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こちらには『blood red decadence』
ネタバレがあります。


本編見る!


【4日目・夕】


KP
バスルームはよく掃除されていた。
ゆっくり足を伸ばせるほどの浴槽があるが、洗い場のようなスペースはない。

あまり湯を溜めることはないのか、僅かな水垢は排水溝の周囲に残っているだけだった。

ふと顔を上げると、洗面台の前に大きな鏡がある。ダイニングルームの飾り鏡は裏返されていたと牧志が言ったが、ここの鏡は作りつけのためか、そのままになっているようだ。
佐倉 光
ダイニングの鏡がひっくり返されていたことからいって結果はなんとなく予想がついたが、鏡を見てみる。
KP
鏡を覗き込めば、そこにはバスルームの風景が映っているだけだった。
何か恐ろしいものが背後に映っていることはなかった。

あなたの姿もなかった。

SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。
佐倉 光
1d100 65 SAN Sasa BOT 1d100→100→致命的失敗ファンブル
おやおやここで?
SAN 65→62

無言でしばし物を持ったり扉をパタパタ動かしたりして鏡に対してポルターガイストごっこに興じる。
久しぶりに、世界の全てから忘れられているような惨めな気分を味わった。
今自分がどういう顔をしているのか、見えなくて幸いだったとも思った。
佐倉 光
やっぱりそういうポイントだった。
でも佐倉は見たがるよな、そういうの。
KP
そういうポイントでした。ファンブルが狙いすましている。
佐倉 光
あまりにもショックすぎて笑いに転化するしかなかった。
KP
単独探索でよかった(?)
佐倉 光
牧志笑えないよな。
いや、意外と笑って済ませてくれるかも……?
KP
笑おうとして失敗して微妙な顔になりそう。>牧志
佐倉 光
ひとしきり奇行をして気分が落ち着いたら風呂を洗って湯を張る。
あとは他に何もないだろうか。
KP
他にあるものといえば、何を試したのか鋭い剃刀が落ちているくらいだ。
鋭いが、武器として使えそうなものではない。
幸い、湯は問題なく出てくる。辺りにもうもうとした湯気が立ち込めた。
佐倉 光
体を手早く洗って湯船に沈む。
入浴する吸血鬼なんて字面がすでに面白すぎるな、と思った。
やっぱり溺死もできないんだろうが、その場合どうなるんだろうな、延々窒息し続けるのは辛そうだ、などとぼんやり考えて、体が温まったら二階に声をかける。
KP
あなたの声に気づいて、牧志が降りてくる。

(休息) 牧志のHP +1d3+2
1d3+2 Sasa BOT 1d3+2→2+2→合計4
FANBOX開設したで
牧志 浩太
HP 8 → 11

幸い、ふらつきはまだ少しあるものの、顔色は大分よくなっていた。
佐倉 光
一瞬、牧志の目の前でポルターガイストドッキリをしてやろうかと思ったが、何とか踏み止まった。割とこれは冗談にならない。
そのまま二階に戻って書斎で有益そうな本を探す。
……実のところ、あのチュパカブラの下りが気になっただけだが。(雰囲気探索)
KP
階段を下りていく牧志とすれ違う。
二階の書斎に戻り、改めて本棚や本の山を探れば、そこに集められた書物、情報の量は感嘆すべきものだった。

血を吸う、魂を喰らうということに、これほどの広がりがあるものか。

それは人がずっとずっと抱いてきたおそれに違いなく、なるほど吸血鬼が狼に変ずるというのも納得が行くような気がした。

チュパカブラの件はだいぶん「うーん……」というようなものではあったが。
佐倉 光
「なんでこう、どんなにクッソくだらねぇことでも、活字になると信憑性が2割増しくらいで見えるんだろうな……
小説としては面白いか」
内容は馬鹿馬鹿しすぎたが、とりあえずすっきりした。
ほか、何冊か気になる本をチョイスしてしばらく暇つぶしに読む。
牧志の入浴が終わったら食事の準備をできるだけ手伝おう。
その過程であのお茶のことを思い出しておく。
KP
ふと本から顔を上げると、夜になっていた。
階下から足音が聞こえる。

入浴を終えたらしく、牧志の髪がしっとりと濡れていた。
温かい湯の効果も相まって、血の気の引いていた肌が少し上気している。

食事の準備を手伝うなら、幸い館に残されていた食材はまだ尽きていなかった。
牧志は炒め物などを手早く作っていき、あなたはその傍らで彼を手伝う。

先日とは違い、保存の利く根菜や辛い料理ではなかった。
きっと、何かしら終わらせるつもりなのだろう。

食器棚に置かれたお茶のパッケージが見えた。
佐倉 光
牧志が食事をとる横で、湯を沸かし、お茶をポットに入れた。
こんなものでも少しは気休めになるだろうか。

明日、飢えに流されてしくじるわけにはいかないのだ。
血を吸わなければいけないというなら、そうせざるを得ないのなら、
少しでも牧志の負担が和らぐ方法を考えたかった。
それ以前に、何かしらの変化をつけることでこの豪勢な牢屋を楽しめるかもしれない。

ところでハーブティーにカフェインは……どうだったかな。
不安になってつい検索してしまった。ないらしい。
牧志 浩太
「それ、前に見つけたっていうお茶? いい香りだな」

牧志が軽く鼻を鳴らして、心地よさそうに香りを嗅いだ。
花のような華やかな匂いが、甘い匂いに混じって少しばかり辺りを染める。
佐倉 光
紅茶のカップを一つだけ持ってきて注ぐ。
「いい匂いだ、っていうのは分かるんだけどな……」

飲みたい、という気持ちは起こらなかった。
おそらく一口でも飲めば、酷い目に遭うのはわかりきっていた。

そういえば紅茶には姿は映るだろうか、食器には?
などと考えてついついのぞき込んでしまう。


本能が訴えかける。
飲みたいものは目の前にある。また奪えばいい……
誤魔化すように席を立って、屋敷中から集めてきた『役立ちそうな物』の方へ行く。
牧志 浩太
「うーん、そうか……」

紅茶の澄んだ水面にも、食器の滑らかな表面にも。
あなたの姿はどこにもなかった。
横にいる牧志の眼だけが、あなたの姿を映していた。

牧志がカップの中の液体を一口飲み、ふ、と安らいだような息を漏らす。

「こういうのもいいな。そういえば、温かいものってここ数日飲んでなかった」

そちらへ向かうあなたの背を、牧志の視線が追う。
佐倉 光
そういえばお香があったはずだ。
これを焚けば血臭が和らぐかも知れない。
佐倉 光
お香ってどんなタイプかな。
線香などの和風固形かな。水に乗せたオイルを加熱するやつかな。
KP
コーン型のお香です。皿に乗せて先端に着火するやつ。
佐倉 光
簡単なヤツだ。
KP
です。使い方はややこしくない。

佐倉 光
香皿にインセンスを置いて火をつける。
KP
先端に火をつける。着火用のマッチが火鉢の横に置かれていたものだったらしいことは少々複雑だが、問題なく火をつける役には立った。

清涼感のある優しい香りとともに、煙が微かに立ち昇る。
佐倉 光
しばらくその煙を見つめていた。
練炭で死ねないのもだいぶ辛そうだな、などと思いながら。

香のかおりは空気に充満していた濃い血の香りに調和して馴染む。
どこか頭の芯の部分がぼうっとする。ぼやける。
何が起きようと落ち着いていられそうな、どこか恐ろしい予感がした。

「死ぬのも、殺すのも、嫌だなぁ」
ぼやけて欲しくなかったことが口からこぼれた。
牧志 浩太
「俺も」
一緒に煙を眺めながら、つられるように、横で牧志がぽつりと呟いた。
「俺や佐倉さんが死ぬのも、誰かを殺すのも、嫌だな」
佐倉 光
「同じか。そうだな」
微かに笑う。
牧志 浩太
「そうだよ」
ふっと笑い返す。
佐倉 光
うーん、悩むがここは首かな、やっぱり。
KP
ちゃんと冷えた心で、「いつもの二人」の会話を交わして、それで首に行くのはいいなぁ。
佐倉 光
寝かせばいいのか立ったままの方がいいのか。
寝た状態の方が吸われる方は楽そうだけど。
KP
寝た状態の方が吸う方は大変そうだけど、吸われる方は楽そう。
うっかり気を失ったりした時にも困らないし。
佐倉 光
今をもってここに一緒にいてくれるのはそういうことだ。
今更説得の必要はない。
ただ、正直に伝えるだけだ。
目をまっすぐにひたと見て、静かな声で、真摯に願う。

「俺は生きていたいし、牧志にも生きていて欲しい。
例え吸血鬼の俺がそう望んでいたとしても、人間としての俺の気持ちは嘘ではないんだ。

だから、もう一度頼む。
牧志、俺に血を分けてくれ」
牧志 浩太
辺りに満ちてくる煙を、彼の手が払った。
彼の眼が、あなたを真っ直ぐに見ている。

そこにもう探ろうとする色はなかった。
あなたの意志なら分かっている。そんな色だった。

「いいよ」
ひとこと頷いただけだった。

「明日はさ、外、出られるといいな」
穏やかなその口調に、そうあってほしいという願いと、そうするのだという決意が宿っていた。
例え何も確実なことがなくても。
佐倉 光
「出るさ」
確信を込めてつぶやき、深呼吸をする。

牧志の首からそっとハンカチを外した。
まだ少し血が流れている、痛々しい傷跡が見えた。
甘い香りが鼻をくすぐった。
しかしこの香が血のにおいを抑えているためだろうか、それとももっと別の効果があったのだろうか。
目の前の相手が誰なのかを見失うことはなかった。少なくとも、今は。

首には理性を失ったときに二度噛み付いている。
また同じように我を忘れるかもしれない。
しかし腕はやはり出が悪く、余計に時間がかかる。
そのためあの時は苛立ちで危うく正気を失いかけたのだ。
おそらく結果的に牧志の負担が軽いのは首だろう、と思った。

牧志にベッドに腰かけて貰い、肩に手をかけ、前に自分が付けた首筋の傷にそっと牙を当てる。
赤くはって膨れ、瘡蓋にもなっていない傷跡をなぞって、新たな傷を増やさないように慎重に。

寝かせた方が後々楽そうかと思い直し、軽く胸を押して寝かせ、牙を刺す。
KP
彼は寝かせるあなたの手に従って、ベッドに横たわる。

牙が近づくとき、さすがに命の危機を感じるのか、心臓の跳ねるのが僅かに聞こえた。

顔が伏せられ、視線が外れるまでずっと、彼の眼が静かにあなたを見ていた。
あなたを信じるように。
あなたに自分を見失わせまいとするように。
佐倉 光
牙が皮膚を破ったとき、新鮮な血の香りに包まれた瞬間、香の煙に紛れて微睡んでいた獣が目を覚ます。
踏みとどまろうとする人間の意思を押し退け、血に餓えた獣は歓喜に震える。
獲物だ。食い物だ。これは俺の
牧志 浩太
「大丈夫だよ、相棒」

牙が刺さる瞬間、そんな呟きが聞こえた。
佐倉 光
優しい呟きが耳に届いた。

俺達二人で生き残るために、相棒の血を分けて貰うんだ。

人間の意志は赤の波に押し流されることなく辛うじて、だが確実に残っていた。

牙を伝って流れ込む牧志の命を、一滴残らず大切に受け入れる。
牧志 浩太
あなたが血を吸い上げる度、苦痛の声が微かに漏れる。
抑えようとしてなお、身体は跳ねた。

しかし、死にゆく獲物の反応を示した昨日からすれば、それはまだ穏やかなもので済んでいた。
佐倉 光
香が血の匂いを弱めてくれるためか、昨日ほど飢えが強くないためか、致命的な飢えを癒すに必要な血を自覚的に分けて貰うことができた。
牙を抜いて牧志の首の応急手当を行う頃には、満たされているのに精神的に疲労しているという不思議な状態になっていた。
牧志 浩太
彼は僅かに呻いて眠りに落ちる。
少し青い顔をして眠る彼を、薄暗い明かりが照らしていた。
KP
佐倉さん、HP全回復。
牧志、佐倉さんのHP回復分だけHP減少。

二人とも《SANチェック成功時減少 1失敗時減少 1D3》。

二人とも【POW】×5で判定。
成功すればSAN減少が1緩和される。

また、牧志は確定でSAN減少が1緩和される。
牧志 浩太
1d100 60 【POW】 Sasa BOT 1d100→62→失敗
おっと、その状況を牧志は受け入れきらなかったみたい。
1d100 63 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→66→失敗
1d3 Sasa BOT 1d3→1
1緩和されてちょうど減少なし。SAN63。
佐倉 光
1d100 85 【POW】 Sasa BOT 1d100→81→成功
1d100 62 SAN Sasa BOT 1d100→67→失敗
1d3 Sasa BOT 1d3→2
軽減1でSANダメージ1。
昨日の事があるから感覚を鈍らされていても怖かった。

SAN 62→61

辛そうな顔で眠る牧志を見下ろし、今日で終わらせると誓う。
何もかもがうまく行かなかったなら、何を犠牲にしたとしても。



【5日目・朝】


KP
佐倉さん、HP-1d4。
牧志、HP+1d2+1。

今日の朝は少し曇っているのか、線を描く陽光はどこか弱々しい。

幸い雨の来る気配はなさそうだ、と、あなたが起きる前に外を覗いたらしい牧志が言う。
牧志 浩太
1d2+1 Sasa BOT 1d2+1→2+1→合計3
吸血でHP 11 → 8、
朝回復でHP 8 → 11。
佐倉 光
1d4 Sasa BOT 1d4→2
HP 10→8

夜は居間のソファに毛布持ち込んで寝ていた。

久しぶりに人間らしい睡眠をとった気がする。
下りてきた牧志に返事をして毛布を畳み、深呼吸をする。
天候がすぐれないのは正直有難い。
牧志の朝食を待つ間、また書斎を見ていた。
ふと思い出す。
そういえば昨日一昨日あたり、牧志が一人で見ていたところには何があったんだっけ?
正直あまり頭に入らない状態だったから、改めて確認しよう。
牧志 浩太
暫くすると牧志は朝食を摂り終わったのか、あなたのいる書斎の扉を叩く。



【5日目・昼】


佐倉 光
「ああ、もうそんな時間か……」
大した収穫は得られなかったが、吸血生物やそれに関する言い伝えの無駄知識が少し増えた。とにかく眠いので能率は上がらなかった。

「こっちは気になるものはもう無かった。
そういえば牧志、昨日一昨日見た部屋の話、もう一回して貰えるか?
正直俺あまり冷静じゃなかったし、記憶に残っているか自信がないんだ」

って判定失敗したやつについて聞き出そうとする。
牧志 浩太
「ああ、分かった。俺が見たのは確か、寝室と、客間と、ダイニングルームと……、それからリビングルームだったな。

ダイニングルームはきれいに片付けられてて、裏返された飾り鏡があった。気になったのは、それくらいかな。
リビングルームは大きなソファとテーブルがあって、暖炉があった。暖炉にはすごい灰が積もってたな。薪はなかったから、今は使ってないんだろうと思うけど、灰を放置してるなんてらしくないな」
佐倉 光
「灰か……」

牧志の首に無理矢理噛みついたときに、暖炉に火を入れようと見た時の事を思い出した。
「確かに、ずいぶんと山になってたな。あの時はそれどころじゃなかったけど」
以前、似たような事件に巻き込まれた時は、煖炉に溢れかえる灰のなかに、黒幕にとって都合の悪いものの燃え残りがあり、それが重要な役割を果たしたのだ。

「俺もちょっと見てくる」

佐倉はリビングの再チェックをします。
牧志は一緒に来てもいいし、休んでてもいいよ。
KP
あなたの呟きに、彼ははっと気づいたような顔をして立ち上がる。
牧志 浩太
「俺も行く」

KP
リビングルームは変わらず静かで、ここを照らす明かりは少し、他よりも優しい色をしていた。

そこには、彼の言う通り大きな暖炉があった。薪がないにも関わらず、灰がこんもりと積もったままになっている。傍らに火かき棒が置かれていた。
佐倉 光
火かき棒を手にとって灰をならす。なにか燃えさしがないか、はたまた灰に覆われた床下に階段はないか。煖炉のなかに隠し通路があったりしないか……ってのは映画の観すぎだな。

「全部解決の魔法の本はありませんかーっと」
注意深く。灰を掻き分けてゆく。
「ちょうどあの時みたいだ。お前が獣になっててさ……」
そんな思出話をしながら。
牧志 浩太
「そう、あの時はさ、触ったら裂いてしまいそうで怖くて。

……あの時は、ここに大事な物があったんだ。なんで思い当たらなかったんだろう、俺も結構動揺してたのか?」
KP
そんな話をしながら、あなたは灰を掻き分けていく。
こんもりと積もった灰はただ柔らかく、細かい粒子を舞い上げる。

探す、探す、探す。
そこにはただ灰ばかりだ。
大事なものなど、ないというのか。
全てうまくいくことはなく、諦めなくてはならないものがあるというのか。
佐倉 光
なにもない。灰ばかりだ。灰。灰。
太陽に当たった吸血鬼は灰になるなんて話もあったな。あくまで創作だが、実際太陽の光は嫌な感じがするのだ。
KP
いよいよ暖炉の床が見えたとき。
ふっと、火かき棒の先に何かが触れた気がした。
佐倉 光
なんだか憂鬱になって、最後のひとかきをなんとなく諦め気分で引きずり出す。
「ん?」
なにか手応えがあったところを探って引き出してみる。
KP
それはノートか何かだったらしい紙切れだった。
使っていない暖炉の上でこれを燃やし、灰に混ぜ込んだのだろう。急いでいたのか、完全に燃えきっていないことに気づかなかったのだ。
▽紙の切れ端

何も確実なことはない。
いや、一つだけある。

他人を犠牲に私達が助かる、
それだけが確実だ。

死体は?
何も用意しなかった場合は?

時間がない。
全ては遅すぎた。

私はこの夜を耐えられないだろう。
彼女はこの夜を耐えられないだろう。
失敗すれば次はない。

構わない。
人間がずっと繰り返してきた事だ。

……その後に神への祈りの文句らしいものが書かれていたが、それは途中で燃えて読めなくなっていた。
佐倉 光
「なるほど、地下の死体試してないんだな。
それなら俺達が検証しといてやるか」
ため息をついて灰まみれの手を払う。
体の怠さは随分と抜けてきていた。

死体で駄目なら動物、置物、片っ端からやってみよう。

「牧志、時間とらせて悪い。地下に行こうぜ」
牧志 浩太
「いいよ。……そういうことだな。あの人達には時間がなかったんだ。
俺達なら、試せる」

よし、と彼は気合を入れるように一度、音をさせずに軽く両手を合わせて叩く。
KP
昼の行動分、佐倉さんはHP-1d3。
佐倉 光
1d3 Sasa BOT 1d3→2
HP 8→6



【5日目・夕】


佐倉 光
階段をおりて、獣とその哀れな犠牲者の部屋へ。
冷蔵庫に押し込められた名も知らぬ犠牲者に手を合わせておく。
死した後も辱しめられるってやつだ。まあ運が悪かったと思って協力してくれ。

銀の杭と、銀の弾丸が籠められた銃を持ち込んで貰っておく。こちらは一応包丁を持っておく。
牧志 浩太
彼は銀の杭を懐に、銀の弾丸の込められた拳銃を手に身構えた。
銃を確認し、どこかその存在を知っているような手つきで安全装置を解除する。
KP
哀れな犠牲者は二人の前で沈黙を保っていた。
佐倉 光
「鳩尾だ。頼むぜ」
あらかじめ杭を刺しておくのも手かなとは思ったが、そのせいでミスっても嫌なのでやめた。

片手を自分の鳩尾に、もう片方を死体の鳩尾にかざし、魔法を使う。
人の体で随分と好き勝手してくれたな。さあ、出ていって貰おうか。
牧志 浩太
彼は頷いて、死体の鳩尾に銃を突きつける。
KP
低く、重い詠唱がその場に響く。

地の底から響く獣の声を写し取ったようなそれは発音さえ困難で、しかし、あなたの声はそれを正確に追いかける。

最後の一節が終わって、少し時間が経った。
息もつけない程に張り詰めた時間が、過ぎる。
佐倉 光
最後の音節を唱え、一呼吸、二呼吸。
何も起きないな? と首をかしげる。
呪文を間違えただろうか。そもそも何らかの条件で発動しなかったのだろうか。自分に実際に移されたのだし、効果なし、ということはないはずだが……
KP
あなたの身体から、何かが血管の内側をぞろりと撫でて、抜け落ちる感触がした。
佐倉 光
ひとまずミスだった可能性を考えてもう一度。
そう思って息を吸った瞬間。
全身の血管に大波が走った。サウナに入った時のように胸、首、頭から血流のうねりを感じる。
だがそれでは終わらなかった。
ぞりぞりと体内を擦りあげ、這いずり、血管を押し開き、うねり、のたうって、何かが腹の中に蠢いている。
それは今の今まで体のなかにいたというのに、突然異物となって強烈な不快感を引き起こした。
佐倉 光
「う……うぇぇ……」
上手く行ったことを牧志に伝えたいのに、声が出なかった。
膝が折れる。指先が震える。目眩がする。
嗅覚が突然腐った血の臭いを正常にとらえ、腹の奥から酸っぱいものが込み上げて喉を焼いた。
膝をついてげほげほと咳き込む。
牧志 浩太
「佐倉さん!」
彼が思わず叫んだ、その一瞬銃口が目の前の死体から逸れた。その時にはもう、遅かった。
KP
死体の腕が跳ねた。
死にゆくさまを逆に回すように、がくがくと数度痙攣して、それはあなた達の目前で、操られるように起き上がった。

哀れな屍の背中から、菌類の蔓のような触手が伸びていた。
牧志は急いで、目の前の相手に照準を合わせ直す。
〈ニーオス・コルガイ〉の一部を目撃したことにより、二人とも《SANチェック成功時減少 0失敗時減少 1D3》です。
牧志 浩太
1d100 63 《SANチェック》 Sasa BOT 1d100→24→成功
佐倉 光
1d100 61 Sasa BOT 1d100→88→失敗
1d3 Sasa BOT 1d3→2
KP
〈ニーオス・コルガイの宿主〉との戦闘です。

相手の【DEX】は8。牧志との同時行動になります。
描写の都合上、行動宣言は敵が先とします。

1ラウンド目。
【DEX】9、佐倉さん。
佐倉 光
「くそ、火かき棒持ってくるんだった」
まずは〈回避〉狙いで行動せず。
牧志より前に立って注意をそらせようとする。(フレーバー)
KP
DEX8。
〈ニーオス・コルガイの宿主〉と牧志の同時行動。

〈ニーオス・コルガイの宿主〉は、佐倉さんに向かって〈触手〉で攻撃。

目の前で死んだ肉体を借り、ずるりと立ち上がった「それ」は、己が騙されたことに気づいたらしい。

新たな宿主たるその肉体には何の生命も残されておらず、ただ冷え切った肉の塊に過ぎない。

もといた所に戻るべく、それはあなたに向かって触手を迸らせた。
1d100 30 〈触手〉 Sasa BOT 1d100→10→成功
おっと、成功〈回避〉をどうぞ。
佐倉 光
1d100 23 Sasa BOT 1d100→47→失敗

あまりの不快感に座りこんで完全に体勢を崩していたため、目の前で何かが立ち上がったのに反応できなかった。
佐倉 光
割とやばいぞー。
現在のHP6!
KP
1d3 ダメージ Sasa BOT 1d3→2
2ダメージをどうぞ。ショックロールは発生しないかな。
佐倉 光
しません。
HP 6→4

KP
ずぶり、と触手があなたを貫いた。
それはあなたに突き刺さったまま、脈動し、蠢く。
あの吐き気の代わりに、もっと直接的な苦痛があなたの内側を暴いた。
同時に、牧志が拳銃をそれに向けるのが見えた。
佐倉 光
「がっ……うがあぁ……」
痛みに声を上げ、前のめりになり目の前の冷蔵庫にぶつかった。
視界に、いびつに歪んだ死体がうつる。
こんなのが体ん中にいたなんて、酷い冗談だ!
痛みをこらえて逃げ出そうとあがく。
折角人間に戻れたっていうのに、殺されてたまるか!
KP
【DEX】8、同時行動。牧志。
牧志 浩太
牧志は〈拳銃〉を構え、引き金を引く。
《ゼロ距離射撃》で攻撃。判定値2倍。
1d100 40 〈拳銃〉 Sasa BOT 1d100→68→失敗
牧志 浩太
「くそっ……、」
KP
外れた!
佐倉 光
殴るべきか。〈回避〉しても20パーだしなー
銀の杭打ち込んどけば良かったね!
KP
あ、しまった。銃撃ラウンドの処理を忘れてた。

ダメージ1d10の〈拳銃〉で現代なので、攻撃回数は2として、先程の攻撃は銃撃ラウンドの判定だったことにさせてください。
佐倉 光
はーい
KP
改めまして、DEX8、牧志の攻撃2回目。
1d100 40〈拳銃〉 Sasa BOT 1d100→1→決定的成功クリティカル)!
佐倉 光
よし!!
偉いぞ!!
このタイミングのクリティカルは偉すぎ!
KP
貫通が発生します。また、〈回避〉不可となります。
2d10 ダメージ Sasa BOT 2d10→2,3→合計5
佐倉 光
ダメージ控えめッ!
まあ一回分当てたと思えば。

牧志 浩太
あなたが触手に貫かれたと同時── その場に、とすん、という音が響いた。
それは広がった触手の翼の中心を、銃弾が貫く音だった。
KP
銃弾は死体の肉を突き抜け、鳩尾の、太陽神経叢の中心を貫く。
辺りに何者かの絶叫が響いた。死体が天を貫くように片腕を振り上げたかと思えば、青い炎に包まれて「それ」ごと、燃えてゆく。

「それ」が灰となって燃え尽きてしまうと、
辺りに残るのは静寂と灰の山、そしてかすかな硝煙の匂いばかりとなった。

戦闘終了。

佐倉 光
腹に開けられた穴を抱えるようにして倒れる。
牧志 浩太
「佐倉さん!」牧志があなたに駆け寄る。

佐倉さんに〈応急手当〉を実行。
1d100 56〈応急手当〉 Sasa BOT 1d100→86→失敗
佐倉 光
ひたすら苦悶の声を上げる。
血のついた手のひらを自分の腹に当てて精神を集中。
《ディア》を使うぞ。
1d100 40 Sasa BOT 1d100→68→失敗

力は霧散してしまった。
佐倉は唸り声を上げながら冷蔵庫から這いずって離れる。
佐倉 光
部屋に移動して、牧志に〈医学〉振って貰うことはできる?
KP
なるほど、いいでしょう。
佐倉 光
「やったな……効果覿面だ」
佐倉 光
顔面蒼白でサムズアップしてから痛い痛いと騒ぐ。なんかまだ余裕がありそうだ。
牧志 浩太
「ああ……、効果覿面だ。銀の弾丸って、あったんだな」
彼はあなたを背負い、部屋へと向かう。
KP
辺りに立ち込める血の鉄臭いにおいを、ようやく正しく知覚することができた。
佐倉 光
背負われた佐倉の頭は、ちょうど牧志の首の、あの傷のあたりにある。
馴染みのある鉄臭いにおいを嗅いで、佐倉は微笑んだ。
佐倉 光
そして力の入らない弱々しい声で呟く。
「牧志ぃ……腹減った」
牧志 浩太
背負った相棒は酷い怪我を負って、血まみれで、それでも、あなたの言葉に、ふ、と彼は笑った。

「そうだな。とりあえず今は怪我が先だけど、ひと段落したら、今度こそ飯にしようか」
1d100 31〈医学〉 Sasa BOT 1d100→24→成功
佐倉 光
牧志のクリーンヒットによりいい感じに終わった!
KP
まさかの〈医学〉も成功した!
佐倉 光
なんか最近怪我して終わることが多いな。
まあ、怪我については治療を受けたし、太陽と日中行動のダメージは寝れば治るだろう……
KP
物理的なダメージは2ダメージだけですしね。
それは〈医学〉での手当てで治るとして、あとはシナリオ中の牧志のHP回復を参照するに、数日寝て食事を取っていれば治りそう。
KP
牧志は適切な方法で、あなたの腹に空いた傷を手当てしていく。全く、彼も随分と手慣れてしまったものだ。
そういえば、彼の家の救急箱に何やら色々と道具が増えてたっけ。
佐倉 光
「手際が良くなったな」
きっちり止血され、動きを妨げることもない処置跡に振れ、感心した声を漏らす。
「もう俺の魔法より役に立つもんな。ある意味魔法だよ」
KP
あなたは今度こそ休養と、彼と共に血ではない食事を摂り、ゆっくりと傷を癒すことができるだろう。
佐倉 光
適切な処置のお陰で、痛みは残るものの動くのに支障がなくなった佐倉は、牧志が用意してくれた食事を傷が痛いと騒ぎながらも
「涙が出るほど旨い」
といって食べた。
実際泣いていたかもしれない。

焼いただけの肉でも、素朴な炒め野菜も、ただの水ですら、口腔内全面に味蕾が生えたかと思うような衝撃だった。これこそ生命の味だった。
牧志 浩太
彼はあなたが食物を貪るさまを、穏やかに、心の底から安堵したように眺めていた。
佐倉 光
「本当に美味いってことを忘れていたんだなぁ、俺は……」
佐倉はため息をついて、しみじみと呟いた。
牧志 浩太
「よかった、本当に。
佐倉さんなら、悪魔になっても、それはそれでやっていけたと思うけどさ。
俺をいつか殺して、そうしたら佐倉さんもお終いなんて、やっぱり困るよ」
佐倉 光
「リアルな話、あの状態が続いたらそう長く持たなかったと思うぜ。
お前の血が美味すぎるのが悪いんだ。
あんなの麻薬だよ……」
佐倉 光
「あっ」
佐倉はみるみる深刻そうな顔になった。
牧志 浩太
「あっ?」
佐倉 光
「俺が肉を食ったナイフで俺の手を刺して、自分を生餌にできるか試すの忘れた」
KP
その言葉を聞いて、彼はぷっと吹き出した。
牧志 浩太
「矛盾か。まあ素直に考えれば、吸血鬼になってしまってる相手は対象にならないんじゃないか? 生餌」

食器を片付けながら、笑う。
佐倉 光
大事な話のきっかけが出たのに阿呆な話で腰を折ってすまないな!
KP
いいんですよ! 佐倉さんらしくてKPもふふってなった
牧志 浩太
「何だか安心した。佐倉さんはやっぱり佐倉さんだよ。悪魔になっても、人間に戻ってもさ」
佐倉 光
「そうか? 気になるだろこんなの」
何か可笑しな事言っているかな、と首をかしげる。
佐倉 光
「それ言うならお前さ。
俺が吸血鬼になって訳の分からないことを言ったり食い殺そうとしたりしてるのに、いつも通りに相手してくるの何なんだよ。おかしいだろ」
牧志 浩太
「そうかな。いつも通りだよ、俺も佐倉さんも結構ピンチだったってだけ」
牧志 浩太
「まあ、ピンチがいつも通りってのもどうかと思うけどさ」
佐倉 光
「慣れで済まされるレベルじゃないと思うんだけどマジで。尊敬する」
牧志 浩太
「っていうか、酷い目に遭ったから旅行に行き直すつもりだったのに、また酷い目に遭うってどうなんだろうな……」
佐倉 光
「俺達呪われてるんだろうな、きっと。
何かしたら事件、何もしなくても事件、もう警戒するだけ無駄な気がするよ、俺」
牧志 浩太
「やだなあ、それ。そろそろ平穏が欲しいけど……」
佐倉 光
「まあそれでも、『いつも通り』やれば何とかなるって」
牧志 浩太
「そうだな。『いつも通り』やれば、きっとなんとかなる。そう思っといた方が気が楽だしな」
佐倉 光
「それじゃ、そろそろ帰ろうぜ、相棒。
俺いい加減まともなベッドで寝たいし、太陽の光も浴びたいし、好きなだけ飲み食いしたいよ」
色々な感情を抱いて何日も過ごした屋敷に背を向けようと立ち上がる。
牧志 浩太
「ああ。帰ろう」
彼は荷物を持ち、立ち上がる。いつものコートを羽織って、意図せず何日も過ごすことになった屋敷の階段に、背を向ける。

玄関の扉を開ければ、外からは柔らかい陽光が漏れ出していた。
佐倉 光
ここに住んでいた住人については放置することにした。
あいつらはきっと、行きずりの人間に押しつけたことをあっさり忘れて生きて行けるような奴らじゃないだろう。
自分たちの代わりに苦しんで死んだ旅行者の幻影を一生負い目にして生きて行けばいい。
佐倉 光
玄関から光の中に出る前に、少しだけ躊躇う。
牧志 浩太
「佐倉さん」
柔らかい光の中で、彼があなたに呼びかける。

「行こう」
佐倉 光
左腕のCOMPに手を滑らせ、《アナライズ》を発動したが、
その結果が出力される前に牧志の声を聞いた。
光の中に立つ牧志の隣へ進み出る。
KP
柔らかな陽光が降り注ぐ。
陽光はあなたの身体をやさしく温め、あなたの眼を灼くことはなかった。
佐倉 光
眩しそうに目を細め、いつか自嘲的に眺めた道をゆっくりと歩いてくだる。
「ああ」
牧志が居る方へと。
牧志 浩太
二人並んで見上げた太陽は、少し眩しくて晴れやかだった。


Call of Cthulhu 6th
 『Blood red decadence』
   ── end.



佐倉 光
ありがとうございましたー!
KP
お疲れ様でした!!! 最高! ありがとうございましたー!
佐倉 光
いやー、楽しかったなー
これ見た目はいつも通りだった牧志君の内心が是非読みたい。
KP
いや本当に楽しかった 佐倉さんに吸血鬼側振ってよかった……っと、忘れぬうちに生還報酬。
生還報酬と成長
佐倉 光
ところで犠牲者を呼び寄せる魔法で関係ない人引寄せて押しつけます ってやったら普通にできてたのかな。
あと吸血鬼が太陽に当たるとどうなってたの? とか。
KP
あ、エンディング分岐の話。実はできちゃうんです。

エンディング分岐は、
 ・佐倉さんを殺す/佐倉さんが死ぬ
 ・牧志が死んでしまう
 ・二人で心中する
 ・ニーオス・コルガイを倒す
  (死体に憑かせるパターンと何も用意しないパターンがあり、何も用意しないほうが戦闘がハード)
 ・人寄せの呪文で知らない人に押しつける

です。

太陽に当たると1時間ごとに1ダメージを受けます。
そのまま外にいれば、夜が来るまでに燃え尽きて灰になっていたでしょう。
佐倉 光
即死ではなかったか。
KP
です。即死ではない。じりじり焼かれて死にます。
佐倉 光
何も用意しないと弱点がなくなるからかな。>戦闘がハード
KP
何も用意しないと真の姿がそのまま出てきてしまい、(弱ってはいるけど)フルパワーを振るってくるからですね。
生命力吸収とかしてきます。
佐倉 光
ほうほう

佐倉 光
あ、あと削除されたアイテムも気になるw
KP
削除されたアイテム・描写はですね、
選択ルールとして、
 ・吸血された場合、痛みを感じにくく性的な興奮を覚える。吸血されることに快楽を覚え、自分は相手のことを生かすために存在し、傍から離れたくないと思うようになる。
 ・唾液や(……)など、生き餌の血以外の体液を飲むことで、吸血衝動を抑えやすくなる。

というのがあって、ここをバッサリカットしてます。
あと、恋愛関係だと
「吸血鬼は人を愛すると他の人間の血を飲めなくなる」がそのままPC達にも乗っかってきます。
あと寝室探索時に、ベッドサイドのキャビネットからそういう行為の助けになる道具(ローションとか玩具とか)が出てきます。
佐倉 光
なるほどー
そこまで行くと後の関係性にも影響出過ぎそうだし、削除してもらって助かった。
このへんフルで使うとガチエロになるんだなぁ、なるほど。
KP
ここは本当に選択ルールで、PLの了承を取った上でやりたければそんな方向にも進めるよ! って感じなんですね。
佐倉 光
なーるほどー
別にそんなんなくても基本吸血はエロいけどね。
KP
エロいですけどね。色っぽくなりすぎずかつ野暮ったくならないラインを探りつつ描写するのもしてもらうのも楽しい楽しい。
佐倉 光
牧志にベッドに寝てもらうのどう誘ったらいいのかだいぶ悩んだw
KP
ですよねぇ。構図があんまりにもあんまり。
佐倉 光
佐倉正気だったら「じゃあそこに寝て」って普通に言うし、それはそれであまりにもちょっとつまらん。
ということで今回は常にちょっとヘンだった佐倉でした。
KP
ありがとうございます。楽しい。
あと今回佐倉さんが「本能」ではなく「理性」に裏切られたのがめちゃくちゃ楽しかった。
佐倉 光
あれは絶対やりたかったんですよねー!
毎回理性が最終的に助けてくるから逆転させたくて。
結局4晩かかったから色々なパターンできて楽しかったな。
3晩目、牧志に怯えてもらおうと思ったらガチで死にかけてて中の人も纏めて「あっやりすぎたごめん!」って思った。
KP
今回進行が速かったので(だって楽しいんだもん)
牧志サイドの作成が全然追いついてないのですが、作ります! 3晩めの内心とか書かずにはいられない。
佐倉 光
なんかいろいろあって最終的にいつも通りにしてくれているであろう牧志くん読みたい!

内心と言えば前回の「刻の牢獄」がまだ全くできてないから、こっちもやらねば。
KP
いろいろあるんですよ全体的に覚悟が座りすぎてはいるけども。
牧志から見て佐倉さんがどう見えていたかも書きたいですね。
刻の牢獄の東雲さんサイドも気になるなぁー。
佐倉 光
今回の文章量凄かったですねー。いつも以上に濃かった気がする。
4晩目、正直もう死体に移せばいいだろって思ってたけど、4晩目やりたい&全部潰したい でのばした。
KP
ですねー! 本当に楽しかった!
4晩の吸血シーン、毎回流れが違って、二人の意識の移り変わりとコントラストがあって楽しかった
次の予定
KP
この後に『スプーキィ・ポルカ』(探索者が透明人間になっちゃってわちゃわちゃする話)やったら面白いかなって思いました>『いつも通り』やれば、なんとかなる?
佐倉 光
なるほどー。
KP
茶番系の小話らしいので、PLKPは超ニコニコでも二人にとっては大層重かった今回の話の後にやるにも丁度いいかな? と思います。
佐倉 光
しばらくそちらKP続きましたし、こちらがやります?
KP
探索者が透明人間になっちゃうらしいので、どっちが透明人間になる方が面白いかで考えるのがいいかなと思います。
佐倉 光
変な事件になれすぎていない方がって書かれているなぁw
KP
まあそこはそれ、アドリブ主体のシナリオらしいってあるしなんとかなりますって。たぶん。
透明人間になってよりドタバタしそうなのは佐倉さんかなぁと思うんですが、今回佐倉さん側が主体になりましたし、今度は牧志主体ということでKPやって頂くのもありかなと思いなかなか悩ましい。
佐倉 光
佐倉変なことになりがち。
透明になった、どうしよう! って普通に慌てる牧志と、自分の周囲で起きる変なことにすわ敵対組織の差し金かと警戒しまくってまともに聞いてくれない佐倉。

今度は透明かいい加減にしろよと苛つく佐倉と、自分の周囲で起きる奇妙なことに……

牧志どんな反応するかな。
KP
えっ面白そう。
えっそれは面白そうなのでじゃあKPお願いしてもいいですか?
確かに佐倉さんが変な事になる話が多かったし、今度は牧志に変な事になってもらおう。
佐倉 光
はーい、これはリアルタイムでやった方がいい奴かなぁ?
置きでじっくり混乱してもらうのも楽しげではある。
KP
どちらがKPになるか未定だったのでシナリオ読んでないのですが、半分ソロだったりすれ違いのシーンが多いようなら、置きでじっくり混乱するのも面白そう
佐倉 光
あーーーーーこのシナリオ牧志が探索者なのある意味面白い。
KP
ほほーーーーー???
佐倉 光
すれ違いまくることになるので、置きでもいいかもしれませんね。
KP
ほうほう。
それは置きでじっくり混乱してみたいなぁ。
今回思ったけど、すれ違いや単独行動、一人で何か思うシーンが多い場合、置きだと本当に文章量を盛り倒せるんですよね。

今回は雰囲気の関係上、牧志サイドはほとんど描写しなかった(佐倉さんの一人称で進めた)けど、さっきの話なら佐倉さんサイドも描写してもらって互いにすれ違う感じでやるのも面白そう。
佐倉 光
今回の話、必然的にそうなります。
KP
ほうほう。
佐倉 光
これは牧志探索者で良かったと思う。
KP
そう聞くとめっちゃめちゃ楽しみになってきますね
佐倉 光
また佐倉も脳内大嵐になるかなこれ。
KP
それも楽しみだなぁ
佐倉 光
これは良い組み合わせだ。良かった挙手して。

改変ポイント
KP
順を追って改変ポイント一覧

・導入/舞台
本来は「歩いていると突然深い霧が立ち込め、霧の壁に追われて二人は館に逃げ込むことになる」という、吸血鬼ものらしい導入になっています。

《人寄せの呪文》により、ここで場所が移動しています。館から外に出ると、どことも知れない外国になっていました。

が。
いくらなんでも、これでは佐倉さん警戒してテコでも入らなさそうだな、と思い、導入と舞台をいじりました。
ちょうど雨に追われて逃げ込んでくれそうな流れだったので(ありがとうございます)、そのまま拾っています。

 ・《人寄せの呪文》霧→雨に改変
 ・ラヴァルの館の場所を外国から日本に変更
 
今回の舞台は日本のどこかですが、明治時代からある異人館のイメージです。
館が地図に載っていたのも、歴史的な館だからですね。
・ルール
前に挙げた通り、選択ルールの不採用に伴い、恋愛っぽい描写/アイテムを軽くカットしています。
佐倉 光
なるほど!
外国から召喚されちゃう!
帰りが大変そう。

乗りやすいように変えていただいてありがとうございます!
お陰さまでものすごく自然に罠に飛び込めましたね!
KP
やったぜ! 自然に飛び込んできてくれたのでキャッチさせていただきました!

あとKP在住地のお近くに異人館あるので、そのイメージがガッツリ乗ったのもありますね。>改変
さすがに全部観光地化/無人化してて今も当時の人が住んでる所はないですが(たぶん)、表札がついたまま放置されてるお家とかあるんだよなぁ。
・探索
一部情報の場所をいじっています。

 ・腹腔神経叢の情報は本来書斎で出てきますが、〈医学〉成功したら分かってもいいよなと思って、判定で分かることにしました。

 ・その結果、書斎の本棚の情報が重複してしまうので、ダイニングルームにあった生き餌の情報を書斎に移動しています。
 が、流れが綺麗になるようにいじったのではなく、「重複してしまうから」いじっただけなので、あのタイミングで引いたのはちゃんと偶然です。

 ・輸血セット
  ・二人のHPに比較的余裕があったため、〈応急手当〉で輸血はいくらなんでも…… という思考が働いてしまい、〈応急手当〉または〈医学〉〈医学〉だけに変更しています。
   一応、使うつもりだった場合、客室にあった手順書を読めばプラス補正が入りました。

・ターン経過
 二人が手慣れていて、ガンガン別行動していたので、よりターンが掛かる方向に改変しています。さらっと終わったら勿体ない、もっと色々な顔を見たいじゃない。
 ・バスルームの探索は本来ターン消費不要
 ・物置→地下室は1ターンで探索可能
  (塞がれていたのは改変ポイント)

あとは相談を受けて呪文習得を1d2→2ターン固定に変更しています。

・描写
 全体的に、ラヴァルの立場をPC達と重ねたくて、手記などの文章を盛大に盛っています。元はもっと淡々としています。
と、これくらいで、全体的な流れは変更していません。元々めちゃくちゃ楽しいシナリオなんだよなぁ!
あ、元シナリオでは事態を解決すればまた霧が立ち込めて、ちゃんと元居た場所に帰れます。>帰るの大変
あ、そうだ、あと2つ。
「荷物がなくなっている」は改変ポイントです。

情報出た所でCOMPでアナライズしてもらって「寄生生物のせいで、自分は人間のまま」と分かると裏付けになって面白いよね、と、COMP含め荷物を取り上げさせて頂きました。

〈拳銃〉の攻撃回数」はシナリオに明記がなかったため、「ダメージ1d10で現代なら2回だよな」と、2回にしました。(うっかり処理抜けしましたが)

これ導入を改変したためで、もし「どことも知れない外国」のままだったら、1890’sな攻撃回数1回の古めかしい銃が出てきても綺麗だっただろうな、と思っています。
佐倉 光
日本の異人館も異世界感あって良いですよ! おかげで自分が通り抜けてきた町を見下ろして「人間の町襲おうかな」とかできましたしね。

ほどよく時間がかかって、しっかり焦燥感も味わえたりして良かったと思います! お陰さまでゆっくり楽しめました。

割と〈応急手当〉便利に使われ過ぎて〈医学〉要らないじゃん! ってなりがちだし、いいと思います。輸血はさすがに……

ラヴァルさんが苦悩していたお陰で、佐倉のぶっ殺すぞが控えめでした。あのへんがなければ、脱出したらまず行方を追って仕返しに行ったかもしれない。(ついでに倒したことも伝えるけど)
KP
やったぜ! そう、あのシーンよかったなって。
あと「閉じ込められていないのに閉じ込められている」の趣が増しましたしね、場所が移動しなかったことで。
山を下りれば知っている街がすぐ傍にあるのに。

仕返し!
その結果、「ずっと幻を追って苦悩しろ」という異色の仕返しになったわけですね。
佐倉 光
閉じ込められていないのに
佐倉は出ていけない
牧志は出ていかない
というのが本当に面白かったです!
佐倉もまあがんばれば夜に脱出可能なわけですしね。
でも実質出るのは無理っていうのがより心理的に辛くてよい。
KP
そうそう。鍵はかかっていない、出ようと思えば出られてしまう、でも出られない、っていう。
やったぜ。

エンディング分岐にはないのですが、
 ・牧志が昼の間に脱出して姿をくらましていたら(牧志はやらないけど)
  実は吸血鬼である間の佐倉さんはHP0になっても死にませんし、ゾンビにもなりません。
  SANを失って復活できます。
  それで佐倉さんが飢えのあまりに正気を完全に失ったら、灰となって滅んでいたでしょう。
  吸血鬼と生き餌の追いかけっこになるかな。

 ・HPのバランスを取りながらそのまま暮らすと決めたら
 どこかで牧志に限界が来ていたとは思いますが(HP処理的には大丈夫でも、毎日血を吸われて無事で済むとは思えない)
 何かの手段でそれを補填できれば、吸血鬼と生き餌のままひっそり暮らす未来もあったかな、と思ってはいました。佐倉さん達はそうしないだろうけど。
 
 その絡みで、「ラヴァルたちがそれをするには、エリザの最大HPが足りなかった。また自ら研究によって呪文を見つけ出すまで、数日数十日ではすまない時間がかかっており、互いに限界を迎えていた」と取れる描写を入れています。
佐倉 光
お、ちょうど訊こうとしてたやつだ。
吸血鬼のまま夜に逃げ出すことは可能か。

日光ダメージは生餌の回復値より強いし、維持しようとすると二人ともまともに動けなくなるから、本当にひっそりせざるを得なくなりますね。
あと精神的に持たなさそう。(演出で勝手に盛りまくってたけど)
KP
「PC2(生き餌)が街に降りることができる」と書いてある
(その場合、往来に一日かかる+病院で貧血の治療をしてもらうことができるそうです)

ので、シナリオに記載はないけど、できるんじゃないかな? と思っていました。吸血鬼は出られない的な記載がなかったので。>吸血鬼のまま夜に逃げ出す

鉄剤とか貧血治療とか、場合によっては悪魔使い的な手段に頼りながら、ひっそりと暮らし続ける、っていう。吸血の度に《SANチェック》もあるので、じっくりとSANが削られていきますね。
佐倉 光
お互い一日に1d3だから割とすぐ限界きますよね。
佐倉はこんな状態耐えられないからそのままって訳には行きませんでしたけど。
KP
ですね。>割とすぐ
HPについては牧志が鉄剤や輸血などでHPを補い続ければあるいは、っていうバランスですが、SANは減るほどにチェックにも成功しづらくなってくるので、限界は来る。
牧志はSANがなくなっても生命は残るので、吸えるといえば吸えるけど。
佐倉 光
二人の関係性で色々なパターンが楽しめそうなシナリオですね。
面白かった!
KP
そう、本当に二人の関係性次第で色々できそうで、すごく面白い! 喧嘩仲間バディでこんなことになっちゃっても面白いだろうし、本当に「いつもと違った関係を」ってシナリオで楽しかったです。
逆だとどうなる?
佐倉 光
そういえば もし はないので佐倉は訊かない気がするけど、「逆の立場で佐倉が一人でいなくなったらどうする?」なんかは訊いてみたい気がする。
あとやっぱり牧志も衝動に流されるんだろうか? とか。
KP
確かに。今回佐倉さんに振って本当によかったと思ってますが、逆だったらどうなってたのか も気になる話なんですよね。牧志が吸血鬼になってしまうところもそれはそれで見てみたい。
牧志 浩太
「分からないな、耐えたいし、耐えられるって信じたいけど……、」追いかけてしまうかもしれない、と、ぽつり。

佐倉さんに比べて、「置いていかれること」に弱いんですよね、牧志。
逆に、二人でいる状態でああなったら、ぎりぎりまで耐えようとしそうな気がします。
「佐倉さんを殺したくない」の一心で。
佐倉 光
ああ、「置いて行かれる」「孤独になる」ことになるのか。
そこに衝動が加わったら何か起こりそうですね。
より多くの情報を得るために外の調査に出たりもしそうだし、佐倉。

もし逆の立場だったら、佐倉もひとりで逃げ出したりはしないだろうけど、今回より元凶となったラヴァルへの殺意は高かったと思いますよ。
少なくとも「罪悪感抱えてろ」で済ましはしないなー。
KP
そう。『対の棲みか』の時の、真っ暗闇の中に一人置いていかれたあの時とも重なってしまいそうで、そこに衝動が加わったら何か起こりそうだなと。

館を隅から隅まで探しても佐倉さんがいないと気づいて。衝動から来る「逃げられた」という感情を「違う」と否定し続けながら、呟きながら彷徨う幽鬼のような存在がそこにいそう。
佐倉 光
ちょっとif見たいなこれw
KP
思った。これはifやっても楽しそうなのでは……?
佐倉 光
今度時間空けてやってみます?
KP
差し支えなければぜひやってみたいですね。これはif見たい。
佐倉 光
今度やるときはこちらがKPやりましょうか?
KP
ですね、それでお願いします。
佐倉 光
よーし、もう一回遊べるドン!
KP
やったぜ! ifも楽しみ!
佐倉 光
次の話終わったあたりかその次にでも~
KP
ですね、その辺で!


以下は視点追加時のやりとりです。
1の視点追加
KP
Blood red decadence、牧志視点1をお届けします。
(ここはほぼ導入のため、ほとんどないので)

佐倉さんが倒れてからのシーン、佐倉さんの行動を勝手に描写してしまっているので、直してほしい! これはNG! っていうのがあればご指摘頂くか、勝手に直してしまって大丈夫です。
佐倉 光
ここからラヴァル達にベッドに運ばれたということなんだろうか……?
KP
シナリオに明記がないんですが、たぶんそういうことかと思います。>ベッド
二人とも気を失っている間にラヴァルたちはゆっくり逃げたと。
佐倉 光
罪悪感を誤魔化すためのせめてもの気遣いだったんですかねー
KP
かなー? と思いますね。本当にどうだっていいなら佐倉さんが言ったように、銀の銃弾でやってしまえば後顧の憂いを断てたわけだし。>せめてもの
佐倉 光
まあやっぱり善人が追い詰められすぎてついやっちゃった感ありますからね。
復讐に行かないのは一番きつい仕返しのような気すらする。
KP
本卓ではそんな感じで描写しています。>追い詰められ過ぎて
善人ではあったけど、やっぱり一番優先するのは愛する彼女を確実に助けることだったのだ、という。
佐倉 光
佐倉のアクションについては、完全に正気じゃないから好きにやっていただいて大丈夫です。獲物は逃げられないように固定しないとね b
KP
ありがとうございます。恐ろしいほどの力でがっちり固定されていて身動きが取れない感じ。

2の視点追加
佐倉 光
やっぱりめちゃくちゃ気を遣わせてるし怯えさせてる!

牧志が漏らした「良かった」って言葉、
本人は「佐倉ではない時があった」事や自分の違和感や恐怖を知らせてしまうから言いたくなかった言葉だけど、
佐倉がわからしたら「今は間違いなく佐倉だ」と言って貰えたので泣く程嬉しかったという、ギャップがすさまじく良いですね……!

牧志の単独行動読めるの面白い!
そういえば拘束具使うの忘れてたなって。
一日目夜あたり、使うのも手だったなー。(手錠使うと箱で寝るのを見せることになるし近づかなきゃならないから、せいぜい自分で装着可能な猿轡だっただろうけど。)
暴走時にも、さすがに牧志に拘束具つけるような意識的な感じではなかった。
KP
今回なんだかんだで結構ギャップがあるのもいいですよね、3以降はそういうところ特に強くなってきそう。

そう単独行動!
佐倉さん視点の描写にした関係で全然描写できなかったので、単独行動シーンはぜひ書きたかった。

拘束具、実は佐倉さんにつけた場合、「壊せてしまう」らしいんですね、シナリオによると。
3日目あたりに使った場合、拘束具を壊して襲いかかってくる佐倉さんが見られたかもしれない。
3の視点追加
佐倉 光
目茶苦茶読み応えある……
佐倉が自分で思っていた以上に消耗して死にかけているように見えるし、自分で思っていた以上に欲望漏れちゃってる。
これでよく付き合って貰えてたね!?

客間について、「暴走した佐倉から身を守る」って一切考えず、むしろそれで佐倉が死ぬ映像を思い浮かべてしまうとか。何。すごいよ牧志。

あと銀の杭ナイフ扱いで使えたんだ。そっかー。

佐倉の殺気と欲がダダ漏れ過ぎて、牧志の決意の重さが更に強烈に伝わってくるな……
KP
本編中で明記していない内容もだいぶん盛ってしまいましたが、牧志から見たらこう見えてる、っていうのは本編時から想定していたので、そこも含めて盛らせて頂きました。
佐倉さん自身では(鏡に映らないのもあり)見えてないものも牧志からは見えてしまっていると面白いかと思って。

ああー、データ出してませんでしたっけ。それはうっかり。>銀の杭
佐倉 光
牧志の目にだけうつるっての、美味しすぎるから後で使おうと思ってて忘れてた。
KP
そういえば。
あれもシナリオ中にそんな設定はないけど盛ったというか、後で「一切の水面に映らない」って描写したのと矛盾してしまって誤魔化したとこですね。
佐倉 光
世界の全部から存在を消されたような状態で、生餌の目にだけ自分の姿が映るって、象徴的すぎておいしい。
KP
ああー、そう思うとすごく美味しい。
KPのうっかりが発端だったけど盛ってよかった。
牧志の眼に佐倉さんの獣の姿が映るシーンはやりたかったんだ……
佐倉 光
あれがなければ首行ってました。
KP
牧志の眼だったり、ヒランヤだったり、佐倉さんに絡みつく縁が佐倉さんを最後の最後で引き戻しているシーンが多くて。
ちなみに小ネタ、
>悪魔使いにとって契約は絶対だ、そう、佐倉さんが言っていたのを思い出す。

悪魔使いの記憶があるわりに伝聞形なのは、波照間はそこ全然気にしてないからですね。
佐倉 光
あくまで佐倉自身の拘りですからね!

目については二周目で使うといいと思いまーす。
KP
やった、わーい使うー。
4の視点追加
佐倉 光
あれ、牧志君に『ナイフ刺されたときに意図的にうつされた』ってことが伝わってないのか。
説明しなかったっけ。そっかー。うっかりうっかり。

牧志くんが『注射されるの苦手な人』になってる……

地獄の蓋見えちゃってら。
彼が地獄の蓋見えるって言うときは割とギリギリだよな。

>まだ足りないってことはないよな?
いつだって足りないよ。面倒な呪いだな。

>きっと、いまこうやって苦しんでいる佐倉さん自身も、そうなんだろう。
いや、割とこの時点では人に移す想定で覚えることにした。(佐倉は苛立ちと空腹でまともに考えられない状態なので、それ以外の用途を思いついていない)
だからあっさり本を貰えたのがちょっと意外だった。

>最後に誰を優先するか。
ああー、あったなぁそんな話。
この時点で他にどうしても手段がなければ、人に移す選択も考えただろうなぁ。
KP
>ナイフ
あ、確かにそこ伝わってないみたいな文章になっちゃってますね。

今確認したら、2冒頭で喋ってはいるんですが、他の内容とまぜこぜにまくし立てられたので、確証が今一つだったかもしれません。

>注射
苦手! ってほどではないけど、刺される瞬間はちょっと身構えちゃうくらいの感じです。

割とギリギリですねあの時。HP的にはさておき、勢いよくやられたので。

>割とこの時点では
そうだったかー。そこは牧志と佐倉さん(とKPの認識)のすれ違いですね。

>他に手段がなければ
最後には牧志も止めなかっただろうな。
そこで知り合いが来たらひどいなと思っていたひどいKPです。
佐倉 光
ひどいですね!
それだったら説明した上で『生餌』の縛りを外す? かなぁ?
KP
一人いますよね。一般人でアクティブで旅行とか遠征とかしそうで二人の共通の知り合い。
佐倉 光
いますねー。彼なら他分遠慮なく巻き込むと思うw
KP
おっと逆に遠慮なく巻き込めてしまうw
佐倉 光
とにかく今回辛いのは『生餌』一人に依存しなければならないってことだから。
移した時に生餌縛りをつけなければ何とかなるんじゃないかと思うんだよね!
いきなり噛み付いたり無理矢理移したりはしないけど、「ちょっとこれこれこういう事情なんで血か体貸して」って言うと思う。
KP
ですねぇ。それが一番この状況を厄介にしている。あのままでは、いつかその一人を殺してしまう。

そうかぁ。東浪見なら追い詰められている二人の姿を見たら、じっくり事情を聞いた後で頷いてくれる可能性あるかもしれない。
(東雲さん視点ありがとうございます!)
佐倉 光
あ、東浪見か。東浪見かー。(波照間さん想定だった)
東浪見くんは助けてって言えば助けてくれそうではあるが、だいぶ相談躊躇うな。
まあ本格的にギリギリになる前に来たら相談するわ……
KP
あ、確かに波照間も該当しますね。
本編中は波照間も想定してましたけど、彼はそこ躊躇いなさそうだから、東浪見の方が面白いかなって(ひどいKP)
佐倉 光
東浪見くんは生餌になっても割と頑張ってくれそう。
っていうか彼を吸血鬼役にしたら誰も止められなくない?
KP
東浪見はHP高いし割と耐えそうなんですよね。あのガタイと筋力で吸血鬼は…… 割とモンスターですね。
佐倉 光
だから彼が来た時点で「そろそろまずいかなー」ってなってたら、牧志に吸血鬼移して生餌縛り付けないで、そのまましばらく三人で耐えつつなんかいい方法ないか考えたり波照間さんにヘルプ送ったりだなー。
たまに牧志と佐倉で吸血鬼移して。
「なんでこのメンバー男ばっかなの?」とか文句言いつつ。
KP
ああー。なんだか楽しい。東浪見のキャパのおかげで対応できちゃうしチーム男ばっかでわいわい対処になる。
そのうち波照間が助けに来て、Barに連絡が取れてちゃんと対処できそうですね。
佐倉 光
そこに波照間さん追って東雲さんが来たらぐっちゃぐちゃになるなとか思ってごめんなさい。
KP
ぐっちゃぐちゃだ!
でも彼女も異界に近しいし、雰囲気的には先輩の彼女登場で騒然と……なんだかもう合宿では。楽しい。
佐倉 光
もうそこまで行ったらギャグ。
KP
そこまで行くともう完全にギャグ。そうかぁそんなifがあったとは。

東浪見「えっここ電気通ってんの? 飯食っていい?」
牧志「いいけど、東浪見が食べたら一瞬でなくなりそうだ。なくなったら動ける二人で交代で買い出しな」合宿
佐倉 光
どうせなら美女の血の方がって人間側は思うんだけど、東浪見の血うめぇ……
東浪見君の血目茶苦茶健康的で血管も太くておいしそうだなって……
KP
血管太い元気ある出がいい濃い。美味しい。>東浪見の血
その場にいそうな唯一の美女(東雲さん)には波照間が珍しく絶対に手を出すなオーラ出してそう。
佐倉 光
人数が増えるだけで雰囲気全然変わっちゃいますね。
「いっそ東雲さんに吸血鬼役を……あ、駄目?」
KP
二人きりで追い詰められていくのが一つのミソですしね。人数いるだけで一気にわちゃわちゃに!

いつになくにっこり笑って無言で威圧する波照間が…… 牧志が苦笑する。
佐倉 光
元気な二人と吸血鬼が残って、あと二人くらいで買い出しに行ってー
って楽しそうだな。
いかんいかん、中の人が回復して元気になったら大変だから早くやっつけよう。
KP
豪華な館に東浪見ははしゃぐし、もう完全にノリが合宿で楽しそうだなぁ。
いかんいかんそういえば中の生物が回復中なのでした。悪魔使い二人で協力してとっととやっつけよう。
佐倉 光
キャッキャしてるけど地下には死体があるんだからね!
とか考えると割と状況狂ってますね!
KP
そういえば……そう!
地下には死体があるし冷蔵庫の中には血液があるしメンバーには吸血鬼がいるのである。
この人数でキッチンで炊事してるのも風呂入ったりしてるのも楽しそうだなぁ。
5の視点追加
KP
Blood red decadence、牧志視点5です!
6(ラスト)は単独行動がないのと、牧志の心情もほとんど口に出ているので、牧志視点なしです。
佐倉 光
ありがとうございます!

牧志のメンタルが強靱すぎる!

完全に襲われるの覚悟してたとか、
襲われても意図的に抵抗しなかったとか(これは描写で分かりますが)、
いくら覚悟してても喉笛食いちぎられそうになってこの反応は強靱すぎるのよ。
まあ確かに、吸われる覚悟があるからここに留まってくれているのはそうなんだけど……!

思いつきでやったインタビューウィズ……がいつもの「動ける」に繋がってちょっと嬉しい。
読み応えのある牧志視点、ありがとうございました!
KP
こちらこそ感想ありがとうございます!
牧志視点すごく書きたかったから、書けてよかった。

身体はちゃんと命の危機を感じ取っていて、それでこれですからね。牧志の覚悟があまりにも固まりきっている。つよい。つよい分だけ、逆になったらどうなるのかifが楽しみです。
佐倉 光
佐倉こんなに強くないよ!?
KP
佐倉さんがこの立場になったらもそうだし、逆の立場になってしまった時、牧志のこの強さはどっちへ行っちゃうんだろう? っていうのもあって。
POW自体はそんなに高くないから、我慢判定失敗してスリップする可能性もありますしね、牧志。
佐倉 光
佐倉は逃げようとするかもねーw
こんどは牧志を助けたい感情と、とっとと逃げ出したい理性の綱引きが始まりそう。
KP
また理性が敵(ある意味味方)になる。楽しそう。
そこに牧志の【POW】判定失敗が重なったらえらいことになる。

もうひとつの物語


コメント By.佐倉 光
考えて、考えて、考え抜いて。
人として在るために。

互いに色々な姿が見られてとても楽しいシナリオでした。
これは人によって大分展開に差が出そうなシナリオですね。

で、折角だから牧志が吸血鬼になっちゃったバージョンも見たいな!
ということでまた今度ifを遊ぶことに。

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