最後の葬式
のネタバレと
激しく痛い昭和ノリ
があります。
十分ご注意ください。



【CoC】最後の葬式【KPレスシナリオ】
USB 様 作


KP
春日さんに勧められたからやってみることにしたよ。
佐倉か結城でってことだったから、最近結城出すぎだし、思い入れで言うと若干佐倉の方が強いかなと思ったからこっちで。
佐倉 光は、女神転生TRPGのPCである。
佐倉 光
とはいえ俺、こっちじゃ悪魔召喚なんかできねぇんだけどな。
ハッカーって事で、【知識】〈コンピュータ〉〈図書館〉
悪魔の《アナライズ》〈目星〉交渉〈言いくるめ〉
〈忍び歩き〉〈隠れる〉《潜入》を再現してみたぜ。
シナリオ進行次第じゃ、別世界に一時的に飛んじゃったことにしてもいいかもな?

能力値はこんな感じだ。戦闘は無理。
【EDU】が高すぎる気がするな。
ま、ダイス様の言うとおり、だ。
【STR】 = 6
【CON】 = 7
【POW】 = 15
【DEX】 = 9
【APP】 = 8
【SIZ】 = 14
【INT】 = 17
【EDU】 = 19
KP
『最後の葬式』

―……人は皆、人生という舞台の『探索者』である。
その道には必ず終わりもあるだろう。
ここで君が目にするのは、一つの『必ずくる終わりの物語』だ。

◆導入
KP
探索者は仕事や外出を終えて帰宅してきたところだ。
どうにも朝から頭が痛いように感じ、何となく気怠い一日を過ごしていた。
熱を測って見ても平熱で、試しに病院に行ってみた探索者が居たのなら「異常はないが少し疲れがあるかもしれない」と軽く言われる程度だっただろう。
佐倉 光
体調が悪い。
久しくなかったやつだ。
この仕事に就いてから……いや、ヤツらと関わるようになってからか。
すこぶる体調は良いくらいだったのに。
病院に行く気にはなれない。
病院は嫌いだ。
二度とあの世界に戻りたくはない。
何一つ自分の自由になるものはなく、自分の無力さを噛みしめて、呪ってただ空を眺めていた日々が思い出される。
体調不良くらい、自力で何とかなる。
KP
本当に単に疲れているだけかもしれない。
佐倉 光
(ま、最近忙しかったしな……)
三大企業が絡んだ事件への関与。
『奴ら』との関わり。
それは心躍る出来事だが、哀しいかな体はそれに十分耐えられるほど強くはない。
体が心についてこない。
もしかすると今でも自分は、届かないものを指をくわえて見つめているだけなのかも知れない。
(くっだらねぇ。腹が減ってるからそんな下らねぇこと考えるんだ)
さっさと切り替えること。
それが何より大事だ。
KP
思えば朝起きてからというもの、耳の奥でカラカラカラという音が聞こえていたように思う。
木枯らしが地面を掠める音のようでもあれば、風に吹いた何か軽いものが転がった音のようにも思える。
だが周りを見ても勿論そんなものはない。
佐倉 光
(耳の中に虫が入ってるとかじゃねぇだろうな?)
(……ま、明日考えよ……)
適当に飯食って寝るね。
コンビニ飯とかで。
「最近換金渋くなってきたな。クソが」
やっぱり現物か……
KP
探索者はその頭痛や気怠さから逃れるように目を閉じるだろう。
そんな頭の奥で、またカラカラカラという音が聞こえたように感じた。
佐倉 光
(一回寝てから考えよ……)
◆教会
KP
ふ、と目を覚ませばそこは古ぼけた教会の中だった。
真紅の長い絨毯が教会の出入り口まで敷かれており、目の前には祭壇が用意されていた。
佐倉 光
「なんだここは」
周囲を見回す。誰かいるか?
何か気になるものはあるか?
(つかこれ、夢、だよなぁ?)
KP
祭壇の上には黒い柩がそっと置かれている。その隣で牧師と思われる男が何か話しているように思えたが、何を話しているかは解らなかった。
声が聞こえない程の遠い距離という訳ではない。探索者は参列席の最前列に座っている。
佐倉 光
(なんだ、葬式? 誰の?)
(メシア教徒に知り合いはいねーぞ)
ただの夢と知りながらも突っ込まずには居られない。
あとなんか居心地が悪い。属性的に。
祈りの言葉、内容わかんねぇのか。
KP
この距離で聞こえない訳が無い。単純に自分とは違う、何処か違う世界の言葉を牧師が発しているのである。SANc0/1
佐倉 光
CCB<=75 【SANチェック】 (1D100<=75) > 65 > 成功
知らない言葉だ。どの国の言葉っぽくもない。
とすると奴らの言葉かも知れないが、PCがねぇ……解析できねぇ。
ここが夢なら、COMPくらい呼び出せそうなもんだろ。
強く念じてみるか。
KP
出てこないな。
佐倉 光
コンピュータは俺の一部だよ!?
KP
諦めろ。
教会の内装を改めて見てみれば、探索者以外にも参列者が座っている姿が目に入る。
その全員が喪服を着ており、探索者自身も喪服を着ている事にも気づくだろう。
佐倉 光
いつもの格好とあんまかわんねぇな。
KP
此処には楽器も、歌を歌う人間も居ないというのに穏やかな讃美歌がずっと流れ続けている。
参列用に用意された椅子は全て木製で、実に簡素な造りをしている。

これは、葬式だ。探索者はそう思うだろう。
しかし誰の葬式なのだろうか。
佐倉 光
夢だろうし、そうじゃなきゃバーチャル空間だな。
なんだか分かんねぇが、外に出てみるか。
俺には関係ない。
死にそうな立場の知人はいっぱいいるけど、
あいつらまず死にそうにねぇしな。
KP
探索者がこの空間を不思議に思い立ち上がったとしても、誰も何も言わないだろう。
皆下を向いたり、祭壇を見たりと探索者以外を見つめている。
佐倉 光
(やっぱ、夢か幻か?)
(目が覚めるまで時間を潰すにしたって、もっとマシな場所がいい)
KP
不意に自分が立ち上がった席を見てみれば、そこには一つのカードが置いてあるだろう。

そこには
『佐倉 光の葬式』と記載されていた。

本編見る!
佐倉 光
「……は?」
KP
はっと参列者を今一度見てみれば、
探索者の家族、友人、仕事の仲間など見知った顔がある。
佐倉 光
「親父にお袋に……波照間さんに春日さんに……穂坂さんに洞川さん……」
(春日さんと洞川さん宗教的に大丈夫なのか? 参列者は別に関係ねぇか)
(ご苦労なことだな。俺、死んでるのか?)
(だとすると、俺が立っても誰からもツッコミが来ないのは筋が通るな?)
KP
この葬式は、自分の葬式なのだろうか。ぞわりとした恐怖が背を撫ぜるだろう。SANc0/1
佐倉 光
CCB<=75 【SANチェック】 (1D100<=75) > 60 > 成功
(馬鹿馬鹿しい……)
教会出る。
KP
棺見ないの? 棺に背を向けたらメギドラ飛んでくるかも知れないよ。
佐倉 光
わかったよ、見に行きゃいいんだろ。
気になるっちゃなるし。
■柩を見に行く
KP
未だ蓋を閉じられることなく、そこに鎮座している柩に否が応でも目がいってしまう。
あのカードの内容が本当であるのなら、そこに納められているのは自分自身だろう。
佐倉 光
そんなわけないだろ。
俺ここにいるし。
KP
君が君であるという保証は?
佐倉 光
要らん。俺が俺だと思えば俺だ。
KP
ある程度の覚悟をもって、その柩を覗き込む。
そこには多くの色とりどりの花が敷き詰められていたが、眠っているのはただのマネキンのようだった。
佐倉 光
「……へぇ」
ここで自分の死体が入っていないことがかえって不思議だ。
すると俺はどうして自分の葬式ごっこなんか見てんだよ。
KP
マネキンと言っていいのかもわからない。質感は生々しいまでに人間のそれである。
両手をしっかり組んでおり、丁寧に寝かされている。
服らしいものも着ているが、顔はのっぺらぼうだった
佐倉 光
(嫌がらせにしちゃあ、変だな)
KP
だが何となくこの遺体に奇妙な程の既視感と、親近感を抱いてしまう。魂があるとしたらそれに共鳴するかのような感覚だ。SANc1/1d2
佐倉 光
怖いっつーより興味が出てきたけど。
CCB<=75 【SANチェック】 (1D100<=75) > 26 > 成功
[ 佐倉 光 ] SAN値 : 75 → 74
この状況で座ってじっとしてるあいつらの顔見るのがちょっと面白いけどな。
何者がどんな意図でこんなことしてんのか気になってきたぞ。
俺の夢なら俺自身って事になるけどさ。
KP
〈目星〉を。
佐倉 光
CCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 76 > 失敗
KP
失敗
柩の中にある花に紛れて、一枚のメモが見つかるだろう
〇『メモ』
―――――
不明瞭な肉体を埋める為には
五つの作業が必要になる。
五つの設問に答えてもらわねばならない。

それは彼らが知っている。

そしてこの肉体の主は、互いに触れ合えぬ唯一無二のものである。
佐倉 光
(謎解きじみてるな。この死体を完成させろってことか?)
(死んでる俺がどうして俺の葬式手伝わなきゃならねぇんだよ。葬式なんて生きてるヤツが勝手にやるもんだろうが)
(『彼ら』、ねぇ……)
見知った顔を見回すが。
誰一人として本物と思えない。
つか本物だったら嫌だ。
KP
参列者に話しかけるか、周囲を見るか?
佐倉 光
ひとまず観察だな。
ドッペルゲンガーやシャドウには嫌な思い出があるんだ。
あれがずらりと座ってたらそれこそ怖い。
■周りを見る
KP
周りを今一度見てみれば、教会の隅に本棚がある事が解る。
仕舞われている本の数は少ない。
〈図書館〉で判定を。
佐倉 光
CCB<=85 〈図書館〉 (1D100<=85) > 59 > 成功
本を見てみる。何事も情報集めが大事だ。知は力なり。そして知は楽なり。
KP
成功
『佐倉 光の軌跡』という書物が見つかる。
佐倉 光
俺の自伝か? そんなもの書いた記憶ねぇぞ。
KP
ぺらりと捲ってみれば、そこには探索者が歩んできたこれまでの経緯が記されていた。
その時の情景や、思い出などには見覚えがあるものの、その出来事に関する記載の章にはまるで何かの作品かのように表題が記されている。
佐倉 光
病院でのクソみてぇな日々まで書いてあるけど、うっすい。
渋谷で仲間やヤツらと会って、力を得て退治屋になったこと、ヒリつくような危険、異界の住人との交流、恐怖と隣り合わせの喜びが事細かに綴られている。
「へぇ……」
自分の歩いて来た道を客観的に見ると……
(ゲームみてーなことしてんな)
ただただ必死に、刹那的に歩いて来たし、振り返ることなどほぼなかったのだが。
こう、見直してみると、楽しかったなと思う。
ここ数年で、病院で無味無臭に生きてきた分を一気に取り戻している気がする。
「やっぱ退却のタイミング間違ってたな。もう少し冷静にならないと」
しばし、自分の行動を自己分析。似たような事態に陥った時により良い行動を選べるよう考える材料とする。
(あー、異世界。行った行った。結局あそこ何だったんだよ。ボルテクス?)
ふと気付けば、葬式など無視して読みふけってしまっていた。
本棚に他に気になる本はあるだろうか。
つーか面白い本は。
KP
〈目星〉を。
佐倉 光
CCB<=75 〈目星〉 (1D100<=75) > 79 > 失敗
KP
とくに気になるものは見当たらなかったね。
佐倉 光
ちっ。
(『彼ら』って、あいつらか?)
何となしに参列者を見よう。何か気付くことはあるか?
つーかあいつら、本当に『あいつら』か?
十中八九偽物だと思うけどな。
■参列者を見る/話しかける
KP
参列者をもう一度注意深く見てみれば、やはり見知った顔が多くあるのが解る。
けれどそれ以外にも見知らぬ人間が座っている姿も目に入るだろう。
出会ったことも、話したこともないような顔をした人間もいる。
佐倉 光
なんだ、知らない奴もいるのか。
一方的に知られてるか、俺が忘れたヤツとかか?
KP
君が知っている人々に間違いないように見える。
ただ、まあ……バーの面々は見当たらないかな。
佐倉 光
そんな気はしてるよ。
こういう時は……そうだな、波照間さんだろうな。
「波照間さん、何が起きてる? 誰に呼ばれた?」
波照間 紅
「ああ、佐倉さん。こんにちは」
KP
波照間はいつものバーで会った時のような挨拶を返してくるだろう。
佐倉 光
「これ、俺の葬式?」
波照間 紅
「佐倉さんがそう思うならそうなんじゃないか?」
佐倉 光
「俺、ここにいますけど」
波照間 紅
「それはそうだろう。何か変か?」
KP
波照間は不思議そうに首をかしげる。
君の質問の意味が分からない、といった感じだ。
そして先日行った異世界についての見解を雑談のように話し出す。
佐倉 光
そりゃ、乗っかるな。
「あれが魔界、ってのはやっぱ違うような気がしますよ俺」
話しているうち、ついついいつも通りの調子になる。
しばらく喋ってから、俺は『俺の葬式』で何やってんだ? って気分になる。
あまりにも、波照間さんがいつも通り過ぎて。
KP
その、いつも通りの話の真っ最中、波照間は突然こう問いかけてくるだろう。
「佐倉さんが居た世界には『愛』はあっただろうか?」
佐倉 光
「……はぁ……?」
悪魔会話みたいな唐突さにびっくりする。
「『愛』? さぁ……わかんねーけど」
質問の意図と、理由が分からなくて、数秒眉根を寄せる。
「少なくとも俺、昔よりは世界も俺のことも悪くないかなとは思ってる」
まあ少なくともクソではなくなったな。
波照間 紅
「そうか。良かった」
KP
波照間は優しく微笑んだ。
1D2を。
佐倉 光
1d2 (1D2) > 1
KP
カラカラカラ、という音がどこからか聞こえた。
だがその音が何の音かは解らない。
柩の方からだろうか。
佐倉 光
ダイスの音だろ?
この音……寝る前に聞こえたヤツか?
気になるな。
棺の方の様子を見に行くか。
KP
柩の方を見れば、マネキンのようにのっぺりとしていたその体の質感が少しだけ変化していた。
今にも動きだしそうな、誰かの右腕のようだ。
※正確な年齢性別はしかし何故か解らない※
佐倉 光
「……んん? これ俺か?」
訝しげに首をひねる。
それ以上何もなければ、他のヤツにも話を聞いてみるか。
ここに一番そぐわない気がするのは、洞川さんだ。
そもそも、いつもの格好じゃないと分からない。
頭にはちまきを巻いておらず、喪服を着た洞川さんは、『きっとここに来ている』という確信がなければ見つけることはできなかっただろう。
洞川尼助
「佐倉くん。久しぶり」
洞川は明るく笑う。
佐倉 光
「珍しいカッコしてますね」
洞川尼助
「TPOは大事だからね」
佐倉 光
「へぇ、取材とか? なんか妙だしさ、この……葬式?」
洞川尼助
「うん、何なんだろうね? 佐倉くんはどう思う?」
佐倉 光
「俺は……なんか自分の人生の復習させられている気分だ……」
「多分これは俺の夢で、洞川さんたちは俺が思い込んでる洞川さんたちなんだと思う。ただ……」
「あの棺の中にいるのは俺じゃないし、俺にならない気がする」
考え考え、喋る。
要はこれも自問自答だ。
洞川さんならこう答えるだろうという、自分の想像と会話している。そうだろう。
それにしては……
「妙な気が、するけどな……」
洞川尼助
「悪魔さんの罠かも、とか考えてる?」
佐倉 光
「そんな気もするけど、それにしちゃ、敵意が薄い」
KP
そんな難しい顔しないで、と洞川は笑う。
そして彼はまた唐突に問いかけてくる。
「佐倉くんがいた世界には、『狂気』はあったかな?」
佐倉 光
「狂気、ね。今まさに狂気の沙汰って感じだ」
ため息をついた。
「まーでもそんなもんでしょ。どいつもこいつもどっかおかしい。でなきゃ面白くねぇ」
洞川尼助
「そうだね、人生をもっと楽しくするためにアイドルを」
佐倉 光
「やりませんって。つか無理」
KP
1d2を。
佐倉 光
1d2 (1D2) > 2
KP
カラカラカラ、という音がどこからか聞こえた。
だがその音が何の音かは解らない。
柩の方からだろうか。
佐倉 光
ふぅん? また棺で変化があったのか。
すると、俺はさっきの本に書いてあった手順を踏んでいることになるんだろうな。
何だったかな……
KP
不明瞭な肉体を埋める為には
五つの作業が必要になる。
五つの設問に答えてもらわねばならない。

それは彼らが知っている。

そしてこの肉体の主は、互いに触れ合えぬ唯一無二のものである。
佐倉 光
そう、それだ。
不明瞭な肉体ってのが、あののっぺらぼうのマネキンだろ?
五つの設問ってのが、波照間さんや洞川さんが投げてきたやつだ。
俺が質問に答えたら、棺に変化がある。
どうやらあれが完成するらしいな。
問題は、『何を完成させているのか』ってとこだ。
これが『俺の葬式』だって事を考えると……
あのマネキンが完成すると、『死んだ俺』が完成することになって、俺が本当に死ぬ、とか。
……にしちゃあ、な。
棺を見に行く。
KP
柩の方を見れば、マネキンのようにのっぺりとしていたその体の質感が少しだけ変化していた。
今にも動きだしそうな、誰かの左腕のようだ。

※正確な年齢性別はしかし何故か解らない※
佐倉 光
できあがるのは、俺じゃない、のか?
『この肉体の主は、互いに触れ合えぬ唯一無二のもの』ってどういうことだ?
危険なにおいがする。やめとけ、今すぐ中断して目覚めろ、俺の中の理性が言う。
「けどさぁ……」
「気になるじゃん……」
我知らず笑みがこぼれた。
ここしばらく退屈していたのだ。
こんな訳の分からない、面白いことを途中で放棄する? とんでもない!
(OKOK、知り合いに話しかければ進むんだろ?)
ゲームみたいなものだ。
危険だ、というなら、いつもそうじゃないか。
参列者の中に見知った顔を探す。
佐倉 光
こんな流れだったら、愛を問いかけてくるのは春日か洞川さんが良かったかな、なんて思った。
KP
近くに春日がいた。
真っ黒な服の彼女は、少し大人びて見える。
佐倉 光
「春日さん。こんちは」
春日 晴姫
「あ、佐倉くん。こんにちは」
春日はにこりと微笑んだ。
佐倉 光
「春日さんの質問て何?」
春日 晴姫
「……えっ? 質問? ごめんね、よくわかんないな」
春日は困惑している。
佐倉 光
主導権は貰えないか。
まあいいや。
「いや、何でもない。あのさぁ、春日さん、前から気になってたんだけど、春日さんってなんで戦ってんの?」
春日 晴姫
春日は顔を曇らせた。
「人を助けたいから……かな」
佐倉 光
「本当にそうだったかな?」
春日 晴姫
「どうしてそんなこと訊くの……?」
佐倉 光
「いや……」
俺が知らないことを問いかけた場合、どうなるのか知りたかった。
半分は、その理由が本当に気になったからでもある。
春日が誰かのために戦っているのかは知っているが、その相手が随分と限定されている気はするのだ。
「佐倉くん、佐倉くんがいた世界に『友達』はいた?」
KP
唐突な問いかけ。
佐倉 光
「その流れだと、俺に友達なんか居ないだろうって前提に聞こえますけど……」
まあ、間違っちゃいないかもな、と苦笑する。
学校の奴らの顔なんか覚えていないし、命がけのバイト以外で特定の個人とふれあうことなどほぼない。そうすると友人なんて者はいないんじゃないのか。
その瞬間、普段行動を共にしている仲間達や、今まで使役してきた悪魔達の顔が浮かんだ。
「いや……違うだろそれは」
即座に否定する。
さすがに俺もそれを友人と錯覚するほど幼くはないつもりだ。
悪魔達は代償と同程度の働きをするだけ。
仲間達は、その方が都合が良いから、円滑なコミュニケーションを取っているに過ぎない。
そこまで考えて、やはりしっくり来ない、と首を振る。
そんな関係ではなかった。
そんな、実利のみの関係ではなく、ただの慣れ合いでもなく……
ふと浮かんだのは『戦友』という文字だったが。
「結局友人ってことになんのかな」
誰にともなく呟く。
春日 晴姫
「それでいいと思うよ」
KP
春日は笑う。
1d2を。
佐倉 光
さっきから何なんだこのダイス。溜まると良いことあんのか?
1d2 (1D2) > 2
KP
カラカラカラ、という音がどこからか聞こえた。
だがその音が何の音かは解らない。
柩の方からだろうか。
佐倉 光
普通に考えりゃ今度は足だろうな。
棺を見に行く。
KP
柩の方を見れば、マネキンのようにのっぺりとしていたその体の質感が少しだけ変化していた。
今にも動きだしそうな、誰かの右足のようだ。

※正確な年齢性別はしかし何故か解らない※
佐倉 光
ですよねハイハイ。
すると5人目の担当する範囲広すぎね?
四人目探そ。穂坂かな。
KP
果たして参列者の中に穂坂はいた。
学生服を着て座っている。
佐倉 光
「穂坂さん、こんちは」
穂坂 灯歌
「あれ、佐倉くん。改まってどうしたの?」
佐倉 光
「俺、いま自分の葬式手伝っててさぁ」
穂坂 灯歌
「何? それ」
佐倉 光
「意味不明だろ?」
穂坂 灯歌
「意味不明だけど、佐倉くんそういうの好きそう」
佐倉 光
「……あー、まあ、そうかも?」
「穂坂さんって、なんでそんな強いんだ?」
KP
穂坂は少し言いづらそうに口ごもった。
穂坂 灯歌
「うーん。魔法、元々持ってたからかな?」
佐倉 光
「俺が訊きたいのはそっちじゃないんだけど」
穂坂 灯歌
「どういう意味?」
佐倉 光
「なんつうのかな、魔力どうこうじゃなくて、平気で魔界歩けそうな……度胸?」
穂坂 灯歌
「そんなのないよ……」
穂坂は苦笑したように見えた。
「佐倉くんはどう、『幸せな思い出』について何か浮かぶものはある?」
佐倉 光
唐突な問いが来た。これに間違いないだろう。
その返答を考えたいところだが……
眠気が限界だ。寝る。

KP
よし、続き行こう。穂坂の問いかけへの答えからだ。
佐倉 光
「特に『これ』ってもんはねーけど。ボッコボコにされて死にかけて生き残った時なんかは気持ちいいかな」
穂坂 灯歌
「なぁに、それ」
穂坂は少し呆れたような顔をする。
佐倉 光
「生きてるって最高だろ?」
穂坂 灯歌
「もうちょっと日常で感じなよ」
佐倉 光
日常はずっとクソだと思っていた。
しかしヤツらと関わるようになって初めて、日々のどうでも良いことを楽しめるようになった。
それはきっと幸せだということだ。
KP
1D2を。
佐倉 光
1d2 (1D2) > 2
KP
カラカラカラ、という音がどこからか聞こえた。
だがその音が何の音かは解らない。
柩の方からだろうか。
佐倉 光
どうせ今度は左足だろう、と思うけど一応見に行く。
KP
柩の方を見れば、マネキンのようにのっぺりとしていたその体の質感が少しだけ変化していた。
今にも動きだしそうな、誰かの左足のようだ。
※正確な年齢性別はしかし何故か解らない※
佐倉 光
今までと同じだな。
しかし体格でさすがに俺っぽいかそうじゃねぇかくらいわかるだろ。
さて、次は誰に話しかけるか。
KP
そうだな、阿久津さんを出すか迷うところだけどここは……君の家族にしよう。
「光、元気なの?」
君の母親が問いかけてくる。君が知っている姿よりも少し痩せた気がする。
佐倉 光
嫌なもん出してくるなよ。困るだろうが。
大体『息子の葬式』で息子に「元気なの?」はねーだろ。
目の前で元気にしてるか、棺の中で死んでるかだっつの。
KP
「光、全然連絡してこないじゃない。たまには電話くらいしなさい。生活費足りているの? 病院にはちゃんと行ってる?」
佐倉 光
「大丈夫だから」
夢でもうるせぇなぁ、お袋は。
「もっと丈夫に丈夫に生んであげられていたら」って言葉に心底うんざりして、一時期お袋を恨んでたこともあったっけな。
「生活費は仕事で十分足りてる。俺今楽しくやってっから問題ない。邪魔だから連絡してくんなよ」
特段家族を大切だと思っている気はしないのだが、それでもやはり、今の自分の仕事に巻き込みたくはない。
あんた達は、俺と関係ないところでのほほんと元気に生きていてくれればいい。
KP
君の母親は少し傷ついたようなため息をついてこう言った。
「『人生』について、何か思うところはないの?」
佐倉 光
「俺は、もっと遠くへ行きたいとも思ってる。人生終わらせてる場合じゃない」
遠くへ、遠くへ、自分の力と知が及ぶ限り遠くへ。
それが人生そのものだ。
1d2 (1D2) > 2
KP
コロコロコロコロ、という音がいやに近くから聞こえたように思えた。
柩の方からだろう。
何か軽いものを戯れに転がすような音に聞こえた。
佐倉 光

骨か何かか?
KP
柩に向かう足取りが、何となく緊張してしまうような感覚を覚えてしまう。
背恰好、年齢、性別どれもがよく解らないあのマネキンのような遺体。
未だ戻っていないのは『頭』。つまりは『顔』である。
佐倉 光
そうだな。それは当然俺であるべきだろう。
違ったら笑うぞ。
KP
ずっと探索者だと言われていたのだから、勿論覚悟はしているだろう。
けれどどうしても緊張と不安が背をなぞってくるのだ。

あと一歩、もう一歩進めばその顔が拝めるのだ。
そこに居たのは。納まっていたのは探索者などではなかった。
一度たりとも会った事の無い人物がそこに納められていた。
誰なのだろうか、探索者には想像すらつかない。
けれど、とても『他人とは思えない』。
佐倉 光
誰だよ。
んん? と首をひねる。
本気で分からん。
分からん、が、知っているような気もする。
KP
思えば自分は、何かを思考する時、行動する時、奇妙な感覚のようなものを得ていた。
背を押されるような、導かれるようなものだ。
これは本当に細やかなものだった。だが、よくある感覚でもある。
この人間を見下ろして直感的に浮かぶ言葉は「親のような存在」「共同体」というのに等しい。
そこに眠っていたのはプレイヤー自身であった。

この葬式は、『あなた』を弔う『PC』の為の葬式だ。
KP
そう来たか。メタいなおい。
佐倉 光
お前死んでんじゃん。
KP
PC秘匿だっつってんだろ。

佐倉 光
「いや、待てよ、知ってるぞ、こいつ」
「何かっていうとクソくだらねぇこと言ってるヤツだ」
KP
棺の周りに数人の人間が集まってきていた。
トモキ
「俺たち全員、こいつの肉鞘、とも言えるのか」
結城 晃
「それには同意できないな。俺の選択は俺自身のものだ」
海野 迅
「どーかん。もう俺には関係ない話だけどね」
徳間 克也
「俺もうこいつと繋がりがある気がしねぇや」
古賀 咲夜
「私の行動はいつも縛られてた気がするわ……」
結雲 悠
「そうかな。僕は割と自由にやってるけど」
イシカホノリ
「そこの少年、わたしと接続して勇者になりませんか」
結雲 悠
「えっ、なんか怖いからヤダ」
エイヒレ
「さっさと燃やすぞオラァ」
アンリエッタ
「それはさすがに早すぎませんこと? まだ式の途中ですのよ」
シロ
「ねーねー、みえないぞー」
ぴょんぴょん
河合 いね
「飛んだら見えるよ?」
シュウ
「馬ッ鹿じゃねぇのかおめーら」
ガラム
抱っこしてあげよう。
神谷 舞
「お葬式なのよ、みなさんお静かに」
クリフ
「俺が2.5枚目になったのはこいつのせいだったな」
ゲイル
「そもそもこの方キリスト教徒ではないですよねぇ?」
神津 樹
(男ばっかじゃねぇか……)
ツカサ
(隙間を埋めると高確率で男性になるらしいですね)
オミナ
(いや趣味だろう)
唐木 奈々
「システム越えて参列しすぎじゃ、ないかな……」
佐倉 光
「そりゃそもそも俺がCoCの人間じゃねぇからな……」
「あとわりと好き勝手やってっから、こいつに関しては後ろでなんか騒いでる守護天使以下の存在感しかねぇや」
「こいつが居ようが居なかろうが俺は生きてるし」
結城 晃
「だとしても、他の皆と一緒に何かをする、ということはできなくなるかも知れない」
佐倉 光
「あー、そう、なるのか? そうするといないと不便だ」
カゲ
「PLをアタッチメント扱いであるか。そのくらいが丁度いいと思うのである」
佐倉 光
やかましい……数人じゃなかったのかよ。
KP
色々呼んだら楽しくなっちゃって。
本間 詩織
「昭和の頃によくあった、登場人物と作者が寒い漫才をするみたいでちょっと痛々しくない?」
真田 遊馬
「それを言ってやらないでくれ」
本間 詩織
(こういう台詞で終わるのが更に昭和臭……!)

KP
その人物の手を見てみれば、サイコロのようなものとメモが握られていた。
メモにはこう記されている。
転がした先の目が、どんな数字であっても元の場所に戻る事が出来るだろう。
元に戻れば、ここで起きた事の一切を忘れ帰ることが出来る。
けれど、もし
もし良い目であったのならば
夢のような感覚だったとしても覚えてしまうかもしれない。

▼今までの1d2の結果得た数字について
合計値×10で判定
例:合計値8の場合 8×10→80%を成功値としてダイスロール
佐倉 光
おぉ? 今まで結構出目が良かったぞ。
合計は9だ。
CCB<=90 (1D100<=90) > 87 > 成功
KP
成功
コロコロコロ、何故か聞き馴染んだ音だと思える。
このサイコロの目が何処に向かおうと、どうなっていようと、それに従う他ない。

時にはこれによって危機に瀕して死んでしまう事もあるだろう。
時にはこれによって危機を逃れて生き延びる事もあるだろう。
その時に一喜一憂する存在が、探索者には居る。
それは共に歩む友人であるかもしれない。共に出会った人々かもしれない。

けれどそれ以上に、自身の事を考え、共に歩む存在があるのだ。
佐倉 光
こいつは知っているぞ。
この棺の中のヤツなんかよりも強い絶対の支配者、『秘神 ダイスの女神』だ。
こいつを使役するにはどれだけのマグネタイトが必要なんだろうな。
KP
君なら《ハッキング》でどうとでもできるんじゃ?
佐倉 光
あのなぁ。
《ワールドハッキング》は無理。研究中。
あのドラム缶調べればできんのかな。
KP
そうかもね?
その結果ですら女神様の手の内だけどね。
佐倉 光
やっぱ世界越えて別存在になるしかねぇな。
KP
君って特に元々メタいネタ多いキャラだから、このシナリオ向いているような向いていないようなだね。
佐倉 光
まあな。

KP
やがてサイコロの目が決まれば、蝋燭の火が徐々に消されるようにゆっくりと辺りは暗くなっていくだろう。
最後に柩だけが残るが、それすらも最後のひと吹きによって消えていく。
刹那、探索者は意識を手放してしまうだろう。
佐倉 光
つか、PLなんかより余程『シナリオ』の方が強制力あると思うぞ俺は。
PLはPCの意志を曲げることはしないけど、なんだかんだしてシナリオに乗せようとするからな。
そのなんだかんだで俺らに強制することはあんまないから気にしてねぇけど、『シナリオ』は俺の行動をがっつり指定してくることあるじゃん。
KP
ところで今完全にメタモードになっているけど、シリアスに真面目に、自分を操っている存在が居たらどうする?
佐倉 光
ぶっ倒して逆に使役する。
KP
しってた。はい。エンディング行きます。

KP
目を覚ませば、昨晩眠った場所だった。
辺りを見回しても何ら変わらない日常がそこにはある。
体を覆っていた気怠さや、頭痛も今はない。
耳の奥で鳴っていたあの転がる音も全く聞こえないだろう。
佐倉 光
やっぱダイスじゃねぇか……
つまり『第四の壁を越えた』ってことだな。
いつものことだ。
KP
探索者はあの葬式の情景を何となく覚えている。
覚えてしまっている、と言ってもいいのかもしれないが、けれどそれも必要な認知だったのかもしれない。
自身に何かどうしようもない力が降り注いでいようと、意識さえしなければ何ら変わらないのだから。
どちらにしても出会う事も、触れ合う事も出来やしない。

探索者は時折、コロコロコロというサイコロを振る音を聞く事になる。
だが、その行く先、その未来までは想像すら出来ない。
それだけを覗けば、いつも通りの探索者の日常に帰る事だろう。

おしまい。

【報酬】
SAN回復 1d3
佐倉 光
1d3 (1D3) > 1
[ 佐倉 光 ] SAN値 : 74 → 75
昨日までと何も変んねぇな。
KP
●後遺症※任意※
PLがダイスロールを行う際に、ちらっとPCが上を見るような動作が発生する。
任意のタイミングでも構わないが、主にSANcの失敗の際でも良いだろう。
佐倉 光
「おい女神ィィィィ!」
うん、昨日までと何もかわんねーわ。
悪魔事典に PL:くーな って追記しとく。
これ俺か結城にってことだったらしいけど、結城だったら自主SANチェックの上発狂だったろ。
KP
だろうね。あいつメタ控えめだし。
悪魔達も出そうか迷ったけど、出せば良かったね。
佐倉 光
収拾つかなくなるだろ。
KP
こういうネタなら、参列者の皆、佐倉とはお別れってテイで話せば良かったね。
一応、PLが死亡したらPCたちも動けなくなるから、お別れに来たって事みたいよ。
佐倉 光
なんでそうなる。俺は俺だから背後霊が消えたからってどうにもなんねぇよ。
背後霊通してそっちに見えるシーンがなくなるってだけだろ。
俺たちには何の関係もねぇんだよ。
KP
お前の立場ってメタいのかメタくないのかわかんないな。

ネタバレありコメント
自由に自分で内容考えるNPCとの会話があるキーパーレスソロシナリオで、

今起きていることについてPCはなんもわからん
NPCが事情知ってるかどうかすらPLはわからん
NPCは他の人のPCである

ってめちゃくちゃ難易度高くない?

PCは当然事情についてNPCに意見を求めたいが、NPCが「知っている(けど教えない)」「はぐらかす」「知らない」「一緒に困惑」のどの辺にしたらいいのかすら分かんない。
PCが雑談をすることにしたとしても、他所様のPCが『そういう特殊な場でどう思うか振る舞うか』の資料はさすがにないから分からぬ。

せめて事情を知ってるのか知らないのかくらい分かりたいよー。
他所様のPCに変なこと言わせたくないしさーーー。

どうしたらいいかほんとわからん。

槍が降ってるなかで人と出会って、槍が降っていることを一切話題にあげずに日常会話をするか?
さすがに触れるだろう?
触れないとしたら理由があるだろうし、どうして触れないのか訊くだろ??

槍が降るのを当たり前だと思っている
槍については話題にすべきでない
槍見えてない
困ってる

どれ!

PCが疑問は追求したがる奴だから、ほんと困ってるー!
会話にならねぇ。

立場分かんないから、私のなかでの『○○はこんなことゆわないもん!!!!』が常にぬぐえなくて困る。
いや、いつも他所様のPC使わせていただくときは『○○さんこんな言い方するかなぁー』『○○さんこんなこと考えるのかなぁ』『いやこれ違わない??』って常に怖さがつきまとってるが。

他所様のPCどころか、ゲームの二次創作で公式NPC出すのすら嫌だったひとがやってるのが、現BBTキャンペーン(大量に前作PC
出てくる)っておかしくない。なに考えてんの? マゾなの?



ここまでが、プレイ中に他PCの皆さんとの会話で困りまくって垂れ流したTwitter。

たぶんこのシナリオ「自分の葬式に出席している」という事実については不動のものとして受け取るべきで、他PCのみんなは「佐倉の葬式に出ている(佐倉とはお別れになること前提)」それでありながら「当の佐倉が目の前に居ることには疑問を持っていない」が正解だったと思うんだよね。
葬られているのはPLだから、同時に居なくなるPCの佐倉の葬式でもある。だから棺に入っているのは佐倉ではないし、佐倉が動き回っているとしても、佐倉とはお別れとなる。

このへん裏話知らないとなかなか的確な反応を返すのは難しい気がするなぁ。
せめて他PCの皆が「佐倉が消えると思っている」ことの確信は欲しかったなぁ。

あと、洞川さんがこの状況でどの程度真面目モードなのか全く読めなくて、一番困った。
洞川さん結構真面目だしね、職業柄生死については真摯だと思うからねぇ。
のちに、みんなも「佐倉が言っているとおり、PLが死んでも佐倉が消えるとは思っていない」「佐倉の関係者だから一応出席している」なら、この会話でもおかしくないかなって思いました!! よし辻褄合った。

結城 晃
神津 樹
唐木 奈々

ツカサ

海野 迅
神谷 舞
徳間 克也

【DX】

古賀 咲夜
結雲 悠

【BB・BBT】

トモキ
真田 遊馬

【ゆうやけこやけ】

シロ
カゲ
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シュウ

【インセイン】

ガラム
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