
『2人用のエモシに3人来た』
のネタバレがあります。
クトゥルフ神話TRPG 目次
2人用のエモシに3人来た 一覧
本編見る!
KP
戦闘開始。
敵の【DEX】は10。
佐倉の先攻。
敵の【DEX】は10。
佐倉の先攻。
佐倉 光

1d100 70 〈剣〉 Sasa 1d100→ 30→成功
KP
敵は回避を行わない。
1d8 Sasa 1d8→4
4点のダメージ。
1d8 Sasa 1d8→4
4点のダメージ。
佐倉 光

佐倉は思い切り距離を詰めて死角から剣を振るう。
牧志 浩太

「よし、……行けそうだ」
このままでも、ルール違反で即座に罰ってことはなさそうだ。
このままでも、ルール違反で即座に罰ってことはなさそうだ。
KP
これ描写的に敵は武器持ってないんだよなぁ……
KP
敵は殴る。
KP
1d3 Sasa 1d3→3
狙いは佐倉。
1d50〈こぶし〉 Sasa 1d50→50
命中。
1d3+0 Sasa 1d3+0→ 3+0→合計3
狙いは佐倉。
1d50〈こぶし〉 Sasa 1d50→50
命中。
1d3+0 Sasa 1d3+0→ 3+0→合計3
KP
鎧って装甲値ないんかい。
牧志 浩太
ないのか!
雰囲気だけだった。
雰囲気だけだった。
KP
佐倉が身につけていた鎧はあっさりと割られる。
佐倉 光

HP 11 → 8
佐倉 光

「いってぇぇぇ! 役に立たねぇ!」
牧志 浩太

「!」
あの鎧、見た目だけか!
早くけりをつけるしかないな、これじゃ防ぎようがない!
あの鎧、見た目だけか!
早くけりをつけるしかないな、これじゃ防ぎようがない!
KP
異形の男は威嚇するように腕を振りかざす。
二人は何かする?
もちろん攻撃も可能。
二人は何かする?
もちろん攻撃も可能。
牧志 浩太

息を合わせ、二人分の体重を乗せて一緒に殴りかかる。
KP
では二人で拳を振って、片方成功したら成功した方ダメボ乗せてダメージ、両方成功したらダメージボーナスに更に+3しよう。
牧志 浩太

鎧があっさりと割られたのを見て、拳を握り込む。
俺達も殴りかかるべきだ。効かなくても気は惹ける。
手錠に封じられ、引っ張られる拳。
このままじゃ殴りかかれない。
それなら、息を合わせて一緒に殴ればいいんだろ。
俺達も殴りかかるべきだ。効かなくても気は惹ける。
手錠に封じられ、引っ張られる拳。
このままじゃ殴りかかれない。
それなら、息を合わせて一緒に殴ればいいんだろ。
牧志 浩太

「紅」
その名で呼びかける。俺達は前、同じものだった。
その名で呼びかける。俺達は前、同じものだった。
波照間 紅

「ああ、紅」
その名に意図を知る。僕らは前、同じものだったな。
なら当然、息だって合わせられる。
その名に意図を知る。僕らは前、同じものだったな。
なら当然、息だって合わせられる。
同じものだった(ネタバレ)
TRPGリプレイ CoC『地獄はやさしい』 波照間 1
同じものだった
牧志 浩太

1d100 70 牧志〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 57→成功
波照間 紅

1d100 50 波照間〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 59→失敗
牧志 浩太
牧志だけ成功。ダメボ0なので通常ダメージかな。
KP
そうなりますね
牧志 浩太

1d3 ダメージ Sasa 1d3→1
KP
ダメージ5点
牧志 浩太

「浅い、でも効いてる!」
波照間 紅

「ああ!」
佐倉 光

1d100 70 佐倉の攻撃 Sasa 1d100→ 9→成功
1d8 Sasa 1d8→4
1d8 Sasa 1d8→4
KP
ダメージ 9
KP
佐倉が持つ剣はやすやすと化け物を切り裂く。
佐倉 光

「勘違いしそうだ」
KP
佐倉は振り抜いた刃を弧を描くようにしてスムーズに次の一撃に繋げる姿勢へと移行させる。まるで熟練の剣客のようだ。
化け物は痛みに怯むことなく襲ってくる。
化け物は痛みに怯むことなく襲ってくる。
KP
1d3 Sasa 1d3→1
牧志に攻撃。
1d100 50 Sasa 1d100→ 35→成功
牧志に攻撃。
1d100 50 Sasa 1d100→ 35→成功
KP
〈回避〉を振るか、待機するか選んでください。
牧志 浩太

〈回避〉を振った場合は攻撃不可かな。
であれば〈回避〉しない。
であれば〈回避〉しない。
KP
そうなります。では殴る!
1d3
Sasa 1d3→1
1d3
Sasa 1d3→1
牧志 浩太

目の前で繰り広げられる鮮やかな動きに惚れ惚れとする間もなく、異形の拳が襲ってくる。
牧志 浩太

思わず避けたくなるのを思い留まって、身を固くして拳を食らう。
避け方なんて知らない。
無理に避けて体勢を崩すより、早くけりをつけないと。
避け方なんて知らない。
無理に避けて体勢を崩すより、早くけりをつけないと。
KP
待ち構えて受けた化け物の拳は、見た目の割に痛みを感じない。
牧志 浩太

HP 10 → 9
牧志 浩太

見た目のままじゃ、ない。
こいつも仕掛けってことか。
こいつ人間なんじゃないだろうな。
一瞬そんなことが過った。
あんな牙があるくせに、普通の握り拳の痛みだった。
こいつも仕掛けってことか。
こいつ人間なんじゃないだろうな。
一瞬そんなことが過った。
あんな牙があるくせに、普通の握り拳の痛みだった。
牧志 浩太

次の自分の行動で、「化け物の正体を見破ろうと目を凝らす」ことはできますか?
KP
目を凝らすなら〈クトゥルフ神話〉知識。
牧志 浩太

1d100 48 〈神話〉知識 まずいことが分かりそう Sasa 1d100→ 90→失敗
KP
あなたは目を凝らすが、それはやはり半人半獣の異形にしか見えない。
骨格からしてそういう存在に見えるが、幻覚やデジタル世界であるといった前提に立つなら何も分からない、が結論となる。
意外と強くない化け物で、あの鎧があまりにも見かけ倒し、ということなのでは?
骨格からしてそういう存在に見えるが、幻覚やデジタル世界であるといった前提に立つなら何も分からない、が結論となる。
意外と強くない化け物で、あの鎧があまりにも見かけ倒し、ということなのでは?
牧志 浩太

うーん。
何もかも仕掛けで見かけ倒しなんだろう。
「戦わせる」ために作られた仕掛けだ。
分からない以上、それ以外のことを考えても仕方ないな。
何もかも仕掛けで見かけ倒しなんだろう。
「戦わせる」ために作られた仕掛けだ。
分からない以上、それ以外のことを考えても仕方ないな。
波照間 紅

「何か気になったのか」
牧志 浩太

「ごめん、大丈夫」
行動
牧志 浩太
このまま行動できますか?
それとも、目を凝らすで行動終了?
それとも、目を凝らすで行動終了?
KP
牧志の行動はさすがに終わりかな。
牧志 浩太
OK。
KP
ああーでも2ラウンド目か。
牧志 浩太
お、なんだろ。時間制限ありだったかイベントかな。
KP
実利のあるような選択じゃないし、行動してよいです。
牧志 浩太
ありがとうございます。
牧志 浩太

では、先程と同じく、息を合わせて殴る!
KP
どうぞ。こちらの〈回避〉はなし。
牧志 浩太

1d100 70 牧志の〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 93→失敗
波照間 紅

1d100 50 波照間の〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 92→失敗
牧志 浩太

「!」
息が合わずにつんのめる。余計なことをしたせいだ。
息が合わずにつんのめる。余計なことをしたせいだ。
佐倉 光

佐倉の攻撃
1d100 70
1d100 70
Sasaさん見た目はオンラインなんだけどなー
佐倉 光 - 今日 12:38
CCB<=70 剣 (1D100<=70) > 17 > 成功
1d100 70
1d100 70
Sasaさん見た目はオンラインなんだけどなー
佐倉 光 - 今日 12:38
CCB<=70 剣 (1D100<=70) > 17 > 成功
牧志 浩太
接続サーバー数が出てない時はbotがオンラインでもだめっぽいんですよね
佐倉 光

佐倉 光 - 今日 12:39
1d8 (1D8) > 2
ダメージ 11
1d8 (1D8) > 2
ダメージ 11
佐倉 光

「くそ、浅いな」
KP
佐倉は少し距離をとる。
敵の動きはだいぶ鈍くなり、血のようなものがぼたぼたと垂れている。
敵の動きはだいぶ鈍くなり、血のようなものがぼたぼたと垂れている。
牧志 浩太

「いや、動きが鈍くなってきてる……、もう少しだ!」
KP
1d3 怪物の攻撃 Sasa 1d3→1
牧志を狙う。対応はどうする。
牧志を狙う。対応はどうする。
牧志 浩太

殴られた所がずきずきと痛むが、大丈夫だ。まだ、いける。
〈回避〉はしない!
〈回避〉はしない!
KP
化け物の腕があなたに振り下ろされる。
KP
1d3 Sasa 1d3→2
2ダメージ。
2ダメージ。
牧志 浩太

HP 9 → 7
牧志 浩太
牙ある割に攻撃手段が「殴る」なの、異形だなぁ。
KP
ルールブック見ると基本の攻撃手段として剣呑な武器持ってるんですけど、このシナリオのそいつ、素手な上人間と大して能力変わらないんだなぁ。
牧志 浩太
なるほどー。
やっぱり『試練』のための見せかけなのかな。
やっぱり『試練』のための見せかけなのかな。
牧志 浩太

「……っ……!」
強かにめり込んだ拳に、肺から空気と血流が一気に追い出される。
一瞬、呼吸が途切れる。
体表の強烈な痛みが過ぎた後、微かに、内側の鈍い、いやな、痛み。
強かにめり込んだ拳に、肺から空気と血流が一気に追い出される。
一瞬、呼吸が途切れる。
体表の強烈な痛みが過ぎた後、微かに、内側の鈍い、いやな、痛み。
波照間 紅

「牧志!」
牧志 浩太

「大丈夫、いける!」
佐倉 光

「くそ、早く片付けないと」
KP
では手錠チームのアクション。
牧志 浩太

ずきずきと響く痛みは、無視しようにも意識を占めに来る。
痛みに呼吸を合わせて、先輩に目で合図する。
痛みに呼吸を合わせて、先輩に目で合図する。
牧志 浩太

今度こそ、息を合わせて殴りかかる!
牧志 浩太

1d100 70 牧志の〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 38→成功
波照間 紅

1d100 50 波照間の〈こぶし〉 Sasa 1d100→ 33→成功
KP
ダメージは1d3+3
牧志 浩太

1d3+3 Sasa 1d3+3→ 1+3→合計4
波照間 紅

いつになく息が合った。
牧志 浩太

俺達は同じ形の生き物だ。
牧志 浩太

二人分の体重を、ただ一点に載せる!
KP
強い衝撃が伝わり、あなた方の体に熱い体液がかかる。
その化け物はぐぼ、と喉から音を漏らして吹っ飛び、倒れた。
その化け物はぐぼ、と喉から音を漏らして吹っ飛び、倒れた。
牧志 浩太

「うわっ……!?」
降りかかる体液を、思わず避けようとしてよろめく。
降りかかる体液を、思わず避けようとしてよろめく。
KP
佐倉が剣の先でつんつんとつつく。
佐倉 光

「動かないな。死んだか?」
牧志 浩太

「あ、ああ。とりあえず、動きそうにはないな」
牧志 浩太

「で、あとは童話よろしくこいつの腹を裂けば鍵ゲット、か」
波照間 紅

「そうなるな」
佐倉 光

「オッケー、そういうのは慣れてるから。ちょっと待っててくれ」
《宝探し》を行うぞ。
《宝探し》を行うぞ。
KP
佐倉は剣でそいつの腹を切り裂いてごそごそと探り始めた。
KP
※ここで《正気度ロール》はいるけど、まあ、みんな慣れてるよな割と……
牧志 浩太
おっと、確かに波照間はよく見てる光景だ。さっきの台詞修正します。
佐倉 光

牧志は後ろ向いててもいいけどね。
牧志 浩太

いや、その光景を見ておく。
自分で殺したものだし、それに、何事にも慣れるに越したことはないしな、と今になると思う。
『前』は『よく見た』仕事風景と同じだ。大丈夫。
自分で殺したものだし、それに、何事にも慣れるに越したことはないしな、と今になると思う。
『前』は『よく見た』仕事風景と同じだ。大丈夫。
《宝探し》……佐倉の真・女神転生TRPGにおけるスキルのひとつ。倒した悪魔から戦利品を獲得する。佐倉同様悪魔退治を生業とする波照間も、波照間の記憶を持っている牧志も、悪魔の死体漁りくらいは割と慣れっこである。
佐倉 光

「これも二人で手錠つけてやるとしたら面倒だな」
牧志 浩太

「二人だったら随分面倒だったよな、これ。
ここばかりは三人いてよかったよ。
さっきの所もだけど、二人だったらこれじゃ済まなかった」
ここばかりは三人いてよかったよ。
さっきの所もだけど、二人だったらこれじゃ済まなかった」
佐倉 光

「……おっ。これか? これっぽいな」
KP
佐倉が取り出したのは体液まみれの小さな鍵と、石ころのようなものだった。
部屋の隅に水が溜まっている桶のようなものがある。
どうやらそこがこの化け物の水飲み場であったようだ。
佐倉はそこでかぶった体液を洗い流す。
石ころは紙にくるまれた宝石で、紙には「ご褒美」と書いてあった。
部屋の隅に水が溜まっている桶のようなものがある。
どうやらそこがこの化け物の水飲み場であったようだ。
佐倉はそこでかぶった体液を洗い流す。
石ころは紙にくるまれた宝石で、紙には「ご褒美」と書いてあった。
波照間 紅

「全くだな、助かった。
それで……、また宝石か」
それで……、また宝石か」
牧志 浩太

「みたいだな。
意味ありげだし、きっとどこかで『使う』所があるんだろう、これ」
意味ありげだし、きっとどこかで『使う』所があるんだろう、これ」
KP
小さな鍵はあなた方の手錠を解錠するものだった。
二人とも自由になることができるだろう。
二人とも自由になることができるだろう。
牧志 浩太

ところで随分動いたけど、無事かな……、下着。
KP
下着か。【幸運】を……どうぞ。
牧志 浩太

1d100 60 牧志の【幸運】 Sasa 1d100→ 2→決定的成功(クリティカル)!
牧志 浩太
なんこれ。
KP
おめでとう。あなたの股間はきっちりと守られているし、動いたことで程よく破れたのか着心地も悪くなくなっている。
光っているので何がどうなっているのかよく分からないが。
光っているので何がどうなっているのかよく分からないが。
牧志 浩太

ほっとしたような、しないような。
とりあえず居心地の悪い圧迫が和らいだことと、股間を守る布がまだあったことに安堵する。
とりあえず居心地の悪い圧迫が和らいだことと、股間を守る布がまだあったことに安堵する。
牧志 浩太

どうしようこれ。
一度脱いだら破れるよな、確実に。
うう、このまま行くしかないのか?
一度脱いだら破れるよな、確実に。
うう、このまま行くしかないのか?
牧志 浩太

とりあえず、こちらも被った体液を洗い流す。
ついでに水飲み場の桶の中を探ってみるが、何かあったりしないだろうか?
ついでに水飲み場の桶の中を探ってみるが、何かあったりしないだろうか?
波照間 紅

こちらも体液を洗い流す。
KP
桶に何か入っているようなことはない。
体液は水洗いで綺麗に落ちた。
体液は水洗いで綺麗に落ちた。
牧志 浩太

で。下着がどうあれ、随分打撃を喰らった。
改めて全員分の傷を〈応急手当〉で手当てする。
改めて全員分の傷を〈応急手当〉で手当てする。
KP
〈応急手当〉は可能だ。
牧志 浩太

とりあえず、そこの水なんかも使って、殴られてできた傷を処置していく。下着姿だけど。
牧志 浩太
クリティカルする下着!
KP
下着のフィット感が1D10あがった。
牧志 浩太
やったぜ(?)
下着着こなし技能が上がるかもしれない(?)
下着着こなし技能が上がるかもしれない(?)
佐倉 光

「鎧……返そうか?」
KP
佐倉が問いかけてくる。
牧志 浩太

「あー……、それが、さっき動いたせいで微妙に破れたみたいでさ。
もう一度脱いだら破れそうなんだけど、それでもよければ、ぜひ返してほしい」
もう一度脱いだら破れそうなんだけど、それでもよければ、ぜひ返してほしい」
佐倉 光

「オーケー。もうフルチンでいいや」
KP
佐倉は肩をすくめて鎧とその下の服などを脱ぎ捨て、水場で傷を洗う。
牧志 浩太

「そうだな。ありがとう」
感謝して鎧と服を着込み直し、剣を佩く。
感謝して鎧と服を着込み直し、剣を佩く。
応急手当
牧志 浩太

1d100 59 佐倉さんの傷に〈応急手当〉(牧志) Sasa 1d100→ 64→失敗
1d100 59 自分の傷に〈応急手当〉(牧志)1d100→ 21→成功
1d3 回復 Sasa 1d3→1
HP 7 → 8
1d100 59 自分の傷に〈応急手当〉(牧志)1d100→ 21→成功
1d3 回復 Sasa 1d3→1
HP 7 → 8
佐倉 光

1d100 53 Sasa 1d100→ 60→失敗
波照間 紅

「結構傷になっているな。見せてくれ」
佐倉さんの傷に手当てを試みる。
佐倉さんの傷に手当てを試みる。
佐倉 光

「ああ、外傷は大したことないんだけど打撲が結構きてる。
今はどうしようもないな」
今はどうしようもないな」
佐倉 光

「牧志、魔法試そうか?」
牧志キズ二カ所だったよな。そちらに振ろうか?
牧志キズ二カ所だったよな。そちらに振ろうか?
牧志 浩太

「あ、そうだな。頼む。
こっちも結構しっかり殴られてさ」
こっちも結構しっかり殴られてさ」
応急手当
牧志 浩太
あ、そういえば。お願いします。
佐倉さんが失敗したら、こちらでも振ります。
佐倉さんが失敗したら、こちらでも振ります。
波照間 紅

1d100 35 波照間から佐倉さんへの〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 46→失敗
佐倉 光

1d100 53 《ディア》(〈応急手当〉) Sasa 1d100→ 74→失敗
KP
佐倉は傷に手をかざしたが、光が発生しなかった。
佐倉 光

「……落ち着かない。魔法って精神的なもんだからなー割と」
牧志 浩太

「……まあ……、うん。何だかごめん」
痛みを和らげるべく、ベルトの位置を調整したりして対処しよう。
自分で〈応急手当〉を行う。
痛みを和らげるべく、ベルトの位置を調整したりして対処しよう。
自分で〈応急手当〉を行う。
応急手当
牧志 浩太

1d100 59 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 34→成功
牧志 浩太

1d3 回復 Sasa 1d3→3
2ダメージの傷なので、2回復。
HP 8 → 10
2ダメージの傷なので、2回復。
HP 8 → 10
牧志 浩太

一瞬発生しかけて消えた魔法の光を手がかりに、手ひどく損傷していそうな所を特定してベルトで支えたり、圧迫しないようによけたりする。
KP
手当を行うと傷の痛みは随分とましになった。
KP
この部屋にあるものはこれで終わり、また扉があるようだ。
牧志 浩太

「で、怪物とは戦ったわけだけど、次は」
扉を開け、向こうの様子を見る。
扉を開け、向こうの様子を見る。
KP
扉を開けると、紙のにおいが押し寄せてくる。
そこはまるで古い図書館のような空間だった。円形の部屋の壁際には天井まである本棚がぐるりと囲んでおり、部屋の中央には閲覧用の机と椅子が据え付けられている。
机の上には小瓶が一つとその横にメモが一枚置かれている。
奥には先へ進むための扉も見えた。
そこはまるで古い図書館のような空間だった。円形の部屋の壁際には天井まである本棚がぐるりと囲んでおり、部屋の中央には閲覧用の机と椅子が据え付けられている。
机の上には小瓶が一つとその横にメモが一枚置かれている。
奥には先へ進むための扉も見えた。
牧志 浩太

扉を開けて出てきたのは、本に囲まれた居心地のよさそうな空間だった。
思わず、紙の匂いを嗅いでしまう。
思わず、紙の匂いを嗅いでしまう。
佐倉 光

「おおー。脈絡ねぇー。すげぇー」
牧志 浩太

「この感じ、色々思い出すなー……。
突然連れて来られたんじゃなければ、ちょっと長居したかった」
突然連れて来られたんじゃなければ、ちょっと長居したかった」
波照間 紅

「なかなかの量だな。
ここで何かを調べるなり、正しい本を探すなりしろということなのか」
ここで何かを調べるなり、正しい本を探すなりしろということなのか」
牧志 浩太

思わず、指示を読むより先に、先輩と二人揃って本棚に並ぶ本の背表紙を追ってしまう。
波照間 紅

如何にも秘められた知識が眠っていそうだ。
牧志 浩太

こんな所にどんな本があっても気になるな。
KP
本の背表紙を追うと、じつに様々な本が収められているのが分かる。
有名なフィクション、愚にもつかない陰謀論、辞典にハウツー本、漫画や誰かの日記や落書き帳に写真集。統一感がまるでない。なかには怪しげな知識を記したような書物も散見される。
有名なフィクション、愚にもつかない陰謀論、辞典にハウツー本、漫画や誰かの日記や落書き帳に写真集。統一感がまるでない。なかには怪しげな知識を記したような書物も散見される。
佐倉 光

「異変じゃなきゃなぁ」
牧志 浩太

「本当になー、本当にそれだよ。
異変じゃなきゃ居座って読むのにってことばっかりだよ。
なんで誰かの落書き帳まであるんだよ。
何だよ医学模型レシピ集って」
異変じゃなきゃ居座って読むのにってことばっかりだよ。
なんで誰かの落書き帳まであるんだよ。
何だよ医学模型レシピ集って」
波照間 紅

「こっちはお菓子で作る工場夜景だな。
あ、月刊アヤカシだ」
あ、月刊アヤカシだ」
佐倉 光

「ずっと探してる号見つからねーかなー」
牧志 浩太

いっそ居座って根比べしてやろうかって気持ちがちょっと増した。
やめよう。シローやみんなに心配をかける。
やめよう。シローやみんなに心配をかける。
牧志 浩太

とりあえずメモを読んでみる。
〈メモの内容〉
これは劇薬。誰かが飲まないと出られないけど、正しく使わないと死んじゃうよ。飲んだらすぐに悪魔が来るよ。気を付けて。
これは劇薬。誰かが飲まないと出られないけど、正しく使わないと死んじゃうよ。飲んだらすぐに悪魔が来るよ。気を付けて。
KP
メモにはこれだけで、使い方などは特に書かれていないようだ。
波照間 紅

「これの使い方と『悪魔』への対処法をここで探せ、ということか?」
牧志 浩太

「これだけだと、『二人』には関係してこないよな。
使い方の方に、『二人』で協力なりするような内容があるのかな」
使い方の方に、『二人』で協力なりするような内容があるのかな」
牧志 浩太

メモを裏返し、裏に何か書かれていないか確認する。
KP
メモの裏は白紙だ。
牧志 浩太

何もしなくても次への扉が開くか、それとも本当に出られないか、扉に手をかけて確認する。
KP
扉は開かない。鍵がかかっているのだろうか。
波照間 紅

小瓶を持ち上げ、底や表面を見てみる。
中の液体はどんなもので、瓶には何か書かれているだろうか?
中の液体はどんなもので、瓶には何か書かれているだろうか?
KP
薬瓶には虹色の背景にドクロマークのラベルが貼られている。
とくに文字などは書かれていない。
とくに文字などは書かれていない。
波照間 紅

「瓶には他に手がかりはなさそうだな。
読めそうだぞ、本」
読めそうだぞ、本」
牧志 浩太

「らしいなー。
居座って全部読めるなら歓迎なんだけど、そういうわけにも行かないから、当たりつけないとな」
居座って全部読めるなら歓迎なんだけど、そういうわけにも行かないから、当たりつけないとな」
牧志 浩太

本の背表紙をざっと一瞥する。
薬に関係のありそうな本はあるだろうか?
薬に関係のありそうな本はあるだろうか?
KP
薬、に照準を絞るなら一冊気になる本が見つかる。
他のテーマでも探すなら〈図書館〉。
他のテーマでも探すなら〈図書館〉。
波照間 紅

机には引き出しなどはあるだろうか?
KP
机に引き出しなどはないようだ。
KP
見覚えのある瓶の絵に添えられた解説がある。
《毒薬の本》
とある魔術師が生み出した毒薬は特別な効果を持つという。
飲んだ量に関わらず、1人で飲めば致死の毒、2人で飲めば眠り薬、3人で飲めば全員が盛大に虹色のゲロを吐く。
とある魔術師が生み出した毒薬は特別な効果を持つという。
飲んだ量に関わらず、1人で飲めば致死の毒、2人で飲めば眠り薬、3人で飲めば全員が盛大に虹色のゲロを吐く。
KP
つまり誰かが裏切りその毒を口にしなければ、効果が変わってしまうのだ。この美しき劇薬を相手を信じて飲み干すことが出来るか、それが魔術師の意図のようだ。
KP
殴り書きのメモがついている。
『相手を裏切れば、1人は安全に帰してあげる。』
KP
唐突だがここで〈聞き耳〉。
牧志 浩太

1d100 97 牧志の〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 54→成功
波照間 紅

1d100 73 波照間の〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 64→成功
佐倉 光

1d100 85 佐倉の〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 9→成功
KP
誰かの囁く声が聞こえた……
「おい、虹色のゲロってなんだよ!」
「3人が来ることは想定外だったんで適当に設定しちゃってたんですよ……一応10人まで設定してます」
「なんで設定してんだよ。内容気になりすぎる」
「おい、虹色のゲロってなんだよ!」
「3人が来ることは想定外だったんで適当に設定しちゃってたんですよ……一応10人まで設定してます」
「なんで設定してんだよ。内容気になりすぎる」
牧志 浩太

「内容気になりすぎる」
そこには頷けた。四人以降は何設定したんだよ。
そこには頷けた。四人以降は何設定したんだよ。
佐倉 光

「むしろなんで設定した」
佐倉 光

「つーかどうやって設定した。やっぱりデヴァ・ユガかぁ!?」
牧志 浩太

「やっぱりデヴァ・ユガか、そうでなければ現実でも好きにできるような奴なんだろうな。
そっちもありそうで困る。普通に」
そっちもありそうで困る。普通に」
デヴァ・ユガ……真・女神転生キャンペーンで出てきた大規模な仮想空間の名称。彼らはそこに入り込み、現実だと思っていた。
女神異聞録Personaに出てくるダンジョンと同じ名前なのは、作成に関係者が関わっているからである。
女神異聞録Personaに出てくるダンジョンと同じ名前なのは、作成に関係者が関わっているからである。
牧志 浩太

「でも人で遊ぶなほんと」
波照間 紅

「今更だな」
佐倉 光

「色々な意味でふざけてんのは確かだ」
牧志 浩太

「本当にな」
牧志 浩太

「だけどさ」
牧志 浩太

「まあ、これが本当かどうかも分からないし、他にも探すか」
薬関係の本に限らず、ラベルのドクロマークなども手がかりに範囲を広げて探してみる。
薬関係の本に限らず、ラベルのドクロマークなども手がかりに範囲を広げて探してみる。
牧志 浩太

1d100 85 〈図書館〉
Sasa 1d100→ 20→成功
Sasa 1d100→ 20→成功
KP
さまざまな本の中に、今あなた方が手にしている宝石と同じ物が表紙に描かれた本を発見する。
《宝石の本》
宝石は魔を祓うことが出来る特別な力を持っている。
心をこめて祈れば、それは恐怖を退ける力になるだろう。
効果略
宝石は魔を祓うことが出来る特別な力を持っている。
心をこめて祈れば、それは恐怖を退ける力になるだろう。
効果略
KP
【アイデア】。
波照間 紅

「ん? それは……」
牧志 浩太

「あ、そうか。
こういうことも調べられるんだな、ここ」
こういうことも調べられるんだな、ここ」
牧志 浩太

1d100 90 牧志の【アイデア】 Sasa 1d100→ 80→成功
波照間 紅

1d100 85 波照間の【アイデア】 Sasa 1d100→ 92→失敗
佐倉 光

1d100 85 佐倉 Sasa 1d100→ 35→成功
KP
本の内容を見るに、この部屋は2人に対して相手を騙して殺し1人で安全に先に進むか、2人で安全ではない中眠り、悪魔が自分たちを食い殺さないことを祈って賭けるかの二択を迫っているようだ。
しかしあなた方は3人組である。
3人で薬を飲めば虹色のゲロを吐くだけだし、2人が飲んだとしても1人は起きていられるので叩き起こしたり悪魔とやらを追い払ったりして対応することも可能だろう。
しかしあなた方は3人組である。
3人で薬を飲めば虹色のゲロを吐くだけだし、2人が飲んだとしても1人は起きていられるので叩き起こしたり悪魔とやらを追い払ったりして対応することも可能だろう。
牧志 浩太

「ああ、そういう」
はた、と気づく。裏切れば安全って、そういうことか。
はた、と気づく。裏切れば安全って、そういうことか。
牧志 浩太

「発想になかった」
波照間 紅

「裏切るのがか」
牧志 浩太

「うん」
佐倉 光

「らしいな」
佐倉 光

「で、どうする? ゲロか、見張りか」
牧志 浩太

「ダメージが少ないのは二人が寝て見張りだけど」
波照間 紅

「だけど?」
牧志 浩太

「ちょっと見てみたい気がしないか? 虹色のゲロ」
佐倉 光

「やめろよ気になるだろ……」
佐倉 光

「何が入ると虹色になるんだろうな?」
牧志 浩太

「虹色、虹色……。
この薬が、三人で飲んだら虹色に変色するとか?
いや、でも真面目にさ。
一番安全ではあるんだよな、ゲロ。
三人でそのまま対処できるし」
この薬が、三人で飲んだら虹色に変色するとか?
いや、でも真面目にさ。
一番安全ではあるんだよな、ゲロ。
三人でそのまま対処できるし」
KP
そういえば【アイデア】成功した人は、「何者かが現れるとしたらこの部屋のどこからだろう」と考えたとして〈目星〉を振って良い。
牧志 浩太

1d100 99 牧志の〈目星〉 Sasa 1d100→ 57→成功
波照間 紅

1d100 76 波照間の〈目星〉 Sasa 1d100→ 18→成功
KP
ぐるりと見回すと天井に違和感がある。
一見何の変哲もない木の天井なのだが、よくよく見てみると木目ではない溝のようなものがあるのだ。
高さがあるため手は届かないが、どうやら仕掛け扉か何かがありそうだ。
先へ進む扉はがっちり施錠されているため、「何か」が来るとしたらここなのではないだろうか。
一見何の変哲もない木の天井なのだが、よくよく見てみると木目ではない溝のようなものがあるのだ。
高さがあるため手は届かないが、どうやら仕掛け扉か何かがありそうだ。
先へ進む扉はがっちり施錠されているため、「何か」が来るとしたらここなのではないだろうか。
波照間 紅

「悪魔か。
来るとしたら、あそこか?」
来るとしたら、あそこか?」
牧志 浩太

「あ、本当だ。
悪魔って、物理的な仕掛けから来るやつなのか。
こんなのだから、突然出現させられるのかと思ってたな。
意外と現実なのかもな、ここ」
悪魔って、物理的な仕掛けから来るやつなのか。
こんなのだから、突然出現させられるのかと思ってたな。
意外と現実なのかもな、ここ」
牧志 浩太

……ところで、机の上に立ったり二人で肩車したりしても届かないかな、天井。
KP
そうだなー、机を動かし、その上に二人立って一人を持ち上げれば、理屈の上では届くかも知れない……が。
一番の問題は二人ないし三人の重さに机が耐えられるかどうか、ということになるだろうか。
一番の問題は二人ないし三人の重さに机が耐えられるかどうか、ということになるだろうか。
牧志 浩太

やめておこう。酷いことになりそうだ。
波照間 紅

「見張るなら、あの方向を押さえておけばよさそうだな」
佐倉 光

「それじゃあの真下でってのは避けた方が良さそうだ」
牧志 浩太

「だな。どっちにしろ、次に行く扉の前でやるか」
牧志 浩太

仕掛けの真下に椅子を逆さに置いておく。
ちょっとした嫌がらせだ。
ちょっとした嫌がらせだ。
牧志 浩太

「ってことで、扉の前でみんなでゲロ吐くに一票なんだけど、佐倉さんどう思う?」
佐倉 光

「いいぜ。気になるし」
佐倉 光

「同時に飲むって判定どこでやるんだろうなー。
口に入れたときか? 飲み込んだときか?
大体どうやって判定を……」
口に入れたときか? 飲み込んだときか?
大体どうやって判定を……」
KP
佐倉は薬瓶を手にぶつぶつと言っている。
あなたの意見に異論は無いらしい。
あなたの意見に異論は無いらしい。
牧志 浩太

「そうか、そういえばコップとかないんだな。回し飲みか」
牧志 浩太

コップなどの、薬を分けられるような物はないで合っている?
KP
ないですね。残念ながら。
牧志 浩太

「……あの2人目が人力で監視してて、大体同時っぽいなって思ったら同時判定にしてるとか」
佐倉 光

「うっかり噴いたり飲んだりした場合どこまで許されるんだろうな?」
牧志 浩太

「うっかりで死んだら浮かばれないな。
『騙せる』ってことは『飲んだふりして吐く』とかが有効なんだろうから、やっぱり飲み込んだ時判定なんじゃないかな。
ってことで、飲みまーす」
『騙せる』ってことは『飲んだふりして吐く』とかが有効なんだろうから、やっぱり飲み込んだ時判定なんじゃないかな。
ってことで、飲みまーす」
波照間 紅

「ああ」
佐倉 光

オーケー、と手で合図をする。
牧志 浩太

三人で次へ進む扉の前に集まる。
飲むことを宣言する。
仕掛けのある天井の方を見ながら、全員で薬を口に含む。
指の本数で合図して、拳を握り込んだ所で同時に薬を飲み込む。
飲むことを宣言する。
仕掛けのある天井の方を見ながら、全員で薬を口に含む。
指の本数で合図して、拳を握り込んだ所で同時に薬を飲み込む。
KP
生暖かくなった液体が喉を滑り落ちる。
なんの味もせず、喉越しもただの水のようだ。
飲み込んだあと、ややあって腹の奥が飛び跳ねた。
牧志の胃袋がキィッと鳴いてもがく。
なんとも不快な感覚が胃袋を締め上げ、吐き出したいという衝動を喚起する。
なんの味もせず、喉越しもただの水のようだ。
飲み込んだあと、ややあって腹の奥が飛び跳ねた。
牧志の胃袋がキィッと鳴いてもがく。
なんとも不快な感覚が胃袋を締め上げ、吐き出したいという衝動を喚起する。
牧志 浩太

うっ、と呻く。来た。
実に嫌な、胃袋そのものを大きな掌で締め上げられているような感覚。
胃袋が胴体を掴まれて苦しげにもがいているのが、見えるようだ。
実に嫌な、胃袋そのものを大きな掌で締め上げられているような感覚。
胃袋が胴体を掴まれて苦しげにもがいているのが、見えるようだ。
牧志 浩太

「うぶ」
喉がひくつく。上に向かって酸っぱいものが溢れてくる。
出せばつらいめに遭うと分かっているのに、出す以外の選択がない!
喉がひくつく。上に向かって酸っぱいものが溢れてくる。
出せばつらいめに遭うと分かっているのに、出す以外の選択がない!
波照間 紅

隣で牧志の喉の蠢くのが見える。
うっ、まずい、で、出る。
うっ、まずい、で、出る。
牧志 浩太

結局、先輩が真横で先に吐き、つられて俺も吐いた。
キラキラキラキラ……。 うぶ。
キラキラキラキラ……。 うぶ。
佐倉 光

「う……」
KP
あなた方は揃って胸をつく不快感を吐き出した。
それは虹色の輝きで覆われたなにかで、喉から何かが出た感覚はあるのに床に飛び散ったりすることはなくただの光であったかのように消えていった。
嘔吐感は収まったかと思えばまた強く押し寄せ、あなた方の体力と気力を消耗させてゆく。
それなのに出てくるのは虹色の輝きだけだった。出ているところを見なければただただ美しいと言えるほどのなにかである。
嘔吐感はそう簡単には収まらず、えずいては吐くのを繰り返していると、先へ進む扉から鍵のはずれるかしゃんという音がしたあと、かこんと天井のほうから音がした。
それは虹色の輝きで覆われたなにかで、喉から何かが出た感覚はあるのに床に飛び散ったりすることはなくただの光であったかのように消えていった。
嘔吐感は収まったかと思えばまた強く押し寄せ、あなた方の体力と気力を消耗させてゆく。
それなのに出てくるのは虹色の輝きだけだった。出ているところを見なければただただ美しいと言えるほどのなにかである。
嘔吐感はそう簡単には収まらず、えずいては吐くのを繰り返していると、先へ進む扉から鍵のはずれるかしゃんという音がしたあと、かこんと天井のほうから音がした。
牧志 浩太

「おぶぇえぇ……」
波照間 紅

「おろろろろ……」
牧志 浩太

なかなか収まらない。ようやく全部吐き出したと思えば、スッキリするより前に次が来る。
胃袋に不快感の卵を大量に押し込まれたみたいに、胃の中で不快感が次から次へと膨らんで生まれ出る。
胃袋に不快感の卵を大量に押し込まれたみたいに、胃の中で不快感が次から次へと膨らんで生まれ出る。
牧志 浩太

うぶ、こ、これ結構きつい。
涙で滲み口から溢れ出る輝きで占有される視界で、音がした方を見上げる。
涙で滲み口から溢れ出る輝きで占有される視界で、音がした方を見上げる。
KP
※全員きっちり不調になった。
KP
反射的にそちらに目をやると、どちゃりと何かが床に降ってきたところだった。
それは人間の頭部ほどの大きさの不定形のスライムのような何かだった。
床にぶつかって広がった体をうごうごと蠢かせてこんもりとしたかたちにまとまり、玉虫色の体をくねらせながらこちらへ迫ってくる。
思いのほか素早い動きでこちらへ這い寄ってくるそれの通り過ぎた後はまるで酸か何かでも撒いたようにただれており、触れられたらただでは済まないと分かるだろう。
あなた方は体調が万全ではない中このヘドロから逃げなくてはならない。
それは人間の頭部ほどの大きさの不定形のスライムのような何かだった。
床にぶつかって広がった体をうごうごと蠢かせてこんもりとしたかたちにまとまり、玉虫色の体をくねらせながらこちらへ迫ってくる。
思いのほか素早い動きでこちらへ這い寄ってくるそれの通り過ぎた後はまるで酸か何かでも撒いたようにただれており、触れられたらただでは済まないと分かるだろう。
あなた方は体調が万全ではない中このヘドロから逃げなくてはならない。
KP
《SANチェック:成功時減少 1 / 失敗時減少 1d8》
KP
ところで皆、なんとなくこれに見覚えがあるかもしれない。
KP
※超小型ショゴス
KP
佐倉はショゴス化した牧志を何度か見たことがあるのでわかる。
波照間さんは似たものを紅さんと会った時に見たけど、覚えているかどうか?
牧志はなんだかんだ見たことはあると思う。KPぱっと思い浮かぶのはハンバーグ?(そのものではないけど)
波照間さんは似たものを紅さんと会った時に見たけど、覚えているかどうか?
牧志はなんだかんだ見たことはあると思う。KPぱっと思い浮かぶのはハンバーグ?(そのものではないけど)
牧志 浩太
さすがに紅さんの印象の方が強いし、あの後いろんなものに出会ったから覚えてないでしょうね。>波照間
紅さんの中身のことはちょっと思い出すかも?
牧志は溶けた自分の体とかハンバーグこねこねとか、色んなものを思い出しそう。
ハンバーグこねこね思い出しちゃったらうわぁあああってなるな。
叩き起こさなくていい分(正気度と体調への)ダメージが大きい!
紅さんの中身のことはちょっと思い出すかも?
牧志は溶けた自分の体とかハンバーグこねこねとか、色んなものを思い出しそう。
ハンバーグこねこね思い出しちゃったらうわぁあああってなるな。
叩き起こさなくていい分(正気度と体調への)ダメージが大きい!
ショゴス化した牧志1(ネタバレ)
TRPGリプレイ【置】 CoC『いたみあいっこ』佐倉&牧志 1
ショゴス化した牧志
ショゴス化した牧志2(ネタバレ)
TRPGリプレイ【置】CoC『夢の果てならきみが正しい』 佐倉&牧志 1
ショゴス化した牧志
紅さん(ネタバレ)
TRPGリプレイ CoC『地獄はやさしい』 波照間 1
紅さん
ハンバーグこねこね(ネタバレ)
TRPGリプレイ【置】 CoC『7匹のもちもち神話』牧志&佐倉 1
ハンバーグこねこね
牧志 浩太

1d100 50 牧志《SANチェック》 Sasa 1d100→ 5→決定的成功(クリティカル)!
SAN 50 → 49
SAN 50 → 49
波照間 紅

1d100 34 波照間《SANチェック》 Sasa 1d100→ 80→失敗
1d8 Sasa 1d8→5
SAN 34 → 29
1d100 85 波照間の一時的発狂【アイデア】ロール Sasa 1d100→ 66→成功
1d8 Sasa 1d8→5
SAN 34 → 29
1d100 85 波照間の一時的発狂【アイデア】ロール Sasa 1d100→ 66→成功
佐倉 光

1d100 49 Sasa 1d100→ 11→成功
SAN値 49 → 48
SAN値 49 → 48
KP
では波照間は虹色嘔吐が続いてしまい、あまりの体調不良と恐怖で体の力が抜けて動けなくなる。
誰かに引きずってもらわないと移動できない。
引きずる場合は【STR】と【SIZ】の対抗判定。移動力が落ちる。
短期狂気を振ってもよい。
短期で継続時間を振ってください。
誰かに引きずってもらわないと移動できない。
引きずる場合は【STR】と【SIZ】の対抗判定。移動力が落ちる。
短期狂気を振ってもよい。
短期で継続時間を振ってください。
波照間 紅
とっちらかるので狂気表は振らず、それで行きます。
波照間 紅

1d10+4 持続ラウンド数 Sasa 1d10+4→ 9+4→合計13
佐倉 光

「うわ。これちっちぇえけど……」
佐倉が鼻をつまんで呻いた。
佐倉が鼻をつまんで呻いた。
佐倉 光

「くそ、何度見ても慣れない!」
KP
佐倉は口元を拭う。
腕にキラキラした輝きがまとわりついて薄れて空中に霧散してゆく。
腕にキラキラした輝きがまとわりついて薄れて空中に霧散してゆく。
牧志 浩太

「ひぇ」
それは、この手で潰して捏ねた、あの命の断片を思い出させた。
それは、溶けて震えてコントロールを失っていく、あの崩壊する自分を思い出させた。
それでいて、それは、どうしようもない親近感を覚えさせる。
指先が震える。
突き上げる嘔吐感に悶えながら、喉が痙攣する。
孵化していく不快感の卵を一杯に詰め込まれた胃袋が、それでも「逃げろ」と叫んだ。
それは、この手で潰して捏ねた、あの命の断片を思い出させた。
それは、溶けて震えてコントロールを失っていく、あの崩壊する自分を思い出させた。
それでいて、それは、どうしようもない親近感を覚えさせる。
指先が震える。
突き上げる嘔吐感に悶えながら、喉が痙攣する。
孵化していく不快感の卵を一杯に詰め込まれた胃袋が、それでも「逃げろ」と叫んだ。
波照間 紅

「ひっ」
落ちてきたそれは、ただ「異様」だった。
形になろうとして形にならない。何色かのようで何色でもない。
絶えず変形する体表に何かが生まれるようで、生まれない。
崩壊しかけているようで、構成されかけているようで、拒否感がこみ上げる。
それを、どこかで見たことがあったような気がした。
意識より先に、否応なしに精神が先に恐怖するあの感覚だった。
落ちてきたそれは、ただ「異様」だった。
形になろうとして形にならない。何色かのようで何色でもない。
絶えず変形する体表に何かが生まれるようで、生まれない。
崩壊しかけているようで、構成されかけているようで、拒否感がこみ上げる。
それを、どこかで見たことがあったような気がした。
意識より先に、否応なしに精神が先に恐怖するあの感覚だった。
波照間 紅

「おぶ、おぶ、おぶ」
体に力が入ってくれない。
真っ青な顔で光を吐きながら、その場でへたり込むことしかできない。
体に力が入ってくれない。
真っ青な顔で光を吐きながら、その場でへたり込むことしかできない。
牧志 浩太

「っ、佐倉さん!」
佐倉さんと協力して、一緒に先輩を扉の向こうに引きずり出す!
佐倉さんと協力して、一緒に先輩を扉の向こうに引きずり出す!
佐倉 光

「オーケーッ!」
KP
佐倉はすぐさま波照間の片腕と肩を自分の肩に乗せるようにして抱え上げた。
KP
ここから戦闘ラウンド。
出口近くで薬を飲む宣言があったので、敵に追いつかれる前に一度逃亡判定が可能。
牧志と佐倉は【CON】×5で判定。
成功した場合は【STR】そのまま、失敗した場合は【STR】-1。
二人の【STR】の合計で波照間の【SIZ】との対抗判定を行う。
ここで成功したら逃亡成功。
失敗した場合は引きずりきれなかったとして次ラウンドに続く。
出口近くで薬を飲む宣言があったので、敵に追いつかれる前に一度逃亡判定が可能。
牧志と佐倉は【CON】×5で判定。
成功した場合は【STR】そのまま、失敗した場合は【STR】-1。
二人の【STR】の合計で波照間の【SIZ】との対抗判定を行う。
ここで成功したら逃亡成功。
失敗した場合は引きずりきれなかったとして次ラウンドに続く。
牧志 浩太

1d100 60 牧志【CON】 Sasa 1d100→ 38→成功
波照間 紅

波照間は【SIZ】11。
牧志 浩太

牧志は【STR】11。
佐倉 光

1d100 35 【CON】 Sasa 1d100→ 41→失敗
佐倉 光

オェェ。佐倉の【STR】は5。
KP
16と11で対抗判定。75%。
牧志 浩太

1d100 75 引っ張る! Sasa 1d100→ 9→成功
佐倉 光

「うぇぇぇ」
KP
佐倉は抱え上げたところでえづいた。
牧志 浩太

「ごぼぼぼぼ」
不快を訴える胃袋をねじ伏せる。気合と一緒に何か出たが些事だ!
へたり込んだ先輩を全力で引きずり出して、全員で扉の向こうに逃げて扉を閉じる。
扉を自分の身体で塞ぐ。
不快を訴える胃袋をねじ伏せる。気合と一緒に何か出たが些事だ!
へたり込んだ先輩を全力で引きずり出して、全員で扉の向こうに逃げて扉を閉じる。
扉を自分の身体で塞ぐ。
KP
どぅ! と背中に衝撃があった。それからべべべべ、というような独特の音と振動。
しかし扉の隙間を抜けてくるようなことはなかった。
そこは小部屋になっており、そこには先へ続く扉と小さな台座が一つ設置されていて、そこに黄色の宝石が一つ置いてある。
さらに向こう側には今まで同様、先へ進むものらしい金属扉があった。
しかし扉の隙間を抜けてくるようなことはなかった。
そこは小部屋になっており、そこには先へ続く扉と小さな台座が一つ設置されていて、そこに黄色の宝石が一つ置いてある。
さらに向こう側には今まで同様、先へ進むものらしい金属扉があった。
KP
ちなみに宝石は普通に取れるし、先へ進む扉も施錠はされていない。
佐倉 光

「うぇー、まら、きもち、わるぅ……」
喋るたびに口元から虹の輝きが散った。
喋るたびに口元から虹の輝きが散った。
牧志 浩太

「はぁああぁ、うぶぇ……」
安堵の息と一緒にまた口から虹が出た。
安堵の息と一緒にまた口から虹が出た。
波照間 紅

「うぅうううぅ」
座り込んだまま、かくかくと首を動かす。
二人に礼を言いたいが、言葉が出ない。
よれよれになったドレスが肩からずり落ちた。
座り込んだまま、かくかくと首を動かす。
二人に礼を言いたいが、言葉が出ない。
よれよれになったドレスが肩からずり落ちた。
牧志 浩太

佐倉さんが光に包まれている。
ゲロと、股間の。
なんとかなったけど、控えめに言っても大惨事。
ゲロと、股間の。
なんとかなったけど、控えめに言っても大惨事。
佐倉 光

「ちょっと休ませて……」
KP
佐倉はそのまま床に転がった。輝いている。
牧志 浩太

「賛成……」
へろへろと手を上げる。
吐き気が収まって身体の重さが消えるまで、存分に休もう。
寝転ぼう。台座に寄りかかろう。思うさま休んでやる。
へろへろと手を上げる。
吐き気が収まって身体の重さが消えるまで、存分に休もう。
寝転ぼう。台座に寄りかかろう。思うさま休んでやる。
KP
部屋は暑くもなく寒くもなく、穏やかに時が流れる。
時折先ほどの扉の向こうで「うじゅるうじゅる」というような音は聞こえるが、他に気になるようなことはない。
少し休むと嘔吐感は消え、嘘のように気分が上向いた。
時折先ほどの扉の向こうで「うじゅるうじゅる」というような音は聞こえるが、他に気になるようなことはない。
少し休むと嘔吐感は消え、嘘のように気分が上向いた。
牧志 浩太

「…………はぁー……」
大きく息を吐いて伸びをする。
息を吐いてもゲロが出てこないって素晴らしい。
大きく息を吐いて伸びをする。
息を吐いてもゲロが出てこないって素晴らしい。
波照間 紅

「すまない、取り乱したな。助かった」
自分のドレスの布にくるまって座り込んでいた所から、のそのそと身を起こす。
自分のドレスの布にくるまって座り込んでいた所から、のそのそと身を起こす。
佐倉 光

「虹のゲロってなんなんだよマジで……」
牧志 浩太

「ごめん、結構ハードだったな虹ゲロ」
佐倉 光

「ま、綺麗ではあったよ。
出るとこ見なきゃ」
出るとこ見なきゃ」
佐倉 光

佐倉は疲れ切ったようなため息をついて、宝石に手をかけた。
佐倉 光

「今までのと同じようなやつに見えるな。
クリア賞品ってとこか」
クリア賞品ってとこか」
牧志 浩太

「だな。
そうだ、今で三つだろ? 宝石。
さっきの本の宝石がこれのことなら、一つずつ持っとかないか」
宝石を三人に一つずつ分配します。
そうだ、今で三つだろ? 宝石。
さっきの本の宝石がこれのことなら、一つずつ持っとかないか」
宝石を三人に一つずつ分配します。
佐倉 光

「それじゃこれは貰っとく」
KP
佐倉は今手にした宝石を左手で投げ上げた。
佐倉 光

「何なんだろうなぁ、これ。
綺麗ではあるし、ガラスではなさそうだけど、本物の宝石なのかな?
悪魔が持ってる奴に雰囲気は似てる」
綺麗ではあるし、ガラスではなさそうだけど、本物の宝石なのかな?
悪魔が持ってる奴に雰囲気は似てる」
牧志 浩太

「悪魔が持ってるやつか、それはありそう。
魔除けの力がどうとか書いてあったし」
魔除けの力がどうとか書いてあったし」
波照間 紅

「ルビーの方が格上で、精霊と交換できるあれだな」
牧志 浩太

「で、次は何なんだ」
一通り休んだら、扉を開けて向こうの様子を確認する。
一通り休んだら、扉を開けて向こうの様子を確認する。
牧志 浩太

この格好と状況にもいい加減慣れてきた気がするな。
クトゥルフ神話TRPG 目次
2人用のエモシに3人来た 一覧
コメント By.KP(佐倉)
もしかしたらエモいのかもしれない。本来の仕様なら。
しかしこれじゃあどう考えてもエモにはならない……
もしかしたらエモいのかもしれない。本来の仕様なら。
しかしこれじゃあどう考えてもエモにはならない……
メインルート
メインルート
子供佐倉ルート
子供佐倉&デビルシフター牧志ルート
塔牧志ルート
塔牧志&佐倉ルート
Nルート
N牧志&N佐倉ルート
波照間ルート
波照間(&東雲)ルート
佐倉~月影ルート
佐倉・アナザールート
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」
TRPGリプレイ ゆうやけこやけ 第十三話『旅するゆうこや』青森 一
青森 一
■真冬の北海道から真夏の青森へ。
賑やかな鈴の音響く往来に沸き立つ街。
アスパム前で出会ったのは、なんだか怒った人々と不思議な髭のおじさん。







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