
こちらには
『デート or デッド』のネタバレがあります。
本編見る!
佐倉 光

「……お前の頭が入ってた箱に、いかにも意味ありげな赤い印が書かれていた。
同じヤツが描かれたタオルに包まれた細長い何かだ。
嫌な予感がするな?
いや、見つかったなら僥倖と考えるべきか?」
インカムに呟く。
同じヤツが描かれたタオルに包まれた細長い何かだ。
嫌な予感がするな?
いや、見つかったなら僥倖と考えるべきか?」
インカムに呟く。
佐倉 光

「体の感覚はあるか?」
牧志 浩太

「さっき一瞬だけ……、触れられた感覚があったんだ。右手の甲あたりに、布か何か。
それってそういうことだよな、確実に」
それってそういうことだよな、確実に」
佐倉 光

「この印を崩したら戻る、ってわけじゃないのかな?」
一瞬迷ったが、頭の印を崩した時点でもう今更だ。
一瞬迷ったが、頭の印を崩した時点でもう今更だ。
佐倉 光

ちょっと覚悟しつつリュックの中に手を突っ込んでタオルを崩す。
中に何がある?
中に何がある?
KP
それは、見慣れたものだった。
いや、こんな状態で「もの」として存在することを見慣れてはいない。
あなたはその断面をすら、似たようなものを見たことがある。一度だけ。
まだ温かく生々しい手触りを伝えるそれは、手だ。
手首の位置ですっぱりと切断された、青年の手。
牧志の、手だ。
それを目にした佐倉さんは、《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D3》。
いや、こんな状態で「もの」として存在することを見慣れてはいない。
あなたはその断面をすら、似たようなものを見たことがある。一度だけ。
まだ温かく生々しい手触りを伝えるそれは、手だ。
手首の位置ですっぱりと切断された、青年の手。
牧志の、手だ。
それを目にした佐倉さんは、《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D3》。
佐倉 光

1d100 71 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→78→失敗
1d3 Sasa BOT 1d3→3
1d3 Sasa BOT 1d3→3
KP
切られてる位置がショックだったか
佐倉 光

想像はしていたのに、覚悟はしていたのに、
指先にその感触があった瞬間、首を見たとき以上の衝撃を感じた。
ありありと蘇ってくる手首の熱さと痛み。
自分から切り離された肉塊。
その瞬間飛び出した奇妙な蟲。それらが牧志の口に入り込む光景。
思い出したつもりで今まで忘れていた何もかもが一気に押し寄せた。
おもわず喉の奥を詰まらせてぐら、と揺れる。
SAN値 71 → 68
指先にその感触があった瞬間、首を見たとき以上の衝撃を感じた。
ありありと蘇ってくる手首の熱さと痛み。
自分から切り離された肉塊。
その瞬間飛び出した奇妙な蟲。それらが牧志の口に入り込む光景。
思い出したつもりで今まで忘れていた何もかもが一気に押し寄せた。
おもわず喉の奥を詰まらせてぐら、と揺れる。
SAN値 71 → 68
佐倉 光
あ、KP。痛みチェックしてない。
KP
あ、忘れてた!
ここでどうぞ(ひどいはなし)
ここでどうぞ(ひどいはなし)
痛みチェック……佐倉に一生付き纏う後遺症。チェックに失敗するとただでさえ少ないHPが1減る。
佐倉 光
あと監視カメラに引っかかったら嫌だから出して目視はしない!
KP
出してはいないけど一瞬見えたということでお願いします。
佐倉 光
はーい
佐倉 光

1d100 30【CON】 Sasa BOT 1d100→87→失敗
佐倉 光

HP-1
痛みと吐き気に襲われたので、荷物を纏めて持って「誰でもトイレ」に駆け込む。
視界が揺れて暗くなる。関節がばらばらになりそうに痛む。
なんとか扉を閉めて鍵をかける。
痛みと吐き気に襲われたので、荷物を纏めて持って「誰でもトイレ」に駆け込む。
視界が揺れて暗くなる。関節がばらばらになりそうに痛む。
なんとか扉を閉めて鍵をかける。
KP
カチャ、鍵のかかる音が少しだけあなたの意識を確かにしてくれる。
全身を引き裂く痛みが襲う。あなた自身の手首に鋭い重さが落ち、そして……、
全身を引き裂く痛みが襲う。あなた自身の手首に鋭い重さが落ち、そして……、
牧志 浩太

「佐倉さん、……佐倉さん、あったんだな」
牧志の声があなたの耳に届く。
背をさする手の感触はない、なぜなら手は腕に抱えた荷物の中にあるからだ。
牧志の声があなたの耳に届く。
背をさする手の感触はない、なぜなら手は腕に抱えた荷物の中にあるからだ。
佐倉 光

胸元のヒランヤと勾玉を握りしめ、ゆっくりと息をつく。
集中。集中。痛みではなく、手の中にある冷たい感触に。
呼吸を一定に。体の震えが止まるまで深呼吸。
そこにできる限りの意識を集中して、痛みを意識の外へ追い出すようにつとめて癒やしの力を集める。
1d100 49 《ディア》ー! Sasa BOT 1d100→77→失敗
集中。集中。痛みではなく、手の中にある冷たい感触に。
呼吸を一定に。体の震えが止まるまで深呼吸。
そこにできる限りの意識を集中して、痛みを意識の外へ追い出すようにつとめて癒やしの力を集める。
1d100 49 《ディア》ー! Sasa BOT 1d100→77→失敗
佐倉 光

痛い……
ではそのまましばらく痛みが緩むまで耐える。
やがて耳からインカムをむしり取って遠くにおいて吐く。
ではそのまましばらく痛みが緩むまで耐える。
やがて耳からインカムをむしり取って遠くにおいて吐く。
牧志 浩太

「佐倉さん……」
あなたを案じる、牧志の声が最後に聞こえた。
あなたを案じる、牧志の声が最後に聞こえた。
KP
あなたが胃袋の内容物をすっかり出し切ったころ、トントン、と外からノックの音が聞こえた。
KP
「もし、もしもし。どうされました、大丈夫ですか」
佐倉 光

「すみ……ません……ちょっと、車に酔った……だけ、ですから……」
できるかぎり声を上げて応える。
できればここで状況確認だけでもしておきたい。
少し座って休みたいところだが、そんな場合じゃない。
対応がそれで済むようなら後片付けをする。
できるかぎり声を上げて応える。
できればここで状況確認だけでもしておきたい。
少し座って休みたいところだが、そんな場合じゃない。
対応がそれで済むようなら後片付けをする。
KP
「分かりました、何かあったらお知らせ下さいね。室内にブザーがありますので」
後片付けをしてすぐ出るならば、対応はそれで済むだろう。
後片付けをしてすぐ出るならば、対応はそれで済むだろう。
佐倉 光

手を洗って口をゆすいで、インカムをつけ直す。
佐倉 光

「大丈夫、いつものが来ただけだ。
あと、お前の手首、あったぞ。動かせるか?」
引っ張り出して手首と包んでいたタオルを観察する。
あと、お前の手首、あったぞ。動かせるか?」
引っ張り出して手首と包んでいたタオルを観察する。
牧志 浩太

「いや……、ごめん、無理みたいだ。
触られてる感覚はあるんだけど、ぴくりとも動かせない」
牧志の声には、少し無力感が滲んでいる。
触られてる感覚はあるんだけど、ぴくりとも動かせない」
牧志の声には、少し無力感が滲んでいる。
KP
手首を包んでいたタオルは、何の変哲もない100円均一のものだ。
切り離されてなお生きているように見える手を見ていると、ふと違和感を覚える。
〈目星〉または【アイデア】。
牧志にも見せるなら、牧志も振れる。
切り離されてなお生きているように見える手を見ていると、ふと違和感を覚える。
〈目星〉または【アイデア】。
牧志にも見せるなら、牧志も振れる。
佐倉 光

まずは自分で考える。
1d100 85 〈目星〉 Sasa BOT 1d100→53→成功
1d100 85 〈目星〉 Sasa BOT 1d100→53→成功
KP
あなたはふと、違和感を覚える。
見慣れた手の見慣れた形の爪が、辺りの明かりにつるりと光った。
爪がきれいに整えられているのだ。
普段から短く切りそろえられている爪はやすり掛けされ、表面のざらつきや凹凸もない。
甘皮の処理までされたうえに、透明なマニキュアが塗られている。
牧志がそういうことをしていた覚えはない。
丁寧な仕上がりなのが、逆に不気味さを醸し出していた。
見慣れた手の見慣れた形の爪が、辺りの明かりにつるりと光った。
爪がきれいに整えられているのだ。
普段から短く切りそろえられている爪はやすり掛けされ、表面のざらつきや凹凸もない。
甘皮の処理までされたうえに、透明なマニキュアが塗られている。
牧志がそういうことをしていた覚えはない。
丁寧な仕上がりなのが、逆に不気味さを醸し出していた。
佐倉 光

頭、よく見たら髪がきれいに揃えられていたり、髭剃られていたりしない?
KP
頭はまったく普段の牧志のように見える。
何なら、箱に入っていたせいか髪に少し跡がついている。
手にだけ手が加えられているのだ。
何なら、箱に入っていたせいか髪に少し跡がついている。
手にだけ手が加えられているのだ。
牧志 浩太

「佐倉さん? 俺の手に、さっきみたいに何かつけられてたりしたのか?」
佐倉 光

「なんか綺麗になってる。爪が。ネイルサロンにでも行ったのかって感じに」
牧志 浩太

「爪が? 何だそれ、俺はされた覚えがない。
……意識を失ってる間なのか、それか、切り離されてからそうされたとすると、何だか怖気がするな。
とにかく、それをできる誰かが俺を攫ったって手がかりにはなる……、のか?」
……意識を失ってる間なのか、それか、切り離されてからそうされたとすると、何だか怖気がするな。
とにかく、それをできる誰かが俺を攫ったって手がかりにはなる……、のか?」
牧志 浩太

「そういえば、他に何か入ってたりはしなかった?
誘い込むつもりなら、何かありそうなものだけど」
誘い込むつもりなら、何かありそうなものだけど」
佐倉 光

「ああ、パンフが入ってた。確認する」
佐倉 光

話している間に落ち着いてきた。
牧志は鞄一つにまとめてしまおう。タオルで包んだ手首くらいなら入るだろう。
リュックは畳んで入るようなら鞄へ、入らないようなら纏めて持つ。
牧志は鞄一つにまとめてしまおう。タオルで包んだ手首くらいなら入るだろう。
リュックは畳んで入るようなら鞄へ、入らないようなら纏めて持つ。
KP
リュックはそんなに厚みはなく、ショットガンが入る仕事鞄なら畳めば入るだろう。
佐倉 光

「戻ってくるのはいいけど、この調子で荷物が増えると色々困るな……」
牧志 浩太

「うーん、確かにな。俺の一部は手放したくないけど、リュックとかは車に置いとくか?」
KP
パンフレットを広げたとき、〈聞き耳〉で判定。
佐倉 光

1d100 79〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→33→成功
KP
パンフレットを広げたとき、ふっと甘い香水のような匂いがした。
佐倉 光

牧志に嗅がせてみる。
佐倉 光

「これ、お前が昨日かいだやつ?」
牧志 浩太

1d100 97〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→88→成功
牧志 浩太

「! そうだ、あの時嗅いだのと同じ……!
それに、これ。あの時乗せられた車の中に、この服屋の紙袋があった。それも、大量に」
牧志は顔を上げて、パンフレットの紙面を見上げる。
そこにはちょうどフロアガイドがあり、何店ものアパレル店のロゴが載っている。
それに、これ。あの時乗せられた車の中に、この服屋の紙袋があった。それも、大量に」
牧志は顔を上げて、パンフレットの紙面を見上げる。
そこにはちょうどフロアガイドがあり、何店ものアパレル店のロゴが載っている。
佐倉 光

「マネキン……?」
思わず呟いた。
思わず呟いた。
佐倉 光

「どの店か特定できるか?」
牧志にパンフを見せる。
パンフには書き込みなどはないのかな。
牧志にパンフを見せる。
パンフには書き込みなどはないのかな。
KP
パンフレットには書き込みはない。
誘っているのだとすれば、彼が覚えていてこう言い出すことも、想定内だというのだろうか?
誘っているのだとすれば、彼が覚えていてこう言い出すことも、想定内だというのだろうか?
牧志 浩太

「この店だ。2階の端の青いロゴの」
佐倉 光

「分かった、ここに行ってみよう」
荷物を纏めて持ち上げ……
まだ続くようならどっかでカート買っていこうと心に決めた。
目茶苦茶歩かされそうなのに持ち物が増えるのはしんどい。
その店ここから遠いかな。
荷物を纏めて持ち上げ……
まだ続くようならどっかでカート買っていこうと心に決めた。
目茶苦茶歩かされそうなのに持ち物が増えるのはしんどい。
その店ここから遠いかな。
KP
残念ながら結構遠い。
電車でも行けるが、荷物を考えれば車で移動した方がいいかもしれない……。
電車でも行けるが、荷物を考えれば車で移動した方がいいかもしれない……。
佐倉 光

じゃあ車に乗る前にコンビニでお握り買って行こう。
で、駐車場でご飯食べよう。
後部座席に座って牧志の首を膝に乗せてご飯食べさせる。
隣の席に荷物を置いて、首にはその荷物に渡るようにタオルを掛けといて、万一見られても一見膝枕でもしているみたいに見えるようにしとこう。
で、駐車場でご飯食べよう。
後部座席に座って牧志の首を膝に乗せてご飯食べさせる。
隣の席に荷物を置いて、首にはその荷物に渡るようにタオルを掛けといて、万一見られても一見膝枕でもしているみたいに見えるようにしとこう。
佐倉 光

「なーんでこんなことになってんだよもう……」
別に牧志を責める気はない。
あまりにも不条理な出来事に思わず漏れたのだ。
別に牧志を責める気はない。
あまりにも不条理な出来事に思わず漏れたのだ。
牧志 浩太

「本当にな。前は服で今度はバラバラ? とか、頭だけにされすぎだろ、俺」
あなたの膝の上で牧志が苦笑する。
あなたの膝の上で牧志が苦笑する。
佐倉 光

「結局前回胴体どこにあったのかも分からずじまいだしな」
佐倉 光

「まあ……生きてんなら、いいよ。とりあえずは。
生きてりゃ取り戻せる可能性があるからな。
撒き餌臭くて嫌だけどな、この展開」
首の切り口って触れたらどんな感じなんだろう。
今はガーゼ当ててるけど。
生きてりゃ取り戻せる可能性があるからな。
撒き餌臭くて嫌だけどな、この展開」
首の切り口って触れたらどんな感じなんだろう。
今はガーゼ当ててるけど。
牧志 浩太

「そうなんだよな……。せめて相手の不意くらい打ちたい所だけど、この調子じゃいつ来るかもバレてそ……、」
KP
首の断面に触れると濡れた物の感触がしたが、指に血が付着したりはしていない。
肉は柔らかく、あなたの指先に脈動が伝わる。
肉に触れた指先に、不意にびくびくとした震えが伝わった。
肉は柔らかく、あなたの指先に脈動が伝わる。
肉に触れた指先に、不意にびくびくとした震えが伝わった。
牧志 浩太

「……っ、」
牧志が微かに呻いたのを、喉笛の振動をすぐ近くで感じる。
牧志が微かに呻いたのを、喉笛の振動をすぐ近くで感じる。
佐倉 光

慌てて指を離す。
佐倉 光

「ごめん!」
佐倉 光

こんな状態なのに塞ぐとまずいのか。
ガーゼなんか当てて大丈夫かこれ?
一応塞ぐ状態にならないようにしとかないとまずい。
いつの間にか鞄の中で窒息してましただの血流止まってましただの洒落にならない!
どこかで段ボール買おう。余裕持って入れておかないとまずそうだ。
ガーゼなんか当てて大丈夫かこれ?
一応塞ぐ状態にならないようにしとかないとまずい。
いつの間にか鞄の中で窒息してましただの血流止まってましただの洒落にならない!
どこかで段ボール買おう。余裕持って入れておかないとまずそうだ。
牧志 浩太

「あ、ああ、違う! 痛かったわけじゃないんだ。
タオルが当たってても息はできたし、鞄閉められたら息苦しかったけど、開けておいてくれたら鞄の中でも大丈夫だった。そこは大丈夫」
あなたの慌てた様子に、牧志が慌てて声を上げる。
それから、ふと心細そうに呟いた。
タオルが当たってても息はできたし、鞄閉められたら息苦しかったけど、開けておいてくれたら鞄の中でも大丈夫だった。そこは大丈夫」
あなたの慌てた様子に、牧志が慌てて声を上げる。
それから、ふと心細そうに呟いた。
牧志 浩太

「ただ、不意に寒気がしたんだ。
体の中から冷えるような、変な寒気だった」
HP 11 → 10
体の中から冷えるような、変な寒気だった」
HP 11 → 10
佐倉 光

「俺が触ったせいじゃなくて、体に何かあったのか?」
牧志 浩太

「ああ。佐倉さんが触った時だったのは偶然、だと思う。
その前から、少し寒気はしてたんだ。でも急に寒くなって」
その前から、少し寒気はしてたんだ。でも急に寒くなって」
佐倉 光

食事が終わったら出発しよう。
リュックは出して後部座席に。鞄は助手席に置いて車を出す。
リュックは出して後部座席に。鞄は助手席に置いて車を出す。
KP
あなたは車を発進させる。
牧志の首を鞄に入れようと持ち上げると、少し冷たく感じた。
牧志の首を鞄に入れようと持ち上げると、少し冷たく感じた。
佐倉 光

「あの印か? そうなんだな。くそっ」
推測に過ぎない。しかしそんな予感があった。
あれは牧志の命を保存するものではなかったのか。
そうでなくとも、ばらばらのままでいつまでも元気でいられるはずがない。
推測に過ぎない。しかしそんな予感があった。
あれは牧志の命を保存するものではなかったのか。
そうでなくとも、ばらばらのままでいつまでも元気でいられるはずがない。
佐倉 光

「何かあったらすぐ教えてくれ!」
急いで店へ向かう。
急いで店へ向かう。
KP
落ち着いた雰囲気のショッピングモールの、アパレルエリアの中央にあるその店は、高い天井で来客を出迎える。
明るく広く綺麗な店内に、季節の服がさまざまなバリエーションを揃えて華やかな雰囲気を形作っていた。
レジが結構混んでいて、店員たちはその対応に追われている。
明るく広く綺麗な店内に、季節の服がさまざまなバリエーションを揃えて華やかな雰囲気を形作っていた。
レジが結構混んでいて、店員たちはその対応に追われている。
佐倉 光

嫌だなー、明らかに俺浮いてるじゃん。
店舗をぐるりと見回して、それらしきものを探す。
不審な入れ物は? 変なマネキンは? あの香りはしないか?
店舗をぐるりと見回して、それらしきものを探す。
不審な入れ物は? 変なマネキンは? あの香りはしないか?
KP
違和感を探せば、ふと気づくものがある。
店内に点在する試着室のひとつが使用禁止になっているようだ。
カーテンが閉められ、「使用禁止」と書かれた紙が貼られている。
あまり見ない風景だ。
店内に点在する試着室のひとつが使用禁止になっているようだ。
カーテンが閉められ、「使用禁止」と書かれた紙が貼られている。
あまり見ない風景だ。
佐倉 光

思い切って近くの服を適当に一着掴んで、店員の目を盗んで中に入る。
KP
〈忍び歩き〉または〈隠れる〉+20%で判定。
佐倉 光

1d100 70〈忍び歩き〉50で判定 Sasa BOT 1d100→64→成功
KP
試着室に忍び込むと、試着室には必ずあるはずの鏡が取り外されている。
中には衣服を入れる籠、ティッシュ箱のような箱、ごみ箱がある。
中には衣服を入れる籠、ティッシュ箱のような箱、ごみ箱がある。
佐倉 光

おそらくここだ。
まずは衣服用の籠。何も無ければティッシュ箱やゴミ箱も中をチェックする。
まずは衣服用の籠。何も無ければティッシュ箱やゴミ箱も中をチェックする。
KP
籠をチェックすると、そこに見慣れた色の布が、丁寧に畳まれて入っている。
……牧志のジャケットだ。
……牧志のジャケットだ。
佐倉 光

手早くポケットをチェックして腕にかける。
何か入っているだろうか。
何か入っているだろうか。
KP
ポケットの中身は抜き去られているようだ。
洗濯済みなのか柔軟剤の匂いがする上に、アイロンまでかけられている。
ジャケットを手に取ると、ひらりと1枚の紙が落ちる。
それは、このショッピングモールにあるゲームコーナーのチラシだった。チラシにはホチキスで手作りのチケットのようなものがとめられている。
〈聞き耳〉
洗濯済みなのか柔軟剤の匂いがする上に、アイロンまでかけられている。
ジャケットを手に取ると、ひらりと1枚の紙が落ちる。
それは、このショッピングモールにあるゲームコーナーのチラシだった。チラシにはホチキスで手作りのチケットのようなものがとめられている。
〈聞き耳〉
佐倉 光

1d100 79〈聞き耳〉 Sasa BOT 1d100→22→成功
KP
腕にかけた瞬間、ふっと甘い香水の匂いがした。
先ほどパンフレットから香ったものと、同じ匂いだったように思う。
先ほどパンフレットから香ったものと、同じ匂いだったように思う。
佐倉 光

こいつが犯人か。
ティッシュ箱やゴミ箱に何か入っている?
ティッシュ箱やゴミ箱に何か入っている?
KP
ティッシュ箱のようなものは、顔にかぶせるカバーの箱だったらしい。不審な物は見当たらない。
ゴミ箱には何も入っていない。
ゴミ箱には何も入っていない。
佐倉 光

なんだ、上着だけか?
外された鏡の場所を見て、別に何も無いようなら
上着を腕に掛けたまま、荷物を持って、別に何も問題などないような顔でさっさと試着ブースを出る。
外された鏡の場所を見て、別に何も無いようなら
上着を腕に掛けたまま、荷物を持って、別に何も問題などないような顔でさっさと試着ブースを出る。
KP
外された鏡の場所には壁があるだけだ。
佐倉 光

さっき持って入った服を元の場所に戻して、何食わぬ顔で移動だ!
KP
「お客様ぁ、何かお探しですか~?」
何食わぬ顔で移動しようとした瞬間、レジが空いてきたのか店員に声をかけられた!
明らかに何かすすめる構えだ。
〈交渉系技能〉またはRPでその場を切り抜けられる。
何食わぬ顔で移動しようとした瞬間、レジが空いてきたのか店員に声をかけられた!
明らかに何かすすめる構えだ。
〈交渉系技能〉またはRPでその場を切り抜けられる。
佐倉 光

「はは、ちょっと財布忘れちゃって。
また来ますよ~」
これでご納得いただけないようならあまり自信のない〈言いくるめ〉だ!
また来ますよ~」
これでご納得いただけないようならあまり自信のない〈言いくるめ〉だ!
KP
「あら~。またいらして下さいね!」
あなたの見事な一言に、店員はあっさり興味を失ったようだ。
ゲームコーナーはこのモールの3階にある。
あなたの見事な一言に、店員はあっさり興味を失ったようだ。
ゲームコーナーはこのモールの3階にある。
佐倉 光

よし、ゲームコーナーへ移動。
それにしても、毎回体ではないのか。
それにしても、毎回体ではないのか。
佐倉 光

「ブティックで上着が見つかったぜ。次はゲームコーナーだ。
息苦しくないか?」
インカムに囁く。
息苦しくないか?」
インカムに囁く。
KP
……返事がない。
佐倉 光

トイレに駆け込んで鞄を開ける。
佐倉 光

「おい牧志! 大丈夫か!」
なんかあったら教えろって言っただろうが!
嫌な汗が背を伝う。
なんかあったら教えろって言っただろうが!
嫌な汗が背を伝う。
牧志 浩太

「あ……、佐倉さん……?」
鞄を開けると、牧志が数度緩やかに目を瞬いてこちらを見上げた。
鞄を開けると、牧志が数度緩やかに目を瞬いてこちらを見上げた。
牧志 浩太

「ごめん、一瞬意識が飛んでて」
……少し血の気が引いているように見える。
HP 10 → 9
……少し血の気が引いているように見える。
HP 10 → 9
佐倉 光

「くそっ、喋った方がいいのか?」
鞄を少し開ける。タオルが見える程度なら問題ないだろう。
鞄を少し開ける。タオルが見える程度なら問題ないだろう。
佐倉 光

「俺は喋りかける。返事は苦しかったらしなくてもいい。
返事がなかったらトイレに行って換気する」
いや、そんなことをせずに急ぐべきなのか?
くそ、なんなんだよ、この状況!
返事がなかったらトイレに行って換気する」
いや、そんなことをせずに急ぐべきなのか?
くそ、なんなんだよ、この状況!
牧志 浩太

「分かった、そうだな、その方が何かあった時にすぐ気づけるかもしれない。
くそ、本当にすっと意識が飛んでた……」
くそ、本当にすっと意識が飛んでた……」
佐倉 光

モール内を移動するならカートを確保して転がしてより早く移動できるようにする。
佐倉 光

「ゲーセンは3階だ。もうすぐ着く!」
KP
楽しげな家族連れや大泣きする子供、セールに人だかりを作る近所の人。
そんな穏やかな日常の風景の中を、あなたはカートでひた走る。
そんな穏やかな日常の風景の中を、あなたはカートでひた走る。
KP
あなたの耳に、楽しげなBGMが聞こえてくる。
バスの形の遊具で子供を遊ばせている家族連れやメダルゲームに夢中な友人グループ、UFOキャッチャーではしゃぐ恋人たちなど、あなたの焦りをよそに、ゲームコーナーは賑やかだった。
バスの形の遊具で子供を遊ばせている家族連れやメダルゲームに夢中な友人グループ、UFOキャッチャーではしゃぐ恋人たちなど、あなたの焦りをよそに、ゲームコーナーは賑やかだった。
佐倉 光
印やぶったから死にかけてる、バラバラにされてあちこちにばら撒かれている、のはともかく、一個一個撒き餌みたいに置かれてるのなんなんだよぉ!
マネキンにされかけているんだったらわざわざ回収させる意味分かんないし。
佐倉も狙われておびき出されているにしたってあちこちにばら撒く意味わからんしなー
意図がわかんなくて怖い。
マネキンにされかけているんだったらわざわざ回収させる意味分かんないし。
佐倉も狙われておびき出されているにしたってあちこちにばら撒く意味わからんしなー
意図がわかんなくて怖い。
KP
チョコン……
佐倉 光

「メダルゲーム、UFOキャッチャー、キッズライド……」
言いながら、メダルゲームの足元、UFOキャッチャーの取り出し口や中、キッズライドの中をチェックする。
そうそう他の人間が触らなさそうな、故障中のもの、故障中の……大型筐体や写真のプリントブースなんかはないか?
とにかくゲーム名を読み上げながらチェック。
何でもいいから牧志に情報を渡して、意識を回転させるんだ!
言いながら、メダルゲームの足元、UFOキャッチャーの取り出し口や中、キッズライドの中をチェックする。
そうそう他の人間が触らなさそうな、故障中のもの、故障中の……大型筐体や写真のプリントブースなんかはないか?
とにかくゲーム名を読み上げながらチェック。
何でもいいから牧志に情報を渡して、意識を回転させるんだ!
KP
あなたは焦りを抱え、ひとつひとつ筐体の中を覗く。
KP
しかし、故障しているものなどは見当たらなかった。
「キャッ」
ブースを覗こうとしたときに、うっかり中にいた二人組と目が合ってしまう。
「キャッ」
ブースを覗こうとしたときに、うっかり中にいた二人組と目が合ってしまう。
佐倉 光

「あっ、すみませんごめんなさい!
もーどこいっちゃったんだよ~」
言いながら足早に離れる
もーどこいっちゃったんだよ~」
言いながら足早に離れる
牧志 浩太

「メダルゲームに、UFOキャッチャーに……、?
ここに来たってことは、さっき、ここの何かがあったんだよな。
何か書いてたりしなかったか」
牧志が存在を知らせるようにあなたの声を繰り返し、小声で考えを言う。
ここに来たってことは、さっき、ここの何かがあったんだよな。
何か書いてたりしなかったか」
牧志が存在を知らせるようにあなたの声を繰り返し、小声で考えを言う。
佐倉 光

「……あっ。それだ。
ああくそ、慌てているな、俺は」
焦りのせいか、痛みのせいか。
深呼吸してさっきのチラシを取り出し、ついていたチケットをよく見る。
ああくそ、慌てているな、俺は」
焦りのせいか、痛みのせいか。
深呼吸してさっきのチラシを取り出し、ついていたチケットをよく見る。
佐倉 光
こういうの、置きならではのポカって感じ。
KP
ですね。描写と一緒だと余計に、一文が長い分読みもらしがち。
今回は後から描写で出せたので(&スカって焦る佐倉さん見たかったので)そのままにしましたが、導線のややこしいシナリオとか難しい謎解きあるやつは情報窓にKPからまとめるの必須ですね。
今回は後から描写で出せたので(&スカって焦る佐倉さん見たかったので)そのままにしましたが、導線のややこしいシナリオとか難しい謎解きあるやつは情報窓にKPからまとめるの必須ですね。
KP
駄菓子やオモチャ、大きなぬいぐるみなどの画像に、ポップな手書きの文字で「ゲームをクリアして豪華景品ゲット!」と書かれている。
特賞とポップがつけられた大きなぬいぐるみのお腹に、見覚えのあるマークが書かれていた。
この赤いマークは、チケットの上にペンで後から書かれたものだ。
特賞とポップがつけられた大きなぬいぐるみのお腹に、見覚えのあるマークが書かれていた。
この赤いマークは、チケットの上にペンで後から書かれたものだ。
佐倉 光

「アアアアふざけやがって!
何なんだよこいつの意図。
俺を怒らせようとしているようにしか思えない!
時間稼ぎ? なら牧志を送ってこなきゃよかった。
マジ何なんだよ意味わかんねぇ」
何なんだよこいつの意図。
俺を怒らせようとしているようにしか思えない!
時間稼ぎ? なら牧志を送ってこなきゃよかった。
マジ何なんだよ意味わかんねぇ」
KP
※佐倉さん、牧志、ゴメン
佐倉 光

怒りに任せて早口で呟きながら画像と同じものを探す。
面白がられている?
それくらいしか……
面白がられている?
それくらいしか……
牧志 浩太

「え、え、今度は何があったんだ。
遠い所に連れて行かれるとか?
変なことさせられるとかか?」
あなたの怒りの声に、驚き半分恐れ半分の声で牧志が言う。
遠い所に連れて行かれるとか?
変なことさせられるとかか?」
あなたの怒りの声に、驚き半分恐れ半分の声で牧志が言う。
佐倉 光

「ゲームのチケットがついてたんだ、くそっ。
ナイスだ牧志。俺は動転しているな、落ち着かないと思うつぼだ」
これが何者かが俺達を観察して遊ぶゲームなら、
せいぜい道化を演じていればご褒美に牧志を解放して貰える、というのがいつもの流れ。
いつもそうとは限らないかも知れないが。
脳裏を、果てない荒野に佇む隻腕の男の姿がよぎった。
ナイスだ牧志。俺は動転しているな、落ち着かないと思うつぼだ」
これが何者かが俺達を観察して遊ぶゲームなら、
せいぜい道化を演じていればご褒美に牧志を解放して貰える、というのがいつもの流れ。
いつもそうとは限らないかも知れないが。
脳裏を、果てない荒野に佇む隻腕の男の姿がよぎった。
KP
〈目星〉で判定。
佐倉 光

1d100 85〈目星〉 Sasa BOT 1d100→75→成功
KP
ゲームコーナーの一角に、チラシと同じ内容が書かれた看板が見える。
長机の上に駄菓子やオモチャ、ぬいぐるみなど様々な景品が準備されており、店員が受付をしているようだ。一番大きなぬいぐるみには特賞とポップがつけられている。
ぬいぐるみそのものにマークはない。
長机の上に駄菓子やオモチャ、ぬいぐるみなど様々な景品が準備されており、店員が受付をしているようだ。一番大きなぬいぐるみには特賞とポップがつけられている。
ぬいぐるみそのものにマークはない。
佐倉 光

「ゲームの景品の画像に今までお前が入っていた物についていたのと同じマークが描かれている。
次はあれを取れって事だろうな」
次はあれを取れって事だろうな」
牧志 浩太

「な、何だそれ……」
その内容に思わず牧志は一瞬絶句したようだった。
その内容に思わず牧志は一瞬絶句したようだった。
牧志 浩太

「人の体をおもちゃにしないでほしい、って佐倉さんに言ってもしょうがないな。ああもう。
ごめん、頼んだ」
ごめん、頼んだ」
KP
店員はあなたの持つチケットを見ると、「あ、チケットの方ですねー、どうぞ頑張ってね!」
と、あなたをコーナーの一角に案内する。
と、あなたをコーナーの一角に案内する。
KP
……もしかして、ゲームに挑戦してあれを入手しろというのか?
佐倉 光

「あの特賞って、この店で用意されたものですか?」
店員に声をかける。
店員に声をかける。
KP
そんなあなた達の思いをよそに、店員は元気よく返事する。
KP
「はい、当店限定です! すごいですよね、私も埋もれたーい」
KP
あなたはゲームに挑戦してもよいし、何か別の手段であれを手に入れようとすることもできるだろう……
佐倉 光

簡単そうならゲームした方が手っ取り早いな!
まずはルール確認をしよう。
まずはルール確認をしよう。
KP
ゲームは色々あり、どれでもいいらしい。特賞は先着1名だ。
(ルールは次に示す)
(ルールは次に示す)
様々なゲームのルールが提示される。
佐倉 光

牧志の目が使えれば間違い探し一択だけど難しいよなー。
クイズにして、二回手伝って貰うとかでどうかな。
ジャンルによって答えられないのを教えて貰ったとかで。
これならそう時間がかからないしスマートに終われそうだ、文字通り。
クイズにして、二回手伝って貰うとかでどうかな。
ジャンルによって答えられないのを教えて貰ったとかで。
これならそう時間がかからないしスマートに終われそうだ、文字通り。
KP
OK。クイズゲームならインカムで伝えるだけで答えられるだろう。
間違いさがしも、子供のためにモニターが低い位置にあるので、頑張れば手伝わせられないこともないかもしれない。
ただしその場合、【幸運】-10%に失敗すると……その…… ちょっと騒ぎになるだろう。
間違いさがしも、子供のためにモニターが低い位置にあるので、頑張れば手伝わせられないこともないかもしれない。
ただしその場合、【幸運】-10%に失敗すると……その…… ちょっと騒ぎになるだろう。
佐倉 光

それは怖いからクイズでいいよ……。
佐倉 光

問題文を大きめの声で読んで、牧志にも考えて貰う。
答えが一致したらそれを正とする。
でなければ早く答えが出た方を解答とする。
答えが一致したらそれを正とする。
でなければ早く答えが出た方を解答とする。
KP
なるほど、上手い。
そのやり方を取るなら、
そのやり方を取るなら、
・二人とも判定する。
・佐倉さんが成功した場合、成功。
・佐倉さんが失敗・牧志が成功の場合、牧志が【幸運】に成功すれば、牧志の方が早かったとして成功扱いとなる。
・佐倉さんが成功した場合、成功。
・佐倉さんが失敗・牧志が成功の場合、牧志が【幸運】に成功すれば、牧志の方が早かったとして成功扱いとなる。
KP
とします。
佐倉さんが失敗してもワンチャンある感じですね。
佐倉さんが失敗してもワンチャンある感じですね。
KP
店員がチケットを確認してキーを回すと、クイズゲームの筐体が虹色に光り、5クレジットが表示された。
そのまま店員がスタート操作をすると、画面の中に本を持った妖精が現れる。
「おやおや、ぼくに勝てるかな~?」
クイズゲームの画面の中で、妖精が楽しげにくるりと一回転した。
そのまま店員がスタート操作をすると、画面の中に本を持った妖精が現れる。
「おやおや、ぼくに勝てるかな~?」
クイズゲームの画面の中で、妖精が楽しげにくるりと一回転した。
KP
「それじゃあ、一問目~!」
【INT】×5で判定!
【INT】×5で判定!
佐倉 光

1d100 85【INT】 Sasa BOT 1d100→76→成功
牧志 浩太

1d100 90【INT】 Sasa BOT 1d100→83→成功
牧志 浩太

牧志は一瞬遅れて同じ答えを口にした。
あなた達の声が揃う。
あなた達の声が揃う。
佐倉 光

「答えは【空気椅子】だっ!」
KP
大正解だ!
「むむっ、やるね! これはどうかな~?」2問目!
【INT】×5で判定!
「むむっ、やるね! これはどうかな~?」2問目!
【INT】×5で判定!
佐倉 光

1d100 85【INT】 Sasa BOT 1d100→68→成功
FANBOX開設したで
FANBOX開設したで
牧志 浩太

1d100 90【INT】 Sasa BOT 1d100→65→成功
牧志 浩太

今度は、ほぼ同時だった!
あなた達は、またも同じ答えを口にする。
あなた達は、またも同じ答えを口にする。
佐倉 光

「【唐揚げは手から出ない】!」
牧志 浩太

「【出ない】!」
佐倉 光
どんな問題出されてるんだろうね?
KP
「ひえぇ! 大正解!」
画面の中で妖精がひっくり返る。
画面の中で妖精がひっくり返る。
KP
「んむむむぅ~、まだまだぁ! 三問目!」
【INT】×5で判定!
1d100 90【INT】 Sasa BOT 1d100→33→成功
【INT】×5で判定!
1d100 90【INT】 Sasa BOT 1d100→33→成功
佐倉 光

1d100 85【INT】 Sasa BOT 1d100→3→決定的成功(クリティカル)!
佐倉 光

「楽勝! 【東経135度】」
KP
「あらやだ大正解!
ちなみに東経135度をGoogle検索すると真っ先に兵庫県明石市の天文台が出てくるが、有名な明石海峡大橋の神戸側は実は明石市ではなく」
ちなみに東経135度をGoogle検索すると真っ先に兵庫県明石市の天文台が出てくるが、有名な明石海峡大橋の神戸側は実は明石市ではなく」
KP
いらんことを語り出す妖精を途中で止め、店員が「おめでとうございま~す! すごーい!」と、ガラガラと鈴を鳴らしてくれる。
あなたに辺りの注目が集まる!
あなたに辺りの注目が集まる!
佐倉 光

無意識に鞄に手をかける。
KP
Sasa BOT 🎲 Secret Dice 🎲
KP
周囲の羨望の視線とか生暖かい視線とか何ともいえない視線とか、とにかく色んな視線が集中するが、幸いあなたに近づいてくる人はいない。
鞄に入りそうにない巨大な縫いぐるみがあなたに贈呈される。
車の後部座席1席かトランクになら置けそうだ。でかい。
鞄に入りそうにない巨大な縫いぐるみがあなたに贈呈される。
車の後部座席1席かトランクになら置けそうだ。でかい。
KP
縫いぐるみのお腹があなたの顔に押しつけられ、その中に何か堅いものがあるのに気づいた。
佐倉 光

どんな渡し方してんだよw
KP
テンション高く「ぶにゅ!」と顔に押しつける感じだ。
佐倉 光

「わーやったー、欲しかったんですよねーこれ!」
抱えてトイレにGoだ!
今回の話何回トイレ行くんだよ。
抱えてトイレにGoだ!
今回の話何回トイレ行くんだよ。
KP
あなたにとっての退避所と化したトイレの個室で、あなたは縫いぐるみと向き合う。
その腹にマークなどはない。
その腹にマークなどはない。
佐倉 光

背中や腹などにチャック、緩んだ縫い目などあるかな?
KP
トイレの中で縫いぐるみを調べてみると、すぐに気づく。
腹だけ違う色の布が使われている縫いぐるみの、その腹の布を縫いつける糸の色が途中から異なっている。
これは後から手を加えられた跡だ。
腹だけ違う色の布が使われている縫いぐるみの、その腹の布を縫いつける糸の色が途中から異なっている。
これは後から手を加えられた跡だ。
牧志 浩太

「……ありそうか?」
佐倉 光

「腹が怪しいな。今開けたくないんだが……
次の指示場所がまだここって可能性もあるし、無駄な時間は使いたくない」
ゲーセンで縫いぐるみ入れる不透明な袋って貰えていると考えて良ければ開けちまおう。
次の指示場所がまだここって可能性もあるし、無駄な時間は使いたくない」
ゲーセンで縫いぐるみ入れる不透明な袋って貰えていると考えて良ければ開けちまおう。
KP
袋はある。ショッピングモールのロゴが入った大きなトートバッグだ。
縫いぐるみの頭ははみ出るが、開けた所は隠せるだろう。
縫いぐるみの頭ははみ出るが、開けた所は隠せるだろう。
KP
縫いぐるみの腹を開けると、出てきたのはあの赤黒い印が描かれたタオルに包まれた何かだった。
その大きさは…… あなたがさっきコインロッカーで見たものに、よく似ている。
その大きさは…… あなたがさっきコインロッカーで見たものに、よく似ている。
佐倉 光

「腹からまた手っぽいものが出てきた」
佐倉 光

タオルをほどかずに、縫いぐるみの中を軽く調べる。
次の場所のヒントはないか。
次の場所のヒントはないか。
牧志 浩太

「俺ので合ってれば、今度は左手…… か?
縫いぐるみの中に手が入れられてるなんて、ぞっとするな。子供が取ったらどうするつもりだったんだ……」
縫いぐるみの中に手が入れられてるなんて、ぞっとするな。子供が取ったらどうするつもりだったんだ……」
KP
縫いぐるみの中には綿しかないが、あなたはタオルの合間に、何か小さな紙のようなものが覗いているのを見つける。
タオルの中に何かあるようだ。
タオルの中に何かあるようだ。
佐倉 光

このタオル、ほどかなきゃいけないのか……?
牧志 浩太

「……佐倉さん」
佐倉 光

「どうした?」
牧志 浩太

「確定だ、左手で合ってる。
左手が何か握り込んでるような感覚がある。紙か何かか? 随分固く握ってる。
動かないのに意図せず握らされてるってのは、変な気分だ」
左手が何か握り込んでるような感覚がある。紙か何かか? 随分固く握ってる。
動かないのに意図せず握らされてるってのは、変な気分だ」
佐倉 光

「くそ、破らないと駄目か。この流れも意図的だな。
封印でも解かされている気分だ。
封印されしエグゾ……」
封印でも解かされている気分だ。
封印されしエグゾ……」
佐倉 光

俺は、牧志の体を取り戻しているつもりで、全然別のことをさせられているんじゃないだろうな?
牧志 浩太

「封印……」
そう呟いた牧志も、きっと同じ事に思い至ってしまったのだろう。
そう呟いた牧志も、きっと同じ事に思い至ってしまったのだろう。
佐倉 光

いや、迷ってる暇はない。タオルを開けて中を見る。
KP
開ければ、そこにあったのはあなたが予期していたものだった。
手首の所ですっぱりと断ち切られた、牧志の手。
丁寧に爪を整えられたその手が、まるで手に入れたことを喜ぶように、何かチケットのような小さな紙を、しっかりと握り掲げていた。
固く握られた手は妙に感情を感じさせるような形に指をずらされていて、死者に生命をかたどらせるような、牧志の手が彼の意図せぬ感情を強いられているような、そんな不自然さと不快感を醸し出していた。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D2》。
手首の所ですっぱりと断ち切られた、牧志の手。
丁寧に爪を整えられたその手が、まるで手に入れたことを喜ぶように、何かチケットのような小さな紙を、しっかりと握り掲げていた。
固く握られた手は妙に感情を感じさせるような形に指をずらされていて、死者に生命をかたどらせるような、牧志の手が彼の意図せぬ感情を強いられているような、そんな不自然さと不快感を醸し出していた。
《SANチェック:成功時減少 0 / 失敗時減少 1D2》。
佐倉 光

1d100 68 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→30→成功
KP
指を引っ張ってほどけば、その紙を確認することができるだろう。
佐倉 光

「ちくしょう……手首を切ったのは俺の方だってんだよ」
予測通りだったことに苛々と呟きながら紙きれを引き抜く。
予測通りだったことに苛々と呟きながら紙きれを引き抜く。
牧志 浩太

「……」
その呟きはきちんと彼の耳に入っているのだろう。何か言いこそしなかったが、インカムを通して何となく気配は伝わってきた。
その呟きはきちんと彼の耳に入っているのだろう。何か言いこそしなかったが、インカムを通して何となく気配は伝わってきた。
佐倉 光

鞄を開けて、手首は牧志の視界に入らないように置いたままで、
紙きれを見せる。なんて書いてあるだろう。
紙きれを見せる。なんて書いてあるだろう。
KP
それは少し南へ向かった所の繁華街にあるタピオカ屋のドリンク券だった。
どうやら何かとコラボしているようで、おまけでコースターとステッカーがもらえるらしい、という所に赤いペンでまたもあのマークが描かれている。
どうやら何かとコラボしているようで、おまけでコースターとステッカーがもらえるらしい、という所に赤いペンでまたもあのマークが描かれている。
佐倉 光

「駅。ブティックに。ゲーム屋。タピオカ屋」
佐倉 光

「ふざけやがってなんなんだよこのチョイス。デートかよ!?
何させられてんだよクソ!」
呻いて手をタオルに包み直して鞄に入れる。
これ以上はこの鞄に詰め込んだら良くないな……
折良く移動だし、荷物を整理しよう。
万一まだ手がかりが残っていても困るから縫いぐるみも持って帰るか。
何させられてんだよクソ!」
呻いて手をタオルに包み直して鞄に入れる。
これ以上はこの鞄に詰め込んだら良くないな……
折良く移動だし、荷物を整理しよう。
万一まだ手がかりが残っていても困るから縫いぐるみも持って帰るか。
佐倉 光
トイレに行きまくりクソを連呼する佐倉……うーんこの。
いろいろひどいね。
いろいろひどいね。
KP
ごめんな(タイトル)>デートかよ
佐倉 光

「ここからまた移動だ。大丈夫か?」
牧志 浩太

「……」
牧志はクソクソ言うあなたの耳に何か言いかけて、少し逡巡した。
牧志はクソクソ言うあなたの耳に何か言いかけて、少し逡巡した。
牧志 浩太

「頭が痛くて眩暈がしてきたのもそうなんだが、もう一つ困った事があるんだ」
HP 9 → 8
HP 9 → 8
佐倉 光

「どうした?」
牧志 浩太

「トイレに行きたい。動けないのに。首しかないのに。自分でもどういうことか分からない」
佐倉 光

「……え」
そんなこと言われても困る。
ここトイレだし。
胴体あればまあ手伝うけど、ここにないし。
そんなこと言われても困る。
ここトイレだし。
胴体あればまあ手伝うけど、ここにないし。
佐倉 光

「我慢は体に良くない……けど、体取り戻したら汚れてるとか最悪だな」
どこに置かれてるんだ牧志の下半身。
場所によっては騒ぎになって『バラバラ死体』……いや『バラバラ生体』? が人に見つかる恐れがある。
どこに置かれてるんだ牧志の下半身。
場所によっては騒ぎになって『バラバラ死体』……いや『バラバラ生体』? が人に見つかる恐れがある。
佐倉 光

「い、一応できる限り我慢してみてくれ。あまりにも限界だったらしゃーねぇけど」
急ごう。荷物纏めて車に飛び乗ろう。
急ごう。荷物纏めて車に飛び乗ろう。
牧志 浩太

「あ、ああ。そうする。どうなってるんだ俺の身体。
うううう、なんで身体の感覚ないのに尿意だけ分かるんだ」
うううう、なんで身体の感覚ないのに尿意だけ分かるんだ」
KP
苦しげな牧志と荷物を抱えてあなたは車に飛び乗る。
幸い車の振動が尿意に影響することはないようだが、牧志が浅く息をつくのがあなたの耳元に聞こえる。
幸い車の振動が尿意に影響することはないようだが、牧志が浅く息をつくのがあなたの耳元に聞こえる。
KP
道は緩やかに南へ下っていく。
牧志 浩太

1d100 60【CON】 Sasa BOT 1d100→75→失敗
KP
あ。
KP
前に割り込んでくる車がいて、あなたは少し強めにブレーキをかけただろう。
助手席の下に置かれていた鞄が、唇を引き結んでいた牧志ごと少し跳ねて、
助手席の下に置かれていた鞄が、唇を引き結んでいた牧志ごと少し跳ねて、
牧志 浩太

「あ、」
牧志 浩太

「あ、あ、あああ、」
牧志の悲鳴のような、途方に暮れたような声。
牧志の悲鳴のような、途方に暮れたような声。
佐倉 光

「……ドンマイ」
牧志 浩太

「あぁあああぁ……」
制止しがたいものが手の中を去っていくのを、ただ途方に暮れて見送るような声が、微かな解放感を伴ってあなたの耳に響いた……。
制止しがたいものが手の中を去っていくのを、ただ途方に暮れて見送るような声が、微かな解放感を伴ってあなたの耳に響いた……。
佐倉 光

せめて、害のない場所でありますように。
ただただ急ぐしかないな俺は。
ただただ急ぐしかないな俺は。
佐倉 光
でーとですよねこれ!?
KP
ごめん前回と違ってたら面白いなと思ってイベント増やした
佐倉 光
牧志……がんば。
コメント By.佐倉 光
楽しげな休日の街、ひたすら佐倉はトイレに走る!
デートですよねこれ!?
楽しげな休日の街、ひたすら佐倉はトイレに走る!
デートですよねこれ!?
【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」
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