こちらはオリジナルシナリオです。


こんばんは
佐倉 光
なんか楽器といいメロディといい展開といい、最近のYsにありそうな感じの曲だなぁ。これもココフォリアのヤツか。
一回ちゃんと聞いて開拓しなきゃ……
KP
使いどころに困る曲もあるけど、いい曲は本当にいいんですよね。
というところで、よろしくお願いします!

KP
夕食を終えて、あなた達は部屋に戻ってきた。既に布団が敷かれており、布団でゴロゴロするも、テーブルのそばに座るも自由だ。
外は昼にも増してしんと静かで、まるで世界から切り離されたようですらあった。
佐倉 光
ゴロゴロするなー! 浴衣で冷たい布団と畳の上を転がるのは至福の時間だ。
この感覚はベッドでは味わえない。
牧志 浩太
「お、布団敷いてくれてるな」
佐倉 光
「俺こっちー」
自分の荷物が積まれたのと近い方に転がってる。
牧志 浩太
「じゃあ、俺はこっちで」
部屋の鍵を卓袱台の上に置くと、布団の上に手足を伸ばしてダイブする。至福の瞬間だ。
「ああ、いいな、旅行! って感じだ。この瞬間。
はぁ」掛け布団の上にそのまま寝転がると、布団を抱きしめる。最高。
佐倉 光
しばらく動きたくない。
が、そんなのは勿体ない!
「あのさー、ここ来る前に店でこんなの買ってきたんだ」
転がったまま荷物をごそごそ。
なにやらカラフルな箱を取り出して勢いよく起き上がる。
「勝負しようぜ!」
牧志 浩太
「お、何だそれ?」ごろりと横を向いてそちらを見る。
佐倉 光
手に持っているのはテーブルゲームだ。
二人で対戦できるものらしい。
牧志 浩太
「お、いいな!」
佐倉 光
(酔っ払っている今なら勝てる! かも?)
佐倉 光
何買ってきたかは考えてない。
KP
ちょっとパズル要素もあるテーブルゲームのようだ。一瞬の判断力と閃きがものをいう。
佐倉 光
「駅の本屋で見つけてさー、なんか面白そうだったから」
牧志 浩太
「このゲーム見たことないな。何々、地元のアイデアマン某氏の考案した新しいゲームです。
文だけ読むと何とも言えない感じだけど、説明見た感じ結構面白そうだな」
KP
こちらも思い浮かばなかったので捏造しました。勝敗は判定で解決する感じになるかな。
佐倉 光
ですねー。単純にダイスの出目とかで。
佐倉 光
「だろ?」
パッケージを開けて丁寧にボードやコマを並べていく。
個数ok。
牧志 浩太
「お、この駒面白い顔してるな」コマをつんつんつつく。
佐倉 光
ルールサマリーを牧志に渡して、ルールブックを早口に音読。
牧志 浩太
ふんふん、とサマリーを読みつつ聞いている。
佐倉 光
「なかなか凝ってんな。全部顔が違う。
お、雪女だ」
牧志 浩太
「だな。お、ほんとだ。
雪男もいるな」
佐倉 光
色々なモンスターが出てくるゲームなんだなきっと。
「雪んこにジャックフロスト? 和洋折衷だな」
牧志 浩太
「え、ジャックフロストもいるのか? 本当だ、ランタンもいる。このごちゃごちゃ具合、異界を思い出すな。
オキュペテーとルサルカとスパルナが出てくる、あの感じ」
佐倉 光
広がる雪を人間が雪かきや火属性のあれこれで押さえる対戦型だ。
全てが雪で覆われるか、除雪しきるか!
仁義なき戦いが今始まる。
牧志 浩太
ちょっと自虐的でありつつなかなか面白い。
佐倉 光
人間勝ち目なくない?
KP
ファイアドラゴン海戦術とかを敷くしかない。
佐倉 光
今後の展開的にどっちが雪やった方が楽しそうですかw
KP
そうですね~ あまり差はないけど牧志が雪、佐倉さんが人間側の方が面白いかも。
佐倉 光
ふむふむ
牧志 浩太
「なんだこれ、酒を飲んで火を噴く男。うーん、燃費悪そうだ」
佐倉 光
「なんでそいつ剣持ってんの?」
牧志 浩太
「さあ? 曲芸師かな?」
佐倉 光
「よし、じゃあ俺は寒いの苦手だしこっちで」
赤コマを拾う。
牧志 浩太
「お、じゃあ俺はこっちだな」青い雪だるまの駒を取る。
佐倉 光
「ボスはどれにしようかなー」
ボスに選ぶコマにより能力が変わる感じの
牧志 浩太
ルールブックを早口で読む佐倉さんを見ながら、そういえば本を手早く読んでいくのは、佐倉さんの方が得意だなってことを思った。
牧志 浩太
〈図書館〉82と85の差+〈日本語〉の差
佐倉 光
そんなの誤差じゃないか。
はてしなき日常
佐倉 光
こうしてまた日常パートが伸びるのであった!
KP
でも楽しい‼
差支えがあったらカットするけど、差支えがなければ遠慮なく伸びます。>日常パート
雰囲気としては、1日目の深夜までが日常パートを予定しています。
佐倉 光
差し支え? そんなものあるわけがない。
そもそもあったらボドゲなんか出さない。
KP
やった。
ただ事件の発生自体はもうちょっと後なので、やりたいことによって日常シーンどこまでやるかは自由にできます感じ。
佐倉 光
はーい
いつも旅行先にボドゲ持っていくんだけど、だいたい遊べる暇ないんだよね~。
KP
わかる、瞬く間に時間が過ぎちゃう。>やる暇ない

佐倉 光
「よし、ここは除雪機だ。人間の力を見せてやれ」
他のコマをその前に並べてっと。
牧志 浩太
「じゃあ雪女にするかな。せっかく伸びてたし。伸びた分だけパワーアップだ!」
佐倉 光
「あれ結局買ってきたの?」
他のトークンを分配しつつ。
トークン分配が終ったら、その横にツマミも丁寧に並べてる。
牧志 浩太
「奇跡の果てにここにいる記念ってのもいいかなって思ってさ。あとあいつ、なんとなく集めたくなる何かがある」
佐倉 光
「集める?」
牧志 浩太
「あれ、他の地域は他の地域でいろいろ伸びるらしい」
佐倉 光
「へー、例えば?」
牧志 浩太
「伊達政宗とかうどんとか桃太郎とかデニムとか」
KP
でにーーーむ。
佐倉 光
「うどんは伸びるもんだけど、他のはわかんねぇ」
牧志 浩太
「むしろ、うどん伸びていいのか? とは思ったかな」
佐倉 光
「ていうかキャラクターあんな感じで伸びるってのは辛うじて理解できるけど、うどんってどんなのだよ……」
牧志 浩太
「なんだったっけな、あんまり関係ないキャラクターだった気がする」
のびる……なんか最近観光地でよく見るシリーズ。
佐倉 光
買ってきた軽いアルコール飲料に手を伸ばしかけ、やめる。
最初は素面で本気の勝負!
牧志 浩太
「よし、真剣勝負だ!」
ぱん! と手を合わせて気合を入れる。
佐倉 光
ルール把握が最初からできるか、戦術をいきなり組み立てられるか、も勝負の内だ!
あ、ルールブック一通り読んでから渡してあるからねー。
佐倉 光
こいつら頭良いからそういう遊び方もするんだろうなって思いました。
KP
ダイス目勝負にします? ちゃんとした判定にします?
佐倉 光
判定でもダイスでもー。
熱いバトルしてるw
KP
せっかくだから普段あまり機会のないRPG風バトル曲w
KP
では、まずルールの把握と戦術の組み立て!
〈図書館〉で判定し、成功かつ出目の小さかった方が勝利だ!
佐倉 光
CCB<=85〈図書館〉1D100<=85) > 61 > 成功
まずまずだな。
牧志 浩太
CCB<=82〈図書館〉1D100<=82) > 74 > 成功
KP
佐倉が最初の盤面を制した!
牧志 浩太
「むっ、やるな」
佐倉 光
「よしよしよし、南地区は押さえたぞ。
ファイアドラゴン配置っと」
牧志 浩太
「谷を押さえられたのは痛いな。いやいや、まだまだ!」
KP
不利を覆せるか、状況を守り抜けるか、【INT】×4で判定!
佐倉 光
CCB<=(17×4) 【INT】 (1D100<=68) > 54 > 成功
牧志 浩太
CCB<=(18×4) 【INT】 (1D100<=72) > 90 > 失敗
佐倉 光
おっ?
牧志 浩太
「うわっ、え、そっちから来るか!?」
佐倉 光
「そこにはさっき塩化カルシウムとソリを仕掛けておいたんだ!
くらえ!」
牧志 浩太
「俺のジャックフロストが! ああー、落ちていく、案外楽しそうだけど」
佐倉 光
どんなゲームだよ。
KP
盤面は戦略ゲームの定石に近づいていく。どれだけ戦い方を知っているかが勝負になるだろう、【EDU】×4で判定!
佐倉 光
CCB<=(19×4) 【EDU】 (1D100<=76) > 22 > 成功
牧志 浩太
CCB<=(15×4) 【EDU】 (1D100<=60) > 43 > 成功
佐倉 光
「ここはトークンを抑えて……」
牧志 浩太
「えっ、じゃあこっちから……だめだ、抑えられてる!」
佐倉 光
「東地区もいただきだ!」
牧志 浩太
「仕方ない、雪女を…… ああー!?」
KP
ラスト、最後は一瞬の幸運がものをいうだろう。【POW】×5で判定!
佐倉 光
CCB<=(15×5) 【POW】 (1D100<=75) > 13 > スペシャル
牧志 浩太
CCB<=(12×5) 【POW】 (1D100<=60) > 17 > 成功
佐倉 光
おおー、良い勝負!
KP
佐倉さん、WIN!! 最後は白熱する接戦を演じたが、見事な完封勝利だ。
佐倉 光
中の人ずっと笑ってました。ありがとうKP
KP
KPも笑ってた 楽しいw
牧志 浩太
「あーあー、完全にやられた……。佐倉さん、強いな」
佐倉 光
「はー、楽しかったー!
最後除雪機凍らされたときはやべーかと思ったわ」
勝利の美酒とばかりに缶を開ける。
牧志 浩太
「あれ、もうちょっと早めに展開できてれば逆になったかもしれない。悔しいなー」悔しい悔しいといいながら、その顔は笑顔だ。
KP
空の箱をよく見ると、「雪との戦いは際限がありませんが、たまには完封勝利してみたいと思ってこのゲームを作りました。冬の夜にでも楽しんでください。イェイ」と書かれている。
佐倉 光
「実に実感がこもったコメントだな」
牧志 浩太
「だな……」
佐倉 光
「リアルにもドラゴンだの炎魔術師だのいたら……って思ったんだろうな」
牧志 浩太
カップ酒のふたを開けながら。
「分かるな、悪魔呼んで一掃したくなる」
佐倉 光
じゃあそれにさっき開けた缶ぶつけよう。
「かんぱーい」
牧志 浩太
「乾杯!」
佐倉 光
「もっかいやろうぜー。今度は逆で」
牧志 浩太
「おっ、今度は負けないぞ。少しわかってきたしな」
KP
すべてを白く埋めていく夜の中、二人の声が温かい室内に響く。
佐倉 光
そうやってしばらく遊んで、寝るまで駄弁ってって感じかな。
KP
カップ酒はよくある大関ではなく、地元の酒だ。
佐倉 光
ゲームしながら喋ってたのが、そのうちゲームがそっちのけになっちゃうやつ。
牧志 浩太
「美味いな、これ」そのうち手元でゲームがお留守になっている。
KP
そうして、布団の上に寝転がりながら、二人で眠くなるまで話をしたことだろう。
そのうち、旅の疲れもあいまって、ぼんやりとした眠気が意識を覆っていく。ここですべてを投げ出して眠ってしまってかまわない、そう実感できる安らかな眠りは久しぶりのことだっただろう。
佐倉 光
最近牧志と一緒の部屋にいたときは、「眠ってはいけない」だったなぁ……
何も考えずに寝られるのは素晴らしいことだ。
佐倉 光
どんどん暗くなる……
牧志 浩太
灯りを落とす。おやすみ、という微かな声。
佐倉 光
「おやすみー」
半分眠りに落ちながらモソモソと返事をする。

KP
あなたは、激しい風の音でふっと目を覚ます。
佐倉 光
「……ん……」
(あれ、窓開けてたっけ……)
確認しないと。目を開けて周囲を見回す。
KP
偶に、雪だろうか何か重いものがどん、と落ちる音。冷気を感じないところからして窓は閉まっているのに、風の音が聞こえる。

どうやら、外が激しい嵐になっているらしい。
〈目星〉
佐倉 光
CCB<=85〈目星〉1D100<=85) > 89 > 失敗
ありゃ
SEループ
KP
この効果音ループオフなのか(ココフォリアのSE)
佐倉 光
SEループオフは困りますねー。
KP
ですねー。試聴機能とループオンオフの変更は欲しい。せめて環境系のSEはループオンにしてほしいなぁ。
佐倉 光
背景の環境系はループオンじゃないと……
KP
うん……。
後で要望出してくるかな
佐倉 光
私も乗っかろう……
出てそうですけどね、そういう要望。
KP
要望チャンネルは見てるんですけど、BGMライブラリ関係案外見ないんですよね。
佐倉 光
そうなんだ。存在自体知らない人もいそうかも。
KP
それはありそう。シナリオごとに自前で用意していると使わないこともありそうですしね。
佐倉 光
普段触る必要ないところだから……
私も最初気付きませんでした。

佐倉 光
(すげー音だな)
KP
あなたは激しい風の音の中、真っ暗な室内で何かをとらえることはできなかった。
辛うじて、身を起こしている誰かの気配だけを感じる。
牧志が、起きている?
佐倉 光
(トイレかな?)
「今何時?」
KP
応える声はなかった。気配はじっと、窓の方を向いて立ち尽くしている。
佐倉 光
景色見てんのかな?
窓の方に目をやる。
KP
重いカーテンがほんの僅かだけ開いて、二重窓の向こうに激しく荒れ狂う雪嵐が、僅かな街灯の光を飲み込むのが見えていた。
佐倉 光
「何か見えるのか?」
牧志 浩太
「……え?」その時初めて気がついたように、彼はあなたを振り返る。
佐倉 光
「寝ぼけてるな?」
牧志 浩太
「寝ぼけてる? ああ、夢か。夢だったのかな」確かめるように、微かに首を振る。
佐倉 光
「さむ。風邪引くぞ、そんなとこ立ってたら。
なんか見えたのか?」
牧志 浩太
「ああ、うん。あっちに誰かいた気がしたんだ。でも、こんな天気だし、いるわけがないよな」
佐倉 光
「波照間さんじゃないんだから……」
一応COMPで……あ、そういや外してたんだった。
まあ、いいか……
KP
COMPは外されたまま、あなたの荷物の中だ。下の方に入ってしまっているかもしれない。使うことはできる。
佐倉 光
気が緩んでるし眠いし、使わずに寝るかな。
牧志 浩太
「ま、いいか。そうだな、おやすみ……」
ふわりと欠伸をして、我に返ったように彼も布団に戻る。
佐倉 光
目が覚めたことだし、トイレ行って、帰りに窓の方見てみるけど。
KP
では〈目星〉/4>で判定をどうぞ。
佐倉 光
CCB<=85/4〈目星〉1D100<=21) > 54 > 失敗
まっしろ。
まあ普段見られないから面白い風景ではあるけど……
KP
そこにはただ、一歩先も見えないほどの雪嵐があるばかりだ。建物というもののありがたみを強く感じると共に、異界に放り込まれたかのような感覚を覚えることだろう。
佐倉 光
「明日晴れるといいけど。
さむ」
窓際のあまりの寒さにさっさと布団の中に逃げ込む。
KP
あなたは雪嵐の音を背景に、再び温かな眠気にとらわれてゆくだろう。
傍らからは牧志の規則正しい寝息が聞こえてきた。
佐倉 光
布団が徐々に温まって行くのも気持ちの良いものだ……

KP
ここでどちらが先に起きるか、【CON】×5で判定。
深い意味はない。
佐倉 光
CCB<=(6×5) 【CON】 (1D100<=30) > 61 > 失敗
牧志 浩太
CCB<=(12×5) 【CON】 (1D100<=60) > 89 > 失敗
佐倉 光
ねみーわ
KP
おっと、どちらも盛大に眠りをむさぼったようだ。心地よい眠気と温かみのままに二度寝を決め、目を覚ますともう朝食の時間である。
佐倉 光
「……あれ、今何時……」
牧志 浩太
「んー……、眠い……」
佐倉 光
「あ、まず。時間だ」
牧志 浩太
布団を抱きしめ、まだ三度寝しようとしている。
佐倉 光
「おい起きろ。朝飯に遅れるぞ」
牧志 浩太
「うぇ、眠……、え、もうそんな時間?
うわ、本当だ」頭を振って無理やりに眠気を払い、身を起こす。
佐倉 光
「時間に遅れるとありつけないんだろ?」
言いながら慌てて着替えてる。
牧志 浩太
「そうそう、いて」ズボンの裾を踏みつけてしまったりしながら、慌てて着替える。
佐倉 光
「あーくそ、朝風呂入る予定だったのになー」
牧志 浩太
「朝食の後ちょっと入ろう、まだもう1日あるし」旅行自体は遠距離で一泊二日だとあわただしいが過ぎるので、二泊三日という感じです。
佐倉 光
はーい
KP
ほぼ移動でつぶれちゃいますしね、遠距離で一泊二日……
佐倉 光
ですねー

KP
どたばたと宴会場に向かうと、焼き魚と味噌汁と、温かい白米のやさしい朝食があなた達を迎える。
佐倉 光
「腹減ったぁ~」
牧志 浩太
「俺も」
佐倉 光
座って食べながら窓の方見る。
天気はどんな感じ?
KP
窓の方を見ると、外を除雪車が通っていくのが見える。随分と積もったようで、今も雪が降っているが、昨日の夜のような嵐にはなっておらず、普通の雪景色だ。
佐倉 光
「昨日の雪すごかったなー」
牧志 浩太
「昨日? 何かあったっけ?」
佐倉 光
「え、ほら夜中に嵐がさ。
お前起きて窓見てたろ」
牧志 浩太
「あ、あれ夢じゃなかったのか。佐倉さんと話してる夢を見てた気がしてた」
佐倉 光
「やっぱり寝ぼけてたな」
ふっくらとした焼き魚を丁寧にほぐしながら。
牧志 浩太
「だな、案外疲れてたみたいだ。あ、美味しい。
シンプルだけど、染みる味だな……」
佐倉 光
「のりとわさびの佃煮案外うめーな」
牧志 浩太
「ああ、分かる。でもこういうのって、買って帰って家で食べても案外普通なんだよな」
佐倉 光
「そんなもんか。
昨日の夜、外に誰か見たとか言ってたぞ。
俺には何にも見えなかったけどさ」
牧志 浩太
「そうだっけ?
ううん、覚えてないな……」
佐倉 光
「ふーん」
寝ぼけてたんだろうな。そう思って、温かい味噌汁を啜る。
買っちゃった
KP
旅行先で食べたらめちゃくちゃ美味しくて来るたびに買い漁るのが、かつおにチーズはさんだやつです。
家で食べても凶悪においしい。
佐倉 光
美味しそう……
旨味の塊ではないですか。
KP
旨味に旨味を合わせてブン殴ってくるアイテムでめちゃくちゃ美味しいです
しかもそこに甘辛いタレも合わさっている
佐倉 光
や、やめろ、飯テロはやめろぉぉ
KP
あれ通販できるんですけど、なんでしないかっていくつ買っても一瞬でなくなるからですよ・・・・・
佐倉 光
チーズ鰹……これか?
えっやだおいしそう。
KP
https://e-monhiroba.com/products/kakou_k_cheese こっちですね
大事に食べようと思って5個まとめて買ったら一瞬でなくなった
佐倉 光
なるほどなるほど……
買ってみよ……きになる。

KP
そんな会話をしながら、窓の外に降ってゆく雪を眺める。昨日よりだいぶん重い積雪に、除雪車が行きつしては戻る。
佐倉 光
「そういや城跡あるとか言ってたな。
この雪じゃ見に行くのは無理そうか」
牧志 浩太
「だな。昼くらいになったら道が通れるくらいにはなってるかもしれないけど、湖は埋もれてるかもな」
佐倉 光
「また来りゃいいか。今度は夏にでも」
牧志 浩太
「夏いいな。冬と夏でだいぶん様子も変わるしさ、二度美味しい」
佐倉 光
「夏の見所もポスターに載ってたし、来てみようかなー」
牧志 浩太
「そうしよう。そういえば、夏ってあんまり来てないしな、こっち」
KP
さて、ここからは少し観光して回ることもできますし、観光したということで飛ばすこともできます。どうしますか?
佐倉 光
どんなところがあるんだっけ。
KP
湖、山のふもとの城跡、お土産もの通り、工芸館や資料館などがあるようだ。冬鳥については気になるかもしれないが、この雪では見に行くのは厳しそうだ。
佐倉 光
近くにあるようなら土産物通りとか行ってみようかなー。
あまり歩くようならやめとくけど。
KP
土産物通りはここからすぐ近くだ。
佐倉 光
じゃあちょっと冷やかしに行こう。
工芸館なんかも近ければ。
(土産はそういや前回やったなって思った)

KP
あなた達は土産物通りを冷やかしながら、工芸館へと向かう。民宿の売店よりは色々とあり、老人が一人で営んでいる工芸品屋などもあった。

藁細工や木彫り細工が多く、曰く、雪に閉ざされる冬の間に農具や小物などを作っていた所から始まったのであるとか。
藁でできているとは思えないほど細かな模様の衣装をまとった人形は、あなた達を少し驚かせるかもしれない。
佐倉 光
「へー、これ全部藁か。すげーな」
牧志 浩太
「すごいな……。冬の間中かけて作ったのかな」
佐倉 光
「芸コマだな。藁人形つったら丑の刻参りのアレのイメージだからびっくりした」
牧志 浩太
「俺も。納豆藁みたいなあれだよな?」
佐倉 光
「そうそう。雑に束ねただけのヤツ」
とはいっても纏めるのも難しそうだけどな、藁。
馬だのヒトだの、細かい造形をよく見て感嘆の声を上げてる。
キーホルダーとかあれば買ってくか……
KP
花をかたどった藁細工の小さなキーホルダーがある。
佐倉 光
「手頃だな。これにするか」
手に取って見てる。
牧志 浩太
「お、いいな。俺はこっち。豊作を願う意味もあったらしいし、こういうのもいいかなってさ」藁を割いて稲穂の形を作ったものだ。
佐倉 光
じゃあ買っていつものポーチにでも付けておこう。
KP
ポーチを藁細工の花がかすかに彩った。
工芸館と併設の資料館は小さなものであるが、昔の暮らしなどの展示がある。それから、城跡とこの辺り一帯を治めたという殿様の、少し吹かし気味の人となりの話。
佐倉 光
吹かし気味。
KP
やったこととかをちょっと誇張気味に書いてある。
KP
〈図書館〉
佐倉 光
CCB<=85〈図書館〉1D100<=85) > 52 > 成功
牧志 浩太
CCB<=82〈図書館〉1D100<=82) > 48 > 成功
KP
隅の方に、戦であわや城が落ちそうになった時、激しい雪嵐が襲って敵を追い返した話が書いてある。
牧志 浩太
「伝説って感じだな。城も埋もれそうだけど、これ」
佐倉 光
「へー、気候も味方に付ける、か。
神風ってやつだな」
牧志 浩太
「だな。
ちょっと昨日のゲームを思い出すな。俺の雪カードにソリで反撃してきたのは凄かった」
そり
佐倉 光
ソリって名称で思い浮かべるものが違うヤツぅ
KP
石とか運ぶでかいやつと、雪のけに使ったり子供のっけたりするちっちゃいやつ? >違うやつ
佐倉 光
ソリがあると除雪が楽ってのもあるけど、なんか除雪スコップのことをソリっていう地域が東北だか北海道にあったような……
KP
それは知らなかった 同じ言葉で指すもの違うの何かとありますよね
佐倉 光
今ググってもでてこなかったから、勘違いか超地域限定ネタなのかも知れませぬ。
ママダンプをソリと呼ぶ地域はあるみたいですねー。
馬鹿でかいスコップにハンドルついてるようなやつ。
KP
ああー。確かにそりっぽくもある。
佐倉 光
なんかご当地紹介みたいなテレビで観た。

佐倉 光
「意外とその城主サマナーかもよ?」
牧志 浩太
「実は吹雪の悪魔を召喚して敵を追い払ったって? だとしたら面白いな」
佐倉 光
「それで積もった雪の後始末は自分たちでやるんだろうけどなー」
牧志 浩太
「後が大変そうだな……」
KP
それから工芸館のそばの定食屋で昼食をとり、あなた達は軽く周囲を散策した。冷えた体を昼風呂で温め直すのも、また格別の体験だっただろう。
佐倉 光
温泉二度目でもやっぱり屋外は寒かったが、いくぶん余裕ができた。
それでも出るときはかなり勇気が要ったが。
CCB<=(6×5) 【CON】 (1D100<=30) > 32 > 失敗
「さむい無理」
牧志 浩太
CCB<=(12×5) 【CON】 (1D100<=60) > 67 > 失敗
「無理」
佐倉 光
のぼせる直前まで粘ったらしい。
牧志 浩太
無理無理と言いながら結局粘り倒した。
KP
さて、他にやりたいことがなければ、旅行の終わりまで飛ばします。
佐倉 光
はーい。もう終わりかぁー。
短いシナリオだったなぁ~

KP
そうして、あなた達は二泊三日の僅かな非日常を存分に楽しんだ。
そして、三日目の朝。
牧志 浩太
「それじゃ、俺はちょっと実家に寄ってくるよ。佐倉さんはどうする? 先に帰るか、どこかで時間つぶしてて一緒に帰るか」

よく見れば帰りの新幹線は自由席だ。あまり混んでいないのを事前に確認して、時間が自由になるようにそうしたらしい。
佐倉 光
「そうだなー、駅でもうろついてるよ。
戻ってきたら連絡くれ」
牧志 浩太
「分かった、じゃあ駅で合流だな」そうして彼は手を振り、タクシーに乗り込んで去っていく。
去っていくタクシーの姿が、降りしきる雪の中で小さくなっていく。
佐倉 光
「さてと、土産でも買うか……」
駅をのんびりぶらぶらしたり、軽く何か食べたり、喫茶店に座ってネット見たり……
KP
何度かメッセージアプリを確認するが、連絡は来ていなかった。家族とのひと時を楽しんでいるのだろうか。
佐倉 光
まあ、久々の帰郷だしな、スマホなんかいじってる暇もないだろう。
戻り時間の約束ってしてるのかな?
牧志 浩太
昼過ぎ、14時くらいには戻ると言っていた。
向こうで昼食をとって、少し話して戻ってくる感じだろう。
佐倉 光
なるほど。ではその時間まではのんびり時間潰していよう。
KP
見知らぬ街で一人過ごすというのも、案外新鮮味があった。あたりを通り過ぎていく人々の話す言葉の響きであったり、駅前のスーパーで売っている野菜の産地であったり、そんなちょっとしたことだ。
そんな新鮮さも尽きてしまうと、喫茶店に座ってネットと温かいコーヒーを味わいながら牧志を待つことになるだろう。
佐倉 光
そろそろかな?
時計を見る。
KP
時計を見ると14時を少し過ぎていた。おや、連絡が来ていない。時間が押しているのだろうか。
話が盛り上がってうっかりしているのかもしれない。
佐倉 光
『そろそろ時間だぞー』
と、メッセージを送る。
KP
既読がつかない。
佐倉 光
まあ、気持ちは分かるけど。
チケットとっちゃってるしな。
電話しよ。
KP
電話をかける。呼び出し音のあと、留守電に切り替わった。
佐倉 光
「ん、あれ?
牧志? 時間だぞー」
一応メッセージは入れておく。
牧志んちの連絡先知ってるかな。
KP
さすがに実家の連絡先までは聞いていないかな。
佐倉 光
そうかぁ。
なんかあったのかな?
天気や交通情報なんかを見てる。
KP
天気は相変わらず雪だが、大きな通行止めなどは起きていない。
そして、それから随分待った後だろうか。
もう一度電話をかけてみると、今度は留守番電話に切り替わらず、呼び出し音が止まった。
佐倉 光
相手が出た感じ?
KP
出た感じ。
佐倉 光
「ん? もしもし?
おい牧志、新幹線に遅れるぞ?
何やってんだ? なんかあったのか?」
KP
その向こうから聞こえてきた声は──
牧志の声ではなかった。
「あんたが、……じゃない。あなたが、兄貴の、牧志浩太の友達か」

高校生くらいだろうか。高くはないが、少年のものと分かる幼さを残した声。
佐倉 光
「え? あ?」
KP
少し牧志の声の響きに似ているような気はした。しかし、行き過ぎる人々と似たような言葉の響きと、それから警戒と不安の入り混じった声。
佐倉 光
「ああ、家族の人か?
ああ……」
一瞬迷った。
「佐倉っていいます。牧志……浩太はまだそちらに?」
KP
「うん、俺は浩太の弟だ。“佐倉さん”って、あなたのことで合っているよな。相談したいことがあるんだ」
佐倉 光
「相談? 何かあったんですか?」
喋りながら移動できるように荷物を纏め始める。
相手の声に含まれた緊張がそうさせた。
KP
「兄貴が倒れた。

近くの病院に運ばれたけど、様子が普通じゃない。手足が氷みたいに冷えていて、意識はあるようだけど、ずっとうなされている。
あなたが兄貴の友達だっていうなら、知らせなきゃいけないって思ったんだ。それに、兄貴はいつも、あなたのことを頼りになるって言ってた」
佐倉 光
「倒れた? どこの病院? 住所と……そっちの連絡先を教えて欲しい」
KP
「この近くの診療所、待って、搬送するって、総合病院、それから俺の連絡先は」病院の住所と自分の連絡先を、彼は慌てた声であなたに伝える。
外には変わらず、雪が降りしきっていた。
佐倉 光
メモを取りながら移動。タクシー呼んで急行。
新幹線のキャンセルは……間に合うかな。
まあいい、とにかく向かうのが先だ。
KP
帰りは自由席なので、有効期日内ならそこは大丈夫ですね。>新幹線
佐倉さんが待ち合わせせず先に帰ることも考えて、そうしていたらしい。
佐倉 光
なるほど。
KP
あなたは伝えられた内容をメモに取りながら、タクシーに飛び乗る。住所を伝えれば、タクシーはすぐに目的の方向へ車を向けた。
佐倉 光
弟……確か飲み会の時に名前聞いたな。
KP
浩司、と言っていただろうか。
佐倉 光
言ってたな。
とりあえず聞いた病室に向かおう。
KP
タクシーが古ぼけた総合病院の前で止まる。
病室に向かうと、数人の人間が心配そうに、ベッドを囲んで立っているのが見えた。そのうち一人、高校生くらいの少年が振り返る。


佐倉 光
「佐倉です。君が浩司くんですか?」
牧志 浩司
「来てくれたのか。電話、かけてくれて助かった。うん、改めて、俺、牧志浩司。浩太の弟です」彼は額の冷や汗を拭って、あなたに小さく頭を下げる。
それから、場所を空けてベッドを示した。
佐倉 光
「知らせてくれてありがとう、様子が変だって?」
とにかく近づいて牧志の様子を見る。
他の数人にも身分を言って挨拶してからね!
牧志の友人ですと名乗る。
KP
他の人たちも、牧志の家族だということらしかった。確かに、彼らの顔立ちはどこかよく似ている。
彼らは心配そうに牧志を見下ろしながら、来てくれたあなたに向かってありがとうと礼を言う。
近寄れば、そこには分厚い布団を巻かれて、苦しそうにうなされながら眠る牧志浩太がいた。
浩司が近寄って少し布団をめくる。彼の手足には、温めるための大きな器具が巻かれていた。
佐倉 光
病院にいるのに「普通じゃない」か。
悪魔か何かの仕業か?
声をかけて手に触れてみる。
KP
あなたは少し驚くだろう。人間の肌に触れたと思えなかったのだ。傍らには器具の中を循環する湯の温かみがあるのに、冷え切った石に触れたかのような冷たさと硬さだった。
佐倉 光
「冷たい……なんだこれ」
牧志 浩司
「ずっと温めてくれてるのに、ちっとも温まらないんだ。体温も測れなかったって聞いた」浩司が苦し気な声で言う。
佐倉 光
「放射熱もないのおかしいだろ……
おい、牧志、何があった?
話せるか?」
思い出したのはいつかの奇妙な街のことだ。
KP
うう、と彼が呻く。口がはくりと動いて、何かを繰り返し訴えるように言っているようだった。
〈聞き耳〉
佐倉 光
CCB<=69〈聞き耳〉1D100<=69) > 83 > 失敗
おいおい。
「……くそ、何を言おうとしてる」
KP
彼の声は不明瞭でよく聞き取れない。口元から吐き出される息は冷たかった。
佐倉 光
じゃあCOMP出して、彼に起きている異常について調べられないかな。
「暖かい部屋にいるってのに、雪山にでもいるみたいな状態だな」
KP
あなたは腕輪を取り出す。幸い、冷えてちょっと不快ではあるが、ちゃんと応えてくれそうだ。
佐倉 光
あまり人に見せたくないんだが、仕方ないな。
そんなことを言っている場合じゃない。
佐倉 光
腕輪に指を滑らせ、起動する。
牧志 浩司
その様子を見て、浩司が微かに声を漏らした。咄嗟に、出かけた驚きの声を呑み込む。
「うん……。先生も言ってた。雪山で凍えているような状態だって。

温かいのは、ここだけなんだ」
浩司が指先を滑らせる。それは、彼の胸の上。
心臓の位置だった。
佐倉 光
「……くそ、そういうの間に合ってんだよ……」
また、事件だ。
牧志にCOMPを向けてスキャン。
何かバッドステータス出てるかな。
佐倉 光
体調悪いときに「SICK」って出てるかどうか判断できるだけでも欲しいなスキャン機能……
KP
確かに。残りHP/MPも見たいなー。
佐倉 光
「お兄さん、何か変わったこと言ってなかったか。
雪や氷、あとはそうだな、変な生き物や物を見たとか」
牧志 浩司
「いや、何も。ただ、……時々、外を見てぼんやりしてた。その後聞いても、そんなことがあったのを覚えてないみたいだった」
佐倉 光
「一日目の夜中にそんなことあったな、そういや」
KP
COMPを向け、スキャンする。
ほどなくして結果が出た。

ERROR

エラー。確認失敗
佐倉 光
「あー……来たか。そういうの」
牧志 浩司
「そういうの? 何か知ってるのか、佐倉さん」
佐倉 光
「まあな……たまにあるんだ」
COMPの手首部分の金具を軽くひねって腕輪に戻す。
牧志 浩司
それが腕輪に戻る様子を、彼は緊張と、何かの決心を秘めた目でじっと見ていた。
佐倉 光
「なんかに取られかけてる感じか? こいつは……
心臓しか残ってないのだいぶやべぇな」
KP
あなたはふっと、思い出す。
雪女の話。
激しい雪嵐。
お殿様のお話。

牧志に起きた異変に、あの夜のことが、そして。
この地のことが、何か関わっているのではないか。
佐倉 光
「雪女……まさかな」
牧志 浩司
「その……、これから、どうするんだ。佐倉さん」彼はためらいがちに、口を開く。
佐倉 光
「何とかする。しないとお兄さんの命が危ない。
……で、浩司くん、雪女のこと知ってる?
このへんの伝承とか、何か知ってたら教えて欲しい。
そうだな……あっちの城の殿様の話とか」
牧志 浩司
「俺自身は、あんまり詳しくない。けど」
彼は決心したように、胸のあたりで拳を握って、口を開く。
佐倉 光
「けど?」
何故か、次に続く言葉が分かるような気がした。
牧志 浩司
「佐倉さん。俺を連れてってくれ。この辺りに何があるかくらいの案内はできるし、それに。

俺はここの高校生だ。外に公開されてない資料とか、そういうのを見に行ける」

彼は自分が持っている唯一の立場を最大限に使って、事態に、兄の危機に関わろうとしているようだった。

KP
というところで、本日は以上です。
次回は佐倉さんの返答から。
佐倉 光
はーい
KP
ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございましたー!
風雲急!
佐倉は情報だけもらってさっさと追い返そうと思ってるよ! 危ないもん!
KP
YES!
佐倉さんはそうしようとするよな、と思っています。一般人だもんな、少年。>危ないもん
そしてやっぱり事件は起きるのでした。
佐倉 光
おかしいなぁボドゲで遊んで呑んで帰るだけの筈だったのに。
KP
おかしいなぁ楽しい旅行のはずだったのに。
佐倉 光
前半のボドゲその他で大盛り上がりになって、中盤ゆったりして、後半怒濤の展開&弟さん登場と、なかなかに贅沢な回だったね……
浩司くんおいくつだろな。
KP
確か高校1年か2年くらいだったはず。3年ではない。>浩司くん
あ、2年だ。
佐倉 光
あまり年齢差ないな。
KP
そうそう。牧志とも佐倉さんともそんなに大きな年齢差はない。
佐倉 光
とりあえずCOMP見せたし、いきなり雪女の話しても「何言ってんだこいつ」ってならないだろう、きっと……
KP
明らかに牧志に起きている異変が異常なことにも気づいていますしね。
佐倉 光
悪魔使いだとか、奇妙な事件だとか、そういう話をするつもりは全くないけどね!
一般人の子供は帰りなさい! って話からだな!
牧志、また異界の住人にモテてる……
KP
ですな! 次回はそこから!
そう、また何かにモテてる……?
あと浩司くん、牧志が諸々少し外れかけているのに【アイデア】でうっすら気づいています。それが何かはもちろん分からないけど。
佐倉 光
気付くな気付くな。
全部忘れて帰りなさいっ。
次回が楽しみ……
KP
ウフフありがとうございます こちらも楽しみ。
途中のボドゲで大盛り上がりも楽しかった。旅行の醍醐味。
(大体やる暇がないんだけど)
佐倉 光
ボドゲ膨らませてもらってありがとうございました。楽しかった。
KP
こちらも楽しかった。オリジナルゲームにしてよかった。
佐倉 光
それじゃこちらからはそろそろ退室!
KP
はーい、ありがとうございました!
佐倉 光
ありがとうございましたー!
ひとこと
佐倉 光
でまかせボードゲームで盛り上がり、土産物屋見て、さあもう帰るだけ!
……だったはずなのに。
帰りが遅い牧志に電話すると、知らない声が答えるのだった。

色々と豪華な回でした。


【置】CoC『ワンナイトショット』牧志&波照間&佐倉 3

「あー……、もしかして佐倉さん、牧志のグラスに盛ったな?」
「盛ったなんて人聞きの悪い。入れ物変えてもらっただけですけど?」

【置】CoC『夢の果てならきみが正しい』 佐倉&牧志 1

「……どう、なってんだ? 牧志?」
「俺のこと、分かってくれるんだな」

【置】CoC『眼窩に祝福』 佐倉&牧志 4

かつて望み、かつて拒絶したものを得た。
得て、壊された。膨らみすぎた風船が破裂するように呆気なく。
最後にぽつりと残ったのは、人の側にいたいという根拠も失われつつあった欲望だった。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


CoC『奇妙な京都』神谷&嵐山 1

「『戦国メロス』の嵐山先生ですか!」

ゆうやけこやけ 第六話『とびらをひらいて』の一

きらわれちゃった

CoC『Switch』子供佐倉&牧志 1

またかよ。またかよ。準備してもこうなるのかよ。
意味ねーじゃん!?