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こちらには【ワンナイ卓】収録シナリオ『こどもぱにっく!』
ネタバレがあります。

こんばんは
KP
驚いたことに今回はなんと話が進む予定
佐倉 光
な、なんだってーっ!
あと三日くらい遊び倒す話じゃなかったのか!
KP
なんと、なかったんです!
遊び倒してもいいけど。
佐倉 光
さすがに中の人のネタが尽きそうw
KP
というわけで、差支えがなければ始めてまいります
佐倉 光
はい、宜しくお願いしまーす!
KP
よろしくお願いします!

本編見る!
KP
「宝屋酒造」は比較的小規模な造り酒屋だ。少し街はずれにあるショッピングモールから、さらに山の方へ分け入って、小規模な工業団地の中に水を引いて酒造業をやっている。
その入り口、周辺の工場やらの本社機能を全部集めたオフィスビルの中に、本社がある。
佐倉 光
「ここで何かわかんのかなぁ」
物珍しそうに見回してる。
酒造なんてのも来るのは初めてだ。
牧志 浩太
「少し緊張するな。何か分かればいいんだけど」大学生の牧志にとっても今一つ見慣れない光景なのか、あなたの手を握る手から僅かに緊張が伝わる。
KP
扉を開けると、オフィスフロアの中に所せましと酒樽の写真や、酒造業の歴史を書いた空間があなた達を迎えた。
「牧志様ですね、こちらへどうぞ。社長がお待ちです」
作業服を着た女性があなた達を迎え、フロアの一角にある社長室に案内してくれる。
社長のお友達来たってー、はあい、というちょっとラフなやりとりが聞こえた。
牧志 浩太
「お邪魔します。
……本当に話、通してくれてるんだな。東浪見の先輩、何者だろう……」
佐倉 光
「お邪魔します」
ぺこり、と頭を下げて入る。
KP
「おお、よく来てくれた。君が上根(カミネ)ん所の後輩だね。おや、その子は?」
フロアの一角を区切って作られた社長室で、恰幅のいい初老の男性があなた達を迎えた。
佐倉 光
「話せば長いことなんですけど、話していいものやら」
ちら、と牧志を見る。
別に長くは、ないか。
牧志 浩太
「ああ……、ちょっと事情があって。それより、上根先輩が貰ってきた酒について聞きたいんです」
話がややこしくなると思ったのか、牧志はひとまず話さないことにしたようだ。
佐倉 光
うんうん、と頷いてみせる。
KP
「酒って、この間宣伝ついでに渡したやつかい? あれがどうかしたのかね?」
牧志 浩太
「あの中に見慣れない酒が入っていて、美味しかったんですけど、ラベルがなかったので。何て酒なのか聞きたくて。
すみません、お邪魔してしまって」
佐倉 光
「綺麗な瓶だったよね」
KP
美味しかった、と聞くと、おお、そうかそうか、と彼は嬉しそうに笑む。

「それは多分、新商品プロジェクトの試作品だね。若手の社員たちに任せて、自由な発想で色々と作ってもらってるんだ。
しかし上根のやつ、自分で飲まないで君達に渡しちゃったのか。仕様のないやつだなあ。
何なら、工場の方にも行ってみるかい? プロジェクトをやってる社員たちもいるよ」
佐倉 光
観察、しなかったけどなんか情報とかはなかったのかな。なかったんだろうな。
KP
社長室観察するなら表で宣言してもらっても大丈夫です。
佐倉 光
じゃあその間に見回してよう。
6歳児ならうろついたって不審じゃないだろうし席立っちゃえ。
KP
辺りを見回すと、弊社の酒造の〈歴史〉といった渋い雰囲気のものから、酒樽のマスコットやミニチュアの酒瓶などが置いてある。
あ、飛び出すマスコットがある。……あんまり見ていると触りたくなりそうだ。
佐倉 光
自制自制……。
ここで相手の機嫌を損ねるわけに行かないからな。
牧志 浩太
「いいんですか? ありがとうございます」
KP
「ああ、見学も受け付けてるからね、工場の方では。
美味しかったって聞いたら、彼らも喜ぶよ」
あの翡翠色の瓶に関係するものは見当たらない。
佐倉 光
(本当に試作品だったんだな。
それにしたって子供になっちゃうなんてぶっ飛びすぎてるけど。アポトキシンでも入ってんのかよ)
(そもそも酒が原因かどうかもはっきりしねぇしなぁ……)
牧志 浩太
「佐倉さん、行ってみよう」
佐倉 光
「あ、うん。
見学行くー」
牧志を見失わないようについてく。
KP
「ああ、楽しんでおいでね」社長はあなたにもにこにこと笑って、先程の飛び出すマスコットをひとつくれた。
酒樽の頭を押すとお米をかたどったマスコットが飛び出してくるのだ。
佐倉 光
「おじさんありがとう」
マスコットをポケットに入れる。
持っていたら周りが目に入らなくなってしまいそうだ。
牧志 浩太
「ありがとうございます」
KP
あなた達は社長室を後にし、工場へと向かう。

KP
辺りには小さな工場がいくつか並び、その向こうに山や畑が見えた。
佐倉 光
「そういやここの酒造ってる水も飲ませてもらったな。
いちおうそっちも調べてみたいな」
牧志 浩太
「そういえば、あの水のことを聞きそびれたな。あっちで聞いてみよう」
KP
……酒造工場の中には、酒の甘い刺激臭が漂っていた。製造ラインらしい機材や酒樽らしい樽が、ガラスの向こうに見える。
工場見学を申し込めば、酒の作り方についての説明を聞いたり、ラインを見学したりといったことができる。
酒の試飲もできるようだ。子供向けには甘酒がある。
佐倉 光
「まずは見学かな」
牧志 浩太
「ああ。……何だかすごいな。案外、工場、って感じだ」
佐倉 光
なんか読める物とか見られる物とかあるならそっちを先に見るよ。
KP
最近はウィスキーをあれこれしたりといったこともやっているようだが、見学できるのは日本酒の製造だ。酒の作り方についての資料と、製造ラインの説明がある。
葡萄酒などの果実酒は糖分を酵母の働きでアルコールに変えて作るが、日本酒の原料の米には糖分が含まれていない。
そこで、麹菌を用いて、麹菌の酵素によって澱粉を糖分に変え、その糖分から……
そういった内容と、米磨き、麹作り、醪、といった用語の説明がある。
多湿な環境の中、大量の蒸した米を人力で掻き混ぜるような図もあり、それを見ると随分過酷な作業だと思うだろう。
佐倉 光
「酒って作るの大変なんだね」
よく飲むヤツならもっと見てて面白いのだろうか、と思いつつ。
佐倉 光
飲んだのは日本酒だったんだよね。
KP
そのように思えた。
牧志 浩太
「だな、こういうのを見てると大事に飲もうかなって気分になる」
佐倉 光
「人間は、まず酒を発明するっていうもんなぁ。
そんなに飲みたいもんかな。俺には良く分かんないけどさ」
牧志 浩太
「どうだろうな。酒以外にはない味がするし、開放的な気分になって気持ちいい、ってのはあるけど。飲んでなきゃやってられない、なんてのは何だか辛いし」
佐倉 光
「やけ酒は割と体に来るし」
凄く覚えがある。
佐倉 光
牧志が記憶吹っ飛ばした事件の後とか。
牧志 浩太
「……そうまでしても忘れないと、どうにもならない時があるのかもな」彼もふと、何かを思い出したようにあなたの顔を見下ろした。
佐倉 光
「っといけね、調べに来たんだったよ。
酒について語りに来たわけじゃないんだ」
あと、周囲に人がいないか今更確認。
幼児が酒の味を語ってるの聞かれたらまずい。主に牧志が。
KP
幸い、小規模なメーカーだからか、混雑する時期ではないのか、周囲に他に人はいない。
牧志 浩太
「つい忘れるな。佐倉さん、こっちに新商品プロジェクトの事が書いてある」
佐倉 光
「おっ、どれどれー?」
牧志 浩太
牧志が指さす先に、若手社員による新商品プロジェクトの紹介があった。短い文章だが、童話をモチーフとした一連の酒も、そこから生まれたらしいことが書かれている。
佐倉 光
「童話か……」
牧志 浩太
「……あんまりいい思い出がないな」苦笑する。
佐倉 光
「ああ……」
佐倉 光
プロジェクトの所にあの瓶の写真や、それっぽい文言はないかな。
KP
「おっ、そのプロジェクトに興味があるのかい?」その時、背後から突然声がかけられた。
牧志 浩太
「うわ」
佐倉 光
「わ!」
KP
「ああ、ごめんごめん。そこ見てくれる人あんまりいなくてさ」
振り返ると、作業服を着た男性がからからと笑っている。
佐倉 光
「おじさんだれー?」
KP
「お兄さんと呼んでほしいなぁ」
佐倉 光
「かっこいいお兄さん」
KP
「あっはっは、ありがとう。ボク賢いねぇ」
佐倉 光
(あまり喋らない方がいいのかな)
KP
「ボク、童話が好きなのかい?」
佐倉 光
「うーーーーーん」
佐倉 光
「嫌いじゃないというかむしろ好きだったけどふくざつというか……」
佐倉 光
「お兄さんは童話好きなの?」
KP
「そうだねー、結構好きだよ。お兄さんここでお酒を造ってるんだけどね、一緒に作ってた耳道ってやつが童話好きでね。色々教えてもらったものさ」
佐倉 光
「耳道……さん。聞いたことあるな。
大人が子供になっちゃう童話ってあったっけ……?」
KP
「うーん、知らないなぁ。親指くらいのお姫様の話なら聞いた事あるけどね」
佐倉 光
(親指姫ってもとからちっちぇえよな確か。
でかくなる話ならともかく、小さくなる話ってあんま聞いたことねぇな……)
牧志 浩太
「あ、えーっと、俺がこのプロジェクトの試作品を飲ませてもらって、それで」牧志がそこに口を挟む。
佐倉 光
(喋りすぎたかな。おとなしくしとこう)
KP
「ああ、そうだったのかい! 何てやつ?」
牧志 浩太
「こういう翡翠色の瓶で、ラベルはなかったんですけど」
KP
「翡翠色? ああー、耳道が一人でやってたやつだ。 なんだっけな、ピーターパンがどうこうって言ってたけど」
佐倉 光
「……おとーさんがね、そのお酒凄く美味しかったから、作った人にお話聞きたいって言ってたー」
佐倉 光
「ね!!!!」
って牧志を見る。
牧志 浩太
「ああ、そうなんです。それで、もう一本欲しいなってことになって」
佐倉 光
「でも売ってないんだねー、そのおさけー」
KP
「ああ、そうなのか! それは耳道も喜ぶだろうなぁ。でも弱ったな、あいつ休んでるんだよね、今」
佐倉 光
「やすんでる?
お茶飲んで休憩中ってこと?」
そうじゃなければ……もしかすると。
KP
「ああ、いやいや。会社を休んでるってことさ」
牧志 浩太
「…………何か、あったんですか?」
もしかすると。あなたがそう考えたのを感じ取ったように、牧志が口を挟む。
佐倉 光
(急に親戚の子供を預からなきゃならなくなったり、してんじゃねぇかな)
KP
「いや、たぶん病気か何かじゃないかな。電話しても出てこなくて……っと、ごめんごめん。また来たら伝えとくよ」
佐倉 光
「しんぱいだねー」
その人がどこにいるとか調べるにはどうしたらいいかな……訊いて教えてもらえるものだろうか。
「その人もきっと『困ってる』んじゃないかな」
KP
「そうなんだよね。あいつ最近様子おかしかったし……」そこまで話したところで、後ろから別の社員らしい女性がやってきて、彼の耳を掴む。

「こら! 内輪の事情を軽々と話さない!」
佐倉 光
「おかしいってどういう風に?」
こういうの理由もなく無邪気に訊けちゃうのが子供のいいところだな。真面目に答えて貰えるかどうかってのはあるけどさ。
KP
「最近あいつ仕事中にぼんやりするし、挙動が不審にあだだだだ」
KP
「ごめんなさい、こいつ口が軽くて。楽しんでいってねー」

女性は瞬く間に男性を引っ張ってSTAFF ONLYの向こうへ行ってしまった。
佐倉 光
「怪しい」
牧志 浩太
「何だあれ、驚いたな……。でも、確定だな。そいつが怪しい。
問題は、そいつがどこにいるかだけど……」
佐倉 光
「うーん、ここのPCに入れれば一発だと思うんだけどなぁ」
牧志 浩太
「ここか……。」牧志は辺りを見回す。
KP
入れそうな場所を探すなら〈目星〉してみてもよい。
佐倉 光
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 57 > 成功
「こういうとこそこまでセキュリティガチってなさそうだしさ……」
KP
見学資料のスライドを表示しているプロジェクターに繋がったPCが目に入った。
あれ、ネットワークに繋がっていないだろうか?
佐倉 光
周囲を確認して……ちょっとお邪魔するか。
「ちょっと周り見ててくれる?」
牧志 浩太
「ああ、分かった」
KP
たまに社員が辺りを通り過ぎる。隠れてPCに触ろうとするならば、〈忍び歩き〉+10%で判定。
また、牧志が何らかの交渉技能に成功すれば、社員の気を引くことができ、さらに+10%の補正が入る。
佐倉 光
じゃあまず〈忍び歩き〉
CCB<=50+10〈忍び歩き〉1D100<=60) > 4 > 決定的成功/スペシャル
牧志 浩太
では〈説得〉で挑戦。ここの酒が美味しかったことを熱く語ろう。
CCB<=75〈説得〉1D100<=75) > 88 > 失敗
佐倉 光
くりちかるぅ
ちっちゃいからな!
KP
わお。
あなたは小さな体格を存分に活かし、カウンターの後ろへ滑り込む!
なんだかこの体格の扱いにも慣れてきた気がする。
佐倉 光
さーてと、まずは専用ソフトを無理矢理止めて、っと。
KP
PCに触れるとキーボードなどは繋がれておらず、マウスだけがある。しかし、スクリーンキーボードの呼び出しが無効化されていないらしく、ぽんと画面上にキーボードを出すことができた。
佐倉 光
やりづらいけど、ちょっと中見るだけならすぐ終わるだろう。
ネットワークに直接入れるようなら入って……
最悪PC出すけどさ。
KP
専用ソフトを無理矢理止めると、社内のLANに繋がっていることが確認できた。通り一遍のウィルス対策ソフトやファイアウォールなどは入っているが、元から入っているコマンドなどは無効化されていない。
佐倉 光
じゃあちょいちょいっと社内用データベースに入って名簿らしきもの探そう。
KP
このPCだけでやるなら〈ハッキング〉-30%、
自分のPCを繋ぐなら〈ハッキング〉-10%で判定。
この-10%は何かというと、今のあなたは疲れやすく集中が保ちづらいためだ。
佐倉 光
お、じゃあ自分の出すか。
さすがにマウスでポチポチじゃやってられないからな。
佐倉 光
「牧志、PCくれ」
小声で囁く。
牧志 浩太
牧志は無言で頷き、カウンターの裏に隠すようにしてあなたにPCを手渡す。
佐倉 光
「サンキュ」
若干不器用になっている指先でどこまでやれるか。サクッとつないでやってみよう。いつも通りに。
CCB<=85-10 〈芸術(ハッキング)〉 (1D100<=75) > 59 > 成功
佐倉 光
さすがに自分のPCじゃないとしんどい数値だったな。
KP
あなたの指先が冴える。小さく短い指でも、気を抜けば気が散りそうになる思考でも、あなたはあなただ。
佐倉 光
(大したセキュリティじゃなくて助かった。
今はちょっとガチれる気がしねぇや)
佐倉 光
これ正規ルートだと人が教えてくれるのかな。
KP
実は正規ルートだと耳道の事務机を漁れるのですが、社長の知り合いとはいえ外部の人に漁らせる??? ってなった所にハッキングの提案があったのでありがたくいただきました。
佐倉 光
最初それかなと思ったんだけど、それよりはハッキングの方がまだしも現実的かなと思って。
KP
一応、住所については改変を予定してて、もう少し後で出てくる予定でした。でも佐倉さんらしいこの展開、好きです。
KP
あなたは社内共有サーバに入って名簿などを探す。
耳道大輔、31歳。若手社員プロジェクトを後ろから支える真面目な社員で、社長からの評価もいい。

しかし、最近になって無断欠勤が目立つ。
……あなたは彼の顔写真と、住所を見つけることができた。
佐倉 光
データをコピーしてさっさと引き上げる。
牧志 浩太
「行けた?」 牧志が囁く。
佐倉 光
「ok。行こう」
牧志 浩太
「OK。引き上げよう」
KP
あなた達は頷き合い、その場を後にする。
佐倉 光
カウンターの下から抜け出す。
佐倉 光
「やっぱこの体じゃ仕事はきついなー」
牧志 浩太
「鮮やかに見えたけど、それでも大変ではあるんだ?」
佐倉 光
「だいぶね。手が小さいせいでコマンドミスしまくったし、すぐ気が散るし。
アマラ経絡潜るとか絶対無理だ」
牧志 浩太
「あの時のあれじゃなくてよかったな」

KP
あなた達は工場の外に出る。辺りは暗くなっていた。
ここで、二人とも…… 〈聞き耳〉!!
佐倉 光
CCB<=60〈聞き耳〉1D100<=60) > 46 > 成功
牧志 浩太
CCB<=97〈聞き耳〉1D100<=97) > 85 > 成功
KP
ふと、背後に気配を感じた。 誰か……、いる。
その直後だった。
風を切る音。
佐倉 光
おやあら意外な展開。
KP
牧志の背後から、ナイフを持った男が襲いかかってくる!
佐倉 光
「牧志!」
KP
牧志、〈回避〉+30%で判定!
牧志 浩太
「!」
CCB<=16+30〈回避〉1D100<=46) > 53 > 失敗
KP
ざくりとナイフが牧志の肩を裂き、赤い血が視界を舞う。
佐倉 光
左腕にちらと目をやって舌打ち。
今の俺は足手まといもいいとこだ!
牧志 浩太
「ぐっ……! な、なんだ!」牧志が振り返る。
佐倉 光
なるべく距離を取りつつ相手を確認する。
KP
牧志はHPに1D4のダメージ。
牧志 浩太
1d4 (1D4) > 4
[ 牧志 浩太 ] HP : 11 → 7
深い!
佐倉 光
結構な大怪我だな
KP
そこには、明らかに尋常ではない様子の男がいた。よれよれのスウェットを着たその男は、がたがたと震える手でナイフを牧志に突きつけ、叫ぶ。
「さっ、酒をどこへやった! 返せ!」
あなたはその顔を先程見たばかりだ。耳道大輔、名簿にそうあった男だ!
佐倉 光
「牧志、コイツだ!
耳道大輔! あの酒作ってた野郎だ!」
牧志 浩太
「くそ、それは俺が聞きたい! あんた、佐倉さんに何やったんだ!」
佐倉 光
「どこへやったって、お前がこっちに寄越したんだろ!?」
KP
男はぎらぎらと眼を光らせ、荒い呼吸で「酒を、あの酒を返せぇ!!」 とわめく。
牧志 浩太
「だめだ、聞いちゃいない……!」
佐倉 光
「たぶんそのせいで俺は……」
別にそこまで困ってねぇな……ってそんな場合じゃない!
落ちてる石でも投げるか。
KP
なんと驚いたことに戦闘開始だ! 相手の【DEX】は8。
佐倉 光
なんだとぉ!
俺に何ができるっていうんだw
逃げ回るよ。
〈回避〉狙いで行動せず!
KP
【DEX】8、牧志!
牧志 浩太
えっ殴るか!? こっちも怪我させられたしな!
CCB<=57〈こぶし(パンチ)〉1D100<=57) > 44 > 成功
耳道 大輔
耳道は我を失っているので〈回避〉しない。
佐倉 光
「やっちゃえやっちゃえ! 正当防衛だ!」
牧志 浩太
「くそっ!」
1d3 (1D3) > 1
耳道 大輔
あなたの右ストレートが男の頬に食い込む。男が僅かに呻いた。
[ 耳道 大輔 ] HP : 10 → 9
佐倉 光
【STR】3だから、本当に何の役にもたたんな。
〈回避〉しても18だからねー。〈説得〉してみるかぁ?
聞きそうにないよなー。
佐倉 光
「酒はこっちだぞバーーーカ!」
耳道 大輔
「返せっ!!」
牧志に〈組みつき〉
CCB<=25 (1D100<=25) > 55 > 失敗
KP
次のラウンド開始時に、佐倉さん【アイデア】
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 6 > スペシャル
佐倉 光
今回は全体的に出目がいいな。
KP
あなた達の背後には、まだ社員のいる工場がある。助けを呼べないか?
いつも以上に無力な肉体のせいか、あなたは不意にそんなことを思いついた。
佐倉 光
ああ、まだ近いのか。
KP
そうそう。あまり離れてない。
佐倉 光
じゃあ迷わず工場に走るね。叫びながら。
KP
OK。
牧志 浩太
牧志はあなたに一瞬だけ視線を送りかけたが、あなたを止めることはない。
佐倉 光
「たすけてー! だれかたすけてー!
火事だよー!」
外で火事? まあまあいいじゃない。
KP
【DEX】8! 牧志と耳道。
牧志 浩太
CCB<=57〈こぶし(パンチ)〉1D100<=57) > 82 > 失敗
佐倉 光
警察に電話しようかと開始時ちょっと思ったんだよね。
大体CoCだと役に立たんNPC警察。
KP
それもありですね。この卓では警察は呼ぶとちゃんと来てくれたりもします。探索者にとって都合の悪い時は動かなかったりもするけどそれはそれ。
あと証拠不足とかで動けない時は動けない。
KP
耳道はいよいよ我を失いはじめ、工場へ向かったあなたの背後で、何事かわめきながらナイフを振りかざす。
佐倉 光
(無事でいろよ、牧志……!)
耳道 大輔
CCB<=40 〈ナイフ〉 (1D100<=40) > 51 > 失敗
KP
次のターン開始時。
あなたの叫びを聞きつけて、工場内から社員たちが出てくる。
佐倉 光
「こっちだよこっちー!」
こうなると相手にあまり怪我を負わせていなくてかえって良かったな。
すぐに牧志の所に戻る。
さすがに人前で魔法を使うわけには行かない……
KP
「耳道! 何やってんだ!!」驚いた社員たちは彼を何人もかかって取り押さえる。地面に落ちたナイフと、怪我をした牧志の様子に辺りは騒然となる。
牧志の所に戻ると、工場の方に引きずられていく耳道の姿が見えた。
そこで、低い視界で辺りを見ていたあなたは気づく。
耳道のポケットから、キーケースらしきものが落ちた。
佐倉 光
さっと拾ってポケットへ。
牧志の所へ行って、周囲に人がいなければ治療を試みる。
KP
あなたは躊躇いなくそれをポケットに入れる。誰も見とがめるものはいなかった。
牧志 浩太
「佐倉さん……、」彼は血を流す傷を押さえていた。
佐倉 光
立派な傷害事件だな……
傷口に手をかざして……
CCB<=40 《ディア(応急手当)》 (1D100<=40) > 84 > 失敗
佐倉 光
ディアって役に立ったことあるっけ!?
KP
肉体が変わっているからか、うまく力を引き寄せることができない。
佐倉 光
「くそ、魔法出ねぇ」
牧志 浩太
「痛っ……、ありがとう、佐倉さん」
佐倉 光
車に荷物があれば牧志が手当てできるかな?
「救急箱でも借りてくる?」
応急手当
KP
一度失敗した傷に再度〈応急手当〉ってできたっけ。
佐倉 光
あ、その問題が。
〈医学〉は?
KP
〈医学〉なら行けそう。
佐倉 光
もう《ディア》は封印した方がいいんじゃないかなw
〈応急手当〉連続でできないのは同一人物だけなので、牧志が次のラウンドで使う分には問題ないみたい。
KP
ああー、なるほど。ありがとうございます。
佐倉 光
佐倉がもっかい魔法を使いたいなら、しばらく時間が経ってから(KP判断)になるみたいね。
KP
なるほどなるほど。
佐倉 光
基本るるぶ75~76より とのこと。
KP
ありがとうございます。後で確認しとこう。
アプリ版ルールブック超便利。

牧志 浩太
「そうだな、そうする……。くそ、結構派手にやられたな。
まさか、いきなり襲いかかってくるとは思わなかった」
佐倉 光
「一応、収穫はあった」
牧志 浩太
「収穫?」
佐倉 光
ポケットから鍵をちらっと出してみせる。
牧志 浩太
「……調べられるって、ことだな。あいつの」
佐倉 光
「そ。でも止血はしないと」
KP
工場に戻れば救急箱を借りることができる。

それから、工場の責任者が社長に連絡を入れたらしく、例の社長がすっとんできて「あいつにはきつく言うし、示談にも応じるから、どうか警察沙汰だけは勘弁してほしい」と平謝りしてくる。

あなたは警察沙汰にしてもよいし、しなくてもよい。
KP
救急箱使って手当てするなら、牧志は〈医学〉で判定。
おっと、違う人がやるなら〈応急手当〉もOKか。
牧志 浩太
それなら〈応急手当〉の方が目があるな。
〈応急手当〉でいきます。
CCB<=56〈応急手当〉1D100<=56) > 4 > 決定的成功/スペシャル
KP
わお。1d3+1回復していいですよ。
佐倉 光
おおー
もうプロじゃん。
佐倉の魔法とはえらい違いだ。
牧志 浩太
1d3+1 (1D3+1) > 2[2]+1 > 3
[ 牧志 浩太 ] HP : 7 → 10
牧志 浩太
「よし、血は止まった……。なんとか動けそうだ、後で病院行くけど」
佐倉 光
「良かった。無事で」
牧志 浩太
「ああ、佐倉さんも無事でよかった」
佐倉 光
「鍵のことばれてもまずいし、早く行っておきたいな」
牧志 浩太
「ああ。
急ごう。それ、無断だろ?」
佐倉 光
「落ちてた誰のか分からない鍵を拾っただけだよ」
牧志 浩太
「そうだな」牧志は頷き、あなたを乗せて車を発進させる。
警察沙汰云々も、とりあえず後にすることにしたようだ。

KP
アパートの二階に、耳道の自宅はある。
佐倉 光
どんな雰囲気かな。入り口近辺。
〈聞き耳〉もしておこう。
KP
時刻は夕飯時を過ぎて、近くの居酒屋から楽しそうな声が聞こえるころ。
アパートには空き部屋が目立ち、廊下を行き来する人の姿はない。
少し離れた通りには人の姿が見えるが、絶えずというわけではない。
〈聞き耳〉どうぞ。
佐倉 光
CCB<=60〈聞き耳〉1D100<=60) > 99 > 致命的失敗
佐倉 光
おぉっと
KP
あなたの丁度耳あたりの位置に虫が飛んでいる。うっとうしい。
成長チェックどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=97〈聞き耳〉1D100<=97) > 81 > 成功
佐倉 光
「ああああもううるさい」
ってブンブンするのは光る剣。
あれこれのせいでは?
牧志 浩太
「……中に誰かいる、って感じじゃないな。それから郵便受けにチラシが溜まってる、あんまり生活を気にしてなかったのかな。
佐倉さん、人が途切れたら教えて。俺が開ける」
佐倉 光
「あ、ああ、分かった」
うっかりスイッチ入れてた。
玩具のスイッチを切る。
牧志 浩太
「あ、その音それの音だったのか……」
佐倉 光
「いつ入れたんだろうな俺」
牧志 浩太
「うーん」
佐倉 光
「……今!」
言ってからも周囲を見る。
視界が狭いからちゃんと見切れているか自信がないぜ……!
牧志 浩太
牧志は頷くと同時に、何気ない様子を装って鍵を差し込み、ドアを開ける。
ことさらに周囲を見回すことなく、室内の床を踏む。
佐倉 光
一緒に中入って良いんだよね?
牧志 浩太
牧志は室内を確認すると、あなたを招き入れた。
佐倉 光
中に入り込む。
牧志 浩太
牧志が後ろ手に部屋のドアを閉じ、外から見えないようになってから室内を見回した。
佐倉 光
最近不法侵入が多いな。
KP
確かに。ネットワークにも侵入してますしね。
佐倉 光
牧志の透明人間事件からこっちけっこう続いてるんですよね。
KP
透明人間事件のときもそうでしたもんね。牧志が不法侵入に慣れていく。

KP
室内は、一人暮らしの男の家のようだった。
作業服などが吊るされており、そこそこ整頓されている…… が、割と新しいゴミや埃が積もっている様子が、それを台無しにしている。
弁当のゴミが積もったテーブルが目に入る。それから本棚が一つ。奥の方にキッチンが見える。
佐倉 光
「さーて、ささっと調べるか」
牧志 浩太
「ああ」
佐倉 光
まずはテーブルを見る。本棚はひとまず任せよう。多分子供の手で漁るのは時間がかかる。
KP
あなた達は手分けしてテーブルと本棚を探る。
弁当のゴミをどけると、その下にノートがあった。
佐倉 光
「お、ノートだ。書き物好きな奴だったら色々残ってそうなんだけど」
KP
開いてみる?
佐倉 光
あけるよ。
KP
「盟約の盃」
乱れた字で、そう書きつけられている。
佐倉 光
「おっと……怪しい」
注意深く読んでみる。
KP
盟約の盃。無垢なるものとの契約の酒。穢れたる肉体を無垢へと還す。
 精神には効果が及ばない。精神を変化させる方法を見つけなくては。
佐倉 光
「無垢……かなぁ……」
佐倉 光
カトゥリアに入るにはナルグがどーのって言ってたっけ。あんな感じのヤツかな?
KP
それから、その「酒」の作り方が書かれている。その材料はとうてい食用の物を作るとは思えないものだった。毒草、人の血肉、髪、生きた蛙とカタツムリ、それからそれから。
そして、最後に聖域の水。
佐倉 光
「うぇー。
いつかの蜂蜜入ってない蜜酒とどっこいだぜ」
KP
……あなたは何を飲んでしまったのだ。
ともかく、「酒」と「聖域の水」なるものを揃えたことにより、あなたはこうなったのだろう。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
CCB<=81 《SANチェック》 (1D100<=81) > 46 > 成功
牧志 浩太
CCB<=82〈図書館〉1D100<=82) > 84 > 失敗
佐倉 光
「牧志ー。何飲んだかは分かった。
そっちは?」
言いながらノートを出す。
牧志 浩太
「童話好きなのかな。童話の本が色々ある……。それから怪しい本も集めてたみたいだ。色々あるけど、全部当たってみる時間はないな。
佐倉さん、ちょっと見てもらっていいか?」
佐倉 光
「分かった。じゃあノート見ながらでいいからちょっと手伝ってくれよ」
CCB<=85〈図書館〉1D100<=85) > 76 > 成功
牧志 浩太
牧志はあなたを肩車して、あなたが本棚を調べるのを助ける。
佐倉 光
「この本、出してくれる?」
牧志 浩太
「ああ、これだな」
佐倉 光
「あとこれとこれと……」
数冊選んで、走り読みをして怪しい箇所を探そう。
KP
あなたは本から怪しい箇所を抜き出していく。耳道が貼ったのだろうか、付箋のされた箇所がある。
それらの箇所を総合すると、こんな内容になるだろう。
佐倉 光
「几帳面で助かるぜ」
KP
ひとつは「盟約の盃」の詳細な作り方と、そのコストだ。
それは人の精神をたやすくひっくり返し、呑み込み、枯れさせるほどの SAN と MP を必要とする。

大袈裟な、と思うかもしれないし、無理もない、と思うかもしれない。不老不死さえ叶うんじゃないか、牧志がそう言ったのを思い出すだろう。
佐倉 光
「あーーー、あいつそれで様子がおかしかった?」
牧志 浩太
「えっ?」
佐倉 光
「酒で時間巻き戻して、延々と生きられたのかも知れない」
佐倉 光
「けど、作るときに割と正気とMPがぶっとぶやつみたいだな。
あと、俺を見て分かるとおり、精神は変わらない不完全なやつだった? 精神も戻しちゃったら長生きしたいって用途なら意味なくないかな」
牧志 浩太
「ああー……、それであいつ、何て言うか、おかしくなってたのか……。 ……飲まれたんだな」
佐倉 光
「たぶんね」
佐倉 光
「しかし、何のためにそんなもの。
全部リセットしちまったら、今より良い人生歩めるかどーかわかんねーじゃん」
牧志 浩太
「どうなんだろうな。子供に戻りたい、と思うようなことでもあったのかな」
佐倉 光
「様子が変だとか言われてたもんな」
牧志 浩太
「ああ。飲まれたから様子がおかしくなったのか、その前からなのかは分からないけど。
それで、元に戻る手段はありそう?」
KP
本からは、もう一つ分かることがある。
「目覚めの雫」。それは、契約を破棄する手段だ。

契約者の血と契約を破棄する者の血を蜂蜜酒に溶かし、月の光に当てる。満月の夜の十二時丁度に、二人で以下の呪文を唱える。

ここでいう「契約者」が、酒の効果を被った者のことなのだろう。「破棄する者」は誰でもいいようだ。

こちらは「破棄」に過ぎないからなのか、コストはSAN 1d3(二人とも消費)だ。
佐倉 光
「俺契約した気はねーんだけどな」
牧志 浩太
「酒を飲めば契約したことになる、ってことなのかもな。前もだけど、勝手に契約させないでほしいな……」
佐倉 光
「しかし、助かった。これなら人前でいきなり巨大化ってことにはならなさそうだ」
牧志 浩太
「……一応、これ作ったら俺も飲んどくか。あと東浪見。あの水飲んだ瞬間に子供になったら困るし」
佐倉 光
「確かに。術も簡単だしな。
満月、って確か近かったよな」
牧志 浩太
「ああ。近いっていうか、ちょうど今日みたいだ。
すぐ戻る? それとも、また今度にしておく?」
佐倉 光
「マジか。うーん。
戻るか。なんか惜しい気はするけど」
牧志 浩太
「楽しそうだったけど、大変そうだったもんな。ハッキングとか」
佐倉 光
「結構自分が自分の思い通りにならないって辛いからな」
KP
ちなみに本当に「戻らない」というエンディング分岐があります。
佐倉 光
あるんだ。
KP
ある。しばらく楽しんでもいいし戻さなくてもいいなんて書いてある。
佐倉 光
ちょっと中のヒトの悪乗りで暴走しすぎたから佐倉が危機感持ってるw
KP
中の人とKPがノリ倒したせいで!
牧志 浩太
「だな。それに、自分ひとりで動けないっていうのも、結構大変だろ。何か申し込んだり、車運転したりもできないしさ」
佐倉 光
「そうなんだよなー。せめてCOMPが使えるなら考えるんだけど」
牧志 浩太
「確かに、COMPさえ何とかなれば大体解決するな」
佐倉 光
「蜜酒か。そこらで買えるものじゃないな」
佐倉 光
それでキッチンかぁ。
次のシナリオ幼児で参加するわけにも行かないからなぁ。
KP
ひどいことになるけど内容的には実は可能そう。>次のシナリオ
佐倉 光
更に次のシナリオ! は大分無理がありそう。
KP
さすがに戦闘ができない!
佐倉 光
COMPが使えればなぁ!w
牧志 浩太
「ここに置いてないかな。あの酒屋、林檎蜂蜜酒作ってたよな」
佐倉 光
「確かに。探してみるか」
ここから先は純粋に泥棒になっちゃうけど。
KP
キッチンのシンクにはカップ麺のゴミや割り箸が溜まっている。それから冷蔵庫がひとつ。
佐倉 光
今何時頃かな。
KP
21時頃。
佐倉 光
余裕があるならここで泥棒なんかしてないでさっさと酒買いに行った方が良い気がする。
KP
ちょっと店が開いてないかな。また来月にするならそれも可能。
佐倉 光
くそー。
佐倉 光
冷蔵庫開けてみる。
KP
冷蔵庫を開けると、正体を追及しない方がよさそうな肉の塊や植物、何かの尻尾などが出てきた。
……ドリンクストッカーに、「白雪」と「眠り姫」の未開封の瓶が差さっている。
佐倉 光
成分のとこ見て、蜜酒探そう。
KP
「白雪」がそうらしい。
佐倉 光
引っ張り出して持っていこう。
さすがに日付が変わるまでここにいるのは危険すぎる。
牧志 浩太
「まあ、勝手に契約させられたんだし、詫び代わりってことで……?」うーん。
「あの感じ、あいつも意図してなかったっぽいけどさ……」
佐倉 光
「だろうな。実験中のをうっかり混ぜたとか?」
牧志 浩太
「かもな。とんだとばっちりだ」
KP
酒瓶は幸い小瓶で、ポケットなどに入れて持っていくことができそうだ。
佐倉 光
「さっさと行こうぜ。
俺はともかく、お前は見られるとまずいし」
時間いけるようなら自宅に戻って術を使うかね。
牧志 浩太
「だな」頷いて、牧志は僅かにドアを開けて外の様子を窺う。人目がないことを確認し、外へ出る。
ドアを施錠して、キーケースをドアの前に落とした。
KP
車もあるし、自宅に戻る程度の時間はある。
佐倉 光
戻ろう。幼い感覚で得られたものをなるべく口にして、覚えていられるようにしながら。
牧志 浩太
牧志があなたに、いつも使っている日記帳とペンを渡してくれる。
佐倉 光
「お、サンキュ」
佐倉 光
「…………」
佐倉 光
「書きにくい……」
牧志 浩太
「ああー、大きさが合わない……」
佐倉 光
指が短く、不器用になっているためだろう。
牧志 浩太
「子供用のペンは持ってないな……」
佐倉 光
大きめの字でなんとかかんとか書き付ける。
KP
あなたの筆跡の面影を残したような、子供の字に似ているような、大きめの不格好な字がページに残る。
佐倉 光
choice 酔った 眠い 割と平気 (choice 酔った 眠い 割と平気) > 酔った
KP
夜の道を車は軽快に走る。耳道の家がある一角を抜けるときにちょっと急いだからか、少々揺れた。
佐倉 光
「……無理」
呟いてメモを閉じ、あとは窓の外を見ている。
KP
窓の外は、あなたが巻き込まれた事件の一幕など知ることもなく、穏やかに一日を終えようとしていた。
佐倉 光
「今日一日、ありがとな……」
牧志 浩太
「いいよ。巻き込まれた佐倉さんは大変だっただろうけどさ、結構楽しかったし。
まあ、佐倉さんがいなくなっちゃった時は、肝が冷えたけど」
佐倉 光
「悪かったって……普通に電話持ってると思ってたからさ」
牧志 浩太
「慌てて電話したら、俺が持ってるポーチから音が鳴るもんだからさ。お、そろそろだ」
あなたの自宅の前に、牧志が車を停める。
佐倉 光
子供って車酔いしやすいんだな。
ぼんやりと思いながら車をフラフラと降りる。
牧志 浩太
牧志の手が、あなたの背を支える。
佐倉 光
「ちょっとトイレ……」
…………

佐倉 光
「ふー。さてと、どうやるんだっけ」
けろっとした顔でトイレから出てきてうがいする。
「血を混ぜて月にかざすとか書いてたっけ……」
佐倉 光
これ、やると作倉と牧志の両方が契約破棄できるのかなw
KP
その認識でOKです。「契約を破棄するもの」を作るのにSANを供与する人が必要という認識で、作ってしまえば、あとはそれを飲めば誰の契約でも破棄できる。
佐倉 光
「東浪見も呼ぶ?」
呪文唱えるとか、割と言い訳のしようがないと思ったけど、怪しいのは作るときだけか。
牧志 浩太
「いや、作っちゃえば後はこれ飲ませればよさそうだ」
佐倉 光
「そうか、なるほど」
佐倉 光
「……6歳で飲酒って悪影響出ねぇかな」
牧志 浩太
「……戻ったら悪影響も帳消し、と思っておこう」
佐倉 光
「そうであって欲しいよ」
では時間を待って酒を作ろう。時間まで寝る。

KP
ともあれ、あなた達は満月の夜の、魔法が終わる時間を待つ。
空の上には煌々と明るい満月が輝いていた。
牧志 浩太
「佐倉さん、佐倉さん。起きて」
牧志の手があなたを揺り起こす。
どうやら、すっかり眠ってしまっていたらしい。
佐倉 光
「んー、……あれ、夢か。
もう時間か。ありがと」
大あくびをして目をこすりつつ起き上がる。
牧志 浩太
「何か夢でも見てた?」
佐倉 光
「子供の頃の夢だよ……
この体だから記憶が刺激されたかな」
ちら、とサイドテーブルの目覚ましを見た。
「さ、始めようぜ!」
牧志 浩太
「小さい頃の物? それ。
それだけ随分古いから、ちょっと気になってた」ふと、牧志が話を向ける。
佐倉 光
「ああ、これ? 昔買ってもらったヤツなんだ。
もうとっくに壊れてるんだけどさ。
まあ、捨てづらい物ってあるだろ?」
牧志 浩太
「そうか、大事な物なんだな」
あるだろ、という言葉には応えず、そう返した。
佐倉 光
「ん」
佐倉 光
「そうなるのかな?」
牧志 浩太
「だって佐倉さん、割と捨てちゃうだろ。古い物とか。
だから、そうなのかなって」
佐倉 光
「確かに、考えたこともなかったな」
しばらく時計を見て。
佐倉 光
「あ、まず。時間だろ。こんな話してる場合じゃねぇや」
牧志 浩太
「おっと、そうだな。よし、やるか」
KP
「目覚めの雫」を作る?
佐倉 光
作成します。
KP
あなた達は煌々と辺りを照らす満月の下、血を酒の水面に落とし、呪文を唱える。
SANを1d3消費してください。
佐倉 光
1d3 (1D3) > 2
[ 佐倉 光 ] SAN : 81 → 79
牧志 浩太
1d3 (1D3) > 3
[ 牧志 浩太 ] SAN : 75 → 72
KP
酒の中に、ぽう、と光が凝った。
佐倉 光
「おおー、効果ありそう」
KP
やがてそれはひと房の葡萄、林檎、あるいは何かの有機的なかたまりを思わせるカプセル状の塊をかたちづくり、暫くふわふわと漂っていたかと思うと、また溶けて消えた。
あとに残る酒は、ほんのりと満月のそれに似た光を放っていた。
佐倉 光
「これいつくらいまで効果あるんだろうな」
グラスを持ってくる。
佐倉 光
背景綺麗だなぁ。
KP
Bing image creatorさんにお願いしました。
佐倉 光
今回の話ことあるごとに赤嶺さんがちらついていけない。
KP
上根先輩、イメージ的にはまんま沖縄出身じゃない赤嶺です。得体の知れない人脈持ち。東浪見の先輩(友人)だからもう少し明るいかも。
佐倉 光
あー、カミネさん!
そういえば前にも!
KP
そうそう。存在しなくなった関係性のPL(KP)のお遊びだった先輩。
どこからともなく酒を寄越してきそうな人がちょうどいたので……。
牧志 浩太
「いつまで効果があるのか、は書いてなかったな。一応、朝には東浪見呼んで飲ませとくか」
佐倉 光
「飲む量とかも書いてなかったし」
牧志 浩太
「そこのとこ割と雑だよな、記述。神秘ってそんなものかな」
佐倉 光
適当にコップにつごうとしてこぼしそうになる。
牧志 浩太
「おっと、危ない」牧志の手が瓶を支える。
佐倉 光
「頼む」
牧志 浩太
牧志が互いのコップに光る液体を注ぐ。
佐倉 光
じゃあ、コップを手に取って。
牧志 浩太
「それじゃ、いただきます。……ん、いい香りだ。少し甘い香り」
佐倉 光
「……
甘いけど、きっつい」
鼻つまんで一気に飲もう。
KP
口をつけたそれが喉を滑り落ちると、あなたの小さな肉体にみるみるうちにアルコールが回ってゆく。
かあっと熱を持つ身体の境が曖昧になったような気がして。
佐倉 光
ぐらぐらする。グラスを持ったままテーブルに突っ伏してる。
KP
目の前の牧志の輪郭が、一瞬ちかりと光を放った。あなたも同じように光を放っていた。その光はするりと互いから抜け出ていき、接吻でもするかのように絡み合いながら天井へ消えた。
あなたの肉体の境界が曖昧になっていく。
肉体の大きさが、手足の長さが曖昧になっていく。
佐倉 光
「なんだ……アレ……」
ふにゃふにゃと呟いた。
牧志 浩太
「なんだろうな? あ、」牧志が小さく声を上げる。
「佐倉さん、元に戻っていってる」
佐倉 光
「ろ、ろく……」
録画しといてもらえば良かった!
牧志 浩太
よし、〈心理学〉で佐倉さんの意図をキャッチしよう。
CCB<=77〈心理学〉1D100<=77) > 7 > スペシャル
「えっ? あ、分かった」牧志がスマホを取り出す。
佐倉 光
あと宣言忘れたけど、飲む前に服脱いでタオルケット被っとくんだった!
KP
牧志の言葉で気づけば、視界が高くなっていっていた。手足の位置が遠くなる。
みちみちと全身から音がした。服の縫製が耐え切れず弾け飛ぶ。
牧志 浩太
おっとっと、と牧志がスマホをちょっと上にずらす。
佐倉 光
服はなー! 宣言完全に忘れてた!
佐倉 光
「うう、きもち、わる……」
KP
アルコールの強い酩酊と、視界が揺らぐ違和感。
あなたは耐え切れずに意識を失うだろう。

KP
次に目を覚ました時には、すっかり夜が明けていた。
あなたの身体は、あの見慣れた形に戻っていた。……毛布がかぶせてある。裸だ。
佐倉 光
「うぅ……軽い二日酔いみたいだ」
牧志 浩太
「おはよう。あ、キッチン借りた」
あなたの分も含めて、簡単な朝食が用意してある。
牧志 浩太
「驚きの使用感のなさだったけど、キッチン……」
佐倉 光
「サンキュ。
だって使ってねーもん」
佐倉 光
「はー、視界が広い。床が遠い」
牧志 浩太
「いつもの佐倉さんだ。動作に安定感がある」
佐倉 光
指をひらひらと動かし、ヒランヤを撫でる。
KP
あなたの長い指先が、ヒランヤの表面を撫でた。
佐倉 光
「そうそう、こうでなきゃな」
牧志 浩太
「だな。あの佐倉さんも佐倉さんだったけどさ、こっちの方が落ち着く」
あなたの様子を見て、牧志はふっと笑った。
佐倉 光
「実際、戻る年数によっちゃだいぶアリだったんだけどな。
幼児はやっぱつれーわ」
牧志 浩太
「せめて高学年か、中学生くらいならな。
……数年待ってれば解決した問題?」
佐倉 光
「うーん。
ま、色々不便だったし」
佐倉 光
「キラキラ光る物に持って行かれるのほんと、馬鹿馬鹿しいんだけど本人的には真剣に悩みなんだよ。
すぐ疲れるし集中は持たないし。
子供も結構大変だった」
牧志 浩太
「子供は子供で案外大変なんだな。ちょっと子供を見る目が変わりそうだ」
佐倉 光
キラキラカードも、スペシャル玩具も、捨てずに置いておこうか。
『少年時代』の名残として。
KP
大きく見えたデラックスな玩具は、今のあなたの手で持てば、随分と小さく見えた。
佐倉 光
「次の休みんとき、遊園地行くか」
牧志 浩太
「行く行く。俺もジェットコースター乗りたい」
佐倉 光
「なんなら東浪見や波照間さんにも声かけてさ」
佐倉 光
そこは混ぜたら危険かな。
東浪見だけにしとくかw
KP
案外なんとかなるかもしれないしならないかもしれない。
牧志 浩太
「お、いいな。東浪見は全力で遊びそうだし、先輩はそういう時意外と乗ってくる」
牧志 浩太
東浪見は推測、波照間は断定形。
佐倉 光
知ってるからね
牧志 浩太
yes。
佐倉 光
「思い切りえげつねぇのに乗ろうぜ」
牧志 浩太
「おっ、変顔写真撮る?」
佐倉 光
でも佐倉って割と酔うよね。
KP
そういう遊園地がシナリオで出てきてジェットコースターな時は、ほぼ確実に、CONロール。
佐倉 光
無理じゃん。
KP
佐倉さんは確実に酔うし波照間もたぶん酔うし牧志は酔わないかもしれないし、東浪見は超元気!
佐倉 光
じゃあそんな約束をしつつ、朝飯にしよう。
KP
いつもの指の長さ、手の長さで、牧志と向き合って朝食。不思議な一日も、明けてみれば何だか夢のようだった。
牧志 浩太
「……あ、キッチンで思い出したけど、前探してた物件っていいとこ見つかった?」
佐倉 光
「ああ、いくつか。
ああ、そういやそん中に、名前終わってるのがあってさー。
随分とユニークなネーミングなんだよ。
住所言うのが躊躇われる感じの」
牧志 浩太
「名前? 南海荘(何か居そう)とか?
つづれ屋とか?」
佐倉 光
「ああ、ノリ的にはそんな感じ」
牧志 浩太
「フライハイトアジュールながのとか」
佐倉 光
『ずるむけ荘』ってんだよ」
牧志 浩太
「へ。
何だその名前」
佐倉 光
「な? けど条件が良くてさ」
佐倉 光
「割とマジで扱いに困ってるんだ」
牧志 浩太
「うーん……。確かに名前の分安くなりそうだな、それ。まあ、アパート名省略しても、住所さえあれば何かと届くし……
条件いいならアリかな」
佐倉 光
なにがずるむけなんでしょうね……
KP
なにがずるむけなんでしょうね。
佐倉 光
「お、勇気あるな。
じゃあ見に行ってみるか」
牧志 浩太
「ああ、行ってみよう。ああ、でも出前の度に口に出さなきゃいけない時代だったら躊躇したかな」
佐倉 光
「今なら地図アプリで指定できるからな。まあ……
じゃあ、予定立てて候補見に行ってみるかー」
牧志 浩太
「だな」
KP
不思議な一日が明けた、いつもの朝。
そうしてあなた達は、いつものように日常へ戻っていくのだった。


「こどもぱにっく」

 終わり。


成長について
KP
成長ですが、
 ・【POW】ロール/【幸運】:今回使用した特技どれか
 ・【CON】ロール:肉体に関係する特技どれか
としてください。
牧志 浩太
CCB<=56〈応急手当〉 成長ロール (1D100<=56) > 32 > 成功
牧志は成長なし。
佐倉 光
使った技能は〈目星〉〈聞き耳〉〈ハッキング〉《ディア》くらいかなぁ?
KP
確かそのはず。
能力ロールの方が多かったですしね。
佐倉 光
うーん、【幸運】【POW】は周囲の状況ってことで、〈聞き耳〉に振るか……
うーん、【CON】難しいな。〈組み付き〉とか振れる?
正直〈こぶし〉の方が使いでありそうなんだけど。
KP
〈こぶし〉でも〈組みつき〉でもOKです。
佐倉 光
CCB<=60〈聞き耳〉1D100<=60) > 92 > 失敗
1d10 (1D10) > 10
ぬぉ
KP
わお
めっちゃ伸びた
佐倉 光
CCB<=60+10〈聞き耳〉1D100<=70) > 67 > 成功
CCB<=50〈こぶし(パンチ)〉1D100<=50) > 87 > 失敗
1d10 (1D10) > 1
のびねぇw
CCB<=50〈忍び歩き〉1D100<=50) > 16 > 成功
KP
微妙に初期値じゃなくなった! >〈こぶし〉
佐倉 光
CCB<=60+10〈聞き耳〉1D100<=70) > 68 > 成功
〈聞き耳〉+10、〈こぶし〉+1 かな。
正直初期値成功忘れてる気がするな〈こぶし〉
KP
確かに。初期値高めだから忘れがち。

背景情報など
佐倉 光
わー、かなりしょうもない。
だから精神もリセットしたかったのか。
KP
そういうことです。yesしょうもない。
あ、立ち絵はなかったので、Bing image creatorさんに描いてもらいました。
佐倉 光
あ、そうなんだ。
KP
です。
佐倉 光
まだ不老不死になりたいと言われた方が救いがあるというか何というか。
KP
全く大それたところのない動機だった。
佐倉 光
ちなみに子供のままでいます! って言ったらなんかあったんでしょうか。
KP
実は特に何もありません。満月の夜のたびに戻るチャンスがあるだけです。
分岐は
・戻る
・戻らない
・後は耳道を殺してしまうと豚箱エンドになってしまう

ですね。
佐倉 光
しばらく子供のままでシナリオやりたいみたいな需要が満たせるわけだぁ。
KP
実はそうなんです。子供のままで次のシナリオに行ったりできる。
佐倉 光
ブタバコ!!
KP
実はエンド分岐に書いてあるんですよ、豚箱。
佐倉 光
それは割と危うかったな。良かった。
KPありがとう。
KP
あの戦闘、尺の関係でちょっとターンを短くしていますが、元から一定ターンが経過すると工場から人が来て強制終了です。
佐倉 光
割と普通に、助けを求めるって考えが飛びがち。
KP
なんですよね。探索者あるある。
佐倉 光
戦闘民族じゃないからまあ大丈夫だったけど。
KP
物語展開上自分でどうにかするしかない(警察に任せて自分は日常に戻るできない)流れに追い込まれがちだから、探索者……。
佐倉 光
マーシャル持ちのどっかのエジプトのお嬢さんみたいな人だと危険だな。
KP
そう、戦闘技能モリモリの人がノックアウト宣言忘れたり、ノックアウト宣言してもCONロールの結果次第では普通に殺しちゃいますからね。現代世界で人を殺したら残念ながら殺人罪なのだ。
佐倉 光
おっかしいなぁ。人が死ぬくらい日常茶飯事なのに。
KP
おかしいなぁ。

KP
さて、今回のお話ですが、本筋(茶番)以外のところで、導入と探索部分を結構改変しています。
佐倉 光
はーい
本体が茶番だった。
 ・東浪見
  「知人からもらった酒で酒盛りをする」導入なので、共通の知人ということで出しました。

 ・東浪見の先輩の存在
  社長に話を聞く流れをスムーズにするため、謎の人脈がありそうな人を追加しました。
  それに伴い、東浪見から電話がくるイベントなどが増えています。

 ・東浪見と牧志も酒を飲んでいる
  佐倉さんだけ飲むことにすると警戒されそうだったからです。

 ・ハッキング
  劇中で話した通り、外部の人間に事務机を漁らせる? 流れより自然にできそうだったからです。

 ・戦闘
  尺の関係で戦闘ターン数をちょっと短くしています。本来は1d3+2ターンです。あそこで長々と戦闘してもダレそうだったので。

 ・耳道の自宅
 盟約の盃の作り方は本来事務机から出てくる情報ですが、社内共有サーバにそんな物置くのはどうかと思うので、自宅に移動しました。
あと細かい所を少しはしょっています。

 ・満月の夜
本来は「満月の夜に酒を含んで口づけをする」という解呪方法ですが、東浪見を巻き込んでしまった関係と、なんだか不思議な感じになってしまうので削除しました。
KP
あ、あと耳道の自宅で名状しがたいもの発見した時の《SANチェック》をうっかり忘れています……。
佐倉 光
あー、だから体から抜けたヤツがそんなことになってたんだ。
KP
ですです。完全に消しちゃうのもなんだか悪いなと思って微妙に演出に混ぜました。
あと契約どうのこうの不老不死どうのこうのは盛りました。
佐倉 光
めいじょうしがたいもの……
そうなのかぁー
KP
です。シナリオ集のシナリオというのもあって、その辺はざっくりした記載なので、雰囲気を盛りたくて。
あ、そうだ、キッチンに酒があるのも改変箇所ですね。満月の夜を当日にしちゃった関係で、酒が入手できないじゃないか!! ってなって生やしました。
佐倉 光
なるほどー
本来もうちょっと後だったりするのかな?
KP
その辺そんなにしっかり書いてないんですよね、酒の入手方法とか、時間のこととか、満月はいつかとか。
佐倉 光
その辺は都合に合わせて好きに決めてねって感じなのかな。
KP
じゃないかなと思います。
佐倉 光
昨日が満月だったじゃん! ってことにしてしまえば、どんなにすぐ戻りたがるPCでも子供状態を長く楽しめると。
KP
そういうことになりますな。
佐倉 光
佐倉はそのままにしといたら、三日くらいで子供はもう嫌だって言い出すと思う。
何も思い通りにならないもん、子供。
KP
ふふふ。理性的でありたいのに自分自身に振り回されてしまう!
しかもすぐ疲れる! 電池切れる!
佐倉 光
いちいち人の助けを受けなきゃいけない状況にすぐ耐えられなくなっちゃう。
KP
物理的にいろいろ手が届きませんしね。
佐倉 光
子供のニヤリ顔出番なかったなw
KP
ニヤリできる状況がなかった。

もし佐倉が子供から戻れなかったら……のつづき


コメント By.佐倉 光
ようやくこの現象の原因を探し始める二人。
これ短いのが売りのシナリオの筈なのに茶番ほんぺん長かったね!

もうちょっと単純な感じの真相かなと思っていたのでびっくりしました。ある意味……

ともあれ、子供時代を満喫しまくって、思わぬ休息を得た佐倉でした。

TRPGリプレイ CoC『欠落コディペンデント』牧志&佐倉 6

殺人癖あるいは自殺癖ですね。

TRPGリプレイ CoC『レッド・グランド・セパレート』牧志&子供佐倉 1

どうして、また、佐倉さんを、これだけ多くの人達を。
巻き込んじゃったんだ、俺は、あいつは!

TRPGリプレイ CoC『対の棲みか』『第一話 霧謬の見』春日&唐木 2

『スミレのお花なんだ! うん、綺麗!』
『スミレの花言葉は忍耐力だから……この状況の、ちょっとした癒しになってるといいな』

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


TRPGリプレイ【置】CoC『識に響奏』 波照間&東雲 1

「そうですか、それはいい時に来られました。二人きり……」
「静かで……いいですね」

TRPGリプレイ CoC『キルキルイキル』海野と渡川『キルキルイキル』1

(ちなみにエロ本はどちらに)
拘りますな

インセイン カゴメ 1

インセイン
カゴメ 1