こちらには
『欠落コディペンデント』
ネタバレがあります。

本編見る!
KP
謎の建造物内に拉致された二人は、脱出と奪われたものの奪還を目指す。
現在地は2F。
牧志 浩太
扉を少し開けて外の様子を確認してから、2F・A(書庫)に向かいます。
KP
Aの部屋。
扉の向こうから音は聞こえない。
扉を開くと、先ほど監視カメラで見たとおりの光景が広がっている。
牧志 浩太
「……調べられそうだな」
佐倉 光
「ああ、なにか情報があるといいんだけど」
牧志 浩太
「あると思おう。これだけあるんだし」
手分けして書物を調べていきます。
KP
この部屋は綺麗に片付いている。
天井まで届く本棚に囲まれた書斎のような部屋だ。
本棚には古めかしい外国語の本が並んでいる。
そして部屋の一角には机があり、そこにも本が置いてあるようだ。
本棚のチェックを行うなら
〈図書館〉or〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85 〈図書館〉 (1D100<=85) > 19 > 成功
牧志 浩太
CCB<=82 〈図書館〉 (1D100<=82) > 51 > 成功
KP
きっちりと並んだ古書の中に、少し飛び出して仕舞われているものがある。
開いてみると、達筆な字で書かれたメモが挟んであった。
牧志 浩太
その字に見覚えはありますか?
KP
いいや、初めて見る字だ
牧志 浩太
一瞬、本の間に見つけたメモに、緋月のメモを思い出して手が躊躇った。
開いた中身が知らない字であったことに、少し、安堵する。
メモの表と裏を見てみます。
KP
抜け目ない。
このメモは表のみのようだ。
〈臓器の取り換え〉
臓器を損傷した人間を何らかの理由で一時的に延命する必要がある場合、この禁呪を用いる。
しかし、もし用いた場合、術者の心臓をトート神に捧げなければならない。さもなくば、神は禁呪に用いられた人間と同じ数だけの新鮮な生贄を欲するだろう。
・ナイル川の水と聖なる灰で清めた青銅製のナイフを用いる。これはトート神の召喚に使うものと共用で構わない。
・健康な臓器を持った人間の腹から臓器を取り出し、復活させたい人間の腹に入れる。そして聖なる神トートの名を唱え、ナイフの刃で3回心臓の上を叩く。
・3日かけて臓器が馴染むと、健康な臓器を提供した者の腹の中には代わりに壊れた臓器が与えられる。壊れた臓器を処分した場合はこの限りではない。
この儀式は取り消せない。
トート神の聖なる力によって可能となる奇跡だからだ。
神の力は誰にも曲げられない。
牧志 浩太
「三日……! そうか、これだったのか、三日間」
佐倉 光
「俺の内臓奪ってったのはこれか」
牧志 浩太
「ああ、きっとそうだ。あいつは、白波さんを延命したいんじゃないか」
佐倉 光
「これ必要な物に術者の心臓ってあるけど」
牧志 浩太
「ああ。もしかすると、佐倉さんの心臓はそれに使うつもりなのか……? 術者の心臓を捧げた、その代わりに、佐倉さんの心臓を取っていくつもりなのかもしれない。
どのタイミングで捧げるのかとかが分からないから、憶測になるけど」
佐倉 光
「いや、俺は術者じゃないだろ。言ってみれば材料、生贄だぞ。
あと俺の腹に壊れた臓器は入ってないと思う……」
牧志 浩太
「ああ、ごめん。術者、たぶん黒田さん、が心臓を捧げたら、その……。心臓がなくなったら生きられないだろ。だから、黒田さんの心臓を神に捧げて、その代わりに取っていくつもりだったんじゃないかって思ったんだ」
佐倉 光
「なるほど無駄がねぇな」
牧志 浩太
「あと、臓器は……この書き方だと、三日後に突然出てくるとか、そういう風にも読めるな。
解き方ないのか、これ」
佐倉 光
「ない、って書いてあるな」
牧志 浩太
「それなら……、」少しだけ躊躇って、続ける。
「やり返すしかない」
佐倉 光
「なるほど?
カノポス壺から返して貰うってわけだ」
牧志 浩太
「ああ、そうだ」メモを持つ指先が少し震えた。メモをなくさないようにシャツの胸ポケットにしまい、打ち消すように、ぐっと拳を握る。
メモには呪文そのものは書かれていますか?
KP
とくに呪文などは書かれていない。
牧志 浩太
「……他には何かないかな。呪いのこととか、短剣のこととか」トートの短剣の呪いに関する内容の本がないか、さらに書庫を探します。
KP
では、佐倉が一冊の本を本棚から抜き出したのが見えた。
牧志 浩太
「佐倉さん、それは?」
佐倉 光
「なあ、これ……あっ」
KP
本から数枚紙片が抜け落ちた。
牧志 浩太
「うわっ」慌てて拾おうとする。
KP
それはカードのようだった。
タロットカードにも似た……いや、あなた方はこういったものに見覚えがある。
牧志 浩太
「え、」
KP
すり切れて文字も絵も読みづらくなってはいるが……
悪魔カード、だ
牧志 浩太
「なんで、これが、ここにあるんだ」
KP
拾った?
牧志 浩太
拾った。
KP
ではうち一枚が指先でぼろりと崩れ落ちた。
〈目星〉または〈オカルト〉
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 41 > 成功
「うわっ、崩れた、」
佐倉 光
「えっ、そんな古いヤツだったのか? ってそれ契約のカード?」
KP
崩れる寸前に読めた文字は、ネイト
〈オカルト〉+20で判定。
牧志 浩太
CCB<=25+20 〈オカルト〉 (1D100<=45) > 4 > 決定的成功/スペシャル
わお

KP
リアル【知識】で知っていたら知っていることにしても良い。
って文句なしの大成功だ。
牧志 浩太
波照間の【知識】かな……>大成功
KP
そうかもしれない……
あっ、言われなくても分かると思いますが、この一冊の本周りは捏造パートです。
牧志 浩太
ですよね、ありがとうございます!
あまりにも戦闘力に乏しいので、真・女神転生ネタを使って強化を与えます。
『悪魔カード』は悪魔との契約の証であり、サマナーならそれを使用することで悪魔を召喚することができます。
悪魔に力量を認められる、気に入られるか、さもなくば力で捻じ伏せて無理矢理奪うことで得られる。

KP
ネイトはエジプトの軍神である。
戦士が死んだ時、その遺体を守るとされていた。
またカノポス壺を守る四人の神のうちの一人でもある。
牧志 浩太
「ネイト、矢を射る者、セベクの母、戦士の遺体の守り手」
KP
そのカードからあふれ出したマグネタイトはいまだ力に満ちていた。
あなたの指に、手に、しみ込んでゆく。
佐倉 光
「大丈夫か?」
牧志 浩太
「うわ、凄い力だ、佐倉さん、僕に、えっこれどうすればいいんだ? 君は力を貸してくれるのか?」 
〈心理学〉しなくても分かるだろう。突然の悪魔カードの登場、意図せぬ事態に…… むちゃくちゃ動揺している!
動揺しすぎて久々にごっちゃになっている。
牧志 浩太
この大成功、突然の悪魔カード=えっサマナーいたの? からのまさかの事態に超動揺して久しぶりに記憶が混乱してめっちゃはっきり思い出したんだうな、ってことにしました。
KP
なるほど!
佐倉 光
「悪魔カードが壊れて? その力が漏れたのか?
さすがに俺もこういうのは初めて見たな……契約もしていないのに、制御できるのか?」
牧志 浩太
「あ、ああ、そうみたいだ。漏れてきて、そのまま。
わ、分からない……。ちょっと、確認してみる」
なんとか動揺を落ち着けようと、胃のあたりに手を置いて深呼吸。マグネタイトがどうなったのか、気配を辿る。
KP
神の力の欠片は、あなたの手に染みついているが、徐々に霧散していっているようだ。
放っておけばこのまま流れ落ちて消えてしまうかも知れない。
害はなさそうに思える……
KP
武器として使用してみることはできますが、コストかかるし、いつでも使えるとは限りません。
武器としての威力や使用法の提示は後ほど行います。
今は制御することもできない無秩序な力です。
牧志 浩太
「力の欠片が残ってるみたいだ。……とりあえず、害はなさそうだ」
試しに、宿ったそれに心の中で問いかけてみる。応えるだろうか。
KP
悪魔の声のようなものは聞こえない。
契約は失われているのかも知れない。
牧志 浩太
「聞こえないな……。残滓みたいなものなのか」
KP
佐倉が残りのカードを拾い上げる。
だがそれは砕けたりはしなかった。
カードは三枚。いずれも先ほどの物と同様、すり切れたように文字や絵はほとんど読めない。
佐倉 光
「これも強い力は感じるけど、知っている悪魔カードみたいな感じはしないな……
こうやって持っている間にもマグネタイトがだだ漏れている感じだ」
牧志 浩太
「かなり古そうなものだし、契約が失われてしまっているのかもな。
カードがあるのにCOMPがないのが悔しいな。今のCOMPで読めるかどうかわからないけど」
KP
〈目星〉〈オカルト〉
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 47 > 成功
別情報? >と
KP
でーす
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 96 > 致命的失敗
牧志 浩太
佐倉さーん!?
CCB<=25 〈オカルト〉 (1D100<=25) > 55 > 失敗
佐倉 光
CCB<=75 〈オカルト〉 (1D100<=75) > 94 > 失敗
あちゃー
CCB<=80 《SANチェック》(1D100<=80) > 71 > 成功
↑拷問チェック
■佐倉視点
KP
突如腕全体が灼けるような痛みに襲われた。
あなたの感覚は鋭く現実として空気の熱さと腕全体を覆い尽くした傷の痛みを容赦なく伝えてくる。
その痛みは耐えがたく、正常な思考を奪う。

KP
佐倉は咄嗟に腕を押さえた。
その指からカードが落ちる。
落下したカードから漏れ出す強力な、意志のようなもの。
あなたの目には、落下したカードには「セト」と書いてあるのが読めた。
拷問チェックに強制失敗します。
佐倉 光
1d2 (1D2) > 1
[ 佐倉 光 ] SAN : 80 → 79
ちなみに失敗していたら護符を貫通したダメージが来るところでした。
KP
佐倉の唇から苦痛のうめき声が漏れた。
牧志 浩太
「佐倉さん……、このカードに、何かされたのか? そんな風に見えた」
佐倉 光
「いや……分からない。ただ、急に痛みが。
契約もしていないのに使うなとでも言いたいのか」
KP
カードを拾い上げる。
牧志 浩太
「我が強いな。エジプト神話の大悪役だけはあるか……」
佐倉 光
「大悪役?」
KP
佐倉は無意識か、腕を軽くさすっている。
あなたには残りの2枚のカードに、「ホルス」「セベク」と書いてあるのが分かる。
牧志 浩太
あ、リアル【知識】で知ってたら知ってたことにしていいぜ! っての、こっちにも当てはまりますか? 当てはまらなかったらなかったことにする
KP
ええですよ。セベクはともかく、あとの二柱は超有名神ですし
牧志 浩太
やったぜ
KP
ていうか前(昼食時)にあんな会話したしセベクも改めて調べたよねあの時。
牧志 浩太
調べてましたね、きっと。

KP
今回これに使うためにメガテンのエジプト神調べまくったんだけど、みんな《サマリカーム》とか《ハマオン》とか《ムドオン》ばかり持ってて使いづらいの……
牧志 浩太
ああー。神だけあるぅ。
《サマリカーム》……死者復活の魔法
《ハマオン》……破魔系呪文。聖なる力で敵を灼く。相手は割と死ぬ。
《ムドオン》……呪殺系呪文。邪な外法で敵を呪う。相手は割と死ぬ。
あとは《メギド》系(いかなる防御も通用しない。つよい)なんかも多かったかな。物騒。

牧志 浩太
「ああ。砂漠と戦争の神で、兄であるオシリスを殺したっていう。太陽神の守護神でもあるらしいんだけど、悪役扱いになってることが多いんだ」
佐倉 光
「へぇ……見た目は黒い龍みたいだ」
牧志 浩太
「同じ軍神のネイトとは夫婦で、その子供がセベクだったかな、確か」
佐倉 光
「親子のカードかこれ」
牧志 浩太
「そうなるな。で、ホルスは殺されたオシリスの子供で、セトとは宿敵にあたる」
佐倉 光
「ホルスだけ孤立してんな」
牧志 浩太
「うーん、だな。もしかすると、イシスのカードもどこかにあったのかもしれないけど。
……オシリスとイシスとセトの物語って、死と再生にまつわる物語なんだ、確か。そのカードがここにあるっていうのも、なんだか変な符合があるな……」
佐倉 光
「神のカードばっかりこんなに集めて、サマナーでもいたのか。
どれも強そうだな。COMPがあればな。力を借りられたら……
……あっ」
牧志 浩太
「佐倉さん?」
佐倉 光
「いや、もしかしたらなんだけど。
カードの力使えないかな……」
牧志 浩太
「えっ?
力を借りられたら、それは助かるけど……」
KP
佐倉はホルスのカードを手に、集中する。
牧志 浩太
集中し始めたのを見て、口を閉じる。
KP
ややあって、難しい顔で目を開く。
佐倉 光
「そう簡単にはいかねぇか。契約したわけでもないし、どうやら俺には手が出ない上位悪魔、まあ神だしな……
ただ、力の切れっ端で《カード・スキル》っぽいことはできるかも」
牧志 浩太
「えっ、そうなのか? それだけでも、随分力強いな。
うーん、こっちも何か応えてくれないかな……」指先にたゆたうマグネタイトに意識を集中して、感じ取ろうとしてみる。
佐倉 光
「たぶん色々魔法とか力とか持ってると思うんだけど、俺に制御できそうなのは大したやつじゃねぇな……」
KP
あなたの指に渦巻く力は強すぎて、形を成していない。
もう少し力が失われて落ち着いたら、制御できるかも知れないが……
牧志 浩太
「こっちは形になりそうにないな……」
佐倉 光
「ま、お守りには十分だな」
牧志 浩太
「ああ、心強い」
武器
《カード・スキル》……本来悪魔召喚に使用する悪魔カードを消費することで、その悪魔が使えるスキルを使用できる。
KP
というわけで牧志に武器、佐倉に魔法がつきました。
《カード・スキル》だから当然使いきりです。
牧志 浩太
やったぜ。メガテンらしい、かつ、正体不明感もある演出ありがとうございます。
KP
あ、使うと正気度とか減りますよ。CoCだしね。
牧志 浩太
ですよね。コスト(代償)が何かも含めて楽しみぃ。
KP
壊れかけとはいえLV足りない神のカード使うんだから代償はあるよ。
牧志 浩太
それはそう。しかもCOMPなしに無理やり。
KP
一応《カード・スキル》は素手で行けるはずなのですよね
COMPって何のためにあるんだよ……
牧志 浩太
ああー、そういえばCOMPいらんって話ありましたね。
カードの情報を悪魔に変換して召喚するのに必要なのかな? と思ってましたねCOMP 《カード・スキル》が素手OKなのは割と不思議
KP
サマナー限定の技じゃないんですよ、《カード・スキル》
牧志 浩太
なんと。サマナーじゃなくても使えるのはびっくり。サマナーいなくても交渉すればカードはもらえますしね。
じゃあやっぱり、「召喚すること」そのものなのかなぁ、COMPが必要なこと。

牧志 浩太
書庫に他にめぼしい本はなさそう? なさそうなら机と、机の本棚を調べてみます。
KP
とりあえず読めそうな本はそれだけだ。
ちなみに佐倉が本を手に取ったのは、「悪魔文字が書かれた本に見えたから」らしい。
だが、今見るとそれは真っ黒な表紙に中のページは真っ白である。
中に他のカードは挟まっていない。
佐倉 光
「っかしいな、さっきは字が書いてあるように見えたんだぜ?」
牧志 浩太
何となくだが、カードが彼を呼んだのかもしれない、と思った。雑多なオカルトの知識と悪魔召喚師としての知識が、派手に動揺したおかげか、いつになくはっきりと思い出されてきている。
「もしかしたら、カードが佐倉さんを呼んだのかもな。ちゃんとしたサマナーなの、佐倉さんだけだし。ここで」
佐倉 光
「呼んどいて噛み付くのかよ。我儘なカードだ」
牧志 浩太
「従う気はないけど、こんな誰もいない所で本に挟まれているのも嫌だ、って所じゃないか」
佐倉 光
「なるほど? ただここで分解してくのも嫌なのかな。
にしても、これ解析かけてみたいなぁ……」
牧志 浩太
「想像だけどな。置いてったサマナーに腹を立ててるのかもしれないし」
佐倉 光
「これがここにあるってことは、神と交渉したって事だよな」
牧志 浩太
「そうなる。ブリーフィングルームにあった本だと、サマナーの契約っていうより、もうちょっとこう…… っていう儀式に見えたけど」
佐倉 光
「なかなか胃が痛そうな場面だな。
今俺胃はねーけどな」
牧志 浩太
「また応えづらいなあ。繋がってるんだし、どこかにある胃が痛むんじゃないか?」
佐倉 光
「壺のヤツが胃痛に悩まされてればいい。
神と雑談ってどんな話題だろうな……」
牧志 浩太
「神と雑談……
尺度が違い過ぎてついていけそうにないな」

KP
さて机だが。
机の上にボロボロの古書が置かれている。
装丁はアラビア語のような文字で書かれているのが分かるが、アラビア語がわかったとしても読み取れないだろうと思えるほどに傷んでいる。
辛うじて、タイトルの下にアラビア数字の【1】が読み取れる。
開いてみると、達筆な字で書かれた古いメモが挟んである。
黄ばんだ紙は分厚く、インクは変色している。
牧志 浩太
さっきのと同じ字ですか?
KP
同じ人物が書いた物だろう。クセが同じだ。
だがこちらは先ほどのメモよりかなり古い。
軽く数十年は前の物のようだ。
牧志 浩太
メモの表と裏を見てみます。
「同じ人が書いたみたいだけど、随分古いな……」
KP
〈最高神トートの召喚〉
とある。
・トート神は死者の導き手であられる。決して再生の見込みのない、毒で穢れたはらわたを捧げること。
・儀式の際には、穢れたはらわたで櫃を一杯に満たすこと。
・最後に切り出したばかりの生者の心臓を捧げることで、神が願いを聞き届けてくださる。
・はらわたや心臓を切り取るには、ナイル川の水と聖なる灰で清めた青銅製のナイフを用いる。呪文は切り取る時に随時唱えてもいいし、柄に彫り込んでおいても効果がある。
KP
以上だ。裏には何も描かれていない。
佐倉 光
「再生の見込みのないはらわた、か」
牧志 浩太
「……見込みがないって断言されたな。いや。佐倉さんの内臓は白波の内臓と交換されてるんだろうから、それなら無事のはずだ」加害者であって被害者である白波について解釈を躊躇うのか、ちょくちょく呼び方が揺れた。
佐倉 光
「そう願いたいな。
あの時白波が飲まされていた毒、かなりの即効性と毒性があるようだった」
牧志 浩太
「ああ、見た。嘔吐しても追いついていないようだった。
黒田さんは白波を延命したい。そのために何度も交換を繰り返して……。結果、これまでに犠牲になった人達の臓物が、大量に集まる。
埃島の目的は、それか?」
佐倉 光
「なるほどなー……
胸糞悪い。
定期的に毒飲まされるのか? いやさすがに抵抗するよなそれは」
牧志 浩太
「一時的に、ってあったから、そもそも呪文の効果はそう長くは続かないのかもしれない……。まだまだ憶測だけど、少し見えてきた感じはするな」胸糞悪い、という呟きには、あえて言葉を返さなかった。それでも一瞬伏せた眼が、何より雄弁に同意していた。
KP
机に置いてある物はこれくらいだ。
牧志 浩太
机には引き出しとかあったりはしませんか?
KP
あるが、品質の良さそうなインク壺と吸い取り紙の予備が入っていたくらいだ。
それも長いこと使われていないようだが。
牧志 浩太
なるほど。
KP
佐倉もあなたが机を調べている間に本棚を更にチェックしていたようだが、もう何も手に負えそうな物はなかったらしい。
牧志 浩太
他にめぼしいものがなければ2F・Cへ向かいます。
「佐倉さん、さっきの映像あっただろ。あれで気になることがあったんだ」
佐倉 光
「気になること、って?」
牧志 浩太
「蒼井さん、ポケットから何か落としたように見えたんだ。紙のようなものに見えた。三日前の映像だから、まだ残っているかどうかわからないけど」
KP
ああ、その映像を見ていたのがどちらかは忘れたけど、あの後人は立ち入っていないようだ。
牧志 浩太
牧志ですね見てたの。
KP
では廊下に出る。
加減が難しい。
KP
こういうシナリオやってると、KPCがどの情報まで持っているのか、どこまで分かるのが妥当か悩んじゃって口数減ってしまう現象。
牧志 浩太
めっちゃめちゃわかりますね KPは全部知ってるから超やりづらい!
佐倉さんがちゃんと積極的に動いて話に参加してくれていて、すごいなー!!! って思ってました
KP
黙ってたらいる意味ないからなるべく喋りたいしね!!
でも答えを言ったりヒントを言ったりは極力したくないんだ!!
牧志 浩太
NPCではなく、ちゃんとPCとしてそこにいたい vs KP全部知ってるから下手なこというとヒントになっちゃうンヌアー! っていう
佐倉さんとちゃんと一緒に探索と思考が出来てPLは嬉しい ありがとうございます
KP
ほんと力加減がムツカシイ。
KPと佐倉のダブルコアでCPUぶんまわすとちょい疲れるw
メモリは……メモリは増えないのよ!
牧志 浩太
本当にお世話になっております 情報と背景事情がややこしい骨太探索のシナリオでこれは大変!
でもPLは嬉しい!
VOIDで速度とコア数がおいつかなくてNPCの言動がモロモロになっちゃったから、これは本当にすごいなと思ってます
KP
KPCひとりだからできるんですよ!
VOIDはNPC多いんだもの……あれは大変だよ。
牧志 浩太
ありがとうございます……。一人だとその分KPCの比重も増えるし、情報管理大変なのは一緒だと思います。確かに速度速いからあわてる&それぞれの視点がガチャガチャになるのはあるけど。

KP
Cの部屋……
物音もなく人の気配もない。
一階層下にある部屋と似た間取りで、ベッドや机などが整然と置かれている。
薄暗くてぱっと見何があるのか良くわからないが……
牧志 浩太
「暗いな……」懐中電灯で照らしてみます。
KP
ではまず床かな。
〈目星〉をどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 81 > 成功
KP
くしゃくしゃの紙が落ちている。
おそらくあの映像で見た、蒼井が落としたものがこれだろう。
牧志 浩太
開いて、表と裏を見てみます。
KP
破り取られたような形跡のある紙だ。シワだらけになりところどころ血で汚れてはいるが、ペンのインクの光沢で何とか読み取れるだろう。
見覚えのある筆跡だ。
今までに何度も目にした、緋月が書き残した文章。
牧志 浩太
「……」
もう何度も見たから、筆跡だけで気づいてしまった。見慣れた印象すら受けて、沈黙。
KP
文章は見るからに乱れていた。
緋月 伊吹
ああ、だめだ、きづいたら死のうとしている。
ごめんなさい、死ぬしかないんです、わたしはもうらくになりたい。
死んだほうがいい 
死にたい

アオキがこれをよんでいるということは
わたしはもう死んでいます。
じぶんで死んだか、ないぞうがダメになったのかはわかりませんけど

つぎは あなたです にげて

つかまる
死ぬ

あなたもおそらく
こころがこわれて

いたくて、つらくて、しぬ

いやです
いやだ

あおき

わたしはあなたに
いきてほしいです

ごめんなさい

さきにいきます

KP
心情をそのまま文字として吐き出したような、悲痛な叫び声のようだった。
牧志 浩太
「三日前」呟きが、漏れていた。
手の中の紙が、くしゃりと音を立てる。

生きて欲しかった。その結果をすら俺達は知っている。
佐倉 光
「……」
CCB<=79 《SANチェック》拷問 (1D100<=79) > 46 > 成功
■佐倉視点
KP
いたい。つらい。
文字から伝わる情報が呼んだかのように、あなたの腕が傷に覆われてゆく。
それは風が吹く度に叫び出したくなるほどの苦痛を伴っているのだろう、【あなた】は喉が涸れるほど叫び続けている。
しかしそれは現実のあなたにとってはやはり遠い夢であり、あなたは半ば傍観者だった。
佐倉 光
意識して傍観者でいることを選択し続ける。
当事者になれば、待つのはこのメモを残した男と同様、死だ。
同情も同調もしてはいけない。
これは、ただの悪夢だ。

KP
佐倉が小さく息を漏らした。
佐倉 光
「そうだな、辛いな」
牧志 浩太
「……」
KP
あなたが読んだのは紙の表側だ。
牧志 浩太
裏側も見てみる。
KP
裏にも文章が書かれている。
が、どうやら順番で言えばこちらの方が先に書かれたのだと分かる。
文字は今読んだ物ほど乱れていない……
丁寧な字が書かれている。
それは最初は罫線にきっちりと整列するように書かれていた。
緋月 伊吹
脆弱な精神に負けてしまう前に、
私がこの教団に保有されていた古代エジプトの文献を漁り、この「呪い」について調べた成果をお伝えしておきます。

結論から申し上げましょう。
私たちは神を呼び出し、殺すしかありません。
この短剣は、例の神を殺せる唯一の武器です。

「この儀式を取り消す方法がない」のであれば、「聖なる力によって保たれている」この儀式からその力を奪えばいいんです。

元凶となるあの鳥頭の神に、あの短剣を使えば。それしかない。


やっときづいたのに、だめです、手がふるえてしまう。

せっかくつくった護符があまりきいてません。

もうあれにさわりたくない。

いやです、つぎはどんなひどいことをされるんでしょう。

KP
文字は急激に崩れ、彼の正気が奪われてゆく様を物語っていた。
牧志 浩太
その時思ったのは、緋月さんの事ではなく、佐倉さんの事だった。
彼に今も与えられるあらゆる苦痛を思って、握った拳が震える。
嫌だ。そんなことを許したくない。ないのに、何も……、できない。
「佐倉さん」声は苦しげに乾いていた。
佐倉 光
「際限なく殴られて、腕を切り刻まれるんだ」
KP
佐倉はぽつりと呟いた。
佐倉 光
「【俺】はやめろと訴えて逃げようとする。一度は逃げられるんだ。
けどそれが、更に苦しめるための遊びだったと思い知らされる。
自分からできることは何もない。
……ああ、辛いよな。こんなのがいつ来るか分からないんだ。いつ切られるか分からない。いつ殴られるか分からない」
KP
途切れなく喋った後で、佐倉ははっと息を呑んであなたをちらと見た。
■佐倉視点
佐倉 光
突然、自分が何を言っているのかを認識した。
意味がないどころか最悪手。
牧志を不安にさせるだけだ。
俺はどうしてこんな馬鹿な事を言ってしまったんだ。
このメモに引き込まれてしまったのか。
死者に同調してはいけない。同じ道を歩んではいけない。
もっと冷静になれ。

牧志 浩太
「……」辛いな、という、共感の言葉すら出てこなかった。共感、できようはずがない。そんなものに。
ただ怒りで拳が震えていた。
佐倉 光
「俺は平気だ。この護符が効いているお陰で、どんなに酷いことをされても痛みをほとんど感じていない。
これならまだ、耐えられる」
牧志 浩太
「……緋月さんには、本当に世話になってるな」否定はしなかった。
「佐倉さんが言ったことは、合ってたんだ。彼らには、時間が……。なかった」
佐倉 光
「緋月さんはここで数日過ごしていたようだからな」
牧志 浩太
「くそ、時間があるのか分からないな。今日、何日だ。あの映像を見た感じ、まだ一日も経ってないはずだよな?」
佐倉 光
「……多分」
牧志 浩太
「なら、大丈夫だ。さっきの推測が合ってれば、神を呼ぶ材料はあるはずだ。青銅のナイフは黒田が持ってるんだろうことも分かってる。短剣はある。
材料は揃ってきているはずだ」
そこにはまだ大量の憶測が含まれている。希望的観測がほとんどだ。青銅のナイフは敵の手にあることが確定しているし、それ以外はあるかどうかすらわからない。それでも乾いた声で、大丈夫だと言う。
佐倉 光
「神と戦う、か。
なかなか面白いことになってきたな」
牧志 浩太
「そうだな、。
二度目だ」
佐倉 光
「二度目か。まあ。
なんとかなんだろ。
ただまぁ……
呪いの影響は結構な頻度で来ているから、痛みを感じないとはいっても、正直精神的にちょっとキツイのは確かだ。
睡眠時にもこの頻度で来られたらストレスで死ぬ」
牧志 浩太
「それはな。キツくないわけがない。
さっさとけりをつけたいな」
佐倉 光
「よし、さっさと調べるぞー」
KP
佐倉はベッドをポスポスと叩いた。
というわけで〈目星〉
牧志 浩太
調べるぜ!
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 53 > 成功
KP
あなたはベッドの下に何か金属的な光の反射を見た。
牧志 浩太
「何かある。金属……?」覗き込んでみます。
KP
スマートフォンが落ちていた。画面はヒビだらけになっている。
牧志 浩太
回収できそうなら回収して、電源を入れてみます。
KP
電源は入る。操作もできそうだ。
触れた感じ、このヒビは落とされてついたばかりの物ではなく、大分前からヒビだらけのまま使われていたようだ。
牧志 浩太
では、まず外部に通話や通信できるか確認します。
KP
アンテナは立っていない。
残念ながら通信関係は無理そうだ。
牧志 浩太
では改めて内容を確認。
KP
スマートフォンの壁紙には、蒼井と、小さな子供を抱いた若い女性がうつっている。
蒼井の表情は、写真を撮っている誰かに何か文句を言っているかのような顔だ。
牧志 浩太
「……」名前が分かれば、せめて連絡を。でも、こんな出来事、何て言えばいい? その壁紙を見て、整理されていない思いが頭の中を巡った。
「だめだな。集中しよう。今は俺達が生き残ること」ぺちん、と自分で自分の頬を叩く。
KP
写真には雑多な家族写真らしきものが大量に残っており、それと同じくらい親しそうに仕事や遊びをする男女が数名写った写真がある。中には仏頂面の緋月の顔も多数あった。
それとは別に、ここで撮ったらしい写真が多数。
下の階で見た多数の死体、棺、本棚や机、部屋。
調査写真だろう。様々な角度から撮られていた。
牧志 浩太
あの死体たちの写真を見てしまう。むっとした臭気と「個人」だったものの成れの果てを思い出して、少し呻く。
気になる物がないか、カメラロールを探していく。
KP
腹を裂かれた死体の写真や、緋月と思われる手がUSBメモリや資料を持っている写真も入っている。
写真に目新しい情報はなさそうだ。
あ、このスマホロックはかかっていませんでした。
牧志 浩太
ノーガード!
KP
最新の通話が録音されているが、相手は緋月だ……
牧志 浩太
緋月のスマートフォンを取り出し、通話時刻を照合する。あの通話かどうか確認する。
KP
あの通話記録に間違いないだろう……
【アイデア】をどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 49 > 成功
KP
一番最近使ったアプリは、ボイスレコーダーだ。一件だけ録音が残っている。
牧志 浩太
「……ボイスレコーダー?」ふと、その記録に気づく。
佐倉 光
「何か録音してたのか? 調査記録かな」
牧志 浩太
「再生してみよう」
その記録の日付を確認してから、再生してみます。
KP
それは、あの監視カメラで見た日。彼がここにこのスマートフォンを落としていった、まさにその時であろう時間だった。
息の上がった、男の声が切れ切れに聞こえる。
蒼井 継実
「この音声データは圏外から回復したらクラウドに自動保存される仕組みだ。
もしずっと圏外のままなら、ロックをかけていないこのスマホを、誰かが蒼井探偵事務所まで届けてくれるのを祈る」

「事務所のみんな。聞いてくれ、この調査はヤバい。すぐに手を引け」

「俺たちは潜入の日に薬を嗅がされ、意識がないうちにイブが狙われて内臓を抜かれた。
信じられないと思うが俺だって信じられなかった。でも写真に残した通りだ。
この組織の地下には内臓を抜かれた死体がゴロゴロしている」

「うちの頼れるエリートぼっちを元に戻すために奔走した結果、臓器を盗ったのは調査対象の黒田と白波だとわかった。
黒田の野郎、白波のためにフレッシュな内臓が欲しいらしい。イカれてやがる」

「イブ、頑張ったんだ。
アイツすごく優秀だろ。
だから内臓ももうちょっとで元に戻せそうだった。
ほんとによくやった。
けどあいつは、俺が思っていた以上に精神的に追い込まれていて……
それで、自ら、命を断った」

「イブ……」
KP
男の声は数十秒途切れた。
蒼井 継実
「あいつを連れて帰りたいが、黒田に見つかった。
俺は追われている。
すまないみんな。おそらく帰れない。
イブが死んで臓器がダメになったから、黒田は代わりに俺のを使おうとしているんだと思う」

「折角足を負傷させたのに、なんだあいつ化物かよ」

「警察に言ってもおそらく無駄だ。
頼むからみんなは関わるな。俺たちの死体も探さなくていい。
っ! クソ、見つかった!」
KP
切羽詰まった声とともにガシャン、という音が鳴る。
この携帯電話が床に落下したのだろう。
再生が、終わった。
牧志 浩太
「分かった」もういない人の声に、不思議と返事していた。
「まず、俺達が生き残るのが最優先だ。その上で余裕があったら、必ず届ける」
佐倉 光
「ああ」
CCB<=79 《SANチェック》拷問 (1D100<=79) > 18 > 成功
■佐倉視点
KP
肩口にナイフがねじ込まれる。
血が噴き出す。ぶちぶちと何かが切れるような異音がする。
強烈な不快感の向こうに痛みがあった。
冷たい刃の向こうで、鳥の顔をした男がこちらを見ている。
佐倉 光
好き勝手やりやがって、絶対ぶっ殺すぞこの鳥野郎が。

KP
一瞬息を詰まらせた佐倉は、服の上からナイフを握った。
佐倉 光
「俺が持っているのは最強の武器だ」
牧志 浩太
「そうだ。神を殺せる武器」
佐倉 光
「こいつをぶっ刺して中身返して貰う」
牧志 浩太
「二度目なんだ。やれる」

牧志 浩太
ほんとに佐倉さんのSANの強さに救われてるな……>拷問チェックの回数と佐倉さんの成功
この回数、牧志のSANだったらだいぶん危ない事になってた
KP
全部屋探ると結構な数になりますからねー
牧志 浩太
そう。一度SANが減り始めるとチェック成功率が下がってどんどん減っていくから、ここまでSANに余裕があるのは本当に佐倉さんの強さのおかげ
本当に。探索始めてからこの回数ですし、これはああもなるよな。
KP
緋月さんも探索開始直後に触れちゃったっぽいですからね。
護符作るまではザクザクくらってた筈だし。
まあでもこの調子でチェック受け続けていると、数日で緋月さんみたいになっても仕方ないなと思う。
牧志 浩太
それで三日間、こうなるのも分かり過ぎる。

牧志 浩太
蒼井と緋月のスマートフォンですが、ライトは点灯しますか?
KP
ライトは使える。
ただ、電池の残りは心許ない……
牧志 浩太
「佐倉さん、こっち(緋月さんのスマホ)を頼む。まだライト点きそうだし、最悪懐中電灯代わりになる。こっち(蒼井さんのスマホ)はなるべくなら電池切らしたくないし、俺が持ってる」
佐倉 光
「わかった。借りるよ」
牧志 浩太
室内には他に何か気になるものはありますか?
KP
ほかにはないようだ。
佐倉 光
「しっかしここ、研修所とか、そんな感じなんかな。
ベッドのある部屋がやたら多い」
牧志 浩太
「勝手に出るな、ってあったしな。研修所、兼、幽閉所だろう。新入りたちの」
佐倉 光
「そーいや食堂とかはねーな」
牧志 浩太
「そういえばそうだな。食事どうしてたんだ」
佐倉 光
「みんなで仲良く外食、なわけねぇよな」
牧志 浩太
「弁当とか持ち込んでたのかもしれないけど、冷蔵庫もなさそうだしな……」
佐倉 光
「入り口3階にしかないっつったか……出口どうなってんだろうな」
佐倉 光
トイレもねぇな。いや多分あるけど略されてるんかだろう。
佐倉の発言はヒントとかじゃないただの雑談なので、別の部屋に行って大丈夫ですw

牧志 浩太
「あとは3階と、横の部屋か……。見た感じ、休憩所代わり以外に大したものはなさそうだったな。あのスペースは気になるけど。飛ばして三階、行くか?」
佐倉 光
「ああ、いいと思う」
牧志 浩太
PLは超クリアリングしたいけど牧志がNOって言う
佐倉 光
しようぜって言った方がいい?w
牧志 浩太
いや、いいですw
牧志 浩太
一応、中の様子が変化していないかチラっと見るだけで探索はしない! とかなら拷問チェックせずにすんだりしませんか?
KP
そうだな、ちらっと見るだけならヨシとします。
牧志 浩太
では、一見して何らかの変化(誰か居るとか何か運び込まれてるとか)がないかだけ、扉を少し開けて僅かに確認します。
KP
部屋は清潔できちんと片付いている。
清潔なベッドにぱりっと糊がきいたシーツがかけられている。
今までの部屋と比べると血なまぐささが大分薄いような気もする……
人の姿はない。
KP
ぶっちゃけここ、休憩所です。
ああ、一応これやると探索扱いでチェック入りますが……
休憩を取ったり、今までにチェック失敗してる悪魔カードの再調査とかできます。
牧志 浩太
では扉を閉じて三階へ向かいます。探索はしない。
KP
はーい
牧志 浩太
よく整えられた休憩室。
……惨劇を見過ぎて、その様子の方が逆に異様に見えた。
佐倉 光
「ぱっと見なんもなさそうだな」

KP
カードの再調査については、どこかの部屋で調査中、時間に余裕があればすることが可能です。
ふたりともオカルト失敗してるから、スキルで何が発動するか分かってないんだよなw
牧志 浩太
お、ありがとうございます。
KP
時間に余裕があればー(小声)
では2Fの調査を終え、3Fを目指すでよろしいですか?
牧志 浩太
あー、前言撤回して再調査して構いませんか?
スキルで何が発動するかは知っておきたいし、再調査するならフロア移動でSANダメージが増えるより前にやるべきだよなって
KP
まだ2Fだから2Fの調査は可能ですよ。
じゃあ扉開けてちょっと迷ってるとこに時間が戻る。
牧志 浩太
お手数をおかけします。そういえば佐倉さんは〈オカルト〉技能値あるんだった!

牧志 浩太
「そういえば、佐倉さん。さっきのカード、何ができそうかは分かりそう?」
佐倉 光
「ああ、そうだな、時間をかけてよく見れば分かるかも知れないけど。
こう、モヤっとしててよく見えねぇんだ」
KP
佐倉は目が悪い人がするように目を細めてみせる。
牧志 浩太
「……さっきの推測が合ってれば、黒田と白波は脱出はしてないはずだ。入れ違いになってれば物音くらいは聞こえるはずだ。ほぼ確実に、三階に、いる」
佐倉 光
「そうなるな……」
牧志 浩太
「さっきの内容なら、青銅のナイフは黒田が持ってる。俺達の思惑は二人の思惑と逆だ。ほぼ確実に敵対する」
佐倉 光
「ナイフを奪うなら会わなきゃならないか……
交渉でなんとか……なんねぇだろうなぁ、やっぱ」
牧志 浩太
「相手は警察官二人だ。俺は何の戦力にもならないし、佐倉さんはCOMPがない。……佐倉さん、酷な事言っていいか」
佐倉 光
「いいよ。
何が言いたいかは大体分かる」
牧志 浩太
「……ありがと。俺達が使えるカードは、なるべく明らかにしておきたい。
ごめん」
佐倉 光
「賛成だ。
使える切り札は多い方がいい。
そもそも切り札なのかもよく分かんねぇしな」
牧志 浩太
「ああ」
黒田と、白波。さっきから揺れていた呼称は、もう揺れなかった。
微かに、何かの覚悟を決めたような気配がしただろう。それはたぶん、数歳上の青年が以前の戦いで決めた覚悟に少し似ていた。
佐倉 光
「よし、じゃあさっきの部屋で休憩がてら悪魔と語り合うか。
お前の『それ』も気になるしさ」
KP
佐倉はあなたの掌を見る。
牧志 浩太
「ああ、そうしよう」
確かめるように、その手を数度、握って、開く。

KP
実際、SAN値的には楽勝だから気にしなくていいんだぞ牧志ィ!
牧志 浩太
PLは分かってるけど牧志は超気にする!
何なら佐倉さんの実際のダメージ以上に気にしてる気がする
KP
ダメージくらってないからなぁ、実際。
いつものだなーで済んじゃってる。
牧志 浩太
強い。
KP
ちょっとストレスは受けてるからもう少ししたらイラッとするかもしれない。
牧志 浩太
牧志は超気にしてるけど、データ的&ダメージ的には触ったのが佐倉さんでよかったな本当に。
KP
良かったよ……
佐倉は呪い辛くなったら騒ぐからね。大丈夫って言ってるときは本当に大丈夫だよ……
牧志 浩太
ある意味、牧志は自分に来るダメージは案外抱え込むから、その発想で佐倉さんを見ている所はあるかもしれない。
抱え込むな知らせろ、って言って、その大事さを互いにちゃんと共有したはずなんですけどね。
それでも根っこの発想がそういうとこなのかも
KP
まあ佐倉も本当に大事なことは抱えて処理できそうならあえて言わなかったりするしね。

KP
さて、ではBの部屋に入る。
牧志 浩太
ですね。
KP
処理的な話をすると、ここでは仮眠をとることもできる。
1D3時間寝ることで、1D3の回復ができる。
また、今までに失敗した処理のやり直しも可能だ。
例えばカードの再調査、傷の手当てなど。
というわけで佐倉はベッドに腰掛けてカードを手に調べ始める。
牧志 浩太
なるほど。では、佐倉さんの傷を〈応急手当〉します。
佐倉 光
CCB<=75 〈オカルト〉 (1D100<=75) > 58 > 成功
KP
手当もどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=42 〈応急手当〉 (1D100<=42) > 37 > 成功
1d3 おお!  (1D3) > 1
佐倉 光
ナーイス
[ 佐倉 光 ] HP : 7 → 8
KP
窒息ダメージの回復って何やってるんだろうね???
牧志 浩太
確かに???? >何やってる
KP
たぶんあれ、一緒にゆっくり話したりすることで気と体が休まったと言うことで。
牧志 浩太
これ仮眠取っていけばHP全回復してけるかもしれないけど、ちょっと迷うなぁ
KP
あーじゃあ
佐倉 光
《ディア》使ってみよう。
牧志 浩太
お。
佐倉 光
CCB<=40 《ディア》(〈応急手当〉) (1D100<=40) > 20 > 成功
今回は集中できたみたいだ。
牧志 浩太
おおー。ナイス。
佐倉 光
1d3 (1D3) > 2
よしよし全快。
[ 佐倉 光 ] HP : 8 → 10
牧志 浩太
おおー、全回復! ナイス!
佐倉 光
初めて役に立った気がする《ディア》
牧志 浩太
《ディア》って、何か光ったりするんですっけ
KP
ぼんやり光るイメージでしたけど、あくまでイメージ。
ゲームで分かりやすく描写されてるのそんな感じだから、程度。

牧志 浩太
「何だか久しぶりに見た気がするな、佐倉さんのそれ」《ディア》のこと。
佐倉 光
「異界じゃないと調子悪くてさ。
マグネタイト濃度とか関係あんのかな」
牧志 浩太
「かもしれないな。それか、物理法則の違いとか。
ぼんやり光ってるだけなのに、その光を見るとほっとするような気がするから、条件付けって面白いな、って思うな」
佐倉 光
「実際、傷治るし」
KP
言いながら、佐倉はあなたに手を伸ばす。
佐倉 光
CCB<=40 《ディア》(〈応急手当〉) (1D100<=40) > 23 > 成功
KP
良かったファンブルしなくてw
牧志 浩太
思ったw
KP
暖かい光があなたを包む。
牧志 浩太
その柔らかな色合いの光に身を預けるようにして、心地よさそうに目を細める。
佐倉 光
「色々あって疲れたからな。休むのも大事だろ」
牧志 浩太
「ありがと。……そんな場合じゃないけどさ。こうやって落ち着いてみると、冷静なふりしてずっと空回りしてたな、って自覚する」
佐倉 光
「しゃーねーよ。殺されかけて、死体見て、ずっとピリピリして。
俺たちと同じ立場の人間がああなるのを見たらさ。
そりゃ疲れるよ」
牧志 浩太
「これでいいのか、急いだほうがいいんじゃないのかって、今も頭の端で感情が回ってるんだ。……あの時の佐倉さんの気持ち、少しだけ分かった気がするよ」軽く目を伏せ、苦笑する。
佐倉 光
「あー……まあな。
自分のことじゃないとやっぱ、気になるよな。
自分のことならキツくても大体どこまで耐えられるかとか、なんとなく分かるし……」
牧志 浩太
「うん。自分のことならちゃんと分かるし、自分で抱えられるからさ。……結局、人の心配するっていうのも、分からないから怖いってことなのかもな」
佐倉 光
「言っとくけど俺は、大丈夫じゃなかったら喚いて泣いて騒ぐ。それにそうなる前に言う。
大丈夫だって言葉は信用して欲しい」
牧志 浩太
「そうだな。……結局、どこかでまだ、信じ切れてなかったのかもしれない。俺のせいだっていう負い目のせいで。
俺だったら、抱え込むだろうって思ったせいで。……俺も、それじゃ駄目だな。抱え込まない、ちゃんと言うって言ったのにさ」
数度、手を軽く握って、開く。
黒田と白波の呼称が揺れなくなってから、ずっと僅かに力の入っていた肩から、力が抜けた。
佐倉 光
「結局どっちかは触らなきゃならなかったんだ。それなら俺が触るのが妥当だ。
俺強いからさー」
牧志 浩太
「そうだな、結局佐倉さんのその強さに、ずっと助けられてる」
佐倉 光
「とはいえ、腹の中がこれじゃなんかに襲われたらひとたまりもないし、頼りにしてるぜ?」
牧志 浩太
「ああ、その時は中身入ってる分、頼りにしてよ」

牧志 浩太
ああ~~めちゃくちゃいい会話 前言撤回OKしてくれてありがとうございます
KP
ぶっちゃけゆっくり語る暇はここが最後だと思われます。
牧志 浩太
ですよね三階敵地だし。
牧志の負い目と、そのせいで佐倉さんの「大丈夫」を信用しきれていない、「佐倉さんを信用しきれていない」の解消がここでできたの、むちゃくちゃ大きい

佐倉 光
「おっ、そうそう。その手のヤツは頼りになりそうか?
結構期待してんだけどな」
牧志 浩太
「あー、どうだろうな」改めて様子を確認してみます。
KP
あなたの手から漏れるマグネタイトはだいぶ量を減らしている。
力が失われている、とも言えるし、あなたが制御できる程度に収まってきた、ともいえる。
集中することでその力をある程度操ることができるかも知れない。
牧志 浩太
「少し圧が抜けてきたな。今なら握れそうな気がする」
軽く拳を握って、集中。
KP
戦の女神の荒々しいマグネタイトの残滓は、あなたの手でひとはりの弓の姿をとる。
手が震える。力が暴れる。
抑えつけるなら相当の精神力が必要になるだろう。
牧志 浩太
「なんとか形にできそう……、ってて、暴れないでくれ!」
KP
ここで撃ってみることもできますが、コストがかかります。
一発につきMP2と正気度1D2。
牧志 浩太
その姿でとりあえず攻撃に使えそうってことは分かりましたし、MPもったいないので撃たないでおきます。

KP
では詳細をお伝えします。
ネイトのスキル
《ヤブサメショット》
 1D6+1+DB
コストにMP2と正気度1D2を使用する。
命中は上がらない。
【POW】判定に成功すると波照間のスキルそのまま、失敗すると-10で使用できる。
壁の破壊時は命中判定は不要。
実体がないため、弓自体での打撃は不可。受け流しも発生しない。
KP
と、こんな感じになります。
マグネタイトが急激に霧散しつつあるので、いつ使えなくなるかは分かりませんが。
ちなみに「使えなくなる」は探索数や時間とは関係ありません。
シナリオの都合で取り上げられる可能性があるんだな程度に覚えといてください。
牧志 浩太
おお、細かいお知らせありがとうございます。助かる。
はーい。
KP
2F探索最後にこの部屋選んだのもまたいいなぁ。
牧志 浩太
ですねぇ。あれが全部出てからこの会話が来るのがとてもいい。

牧志 浩太
「……これ……、弓だ。戦女神ネイトの弓。でも、形はむしろ僕の弓に似てる」

おぼろげに形をとるその力を見て、漏らす。手を伸ばして弦を辿れば、強い振動と慣れた感触が伝わってきた。
佐倉 光
「弓? 使えるのか?」
ぼく。波照間さんの記憶か。
それには言及しないものの、なんとなく安堵した。
牧志 浩太
弦を撫でる手つきはどこか、愛しそうだった。
「俺には扱えなかったはずなんだけど、たぶん弓の方が合わせてくれてるんだろうな。何となく、行けそうな気がする」
佐倉 光
「いいね、武器が手に入ったのはでけぇな」
牧志 浩太
「ただ、今も力が抜けかけてるから、いつまで保つかは分からない。それから、反発も強くて、力を貸して貰うのが結構大変そうだ」
佐倉 光
「そうか、頼り切るわけにも行かないけど、素手よりゃいいさ」
牧志 浩太
「それでも、飛び道具が手に入ったのは大きいな。……ありがとう」
弓を一度やさしく撫でて、その弓に一方的に礼を言って、集中を終える。
KP
弓は形を失った。
佐倉 光
「俺の方は……なんとなくこのカードで何ができるのか分かった。
多分もっと色々できるんだろうと思うけど、俺の力じゃせいぜいちょっと助けてもらえる程度だ」
KP
ホルスとセトのカードを出して見せる。
佐倉 光
「こっちは《マハスクカジャ》は使えると思う。
それと……これ、セベク。回復系となんかぶつかる感じのヤツ。多分一度使ったら終わりだからどっちかしか使えないけどな」
KP
《マハスクカジャ》……その戦闘中の攻撃命中判定と回避判定に+20入ります
牧志 浩太
《スクカジャ》? それは心強いな。ぶつかる感じのヤツって、攻撃系?
長期戦するわけにはいかないから、できれば短期決戦で行きたいな。不意討ちできれば一番いいんだけど」
KP
セベクは、《ディアラマ》または《噛みつき》が使えます。
牧志 浩太
ほうほう。
KP
《ディアラマ》の回復効果は1D3+1と大したことないけど必中です。
《噛み付き》は1D4+2。
ワニなのに弱い? まあ壊れかけのカードですし……
《噛み付き》については発動・命中判定が必要になります。
【POW】かな。

といったところですね。
こちらも同様、マグネタイトがダダ漏れです。
こちらも正気度が必要で、1D2のコストがかかります。
MPはカード・スキルだからかかりません!
牧志 浩太
ふむふむ。
ありがとうございます。これは明らかにしといてよかったな。
KP
ですね、不明だったらランダム使用になるところでした。
牧志 浩太
ですねぇ。
KP
というわけで二人の装備に説明を追記しました。
牧志 浩太
お、ありがとうございます、助かる!
KP
治療もしてもらったし、寝る必要はなくなったな。
牧志 浩太
ですね。では改めて3階に、というところかな。
佐倉 光
CCB<=79 《SANチェック》拷問 (1D100<=79) > 63 > 成功
■佐倉視点
KP
気がつけば傷は腕だけでなく全身に刻まれていた。
命を奪うほどではなく、表皮を切り裂くだけの傷が無数に。
一部剥き出しになった肉に触れたり、付着した砂がこすれたり、上から新たな傷が刻まれる時は、より強い痛みが襲ってくるためか、夢の向こうであっても痛みが残る。
幻覚が消えた後にさえ、その痛みは現実の顔をして残り続けていた。
いや、これは錯覚なのだろうか。
もうあなたには判断が付かない。
夢が現実を侵蝕しつつあるように思えた。
佐倉 光
見た目がヤバすぎて笑うしかない。
緋月さんの護符がなければどうなっていたか分からないな。
あってもあまり長く耐えられそうにないし、早いところ決着を付けないとな。

佐倉 光
「行こうぜ」
牧志 浩太
「ああ、行こう。上は敵地だ、今度こそ気を引き締めていかないとな」
腕に、すっと自然に力が入る。いちど頷いた。
KP
ふたりは部屋を出る。
三階へ向かうにはエレベーターを使うしかない。
その扉は希望に続くのか、それとも……
牧志 浩太
牧志の横顔からは、先程までの気負ったような強張りこそ和らいでいたものの。
やはりそこには、ある種の覚悟が宿っていた。
おしまい
KP
これだけ強化あげたらなんとかなるよね!!
牧志 浩太
なる…… はずッ!
あとはCoCの戦闘たるもの出目の女神に祈るのみ
KP
そういや折角ファンブルの特殊処理考えてたのに、ぽかっと忘れてたなー。
牧志 浩太
おおっと。何があったのか気になる。
KP
まあ……うん。次回また出たら。
牧志 浩太
で、出ないでほしい。
KP
ヘーキヘーキ……

KP
今日はここまで!
牧志 浩太
お疲れ様でしたー! ありがとうございます!
KP
おつかれさまでしたー!
あ、SANリセットしてください。
休憩時間それなりにあったと思いますし。
フロア変わりますしねー
牧志 浩太
お、はーい。
KP
って私だけだわ。
思ってたより二人ともSAN値減らないなー
牧志 浩太
ですねぇ。佐倉さんが本当に強くて、あれだけ《SANチェック》を受けてるのに全然減らないのが大きい。
80オーバーって体感、やっぱり減らないんですよね。何度チェックあっても着実に成功するから。
いやほんとにほんとに逆じゃなくてよかった……。
KP
逆だったら確実に50はきってるしなぁ。
そう考えるとちょっと危険。
牧志 浩太
で、50切ると本当にバンバン失敗してバンバン削れていきますからね。このチェック回数的に50切るのはやばい。
KP
早めに護符手に入るようになっているから、ちゃんと探索していけば割と大丈夫なんですけど、それでも1D2が15回以上襲ってくるからなぁ
牧志 浩太
そうなってたら「自ら恐怖や苦痛を殺そうとする牧志」が見られたかもしれないけど、でもやばいものはやばい。
KP
探索すっ飛ばして階を行き来するともの凄く危険ですけど、あまりそういう人はいないかな。
牧志くんが呪われてたらまた佐倉が一人無言でぐねぐねしていたかもしれない。
牧志 浩太
最上階の情報を得た時点で探索ぶっとばして三階に行こうとする展開はあるかもですが、最初は解決手段が分からないので、まぁ近い所から探すかなーとは思いますね。
KP
護符は二カ所で手に入るし、手に入れればダメージが固定されるから、情報のインパクトの割りにだいぶ優しいんですけどね。
牧志 浩太
インパクトは強いけど裁定は優しいあたりいいバランスだなーと思いますね。
KP
本当によく考えられているシナリオだと思います。
牧志 浩太
うんうん。これは面白い。
あと小ネタ、たぶん呪われたのが牧志だったら、自分から曖昧になろうとしていたかもしれませんね。「紅さん」は自分の死への恐怖を持たなかったし、波照間は佐倉さんと同じ理由で、たぶんこういう状況に牧志より強いので。でもそれやったら佐倉さんは超ぐねぐねしそう。
KP
またかぁー! ってなるわそれ。
本人は自分を守るためにやってるかもしれないけど、佐倉から見ると危険な状態にしか見えない。
ところでKPはもうちょっと佐倉刻まれてくれてもいいのにとか思ってるのは内緒。
おまえこの呪いを「ちょっとやだなぁ」で済ませてんじゃないよ。
牧志 浩太
正直PLはもうちょっとSAN削れる所を見たい気はしてますね! 死なない程度に!
KP
まああまり言い過ぎて魔法の発動ファンブルとか出しても困るし!
牧志 浩太
それは困るゥ!
牧志が気にしすぎてた件、「ちょっとやだなぁ」で済ませられる佐倉さんが牧志の想像の外だったんでは????
KP
ここにも想像の範疇外が!
牧志 浩太
意外と近所に想像の範疇外!
KP
自分が痛くないということは、人がダメージ受けているような物。
人がダメージ受けたりミンチになる光景は割と見てる!
牧志 浩太
まあ確か今度フロア移動したら固定値入りますし ゆっくり探索してる時間あるか知りませんが
KP
それなんですよねー!
次回をお楽しみに。
牧志 浩太
超! 楽しみ!
KP
呪いの効果間違えたんだけど、結果的に、佐倉自身がダメージを受ける描写で始まって良かったと思います。
人がダメージ受けてるの見るくらいで1D2だの1D3だのくらわないわ。
牧志 浩太
それは確かに。
その方が牧志の気にしい度合いも上がって会話が味わい深くなりましたしね。
KP
気にしぃだなぁと笑いつつも、彼の優しさはありがたいと思ってるよ!
自覚なしにまずい状態になる場合もあるしな。
牧志 浩太
そうなんですよね。>NO自覚
佐倉さん場慣れしている分、自覚はないけどまずい状態に気づきづらそうなのはある。
KP
呪いの話カミングアウトできて良かったなぁ。
牧志君にはちょっぴり申し訳ないが。
牧志 浩太
『対の棲みか』から続く「抱え込むな、言ってくれ、共有しろ」に対する解決篇みたいなのができたのも良かった。
KP
良かった良かった。
今回の佐倉はかなり正直に言ってる。
だから後で視点追加しても、ただただ痛そうな描写が見えるだけだよ!
牧志 浩太
佐倉さんの「大丈夫」を牧志が負い目のせいで信用しきれていないことを解決し、「互いを信じる」ことに対して解決篇を導けたの、AND/HANDから続く一連の流れの上にもきれいに乗ったなーと思います。
痛そうな描写とその時の佐倉さんのダメージ具合、リアクション具合はぜひ見たいですね 気にしい牧志の思考との照らし合わせがしたい
KP
今回はなさそうだけど、そろそろボロ泣きしながら助けてぇぇって牧志に泣きつく佐倉が出てもいいと思うよ!
牧志 浩太
そういえば逆もあんまりないんですよね。どちらもあってもいいと思う!
KP
そういや猫の時が割とそんな感じだった気がしなくもない。
牧志 浩太
個人的には対の棲みか第一話、ボロ泣きはしてないけどちょっとそういうところがあったと思っています。>あの手紙
KP
ああー、あれはそう。
だからあの手紙はいつか処分してやろうとしばらくは思ってた。
ていうかもう確実に泣きそうになりながら書いてたし、「助けてくれ」って書いてたわ。
やってましたね既に!
牧志 浩太
そうそう。かなり本気で縋ってくれていたなって。
牧志からも一度そういうのやりたいなぁ。
あの手紙処分したとしても、牧志が記憶の中にだいじにしまってそう……。
KP
今はジョーク半分で記憶消すだの手紙焼くだの言うかも知れないけど、それを牧志が持っていることについてそんなに嫌な気はしていないんじゃないかな……
あれを自分が書いたという黒歴史は消したいんだけど、自分の心を書いた物を牧志が持っていることについてはそれでいいと思っているというか。
それとこれとは別。
悪用は……しないだろうしね。
牧志 浩太
しませんね。引き出しの奥とかに入れていて、あえて開くこともしないかもしれない。内容は覚えているので。
KP
でも目の前に出されたら燃やすw
牧志 浩太
でも目の前には出てこない。
KP
あと5年もしたら、目の前に出されても苦笑するくらいで済ますようになるだろう。
牧志 浩太
五年後くらいに「あんなこともあったな」って何気なく目の前に出してきて、苦笑を返すんですね。
KP
牧志はしょっちゅう縋ってくるけど、毎回感情が消えてたりするからあまり泣いてるのは見たことないな。
たぶん誕生日事件の時の二人はそんな距離になってんじゃないかな。
牧志 浩太
いいですねぇ。
割とそんな感じ。
牧志が自分のことを「結構泣き虫」と評してたのはどこだったかな。うたかた第二話か第三話?
KP
第三話の中盤あたりかな。
動画で作った覚えがあるシーンだ。
牧志 浩太
ああー、確かに、うたかた第三話では盛大に縋ってましたね。
KP
牧志は割と素直に顔に出るけど、結構感情が落ち着いているから、そんなに乱れるイメージがないんだよなぁ。
牧志 浩太
なんですよね。差分見てても思うけど、全体的に表情が穏やか。
KP
大本の絵が優しい感じでしたからね。
牧志 浩太
泣くのも、静かに涙をこぼすような泣き方をする。
ですね。くーなさんの絵になったことで、さらに穏やかな雰囲気になった。
KP
ぴったりなキャラクターを演じてくださって嬉しい限りなのです……
牧志 浩太
こちらこそイメージ構築のめっちゃ助けになるエンディングのロール+絵を下さってありがとうございます
一番自分の事で佐倉さんに縋っていた回が、感情が消えちゃってるから普段と違う状態なんですよねぇ、牧志。
KP
そうなんですよねー
これからそんな機会もあるといいなー
牧志 浩太
普段だと「縋る」前に相手のことを考えちゃうから、一方的に縋っていたあの時はかなり珍しい状態だった。
今回を経て、生き残れればこれからはそういう機会もありそう。
KP
笑顔で「つれーわー」って言える仲になるかな
牧志 浩太
いいなぁ。「もう無理だ! ちょっとこれは無理、佐倉さん助けて!」って笑って言える仲になるかも。
KP
そしたら「俺の仕事じゃねぇんだよ」とか言いながら助けに行く。
牧志 浩太
いいなぁ。
KP
「もう無理だよ」は佐倉は今までも割と素直に吐いてる。
吐けなかったのは機械の街に置き去りになりかけたときくらいかな?
牧志 浩太
直前がそれだったのもいかんかったのでは?>吐けなかったのは
KP
なるほど? あの時は大分無理してたから、牧志に心配かけたか。
牧志 浩太
何かと直前の事件と重なってしまうところのある事件ですし、そういうところもあって気にしいになっちゃったのかも。
何かとタイミングがよろしくなかった(PL的にはとてもおいしいので、むしろよろしかった)
KP
おいしい。
やっぱり、ぶつかったり悩んだりがあると楽しいですよねー
牧志 浩太
ぶつかったり悩んだり擦れ違ったりして、そこからの解決篇、楽しいですね……!
「互いを信じるということ」については話を横断する流れを作ろうなんて全然思っていなかったので、思ってなかったのに綺麗にはまると…… もっと楽しい。
KP
なんか仕組んだかのようにいいタイミングでそういった話が入ってくるの楽しい。
しかしまー……大体同じだけ判定してるのに佐倉育たないな。
牧志 浩太
牧志、あんまり技能値高くない技能が多いとはいえ、伸びたなーって思いますね。特に目星伸びたのすごい。
KP
一般人枠から始まったのに伸びしろが凄い。FE的なムラビトォだった。
※FEの村人は最強格
牧志 浩太
でも佐倉さんも聞き耳かなり伸びてませんでしたっけ
KP
ああ、初期値からモリモリ伸びて割と実用レベルまで育ちましたね。
牧志 浩太
そうそう、あれすごいなって思ってます 初期値から、「聞き耳ある?」に対して「あるよ」って言える技能値まで来てる
KP
でも今回の話さっぱり出ないんですよね、クリティカルもファンブルも。
牧志 浩太
そのぶん牧志の出目が荒れる荒れる。
KP
よっ、主人公!
牧志 浩太
いえーい!
さすがに1シーン3ファンブルは笑ってしもた
KP
あれは、「そんなにナイフが欲しいならあげようねぇ」ってニコニコしちゃった。
牧志 浩太
あまりにもタイミングが早くて笑ってしまった
KP
「でも頼むから持つのは佐倉にしてくれな?」とも思った。
牧志 浩太
本当に いやほんとに佐倉さんとこいってよかった
KP
シナリオに、ファンブルになったら触っちゃうなんて書いてないよ。
というかそもそも包めばノーダメージかどうかわかんなかったのですよね……
牧志 浩太
まあそもそも無理矢理触らずに持っていく! なんてゴネたところをOKして下さったところから始まってますしね。
KP
当然の発想だからね。
ちょっと考えて、「ファンブル出したら触ってもらうでええか」ってことでokしましたからね。
だからって直後に出さなくても……
牧志 浩太
その結果大層ドラマチックなことになったし牧志は佐倉さんに庇われたのに結局腐汁まみれになった。
KP
グチャア
牧志 浩太
直後に再ファンブルしたせいで佐倉さんが庇い損なのである。
KP
確かに。
あのシーン、「あーあ」と思ったけど、シャワーあるし大丈夫だなと思ってた。
おかげでバスケットの服により強く反応してくれて良い流れになりました……
牧志 浩太
ですねー、あってよかったシャワー。
KP
でもきっとあのバスケットにあった服、すっっっごく汚かったと思うんだ……
洗濯とかされてなさそうだし。
牧志 浩太
腐汁まみれとめっっっちゃ汚い服だとまだとめっっっちゃ汚い服のほうがましそう
KP
どっちもイヤダァ
そういえばいま二人ともスタッフの服着てるんだな……
牧志 浩太
どっちもイヤだけど胃内容物とか排泄物とか混じってるだろう腐敗物よりはまだ汚い方が!
そうなんですよね。実はスタッフ姿で探索してる。
KP
古代エジプト展って仰々しいロゴが入った服で。
牧志 浩太
牧志はスタッフジャンパー似合いそう
KP
背中にどーんって棺とかかいてある。
牧志 浩太
それはなかなかのインパクト。
おっと、3時過ぎてるのに楽しくて話してしまいました 寝ます ねる おやすみなさい
KP
おやすみなさい!
牧志 浩太
ありがとうございました!
KP
ありがとうございました……
牧志 浩太
(そういえばまたニャル様との縁ポイント+1だ……)>トート
KP
(ソウデスネ……そしてまた佐倉の傷跡が増える増える)
牧志 浩太
(牧志の痣、機会あればどっかで演出に使おう)


ひとこと
KP
戦う力も恵まれた肉体も持たない二人のために助っ人を用意しました。
無理なく真・女神転生のネタ(しかもいい感じに制限付き)を使えてちょっと嬉しいです。
COMPがない回にこそサマナーっぽい活躍ができてしまうと、TRPG版のCOMPって本当に何のためにあるのか本当に疑問です……


CoC『HAL』牧志 浩太

「勿論だよ」
「一度目も、二度目もね」

CoC『ブルー・スターズ・セパレート』牧志&子供佐倉 4

「分かった。じゃあ今から俺の誕生日は10月31日」
「便利ィ」
「そんなひどい」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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【置】CoC『俺の恋人が庭からボコボコ生えてくるんだが!?』 佐倉&牧志 1

「おはよう佐倉さん。何これ?」
「俺にもわからん。起きたらこうなってた」

CoC『対の棲みか』『第一話 霧謬の見』牧志&佐倉 1

『お前に電話して良かったよ』