こちらには『Good morning ALL』の
ネタバレがあります。
本編見る!
KP
その部屋にはまず、目を引くものとして巨大なカプセルのような物がある。
今のあなたならばそこには人間一人が入れるものだと気づけるだろう。
だがそれが何で、どうしたら動くのかは全く分からない。

宗教的な外観に似合わず、極めて近代的な内装の上、綺麗に整理された部屋だ。
近未来とオーパーツの中間をいくような、奇妙な物が沢山ある。
奇妙な筒に丸いボールのようなもの、印章、瓶、パネルのようなもの。とにかく色々あるがそのどれもが意味不明だ。知識を持つ者にしか扱えないものだらけであるらしい。

また、綺麗に整頓された書物もある。ぱっと見、ジャンル別に分けられているようだ。
もしかしたらあなたは以前にもここの書物を読んだことがあるかも知れない。

化学文明の頂点にあったムー大陸の資料は、天文学も2000年代よりも進んだものが多い。
また、神話、オカルト的な事象も科学的な視点で観測しているようだ。
サキ
こんなに色々あったっけ? という顔で室内を眺める。
どうやら随分前に見て、それから飽きてすっかり忘れちゃってた。
何だか分からなかったし、いじっても何にもならなかったから、そのまま忘れちゃったんだな。
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
……ということにしていただいてありがとうございます! タスカル。
このあたり、結構趣味で描写足しまくっていますね。
部屋の中の物品で石化しているものとしていないものの差がよくわかんないので、ここもかなり誤魔化しています。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
楽しい。大いに盛って下さってありがとうございます。
こういう所に厚みが増えると、世界に存在感が出て楽しいです。

サキ
本を探してみよう。
サニドって名前をキーに、神様のことが書かれてそうなあたりの本を探す。
KP
『サニド』という言葉は見つからなかったが、『クトゥルフ』と『ガタノソア』についての本を見つけた。
ゾス三神第二柱の権能による、疑似コールドスリープへの応用
ガタノソアの石化能力による人体保存の可能性とその問題点について。
サキ
「石になれば生きてられるってことか。
石になっても話せる方法あんのかな、あいつ話したもんな」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
サニド様のは多分ド根性じゃないかな……
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
神のド根性だった!

終わりの物語
KP
チャーチ「無限の退屈に耐えた上で有益情報話してった僕、超凄くないっすか!?」
サキ
チャーチくん凄いよ。
自由に動けたサキですらあれだけ正気や概念を失っていたのに。
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
ほんとそれ。
まあ正気を失った複数人からばらばらに断片情報出した方がそれっぽかったかも知れないんだけど、この魔法コストが高くて、二人とも一度ずつしか使えないからなー。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
なんですよね。
でもチャーチくんというキャラが真っ先に出てきたおかげで、ムーの人々の存在感が際立ったように思います。

KP
チャーチ「まあちゃんと耐えきれなかったからこそ、話して満足して成仏しちゃったんすけどねぇ!」
成仏と言うより崩壊したんだろうな。
サキ
ありがとうチャーチくん。崩壊したんでしょうねぇ……。かろうじて最後に残った正気と活動だったか。
KP
チャーチ「可愛い女子に頼られたら頑張らざるを得ないっす」
【APP】17
サキ
サキの【APP】パワーが!
KP
そういや冷気で減った【APP】って減りっぱなしなのかしら……
怪我で下がってるなら、体が再生するなら治っていて良い気もするけども。
うーんまあここはそのままとしておくか……
サキ
アフーム=ザーの権能だから治らない痣みたいな跡になって残るのかもですね。HP的には治っても。
KP
あー。あるかも。
存在に刻まれちゃったか。
サキ
そうそう。頬あたりに無残な跡が。
なんじゃないかなって。
しかし、かなりSF感が強くて面白い。佐倉さんが泣いて喜びそうな情報だなぁ。
KP
要と同じ立場なら体が丈夫になるしねー
サキ
弱かった身体がこんなに丈夫にビッグに!
ムー大陸の皆さんたちが科学的解釈してて面白い!
太陽がうすぼんやりしているの、グロースの引力が原因だったかぁ。
KP
ムーの科学力は世界一イイイ!
ちなみにムーの浮上については年代がよくわからんのですが、「旧暦3000年頃」だから要が住んでいた時代より更に先、のように読めるんですよね。
しかしムー滅亡の話によると「滅亡の予兆を知ってあれこれしているうちにグロース来ちゃって、それで起きたガタノソアに一掃された」となっているようにも見えるし。

まあムーの皆さんは迫る滅亡を知って対策していた、ということだけお分かりいただけていればokです。
「神が色々起きて滅びた」のが1000年スパンで起きたのか……?
サキ
それもあり得そう。
千年かけて滅亡と天変地異と浮上が起きた。
どうやら2000年代に始まった異変により海の水位が下がり、それにより1000年後にムー大陸が浮上したらしいです。
サキ
クトゥルフ神話そのものに科学的解釈が行われてるの面白いなぁ。
いつものCoCを不条理な恐怖とはまた別の視点から見られて面白い。
KP
全ての終わりが迫ってきております……
終わったはずの世界はもう一度終わろうとしています。
サキ
終わったはずの世界の後日談にもう一度終わりが迫ろうとしている。
そして「引力を底上げする魔法」がある。習得に時間が掛かるみたいだけど。
太陽の活性化と海と噴火。もう一度世界が終わって生まれるのかな。
ダイナミックな話でどうなるのか楽しみ。
KP
全てはサキ次第です。
なんか「流行っているエモいシナリオだ」って評価受けているらしいんだけど、
結構原作ネタガンガン出てくるしあれだしこれだしで、これをエモで片付けていいの?? と思ってます。
色々面白い。
サキ
ですよね。見た目エモそうに見えて実はダイナミックな原作意識もの、でもエモい要素もあるよ的なシナリオな気がする。すごく面白い。
エモ要素はしっかりあるんだけど「エモいシナリオ」ではない気がする。

クラシックな探索や不条理ホラー、曖昧な狂気、とはまた別の「クトゥルフ神話らしい」お話な気がします。
それこそハイパーボリアものとか、ああいう雰囲気をTRPGで踏める! 楽しい!! って感じ。

もしかして:評価も含めて策略……!?

実際これ「ウワー意外! 楽しい!」って要素もだいぶんに含まれている気がするので、これは「実はこういう雰囲気のシナリオでね」っていう前情報ない方が楽しい。

あとは情報や戦闘やダイナミック展開を重視するか、間のエモ要素を重視するかKPPLの匙加減で変わる可能性は…… ある?
KP
今回はシナリオ上に特に何もない二週間の移動にかなり時間とイベント詰め込んだので、プレイ感が少しエモ寄りになってると思いますよ。
そうやって時間取らないと要がサキと仲間として連携すんの無理だなって思ったし、サキにも色々ゆっくり思い出して欲しかったから。
サキ
あれは助かりました。
あのおかげでサキが人間らしさを思い出して、その後の「いままで気づかなかったものを色々気づく」に説得力ができたし、要さんとサキが仲間として連携できるようになったし。

ルリム・シャイコースの一幕とか、連携ができてないとなかなか厳しかったですしね。
途中のイベントのおかげで、メーの存在も大きくなったし。
あのおかげでその後に厚みが生まれました。
あれがなくて、さらにリアルタイム卓だったりすると、かなりエモというよりダイナミック展開がメインになりそう。この後どうなるかにもよるけども。

サキ
本の内容を掻い摘んで要に伝えつつ、「テレパシー」の本を探す。
「神の復活」や「異星人」に関する情報も探す。
それとは別に、石化した後の復興に備えて、何か残していたようなことを書いたものはないだろうか?
あと、あのカプセルや、ここに残された道具のことを何か書いていないだろうか?
KP
そういった情報は残念ながら見当たらなかったが、様々な本を見で回るうち、天文関係の本に見覚えのある単語を見つけた。
太陽の活性化に向けて
KP
〈天文学〉または〈図書館〉をどうぞ。
サキ
1d100 70 〈図書館〉 Sasa 1d100→ 11→成功
KP
惑星についての記述を辿って行くと、何となく気になる内容の本を発見できた。
水星について
サキ
「あれ水なのか。生き物! 中に生き物いるのか!」
なあなあ、と要にその星のことや、太陽の活性化のことを話す。
サキ
「海の星だって!
あ、でも、噴火だらけだったらまたなくなるかな、海」
要 紫苑
「あれが水星!
惑星の乱れ? 太陽系どうなって……
水に微生物。
原始の地球で生命の発生にかかわったのは水とたんぱく質と紫外線です。
途方も無い話ですが、それが地球にあれば変化が起きるかもしれませんね」
要 紫苑
「弱った太陽を活性化し、惑星をもとに戻せば?
途方もない。想像を絶する。
私たちの科学力では考えるだけ無駄かといったところです……

しかし、神という存在が現実に存在するのならば、科学とは別の方法で解決するなどといったことも?
いずれにせよ途方もない話だ」
KP
要は戸惑いながら頷いた。
サキ
「戻したら……、戻したら、また生き物が……」
涙が滲む。自然と拳が緩く握られていた。
ここがまた生き物で一杯になる。
要の好きな動物たちや、きれいな声で鳴く鳥や、水に濡れてきらきら光る花や……。
KP
地球に命が溢れたことはまさに奇跡だと言われている。
星の位置、地球にある様々な元素、水、引力、酸素濃度……
その全てが偶然により干渉し、生命が生まれ、繁茂した。
たとえ水が戻ろうと、熱が戻ろうと、同じ事が起きる保証などない。
それでも。
サキ
「俺様、見てみたいな」
自然とその一言が、唇の端から漏れた。
要視点
要 紫苑
サキなら魔術を使ってそんなことが出来るのかも知れない。そうだといい。
きっと僕はそこへはたどり着けない。
せめてその手伝いが出来るなら。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
要さん……。

要 紫苑
「僕も、見たい」
KP
要の口元は泣きべそをかいたようにひん曲がって、しかし微笑んでいるように見えた。
サキ
「……うん」
要の頬に手を伸ばして、涙を拭うように撫でる。
要視点
要 紫苑
僕はそのためにここに来たのかも知れない。

KP
要はあなたの手を避けることはない。
指先が触れるとほんの少し口角が上がった。
サキ
「あ、でも石になっちゃうんだよな。
なんとかする方法探さないと。あと要の食べ物!」
小さく首を振る。
サキ
「要にもわかんないのか?
知ってるやついないのかな」
きょろきょろと首を振る。
KP
知識のない状態で得られるような情報はこの程度だ。
他に役立ちそうなものを探すのならば、専門家の助力が必要だろう。
サキ
神殿の中に、あの青白い光を宿す石像はあるだろうか?
カプセルの中に誰か入っていないだろうか?
KP
神殿の入り口あたりにほわほわと光が立ち上っている石像が一体残っていた。
カプセルに中身があるかどうかも、開ける方法も分からない。
サキ
「あいつに聞いたら分かるかな。
要、いい?」
要の顔を見上げる。
要 紫苑
「はい」
要 紫苑
「チャーチのように話せる相手だと良いんですけど」
サキ
「どうだろ……、分かんない。
こいつ、何が起きるか分かってたんだろ。
要のこと、乗っ取っちゃうかもしれない」
サキ
「なあ、今度は俺様がやる。
さっきは要がやってくれただろ。
だから、おあいこだ」
自分の胸をとん、と小さく叩く。
要 紫苑
「……大丈夫……ですかね。
さっきは口が勝手に動いただけで、
無理矢理体が動かされるなどということはなかったけど」
KP
心配そうにしながらも、要は了承する。
では魔法はこちらが使おうか。
サキ
「うん」
少し心細いのか、要の服の裾を引く。
サキ
お願いします。
要 紫苑
MP 10 → 2
どちらが使うか
最初は「PCがサキである以上、依代は要の方が良いだろう」とお伝えしていましたが……
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
あっ。やべぇ。むしろ依代はサキの方がいいことの方が多い! 完全にミスリードしちゃった。

KP
ああー。魂入れる体はどちらでも大して問題ないかな。
サキ
ああー、言語が分からない要さんだと会話できないと思ったけど、乗っ取られなければサキの意識もあるからなんとかなるのかな。
それができる(要さんが会話可能)ならちょっと修正してもいいですか?
KP
okですよ。
可愛い女の子ボディに入ると反応変わる人もいるかも知れないなって
サキ
なるほどそれだ
ありがとうございます
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
そうそう。可愛い女の子ボディに入るとね、ひっそりお礼言いたくなる人とかね、いるからね!
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
可愛い女神ボディに入った結果ひっそりお礼を言っていった人がね、いましたね。
KP
加えて可愛い女の子ボディは鉄壁なので!
いやほんと、この一言にそういうKPの切実な想いが乗せられていたわけですよ。

KP
神殿入り口の像は50代くらいの女だった。
女性の体から出ている光はほとんど消えかけていて、はかなく瞬いている。
要が辿々しく呪文を唱えると、光はあなたに押し寄せてくる。
KP
「ああ」
口が、喉が震えて声が漏れた。
「ああ、あああ、ああ」
声は震えながら喉をつく。
「ああああおおおあああああ」
サキ
勝手に喉ががくがくと震えて、知らない声が迸る。
もがきながら要に大丈夫だと言おうとする。
大丈夫? ほんとに大丈夫か? かふ、と息が尽きそうになる。声が出すぎて息ができない。
要視点
要 紫苑
サキの体が勝手に動いている。
さっき起きたことを考えれば、乗り移った女性が混乱しているだけだとは思うけど、もし万一、サキに何かあったら……!

要 紫苑
「サキ!?」
サキ
「お、おい、落ち着いて。落ち着いて」
その声を宥めようとする。
KP
「おつ、おおちつ、おちつくくく」
あなたの言葉をなぞり、声は舌を痙攣させた。
要 紫苑
「大丈夫? サキ」
KP
要が一歩前に出る。
KP
「なにあなた半裸じゃないなんて破廉恥な!」
あなたの手が要をビシリと指した。
要視点
KP
サキ……に乗り移った女は、あなたをびしりと指さして、あなたの知らない言葉であなたに抗議した。
……抗議したのだ、おそらく。

要 紫苑
「何を言っているのか分からない」
サキ
俺様大丈夫だからと訴えようにも、舌が震えてものが言えない。
と、とにかく話を、はなしを聞かないと!
はれんちって何だっけ? 何だこいつ?
サキ
「落ち着いて!」
自分で自分の頭を軽くはたこうと試みる。
KP
要を指していたあなたの手はスムーズに動いてあなた自身の頭をペチンと叩く。
要視点
要 紫苑
あっ、サキだ。良かった。

KP
「アッ。何をするの」
あなたの中に入り込んだ誰かは憤慨している。
この一連のやりとりで、相手の輪郭が随分とはっきりしたように思える。
サキ
「あのな、落ち着いて。
俺様たちおまえに話を聞きたいだけなんだ。
あと要が半裸? なのにはわけがある」

口が使えないなら字を書くなりして、どうにかそいつにそう訴えようとする。
KP
あなたが何かをしようとしたり喋ろうとしたりするのは全く阻害されない。
KP
「なんなの。何なのあなた方。何なの。世界は死んでしまったのに。私も死にたかったのに。
神? 神様なの? ああ」
KP
なんとなく不安定ではあるが、話はできそうだ。
サキ
「よかった」
乗っ取ろうとする気がないらしいと気づいて、安堵の息をつく。
サキ
「あのな、俺様たち神様じゃない。
でも、その神様のことで、聞きたいことがあるんだ。
だからおまえのこと、その体から出した」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
このひとは事あるごとに砕けようとします。
引き留めるような言葉をかけないと、普通に消滅してしまうほど自我が崩壊しています。

KP
「なんでも、なんでも話すわ。ああ。見えるものが違う、人と話している。私生きているのだわ。ああ」
ふわ、とあなたに宿る何者かは揺らいだ。
サキ
「ありがとう。
人と……、話す。話すってすごいよな。
すっごいことだよな。俺様も、そう思う。

なあ、おまえなんて名前なんだ?
俺様、サキ」
KP
「私は、私は、なんて名前だった、かしら。
私よ。覚えてるでしょ。ここのお掃除をしているの。
サキ? そんな名前だった?」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
ここ、実は女性はサキが「シュブ=ニグラス」であると気づいています。
しかし彼女が訳が分からなくなっているためと、サキ自身が不確かになっている影響で混乱しています。
なんとなく強大な存在であることを認識している感じ。
を、女性の胡乱さに紛れ込ませるという高等テクニックなのda!
こういうの仕込んで行くの楽しいですね。自己満足だけどね。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
なんと気づいてた! それで「そんな名前だった?」か!
いいですね。女性が胡乱なせいで怪しい情報が出ても気づかない。

サキ
彼女のこと。
この町に起きたこと。
グロースについて。

ガタノソアの再びの目覚めについて。
惑星の移動、太陽の活性化のこと。
扉の向こうに残された物や、あのカプセルのこと。
サニドを復活させる方法について。

それから、要が食べられるものが残されていないか。

それらを順番に聞いていく。
KP
「たべものは必要ないわ。石だもの。石は食べないし笑わないし死なないの」
KP
「お星様のことは難しいことは分からないわ。石になった人が蘇る方法なんて神殿の偉い人、えらい……
みんな石になれば助かると言われていたわ。
ああでもそれはいけないと仰る方もいて。
うふ ふふふ。みんなヤディス=ゴー山に行ってしまったの。
分かるでしょ、あそこ。ふふ。また震えている。また爆発するの?
石になんてなりたくなかった。ああ。こんなことと知っていたら。
でも私はもう自由。自由」
女の声はうっとりとし、また輪郭を失ってゆく。
KP
「ええそうね、グロースの訪れで世界は終わるのだとあれは滅びの歌なのだと言っていただから皆石になり私も石にああ。
また石になるの? 石になるのは嫌。嫌嫌嫌嫌嫌」
サキ
「おわ、落ち着いて。
偉い人、あのな、偉い人ってどこにいるんだ?
山に行っちゃったのか?」
KP
「山にみんな、そう、恐ろしい神様が。ガタノソアが。止めなきゃ、止めなくてはならないと……おっしゃっ、て。ああ……ヤディス……」
KP
ふ、とあなたの中にあったものが緩んで、風に吹かれたようにほどけて消えた。
サキ
「あっ、待って、その山ってどこ」
KP
あなたが叫んだ時、瞼がふと落ちて、再び開いた時、あの噴煙を吐き出す活火山が見えた。

そして、あなたの中には何もいなくなった。
要視点
KP
どうやらサキの中にいた女性はチャーチ同様消えてしまったらしい。
要 紫苑
何事もなかったようだ。とても安心した。

要 紫苑
「サキ? 大丈夫?」
サキ
「……いなくなっちゃった。
うん。俺様、大丈夫。

なあ、要。
なんでみんな、いなくなっちゃうんだろ。
せっかく、久しぶりに話、できたんだろ?
なのにさ」
もくもくと煙を吐き出す火山を、遠く見やる。
要視点
要 紫苑
サキの中の女性が消えたことを喜んだことを少し済まなく思った。
そうだな。どんな形でも人と対話したかったんだ。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
「サキ? 大丈夫?」の間にこんな心の動きがあったんですね。そうだよなぁ。

要 紫苑
「皆が皆、サキのように強くないから。
さっきの本にあったように、人の心は長い時間には耐えられない」
要 紫苑
「動けない、眠れない、ただあり続けるだけの石像になるなんて、地獄の苦しみだと思います」
要 紫苑
「そんな状態で生き続けて、滅びを乗り越えることができても、きっと元のようではいられない」
サキ
「そうなのか。
……みんな苦しくて、つらくて、それでやめちゃったんだな。
要も、そうなのか。
ずっと動けなくて、話せなくて、寝らんなかったら、生きてても辛いのか」
要 紫苑
「そうかもしれない。
少なくとも今の私の想像力では、そんな立場には間違ってもなりたくないと、思いますね」
要 紫苑
「石化したら空腹は消えるのかも知れませんけど」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
どうなのかなぁ。内臓だけは生きているっていうのがどのように生き続けているのかよく分からないけど、何万年も空腹であり続けたら辛いよなー。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
やだなー。

サキ
「……そっか」
サキ
「なあ、あの山に行ったら偉い人、詳しいこと知ってる奴? がいるかも。
そいつは俺様たちのこと乗っ取ってくるかもしんないし、
その前に、ガタノソアがもう目を覚ましてて、俺様たち石になっちゃうかもだけど」
KP
要は頷いた。
要 紫苑
「やれることをやれるだけやってみようか。
このままだと皆石化する、というのが本当なら、なんとか止めたい」
サキ
「だな。
要は……、石になりたくないんだろ?
それにさ、ここに生き物が来ても、石になっちゃったら困るもんな」
要視点
要 紫苑
サキが石になった様を想像した。
この都市の石像の中にサキの姿が混ざり込んでいる。
永遠の苦しみを抱えて。
思うだけで胸の奥がざわついた。そんな姿は見たくない。

要 紫苑
「サキは石になっても平気でしょうか」
要 紫苑
「あまりそんな思いは、して欲しくない……気がして」
サキ
「なったことないからわかんない。
俺様たいくつには慣れてるけど、動けないのはやったことないし。

……あのな、ありがと。
俺様の心配、だよな」
サキ
微かな逡巡を振り切るように、山を見やる。
山に向かって歩き出す。

KP
あなた方は連れだって山へ向かった。
町を出て歩き続けて一日ほど。
濃い硫黄の匂いに、ほのかにガスの匂いも混じっている。
地獄が地上に展開されたかのような過酷な地だ。
火口から噴き出る熱気は、二人の体力を倍以上のペースで消耗させてゆく。
サキ
「寒いのあとは暑い」
ふうふうと息を吐き、重たいガスの匂いをかき分けながら進む。
KP
要のMPを回復します。
また、ここまでの旅の間に怪我の治癒を行っても構いません。
〈応急手当〉もしくは〈医学〉を計3度振って良い。
白蛆騒動からここまでに三日くらいかかったかなと。
回復処理
サキ
では、自分の傷に〈応急手当〉を振ります。
1d100 50 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 86→失敗
1d100 50 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 68→失敗
1d100 50 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 27→成功
1d3 回復 Sasa 1d3→1
HP 12 → 13/14
要 紫苑
要も振る。
1d100 40 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 51→失敗
1d100 40 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 16→成功
1d100 40 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 86→失敗
一回かー
1d3 Sasa 1d3→2
HP 14→16/21
KP
失敗分は互いに振りあってもよい。
サキ
お。では要さんの傷に2回振ります。
1d100 50 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 60→失敗
1d100 50 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 86→失敗
サキ
無理だー。
KP
ざんねーん
三日で酸の傷自己治癒だけでそんなに治らないだろうしなー。回復はここまでかな。
サキ
サキの傷を要さんに〈応急手当〉してもらうことはできますか?(残りHP1分)
KP
お。失敗二回でしたっけ。
サキ
ですです。
要 紫苑
1d100 40 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 63→失敗
1d100 40 〈応急手当〉 Sasa 1d100→ 46→失敗
サキ
残念。
KP
駄目かぁー

サキ
「ふふ、くすぐったい」
要の優しい手に触れられて、くすくすと笑みをもらす。
要 紫苑
「じっとしてて。凍傷ってどう対応したらいいのか……」
要 紫苑
「シーツで覆っておけば少しは痛くないか?」
KP
慣れない手つきでの手当は、少し痛みを和らげる程度のことだった。
それでも、登山をするには随分と役に立っただろう。
サキ
「痛いのは痛い。
でも、……ふふ、なんだかくすぐったくて、ちょっと楽になった。
ありがとな、要」
要 紫苑
「どういたしまして。
こっちも背中の方覆ってもらえて随分と楽になりましたよ。ありがとう」
サキ
「そっか、よかった」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
そういえば目的地は『火山の頂上』なんだけど、そこまで行く理由がないよな。
そうだなー、先に向かった人々は石化して残っているはずだから、その光で見つかることにしよう。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
導線ありがとうございます。助かる。

要 紫苑
「山に向かう、と言っていましたが、山のどこへ向かえばいいのか」
サキ
「だよな、山ってでっかいもんな。石像とか、神殿とかないのかな」
辺りを見回し、山肌以外に建造物や石像など、残されたものがないか探す。
KP
では〈目星〉
【アイデア】でも良い。
サキ
1d100 70〈目星〉 Sasa 1d100→ 37→成功
KP
頂上付近を見上げた時、噴煙に紛れて蒼い輝きが結構な広範囲から立ち上っているのが見えた。
町で見た、『生きている』人間の体から湧き上がっていた光だ。
あそこにも石化した人間がいるのだろうか。
サキ
「お」
少しだけ慎重な足取りで、そちらに駆け寄る。
サキ
「なあなあ、あの青い光がある」
要 紫苑
「誰かいるんですね!」
KP
頂上付近には、礼装に身を包んだ、石化した人間が複数いる。
その様子は、何か争いの最中だったように見える。
山頂の中心を挟んで対立するような構図で立っており、それぞれ別のデザインの礼装を着ている。

各派閥に中心人物がいるようで、その者を中心に対立している。
特徴的なのは、それぞれ違った幾何学模様の紋章が施されていることだ。
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
さてここは大事なところ。選択間違えたら大変だからな……
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
要さんの【アイデア】成功してよかった。

要 紫苑
1d100 85 要の【アイデア】 Sasa 1d100→ 57→成功
サキ
「みんな同じ服着てる。
これが要とかチャーチが言ってた、派閥? とか、国? が違うってやつか?」
要 紫苑
「この紋章、見覚えがある……」
要が片方の男の礼装を指した。
サキ
「要、知ってるのか? 
こいつ、黒山羊の勢力のやつ?」
要 紫苑
「それは分かりませんが……私が放り込まれた洞窟の入り口に刻んでありました」
サキ
「でも要を洞窟に放り込んだの、黒山羊関係? の奴らなんだろ?
じゃあ、この模様つけてる奴らががガタノソアを倒しに来たシュブ=ニグラス派ってやつで、もうかたっぽがゾス派ってやつ?」
サキ
石化した人間たちの様子をよく見る。
あの神殿はシュブ=ニグラス? の名前を削ってあったんだから、あの色々残したのはゾス派? なのかな。
青白い光はどっちの奴らから出てるかな?
KP
光は両方から出ている。
また、要が居た洞窟について思い出すなら【アイデア】
ああ、でも分かってるかな。
黒山羊関係だと思っている根拠について。
アイデアーッ!
サキ
お。テープレコーダーの内容とかとは別にあるってことかな。
KP
あ、テープレコーダーですね。
サキ
「テープレコーダーの内容が森の黒山羊への祈りを叫んでいたから」で合っていますか?
KP
合ってますー
サキ
PL視点知っていても、サキが思い出すには個別に【アイデア】が必要?
KP
いえ、分かっていて構いません。
PL視点で確信できない場合に【アイデア】と思っていたので。
サキ
なるほど。
KP
テープレコーダーがないと確信ができないので、本当にサキの修理成功えらかった。
サキ
なるほどー! やったぜ。
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
実際テープレコーダー情報か薬がないとどちらがどちらか分からないの、結構厳しい気がするね。

サキ
「あのテープのやつ、森の黒山羊のこと叫んでたもんな。
ってことは、あの洞窟シュブ=ニグラス派? のやつらのなんだ」
要 紫苑
「……つまり、ガタノソアに対抗しようとしていたのはこちらの集団ということか」
KP
その集団関係者に、要は複雑そうな視線を向けた。
要 紫苑
「結果的に生き残ったのは、この集団のせい、というか、おかげ、というか」
要 紫苑
「まあ……サキに会えたのは良かったと思っていますけど」
サキ
「俺様も!
要に会わなかったら、俺様なんにも知らないままだった」
要視点
要 紫苑
話がだんだん現実的ではなくなってきて、なんとなく気が楽になってきた。まるで物語の主人公にでもなったような気分だ。

要 紫苑
「結構、楽しんでいますし……」
KP
要はあなたの声にはっきりと笑って見せた。

KP
……さて。どうしようか。
そこにはシュブ=ニグラス派と、ゾス派のそれぞれ指導者と思われる男の像があり、両方から青い光が立ち上っている。
他の像から出ている光はかなり微かで消えかかっている。
サキ
ちょっと考える。
シュブ=ニグラス派がガタノソアを倒そうとしてて、ゾス派は抑えようとしてた。

あの神殿、たぶんゾス派のやつのだよな?
シュブ=ニグラスの名前消してあったし。

ってことは、ゾス派のやつだったら、神殿にあったやつのこと詳しく知ってるかも。
それに、石になって生き残るとか、テレパシー? とかのこと詳しく知ってるかも。

……このまんまだと、要が食べるものがなくって、死んじゃうし。

でも、シュブ=ニグラス派のやつだったら、ガタノソアを倒す方法知ってるかも。
ガタノソアってやつがそのままいたら、ここに生き物がまた生まれても、石になって困るし。
サキ
かくかくしかじかと上記の考え(要のこと以外)を要に話し、シュブ=ニグラス派の指導者の魂を自分に入れてもらうように頼む。
KP
要はあなたの意見を聞き、頷いた。
要 紫苑
「こちらの男の魂ですね。
確かにガタノソアに対抗しようとしていた組織なら、これから起きることに対する何かを知っているかも知れない」
要視点
要 紫苑
さっきは上手くいった。乗っ取りもされなかった。
……今度は?

KP
要はあなたの目を見て深呼吸をし、少し低い声で言った。
要 紫苑
「……サキ……気をしっかり持っていて」
KP
要は《魂の抽出》を使用する。
要 紫苑
MP 10 → 2
KP
男の石像から湧き上がっていた光が、あなたに向かって吹き込んでくる。
サキ
要の低い声に、思わず身構える。
入っていいけど乗っ取るなよ! あと要に何かするなよ! という気持ちで光を迎える。
KP
「ああ………!」
あなたの唇から感嘆の声が漏れる。
KP
「ああ、神よ!」
あなたの中に入った魂はただひたすらに喜びと感謝を口にした。
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
ここで既にソヨグは、サキがシュブ=ニグラスであることには気づいています。
ただ、彼女が人間のようになっているので、人間として振る舞おうとしているのだなと解釈し、それについてあまり追求しません。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
ここの「ああ、神よ!」がそういう意味だったことといい、
そうとは気づかれない断片的な発言の中に伏線が入っているの、いいですね。
後で「ああーっ!」ってなれる。
KP
名前のない女神像なんかが出てきたりしたので、「気づくかな? 気づいちゃうかな??」とドキドキしながらやってました!
サキ
そういうことだったんだなぁ。
鈍いPLは全然気づいていませんでしたが、分かってから見ると「そういうことだったんだなぁ!」って納得がいきますね。

サキ
「あのな、俺様たち聞きたいことがあるんだ。
お前たち、ガタノソアを倒そうとしてたんだろ?

サニドってやつが、自分のこと復活させないとまたガタノソアが目覚めるって言ってるんだ。
どうやったら復活できるんだ?
お前たち、どうやってガタノソアのこと倒そうとしてたんだ?

あと、神殿に人が入れそうなカプセル? みたいなやつがあったんだ。 あれ何?」
ちょっと急いで聞く。
KP
「す、すみません整理していただいても?
しかし時間がなさそうだ。
もしかしてガタノソアを倒そうとなさっているのですか?
ああ、これぞ神のご助力か!」
あなたの頬に涙がすっと一筋流れた。
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
ずっと呼び続けた神とともに行動し、戦えるのは、神官冥利でしょうね。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
しかも「そんなもの存在しない」とまで言われていたわけですしね。
物理的に神の助力だったんだなぁ。
KP
このあたりのソヨグさんの言葉のはしはしにそんなニュアンスをにじませていたつもりです。
何万年もの苦しみの果てにこんな時が訪れるなんて、さぞ幸せだっただろうと。

KP
その時、火山が鳴動するように震えた。
KP
「私はシュブ=ニグラス様に使える神官のソヨグと申します。
ひとまず急ぎルルイエに戻らねばなりません。
道行き、あなた方のお話を聞かせていただきたいのですが」
サキ
「うん、急いで戻ろう。
俺様、サキ!
あのな、俺様ここでみんなが石になってから? ずーっと生きてんの。
要は洞窟の中にいて、白い水飲んだらでっかくなって……」
KP
「おそらくその白い水はシュブ=ニグラス様のお恵みでしょう。
神の御子の印は生じてはいないようですが、あなたはシュブ=ニグラス様のご加護をいただいているのですよ」
ソヨグはそう言い、あなたの手をあなた自身の胸に当てた。
要視点
要 紫苑
この体の歪みが神の加護だっていうのか。

要 紫苑
「良く分からないけど、神の加護があるなら強そうですね」
KP
要はなんとなく乾いた声で笑った。
サキ
「だな!」
要の声が乾いていることを少し不思議に思ったが、その理由までは分からなかった。
サキ
戻りながら、自分達のこととルルイエで見たもの、神殿にあった物やサニドの石像の話をする。

KP
「サニド様? サニド様に何かあったというのですか?」
サキ
「俺様たちここに来て、チャーチってやつにガタノソアのこと聞いたんだ。
サニドってやつも石になってて……」
KP
「なんと……いうこと。
お二方に深く感謝いたします」

KP
「先ほど仰っていた装置については、実際に見てみないと分かりませんね」
KP
「私たちは、ガタノソア討伐のために『旧神の印増幅器』を作成しました。
まず『旧神の印』とは、旧支配者や外宇宙から飛来する邪神と呼ばれる者を寄せ付けない力があります。しかし、効果範囲が極端に狭いことが問題なのです。

その問題点を解決したのが『旧神の印増幅器』となります。
まずは、問答無用で発動するガタノソアの石化を防がなくてはならないからです。
それさえあれば、多くの犠牲を払いながらも、かの旧支配者を討伐する算段があった。
しかし、それを知ったゾス派の神官にすり替えられてしまったのです!
恐らくルルイエの保管庫にあるでしょう」
サキ
「それがあれば、石にならなくて済むのか! すごいな!
じゃしんってなんだ? 神様とは違うのか?
算段ってどんな算段だったんだ?」
KP
「邪神はよこしまなる神。
世界や我らが神に害なす邪悪なものです。

私は神を断つ剣で戦うつもりでした。
私の故郷に伝わる神剣を模し、その力の源を研究し、ムーの科学力の粋を集めて打ちだした剣です」
サキ
「邪悪! 邪悪ってなんだ?」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
人に害なすもの、というのは人間が基準の考え方だ。神官はそういう考え方はしないんじゃないかな……。神に害をなすのが最大級にまずいよね。
終了後トーク(ネタバレ)
サキ
確かに。

KP
「神に害をなす者どものことです。
このように地球から生き物を滅ぼしたり、もっと恐ろしい所業により人に永劫の苦しみを与えたりする者も多くあります」
サキ
「そのすごい剣があれば戦えるのか。
俺様とか要にも使える?」
KP
「……おそらくは」
サキ
「そうなのか。
なんでそうするんだ? 食べたいのか?
俺様もルリム・シャイコースってやつに食べられそうになったんだ」
KPのひとりごと(ネタバレ)
KP
自分が崇拝する神がよその何かに食われそうになった、なんて話聞かされる神官……

KP
「よくぞご無事で。
そのようなものがのさばっているとは、サニド様が石化しているというのは本当なのですね。
ああ、おいたわしい」
サキ
話しながら、町への道を下る。
これでよかったのかな。石になったら、要と一緒に生きてられるんじゃないのかな。
でも要、やだって言ってたもんな。
そんな迷いも初めてで、不思議な気分がした。
焦るKP
KP
ソヨグさん説明したいこといっっっっぱいある!
サキ
ありがとうございました!
説明したいこと気になるっっっ!
KP
二人とも無事に終わってくれぇぇ
サキ
果たしてどうなるのか。ともに生きたい。
KP
ちょっと要の【POW】低かったなーってドキドキしてんだよなぁ!
サキ
【POW】ー!
推奨にも【POW】ありましたもんねぇええ。サキに感情を思い出させるだけ思い出させて死んでいかないでほしい。ともに生きたい。
推奨能力値の【POW】見落としてたから10で来ちゃったんですよねぇ!

KP
そういえば、都度要には通訳している?
サキ
おっと、宣言漏れ。
要には都度会話内容を通訳します。
KP
あなた方はルルイエに戻ってきた。
遺跡と化したルルイエを見、ソヨグはいたく肩を落とした。
KP
「ムーの皆よ、私の責です。あの時にガタノソアを倒せていればこのようなことには……」
KP
要はあなたとソヨグの会話を、戸惑ったような顔で聞きながら、考えているようだった。
要視点
要 紫苑
僕に出来ることがあるならできる限りしたい。サキを助けたい。この境遇から、孤独から救えるものなら救いたい。
もう哀しい顔はさせたくない。


コメント By.KP(要 紫苑)
あちこちにこっそり伏線だの情報だの紛れ込ませるKP。
こういうの大体自己満足でやってるんですけど、「やってるぜ!!」ってお伝えしたくなることもよく、ある。
情緒がない? ええまあ。

サキPL「でも聞けると楽しいんだ、そういうの。」

プレイ日:2025年11月9日 ~ 2025年12月15日

作者名: キメオール

配布・販売サイト: 【CoC】Good morning ALL

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本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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