
ここは、俺の家で、一緒にいるのは同居人だ。
いままで随分と助けたり助けられたりした。
佐倉 光
荷物類が戻ってきたことと、彼がまだ一緒にいることに安堵する。
佐倉 光
「良かった」
呟くと、実感がわいてきた。
元通りだ。
佐倉 光
「ちぇ、帰れば全部元どおりだって期待してたのに」
ため息をついて、手を離して起き上がる。

仕方ない。
忘れてしまったなら思い出す努力をしよう。
幸い材料はいくらでもありそうだ、ここには。
佐倉 光
「俺、どうしようもなくボケちまってるみたいだ。
お前の名前、教えてくれよ」
牧志 浩太
「牧志だよ。牧志浩太。
……よかった、無事に戻れて。

佐倉さんが、……逃げないで、いてくれて」
牧志 浩太
彼は心底、安堵したように微笑んだ。
例え忘れてしまおうが、そこにいてくれるならそれだけでいいとでもいうような、受容の笑みだった。
佐倉 光
底抜け野郎め。
ふと、そんな言葉が浮かんだ。
佐倉 光
「ok牧志さん。牧志?」
呼び捨ての方がしっくりくるな、と言い直す。
牧志 浩太
「そう。佐倉さんはそう呼んでくれてた」
佐倉 光
「情報交換しながらなんか食おうか」
佐倉 光
帰る手間が省けたな、と笑う。
牧志 浩太
「ああ、いいな。帰りがけに何か食べようと思ってたし。
シローは東浪見が夕飯に連れてってくれるみたいだし」

牧志はスマートフォンの画面を一度確認して頷く。
穏やかに、嬉しそうに笑い返した。
佐倉 光
シローに東浪見。誰だっけ。
まいったな、と頭をかく。
牧志 浩太
「夜に目玉焼き…… でもないな。
何が食べたい?」

彼が自室の扉を開けると、そこには大きな窓のあるリビングルームが広がっていた。
その向こうに扉がもう一つと、ダイニングルームとキッチン。

牧志は自然な流れでキッチンへと向かう。
佐倉 光
目玉焼き、か。それもいいな。
佐倉 光
「材料何があるんだ。そういうのも覚えてないから」
のそのそと自分もキッチンへ向かう。
まあ多分、元々知らないんだろうけどな、何が入ってるかなんてことは。
牧志 浩太
「一通りはあるかな。
佐倉さん、栄養バランスのこととかよく指摘してくれたし」
KP
キッチンへ向かうと、二人分の皿に加え、子供用の食器がシンクの横に並んでいるのが見えた。
ダイニングルームにも、子供用の背の高い椅子がある。
佐倉 光
「この家、子供……がいるのか。お前の?」
言葉に出してみて、なんだか違うような気がした。
記憶にないのだから、そういう可能性も高いのだが……
そういえばさっき自分の部屋で子供用の絵本や服を見た気がするが……!?
佐倉 光
「まさか、俺の……ってことはないよな?」
牧志 浩太
「あ……、そうか。
俺のこと忘れたからかな、シローのことも覚えてないんだな」
牧志 浩太
「前に異変に巻き込まれた時に、色々あってさ、助けてもらったんだ。
それで、そのまま俺達で面倒見てるんだよ」
佐倉 光
「ふーん、なるほどー……」
思わず納得しかけて
佐倉 光
「助けた、じゃなくて?」
牧志 浩太
「助けてもらった。
俺達が閉じ込められてる時に、脱出するのを手伝ってくれたんだ。

色々あって言葉は辿々しいけど、すごく賢い子だよ」
佐倉 光
「そんなことも……あった気がする……
実験動物扱いを受けたときか、もしかして」
誰かを助けたいと願っていた気がする。
その時に、誰かが一緒にあがいていた気がする。
牧志 浩太
「そう。
起きたこと自体は、覚えてるんだな」
ふっと、彼は安心したように笑った。
それをすてるなんてとんでもない!
佐倉 光
大事なものとかうっかり捨てそうだなコレ。
こわれた目覚ましとか、ピカピカ光る剣とか

と思ったけど、目覚ましはともかく、ピカピカの剣はシローに継承されてそう。
KP
確かに。喜んで継承しそう。
目覚ましは捨てようとしてるの見つけたら牧志がガードする。
牧志がしばらく家のゴミチェックすることになる……。
佐倉 光
誰が目玉焼きを作ってくれたかも忘れてるんだろうな。
KP
忘れてるんだろうなぁ。誰かが作ってくれたことは覚えてても。

牧志 浩太
「そうだ、結局何にしようって話だったかな」
彼は冷蔵庫を開けると、中身を確認する。
牧志 浩太
「卵はあるな。あと夏野菜がいくつか。何か適当に炒めるのでいい?」
KP
彼は慣れた様子で夕食の準備にかかる。

そこにあなたがいることに何の違和感も覚えていない様子からして、どうやらあなたが彼のことをすっかり忘れてしまっているのは間違いではないらしい。
短い付き合いではないのだ、きっと。

だというのに、彼はあなたを問い詰めたり、思い出させようとしたりしない。
佐倉 光
「ああ、頼む」
作って貰えるものに文句など言うはずもない。
記憶がなかろうと、自分がまともな料理などしていなかったことは明白だ。

おとなしく皿を並べたりカトラリーを出したりする。
佐倉 光
「卵か……目玉焼き作ろうかな」
卵を手に取って、コンロの前に立った。
KP
箸など見れば、どれが自分の物かは分かった。自分がここで生活していたことは、どうやら間違いないようだ。
牧志 浩太
「そうする? じゃあ、炒め物だと被るし、何か付け合わせでも作ろうかな」
牧志はあなたに位置を譲り、フライパンの代わりに小鍋を手に取る。
佐倉 光
「あの……牧志。
俺はよく記憶を飛ばすのか」
そんな記憶もあるし。

卵をフライパンにぶつけて割る。
牧志 浩太
「よく、って程じゃないな。一度だけだよ。
それで言うと、覚えてないけど俺も一度忘れてたみたいだし」
慣れた手つきで牧志は小鍋の底で野菜を軽く炒め、鍋に蓋をして炒め煮にする。鰹出汁と醤油のいい香りが漂ってきた。
佐倉 光
「にしちゃあ、受け入れ早いな、って思ってさ……」
佐倉 光
皿に移そうとしてひっくり返し、卵の黄身を破った。
牧志 浩太
「ああ……。気持ちは分かるからかな。
俺、昔の記憶がないんだ。
ない、っていっても、結構色々思い出せたんだけど」
黄身の破れた目玉焼きの横に、野菜をつまんで添える。
佐倉 光
「記憶がない?」
目玉焼きをなんとか整えようとするのを諦めて席に着く。
佐倉 光
「そうか、だから……」
佐倉 光
目玉焼きを見下ろして、しばし沈黙する。
牧志 浩太
「だから?」
向かい合って席につく。
緩やかな安堵がその仕草から感じ取れた。
佐倉 光
「普通、記憶をなくした、って言われたら、思い出してもらおうとして躍起になるんじゃないかと思った。
俺ならそうする。いや、した」
確かに、そうした記憶がある。とても親しい、忘れられたくなかった誰かに。
牧志 浩太
「ああ、そういう。
確かにそうしないのは、記憶をなくして困られた覚えがあるからかもな。

でもあの時は佐倉さんが俺を取り戻してくれて、ずっと感謝してるんだ。
どっちを選ぶかっていうと、今を選びたかったから」
牧志は懐かしそうに目を細め、黄身の破れた目玉焼きを白米と一緒につまむ。
佐倉 光
「思い出すように、努力するよ……」
目の前の青年のことは、気に入ってきていた。
きっと彼のことは、忘れたくないことだったはずだ。
牧志 浩太
「いいよ、ゆっくり思い出そう」
穏やかに言って、野菜を取る。
佐倉 光
黙って目玉焼きを見下ろす。
佐倉 光
「俺がどうしても目玉焼きを食べたくなったのにも、きっと理由があったんだろうな」
牧志 浩太
「佐倉さん、前から好きだったよ、目玉焼き。面倒だったから、って言ってたけど。
俺が一度失敗した時、懐かしそうに見てた」
佐倉 光
「食べられなかったんだ……」
ぽつりと呟く。
佐倉 光
「そんなことだけ覚えてる」
牧志 浩太
「食べられなかった?」
佐倉 光
「……」
目玉焼きをつついて、軽く野菜と混ぜる。
佐倉 光
「食べられなくて、目茶苦茶怒られた。だったら嫌な思い出って事になるんじゃないのか」
佐倉 光
「それなのに、嫌な感じはしていないんだ。
何か大事なことを忘れているんだろうな」
牧志 浩太
「そっか。……それって、きっと大事な思い出なんだろうな。
思い出せるといいな、どこかで」

食器の微かに触れる音、穏やかな時間。
皿の中身が空になる頃には、あなたの腹と口を満足感が満たしていた。
添えられた野菜は、食べた覚えのある味だった。
佐倉 光
俺は彼を知っている。
この空間をなじみ深く心地よいと思っている。

きっと、俺が覚えていて、誰か分からない親しい奴との思い出の多くに、この「牧志浩太」って奴が当てはまるんだろう。
佐倉 光
小型PCを開ける……が、開け方が分からなかった。
辛うじてスマートフォンが起動できたので、音声メモを立ち上げる。
いつかも似たようなことをやった気がした。
佐倉 光
「さて、と、じゃあ付き合ってもらおうかな。
俺は思い出したいんだ」
忘却
佐倉 光
今は隻眼の牧志のことも忘れているのか。
KP
ああー、確かに。牧志のことを忘れているっていうことは、勢いそうなる。
佐倉 光
というか、関わりの深い人のことを忘れるみたいですからね。
KP
ですね。隻眼牧志も親しくて関わりの深い人だし。
佐倉 光
知的な技能も忘れるんだこれ……
コンピューター使えない佐倉なんてただの目つきの悪い奴だよ!?
今回は初回なので色々ざっくり大量に忘れましょう(涙目)
KP
そ、そこはまぁ親しい人のことを忘れるくらいにしておこう!!
さすがに知的技能使えないと佐倉さんが大変なことになってしまう
それとも知的技能含めて忘れてしまって牧志のとこの居候に…… なる?
佐倉 光
まあ色々学び直して少しずつ思い出してもらって……
半月くらいなら使い物にならなくても大丈夫だよ!

ごめん波照間さん。
KP
それに常に忘れてるわけではないとすれば、仕事ができる時もあるかもしれないし!

仕事の予定あったのに突然忘れてたら波照間が大変だぁ。
佐倉 光
《悪魔召喚》は知的じゃないから大丈夫大丈夫!!
薬の効果を忘れちゃって仕事中ずっとサトミタダシの歌を歌い続ける佐倉。
KP
大変なのに見たくれが面白い。
佐倉 光
だって基本アイテム係なのにアイテムの効能忘れたら……
KP
確かに……。
佐倉 光
《ディア》って知的技能じゃないよな!? 《ディア》使えなくなったら本物の役立たずになる!
KP
〈応急手当〉はきっと身体が覚えてるはず!!
だから《ディア》も大丈夫!!
ちょっと朝起きると突然忘れてる佐倉さんとか、牧志の居候になる佐倉さんとかあまりに味わい深くて詳しく見てみたいなぁ。
この次、この状態でも参加できる何か軽い対話ものでも回そうかな。
佐倉 光
それもよいですね。
ついでに牧志君のSAN値回復させてあげたい……
KP
SAN回復かぁ。それこそ桜の家にでも迷い込みます?
時期が合わないけど、あの桜さん怪異だから時期違いでも出現してもおかしくないし。
佐倉 光
ああー、あれか。
あそこでならぽろっと忘れても、シローちょっと置き去りにしても安全だな。
KP
そうそう。ぽろっと忘れても技能使えなくなっても大丈夫ですし、シローちょっと置き去りにしても大丈夫だし、戻ったらほとんど時間が過ぎてなかったみたいなのもできますしね。
佐倉 光
ちょっと二人で買い物かトイレにでも行けばいいのだ。
KP
そうそう。買い物に出てふと角を曲がったら不思議な家の前に出ていたり。

牧志 浩太
分かった、と彼は頷く。
シンプルなマグカップ二つに麦茶を入れて、リビングルームのテーブルに置いた。
佐倉 光
「ありがとう」と礼をいって、
佐倉 光
「そうだな、そもそも……
その痣がついた経緯が気になるかな。
それは俺のだ。どうして牧志がそれを負ってるんだ」

あとは出会ったきっかけとか、同居の理由とか、最近あった事件の話とか訊こう。
レミングス事件のときの事を思い出させてくれれば、あの時に書いた記録が役立ちそうだ。
あとは同居してる子供の話も優先的に聞いておかないと。
牧志 浩太
「俺、色々変なことに巻き込まれがちでさ」
そう初めて、牧志はゆっくりと語りだした。

どうやって出会ったのか。あなたと関わりあった理由。彼が二つの記憶を持つこと。
語っている途中で、あなたが波照間の名を知らない様子なのに気づいて、あなたと彼の周囲にいる人々のことを付け加える。

痣が彼の首筋にある理由。あなたの中にいるもう一人の彼のこと。
あなたが一度記憶を失ったこと、同居し始めた理由。シローという名の子供のこと……。
牧志 浩太
掻い摘まもうとしたようだったが、気づけば随分と長い話になっていた。
佐倉 光
「すごいボリュームだ」
呆れたように呟いて、のびをする。
まだまだ詳細を聞いていない写真が大量にある。
佐倉 光
「このネタ元にして小説家にでもなりゃ、しばらく食っていけるな」
想像以上に忘れていることにため息を漏らし、何杯目かのお茶を飲み干す。
そこそこ、思い出して合致してきた。記憶が不足しているのか頼りないところもあるが、牧志との関係や仕事仲間のこと、シローや友人たちのこともなんとなく腑に落ちてきた。
佐倉 光
「なるほど、俺はあれを見てこれだけの記憶を吹っ飛ばして、お前は理性をふっとばしたわけだ。
むしろ、よくあのときちょっと暴れるだけで済んだな。
ラッキーだな」
牧志 浩太
「そういうこと。そのちょっとで大変なことになったけどな」
そう溜め息を落とす彼はどこか心細げで、彼にもあの出来事は爪痕を残しているのだろうと思われた。
佐倉 光
「それは……」
KP
その時、インターフォンの鳴る音がした。
佐倉 光
インターフォンの映像を見る。
写真で見た青年の顔だ……
佐倉 光
「東浪見……ということは、シローもいるんだ」
KP
映像の向こうには、機嫌良さそうに手を振る大柄な青年の姿。
牧志は改めてドアスコープを覗いてから扉の電子錠を解除し、チェーンをかけて応対する。
KP
「まきし、さくら! ただいまー!」
牧志が扉を開けると、七歳くらいだろうか、可愛らしい、というよりも美しい顔立ちの少年が、嬉しそうにあなたのもとへ飛び込んできた。
佐倉 光
「お、お帰り……」
ぎこちなく笑って出迎える。

小さな子供と過ごした記憶は、確かにある。
あるが、なんだかちぐはぐだ。
あとシローの実物は綺麗すぎてびびる。なんだこれ人形じゃないのか。
佐倉 光
「ありがとう、東浪見」
対面すると東浪見はしっくりきた。
俺の記憶にある「筋肉すげぇ」「体力が異常」は全部こいつだな、うん。
東浪見 空
「おう!」
東浪見はまたも元気よく手を振ると帰宅していく。
KP
「……さくら?」
ビスクドールのような長い睫に大きな眼の少年は、不安そうにあなたを見上げる。
佐倉 光
「あー、あのな……
ちょっと今俺ボケてて、記憶が飛んじゃってるんだ」
正直に言うことにした。
こういうの変に誤魔化して、家族を心配させた奴、いた気がする。
佐倉 光
「たまにおかしなこと言うかも知れないけど、
そんときはシローが正しいことを教えてくれよ」
佐倉 光
「……頼んだぜ?」
KP
「うん、わかった」
シローはあなたを心配しながらも、どこか安心したように頷いた。
KP
「さくら、おだいじにね」
覚えたばかりの言葉なのか、辿々しい口調で言う。
佐倉 光
この子を孤独と閉鎖空間から解放したいと思ったことを、不意に思い出した。
あの時に手渡した言葉を、返して貰った気がする。
KP
穴だらけになったあなたの記憶に、少しずつピースがはまっていく。

忘れるべきことと共に忘れてしまった、忘れるべきではなかったことを、あなたはこれから、少しずつ取り戻していくようだった。
佐倉 光
「それじゃ、まずは今日あったことから聞こうかな」

視界が奪われても牧志が導いてくれた時のように、
記憶が抜けていても不思議と不安はそれほど強くなくなっていた。


「惑いの欠片」
End.



KP
ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございましたー!
KP
改変ポイントいろいろあるので、それもあとでお出しします
佐倉 光
はーい! たのしみ!
突然のワープ、運が悪かったのかなー。
ラスボスとの対峙からの怒濤の展開が印象的すぎて、感覚を失う話だったってことが一時すっ飛んでいた……。
牧志くん、相手が東浪見&シローなのにチェーン対応ッ
KP
だって本物じゃないかもしれないし……>チェーン対応
佐倉 光
今回ラスト、佐倉の不定についてはがっつりやったけど、牧志の不定についてはあまり触れられてないから、もうちょっと次回あたりで触れたいとこですね~
KP
ですねー、触れたい。それなりに日常生活にも支障が出てるところとか描きたい。
佐倉 光
今回ラストのトップ絵どうしようか迷って、最初牧志を不安そうにしたけど結局苦しげな微笑に落ち着きました。
あいつ自覚してないんじゃないかと……
そういう意味では桜のお屋敷へのご案内はこちらがした方がいいかな。
KP
自覚してない、ありそうです。
普段自分の感情に自覚的な牧志が自覚してないって、これはこれで実は結構不味い状態かもしれない。

あっ、お願いしてもいいですか? >桜のお屋敷
佐倉 光
桜やりますね。置きとリアルタイムどっちでやりましょ。
のんびりした話だから置きでもいいかな。
リアルタイムで会話するのも手。それならいまの話終了後かな。
KP
桜は二人の不定の狂気の描写をしっかりやりたいのもあるし、置き希望です。
佐倉 光
はーい、了解です!

報酬
生還報酬

生還:SAN +1d10
〈目星〉〈聞き耳〉どちらも0にならなかった:佐倉さんのみSAN +1d5

書物:『やさしい植物の育て方』
《天候を変える》の呪文
(基本 P.273 ALTER WEATHER)の[不完全版]が記載された書物。

〈英語〉で1週間研究することにより呪文を習得できる。
この書物に記された呪文は不完全であるため、追加で以下のコストが必要となる。
 ・生きた野生の動物1体を生贄とする。
佐倉 光
ウサギちゃん生け贄か。
KP
あれは緑の神の子という神話生物らしいです。>ウサギちゃん
佐倉 光
1d10 Sasa BOT 1d10→7
1d5 Sasa BOT 1d5→1
SAN 59→67
うーん、牧志のダイス運!
牧志 浩太
1d10 Sasa BOT 1d10→2
牧志のダイス運……
SAN 41 →43
大赤字……
佐倉 光
運が悪すぎる。
KP
今回本当に悪すぎる。
これだけSANが減ってるから自覚がないんじゃ。
佐倉 光
そうかもしれない。二人してボロボロになったなぁ。
KP
本当に。桜の家でゆっくりさせてもらおう……。
佐倉 光
〈目星〉か。
1d100 85 Sasa BOT 1d100→14→成功
成長なし!
KP
牧志は【POW】ロール2回、〈目星〉〈神話〉知識(成長時+1%)ですね。
今回薬調合しまくった結果の追加【POW】ロールでもありましたし、【POW】ロールの分は〈医学〉にさせてもらいます。
1d100 32 〈神話〉知識 Sasa BOT 1d100→68→失敗
〈神話〉知識32→33%。
1d100 98〈目星〉 Sasa BOT 1d100→95→成功
1d100 47 〈医学〉 Sasa BOT 1d100→4→決定的成功クリティカル)!
1d100 47 〈医学〉 Sasa BOT 1d100→28→成功

真相
KP
それではまず、シナリオ背景。

今回の舞台は火星の地下深くに棲まう大いなる花、ヴルトゥーム(MM P.147)の芳香に支配された狂信者の研究室です。
佐倉 光
余計なことをッッ!
拉致られた理由は見当たらないんだよなぁ……
KP
狂信者は地球でヴルトゥームの下僕を増やそうと、ヴルトゥームの故郷から持ちだされてきた『奇妙な化石化した花』を増やそうとしていました。

『奇妙な化石化した花』は、ヴルトゥームと同じ、甘い香りのする幻覚性の芳香を放ち『すばらしい楽園を見せて』ヴルトゥームの下僕とする薬物を生成できます。

しかし、その動きは他の邪神などを信仰する狂信者らに目をつけられ、狂信者は己の魔術を以って異なる世界へ逃げ込みました。

狂信者の行方は知れません。
ドリームランドに近づきすぎて別のいきものへ変わってしまったか、眠りの大帝ヒプノスに捕まってしまったか。

空間はやがて廃れ、『化石化した花』は今では欠片しか残りませんでした。

花は『欠片』となったことで効力こそ減ったものの、未だヴルトゥームの下僕を求めて異空間から干渉してきます。
その干渉に二人は巻き込まれてしまいました。
――この状況を、かの百万の恵まれた(る)もの(ども)の中の三体、『嘆きの聖母たち』は知っていました。

時に本物の聖母と間違われ信仰されることすらある三姉妹ですが、ニャルラトテップの影響下にある存在です。

彼女らは面白がってちょっかいを出してきます。
時間内に芳香の誘惑を退け脱出できなかった場合、彼女たちによる罰ゲームが下されるでしょう…… というのが、今回の背景です。
佐倉 光
芳香やばいな。(ヴルトゥームのページ読んだ)
KP
下僕になってもちょっと千年ごとに眠らなきゃいけないくらいですって。
佐倉 光
ま た お ま え か
っていうほど関わってないってことに先日ビックリしたんだけど。
KP
いうほど関わってないけど重大なところで重大な手の出され方してるしなぁ。
またおまえか……ニャルラトホテプ。佐倉が悪魔使いになったきっかけや戦った相手、牧志が復活した理由などにかかわり、牧志に契約の痣をつけたりと印象的な登場をすることが多いニャルラトホテプ。
しかし、最新全部の話について関わった神話生物や神の一覧を作ってみたら、意外と出てきていないことに気付きました。
全くシナリオにないところに登場させたりもしているのに、おかしいなぁ……
佐倉 光
あれが関わってたからダメージ大きかったのかなー
感覚を失う場所がちがったのは、単に『ゲーム』だったからですかね?
KP
明言はされてないけど、感覚を失っていったのは誰かさんの干渉っぽいですね。
ヴルトゥームの芳香自体には幻覚効果しかないので。
聖母の長女、マーテル・ラクリマルムはPOW対抗で相手を聴覚障害にします。
次女、ススピリオルムは同様にして相手を言語障害にします。
三女、テネブラルムは同様にして相手を視力障害にします。
KP
だとか。
それぞれ手を出している誰かさんが違ったんでしょうね。
佐倉 光
なるほどー
頑張って身振りしてたの笑われてたな?
KP
あらあら可愛らしいわね~って眺めてたでしょうね。
佐倉 光
途中にあった死体は単に同じように巻き込まれた被害者なんですかね。
KP
『楽園』にいた枯れた妖精さんは聖母たちが姿を変えたものです。おちょくりにきている。
佐倉 光
一撃くれてやりました!!
やったぜ(?)
なるほど、完全におちょくるためだけの箱庭だったんですねぇ。
KP
なのです。面白い場所あるし丁度来たから(あるいは、そもそも彼女達に攫われた?)おちょくったろ~くらいの。酷い話だ。
佐倉 光
罰ゲームって何だったんでしょう。
荷物揃えて家に戻してくれるなんて親切だなぁ!
KP
このシナリオ元々は時間制限がありまして、1部屋探索をだいたい30分(4部屋なので最低2時間)と見なして3時間を超えた場合、時間切れになってえっっぐい罰ゲームが降ってきます。

その内容が、「失った視覚や聴覚が一生戻らない上、二人とも話せなくなる」なんですね…。

が、テキストセッションで時間制限は運用しづらいので、ここは改変しています。(時間制限自体は残しているけど、振り直し回数ベースの運用に変更している)

あと、もしこのルートに行った場合、治る機会を昔作った自作シナリオで設けようかなと思っていました。
佐倉 光
ぎぇぇぇ!
なかなかえげつない。
KP
目が見えない耳が聞こえないだけでなく、しっかり意志疎通の手段を奪ってくるのが本当に誰かさん。

佐倉 光
最後の最後、どうしたらいいのかはちょっと迷いましたねー。
ボスはあの部屋にいるんだろうけど、無策でいったらまた楽園にとらわれるだけだと思ったから。
なんか方法見つけて気候変えて、外の寒い空気を入れないとダメかと思ってた。
あと花はばかでかいラフレシア的なのがいっぱいあると思ってた。
牧志が割るとか包むとか言い出したので、「あ、メタ的に考えれば破片よね」と思った。
それまで、ハンマーは温室破壊用だと思っておりました。
KP
そうそう、あそこは時間制限の運用を変更したせいでちょっと分かりにくくなってたので、入る流れにならなければ【アイデア】ロールなどで時間制限を匂わせて追い立てる+牧志にヒント出させるつもりでした。
ハンマーは温室破壊用、なるほど確かにそうなっちゃう。
「化石化した花」というだけで「欠片」であることが分かる情報ないもんなぁ、よく見たら。そこはうっかりでした。
佐倉 光
楽園を破壊するのもその花、というのはどういう意味だったんでしょう?
KP
あれは「花を壊せばいい」ことの示唆ではあるようなんですが、分かりにくいのでブラフ・雰囲気寄りなのかな? と思いますね。>楽園を壊すのも
佐倉 光
温室の花って時点で勝手にでかいと思っちゃった。
KP
そうなるよなぁ。そこはうっかりしてました。
佐倉 光
あと、メタ的にはなさそうだけど、佐倉は、少しずつ漏れてる毒ガスが破壊したら一気に噴出する可能性だってあるから、壊すのは……って渋ってました。砕いたら表面積増えるしさーって。

うるせぇメタ的にはそうなんださっさとやらんかいと尻を叩いたw

まあそれどころじゃなかったんですけどね!
KP
ごめんな佐倉さん。香りを放っているものを壊したり砕いたりするのが解決策なのはちょっと呑みにくいよなごめんなとは思ってた!
一応、何かで包むことで香りを遮断でき、砕くことで欠片の干渉を解除できる、という流れではあるんだけどあの情報だけでは確証ないよなごめんな。
佐倉 光
あ、包むのアリなんだ。
包んだら割りづらいよねって……思って触ったら……
ひどいことになった。
KP
ちょっと流れ主体ではありましたが、拾う時に佐倉さんが布で包もうとしてたので、包みはしたものと解釈しました。
砕く時に包んでいないと欠片が香りで妨害してきます。
佐倉 光
結果的に包んだ
そんな怖いの素手で触れないから
KP
あそこでさらに欠片の妨害が入るとガチャガチャになるし、包んだとも取れるからいいかなってそのまま通しましたね。
佐倉 光
なるほどー。
ありがとうございます。
更に撹乱されたら確実に佐倉の目も死んでたなぁ。
佐倉 光
やっぱり途中で行った楽園の部屋には何もなかったんですかね?
KP
楽園はあれ単純なトラップですね。
佐倉 光
あの部屋すぐ逃げ出すことにしちゃったからなにか見落としたかと思ったし、ラスボス部屋あそこより濃いよって情報出たから、ああやっぱり何か(略)
と思った。

描写が「ここにいてはいけない、逃げろ」と言っていたけど、じつは何か見なきゃいけなかったかな、とか。
KP
あそこはもう一度入っても《SANチェック》入るだけなんだすみません……>あの部屋
佐倉 光
ボロボロにされたけど、脱出できて良かった~!
KP
できてよかった!
意思疎通が困難になりながらも進んでいくのは楽しかったし、佐倉さんはめっちゃ頑張った。
佐倉 光
がんばった!!
どんどん片言になって行く佐倉……
KP
佐倉さん本当に頑張ったなって。佐倉さんの目もやられていたらもっと困難だったでしょうし。
あ、喋れるのに牧志も片言になっていたのは、喋っている声が自分でよく聞こえないから、ちゃんと発声できているか自信がなかったからです。
佐倉 光
背中に顔くっつけて振動で伝えられないかとか、あらかじめハイとイイエのアクション決めておくとか色々考えましたが、結局ぶん投げた方が面白そうだなと思って片言アクションに落ち着きました。
KP
そうそう面白かったです。

KP
意思疎通困難×発狂だけでラストがあれだけひどいことになったの、発狂って怖いなって思いましたね……。
佐倉 光
あれは、内容が逆ならあんな酷いことにはならなかったのに……
KP
本当にそれで。凶器を持っている人間の発狂は恐ろしいというのを久々に実感しましたね。
佐倉 光
あれだけじたばたするの見せたのに、女神の愉悦には足りませんでしたか!
牧志の耳が封じられてなかったら本格的にまずかったし!
KP
あれだけじたばたしたから面白くて女神が余計に遊んじゃったのかもしれない
佐倉 光
やめてくださいしんじゃう。
からだが死ななくてもこころがしんじゃう。
KP
そう、牧志の耳が封じられてなかったら本当にまずかった。
あそこは一応、何らかの手段(物を投げつける、蔦などで転ばせる等)でHPダメージを与えても解除できると想定していましたが、それをしようにも佐倉さんの視界がないんだもんな。
佐倉 光
牧志が「目の前のものを破壊する」状態だから、目の前には破片があるぞ! とおもったら、金切り声なんだもんなー。そりゃタゲられるわ。
(金切り声はあとでなかったことになったけれども。)
KP
あとは一瞬出てた、欠片でガードして欠片を破壊させる、もアリだと思っていました。
(お手数をおかけしました、メモ書きの所に不定値も一緒に書いておくべきですね)
佐倉 光
ダメージ与えるのは、普通に武器持った人にただ近づくのは、システム的にはありでもリアルではナシなんじゃ~!
と思ってしまいまして。

欠片ガードはドラマ的にありよなと思ったけど、リスク高いと思ったので、まずは〈精神分析〉!  と思ったらファンブル出すんだもん、もー!
欠片を硬い物に当てた上でガードするなら欠片を砕くことはできるけど、素手で持ったら欠片は無事で手は潰れちゃうよね! なんてリアルを考えてしまいまして……
KP
ですよねぇ。牧志の方が【STR】高い・凶器を持ってるでそうそう近寄りに行けない。あれは本当に逆ならよかったのにっていう。
佐倉さんの方が【DEX】高いし、数ラウンドなんて時間にしたら大したものじゃないから、佐倉さんが逃げ回り続けるのはアリだと思っていたら【幸運】失敗するし。
佐倉 光
だって目が見えないから~!
嫌な方のドラマがてんこ盛りですごかったなぁ。
KP
・凶器持ってる方が殺人癖を引く
・逃げ回るべき方が目が見えない→逃げ回ろうとして転倒
・意思の疎通がままならない
〈精神分析〉! と思ったらファンブルする
ほんとに嫌な方向に全部噛み合いましたね……
佐倉 光
殺人癖状態じゃなければ耳が聞こえなくても〈精神分析〉いけた可能性あるのに!
力ずくで押さえて落ち着かせる? ムリムリ!!
KP
そうそれ。よりによって引いたのが殺人癖っていうのも最悪だったし本当に酷かった。発狂怖い。
佐倉 光
こわいよぅ……
牧志くん初の50切りですよね。
KP
ですね。50切りな上に初期値も割っている。
ちなみにあそこで死んでいても、幻の異空間なので実は現実で目を覚ますことができます。
が、牧志が佐倉さん殴り殺してしまっていたら二人へのダメージは今回の比じゃなかっただろうな。
佐倉 光
〈神話〉知識も増えるし踏んだり蹴ったりだな。
あ、そうなんだ。
うーん。佐倉はともかく牧志が立ち直れなくなりそう。
佐倉は仲間から殴られるのはたまにあるから……
正気なら『チャームかパニックかファンブルだな、まいったなぁ』程度で済んだ可能性。
KP
しかし正気ではなかった。
本当にひっっっどい噛み合い方したもので、牧志が佐倉さん殴り殺すことにならなくてよかった。
佐倉 光
あらゆるものが最悪の噛み合い方したー
KP
本当に。
佐倉 光
ほんとよかった

改変
KP
まず大きな改変として、時間制限の運用を以下のように変更しています。
1部屋30分(最低2時間)で3時間が制限、薬を作ると1つ毎に20分消費→ 部屋探索時の判定に失敗したら振り直しができ、3回振り直すと時間オーバー

時間制限については適宜【アイデア】ロールで示唆する予定でした。
あと明らかに時間のかかる行動を取った場合、同じく示唆するつもりでした。
佐倉 光
ちょっと寝ようとか言い出したらアウトだった。
KP
あとは本棚探索で失敗するとか、薬を作るのに失敗して「もう1回!」って粘り倒したりするとアウトみたいのは想定してましたね。
佐倉 光
なるほどなるほど。牧志頑張った。
KP
薬作りは本来〈薬学〉+30または〈薬学〉+50〈薬学〉持ちがいない場合)ですが、せっかく牧志が〈医学〉を持っているので、〈医学〉でもOKにしました。
牧志頑張った。
あとは外の森については本来特に描写がないのですが、入ってくれないと話が始まらないので外を探索したくならないような描写を足しました。
佐倉 光
森を歩いて星を見てどこにいるのか把握を……とか言い出したら本編ガン無視のサバイバル始まっちゃう。
中からいきなり始まっても良かった気もする。
KP
確かに。あそこで外がある必要はあまりないし、そこは改変してもよかったかもですね。
佐倉 光
なんか原作的に味わい深い描写だったりするのかもしれないけど。
佐倉 光
あれがヒントだと思ったから、なるほど、温室破壊すりゃいいんだな!  って変な方向に行ったな。
牧志くんがそれとなく軌道修正してくれてたすかった。
KP
ああー、それは失礼を。
こういう時にKPCいるとチラ出しできて助かりますね。
あ、【POW】ロールについては元々こういう感じでKPの任意です。基本1部屋1回・時間のかかりそうな箇所は追加ロール、としました。

>今後の能力変化は【POW】×5成功可否によって変化します。
>タイミングは任意ですが、一部屋一回くらいが妥当でしょう。
【POW】×4【POW】×3→…という風に徐々に減らしていっても良いでしょう。
佐倉 光
容赦なく削られた!
この二人の場合はそれで良かったと思います!
KP
だって×5のままだと佐倉さん失敗しないし!
あ、〈目星〉〈聞き耳〉初期値が60スタートも改変ですね。98/97なんて値からスタートされたら全然削れない。
佐倉 光
いきなり奪われると思ってたから、〈目星〉って言われて「えっ、本当にふっていいんですかい?」ってむしろ面食らいました。
KP
実はちょっとずつとられるだったのです。
佐倉 光
初期値は確実に改変だな! と思ってました。
KP
です。あそこは最初から「調整入れるよ!」って話もしてましたしね。
佐倉 光
そうそう。こういう話で削れないのつまらないからいいと思いますよ。
KP
せっかくだから要素を楽しみたかったですしね。
佐倉 光
〈聞き耳〉ならではの仕掛けがもうちょっと欲しかったなー、と思ってたら、薬作るところでそんなイベントがありましたね。(薬作っててガラス割れちゃったとこ)
あれも改変?
結局視覚が奪われた方の利点ないなと思ってたから
KP
ああー。あれは改変ですね。
せっかくだから耳が聞こえなくなってて気づかないような描写が欲しいなと思って。
佐倉 光
そうそう、そういう情報交換して進む話かなと思ってたから。
だとしたらナイス改変!
KP
ありがとうございます!
あとは《天候を変える》の呪文にコストを追加したのは改変です。

あの呪文コストSAN/MPのみで3km範囲の天候を変えてしまえるので、別なシナリオ中にホイホイ使われてギミック潰しにならないように&それなりに狂信者っぽいムーブになりそうなコストを追加しました。
佐倉 光
ただの「動物」じゃなくて「野生動物」ってとこがほどほど難しいですね。
ペットショップのトカゲさんのご飯用のネズミじゃダメなんだ!
KP
そうそう。不可能にならない程度のほどよい異様さと難しさが欲しくて。
佐倉 光
天候変えられるの結構大きいぞ……
KP
動物または人間の臓物、というのも考えたんですが、鳥ハツ食べながら「うーん、生きたのじゃないとわりにどうとでもなるよな」って思ってしまったのであの条件がつきました。>生きた野生動物
佐倉 光
鳥ハツwww
KP
鳥の心臓を口の中に捧げるとおいしい。
佐倉 光
スーパーで普通に売ってるもんなぁ。
おいしい。私は牛の肝臓が好きです。
KP
ああーレバーはどうも匂いが苦手で。一度美味しいレバーに挑戦してみたいなぁ。
佐倉 光
野生動物ってどれくらいが野生動物認定できるのかが難しいな!
よし使おうと罠で捕獲し、使うまで生かしておこうとエサをおいたらアウトかなw
KP
懐いたらアウトかもしんない。
そこは基本雰囲気なので雰囲気で。
佐倉 光
ふんいき!
魔法所持してどんどん魔術師化する継続探索者ってのも楽しそうですけど、同人シナリオそのまま回る遊びはできなくなっちゃいそうですしね。
KP
なんですよね。それはそれで楽しそうだなーと思うんですが、同人シナリオ回るにはなかなか調整が難しくなっちゃいますしね。
佐倉 光
まず素手での攻撃手段持ってると崩壊するシナリオが多いからなー。
KP
ですねぇ。
呪文書、削ろうかとも思ったんですが、そろそろ何か呪文持っても面白いよな、でも制約はつけたいよな、でああなりました。
佐倉 光
なるほどなるほど。
じゃあ遠慮なく持って帰ろう。〈英語〉持ってないけど。
KP
〈英語〉なのは元からですね。
文明の利器とか人の力とかでがんばれ。
佐倉 光
翻訳サイトつかってコツコツと解読するしかないな。
KP
あーあ翻訳サイトの言語モデルに呪文が入り込む。
佐倉 光
二人でゲームのノリで解読。
なるほど翻訳サイトに迷惑がかかる!
それ心配するなら、辞書片手に手分けして翻訳だなー
まず暗号といて……って楽しそう。
KP
ゲームのノリで二人で呪文書解読始めるの面白そうだし異様でいいですね。
ちょっと魔きし&佐倉さんを思い出すような風景。
不定が治ってからになるけども。

あ、改変ポイントはこんなところです。
あとはラストシーンを先程挙げた通り流れに添わせたくらいかな。
佐倉 光
魔導書を協力して解読やりたいなぁ。
しかもまず読める状態にしなきゃならないってとこからならいつも通りの暗号パズルだ!
解いたら満足して別に使わないのもいつも通りだけど。
KP
導入でも暗号ゲームやってたし、やりそう。二人で辞書片手に解こう。使うかどうかはさておき。
<英語>で研究して1週間だから、辞書や翻訳サイトでどうにかしながら解読・研究を試みるなら3週間とかかなぁ。
佐倉 光
長く遊べる!
KP
そう長く遊べるよ!
佐倉 光
これに味をしめたら佐倉が良からぬ方向に行きそうなんですが。
KP
あっ佐倉さんがまたよからぬ方向へ。
佐倉 光
ではそんないけない遊びをしている二人を佐倉の館へご招待しましょう。
ちがう桜w
KP
そう変換上そうなるw

佐倉 光
この話ミスタイプ多くなりそうでイヤン
置きだから落ち着けば大丈夫!
KP
ミスったらしれっと直せば大丈夫大丈夫
佐倉さんの館…… 怪しげな書物とコンピューターが詰まってそう。トラップと謎解きありそう。ニヤニヤしながら悪戯仕掛けてきそう。
佐倉 光
悪魔カード並んでたり怪しいアイテム置いてたり、碌なものなさそうだな。
牧志の館には何があるんです?
波照間の館……意外と想像がつかない。
KP
牧志の館って魔きしがいたあの塔かもしれない。それか何の変哲もない穏やかな家に見えて、裏側を覗くと狂気が出てくるかもしれない。

波照間の館…… UFO?
プラネタリウムありそう。それか悪魔たちがのびのび遊んでる異界の猫部屋みたいな所?
佐倉 光
牧志の館の本って絶対何冊かはまずいのあるよな。
あとどんなにおどろおどろしい塔になろうとキッチンには麦茶だな。間違いない。
波照間の館普通に裏口が異界に繋がってそう。
KP
題名のない真っ黒な本とか読むだけで寿命を吸われる本とか不用意に開けると吸い込まれる本とか……

それは間違いない。キッチンには麦茶のポットがあるしシンクの下には鰹節が入ってる。

波照間の館は何気なく扉を開けたら色んな所が異界に繋がってそう。
佐倉 光
赤嶺の館……訊く方が間違っている気がする。
赤嶺アンリ……同プレイヤーさんがDXで演じているキャラクター。アル中。
こちらのシリーズにも希に波照間と牧志の大学の、『カミネ先輩』として登場することがある。
KP
酒が詰まっていて酒瓶が転がっていて一番下で酔い潰れたアンリが半分ゲロ吐きながら寝てる。
佐倉 光
desuyone
ラベル眺めて歩くの楽しそうだな(現実逃避)
KP
ある意味見たら正気度減るけど。
いろんな安酒があるよ! 高いのはないよ!
佐倉 光
ソッカー
世界の安酒コレクション……
KP
探して回ると一本だけ高い酒があるとかかもしれない。館というか精神の箱みたいになってきた。
佐倉 光
いや、お気に入りのラベルがずらっと?
ずらっとだとちょっと狂気的。
KP
アンリは酔っ払うために呑むタイプだからなぁ。たまに思い入れがある酒の瓶が取ってあるくらいしかなさそう。
(東浪見の館はたぶん体育館)
佐倉 光
desuyone
トレーニングマシンとか並んでそう。
お邪魔するなら一番快適そう。
KP
ラグビーコートとトレーニングルームと休憩所とでかいキッチン。快適だけど汗臭い。
佐倉 光
苔つめとこ。
KP
こんなところで苔が役に。

ひとこと
佐倉 光
偶然とは言え二人揃って酷い心の傷を負ってしまった牧志と佐倉。
深い傷を負った佐倉を見つめる牧志は、自覚なく不安を抱えているのだった……

あまりにも可哀想だから安らげるところに行って療養してもらおうよ!
というわけで次回は桜咲く館へ行ってのんびりします。
は、初の回復シナリオっぽい回復シナリオだ……!


CoC『欠落コディペンデント』牧志&佐倉 8

「行こうぜ、相棒」
「ああ。行こうか、……相棒」

【置】CoC『俺の部屋のカーテン幅が足りないんだが』 佐倉&牧志 1

「ちょっとやりすぎたみたいなんだよ……」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


CoC『HAL』牧志 浩太

「勿論だよ」
「一度目も、二度目もね」

CoC『風のさびしく、呼ぶ声』佐倉&牧志 1

「奇跡の果てにいるのが、伸びた雪女か。いいな、買っていこうかな」

Zephyranthes 第一話 『罪と罰』1

『罪と罰』1