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こちらには
『眼窩に祝福』 のネタバレがあります。

本編見る!
KP
重い扉を押し開ける音は、否応なしに向こう側へ響く。

その先は大きな薄暗い部屋だった。部屋の光源は中央に置かれた蝋燭だけで、それもゆらり、ゆらりと頼りなく揺れている。

部屋の向こうにいる『何者か』は人間のようだった。
何か、手の大きさと見比べるに30cm程の長さの筒状の物を捧げるように持ち、うっとりとそれを見ている。

こちらに気づくと男は顔を上げ、ゆっくりと振り向いた。
KP
「ああ、よく戻ってきてくれた、祝福されしものよ。

さあ、こちらへ。
もう一度、神からの贈り物を受け取ってくれ」

闇の中でも、男の眼はぎらぎらと輝いていた。
淀んだ眼の色から感じ取れたのは、あなたへと真っ直ぐに向けられる、煮詰まりきった崇拝と、信仰。

闇の中に沈む男は、燭台の光にぎらりと光る大振りのナイフを持っていた。
KP
暗い室内には男がいる。
廊下から差し込む光は入り口をわずかに照らし、扉の位置からでは男が持つものが何かや、室内の様子は十分に探れない。

ここから男までは、少し距離がある。
KP
男が持つものが何か知りたければ、〈目星〉-10%で判定。
佐倉 光
〈目星〉するか。
1d100 88〈目星〉 Sasa 1d100→ 43→成功
佐倉 光
《カード・スキル》は遠距離攻撃可能ですか?
KP
残念ながら、今あなたが持つカードに遠距離攻撃のできるものはない。
確認
KP
というわけで、この位置から室内描写しました。>拾いたい
遠距離武器あれば「踏み込まずに攻撃」ができるんですが、こちらの佐倉さんストーンないんだよな。
佐倉 光
オバリヨンとかゾンビしか持ってなかった。
ありがとうございます! >拾
KP
なかった。ここでカード切り替えて遠距離もできちゃうのはちょっと便利すぎるかなって。
遠距離できる場合はノックアウトができなさそうだし。
佐倉 光
がんばって詰めよう。ナイフイヤだけど。
オバリヨン・ゾンビ……幽鬼と屍鬼。低レベル悪魔。どちらもDARKなので、《カード・ハント》したのだろう。
KP
ここで牧志が扉を押さえておく、といったこともできるかなと思ったけど、そうすると男が何か(ナイフ)してきたら佐倉さんが固定でターゲットになりそうだし、そのまま佐倉さん奪われる可能性もあるよなぁ。
佐倉 光
そういえばボイレコの電池こすってみてなかったな。関係ないかな。(こすると多少電力が復活する)
KP
ボイレコ、入っていた内容はあれだけですね。
フェードアウトした描写で紛らわしかったですが、メッセージ再生は最後までちゃんと終わっています。
佐倉 光
こういうシナリオでノーヒントでそういう情報はないよな!
ありがとうございます。

KP
1d100 Sasa 1d100→83
KP
男が持つものは、30cm程度の筒だ。
その中にあなたは、見覚えのあるものを見つけてしまった。

ぼんやりと揺れる蝋燭の明かりに照らされたそれと、目が合った。

培養液に浸された球体。
ずきりと眼窩が信号を送る。記憶が疼く。疼く。嫌な感覚が頭蓋を叩く。

あなたは気づく。間違いない。
そこにあるそれは……、本来、自らの孔に収まるべきものだ。

牧志は気づかなかったため、佐倉さんのみ《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
1d100 46 《SANチェック》(不定 35) Sasa 1d100→ 100→致命的失敗
アラヤダ
SAN 46 → 43
佐倉 光
うーん、たぶん男は返してくれようとしててー
そのまま返して貰ったらまずいんだろうなって気はするねー。
KP
返してくれるし痛くないそうですよ。
佐倉 光
自分でやらないと牧志の目雑にされそうだもん。
とりあえずこの男を黙らせないと危険だろうしー

佐倉 光
「返せ、それは、俺のだ……」
呻いた。
ただの目玉にどうしてそんな確信が持てたのか分からない。
だが自分のものが奪われたという状況に、怒りがわいた。
距離を詰めようとする。
牧志 浩太
「まさか……、それは」
あなたの言葉に、傍らで牧志が呻く。
震える声で言いながら、培養槽を見つめる。
KP
「勿論だ!」
男はここからでも分かる程、恍惚と笑みを深くした。

「君がそのつもりで嬉しいよ。
全く、そこの男は余計なことをしてくれたものだ。
そんな汚らわしいもの、いつまでも君の中に収めておくべきではない」
男は一度、唾でも吐くような目つきで牧志を睨む。
「さあ、来るといい。
早く抉り出してしまわなくては。

大丈夫。この眼は魔力を宿している。痛みもない。無事に戻せるさ」

男は怖気のするような猫撫で声で言い、あなた達へと大振りのナイフを向けた。
KP
扉の前から動きますか?
佐倉 光
「返して貰うさ」
カードを掌に隠して射程内まで近寄る。
迷う
佐倉 光
あー、魔法かけるのもアリなのかな……
魔法の射程分からないけど
KP
遠距離攻撃系の魔法については、「今は使えるカードがない」とします。
それ以外に何か取りたい行動があれば、取って構いません。

ただし直後に状況が動くので、長時間かかる行動は不可。
佐倉 光
《肉移植》を相手にかけるのはアリなのかと思ったのよね。
KP
ああー、なるほど。具体的にどういうことしたいか書いてもらえたら確認します。
佐倉 光
相手に魔法をかける。
相手が自分の目を抉ろうとしている隙に筒を奪うなり攻撃するなりする。
失敗しても、魔力持つ目を自分で使わないということは適合しないだろうから自爆する……(目は無事かなその場合!?)
って感じです。
というわけで射程どうかなって思ったワケですね。
いやー、なんか召喚しちゃう場合、適合しない=そいつは死ぬけど発動 だとまずいかぁ。
この場合、魔法を使うのに使うのに要する時間と射程が問題になる。
ここに時間がかかるようなら近づいて殴ることを考える。
うーん。魔法にMP10必要だから、そこは前提になってないかな……
佐倉 光
ここで魔法で男を何とかやっつけたとして、その後休んでMP回復させる必要があるし、それを前提としたシナリオもあるまい。というメタ読み。
佐倉の目を戻すのに一回、牧志の目を戻すのに一回魔法を使う必要があるだろうからな。
牧志の残りMP確認しとくんだったなー。
佐倉 光
ああ、あと魔法かけたからって相手が強制的に目玉抉るわけじゃないわ。この案ナシ! 自分にかける方がなんぼか芽がある。
佐倉 光
メタ推理!!

目玉が今どういう状態か、なんだよね。魔力もつ肉にされているみたいだけど。
まみさんのボイレコから考えれば、力を使わされるのは確定。使い方が大事だと思われる。
ただその時、魔法を使うのは佐倉である必要があるのではないか、というとこだな。
後からかけ直したら主導権奪えるんだろうか?

あとは、「すぐ使える」というのは、目をはめられた時点なのか、抉った時点なのか。

そこにある佐倉の目をそのまま戻していいのか、何か処置してからじゃないと危険なのか。ここはわからんどうしようもない。

何も分からないからなー。こわいなーこわいなー
怖いから先に男黙らせたいけど、絶対距離詰める前に魔法かけてきて、目玉戻させようとするんじゃないかな。

1.男が精神支配か何かの魔法かけてくるのに抵抗して筒奪ってやっつけてから落ち着いて目玉について調べる
2.男が目を戻させようとするときにこちらも魔法使うなどして主導権奪ってあとは野となれ山となれ。

あたりが考えられるところ。
牧志の目が魔力持つ肉化してるのが謎だわ。

あとは佐倉の閉ざされた記憶に何が封じられているのか。
光かな。今一度って言っているから、佐倉の目になにかされてやばい玉にされて光とやら宿すか何かしたんだろうけど(光の眼球が光宿してたらなかなか笑える)、佐倉はそれを発動前に抉って捨てた。
牧志はその空洞に自分の目を詰め込んで蓋をした。
再度詰められたら多分【光】が発現して【何もかも壊してしまう】んだろう。
だからあの目をそのまま詰め直すのはナシだろう。
多分佐倉は生贄的なもの。

最初それを阻止するために牧志が佐倉に魔法をかけて抉らせたのかと思ってたんだけど、魔法には【抉らせる力】はなさそうに見えるし、牧志の説明だと順番が違うからそれはナシなんだよな。

佐倉がやばい本に既視感をおぼえたのは何故だろうなぁ。
KP
ああー、なるほど!

ただこの呪文、「目玉を抉る」→「抉ったところに目玉をあてがう」なので、
 ・相手に近接する
 ・相手の目玉を抉る
 ・抉ったところに目玉をあてがって呪文を使う

という3ステップが必要になります。
そのため、遠距離では使えません。
佐倉 光
なるほどー。じゃあ普通に距離を詰めよう。
なるべく攻撃の意志がバレないように。
KP
なるほど。ではちょっとだけチラ出し。
MPについてはなんとかなる要素があります。
佐倉 光
あれれぇ、魔法使う前に抉らなきゃならないなら抉るときは痛いじゃん!
ありがとうございます。

佐倉 光
手にカード隠したまま距離詰めて、射程に入ったら殴るか!!
佐倉 光
「返してくれよぉ、俺の目玉ぁ……
痛くないんだなぁ?」
少しおかしくなった演技だ。演技?  違う。俺はおかしい。
おかしいが、欲しいのは俺の目玉じゃない。
ただひとつの音が聞こえる平穏だ。
KP
距離を詰めようとするあなたに、男は嬉しそうに声を上げる。培養槽をその場に置き、大仰に腕を広げる。
牧志 浩太
牧志は一瞬迷った。
彼はきっとあなたの意図に気づいたが、何らかの方法であなたを奪われることがないか危惧した。

迷いを振り切り、彼はその場に立つ。
あなたの攻撃の意志を悟られないように。
KP
「準備はできている!
ああ、ああ、素晴らしい。素晴らしい素晴らしい素晴らしい!
今度こそ、君はその両の眼で、贈り物を受け取るのだ!」

男はあなたの眼を見据え、興奮しきった声で叫び──
KP
佐倉さん。
攻撃の意思に気づかれないか、〈言いくるめ〉で判定!
佐倉 光
1d100 52〈言いくるめ〉!  Sasa 1d100→ 76→失敗
佐倉 光
スーン
佐倉 光
「ああ。楽しみだ。贈り物か。俺の目、俺の光……」
あと少し。あと少しで届く。カードをつまんだ指先が震えた。
し損じるわけには、いかない!
KP
その時男が一瞬あなたの動作に反応した。
男は立てられていた燭台の脚を、素早く蹴り飛ばす。

同時に何かが外れる音がし、背後の扉が自重で勢いよく閉じる。
牧志は閉じる扉を咄嗟に押さえようとする。
牧志は、扉の【STR】10と対抗ロール。
1d100 55【STR】 Sasa 1d100→ 50→成功
牧志 浩太
「ぐっ……!」
牧志は咄嗟に扉を押さえた!
廊下から差し込む僅かな光だけが、室内を微かに照らす。
男とあなたがいる辺りはほぼ闇の中で、目をこらせば祭壇らしい影と、男の影だけがぼんやりと浮かぶ。
KP
※ここから特殊戦闘です。ルール・マップは後述。
演出
KP
めちゃめちゃ考えて下さったのにすみません!
こういうアクションものすごく好きなんだけど、ここは次の特殊戦闘の絡みで、確定で通すよりスリリングに出目勝負にしたかった(KP談)
佐倉 光
やっぱりそんな感じだ!
考えるのが好きなだけなので問題ありません!
たぶん入ったら戦闘です! っていう単純な流れだと思ってた。
でも「高確率で後遺症」って書いてたから、一応流れに逆らってみた!
KP
ばれた。でもこういうアクションめちゃめちゃ好きなので遠慮なく受けるし盛ります。
COMPがフルパワーだったら外から遠距離攻撃もできたんですけどねぇ。
一応、ここ通っていたら1ラウンド目の前に1回不意打ち攻撃ができる予定でした。
佐倉 光
まあそれで目玉壊れても困るしー>遠距離攻撃
KP
ラミアさんの目玉をもら……えらいことになりそう。>目玉壊れる
佐倉 光
あっ。なるほどとか思っちゃったけど姐さんにとんでもないもの要求されそう。
KP
されそう。あと副作用ありそう。>悪魔の目玉いれる
佐倉 光
維持に常にマグネタイト必要なんて事態に……
KP
あるいはそのうち人修羅に……
佐倉 光
それはそれで……
KP
ちなみに男は悪魔カードの存在を知っているわけではないんですが、怪しい動きに「こいつなんかしよる」って気づいた感じですね。
佐倉 光
ちょっと殺る気に満ちあふれちゃった。
ラミアの目玉……佐倉の仲魔であるラミアは目を外して眠るのだ。
人修羅……人間が禍玉の力を得て悪魔に変じたものをいう。

戦場マップが提示される。
KP
ここから戦闘ラウンド進行となる。
戦闘ルールは、視界の悪さ故に攻撃や戦場の探索に様々な判定が必要になるというもの。
KP
ルールが多いので、開始前でも戦闘中でも、ご質問があればいつでもどうぞ!

また、「こういうことはできる?」も歓迎いたします。
あ、描写だけだとどういう状況なのかよくわからん、とかもあればぜひ。
疑問質問
佐倉 光
佐倉にしか見えない光源がある可能性があるかー
KP
あ、室内は普通に暗闇です。
牧志が頑張って扉を押さえているのでペナルティー少なめで済んでいるんですが、牧志が扉から離れてしまうと真っ暗になってペナルティー増える感じですね。
佐倉 光
あ、部屋の中にあの特殊ライトあるかなって。
KP
あ、探索したら、ってことでしたか。失礼しました。
佐倉 光
男の【DEX】いくつかな。
KP
男の【DEX】は10。
男(【DEX】10)→佐倉さん(【DEX】9)→牧志(【DEX】8) の行動順になります。
佐倉 光
こんな戦闘がわざわざあるって事は、単純に殴るより色々考えた方がいいだろうなー。
牧志には扉を押さえて貰って南の探索して貰いつつ、こちらはぐるっと回りつつ探索かな? 何か儀式らしきものをぶち壊す手段が見つかるかも知れない。
佐倉の装甲1は継続? そして戦闘中減ることはない?
KP
佐倉さんの装甲は継続。
ダメージによって減少することはありません。
佐倉 光
okとりあえずやってみよう。

佐倉 光
「扉頼むっ!」
叫んで〈回避〉姿勢だ!
KP
【DEX】10、男。
KP
あなたが叫んで〈回避〉姿勢を取るより、僅かに速かった。
薄暗い室内に声が響き渡る。それは男の喉から響く声、いや、地の底から歪み溢れ出す汚泥のごぼごぼという音にも聞こえた。

視界の隅で光が瞬いたような、いや、錯覚だったかもしれない。

規則的な響きを持つと同時に、人間が口にする言語とも、人間の喉から出る声とも思われないそれを、あなたは呪文だと分かる。

輝く眼がどこかからじっとあなたを見ている気がした。

なにかがいる。

なにかが次元のかなたからあなたを見ている。

あなたはそれを、知っている気がした。
KP
男はこのラウンドの手番で、《聖なる光との接触》を使用する。
1d3+3ラウンド後に、この部屋に《聖なる光》が招来されるだろう。
KP
戦闘終了条件は
 ・男の無力化
 ・二人が気絶・死亡する
 ・部屋から逃走する
 ・一定ラウンドが経過する
のいずれかである。
1d3 Sasa 1d3→3
KP
6ラウンド後(7ラウンド目) に光は降臨する。
KP
【DEX】9、佐倉さん。
佐倉 光
視界のはしかー。光が見えたのどこか、は分からないかな。
KP
視界を侵食するように、全方向から一斉に瞬いて見えた。
佐倉 光
多い!! 北に移動して探索!
KP
男を無視して北へまっすぐ走ると、壁に行き当たる。

〈目星〉(-25%の補正つき)
または、【幸運】で判定!
佐倉 光
【幸運】の方が高いか!
1d100 75 【幸運】 Sasa 1d100→ 100→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
えー。
行動指針作りたかったなぁー!
KP
あなたは壁に触れる。壁だ。暗い。ここまで来るとほぼ暗闇で、辺りに何があるのか全く分からない。

あなたは不意に恐ろしくなる。
闇に満たされた視界の中に、光が蠢いている錯覚に襲われる。

光が恐ろしい。
恐ろしくてならない。
どうして恐ろしいのだろう。
分からない。しかし恐ろしくてならない。

この眼を抉ってしまえば光など、見なくて済むのではないだろうか。

そんな衝動が一瞬、疼いた。
KP
SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1》。
KP
見事な100ファンだなぁ。
佐倉 光
1d100 46 《SANチェック不定 35 Sasa 1d100→ 47→失敗
SAN 46 → 45
佐倉 光
「う……」
凍りついた。光が怖い。光が。
目を抉りたい。
しかしこれは牧志のだ。
こちらを抉ろうと意味がない……!
唸り声をあげ耐える。
KP
【DEX】8、牧志。
牧志 浩太
特に変更がなければ、牧志はあなたを気にしながらも、閉じようとする重い扉を身を挟んで支える。
KP
特に変更はない?
佐倉 光
南の探索は扉押さえながらでは無理かな?
KP
おっと、そうか。失礼、忘れていました。
南の探索なら可能です。
佐倉 光
何があるか見るだけしてもらおう。
牧志 浩太
牧志は扉を支えながら周囲の様子を確認する。
牧志 浩太
「電灯のスイッチ、こっちじゃないみたいだ。
この辺には何もない」
佐倉 光
「わ、わかった!」
牧志の声を聞いて爪を手のひらに食い込ませる。
怯えている場合か、光は俺だ!
KP
1ラウンド目終了。
2ラウンド目、【DEX】10:男。
KP
男はまず、邪魔な牧志を排除しようとする。

牧志は扉の傍らにいるから……
牧志を攻撃する場合、扉の周囲は明るいので補正なしで攻撃できる。
1d100 50 〈ナイフ〉 Sasa 1d100→ 39→成功
佐倉 光
おーぅ
殴りに行くべきかこれ。
牧志 浩太
牧志は扉を盾にして〈回避〉を試みる。
1d100 16 Sasa 1d100→ 24→失敗
KP
1d4+2 Sasa 1d4+2→ 3+2→合計5
佐倉 光
術者排除に走るか……電気つけて二人で殴る前提かも知れないんだけど、目がなくなる? のを恐れるあまり牧志が死んだんじゃお話にならない。
暗いところならこちらの方が若干有利だろうしな……
牧志 浩太
牧志の腹に凶悪な刃が埋められる。
直後、刃が引き抜かれ、光を背景に花びらのようにぱっと赤が散った。
KP
今の牧志は痛みを感じていないため、ショックロールは発生しない。
KP
ここで二人とも【アイデア】
佐倉 光
1d100 85 【アイデア】 Sasa 1d100→ 91→失敗
牧志 浩太
1d100 90 Sasa 1d100→ 50→成功
佐倉 光
おい佐倉……
相手の持っている筒を奪うのはちょっと考えたが。
KP
培養槽は戦闘開始時に傍らに置いているから、男の手にはないですね。
牧志 浩太
「佐倉さん」
牧志は腹からだくだくと血を流しながら、落ち着いた声であなたを呼んだ。
牧志 浩太
「ごめん、離れる。こいつ俺を狙ってる。
出られなくなるかもだけど、暗い方がいい」
KP
牧志の言葉であなたは思い当たるだろう。

少なくとも男は、見た目では人間に見えた。夜目が利くようなものがなければ、真っ暗にしてしまえば男にも自分達の所在が分からなくなるのではないか。

勿論、それはあなた達にとっても暗闇だ。
扉が閉じ、室内に閉じ込められるかもしれない。
KP
あなたは牧志を止めて引き続き扉を支えさせることもできるし、離れるままにすることもできる。
佐倉 光
部屋が暗くなっているのだから、相手はこちらが見える手段がある可能性があるのか、と思った。
しかし今の動きを見ると、扉の光を頼りにしているように見えた。
佐倉 光
「わかった」
佐倉 光
俺も牧志も今までの経験で目も耳も鋭さには自信がある。
牧志の異界を見るほどの目は今はないわけだが……
それでも耳は常人離れしているのだ。
常人相手に闇の中で後れを取ることはないだろう。
佐倉 光
牧志は扉を離れていい。
KP
OK。【DEX】9、佐倉さん。
佐倉 光
それならまっすぐ殴りに行くべきだろうな。
南へ向かって殴ることは可能?
KP
牧志は自分の手番で扉の前を離れる。
今はまだ室内に光が差し込んでいる。
男は牧志の前にいるため、今なら補正無しで殴れる。
佐倉 光
踏み込み、カードを一枚抜いて念じる。
ウィルオ・ウィスプか。それならこれだ!
《九十九針》
KP
どうぞ!
佐倉 光
1d100 85 《カード・スキル》 Sasa 1d100→ 56→成功
1d6+2 Sasa 1d6+2→ 6+2→合計8
佐倉 光
あっ、ノックアウトしとくか。
KP
おおっと、OKです。
では、気絶判定を行います。
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
気絶はしない!
が、8ダメージがそのまま通るため、ショックロールが発生する。
Sasa 🎲 Secret Dice 🎲
KP
男はぎりぎりと歯を鳴らし、肉体を激しく揺さぶる衝撃に耐える。
男の歯の間から血が滴り落ちる。
片目に激しい憎悪と、片目に崇拝の恍惚、混沌の入り混じった視線で男はあなた達を睨む。
佐倉 光
情報の不足ゆえに一応殺さないように急所は外しているが、弾みで殺してしまっても後悔はしないだろうと思った。
佐倉 光
「潰す」
牧志と男に宣言する。
牧志は手加減をする必要はない。
KP
はっきりとした殺意の宣言を受けてなお、男があなたを睨む片目は、怖気立つほどの恍惚に染まっていた。
牧志 浩太
牧志は、微かに頷いた。扉の前を離れる。

扉が重い音を立てて閉じ、狭い空間に真の暗闇をもたらした。
眼があろうとなかろうと関係のない光なき空間で、声と気配だけが敵と、味方と、少しずつ迫り来る何かの存在を知らせていた。
佐倉 光
とはいえ、〈回避〉専念してもらうべきかね。怪我が重いし。
KP
ルールが変更される。
目を使ったスキルの難易度が上昇する。
牧志 浩太
扉の前を離れるのは移動扱いなので、牧志は移動の他、まだ1つ行動が取れる。

牧志の行動はあなたが指定してよい。
殴る? それとも探索する?
佐倉 光
あ、ごめん。
怪我を負ってるから回避した方がいいって話したんだった。
ついでに探索して貰うか。さっきの感じだと電気のスイッチ探すのかなって感じたけど。
KP
間に別のやると記憶が飛びますね。
佐倉 光
「牧志は離れてろ」
KP
現状、南以外の東・西・北・中央は未探索だ。どこを探す?
佐倉 光
西かなー
牧志 浩太
牧志は西側の壁に駆け寄る。
何かないか探し回っている気配が、微かに感じられた。
KP
牧志は〈聞き耳〉または〈目星〉で判定。
牧志 浩太
1d100 97〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 20→成功
牧志 浩太
闇の中で牧志の気配が動いた。
「俺達の荷物だ。あと何か薬」
それだけあなたに伝えて、牧志の気配はまた闇に溶ける。
▽《緑色の薬品》
MPが10点入っているお薬。ちょっとしょっぱい。
佐倉 光
なんとかするものきたー。
KP
2ラウンド目、終了。3ラウンド目。

あなたをどこかから見ている「何か」の気配が、また少し強くなる。
真っ暗闇だというのに、視界を侵食するように虹色の光がちらついている気がする。異様な色の色彩が眼の奥で瞬いている。
KP
【DEX】10、男。
男は暗闇の中、牧志を探して排除しようとする。
1d100 60〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 81→失敗
1d5 東西南北中央 Sasa 1d5→2
佐倉 光
おっと
KP
1d100 60〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 78→失敗
1d100 25 ナイフ Sasa 1d100→ 62→失敗
佐倉 光
怖いぞー
KP
視界を奪い去る暗闇の中で、男の眼に何も特殊なものはなかったらしい。

突き出したナイフが偶然にも牧志の身を掠め、牧志がひゅっと僅かに息を吸ったが、そこから血臭が溢れ出ることはなかった。

男もこちらが見えていないのだ。
KP
【DEX】9、佐倉さん。
佐倉 光
男を捜して殴る。
神経を集中する。あいつは牧志を狙っている。それなら……
KP
〈聞き耳〉で判定。まずは男の位置を探れたか。
佐倉 光
1d100 79〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 14→成功
さっき踏み出す音が聞こえたのはこの辺り。
KP
男は部屋の西側、やや北寄りにいる。
再度〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光
1d100 79〈聞き耳〉 Sasa 1d100→ 7→成功
KP
通常通りの判定値で、あなたは男を攻撃できる。
佐倉 光
牧志の心音を止めようとする奴は許さない。
1d100 85 《カード・スキル》 Sasa 1d100→ 1→決定的成功クリティカル)!
KP
お見事!!
必中(回避不可)か、ダメージ二倍のどちらかを適用してください。
佐倉 光
必中だね。
うーん、ノックアウト……しとくか? 残しても面倒な気はするが……
ノックアウト宣言! と思ったけどこれ、もう遅いか。
KP
さすがにここからノックアウトする? って考えるのはちょっと遅いので、ナシにさせてください。ダメージどうぞ。
佐倉 光
1d6 Sasa 1d6→4
6点。
KP
確かな手応えが、あなたのCOMPに伝わった。
男は悪魔の拳に打ち据えられ、錐揉みするように回転し……、たたらを踏んで、数歩後退った。
KP
「何故わからないのだ……神に祝福されているにも関わらず、拒絶するというのか……」

とうとう自重を支えきれなくなり、男がどうと倒れ込んだ音がした。
闇の中から男の声が響いてくる。陶酔と誘惑と困惑を煮詰めて混ぜ込んだ声が、あなたに問いかける。
それはいつしか男の声ではなく、何か違うものの声になっていた。


「神は、何でも授けてくれる。
身体の欠陥、不治の病の治療法、どんな知恵も、真理も。世界の真の姿も。君のその狂気を癒す方法も。

君が望むものを手に入れる方法も。
失ったものを取り戻す方法も、失わぬように、保つ方法も。
なんだって。なんだって与えてくださる。

さぁ……、言ってみてくれ。
君が欲しいもの。願うものを。
本当に望む贈り物を」


KP
あなたはどう答えるだろうか。
佐倉 光
狂気の治療に真理か。いいね。最高だ。
喉から手が出るほどに欲しいものを突いてくるじゃないか。
こいつの悪魔カード、なんてのもいいな。
佐倉 光
「なにもせずにカエレ」でいいのか「俺に目を返せ」が要るのか考えどころだなー。
必要なものを望めっていうけど、カエレが望みで後は魔法で目の移植を二度やればいいのか、
それとも還っちゃうと佐倉の目がただの肉の塊になっちゃって移植できなくなっちゃうのか。
佐倉 光
「何もせずすみやかに還って、俺に目を返してくれ。
それが願いだ」
言って牧志の目を抉り出す……のはちょっと難しそうだがなぁ。
これ魔法とか使う前に抉ると目壊れません?
KP
空気が微かに揺れた。
男は何か言ったが言葉にはならず、今度こそ、両手両足を投げ出してどうと地に倒れ込む。
KP
室内にもはや、あなた達の他に息をするものはいない。
あなた達を阻むものもいない。
室内を少し探せば、電灯のスイッチが見つかるだろう。

迫ってきていた輝く眼の気配は、最初から何もなかったかのように霧散していた。
佐倉 光
「……行ったか……」
詰めていた息を吐き出した。
うっかり余計なことを言って言葉尻とられないようにという緊張で冷や汗をかいていた。
佐倉 光
「大丈夫か?」
声をかけ、壁を探ってスイッチを探す。スイッチを入れる。
牧志の無事を確認するまでは安心できない。
牧志 浩太
「こっちは大丈夫……、互いに無事でよかった」
KP
室内が眩い光に照らされる。
地面に倒れ込み、じわじわと頭の下に赤い染みを広げてゆく男の顔には、深い笑みが残されていた。
KP
その近くに、肩で息をしながら牧志が立っていた。
佐倉 光
「ほんとこういうのってマジクソだわ。
実質的に選択肢なんかないんだ」
牧志 浩太
「何か欲しいって言ってたらどうなったんだろうな、あれ。
ろくなことにならなかっただろうけど」
牧志はあなたの頭に刻まれた、縫い目の傷をちらりと見た。

痛みこそなくとも、血が足りないのだろう。疲労も相まって、呼吸は少し深く、速い。
KP
腹から赤を散らせたその姿を見て、あなたの記憶がまたすこし、疼く。
きつく巻いた包帯のように縛られた記憶の中で、記憶の傷口が微かに疼いている。
KP
【アイデア】で判定。
佐倉 光
1d100 85 【アイデア】 Sasa 1d100→ 96→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
なんかファンブル多くないか……
思い出すのが嫌すぎた。
KP
あなたの記憶の蓋がぎしぎしと音を立てかける。

ちかちかと記憶の隅で光が瞬いた。牧志が息をすると共に蠢く赤い腹部が心臓の赤を思い出させて、あのときあなたは何かを望んだ気がして、あのとき、あの時とは何だったか、あの時、あのとき?

あのとき、あなたは。

視界の隅でいなくなったはずの光が激しく瞬く。瞬く瞬く瞬く瞬く瞬く瞬く瞬く次第に速度を速め瞬く
KP
強制的に【アイデア】/2で判定。
佐倉 光
1d100 42 【アイデア】 Sasa 1d100→ 70→失敗
わからない
佐倉 光
死んだ牧志を復活させたとかか?
えーこれどっちの方がいいんだろうな!?
佐倉 光
これ実は思い出しておいて、最後にそれを望まなきゃいけなかったってオチでは?
KP
大丈夫、思い出しきらなくてもどのエンディングにも行けます。ただ確信は足りない。
佐倉 光
牧志が実は殺されてて外にポイされてたのを復活させてくれってお願いしたから魔力持つ肉になってて、だけどそれが中断されてて不十分だから「なんもせずカエレ」って言ったら牧志が死ぬオチ……じゃなくて良かった!
佐倉 光
うーーーん。
ダメージ受けながら思い出し判定するしかないかぁ?

KP
あなたはすんでの所でそれを、思い出さずに済んだ。
佐倉 光
脈動する赤が記憶の蓋を叩いた。
あのときの、あのときのことは。

今はそれどころじゃない。
佐倉 光
「大丈夫か、傷……」
牧志 浩太
「大丈夫。痛くないから確信はないけど、とりあえず内臓がやられたとか、そういう感じはなさそうだ」
KP
明るくなれば、祭壇の上にあの培養槽が置かれていることも分かる。
その中から、あなたの眼は意思を持つことなく、あなたをぼんやりと見ている。

この眼に何があるというのだろうか。
この眼であなたは何を切り離したいと望んだのだろうか。
佐倉 光
まずは治療だ……牧志の傷に《ディア》を使う。
1d100 53 応急手当ディア Sasa 1d100→ 94→失敗
佐倉 光
あっぶね。
佐倉 光
傷を見るとさっきの震えが戻ってきた。
俺は何を恐れている。
佐倉 光
「駄目だ、発動しない……」
先に部屋の探索しようかな……
牧志 浩太
「大丈夫、自分でやる」
牧志はあなたの震える手をそっと押さえ、傷の手当てを始める。
その間に室内の様子を確認できるだろう。
1d100 61 〈医学〉
Sasa 1d100→ 1→決定的成功クリティカル)!
KP
おお。1d3+1点回復します。
牧志 浩太
1d3 Sasa 1d3→3
HP 5 → 9
佐倉 光
部屋の四隅と中央の祭壇を確認。あと倒れてる男。
思い出す判定は後で落ち着いたらやってみるのもいいかもな。
KP
部屋の西側には棚がつけられている。
そこに牧志が言った通り、あなた達の持ち物と、儀式道具のようなものが放り込まれているようだ。

一時的な置き場所なのか、他の人の持ち物らしいものなどはない。
その中に、どろりとした緑色の薬瓶がある。
牧志が言っていた薬だろう。

あなたは仕事中にそれを見たことがある。
如何わしい連中が儀式に用いるもので、得体は知れないが効果はある…… らしい。
KP
電灯のスイッチがあったのは部屋の東側だ。

部屋の四隅に、他に大したものはない…… いや、北側に扉が一つある。
あれが受付へ向かう出口だろうか。
KP
部屋の中央には祭壇のようなものがあり、その上にあなたの眼の入った培養槽が置かれている。
周囲には蹴倒されて火が消えた燭台、それから倒れている男。

男の下にじわじわと新鮮な血だまりが広がってゆく。
改めて確認しても、もはや既に息はない。

男の懐を探ると、小さなライターが見つかった。
燭台の蝋燭に点火するものだろう。

懐に書物のたぐいはなく、あの女が持っていたのと同じ冊子が出てきた。
牧志 浩太
あなたが中央に目を向けると、牧志は腹の傷の手当てを終えていた。

十分な機材がない中でやったとは思えない程に的確な処置が施されており、本来なら激痛を伴うだろうような処置も行われている。
佐倉 光
「痛く……ないのか?」
見た目だけで恐れをなしてしまうような状態だ……
佐倉 光
「痛みを感じない状態になっている理由も謎だな……」

何か。
何か決定的にまずい状態になっていやしないか。
そんな不安がよぎった。
牧志 浩太
「ああ、大丈夫。血も止まったし」
牧志 浩太
牧志は何事もないように脇腹を軽く叩く。
よく見れば、扉で挟んだためか、そこには酷い青あざができている。
佐倉 光
「いやすっげぇ痛そうなんだけど」
見かねて回復魔法ディアをかける。
佐倉 光
牧志が無痛症になっちゃったんじゃないかって気がするんだけど、大丈夫かなこれー?
佐倉 光
「まずはこれ、返さないと……」
右瞼に触れる。
佐倉 光
「やるかぁ……すげーイヤだけど」
自分の目玉抉るってどうしたらいいんだ?
抉るところまでセットにしといてくれよ魔法。
腕切るのとはワケが違うぞ。
折角だからここでもっかい思い出しチャレンジしておこうか……
遅すぎたんじゃないかって気がしてならないけど。
1d100 42 【アイデア】/2 Sasa 1d100→ 26→成功
佐倉 光
ここまで来たらいっそ忘れたままの方が幸せな気はしたけどやっとく。
KP
回復魔法ディアが緩やかに皮膚の下から血の色を引かせていく。

あなたは一度自ら忘れ去り、切り離したものを、記憶の海から手繰り寄せようとする。
思い出そうと望むのならば、きっかけは些細なものでよかった。

失われた牧志の眼。腹部を染める赤。床に落ちた、彼の血を纏ったままの刃。立ち込める鉄の臭い。明滅する蛍光灯。

虹色の光。
KP
そうだ。はじめに光があったのだ。
KP
映画館の前で光を見た直後、何かを嗅がされて意識を曇らされたことを覚えている。
その隙に、背後から強かに殴られたことを覚えている。

曖昧に引きずり落とされていく意識の中、目の前に見えた何かに助けを求めてしがみついたことを、覚えている。

その時あなたの意識はどうしようもなく曖昧で、それが大事なものであることしか覚えていなかったのだ。
KP
記憶の再生は続く。
あなたの手を離れた映写機が、あなたの頭の中でからからと回っている。
はじまり
KP
描写が分かりにくいので雑談で補足しつつ参ります。

Q: なんで牧志も巻き込まれたの? 
A: 彼らのせいで正気を失わされた佐倉さんが狂気に影響されて巻き込んだ
Ex: 勝手にそんなことさせてごめん
佐倉 光
なるほどなー
通りすがった牧志捕まえちゃったか。
KP
なのです。まったくの偶然で出会った所だった。
今回はなんと珍しいことに佐倉さんが佐倉さんであるために(理由あり)災厄に遭い、牧志がそれに巻き込まれる話

佐倉 光
あれは何だった。
手を伸ばした先にあったのは何だった。
かけがえのない、離れてはならないもの、近くになければならないものと感じたのは。
解放した記憶の濁流に呑まれてゆく。
KP
はじめに光があった。
頭から血を流しながら、あなたはそれをぼんやりと眺めていた。

虹色の光が万華鏡のようにくるくると、からからと回りながら降り来ていた。
視界がそれに合わせてくるくると回り、あなたはそれを身震いするほどうつくしいと思った。
満ち満ちる幸福感があなたを満たし、はじめ、もっと見ていたいと思った。
KP
次の瞬間、唐突にあなたは理解した。
それは世界の真実を照らし出す光だった。
視覚も視神経も、脳内の情報処理すら飛び越えて。

視覚という幻想を通じて世界を見た気になっている生き物に、脳が造りだす夢のなかに棲まう小さな獣に、理解とはこういうものだよ、とそっと差し出す光だった。
KP
目の前の景色が目まぐるしく変化する。一瞬しか映っていないはずの景色の中に、あなたは世界の真理を見た。見せられた。理解した。理解させられた。

今度は、あなたの視界は曇ってはいなかった。一部、などということはなかった。
あなたの片眼にあらゆる真理が注ぎ込まれた。それは煮えたぎる油のようにあなたの脳を焼いた。

過去、現在、未来。宇宙が生まれ地球が生まれ、今日に至るまでの軌跡。ここではないどこか。宇宙の果てに住まうものたちの饗宴。深淵を覗くのではなく、目の前に広げられ、一つ一つ懇切丁寧に説明されているかのようだった。

膨大な知識が脳内に叩きつけられる。一方的な暴力とも言えるそれを、あなたは受け入れることしかできない。

星と銀河の間にある許されざる深層を、あなたは完全に視る。触れる。嗅ぐ。味わう。聴く。その異様をあなたは全身でもって知らしめられる。

哀れな臓腑を真実が暴いて掻き回す。人間の脳では到底処理しきれない情報の濁流が概念が眼球から無限に流れ込み、あなたの神経を意思を焼き尽くす。

真理という嵐の前では、人間の意思など、吹き消されるのを待つばかりの篝火に過ぎなかった。

SANチェック成功時減少 1D10失敗時減少 1D100》。

ただし、あなたは片目でそれを目にしたため、減少量は半分となる。
また、減少量から5点を引くこと。

また、あなたの正気度は最終的に必ず1残る。
佐倉 光
1d100 45 《SANチェック不定 35 Sasa 1d100→ 57→失敗
佐倉 光
おぉっと
佐倉 光
1d100 Sasa 1d100→97→致命的失敗ファンブル
佐倉 光
おまえなぁ……
残り1か。
KP
ここでファンブルはすごいなあ。
ハウスルールにて最大値、の半分になって50点、5点引いて45点をどうぞ。残り1ですね。
佐倉 光
SAN値 45 → 1
佐倉 光
これやっちゃいけないやつだった気がするね……
佐倉 光
観た。視た。みえてしまった。触れた。嗅いだ味わった聴いた。
脳という小さな器官、人間という小さな器には収まりきらないものを得た。
かつて望み、かつて拒絶したものを得た。
得て、壊された。膨らみすぎた風船が破裂するように呆気なく。
最後にぽつりと残ったのは、人の側にいたいという根拠も失われつつあった欲望だった。
KP
あなたは流れ込む濁流に木の葉のように振り回されながら、その流れを止めたいと、最後に小さく残った何かで願った。
十九年の歳月をかけて刻んだ文明が洪水に打ち壊され、亡びてゆくのを力なく眺めながら、何もかもが土塊となる前に止めなければならないと、辛うじて望んだ。
KP
虹色の光が、あなたの眼のなかでくるくると、くるくると回り続けている。

その小さな手でいくら押さえ、止めようが、光は無限に無数に流れ込み、あなたの脳を腫れ上がらせていく。

それならば。
光を脳へと注ぎ込む、その孔を。

切り離してしまえば。
入り口を、絶ってしまえば。

あなたはそこにいられる。
佐倉 光
こんなものは要らない。要らない!!
自らの眼球に指を差し込む。
痛みも躊躇いも抵抗も、全てその瞬間意味がなかった。
人として在るためには、迷う余裕などなかった。
抉り込んだ指で引っかける。揺すってちぎり取る。
KP
あなたは自らの指を眼球に向けた。指先にぬめりつく感触と、体の一部を引き千切る激痛があなたをいまここに引き戻す。

虹色の光が視界から奪われてゆく。目の前が真っ赤に染まり、意味のない光になってゆく。そしてすべての入力が途絶えて、まっくらやみになった。

脂汗が全身から溢れる。喉の奥から絶叫を漏らしながら、あなたはべちゃりと床に自らの眼球を投げ捨てた。
牧志 浩太
「佐倉さん!!」
誰かの絶叫が聞こえた。

血と体液にまみれた片手を取る温度に、安堵する。
あなたはただ、その大事なものが無事であることを、ひたすらにひたすらに祈っていた。
KP
あなたは、思い出す。

牧志の眼に、彼が分け与えた肉に魔力なるものが宿っていた理由。彼が痛みを感じなかった、その理由を。
KP
あなたが望んだからだ。
KP
あなたはあのとき、彼の無事を祈ったのだ。
真理の神の祝福を受けた、その身で。
KP
あなたは狂気のうちに望んだのだ。彼を。彼の無事を。彼が無事であるようにと。


そうして彼はあなたが望むようになったのだ。


佐倉 光
二重にやらかしたわねー
KP
一方的にえらいことになったけど、ちゃんと(?)この後に情報は出ます。
佐倉 光
でもそれなら目は返してやれそうかな……
バトル前に記憶の蓋を開けかつダメージを抑え、さらに神にもらった加護を突っ返す、が正解だったか。難しいな。

佐倉 光
ああ。そうか。狂った俺は牧志に縋って巻き込んで、俺の望むようにつくりかえてしまったんだ。
結果俺も牧志も生き残った。
それを引き起こしたのが醜い執着だったか、人としての想いだったかなんてことはどうでもいい。
俺はまた、俺のエゴで牧志に傷をつけた。
佐倉 光
肩を震わせ笑う。
KP
あなたは「祝福されしもの」が何かを知る。

それは真理に触れてなお「正気」を残すことのできる、類い希なる者。
あるいは、真理に触れてなお矮小な理解を手放すことのできぬ、救い難き者。

故に光を目にした者たちは狂い果て、あなたと、あなたの望みだけが残った。
KP
あなたは何もかもを思い出した。世界の始まりも終わりも、あらゆる概念の真の姿も。
しかしあなたは一度、拒んだ。切り離すことを選んだ。

ならばこの光もいずれ、忘却に溶けて消えていくのだろう。
人の脳が理解しうる程度の寓話として、あなたの記憶に収まってゆくはずだ。

あなたの中にはまだ、あの「封印」が生きているのだから。

……あなたがこちらにいたい、と望むのならば、だが。
KP
あなたは一度、真実の贈り物を受け取った。その祝福とともに生かされ死んだ女の声を聞き、その形を知った。

いまのあなたは何でも知っていて、何でもできる。その身を苛み続ける痛みの消し方も、狂気の癒し方も、いままでに知ってしまったことの忘れ方も、何でも知っている。

あるいは何も受け取らず、三度目に宣言したように、ただ捨て去ることもできる。
それがあるいは、人としての最も確かな有り様なのかもしれない。
※PL情報※
あなたは以下の効果を得てもよい。
また、得ないことを選択することもできる。

①1d6をロールする。得られる《真実の贈り物》の個数の決定。
②①の結果×d6 をロールする。対応した贈り物が得られる。

また、《真実のメッセージ》を聴いているため、以下のことが可能になる。
 ・必要のない贈り物を拒否する
 ・贈り物の内容を自由に決定する(本人に作用するもののみに限る)
送り物
佐倉 光
〈神話〉知識削れるってー?
代償は何だろうなぁ。

正気度1しかないし、下手なことをすると今度こそデッドエンドよなー。

・目にだけ魔力残して牧志の無痛症の解除
はするとして。した途端に悶え苦しみそうでごめんなだけど。
どうすっかなー。
KP
ここちょっと曖昧なので、これはできる? 等、事前に聞いてもらってもokです。
佐倉 光
痛み消したいし、〈クトゥルフ神話〉知識減らしたいけど、代償に色々持って行かれそうだしね。その辺はナシかな。
牧志の無痛症の解除をすることによってこもっていた魔力が失われて目が戻せなくなると困るので、目にだけ少し残しておきたい。
その魔力はすぐ消えてもいいし、そのまま残っちゃってもいいんだけど。
目はわざわざ神の力を使うまでもないだろう。魔法で何とかする。
佐倉 光
ここであちらを選ぶくらいなら、最初から縋り付いたりしない。
たどり着くなら自分の足で。
KP
なるほど。
記憶を取り戻したあなたは、「無痛症の解除」について分かることがある。

光がもはや去った今、その残滓である祝福の影響が及ぶのは、精々この建物の中くらいだ。
ここを出れば、彼は痛みを取り戻すだろう。
佐倉 光
なるほどそれに関しては何もしなくてもいいし、目の移植までなら問題ないと。
どうしようかなー。
狂気の治癒だけは望むかなぁ……〈神話〉知識上がりそー
と思ったけど今の狂気そこまでやばいもんじゃないな。
くそー。一個くらい受け取ってみたいのに需要がないw
KP
その【CON】増やしたり呪文覚えてみたりしてみてもいいんですよ?
佐倉 光
シローの親を見つけてやることも、できるのかな……
ふと思った。
でもこれたぶん自分以外のことについてはダイス目次第だよな。
KP
シローの親については、そうだなぁ。
「与えられる知識、または、あなた本人に作用するもの」に限定されているので、「その一族がどこにいたか」までは分かるでしょう。
シローの親が「現在どこにいるか」はダイス目次第かな。
佐倉 光
呪文かー。《セデフカーの皮膚》ほっっしぃ。
強力すぎるからナシかな。
というか今思ったけど、牧志の目を返すのに目を抉ったら正気度飛ぶわけで。そこでアウトだな?
目を牧志に返す が願い事にした方がいいかもしれん……
KP
ちょっと確認したところ、呪文については得られるものが決まっていますね。
それが<贈り物>の及ぶ範囲、ということらしい。

・能力値であれば1d3ポイント
・技能値であれば±2d6
・呪文であれば《動物を魅了する》《魚を引きつける》《農作物に祝福を与える》《視覚を奪う》《門の創造》《邪眼》《ダオロスの招来/退散》のいずれか
あとあくまで対象は知識なので、「目を牧志に返す」そのものは願い事になりませんが、「返す時の正気度損失を免れる」は願い事になりえます。
佐倉 光
いきなりのダオロス。
だったら「返す時の正気度損失を免れる」だけ貰いたいかな。
【CON】強化はコストが重そう。
というわけで贈り物を望む。
思ったほどすごいもんじゃなかった! 欲しいの能力値くらいしかないなぁ。漁師じゃないし。
農作物への祝福とか職業によってはクッッッソ便利なんだけどな。
《門の創造》は強力だけど使用コストが重すぎる
あと《邪眼》なんかはイメージに合うが、多分シナリオ都合で封印されまくる未来が見えるし。
KP
ここは「好きな内容でいいよ」って書いてあるんですけど、本当になんでもいいとえらいことになるし、指定しないときのランダム内容と比較したらそういうことだよなぁ、というKPの解釈です。

本当になんでもよかったらすみません。
このシナリオちょこちょこ解釈に迷う所があって、そういう所だいたいKPの解釈で埋めています。
解釈違いあるかもしれないッッ!

KP
あなたは消えてゆく智の残滓に意識を傾ける。
その広大な海から、あなたが望むものを汲み取る。手を伸ばす。
あなたがあなたであるまま手を伸ばせる範囲のものを、慎重に探る。
佐倉 光
1d6
Sasa 1d6→2
KP
あなたは二つの贈り物を得ることができる。
1d6でランダムに決めてもよいし、内容を指定してもよい。
佐倉 光
「牧志の目を持ち主に返す際の正気度喪失を防ぐ」
じゃあもうひとつは折角だからロール。
1d6 Sasa 1d6→6
佐倉 光
断るつもりだから、なんかちらつかせてくださってもいいですしw
KP
あなたは正気が何にすぎないかを知っている。
正気とは、人間の精神の整合性を守るための幻想だ。
あなたの思考がゆっくりと乾燥してゆく。
あなたは、この室内で用いる《肉移植》の呪文の使用において、正気を損なわない。
KP
あなたが覗き見た海の奥に、光が揺らめいている。
その光はあなたを蠱惑的に招く。それは知識だ。知識は対抗手段だ。
あなたは知っているはずだ。知識は力だと。
あなたはずっとそう信じてきたはずだ。

あなたはそれを既に知っている。そう、知っている。知っていることに過ぎない。
それを手放すことなく掴んでいれば、あなたや牧志を脅かすものたちに対抗できるのではないか?
KP
〈クトゥルフ神話〉技能
2d6をロールする。〈クトゥルフ神話〉技能が増加する。
佐倉 光
おや、それ断れるの?
KP
断れます。あなたはそれを受け取ってもよいし、拒否してもよい。
佐倉 光
ああ、送り物の代償ではないんですね。
KP
ではないんです。二つ目の贈り物の内容がこれ。
佐倉 光
また美味しいとこ引いてくるなぁ……
佐倉 光
俺に必要なのは、今必要なのは……
智ではなく『何も感じず、何も知らず、理解もしなくなること』だ。
そうすることで心を守り、ここに踏み止まることだ。
俺が巻き込んで傷つけた牧志に、目を返してやらなければなならない。

一つ目を得る。
二つ目の知識は拒否。
KP
あなたの思考が乾燥してゆく。
あなたは自らの精神の構造を理解し、頭の中で目を閉じる。真実に目を背ける。
あなたはもはや何も感じることはない。
知ることもなく、目の前で起きる出来事を理解することもない。

それは神があなたに残していった、裏返しの祝福だ。
あなたが祝福を拒みきった結果だ。
牧志 浩太
「佐倉さん?」
牧志 浩太
「……思い出したのか? 佐倉さん?
なあ、佐倉さん、いるよな?」
KP
誰かの声が聞こえる。
それは誰だっただろうか、あなたは理解しない。
その声がひどく不安そうにあなたの肩を揺するのは、なぜだっただろうか、あなたは理解しない。

あなたは一つだけ覚えている。眼を戻さなくてはならないのだ。
あなたはその手段だけを覚えている。

……どちらに?
どちらに、戻すのだっただろうか?
KP
元になんて、戻さなくていいのではないだろうか。
彼の眼を収めた眼窩が、少し温かく感じる。

あなたの眼窩に彼の眼を、彼の眼窩にあなたの眼を、そうして片方ずつ、負わされてしまった何かを分け合って歩いていけばいいのではないだろうか。

そうすれば、あなたは眼を抉る必要はない。
彼だって、眼を抉るあなたをもう一度見ずに済むはずだ。
どちらの瞳をどちらの眼窩に収めるかは、あなた達次第だ。
戻さない、という選択を取るのも、あなた達次第だ。
牧志のダメージ問題
佐倉 光
まあなー。
牧志君に目を戻すとすると、また抉るでダメージ、魔法を使うでダメージ受ける可能性があってねー。
牧志も大分くらってるからなぁ。
KP
YES。佐倉さんの正気度減少は〈贈り物〉の効果で防がれますが、牧志はね……。
佐倉 光
少なくとも牧志は不定確定よなー
KP
ですねぇ。
佐倉 光
こちらが魔法を使って佐倉の目を牧志に戻した場合、牧志のダメージはどうなるんだろう?
KP
その場合、ダメージを受けるのは「呪文の使用者」だけです。佐倉さんが呪文を使うなら、牧志はノーダメージ。

ただし、佐倉さんの眼球は一度「光」を見ているため、何かの影響があるかもしれない、くらいは推察できてよいでしょう。
佐倉 光
ああー。そうか。そっちからの影響があるかも知れないんだな。
ちゃんと……返すか……
KP
「光」そのものは去ってしまうので、永続的なものではありません。>影響
眼の色は永続的だけど。
佐倉 光
もういっそ交換してやろうか……
佐倉がファンブルなんか出すからいけないんだ。
KP
狂気が落ち着くきっかけが得られるかもしれない」って話、「いっそ交換して牧志の一部手に入れてしまえば落ち着くのでは」って思ってた所、ちょっとあります。
一時的交換か永続的交換かはさておき。
佐倉 光
なるほど。狂気が上書きされて変わっちゃったけど。
KP
そう変わったけど。
佐倉 光
牧志を狂気落ちさせるか、一生「この事件」に巻き込んだことを牧志の顔を見る度に思い出させられるか。
どっちにしても地獄じゃないかぁ。
KP
今回は本当に「牧志を巻き込んだ」ですからねぇ。
ところで兄貴が帰省してきて片目の色変わってたら浩司が大層驚く。
佐倉 光
そういえば数値的なところでいうと、牧志って元々目がないから抉る時のSANダメはないんですよね。
牧志が魔法を使う際のコストってどうなるんだろう。
これは、かけるときと抉る時の2d6コストは別ってことですよね。
あと、佐倉の正気度減少免除はどこまで効くんでしょう。
抉るコストが免除できても、魔法使うコストが結局かかるならやはり吹き飛びますよね。
KP
・佐倉さんは魔法使うコスト、抉るコストの両方を免除できます。

・牧志が魔法使うならコストがかかります。
佐倉さんが魔法を使い、牧志に目を移植するならコストはかかりません。

・それとは別に、佐倉さんが眼を抉るのを目前で見た場合、牧志のSANが減少します。

ということであってるかな。
佐倉 光
佐倉が魔法を使った場合は魔法分の正気度コストどうなるか、
は確認したいかな。
あとは単純に戻したくないという気持ちがあるかどうかなんだけど、
中の人的には演出上目が交換されていると今までの目を特徴的に使っていた演出がやりづらくなるのかな?
という思いと、
取り替えたら取り替えたで面白いよね、
という気持ちが拮抗している。
牧志くんが不定ってのはもう確定臭いしな。
KP
・牧志の眼を佐倉さんに移植→牧志が呪文使う(導入)
・佐倉さんの眼を自分か牧志に移植→佐倉さんが呪文使う
・佐倉さんが牧志の眼を牧志に戻す→牧志が呪文使う

となります。
それを前提に整理すると、
●佐倉さんが自分の眼を抉り、牧志の眼を牧志に戻す場合

 1: 佐倉さんの眼を抉る:佐倉さん1d4 HP/2d6 SAN減少(免除)
 牧志は目前で見た場合《SANチェック》、見なければ《SANチェック》なし

 2: 牧志の眼を牧志に戻す: 牧志は2d6 SAN/10MP減少。

 3: 佐倉さんの眼を佐倉さんに戻す: 佐倉さんは2d6 SAN(免除)/10MP減少。

●佐倉さんが自分の眼を牧志に戻す場合

 1: 佐倉さんの眼を牧志に移植する: 佐倉さんは2d6 SAN(免除)/10MP減少。
 2: 牧志に何らかの影響
佐倉 光
前者は牧志もダメージくらう
後者はほぼノーダメだけど目の色が変わるし牧志に何か影響が出る
ということですね。

どっちにしようかなぁ~。
佐倉ならやっぱり前者を選ぶかな……
KP
ということです。お騒がせしました。

佐倉 光
返さなくてはならない。
これは彼のものだ。
すべきことだけを焼き付けて、そのように動く。
佐倉 光
「返す」
手を右目の前にかざす。
牧志 浩太
男は一瞬、あなたの状態を確かめようとした。
眼を覗き込もうとした。
大丈夫なのか、と、問おうとした。
佐倉 光
「見るな」
目の前の男に言う。
彼に見られてはいけない。それも手順のひとつだ。
牧志が背を向けるまで動かない。

※説明を求められればたぶん説明するけど。
牧志 浩太
「……」
しかしあなたの強く端的な断言に、微かに泣き笑いを浮かべて。
牧志 浩太
「分かった。後で説明よろしく」
それだけ言って、背を向け耳を塞いだ。

ひとこと
佐倉 光
得るべきか。手放すべきか。見るべきか。背けるべきか。
怖いんですよ! 何も分からないから。でも知ってしまったら手遅れかも知れないんですよ!


CoC『静寂舞手』佐倉&牧志 12

「ああ。俺達は戦友だ」

CoC『欠落コディペンデント』牧志&佐倉 7

おいていかないで

【置】CoC『刻の牢獄』波照間 6

一緒に、行きたかったのにな。

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


Zephyranthes 第三話 『朝まで待てない!』1

『朝まで待てない!』1

【置】CoC『忌胎』 佐倉&牧志 1

俺にできることはないのか、何か……

【置】CoC『けものシッターKPC』 牧志&佐倉

「こんなのそれこそ波照間さんや春日さんのほうが適役だろ!? なんで俺なんだよ!?」