画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: netabare.png

こちらには
『えっ? 手のひらから唐揚げ出せるんですか?』のネタバレがあります。


牧志 浩太(塔)

お人好しで温厚、だが意思は強い好青年だったが……。
数奇な運命に弄ばれた挙げ句、波照間とともに事件に遭遇、独りだけで帰還した。
以来本格的に魔術に手を染め、異なる時が流れる塔に自らをつなぎ止めて波照間の手がかりを探し続けている。
通称魔きし。


今回の話は、いつもの二人ではなく、違う世界線の二人での完全茶番です。
また、暇つぶしのネタ卓だからという理由でかなり描写や設定を好き勝手盛って遊んでいます。
卓中毒
KP
久し振りのリアルタイム卓楽しみですが、置き卓がないとそれはそれで不思議な気分に!
佐倉 光
なんだかとってもさみしい。
KP
なんですよね。なんだかとってもさみしい。
このまま置きで導入を始めてしまいたくなるくらいにはさみしいけどリアルタイム向きだしなぁー。
佐倉 光
佐倉牧志に向かないようなシナリオを別キャラで遊んでみるという手も。
KP
ああー、それはありですね。初対面限定シナリオとか。
佐倉 光
こ、これは卓中毒!!
KP
だって楽しいんですもんッ!!
置き卓で高ロスは運用が難しいかもですが、高ロス限やってみるとか、あるいはそれか、見たいけどどう考えてもifになっちゃうよなみたいなシナリオやるのもありかもしれない。
佐倉 光
前に話題に上がっていた、別の立場の牧志佐倉で遊ぶのもあり。
KP
ああー、それはやってみたい。
それ面白いかもしれませんね。
佐倉 光
前にちらっと、子供のままでいた佐倉と牧志のチームも楽しそうだ、なんて話も出てたし
しょっちゅう話題に出る魔きしくんチームなんかも楽しそうだと思いますよ。
KP
確かに!
どちらもやってみたいな。面白そう。
どちらもじっくり現状描写したいから、置き向けですしね。
既存シナリオにそのまま適用しやすそうなのはまず子供佐倉さん&牧志チームかな?
佐倉 光
ですねー。魔術師の牧志はお出かけできないのが欠点。
KP
なんですよね。それこそ夢を介するシナリオとか、当人がお出かけしなくていいものならできるけど。
ドリームランドものとかはまりそうなところありますね。
佐倉 光
おお、ドリームランドならお出かけ自由。
KP
そうそう。ドリームランドなら二人で歩ける。
魔きしチームもやってみたいなぁ! 
試み的な面が強いですし、シナリオは短めで素直なものがやりやすいかな?
佐倉 光
ですねぇー。

KP
『え? 手のひらからからあげ出せるんですか?』っていうシナリオがあるんですが……
佐倉 光
なんだそれwww
KP
ほんとに手のひらからからあげ出せるだけのシナリオです。
佐倉 光
高SAN値がおすすめって何が起きるんだよ。
KP
ぶっちゃけるとカラアゲ出すコストです。>SAN
ほんとにカラアゲ出せるだけのシナリオだし、夢の中が舞台なので、これなら魔きしチームで試しにやってみるのに合ってるかなって。
佐倉 光
よりによって魔きしでギャグシwww
どうなるんだか想像もつきません。
なんだろう唐突に唐揚げ食べたくなっちゃったの?
KP
同じくどうなるんだか想像もつきません。
カラアゲ、食べたかったのかもしれない。

差し支えなければ回してみますがいかがでしょう?
差し支えあったらもうちょっとシリアスな対話ものにします。
佐倉 光
差し支えありません。
魔きしんところの佐倉どんな奴なんだろう。
牧志にちょい負い目ある・好奇心やたら高い・積極的・変に明るいとかかなー
残り少ない正気を唐揚げにしちゃう牧志を止めようと必死になって自分も唐揚げ出すの??
KP
なるほど?????????
牧志発狂してない?
佐倉 光
「きみは唐揚げに執着している。唐揚げ。唐揚げが食べたい。食べれば神秘に近づけるに違いない。何を犠牲にしても食べずにはおられない???」
KP
狂気:フェティッシュ(唐揚げ)
佐倉 光
地獄絵図では?
KP
地獄絵図ですね
あ、本編カラアゲだけだし、オープニング(現状描写)を長めに取る予定です。
佐倉 光
いいとおもいまーす。
唐揚げか。子供好きだよな。とか思ってたらまさかの魔術師牧志とは。
KP
子供チームも考えたんですが、そういえば舞台が夢の中だから可能だよな。シナリオ単純だから前提がややこしい二人でも導入しやすいよな。と思ってしまい。
佐倉 光
思ってしまったなら仕方ない。食べよう唐揚げ。
KP
食べよう食べよう。

佐倉 光
こっちの佐倉の能力について。能力値はそのまま、成長分の技能をちょっと振り替えてそれっぽくしようと考えています。
あと興味ポイントもちょっとだけ弄るかな?
クトゥルフ神話技能についてはとりあえずKP指示待ち。
そこまで厳密に作る必要ないよ! だったらまあ触らなくてもいいかな。
KP
あ、そうか、データどうするか話さずに始めちゃった、失礼しました。
今回はデータはSAN値があれば大丈夫なくらいなので、厳密に作らなくても大丈夫です。

データがあればあったでニコニコします。

牧志はこれ神話知識いくつあるのかなぁ……
佐倉 光
ではざっくり作ったデータ貼っときます。
あちこちからとって〈精神分析〉に盛りました。
あと回避とか隠れるとか拳はもうちょっと振らないと、単独で探索するの辛いよなー。
KP
おお、ありがとうございます。
積極的に危険な橋渡ってそうですしね、こちらの佐倉さん。

魔きしチーム、二人の神話知識どれくらいあるのか悩みます。
佐倉 光
あと今更佐倉の〈図書館〉85って、書物を当たるときは75だったことを思い出した……
KP
おおっと
佐倉 光
ハッカーは【CON】さがる代わりに、図書館とコンピューターウイルス作成に10の補正が入るんだった気がする。
で、図書館のボーナスは「ネット上の情報を検索する場合」なんですよね。
KP
ああー、なるほど。アナログ書物の場合は入らないんだ。
それはこちらもチェックし漏れてましたね。
佐倉 光
今後気をつけます
KP
いえいえ、忘れちゃいやすいから置き卓メモのとこに書いて置いた方がいいかもですね。
リアルタイム卓はチャパレわけるとかで。
佐倉 光
ですねー
KP
KPも今聞いてもぜったいわすれそう
KP
神話知識、魔きしはもう完全に向こういってそう(こちらにいる魔術師以上に向こういってそう)なので50~60、佐倉さんが35くらいかな…? >魔きしチーム
佐倉 光
じゃあそのへんでー
48とか38で唐揚げにコスト使ってんじゃねぇよ!
正気かお前!? って思ったけど正気度低いんだったわ。
KP
正気じゃなかった。

置き卓がない期間寂しいので、本編に関係ないシナリオでかるーく遊ぼう、ということになりました。とあるシナリオで登場した『魔術師になって塔から出られなくなった牧志』と『牧志と一緒に日常を捨てた佐倉』で遊ぶことになりました。
KP
本編の牧志&佐倉さんがリアルタイム卓で異変に巻き込まれている間の「でも置きでも卓やりたい」から発生した平行世界卓です。

オープニング(魔きしチームの舞台描写と現状描写)を長めに取ります。


「えっ? 手のひらから唐揚げ出せるんですか?」
全部アイツのせい 様


「――と、言うわけで今から君たちの手の平からは唐揚げが出るようになったよ。ひと時の奇跡、どうぞご堪能あれ」
手のひらから唐揚げを出せるようになった探索者のドタバタギャグシナリオです。サクッと回すことが出来ます。唐揚げだけに。
KP
ふと、あなたは目を覚ました。
どうやら夢を見ていた、と気づくだろう。

何やら長い、長い夢だった。
いつのことだろうか、あなたは苦笑する。
出来事はすべて覚えている、けれど何年前かなど覚えてはいない。
もう、ずっと、ずっと前の夢だ。

目を開けばあなたの眼に、見慣れた円柱状の内壁が映る。
壁に沿って敷かれた螺旋階段を目で追えば、視界の遥か彼方、曖昧な黄金色の中へと消える。

あなたは知っている。それをどこまで昇っても、ここに出口などないのだ。
KP
壁一面に敷き詰められた書棚には、言語も時代もバラバラな本が収められ、細かい模様が施されたランプの光がそれらを柔らかく照らしている。

無限に続く塔の一番下に、あなたはいる。
室内の様子に似合わぬシンプルなデザインのソファが一つとテーブルが一つ、ベッドが一つ。
そして、あなたの部屋に通じる扉が一つ。

そして、床を這う長い鈍色の鎖。
様々な色合いの宝石を散りばめた鎖は、あらゆる神秘の文字を編み込んだローブへと、そして、ベッドの上で重たそうに眠る、その持ち主の身体へと繋がっていた。

そこはあなたと、ある魔術師の住処だった。
そして、彼を内側に閉じ込めるための場所だった。
設定確認
佐倉 光
この世界シローはいないよな。いたとしてももう独立してそう。
KP
ですね。最初からいないっぽいかな。
佐倉 光
出口ないってことは、佐倉ターミナルでも使って出入りしてるのかな。
KP
必要に応じて魔きしが出口作ってるかなと思ってましたが、ターミナルで出入りするのもいいかも。

佐倉 光
随分と懐かしい夢を見た。
まだ『外』にいた頃の夢だ。
二人とも『普通の人間』だった頃の。
それがいつのことだったかは、忘れた。
ここにいると時間の概念が果てしなく薄くなってしまう。
佐倉 光
欠伸をしながらスマートウォッチの画面を操作して「コーヒー」の作成を開始。
出来上がった黒い液体を飲み干したら、牧志が眠っていることを確認して、足音を忍ばせて上を目指す。

昨日怪しげな屋敷から持って来た本。あれはどこに置いたんだったか。牧志にバレないように「上」に入れておいたのだ。

帰ってきてすぐにうっかりぶっ倒れたから、まだちゃんと中身を確認していなかった。
開いて数ページも読まないうちに頭がぐらぐらしたから、ヤバそうな物であることは間違いない。
COMPに取り込んで分析したら一体何が出てくるだろう?
佐倉 光
ワクワクする。
KP
そういえばここに時計はない。少なくとも、動くものは。
あなたは細い金色の螺旋階段を辿り、昨日の本を探す。

ベッドの上で、重そうな鎖とローブを巻きつけたまま牧志は眠っている。
その姿がすっかり遠くなったころ、件の本を見つけた。
佐倉 光
「おっ、これこれ……」
表紙を見るだけで拍動が乱れる。知識の物理的暴力。
おそらくこれは書物ではない。書物の形をとった『何か』だ。
これほど強力なものなら、何か自分たちの現状を動かせるきっかけくらいにはなるのではないだろうか……

まずはスマートフォンでスキャンをかけて文章を取り込もうとする。
いきなり脳味噌にぶち込むとまずそうだし、まずはCOMPで分析だ。
場合に寄っちゃ悪魔の知恵を借りるのも手だ。オモイカネとか、トートとか。
牧志が目覚める前にスキャンだけでも終わらせておこう。
ちらっと螺旋階段の下をのぞき込む。
牧志 浩太
螺旋階段の下は、もうぼんやりとしか見えない程に遠ざかっていた。
彼がベッドの上で寝返りを打ったのが、微かに見えた。
KP
彼が眠っていることを確認して、あなたは書物の形を取った『それ』を開く。

COMPが『それ』を読み取り、概要を示す。

それは……。
KP
美味しい唐揚げの分析結果だった。
KP
狂気さえ感じる程の細かさで、唐揚げの美味しさについて記述された文章だった。

COMPを通して分析するだけのはずだったのに、あなたはそれを手に取っていた。
開いていた。
読んでいた。
脳に注ぎ込んでいた。

唐揚げ、唐揚げからあげ

カラアゲ!


あなたの思考が脳が瞬く間に唐揚げで埋め尽くされていく。
唐揚げ、食べたい……。
KP
書物はカラアゲトラップでした。
佐倉 光
前座のつもりが本編になっちゃったw
佐倉 光
な、なんだこれは?
あんなに危険を冒して拾ってきたものが、意味の分からない言葉で書かれて封印されていたのが、ただのレシピとレビュー本……?
そんなくだらない……
いや、違う、これは……!

脳髄を揺さぶり、欲望を喚起するこれは!
夜中の二時過ぎ、晩飯はがっつり食べた日だろうがおかまいなしに胃の腑を悪魔的に刺激する、これは!
紛れもなく唐揚げの魔力ッ!
なんだこれは、呪いの書?
人間を餓鬼化する危険書物!
紛れもなく、特級呪物だ!

起き抜けに油物食いたくないとかそんなヌルいこと言ってられない。
唐揚げだ。唐揚げ、今すぐ食べたい、唐揚げッッ!
買いに行く? 作る? そんなまだるっこしいこと、してられるかッ!

書物を持ったままふらふらと階段を降りる。
BS【魅了】
牧志 浩太
あなたの気迫を感じて、階段の底でのっそりと牧志が身を起こした。
ざらりと鎖が鳴る。
牧志 浩太
「うーん、おはよう佐倉さん……」
佐倉 光
「唐揚げ……肉汁たっぷり……肉厚の皮もよし……カリッと揚がった衣もよし……
大蒜……天塩……マヨネーズと七味もいいよなぁ……白飯に乗っけるのもいい……キャベツ……二度揚げ……」
ぶつぶつ呟きながら、虚ろな目で本を抱えて牧志の所へ行く。
佐倉 光
「クイ……テー……カラ……アゲ……
喰いてぇ……唐揚げェっ!
ニクやマガツヒと違って唐揚げは来ねぇんだよ……どうして唐揚げは来ないッ!」
起きた牧志の目の前にその本を投げ出して嘆く。
BS【消沈】
からあげたべたい
佐倉 光
何やってんの???
KP
BS【魅了】→【消沈】で笑ってしまった
佐倉 光
変な物拾ってきてごめん。
KP
いい感じに魔きしチームの雰囲気と本編の雰囲気を混ぜていけそうで楽しい。
問題は夕食前にこのような描写をしたことによりPLが唐揚げ食べたいことですね
佐倉 光
PLへのダメージがとっても大きいお話だと思います。
唐揚げ丼でも作ればいいのか。
KP
カラアゲェーッ!
たぶんこれは帰りにコンビニ寄ってしまいますね

牧志 浩太
魔術師は重たげに身を起こし、その耳に飛びこんできた言葉に目を瞬いた。
牧志 浩太
「へっ? え? 唐揚げ? 唐揚げ、あーあー……」
投げ出された書物の表紙とあなたの眼を交互に見て、彼は何が起きたのか察したようだった。
牧志 浩太
青白い手を本に伸ばすと、表紙をゆっくりと撫でる。
瞬く間に彼の手から伸びた鎖が本に巻きつくと、本はひとりでに浮き上がり、どこかの書棚へと収まる。
KP
ふと、あなたは気がつく。
起き抜けからどうしてそんなに、唐揚げが食べたかったのだろう?

起き抜けだというのに油ものを……
起き抜けから……
油物……
カラッと揚がった……

いや、食べたいわ。
食べたい。それは当然だ。

あなたは当然のように唐揚げが食べたかったが、先程まで感じていた狂おしいほどの執着は、あなたの中から消え去っていた。

でも唐揚げは食べたかった。
鑑定
佐倉 光
なんかWizの体当たり鑑定やってるみたいだなぁ佐倉。
KP
なるほど使えばわかるだった。のろわれている!
佐倉 光
Wizつーよりシレンだった。
「佐倉はからあげのしょを読んだ! 唐揚げ欲があがってしまった!」
KP
迷ったけど起き抜けにまた寝るのもなんなので、ここで唐揚げ食ってしまったことがきっかけ(?)で唐揚げの夢を見ることにします。

佐倉 光
「あ、あれ?」
本を見送るうち、収まって常識的な範囲内にしぼんで行く食欲。というより唐揚げ欲。
佐倉 光
「……」
なるほどー、サクっとやられたんだなぁ俺。
素手で触ったのがまずかったかな。今度ああいうのは悪魔にスキャン手伝って貰おう。
佐倉 光
「おはよう牧志! 解呪サンキュ!」
佐倉 光
「ところで唐揚げ食いたくない? 俺は食いたい」
反省なにそれ美味しいの? 美味しいのは唐揚げだろ?
牧志 浩太
「おはよう、佐倉さん」
よかった、と言おうとした所に被さってくる唐揚げ。唐揚げ……
牧志 浩太
「唐揚げ……」
呟く声で分かる。彼は想像してしまった。揚げたての唐揚げを。厚すぎず薄すぎず、サクッと音を立てて割れる衣を。滴る肉汁を。
牧志 浩太
「そんなこと言うなよ……。
俺だって、食べたいよ。食べたいに決まってるじゃないか」

彼は重い声で呟くと、ソファに置かれたタブレットを取る。
青緑色のタブレットには金色に煌めき、時折蠢く奇妙なケーブルが繋がっていた。

タブレットに出前サイトのページが表示される。
牧志 浩太
「どの店にする? 佐倉さん受け取りよろしく」
佐倉 光
「オッケェターミナルから近いとこだと……デヴァ・ユガ経由で風波だな。
ここにしよう。ここなら転送から徒歩一分。今なら多分すいてる」
ポチポチとタブレットを叩いて店のメニューを出すと、自分が食べたいメニューを適当に叩く。
佐倉 光
「選んどいて」
言ってタブレットを返す。
佐倉 光
そういえば起き抜けだった。顔洗って髪整えて上着を羽織る。
牧志 浩太
「OK」
唐揚げ定食とビールを注文。調子に乗ってニンニク多目。
寝癖のついた髪を掻き上げ、傍らの水鏡に向かうと、あなたの後で顔を洗う。
デヴァ・ユガ経由で風波……風波はCoCペルソナの舞台。20年経ってもデヴァ・ユガがあるのか? この世界線だとあるらしい。
佐倉 光
「そろそろかなー。そいじゃ行ってくる」
ぐっ、と親指を立て、謎のケーブルが繋がっているPCにCOMPを接続し、コマンドを叩く。
アマラ経絡を利用したネットワークに強制介入してタダ乗りする。
自分の体をデータ化して『外』へ。
これは悪魔召喚の技術を応用したもので、自分の体をマグネタイトで作って意識をダウンロードする、『簡易お出かけ』だ。
あまり長持ちはしないが、唐揚げの受け取りぐらいなら何とかなる。

あそこから本当に出ようとすると死ぬほど面倒臭い。
やっと帰ってきた所なんだから、連日で外出なんかしたくないのだ。
佐倉 光
「ふー。肩凝る」
眩しい光を浴びて伸びをし、唐揚げ屋に向かう。
どうせネタだから
佐倉 光
好き勝手フカしてますが、「これはちょっと」ってのがあったらやめときます。
KP
はーい!
シナリオに差し支えなければ基本なんでも大丈夫です。差し支えたらその場でなんとかします。
魔きしチームなりの生活描写超楽しい。
佐倉 光
Q. 人間は出入り大変なのに唐揚げは入れるの?
A. 多分生命体じゃなければ何とかなるんじゃなーい?
KP
「出入りの間に同様に生きていることを保証する」ってのは大変なのです、きっと。
唐揚げなら内部構造がちょっと潰れてもやわらか唐揚げになるだけですからね。
佐倉 光
たぶんそれで若干味が落ちるから「こんなんじゃなくてもっと美味しいの食べたい!!」ってなるかな!
KP
なるほど!!

KP
手を振る彼の姿が消え、あなたの身体に熱を伴う太陽光が、爽やかな朝の匂いを運ぶ風が降り注ぐ。

あなたの思惑通り、唐揚げ屋は空いていた。
夜の仕込みをしながらとりあえず開けているといった風合いで、すぐに揚げたての唐揚げとセットの炒飯、それにビールが手渡される。
佐倉 光
その場で唐揚げを一つ口に放り込んで、ハフハフ言いながらターミナルに戻る。
佐倉 光
あつ。あっっつ。感動的に美味い。やっぱ揚げたてが一番だよ。
佐倉 光
体がグニャグニャと歪んで分解される不快感を耐えて買い物袋を抱えた腕に意識集中。
アマラ経絡にこんなの落っことしたら二度と回収できない。
あとそういう用途で使うなって普通に怒られる。
佐倉 光
『塔』の中に実体化したら、手早くアクセスを切って痕跡を消す。
ハッキングで唐揚げ買いに行けるってのはちょっとしたライフハックだな。
佐倉 光
「ただいまー」
牧志 浩太
「おっ、お帰り!」
あなたが実体化するのを見て、テーブルに向かって日記を書いていた牧志が、嬉しそうに手を振る。
牧志 浩太
「帰ってきた瞬間に唐揚げの匂いがする」
彼は、うきうきとあなたの持つ袋に手をかける。
佐倉 光
「牧志はこれとこれなー。七味は二袋もらっといた」
暖かい袋を渡してウキウキと手を洗いに行く。
禁断の書がずらりと並ぶ神秘の図書館に漂う大蒜臭。
もういい加減見慣れて違和感などない光景である。
牧志 浩太
「やった。ありがと」
早速唐揚げと炒飯をテーブルに並べ、ビール缶を置く。

先程の水鏡には、また清らかな水が溜まっていた。
こんな事をしても、並ぶ書物に大蒜の匂いがついたことはない。
佐倉 光
「いただきまーす」
唐揚げ弁当を開け、箸を割ってぱく、と一口。
牧志 浩太
「いただきます」
あなたと彼が唐揚げを口に入れたのは、ほぼ同時。
炒飯の上に唐揚げを乗っけて一気に頬張る。
唐揚げ! と笑って。
佐倉 光
「……」
美味しい。美味しい、のだが。
佐倉 光
「さっきのと違う」
気付いてしまった。
牧志 浩太
「……」
あなたの洩らした言葉に、彼は少し淋しそうな顔をした。
KP
先程揚げたてを口にしたばかりのあなたには、何となく分かる。
唐揚げは変わらず美味しい。美味しいが、その中身は引きちぎられ、捻じれてしまっている。
もう少し時間がかかっていたら、表と裏が逆になっていたかもしれない。

表と裏が逆の唐揚げ。美味しくなさそうだ。
表と裏が逆の巻き寿司なら美味しいかもしれない。
佐倉 光
「そうかー、いつもは外で食べてないからな……」
思わず口に出してしまったことをそこはかとなく後悔しつつ、まあまあ美味しい唐揚げを食べる。

これは本当なら「もの凄く美味しい唐揚げ」だったのだ。
知らなければ良かった。
いつも通り、つまみ食いなんかせずにまっすぐ戻ってきたら気付かなかったのだ。

美味しいんだ。普通に。
美味しいんだ。美味しいんだけど……
くそ。あの唐揚げの呪いが全部悪いんだ。
意味ありげな建造物の秘密図書館にあんなもの置いて封印していたヤツが悪いんだ。
牧志 浩太
「知らなきゃよかった、って顔してるな」
牧志 浩太
米の少し潰れた炒飯、少しだけ気が抜けたビール。
何もかも少しだけ捻れてしまったものを食べながら、彼は苦笑する。
佐倉 光
「少なくとも今は、な。くそ」
佐倉 光
「きっとアマラ経絡から出る時にデータの再生に失敗したんだ。
いつもはここまであからさまじゃないしな。
標本化が甘かったか、欠損でもあったか……」
佐倉 光
「悪い。今度はもっと、うまくやる……」
牧志 浩太
「いいよ、十分美味いし。
全然法則の違う世界なんだから、持ってきてくれるだけでも嬉しいよ」
牧志 浩太
「今度の唐揚げは、楽しみにしてるけど。
たぶん、完全に再現することはできないからさ」
青白い指がビールの缶をもてあそぶ。
牧志 浩太
「唐揚げにビールって合うよな……。あえて脂っこいものを食べておきながら、炭酸の清涼感で打ち消すって、なんだか馬鹿みたいだけど。
でも、美味しい」
牧志 浩太
ランプの明かりにビールの缶を透かして、笑う。
佐倉 光
その笑顔はかつてのままの相棒。
日常と平和を何よりも愛して、人と話すことを好んでいた相棒。

その血だか運命だかふざけたものに縛られてこんなところに閉じ籠っていなくてはならない相棒。

もはや外と繋いでやれるのは自分だけだというのに。
できる限りのことをしてやりたいと思うのに。

無力だなぁ、俺。

何か方法はないだろうか。
何か……
佐倉 光
「あー、やめやめ、飯がまずくなる。次は別のやり方を考える。今度やる時に!」
自分もビールをあけて飲む。
佐倉 光
「チーズも買ってきたぞ。なかなかジャンクでいいだろ?」
牧志 浩太
「おっ、最高! チーズは元から不定形だから、大丈夫だと思うんだよな。
ほら前、巻き寿司の表と裏が逆になったけど美味しかっただろ」
KP
ぷしゅ、と缶の開く小気味よい音が辺りに響く。
佐倉 光
外での時間の流れどうなってるんだろう。みんなはいるのかな。
KP
テーブルの上には写真立てがひとつ置かれており、そこには東浪見と波照間と東雲、あなたと牧志の五人が映った写真が飾られていた。
ここでは偶に時間の流れが狂う。そうでなくとも、変化のないここでは日付を見失いやすい。

この写真を撮った頃から、外では二十年が過ぎていた。

東浪見はミントと結婚し、今は子供もいる。牧志は、今も彼とちょくちょく連絡を取っている。

波照間は、いない。
牧志がこうなるに至った切っ掛けの出来事で、少なくともこの世界からは喪われたままだ。
KP
ここでは偶に時間の流れが狂う。
ここで目を閉じ、目を開いたときに全てが同じままあるかどうかは、あなたにも牧志にもわからなかった。
佐倉 光
ささやかな日常を楽しもう。
見上げれば果てない螺旋が、それこそ夢の地で見たような無限の螺旋が伸びていようとも、
この底にはまだ人の生活が残っている。
近くて遠い
KP
※佐倉さんが東浪見に会いに行ったことがあるかどうかはお任せします。
※東雲さんがどうなったかはお任せします。
佐倉 光
随分遠くまで来てしまったなぁ。
そういえば波照間さんが消えてしまったって話だった……
佐倉ももう少し歳を取ってるかな。
30代で唐揚げから揚げはしんどいので、肉体的には10~20代だと助かるなw
KP
佐倉さんはもう少し歳を取った時点で、この空間に居すぎて、なり、望んでそうしたなり、牧志に巻き込まれてなりで、加齢が止まっているか遅くなっている感じかなと思います。

そのまま歳取ると割と急速に牧志を置いてっちゃうから……。
佐倉 光
置いていかない努力はするだろうな。
体ごと外に出ないで半端な悪魔みたいな出方してるのはそのためかもね。
KP
これで佐倉さんと東浪見に置いていかれて独りになってしまうと、牧志は正気を保てないでしょうしね。

ああ、それはあるかも。身体ごと外に出た分だけ普通に歳を取ってしまうのかもしれない。
佐倉 光
東浪見の結婚式、欠席したんだな……
KP
欠席したんですね……。
声だけで参加したりしたかも。
佐倉 光
割と歳を取らずに色々なものを見られる、というのは佐倉自身の欲にも合ってるから、喜んで牧志の供として生きてるだろう。
KP
そこが合っているからこそ、牧志も背負いすぎずに相棒やれてるのかもしれませんね。
巻き込んでしまった負い目はあるけど、一方的に背負わずに済んでいる。
手放したら置いていかれた自分が耐えられないのにも気づいているから、それ以上そのことに言及しない。
KP
魔きしチームの現状と佐倉さんの思い、楽しい
佐倉 光
これはこれで面白い。
20年も経ってしまったのかぁ……
KP
そう、これはこれで面白い。

東浪見の生活が大きく変わってしまっていると置いて行かれる感が強くて面白いかな、と思ってこうなりました。
佐倉 光
東浪見くんとミントちゃんは末永く爆発しろ。
KP
東浪見とミントは平和に末永く爆発します。
佐倉 光
東雲さんは探しに行って消えたかな。
KP
東雲さんは探しに行って一緒に消えちゃったかぁ。確かに、東雲さんは追いかけそうな所がある。
佐倉 光
石か幽霊じみたものか何かになっちゃって待ってるってのもっぽいけど。
KP
それもなかなかぽいですね。東雲さんが待ち続ける幽霊に戻ってしまう。
佐倉 光
洞川さんたち40代かー。なーんて考えてはいけない。
KP
洞川さんは違和感が…… ない!
女性陣に言及してはいけない。
佐倉 光
アイちゃんや浩司くんのことも考えてはいけない……
哀しい。
KP
そうか二人とも兄が消えちゃうのか。>アイと浩司
この現状で浩司どうしてるんだろ……
佐倉 光
一応連絡は取れるけど会えない。
佐倉は会えるけどはぐらかされる?
KP
そう会えない。東京の病院でずっと入院しているということになっているけど、両親が会いに行くこともできず、病院がどこなのかも微妙にぼんやりしていて。

浩司は東浪見よりも深追いできる立ち位置にいるから、違和感を覚えてしまう可能性がある。
佐倉 光
そのまま探索者ルートいってしまう可能性もあるな。
今三十路か。
KP
一度そういうことに絡んでますしね。そのまま探索者ルートに行ってしまう可能性は十分にある。

浩司自身のライフイベントの諸々で違和感を追いかけるどころじゃなくなったら平和に済むかもしれないけど、それでもずっと気にしていて、どこかで落ち着いたところで探索者ルート始めてしまいそう。
佐倉 光
『連絡が途絶えて失踪したが、何故か何年たっても若い姿で出没することがある兄』を探す女性と出会うこともあるかもしれない。
KP
あああー。そうか佐倉さんは外で目撃されることがあるから。
面影があることに気づいたら近づいて話を聞くだろうし、気づかなくても、立場が近いから話を聞く流れになりそう。

佐倉 光
「巻き寿司ひっくり返ると手が汚れるからさぁー。
更に巻くために海苔でも買っとけばいいのか」
牧志 浩太
「海苔の上に具と飯でその上にまた海苔? いい海苔なら美味そう。

はぁ、食べた食べた」
唐揚げと炒飯をすっかり腹に収め、口元の油を拭きながら満足そうに息をつく。
佐倉 光
「さてと、昨日の戦利品調べるかぁ。
今朝の本のこと考えるとあまり期待は持てないけどなー」
昨日帰ってきた時に適当にボックスに放り込んだ本だの呪具だのに目をやる。
牧志 浩太
「まさかの唐揚げだもんな」
容器などを片づけてどこかへ放り込み、彼は鎖を鳴らして立ち上がる。
ボックスの中身を眺める彼の片眼の中で、入り込んだ痣がもぞもぞと蠢いた。
佐倉 光
「やべぇなって思ったのあの唐揚げだけだから、あとはただの回収ってとこ……少なくとも、俺の目からはね。
この本なんかも、できの悪いレプリカに見える。せいぜい読んだ奴を何か分かったような気分にさせるだけだと思う」
一冊の、いかにも世界の神秘が書いてありますといった感じの本を手に取って差し出した。
牧志 浩太
「ああ、これか」
本を一瞥し、少し捲る。
牧志 浩太
「そうだな、俺も同感。
読み過ぎるとこれはこれで毒になるやつだ。

元ネタはあるようだから、何冊か組み合わせれば、何か分かるかもしれないな」
言うと、本を少し遠くの書棚に差し込む。
KP
ふと、近くの書棚が目に入るだろう。
そこには隠されたることどもの書物に混じって、機械工学の本が何冊か置かれていた。
あまり手に取られることはないようだったが、目に触れる位置にあることが大事なようだった。
佐倉 光
機械工学の本、開かれる日は来るのだろうか。
新技術の本が出たらたまに買ってきたりするかも知れない。
KP
普段は開かれずに埃を積もらせてる。
佐倉さんが新技術の本買ってきてくれたら、その本と一緒に楽しそうに読み直してますね。
牧志 浩太
「一番の収穫は唐揚げかー」

一通り終わると、彼は大きく伸びをする。じゃらじゃらと鎖が鳴る。
牧志 浩太
「あれちゃんと解析してこっちで揚げれば、まだ何とかならないかなー。唐揚げ……」
佐倉 光
「どうあがいても俺たち素人だからな……」
食ったばかりだっていうのにたべたい、美味しい唐揚げ……
そりゃ、俺は食べられなくもないけどさ。
牧志をここに繋いでいる無数の鎖を見て鼻を鳴らす。
佐倉 光
「ま、やるだけやってみるか。明日にでも材料買ってきてみよう」
専門店には及ばなくても、揚げたてならまたそれはそれで美味しいかも、しれないしな……
佐倉 光
ボックスの中身を片付けながら、ぽつりと呟く。
佐倉 光
「昨日もあっちの収穫はなかった」
波照間と東雲のことだ。この言葉を言うのは毎度のことだが、やはり口にするたびに胸が痛む。
佐倉 光
「波照間さんのことだから、とっくにどこか別の世界で落ち着いてるかも、しれないけどな」
なんとなく、今日はそんな言葉を口にしたくなった。
『もう諦めてもいいんじゃないのか』と。
佐倉 光
多分ここからはギャグオンリーになりそうだし、唐揚げの前にちょっとした写真絡みの話だけ振ろう。
外で一緒に唐揚げ食いたかったんだ。
KP
切ないなぁ。ありがとうございます。
佐倉 光
もう佐倉も諦めているというかいい加減そういうものだと思っているから、ぽろっと出ちゃっただけで、湿っぽくする気はないんですけどね。
正直現状佐倉は元々の繋がりがあった人々と関われなくなること以外は何も困ってないし、大きめの関わりがあった牧志と波照間は事情が特殊だからね。
KP
それでも唐揚げがきっかけになって、また外で一緒に唐揚げ食べたいと思っちゃったんですね……。
公園の端にでも腰掛けながら、揚げたての唐揚げを熱い熱いと笑って。
牧志 浩太
「うーん、時間はあるんだし、ここで唐揚げ探求すれば……」
そんなことを真面目な顔で言っていた彼が、落ちた言葉に微かに振り向いた。
牧志 浩太
「先輩ならありそうだな。人間じゃなくなってるかもしれないし形も分からなくなってるかもしれないけど、案外楽しくやってそう。

東雲さんもそういう所、ついていきそうだしな……」
遠い目をしてあなたの空想に乗りながら、しかし、全く諦める気はないらしいことが、口調の端から滲んでいた。
佐倉 光
「そっか。だよな。そうなってたら契約して連れてくるさ」
まったく、今日はおかしい。全部あの呪いの本のせいだな。
佐倉 光
寝るまで適当に研究でもしようか。
KP
それからあなた達はやりかけの研究を再開したり調査をしたり、ボードゲームや対戦ゲームをしたり、ネットを見たり、そんないつも通りの時間を過ごしただろう。

ここにはこの小さな部屋と、あなた達しかいない。
それでもあなた達はここで生きていて、何も死んでなどいなかった。

KP
時間も曖昧な中で、ふと、眠気を覚える。
佐倉 光
昨日ソファで寝てしまったせいか疲れが抜けきっていないようだ。
今日はちゃんとベッドで寝よう。
佐倉 光
「じゃ、お休み」
寝る前って腹が減るよな。
佐倉 光
「はー、美味い唐揚げ食いてー」
無意識にぽつりと呟いて部屋に戻る。
牧志 浩太
お休み、と彼は手を振った。
閉じていく扉の向こうに、ランプの光が順に落ち、塔の中に夜が来るように暗くなっていくのが見える。
KP
「部屋」として作られた小さな空間には扉と天井があり、扉を閉じてしまえば、そこが塔の中だとは思えなかった。

室内には無数のケーブルが繋がれたPCと、それに繋がれた有機的な見た目の奇妙な機械類、呪具の類と、あなたの望むもの、それからベッドがひとつある。
佐倉 光
PCの前に少し座り、表と裏のニュースをチェック。
明日は仕事が入っていない。稼げそうな緊急の事件は起きていないだろうか。
ホワイトハッカーとして働くのはまあまあ稼げるが、自分の立場上色々面倒なので、できれば悪魔絡みの裏の事件の方が都合がいい。
佐倉 光
……いや、『明日』に仕事入れるのはやめとくか。
俺も休みたいし。
思い直してPCの前から離れる。

呪具の様子が変わっていないか確認。問題ナシ。
この空間に普通の人間として存在し続けるのは結構負荷がかかる。
これが命綱だ。
佐倉 光
服を脱いで適当に畳んで枕元に置き、ベッドサイドのもう動かない時計の前にヒランヤと腕輪を置いて、スマホ片手にベッドに寝転がると、部屋の明かりを消す命令を入れる。
スマートフォンで波照間と東雲のメールに新着が来ていないかチェック。
美味しい唐揚げの作り方を検索しながら、いつの間にかすとんと寝落ちてしまった。
ねじまがる
KP
あああー。佐倉さんも負担を受けながらここに存在している……
佐倉 光
勝手に盛りました!
精神を肉体から切り離すのか、肉体の時を頑張ってもの凄くゆっくり進むように弄っているのか。
もしくは牧志が纏っているそういう力の中で何とか止まることなく活動するためか。
KP
どっちもいいなぁ。
放っておくと止まってしまうのだ、とすると「しんでなんかないよ」と重なって大層つらいいかもしれない。

それかあるいは、留めておかないと唐揚げが捻れてしまったように、曲がってちぎれてしまうのかもしれない。
佐倉 光
こっちの佐倉はそういうダメージでCON判定してるかも知れないなぁ。
KP
ああー。かもしれない。
曲げられちぎられ表と裏を逆にされようとする力に対抗し続けているのかも。痛そう。


ひとこと
佐倉 光
本編がリアルタイム卓になっている間、置き卓がなくなるのか寂しい!
最早すっかり卓ジャンキーになってしまったため発生したスキマお遊び卓。
以前本編でちらっと出てきて、以来たまに話題にあがっている「魔きし君」こと、波照間と離別したことがきっかけで魔術に手を出した牧志と、彼をサポートする佐倉、人間の世界から離れて『塔』に住んでいる別世界の二人組での卓。
設定はドシリアスなんですが、何故かここでまさかのギャグシナリオ。まともなキャラシーも用意せずノリだけでのプレイです。『ゲーム』というよりは『チャット』の比率が高く、互いに好きかって言ってる気楽プレイですね。


【置】CoC『blood red decadence』佐倉&牧志 1

いいだろもうラッキーってことで!
本能には逆らえない。

【置】CoC『嗚呼、素晴らしき偶像!』 佐倉&牧志 1

「我々を牧志さんから救ってください!!!!」

【置】CoC『ワンナイトショット』牧志&波照間&佐倉 3

「あー……、もしかして佐倉さん、牧志のグラスに盛ったな?」
「盛ったなんて人聞きの悪い。入れ物変えてもらっただけですけど?」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


BEAST BIND トリニティ キャラクターメイキング

開始前

【置】CoC『忌胎』 佐倉&牧志 1

俺にできることはないのか、何か……

【置】CoC『夢の果てならきみが正しい』 佐倉&牧志 1

「……どう、なってんだ? 牧志?」
「俺のこと、分かってくれるんだな」