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こちらには
『ブルー・スターズ・セパレート』のネタバレがあります。

本編見る!
こんばんは
牧志 浩太
こんばんはー!
KP
こんばんはーーーー!
五分過ぎてるじゃん。
牧志 浩太
いえいえ、メイドが面白かったのがいけない面白い。
この直前に置き卓の『お前が猫耳メイドになるんかい』が終わったところでした。
牧志 浩太
そういえばこっちも人間の犯罪者が絡む話だなぁ。
KP
バディシナリオ でぱっと検索したヤツが
あんな面白くなるとは思わなかったなぁ。
牧志 浩太
ぱっと検索してあれが出てくるの奇跡では。最高でした。
KP
さて、切り替えるぞぉー!
牧志 浩太
切り替えましょう! おーーーー!
KP
前回は、全ての玉を沈めて、「身代金を持って来い」と言われていたところでした。
牧志 浩太
ですね。
武器持って行こうと思ったけど持っても使いこなせないな、と合流して逃げおおせるしかないと決めた所からでした。

牧志 浩太
行く前に光量の高い懐中電灯を買っておくことはできますか? >KP
KP
懐中電灯くらいなら可ですよ。
牧志 浩太
OK。眩しいヤツ買っておきます。
で、それをズボンのポケットに入れておく。
KP
あなたは夜道をひた走る。
約束の時間はもうすぐだ。
早い時間にその場所へ行こうと、手がかりになるようなものは何も無かった。

あなたが昼間に沈めて回った玉はひとつとして見つかる事はなかった。
水の中に溶けてしまったように。
いや、異世界へと旅立ってしまったかのように。
KP
指示された森の入り口に到着する。
ここから先は道が狭くて車では進めない。
牧志 浩太
そうだろうな、と思った。
開けた場所を選ぶはずがない。
KP
すると、山道に覆面をした男が一人立っていた。
牧志 浩太
「来たぞ。佐倉さんを返せ」
言いながら辺りの気配を探る。
KP
「よく来たな。ついてこい」
男は言って、ついてくるようにと促す。
牧志 浩太
男から少し距離をとってついていく。

KP
森の中を進んで行くと少し視界が開ける。
小さな湖があった。

昼間には見つけ出せない、ぐねぐねと歩いた道の先に、木々に隠れてひっそりとあるその湖畔に、別荘風の小屋のような建物があった。
それほど大きくないその小屋は外から見て二階建てだとわかる。

また、小屋のすぐ隣に四輪駆動の車が一台止められていた。
恐らくは誘拐犯たちが乗ってきたものだろう。

「こっちだ」
男は山荘の中にあなたを誘う。
中に入れば、逃げ場はないだろう。
牧志 浩太
「……」
シチュエーションがドラマみたいで吐き気がする。

一瞬躊躇うように足を止める。
「佐倉さんは、中にいるのか」
KP
「ああ、いるよ? さあ、早くしな」
牧志 浩太
最大限周囲の気配を探りながら、中に足を踏み入れる。
物音に耳を澄ませる。佐倉さんはどこだ。

KP
恐らく一階はこの部屋のみかあるいはもう一部屋しかないだろうというぐらい、建物の大半を占める割合の部屋だ。
大人が複数人集まってもなおゆとりあるその空間には、探索者と誘拐犯のチンピラ集団が七人、それと……佐倉がいる。
佐倉はうつむいているが、無事だという事は見て分かるだろう。
牧志 浩太
「佐倉さん……」
声を漏らす。
せめて先輩にくらい頼りたかったけど、結局何も言えずに来てしまったな。
KP
佐倉は答えない。
牧志 浩太
俺の後始末は、先輩達がつけてくれるかな。
そんな弱気なことを少し考えかけて、違う、と思い直す。
牧志 浩太
これはどう見たって、一緒に殺されて山の中だけど。
まだ、まだ死んでない。
KP
チンピラ集団のうちの一人が一歩前に出て話しかけてくる。
それは今まで通話してきた男だ。
ここまでくれば考えなくてもわかるだろう。どうやらこの集団のリーダー格のようである。
「約束を守ってくれて結構」
牧志 浩太
「……」
KP
男は佐倉をちらりと見、ため息をついた。
「この際返す前に一つ言っておきたいのだが……」
牧志 浩太
「何だ」
KP
「君の息子はあまりに躾がなっていないんじゃないか!?
どーゆー教育をしているんだ!?
凶暴すぎる! すぐ逃げる! 大人をからかう!!
口だけやたら上手くて舌戦で言い負かしてくるし恐れ知らずだし」
KP
「……大変だな。
子育てって……」
男は遠い目をした。
牧志 浩太
「ああ、なんだ、そんなことか」
負け惜しみだったが、どうしても一言言いたくなった。
口元が、ひとりでににやりと笑う。
牧志 浩太
「敵に回した相手が悪かったんだよ」
牧志 浩太
残念ながら相手は弱い子供じゃなくて、悪魔使いの佐倉さんだった。
それだけのことだよ。
俺も、うっかり見失ってたけどさ。
KP
「た、立場が分かっていないようだなっ!?」
よくよく見れば、リーダー格の男も他の者も皆服がヨレヨレになっており、髪が乱れ、疲れ切った顔をしている。
そのためか、佐倉はビデオ通話の時には縛られていたのは腕だけだったが、今は猿ぐつわをかけられ、足も縛られて身動きができないようにされている。
よほど暴れたに違いない。
今すぐ殺してやりたい、というような視線も男達からちらほらと注がれている。
牧志 浩太
「それで、ちゃんと返してくれるんだろうな」
言いながら、うつむいた佐倉さんの顔をじっと見る。
チャンスがあるとすれば合流した瞬間、奴らが金を受け取る瞬間だ。
KP
「こちらの被害は君が想像するより大きい、とっとと引き取ってもらいたい」
うんざりしたように男は言った。
「ちゃんと身代金は用意してきたんだろうな?」
牧志 浩太
「勿論だ。お前達からしたら端金かもしれないけど、俺が今日中に用意できる最大限の額を持ってきた」
KP
「出しな。同時に交換と行こう。
ちなみに、いくらだ」
どうやって提示します?
牧志 浩太
「七十万円」
持ってきたそれの入ったケースを示す。
手で持ったまま中を開き、言った通りの金額が中に入っていることを示す。
KP
「……」
男は大分不満そうな顔をした。

「息子の命がかかってるんだぞ?
俺たちもあんっっっなに苦労したんだぞ?
皆で分けたら数万じゃないか……」
男はブツブツと文句を言った。
牧志 浩太
「無茶言うなよ。学生一人だぞ。
大体、雇い主が他にいるんだろう、お前達。天川薫に金をせびれよ」
KP
「ああ、ああ、もういい。
今回汚された服の分くらいは出る。
そういうことでヨシとしよう。
ちっ」
男はあなたの精一杯の蓄えに舌打ちをした。
「まあいい、これでこいつともおさらばだ」
男はどこかほっとしたような顔をしていた。
牧志 浩太
全く勝手なことを言ってくれる。
とはいえ、承服してくれる気になったのは佐倉さんのお陰だな。
KP
「こちらが金を受け取る、そしたら後ろの仲間たちが人質を解放して部屋から出ていく」
牧志 浩太
「待て、順番がおかしい。同時だって言っただろう」
KP
「主導権はこっちにあるんだよ」
男は佐倉の首にナイフを押しつける。
牧志 浩太
「いいのか。そのつもりなら渡さないぞ」
KP
「心配するな。言うとおりにするなら傷はつけない。
全員が出るまで動くな。
最後の一人が部屋を出て、二人だけになったならばそれで終わりだ。
そうしたらガキの縄を切るなり帰るなり、好きにするといい」
牧志 浩太
「……分かったよ」
KP
「こっちの事も考えろ。このガキを解放したら何をするか分からんからな」
牧志 浩太
「……」
KP
男はあなたに、金を置くようにと手振りを行った。
牧志 浩太
指示された通りに金を置き、その場でじっと待つ。
KP
すると男がさっと金を拾って中を改める。
きちんと入っているのだろうか?
牧志 浩太
ここで妙な小細工はしない。相手の方がずっと慣れてる、悔しいけど。
KP
男は金を確認し、「よし」と頷く。
すると部屋から次々と男達が出て行った。
最後に残ったリーダーの男は仲間が部屋を出たのを見届けてから、あなたにむかい、言った。
「君が利口な人間でよかったよ。ではさようならだ」
そして佐倉の背を軽く押してあなたの方へ突き飛ばす。
牧志 浩太
何も言わない。何か返そうとすれば、余計な事を言いそうだ。
佐倉さん、と小さく名を呼び、その背を受け止める。
牧志 浩太
すぐに抱え上げて外へ出る。
KP
佐倉は猿ぐつわと手足の拘束をされたままだ。
牧志 浩太
外へ出てから拘束を外す。
佐倉 光
「ありがとう」
牧志 浩太
「いいよ。早くここを離れよう、まだ戻ってきてないみたいだ」
佐倉 光
「うん。でもその前に」
牧志 浩太
「前に?」
佐倉 光
「あっち」
KP
佐倉は湖を指した。
牧志 浩太
そちらを見る。
佐倉 光
「気になる」
牧志 浩太
「湖か。そうだ、俺がやってしまったことも水絡みだった。
あれから変化が起きてる」
佐倉 光
「うん、だから」
牧志 浩太
「ああ」
佐倉 光
「行こう」
牧志 浩太
頷いて、連中が戻ってきていないか見回してから、湖に近寄る。
KP
佐倉は先に立って歩き出す。
牧志 浩太
その横に立つ。
KP
小屋はしんと静まりかえっている。
男達は約束通りこちらにはもう手を出さないつもりらしい。
佐倉 光
「ほら」
KP
佐倉が指さした方、湖近くに何か光る物があった。
牧志 浩太
それを見る。
KP
湖の畔の草に置いてあったのは、あなたが今まで沈めてきた透明な玉だ。
いや、それより数周り大きいだろうか。
牧志 浩太
それを見て、思わず少し身構える。
KP
佐倉は振り向いて、玉を持ってあなたを見上げる。
佐倉 光
「浩太、これを一緒に……」
牧志 浩太
「……佐倉さん?」
佐倉 光
「!」
KP
小屋の二階の窓が勢いよく開かれる。
牧志 浩太
咄嗟に、佐倉さんを庇うように前に出る。
KP
あなたがそちらを向くならば、まさに窓から飛び降りようとしている瞬間の人影が見える。
KP
小柄な人影は屋根の上を駆け下りて、近くにおいてあった薪山を蹴っ飛ばして崩し
牧志 浩太
「!」
それは誰だ、何者だ。
KP
受け身を取りながら地面に転がり落ち、そうしてすぐに身体を起こしたかと思うとあなたが庇う佐倉に銃口を向けた。
KP
子供だ。あの黒い男達と同じぶかぶかの服を着ている。
しかし間違いなく佐倉だ。
牧志 浩太
「! 佐倉さん!?」
KP
どちらも佐倉だ。
黒服佐倉
「おいてめぇ。牧志から離れろよ。
ぶち抜くぞ」
KP
あなたの後ろにいた佐倉が言う。
人質佐倉
「この距離で撃ったらどっちに当たるかわからないぞ、それでも撃つのか?」
KP
銃を構えた佐倉が言う。
黒服佐倉
「牧志。そいつから離れろ」
KP
あなたの後ろの佐倉がぎゅっと手を掴む。
人質佐倉
「離れるな」
KP
ふたりは睨み合っている。
このままでは埒があかない。
牧志 浩太
佐倉さんが二人いる。そうか、最初からこれが目的だったのか。
入れ替えて、偽者を掴ませるつもりだったんだ。前の、あの時のように。
KP
しかし偽物は、どちらだ。
牧志 浩太
ふと、昼にお婆さんとした会話が、こんな時だというのに頭によぎった。
KP
『その人しか知らない質問を……』
牧志 浩太
そうだな、前もそんなことをした。
牧志 浩太
何がいいだろうか。最近使ったものは、あの調子だ、聞かれているかもしれない。
しつもん
KP
佐倉が記憶障害起こしてたらできないやつだね。
牧志 浩太
ですねぇ。
その場合は牧志について聞いて、「知らない方」を取るかもしれないけど。
(相手が牧志ストーカーしてたっぽいので)
KP
なるほど。
しかしそっちだと判断が難しいな。
牧志 浩太
なんですよね。佐倉さんの状態が不明確だとこれはできない。
KP
逆に大人佐倉の場合COMP突きつければ一発だけど、子供佐倉だとその手は使えないんだよな。
牧志 浩太
つまり、このシチュエーションができるのはこのチームしかいなかったと。
KP
なんとそういうことになります。
牧志 浩太
ちょっと色々ありすぎて何がおいしいかPL考え中でございます。

牧志 浩太
「佐倉さん、一つ聞きたい。その答えでどっちが偽者か分かる。
同時に答えてくれ」
KP
二人が揃って応と答える。
その言葉に差はないように思えた。
牧志 浩太
最近話題に出していないことで。
佐倉さんしか…… ってわけじゃないけど、少なくとも、“俺”をつけ狙う偽者は知らないだろうことで。
牧志 浩太
「佐倉さん」
牧志 浩太
「こんなことになって、“すまない”
牧志 浩太
“僕”の名前を答えてくれ」
人質佐倉
「どうしたんだよ、牧志」
黒服佐倉
「冗談きついよ、波照間さん
牧志 浩太
「!」地を蹴る。『佐倉さん』と繋いでいた手を振り切り、黒い服を着た佐倉さんの方へ駆ける。
人質佐倉
「!」
牧志 浩太
「佐倉さん!」
そして、その横に立つ。
KP
あっ、その前に。
牧志 浩太
おおっとフライング失礼。
難易度高すぎ
牧志 浩太
いつもの『アリス』『ボブ』も考えたんですが、わりと使うので、「あそこまで詳しく調べてきていた相手なら、聞かれているかもしれない」と考えた結果のこれでした。
KP
たしかにー
さすがに「すまない」「僕」で波照間さんは難易度高すぎる。
牧志 浩太
牧志が牧志として安定してから、まったく話題に出していませんからね。

KP
後ろであなたの手を掴んでいた佐倉が、子供とは思えない力であなたの手を引く。
牧志 浩太
その手を振り切る。振り切れなければ振り回し、小さな体を宙に浮かばせようとする。
KP
体が、浮かない。
ぐいぐいと、人間離れした力で、佐倉の形をしたものはあなたを水へと引きずり込んでゆく。
牧志 浩太
「ぐっ……!」
牧志 浩太
「くそ、何だ、こいつ……!」
佐倉 光
「牧志!」
牧志 浩太
近くの草に、地面にしがみつこうとする。
KP
ずる、と指先が滑り
あなたは次の瞬間には水の中に引きずり込まれていた。
牧志 浩太
「あ……!」
視界が、反転する。
KP
水の中であなたは既視感を覚える。

それは何度も夢で見たあの光景と同じだった。
身体が潰されるような水圧、ゴボリと肺から空気が抜けていく感覚、体温よりはるかに冷たい水の温度。
何もかもが夢と同じだった。

だが夢とは違いあなたはゾクリと背筋が凍るような気配を感じるだろう。
この水の奥深く、湖の底に何かがいる気配。
あるいは、この湖の底がどこか別のところと、相対してはいけない何かがいる世界へと繋がっているような気配。
奥深くまで沈めばもう戻って来られない。
そんな考えがあなたの脳裏によぎる。
牧志 浩太
くそ、これだったんだ。
これが目的だったんだ。
鉄球のように手を束縛する力を、空気が失われていく中、必死に振り払おうとする。
KP
何もかもが夢と同じだ。
牧志 浩太
唯一違うのは、これが現実だってことだ。
手を、伸ばそうとする。遠くなっていく水面に。
KP
今まで通りの夢であれば力なく沈んでいただろう。
しかし今は夢ではない。現実だ。
あなたは手を伸ばす事ができる。
生きるために。足掻くために。自分であるために。
牧志 浩太
手を伸ばす。必死に手を伸ばす。
遠くなっていく水面を、水の上にいるはずの相棒の姿を求めて。
佐倉 光
「―――!」
KP
水面から手が伸びる。
牧志 浩太
佐倉さん。
牧志 浩太
助けて。
牧志 浩太
手を、伸ばす。
KP
小さな体にロープを巻き付け、あなたにペットボトルを差し出している。
牧志 浩太
それを掴もうとする。
KP
指先がロープにかかる。
ペットボトルの浮力を得る。

あなたは水面に顔を出した。
佐倉 光
「はぁっ、はぁっ……
よ、よかった、あいつらのマナーが最悪で。
大丈夫か、牧志」
牧志 浩太
「……っ! ぷはっ!」
勢いよく顔を出し、ペットボトルにしがみついて岸を目指し、身体を水から引き上げようとする。
牧志 浩太
「っ、けほ、だい、大丈夫。あいつが水の中にいる」
佐倉 光
「いやー、学校も行っとくもんだな。
生活の授業で習った水難事故対策が役に立つなんて」
牧志 浩太
「結構実践的なんだな、後で聞かせて。
じゃない、あいつ、どうなった」
KP
あなたの言葉に応えるように、背後で激しい水音がする。
牧志 浩太
水から身体を引き離してから、そちらを振り返る。
ペットボトル救助
KP
小学生が習ってきた水難事故対策ガチでした。
牧志 浩太
なるほどこれは役に立つ。覚えとこう。
最近授業の内容も色々実戦的になってきてますよね。
人質佐倉
少しだけ水を入れておくのがコツだそうですよ。
牧志 浩太
そうなんだ。投げられるように?
それとも安定するように?
KP
そうしないとたぶん、掴もうとしたときに逃げるからですね。
牧志 浩太
なるほど確かに。浮いてるペットボトルとか水流で逃げちゃいますもんね。
もちろん、投げる・安定させるなどにも重要な要素なんだと思います。

KP
水面から細長く、それでいてしっかりとした刺が突き出しもう一人の佐倉を貫いていた。
牧志 浩太
「な……、」
人質佐倉
「げ……は……」
牧志 浩太
何だ、あれ。貫かれた? 何が、起きている?
偽者だと分かっていても、その姿を見ていると酸素の足りない頭がくらくらする。
KP
『佐倉』の体を貫いた棘は、その小さな体を振り回して投げ捨てる。
人質佐倉
「……」
KP
棘は湖の中へと戻ってゆく。
SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1d3
牧志 浩太
CCB<=61 《SANチェック》 (1D100<=61) > 32 > 成功
[ 牧志 浩太 ]SAN 61 → 60
人質佐倉
「あ……あァ……」
牧志 浩太
「戻っていく……、何が、起きてるんだ。あいつの意図じゃないのか?」
人質佐倉
「なるべく顔を合わせたくなかったのに……」
KP
みるみるその声が低くなって子供の物ではなくなる。
体が少し大きくなる。
牧志 浩太
水から離れてそちらを振り返り、身構える。
KP
「その方が……上手くゆく可能性が高かったのに……」
牧志 浩太
「何を……、」
思わず聞いていた。
「何を、しようとしていたんだよ。俺を使って、何を、したかったんだ」
KP
胸に大穴を開けられているのに、その男は話していた。
服は佐倉の物のまま、それは小柄な大人の男へと。
胸から血をだらだらと流しながら、平然と話し続ける占い師の天川薫へと。
死んでいるはずの大怪我を負った人間が動き、更にはありえない過程を経て変化したのだ。
SANチェック成功時減少 1d3失敗時減少 1d6
牧志 浩太
CCB<=60 《SANチェック》 (1D100<=60) > 66 > 失敗
1d6 (1D6) > 5
[ 牧志 浩太 ]SAN 60 → 55
牧志 浩太
あらら。ここに来て意図が分からないことが却って異様だったかな。
KP
このシーンでの発狂は強制的に解除される。
あなたのそばに駆け寄った、あなたの相棒によって。
佐倉 光
「牧志っ!」
KP
あなたの手を握り目を見て叫ぶ。
牧志 浩太
一瞬我を忘れそうになったその時、声が響いた。
黒い眼の光が見えた。身体の形が変わったとしても変わらない、俺を何度も引き戻してくれた、相棒の声だ。

知っているこの手の感触だ。
牧志 浩太
「佐倉さん……!」
KP
「あああ、こんなことになるなら殺しておけばよかった」
佐倉の形をしていた男は嘆いた。
「どうでもよかったから放っておいてあげたのに。
でも……ようやく逢えた」
牧志 浩太
「何をしたかったんだ、お前は」
その後に続く言葉が、なぜか分かるような気がした。
一歩、退く。
KP
天川はあなたを見て嬉しそうに笑った。
「ようやく、ようやく出逢えた。
運命の人」
大事そうに繰り返す。
「私の運命の人……」
うきうきと繰り返す。
「運命の人……」
牧志 浩太
あの夢の中で、同じ言葉が聞こえていた。
佐倉 光
「えっなにこいつ怖」
KP
天川はあなたに手を差し伸べた。
胸に大穴を開けたままで。
牧志 浩太
「来るな」
ジャケットの裾でその手を払う。
KP
「一緒に行こう、浩太。
儀式がやっと終わったんだよ。
あとは一緒に行くだけ」
あくまでも親しそうに、天川はあなたに囁く。
牧志 浩太
「どうして、俺を望むんだ。
生贄か? 捧げ物か? 何か望む奴がいるのか?」
KP
ぽっと顔を赤らめた。
「誕生日が一緒だったから……」
牧志 浩太
「…………
因みに、どれ」
KP
「きみのだよ、浩太くん……」
うっとりと見つめる。
牧志 浩太
「分かった。じゃあ今から俺の誕生日は10月31日」
佐倉 光
「便利ィ」
KP
「そんなひどい」
牧志が認識している誕生日は、本来の自分の誕生日と『紅』の誕生日、波照間の誕生日の三つある。
牧志 浩太
「それで運命が変えられるんなら、案外便利かもな」
佐倉さんに向かって小さく苦笑する。
KP
「でも、神もきみを求めているんだよ。
折角求められているんだから一緒に行こうよ」
牧志 浩太
「知ってる。余計に断る」
KP
「運命が私たちを引き裂こうとも、神の元で一緒になれるよ」
牧志 浩太
「嫌だ。居場所は自分で選ぶタイプなんだよ」
KP
天川は哀しげな息をついて、佐倉をにらみ付けた。
「おまえのせいだ。
おまえのせいだ。
おまえのせいだ。
お前さえいなければ一緒に行けたのに」
牧志 浩太
「……」小さく、溜息を吐く。
佐倉 光
「俺は手を貸したけどさ」
牧志 浩太
「佐倉さんがいなかったとしても、お前とは行きたくないよ」
佐倉 光
「そうそう。こいつ頑固だからね」
牧志 浩太
「俺は俺だ。お前の運命じゃないし、神への捧げ物じゃない」
KP
「私は運命の人と一緒に行く、君は邪魔だ。
おまえがいなくなってくれれば少しは素直になってくれるさ!」
大音声で叫ぶと、天川は佐倉に襲いかかろうとする。
牧志 浩太
「本当に人の話聞かないな! そういう所だぞ、お前ら!」
咄嗟に佐倉さんを庇う。

KP
戦闘を行います。
佐倉を庇う宣言があったので、先制はなし。
佐倉が持ってきた銃を探すのには1ターンかかります。
もしくは佐倉自身が持ってくる事もできます。
※佐倉が牧志を助けるために投げちゃったから手元にない。
 どちらかがターンを消費して探す必要がある。
牧志 浩太
誕生日付近の会話が牧志すぎて楽しい。
KP
牧志ならではだよなぁー。
牧志 浩太
じゃあ誕生日変更しようってできる人そうそういない。
作戦会議
牧志 浩太
佐倉さん、銃持ってくる以外に何ができます?
KP
えーと……〈回避〉とか。
あとは、牧志のアシスト。
〈回避〉を放棄して同時攻撃する扱いで、牧志の攻撃に補助を入れられます。
牧志 浩太
おお、なるほど。
今ターンは銃持ってきてもらいます。そうしたら牧志がこのターンで撃てますしね。
ちなみに、相手との距離は何メートルですか?
KP
5m程度かな。
拾う・渡すで1行動とします。投げ捨てた本人だからどの辺にあるか知ってるし。
牧志 浩太
うーん。近づかないと《ゼロ距離射撃》はできないか。
KP
あとは……
【アイデア】
牧志 浩太
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 41 > 成功
KP
先ほど、湖に落ちた天川は棘に貫かれた。
生きてはいるが、無傷ではないのではないか。
もう一度あそこに落とせば……ダメージを与えられるのではないだろうか?
牧志 浩太
なるほど。湖に突き落とすとしたら判定はどうなりますか?
KP
いろいろですね。組み付いても良いし、吹き飛ばしてもいい。ただし
牧志 浩太
組みつきだと一緒に落ちそうだなぁ。
KP
彼があなたとともに水に沈もうとしていた事はお忘れなく。
落とす手段について更に考えを巡らすなら、【アイデア】/2
牧志 浩太
ちょっとPL的に考えてもいいですか?
KP
もちろん。
牧志 浩太
佐倉さんに水の傍に立ってもらい、直前で〈回避〉してもらうってアリ? >湖に落とす手段
KP
ふむふむ。〈回避〉判定はいりますが。
それで成功できればアリとしよう。
牧志 浩太
佐倉さん〈回避〉いくつでしたっけ。
KP
33ですね。
牧志 浩太
33かぁ。流石にしんどいな。
KP
同時に押す、とかするなら修正入れるけど、これ幸いと持って行かれる可能性はあるかもね!
牧志 浩太
そうなんですよね。牧志がタックルするのはちょっと怖いし、佐倉さんは身体が小さい。
さすがにロープで引っかけるのは難しいだろうし。
さっきの玉、は今天川は気にしてないっぽいしな。
KP
玉はもう水中に入りましたからね。
ロープか。夜間だし見えづらくはある。
佐倉がロープを張って、そこに誘い出して……ってやるなら
あなたの攻撃の成功率を上げる事は……できるけどそれアシストと同じだな。
アシスト数値にボーナスを入れよう。
牧志 浩太
うーんなんだろ、分からないな…… テンポ悪くなるし【アイデア】振ります。
CCB<=90/2 【アイデア】 (1D100<=45) > 45 > 成功
KP
あくまで「手段として使える」というだけでこれが正解ってワケじゃないですが
ここには奴らが使っている車があります。
「運良く」鍵がツイてれば、使えます。
「運悪く」やつらがきちんと片付けていたなら取りに行く必要があります。
ちなみに湖に突き落とす場合は、一回判定が成功したら勝利です。
ロープの片っぽ固定して、二人で弾き飛ばすとか
とれそうな手段があれば何でも!
牧志 浩太
そうそう、ロープは二人で持って敵を引っかける想定でした。
ああーーー、そういう!
なるほど、開けた場所だから、車を回収することもできると。
車、もっと遠くにあると思ってた。
位置関係確認しなかったのが敗因ッ!
KP
さすがに「車ありますよ」は周囲の物について聞かれない限り出せなかったなぁ!
牧志 浩太
それはそう! PLが勝手なイメージで確認を怠っていたのがいけなかった。思い込みは敵ですな。
KP
さあどうやって料理しましょうか!
牧志 浩太
車を取りに行く場合、取りに行くのに1ラウンドですか?

KP
・普通に体当たりなどで…… ダブル攻撃で成功し、かつ相手の〈組み付き〉失敗なら。
・ロープを使う……前者の攻撃に+修正
・車の場合……佐倉が鍵を確認する。確認時に牧志が【幸運】判定。乗れれば勝ち確。
牧志 浩太
では、このラウンドで佐倉さんに鍵を確認してもらいます。
その結果によって牧志の行動決める。


戦闘 開始

KP
では戦闘を開始します!
天川の【DEX】は7!
牧志 浩太
「佐倉さん! 車だ、あいつらの! 撥ねよう!」
はっと停められたままの車が目に入り、叫ぶ。
佐倉 光
「おおー、過激ィ」
牧志 浩太
「別世界の俺がそれでいいって言ってる」
本編の牧志がやっていた別のシナリオの話。
佐倉 光
「なんだそれ。わかった!」
佐倉は戦線離脱して鍵を確認。
KP
【幸運】判定をどうぞ!
牧志 浩太
CCB<=60 【幸運】 (1D100<=60) > 81 > 失敗
牧志 浩太
アウチ!
KP
ナンテコッタイ
佐倉 光
「だめだ、ついてねぇ!」
牧志 浩太
「くっそ、そういう時だけ律儀だな!」
KP
探すとなると時間はそれなりにかかる事になる。
再度【幸運】を振って、成功したターンの次に戻ってくる。
牧志 浩太
その間牧志は行動出来ますか?
KP
それまであなたは一人で耐える事になる。
逃げ回ってもいいけどね。
佐倉 光
「探すか!?」
牧志 浩太
「頼む!」佐倉さんには鍵を探してもらいます。
佐倉 光
「待ってろ!」
牧志 浩太
「ああ!」
KP
ok。あなたのターンだ。
牧志 浩太
佐倉さんが投げた銃を回収する。
KP
少し離れたところに放り捨てられているのを発見した。
牧志 浩太
すぐに銃を拾い上げる。
KP
銃はいつか使ったようないいものじゃない。
碌な整備もされていない。
素手よりはマシか、といった感じだ。
壊れかけのオートマで。
ダメージ1D6、攻撃回数2。装弾数6。
KP
これ戻ってくる前に相手が死にそうな気がしなくもない。
牧志 浩太
とはいえ《0距離射撃》できないとまともな命中率ないですしね。
相手が攻撃で近づいてくるだろうと踏んではいるけど。
あと相手のダメージによっては牧志が落ちる。
KP
相手は近づかないと話にならないですからね。

KP
では天川の行動。
「運命の人ォォぉ」
引っ掻く。
KP
CCB<=30 《引っ掻き》(1D100<=30) > 22 > 成功
1d3 (1D3) > 2
KP
「一緒に行こうよォォォ」
牧志 浩太
「だから聞けよ話を!」
KP
あなたの体をツメが抉る。
2のダメージ。
牧志 浩太
「っ……!」
体内を切り裂き割り込んでくる有機物は、強烈な痛みと不快感をもたらす。
その勢いで目の前を血の赤が舞った。
[ 牧志 浩太 ]HP 10 → 8

KP
2ターン目。佐倉。佐倉は小屋に駆け込んで鍵を探す。
【幸運】をどうぞ。
牧志 浩太
CCB<=60 【幸運】 (1D100<=60) > 42 > 成功
おっし!
佐倉 光
「あった!」
KP
佐倉は次のターンで車に向かいます。
KP
牧志!
牧志 浩太
肉薄してきた相手に、銃で《0距離射撃》
KP
どうぞ。
銃撃ターン忘れてたんだよ。
2連続でやって良いよ。
牧志 浩太
CCB<=62〈拳銃〉1D100<=62) > 98 > 致命的失敗
牧志 浩太
おぉおおおい
KP
アラアラ
ジャムってはいない!
KP
弾丸が出ない!
次の手番失敗すると弾詰まり起こします。
牧志 浩太
「あっくそ、そんなのありか!?」
咄嗟に銃を拾い上げて撃とうとしたものの、出ない!
KP
二発目どうぞ。
牧志 浩太
危うい感覚を覚えたが自動連射が止まるわけもない。二発目!
CCB<=62〈拳銃〉1D100<=62) > 63 > 失敗
KP
あああ
牧志 浩太
「あっ」
KP
ガキッ、と音が鳴り、無情にも引き金が嫌な音を立て引っかかった。
整備不足にも程がある!
牧志 浩太
「脅しの役にも立たなかったじゃないか、これ!」
仕方ない、切り替えよう。

牧志 浩太
まあでも次のターンには佐倉さん戻ってくるし!
KP
まあ仕方ないのだ。これはあいつらがカッコつけのために買ってたただの改造モデルガンなのだ。
牧志 浩太
そしてさりげなく成長チャンスをゲットしてしまった牧志の運命はどっちだ。
KP
おめでとうございます。

KP
天川の攻撃!
CCB<=30 《引っ掻き》!  (1D100<=30) > 82 > 失敗
KP
「私と、一緒にィィィ」
KP
ツメがあなたの体に迫る。
しかしそれは一歩届かない。
その胸からはどす黒い赤が流れ続けている。
牧志 浩太
「いっ、嫌だ!」
思わず背筋に怖気が立つ! 叫んだのは拒否というより単純な嫌悪だった。
そういう他人のトラウマを彷彿とさせる姿で近寄ってこられるの、困る!
真・女神転生TRPGでの話。TARONコワイ。

KP
3T目!
KP
佐倉が車の場所まで戻ってきます。
佐倉 光
「あったぞ、牧志!」
KP
佐倉が車のキーをさしてスタンバイする。
牧志 浩太
「やった!」
車に飛び乗ろうとする!
佐倉 光
「くそ、足届かねー!」
牧志 浩太
「任せろ、やる!」
KP
佐倉は助手席に転がった。
あなたが車に乗り込むと、車は獰猛な唸りを上げる。
牧志 浩太
助けて、と手を伸ばした。
任せろ、と明確に宣言した。

子供にはしないことだ。
そこにいるのは相棒だ。
牧志 浩太
明確な殺意をもって、アクセルを踏み込む。
人間程の大きさしかない、『敵』を水中へと跳ね飛ばすべく。

うっかり車ごと落ちない方向にはする。
牧志 浩太
目の前に広がる人間のように見える姿に、一瞬だけ足が躊躇った。その躊躇いを振り切る。
KP
ふらついている天川は、車の猛進を避ける事などできなかった。
ごき、べちゃ、と嫌な音がする。引きずる。押しだす。
悲鳴が響き渡る。
牧志 浩太
足に嫌な感触が伝わる。
KP
「あぁぁぁぁぁぁ!」
牧志 浩太
はっきりとした殺意の感触がした。
KP
前輪が空回った。
佐倉 光
「さがれっ!」
牧志 浩太
頷いて下がる。
KP
後輪が地面をしっかりと噛んで、車体を引きずり戻す。
牧志 浩太
こいつが整備不良じゃなくてよかった!
KP
そしてあなた方の目の前、天川の体は、水に沈んでゆく。

戦闘 終了


牧志 浩太
ハンドルにしがみついたまま、それがまた戻ってこないか、じっと見ている。
KP
天川の体は水に消え、そこにどす黒い赤が広がった。
そしてそのまま見えなくなる。

一瞬、あなたたちの視界になにか奇妙なものが映る。
湖の奥深くに大きな何かの影を見た気がした。
だが月明かりだけではその全貌は到底図れず、それが生き物かどうかすらわからない。
ただ不穏な、不愉快な、そんな名状しがたい雰囲気が一瞬流れた。
牧志 浩太
それはきっと、はっきり見ない方がいいものだ。
佐倉 光
「何だよ、あれ……
くそ。COMP使えれば……」
牧志 浩太
「分からない、でもきっと、覗き込まない方がいいやつだ」
KP
既に影はない。感じた雰囲気も消え去っていた。
ただただ、何の変哲もない湖がそこにはあるだけだった。
牧志 浩太
「……」
KP
全てが、終わったのだ。
牧志 浩太
「……終わった?」
佐倉 光
「……ふー……」
牧志 浩太
「終わった……」
佐倉 光
「なんだかわかんねーけど、みたいだな。
良かったぁぁぁぁ~」
牧志 浩太
緊張していた表情がぐらりと崩れた。
崩れ、佐倉さんの小さな肩に両手でしがみつく。
そして。
牧志 浩太
「佐倉さん、ごめん!」
大泣きしはじめた。
佐倉 光
「って何泣いてんだよ! 謝りづらいだろうがっ!」
牧志 浩太
「ごめん、俺、俺が狙われてたのにも全然気づかなくて、佐倉さん俺のために動いてくれてたんだよな、それなのに俺、あんなこと言って」
牧志 浩太
「佐倉さん全然弱くなんかなかったのに、俺、俺、あんなこと言って、そりゃ怒るよな、佐倉さんが佐倉さんだって知ってるの俺だけだったのに。
佐倉さんのこと、見失ってて、子供だと思ってて、そんなつもりなかったのに」
牧志 浩太
「ごめん、よかった、ありがとう、戻ってきてくれてありがとう、酷い目に遭わせてごめん」
佐倉 光
「……お、おう……」
佐倉 光
「つっても今回結局大口叩いて捕まったわけだしさ。
逃げ出せもしなかったしさ」
牧志 浩太
「ううん、俺が佐倉さんのこと見失ってなかったら、きっと佐倉さん話してくれただろ。それで、二人でやりあえた」
佐倉 光
「そもそも一人で喧嘩売った俺がマヌケだったわけでさ……」
牧志 浩太
「いいんだよ、俺が悪かった。佐倉さん怒ってくれてよかった。怒ってくれなかったら、俺、ずっと気づけなかった。
佐倉さんと相棒でも友達でもなくなってたかもしれなかった。そんなの、今思ったら、怖い」
牧志 浩太
大きな背を丸めて、ぼろぼろと涙をこぼして泣きじゃくる。
佐倉 光
「泣くなよ」
牧志 浩太
「無理、泣く」
佐倉 光
「俺も泣きたかったのに泣けねーだろこれじゃあ」
牧志 浩太
「ごめん、でも涙が止まらない」
ひっくひっくと数度しゃっくりをして、目をこすって、それでも涙が溢れ出てくる。
佐倉 光
「ごめん。牧志。
俺、自分が子供だって事は知ってるつもりなのにすぐ忘れるから」
佐倉 光
「今回捕まってるとき、何もできなくて。
俺のせいで牧志が死んだらどうしよう、って思ったら」
佐倉 光
「怖かった! めっっっちゃくちゃ怖かった!」
牧志 浩太
「俺も、俺のせいで佐倉さん殺したらどうしようって、俺のせいで世界が滅んだらどうしようって」
牧志 浩太
「怖かった!」
佐倉 光
「ごめん! 無茶な事してごめんなさい!」
牧志 浩太
「ごめん! 弱いもの扱いしてごめんなさい! 見失ってごめんなさい!」
牧志 浩太
互いに謝り合う。
KP
二人の声が、そろそろ夜明け近い空に響いた。
牧志 浩太
「……ふふ」
そして、涙を眼に残したまま、なんとなく笑みをこぼした。
牧志 浩太
「じゃあ、これで水に流そう、ってことでどうかな」
佐倉 光
「そーだな、流しちゃおうぜ」
佐倉 光
「もうやめやめ!」
牧志 浩太
「だな。相棒として、友達として再出発だ。
思えば俺も結構無理が溜まってたし、やり方考えよう。改めて」
佐倉 光
「自分がガキだってこととCOMP使えないこと、忘れないようにシマス」
牧志 浩太
「佐倉さんが俺の友達で相棒だってことと、子供でCOMP使えなくてもすごいってこと、忘れないようにします。
あの人数手こずらせるなんて、そうそうできないよ大人でも」
牧志 浩太
「あとそろそろ警察に通報しよう、通報。無理だろうけど、もしかしたらあいつら捕まって俺の学費返ってこないかなって思います」
佐倉 光
「そうだ。
お前俺のためにあれ持って来たのかよ……
しかも俺のヤツは持ってこなかったろ」
佐倉 光
「むしろ俺の方使えよ。ドジったの俺だぞ」
牧志 浩太
「あいつらには端金だって言われちゃったけどな。
だって、佐倉さんのに手をつけちゃったら、後で佐倉さん困るだろ」
佐倉 光
「困ったら困ったで、俺がなんとかするからいいんだよっ!」
牧志 浩太
「……そっか、そうかもな。そしたら次困ったら遠慮なく、って、もうこんなことあってほしくないけどな」
佐倉 光
「あ、そうそう。
金な。大丈夫。回収したから」
牧志 浩太
「え、ほんとに? どうやって?」
佐倉 光
「電撃でやっつけた。
死んでなきゃいーけど」
牧志 浩太
「えっ、電撃ってもしかして、あいつらの奪ったの?」
佐倉 光
「いや、二階に一人で閉じ込められてたからさ。
ちょっと電気製品とかバラして。
水撒いてコードつけて」
牧志 浩太
「あー、あーあー、そういう……
その発想はなかったけど、それいいな。覚えとこう」
佐倉 光
「手加減もクソもねーからあまりやりたくなかった。
下手すると俺も巻き添え食うし」
牧志 浩太
「確かにそれはな。佐倉さんが焦げなくてよかった」
牧志 浩太
「でも、ありがとう。助かった。
あの時大学は諦めたつもりだったけど、やっぱり諦めないで済むのは嬉しい」
つよいKPC
佐倉 光
この話のKPC強すぎると思う。
牧志 浩太
それは大人でも普通まず無理。無理だよ佐倉さん! 何も出来ないどころかめっちゃしてるよ!
KP
これ大人なら力で全員なぎ倒すんだよね?
電子錠ハッキングして閉じ込めたとかの方が穏当だったなw
そっちにすべきだったか。まあよし。
牧志 浩太
アクロバティックすぎて「佐倉さんつえぇー」って牧志が言えるのでいいと思います。
あと「七十万円」ってことは国公立だから、「そんな」理由だったら交渉の余地はありそう。>学費

佐倉 光
「これで互いに助けたって事で!」
牧志 浩太
「だな!」
佐倉 光
「通報して帰ろうか!」
牧志 浩太
「ああ!
帰ったら何か食べに行こう、腹減った」
佐倉 光
「……あ」
牧志 浩太
「ん?」
佐倉 光
「誕生日おめでとう、牧志」
牧志 浩太
「……あ」
牧志 浩太
「ありがとう」
佐倉 光
「今日じゃなくなったのか? まあいいか!」
牧志 浩太
「いや、おかげで嫌なイメージ上書きできた。やっぱり俺の誕生日は今日です。
まあ、それに元々どっちも俺の誕生日だし?」
佐倉 光
「ケーキ食おうぜケーーーーキ」
牧志 浩太
「おっ、いいな。俺はまず肉が食べたい。肉食べてケーキ食べよう」
KP
二人の笑い声が響く。
牧志 浩太
朗らかな、久しぶりに聞くような、揃った笑い声。
立つ位置は横で。手を伸べるのではなく手を取って。

KP
あの日街で起きた多数の人が急に意識が朦朧としたり人によっては意識不明で倒れたりした出来事については、原因は一切不明だが全員一日もすれば回復し、以降問題なく生活を送っているため、事件のことは早くも風化しそうだ。

また占い師天川薫は界隈から姿を消し、密かに行方不明になっているという噂が流れている。
KP
ようやっと戻ってきた『日常』。
今日が久しぶりの始まりの日だ。
牧志 浩太
随分遠回りしたけど、ようやく帰ってきた。
とうとう二人揃えたから、きっとこれで大丈夫。

どうやら、俺は世界を滅ぼさなくて済んだし、相棒を失わずに済んだみたいだった。



ブルー・スターズ・セパレート

END……?


生還報酬
KP
というわけでブルー・スターズ・セパレート終了!
牧志 浩太
牧志と佐倉さんって、「互いにしか分からないこと」ありすぎなんだよなぁ!
その中でも最高難度のヤツをうまく持ってこられて楽しかったです。
KP
?「ありすぎなんだよ!!」
?「それな」
なりすまそうとして阻まれる偽物などたち。

難易度高すぎて無理なんよ。
アリスボブに始まり、互いの精神の間でしか起きてない事だの夢の共有だの
他人の記憶まで持ち込まれたらもうお手上げなんだって。
牧志 浩太
目をつけたヤツがややこしすぎた。
しかも「誕生日が一緒」って言ったら「じゃあ別の誕生日にします」されるし。
KP
かわいそう。
かわいそうすぎて面白かった。
牧志 浩太
あそこは牧志すぎる会話で面白かった。
牧志は運命を三つ持つ男でもあったのだ。
KP
そして元シナリオのKPCがムチャクチャするから、それに上乗せされる子供佐倉の無茶っぷりが酷かった。
牧志 浩太
でも機転で無茶しまくるの最高に佐倉さんらしくてよかった。
「子供って事は利点にもなる」にもつながりますし。
おかげで、「牧志と佐倉さんが相棒に立ち返る話」がすごく綺麗にやれましたし。
あんなん「何もできない弱い子供」なんて言えないんですよ。
「あっ普通に勝てない俺」って思い知っちゃった。
KP
なんか戦闘系の技能つけとかないと説得力でないなぁこれw
〈回避〉激高とか。〈芸術(いたずら)〉とか。
牧志 浩太
猫みたいに〈回避〉【DEX】ありそう。
これはもうあれですな。猫だな。って思いました。
KP
猫ですね。
能力値ただただ減ってるから、そのへん足してもらってもいいかもなぁ。
牧志 浩太
そうそう。減った分を【DEX】〈回避〉に追加はありだと思います。
少なくともこちらはOK。
KP
つけとこうか……
【DEX】高いけど結局ダメージは入らないので戦闘能力はない。
成長
牧志 浩太
そしてまさかの成長チャンス! 〈拳銃〉成長ロールいきます。
CCB<=31〈拳銃〉1D100<=31) > 94 > 失敗
1d10 (1D10) > 9
Σ 40なった
KP
お、おめでとう?
こっちの二人はそれこそ怪異探偵でも目指すかね。
牧志 浩太
それはありだと思います。
というか、素質があるかどうか不明ですけど、牧志がデビルバスターするのありそうだなと思ってて。
佐倉さんがCOMP扱えないわけですしね。
波照間と同じ問題(将来の進路)には直面するけど、これだけ大きなピンチがあったら少し考えそうだなと。
KP
デビルシフター!?
デビルシフターまで行かなくても、サクセサー(悪魔が変化した装備を装着して戦う)はありそうなんだよなー
牧志 浩太
サクセサーかぁ。やりそう。
シフターは下手に手を出すと狂気に侵食されそう、牧志の場合。
KP
やはりシフターは紅さんの専売特許か。
牧志 浩太
かなと思います。
KP
悪魔装備をつけて……はいままでになんかいかやりましたしね。
牧志 浩太
ああー、確かに。ですね。
親和性がある、という話は出てましたし。
KP
悪魔装備の何が便利って、シナリオの都合で強さを弄れる事……
牧志 浩太
使用回数とかも弄り放題。
怪異探偵やるなら依頼を受ける系の導入のシナリオもやれるなぁ。
KP
満月だから(強い/弱い)んだよ! とかもできるからもう好き勝手できるな。
牧志 浩太
便利ッ!

KP
そしてここの二人は平穏に暮らしました……とはならず
またぞろトラブルに巻き込まれてゆくのでした。
牧志 浩太
もうちょっとだけ続くんじゃよ。
KP
というわけで次回から、レッド・グランド・セパレートです!
牧志 浩太
イエーイ! 楽しみ!

牧志 浩太
ありがとうございました!
あの【アイデア】/2 成功してよかった。
KP
まあー、じっさい殴られても、そう簡単に引きずり込まれる感じじゃなかったですけどね。
牧志 浩太
とはいえ牧志もダメージないし、向こうの方がHP高いから泥沼の長時間バトルになってた可能性ありますしね。まっさか銃でファンブルするとは。
今回の方が間違いなく綺麗だった。
KP
まあー、向こうが引きずり込めなくても、こっちが倒せなかったらズルズル伸びますしね。
鍵がすぐ見つかって良かった。
牧志 浩太
なんですよ。戦闘能力・DBないPCだと相手が弱くても互いにローダメージの泥沼戦闘になる。
KP
佐倉が鍵を取りに行っても妨害がないのは、二階の奴らが既に伸びてたからです。
牧志 浩太
ですよね。そもそもあそこで偽物とすり替わるつもりで敵はあれをやってたんだなっていう。>二階に敵がいた
あ、そういえば玉を沈めさせたのはグラーキさん召喚のためですか?
KP
あ、ですね。
牧志 浩太
召喚して神のもとでいっしょになろうとしたら失敗して、「じゃあお前もってくわ」されちゃったのかな。
KP
天川「ようやく見つけた運命の相手と一緒になりたいです」
神「おけ。陣作って生贄あげて」
天川「はーい」
KP
ちなみに神はダマしてるだけなんで、二人とも普通にシヌっぽいね。
牧志 浩太
ひどいや。
このシナリオ、「自分でさせられる」「誘拐犯に追い込まれる」というのが一風変わった脅威の迫り方で実に怖くていい。KPC大暴れするけど。
明らかにまずい儀式が進行しているのに自分でそれをさせられる、のはとっても恐ろしい。
KP
身近な人が人質にされてますしね。
しかもその人自分の身代わりに捕まったっぽいし。
牧志 浩太
そうなんですよ。人質を取られて逆らえないまま明らかにまずいことをさせられる、しかも自分の身代わり、というのはすごく怖くていい。
KP
攫った連中がもうちょっと有能だったら……
そもそも牧志をいきなり攫って終了だったかも知れない。
ていうか多分玉を水に沈めるの、牧志がやる必要なかったんじゃないかなぁこれ。
牧志 浩太
なかったのかー。
KP
グラーキーさんのテキトー情報みたいですし。
牧志 浩太
必要だったのは最後にすり替わる所だけだったのかな。そのためにここまでやるとは周りくどい。
KP
グラーキーは儀式やって人の精神ウマウマしたかっただけだし
天川はそれで騙されて「お呪い」をしただけだし。
そもそも入れ替わったのも、間違って佐倉攫っちゃったから、「これは使えるのでは」ってなったからだし
牧志 浩太
泥縄ッ!
KP
割と作戦というより行き当たりばったりなんですよね。やらされる方は怖いけど。
牧志 浩太
やらされる方はめちゃくちゃ怖いし牧志が責任感じてしまってえらいことになったけど。
それで「世界が滅ぶかもしれない」って思える牧志がやらされちゃうの怖いんですよ。
行動すれば行動するほど状況が悪化していくけど、他に手段が見つからない、っていう。怖い怖い。
KP
今回グラーキーさんだけが幸せになりました。
牧志 浩太
ひどいや。危うく一つの世界がバッドエンドになるとこだったじゃないか。
KP
大丈夫、今回はちょこっとMP吸うだけ。
牧志 浩太
でも水に引きずり込まれたら揃って死ぬしー。
KP
しぬねー。
牧志 浩太
牧志&佐倉さんは熱いけど、それでも戦闘力はないんですよね。
本編は「佐倉さんが悪魔使いである」っていうフレーバーがあるけど、こっちは本当にない。
だから牧志が力がのしいかルートに入ってサクセサーになるのかもしれない。
KP
こちらでは佐倉の「悪魔作成」が役に立つのかも知れない。
牧志 浩太
ああー、そういえば。かもしれない。
まさかの成長チャンスで無事に拳銃40に伸びたしなぁ。
KP
初期値でしたよねー
あれ、最初からちょっとはあったっけ?
牧志 浩太
もとはというとヒナドリの時とか、あとどこだっけ? の本編牧志の成長ですね。メイク時は初期値のはず。
KP
うーん。40までのびたの凄いよなぁ。
牧志 浩太
で、それをそのまま引き継いでこちらの牧志は〈拳銃〉31%でした。
《0距離射撃》すれば80%で撃てる、って割と違う。
KP
つよい。
銃さえあれば。
牧志 浩太
それを持てることはあんまりない。
KP
時によっては魔晶武器あくまだったやつならあるかも知れません……
牧志 浩太
わーい。
KP
シナリオの都合による!
牧志 浩太
それな!!
KP
ヒナドリの時のはいくら何でも便利すぎたなって反省しました。
近代武器つえー。
牧志 浩太
いえいえ。普通の銃だと出せないような所でも召喚できちゃうのはさすがにちょっと強かったですね。
近代武器こえぇ。
KP
悪役が長台詞喋れなくなっちゃう。
まあMP消費だから逆に残弾数で強い制限かかりますけどね。
牧志 浩太
それはありますね。

KP
うーん。前にやってらっしゃるらしいし、語るほどの裏事情はないかな。
佐倉が目茶苦茶やってる改変くらいか。
背景も今ほぼ言ったとおりなんですけど、
牧志 浩太
ああー、でもやったの結構前で背景事情はほぼ忘れてます。
ので劇中で出てない裏事情があれば知りたいニャン☆
シナリオ背景
KP
チンピラーズは普通に無能。
あと身代金取ろうとしたのはあいつの独断で、天川の考えではありません。
牧志 浩太
独断かー。子持ち大学生に無茶をいわんでほしい。
まあ普通に無能でも一般人に対しては強いんですよ手慣れた犯罪者。
牧志、犯罪者どうにかできるほど犯罪慣れしていたり、戦闘力があったりしないですからね。
KP
たぶん子供攫って父親に言う事聞かせるというシチュに酔って、やりたくなっちゃった。
あと、色々酷い目に遭ったからモトをとりたかった。
牧志 浩太
シチュに酔っちゃったかー。
KP
このシナリオのKPCさん、PC攫う相談聞きつけて喧嘩ふっかけてチンピラーズに勝ちかけるんですよね。
ここだけ世界観天羅だ。
牧志 浩太
つえぇ。
KP
「モブ」と「キャスト」が存在しないCoCで恐ろしい事しとる。
牧志 浩太
全くだ。
天羅・モブ・キャスト……別のゲームの用語。FEARゲーにおいては大体、PCは超人であり、【ザコ】がどれだけ束になってかかっても勝てないように設定されているのです。
CoCでは能力差が相当ある相手でもないとやられる可能性はそれなりに存在します。
KP
だから無茶なのは佐倉ではなくシナリオKPCからだよ!! と全力で叫んでおきます。
牧志 浩太
全力で受け取っておきますが今回の展開は美しかった。
KP
ちなみに、佐倉が今回の話で何やってたかって言うと
・喧嘩して外ぶらぶらしてるときに牧志を攫う相談を聞きつける
・喧嘩売る
・捕まるが、手がかりの写真を奪ってどさくさで隠す
・脅迫電話でちゃっかり牧志に情報を渡す
・着替えさせられるときに拘束が緩くなるように細工して脱出できるようにする
・アジト二階でトラップを作って一網打尽
・銃を奪って脱出!
牧志 浩太
強い強い。服を奪われた所までチャンスにしてるし。
KP
なんで二階で放置されたの? >それまでに暴れすぎてうんざりされてたから、部屋に閉じ込めて触らない事にされた
牧志 浩太
触っちゃいかん扱いされてるwwww
もう縛るのも無理だし見んかったことにしとこう ソッ ってされたら電気トラップ一網打尽
KP
二階に行ったら水浸しになってて、「お水飲みたかったからー」って言葉うっかり信じたら目の前で電線落とされるの……
これ「そこそこヤンチャ」レベルなの???
牧志 浩太
超ヤンチャ。
多分この後牧志が今回の手管を教えてもらおうとする。
KP
こっちの佐倉の方が悪事を働きそうです。
牧志 浩太
〈芸術:いたずら〉あってもおかしくない。
KP
今度あったらそういうの作ろうかな。
牧志 浩太
いいと思います。
KP
では本日は、ここまでー!
牧志 浩太
ありがとうございましたー!
KP
ありがとうございました!

コメント By.KP
黒幕に叩きつけられる超難問。
選んだ相手がまずかったね……

TRPGリプレイ【置】CoC『刻の牢獄』波照間 2

彼女は。
彼女は、また来るだろうか。

TRPGリプレイ CoC『インモラル・イミテーション』佐倉(子)&牧志 13(終)

「その腕輪もあまりいいものじゃないかもしれない、ってこと、だな……」
「全部、根は一緒なのかもしれない」

TRPGリプレイ CoC『静寂舞手』佐倉&牧志 4

「やだ。なんでこう、得体の知れない物を飲み食いしなきゃいけないんだ」

【クトゥルフ神話TRPG】
本作は、「 株式会社アークライト  」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」


TRPGリプレイ BEAST BIND トリニティ 第二話 渇望の楽園 1

渇望の楽園 1

真・女神転生 TRPG 魔都東京20XX 番外編 1(終)

「はぁぁぁ、どこのどいつだよ東京受胎なんて起こしやがったバカは」

TRPGリプレイ CoC『対の棲みか』『第一話 霧謬の見』牧志&佐倉 1

『お前に電話して良かったよ』