こちらには
『欠落コディペンデント』
および『機械仕掛けの街』
ネタバレがあります。

本編見る!
はじまり
KP
前回までの欠落コディペンデント!
いきなり拉致られた上佐倉の内臓が消えたという異常事態!
一体何が起こっているのか。
二人は第一歩を踏み出した。
牧志 浩太
おおー、前回までのあらすじ!
KP
中身はあんまりなかった!
牧志 浩太
むしろ中身がなくなった話
KP
だれうま!!
マップとアイテム情報が表示される
牧志 浩太
おおー、アイテムリスト!
KP
割と情報多いからがんばりました!
牧志 浩太
ありがとうございます!

KP
というわけで、最初の部屋を出たところだ。
牧志 浩太
まずは周囲の様子を確認する。
KP
周囲は薄暗く、コンクリートの打ちっぱなしの床だ。
床にはべったりと血がついており、何かを引きずったような跡に見える。
その痕跡は左手のいくつかあるドアに続いている。
ざっと見ると非常階段らしきもの、エレベーターらしきものもある。
壁に窓などはなく、極めて殺風景だ。
佐倉が腹や胸に手を当て深呼吸しては、何事か考え込んでいる。
牧志 浩太
「佐倉さん? ……呼吸の事?」
佐倉 光
「ああ……」
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 13 > スペシャル
「俺が深呼吸しても、俺の胸や腹は動かない。
けど、確実に『肺が膨らんでいる』みたいな感覚はあるんだ」
牧志 浩太
「肺がないんだもんな。でも、佐倉さんは呼吸できている。肺が膨らむ感覚もある。じゃあ、佐倉さんの肺はどこかで生きて動いているんだ」
佐倉 光
「【壺】の中で、か?」
牧志 浩太
「あんまり考えたくないけど、この雰囲気だとそうかもしれないな」
佐倉 光
「切ったら死んじゃうだろ……ってこれさっき言ったな」
牧志 浩太
「……切って、というか、もしかしたら。
繋げられているような感じなのかもしれない。いまここにいる佐倉さんの喉が、どこかにある肺に、こう…… 異界と現界を繋げるように。
どうやって、とかは、全然分からないけどさ」
佐倉 光
「それ、ある意味便利かもなー? 今俺腹貫かれても平気なんじゃねぇか?
試す気にはならないけど」
牧志 浩太
「かもしれないな。俺も試す気にはならないけど。そういえば漫画であったな、心臓を箱に入れて他の場所に置いてあって、何度殺されても蘇るラスボス。
あ、でも今の佐倉さんは、心臓はあるのか」
佐倉 光
「まあな、感覚的には。
俺の中どうなってんのかめちゃくちゃ気になる」
牧志 浩太
気になる、という言葉に、ふっと張りつめていた表情が緩んだ。
佐倉 光
「だってそうだろ、心臓から血管が無数に伸びてんのに、それが繋がるべき臓器が根こそぎないんだ。
一体どうなってんだ、血管」
牧志 浩太
「確かにな。空中に消えてなくなってるとかなのかな? 傷口を裂けば分かるかもしれないけど、やる気は起きないな。
……そういうとこ、佐倉さんだな」ふっと、少しだけ笑った。
佐倉 光
「いや気になるだろフツー!」
牧志 浩太
「前の言葉を借りるけどさ。自分の内臓がまるまるなくなって大変って時に、“気になる” って言えるの、本当に佐倉さんだなって思ったよ」
佐倉 光
「バランス悪くなってる以外支障はねーし、悩んだところで戻ってこねぇだろ。
気にはしてるし、当然取り戻す気ではいるぞ?」
そんなにおかしな事を言っているかな、と首をかしげた。
牧志 浩太
「それはもちろん分かってる。悪いってわけじゃないよ、安心しただけ。
ああ、一緒にいるな、ってさ」
佐倉 光
「……まあこういう状況でも。
一人じゃないってのは、随分気が楽だ。
俺一人だったらこんな落ち着いていられたか、正直わかんねぇな」
牧志 浩太
「同感。話してると気が紛れるし、共有できると、もっと気が紛れる」
KP
二人の声ががらんとしたフロアに響く。

KP
前回出し忘れた情報だったりする。
佐倉 光
心臓って肋の中にあるから、前回の話で心臓抉るとき骨もバリバリぶち破ったんだろうなぁ、としみじみ考えた。痛そう。
牧志 浩太
なんですよねぇ。手術でも大体肋骨切るし。痛そう!
機械の指先で肋骨を破りながら……。
佐倉 光
そらもう大絶叫しちゃうよ。
牧志 浩太
それはそうなのよ。
佐倉 光
というわけで情報こんな感じです!
情報に付随するRPの方が長い? 気にするな!
牧志 浩太
RPマシマシ楽しい!!

牧志 浩太
「……で、血の跡、追うべきだと思う? 追わないべきだと思う?
持っていかれたのが佐倉さんの内臓である以上、間違いなく手掛かりだ。でも、俺達をこうした奴と鉢合わせる可能性も高い」
佐倉 光
「そうだなー、扉の中の様子確認くらいはしてもいいと思う。
こうやって随分話しているのに、誰かが来る気配ねーしな」
牧志 浩太
「確かにな。賛成」
エレベーターに階数表示などがあれば、現在の位置を確認します。
また、Bの扉の様子を確認します。
KP
ではまずエレベーター。
回数表示もなく、押せるボタンもない。
扉は固く閉ざされている……
牧志 浩太
「なんだこれ。ここには停まらないのかな」
Bの扉の向こうに何かいるか、様子をうかがいます。
佐倉 光
「いや、止まらないって事はないだろ。
血の跡がここから続いてるって事は、ここモノ引きずって運搬したって事だろ?」
牧志 浩太
「ああ、確かに。そうなると、何か独特な操作が要るやつか……?」
KP
そういえばマップがあるからとフロア描写していなかったな。
牧志 浩太
あ、エレベーターより向こうは遠くてすぐ見えないのかと思った。>描写
KP
Aの部屋から伸びた血の跡は、エレベーターとBの部屋に筋を作っている。
一応薄暗いけど、出ているマップの情報は分かる。
部屋の形状までは見えないけど、扉がいくつある、位は分かる。
牧志 浩太
なるほど。ありがとうございます。
KP
それを踏まえてさっきの発言訂正しても結構ですよっ
プレイ時はマップがあったので文字による説明がかなりあっさりしてしまっていますね。
建造物の中央が廊下となっており、その三方をぐるりと取り囲むように部屋・エレベーター・非常階段があります。
一方の壁には部屋がありません。
部屋の数は扉を観る限り5つです。
牧志 浩太
では、エレベーターついでに非常階段の様子だけ確認しておきます。
その後はやっぱりBの扉の向こうの様子をうかがう。
KP
非常階段は薄暗いが、上にのみ続いている。
普通に登って行けそうだ。

KP
Bの扉の向こうから物音はしないように思われる。
牧志 浩太
Bの扉を少し開けて様子を確認します。
KP
開けようとドアノブに触れると、動かない。鍵がかかっているようだ。
ドアノブの横に小さな鍵穴がある。
佐倉 光
「鍵か、さっきのかな?」
牧志 浩太
先程見つけた鍵を合わせてみます。
KP
かちり、と音がして鍵が開く音がした。
〈聞き耳〉
牧志 浩太
CCB<=84 〈聞き耳〉 (1D100<=84) > 31 > 成功
佐倉 光
CCB<=60 〈聞き耳〉 (1D100<=60) > 75 > 失敗
KP
扉に近づいたあなたの鼻を、なんとも言えぬ酷い臭いがよぎった。
牧志 浩太
思わず数度咳き込み、手で鼻を押さえる。
佐倉 光
「おっ、開いたな、ラッキー。
どうした?」
牧志 浩太
「うっぷ、何だこの臭い」
佐倉 光
「ニオイ? ……あ……確かに。
やべぇニオイがするな。ゾンビとかそれ系のやつだ」
KP
そうか、牧志君も分かるよな。それがなんのにおいか。
牧志 浩太
ほう。
KP
波照間さんだってゾンビくらい会ったことがあるからね。
それは腐臭だ。生きているモノが死んで腐ったにおい。
牧志 浩太
「……ゾンビ、居たら嫌だな」
改めて、扉を少し開けて中の様子を確認する。
KP
開いた瞬間、酷い臭気が目と鼻と喉を貫いた。
薄暗いその部屋の中には、折り重なるようにしていくつもの死体が積み重なっていた。
ざっと見ただけで10体以上。
牧志 浩太
「う、っ……、」そうだ。ゾンビの集団と初めて戦った時のあの本能的な嫌悪を呼び起こす腐臭。それを更に数倍にしたような臭い。
佐倉 光
「ゴミ捨て場……か」
KP
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3+1
牧志 浩太
CCB<=67 《SANチェック》 (1D100<=67) > 60 > 成功
[ 牧志 浩太 ] SAN : 67 → 66
佐倉 光
CCB<=86 《SANチェック》 (1D100<=86) > 62 > 成功
[ 佐倉 光 ] SAN : 86 → 85
「たまんねぇな、換気くらいしろよ……」
牧志 浩太
「くそ……、用が済んだ後だか、生贄だか、知らないが、酷い……」
あの。佐倉が語る無数の白い骨の風景を。あの、焼け焦げ生きながらにして哀れな空洞になりながら苦痛の声を上げ続ける人々を。

思い出してしまった。
詳しくは『対の棲みか』を参照。
佐倉 光
「調べる、か……
幸いっていっちゃなんだが、動く奴はいないみたいだし」
牧志 浩太
「そうだな……。何かあるかもしれない」
この人々がどこから来た人々で、何をされたのか、考えたくはなかった。ひとつひとつの死体について詳しく考えるより、今は俺達のことだ。そうでなければ手に余る。
佐倉 光
「あまり深く考えるな……」
KP
呟いた佐倉の声は、自分に言い聞かせるようでもあった。
牧志 浩太
「分かってる、今は生きてる俺達のことだ……」

KP
この部屋には、無惨な死体の山の他に、ステンレスのゴミ箱のようなものもある。
ほかには何もないようだ。
牧志 浩太
ゴミ箱のようなものを調べてみます。
KP
ぱっと見、病院にある医療廃棄物用のゴミ箱のようではあるが、蓋がない。
周囲の死体のものか、体液などが付着している。
中には、財布や携帯電話等が乱雑に投げ込まれている。
牧志 浩太
「……この人達の持ち物か。俺達のもないかな」
乱雑に投げ込まれた携帯電話や財布はただの燃えないゴミのようでありながら、その死体がかつてちゃんとした個人であったことを思い出させるようで、頭がくらくらした。
自分達の持ち物がないか、また他に気になるものがないか探します。
KP
あなた方の財布や携帯電話は見当たらない。
そして、箱に入っている携帯電話は全て電池が切れている。
財布に現金やクレジットカードは残っているようだ。
【アイデア】をどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 84 > 成功
KP
この箱の底に違和感がある。奇妙に底が高い。
外から見るサイズと内容積が合っていない。
牧志 浩太
「……? また二重底か?」
佐倉 光
「二重底のゴミ箱? なんでそんなこと」
牧志 浩太
「分からないな。侵入者を予期して何か大事なものを隠してた、わけでもないだろうし」
KP
佐倉は中の物を出すのを手伝う。
牧志 浩太
底板を外したり、内箱を引き抜いたりできないか試みます。
KP
もともとそういう作りではないものに、何か板状の物をかぶせただけの二重底だ。倒せば簡単に外れるだろう。
中から、黒い物とスマートフォンが飛び出してくる。
警察手帳と……画面が割れたスマートフォンだ。
牧志 浩太
「え、これ……」驚きとともにその黒い物を見つめる。
佐倉 光
「警察手帳だな……」
牧志 浩太
まさか、それを間近で見ることがあるとは思っていなかったし、ましてや手にするとも思っていなかった。
佐倉 光
「この死体の中に警察の関係者がいるのか?」
牧志 浩太
「そう、なるよな……。捜査に来たか、何かして、そのまま……?」
佐倉 光
「手帳持ってるって事は、勤務中にやられてるって事だよな……」
牧志 浩太
「だよな、確かしっかり管理されてるんだろ、こういうのって」
佐倉 光
「そのはずだ。手帳だけでも悪用されたらヤバいからな」
KP
佐倉が拾い上げていいかな?
牧志 浩太
あ、大丈夫です。
では、こちらはスマートフォンを拾い上げます。
KP
佐倉は、手帳を拾って開いた。そして首をかしげる。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
佐倉 光
「んん? こいつ……?
どっかで……」
KP
あなたも写真を見るなら、それが佐倉を押さえつけていた男だと分かるだろう。
牧志 浩太
「えっ、こいつ……。佐倉さんを押さえつけてた、あいつじゃないか」
佐倉 光
「え? あ? あいつ?
確かか」
不意をうたれたからよく見えてなかった。
牧志 浩太
「そうだ、間違いない。でも、どうして警察の人が。佐倉さん、取り押さえられる心当たりなんか……あるかもしれないけど、こんな目に遭う心当たりなんてないだろ」
佐倉 光
「まあ、警察に捕まる理由……なくもないけど……
いやいや、おかしいだろ。
警察がいきなり内臓盗んで棺桶に放り込むわけねーだろ」
牧志 浩太
「ああ、それに警察なら、何も言わず襲ってくるのもおかしい」
佐倉 光
「っつか恨みがあるだけなら殺して終了じゃねぇのか普通」
牧志 浩太
警察手帳を調べてみますが、今の警察手帳は手帳機能はないんですっけ。
KP
ないですね。ただ、名前と身分は分かります。
巡査部長 Police Sergeant
白波 繰世 Shiranami Kuriyo
佐倉 光
「白波、か。警察のオシゴトと関係ないんだろうな、これは」
牧志 浩太
スマートフォンを調べてみますが、電源が入ったりはしますか?
KP
シンプルな白いラバーのカバーをつけたスマートフォンだ。
画面は割れ、電源が入っておらず、電源ボタンも反応しない。
牧志 浩太
カバーを外してみます。
KP
画面には数カ所の傷がある。
カバー下には何もないが、外すと分解しそうになった。
牧志 浩太
「分からないな、なんで態々手帳を持ってきて、こんな所に隠してたんだ……」
KP
どうにも、意図的にたたき割られたように見える。
牧志 浩太
「意図的に壊した、ように見えるな。佐倉さんのPCがあればな……」
警察手帳とスマートフォンを持っていきます。
「一応これ(手帳)も持っていくよ。届けた方がいいかもしれないし」
佐倉 光
「そうだな、面倒なことになりそうなら捨てよう」
牧志 浩太
「だな」

佐倉 光
「さて、そろそろこいつに向き合わなきゃいけない時間だ。手袋くらい欲しいな……」
牧志 浩太
「で、後はあの死体たちか……。大丈夫、ゾンビと戦うようなもの、ゾンビと戦うようなもの……」
謎な言い聞かせ方をしながら、死体の山を調べてみます。
KP
では……
〈医学〉または〈生物学〉/2
〈薬学〉
〈目星〉
行ごとに別情報となります。
佐倉 光
CCB<=5 〈医学〉 (1D100<=5) > 85 > 失敗
CCB<=1 〈薬学〉 (1D100<=1) > 42 > 失敗
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 6 > スペシャル
牧志 浩太
CCB<=5 〈医学〉 (1D100<=5) > 97 > 致命的失敗
CCB<=1 〈薬学〉 (1D100<=1) > 3 > 失敗
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 100 > 致命的失敗
ええぇ
牧志 浩太
ファンブルおおない??????
KP
おっとではですね。
二人とも1d100
佐倉 光
1d100 (1D100) > 95
牧志 浩太
1d100 ごめん佐倉さん (1D100) > 95
仲良くない??????
KP
同値か。
もっかいどうぞ
佐倉 光
1d100 (1D100) > 43
牧志 浩太
1d100 (1D100) > 13
KP
ファンブルこんなに早く出るとは……
牧志 浩太
余りにもファンブルおおないだった

KP
では、あなたは死体の山を調べようとしたとき、足を滑らせた。
腐臭を放つ山の中に倒れそうになったあなたに、佐倉が咄嗟に手を伸ばす。
牧志 浩太
「わっ……!」
佐倉 光
「あぶなっ」
■佐倉視点
KP
あなたは牧志の体を支えようとした。
どこを、等と考える余裕はなかった。
その指先が、なにか金属質のものに触れる。瞬間、強い怖気が走った。
あなたの背後に【何か】がいる。
佐倉 光
ここの死体から発生したゴーストか何かか?
KP
いや、もっと恐ろしい強大なものだと本能的に分かる。
佐倉 光
あれに触ってしまったせいだろうな。

佐倉 光
「……!」
KP
あなたの体を支えた佐倉の体が震えたことに、あなたは気付くだろう。
佐倉 光
「やべ」
KP
佐倉は素早く後ろを振り向いた。
あなた自身は支えられたことで、膝をつく程度で済んだ。
牧志 浩太
咄嗟に佐倉が振り向いた方を見る。
彼がそちらを気にしているということは、何かあるのだ。
■佐倉視点
KP
あなたの後ろには何もいない。ただ【何者かに見られている】という感覚だけが纏わり付く。
佐倉 光
見られているだけか?
KP
今のところはそうだ。
佐倉 光
どんな影響があるか分からないし、とにかくこれ以上被害を広げないようにしないと。

KP
佐倉はしきりに後を気にしている。
しかし彼が見る方にはなにもない。
あなたには何も感じられない。
佐倉 光
「……やっちまった。
あ、手はそのまま。動かすな」
牧志 浩太
頷いて、動きを止める。
佐倉 光
「さっきの短剣、触っちまったらしい」
牧志 浩太
「え……、」
KP
もう佐倉の手はあなたの体からは離れている。
佐倉 光
「後から視線を感じる……嫌な感じだ。これが呪いか?」
牧志 浩太
「ごめん、佐倉さん……。それがどうなるか分からないのが、余計に不気味だな」
佐倉 光
「さっきのメモによると、一度触るとアウトって話だったな……
さっきの短剣、やっぱ俺が持つ」
牧志 浩太
「ごめん。頼む」コートのポケットを開いて、短剣を見せる。
佐倉 光
それを抜き取ると、近くの死体の衣服をその刃で裂いて、包む。
そしてポケットへ。
「こうしときゃそう簡単にすっぽ抜けないだろうし、落しても拾うのにいちいちびくつかなくて済むだろ。
触っちまったモンはしょうがない、視線だけなら大したことないし」
牧志 浩太
「……」俺のせいだと謝りたかったが、謝ってどうなるわけでもない。少し、沈黙が落ちる。
「呪いを解く方法も、一緒に見つけるしかないな」
佐倉 光
「課題が増えちまったなー」
牧志 浩太
「ああ……」
KP
がんばれ佐倉……まあ触ったのが佐倉で良かったよ。
牧志 浩太
一体何がどうなっちゃうんだ…… SAN値案件かな……。>佐倉さんで良かった
KP
詳細は後で提示します。

KP
では、気を取り直して死体の山。
その全てが男性であることが分かる。
佐倉 光
「あれ……こいつらも俺と同じか。
当然っちや当然だな」
牧志 浩太
「同じって、内臓か?」
佐倉 光
「ああ、こう、胸の下から腹にずばっと裂かれてる。
で、内臓ないのもある? いや、残ってるのもあるし。
いくつかは取られてるみたいだなぁ」
牧志 浩太
「みんな心臓だけ残されてる、わけじゃないのか」
佐倉 光
「ああ……」
KP
呟いて彼が示したのは、にょろりと飛び出た管状の臓器……だったらしきもの
佐倉 光
「残ってるのもあれば足りないのもアリ、って感じか?
あんま詳しく見たくねーけど」

KP
〈目星〉をどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 97 > 致命的失敗
!?
いやあの出目。
KP
アルェー
じゃあ今度こそ転んだね。
佐倉 光
酷いな今回。
牧志 浩太
なんだこれぇ。

牧志 浩太
立ち上がろうとして、再び足を滑らせた。
佐倉 光
「うわ!」
牧志 浩太
「って、う、うわ、ぁ……!」
佐倉 光
手を出したが、バランスの悪い体では間に合わなかった。
KP
べしゃっとなって腐汁まみれになった……
牧志 浩太
腐った汁とも組織ともつかない何かにまみれた……。
佐倉 光
「うわぁ……大丈夫か?」
牧志 浩太
「うっぷ、うえぇ……。あんまり大丈夫じゃないな……」
KP
言う佐倉も血まみれなんである。
佐倉 光
「やべぇな。
内臓云々以前に感染症になりそうだ」
牧志 浩太
「本当にな、戻ったら病院で色々検査してもらおう……」
佐倉 光
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 85 > 成功
KP
起き上がったあなたの後ろ、今まであなたが倒れていた場所に、佐倉が視線を送っている。
佐倉 光
「あれ?
おい、また警察手帳だぞ。どうなってんだこの国」
牧志 浩太
「えっ?」
KP
彼は血に塗れた警察手帳を手にしていた。
牧志 浩太
盛大に腐汁にまみれた体で、そちらへ近づく。
KP
悪いけどちょっと後ずさっちゃいそうw
血まみれの警察手帳には、
巡査部長 Police Sergeant
黒田 真斗 kuroda shinto
とある。
KP
こちらの顔写真に写っているのは知らない男だ。
佐倉 光
「お互い酷い格好になったな……着替えるなり何なりしたいけど、ここにまともそうな服はないな……」
牧志 浩太
「せめて何か拭く物くらいあればいいんだけどな、うわ、髪から垂れてくる」
佐倉 光
「ヤッバ。なんか布探そう布。
で、こいつも持ってくか」
牧志 浩太
「そうしよう」
佐倉 光
警察手帳を指先でつまんで、ポケットに入れる。
牧志 浩太
他に目につくものがなければ、外の様子を確認してから廊下に戻ります。

KP
では、扉を開けて外に出た時。
■佐倉視点
KP
不意にあなたの感覚が奇妙に歪む。視界はぼんやりとしている。ただただ暑い。暑い、というより灼かれるように熱い。息苦しいと感じるほどの熱気の中、不意にあなたの目の前に巨大な影が現れ、突然あなたを強い衝撃と熱が襲う。

次の瞬間にはあなたは現実に戻っていた。
痛みも熱も今は感じない。ただ背後からの視線だけが残っている……
佐倉 光
幻覚? 呪いの影響かな……少し驚いた。少し。

KP
佐倉がうっ、と息を詰まらせた。
牧志 浩太
「佐倉さん?」思わずそちらを振り返る。
佐倉 光
CCB<=85 《SANチェック》 (1D100<=85) > 89 > 失敗
[ 佐倉 光 ] SAN : 85 → 84
牧志 浩太
「佐倉さん、どうしたんだ」
佐倉 光
「いや……今幻覚が見えた……
内容は良くわかんねぇけど。
凄く嫌な感じがしたな……」
牧志 浩太
「それも、剣の呪いか……?」
佐倉 光
「そうかもしれない」
KP
佐倉はしきりに後ろを気にしている。
短剣に関する情報 1
部屋を探索するごとに《SANチェック》が入ります。
牧志 浩太
「……急いだほうがいいけど、ここじゃないとすれば、どこに手掛かりがあるのか見当がつかないな」
佐倉 光
「片っ端から探すしかないだろ……」
牧志 浩太
「せめて、この格好だけでもなんとかできればいいんだけど」
佐倉 光
「そうだな、まったく」
牧志 浩太
というわけでEの部屋を見に行ってみます。
KP
扉に鍵穴などはなく、トイレの扉のように現在の使用状況を示す窓がついている。今は緑色だ。
物音は聞こえない。
牧志 浩太
「何だこれ、トイレか? トイレの水道でもいいから流したいな……」扉を少し開けて様子を確認。
「いや、もう、この際トイレの水でも今よりましだ」
KP
ドアの中は、まさにあなた方が求めていたもの。
シャワールームだ!!
簡素な洗面台と、奥にシャワー室。
脱衣用の棚もあるが、そこには何か入っている。
牧志 浩太
「あっ」
佐倉 光
「おっ!
交代で使おう」
牧志 浩太
「だな!」
佐倉 光
「着替えもありゃいいんだけどな……」
牧志 浩太
「よかったー、出るよな、水? 着替えも入ってないかな」
KP
棚には服が入っていた。
牧志 浩太
「やった、服もある!」
KP
プラスチック製の籠に入った、男性のシャツやスラックスだ。
ただ、あまり綺麗には見えない……
襟首や袖口が皮脂で汚れたシワだらけのシャツ。
肌着の黒いTシャツ、縞模様のトランクス、片方だけの靴下。
牧志 浩太
それでも現状に比べれば天の助けだ。
「佐倉さんが使ってる間、外を見張っとくよ」
KP
着用できるだろうか。
それらを手に取っていると、一番下によれたグレーのスラックスが乱雑に投げ入れられているのに気付く。
いや、グレーだろうか。
もとの生地がグレーなのはベルトループのあたりでわかるが、ほとんどの範囲が血で赤黒く染まっている。
近づくまで気づかなかったが、吸いきれないほどの血が棚に溢れて、中を彩っている。
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3
牧志 浩太
CCB<=66 《SANチェック》 (1D100<=66) > 10 > スペシャル
佐倉 光
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 17 > 成功

佐倉 光
「……それ……今の服より汚そうだ」
牧志 浩太
「結構汚かった……」自分の現状があんまりにあんまりなせいで少し麻痺しているのか、惨状を認識する前に先に出たのは、そんな呟きだった。
「いやでも、血と腐汁、どっちがましだろう……」
佐倉 光
「どっちも誰のか分からない体液って点ではどっこいだな」
KP
スラックスの血液は乾きかけているように見える。
しかしベルトの周囲以外はべったりと血まみれだ。
よく見てみる?
牧志 浩太
見てみる。
KP
このスラックス、片足がない。
右足に当たる部分が、綺麗にまっすぐ切り取られている。
牧志 浩太
「でも糞尿と腐った臓物が混ざったものより、血の方がまだ……」言いかけて、切り取られたのと血を合わせて見て、無言になる。
KP
ポケットにはくしゃくしゃになった煙草のパッケージが入っていたが、中はカラだ。
佐倉 光
「やめとけば……
シャツとかならギリいけそうだ」
牧志 浩太
「……やめとく……。せめて上だけ着替える」
佐倉 光
「なんかあったら困るし、俺もここで待ってる」
牧志 浩太
「思い立って銭湯とか行った時さ、風呂入った後で汚れた服また着るの、あれ思い出した。
ちょっと嫌な気分になるんだよな。今はちょっとどころじゃないけど」
佐倉 光
「そうだな、とりあえず洗おう、お互い」
牧志 浩太
「うん」
というわけで交代でシャワールームを使い、待ってる方は外を見張っておきます。
KP
はい、ではシャワールーム。
少し部屋の隅に湿気が残っている。
すみのタイルには水垢が残っているようだ。
牧志 浩太
「(直前に誰かが使った? あいつか? ……まだ近くにいるかもしれない、ってことだ)」
KP
石鹸やシャンプーなどはあり、使用することができる。
【アイデア】
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 95 > 失敗
おおう。
KP
んんん
石鹸とシャンプーもあってラッキーって思った。
牧志 浩太
さっきから出目が不調!!
KP
ラスボス戦で反発するってきっと!

KP
そうそう、脱衣所にタオルもあった。
牧志 浩太
こんな所で裸になるなんて危険でしかない。ないが、シャワーの誘惑には抗いがたい! 遠慮なく石鹸とシャンプーも使う。腐汁でずぶぬれになった髪をなんとかしたい。
KP
水は問題なく出るし、お湯も使える。
あなたの全身に付着していたぬるついた様々な物が排水口へと流れ落ちて行く。
あなたはすっきりした気分になるだろう。
牧志 浩太
シャワーから血が出てきたりしなくて心底よかった。
ついでに自分のズボンも洗います。
乾かせないけど…… 仕方ない!
水滴が落ちないように【STR】11で絞るくらいはします。
KP
ズボンに染み付いた汁を洗い落とすと、少し臭いはましになった。
ポトポト水が落ちたりしない程度には絞れた。
どうしても体にぺったりと貼り付くが、腐汁まみれよりはマシだろう。
ただ、寒い。
牧志 浩太
「あー、だいぶんましになった……。っぷし。佐倉さん、何もなかった?」例のシャツや下着を拝借し、ズボンだけ自分のをはいて外へ。
佐倉 光
「ああ、こっちは何も」
牧志 浩太
「よかった。じゃあ次どうぞ」
佐倉 光
「頭だけ洗うかなー」
KP
服を脱いで中に入った佐倉は、中で大分苦労しながら頭を洗ったらしかった。
たまに壁に手をつく音や悪態が聞こえた。
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 13 > スペシャル
KP
しかし佐倉がコレに気付くのは考えてみれば不思議だな……
しばらくしてシャワールームから出てきた佐倉は、体の中が軽くなっているときに頭を下げて洗うことの難しさと、シャワー中の後ろからの謎視線について語った後……
ふと言葉を止めた。
牧志 浩太
「……佐倉さん?」
佐倉 光
「そーいや、シャンプーしかなかったって事は。
女は使ってないのかな?」
牧志 浩太
「えっ?」
佐倉 光
「ほら、あんだろ、女は色々、リンスだの何だの」
牧志 浩太
「いや、男でも使うと思うけど。そういえば、なかったな、リンス」
佐倉 光
「一本で済むようなヤツでもなかったしさ」
牧志 浩太
「そういえば、少し不思議に思ってたんだ。さっきの死体、全員男だった……。女の人がここにいる、ことを想定してないのか?」
佐倉 光
「ふーん……そうか、死体もそうだな。
なんか意味が……」
牧志 浩太
「ああ。最初から擬えが多いんだ、何か意味があるのかもしれない」
牧志 浩太
牧志くんは使わないかもだけど波照間はリンス使いそう(勝手なイメージ)
■佐倉視点
KP
あまりにも突然、あなたは暑い砂地に座っていた。それは円形の広場のようなところで、肺まで焼けるように熱い風が吹き、熱い砂粒が膝に食い込んだ。
目の前には巨大な人影が見える。今振り下ろしたばかりに見える手を再度あなたに向かって振り上げる。
佐倉 光
さっきの続きか? 身構える。
KP
あなたの顔に熱と痛みがはしる。
逆光で男の顔はよく見えないが、人間の形をしてはいないように見えた。

そして唐突にあなたは現実に戻る。
あなたの異変に気付いたか、心配そうな顔をした牧志がいた。

佐倉 光
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 39 > 成功
「……」
牧志 浩太
「……今もいるのか、視線」
佐倉 光
「ああ、なんか一瞬……俺自身が広場に座らせられてるのが見えた。
目の前に、なんかでっけえやつが立ってて。
拳を振り下ろしてきた」
牧志 浩太
「……」処刑のようだな、と思ったが、口には出さなかった。
「何だか内容が具体的になってきたな。意味ありげっていうか」
■佐倉視点
佐倉 光
とはいえ情報はほとんどないし、考えてみても良くわからないな。
KP
もう痛みも熱も感じない。
佐倉 光
それならまあ、大したことはないか……

佐倉 光
「大丈夫、それだけだ」
牧志 浩太
「行こうか」
佐倉 光
「ああ」
牧志 浩太
Eの部屋の奥の部屋はシャワールームかな?
KP
そういうことですね。

牧志 浩太
では、Dの部屋に向かいます。まず物音をうかがい、物音がしなさそうなら扉を少し開けて様子を見てみる。
KP
探索結果はメインマップに表示してあります。
後でミニマップにコピペしときますね。
牧志 浩太
ありがとうございます。
KP
Dの部屋に鍵はかかっておらず物音もない。
大量の箱が積まれており、埃をかぶっている。
これは倉庫だろうか。最近人の手が触れた形跡がない。
よく見るなら〈目星〉をどうぞ。
牧志 浩太
「最近触れた形跡がないってことは、ここじゃないのか。……ズボンないかな……」
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 29 > 成功
KP
箱の隙間に、銀色の物が刺さっている。
細身の懐中電灯だ。
銀色のお洒落なデザインだが、それをぶち壊すように「緋月」と印字されたテプラが貼り付けられている。
牧志 浩太
点灯しそうなら持っていきます。
KP
スイッチを入れてみるなら問題なく点灯した。
あと、ズボン探してみましたか。
では手近な箱のひとつを開けると、布が大量に詰まっていた。
佐倉 光
「シャツか何かかな?」
KP
佐倉が引っ張り出して広げると、『古代エジプト展』『STAFF』という字が書かれたシャツと、ロゴ入りのパンツが出てきた。
牧志 浩太
「えっ、あの展示のスタッフさんのじゃないか……」ロゴ入りシャツとパンツ、着用できそうなら着用します。
佐倉 光
佐倉も着替える。着替えた上から血まみれパーカーを着る。
KP
スタッフ用と思われる服は何着か入っている。サイズは問題なくあいそうだ。
牧志 浩太
「……変装してるみたいになってきたな」
佐倉 光
「帽子はないみたいだ。
しかし……ここにこれがあるってどういう事だよ」
牧志 浩太
「ああ、そうなんだ。しかも何着も入ってる。犠牲者のもの、って言うには……」
KP
ちなみにこれらはどう見ても未開封の新品だった。
牧志 浩太
「……今考える事じゃないな。次、行こうか」
佐倉 光
「だな……」
■佐倉視点
KP
あなたはまた砂漠に座っている。
巨大な影があなたに拳を振り下ろし、頬を殴りつけた。
顔はずきずきと痛んで腫れ上がり、口の中に血の味がする。
衝撃にふらついたあなたは現実に戻される。今は痛みも熱もない。しかしあまりにもリアルな感覚は余韻のように残った。
熱い風、頬の痛み、自らの体が軋む感覚、血の味、そして目の前の強い害意。
それはその瞬間のあなたにとっては紛れもなく現実だった。
佐倉 光
殴られる幻というだけなら大したことはないけど、突然来るってのが嫌な感じだな……

佐倉 光
「……」
CCB<=84 《SANチェック》 (1D100<=84) > 93 > 失敗
[ 佐倉 光 ] SAN : 84 → 83
KP
佐倉が一度息を詰め、そして深い息をつく。
無意識か、頬に触れていた。
牧志 浩太
「……
……今度は、何が見えたんだ?」
それを何かの手掛かりにするというよりは、共感のような感覚で聞いた。少しでも楽になれば、と思う。
佐倉 光
「いや……さっきと同じ。馬鹿でかい奴に殴られただけ。
ちょっとリアルすぎて驚いただけだよ」
牧志 浩太
「そうか……。案外物理的だな」
佐倉 光
「行こう。時間をかけるとまずい気がする」
牧志 浩太
「そうしよう」
PL向けお知らせは大事。
KP
といっても判定はあくまで一部屋ごとです。
RPを急ぎすぎる必要はありません。
牧志 浩太
明示化ありがとうございます。そこが分かっているとRPしそびれることがなくてありがたい。
ここもっとじっくりRPすればよかったよなー、ってならなくて済むのでうれしい
KP
ゆっくり狂っていってね。
牧志 浩太
がんばれ佐倉さん。主に《SANチェック》を。
KP
ほんとがんばれ……
牧志 浩太
佐倉さんでよかったの理由はなるほど 確かに牧志のSANだとこの回数はちょっとつらい

牧志 浩太
Cの部屋へ向かって、物音をうかがい、物音がしなければ中の様子を確認してみます。
KP
微かに機械の唸るような物音がする。
牧志 浩太
「……機械の音……?」
中の様子を確認してみます。
KP
だが、それ以外の物音はしないようだ。
扉に鍵はかかっていない。
あ。
牧志 浩太
を?
KP
扉の上に『電気制御室』って書いてあったわ失礼。
牧志 浩太
おおっと。
KP
入ってみると配電盤のようなものがあった。
この建物の電気系統を管理しているのだろうか。
また、横には棚があり、ファイルが入っている。
牧志 浩太
「これは……。電気系統の制御室か。建物の規模とか、エレベーターのことが分かるかもしれないな」
佐倉 光
「そうか……お前そういうの詳しいんだっけ」
牧志 浩太
「ああ、すごく詳しいって程でもないけど、少しなら」
「記憶と一緒に知識も半分抜けちゃってるようなんだよな、たぶん……。家にある本とか、授業でも偶に分からないのがあるし」
KP
配電盤にはどれがどこの物を制御している、という情報は書かれていなかった。
そこそこ大きな建造物であり、フロアもいくつかある規模の物であろう事が分かる。
ただ、10階規模というほど大規模ではない。
3~4フロアといったところだろうか?
あ、判定入れれば良かったかな。まあよし。
配電盤は正常に動作しているように見える。
牧志 浩太
棚とファイルを見てみます。
KP
ファイルのひとつは配電盤の回路図。
よく見ればエレベーターの配電盤がどれかは分かるのではないだろうか。
そして分厚い説明書。
ただ、それには付箋がいくつか貼られている。
付箋には『新人向け』と書かれていた。

牧志 浩太
当人の夢は機械系だけど、技能値はどう見ても〈天文学〉/〈歴史〉の方が上(〈機械工学〉41/〈電子工学〉31)だから、記憶と一緒に知識も一部上書きされちゃったんだろうなって……。
KP
そうかー
牧志 浩太
〈機械工学〉41/〈電子工学〉31/〈機械修理〉41/〈電気修理〉40だから、元から割とジェネラリスト志向だったのかもはしれないけど。
佐倉 光
こう見ると凄知識が広い
なんか総合した知識が必要な夢を持っていたのかな。
牧志 浩太
なんですよね。それはありそう。>総合した知識が
そこで機械工学あたりがもう少し飛び出ていたはずのものが、上書きされて削れちゃったのかもしれない。
KP
なるほどなぁ
知識系なのに上書きされてこれだけ残ってるの、凄いんじゃ?
元々の牧志君じつはかなーり凄い知識持ってたのでは?
牧志 浩太
かもしれませんね?

佐倉 光
「マニュアルか」
牧志 浩太
「みたいだ」
説明書の付箋をぱぱっとチェックしてみます。
KP
付箋が貼られた場所を開いてみるなら、それは簡素に操作方法が纏められたページだ。
知識がなくてもこれに従って動かせば、操作ができる……ような気がする。
牧志 浩太
何の操作ができそうですか? エレベーター?
KP
そうですね、エレベーターの復帰方法なんかが書いてありますが……
どうやら非常時に新人が困らないように用意されているようだ。
ただ、現在配電盤は問題なく動作している。
牧志 浩太
「階段もあるし、今どうこうする必要はなさそうだな。何かあったら使おう」
KP
ファイルは大きいので、ちょっと持って行くには嵩張る。
説明書は言わずもがなだ。
佐倉 光
「俺にはさっぱりだな……COMPが壊れたら見てもらおうか……」
牧志 浩太
「うーん、COMPの中身はどうかなぁ……。呪術が入ってそうだ」
■佐倉視点
KP
あなたは砂地に座っている。
目の前の存在は鳥の顔をしている。それはどこか、あなたが手にした短剣に似ているように思えた。
佐倉 光
また殴られるのか。歯を食いしばって打撃に備える。
KP
また鈍い音と共に痛みが走る。
佐倉 光
俺は一体何を見せられている?
【俺】はどうして殴られているんだ?

佐倉 光
「……」
CCB<=83 《SANチェック》 (1D100<=83) > 27 > 成功
KP
佐倉は一瞬顔を歪めた。
佐倉 光
「あ、ああ、あの籠手みたいな、ヤベーもん入ってるかも……しれないし」
牧志 浩太
「……また、幻か」
佐倉 光
「大丈夫、悪魔に殴られるくらい。
日常だっての」
牧志 浩太
「……地味に嫌だな、手出しできずに何度も殴られるの」
佐倉 光
「平気平気。行こうぜ」
牧志 浩太
「うん、行こう」
ファイルは他に何かありますか?
KP
ないようだ。
マニュアルは持って行くわけではありませんが、持っている知識としてアイテム欄に入れておきますね
牧志 浩太
ありがとうございます。
様子を窺いながら、非常階段を上へ登ります。
牧志 浩太
思ったんですけど、波照間の悪魔使いとしての知識+ターミナルのソースコードに触れた時の知識と、牧志の機械/電子の知識を合わせれば、COMPの中身……もしかして……
KP
アンタッチャブルゾーンに触れられる……?
あれこれ危険人物だわ。
牧志 浩太
触れられてしまうかもしれないのでは。

KP
階段は今までに増して薄暗い。
歩くと足音がやけに響いた。
そしてワンフロア登ると扉がある。
階数表示は1Fだ。
階段は更に上にも続いている。
牧志 浩太
「ひとまず、下から順番に当たろうか」扉の向こうに耳をそばだてる。
KP
向こうで物音はしない。
■佐倉視点
KP
あなたの背後の気配が強まった。
背後の視線があなたをじっと貫くように見つめてくる。
佐倉 光
こいつが延々と【俺】を殴っている奴か?
一体何がしたいんだ、こいつは。
まあいい、普段は見ているだけだ、無視だ無視!

KP
佐倉が息を呑んだ。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
KP
佐倉が目を見開いて、ぶるっと震えた。
佐倉 光
「あいつが近づいてきた」
KP
彼は背後を気にしている……
牧志 浩太
「……急いだほうがいいな」
KP
ここでですね
短剣について完全な情報を開示します。
【短剣の呪い】
少しでもトートの短剣に触ると、頭の後ろあたりから常に監視の視線を感じるようになる。そして1部屋探索するごとに、拷問の映像があたかも自分の記憶のように頭に流れ込んでくる。
・短剣を手放しても呪いは解けない。
・最初はわずかなフラッシュバックのような映像で 0/1のSANc
・フロアを移動すると 減少値が0/1d2、 0/1d3、 1/1d3……と、どんどん増えていく。
・途中でフロアを降りたり上ったりした場合、更に1/1d4、1d2/1d4、1d3/1d6と段階を重ねる。
・エレベーターに乗る、降りるステップは減少値の増減条件に数えない。フロアが変わり、最初の部屋を探索し終えてから《SANチェック》が入る。
・エレベーターで複数階層を飛ばして移動した場合、減少値は一段階の変化で済むものとする。
KP
割とやべーアイテムでした。
佐倉でよかったほんと。
牧志 浩太
なるほどなぁあああ! いやほんと牧志のSAN値だったらだいぶん辛いぞ and ファンブル出るのが早すぎる!
KP
ファンブル出たらどっちかが触っちゃうのは決めてましたからねぇー
こんな早いとは思ってなかったけど。
牧志 浩太
いやほんとこの内容だと速すぎるのが痛い!
KP
んでシーンちゃんと作ってあるのここまでなので
こっから先はちょっともたもたします!!
牧志 浩太
はーい!

KP
先ほどまでのフロアとは違って絨毯張りのフロアだ。心なしか照明も明るい。
壁にところどころ窓の形跡はあるが、固く塗り固められており開けられそうにない。
KP
背景に窓があるって? 幻マボロシ。
KP
また、エレベーターの前から右手の部屋に向かって血のついた何かを引きずったような跡が残っている。
佐倉 光
「広いなぁ……」
KP
佐倉がぼやいた。
牧志 浩太
「こっちも結構広いな……」
佐倉 光
「ここにも死体部屋があるのか?」
牧志 浩太
「悩んでる暇はなさそうだ。あの痕が続いてる部屋から見てみよう」
佐倉 光
「いや、何カ所も置く意味はない……か。
そうだな、調べよう」
牧志 浩太
ふと謝りたくなって、飲み込む。それに意味はない。
佐倉 光
「……」
軽くポケットに触れた。
「大丈夫、こんなのは慣れてる、いけるって」
牧志 浩太
「……」

牧志 浩太
扉を少し開けて、向こうの様子を確認する。
廊下に何もいないようなら、Bの部屋を見てみます。
KP
血痕が続くBの扉……
物音はしない。
牧志 浩太
あ、その前に。ここのエレベーターは階数表示やボタンがありますか?
KP
あ、ではエレベーターを先に。
ボタンがなく、階数表示もない。
本来矢印のボタンがあるあたりに、カードリーダーのようなものが取り付けてある。
牧志 浩太
「……カードリーダー? 認証式なのか」
佐倉 光
「カードキーがあれば使えるか」
牧志 浩太
「そうなるな、覚えておこう」
改めてBの部屋へ。
KP
扉は随分と頑丈な物のように見える。
また、向こうからの物音はない。
牧志 浩太
少し開けて中の様子を確認。
KP
では、あなたが扉を動かそうとすると、びくともしないことが分かる。
鍵がかかっているわけではない。ドアノブは回っている。
この扉、やけに重たいのだ。
牧志 浩太
「何だこれ、開かない……。向こうに何かあるのか?」
KP
佐倉も一緒に扉を押す。
二人で全身の力を込めて力をかけると、扉はゆっくりと動いた。
牧志 浩太
「ぐっ、う……!」
佐倉 光
「し、心臓の拍動がうっせぇ」
KP
扉を押し開ける。
そこにあったのは、荒れた部屋だった。
何者かが力任せに暴れ回り、家具も何もかもひっくり返し、ぶち壊したのだ。
牧志 浩太
「何だ、これ……」
KP
部屋にはベッドが一つ。
おそらくこの部屋を目茶苦茶にしたであろう犯人が、そこにもたれかかるように倒れている。
男はぴくりとも動かない。
牧志 浩太
息を呑み、その男の顔を覗き込む。見た事のある顔だろうか。
KP
男の顔を見たいなら、彼を引き起こす必要がある。
近づくと、彼が座り込んでいる周囲がべったりと赤いのが分かるだろう。
また、男の座る姿に違和感がある。
彼の右足は、膝から下が、ない。
牧志 浩太
「……!」
佐倉 光
「生きて……んのか?」
KP
起こしてみる?
牧志が触れないなら、佐倉が触れよう。
牧志 浩太
起こしてみます。
KP
その体は冷たい。
男が死んでいることが分かってしまう。
また顔は苦悶に歪み、苦しんで苦しみ抜いて死んだであろう事。
両手の指の爪が削れ、どの指からも血がでている。
そして、あなたは思い出す。
棺に入った佐倉を起こそうとしたときのことを。
軽い。
牧志 浩太
あ、と声が漏れる。その感覚は……。似ていた。拍子抜けするような軽さ。
KP
腹がまっすぐに割かれ、中の臓器は心臓しか残っていない。
右頬が膨れ上がっている。殴打の跡だろうか……
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1d3+1
牧志 浩太
CCB<=66 《SANチェック》 (1D100<=66) > 32 > 成功
[ 牧志 浩太 ] SAN : 66 → 65
佐倉 光
CCB<=83 《SANチェック》 (1D100<=83) > 33 > 成功
[ 佐倉 光 ] SAN : 83 → 82
牧志 浩太
「……」拷問。そんな言葉が頭の裏を過った。口には出さない。殴打の跡。嫌な予感が一度……、頭の中をぐるりと廻った。これも、口には出さず、呑み込む。
■佐倉視点
佐倉 光
頬を殴られた跡。否応もなくあの幻覚が頭をよぎる。
KP
途端、あなたはあの場所にいた。
同時、あなたの顔を巨大な拳が殴りつける。
既に腫れ上がった顔は全体に熱を持ち、どこが痛い、などといった感覚を失っている。
佐倉 光
思わず痛みに声が漏れる。

佐倉 光
「……っ」
CCB<=82 《SANチェック》 (1D100<=82) > 84 > 失敗
1d2 (1D2) > 1
[ 佐倉 光 ] SAN : 82 → 81
牧志 浩太
思っちゃうよな佐倉さんはな!! >《SANチェック失敗
KP
佐倉の呼吸が一瞬乱れた。
■佐倉視点
KP
幻覚が去った跡も、その場所がうずくような感覚が残っていた。
佐倉 光
(手放せ、と言いたいのか? 持っていられると都合が悪いんだろう? だから呪いがかけられているんだ。
絶対思い通りになんかなってやらねぇからな)
KP
あなたの目の前には死んだ男の虚ろに開かれた瞳がある。あなたの末路を見せつけるかのようだ。

KP
佐倉は自分のポケットを、あの短剣がある場所に触れた。
佐倉 光
「ああ、ひでぇな」
牧志 浩太
「死んでるみたいだ」全て呑み込んで、明らかな内容だけを口に出す。
改めて、見た事のある顔かどうかを確認します。
KP
男は口から泡を吹いている。
見覚えは……ない。
〈薬学〉
〈医学〉
〈目星〉
全て別情報。
うーん。なんか今回振るのが怖いぞ。
佐倉 光
CCB<=1 〈薬学〉 (1D100<=1) > 13 > 失敗
CCB<=5 〈医学〉 (1D100<=5) > 9 > 失敗
CCB<=85 〈目星〉 (1D100<=85) > 11 > スペシャル
牧志 浩太
CCB<=1 〈薬学〉 (1D100<=1) > 53 > 失敗
CCB<=5 〈医学〉 (1D100<=5) > 72 > 失敗
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 2 > 決定的成功/スペシャル
出目が極端であるが????
KP
こわいなぁ
ふたりとも〈目星〉のみ成功
この部屋の壁には、血で彩られた引っ掻き傷が大量についている。
壁の跡と指の削れ具合から、何らかの原因で閉じ込められたのちにもがき苦しんで暴れ回ったのではないかと推測できる。
また、床についた血を踏んで歩き回ったらしい足跡は、両足のものだ。
右足は死後か、彼が行動不能になったのちに切られたのではないだろうか……
牧志 浩太
「……閉じ込められたのか、ここに……」
KP
ポケットには財布と免許証が入っており、免許証には『蒼井継実』と記載がある。
苦悶に歪んだ顔は、よく見れば特徴が免許証の写真と一致する。
牧志 浩太
「……」
免許証を持っていく。
ベッドを見てみます。
KP
ベッドには血が付着している以外に気になることはない……
部屋自体をよく見るなら〈目星〉
牧志 浩太
CCB<=84 〈目星〉 (1D100<=84) > 81 > 成功
KP
必要ない〈目星〉は振らんとこかなw なんか怖いし。
80cm四方ほどの出っ張りがあるのに気付いた。中は空洞らしい。
激しく叩いたり蹴ったりしたような跡がある。
凹んではいるものの、特に壊れている様子はない。
そしてあなたは、佐倉がそれを見ている間に、壁の下に血まみれのカードキーが落ちているのを見つけた。
牧志 浩太
カードキーも持っていきます。
KP
カードキーの絵がなかったっ
牧志 浩太
おおっとっ
KP
これは手紙じゃない。カードキーだ。いいね?
牧志 浩太
OK!!
「カードキーだ、あのエレベーターのものかもしれない。
……この出っ張り、何だ?」
KP
【アイデア】をどうぞ。
佐倉 光
CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 93 > 失敗
あっっぶ
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 48 > 成功
KP
地下一階の棺の部屋にも同じような場所があった。
何か関係あるかも知れない。
牧志 浩太
それを頭の中に入れておき、他に気になる事がなければAの部屋へ。
「あまり、長居はしたくないな。ここには」
佐倉 光
「ああ、俺も……」
KP
佐倉の顔色が悪い。
※呪いの判定は先ほど行ったので、ここではなし。
牧志 浩太
「……大丈夫、あんな事にはしない……」それは小さな、根拠のない決意の呟きだった。根拠がないのを分かっているからか、直接彼に向けては言わなかった。
KP
佐倉はその呟きが聞こえたか聞こえなかったのか、返答しなかった。

KP
Aの部屋には鍵がかかっておらず物音もない。
牧志 浩太
室内の様子を確認する。
KP
棚、机、ロッカー、ベッドが設置された簡素な部屋だ。
今までの惨状を思えば随分綺麗に見えるだろう。
棚には本がびっしりと詰まっているようだ。
ちなみにロッカーとベッドは探索ポイントではないです。
ロッカー開けるならカラだし、ベッドめくっても何も出てきません。
牧志 浩太
本が詰まった棚をまず見てみます。
KP
個人的な本棚ぐらいの量に見受けられる……。
〈図書館〉でチェック。
牧志 浩太
CCB<=82 〈図書館〉 (1D100<=82) > 11 > スペシャル
佐倉 光
CCB<=85 〈図書館〉 (1D100<=85) > 57 > 成功
KP
中でも特にすり切れた本が見つかった。
『エジプト神話』の本だ。栞が挟まれ、開き癖がついており、バラバラになる寸前だ。
佐倉 光
「また『エジプト神話』か」
牧志 浩太
「だな……。あの様子を見ると、あの展示も何か絡んでるみたいだった。最初から、無関係じゃないんだ」
栞と開き癖のページをざっと見てみます。
KP
開いたページには、鳥の頭をした神の絵が描かれている。
見た瞬間に佐倉があっと声を漏らした。
【トート神】
夜の神、月を統べるもの。
病を治す呪文を熟知し、死者を導く導き手となる。
死者の審判において、死者の名前を記録する作業を行う神である。
聖獣はトキ。
佐倉 光
「こいつだ、さっきから【俺】を殴ったり刺したりしてる奴は」
牧志 浩太
「そうだ、あの短剣、トキの頭の形をしてた」
佐倉 光
「こいつの短剣……ってことか?」
牧志 浩太
「なのかもしれない」
刺したり、という言葉に、幻の映像が更に増えつつあるのだと気づく。……あの男の死に様が頭の裏にちらついた。
KP
棚は以上。
ほかには机があり、上に様々な色の紙が何枚も置いてある。
牧志 浩太
そのまま机を見てみます。
KP
先ほどあなた方ももらった古代エジプト展のチラシがある。
その下に一枚のプリントが置かれていた。
『ミスル・カンパニー日本支社 新入社員合同ガイダンス』
日本支社長:埃島 及(ちりしま いたる)の名前で発信されている。
日付は七か月前、内容は何の変哲もない新入社員ガイダンスの案内のようだ。
牧志 浩太
プリントを裏返してみる。
KP
裏には特に何も書いていない。
牧志 浩太
その会社名に覚えはありますか?
KP
うーん、ないかな。
KP
そうそう、劇中の時間についてですが、探索時間で分岐したりはしません。
ただただ探索場所が増えれば呪いチェックが増える、が弊害ですね。
牧志 浩太
お、明示ありがとうございます。フロア移動すると値が増える件のこともあるし、どれくらいクリアリングするかは佐倉さんのSANを見ながらですね。

KP
机の下に、ビジネスバッグがふたつ置かれていた。
茶色いレザーのバッグと、黒いナイロンのバッグだ。
佐倉 光
「ここの奴の持ち物か……
それとも、さっきの奴や死体の……」
牧志 浩太
「死体にしては、わざわざこんな所に持ってきて置くかな。あれだけいたってことは、みんな何か荷物を持ってはいただろうし。
ここの奴か、さっきの人か、くらいが可能性としてはありそうだ」
バッグの中身を確認してみます。
KP
どちらのバッグから見ますか?
牧志 浩太
茶色いバッグの方から。
KP
丁寧に整理されており、書類はすべてクリアファイルに入れられている。
目につくものは、書類、名刺入れ、手帳、長財布だ。
全てチェックしてみる?
牧志 浩太
そうですね、ざっと全てチェックしてみます。書類と手帳は比較的念入りに、名刺入れと財布は何か気になるものがあればくらい。
KP
ではまずどれから行きましょうかー
牧志 浩太
書類から!
KP
【契約書】と書かれた紙が出てきた。
半年前に失踪した黒田真斗および白波繰世という二人の刑事を探してほしいという内容。
依頼人の名前は黒田真紀、契約を締結したのは蒼井継実という字の汚い男だ。
締結日は今から一週間ほど前になっている。
KP
佐倉が低い声を漏らした。
牧志 浩太
字の文に「字の汚い」がメイン特徴として書かれちゃう蒼井さん
KP
余程汚いんでしょうねぇ。
牧志 浩太
手帳を確認。
KP
1ページ分だけ破られた形跡がある。
残っている内容は以下の通り。
【緋月の手記①】
アオキへ
あなたはアホですけど、その観察眼が誰よりも確かなことは私が一番知っています。
私の得た真相と、状況の打開策を記します。ここに書いてある以上のことは、あなたがその観察眼で見つけてください。
牧志 浩太
「緋月、あの懐中電灯に名前があった人だ」
折角なので恨み言をぶつけてやりましょうか。
あなたは本当に救いのないアホですね。私たちは探偵業法でカバー出来る範囲の調査しかできないんですよ。捜査じゃない、調査です。
二つ返事で首を突っ込んだ結果こうなったことを、心から反省していただきたいものです。浅慮で軽率なアホめ。一生分寿司奢れ。

とはいえ、調査の過程で埃島を怪しいと踏んでここまで来たことに関しては、あなただけを責められません。
導き出してしまったの、私ですからね。
私の頭脳が冴えていたせいです。

笑うところですよ、アオキ。
牧志 浩太
「……」その喋るように軽やかな文章に、手帳を持つ手に少し力が籠った。
佐倉 光
「……」
あなたは部下たちからとても慕われています。新しい相棒は、あの中からじっくり育ててください。
安心なさい、ちゃんと悪口以外も吹き込んでありますから。

湿っぽいのはこれくらいにしましょう。
あなたに言わなかったことがあります。
いつもみたいに長い細かい面倒くさいとか言わずに、今回ばかりは全部読んでください。
KP
今読んだページの裏には、手記の続きが記載されている。
しかし、その次のページは破り取られてなくなっている。
【緋月の手記②】
調査の過程であなたが怪しんだ祭壇には仕掛けがありました。
引き出しが二重底になっていて、中にトキをかたどったような怪しげな短剣がしまってあったんです。
何も考えずにそれに触れた時、私の脳裏には古代エジプトの奴隷の拷問の風景がフラッシュバックしました。不気味で胸糞の悪い映像です。
牧志 浩太
「……」手に、力が籠る。すぐ横にある佐倉の顔を、思わず少し見てしまった。
佐倉 光
「……触ったのか。
あのメモ、この人のか。そういや字も名前も同じだ」
牧志 浩太
「そうらしいな。あの……、呪いのことを教えてくれた文章」
私、学生の頃は考古学専攻だったんです。アラビア語もできます。
なので短剣の刃に書いてある文字は『門を通じて休息はない』という意味だとわかりました。
祭壇の呪文もある程度読み取って理解しています。
だから非科学的な発想なのは重々わかっていますが、率直に『呪いの短剣だ』と思いました。
……考古学者はその学問の性質上、大真面目に儀式や呪いの話をするんですよ。
どんなに馬鹿げていても最後まで読んでください。

結論から言うとその短剣は別の場所に隠しました。あなた、アホだからうっかり触りそうなので。
場所は書きませんので推測してください。
信じてますよ、その観察眼。

触るなら覚悟して下さい。
あの記憶から逃れるために自分自身を刺してみたら、あれよりはラクに死ねると確信するくらいの悲惨さです。
■佐倉視点
佐倉 光
痛いけど、死んだ方がまし、レベルではないな。
所詮幻、現実じゃないし、俺は結構こういう状況には慣れてるしな。大したことはない。
牧志が触らなくて良かった。
KP
それでも、あなたの体験がわずかずつだが鮮明さを増しているのは否定できないだろう。
佐倉 光
今は大丈夫。それで充分。大丈夫なうちに何とかするんだ。

佐倉 光
「まだそこまでじゃあ、ないけど」
牧志 浩太
全く違う人に向けた文章なのに、少し刺さったような気がして胸を押さえてしまった。佐倉さんにそんな記憶を負わせたのは……、俺だ。
だから、
ふと気を抜くと無意識に
ラクになろうとしているんです。

ごめんなさい、アオキ。
いつも通りに振舞おうとしているのですが、やっぱり結構キてます。
私はもう、行き着くところまで行き着いたのでしょう。


死にたい

KP
文章はここまでで終わっていた。
牧志 浩太
死にたい、と書かれた最後の一文を、思わず手で握り潰していた。
佐倉 光
「頭がゴチャゴチャするな……この鞄全部見たら、ちょっと情報を整理した方が良さそうだ」
佐倉の言葉は少し、感情の起伏を失っているようだった。
牧志 浩太
「そうだな、賛成だ……」
返答する声が、乾いていた。
KP
ちょっと今のアイテム欄に貼ります。
牧志 浩太
はーい、ありがとうございます!
KP
名刺と運転免許は彼らの名前と顔を確認するための物なので、後で人物の方に情報貼ってアイテム欄からよけておきますね。
牧志 浩太
お、ありがとうございます。
牧志 浩太
その人の名を照合するために、名刺入れと財布を確認します。
KP
アルミ製の傷ひとつない名刺入れで、中にはきっかり十枚の名刺が入っている。
蒼井探偵事務所
緋月伊吹(ひづき いぶき と振り仮名が振られている)
また、財布はシンプルなレザーの長財布で、丁寧に使われている。
カード類はきちんと整理され、レシートなどは入っていない。
免許証は『緋月伊吹』のもので、顔写真が判明する。
牧志 浩太
先程の男とその顔は一致しますか?
KP
いいえ。
牧志 浩太
財布に気になる物がなければ、もう一つの鞄を確認します。
俺が負えるものなら負いたかったし、佐倉さんにだけそんなものを負わせてしまうことが辛かった。でも、そのどれにも意味はない。
できることは、この呪いも現状も、どうにかなる、と根拠もなく信じて進むだけだ。……どうにもならなかった時の事など、今考えることじゃない。

KP
ナイロン製のバッグ。
雑に扱われているようで、ところどころ鉤裂きやほつれが見受けられる。
また、中身も乱雑に詰め込まれてとりあえずチャックを閉めてある様子だ。
チラシやレシートやお菓子のゴミなどが詰まったカバンの中で、目についたのは、調査資料、よれた雑誌、名刺入れだ。
牧志 浩太
「そういえばさっきのページ、まだ続きがあったはずなんだよな」調査資料を見てみます。
KP
よれてあまり意味を成していないクリアファイルに、マジックで【調査資料】と殴り書きがしてある。
中にはくしゃくしゃになった手書きの書類が挟まっていた。字は汚いが、なんとか読めないことはない。
先ほどのものとは別人に書かれたもののようだ。
【調査対象】
甲:黒田真斗(くろだ マサトじゃなくてしんと、と汚い字で欄外に添え書きがある)
乙:白波繰世(しらなみ くりよ すっげー名前、と汚い字で欄外に添え書きがある)
どちらにも写真が添付されている。
警察手帳の物と一致した。
【調査対象 甲】
34歳、男性 
半年前、とある事件を調査中に消息を絶った。依頼人は甲の妹。
警察内部の事情がまったく分からない状態での依頼のため、手あたり次第にシラミ潰し戦法で行く。
組織犯罪対策部の刑事ってことだがやっぱり秘密が多いのか、甲は妹に仕事の話をしない。代わりに乙のここが凄いとかここがかっこいいみたいな話ばかりしているらしい。

甲に関しては交友関係を洗った。
甲と乙は警察学校時代からの付き合いで、行動力以外に特筆すべき長所がないと言われる甲をエリートの乙が頭脳でサポートしていたという。
SNSから洗った友人に接触し『古代エジプト展に行こうとしたのを強く止められた』という証言を得たため、ミスル・カンパニー周りの噂が怪しいと睨む。
組対の捜査がエジプト展の出資元に及んだのだとしたらだいぶキナ臭い。
【調査対象 乙】
36歳、男性
依頼人の話によれば同じく組対の刑事で、甲のいわばバディだった。だいたい二人で行動していた。
エリートだが友達があまりいないらしい。確かに身辺を洗っても、友達どころか家族も引っかからなかった。
ただ、名前が珍しいおかげで過去のSNSを辿ることができた。ネットリテラシーの高くない刑事で助かる。3年くらいは放置されているが、その人となりを知るには大いに役立った。

どうもエリートであることが当たり前、出来る人間でいるのが当たり前だという競争の激しい環境で生きてきたようで、唯一親しいといえる甲を絶大に信頼しているようだ。SNSに出てきた個人名はたったひとり、甲のことだけだった。
二人の関係は少なくとも10年は続いていることがわかった。

『エリートぼっち、イブと一緒じゃん』と汚い字で欄外に添え書きがあるが、丁寧に定規を使ったと思われる二重線で消されている。
牧志 浩太
「……うーん、エジプト展がそもそも怪しかったってことくらいだな、分かるの……」
なんとなく予想しながら、名刺入れを確認。
KP
カバンの比較的きれいな内ポケットに入っており、革製で使い込まれた感じがある。数枚の名刺が入っている。

蒼井探偵事務所
所長 蒼井継実(あおい つぐみ と振り仮名が振られている)
牧志 浩太
「だよな」
■佐倉視点
KP
目の前に唐突に刃があった。
それはあなたの胸に刃先を埋めると、軽やかに跳ねた。
佐倉 光
武器が出たか。
KP
刃が切り裂いたあとから一瞬遅れて血が流れる。傷は浅い。だがそこに風が当たるだけで痛みが走る。
あなたは反射的に胸を押さえてしまうだろう。
佐倉 光
怪我自体は大したことないな。

佐倉 光
CCB<=81 《SANチェック》 (1D100<=81) > 59 > 成功
牧志 浩太
ちらりと佐倉の横顔を見る。
佐倉 光
「情報で過ぎて軽い頭痛がした」
牧志 浩太
「それは分かるな。やっぱり整理が要る……」それが真実かは分からなかったが、その言葉に乗る。
KP
言う彼は、胸のあたりを押さえている。
牧志 浩太
「……痛いのか」
佐倉 光
「そんな気がするだけだ。問題ない。
所詮幻なんだ」
■佐倉視点
佐倉 光
誤魔化せなかったか。
実際まだ大したことはないし、心配はかけたくないんだが……

牧志 浩太
「そうか……」
きっと幻で済まないくらいの苦痛を受けながら、問題ない、と断ずる彼に、それ以上何も言えなかった。
よれた雑誌を確認する。
佐倉 光
「おっ、見ろよコレ月刊アヤカシだ」
牧志 浩太
「えっ、アヤカシ?」
『月刊 妖』は、真・女神転生3に登場するオカルト雑誌で、たまに佐倉や波照間にとっての情報源になります。
後に名前が出る聖(ヒジリ)記者も、真・女神転生3の登場人物です。
シナリオではただの週刊のゴシップ誌でしたが、折角のオカルト情報なのでこちらに変更しました。
KP
発売日は三か月ほど前だ。ドッグイヤーがされているページがある。
開いてみると蛍光ペンで丸く囲われた記事が目に留まった。
牧志 浩太
「何だか懐かしい気がするな。アヤカシ」
佐倉 光
「なんだかんだ、役に立つんだよな」
牧志 浩太
「ああ。それに、前は……、僕は毎号読んでたけど、そういえば最近は読んでなかったしな」
KP
そうだな、二人とも読んでないか、読んでいてもくだらないと思ったページかも知れない。
いつものヒジリ記者の名調子が軽妙にゴシップをかき立てている。
【エジプト系某社、違法薬物の密輸か】
Mカンパニーといえばそう、あの有名なエジプト系貿易会社だ。大規模なエジプト展が開催されるときにはいつもスポンサーになっている。
ところがこのところ、インターネットを中心に黒い噂が囁かれている。某社がミイラの腹に薬物を詰めて密輸しているのだと。

……以下、眉唾な論調でMカンパニーについての推論が語られるが、最後のほうに蛍光ペンで強くマーカーが引かれている箇所がある。

『なんと、潜入捜査にあたった刑事が二人、行方不明になっているではないか!』
マーカーの隣に正方形の付箋が貼られ、丁寧な字で住所と地図用の座標が添えられている。その下には更に、「アオキへ こんな案件もう二度と調べてやりませんからね。感謝なさい。寿司奢れ」と続けてある。
佐倉 光
「腹減った……
いや、腹減ってんのか? 俺」
牧志 浩太
「どこかに佐倉さんの腹もちゃんとあるなら、減ってるんじゃないか? 俺は……、さっきのでちょっと食欲が引っ込んだ。
……とにかく、あの二人がああなった経緯と、何が怪しそうか、っていうのは何となく分かってきたな。でも、行方不明になった刑事さんがなんで俺達を襲ったのかとか、佐倉さんの内臓がどこにあるのかとか、そういう大事なことは分からないままだ」
佐倉 光
「情報にぶん殴られた気分だ。
探偵事務所の二人が仲良さそうって事は分かったけどさ」
牧志 浩太
「それは確かにな。仲が良さそうだ」最後に残されたあの文章を思う。きっと、いいコンビだったんだろう。
佐倉 光
「とりあえず、五人……いや、六人か? 関わってんのかな」
牧志 浩太
「……なんでこの二人の荷物が、この部屋に態々置かれていたのかも、分からないな。関わってたのは白波、黒田の二人と、緋月、蒼井の二人と、埃島と、あとは……」
佐倉 光
「黒田の身内だ。そもそも探偵事務所に依頼持ち込んだ奴だな」
牧志 浩太
「そうか、依頼を持ち込んだ身内の人。
まず、怪しいのはミスル・カンパニーの埃島。
白波、黒田がそこに潜入捜査をした、でも失踪した、それが半年前。
緋月、蒼井の二人はそれを調べていて、緋月が短剣に触れてしまった……」
佐倉 光
「で、蒼井は閉じ込められて死んでる。ついでに内臓と右足取られてる。
緋月って人に会えりゃいいんだけど……」
牧志 浩太
「黒田は不明。死体の中にいたかもしれないけど、そこは不明としておく。白波は俺達を襲ってきた。今の所まだ生きてる可能性があるのは、緋月さんか。
俺達と同じ立場だったらしいし、会えれば何か分かるかもしれないんだけど、今の所足取りが見えないな……」
佐倉 光
「分かったようで分からないことだらけだ」
牧志 浩太
「ああ。背景事情は分かってきたけど、現状が分からない。
埃島の意図は何なのか。緋月さんはどこで、どうしているのか。短剣は何のために、どう使うものなのか。佐倉さんの内臓はどこにあるのか。
短剣の呪いは……、どうすればいいのか」
佐倉 光
「課題山積みだなー。過去イチの難問な気がする」
牧志 浩太
「しかも時間制限アリのな。俺も同感だ」
佐倉 光
「ま、何とかなるさ……
今まで何とかなってきたんだ」
牧志 浩太
「そうだな、何とかしよう。何とかなるって思うしかない。
何とか、するんだ」
ぐっ、と強く拳を握った。痛みを覚えるほどに。
KP
佐倉は、ポケット越しに短剣を握りしめた。
佐倉 光
「さ、次の部屋見ようぜ!」
牧志 浩太
「ああ、そうしよう」
こんな状況でも、どうにか前を向こうとしてくれているのに気づき、自分の頬をぺちんと叩く。そうだ、自分が落ち込むことに、何の意味もない。
進もう。それだけだ。

KP
本日ここまで!
牧志 浩太
お疲れ様でしたー! ありがとうございました!
KP
ありがとうございましたーーー!
おしまい
KP
※※※ さわってしまった! ※※※
まあその方が色々楽し……
牧志 浩太
デロデロデーン
佐倉さんのSANと記憶にめちゃくちゃダメージ残りそうなことは心配だけどPLは楽しい
KP
きいて下さいよ牧志さん
牧志 浩太
聞きます聞きます
KP
前回心臓抉られて死んで、今回暴行受けまくるじゃないですかー
でもって生き残ったら次回死にまくるらしいですよ?
佐倉 光
なんか悪いことしたかな俺……
牧志 浩太
佐倉さん???
SAN値以前に記憶の傷がすごそう
そう、毎回酷い目に遭ってるの佐倉さんなんですよ、前回は牧志KPCだったにもかかわらず
KP
酷い目に遭うイベントで、必要もないのに挙手しちゃったから……
牧志 浩太
記憶の傷が癒されてきたら今度は物理的に記憶に傷を負う……。
でもあのシーンはめちゃくちゃかっこよかったし本当に好きです>挙手しちゃったから
KP
まあ佐倉のSAN高すぎって言われてたしちょうどいいよね!
牧志 浩太
SAN値的には本当に牧志が引かなくてよかった
KP
本当にそう思う……
まだ余裕あるから大丈夫! 不定はいつかな……
牧志 浩太
そう不定に突っ込みまくりそうだなって
KP
このシナリオ成功しても容赦なく1は削っていくから、確実に突っ込む。
牧志 浩太
あと今回のハイライト、佐倉さんだけが一方的に、かつ、自分のせいで繰り返し酷い目に遭わされているせいで、牧志が久しぶりに気が引けているし遠慮している
KP
まああれ、佐倉は自分が精神的に丈夫だって自覚あるから、そのへんは「気にするな」って言うよ。
牧志 浩太
あの絶叫を聴いているから、「大丈夫なわけがない」って思うし気にしちゃうよ
KP
そうだなー。
さすがに心臓抉られて耐えるのは無理。
そんなの意志でどうこうなるもんじゃないのだ。
牧志 浩太
それはそうなんですよ。
「大丈夫なわけがないけど、前を向いてくれている」という認識になるから、自分のせいってことと、一番辛いはずの佐倉さんにそう振舞わせていることと、落ち込む姿を見せまいとしているのに見せてしまうことでトリプルダメージ
KP
まあ、ファンブル出しちゃったのは確かなんだけど……
その後のダイスは完全運だからね!
佐倉的にはこれで良かったと思ってるよ。
肉体的に優れているのは牧志だから、何かあったときに動けるのは牧志の方。
で、その牧志が呪いにやられていたらどうしようもなくなっていたかも知れない。
もしどっちが触れるか選べるなら確実に佐倉が触っていた。
牧志 浩太
佐倉さん、そもそも内臓無くてバランスが取れない状態でもありますしね。
KP
そうなのです。
【DEX】修正入る、とは書いていなかった気はするんだけど、最初のイベントで自分で起きて出ようとすると、派手にずっこけてHP削られるくらいバランス悪い。
牧志 浩太
それはバランス悪い!
KP
即牧志が支えてくれたからスキップされましたけどね。そのイベント。
牧志 浩太
でも「互いに負う」ではなく、「佐倉さんに一方的に全て負わせた」ことに盛大にダメージを受ける牧志 その上にNPCの人達もわりと個人としての姿が今回見えるから、
「NPCの人達の末路についても考えてしまう」「佐倉さんが大変な時にそんなこと考えてる場合じゃない」とかさらに余計な事でダメージを負う牧志
佐倉 光
しっかりしてくれ、お前が頼りなんだからな!
無事なぶん、責任負わせてるみたいになってるからな?
ただまあ先人がぶっ壊れた文章書いてたの読んで、「あれ俺思ってたよりヤバい?」とは思い始めている。
牧志 浩太
あれはな~ 末路のネタバレを見てしまった佐倉さん
佐倉 光
そういう意味でも、緋月を探したいと思っているんだ。
牧志 浩太
同じ立場を先に進んだ人ですからね。末路もより明確になるし、もしかしたら呪いを解く手掛かりが見つかるかもしれない。
佐倉 光
呪いの進行メモっとこ……
牧志 浩太
確かにそれはどっかにメモっておかないと忘れるやつ
佐倉 光
まだワンフロアしか移動していないから分かりやすいけどね。
先人が目茶苦茶頑張ってくれてる
牧志 浩太
本当にそれ。先人~~!
佐倉 光
とりあえず緋月は寿司が大好きなことは分かった。
牧志 浩太
何度出てきたのやら、寿司。
今回ほんとに牧志がその辺のダメージ全部飲み込んで「しっかりしよう、弱音は吐かない、進もう」としているから、心情描写の多さの割に発言が途中から少なめだし、その辺の寿司うんちゃらの話にいまいち乗れてない。
佐倉 光
佐倉はもう自分が暗くしたっていいことないなと思ってるから明るくしてる。
無理している、というよりはそれしかねぇんだよって感じ。
牧志 浩太
その結果牧志が弱音をはけずに余計に呑むことになるという。
佐倉 光
まあそのうち嫌でも爆発するって……もうすぐ(SANチラ)
牧志 浩太
SAN……(チラ)
佐倉 光
なにげに牧志も結構危なくなってきているな。
牧志 浩太
そうなんですよ。
佐倉 光
回数は少ないけど、着々と削られているからなぁ。
牧志 浩太
佐倉さんの方が呪いでメチャ削れるけど、それ以外にも《SANチェック》はありますからね
先に不定に入るのどっちかなぁ。
佐倉 光
佐倉の呪いはまだ全然軽いから平気。
似たようなタイミングで入りそうで怖い。
牧志 浩太
どっちが先に入るかでだいぶんテイストが変わりそう。
佐倉 光
俺の〈精神分析〉17しかないぞ!
牧志 浩太
そもそも〈精神分析〉ない!
佐倉 光
わぁ怖い。
牧志 浩太
怖い怖い。
楽しみですね。
佐倉 光
楽しみですねぇー


ひとこと
KP
えぇぇぇぇよりによってここでファンブル?
いやシナリオ的には面白いのでむしろOkです!


【置】CoC【タイマン限2】収録シナリオ『デート or デッド』 佐倉&牧志 2

トイレに行きまくりクソを連呼する佐倉……うーんこの。

【置】CoC『惑いの欠片』 佐倉&牧志 4

クライマックスの発狂がまさかこんなことになるとは。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


ダブルクロス 第九話『枷』 1

「いっぺん捨てられるのは案外楽さけど、拾われたと思っての二度目は結構来るんさ?」

CoC『わすれんぼうのおうさま』栗原・黒枝・羽生・伊豆見 1

「なぁ!? 俺のツッコミ聞いて!?」
「正気じゃやってられないからでは?」

CoC【ワンナイ卓】収録シナリオ『こどもぱにっく!』 佐倉&牧志 1

「ここで飯にしよう!」言って指すのはお子様ランチセットだ! だって玩具がついてるんだぜ!