
こちらには
『回答者Xの報酬』および
『今昔 狼龍奇譚』
のネタバレがあります。
本編見る!
KP
無機質な音声があなた方を案内する。
「回答者はモニターの前にお立ち下さい」
「回答者はモニターの前にお立ち下さい」
牧志 浩太

もう期待も持てなくなってきたが、モニターの前に立つ前に、室内……、モニターの傍などに何かないか探っておく。
腕をやられたら探れなくなる。
腕をやられたら探れなくなる。
KP
室内にはモニター以外何も無い。
やはりあの質問に答える以外に状況を変える方法はないようだ……
やはりあの質問に答える以外に状況を変える方法はないようだ……
KP
▼ふたりとも1d7
牧志 浩太

1d7 Sasa 1d7→4
氷凪

1d7 Sasa 1d7→4
1d7 Sasa 1d7→7
1d7 Sasa 1d7→7
KP
モニターはあなた方二人を待ち受けている……
氷凪

「覚悟はできている。
今の自分が生きているかどうかも良く分からないが、命まで取られることはない。
必要だと思う選択をするんだ」
今の自分が生きているかどうかも良く分からないが、命まで取られることはない。
必要だと思う選択をするんだ」
牧志 浩太

「……うん」
弱々しく頷いて、モニターの前に立つ。
弱々しく頷いて、モニターの前に立つ。
KP
モニターにはこんな文章が表示された。
暴走トロッコの先には枝分かれの道が、レバーを倒してどちらを助けますか?
A:大切な人を助ける
B:隣の相手を助ける
牧志 浩太

「……」
迷った。
さっきの仮説が合っていれば、ここはBと言うべきなんじゃないのか?
でも……、それならいいだろうとばかりに佐倉さんに危害を加えられる、そんな可能性も、ある。
くそ。どうする?
これ以上氷凪さんが拘束されたら、それこそ不味いことになる可能性がある。
考えろ。これだけ質問が続いているなら、一度でも間違えたら佐倉さんを殺すなんてこと、ないんじゃないのか?
いや。分からない。佐倉さんの状況は分からない。実際にそれを選んだことは、まだ一度もない。
くそ。くそ、確証がない。
迷った。
さっきの仮説が合っていれば、ここはBと言うべきなんじゃないのか?
でも……、それならいいだろうとばかりに佐倉さんに危害を加えられる、そんな可能性も、ある。
くそ。どうする?
これ以上氷凪さんが拘束されたら、それこそ不味いことになる可能性がある。
考えろ。これだけ質問が続いているなら、一度でも間違えたら佐倉さんを殺すなんてこと、ないんじゃないのか?
いや。分からない。佐倉さんの状況は分からない。実際にそれを選んだことは、まだ一度もない。
くそ。くそ、確証がない。
牧志 浩太

「着く前にトロッコ壊すなり脱線させる、ってのは駄目なのかよ」
思わず呟いていた。
思わず呟いていた。
氷凪

「トロッコ?」
KP
氷凪が首を傾げた。
牧志 浩太

「あれ、氷凪さん所にはトロッコないの? レールに沿って走る、重たい台車みたいなやつなんだけど」
氷凪

「いや……知らないな。私が田舎者だから知らないだけかもしれないが」
氷凪

「それ以上の説明はしなくていい。怖くなりそうだ」
牧志 浩太

「……ごめん」
氷凪

「いや、迂闊なことを訊いた」
牧志 浩太

「で、トロッコ脱線させるには反応しないか。
くそ。……Aだよ」
佐倉さんが死ぬかもしれない選択は取れないんだよ。くそ。
くそ。……Aだよ」
佐倉さんが死ぬかもしれない選択は取れないんだよ。くそ。
KP
たぶん人間の町にならあるんじゃないかなぁ、トロッコ。
日常見るものじゃないだろうけど。
日常見るものじゃないだろうけど。
牧志 浩太
ありそう。鉄製の剣があるっぽいですしね。
雪山にトロッコはなぁ、引くの大変。
牧志も割とそういう所(自己犠牲がち・抱えがち)があったけど、色々経験しすぎた結果+「諦めない」と干渉する結果、佐倉さん>大事な人>自分>他の人という優先順位がほぼ確立した。
ここの牧志は実はひどい悩み方をしていて、「生き残るために氷凪さんが必要かもしれない」で悩んでいるという。
雪山にトロッコはなぁ、引くの大変。
牧志も割とそういう所(自己犠牲がち・抱えがち)があったけど、色々経験しすぎた結果+「諦めない」と干渉する結果、佐倉さん>大事な人>自分>他の人という優先順位がほぼ確立した。
ここの牧志は実はひどい悩み方をしていて、「生き残るために氷凪さんが必要かもしれない」で悩んでいるという。
KP
なるほどなるほど。割り切った上で助ける必要があるかもしれないと。
牧志 浩太
そうなんですね。割り切った上で助ける必要があるかもしれない。
二人とも思惑に踊らされれば、二人とも拘束されて何もできなくなる。
幻に気を取られずに、今ここにいる二人で協力するのが真の正解かもしれない。
そういう嘲笑をしてきそうな奴に心当たりがある……、という。
二人とも思惑に踊らされれば、二人とも拘束されて何もできなくなる。
幻に気を取られずに、今ここにいる二人で協力するのが真の正解かもしれない。
そういう嘲笑をしてきそうな奴に心当たりがある……、という。
KP
あなたは二叉とに別れた線路の分岐にいる。
そして、線路の片方には佐倉が、もう片方には氷凪が、それぞれ全身に拘束具をつけられた状態で転がされていた。
二人拘束具から抜け出そうとしているが、彼らの努力を嘲笑うように、丈夫な鎖が線路に彼らを括り付けて防御姿勢を取るどころか、目を逸らすこともできないよう固定していた。
がらがらと破滅的な音を立て、猛スピードで坂を下ってくるトロッコが見える。
ものの数秒でここに到達するだろう。
あなたの前には一本のレバーが存在していた。
レバーは今、佐倉の方に倒れている。このままでは佐倉が挽肉になるだろう。
そして、線路の片方には佐倉が、もう片方には氷凪が、それぞれ全身に拘束具をつけられた状態で転がされていた。
二人拘束具から抜け出そうとしているが、彼らの努力を嘲笑うように、丈夫な鎖が線路に彼らを括り付けて防御姿勢を取るどころか、目を逸らすこともできないよう固定していた。
がらがらと破滅的な音を立て、猛スピードで坂を下ってくるトロッコが見える。
ものの数秒でここに到達するだろう。
あなたの前には一本のレバーが存在していた。
レバーは今、佐倉の方に倒れている。このままでは佐倉が挽肉になるだろう。
牧志 浩太

「……!」
気がつけば、レバーの前に立っていた。
くそ。くそ。二人に与えられたあまりの悪意に、くらくらとする。
鎖を解く時間はない。長い坂の加速度の高さが、ここから見ても分かる。
石を挟み込んだくらいじゃ跳ね飛ばされる。
その数秒で、レバーを中央に倒すことも考えた。
どちらにも切り替わらず、半端な位置で止まるようにだ。
しかし、その梃子は決まった位置まで動かさないと切り替わらないことが、一度切り替えれば半端な位置では止められないことが、見て分かってしまう。
気がつけば、レバーの前に立っていた。
くそ。くそ。二人に与えられたあまりの悪意に、くらくらとする。
鎖を解く時間はない。長い坂の加速度の高さが、ここから見ても分かる。
石を挟み込んだくらいじゃ跳ね飛ばされる。
その数秒で、レバーを中央に倒すことも考えた。
どちらにも切り替わらず、半端な位置で止まるようにだ。
しかし、その梃子は決まった位置まで動かさないと切り替わらないことが、一度切り替えれば半端な位置では止められないことが、見て分かってしまう。
牧志 浩太

レバーに体重をかけ、反対側に倒す。
自分の選択によって挽肉になるだろう人の眼を、レバーを押さえつけたままじっと見ていた。
自分の選択によって挽肉になるだろう人の眼を、レバーを押さえつけたままじっと見ていた。
佐倉 光

「牧志!」
KP
佐倉が悲鳴を上げたのが聞こえた。
氷凪

「ああ、あれが……」
KP
氷凪がぽつりと呟いたのが聞こえた。
次の瞬間、トロッコは目の前を通り過ぎ、あなたが導いた方へと進路を変更した。
トロッコは驚くべき安定性と重さを持って、あまりにも呆気なくその地点を通り過ぎる。
氷凪は瞬時に粉砕された。
首が飛び、あなたの目の前に転がる。
その目はびっくりしたように見開いていた。
次の瞬間、トロッコは目の前を通り過ぎ、あなたが導いた方へと進路を変更した。
トロッコは驚くべき安定性と重さを持って、あまりにも呆気なくその地点を通り過ぎる。
氷凪は瞬時に粉砕された。
首が飛び、あなたの目の前に転がる。
その目はびっくりしたように見開いていた。
氷凪

1d100 38 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 42→失敗
1d2 Sasa 1d2→1
SAN 38 → 37
1d2 Sasa 1d2→1
SAN 38 → 37
牧志 浩太

「……」
ただの石ころみたいに粉砕された氷凪さんの首が、俺を見ていた。
非難でも怒りでもなく、ただ驚いたような顔でこちらを見ているのが、胸をぎりぎりと締め上げた。
ちぎれた首を抱え上げる。人の痕跡だった赤い跡の傍らに置いて、目を閉じさせた。
それから、佐倉さんの所に歩いていって、拘束を解こうとする。
本当ならすぐに駆け寄って無事を確かめていたはずが、足はひどく緩慢に動いた。
ただの石ころみたいに粉砕された氷凪さんの首が、俺を見ていた。
非難でも怒りでもなく、ただ驚いたような顔でこちらを見ているのが、胸をぎりぎりと締め上げた。
ちぎれた首を抱え上げる。人の痕跡だった赤い跡の傍らに置いて、目を閉じさせた。
それから、佐倉さんの所に歩いていって、拘束を解こうとする。
本当ならすぐに駆け寄って無事を確かめていたはずが、足はひどく緩慢に動いた。
KP
線路に括られている佐倉を見下ろした次の瞬間、あなたの目の前に転がっているのは、
目に黒い革の目隠しをされた氷凪だった。
目に黒い革の目隠しをされた氷凪だった。
KP
そろそろ終盤だ!
牧志 浩太
終盤だー! 質問に答えた先に一体何があるんでしょうねぇえええ!?
楽しいけどわりとPLも怖い。どうなってるんだこれ。
楽しいけどわりとPLも怖い。どうなってるんだこれ。
氷凪

「終わったのか。今回は随分と、あっさりしていた」
KP
声が少し震えていた。
牧志 浩太

「……ごめん。やっぱり、選べなかった。
怖いんだ。現実の佐倉さんに何かあったらと思うと。
状況と内容によるけど、俺は次も、こうする」
腕に、胴に枷。脚にも枷。首には首輪。眼には目隠し。
入念に拘束された白い姿は、それだけで血が止まってしまいそうにさえ見えた。
線路に縛られていた姿が、眼の奥にちらついた。
怖いんだ。現実の佐倉さんに何かあったらと思うと。
状況と内容によるけど、俺は次も、こうする」
腕に、胴に枷。脚にも枷。首には首輪。眼には目隠し。
入念に拘束された白い姿は、それだけで血が止まってしまいそうにさえ見えた。
線路に縛られていた姿が、眼の奥にちらついた。
氷凪

「ああ。分かっている」
KP
氷凪は頷いた。もうその目の色は見えない。
氷凪

「すまない。もにたぁの前に連れて行って貰えないだろうか。
もう目が見えなくてね」
もう目が見えなくてね」
牧志 浩太

「うん」
氷凪さんに肩を貸し、モニターの前へ連れていく。
確証のない悪意に満ちた、拘束具の感触ばかりが身に触れた。
氷凪さんに肩を貸し、モニターの前へ連れていく。
確証のない悪意に満ちた、拘束具の感触ばかりが身に触れた。
氷凪

「ありがとう」
モニターの前に立って、氷凪は軽く困惑したように呟いた。
モニターの前に立って、氷凪は軽く困惑したように呟いた。
氷凪

「これでは質問が見えないな」
KP
すると、モニターに文字が表示されると同時、合成音声が質問を読み上げた。
あなたは罪を犯し、2人の人間を人質に逃亡中です。
ですが途中で、人質を1人に絞る必要が出てしまいました。
もう一人は殺す他ありません。どちらを人質として残しますか?
A:大切な相手
B:隣の人
氷凪

「先程から、問いからして奇妙な。
私が罪を犯すというところはともかくとして、
一人で逃亡する時に、どうしたら人質を二人も連れてゆけるというのか。
よしんばできたところで、足手まといになるばかりではないか」
私が罪を犯すというところはともかくとして、
一人で逃亡する時に、どうしたら人質を二人も連れてゆけるというのか。
よしんばできたところで、足手まといになるばかりではないか」
牧志 浩太

「確かにな。
そもそも、大事な人を人質にするって所からして変だろ。
その人質殺すのに躊躇うのもさ」
氷凪さんに肩を貸しながら、全くだと苦笑する。
そもそも、大事な人を人質にするって所からして変だろ。
その人質殺すのに躊躇うのもさ」
氷凪さんに肩を貸しながら、全くだと苦笑する。
氷凪

「そも、罪を犯したのならば当人が報いを受けるべきではないか」
KP
言ってから、氷凪ははたと言葉を止める。
氷凪

「おそらく、そういったことではなく『どちらを選ぶか、もしくは選ばないか』といったことのみが意味を成すのだな」
KP
今更である。
牧志 浩太
まあそういう悪趣味ゲームに触れてきた探索者じゃないし。氷凪さん。
そう思うと、その構造が分かる前に「大事な人に嫌われる」が出てきて牧志が結果にダメージ受けたの、ほんとにダイス目が神。
そう思うと、その構造が分かる前に「大事な人に嫌われる」が出てきて牧志が結果にダメージ受けたの、ほんとにダイス目が神。
KP
確かに!
牧志 浩太

「ってことなんだろうな。
質問文は大事じゃないんだ。どちらを選ぶか、選ばないか、それだけ。
こっちは真面目に考えたってのに、酷い話だよな」
質問文は大事じゃないんだ。どちらを選ぶか、選ばないか、それだけ。
こっちは真面目に考えたってのに、酷い話だよな」
KP
氷凪は長いこと黙り込んでいた。そしてふと口を開くと静かにあなたに語りかける。
氷凪

「マキシ。今までを考えるに、私がここできみを見捨てたなら、きみも目を奪われるのだろう。
それでは、何かがあったときに共倒れになるかも知れない。
だからこれは、互いのための選択だ。
何かあったなら、きみが見て、選んでほしい」
それでは、何かがあったときに共倒れになるかも知れない。
だからこれは、互いのための選択だ。
何かあったなら、きみが見て、選んでほしい」
牧志 浩太

「……」
牧志 浩太

「……、」
牧志 浩太

「……分かった。ありがとう。
何かあったら、俺が引き受ける。
強いな、氷凪さん。
ごめん。俺が同じことをできてたら、そうならなかったよな」
氷凪さんの手を握って、頷く。
そうだ。それが正しい。
幻に気を取られて、ありもしない脅しを考えてる場合じゃなかった。
今ここにあるのは、俺のせいで氷凪さんがこんなことになった、って事実だけだ。
きっとこの部屋を作った誰かは、幻に惑わされて目の前の人を見捨てた俺を嘲笑い、氷凪さんの強さを嘲笑っているんだろう、そんな気がした。
何かあったら、俺が引き受ける。
強いな、氷凪さん。
ごめん。俺が同じことをできてたら、そうならなかったよな」
氷凪さんの手を握って、頷く。
そうだ。それが正しい。
幻に気を取られて、ありもしない脅しを考えてる場合じゃなかった。
今ここにあるのは、俺のせいで氷凪さんがこんなことになった、って事実だけだ。
きっとこの部屋を作った誰かは、幻に惑わされて目の前の人を見捨てた俺を嘲笑い、氷凪さんの強さを嘲笑っているんだろう、そんな気がした。
氷凪

「できるならば、私のかわりに早浪も助けてやって欲しい。……それくらいの我が儘は言わせてくれ」
KP
氷凪はあなたの言葉に微笑んで、まっすぐ前に、モニターの方に顔を向けた。
氷凪

「罪人は自らが報いを受けるのだ」
KP
こう言われて無碍にできるほど薄情でもないだろう? と思った。
KP
牧志。あなたは巨大な白龍に鷲掴みにされて空を運ばれていた。
逆の手にはもう一人、女性が捕まっているのが見えた。
何故かあなたは、いつかどこかで見た、この龍が人の上半身を食いちぎり、残りを業火で焼き払う映像を思い出してしまうことだろう。
龍は地上から攻撃を受け続けている。
ただその攻撃は牽制のようなもので、追っ手がいることを龍に知らしめ追い立てるもののようだ。
龍は疲れ切っているのか、あなたを掴む爪が時折緩みかけた。
逆の手にはもう一人、女性が捕まっているのが見えた。
何故かあなたは、いつかどこかで見た、この龍が人の上半身を食いちぎり、残りを業火で焼き払う映像を思い出してしまうことだろう。
龍は地上から攻撃を受け続けている。
ただその攻撃は牽制のようなもので、追っ手がいることを龍に知らしめ追い立てるもののようだ。
龍は疲れ切っているのか、あなたを掴む爪が時折緩みかけた。
牧志 浩太

爪が緩みそうになった瞬間に、傍らの女性を助けようと、何度も何度も巨大な指を殴った。
KP
龍はついに力尽きたか高度を落とす。
あなたともう一人を農道のような道の脇にそっと降ろした。
その手には優しさすら感じられた。
あなたともう一人を農道のような道の脇にそっと降ろした。
その手には優しさすら感じられた。
牧志 浩太

そうしてようやく爪が外れた、と思った瞬間、身体はそっと地面に降ろされていた。
KP
そのまま龍が高度を上げようとしたその時、地上から銃弾が無数にはなたれ、龍を貫く。
白い龍は赤と黒のまだらになって、轟音とともに地上に激突した。
白い龍は赤と黒のまだらになって、轟音とともに地上に激突した。
牧志 浩太

墜ちていく龍の身体を見上げた。
ああ、と息を吐いた。
もしかしたら、俺はこの龍のこと、誤解していたのかもしれない。
そう思っても、墜ちていくのはもう止められなかった。
ああ、と息を吐いた。
もしかしたら、俺はこの龍のこと、誤解していたのかもしれない。
そう思っても、墜ちていくのはもう止められなかった。
氷凪

1d100 37 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 71→失敗
1d2 Sasa 1d2→1
1d2 Sasa 1d2→1
SAN 37 → 36
HP 8 → 7
不定突入。
まず【POW】。
1d100 18 POW Sasa 1d100→ 32→失敗
🎲 Secret Dice 🎲
次に狂気決定。
1d10 Sasa 1d10→2
長期の表の「恐怖症」を採用します。
銃が怖い。
1d6
Sasa 1d6→2
意味があるかは分からないけど2ヶ月。
1d2 Sasa 1d2→1
1d2 Sasa 1d2→1
SAN 37 → 36
HP 8 → 7
不定突入。
まず【POW】。
1d100 18 POW Sasa 1d100→ 32→失敗
🎲 Secret Dice 🎲
次に狂気決定。
1d10 Sasa 1d10→2
長期の表の「恐怖症」を採用します。
銃が怖い。
1d6
Sasa 1d6→2
意味があるかは分からないけど2ヶ月。
牧志 浩太
これどうなっちゃうんだろうな~~~
もし最後あれだったら牧志どうするんだこれ
もし最後あれだったら牧志どうするんだこれ
KP
どれかなぁ!!
KP
ふと気付くと、あなたはまた暗い部屋に立っていた。
KP
▼〈目星〉
牧志 浩太

1d100 98〈目星〉
牧志 浩太 - 今日 12:12
CCB<=98 (1D100<=98) > 68 > 成功
牧志 浩太 - 今日 12:12
CCB<=98 (1D100<=98) > 68 > 成功
氷凪

1d100 55〈目星〉 Sasa 1d100→ 84→失敗
KP
氷凪そもそも目が見えないんだったわ。
またも意味ありげな文章が表示される。
KP
モニターに言葉がうつしだされた。
氷凪はモニターから離れ、壁に寄りかかっていた。
その体に拘束が増えている様子はないが、荒く息をついている。
氷凪はモニターから離れ、壁に寄りかかっていた。
その体に拘束が増えている様子はないが、荒く息をついている。
牧志 浩太

「……、」
しばらくの間、無言でその背をさすった。
しばらくの間、無言でその背をさすった。
牧志は文章を読み上げる。
牧志 浩太

「……だって」
掠れた声で、目を塞がれたその耳に、弱々しく口にした。
嫌な予感がしていた。
掠れた声で、目を塞がれたその耳に、弱々しく口にした。
嫌な予感がしていた。
牧志 浩太

部屋の向こうに目を向ける。扉は開いているだろうか。
氷凪

「そうか……私は選択を誤ったのかもしれないな」
KP
氷凪は首を振った。
氷凪

「進もう」
KP
モニターの明かりは消え、次の部屋の扉が開いていた。
牧志 浩太

「……」
氷凪さんに肩を貸し、鎖を引きずって、次の部屋へと進む。
氷凪さんに肩を貸し、鎖を引きずって、次の部屋へと進む。
牧志 浩太
普段は意志の強さが見える牧志にこんな弱さがあったんだなぁ……、っていうのが見えて本当に意外楽しいですね
正しい選択かもしれないものが見えているのに、怖くて選べない。見えない所に悪意を仮定してしまう。
そして目の前の人を痛めつけてしまう。
氷凪さんが「強く」見えるから、余計にその弱さが際立つ。
牧志はほんとに大事な人を引き換えにされると弱いなぁ。
優先順位の決まりきってる(でも痛みがないわけじゃない)牧志の覚悟がひどい扱われ方をしている。
正しい選択かもしれないものが見えているのに、怖くて選べない。見えない所に悪意を仮定してしまう。
そして目の前の人を痛めつけてしまう。
氷凪さんが「強く」見えるから、余計にその弱さが際立つ。
牧志はほんとに大事な人を引き換えにされると弱いなぁ。
優先順位の決まりきってる(でも痛みがないわけじゃない)牧志の覚悟がひどい扱われ方をしている。
KP
まあこのシナリオいろいろ酷いからしょうがない。
佐倉&早浪はねー、テニスのラリーするみたいにスパーンスパーン! って進みそうな気がしている何となく。二人とも牧志&氷凪みたいな悩み方しなさそう。
佐倉&早浪はねー、テニスのラリーするみたいにスパーンスパーン! って進みそうな気がしている何となく。二人とも牧志&氷凪みたいな悩み方しなさそう。
牧志 浩太
単純な優先順位や推測ではどうにもならない凝りに凝った酷さが最高ですね。最後までひどいんだろうなー。
その結果牧志が何を一番重視しているのか、何なら許容範囲だと思っているのかが見えて面白い。
佐倉さん&早浪は全然違ったテイストになりそう。
その結果牧志が何を一番重視しているのか、何なら許容範囲だと思っているのかが見えて面白い。
佐倉さん&早浪は全然違ったテイストになりそう。
『酷い』は、シナリオの質が、という意味ではありませんよ! 念のため!
KP
次の部屋にも全く同じ、モニターだけが置いてあった。
無機質な音声があなたたちを案内する。
「回答者はモニターの前にお立ち下さい」
無機質な音声があなたたちを案内する。
「回答者はモニターの前にお立ち下さい」
氷凪

「この上何を問われるのだ」
牧志 浩太

「……、」
先程同様に室内を探り、何もなければモニターの前に立つ。
先程同様に室内を探り、何もなければモニターの前に立つ。
KP
1d2 を振ってください
氷凪

Sasa 1d2→1
牧志 浩太

1d2 Sasa 1d2→1
KP
牧志が1ね!
牧志 浩太
はーい!
ここで突然の1d2 ラストかしら
ここで突然の1d2 ラストかしら
KP
室内には何もない。
モニターの前に立つと、質問が表示された。
モニターの前に立つと、質問が表示された。
どちらかの現象は阻止できるようです。できるならどちらを阻止しますか?
A:大切な人の記憶が全て失われる
B:隣の相手が大切な相手の記憶から消える
牧志 浩太

「……これも、質問そのものに意味はない、ってことなんだろうな。
身体、目、と来たら、次は耳かな。それとも、口?」
どうしようか、と考える。
身体、目、と来たら、次は耳かな。それとも、口?」
どうしようか、と考える。
牧志 浩太

「氷凪さんの言葉を聞いてはいたいかな。
意志の疎通ができなくなる、のは避けたい。
大丈夫。
これなら、耐えられる。どうにかなる」
考えるだけで胸の奥が痛んだ。
俺が忘れられるだけならいい。
大事な記憶を失って、佐倉さんは佐倉さんでいられるか。
意志の疎通ができなくなる、のは避けたい。
大丈夫。
これなら、耐えられる。どうにかなる」
考えるだけで胸の奥が痛んだ。
俺が忘れられるだけならいい。
大事な記憶を失って、佐倉さんは佐倉さんでいられるか。
牧志 浩太

「Bだ」
それでもここは、正しい選択をしてみるべき時なんじゃないか、と思った。
それでもここは、正しい選択をしてみるべき時なんじゃないか、と思った。
KP
ざっ、と風が走り、次の瞬間、あなたは見覚えのある病院の廊下に立っていた。
目の前には病室がある。
どうやら八人ほどの患者がいる大部屋のようだ。
部屋の入り口にはネームプレートのようなものはない。
目の前には病室がある。
どうやら八人ほどの患者がいる大部屋のようだ。
部屋の入り口にはネームプレートのようなものはない。
牧志 浩太

そういえば……、何をしていたんだっけ。
ひどく胸が痛むような、何故かそんな気がした。
部屋の前に立っていたということは、誰かの見舞いに来たのかもしれない。
ひどく胸が痛むような、何故かそんな気がした。
部屋の前に立っていたということは、誰かの見舞いに来たのかもしれない。
牧志 浩太

「こんにちは」
声をかけ、扉が閉まっていれば軽くノックする。
開いていれば、室内に入る。
声をかけ、扉が閉まっていれば軽くノックする。
開いていれば、室内に入る。
KP
ノックに返事はなかった。
KP
部屋はがらんとしていて、ベッドには人は寝ていない。
電気はついておらず、夕暮れの光がぼんやりと部屋を照らしている。
一番奥のベッドに病衣の青年が一人座って扉に背を向け、窓の方を眺めていた。
あなたの気配に気付いたか、ちらりと振り返る。
電気はついておらず、夕暮れの光がぼんやりと部屋を照らしている。
一番奥のベッドに病衣の青年が一人座って扉に背を向け、窓の方を眺めていた。
あなたの気配に気付いたか、ちらりと振り返る。
佐倉 光

「……」
その表情も目の光も、ちらとも揺るがなかった。
ただ何かの気配がしたから反応したに過ぎないように。
その表情も目の光も、ちらとも揺るがなかった。
ただ何かの気配がしたから反応したに過ぎないように。
牧志 浩太

「……佐倉さん」
名を呼んだ。
ぼんやりと室内に差し込む光の赤さに、どうしてか涙が出る。
俺のせいだ、という正体も分からない自覚だけが、薄暗がりの一番低い所に漂っていた。
憶えているだろうか。
彼がどうしてそうなのか、ということを。
名を呼んだ。
ぼんやりと室内に差し込む光の赤さに、どうしてか涙が出る。
俺のせいだ、という正体も分からない自覚だけが、薄暗がりの一番低い所に漂っていた。
憶えているだろうか。
彼がどうしてそうなのか、ということを。
KP
あなたと彼はいつも通りに異変に巻き込まれた。
あなたと佐倉は、異界に囚われていた人を脱出させるのを優先させた結果、悪魔の怒りをかった。
死に物狂いで異界から逃げる際、あなたが一歩先に脱出した。
だが佐倉が逃げる前に異界は閉じてしまったのだった。
それから数日後、病院で記憶喪失の状態で入院しているのを発見するまで、随分と探し回ったように思う。
彼の頭に悪魔の一部が入り込み、同化し、記憶を片っ端から食っていることを知ったのは、ついさっきのことだ。
もう少し早く気付いていれば倒すこともできたのに、と、佐倉本人の手帳に書かれていた。
もはや手遅れだ。
あなたと佐倉は、異界に囚われていた人を脱出させるのを優先させた結果、悪魔の怒りをかった。
死に物狂いで異界から逃げる際、あなたが一歩先に脱出した。
だが佐倉が逃げる前に異界は閉じてしまったのだった。
それから数日後、病院で記憶喪失の状態で入院しているのを発見するまで、随分と探し回ったように思う。
彼の頭に悪魔の一部が入り込み、同化し、記憶を片っ端から食っていることを知ったのは、ついさっきのことだ。
もう少し早く気付いていれば倒すこともできたのに、と、佐倉本人の手帳に書かれていた。
もはや手遅れだ。
設定
KP
どんどん新しい記憶をいれないと、行動記憶や言葉のしゃべり方まで忘れていって、最終的には生命維持危うくなって死ぬから、とにかく情報いれないとまずかったやつ。
みたいな。
それを、字の読み方覚えているうちに知れれば良かったのにねって。
みたいな。
それを、字の読み方覚えているうちに知れれば良かったのにねって。
牧志 浩太
そうなるよなー。記憶を全部喰われたら。
つらいね。自分の手帳すらわからない。知を求める方法さえ失った。佐倉さん自身にとっては一番辛い本質の喪失だよなあ。
つらいね。自分の手帳すらわからない。知を求める方法さえ失った。佐倉さん自身にとっては一番辛い本質の喪失だよなあ。
KP
そんな裏設定をでっち上げました。
牧志 浩太
めちゃくちゃつらいんだけどシチュエーションとしてはちょっと面白いタイプのつらいやつだなと思いました
「まだ悪魔いるってことは、また覚えても忘れ続けるんだよな」という解釈しました。>表 ひどい。
この状態の佐倉さんに牧志は死ぬまで付き合いそうだと思います。
「まだ悪魔いるってことは、また覚えても忘れ続けるんだよな」という解釈しました。>表 ひどい。
この状態の佐倉さんに牧志は死ぬまで付き合いそうだと思います。
KP
そうですね、同化しちゃってるし生きている限り食われ続けます。
牧志 浩太
ですよね。永遠に覚えては忘れられるのを繰り返すやつかなって。
子供チームもそうだけど、牧志は基本佐倉さん背負うのを躊躇わないなぁ。
子供チームもそうだけど、牧志は基本佐倉さん背負うのを躊躇わないなぁ。
牧志 浩太

ああ……、そうか。
思い出す。
俺のせいだ。
俺が他の人たちを助けたいなんて望んだ。
俺が佐倉さんの手を引けなかった。
俺が。
そんなちっぽけな悪魔ひとつ、どうにもできなかった。
思い出す。
俺のせいだ。
俺が他の人たちを助けたいなんて望んだ。
俺が佐倉さんの手を引けなかった。
俺が。
そんなちっぽけな悪魔ひとつ、どうにもできなかった。
牧志 浩太

記憶は自己で、魂だ。
全部喰われて空っぽになって、憶えるはしから喰われていく佐倉さんは、もう自己を積み上げることもできない。
もう、名前も、呼んでもわからない。
それでも憶えてから忘れるまでの僅かな間に、名を呼ぶ。
全部喰われて空っぽになって、憶えるはしから喰われていく佐倉さんは、もう自己を積み上げることもできない。
もう、名前も、呼んでもわからない。
それでも憶えてから忘れるまでの僅かな間に、名を呼ぶ。
牧志 浩太

「おはよう、佐倉さん。初めまして。
あなたの名前は、俺の言葉はわかる?」
あなたの名前は、俺の言葉はわかる?」
KP
佐倉は床に放り出された何冊もの本を邪魔そうに押し退け、あなたに向き直った。
佐倉 光

「……さくら……はじめまし? ……だれ」
牧志 浩太

「俺は牧志。あなたの世話をする人。よろしく」
放り出された何冊もの本は、佐倉さんが佐倉さんだった頃の痕跡だ。
今はもう、読むことはできない。
憶えてから忘れるまでの僅かな間に、字を教えている時間はない。
佐倉さんの一番大事なものを、俺は奪ってしまった。
その事実にずっと、ずっと胸が痛む。
放り出された何冊もの本は、佐倉さんが佐倉さんだった頃の痕跡だ。
今はもう、読むことはできない。
憶えてから忘れるまでの僅かな間に、字を教えている時間はない。
佐倉さんの一番大事なものを、俺は奪ってしまった。
その事実にずっと、ずっと胸が痛む。
佐倉 光

「まき……? まきし。せわする。よろしく」
KP
おうむ返しできるだけの記憶はまだ維持されている。
あなたが諦めずに話しかけているためだ。それでも日々少しずつ、ことばは失われ、それに伴い世界に対する興味も薄れている。
もはや時間の問題だ。
あなたが諦めずに話しかけているためだ。それでも日々少しずつ、ことばは失われ、それに伴い世界に対する興味も薄れている。
もはや時間の問題だ。
牧志 浩太

「お腹は空いた? 分からなければ、お腹に手を当ててみて。
何か足りない感じはする?」
何だか子供みたいだな、と毎回思った。
何か足りない感じはする?」
何だか子供みたいだな、と毎回思った。
佐倉 光

「おなか」
KP
じっと腹を見て考え込み、ふと視線を上げた。
真っ黒な瞳があなたを見つめ、そして彼は不思議そうに言った。
真っ黒な瞳があなたを見つめ、そして彼は不思議そうに言った。
佐倉 光

「……だれ?」
牧志 浩太

「俺は牧志。君の友達」
佐倉さん、と呼ぶ名が認識されなくなって。
牧志、と名乗る間にも記憶が保てなくなって。
それでもその命が忘却の向こうに絶えるまで、ずっと、友達だ、と名乗り続けていた。
真っ白な世界に、手を取る人がいることを示したくて。
佐倉さん、と呼ぶ名が認識されなくなって。
牧志、と名乗る間にも記憶が保てなくなって。
それでもその命が忘却の向こうに絶えるまで、ずっと、友達だ、と名乗り続けていた。
真っ白な世界に、手を取る人がいることを示したくて。
KP
何も留めておけなくなった青年の姿が、白い光の中に消えてゆく。
記憶はおろか、その命すらも早々にこぼしてゆくのだろう。
記憶はおろか、その命すらも早々にこぼしてゆくのだろう。
KP
▼牧志に《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1d2》
牧志 浩太

1d100 42 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 95→失敗
1d2 Sasa 1d2→2
SAN 42 → 40
1d2 Sasa 1d2→2
SAN 42 → 40
KP
きっちり最大喰らった。
牧志 浩太
喰らいましたね。きっちりと。
結果こっちでももぞもぞしてるなぁ。有害度合いは遥かに大きいけど。
これまでの選択。牧志は、佐倉さんがそこに存在していることは譲れないのだなぁ……、という感じですね。
結果こっちでももぞもぞしてるなぁ。有害度合いは遥かに大きいけど。
これまでの選択。牧志は、佐倉さんがそこに存在していることは譲れないのだなぁ……、という感じですね。
KP
白い闇に黒い闇がとってかわる。
あなたは嫌な夢から覚める。
いや、あれは本当に夢に過ぎないのだろうか?
モニターには何も表示されておらず、無機質な音声があなた方を案内する。
「回答者はモニターの前にお立ち下さい」
あなたは嫌な夢から覚める。
いや、あれは本当に夢に過ぎないのだろうか?
モニターには何も表示されておらず、無機質な音声があなた方を案内する。
「回答者はモニターの前にお立ち下さい」
牧志 浩太

「……子供みたいで、ちょっと可愛らしかったな」
長い長い痛みを負った顔で、そんな言葉を吐いた。
本当にこれが正しい選択だったのかどうかは、覚めてからも分からない。
長い長い痛みを負った顔で、そんな言葉を吐いた。
本当にこれが正しい選択だったのかどうかは、覚めてからも分からない。
氷凪

1d100 5 〈心理学〉 Sasa 1d100→ 88→失敗
氷凪

「戻ったのか……
また辛いものを見せられたのだろう? 無理をするな」
また辛いものを見せられたのだろう? 無理をするな」
牧志 浩太

「ありがとう。大丈夫、思った通りさっきまでよりは穏やかだった」
KP
氷凪は深呼吸をした。
氷凪

「すまない。もにたぁの前に連れて行ってくれないだろうか」
牧志 浩太

頷いて、自由を奪われきった氷凪の身体をモニターの前へと連れていく。
KP
モニターにはこのような文章が表示され、同時に表情のない声が告げる。
どちらかしか選べないと言われたら、どちらを選びますか?
A:大切な人の命を選びそれ以外の命を捨てる
B:隣の相手の命を選びそれ以外の命を捨てる
KP
氷凪は考え込んだ。
氷凪

「……えいを選べば早浪を、びぃを選べばきみを選んだということになるのだね」
氷凪

「そして、えぃをえらべば早浪が、びぃを選べばきみが、選ばなければ私が苛まれることになる」
氷凪

「びぃを選べばきみに、選ばなければ私に枷がつく……そういうことでいいだろうか。
質問には意味が……ないと」
質問には意味が……ないと」
氷凪
あっ逆だわ。まいっか。※訂正されそうな気がするから
牧志 浩太

「そう……、今までの流れからして、きっと質問には意味がない。
氷凪さん、逆だ。
Aを選べば、俺に枷がつく。
Bを選べば、早浪さんが苛まれる幻を見る。
選ばなければ、氷凪さんに枷がつく。
今分かるのは、それだけだ。
Bを選んだ時、それ以上何があるのか、それともただの虚仮脅しなのかは……、分からない」
氷凪さん、逆だ。
Aを選べば、俺に枷がつく。
Bを選べば、早浪さんが苛まれる幻を見る。
選ばなければ、氷凪さんに枷がつく。
今分かるのは、それだけだ。
Bを選んだ時、それ以上何があるのか、それともただの虚仮脅しなのかは……、分からない」
牧志 浩太

「俺はまだそんなに縛られてないから、大丈夫……、って言いたい所、なんだけど。
次が、分からない。
耳か口ならなんとかなる。次に俺まで手をやられたら、何かあった時に対処できない……」
次が、分からない。
耳か口ならなんとかなる。次に俺まで手をやられたら、何かあった時に対処できない……」
氷凪

「む、そうか。難しいな……
私たちが幻を見せられているだけだからといって、早浪に累が及ばない保証はない……」
私たちが幻を見せられているだけだからといって、早浪に累が及ばない保証はない……」
KP
ここで牧志に枷がついたら……。
牧志 浩太
両方とも手に枷がついたら、この後に何かあった時にどちらも手が出せなくなっちゃうんですよねぇ。
でもこんなこと言っといて、素直に「最後に殺し合え」みたいな展開だったら牧志ちょうつらい。
でもこんなこと言っといて、素直に「最後に殺し合え」みたいな展開だったら牧志ちょうつらい。
KP
氷凪は黙ったまま考え込んでいたが、ふと、口を開いた。
氷凪

「すまない。私たちはとうに命を失っているのだから、大丈夫だ、と、思うのだが……」
氷凪

「私は早浪に、生きて欲しかったのだ」
KP
枷の下から涙がこぼれた。
牧志 浩太

「勿論だよ。
俺だって佐倉さんに無事でいてほしい。氷凪さんも一緒だろ。
俺も……、きっと虚仮脅しだ、ただの幻のはずだ、これで正しいはずだって思おうとしたんだ。
でも、佐倉さんが死ぬかもしれない選択はできなかった」
俺だって佐倉さんに無事でいてほしい。氷凪さんも一緒だろ。
俺も……、きっと虚仮脅しだ、ただの幻のはずだ、これで正しいはずだって思おうとしたんだ。
でも、佐倉さんが死ぬかもしれない選択はできなかった」
牧志 浩太

「大丈夫……、大丈夫だ。手くらい縛られても、なんとかするよ。
同時に複数個所縛られたりはしない、って、もう分かってるんだ。
この質問が、どれだけ続くか分からないけど……、大丈夫」
少し口数が増えていた。自分に言い聞かせるように。
同時に複数個所縛られたりはしない、って、もう分かってるんだ。
この質問が、どれだけ続くか分からないけど……、大丈夫」
少し口数が増えていた。自分に言い聞かせるように。
KP
あっ。そういえば強迫観念持っていたんだった。
牧志 浩太
おおっと忘れがち。
氷凪

「……きみの行動を無にしてしまって、すまない」
氷凪

「二人とも、救う。私の命を代わりに持って行くがいい」
牧志 浩太

「礼を言うところだよ、ここは……、ごめん。ありがとう」
KP
早浪さんにおこしいただこうかな。
牧志 浩太
おっ、はーい。
KP
氷凪。あなたは300年の時を待ち続け、やっと異形の血を持つものと巡り会った。
そして彼女と友になり、龍王に謁見すべく山を登っているところである。
だが、何故か体が重く、脚は遅々として進まなかった。
あなたは案内をしなければならないのに、たびたび早浪の足に追いつけずにおいてゆかれてしまう。
そして彼女と友になり、龍王に謁見すべく山を登っているところである。
だが、何故か体が重く、脚は遅々として進まなかった。
あなたは案内をしなければならないのに、たびたび早浪の足に追いつけずにおいてゆかれてしまう。
氷凪

「待ってくれ、早浪……体が」
やっとのことで声を上げ、先を行く早浪の背に呼びかける。
やっとのことで声を上げ、先を行く早浪の背に呼びかける。
早浪

「どうした、氷凪。……何かあったのか」
心配を眼に宿して振り返りながらも、早浪は完全に足を止めてしまうことはない。
急がねばならない状況だ。
なにより、雪道に慣れぬ足を一度止めれば、動けなくなる危惧がある。
心配を眼に宿して振り返りながらも、早浪は完全に足を止めてしまうことはない。
急がねばならない状況だ。
なにより、雪道に慣れぬ足を一度止めれば、動けなくなる危惧がある。
氷凪

「体が、思うように……」
KP
言いながら踏み出した足がずるりと滑った。
転びかけて近くの木の枝を掴む。その手も滑った。木の枝に白いものがどろりと染みついた。
あなたは、溶け始めているのだ。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D2》
転びかけて近くの木の枝を掴む。その手も滑った。木の枝に白いものがどろりと染みついた。
あなたは、溶け始めているのだ。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D2》
氷凪

1d100 36 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 40→失敗
1d2 Sasa 1d2→1
SAN 36 → 35
1d2 Sasa 1d2→1
SAN 36 → 35
早浪

「氷凪!」
早浪は雪の上を駆け寄った。溶けてゆく身体を抱き上げようとする。
この程度人狼の力なら抱えてゆけるはずだと、あなたの身体の下に手を伸ばす。
早浪は雪の上を駆け寄った。溶けてゆく身体を抱き上げようとする。
この程度人狼の力なら抱えてゆけるはずだと、あなたの身体の下に手を伸ばす。
KP
抱えた腕に、白く冷たい液体が流れてゆく。
抱えたところから折れてしまいそうだ。
抱えたところから折れてしまいそうだ。
氷凪

「おかしいな……私はこんなにも、生きたいと願っているのに。
早浪に命をやりたいと、思っているのに……」
早浪に命をやりたいと、思っているのに……」
氷凪

「私は、在りすぎたのか」
早浪

「氷凪、まだだ、まだ駄目だ、行くな!
私のことはいい。龍王様に謁見しなくては……!」
早浪の腕が、溶けて落ちてゆくあなたをかき集め、抱え、歩もうとする。
絶えず叫び続ける声は、あなたに向かって叫んでいるのか、
無情にもあなたの身をさらおうとする、時の流れに怒りを叫んでいるのか。
そのどちらともつかなかった。
私のことはいい。龍王様に謁見しなくては……!」
早浪の腕が、溶けて落ちてゆくあなたをかき集め、抱え、歩もうとする。
絶えず叫び続ける声は、あなたに向かって叫んでいるのか、
無情にもあなたの身をさらおうとする、時の流れに怒りを叫んでいるのか。
そのどちらともつかなかった。
氷凪

ああ。これでは早浪に心臓をやれない。都へ送ることもできない。
ともに空を飛んでみたかった。
生きたかった。一日でも良いから、早浪と生きてみたかった。
ともに空を飛んでみたかった。
生きたかった。一日でも良いから、早浪と生きてみたかった。
KP
深い後悔に足を引かれるようにして、あなたは早浪の腕の中で跡形もなく溶け落ちた。
KP
自己犠牲処理。HPダメージ。【POW】判定は0になるため自動失敗。
1d2 Sasa 1d2→1
HP 7 → 6
1d2 Sasa 1d2→2
1d2 Sasa 1d2→1
HP 7 → 6
1d2 Sasa 1d2→2
KP
この期に及んで……
氷凪はもぉぉぉ
氷凪はもぉぉぉ
牧志 浩太
すごく続きが気になるんですがなんと明日が早くてですね 寝ます! これ以上進んだら気になるあまり寝ることができなくなる!!!!!!!
ありがとうございました!
ありがとうございました!
KP
はい! ちょうどいいかも!
どうなるかなーーーー
どうなるかなーーーー
牧志 浩太
ここから次に入ったら気になるあまり寝られなくなって翌日ゲッソリ間違いなしですからね 寝るんだ
一体何がどうなっちゃうんだーーーーー 不確定要素が多過ぎてPLもこわい! 楽しい! こわい!
一体何がどうなっちゃうんだーーーーー 不確定要素が多過ぎてPLもこわい! 楽しい! こわい!
KP
寝よう。私は今日の仮ログ貼ったらロマサガするんだ!!
おやすみなさーい
おやすみなさーい
牧志 浩太
おやすみなさいませー!
牧志 浩太

「……氷凪さん」
苦しんでいるなら、氷凪さんの手を取る。
背をさする。
苦しんでいるなら、氷凪さんの手を取る。
背をさする。
KP
モニターの前で氷凪は突然ビクリと体を動かした。痛みのためだろうか。
そしてそのまま突然脱力したように座り込む。
いつの間にか彼の口に半端に開かれた状態で幅広のベルトが食い込み、彼の言葉を封じていた。
そしてそのまま突然脱力したように座り込む。
いつの間にか彼の口に半端に開かれた状態で幅広のベルトが食い込み、彼の言葉を封じていた。
KP
手を握ってもしばらくは反応がなかったが、急にぐっと握り返された。
顔を上げ、ゆるゆると周囲を見回すように顔を動かし、何事か呟くように声を漏らしたが、くぐもったような音にしかならなかった。
氷凪は苦しげにふっふっと息を吐いている。
顔に巻き付けられた黒いベルトの下からぽたぽたと水が流れ出していた。
顔を上げ、ゆるゆると周囲を見回すように顔を動かし、何事か呟くように声を漏らしたが、くぐもったような音にしかならなかった。
氷凪は苦しげにふっふっと息を吐いている。
顔に巻き付けられた黒いベルトの下からぽたぽたと水が流れ出していた。
KP
▼牧志は〈目星〉どうぞ。
牧志 浩太

1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 100→致命的失敗(ファンブル)
牧志 浩太
oh
牧志 浩太

「……」
氷凪さんの手を握りながら、口を塞ぐ黒いベルトを睨んでしまっていた。
悪意。
氷凪さんの身体に巻きつく、忌々しいほどの悪意。
何もできない、動かない物体に貶めていく悪意。
怒りが噴き上がって視界を赤く染めた。
無力な俺への怒りじゃなく、はっきりと、俺達を取り巻いている悪意への怒りだった。
氷凪さんの手を握りながら、口を塞ぐ黒いベルトを睨んでしまっていた。
悪意。
氷凪さんの身体に巻きつく、忌々しいほどの悪意。
何もできない、動かない物体に貶めていく悪意。
怒りが噴き上がって視界を赤く染めた。
無力な俺への怒りじゃなく、はっきりと、俺達を取り巻いている悪意への怒りだった。
牧志 浩太

モニターには何か表示されなかっただろうか。
KP
氷凪の異様さに目を取られた。そのときモニターの電源が切れ、次の部屋の扉が開いた。
奥の部屋からは白く眩しいほどの光が差し込んでくる。
だが光が眩しすぎて何も見えない。
モニターには何が表示されたのだろう。
【最後】という単語だけが見えた。しかし全てを読む前に明かりは消えてしまった。
何を見落としたのだろう。
次の部屋には何が待っているというのだろう。
言い知れぬ不安があなたの心に重くのしかかる。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》
▼〈聞き耳〉
奥の部屋からは白く眩しいほどの光が差し込んでくる。
だが光が眩しすぎて何も見えない。
モニターには何が表示されたのだろう。
【最後】という単語だけが見えた。しかし全てを読む前に明かりは消えてしまった。
何を見落としたのだろう。
次の部屋には何が待っているというのだろう。
言い知れぬ不安があなたの心に重くのしかかる。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1》
▼〈聞き耳〉
牧志 浩太

1d100 40 《SANチェック》 Sasa 1d100→ 27→成功
1d100 97〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 7→成功
1d100 97〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 7→成功
牧志 浩太

目と口を塞がれている。
それだけで、意志疎通が随分困難になる。
表情が分からない。顔が、人を貶めようとするその黒い悪意の異様さに視線が行ってしまって、分かりにくくなる。
それだけで、意志疎通が随分困難になる。
表情が分からない。顔が、人を貶めようとするその黒い悪意の異様さに視線が行ってしまって、分かりにくくなる。
牧志 浩太

「ごめん、見落とした。
『最後』……、この次が、最後なのかもしれない」
氷凪さんの耳元に口を寄せ、握る手の強さで、気配で彼の意思を感じ取ろうとする。
『最後』……、この次が、最後なのかもしれない」
氷凪さんの耳元に口を寄せ、握る手の強さで、気配で彼の意思を感じ取ろうとする。
KP
氷凪は頷いて身じろぎをした。
KP
その瞬間、あなたの鋭い聴覚は、隣の部屋から人の声がするのを聴き取った。
ひとつはかすかなうめき声、ひとつはくぐもったような息。
前者は……佐倉だ。
ひとつはかすかなうめき声、ひとつはくぐもったような息。
前者は……佐倉だ。
牧志 浩太

「!」
氷凪さんの耳に口を寄せていても、すぐに気づいた。
その気配。その声。その響き。
氷凪さんの耳に口を寄せていても、すぐに気づいた。
その気配。その声。その響き。
牧志 浩太

「佐倉さん!!」
叫んでいた。
どうして、どうして、どうして。
本当にここにいるっていうのか。
ただの幻じゃ、ないっていうのか。
俺は佐倉さんに、何をしてしまったんだ!
叫んでいた。
どうして、どうして、どうして。
本当にここにいるっていうのか。
ただの幻じゃ、ないっていうのか。
俺は佐倉さんに、何をしてしまったんだ!
牧志 浩太

氷凪さんの身体を抱え、室内に入る。
牧志 浩太
「隣の部屋から聞こえる微かな呻き声とくぐもった息」だけで佐倉さんと確信する牧志の聴覚ったら。
KP
その部屋の光が目を灼く。あなたの足を重く引いていた鎖が不意に消えた。
氷凪

「……っ!?」
KP
あなたが抱えていた氷凪の体を締め上げていた拘束も全て消え去っていた。
KP
白くだだっ広い部屋は明るい。そして部屋の中央にはモニターがある。
大体距離にして4メートルほど。
モニターのすぐ前の所に、二人の病衣を着た人間が転がっていた。
二人とも意識を失っているのか、ぐったりとしている。
ひとりは佐倉。足に革の拘束具をつけられている。
もうひとりは女性だ。胴にかけられた拘束具を中心に、後ろ手に手を拘束され、首輪をかけられ、
目隠しと轡をかけられ、足は鎖で繋がれていた。
考えるまでもない。
あなた方が今まで負ってきた枷が全て、【大事な人】を縛る枷となっているのだ。
大体距離にして4メートルほど。
モニターのすぐ前の所に、二人の病衣を着た人間が転がっていた。
二人とも意識を失っているのか、ぐったりとしている。
ひとりは佐倉。足に革の拘束具をつけられている。
もうひとりは女性だ。胴にかけられた拘束具を中心に、後ろ手に手を拘束され、首輪をかけられ、
目隠しと轡をかけられ、足は鎖で繋がれていた。
考えるまでもない。
あなた方が今まで負ってきた枷が全て、【大事な人】を縛る枷となっているのだ。
氷凪

「早浪!」
KP
隣で氷凪が叫んで駆け出そうとした気配があった。あなたもそうしようとしたかもしれない。
モニターにはこのような文字が表示されていた。
モニターにはこのような文字が表示されていた。
「このままではあなたの大切な人が、隣の人に殺されてしまう。
あなたは、あなたの大切な人を守るため、隣の人を殺しますか?
それとも、あなたの大切な人を殺されるくらいならばと、あなたが先に殺しますか?
それとも、そんなことを考える隣の人への制裁として、隣の人の 大切な人を殺しますか?
それとも、別の道を歩みますか?」
KP
氷凪がつんのめるようにして、止まった。
氷凪

「そうか。そうか。私は。殺さなければならないのだな」
KP
虚ろな声はあなたに底知れぬ嫌な予感を齎しただろう。
氷凪は佐倉へ向かって駆けだした。
氷凪は佐倉へ向かって駆けだした。
氷凪

「私は早浪を失いたくはない。人のことなど知ったことか。
殺せば救われるのだ。ころ……」
殺せば救われるのだ。ころ……」
KP
氷凪は走る。譫言のように呟いて、無防備な佐倉に害をなそうと。
KP
牧志。あなたはドロドロとした思考に蝕まれていく。
狂気とも呼べるこの部屋の意思 と混ざりあっていくような 、 奇妙な感覚だ。
その手にあるナイフを振るって、佐倉に害をなそうとする氷凪を。そしてその大事な者である早浪を。
奪ってやりたいと考える凶暴な思考が足元から侵蝕してくる。
だが、あなたの意思はほとんど自由だ。
佐倉を守れるのも、この地獄を終わらせられるのも、あなただけだ。
狂気とも呼べるこの部屋の意思 と混ざりあっていくような 、 奇妙な感覚だ。
その手にあるナイフを振るって、佐倉に害をなそうとする氷凪を。そしてその大事な者である早浪を。
奪ってやりたいと考える凶暴な思考が足元から侵蝕してくる。
だが、あなたの意思はほとんど自由だ。
佐倉を守れるのも、この地獄を終わらせられるのも、あなただけだ。
KP
あなたの手にはいつの間にか、ひとふりのナイフがある。
KP
ごめんな牧志。
牧志 浩太

「……!!」
そうか。
そうだったのか。
相手が大事な人を優先すれば、自分の大事な人が縛られる。
自分が縛られれば、……不意に狂気が腹の底から噴き上がった。
あれは敵だ。
頭の奥から怒りが、敵意が、害意が迸った。
あれは敵だ。殺さなければならない。
冷静で非情で冷酷な思考が、頭の奥で告げた。
あれは敵だ。この場を切り抜けられる一番速い手段を使え。
反射的に実行しようとしたその時、心臓がひとつ大きく脈打った。
自分が縛られれば、
……心が、縛られる。
自由な心臓から噴き上がるそれは、俺達を取り巻く悪意への、途方もない怒りだった。
当然で、普通で、直向きな思いが、悪し様に歪められている!
そうか。
そうだったのか。
相手が大事な人を優先すれば、自分の大事な人が縛られる。
自分が縛られれば、……不意に狂気が腹の底から噴き上がった。
あれは敵だ。
頭の奥から怒りが、敵意が、害意が迸った。
あれは敵だ。殺さなければならない。
冷静で非情で冷酷な思考が、頭の奥で告げた。
あれは敵だ。この場を切り抜けられる一番速い手段を使え。
反射的に実行しようとしたその時、心臓がひとつ大きく脈打った。
自分が縛られれば、
……心が、縛られる。
自由な心臓から噴き上がるそれは、俺達を取り巻く悪意への、途方もない怒りだった。
当然で、普通で、直向きな思いが、悪し様に歪められている!
牧志 浩太

「氷凪さん、駄目だ!!」
牧志 浩太

佐倉さんと氷凪さんの間に割り込み、佐倉さんを庇う!
牧志 浩太
どうするかPLちょっと考えたけど、この一瞬で牧志がやりそうな一番自然なことがこれでした。
KP
では無慈悲にも戦闘だ。
牧志はまず割り込めたかどうかの対抗判定かなぁ。
こちらの【DEX】は10。
牧志はまず割り込めたかどうかの対抗判定かなぁ。
こちらの【DEX】は10。
牧志 浩太

こちらの【DEX】は8なんだよなぁ。
KP
そうすると40ですね。
牧志 浩太

1d100 40
Sasa 1d100→ 84→失敗
Sasa 1d100→ 84→失敗
KP
あなたが割り込むより早く、氷凪は佐倉の首に指を食い込ませていた。
いきのねをとめろ
KP
氷凪さん戦闘能力あまりない。(多少なりともあることに作った本人がびっくりした。)
KP
殺害方法は首を絞める なんだけど、首輪ついてたらやりづらくない? って思った。
牧志 浩太
確かに。
KP
頸動脈探らないと。
二人とも目隠し状態で次の部屋行くのしんどいよねとか。
二人とも目隠し状態で次の部屋行くのしんどいよねとか。
牧志 浩太
そこはそれ手探りで。
KP
あとねー、絞殺って6分くらいかかるらしいからー
30ラウンドも締め続けなきゃならないじゃん。難し過ぎる。
30ラウンドも締め続けなきゃならないじゃん。難し過ぎる。
牧志 浩太
やはりお部屋補正かしら。
KP
うーん。お約束の【CON】判定かな!
牧志 浩太
【CON】! 佐倉さんの【CON】!
KP
2R目になる。
氷凪は佐倉の首に指を食い込ませる。
氷凪は佐倉の首に指を食い込ませる。
氷凪

「邪魔をするな。生きているきみに私たちの気持ちが分かるものか」
牧志 浩太

「ああ、分からないよ。
でも、それは氷凪さんの気持ちじゃない」
でも、それは氷凪さんの気持ちじゃない」
牧志 浩太

「縛られてるんだ、ここに」
牧志 浩太
・氷凪の説得を試みることはできますか?
・氷凪はいま動いていないはずなので、背後から首を絞めて意識を落とすことはできますか?
・氷凪はいま動いていないはずなので、背後から首を絞めて意識を落とすことはできますか?
KP
※氷凪は〈回避〉を行いません。
※〈説得〉は……
※〈説得〉は……
KP
あなたは否応なしに思い知るかもしれない。
この部屋を用意した者たちは、残酷な選択を繰り返した末の『選択』を見たがっている。
既に呑まれてしまった氷凪はもちろん、あなたもまた刻々と悪意に侵蝕されている。
いずれあなた方は自意識を失い、殺意をぶつけあうことになるだろう。
そうなれば倒れている二人にも害が及ぶ。
早く終わらせなくてはならない。
この部屋を用意した者たちは、残酷な選択を繰り返した末の『選択』を見たがっている。
既に呑まれてしまった氷凪はもちろん、あなたもまた刻々と悪意に侵蝕されている。
いずれあなた方は自意識を失い、殺意をぶつけあうことになるだろう。
そうなれば倒れている二人にも害が及ぶ。
早く終わらせなくてはならない。
KP
言ってしまうと「どちらかが死ぬ」以外での終了はありません。
ただ、何か別の手を思いつくようなら言うだけ言ってみて! ってカンジです。
〈説得〉は-30くらいで……振ってみる?
ただ、何か別の手を思いつくようなら言うだけ言ってみて! ってカンジです。
〈説得〉は-30くらいで……振ってみる?
牧志 浩太
なるほどー。
KP
死以外の終わりがあれば面白かったかなーとは思うけど、選択に重きを置いたシナリオのようなので。
牧志 浩太
ではいくつか言わせてもらったあとで、遠慮なく選択しよう。
牧志 浩太

「……くそ……!」
牧志 浩太

「……くそ……、」
声が漏れた。
分かってしまう。何度も何度も悪意を覗き込んだ眼が、告げる。
氷凪さんの眼は、呑まれてしまった。呑まれてしまっている。
あれは敵だ、と身体が叫ぶ。
脈打つ心臓の怒りが、どす黒い血液に呑まれようとしている。
残酷で冷静で冷酷な思考が言う。あれを止めろ、と。
もう、時間はない。
声が漏れた。
分かってしまう。何度も何度も悪意を覗き込んだ眼が、告げる。
氷凪さんの眼は、呑まれてしまった。呑まれてしまっている。
あれは敵だ、と身体が叫ぶ。
脈打つ心臓の怒りが、どす黒い血液に呑まれようとしている。
残酷で冷静で冷酷な思考が言う。あれを止めろ、と。
もう、時間はない。
牧志 浩太

では確認。
「ナイフで佐倉さんの拘束を解く」ことはできそう?
「ナイフで佐倉さんの拘束を解く」ことはできそう?
KP
かなり丈夫なので時間はかかりそうだけど。
あと、氷凪を押しのけながらになるので【STR】対抗かな。
どこを外す?
あと、氷凪を押しのけながらになるので【STR】対抗かな。
どこを外す?
牧志 浩太

なるほど。
では、やっている時間はないと判断するかな。
背後から氷凪さんの首を絞めて意識を落とす場合、どういう判定になりますか?
では、やっている時間はないと判断するかな。
背後から氷凪さんの首を絞めて意識を落とす場合、どういう判定になりますか?
KP
【STR】または【DEX】で氷凪の【CON】との対抗判定を行う。かなー
氷凪の【CON】は9。
あー、〈医学〉お持ちだから+判定入れても良いかな。
〈医学〉の半分補正として足していいや。
氷凪の【CON】は9。
あー、〈医学〉お持ちだから+判定入れても良いかな。
〈医学〉の半分補正として足していいや。
牧志 浩太

お、やったぜ。
では〈医学〉61の半分、+30%かな? で首を絞めにかかります。
こちらの【STR】は11。
では〈医学〉61の半分、+30%かな? で首を絞めにかかります。
こちらの【STR】は11。
牧志 浩太

その細い首に向けて、背後から指を伸ばす。
頸動脈の位置は知っている。血流の方向も知っている。
人間の肉体がどうなっているか、何度も、自分自身の経験で思い知った。
頸動脈の位置は知っている。血流の方向も知っている。
人間の肉体がどうなっているか、何度も、自分自身の経験で思い知った。
KP
ということは+10の60に30足して90。
牧志 浩太

1d100 90 Sasa 1d100→ 54→成功
牧志 浩太
自分の肉体分解したことも分解されたこともあるんだもんなぁ。
KP
氷凪ってね。血がないんだ、そういえば。
牧志 浩太
とはいえここの氷凪さん心臓あるバージョンじゃなかった?(序盤の描写)
KP
しかし諸事情。そう。
KP
あなたの指は背後からでも的確に血管を探り当てる。
指先に血流を感じ取る。
氷凪は目の前の相手しか見えていないのか、自分の首を締め付ける手に注意を払わない。
指先に血流を感じ取る。
氷凪は目の前の相手しか見えていないのか、自分の首を締め付ける手に注意を払わない。
牧志 浩太

「止まれよ……、止まってくれよ」
漏れる声が祈る響きを宿していたことを、脳が感じ取っていた。
緩やかに脈打つ血流が、指の先にあった。
氷凪さんの命。
指先のすぐ向こうにある、脆くて弱くて大事な、命。
はっきりと感じる、気配。
漏れる声が祈る響きを宿していたことを、脳が感じ取っていた。
緩やかに脈打つ血流が、指の先にあった。
氷凪さんの命。
指先のすぐ向こうにある、脆くて弱くて大事な、命。
はっきりと感じる、気配。
牧志 浩太

「止まって、くれよ……」
背後から抱きすくめるようにして、指先に力を込めた。
背後から抱きすくめるようにして、指先に力を込めた。
氷凪

「……きみは、きみは、自分の、愛する人をまもる、ために、
人を害する、ことを……
なんとも、思わない……のか」
人を害する、ことを……
なんとも、思わない……のか」
KP
氷凪が、自らも佐倉の首を絞めながら、あなたを詰る。
佐倉が喘ぐように口を開けた。
佐倉が喘ぐように口を開けた。
牧志 浩太

「思わない」
ひび割れて痛みを宿した声で、答えた。
ひび割れて痛みを宿した声で、答えた。
牧志 浩太

思わないわけがなかった。
痛まないわけがなかった。
でも実際に、今……、こうしている。
それなら思ったところで変わらないと、頭の奥で思考が言った。
指先で血流が弱々しく脈打っていた。力を込める。
佐倉さんの首を絞める手が止まるまで。
痛まないわけがなかった。
でも実際に、今……、こうしている。
それなら思ったところで変わらないと、頭の奥で思考が言った。
指先で血流が弱々しく脈打っていた。力を込める。
佐倉さんの首を絞める手が止まるまで。
牧志 浩太
〈医学〉を人の首絞めるのに使う牧志……
KP
どこを締めれば良いか知っている。
どれだけ血を止めれば、人の脳が落ちるか知っている。
相手が人ではなかろうとも、同じ構造をしているならきっと、結果は同じ。
どれだけ血を止めれば、人の脳が落ちるか知っている。
相手が人ではなかろうとも、同じ構造をしているならきっと、結果は同じ。
KP
やがて氷凪は佐倉の上に伏せるようにして力尽きた。
気絶しているだけだ。いずれ目覚めるだろう。
気絶しているだけだ。いずれ目覚めるだろう。
牧志 浩太

「佐倉さん!」
佐倉さんに駆け寄って、彼を氷凪さんの傍から離す。
佐倉さんを起こそうと試みる。
起きそうになければ、佐倉さんを背に庇いながら、室内に何かないか見回す。
ナイフは持っておく。
佐倉さんに駆け寄って、彼を氷凪さんの傍から離す。
佐倉さんを起こそうと試みる。
起きそうになければ、佐倉さんを背に庇いながら、室内に何かないか見回す。
ナイフは持っておく。
KP
氷凪は完全に気を失っており、簡単に避けられる。
KP
佐倉は小さなうめき声を上げるだけだ。余程強い術か薬でも使われているのだろうか。
首に手の形に真っ赤な痣がついていた。
室内にはあの不吉な言葉が表示されたモニター以外には何もない。
首に手の形に真っ赤な痣がついていた。
室内にはあの不吉な言葉が表示されたモニター以外には何もない。
牧志 浩太

「佐倉さん……、くそ、何をされたんだ」
自分の服を脱いで、氷凪さんの腕を縛っておく。
自分の服を脱いで、氷凪さんの腕を縛っておく。
KP
病衣の紐で腕を縛ることは可能だ。
あなたはほとんど何も着ていない状態になってしまうが。
あなたはほとんど何も着ていない状態になってしまうが。
牧志 浩太

佐倉さんを庇ったまま、壁や床、モニターの裏を調べる。
ここには扉はないだろうか。
ここには扉はないだろうか。
KP
この部屋には扉は見当たらない。それどころか、いつの間にか入ってきたばかりの扉も消えている。
牧志 浩太
牧志が普段の探索モードに戻っちゃったから、ここから殺すとなるとダブルつらいよなあと思うのでした。
KP
▼【アイデア】
牧志 浩太

1d100 90【アイデア】 Sasa 1d100→ 36→成功
KP
この部屋はあまりにも不自然だ。
突然現れ、消える枷やナイフ。
不安定な氷凪の心臓。
目覚めない佐倉。
今までの経験からあなたは、この空間が現実ではないのではと思い至る。
今までの幻と同じなのではないかと。
突然現れ、消える枷やナイフ。
不安定な氷凪の心臓。
目覚めない佐倉。
今までの経験からあなたは、この空間が現実ではないのではと思い至る。
今までの幻と同じなのではないかと。
牧志 浩太

「……、」
くそ。
また選べ、ってことかよ。
そういうことなのか。
これも、選ぶしかない質問だ、ってことなのか。
俺達がどっちを選ぶか、見たがってる、ってことなのかよ。
くそ。
また選べ、ってことかよ。
そういうことなのか。
これも、選ぶしかない質問だ、ってことなのか。
俺達がどっちを選ぶか、見たがってる、ってことなのかよ。
牧志 浩太

「くそ……、くそ、くそ、くそ」
こんな。
こんな時に。
例え、幻だって。
佐倉さんが死ぬ選択が、取れるわけ、ないだろ。
こんな。
こんな時に。
例え、幻だって。
佐倉さんが死ぬ選択が、取れるわけ、ないだろ。
牧志 浩太

「……」
ナイフを手に、縛られて転がった氷凪さんのもとへ近づく。
ナイフを手に、縛られて転がった氷凪さんのもとへ近づく。
KP
氷凪は完全に意識を失っており、動く気配はない。
殺すなら簡単だ。
あなたは、どこを傷つければ相手がそれほど苦しまずに生命活動を停止するか知っている。
殺すなら簡単だ。
あなたは、どこを傷つければ相手がそれほど苦しまずに生命活動を停止するか知っている。
牧志 浩太
氷凪さん死んでいるから&世界が違うから、もしこれで現実に戻れても、本当に殺したのかどうか分からないあたりがつらい味わい
KP
それがあるからちょっとラストイベント追加しようかと。
牧志 浩太
ほほう。
動かない相手とはいえ、ここで命の絶ち方が分かってしまうあたり異様ポイント+1>牧志
動かない相手とはいえ、ここで命の絶ち方が分かってしまうあたり異様ポイント+1>牧志
牧志 浩太

そうだよ。
大事な人を守るために、俺が生き残るために、仲間だった人を殺しても。
躊躇わないような奴だよ、俺は。
大事な人を守るために、俺が生き残るために、仲間だった人を殺しても。
躊躇わないような奴だよ、俺は。
牧志 浩太

「ごめん」
屈み込む。
脈打つ血流に手を当て、生きているという事実を吸い込む。
屈み込む。
脈打つ血流に手を当て、生きているという事実を吸い込む。
KP
人間に比べゆっくりとした拍動は、顔を合わせたときに触れた時よりも確実に強く感じられた。
今彼は確実に生きている。
その手のナイフを刺せば、この命を止めることができるだろう。
氷凪は、今自分が殺されることも知らずに意識を失っている。
今彼は確実に生きている。
その手のナイフを刺せば、この命を止めることができるだろう。
氷凪は、今自分が殺されることも知らずに意識を失っている。
牧志 浩太

少しの間、それを受け止めてから。
素早く命を絶つために、刃を差し込んだ。
素早く命を絶つために、刃を差し込んだ。
KP
ナイフに込められた殺意のためか。
氷凪の命が希薄なのか。
あまりにも軽い手応えだった。
白い肌を真っ赤な血がゆっくりと流れ落ち、そして氷凪の呼吸が緩やかに止まる。
氷凪の命が希薄なのか。
あまりにも軽い手応えだった。
白い肌を真っ赤な血がゆっくりと流れ落ち、そして氷凪の呼吸が緩やかに止まる。
牧志 浩太

ごめん。
さよなら、氷凪さん。
ありがとう。
氷凪さんの判断を、選択を、活かせなくて、ごめん。
さよなら、氷凪さん。
ありがとう。
氷凪さんの判断を、選択を、活かせなくて、ごめん。
KP
バキリ、と世界の割れる音がした。
パキパキと空間が割れ、白んでいくのが分かる。
それと同時に意識も白く塗り替えられていった。
パキパキと空間が割れ、白んでいくのが分かる。
それと同時に意識も白く塗り替えられていった。
牧志 浩太

「……」
最後の瞬間までずっと、柄を握っていた。
切り開く感触を。刃の先に感じる拍動を、感じていた。
死ぬんじゃなくて、殺した。
敵じゃなくて、仲間だった。
俺を信じて選んでくれた。
信じてくれた、のに。
俺が、殺した。
最後の瞬間までずっと、柄を握っていた。
切り開く感触を。刃の先に感じる拍動を、感じていた。
死ぬんじゃなくて、殺した。
敵じゃなくて、仲間だった。
俺を信じて選んでくれた。
信じてくれた、のに。
俺が、殺した。
牧志 浩太

氷凪さん。
俺の手でいなくなる人の名を、意識が落ちるまで、ずっと繰り返していた。
俺の手でいなくなる人の名を、意識が落ちるまで、ずっと繰り返していた。
牧志 浩太
殺人の覚悟を負ったことはあっても、敵ではなかった相手を殺すのは初めてなんだよなぁ……。
KP
この記憶、残しておきますか?
牧志 浩太
残しておきます。
KP
というのも、相手がロスト探索者、しかも今その姿で生きている人ではないので、会えないからですね。
牧志 浩太
ですよね。会えない。殺してしまったか最初から死んでいたのかも分からない。
でも牧志が佐倉さんと自分を守るために仲間だった人を殺した、という事実は変わらないので、記憶は残る方が重い。
でも牧志が佐倉さんと自分を守るために仲間だった人を殺した、という事実は変わらないので、記憶は残る方が重い。
KP
ふいにあなたは意識を戻す。
そこは喧騒な街中、スクランブル交差点。
あなたは信号が青に変わるのを待っていた。
先ほどの部屋は何だったのだろうか、嫌な夢を見ていたような気がする。
いやにリアルな白昼夢だ。
そこは喧騒な街中、スクランブル交差点。
あなたは信号が青に変わるのを待っていた。
先ほどの部屋は何だったのだろうか、嫌な夢を見ていたような気がする。
いやにリアルな白昼夢だ。
牧志 浩太

「……!」
はっ、と目を開いた。
握りしめた刃の感触も、冷たい部屋もそこにはなかった。
はっ、と目を開いた。
握りしめた刃の感触も、冷たい部屋もそこにはなかった。
牧志 浩太

現実に……、戻ってきたのか?
辺りを見回す。佐倉さんはここにいるのか? 無事か?
……俺は、本当に氷凪さんを殺したのか?
辺りを見回す。佐倉さんはここにいるのか? 無事か?
……俺は、本当に氷凪さんを殺したのか?
牧志 浩太
ここで地の文さんに夢って言われても「はっ、夢か」ってならない辺りも牧志。
KP
夢だってゆってるでしょー!
たまに無視される地の文さん
たまに無視される地の文さん
牧志 浩太
夢だったとしてもただの夢じゃないケースを経験しすぎなのもあるので……。
KP
佐倉の姿はここにはない。無論、彼は仕事に出ているはずだ。
今日の帰りは夜遅い、と言っていた。
今日の帰りは夜遅い、と言っていた。
KP
〈目星〉または【アイデア】をどうぞ。
牧志 浩太

1d100 98〈目星〉 Sasa 1d100→ 8→成功
牧志 浩太

佐倉さんと、話したくて堪らなかった。
話したい。無事を確認したい。
話せることを確認したい。
あの幻がただの幻だったことを確認したい。
いや、違う。
自分の罪を、全部ぶちまけたくて堪らなかった。
話したい。無事を確認したい。
話せることを確認したい。
あの幻がただの幻だったことを確認したい。
いや、違う。
自分の罪を、全部ぶちまけたくて堪らなかった。
またあとで
KP
ぶちまけるのはいいんだけど、そのイベント、二周目後にやりません?
牧志 浩太
お、いいですね。
KP
どうせなら同時に起きていたことにしようかなって。
牧志 浩太
なるほどこの間に佐倉さんも同じ目にあうわけですね。いいですね。
KP
黒幕「その方が効率いいし」
牧志 浩太
ふふふwww
牧志 浩太

「そっか……、まだ仕事だっけ」
無事を確認するメッセージをいくつか送って、ふと顔を上げる。
無事を確認するメッセージをいくつか送って、ふと顔を上げる。
氷凪

「マキシ」
KP
目の前に氷凪が立っていた。
周りの光景は色を失い、刻を止めたように動かない。
氷凪は現代の町並みで、切り取られたような様子でそこに立って静かにあなたを見つめていた。
周りの光景は色を失い、刻を止めたように動かない。
氷凪は現代の町並みで、切り取られたような様子でそこに立って静かにあなたを見つめていた。
牧志 浩太

「……っ、」
ふと顔を上げると、殺したはずの人が立っていた。
一瞬、息を呑む。
目をそらそうとする身体を抑えて、ぐっと顔を上げ、目を合わせる。
ふと顔を上げると、殺したはずの人が立っていた。
一瞬、息を呑む。
目をそらそうとする身体を抑えて、ぐっと顔を上げ、目を合わせる。
牧志 浩太

「氷凪さん」
氷凪

「マキシ。きみは人として当たり前のことをしたに過ぎない。
それにな。龍族は不死なのだよ。
気に病む必要はないのだ」
それにな。龍族は不死なのだよ。
気に病む必要はないのだ」
牧志 浩太

「……わざわざ化けて出てきて、言ってくれるのが、それ?
なんだよ……、氷凪さん、ほんとに優しいな」
ほろり、と眼から涙がこぼれた。
なんだよ……、氷凪さん、ほんとに優しいな」
ほろり、と眼から涙がこぼれた。
氷凪

「もっと別の出会い方をしたかったな」
そうしたら……
声は囁くようになって消えた。
そうしたら……
声は囁くようになって消えた。
牧志 浩太

「……そう……、だな。
もっとゆっくり、話したかったよ。
早浪さんと、佐倉さんと俺と、四人でさ」
その一瞬、痛みも罪の意識も消えて。
ただ、素直な気持ちが、喉から漏れてきた。
もっとゆっくり、話したかったよ。
早浪さんと、佐倉さんと俺と、四人でさ」
その一瞬、痛みも罪の意識も消えて。
ただ、素直な気持ちが、喉から漏れてきた。
士幌 美雪

「そうしたら……」
KP
あなたの目の前に、見知らぬ女性が立っていた。
士幌 美雪

「……あれっ? あっ、ごめんなさい、ぼうっとしてて」
KP
交差点は青になり、人が動き始めていた。
牧志 浩太

「わっ、あ、すみません」
彼が消えた先を見つめていたら、いつの間にか時間が動いていた。
慌てて謝って避け、交差点を渡る。
信号と左右を確認してから渡るのは、いつぞやの一件でついた癖だ。
彼が消えた先を見つめていたら、いつの間にか時間が動いていた。
慌てて謝って避け、交差点を渡る。
信号と左右を確認してから渡るのは、いつぞやの一件でついた癖だ。
KP
見知らぬ女性は不思議そうな顔をして何度もあなたを振り返り、
照れくさそうにペコペコと頭を下げながら去って行った。
照れくさそうにペコペコと頭を下げながら去って行った。
KP
悪意を向けてきた誰かはあなた方への興味を失ったのだろうか。
そもそも氷凪と早浪とは何者だったのだろうか。
佐倉は無事なのだろうか。
謎だらけだ……
少なくともあなたは生きている。
そもそも氷凪と早浪とは何者だったのだろうか。
佐倉は無事なのだろうか。
謎だらけだ……
少なくともあなたは生きている。
牧志 浩太

「……はは……、」
俺は、生きている。
どうしていいか分からない中で、選んで。選んで。考えて。
考えても考えても、正しい選択なんてなくて。
氷凪さんを殺して。
俺は、生きている。
どうしていいか分からない中で、選んで。選んで。考えて。
考えても考えても、正しい選択なんてなくて。
氷凪さんを殺して。
牧志 浩太

「……優しすぎるよ、氷凪さん……」
交差点を渡りきった所で力尽きて、柱に凭れかかって、泣いた。
どうしてか、本当にもう会えないような気がしていた。
交差点を渡りきった所で力尽きて、柱に凭れかかって、泣いた。
どうしてか、本当にもう会えないような気がしていた。
Call of Cthulhu 「回答者Xの報酬」
エンドA 「報酬:偽薬-ノシーボエフェクト-」
►両生還(氷凪はロストキャラクターのため報酬はなし)
生還報酬:(略)
生還報酬:(略)
後遺症
刺された側:(略)
刺した側:相手に対して「刺す際に強く感じた感情」が強い印象として残る
刺された側:(略)
刺した側:相手に対して「刺す際に強く感じた感情」が強い印象として残る
KP
といっても記憶まるまるお持ち帰りしたので。
牧志 浩太
ですねぇ。このよからぬ自己理解と罪の意識が消えてしまうのは違うかなって思ったので。
成長
牧志 浩太

1d100 98〈目星〉成長 Sasa 1d100→ 27→成功
1d100 98〈目星〉成長 Sasa 1d100→ 50→成功
1d100 98〈目星〉成長 Sasa 1d100→ 50→成功
KP
ひっどい上に何だか良く分からない内に終わってしまう迷惑な話でした。
これがトリガーになって美雪は前世のことを思い出してしまう、なんて流れで。
これがトリガーになって美雪は前世のことを思い出してしまう、なんて流れで。
牧志 浩太
ああーーーー、なるほど、これがトリガー!!
ひっっっどいトリガーでは? 牧志と会った瞬間に思い出したかぁ。
ひっっっどいトリガーでは? 牧志と会った瞬間に思い出したかぁ。
KP
ではまずサクッとなんだったんだよあれは! について。
真相など説明
牧志 浩太
なるほどなーーーー!!
そりゃこんな選択いい研究結果だよな。
PLにとってもいい掘り下げ結果になったもの。
そりゃこんな選択いい研究結果だよな。
PLにとってもいい掘り下げ結果になったもの。
【この卓限定の設定】
ロストどころか転生してしまった氷凪と早浪については、
現世の彼女らの魂が本来拉致されて使われるはずだったのだが、
何の拍子にか(その頃起きていた誘拐事件や満月によるものだろうか)
前世の記憶が強く刺激され、その人格としての参加をすることになってしまった。
きっと「そういうのも楽しそうだ」と実験者が思ったのだろう。
ロストどころか転生してしまった氷凪と早浪については、
現世の彼女らの魂が本来拉致されて使われるはずだったのだが、
何の拍子にか(その頃起きていた誘拐事件や満月によるものだろうか)
前世の記憶が強く刺激され、その人格としての参加をすることになってしまった。
きっと「そういうのも楽しそうだ」と実験者が思ったのだろう。
牧志 浩太
なるほどーーーー!!
現世の二人を通して参加させられていたんだ。
現世の二人を通して参加させられていたんだ。
KP
ちなみに途中や最後で現れた佐倉や早浪は黒幕が作ったそれっぽいコピーなので本人には全く影響しない。
……と思ったら同時に実験されてたらしいけど。
……と思ったら同時に実験されてたらしいけど。
牧志 浩太
なるほどぉ。
「佐倉さんに危害が及ぶかも」は本当に単純な牧志の考えすぎだったんだ。
「佐倉さんに危害が及ぶかも」は本当に単純な牧志の考えすぎだったんだ。
KP
※だから開始前成長なかったんですよ。佐倉も早浪も実際には参加しないのに振れないから。
牧志 浩太
なるほどー。
いやぁ、いい掘り下げになりました。
不確定要素が多いせい(と、牧志の考えすぎ)で、ただ「どちらを優先する」だけでは決断しきれない、めちゃくちゃ細かいひどさで大層楽しかったです。
優先順位そのものは決まってしまっている牧志なのに、それでもこれだけ悩んで迷って葛藤して背負ったんだもの、黒幕さんほんといいシチュエーション作るよ。
あと氷凪さんが優しすぎた(牧志視点)せいで牧志のダメージよりアップしたのがひど楽しかったですね。
相手が敵なら「敵」と見なしてしまえる牧志だけど、今回はそうならなかったしできなかった。
いやぁ、いい掘り下げになりました。
不確定要素が多いせい(と、牧志の考えすぎ)で、ただ「どちらを優先する」だけでは決断しきれない、めちゃくちゃ細かいひどさで大層楽しかったです。
優先順位そのものは決まってしまっている牧志なのに、それでもこれだけ悩んで迷って葛藤して背負ったんだもの、黒幕さんほんといいシチュエーション作るよ。
あと氷凪さんが優しすぎた(牧志視点)せいで牧志のダメージよりアップしたのがひど楽しかったですね。
相手が敵なら「敵」と見なしてしまえる牧志だけど、今回はそうならなかったしできなかった。
KP
ラスト、(条件略)人が操られてしまい、(条件略)人にナイフが与えられます。
そして相手を殺すか、自害するか(ついでにサブ探索者を殺すか)の選択が与えられます。
で、ラストは牧志に選択する立場でいて欲しいから、牧志より(条件略)キャラクターがこちらに欲しかったんですよね。
牧志が自己犠牲に走る可能性も結構あるなぁと思ったんですけど、優先順位を考えてくれる牧志君なら、
氷凪が相手なら勝てるんじゃないかなー、なんて目論見がありました。
予想以上に氷凪が弱かったですけど。
質問が悪すぎたんだ……
ごめん早浪。
そして相手を殺すか、自害するか(ついでにサブ探索者を殺すか)の選択が与えられます。
で、ラストは牧志に選択する立場でいて欲しいから、牧志より(条件略)キャラクターがこちらに欲しかったんですよね。
牧志が自己犠牲に走る可能性も結構あるなぁと思ったんですけど、優先順位を考えてくれる牧志君なら、
氷凪が相手なら勝てるんじゃないかなー、なんて目論見がありました。
予想以上に氷凪が弱かったですけど。
質問が悪すぎたんだ……
ごめん早浪。
牧志 浩太
なるほどぉ。そこは決定権を持つのはどちらか片方なんですね。
やっぱりそこはある程度コントロールしてくれていたんだ。
ありがとうございます。それならPCに決定権が来た方が楽しいですもんね。
牧志は優先順位が決まってしまっているのもそうですけど、「自己犠牲に走ればペナルティー」に早めに気づいたのもありましたね。
「氷凪さんと一緒に協力する気でいた」からこそ、ペナルティーが来るらしい選択は取れなかった。
でもそれが結局、氷凪さんを殺す結果になった。「そんなつもりじゃなかったのに」っていう。
やっぱりそこはある程度コントロールしてくれていたんだ。
ありがとうございます。それならPCに決定権が来た方が楽しいですもんね。
牧志は優先順位が決まってしまっているのもそうですけど、「自己犠牲に走ればペナルティー」に早めに気づいたのもありましたね。
「氷凪さんと一緒に協力する気でいた」からこそ、ペナルティーが来るらしい選択は取れなかった。
でもそれが結局、氷凪さんを殺す結果になった。「そんなつもりじゃなかったのに」っていう。
KP
氷凪はひとっつも〈目星〉情報拾えませんでしたからねぇ。
途中で牧志君が懇切丁寧に説明してくれていたのにもぴんとこなかったし。
これがただのゲームだって気付いたのが終盤で、もう手遅れだった。
こんなに一方的にやられる予定じゃなかったのにー!
まあ、らしくて良かったかな、と思います……牧志君の異常性強調されて面白かったし。
途中で牧志君が懇切丁寧に説明してくれていたのにもぴんとこなかったし。
これがただのゲームだって気付いたのが終盤で、もう手遅れだった。
こんなに一方的にやられる予定じゃなかったのにー!
まあ、らしくて良かったかな、と思います……牧志君の異常性強調されて面白かったし。
牧志 浩太
牧志は「ゲームで、悪意だ」と気づいたから考え過ぎた。
氷凪さんは「そんなゲーム」を知らなかったから一方的にやられた。
そこも対照的で面白かったですね。
あれは牧志がおかしいんですよ牧志が。
牧志の異常性が強調されたのも面白かったですね。最後まで異常だ。
氷凪さんは「そんなゲーム」を知らなかったから一方的にやられた。
そこも対照的で面白かったですね。
あれは牧志がおかしいんですよ牧志が。
牧志の異常性が強調されたのも面白かったですね。最後まで異常だ。
【改変】
【リモコン】
モニターには一個ずつリモコンがついていて、押すと追加情報が出る仕組みでしたが、
最初の一個うっかりリモコン出し忘れたし、
〈目星〉で見つける情報なのは一緒だし、
先にリモコン出してメッセージ変なタイミングで出ても困るし、
大した影響ないからいいや……って、モニター消える前に追加情報出してます。
【拘束】
途中で氷凪が一部屋で二回拘束されたとき、前の部屋で使っていなかった拘束が余っていたのでつけました。(多分本当はつかない)
まあ折角だから。
【リモコン】
モニターには一個ずつリモコンがついていて、押すと追加情報が出る仕組みでしたが、
最初の一個うっかりリモコン出し忘れたし、
〈目星〉で見つける情報なのは一緒だし、
先にリモコン出してメッセージ変なタイミングで出ても困るし、
大した影響ないからいいや……って、モニター消える前に追加情報出してます。
【拘束】
途中で氷凪が一部屋で二回拘束されたとき、前の部屋で使っていなかった拘束が余っていたのでつけました。(多分本当はつかない)
まあ折角だから。
KP
あ、そうそう。ラストで牧志くんが「説得できるか」って言ってましたが、
多分説得クリティカルとかで成功して正気に戻していたら、氷凪は自害していたでしょう。
というのも、自己犠牲ペナルティで「自己犠牲の強迫観念」を2連続で引いていたからです。
多分説得クリティカルとかで成功して正気に戻していたら、氷凪は自害していたでしょう。
というのも、自己犠牲ペナルティで「自己犠牲の強迫観念」を2連続で引いていたからです。
牧志 浩太
なるほど!
あれ自己犠牲するとそういうペナルティーが入るんですね。
目の前で自害されるのはそれはそれで辛いけど、今回の方が「牧志の冷酷なところ」を目の前で見せつけられて、より牧志が辛い&PL的に面白かったかな。
自己犠牲の【POW】はなんだったんでしょう&どういうのが他にあったんでしょう?
あれ自己犠牲するとそういうペナルティーが入るんですね。
目の前で自害されるのはそれはそれで辛いけど、今回の方が「牧志の冷酷なところ」を目の前で見せつけられて、より牧志が辛い&PL的に面白かったかな。
自己犠牲の【POW】はなんだったんでしょう&どういうのが他にあったんでしょう?
自己犠牲・ラストバトルなどに関する解説
牧志 浩太
なるほど。
隣の相手を選ぶのが正しい選択、ってわけでもなかったんだ。
ひどいはなしだ。楽しい。
隣の相手を選ぶのが正しい選択、ってわけでもなかったんだ。
ひどいはなしだ。楽しい。
KP
最初から最後まで地獄しかないんですよこの話。
牧志 浩太
牧志は途中から真面目に正しい選択を探そうとしたけど、それ以上にひどいはなしだった。
【改変】
【質問について】
【項目】
色々書き換えています。
まず大きいのは、「浮気現場の目撃」「浮気をする」など、恋愛前提のものを書き換えたり削除したことですね。
ラストにいきなり選択肢が減ったのは、
序盤は恋愛系でたら適当に書き換えていたのですが、
うまいこと恋愛系が全然出ないままラストになって、残った質問が恋愛系のぞくと三つ。
で、ひとつが記憶を失うヤツで一つが命を選ぶヤツで、ひとつが視力を失うヤツでした。
というわけでラストにふさわしそうな二つだけをチョイスしたため最後だけ極端に少なかったのです。
【内容】
質問そのものも書き換えてますし、描写も変えてます。
本人によりぶっ刺さる方が楽しいからですね。
顕著なのが9番。牧志君が初っぱなに引いたやつ。
これ、助ける相手を氷凪にすると、自分がダメージを受けることになるんですが、
世界に終わりをもたらす某神格を見て《SANチェック:成功時減少 1d5 / 失敗時減少 1d50》なんですよ。
ただその目を引いただけで、正解も分からない選択肢でこのダメージは酷すぎるだろうと思ったので、
軽減はするつもりでした。
言ってしまうと大外れの地雷質問なので削除しちゃうことも考えたんですが、
折角なので懐かしシチュを使わせていただき、まあ失敗して手をとり損ねたら倍ダメ(1D20)くらいにしとこうかなと思ってました。
あとは「出会える」を「手を取れる」にしたことですね。シチュエーション的にってのももちろんそうなんですが、こう書いとけば佐倉を選んでくれるかなと思った。
その他いろいろ、細々とそれっぽい質問にしたり内容にしたりしてますね。
【ラスト】
生きている探索者同士で遊んだ場合
相手を殺した時点で二人は記憶を失い、
「変な夢にいけ好かないヤツが出てきたな」と思いながらスクランブル交差点ですれ違います。
思い出して「あーーーーー!」となるかどうかは探索者たち次第かな?
【質問について】
【項目】
色々書き換えています。
まず大きいのは、「浮気現場の目撃」「浮気をする」など、恋愛前提のものを書き換えたり削除したことですね。
ラストにいきなり選択肢が減ったのは、
序盤は恋愛系でたら適当に書き換えていたのですが、
うまいこと恋愛系が全然出ないままラストになって、残った質問が恋愛系のぞくと三つ。
で、ひとつが記憶を失うヤツで一つが命を選ぶヤツで、ひとつが視力を失うヤツでした。
というわけでラストにふさわしそうな二つだけをチョイスしたため最後だけ極端に少なかったのです。
【内容】
質問そのものも書き換えてますし、描写も変えてます。
本人によりぶっ刺さる方が楽しいからですね。
顕著なのが9番。牧志君が初っぱなに引いたやつ。
これ、助ける相手を氷凪にすると、自分がダメージを受けることになるんですが、
世界に終わりをもたらす某神格を見て《SANチェック:成功時減少 1d5 / 失敗時減少 1d50》なんですよ。
ただその目を引いただけで、正解も分からない選択肢でこのダメージは酷すぎるだろうと思ったので、
軽減はするつもりでした。
言ってしまうと大外れの地雷質問なので削除しちゃうことも考えたんですが、
折角なので懐かしシチュを使わせていただき、まあ失敗して手をとり損ねたら倍ダメ(1D20)くらいにしとこうかなと思ってました。
あとは「出会える」を「手を取れる」にしたことですね。シチュエーション的にってのももちろんそうなんですが、こう書いとけば佐倉を選んでくれるかなと思った。
その他いろいろ、細々とそれっぽい質問にしたり内容にしたりしてますね。
【ラスト】
生きている探索者同士で遊んだ場合
相手を殺した時点で二人は記憶を失い、
「変な夢にいけ好かないヤツが出てきたな」と思いながらスクランブル交差点ですれ違います。
思い出して「あーーーーー!」となるかどうかは探索者たち次第かな?
KP
記憶についても「佐倉が牧志を忘れる」だと軽すぎて悩む余地はないなと想ったので「全部忘れる」にした結果あんなヒドイ事になったり。
結構質問と結果が重くなっていたりします。
結構質問と結果が重くなっていたりします。
牧志も佐倉も割と「相手のことを忘れてしまう」のは慣れっこレベルで起きている。
牧志 浩太
なるほど~~~~。
1d50食らってたらロストありえましたね。
初っ端でそれはなぁ。PCの正気度 に合わせた調整&さりげない調整ありがとうございます。
いや本当に、今回はすごくすごく質問内容を合わせて下さってめちゃくちゃ楽しかったです。
おかげでハラハラしながら過程も楽しめたし、ゲームでは? と気づいてもサクサクならずに重たく楽しめました。
それがあったおかげで、ラストがあんなに重たくなったと思うんですよ。
幻だな、って軽く受け止められず、氷凪さんの自己犠牲が牧志にあれだけダメージを与えたからこそ。
世界が滅ぶ夢のところと、最初の「佐倉さんに嫌われる」の重さは本当に楽しかったし、「全部忘れる」はめちゃくちゃ辛いけどIF的なつら楽しさがありましたね。
狼龍のもろもろを牧志視点で経験してしまうのも面白かった。
特に、牧志の優しさが残酷になってしまうところ!!
1d50食らってたらロストありえましたね。
初っ端でそれはなぁ。PCの正気度 に合わせた調整&さりげない調整ありがとうございます。
いや本当に、今回はすごくすごく質問内容を合わせて下さってめちゃくちゃ楽しかったです。
おかげでハラハラしながら過程も楽しめたし、ゲームでは? と気づいてもサクサクならずに重たく楽しめました。
それがあったおかげで、ラストがあんなに重たくなったと思うんですよ。
幻だな、って軽く受け止められず、氷凪さんの自己犠牲が牧志にあれだけダメージを与えたからこそ。
世界が滅ぶ夢のところと、最初の「佐倉さんに嫌われる」の重さは本当に楽しかったし、「全部忘れる」はめちゃくちゃ辛いけどIF的なつら楽しさがありましたね。
狼龍のもろもろを牧志視点で経験してしまうのも面白かった。
特に、牧志の優しさが残酷になってしまうところ!!
KP
あ、そうそうあそこはイメージの世界だったので、氷凪の心臓は「あると思えばあるしないと思えばない」状態でした。
幻の中では幻の都合次第。
ラストはないと不都合だからある。
氷凪自身も自分が生きているのか死んでいるのか分かんなかったから不安定でした。
幻の中では幻の都合次第。
ラストはないと不都合だからある。
氷凪自身も自分が生きているのか死んでいるのか分かんなかったから不安定でした。
牧志 浩太
ああー、なるほど。
ラストは不死のままだと対照的で面白いけど殺せませんもんね。
ラストは不死のままだと対照的で面白いけど殺せませんもんね。
KP
「殺すこと」というよりは「選択すること」の方が重要なんで、実は「刺した瞬間に終わる」んですけどね。
牧志君があれだけ悩んでくれていたのできっちり死亡するところまで中継しちゃったイスのひとでした。
牧志君がもっと冷酷になっていくかと思ったらそんなこともなく、それなのにつらいという、なんとも言い難い、……楽しいセッションでした。
ごめんな牧志君。
牧志君があれだけ悩んでくれていたのできっちり死亡するところまで中継しちゃったイスのひとでした。
牧志君がもっと冷酷になっていくかと思ったらそんなこともなく、それなのにつらいという、なんとも言い難い、……楽しいセッションでした。
ごめんな牧志君。
牧志 浩太
ラスト、牧志がどうにか殺さずに解決しようと足掻いた結果、より苦しいことになりましたね。
首絞め&殺すのダブルで氷凪さんの命を感じさせられるという。
牧志、幻だと分かってしまったせいで「敵同士になると分からず」、途中から「氷凪さんと協力すること」を真面目に考え始めたせいで、まあつらかったですね。
楽しかった。牧志は考えすぎだ。
首絞め&殺すのダブルで氷凪さんの命を感じさせられるという。
牧志、幻だと分かってしまったせいで「敵同士になると分からず」、途中から「氷凪さんと協力すること」を真面目に考え始めたせいで、まあつらかったですね。
楽しかった。牧志は考えすぎだ。
KP
「参加するのは誰でもいい」とか「ロスト探索者でも行ける」とかポンポン人が死んでは無事でまた出てくるとか、
割と最初の方に「これただのゲームだから何が起きても平気なヤツだな」って分かりそうな要素一杯出ていたんですが、
なるべくバレないように気を遣った! つもり!
ラストはねーひどかったねー。
でもあれ殺す以外で終わらせる手段がなくて。そこねじ曲げられる要素もないものだから……
割と最初の方に「これただのゲームだから何が起きても平気なヤツだな」って分かりそうな要素一杯出ていたんですが、
なるべくバレないように気を遣った! つもり!
ラストはねーひどかったねー。
でもあれ殺す以外で終わらせる手段がなくて。そこねじ曲げられる要素もないものだから……
牧志 浩太
ですよね!
PLは薄々思っていたけど、確定で分かる要素はなかったから怖かった。楽しかった。
ラストは宣言頂けて助かりました。
おかげでよりひどい方向にもっていけた。
あれは曲がらない方がひど面白いと思います。正しい選択なんてなかったんだ。
PLは薄々思っていたけど、確定で分かる要素はなかったから怖かった。楽しかった。
ラストは宣言頂けて助かりました。
おかげでよりひどい方向にもっていけた。
あれは曲がらない方がひど面白いと思います。正しい選択なんてなかったんだ。
KP
黒幕が最後になんか言ってくシーンすらないから、もう本当にどうしようもなくて酷いw
牧志 浩太
牧志はほんとに考えすぎていたんですよねぇ。
幻であることには気づいたし、悪意のあるゲームで選択以外に意味はないことにまで気づいたのに、それでも考えすぎた。
いやぁCoCですね。ひどいね! 最高。
シナリオとKPの協力体勢で丁寧につくられた地獄ですね。楽しかった。
幻であることには気づいたし、悪意のあるゲームで選択以外に意味はないことにまで気づいたのに、それでも考えすぎた。
いやぁCoCですね。ひどいね! 最高。
シナリオとKPの協力体勢で丁寧につくられた地獄ですね。楽しかった。
KP
まあねぇ、佐倉と早浪に害が及ばないなんて保証ないもの。しょーがない。
よしっ、楽しかった!
if死シナリオ楽しい。
よしっ、楽しかった!
if死シナリオ楽しい。
牧志 浩太
そうそう。
幻だと気づいていたから「佐倉さんが死ぬ選択以外」は取れたけど、「佐倉さんが死ぬ選択」だけはできなかった。
本編で死んでほしくはないけど、if死シナリオ楽しい。何もかも忘れていずれ死んでいく佐倉さんは「こんなのもあるんだなぁ、つらいけど面白いシチュエーションだな」ってなりました。
あと最初の「嫌われる」の佐倉さんの発言はラストまで尾を引いていたと思います。ダイス目が神。
幻だと気づいていたから「佐倉さんが死ぬ選択以外」は取れたけど、「佐倉さんが死ぬ選択」だけはできなかった。
本編で死んでほしくはないけど、if死シナリオ楽しい。何もかも忘れていずれ死んでいく佐倉さんは「こんなのもあるんだなぁ、つらいけど面白いシチュエーションだな」ってなりました。
あと最初の「嫌われる」の佐倉さんの発言はラストまで尾を引いていたと思います。ダイス目が神。
KP
やったー!
佐倉はわざわざ悪口言いに行かないし、牧志が思ったとおり黙って去るから、
それでも何か伝えるなら何だろう、と思ったらアレだったんですよね。
ただ悪口言ってたら「あっこれ佐倉さんじゃない」って速攻バレるしー
佐倉はわざわざ悪口言いに行かないし、牧志が思ったとおり黙って去るから、
それでも何か伝えるなら何だろう、と思ったらアレだったんですよね。
ただ悪口言ってたら「あっこれ佐倉さんじゃない」って速攻バレるしー
牧志 浩太
アレはねぇ、「佐倉さんの信頼を裏切ってしまった」ということが牧志にめちゃくちゃダメージ与えた。
佐倉さんらしくて、かつ幻とすぐに分からず、ダメージも与える、めちゃくちゃナイスでした。
牧志が「自分の許せないこと」を佐倉さんよりも優先した結果のあの台詞だったからめちゃくちゃキたんですよ。
佐倉さんらしくて、かつ幻とすぐに分からず、ダメージも与える、めちゃくちゃナイスでした。
牧志が「自分の許せないこと」を佐倉さんよりも優先した結果のあの台詞だったからめちゃくちゃキたんですよ。
KP
悪口は言わないけど「信じてたのに!! 自分は傷つきました!!」って言いそうな佐倉。
それはそれでどうなんだ。
それはそれでどうなんだ。
牧志 浩太
そっちの方が牧志へのダメージつよかった。自分が嫌われるなら佐倉さんは無事だ、って思ってたら傷つけちゃったんだもの。
KP
佐倉が言いそうなことを言ったら牧志くんがよりダメージ受けてる! ヨシ!
と思いながら見てました。
意図した訳じゃないけどヨシ!
と思いながら見てました。
意図した訳じゃないけどヨシ!
牧志 浩太
牧志の自分中心な所と冷酷な所を引きずり出して最悪の形で見せつけられたような、と牧志が受け取ってダメージ受ける伏線になりましたね。
KP
ホンモノの佐倉だったら、自分中心なのはお互い様だし、それでわざわざ文句なんか言わない。
そしてその自己中の距離感で互いを助け合ってるんだから結局ああいう台詞は言わないんじゃないかな。
そしてその自己中の距離感で互いを助け合ってるんだから結局ああいう台詞は言わないんじゃないかな。
牧志 浩太
結局どちらも自分中心なんだ、ってことがいい距離感になってる二人ですしね。
ダイス目が本当に素敵な改変大盛りと噛み合って今回は本当にひど面白かった。
ダイス目が本当に素敵な改変大盛りと噛み合って今回は本当にひど面白かった。
KP
こういう話やってるとSMだなと思いますw
SってサービスのSなんだわってやつ。
相手が気持ち良く痛いとこ探すのw
SってサービスのSなんだわってやつ。
相手が気持ち良く痛いとこ探すのw
牧志 浩太
心を尽くして丁寧に用意された地獄でしたもんね、今回。本当にありがとうございます。
今回は調整いただけたけど、諦めない牧志が拘束で巻き巻きにされてしまうのもひど面白い図だなと思っていました。
今回は調整いただけたけど、諦めない牧志が拘束で巻き巻きにされてしまうのもひど面白い図だなと思っていました。
KP
おかしいな。牧志君にももう少し拘束されて貰う予定だったんだ。
一個差くらいで負けようと思ってたのに……
巻き巻きするのはまたの機会に。いくらでもありそうな気がしますしそういうの。
一個差くらいで負けようと思ってたのに……
巻き巻きするのはまたの機会に。いくらでもありそうな気がしますしそういうの。
牧志 浩太
なんとそうでしたか。
そこは氷凪さん故にだったかぁ。
ですね。またの機会に目と口を塞がれた牧志も見てみたいもの。
そこは氷凪さん故にだったかぁ。
ですね。またの機会に目と口を塞がれた牧志も見てみたいもの。
KP
氷凪さんもっと早浪のために頑張るはずだったんだよ……
牧志 浩太
でもその大差の結果で牧志に与えるダメージはアップしたという……>牧志ほとんど拘束されてない
あと、牧志が自己犠牲に走らなかったの、「牧志は自殺はしない」が効いてましたね。
幻の中でも自殺はしなかった。
あと、牧志が自己犠牲に走らなかったの、「牧志は自殺はしない」が効いてましたね。
幻の中でも自殺はしなかった。
KP
それは確かに。ラスト自殺はあり得なかった。
牧志 浩太
そうそう。
KP
大体解説は終わりかなぁ。
牧志 浩太
あ、ラストで自殺していたらどうなったのか? と、相手に殺されていたらどうなったのか? は知りたいです。あとエンディング分岐。
選択見たいだけならそうそう違いはなかったのかな。
選択見たいだけならそうそう違いはなかったのかな。
エンディングについて。
KP
エンドBだと「会わずに去るのが簡単」なのかな。
多分善人の場合来ることが多いと想定されている? のかな?
多分善人の場合来ることが多いと想定されている? のかな?
牧志 浩太
なるほどー。微妙な差が生まれるんですね。
どちらも大きな差はない、本当にひどい白昼夢だったんだなぁ。
どちらも大きな差はない、本当にひどい白昼夢だったんだなぁ。
KP
あとはロスト系エンドですね。
エンドCについて
牧志 浩太
探索者からドロップアウトしてエキストラにされちゃったぁああ!
いや、そんなことにならなくてよかった。調整ありがとうございます。
いや、そんなことにならなくてよかった。調整ありがとうございます。
KP
マトリクスになっちゃう
脳缶探索者と出会って解放される、なんてこともあるかもしれない。
脳缶探索者と出会って解放される、なんてこともあるかもしれない。
牧志 浩太
なっちゃう。平穏が手に入るかもしれないけどさぁ。
なるほど? それは奇遇すぎる。>脳缶探索者と出会って
牧志の場合、誰かさんが「こらこら勝手に何してんの、面白かったけど」って回収しにきそう。
なるほど? それは奇遇すぎる。>脳缶探索者と出会って
牧志の場合、誰かさんが「こらこら勝手に何してんの、面白かったけど」って回収しにきそう。
KP
かもしれない。
エンドDについて
KP
自己犠牲死した場合かなこれは。
牧志 浩太
ああー。強制終了かぁ。
なるほどそういうのもあったんだ。
ほんとに、途中終了にならずに最後までやれてよかったなぁ。
これは最後まで走れてこそ面白かったし。
なるほどそういうのもあったんだ。
ほんとに、途中終了にならずに最後までやれてよかったなぁ。
これは最後まで走れてこそ面白かったし。
KP
エンディングは以上。
KP
でもって、氷凪を使いたかった理由が、牧志と良い感じに戦えて絡めると楽しそうだったってのは勿論なんですが、
「生きている」ことや「死ぬこと」、「早浪への想い」などを全く理解しきれないままに死んでしまったのが可哀想すぎたので、
何らかの答えなりなんなり、掴んで欲しかったからってのもあるんですよね。
酷い環境でもひととき牧志と話すことで色々分かることもあるだろうと。
目の前の牧志より、生きているのかも分からない早浪を助けたくなる理由は何だろう、と考えて欲しかったのですよね。
と思ったら、「大事な存在である」って自覚すらなかった。
「生きている」ことや「死ぬこと」、「早浪への想い」などを全く理解しきれないままに死んでしまったのが可哀想すぎたので、
何らかの答えなりなんなり、掴んで欲しかったからってのもあるんですよね。
酷い環境でもひととき牧志と話すことで色々分かることもあるだろうと。
目の前の牧志より、生きているのかも分からない早浪を助けたくなる理由は何だろう、と考えて欲しかったのですよね。
と思ったら、「大事な存在である」って自覚すらなかった。
牧志 浩太
なるほどーーー!
そう、氷凪さんにとっても面白い後日談でしたよね。
終わってしまったあの物語をじっくりと反芻し、噛み締めるようで楽しかった。
そう、氷凪さんにとっても面白い後日談でしたよね。
終わってしまったあの物語をじっくりと反芻し、噛み締めるようで楽しかった。
KP
あとは死亡の幻がバリエーション豊富になって楽し……
牧志 浩太
それは本当にそう。氷凪さんのおかげで幻のバリエーションがすごい。
牧志も異形経験それなりにあるせいで妙にはまるし。
氷凪さんと牧志、意外なドリームマッチ(文字通り)でしたね。面白かった。
牧志も異形経験それなりにあるせいで妙にはまるし。
氷凪さんと牧志、意外なドリームマッチ(文字通り)でしたね。面白かった。
KP
面白かった!
あそこで終わるのが美しいなと思いつつも我慢しなくて良かった!
あそこで終わるのが美しいなと思いつつも我慢しなくて良かった!
牧志 浩太
ほんとに! この二人でやってよかった! 前言撤回してよかった!
蛇足どころか、面白い後日談になった。
蛇足どころか、面白い後日談になった。
KP
というわけで第二弾どうしよう!
牧志 浩太
せっかくの同時発生ですし、このまま次は佐倉さん編でいきますか?
KPしていただいたし、今度はこちらがKPがいいかな。
KPしていただいたし、今度はこちらがKPがいいかな。
KP
お、そうしていただけるならより美味しい!
是非お願いしたい!
迂闊に牧志を犠牲にする選択をしたら酷いことになりそう……
是非お願いしたい!
迂闊に牧志を犠牲にする選択をしたら酷いことになりそう……
牧志 浩太
ではそれで!
窓だけ作っておいて、差し支えなければ明日夜あたりからの開始と思いますがいかがでしょう?
窓だけ作っておいて、差し支えなければ明日夜あたりからの開始と思いますがいかがでしょう?
KP
おーけーです!
旅行楽しんでからにしましょう!
旅行楽しんでからにしましょう!
牧志 浩太
ありがとうございます、楽しんできます!
牧志 浩太
(シナリオみましたが描写めちゃめちゃ盛って下さってる……! ありがとうございます!)
KP
そのままだと普通すぎたなーとか。
セット火力もとい説得力ないなーとかで、結局そのまま使ったのはない気が……します。
悪意をもって相手を殺す描写だと嘘臭すぎて「あーこれ幻っすねひどいね」で流せちゃうし
助けてくれないからって相手を恨むような二人じゃないから、もうちょっと違う方向でのつらみを……
セット火力もとい説得力ないなーとかで、結局そのまま使ったのはない気が……します。
悪意をもって相手を殺す描写だと嘘臭すぎて「あーこれ幻っすねひどいね」で流せちゃうし
助けてくれないからって相手を恨むような二人じゃないから、もうちょっと違う方向でのつらみを……
牧志 浩太
ですねぇ。絶妙にそれらしく、現実の彼らでもありそうと思えて、無視できない、最高につらい幻だった。
KP
考えるの楽しかったです。
牧志 浩太
こちらもじっくり練りたいなぁ、幻の内容。
牧志 浩太
回答者X、3で氷凪さんが微笑んでいるのが牧志にとってつーらーいーなぁー。
佐倉 光
氷凪の行動が正解だったとも言えないんだけどなぁー。
今回はただの実験だったけど、本当に本人に害が及ぶ可能性あったしさー
今回はただの実験だったけど、本当に本人に害が及ぶ可能性あったしさー
牧志 浩太
なんですよねぇー。分からないのも本当だもん。
佐倉 光
途中で佐倉が何か言いかけているのは「お前は間違っていない」でしたよ!
佐倉はそう言うけど、観測者さんによって選択に対するコメントは意図的にカットされた。
だって自分での判断じゃないと意味がないからねっ
佐倉はそう言うけど、観測者さんによって選択に対するコメントは意図的にカットされた。
だって自分での判断じゃないと意味がないからねっ
牧志 浩太
間違っていない だったんだ!
最初の嫌われるのダメージのせいで「詰られる?」って思ってしまった牧志なので、その意味でもダイス目が神でございましたね。
最初の嫌われるのダメージのせいで「詰られる?」って思ってしまった牧志なので、その意味でもダイス目が神でございましたね。
佐倉 光
佐倉は基本、牧志が自分で考えて出した決断なら否定しないよ。
それは、自分がエゴで動いているために、牧志のエゴを否定しないということでもある。
それは、自分がエゴで動いているために、牧志のエゴを否定しないということでもある。
牧志 浩太
そう、このあとにレプリカログ読んで、互いにエゴなんだよなぁ…… と思った。
かなり序盤からエゴが前提の関係性ですしね。
かなり序盤からエゴが前提の関係性ですしね。
佐倉 光
もし牧志のエゴによる決断を否定するなら、
その決断自体を否定するんじゃなくて、自分のエゴをぶつけて止める。
「お前は間違っている!!」じゃなくて「お前はそう思うかも知んないけど俺はこう思うから止める!!」というかんじ。
その決断自体を否定するんじゃなくて、自分のエゴをぶつけて止める。
「お前は間違っている!!」じゃなくて「お前はそう思うかも知んないけど俺はこう思うから止める!!」というかんじ。
牧志 浩太
なるほど。(佐倉さんを庇って死んだ牧志と、その牧志を取り戻そうとした佐倉さんを思い出しますね)
牧志からもそうだなぁ。
「間違っている」とは断じない。「佐倉さんはそう望んでも、俺はこれがいいから」。
割と互いにずーっとそう。
牧志からもそうだなぁ。
「間違っている」とは断じない。「佐倉さんはそう望んでも、俺はこれがいいから」。
割と互いにずーっとそう。
佐倉 光
それだから色々あったり狂気で依存関係になりかけたりしつつも続いてるんだと思いますよ。
牧志 浩太
「自分がどうしたいか」がベースの二人なんですね。
一番最初に「でも俺は手を離したくない」と望んだように。
一番最初に「でも俺は手を離したくない」と望んだように。
佐倉 光
そうそう。それも結局互いに対する思いやりがあるからいい関係になっているんだと思いますけどねー
牧志 浩太
ですね。思いやりがあるのに相手中心にならない。自分が相手を思いたいから思うんだ、という関係。
佐倉 光
だからね、いつ見捨てられても裏切られても、がっかりはするけどそれを恨みには思わない。
とはいえ「牧志は余程のことがなければそれはしないだろう」とは思っているし、自分もしないんだけど。
端的に言えば割と根っこはドライに見えて感情がクソデカ過ぎる。
とはいえ「牧志は余程のことがなければそれはしないだろう」とは思っているし、自分もしないんだけど。
端的に言えば割と根っこはドライに見えて感情がクソデカ過ぎる。
牧志 浩太
でもそのがっかりが牧志にめちゃくちゃダメージを与えるんだよなぁ。
あるいは恨まれるよりも。
根っこはドライに見えるのに感情があまりにも大きいの、味わい深いですね。
佐倉さんの自覚はどうなんだろう。
あるいは恨まれるよりも。
根っこはドライに見えるのに感情があまりにも大きいの、味わい深いですね。
佐倉さんの自覚はどうなんだろう。
佐倉 光
自覚はー多分自分の感情100としたら30%位しか自覚してないんじゃないですかね。
牧志に特にでっかい感情抱えているのは自覚してるけど、本人が思っているより実はもっとでかい。
そういうのが牧志になんかあったときとか狂気に落ちたときとかに取り乱す原因になったりする。(その方が面白い)
牧志に特にでっかい感情抱えているのは自覚してるけど、本人が思っているより実はもっとでかい。
そういうのが牧志になんかあったときとか狂気に落ちたときとかに取り乱す原因になったりする。(その方が面白い)
牧志 浩太
その方が面白い本当にそう。
感情があることは分かっているけど自覚しきれていないかー。
感情があることは分かっているけど自覚しきれていないかー。
佐倉 光
本当に、氷凪さん殺害しなきゃいけないシーンの牧志がつらい……
シナリオでは後でリアルで会って「あれは幻だったねそれはそれとしてこの野郎」みたいな展開で心理的な負担を軽くするんだなと思ったから、氷凪さんにも一言言ってもらいましたけど。
シナリオでは後でリアルで会って「あれは幻だったねそれはそれとしてこの野郎」みたいな展開で心理的な負担を軽くするんだなと思ったから、氷凪さんにも一言言ってもらいましたけど。
牧志 浩太
そうつらい。優先順位決まっているから非情になれるかなと思ったら、一筋縄ではいかないシナリオと素晴らしい大盛りで、協力できるかと思ったら……からのアレで本当に牧志がつらい。楽しい。
佐倉 光
今何だか和やかに話しちゃってる二人がどうなることやら。
牧志 浩太
どうなるかな~ぁ。早浪の選択はいろいろもろもろで氷凪さんとはちょっと違いそうなんですよね。
佐倉 光
佐倉は言わずもがなですねー。
牧志 浩太
佐倉さんはそこ割とすんなり行きそうな気もしてるけど、どうなることか。
コメント By.KP
そこに正しさはなく、ただエゴと恐怖があるばかり。
それでも人は、より正しいと思われる方を目指して手を伸ばすのだ。
それがどんなに悲劇であろうとも。
酷さと不条理さしかない話で、牧志と氷凪の新たな面を抉り出してくれました。
もっと別の出会いができていたら……
そこに正しさはなく、ただエゴと恐怖があるばかり。
それでも人は、より正しいと思われる方を目指して手を伸ばすのだ。
それがどんなに悲劇であろうとも。
酷さと不条理さしかない話で、牧志と氷凪の新たな面を抉り出してくれました。
もっと別の出会いができていたら……
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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